(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-21
(45)【発行日】2024-05-29
(54)【発明の名称】バーチャルシーンにおけるデータ処理方法、装置、コンピュータデバイス、及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/56 20140101AFI20240522BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20240522BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20240522BHJP
A63F 13/52 20140101ALI20240522BHJP
【FI】
A63F13/56
A63F13/53
A63F13/533
A63F13/52
(21)【出願番号】P 2022573162
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(86)【国際出願番号】 CN2021125439
(87)【国際公開番号】W WO2022134808
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2022-11-28
(31)【優先権主張番号】202011556426.7
(32)【優先日】2020-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リウ,シャオハオ
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ペイチェン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ルシー
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,チンホア
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109876442(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0316473(US,A1)
【文献】台湾特許出願公開第200800343(TW,A)
【文献】中国特許出願公開第111744197(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第110368691(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0105626(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータデバイスが実行する、バーチャルシーンにおけるデータ処理方法であって、
操作命令を受信するステップであって、前記操作命令は、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、前記経路描画操作は、第2の端末によって表示される第2のサムネイルマップにおける操作である
、ステップと、
前記操作命令に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するステップと、
第1の端末が前記経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示するように、前記経路情報を
前記第1の端末に送信するステップであって、前記第1のサムネイルマップは、前記第1の端末によって表示されるサムネイルマップである
、ステップと、を含
み、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、
前記第2のサムネイルマップには、前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され、前記経路描画操作は、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行する操作である、データ処理方法。
【請求項2】
前記操作命令を受信する前に、さらに、
前記第2の端末に、前記第2のサムネイルマップが含まれる経路計画インターフェースを表示するステップを含
む、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項3】
前記経路計画インターフェースを表示するステップは、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップを含む、請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項4】
前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップは、
前記第2の端末に表示される第1のバーチャルシーン画面に前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対応する信号トリガーコントロールが重畳され、且つ前記信号トリガーコントロールに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップを含
む、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項5】
前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップは、
前記バーチャルシーンにおける前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップを含む、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項6】
前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける位置に基づいて、前記第2のサムネイルマップに前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを表示するステップをさらに含む、請求項3に記載のデータ処理方法。
【請求項7】
前記経路計画インターフェースを表示するステップは、
経路計画トリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するステップを含み、
前記経路計画トリガー操作は、前記第2のサムネイルマップに対するクリック操作、又は、前記第2のサムネイルマップ以外の第1のトリガーコントロールに対するクリック操作を含む、請求項2に記載のデータ処理方法。
【請求項8】
前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、各第1のバーチャルオブジェクトのうち1つであり、前記第1のバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトと同じ陣営に属するバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップには、各前記第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され
る、請求項1に記載のデータ処理方法。
【請求項9】
前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンから実行されるスライド操作を含み、
前記操作命令に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するステップは、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクトとして決定するステップと、
前記スライド操作に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するステップと、を含む、請求項8に記載のデータ処理方法。
【請求項10】
前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンに対するクリック操作、及び前記第2のサムネイルマップにおけるスライド操作を含み、
前記操作命令に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するステップは、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクトとして決定するステップと、
前記スライド操作に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するステップと、を含む、請求項8に記載のデータ処理方法。
【請求項11】
前記操作命令に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成する前に、さらに、
前記第2のサムネイルマップにおいて、各前記第1のバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンを強調表示するステップを含む、請求項8に記載のデータ処理方法。
【請求項12】
前記第2のサムネイルマップは、強調表示されたエリアを含み、前記強調表示されたエリアは、前記第2のサムネイルマップのうち前記バーチャルシーンにおける障碍物に対応するエリアである、請求項1から11のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
【請求項13】
第1の端末が実行する、バーチャルシーンにおけるデータ処理方法であって、
バーチャルシーンインターフェースを表示するステップであって、前記バーチャルシーンインターフェースは、前記バーチャルシーンのシーン画面を表示するためのものである
、ステップと、
第1のシーン画面を前記バーチャルシーンインターフェースに表示するステップであって、前記第1のシーン画面に
は、前記バーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳される
、ステップと、
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するステップであって、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記第2のサムネイルマップは、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、前記経路計画インターフェースは、第2の端末に表示されるインターフェースであり、前記第2の端末は、前記ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトである
、ステップと、を含
み、
前記第2のサムネイルマップには、前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され、前記経路描画操作は、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行する操作である、データ処理方法。
【請求項14】
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するステップは、
経路プロンプト情報を前記第1のシーン画面に表示するステップであって、前記経路プロンプト情報は、前記第2の端末が経路描画操作を受信した後に前記第1の端末にプロンプトするための情報である
、ステップと、
前記経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けたことに応答して、前記第1のサムネイルマップに前記経路軌跡を表示するステップと、を含む、請求項13に記載のデータ処理方法。
【請求項15】
バーチャルシーンにおけるデータ処理装置であって、
操作命令を受信するための命令受信モジュールであって、前記操作命令は、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップは、第2の端末によって表示されるサムネイルマップである
、命令受信モジュールと、
前記操作命令に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するための経路生成モジュールと、
前記第1の端末が、前記経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示するように、前記経路情報を
前記第1の端末に送信するための経路送信モジュールであって、前記第1のサムネイルマップは、前記第1の端末によって表示されるサムネイルマップである
、経路送信モジュールと、を含
み、
前記第2のサムネイルマップには、前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され、前記経路描画操作は、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行する操作である、データ処理装置。
【請求項16】
バーチャルシーンにおけるデータ処理装置であって、
バーチャルシーンインターフェースを表示するためのシーン表示モジュールであって、前記バーチャルシーンインターフェースは、前記バーチャルシーンのシーン画面を表示するためのものである
、シーン表示モジュールと、
第1のシーン画面を前記バーチャルシーンインターフェースに表示するための画面表示モジュールであって、前記第1のシーン画面に
は、前記バーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳される
、画面表示モジュールと、
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示モジュールであって、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記第2のサムネイルマップは、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、前記経路計画インターフェースは、第2の端末に表示されるインターフェースであり、前記第2の端末は、前記ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトである
、経路表示モジュールと、を含
み、
前記第2のサムネイルマップには、前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され、前記経路描画操作は、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行する操作である、データ処理装置。
【請求項17】
前記経路表示モジュールは、
経路プロンプト情報を前記第1のシーン画面に表示するためのプロンプト表示サブモジュールであって、前記経路プロンプト情報は、前記第2の端末が経路描画操作を受け付けた後に前記第1の端末にプロンプトするための情報である
、プロンプト表示サブモジュールと、
前記経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けたことに応答して、前記経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示サブモジュールと、を含む請求項16に記載のデータ処理装置。
【請求項18】
プロセッサー及びメモリを含むコンピュータデバイスであって、
前記メモリには、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、請求項1から14のいずれか1項に記載のバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実現するように、前記プロセッサーによってロードされて実行される
、コンピュータデバイス。
【請求項19】
コンピュータに、請求項1から14のいずれか1項に記載のバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年12月23日に提出された出願号が202011556426.7であって、発明の名称が「バーチャルシーンにおける経路情報送信方法、コンピュータデバイス及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容を本出願に援用する。
【0002】
本出願は、バーチャルシーン技術の分野に関し、特に、バーチャルシーンにおけるデータ処理方法、装置、記憶媒体及びプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0003】
対戦ゲームは、複数のユーザーアカウントが同じシーン内で競技するゲームである。可能な実施形態では、対戦ゲームは、マルチプレーヤーオンラインバトルアリーナゲーム(Multiplayer Online Battle Arena Games、MOBA)であってもよく、ユーザーは、トリガーコントロールを介して同じ陣営の各バーチャルオブジェクトに信号を送信することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術において、バーチャルシーンインターフェースに重畳(overlap)されたサムネイルマップによって、位置点をマークすることができ、プレーヤーがサムネイルマップで位置点をマークした後、当該位置点を同じ陣営の各バーチャルオブジェクトの対応端末に表示されるサムネイルマップに同期するように自動的にトリガーすることができ、マークされた位置点へ移動するようにチームメイトにプロンプト(提示)する。
【0005】
しかしながら、関連技術において、プレーヤーが位置点をマークして位置点信号を送信するときに、位置点情報を共有するだけであり、その結果、バーチャルシーンにおける移動タイプのプロンプト情報のプロンプト効果が悪い。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例は、バーチャルシーンにおいて移動プロンプトを行う効果を向上させることができる、バーチャルシーンにおけるデータ処理方法、装置、記憶媒体及びプログラム製品を提供し、技術案は、次の通りである。
【0007】
一態様では、コンピュータデバイスが実行するバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を提供し、前記方法は、
操作命令を受信するステップであって、前記操作命令は、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップは、第2の端末によって表示されるサムネイルマップであるステップと、
前記操作命令に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するステップと、
前記第1の端末が前記経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示するように、前記経路情報を第1の端末に送信するステップであって、前記第1のサムネイルマップが、前記第1の端末によって表示されるサムネイルマップであるステップと、を含む。
【0008】
一態様では、第1の端末が実行するバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を提供し、前記方法は、
バーチャルシーンインターフェースを表示するステップであって、前記バーチャルシーンインターフェースは、前記バーチャルシーンのシーン画面を表示するためのものであるステップと、
第1のシーン画面を前記バーチャルシーンインターフェースに表示するステップであって、前記第1のシーン画面に前記バーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳されるステップと、
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するステップであって、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記第2のサムネイルマップは、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、前記経路計画インターフェースは、第2の端末に表示されるインターフェースであり、前記第2の端末は、前記ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであるステップと、を含む。
【0009】
一態様では、バーチャルシーンにおけるデータ処理装置を提供し、前記装置は、
操作命令を受信するための命令受信モジュールであって、前記操作命令は、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップは、第2の端末によって表示されるサムネイルマップである命令受信モジュールと、
前記操作命令に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するための経路生成モジュールと、
前記第1の端末が前記経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示するように、前記経路情報を第1の端末に送信するための経路送信モジュールであって、前記第1のサムネイルマップが、前記第1の端末によって表示されるサムネイルマップである経路送信モジュール、を含む。
【0010】
可能な実施形態では、前記コンピュータデバイスは、前記第2の端末であり、前記装置は、
操作命令を受信する前に、前記第2のサムネイルマップが含まれる経路計画インターフェースを前記第2の端末のスクリーンに表示するためのインターフェース表示モジュールをさらに含む。
【0011】
可能な実施形態では、前記インターフェース表示モジュールは、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第1のインターフェース表示サブモジュール、を含む。
【0012】
可能な実施形態では、前記第1のインターフェース表示サブモジュールは、
前記第2の端末によって表示される第1のバーチャルシーン画面に、前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対応する信号トリガーコントロールが重畳され、且つ、前記信号トリガーコントロールに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第1の表示ユニット、を含み、
前記信号トリガーコントロールは、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの関連情報が表示されるコントロールである。
【0013】
可能な実施形態では、前記第1のインターフェース表示サブモジュールは、
前記バーチャルシーンにおける前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第2の表示ユニットを含む。
【0014】
可能な実施形態では、前記装置は、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける位置に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを前記第2のサムネイルマップに表示するためのアイコン表示サブモジュールをさらに含む。
【0015】
可能な実施形態では、前記インターフェース表示モジュールは、
経路計画トリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための表示サブモジュール、を含み、
前記経路計画トリガー操作は、前記第2のサムネイルマップに対するクリック操作、又は、前記第2のサムネイルマップ以外の第1のトリガーコントロールに対するクリック操作を含む。
【0016】
可能な実施形態では、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、各第1のバーチャルオブジェクトのうち1つであり、前記第1のバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトと同じ陣営に属するバーチャルオブジェクトであり、各前記第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンは、前記第2のサムネイルマップに表示され、前記経路描画操作トリガーは、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行する操作である。
【0017】
可能な実施形態では、前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンから実行されるスライド操作であり、
前記経路生成モジュールは、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクトとして決定するための第1のターゲット決定サブモジュールと、
前記スライド操作に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するための第1の経路生成サブモジュールと、を含む。
【0018】
可能な実施形態では、前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンに対するクリック操作、及び前記第2のサムネイルマップにおけるスライド操作を含み、
前記経路生成モジュールは、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクトとして決定するための第2のターゲット決定ユニットと、
前記スライド操作に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するための第2の経路生成ユニットと、を含む。
【0019】
可能な実施形態では、前記装置は、
前記操作命令に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成する前に、前記第2のサムネイルマップにおいて、各前記第1のバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンを強調表示するためのアイコン表示モジュールをさらに含む。
【0020】
可能な実施形態では、前記第2のサムネイルマップには、強調表示されたエリアが含まれ、前記強調表示されたエリアは、前記第2のサムネイルマップのうち前記バーチャルシーンにおける障碍物に対応するエリアである。
【0021】
一態様では、バーチャルシーンにおけるデータ処理装置を提供し、前記装置は、
バーチャルシーンインターフェースを表示するためのシーン表示モジュールであって、前記バーチャルシーンインターフェースは、前記バーチャルシーンのシーン画面を表示するために使用されるシーン表示モジュールと、
第1のシーン画面を前記バーチャルシーンインターフェースに表示するための画面表示モジュールであって、前記第1のシーン画面に前記バーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳される画面表示モジュールと、
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示モジュールであって、前記経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記第2のサムネイルマップは、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、前記経路計画インターフェースは、第2の端末に表示されるインターフェースであり、前記第2の端末は、前記ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトである経路表示モジュールと、を含む。
【0022】
可能な実施形態では、前記経路表示モジュールは、
経路プロンプト情報を前記第1のシーン画面に表示するためのプロンプト表示サブモジュールであって、前記経路プロンプト情報は、前記第2の端末が経路描画操作を受け付けた後に前記第1の端末にプロンプトするための情報であるプロンプト表示サブモジュールと、
前記経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けたことに応答して、前記経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示サブモジュールと、を含む。
【0023】
別の態様では、プロセッサー及びメモリを含むコンピュータデバイスを提供し、前記メモリには、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、上記のバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実現するように、前記プロセッサーによってロードされて実行される。
【0024】
さらに別の態様では、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記記憶媒体には、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶され、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは、上記のバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実現するように、プロセッサーによってロードされて実行される。
【0025】
本出願の一態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。端末のプロセッサーは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサーは、当該コンピュータ命令を実行して、上記の態様の様々なオプションの実施形態によって提供されるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を当該端末に実行させる。
【発明の効果】
【0026】
本出願の実施例によって提供される技術案の有益な効果は、少なくとも以下を含む。第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して経路描画操作を実行し、操作命令をトリガーして、操作命令に基づいて経路情報を生成し、第1の端末が当該経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示することができるように、当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトに対応する第1の端末に送信し、これにより、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ対応する経路情報を生成し、それぞれ対応する第2の端末に送信して表示することで、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させることができる。
【0027】
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、例示且つ説明するためのものに過ぎず、本出願を制限するものではないことは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
ここでの図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本出願に符合する実施例を示し、本明細書とともに本出願の原理を説明するためのものである。
【0029】
【
図1】本出願の例示的な実施例によるコンピュータシステムの構成ブロック図である。
【
図2】本出願の例示的な実施例によるMOBAゲームのバーチャルシーンによって提供されるマップの概略図である。
【
図3】本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図4】本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図5】本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートである。
【
図6】
図5に示す実施例に係る第2の端末におけるバーチャルシーン画面の初期状態の概略図である。
【
図7】
図5に示す実施例に係る第2の端末によって表示される経路計画インターフェースの概略図である。
【
図8】
図5に示す実施例に係る第2のサムネイルマップに対応する概略図である。
【
図9】
図5に示す実施例に係る経路情報を生成する概略図である。
【
図10】
図5に示す実施例に係る経路情報を複数のターゲットバーチャルオブジェクトに送信する概略図である。
【
図11】
図5に示す実施例に係る第1の端末が経路情報の経路軌跡を表示する概略図である。
【
図12】本出願の例示的な実施例による経路信号を送信する論理フローチャートである。
【
図13】本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理装置の構成ブロック図である。
【
図14】本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理装置の構成ブロック図である。
【
図15】本出願の例示的な実施例によるコンピュータデバイスの構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を添付の図面に示す。以下の説明が図面に言及している場合、特に明記しない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似の要素を示す。以下の例示的な実施例で説明されている実施形態は、本出願と一致する全ての実施形態を表すことを意図したものではない。それらは、添付の特許請求の範囲に記載されているように、本出願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
【0031】
図1は、本出願の例示的な実施例によって提供されるコンピュータシステムの構成ブロック図を示す。当該コンピュータシステム100は、第1の端末110、サーバークラスター120、第2の端末130を含む。
【0032】
第1の端末110は、バーチャルシーンをサポートするクライアント111がインストールされて実行され、当該クライアント111は、マルチプレーヤーオンラインバトルプログラムであってもよい。第1の端末がクライアント111を実行するときに、第1の端末110のスクリーンにクライアント111のユーザーインターフェースを表示する。当該クライアントは、軍事シミュレーションプログラム、MOBAゲーム、バトルロワイヤルシューティングゲーム、SLG(Simulation Game、戦略ゲーム)のいずれかである。本実施例では、当該クライアントがMOBAゲームであることを例として説明する。第1の端末110は、第1のユーザー101が使用する端末であり、第1のユーザー101は、第1の端末110を使用して、動くようにバーチャルシーンに位置する第1のバーチャルキャラクターを制御し、第1のバーチャルキャラクターは、第1のユーザー101のメインコントロールバーチャルキャラクターと呼ばれる。第1のバーチャルキャラクターの動きは、体の姿勢の調整、クロール、ウォーク、ランニング、サイクリング、フライ、ジャンプ、ドライブ、ピックアップ、シュート、アタック、スローのうち少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。例示的に、第1のバーチャルキャラクターは、シミュレーション人物キャラクター又はアニメション人物キャラクターなどの第1のバーチャル人物である。
【0033】
第2の端末130は、バーチャルシーンをサポートするクライアント131がインストールされて実行され、当該クライアント131は、マルチプレーヤーオンラインバトルプログラムであってもよい。第2の端末130がクライアント131を実行するときに、第2の端末130のスクリーンにクライアント131のユーザーインターフェースを表示する。当該クライアントは、軍事シミュレーションプログラム、MOBAゲーム、バトルロワイヤルシューティングゲーム、SLGゲームのいずれかであってもよく、本実施例では、当該クライアントがMOBAゲームであることを例として説明する。第2の端末130は、第2のユーザー102が使用する端末であり、第2のユーザー102は、第2の端末130を使用して、動くようにバーチャルシーンに位置する第2のバーチャルキャラクターを制御し、第2のバーチャルキャラクターは、第2のユーザー102のメインコントロールバーチャルキャラクターと呼ばれる。例示的に、第2のバーチャルキャラクターは、シミュレーション人物キャラクター又はアニメション人物キャラクターなどの第2のバーチャル人物である。
【0034】
例示的に、バーチャルシーンとは、アプリケーションプログラムが端末で実行されるときに表示(又は提供)されるバーチャルシーンである。当該バーチャルシーンは、実世界のシミュレーション環境シーンであってもよく、半シミュレーション半架空の3次元環境シーンであってもよく、純粋に架空の3次元環境シーンであってもよい。バーチャルシナリは、2次元バーチャルシーン、2.5次元バーチャルシーン及び3次元バーチャルシーンのいずれかであり、以下の実施例は、バーチャルシーンが3次元バーチャルシーンであることを例として説明するが、これを限定しない。任意選択で、当該バーチャルシーンは、少なくとも2つのバーチャルキャラクターの間のバーチャルシーン対戦にも使用される。任意選択で、当該バーチャルシーンには、少なくとも2つのバーチャルキャラクターが使用できるバーチャルリソースがある。任意選択で、当該バーチャルシーンは、正方形マップが含まれるバーチャル世界を含み、当該正方形マップは、対称的な左下隅のエリア及び右上隅のエリアを含み、2つの敵対陣営に属するバーチャルキャラクターは、それぞれ一つのエリアを占領し、敵のエリアの奥深くにあるターゲット建物/要塞/基地/クリスタルを破壊することを勝利目標とする。バーチャルオブジェクトとは、バーチャルシーンにおける可動オブジェクトである。当該可動オブジェクトは、バーチャル人物、バーチャル動物、アニメション人物の少なくとも1つであってもよい。任意選択で、バーチャルシーンが3次元バーチャルシーンである場合、バーチャルオブジェクトは、3次元ソリッドモデルであってもよい。各バーチャルオブジェクトは、3次元バーチャルシーンにおいて、それぞれの形状及び体積を持ち、3次元バーチャルシーンの空間の一部を占領する。任意選択で、バーチャルキャラクターは、3次元人間骨格技術に基づいて構築された3次元キャラクターであり、当該バーチャルキャラクターは、異なるスキンを着用することによって異なる外部形象を実現する。特定の実施形態では、バーチャルキャラクターは、2.5次元又は2次元モデルを使用することによって実現されてもよく、本出願の実施例は、これを制限しない。
【0035】
マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナとは、バーチャルシーンによって提供されるマップ上で、少なくとも2つの敵対陣営に別々属する異なるバーチャルチームがそれぞれのマップエリアを占領し、特定の勝利条件を目標として競技することを意味する。当該勝利条件は、要塞の占領又は敵陣営の要塞の破壊、敵陣営のバーチャルオブジェクトのキル、指定されたシーン及び時間内に自体の生存を確保すること、特定のリソースの奪取、指定された時間内にスコアが対戦相手を超えることの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。戦術競技は、ラウンド単位で行うことができ、各ラウンドの戦術競技の地図は、同じであってもよく、異なってもよい。各バーチャルチームは、例えば1、3又は5などの1つ又は複数のバーチャルキャラクターを含む。MOBA(Multiplayer Online Battle Arena、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームとは、バーチャル世界においていくつかの拠点を提供し、異なる陣営のユーザーが、バーチャルキャラクターを制御してバーチャル世界で対戦し、拠点を占領したり敵対陣営の拠点を破壊したりするゲームである。例えば、MOBAゲームは、ユーザーを2つの敵対陣営に分けて、ユーザーによって制御されるバーチャルキャラクターを、バーチャル世界に分散させて競争させ、敵の拠点を全て破壊又は占領することを勝利条件とすることができる。MOBAゲームは、ラウンドを単位として、1ラウンドのMOBAゲームの持続時間は、ゲーム開始の時点から、勝利条件に達した時点までである。
【0036】
任意選択で、第1のバーチャル人物及び第2のバーチャル人物は、同じバーチャルシーンに位置する。任意選択で、第1のバーチャル人物及び第2のバーチャル人物は、同じ陣営、同じチーム、同じ組織に属し、友人関係を持っているか、又は一時的な通信権を持っている。任意選択で、第1のバーチャル人物及び第2のバーチャル人物は、異なる陣営、異なるチーム、異なる組織に属するか、又は、敵対関係を持っている。
【0037】
任意選択で、第1の端末110及び第2の端末130にインストールされるクライアントは、同じであるか、又は、2つの端末にインストールされるクライアントは、異なるオペレーティングシステムプラットフォーム(アンドロイド又はIOS)上の同じタイプのクライアントである。第1の端末110は、一般的に、複数の端末のうちの1つであってもよく、第2の端末130は、一般的に、複数の端末のうちの他の1つであってもよく、本実施例は、第1の端末110及び第2の端末130のみを例として説明する。第1の端末110及び第2の端末130の装置タイプは、同じであるか又は異なるものであり、当該装置タイプは、スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダー、MP3プレーヤー、MP4プレーヤー、ラップトップポータブルコンピュータ及びデスクトップコンピュータの少なくとも1つを含む。
【0038】
図1には2つの端末のみが示されているが、異なる実施例では、サーバークラスター120にアクセスできる複数の他の端末140が存在する。任意選択で、開発者に対応する1つ又は複数の端末140も存在し、端末140には、バーチャルシーンのクライアントの開発及び編集プラットフォームがインストールされ、開発者は、端末140でクライアントを編集及び更新し、更新されたクライアントインストールパッケージを、有線又は無線ネットワークを介してサーバークラスター120に伝送することができ、第1の端末110及び第2の端末130は、サーバークラスター120からクライアントインストールパッケージをダウンロードしてクライアントを更新することができる。
【0039】
第1の端末110、第2の端末130及び他の端末140は、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介してサーバークラスター120に接続される。
【0040】
サーバークラスター120は、1台のサーバー、複数のサーバー、クラウドコンピューティングプラットフォーム及びバーチャル化センターのうちの少なくとも1つを含む。サーバークラスター120は、3次元バーチャルシーンをサポートするクライアントにバックグラウンドサービスを提供する。任意選択で、サーバークラスター120は、メジャーコンピューティング作業を担当し、端末は、マイナーコンピューティング作業を担当し、又は、サーバークラスター120は、マイナーコンピューティング作業を担当し、端末は、メジャーコンピューティング作業を担当し、又は、サーバークラスター120及び端末の間は、分散コンピューティングアーキテクチャを使用して、協調コンピューティングを実行する。
【0041】
一例では、サーバークラスター120は、サーバー121及びサーバー126を含み、サーバー121は、プロセッサー122、ユーザーアカウントデータベース123、対戦サービスモジュール124、ユーザー向け入力/出力インターフェース(Input/Output Interface、I/Oインターフェース)125を含む。プロセッサー122は、サーバー121に記憶された命令をロードして、ユーザーアカウントデータベース121及び対戦サービスモジュール124におけるデータを処理し、ユーザーアカウントデータベース121は、第1の端末110、第2の端末130及び他の端末140によって使用されるユーザーアカウントのデータ、例えば、ユーザーアカウントのプロフィール写真、ユーザーアカウントのニックネーム、ユーザーアカウントの戦闘力指数、ユーザーアカウントが位置するサービスエリアを記憶する。対戦サービスモジュール124は、例えば1V1対戦、3V3対戦、5V5対戦などのユーザーが対戦するための複数の対戦ルームを提供する。ユーザー向けI/Oインターフェース125は、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介して第1の端末110及び/又は第2の端末130と通信してデータを交換する。任意選択で、サーバー126内には、スマート信号モジュール127が設置され、当該スマート信号モジュール127は、下記の実施例で提供されるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実現する。
【0042】
図2は、本出願の例示的な実施例によるMOBAゲーム的バーチャルシーンによって提供されるマップの概略図を示す。当該マップ200は、正方形である。当該マップ200は、対角線に沿って左下三角形エリア220及び右上三角形エリア240に分割される。左下三角形エリア220の左下隅から右上三角形エリア240の右上隅まで、上のレーン21、中央のレーン22及び下のレーン23という3つの経路が存在する。通常の対戦では、10人のバーチャルキャラクターを2つの陣営に分けて競技する必要がある。第1の陣営の5つのバーチャルキャラクターは、左下の三角形エリア220を占領し、第2の陣営の5つのバーチャルキャラクターは、右上三角形エリア240を占領する。第1の陣営は、第2の陣営の全ての拠点を破壊又は占領することを勝利条件とし、第2の陣営は、第1の陣営の全ての拠点を破壊又は占領することを勝利条件とする。
【0043】
例示的に、第1の陣営の拠点は、9つの防衛タワー24及び第1の基地25を含む。9つの防衛タワー24について、上のレーン21、中央のレーン22及び下のレーン23にはそれぞれ3つがあり、第1の基地25は、左下三角形エリア220の左下隅に位置している。
【0044】
例示的に、第2の陣営の拠点は、9つの防衛タワー24及び第2の基地26を含む。9つの防衛タワー24について、上のレーン21、中央のレーン22及び下のレーン23にはそれぞれ3つがあり、第2の基地26は、右上三角形エリア240の右上隅に位置している。
【0045】
図2の点線の所在する位置は、河道エリアと呼ぶことができる。当該河道エリアは、第1の陣営及び第2の陣営の共通エリアに属し、左下三角形エリア220及び右上三角形エリア240の境界エリアでもある。
【0046】
MOBAゲームは、各バーチャルキャラクターがマップにおいてリソースを取得して、バーチャルキャラクターの戦闘能力を向上する必要がある。当該リソースは、ニュートラルバーチャルオブジェクト又は敵対的なバーチャルオブジェクトをキルすることによって得られる経験、ゴールド又はバフ(BUFF)効果である。
【0047】
バーチャルキャラクターの戦闘能力は、グレード及び装備という2つの部分を含み、グレードは、蓄積された経験値によって得られ、装備は、蓄積されたゴールドによって購入される。1ラウンドの対戦では、バーチャルキャラクターは、10個であってもよく、10個のバーチャルキャラクターは、サーバーによってオンラインで10個のユーザーアカウントにマッチングすることによって得られる。例示的に、サーバーは、オンラインで、2、6、又は10個のユーザーアカウントが同じバーチャル世界で競技するインターフェースをマッチングする。当該2、6、又は10のバーチャルキャラクターは、それぞれ、敵対的な2つの陣営に属し、2つの陣営に対応するバーチャルキャラクターの数は、同じである。例えば、各陣営は、5つのバーチャルキャラクターを有し、これらの5つのバーチャルキャラクターの分業は、ウォーリア型キャラクター、アサシン型キャラクター、メイジ型キャラクター、サポート型(又はタンク型)キャラクター及びマークスマン型キャラクターである。
【0048】
上記の対戦は、ラウンド単位で行うことができ、各ラウンドの対戦のマップは、同じでも異なっても構わない。各陣営は、1、3、5などの1つ又は複数のバーチャルキャラクターを含む。
【0049】
対戦中に、ユーザーは、同じ陣営の各バーチャルオブジェクトに経路情報を送信することで、同じ陣営のバーチャルオブジェクトに指揮したり、同じ陣営のバーチャルオブジェクトに経路情報を提供したりする目的を達成することができ、これにより、対戦中に同じ陣営の各バーチャルオブジェクトとの間のコミュニケーションを強化し、アドバンテージを得て戦闘に勝つという究極の目的を達成する。対戦中に、各バーチャルオブジェクトが他の同じ陣営のバーチャルオブジェクトに対して経路情報を送信できるようにして、経路情報の送信精度を向上させるために、本出願は、バーチャルシーンにおいて経路情報を送信し、経路情報に対応する経路軌跡を表示するための解決策を提案する。
【0050】
図3を参照し、本出願の例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートを示し、当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法は、コンピュータデバイスによって実行でき、当該コンピュータデバイスは、端末であってもよく、サーバーであってもよく、又は、当該コンピュータデバイスは、端末及びサーバーを含むことができ、当該端末は、経路情報を送信するための第2の端末であってもよく、例えば、当該端末は、上記の
図1に示すシステムにおける端末であってもよい。
図3に示すように、当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法は、以下のステップを含むことができる。
【0051】
ステップ301、操作命令を受信し、操作命令は、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、経路描画操作は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、第2のサムネイルマップは、第2の端末によって表示されるサムネイルマップである。
【0052】
本出願の実施例では、コンピュータデバイスは、ユーザーが第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する経路描画操作によってトリガーされる命令を受信することができる。
【0053】
可能な実施形態では、第2の端末は、ディスプレイスクリーンに経路計画インターフェースを表示し、ユーザーは、経路計画インターフェース上の第2のサムネイルマップに対して経路描画操作を実行することによって、コンピュータデバイスに操作命令を受信させる。経路計画インターフェースにはバーチャルシーンの第2のサムネイルマップが含まれる。
【0054】
第2のサムネイルマップは、指定比例に従って縮小されたバーチャルシーンのマップであってもよい。
【0055】
ステップ302、操作命令に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0056】
本出願の実施例では、第2の端末が第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する経路描画操作を受信したことに応答して、コンピュータデバイスは、操作命令を受信し、コンピュータデバイスは、当該経路描画操作に対応する操作命令に基づいて、送信対象となる経路情報を生成することができる。
【0057】
ターゲットバーチャルオブジェクトは、各第1のバーチャルオブジェクトのうち1つであってもよく、第1のバーチャルオブジェクトは、第2の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトと同じ陣営に属するバーチャルオブジェクトである。
【0058】
ステップ303、第1の端末が第1のサムネイルマップに経路情報に対応する経路軌跡を表示するように、経路情報を第1の端末に送信し、第1のサムネイルマップは、第1の端末によって表示されるサムネイルマップである。
【0059】
本出願の実施例では、コンピュータデバイスは、生成した当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトの第1の端末に送信し、第1の端末が当該経路情報を受信したことに応答して、第1の端末は、当該経路情報を第1のシーン画面上の第1のサムネイルマップに表示することができる。
【0060】
第1の端末は、ターゲットバーチャルオブジェクトを制御する端末であってもよい。
【0061】
以上説明したように、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して経路描画操作を実行し、操作命令をトリガーして、操作命令に基づいて経路情報を生成し、当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトに対応する第1の端末に送信することによって、第1の端末は、第1のサムネイルマップにおいて、当該経路情報に対応する経路軌跡を表示することができる。これにより、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ対応する経路情報を生成し、それぞれ対応する第2の端末に送信して表示することで、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させることができる。
【0062】
図4を参照し、本出願の例示的な実施例によって提供されるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートを示し、当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法は、端末によって実行することができ、当該端末は、経路情報を受信するための第1の端末であり、例えば、当該端末は、上記の
図1に示すシステムにおける端末であってもよい。
図4に示すように、当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法は、以下のステップを含むことができる。
【0063】
ステップ401、バーチャルシーンインターフェースを表示し、バーチャルシーンインターフェースは、バーチャルシーンのシーン画面を表示する。
【0064】
本出願の実施例では、第1の端末は、バーチャルシーンインターフェースを表示することができ、バーチャルシーンインターフェースは、ターゲットバーチャルオブジェクトを含むバーチャルシーンを表示してもよい。
【0065】
例えば、ゲーム対戦を例とし、ゲームを起動するときに、端末は、当該端末制御視点でのバーチャルシーンを表示するためのバーチャルシーンインターフェースを表示する。
【0066】
ステップ402、バーチャルシーンインターフェースに第1のシーン画面を表示し、第1のシーン画面にバーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳される。
【0067】
本出願の実施例では、第1の端末は、バーチャルシーンインターフェースに第1のシーン画面を表示することができ、当該第1のシーン画面には第1のサムネイルマップが重畳される。
【0068】
第1のサムネイルマップは、第1の端末に表示される、指定比例に従って縮小されたバーチャルシーンに対応するマップである。
【0069】
ステップ403、経路描画操作に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示し、経路描画操作は、第2のサムネイルマップ上のターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、第2のサムネイルマップは、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、経路計画インターフェースは、第2の端末に表示されるインターフェースであり、第2の端末は、ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトである。
【0070】
本出願の実施例では、第1の端末が第2の端末から送信された経路情報を受信した後、第1の端末は、受信した当該経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示することができる。これにより、第1の端末側のユーザーは、受信した経路情報及び第1の端末スクリーンに表示された経路軌跡に基づいてバーチャルオブジェクトを制御して移動させる。
【0071】
以上説明したように、第2の端末に表示された第2のサムネイルマップがターゲットバーチャルオブジェクトに対する経路描画操作を受け付けた後に、第1の端末は、当該経路描画操作に対応する経路軌跡を表示することができる。当該ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、第2の端末は、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ経路描画操作に基づいて対応する経路軌跡を生成し、それぞれ対応する端末によって表示することができる。同様に、第1の端末は、各第2の端末によって送信された経路情報を受信し、それぞれ各経路情報に対応する経路軌跡を表示することができ、これにより、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させる。
【0072】
本出願の上記の実施例に示される解決策によれば、1つのユーザーはバーチャルシーンにおいて、異なるチームメイトに対して異なる経路情報を計画して、異なるチームメイトにそれぞれの経路に従って移動させるように指示することができる。例えば、MOBAゲームシーンを例とし、ユーザーは、ゲーム中に、チームメイトAに対して左側から攻撃する経路情報aを計画し、チームメイトBに対して右側から攻撃する経路情報bを計画することができ、ユーザーの端末は、経路情報aをチームメイトAの端末に送信し、経路情報bをチームメイトBの端末に送信する。チームメイトAの端末によってサムネイルマップに経路情報aを表示し、チームメイトBの端末によってサムネイルマップに経路情報bを表示し、このようにして、チームメイトA及びチームメイトBは、それぞれ、サムネイルマップでそれぞれの経路情報を見ることができ、それぞれのゲームキャラクターを異なる経路に沿って移動するように制御する。これにより、複数のチームメイトの移動経路をそれぞれ指示する効果を達成し、バーチャルシーンにおける移動経路マークのプロンプト効果を向上させる。
【0073】
ゲームシーンを例として、対戦中、同じ陣営のバーチャルオブジェクトは、互いに経路情報を送信する。
図5を参照し、本出願の例示的な実施例によって提供されるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法のフローチャートを示す。当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法が、第1の端末、サーバー及び第2の端末によってインタラクティブに実行することを例とし、上記の第1の端末及び第2の端末は、上記の
図1に示すシステムにおける端末であってもよく、上記のサーバーは、上記の
図1に示すシステムにおけるサーバーであってもよい。
図5に示すように、当該バーチャルシーンにおけるデータ処理方法は、以下のステップを含むことができる。
【0074】
ステップ501、ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、経路計画インターフェースを表示する。
【0075】
本出願の実施例では、第2の端末がターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けた場合、経路計画のための経路計画インターフェースを第2の端末に表示し、これにより、以降の経路計画インターフェースにおいて経路描画操作を実行することを実現する。
【0076】
まず、第2の端末は、同じ陣営におけるバーチャルオブジェクトからターゲットバーチャルオブジェクトを決定し、次に、ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けることによって、ターゲットバーチャルオブジェクトにプロンプトする経路を計画するための経路計画インターフェースを表示する。当該経路計画インターフェースには、バーチャルシーンの第2のサムネイルマップが含まれ、当該第2のサムネイルマップは、指定比例に従って縮小されたバーチャルシーンに対応するマップである。
【0077】
可能な実施形態では、第2の端末に表示された第1のバーチャルシーン画面にターゲットバーチャルオブジェクトに対応する信号トリガーコントロールが重畳され、且つ、信号トリガーコントロールに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、経路計画インターフェースを表示する。
【0078】
信号トリガーコントロールは、ターゲットバーチャルオブジェクトの関連情報が表示されるコントロールであって、ユーザーがターゲットバーチャルオブジェクトを選択するために使用するものであり、ユーザーがターゲットバーチャルオブジェクトを選択する誤操作の確率を低減する。
【0079】
例示的に、信号トリガーコントロールは、ターゲットバーチャルオブジェクトのプロフィール写真を有するコントロールであってもよく、信号トリガーコントロールは、ターゲットバーチャルオブジェクトのアカウント名称を有するコントロールであってもよい。
【0080】
信号トリガーコントロールは、トリガーされていない状態で、バーチャルオブジェクトの指定属性値を表示することができる。
【0081】
例えば、
図6は、本出願の実施例による第2の端末におけるバーチャルシーン画面の初期状態の概略図である。
図6に示すように、第2の端末によって制御されるバーチャルオブジェクト63と、同じ陣営の他のバーチャルオブジェクト62がバーチャルシーン画面に表示される場合、バーチャルシーン画面の左上にはサムネイルマップ64が含まれ、メインコントロールバーチャルオブジェクト63及び同じ陣営の他のバーチャルオブジェクト62のバーチャルシーンにおける位置をサムネイルマップ64に表示し、サムネイルマップ64の右側には同じ陣営の他のバーチャルオブジェクトに対応するプロフィール写真コントロール61があり、当該プロフィール写真コントロールは、現在のバーチャルオブジェクトの指定属性値を表示することができる。当該プロフィール写真コントロール61は、信号トリガーコントロールであってもよい。
【0082】
図7は、本出願の実施例による第2の端末に表示された経路計画インターフェースの概略図である。
図7に示すように、ユーザーが信号トリガーコントロール71に対してトリガー操作を行うときに、第2の端末は、経路計画インターフェースを表示し、経路計画インターフェースには第2のサムネイルマップ72が含まれる。当該第2のサムネイルマップ72にはバーチャルシーンにおける道路エリア及び障碍物エリアのみが含まれてもよい。
【0083】
別の可能な実施形態では、バーチャルシーンにおけるターゲットバーチャルオブジェクトに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、経路計画インターフェースを表示する。
【0084】
バーチャルシーンにおいて、第2の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトは、視野を調整することによって、バーチャルシーンにおける同じ陣営の他のバーチャルオブジェクトの位置を決定することができ、第2の端末は、同じ陣営の他のバーチャルオブジェクトのうちの1つに対して実行するトリガーする操作を受け付けることによって、当該バーチャルオブジェクトをターゲットバーチャルオブジェクトとして決定し、同時に、当該ターゲットバーチャルオブジェクトに対応する経路計画インターフェースを第2の端末に表示することができる。
【0085】
例えば、
図7に示すように、ユーザーが第1のバーチャルオブジェクト73に対してトリガー操作を実行する(例えば、第1のバーチャルオブジェクト73をダブルクリックする)ときに、第2の端末を介して経路計画インターフェースを表示することができ、経路計画インターフェースには第2のサムネイルマップ72が含まれる。第1のバーチャルオブジェクト73が信号トリガーコントロール71に対応し、信号トリガーコントロール71及び第1のバーチャルオブジェクト73に対してトリガー操作を実行することによって、取得したターゲットバーチャルオブジェクトは全て第1のバーチャルオブジェクト73である。
【0086】
第1のバーチャルオブジェクトは、第2の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトと同じ陣営に属するバーチャルオブジェクトである。
【0087】
可能な実施形態では、第2のサムネイルマップのうちバーチャルシーンにおける障碍物に対応するエリアは、強調表示されたエリアである。
【0088】
例えば、
図8は、本出願の実施例による第2のサムネイルマップに対応する概略図である。
図8に示すように、第2のサムネイルマップには道路エリア81及び障碍物エリア82が含まれる。道路エリア81は、バーチャルシーンにおける道路に対応し、バーチャルオブジェクトは、当該エリア内を移動することができ、障碍物エリア82はバーチャルシーンにおける障碍物に対応し、バーチャルオブジェクトの通過を禁止するエリアである。また、第2のサムネイルマップでは、道路エリア81が正常に表示され、障碍物エリア82が強調表示され、これにより、経路を描く過程では障碍物エリア82をできるだけ回避するようにユーザーに注意を促している。
【0089】
可能な実施形態では、第2のサムネイルマップには各第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが含まれる。
【0090】
第2のサムネイルマップにおいて、強調表示の方式で各第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを表示する。
【0091】
ステップ502、経路計画トリガー操作を受け付けたことに応答して、経路計画インターフェースを表示する。
【0092】
本出願の実施例では、経路計画トリガー操作を受け付けた場合、経路計画インターフェースを第2の端末に表示し、このとき、ターゲットバーチャルオブジェクトが決定されていない。
【0093】
可能な実施形態では、経路計画トリガー操作は、第2の端末における第2のサムネイルマップに対するクリック操作、又は、第2のサムネイルマップ以外の第1のトリガーコントロールに対するクリック操作を含む。
【0094】
第2の端末がバーチャルシーン画面を表示しているときに、第2の端末がユーザーによる第2のサムネイルマップのクリック操作を受け付けた場合、第2のサムネイルマップを、指定比例に従って拡大して、第2の端末の表示スクリーンに表示して、経路計画インターフェースに入ることができ、ユーザーは、ターゲットバーチャルオブジェクトの選択を開始することができる。又は、第2の端末が、経路計画インターフェースを開くための第1のトリガーコントロールのクリック操作を受け付けた場合、同様に、第2のサムネイルマップを指定比例に従って拡大して、第2の端末的ディスプレイスクリーンに表示し、経路計画インターフェースに入ることができ、ユーザーは、ターゲットバーチャルオブジェクトの選択を開始することができる。
【0095】
ステップ503、第2の端末は、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける位置に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを第2のサムネイルマップに表示する。
【0096】
本出願の実施例では、第2の端末は、選択されたターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける位置に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを第2のサムネイルマップに表示することができる。
【0097】
ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1のバーチャルオブジェクトのうち1つのバーチャルオブジェクトである。ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンは、ターゲットバーチャルオブジェクトのプロフィール写真であってもよく、ターゲットバーチャルオブジェクトのニックネーム情報であってもよい。
【0098】
可能な実施形態では、ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンは、経路描画操作の開始位置を示す。
【0099】
ステップ504、ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンに対して実行する経路描画操作を受け付けたことに応答して、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0100】
本出願の実施例では、第2の端末がターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンに対して実行する経路描画操作を受け付けた場合、第2の端末又はサーバー又は第2の端末及びサーバーは、経路描画操作によって描画された軌跡に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0101】
可能な実施形態では、第2のサムネイルマップに各第1のバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコンが含まれることに応答して、オブジェクトアイコンの1つに対するトリガー操作を受け付けたことに基づいて、経路描画操作を実行し、オブジェクトアイコンに対応する第1のバーチャルオブジェクトがターゲットバーチャルオブジェクトであると決定する。次に、第2の端末がターゲットバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコンに対する経路描画操作を受け付けたことに応答して、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0102】
第2のサムネイルマップには各第1のバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコンが含まれず、トリガー操作に基づいて1つの第1のバーチャルオブジェクトをターゲットバーチャルオブジェクトとして選択した後、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを生成することができ、次に、第2の端末がターゲットバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコンに対する経路描画操作を受け付けたことに応答して、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0103】
又は、第2のサムネイルマップに各第1のバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコンが含まれないことに応答して、トリガー操作に基づいて1つの第1のバーチャルオブジェクトをターゲットバーチャルオブジェクトとして選択した後、第2のサムネイルマップにおいて経路描画操作を直接実行して、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成してもよい。
【0104】
可能な実施形態では、第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンから実行されるスライド操作を受け付けたことに応答して、第1のオブジェクトアイコンに対応する第1のバーチャルオブジェクトをターゲットバーチャルオブジェクトとして決定し、次に、スライド操作に基づいてターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0105】
上記の解決策では、ユーザーが第1のオブジェクトアイコンを押してからリリースせず、スライド操作を継続実行する場合、押された第1のオブジェクトアイコンに対応する第1のバーチャルオブジェクトが、上記のターゲットバーチャルオブジェクトであり、第1のオブジェクトアイコンの所在する位置は、経路描画操作の開始スライド位置であり、スライド操作がリリースされるときに、第2の端末は、スライド操作のスライド経路に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成することができる。それに対応して、当該経路情報によって示される経路の開始位置は、第1のオブジェクトアイコンの所在する位置である。
【0106】
別の可能な実施形態では、第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンに対するクリック操作を受け付けたことに応答して、第1のオブジェクトアイコンに対応する第1のバーチャルオブジェクトをターゲットバーチャルオブジェクトとして決定し、第2のサムネイルマップにおけるスライド操作を受け付けたことに応答して、スライド操作に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成する。
【0107】
上記の解決策では、ユーザーが第1のオブジェクトアイコンを押してからリリースする場合、押された第1のオブジェクトアイコンに対応する第1のバーチャルオブジェクトは、上記のターゲットバーチャルオブジェクトであり、その後、ユーザーが第1のサムネイルマップにおいてスライド操作を実行するときに、第2の端末は、スライド操作のスライド経路に基づいて、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成することができる。この場合、スライド操作の開始位置は、第1のオブジェクトアイコンの所在する位置であってもよく、第1のオブジェクトアイコン以外の他の位置であってもよい。
【0108】
例示的に、
図9は、本出願の実施例による経路情報を生成する概略図である。
図9に示すように、第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコン91が第2のサムネイルマップ92に表示され、第2の端末が、オブジェクトアイコン91から実行されるスライド操作を受け付けた場合、当該オブジェクトアイコン91がターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコン91であると決定し、スライド操作によって、オブジェクトアイコン91からA点までの経路を描画することがき、当該経路をターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報93として取得することができる。又は、第2のサムネイルマップ92におけるオブジェクトアイコン91が、ユーザーのクリック操作を受け付けた場合、当該オブジェクトアイコン91がターゲットバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコン91であると決定することができ、同様に、当該クリック操作の後に実行されるスライド操作により、ターゲットバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報93を生成することができる。
【0109】
ステップ505、第2の端末は、経路情報を、ターゲットバーチャルオブジェクトを制御する第1の端末に送信する。
【0110】
本出願の実施例では、第2の端末は、経路情報を、ターゲットバーチャルオブジェクトを制御する第1の端末に送信することができる。
【0111】
可能な実施形態では、経路情報は、座標点の形で送信されるか、又は、経路情報は、イメージの形で送信される。
【0112】
経路情報が座標点の形で送信される場合、第2の端末は、生成した経路情報を各座標点に変換し、サーバーを介して対応する第1の端末に送信する。経路情報が画像の形で送信される場合、第2の端末は、経路情報を生成するときの対応するビデオ又は画像コンテンツを、サーバーを介して第1の端末に送信する。
【0113】
可能な実施形態では、経路計画インターフェースの第2のサムネイルマップにおいて、複数の第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンに対して経路描画操作を実行することによって、各第1のバーチャルオブジェクトに対応する第2の端末に対応する経路情報をそれぞれ送信する。
【0114】
第2のサムネイルマップにおける各第1のオブジェクトアイコンから実行されるスライド操作を受け付けたことに応答して、スライド操作により各第1のバーチャルオブジェクトのバーチャルシーンにおける経路情報を生成し、指定のトリガーコントロールに対してトリガー操作を行うことで、各経路情報を対応する第1の端末に送信し、又は、1段階のスライド操作の実行が完了した場合に、当該段階のスライド操作によって描画された経路情報を対応する第1の端末に送信する。
【0115】
図10は、本出願の実施例による複数のターゲットバーチャルオブジェクトに経路情報を送信する概略図である。
図10に示すように、第2のサムネイルマップにおいて第1のバーチャルオブジェクトに対応するオブジェクトアイコン1001及びオブジェクトアイコン1002に対するスライド操作を受け付けた場合、経路情報1003及び経路情報1004のそれぞれを生成し、第2の端末が第1のトリガーコントロール1005に対するトリガー操作を受け付けた場合、経路情報1003をオブジェクトアイコン1001に対応する第2の端末に送信し、経路情報1004をオブジェクトアイコン1002に対応する第2の端末に送信する。
【0116】
可能な実施形態では、第1の端末は、受信した経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示する。
【0117】
第1のサムネイルマップは、第1の端末に表示されたバーチャルシーンインターフェースに重畳されるサムネイルマップである。
【0118】
ステップ506、第1の端末は、経路情報を受信する。
【0119】
本出願の実施例では、第1の端末は、第2の端末から送信された経路情報を受信することができる。
【0120】
経路情報は、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行される経路描画操作に応答して生成される。
【0121】
第1の端末は、第1のシーンインターフェースを表示することができ、当該第1のシーンインターフェースには第1のサムネイルマップが重畳され、当該第1のシーンインターフェースにはバーチャルシーン画面がさらに含まれる。
【0122】
可能な実施形態では、第1の端末が第2の端末から送信された経路情報を受信したことに応答して、バッファに優先的に記憶する。
【0123】
ステップ507、第1の端末は、経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示する。
【0124】
本出願の実施例では、第1の端末が経路情報を受信した後、受信した経路情報から得られた経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示することができる。
【0125】
受信した経路情報が経路軌跡の座標情報である場合、当該経路軌跡の座標情報に従って第2のサムネイルマップにおいて、対応する経路軌跡を生成し、受信した経路情報が経路軌跡に対応するイメージ情報である場合、第2のサムネイルマップのうち経路エリアに対して画像置き換えを直接に行い、経路軌跡を表示する。
【0126】
可能な実施形態では、経路プロンプト情報を第1のシーン画面に表示し、経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けたことに応答して、第1の端末を介して第1のサムネイルマップに経路情報に対応する経路軌跡を表示する。
【0127】
経路プロンプト情報は、第1の端末に第2の端末から送信された経路情報があることを示すための情報である。
【0128】
つまり、第1の端末が第2の端末から送信された経路情報を受信した場合、1つの経路プロンプト情報を第1の端末的第1のシーン画面に表示することができ、当該経路プロンプト情報は、ポップアップウィンドウの形で表示することができ、第1の端末側のユーザーは、経路情報に対応する経路軌跡を表示するかどうかを決定することができ、第1の端末が経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けた場合、経路情報に対応する経路軌跡を生成し、第1のサムネイルマップに表示する。
【0129】
可能な実施形態では、経路プロンプト情報に第2の端末に対応するバーチャルオブジェクトのプロフィール写真情報又はアカウント名称情報が含まれる。
【0130】
例えば、第1の端末が経路プロンプト情報を受信した場合、経路情報を送信するバーチャルオブジェクトに対応するアイデンティティ情報を第1のシーン画面に表示することができ、第1の端末側のユーザーは、当該プレーヤーから送信された経路情報をチェックするかどうかを決定することができる。
【0131】
可能な実施形態では、経路情報を受信したことに応答して、第1のサムネイルマップとバーチャルシーンとの間の指定比例に基づいて、経路情報に対応する経路軌跡をバーチャルシーンにおいて指示アイコンの形で表示する。
【0132】
例示的に、
図11は、本出願の実施例による第1の端末表示経路情報に対応する経路軌跡の概略図である。
図11に示すように、受信した経路情報に基づいて、第1の端末は、経路情報に対応する経路軌跡1101を、第1のシーン画面における第1のサムネイルマップに表示することができ、第1の端末メインコントロールのバーチャルオブジェクト1103に対応するオブジェクトアイコンは、第1のサムネイルマップにおけるオブジェクトアイコン1102であり、経路軌跡1101に基づいて、バーチャルシーンにおいて対応する指示アイコン1104を生成し、バーチャルオブジェクト1103に経路軌跡1101に沿って移動するように指示することができる。
【0133】
以上説明したように、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して経路描画操作を実行し、操作命令をトリガーして、操作命令に基づいて経路情報を生成し、当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトに対応する第1の端末に送信することによって、第1の端末は、第1のサムネイルマップにおいて、当該経路情報に対応する経路軌跡を表示することができ、これにより、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ対応する経路情報を生成し、それぞれ対応する第2の端末に送信して表示することで、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させることができる。
【0134】
第1の端末及び第2の端末がタッチスクリーンを有するモバイル端末であることを例とし、本出願の例示的な実施例による送信経路信号の論理フローチャートを示す
図12を参照し、
図12に示すように、当該論理フローは、以下のステップを含むことができる。
S1201、第2の端末は、同じ陣営のバーチャルオブジェクトに対応するプロフィール写真がクリック操作を受け付けたことを検出する。
S1202、第2の端末は、経路計画インターフェースにサムネイルマップパネル(第2のサムネイルマップ)をポップアップする。
S1203、第2の端末側の指がサムネイルマップパネルで経路軌跡を描画するかどうかを決定する。
S1204、指が第2の端末のサムネイルマップパネルで経路軌跡を描画したと判断した場合、指が離れたかどうか、即ち、経路を描画するための指が第2の端末のタッチスクリーンを離れたかどうかを検出する。
S1205、経路を描画するための指が第2の端末のタッチスクリーンを離れると、第2の端末は、サムネイルマップパネルを折り畳む。
S1206、同時に、描画された経路信号を第1の端末に送信する。
S1207、指が第2の端末のサムネイルマップパネル上で経路軌跡を描画していないと判断した場合、指がタッチスクリーンの任意の位置をクリックしたかどうかを検出する。
S1208、指がタッチスクリーンの任意の位置をクリックしたことを検出した場合、サムネイルマップパネルを折り畳み、経路信号の送信を終了する。
【0135】
以上説明したように、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して経路描画操作を実行し、操作命令をトリガーして、操作命令に基づいて経路情報を生成し、当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトに対応する第1の端末に送信することによって、第1の端末は、第1のサムネイルマップにおいて、当該経路情報に対応する経路軌跡を表示することができ、これにより、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ対応する経路情報を生成し、それぞれ対応する第2の端末に送信して表示することで、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させることができる。
【0136】
図13は、例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理装置の構成ブロック図である。当該バーチャルシーンにおけるデータ処理装置は、
図3又は
図5に対応する実施例に示す方法を実行することができる。当該バーチャルシーンにおけるデータ処理装置は、
操作命令を受信するための命令受信モジュール1310であって、前記操作命令が、経路描画操作によってトリガーされる命令であり、前記経路描画操作が、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行する操作であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトが、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップが、第2の端末によって表示されるサムネイルマップである命令受信モジュール1310と、
前記操作命令に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成するための経路生成モジュール1320と、
前記第1の端末が前記経路情報に対応する経路軌跡を第1のサムネイルマップに表示するように、前記経路情報を第1の端末に送信するための経路送信モジュール1330であって、前記第1のサムネイルマップが、前記第1の端末によって表示されるサムネイルマップである経路送信モジュール1330と、を含むことができる。
【0137】
可能な実施形態では、前記コンピュータデバイスが前記第2の端末である場合、前記装置は、
操作命令を受信する前に、前記第2の端末的スクリーンに、前記第2のサムネイルマップが含まれる経路計画インターフェースを表示するためのインターフェース表示モジュールをさらに含む。
【0138】
可能な実施形態では、前記インターフェース表示モジュールは、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対する第1の操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第1のインターフェース表示サブモジュールを含む。
【0139】
可能な実施形態では、前記第1のインターフェース表示サブモジュールは、
前記第2の端末に表示された第1のバーチャルシーン画面に前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対応する信号トリガーコントロールが重畳され、且つ、前記信号トリガーコントロールに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第1の表示ユニットを含み、
前記信号トリガーコントロールは、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの関連情報が表示されたコントロールである。
【0140】
可能な実施形態では、前記第1のインターフェース表示サブモジュールは、
前記バーチャルシーンにおける前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対するトリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための第2の表示ユニットを含む。
【0141】
可能な実施形態では、前記装置は、
前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける位置に基づいて、前記第2のサムネイルマップに前記ターゲットバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンを表示するためのアイコン表示サブモジュールをさらに含む。
【0142】
可能な実施形態では、前記インターフェース表示モジュールは、
経路計画トリガー操作を受け付けたことに応答して、前記経路計画インターフェースを表示するための表示サブモジュールを含み、
前記経路計画トリガー操作は、前記第2のサムネイルマップに対するクリック操作、又は、前記第2のサムネイルマップ以外の第1のトリガーコントロールに対するクリック操作を含む。
【0143】
可能な実施形態では、前記ターゲットバーチャルオブジェクトは、各第1のバーチャルオブジェクトのうちの1つであり、前記第1のバーチャルオブジェクトは、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトと同じ陣営に属するバーチャルオブジェクトであり、前記第2のサムネイルマップには各前記第1のバーチャルオブジェクトのオブジェクトアイコンが表示され、前記経路描画操作トリガーは、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンに対して実行される操作である。
【0144】
可能な実施形態では、前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンから実行されるスライド操作を含み、
前記経路生成モジュール1320は、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクとして決定するための第1のターゲット決定サブモジュールと、
前記スライド操作に基づいて、前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するための第1の経路生成サブモジュールと、を含む。
【0145】
可能な実施形態では、前記経路描画操作は、前記第2のサムネイルマップにおける第1のオブジェクトアイコンに対するクリック操作、及び前記第2のサムネイルマップにおけるスライド操作を含み、
前記経路生成モジュール1320は、
前記操作命令に基づいて、前記第1のオブジェクトアイコンに対応する前記第1のバーチャルオブジェクトを前記ターゲットバーチャルオブジェクトとして決定するための第2のターゲット決定ユニットと、
前記スライド操作に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける前記経路情報を生成するための第2の経路生成ユニットと、を含む。
【0146】
可能な実施形態では、前記装置は、
前記操作命令に基づいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトの前記バーチャルシーンにおける経路情報を生成する前に、前記第2のサムネイルマップにおいて、各前記第1のバーチャルオブジェクトの前記オブジェクトアイコンを強調表示するためのアイコン表示モジュールをさらに含む。
【0147】
可能な実施形態では、前記第2のサムネイルマップは、強調表示されたエリアを含み、前記強調表示されたエリアは、前記第2のサムネイルマップのうち前記バーチャルシーンにおける障碍物に対応するエリアである。
【0148】
以上説明したように、第2のサムネイルマップにおいてターゲットバーチャルオブジェクトに対して経路描画操作を実行し、操作命令をトリガーして、操作命令に基づいて経路情報を生成し、当該経路情報をターゲットバーチャルオブジェクトに対応する第1の端末に送信することによって、第1の端末は、第1のサムネイルマップにおいて、当該経路情報に対応する経路軌跡を表示することができ、これにより、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ対応する経路情報を生成し、それぞれ対応する第2の端末に送信して表示することで、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させることができる。
【0149】
図14は、例示的な実施例によるバーチャルシーンにおけるデータ処理装置の構成方ブロック図である。当該バーチャルシーンにおけるデータ処理装置は、
図4又は
図5に対応する実施例に示す方法のステップの全て又は一部を実行することができる。当該バーチャルシーンにおけるデータ処理装置は、
バーチャルシーンインターフェースを表示するためのシーン表示モジュール1410であって、前記バーチャルシーンインターフェースが、前記バーチャルシーンのシーン画面を表示するためのものであるシーン表示モジュール1410と、
第1のシーン画面を前記バーチャルシーンインターフェースに表示するための画面表示モジュール1420であって、前記第1のシーン画面には前記バーチャルシーンの第1のサムネイルマップが重畳される画面表示モジュール1420と、
経路描画操作に対応する経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示モジュール1430であって、前記経路軌跡描画操作が、第2のサムネイルマップにおいて前記ターゲットバーチャルオブジェクトに対して実行される操作であり、前記第2のサムネイルマップが、経路計画インターフェースに含まれるサムネイルマップであり、前記経路計画インターフェースが、第2の端末に表示されるインターフェースであり、前記第2の端末が、前記ターゲットバーチャルオブジェクト以外の他のバーチャルオブジェクトを制御するための端末であり、前記ターゲットバーチャルオブジェクトが、前記第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトである経路表示モジュール1430と、を含むことができる。
【0150】
可能な実施形態では、前記経路表示モジュール1430は、
経路プロンプト情報を前記第1のシーン画面に表示するためのプロンプト表示サブモジュールであって、前記経路プロンプト情報が、前記第2の端末が経路描画操作を受け付けた後前記第1の端末にプロンプトするための情報であるプロンプト表示サブモジュールと、
前記経路プロンプト情報に対する確認操作を受け付けたことに応答して、前記経路軌跡を前記第1のサムネイルマップに表示するための経路表示サブモジュールと、を含む。
【0151】
以上説明したように、第2の端末に表示された第2のサムネイルマップがターゲットバーチャルオブジェクトに対する経路描画操作を受け付けた後に、第1の端末は、当該経路描画操作に対応する経路軌跡を表示することができ、当該ターゲットバーチャルオブジェクトは、第1の端末によって制御されるバーチャルオブジェクトであり、第2の端末は、各バーチャルオブジェクトに対してそれぞれ経路描画操作に基づいて対応する経路軌跡を生成し、それぞれ対応する端末によって表示することができ、同様に、第1の端末は、各第2の端末によって送信される経路情報を受信し、それぞれ各経路情報に対応する経路軌跡を表示することができ、これにより、バーチャルシーンにおいて移動経路プロンプトを行う効果を向上させる。
【0152】
図15は、例示的な実施例によるコンピュータデバイス1500の構成ブロック図である。当該コンピュータデバイス1500は、例えばスマートフォン、タブレットコンピューター、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動画エキスパート圧縮標準オーディオレイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動画エキスパート圧縮標準オーディオレイヤー4)プレーヤー、ノートパソコン又はデスクトップコンピュータなどのユーザー端末を含む。コンピュータデバイス1500は、ユーザー装置、携帯端末、ラップトップ端末、デスクトップ端末などの他の名称に呼ばれる場合もある。
【0153】
通常、コンピュータデバイス1500は、プロセッサー1501及びメモリ1502を含む。
【0154】
特定の実施例では、コンピュータデバイス1500は、周辺機器インターフェース1503及び少なくとも1つの周辺機器を含む。プロセッサー1501、メモリ1502及び周辺機器インターフェース1503は、バス又は信号線を介して接続することができる。各周辺機器は、バス、信号線又は回路基板を介して周辺機器インターフェース1503に接続することができる。具体的に、周辺機器は、無線周波数回路1504、ディスプレイ1505、カメラコンポーネント1506、オーディオ回路1507、測位コンポーネント1508及び電源1509の少なくとも1つを含む。
【0155】
ディスプレイ1505は、UI(User Interface、ユーザーインターフェース)を表示する。当該UIは、グラフィックス、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組み合わせを含むことができる。ディスプレイ1505がタッチディスプレイである場合、ディスプレイ1505は、ディスプレイ1505の表面又はその上でのタッチ信号を取り込む能力をさらに有する。当該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサー1501に入力されて処理される。
【0156】
特定の実施例では、コンピュータデバイス1500は、1つ又は複数のセンサー1510をさらに含む。当該1つ又は複数のセンサー1510は、加速度センサー1511、ジャイロセンサー1512、圧力センサー1513、指紋センサー1514、光学センサー1515及び近接センサー1516を含むが、これらに限定されない。
【0157】
当業者は、
図15に示す構造がコンピュータデバイス1500を限定せず、図に示されるものよりも多かれ少なかれコンポーネントを含むか、又は、いくつかのコンポーネントを組み合わせるか、又は異なるコンポーネントの配置を使用することができることを理解することができる。
【0158】
例示的な実施例では、例えば、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを含むメモリのような、命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、上記の少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、上記の
図3又は
図4又は
図5に対応する実施例に示す方法のステップの全て又は一部を完成するように、プロセッサーによって実行できる。
【0159】
本出願の一態様によれば、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、当該コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。端末のプロセッサーは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサーは、当該コンピュータ命令を実行して、当該端末に上記の態様の様々なオプションの実施形態で提供されるバーチャルシーンにおけるデータ処理方法を実行させる。
【0160】
当業者にとって、本出願の他の実施形態は、本明細書の考慮及び本明細書に開示される本発明の実施から、明らかになる。本出願は、本出願のいかなる変形、用途又は適応変化をカバーすることを意図し、これらの変形、使用又は適応変化は、本出願の一般的な原理に従い、本出願に開示されていない本技術分野における公知常識又は慣用技術手段を含む。本明細書及び実施例は、単なる例示と見なされるべきであり、本出願の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示される。
【0161】
本出願は、上記に記載され添付の図面に示されている精密な構成に限定されず、その範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更することができる。本出願の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。