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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-21
(45)【発行日】2024-05-29
(54)【発明の名称】2連式トイレットペーパーホルダカバー
(51)【国際特許分類】
   A47K 10/22 20060101AFI20240522BHJP
【FI】
A47K10/22 D
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023223797
(22)【出願日】2023-12-29
【審査請求日】2023-12-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591113725
【氏名又は名称】株式会社インフォマックス
(74)【代理人】
【識別番号】100130144
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健壱
(72)【発明者】
【氏名】門脇 弘和
【審査官】神尾 寧
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-043086(JP,A)
【文献】特開2012-071077(JP,A)
【文献】登録実用新案第3132259(JP,U)
【文献】実公昭55-014311(JP,Y2)
【文献】実開昭55-036860(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 10/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
壁に結合される壁結合部の前方に、ペーパー支持部で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパーが横方向に2連取付け可能で、該トイレットペーパーをカットすることができる紙切りプレートの上部に上面が略平面形状の棚板部が設けられた2連式トイレットペーパーホルダに設置される2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、
前記棚板部の上面と略同形状で、該棚板部の上面と接着されながら該棚板部に載置される棚板カバー部と、
予備のトイレットペーパーが収納される予備ペーパー収納部と、
前記2連式トイレットペーパーホルダの左右をおいて、前記予備ペーパー収納部の上部と前記棚板カバー部の側部を介して設けられた細長形状連結部と、を有し、
前記棚板カバー部は、前記棚板部と接着されているので、前記予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも前記棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、該棚板カバー部上に載置されているものが下部に落下することなく、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とする2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項2】
前記棚板カバー部は、後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔が形成され、
前記細長形状連結部は、前記棚板カバー部の前記後方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、前記予備ペーパー収納部の上部と該棚板カバー部の後部側部とが連結され、
前記細長形状連結部は、前記棚板カバー部の前記後方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能であるので、前記予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも前記棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、該細長形状連結部が該棚板カバー部の該後方連結部貫通孔内を長手方向に移動しながら、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とする請求項1記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項3】
前記予備ペーパー収納部は、上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔が形成され、
前記細長形状連結部は、前記予備ペーパー収納部の前記上方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、前記予備ペーパー収納部の上部と該棚板カバー部の後部側部とが連結され、
前記細長形状連結部は、前記予備ペーパー収納部の前記上方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能であるので、前記予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも前記棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、該細長形状連結部が該予備ペーパー収納部の該上方連結部貫通孔内を長手方向に移動しながら、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とする請求項1記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項4】
前記細長形状連結部は、前記予備ペーパー収納部の上部と該棚板カバー部の後部側部の間の位置で着脱自在に分離可能で構成されることを特徴とする請求項2または請求項3記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項5】
前記細長形状連結部は、紐形状から形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項6】
前記細長形状連結部は、前記予備ペーパー収納部の左側上部と前記棚板カバー部の左側後部および前記予備ペーパー収納部の右側上部と前記棚板カバー部の右側後部にそれぞれ固着して結合されていることを特徴とする請求項1記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項7】
前記予備ペーパー収納部は、平面形状の平面形状体の前方に2つ形成された前方ペーパー収納部を有し、
前記細長形状連結部は、前記予備ペーパー収納部の左側上部と前記棚板カバー部の左側後部および前記予備ペーパー収納部の右側上部と前記棚板カバー部の右側後部にそれぞれ連結されていることを特徴とする請求項1記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。
【請求項8】
前記予備ペーパー収納部は、長尺平面形状の前記平面形状体の略両端部を接合させた中空形状から形成され、該平面形状体の中空形状内にトイレットペーパーを左右から挿入し、該平面形状体の中空形状内からトイレットペーパーを抜き取れる請求項7記載の2連式トイレットペーパーホルダカバー。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁に結合される壁結合部の前方に、ペーパー支持部で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパーが横方向に2連取付け可能で、トイレットペーパーの上部に上面が略平面形状の棚板部が設けられた2連式トイレットペーパーホルダに設置される2連式トイレットペーパーホルダカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、壁に結合される壁結合部の前方に、ペーパー支持部で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパーが横方向に2連取付け可能で、トイレットペーパーの上部に上面が略平面形状の棚板部が設けられた2連式トイレットペーパーホルダが知られている。この種の2連式トイレットペーパーホルダは、開閉可能に設けられ、閉状態でトイレットペーパー220の中心孔部240に挿入されて、トイレットペーパー220を支持する支持爪226と、棚板部212及び壁結合部(後板(図示略))を有し、壁等の取付基体に取付固定されるホルダ本体210と、互いに左右方向に対向する状態でホルダ本体210に固定され、支持爪226を開閉可能に保持する爪保持壁218L,218R、218Cが左端と右端と中間の3箇所に設けられたものであった(たとえば、特許文献1)(図17参照)ここで、図17は、従来のトイレットペーパーホルダを外観状態で示す斜視図である。
【0003】
【文献】特開2002-238802号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の2連式トイレットペーパーホルダは、トイレ使用者がトイレを使用しているときに、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部に携帯電話や鍵や財布などを載置できるという点ではとても便利であるが、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部に携帯電話や鍵や財布などが載置されると、棚板部212の上面が携帯電話や鍵などの硬化物と接触することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212が損傷してしまうという問題があった。
【0005】
また、2連式トイレットペーパーホルダカバーに予備ペーパー収納部を設ける場合には、1連式トイレットペーパーホルダカバーのように、長尺平面形状の平面形状体両端部を縫い合わし、そして、その縫い合わされた筒状部の中にトイレットペーパーが収納されるものが考えらえる。
【0006】
上記の2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212が損傷してしまうという問題を解決するために、棚板部212上部に棚板カバー部を設けることも考えられるが、この場合に、トイレ使用者が2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部の上に携帯電話や鍵や財布などを載置させている状態で使用した場合において、トイレ使用者は、トイレットペーパーがなくなれば、予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部のトイレットペーパーに取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出そうとすると、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部が現状の位置から移動してしまうことになる。このように、予備ペーパー収納部が現状の位置から移動してしまうと、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部が前方および左右に移動することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部に落下してしまうという問題が生じる。
【0007】
特に、トイレ使用者が中腰の状態で、予備ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出そうしたときに、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部が前方および左右に移動すると、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部212上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが便器の中に落下してしまい極めて大きな問題が生じることになる。
【0008】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部上面に傷が付かないようにすることできるとともに、2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替える際でも、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる2連式トイレットペーパーホルダカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、壁に結合される壁結合部の前方に、ペーパー支持部で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパーが横方向に2連取付け可能で、トイレットペーパーをカットすることができる紙切りプレートの上部に上面が略平面形状の棚板部が設けられた2連式トイレットペーパーホルダに設置される2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、棚板部の上面と略同形状で、棚板部の上面と接着されながら棚板部に載置される棚板カバー部と、予備のトイレットペーパーが収納される予備ペーパー収納部と、2連式トイレットペーパーホルダの左右をおいて、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の側部を介して設けられた細長形状連結部と、を有し、棚板カバー部は、棚板部と接着されているので、予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、棚板カバー部上に載置されているものが下部に落下することなく、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とする。
【0010】
2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部にトイレ使用者が携帯電話や鍵や財布などが載置されると、棚板部の上面が携帯電話や鍵などの硬化物と接触することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部が損傷してしまうが、本発明によれば、棚板部の上面と略同形状の棚板部に載置される棚板カバー部が設けられているので、トイレ使用者が携帯電話や鍵や財布などを載置しても、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上面が損傷することがなく、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部を保護することができる。さらに、トイレットペーパーがなくなれば、予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部のトイレットペーパーに取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出そうとすると、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部が現状の位置から移動してしまうことになるが、本発明によれば、棚板カバー部が棚板部と接着されているので、予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも、棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができる。これにより、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部に左右下斜め方向の力が加わることにより、予備ペーパー収納部が現状の位置から動いてしまっても、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部が前方および左右に移動することがなく、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0011】
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、棚板カバー部は、後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔が形成され、細長形状連結部は、棚板カバー部の後方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の後部側部とが連結され、細長形状連結部は、棚板カバー部の後方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能であるので、予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、細長形状連結部が棚板カバー部の後方連結部貫通孔内を長手方向に移動しながら、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とするものである。
【0012】
トイレットペーパーがなくなれば、予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部のトイレットペーパーに取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出そうとすると、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部が前方や左右に移動することにより現状の位置から移動してしまうことになるが、本発明によれば、棚板カバー部に後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔が形成され、細長形状連結部が棚板カバー部の後方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の側部を介して連結されているので、予備ペーパー収納部が現状の位置から動いてしまっても、細長形状連結部が棚板カバー部の後方連結部貫通孔内を長手方向に移動することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部に前方や左右方向の大きな力が生じ難くなる。これにより、棚板カバー部がより一層前方および左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0013】
本発明のうち第3の態様に係るものは、第1の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、予備ペーパー収納部は、上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔が形成され、細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の上方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の後部側部とが連結され、細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の上方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能であるので、予備ペーパー収納部に収納されているトイレットペーパーを出し入れする際にも棚板カバー部が前方および左右に移動し難くなり、細長形状連結部が予備ペーパー収納部の上方連結部貫通孔内を長手方向に移動しながら、安定してトイレットペーパーを出し入れすることができることを特徴とするものである。
【0014】
トイレットペーパーがなくなれば、予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部のトイレットペーパーに取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出そうとすると、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部が前方や左右に移動することにより現状の位置から移動してしまうことになるが、本発明によれば、予備ペーパー収納部に上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔が形成され、細長形状連結部が予備ペーパー収納部の上方連結部貫通孔内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の側部を介して連結されているので、予備ペーパー収納部が現状の位置から動いてしまっても、細長形状連結部が予備ペーパー収納部の上方連結部貫通孔内を長手方向に移動することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部に前方や左右方向の大きな力が生じ難くなる。これにより、棚板カバー部がより一層前方および左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0015】
本発明のうち第4の態様に係るものは、第2の態様または第3の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、 細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の後部側部の間の位置で着脱自在に分離可能で構成されることを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の上部と棚板カバー部の後部側部の間の位置で着脱自在に分離可能で構成されているので、細長形状連結部の分離可能部分で予備ペーパー収納部と棚板カバー部を分離することにより、棚板カバー部のみで使用することができるとともに、棚板カバー部を配色や大きさ等が異なる他の棚板カバー部と代えて使用することができる。
【0017】
本発明のうち第5の態様に係るものは、第2の態様または第3の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、細長形状連結部は、紐形状から形成されていることを特徴とするものである。
【0018】
本発明によれば、細長形状連結部が紐形状から形成されているので、予備ペーパー収納部が現状の位置から動いてしまっても、細長形状連結部を棚板カバー部(予備ペーパー収納部)の後方連結部貫通孔(上方連結部貫通孔)内を長手方向にスムーズに移動させることができるので、棚板カバー部がより一層前方および左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0019】
本発明のうち第6の態様に係るものは、第1の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の左側上部と棚板カバー部の左側後部および予備ペーパー収納部の右側上部と棚板カバー部の右側後部にそれぞれ固着して結合されていることを特徴とするものである。
【0020】
本発明のうち第7の態様に係るものは、第1の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、予備ペーパー収納部は、平面形状の平面形状体の前方に2つ形成された前方ペーパー収納部を有し、細長形状連結部は、予備ペーパー収納部の左側上部と棚板カバー部の左側後部および予備ペーパー収納部の右側上部と棚板カバー部の右側後部にそれぞれ連結されていることを特徴とするものである。
【0021】
トイレットペーパーがなくなれば、予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替えを行なうことになるが、本発明によれば、予備ペーパー収納部は平面形状の平面形状体の前方に前方ペーパー収納部が形成されているので、使用者が平面形状の平面形状体の前方に形成されている予備ペーパー収納部の前方ペーパー収納部からトイレットペーパーを取り出すときには、予備のトイレットペーパーが収納されている予備ペーパー収納部に前後方向の力が加わるが、左右下斜め方向の力はあまり加わらないので、予備ペーパー収納部が左右に移動し難くなる。このように、予備ペーパー収納部が左右に移動し難くなるので、棚板カバー部がより一層左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0022】
本発明のうち第8の態様に係るものは、第7の態様に係る2連式トイレットペーパーホルダカバーであって、予備ペーパー収納部は、長尺平面形状の平面形状体の略両端部を接合させた中空形状から形成され、その平面形状体の中空形状内にトイレットペーパーを左右から挿入し、平面形状体の中空形状内からトイレットペーパーを抜き取れるものである。
【0023】
本発明によれば、予備ペーパー収納部が長尺平面形状の平面形状体の略両端部を接合させた中空形状から形成され、その平面形状体の中空形状内にもトイレットペーパーが収納されるので、平面形状の平面形状体の前方および平面形状体の中空形状内にそれぞれ2つのトイレットペーパーが収納できることにより、4つのトイレットペーパーを収納させることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部上面に傷が付かないようにすることできるとともに、2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部に収納されている予備のトイレットペーパーと取替える際でも、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーが設置される2連式トイレットペーパーホルダの斜視図である。
図2】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図である。
図3】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの裏面図である。
図4】(a)同2連式トイレットペーパーホルダカバーの上部斜視図である。(b)同2連式トイレットペーパーホルダカバーの下部斜視図である。
図5図3のA-A断面図である。
図6】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの使用状態を示す図である。
図7】本発明の第2実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図である。
図8】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部の斜視図である。
図9図8のB-B断面図である。
図10】本発明の第2実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部の斜視図である。
図11図10のC-C断面図である。
図12】本発明の第3実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図である。
図13】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部の斜視図である。
図14図13のD-D断面図である。
図15】本発明の第4実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図である。
図16】同2連式トイレットペーパーホルダカバーの使用状態を示す図である。
図17】従来のトイレットペーパーホルダを外観状態で示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバー1が設置される2連式トイレットペーパーホルダ2について、図1を参照にしながら説明する。ここで、図1は、本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーが設置される2連式トイレットペーパーホルダの斜視図である。
【0027】
2連式トイレットペーパーホルダ2は、壁結合部3と、支持板4と、棚板部5と、ぺーパー支持部6と、紙切りプレート7とを有している。ここで、2連式トイレットペーパーホルダ2は、トイレットペーパー8を横方向に2つ、つまり2連取り付けることができる。ここで、本実施形態では、2連式トイレットペーパーホルダ2として、TOTO製の2連式トイレットペーパーホルダ2を用いて説明するが、これに限定されず、他の2連式トイレットペーパーホルダ2を用いてもよい。
【0028】
壁結合部3は、2連式トイレットペーパーホルダ2後方に配され、壁結合部3に設けれているボルト挿入口3aにボルトを挿入しトイレの壁に螺合することにより、2連式トイレットペーパーホルダ2をトイレの壁に結合させ設置することができる。なお、本実施形態では、トイレの壁と壁結合部3がボルトにより結合されることにより、2連式トイレットペーパーホルダ2がトイレの壁に設置されるとしたが、トイレの壁と支持板4または/および棚板部5がボルトにより結合されることにより、2連式トイレットペーパーホルダ2がトイレの壁に設置されるとしてもよい。このように、トイレの壁と支持板4または/および棚板部5がボルトにより結合されることにより、2連式トイレットペーパーホルダ2をトイレの壁に設置させた場合においても、壁結合部3を支持板4または/および棚板部5を介してトイレの壁に結合させることができる。
【0029】
支持板4は、左側支持板4aと中央支持板4bと右側支持板4cから構成され、壁結合部3の左右および中央の前方に壁結合部3と一体的に構成されている。ここで、左側支持板4aは左側の支持板4で、中央支持板4bは中央の支持板4でと、右側支持板4cは右側の支持板4である。なお、本実施形態では、支持板4は壁結合部3と一体的に構成されているとしたが、これに限らず、支持板4を壁結合部3と着脱自在に結合させて構成してもよい。
【0030】
棚板部5は、上面が平面形状で形成され、壁結合部3および支持板4の上部に設けられている。具体的には、棚板部5は、ぺーパー支持部6に支持されているトイレットペーパー8上部に紙切りプレート7を介して設けられている。ここで、紙切りプレート7は、ぺーパー支持部6で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパー8が空回りすることを防止するとともに、トイレットペーパー8を容易にカットできるようにするものである。なお、本実施形態では、棚板部5の上面を平面形状としたが、これに限らず、棚板部5の上面を略平面形状としてもよい。以下においては、棚板部5の上面は略平面形状として説明する。
【0031】
ぺーパー支持部6は、ロール状のトイレットペーパー8が回動自在に支持するものである。具体的には、ぺーパー支持部6は、左側支持板4aと中央支持板4bの対面方向にそれぞれ設置された左側ぺーパー支持部6aと、中央支持板4bと右側支持板4cの対面方向にそれぞれ設置された右側ぺーパー支持部6bを有し、左側ぺーパー支持部6aにより左側のトイレットペーパー8が支持され、右側ぺーパー支持部6bにより右側のトイレットペーパー8が支持される。そして、左側ぺーパー支持部6aおよび右側ぺーパー支持部6bは、先端から後方に屈曲可能であり、左側のトイレットペーパー8は左側ぺーパー支持部6aを屈曲させて、左側のトイレットペーパー8の中央中空部に左側ぺーパー支持部6aを挿入させ、そして、左側ぺーパー支持部6aが屈曲した状態から元の状態に戻ることにより、左側のトイレットペーパー8が左側ぺーパー支持部6aに回動自在に支持される。ここで、右側のトイレットペーパー8が右側ぺーパー支持部6bに回動自在に支持される方法も、左側のトイレットペーパー8が左側ぺーパー支持部6aに回動自在に支持される方法と同様であるので、説明は省略する。
【0032】
このように、2連式トイレットペーパーホルダ2は、壁に結合される壁結合部3の前方に、ぺーパー支持部6で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパー8が横方向に2連取付け可能で、そのトイレットペーパー8の上部に上面が略平面形状の棚板部5が設けられている。なお、本実施形態では、壁に結合される壁結合部3の前方に、トイレットペーパー8が横方向に2連取付け可能としたが、これには、壁に結合される壁結合部3の前方左右両側の間にトイレットペーパー8が横方向に2連取付け可能としたものだけでなく、壁に結合される壁結合部3の前方左右両側より左右1方のみまたは前方左右両側より左右両方がそれぞれはみ出してトイレットペーパー8が取り付けられるようにしたものも含まれる。すなわち、2連式トイレットペーパーホルダ2は、壁に結合される壁結合部3の前方に、ぺーパー支持部6で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパー8が横方向に2連取付け可能で、そのトイレットペーパー8の上部に上面が略平面形状の棚板部5が設けられたものであればよい。
【0033】
次に、本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーについて、図2図4を参照にしながら説明する。ここで、図2は本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図であり、図3は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの裏面図であり、図4(a)は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの上部斜視図であり、図4(b)は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの下部斜視図である。
【0034】
2連式トイレットペーパーホルダカバー1は、棚板カバー部9と、予備ペーパー収納部10と、細長形状連結部11を有している。ここで、2連式トイレットペーパーホルダカバー1は、壁に結合される壁結合部3の前方に、ペーパー支持部6で回動自在に支持されるロール状のトイレットペーパー8が横方向に2連取付け可能で、トイレットペーパー8の上部に上面が略平面形状の棚板部5が設けられた2連式トイレットペーパーホルダ2に設置されるものである。
【0035】
棚板カバー部9は、棚板部5の上面と同形状で、上面が布地生地から形成され、棚板部5の上面と吸着や粘着やゴム圧着等で接着されながら棚板部5に載置されるものである。ここで、「ゴム圧着」とは、裏面にゴムが張られた棚板カバー部9が棚板部5に載置された状態で、予備ペーパー収納部10に収納された予備のトイレットペーパー8などの重さや棚板部5の上部に置かれた載置物によって棚板部5に下方向の力が働くことにより、棚板カバー部9の裏面が棚板部5に接着されることである。このように、棚板カバー部9の裏面には、棚板部5の上面と吸着や粘着等で接着される接着地9a(接着材料)が設けられている。そして、棚板カバー部9の裏面の接着地9aは、棚板カバー部9の上面の布地生地を棚板カバー部9の裏面の接着地9a(接着材料)の四方四面から周り込ませ、布地生地により接着地9a(接着材料)を挟みこませた状態で、棚板カバー部9の布地生地の上部(又は下部)から縫製することにより、棚板カバー部9の接着地9a(接着材料)と棚板カバー部9の布地生地を一体化させている。なお、本実施形態では、棚板カバー部9は棚板部5の上面と同形状から形成されているとしたが、これに限らず、棚板カバー部9は棚板部5の上面と略同形状から形成されているとしてもよい。ここで、以下においては、説明の便宜上、棚板カバー部9は棚板部5の上面と略同形状から形成されているとして説明する。ここで、「棚板カバー部9が棚板部5の上面と略同形状で棚板部5に載置される」とは、棚板カバー部9が棚板部5の上面より少し小さく、棚板部5に一部覆われていないところがあってもよく、また棚板カバー部9が棚板部5の上面より少し大きい形状であってもよいとの意味である。トイレ使用者は、トイレ使用時に、棚板カバー部9上部に携帯電話や鍵や財布などを載置させる。このように、トイレ使用者が2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部に直接携帯電話や鍵や財布などの硬化物を置かれると、棚板部5の上面が携帯電話や鍵などの硬化物と接触することにより、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5が損傷してしまうが、本実施形態によれば、棚板部5の上面と略同形状の棚板部5に載置される棚板カバー部9が設けられているので、トイレ使用者が携帯電話や鍵や財布などを載置しても、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上面が損傷することがなく、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5を保護することができる。なお、本実施形態では、棚板カバー部9の上面が布地生地から形成されているとしたが、これに限らず、ビニール生地など他の生地(材料)から形成されるのものであってもよい。また、棚板カバー部9は棚板部5の上面と略同形状から形成されているとしたが、これに限らず、棚板部5の中央部分のみを覆うなど棚板部5の上面より小さい形状から形成されてもよい。つまり、棚板カバー部9は、棚板部5の上面との形状との如何を問わず、棚板部5の上面に載置されるものであればよい。
【0036】
予備ペーパー収納部10は、予備のトイレットペーパー8が収納されるもので、長尺布地の平面形状の平面形状体12の略両端部を縫い合わした中空形状から形成されている。このように、予備ペーパー収納部10が長尺布地の平面形状の平面形状体12の略両端部を縫い合わした中空形状から形成されているので、平面形状体12の中空形状内にトイレットペーパー8を左右から挿入し、そして、平面形状体12の中空形状内からトイレットペーパー8を抜き取ることができる。なお、本実施形態では、平面形状体12が長尺布地の平面形状から形成されているとしたが、これに限らず、ビニール生地など他の生地(材料)から形成されるのものであってもよい。また、本実施形態では、長尺布地の平面形状の平面形状体12の略両端部を縫い合わした中空形状から形成されているとしたが、これに限らず、平面形状の平面形状体12の略両端部を接合させた中空形状から形成されているとしてもよく、また、単に、横長中空形状から形成されているとしてもよい。
【0037】
細長形状連結部11は、紐形状から形成され、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右をおいて、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部9の側部を介して設けられたものである。つまり、細長形状連結部11は、予備ペーパー収納部10の左側上部と棚板カバー部9の左側後部および予備ペーパー収納部10の右側上部と棚板カバー部9の右側後部にそれぞれ固着して結合されている。ここで、「予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部9の側部を介して設けられた」とは、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右において、細長形状連結部11を予備ペーパー収納部10の左側上部と棚板カバー部9の左側後部および予備ペーパー収納部10の右側上部と棚板カバー部9の右側後部に直接それぞれ固着結合させているものだけでなく、細長形状連結部11を予備ペーパー収納部10の他の部分(例えば、予備ペーパー収納部10の左右の上下中央部など)にそれぞれ結合させ、そして、その細長形状連結部11と結合された予備ペーパー収納部10の他の部分から予備ペーパー収納部10の左右の上部をそれぞれ介して設けられたものでもよく、さらに、細長形状連結部11を棚板カバー部9の他の部分(棚板カバー部9の左右の後方中央部など)と結合させ、そして、その細長形状連結部11と結合された棚板カバー部9の他の部分から棚板カバー部9の左右の側部を介して連結させたものでもよい。すなわち、細長形状連結部11は、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右をおいて、予備ペーパー収納部10の上部および棚板カバー部9の側部を介して連結して設けられたものであればよい。なお、本実施形態では、細長形状連結部11は紐形状から形成させたが、これに限らず、鎖形状やテープ形状などの他の形状から形成されるものであってもよい。
【0038】
次に、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の使用方法について、図5および図6を参照にしながら説明する。ここで、、図5図3のA-A断面図であり、図6は本発明の第1実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの使用状態を示す図である。ここで、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部10を用いて説明する。また、図6では、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板カバー部9を見やすくするために、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板カバー部9の前方を2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板部5から浮かして図示しているが、実際においては、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板カバー部9(底面)は、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板部5の上面と接触して載置されている。
【0039】
トイレ使用者は、2連式トイレットペーパーホルダ2に取り付けられているトイレットペーパー8のぺーバー紙がなくなっている場合には、2連式トイレットペーパーホルダ2に取り付けられているぺーバー紙がなくなっているトイレットペーパー8と予備ペーパー収納部10に収納されている予備のトイレットペーパー8を取換え、2連式トイレットペーパーホルダ2に新たなトイレットペーパー8が取り付けられる。
【0040】
以上説明したように、トイレットペーパー8がなくなれば、予備ペーパー収納部10に収納されている予備のトイレットペーパー8と取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部10のトイレットペーパー8に取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部10の側方側からトイレットペーパー8を取り出そうとすると、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部10が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部10が現状の位置から移動してしまうことになるが、本実施形態によれば、棚板カバー部9が棚板部5と接着されているので、予備ペーパー収納部10に収納されているトイレットペーパー8を側方側から出し入れする際にも、棚板カバー部9が前方および左右に移動し難くなり、安定してトイレットペーパー8を出し入れすることができる。これにより、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部10に左右下斜め方向の力が加わることにより、予備ペーパー収納部10が現状の位置から動いてしまっても、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板カバー部9が前方および左右に移動することがなく、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板カバー部9上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0041】
(第2実施形態)
次に、本発明のおける2連式トイレットペーパーホルダカバー21の第2実施形態について、図7図9を用いて説明する。ここで、図7は本発明の第2実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図であり、図8は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部の斜視図であり、図9図8のB-B断面図である。
【0042】
第2実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態では、細長形状連結部11は、予備ペーパー収納部10の左側上部と棚板カバー部9の左側後部および予備ペーパー収納部10の右側上部と棚板カバー部9の右側後部にそれぞれ固着して結合させているのに対し、第2実施形態では、棚板カバー部29は、後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔29aが形成され、細長形状連結部22は、その棚板カバー部29の後方連結部貫通孔29a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の後部側面とを連結させたところなどが異なる(図7図9参照)。なお、第2実施形態においては、第1実施形態と同一構成のものについては同一符号を用い、同一の作用効果を奏するものとし、説明は省略する。
【0043】
棚板カバー部29は、後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔29aが形成されている(図8図9参照)。この後方連結部貫通孔29aは、棚板カバー部29の後方の左側端部から右側端部まで貫通して設けられている。そして、細長形状連結部22は、棚板カバー部29の後方連結部貫通孔29a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて挿入されている。これにより、細長形状連結部22の一端が予備ペーパー収納部10の左右上端のいずれかに結合され、そして、細長形状連結部22の一端から棚板カバー部29の後方連結部貫通孔29aを介して、細長形状連結部22の他端が予備ペーパー収納部10の右左上端のいずれかに結合されるように構成されている。このようにして、細長形状連結部22は、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の後部側部を介して、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の後部側部とを連結させている。なお、本実施形態では、細長形状連結部22の一端および他端を予備ペーパー収納部10の左右上端または右左上端に結合させたが、これに限らず、第1実施形態と同様、細長形状連結部22を予備ペーパー収納部10の左右の上下中央部などと結合させて、予備ペーパー収納部10の上部を介して設けられるようにしてもよい。すなわち、細長形状連結部22は、本実施形態においても、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右をおいて、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の側部を介して設けられるようにすればよい。
【0044】
予備ペーパー収納部10は、上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔10aが形成されている(図10図11参照)。この上方連結部貫通孔10aは、予備ペーパー収納部33の上方の左側端部から右側端部まで貫通して設けられている。そして、予備ペーパー収納部10の上方連結部貫通孔10a内には、塩ビパイプ(図示略)が挿入されている。このように、予備ペーパー収納部10の上方連結部貫通孔10a内に塩ビパイプ(図示略)が挿入されているので、予備ペーパー収納部10の上方連結部貫通孔10aが塩ビパイプ(図示略)の形状が直線上であれば直線上になり、予備ペーパー収納部10に予備のトイレットペーパー8を収納しやすくなるとともに、見た目もよくすることができる。なお、 本実施形態では、塩ビパイプ(図示略)を上方連結部貫通孔10a内に挿入させたが、これに限らず、塩ビパイプ以外の中空状のパイプやホース、さらに、プラスチック製や木製や金属製の棒状体を上方連結部貫通孔10a内に挿入させてもよく、また、予備ペーパー収納部10が所定の形態を保持できる場合においては、塩ビパイプや棒状体などを上方連結部貫通孔10a内に挿入しない構成であってもよい。ここで、図10は本発明の第2実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部の斜視図であり、図11図10のC-C断面図である。
【0045】
トイレットペーパー8がなくなれば、予備ペーパー収納部10に収納されている予備のトイレットペーパー8と取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部10のトイレットペーパー8に取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部10の側方側からトイレットペーパー8を取り出そうとすると、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部10が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部10が前方や左右に移動することにより現状の位置から移動してしまうことになるが、本実施形態によれば、棚板カバー部29に後方左右方向に中空状の後方連結部貫通孔29aが形成され、細長形状連結部22が棚板カバー部29の後方連結部貫通孔29a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の後部側部とが連結されているので、予備ペーパー収納部10が現状の位置から動いてしまっても、細長形状連結部22が棚板カバー部29の後方連結部貫通孔29a内を長手方向に移動することにより、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー21の棚板カバー部9に前方や左右方向の大きな力が生じ難くなる。これにより、棚板カバー部29がより一層前方および左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー21の棚板カバー部29上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0046】
(第3実施形態)
次に、本発明のおける2連式トイレットペーパーホルダカバー31の第3実施形態について、図12図14を用いて説明する。ここで、図12は本発明の第3実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図であり、図13は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの予備ペーパー収納部の斜視図であり、図14図13のD-D断面図である。
【0047】
第3実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態では、細長形状連結部11は、予備ペーパー収納部10の左側上部と棚板カバー部9の左側後部および予備ペーパー収納部10の右側上部と棚板カバー部9の右側後部にそれぞれ固着して結合されているのに対し、第3実施形態では、予備ペーパー収納部33は、上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔33aが形成され、細長形状連結部32は、その予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側面とを連結させたところなどが異なる(図12図14参照)。なお、第3実施形態においては、第1実施形態と同一構成のものについては同一符号を用い、同一の作用効果を奏するものとし、説明は省略する。
【0048】
予備ペーパー収納部33は、上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔33aが形成されている(図14参照)。この上方連結部貫通孔33aは、予備ペーパー収納部33の上方の左側端部から右側端部まで貫通して設けられている。そして、細長形状連結部32は、予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて挿入されている。これにより、細長形状連結部22の一端が棚板カバー部9の左右側部のいずれかに結合され、そして、細長形状連結部22の一端から予備ペーパー収納部33上方連結部貫通孔33aを介して、細長形状連結部22の他端が棚板カバー部9の右左側部のいずれかに結合されるように構成されている。このようにして、細長形状連結部32は、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部を介して、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部とを連結させている。ここで、本実施形態では、細長形状連結部32を予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内に直接挿入させているが、これに限らず、第2実施形態と同様に、予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内に塩ビパイプ(図示略)を挿入させ、そして、上方連結部貫通孔33a内の塩ビパイプ(図示略)に細長形状連結部32を挿入させてもよい。このように、細長形状連結部32を予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内の塩ビパイプ(図示略)に挿入させることにより、予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33aが塩ビパイプ(図示略)の形状が直線上であれば直線上になり、予備ペーパー収納部10に予備のトイレットペーパー8を収納しやすくなるとともに、見た目もよくすることができる。さらに、塩ビパイプ(図示略)は予備ペーパー収納部33(布地材料やビニール生地材料など)より表面摩擦係数が小さいことから、細長形状連結部32を塩ビパイプ(図示略)内をスムーズに移動させることができる。また、上述したように、塩ビパイプ以外の中空状のパイプやホース、さらに、プラスチック製や木製や金属製の棒状体(図示略)を上方連結部貫通孔33a内に挿入させてもよく、また、本実施形態のように、予備ペーパー収納部33が所定の形態を保持できる場合においては、塩ビパイプや棒状体(図示略)などを上方連結部貫通孔33a内に挿入しない構成であってもよい。ここで、棒状体(図示略)を上方連結部貫通孔33a内に挿入する場合は、細長形状連結部32は、予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内の棒状体(図示略)の外周面に沿って、上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動することになる。なお、本実施形態では、細長形状連結部22の一端および他端を棚板カバー部9の左右側部または右左側部に結合させたが、これに限らず、第1実施形態と同様、細長形状連結部22を棚板カバー部9の左右の後方中央部などと結合させて、棚板カバー部9の側部を介して設けられるようにしてもよい。すなわち、細長形状連結部22は、本実施形態においても、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右をおいて、予備ペーパー収納部10の上部と棚板カバー部29の側部を介して設けられるようにすればよい。
【0049】
細長形状連結部32は、2連式トイレットペーパーホルダ2の左右をおいて、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の側部を介して連結するように設けられている。そして、この細長形状連結部32は、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部の間の位置で着脱自在に分離可能で構成されている。すなわち、細長形状連結部32は、上述したように、上部一端部および他端部が棚板カバー部9の後部の左右側部と固着され、そして、下部端部は予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて挿入されている。そして、この棚板カバー部9の後部側部と固着されている細長形状連結部32の細長形状連結上部32aは、予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33aから外部に出ている細長形状連結部32の細長形状連結下部32bより短く形成されている。このようにすることにより、細長形状連結部32の細長形状連結下部32bが予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動しやすくすることができる。また、細長形状連結上部32aの下端部には細長形状連結上部係止孔32cが形成され、細長形状連結下部32bの上端部には細長形状連結下部係止孔32dが形成されている。そして、細長形状連結上部係止孔32cと細長形状連結下部係止孔32dに、略S字形状で形成された係止具34を係止することにより、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の側部が細長形状連結部32により連結される。なお、本実施形態では、細長形状連結部32の細長形状連結上部32aを細長形状連結下部32bより短く形成させ、細長形状連結部32の分離可能部分を細長形状連結部32の上方側にしたが、これに限らず、細長形状連結部32の細長形状連結上部32aを細長形状連結下部32bより長く形成させ、細長形状連結部32の分離可能部分を細長形状連結部32の下方側にしてもよく、この細長形状連結部32の着脱自在に分離可能部分は、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部の間の位置であれば、上部中部下部や、上部~中部の位置、中部~下部の位置などどこに設けてもよい。また、本実施形態では、細長形状連結上部32aに細長形状連結上部係止孔32cを形成し、細長形状連結下部32bに細長形状連結下部係止孔32dを形成させ、そして、細長形状連結上部係止孔32cと細長形状連結下部係止孔32dが係止具34により係止させ、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の側部を連結させたが、これに限らず、細長形状連結上部32aと細長形状連結下部32bを連結させることができるものであれば、他の構造・部材を用いて、細長形状連結上部32aと細長形状連結下部32bを連結させてもよい。さらに、第2実施形態の細長形状連結部22では、細長形状連結部22を着脱自在に分離可能にしていないが、本実施形態のように、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部の間の位置で細長形状連結部32を着脱自在に分離可能に形成させるようにしてもよい(本実施形態の「なお書き」なども含む)。
【0050】
このように、トイレットペーパー8がなくなれば、予備ペーパー収納部33に収納されている予備のトイレットペーパー8と取替えを行なうことになるが、その予備ペーパー収納部33のトイレットペーパー8に取替えを行なうときに、トイレ使用者が予備ペーパー収納部33の側方側からトイレットペーパー8を取り出そうとすると、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部33が動かされることにより左右下斜め方向の力が加わるので、予備ペーパー収納部33が前方や左右に移動することにより現状の位置から移動してしまうことになるが、本実施形態によれば、予備ペーパー収納部33に上方左右方向に中空状の上方連結部貫通孔33aが形成され、細長形状連結部32が予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動可能な状態で貫通させて、予備ペーパー収納部33の上部と棚板カバー部9の後部側部とが連結されているので、予備ペーパー収納部33が現状の位置から動いてしまっても、細長形状連結部32が予備ペーパー収納部33の上方連結部貫通孔33a内を長手方向に移動することにより、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー31の棚板カバー部9に前方や左右方向の大きな力が生じ難くなる。これにより、棚板カバー部9がより一層前方および左右に移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバー31の棚板カバー部9上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0051】
(第4実施形態)
次に、本発明のおける2連式トイレットペーパーホルダカバー41の第4実施形態について、図15および図16を用いて説明する。ここで、図15は本発明の第4実施形態における2連式トイレットペーパーホルダカバーの正面図であり、図16は同2連式トイレットペーパーホルダカバーの使用状態を示す図である。また、図16では、2連式トイレットペーパーホルダカバー41の棚板カバー部9を見やすくするために、2連式トイレットペーパーホルダカバー41の棚板カバー部9の前方を2連式トイレットペーパーホルダカバー41の棚板部5から浮かして図示しているが、実際においては、2連式トイレットペーパーホルダカバー41の棚板カバー部9(底面)は、2連式トイレットペーパーホルダカバー1の棚板部5の上面と接触して載置されている。
【0052】
第4実施形態と第1実施形態の異なるところは、第1実施形態では、予備ペーパー収納部10は、長尺平面形状の平面形状体12の略両端部が接合させた中空形状から形成され、その平面形状体12の中空形状内にトイレットペーパー8を左右から挿入し、そして、平面形状体12の中空形状内からトイレットペーパー8を抜き取れるようにしたのに対し、第4実施形態では、予備ペーパー収納部42は、第1実施形態の平面形状体12の中空形状から構成された予備ペーパー収納部10に、さらに平面形状の平面形状体12の前方に2つ形成された前方ペーパー収納部43を有しているところが異なる。ここで、第4実施形態の2連式トイレットペーパーホルダカバー41は、第2実施形態および第3実施形態の2連式トイレットペーパーホルダカバー21(2連式トイレットペーパーホルダカバー31)にも適用される。なお、本実施形態では、予備ペーパー収納部42は、第1実施形態の中空形状から構成された予備ペーパー収納部10に、さらに平面形状の平面形状体12の前方に前方ペーパー収納部43を2つ形成させたが、これに限らず、中空形状から構成された予備ペーパー収納部10を設けず、平面形状の平面形状体12の前方に前方ペーパー収納部43を2つ形成させたものであってもよい(第1実施形態~第3実施形態も同様)。
【0053】
このように、予備ペーパー収納部42は平面形状の平面形状体12の前方に2つ形成された前方ペーパー収納部43を有し、細長形状連結部11は、予備ペーパー収納部42の左側上部と棚板カバー部9の左側後部および予備ペーパー収納部42の右側上部と棚板カバー部9の右側後部にそれぞれ連結されているので、使用者が平面形状の平面形状体12の前方に形成されている予備ペーパー収納部42の前方ペーパー収納部43からトイレットペーパー8を取り出すときには、予備のトイレットペーパー8が収納されている予備ペーパー収納部42に前後方向の力が加わるが、左右下斜め方向の力はあまり加わらないので、予備ペーパー収納部が現状の位置から移動し難くなる。このように、予備ペーパー収納部42が現状の位置から移動し難くなるので、棚板カバー部9が前方および左右により一層移動し難くなり、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部の上部の2連式トイレットペーパーホルダカバーの棚板カバー部9上に載置されている携帯電話や鍵や財布などが下部(特に、便器内)に落下しないようにすることができる。
【0054】
以下において、上記実施形態(第1実施形態~第4実施形態)の変形例について、説明する。
(変形例1)
上記実施形態では、棚板カバー部9の上面の布地生地を棚板カバー部9の裏面の接着地9a(接着材料)の四方四面から周り込ませ、布地生地により接着地9a(接着材料)を挟みこませた状態で、棚板カバー部9の布地生地の上部(又は下部)から縫製することにより、棚板カバー部9の接着地9a(接着材料)と棚板カバー部9の布地生地を一体化させたが、これに限らず、棚板カバー部9の上面の布地生地を棚板カバー部9の裏面の接着地9a(接着材料)の四方四面に周り込ませず、棚板カバー部9の布地生地の裏面に接着地9a(接着材料)を載置させた状態で、棚板カバー部9の布地生地と接着地9a(接着材料)を側面から縫製することにより、棚板カバー部9の接着地9a(接着材料)と棚板カバー部9の布地生地を一体化させてもよく、また、棚板カバー部9の布地生地の裏面に接着地9a(接着材料)を熱圧着等させることによって離れないように接着させることにより、棚板カバー部9の接着地9a(接着材料)と棚板カバー部9の布地生地を一体化させてもよい。ここで、変形例については、第1実施形態の符号を用いて説明しているが第2実施形態~第4実施形態についても同様に適用される。
【0055】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0056】
1 2連式トイレットペーパーホルダカバー
2 2連式トイレットペーパーホルダ
3 壁結合部
3a ボルト挿入口
4 支持板
5 棚板部
6 ぺーパー支持部
6a 左側ぺーパー支持部
6b 右側ぺーパー支持部
7 紙切りプレート
8 トイレットペーパー
9 棚板カバー部
9a 接着地
10 予備ペーパー収納部
10a 上方連結部貫通孔
11 細長形状連結部
12 平面形状体
21 2連式トイレットペーパーホルダカバー
22 細長形状連結部
29 棚板カバー部
29a 後方連結部貫通孔
31 2連式トイレットペーパーホルダカバー
32a 細長形状連結上部
32b 細長形状連結下部
32c 細長形状連結上部貫通孔
32d 細長形状連結下部貫通孔
33 予備ペーパー収納部
33a 上方連結部貫通孔
34 係止具
41 2連式トイレットペーパーホルダカバー
42 予備ペーパー収納部
43 前方ペーパー収納部

【要約】      (修正有)
【課題】従来の2連式トイレットペーパーホルダは、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部上部に携帯電話などが載置されると、棚板部の上面が携帯電話などの硬化物と接触することにより、2連式トイレットペーパーホルダの棚板部が損傷してしまうという問題があった。
【解決手段】本発明は、棚板部5に載置される棚板カバー部9が設けられているので、トイレ使用者が携帯電話や鍵や財布などを載置しても、2連式トイレットペーパーホルダ2の棚板部5の上面が損傷することがなくなる。さらに、棚板カバー部9が棚板部5と接着されているので、予備ペーパー収納部10に収納されているトイレットペーパー8を出し入れする際にも、棚板部5の上部の棚板カバー部9が前方および左右に移動することがなく、棚板カバー部9上に載置されている携帯電話などが下部に落下しないようにすることができる。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
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図16
図17