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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-22
(45)【発行日】2024-05-30
(54)【発明の名称】審査装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240523BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020085276
(22)【出願日】2020-05-14
(65)【公開番号】P2021179842
(43)【公開日】2021-11-18
【審査請求日】2023-02-08
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【弁理士】
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 もとこ
(72)【発明者】
【氏名】勝間田 優樹
(72)【発明者】
【氏名】泉澤 拓弥
(72)【発明者】
【氏名】山田 曉
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-197257(JP,A)
【文献】特開2019-114019(JP,A)
【文献】特開2018-081596(JP,A)
【文献】特開2006-099591(JP,A)
【文献】特開2002-342462(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0166206(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末のログ情報を取得するログ情報取得部と、
前記ログ情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザが所定の適性を有しているか否かを審査する審査部と、を備え
前記ログ情報は、前記ユーザ端末において使用されたアプリケーション情報、および前記ユーザ端末から外部サイトのアクセス情報の少なくとも一つであり、
前記アプリケーション情報は、アプリケーションの種別およびその起動時間を含み、
前記アクセス情報は、アクセスされるサイトおよびそのアクセス時間を含み、
前記ログ情報取得部は、夫婦であるユーザのそれぞれのユーザ端末のログ情報を取得し、
前記審査部は、前記ログ情報に基づいた前記夫婦であるユーザのそれぞれの行動情報に従って、前記夫婦であるユーザがともに、前記所定の適性として、所定の行動をとっているか否かを審査し、
前記所定の適性とは、前記ユーザが子供または愛玩動物を引き取る里親としての適性がある否かを示す、
審査装置。
【請求項2】
前記ログ情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザの行動を示す行動情報を取得する行動情報取得部をさらに備え、
前記審査部は、前記ユーザの行動情報に基づいてユーザを審査する、請求項1に記載の審査装置。
【請求項3】
前記行動情報は、自宅滞在時間、勤務地滞在時間、訪問先、および購買履歴を含む、請求項2に記載の審査装置。
【請求項4】
前記審査部は、既に所定の登録がなされた他のユーザの行動情報またはログ情報に基づいて、前記ユーザを審査する、請求項1~3のいずれか一項に記載の審査装置。
【請求項5】
前記所定の行動とは、子供または愛玩動物を引き取る里親の所定の適正として、自宅に所定時間以上滞在していることを少なくとも含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の審査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに対する審査を行う審査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ユーザが入力した個人の属性情報および異なる時期にユーザインターフェイス装置から入力した行動、状態、環境等の個人可変情報を受け付け、個人識別IDに関連付けてユーザ管理データベースに蓄積しておき、この蓄積されている個人の属性情報と個人可変情報に基づき、ユーザの適性適職診断、運、運勢判断、占い、性格分析または診断、行動分析または診断、思考分析または診断、健康分析または診断、ユーザのおかれた環境の分析または診断、ユーザの能力の分析または診断の少なくともひとつの処理を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2006-350983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、ユーザインターフェイス装置から入力した情報に基づいた分析を行う。従って、事実ではない入力に基づいた分析を行う可能性がある。
【0005】
そこで、上述の課題を解決するために本発明は、ユーザから入力された情報に基づくことなく、当該ユーザの審査を可能にする審査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の審査装置は、ユーザ端末のログ情報を取得するログ情報取得部と、前記ログ情報に基づいて、前記ユーザ端末のユーザが所定の適性を有しているか否かを審査する審査部と、を備える。
【0007】
この発明によると、ログ情報に基づいてユーザが所定の適性を有しているか否かを審査することができる。したがって、虚偽の情報を排した正確なユーザの審査を可能にする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、虚偽の情報による審査を行うことなく、ユーザの審査を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本開示における審査システム100を含んだ通信システム構成を示す図である。
図2】審査システム100の機能構成を示すブロック図である。
図3】分析された行動情報を示す図である。
図4】審査システム100を用いた審査方法の処理を示すシーケンス図である。
図5】本開示の一実施の形態に係る審査システム100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0011】
図1は、本開示における審査システム100を含んだ通信システム構成を示す図である。図に示されるとおり、審査システム100は、官民福祉施設サーバ200,ログDB300、および里親希望者デバイス400とネットワークを介して通信可能にする。
【0012】
官民福祉施設サーバ200は、官民福祉施設に配置いるサーバであり、里親条件DB201および既里親DB202を含む。この官民福祉施設は、何かの事情により家庭で暮らすことのできない子供(児童および乳児)を保護する施設であり、これら子供たちの里親を探すための施設である。官民福祉施設サーバ200は、その里親としての適正情報である里親条件を里親条件DB201に記憶する。
【0013】
里親条件としては以下の項目が挙げられる。
【0014】
・里親の年齢(自治体によるが里親と子供との年齢差が40-45才となるよう設定されている)
・婚姻歴(3年以上)
・生活が安定(ギャンブルに行っているかの有無。所定の場所に行っているか否かの有無)
・夫婦仲が良い(休日一緒に過ごす時間)
・心身ともに健康(酒・タバコの購入量)
・一定期間育児に専念できる環境(職場滞在時間と自宅滞在時間、 外食中食自炊の頻度)
これら条件は、後述するログDB300の各情報により判断される。また、既に里親となった人の上記里親条件に準じた情報を記憶してもよい。
【0015】
ログDB300は、デバイス位置情報301、決済情報302、アプリ起動情報303、サイト情報304および基本情報305を記憶する。デバイス位置情報301は、携帯端末である里親希望者デバイス400の位置情報およびその時間を示す。位置情報は、里親希望者デバイス400のGPS機能に基づいてもよいし、移動体通信網を構成する基地局に基づいた概略位置情報に基づいてもよい。位置情報は、里親希望者デバイス400から、または移動体通信網の通信事業者から取得される。
【0016】
なお、デバイス位置情報301は、位置情報およびその時間としてもよいし、自宅滞在時間、職場滞在時間、スポット訪問時間またはその頻度などとしてもよい。スポット訪問先としては、パチンコ屋、オートレース場、競馬場、居酒屋等などが挙げられる。これらはNGスポットとして考えられる。また、その他、NGスポットとして、そのユーザの実家などが挙げられる。
【0017】
決済情報302は、里親希望者デバイス400が備える決済機能に基づいて導出される、里親希望者が購入した店舗名、利用頻度、購入品、金額、およびその購入時間を示す。決済機能は、QRコードを利用した機能、非接触型ICカードが挙げられる。決済情報302は、里親希望者デバイス400から決済処理の都度または所定タイミングでまとめて送信される。
【0018】
アプリ起動情報303は、里親希望者デバイス400にインストールされている各種アプリケーション(以降、アプリと略す)の起動頻度および起動時間を示す。アプリとして、出前アプリ、料理アプリなどが考えられる。アプリ起動情報303は、里親希望者デバイス400からアプリが起動する都度または所定タイミングでまとめて送信される。
【0019】
サイト情報304は、里親希望者デバイス400がアクセスしたサイトを示す情報およびアクセスした時間である。例えば、URLおよびその時間である。サイトとしてはレシピサイト、ECサイト(通信販売サイト)などが挙げられる。サイト情報304は、里親希望者デバイス400からアプリが起動する都度または所定タイミングでまとめて送信される。
【0020】
基本情報305は、里親希望者の属性を示す情報である。例えば、里親希望者の年齢、性別、年収である。そのほか居住地、子供の有無なども含んでもよい。基本情報305は、予め里親希望者から申告により得られた情報であり、官民福祉施設の管理者が登録する。なお、基本情報305は、官民福祉施設サーバ200に記憶されてもよい。官民福祉施設の管理者が実際に希望者と会って基本情報305を登録し、また戸籍等に基づいて登録することで、虚偽申告を防止できる。
【0021】
これら情報は、予め里親希望者の識別番号に対応付けられており、後述する審査処理時において、識別番号をキーにしてそれぞれの情報が読み出され、里親希望者の行動を分析することができる。
【0022】
審査システム100は、官民福祉施設サーバ200およびログDB300から里親条件および里親希望者のログ情報を、ネットワークを介して取得し、里親希望者が里親条件に適しているかを判断する。
【0023】
つぎに、審査システム100の構成について説明する。図2は、審査システム100の機能構成を示すブロック図である。図に示されるとおり、審査システム100は、審査受付部101、ログ情報取得部102、行動情報取得部103、審査部104、里親条件取得部105、および里親条件DB106を含んで構成されている。
【0024】
審査受付部101は、里親希望者デバイス400から里親の登録希望を受け付ける部分である。
【0025】
ログ情報取得部102は、里親希望者であるユーザのログ情報をログDB300から取得する部分である。
【0026】
行動情報取得部103は、ログ情報に基づいてユーザの行動を示す行動情報を取得する部分である。例えば、行動情報取得部103は、ユーザの位置情報に基づいて、ユーザの自宅滞在時間および勤務地滞在時間を取得する。その際、行動情報取得部103は、平日および休日に区別してそれぞれの滞在時間を取得してもよい。自宅および勤務地は予めその位置を設定することで特定される。なお、夜にユーザがいる位置を自宅としてもよい。また、平日昼間にユーザがいる位置を勤務地としてもよい。
【0027】
また、行動情報取得部103は、自宅および勤務地以外の訪問先を位置情報に基づいて導出して取得してもよい。例えば、パチンコ店、カフェ、居酒屋などに訪問する頻度が多い場合には、それを示すスポット情報を取得する。また、登山、そのほか観光地に訪問する場合も同様である。予め位置情報と、店舗または観光地などと対応付けたテーブル情報があり、これらスポット情報は、当該テーブル情報に基づいて導出される。
【0028】
図3は、分析された行動情報を示す図である。説明の便宜上、行動情報は、リストにて表現されているが、これに限るものではない。図3を参照すると、この行動情報は、ユーザごとに、年齢、年収、自宅滞在時間、勤務地滞在時間、訪問先および購買履歴を示す。上述したとおり、年齢および年収は、基本情報305から導出される。自宅滞在時間および勤務地滞在時間は、デバイス位置情報301から導出される。訪問先は、デバイス位置情報301から導出される。購買履歴は、決済情報302から導出される。
【0029】
なお、ここでは省略しているが、アプリ起動情報303およびサイト情報304からユーザの適正等が導出される。例えば、起動されるアプリの種別またはアクセスされるサイト、並びにその起動時間(アクセス時間)によって、子育てに向いているか否かを判断できる。
【0030】
審査部104は、里親希望者であるユーザの行動情報に基づいて所定の行動を行うユーザであるか否かを審査する部分である。本開示においては、所定の行動とは、里親希望者としてふさわしい行動であり、官民福祉施設により指定された里親条件である。
【0031】
例えば、里親条件として、里親の年齢が50-55才(年齢差を40-45才を想定)に設定されている場合、審査部104は、基本情報305に記述されている情報に基づいて、里親として適正であるか判断する。また、婚姻歴が3年以上に設定されている場合、基本情報305に基づいて判断する。また、生活が安定していることの条件とし、ギャンブルに行っていないことが設定されている場合、審査部104は、行動情報取得部103により取得されたユーザの行動情報に基づいてギャンブル場、パチンコ店などに行っていないか否かを判断する。
【0032】
また、審査部104は、夫婦仲が良いことの条件として、夫婦が休日一緒に過ごす時間を判断する。これは行動情報取得部103が、2人のデバイス位置情報301に基づいて、一緒に行動していたかの情報を取得する。
【0033】
また、審査部104は、心身ともに健康であること条件として、酒・タバコの購入量を判断する。これは行動情報取得部103が決済情報302に基づいて里親希望者が購入した商品および購入量を取得する。
【0034】
また、審査部104は、一定期間育児に専念できる環境として、勤務地滞在時間、自宅滞在時間、外食・中食・自炊の頻度を判断する。行動情報取得部103は、デバイス位置情報301から勤務地滞在時間、自宅滞在時間を取得する。また、行動情報取得部103は、デバイス位置情報301から外食の頻度を取得する。行動情報取得部103は、デバイス位置情報301および決済情報302から中食および自炊の頻度を取得する。例えば、デパート等での総菜売り場での総菜の購入頻度または購入額を取得する。また、デパート等での食品売り場での食材の購入頻度または購入額を取得する。
【0035】
里親条件取得部105は、里親条件を官民福祉施設サーバ200から取得する部分である。里親条件は、上述したとおりであって、自宅滞在時間、勤務地滞在時間、訪問先、購買履歴等に基づいて定められている。例えば自宅滞在時間が、平日であれば○○時間以上、休日であれば○△以上と定められる。また、訪問先のNG先が定められており、例えば所定の業務の店舗などである。また、購入履歴として、所定のNG商品が定められる。
【0036】
つぎに、審査システム100の処理について説明する。図4は、審査システム100を用いた審査方法の処理を示すシーケンス図である。
【0037】
審査システム100において、里親条件取得部105は、官民福祉施設サーバ200から里親条件を取得し、里親条件DB105に記憶する(S101)。この記憶処理は、事前に行われている。まお、里親条件として、既に里親となったユーザの情報も記憶してもよい。
【0038】
この登録希望は、夫婦がともに希望する必要があるが、夫婦と定義付けた二人のユーザを官民福祉施設サーバ200に登録しておき、いずれか一方が登録希望を出すことで、夫婦としての登録希望と扱ってもよい。
【0039】
里親希望者は、自分の端末(里親希望者デバイス400)等を操作することにより、官民福祉施設サーバ200に登録希望処理を行う(S102)。この登録希望処理では、里親希望者の識別番号とともに里親希望者により入力された氏名、年齢等が登録される。官民福祉施設サーバ200は、登録されると、審査システム100に、審査依頼を送信する(S103)。審査依頼には識別番号が含まれる。上記したとおり、夫婦として登録されていた場合、夫婦それぞれの識別番号が、審査依頼に含まれる。
【0040】
登録希望者の識別番号は、ログDBのログ情報の識別番号と同じである。官民福祉施設サーバ200への登録希望時前に、ログ情報の取得のために識別番号が事前に割り振られている。この割り振られた識別番号を用いてログ情報が蓄積される。そして、ユーザは、登録希望時において、事前に割り振られた識別番号を利用して、登録する。
【0041】
なお、事前登録をしないことも可能である。その場合、ユーザ端末の電話番号、そのほか他の目的のアカウントまたはIDを利用して、審査システム100は、里親希望者のログ情報を取得してもよい。
【0042】
審査システム100において、審査受付部101が審査依頼を受け付けると、ログ情報取得部102がログDB300から里親希望者の識別番号に対応する各種ログ情報および基本情報を取得する(S104、S105)。審査依頼に複数の識別番号が含まれていた場合には、それぞれの識別番号に対応する各種ログ情報および基本情報を取得する。
【0043】
行動情報取得部103は、ログ情報取得部102により取得されたログ情報に基づいて、里親希望者それぞれの行動を推定して、それぞれの行動情報を取得する(S106)。
【0044】
審査部104は、取得されたそれぞれの行動情報と、里親条件DB106に記憶されている里親条件とを比較する(S107)。審査部104は、比較結果に基づいて、里親希望者が里親条件に従った所定の行動をしていたと判断する場合には、審査OKの旨の審査結果を官民福祉施設サーバ200に送信する。一方で、審査部104は、比較結果に基づいて、里親希望者が里親条件に従った所定の行動をしてないと判断する場合には、NGの旨の審査結果を官民福祉施設サーバ200に送信する(S108)。本開示においては、審査部104は、夫婦がともに里親条件に従った行動をしていたか否かを判断する。
【0045】
なお、審査部104は、既里親データ(夫婦の行動情報またはログ情報)と、行動情報(またはログ情報)とを比較することで、審査を行ってもよい。既里親データは、既に里親として登録されたユーザであることから、里親条件としてあつかってもよい。既里親データを里親条件として用いる場合、複数の既里親の平均値などをとるなどしてもよい。
【0046】
官民福祉施設サーバ200は、登録希望を出した里親希望者の里親希望者デバイス400に審査結果を送信する(S109)。
【0047】
つぎに、本開示における審査システム100の作用効果について説明する。この審査システム100は、ユーザ端末である里親希望者デバイス400のログ情報を取得するログ情報取得部102と、ログ情報に基づいて、ユーザの行動を示す行動情報を取得する行動情報取得部103と、ユーザの行動情報に基づいて当該ユーザが所定の適性を有しているか否かを審査する審査部104を備える。なお、行動情報を省略してログ情報に基づいた審査も可能である。その場合、里親条件等については、ログ情報に沿った情報で規定される必要がある。
【0048】
この開示によれば、里親希望者デバイス400のログ情報のようにユーザが入力操作をすることなく得られる情報に基づいてユーザが所定の適性を有しているか否かを審査することができる。したがって、ユーザによる虚偽の情報に基づいた審査を行うことなく、ユーザの適性を正確に審査することができる。
【0049】
例えば、ユーザの行動情報は、自宅滞在時間、勤務地滞在時間、訪問先、および購買履歴を含む。これら情報は、里親希望者デバイス400の操作履歴または移動履歴などのログ情報に基づいて導出される情報である。具体的には、ログ情報は、里親希望者デバイス400の位置情報、里親希望者デバイス400による決済情報、里親希望者デバイス400において使用されたアプリケーション情報、および里親希望者デバイス400から外部サイトのアクセス情報の少なくとも一つである。
【0050】
審査部104は、既に所定の登録がなされた他のユーザの行動情報またはログ情報に基づいて、ユーザを審査してもよい。本開示の例では、里親として既に登録されたユーザの行動情報またはログ情報を里親条件として、これから里親として希望する里親希望者である他のユーザの審査に利用することができる。
【0051】
本開示においては、子供を引き取り育てるには、夫婦であることが好ましく、その際に所定の条件を満たすことが求められる。したがって、夫婦のログ情報等を取得し、審査することがよい。例えば、ログ情報取得部102は、予め定められた対となるユーザとして夫婦それぞれの里親希望者デバイス400のログ情報を1セットとして取得する。そして、行動情報取得部103は、夫婦それぞれの行動情報を取得し、審査部104は、夫婦がともに所定の行動をとっているか否かを審査する。
【0052】
この開示によれば、里親としての適性を正確に判断することができる。なお、上記に例では、夫婦としたがこれに限るものではなく、法的に対として定められた2人としてもよいし、また3人以上の家族としてもよい。また、法的に定められた人間関係に限られなくてもよい。
【0053】
また、里親条件としての所定の行動とは、子供を引き取る里親に適した行動として、自宅に所定時間以上滞在していることを少なくとも含む。一般的に、自宅外に滞在時間が長い人は、子供を育てるには適していないと考えられる。
【0054】
上記開示において、孤児などの子供を引き取る里親を想定した説明をしたが、これに限るものではない。犬または猫などの愛玩動物の里親にも適用できる。その際、里親条件は、ペットを育てるための条件が定められる。また、結婚相手などの審査にも適用できる。その際、結婚相手の本人以外のその家族のログ情報に基づいて行動情報を分析し、結婚相手として適性があるかを審査することに適用してもよい。例えば、結婚相手の趣味を知るために、デバイス位置情報301に基づく訪問先、決済情報302の購入物品に基づいて審査が可能である。また、学校、勤め先を確認するために、デバイス位置情報301の訪問先に基づいた審査も可能である。
【0055】
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0056】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0057】
例えば、本開示の一実施の形態における審査システム100などは、本開示の審査方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図5は、本開示の一実施の形態に係る審査システム100のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の審査システム100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0058】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。審査システム100のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0059】
審査システム100における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0060】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の審査部104などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0061】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、審査部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
【0062】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る審査方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0063】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0064】
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の審査受付部101、ログ情報取得部102、里親条件取得部105などは、通信装置1004によって実現されてもよい。この通信装置1004は、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
【0065】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0066】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0067】
また、審査システム100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0068】
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
【0069】
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
【0070】
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0071】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0072】
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0073】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0074】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0075】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0076】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0077】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0078】
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
【0079】
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
【0080】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
【0081】
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。
【0082】
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0083】
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0084】
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0085】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
【0086】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0087】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0088】
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0089】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【符号の説明】
【0090】
100…審査システム、101…審査受付部、102…ログ情報取得部、102…ログ情報取得部、103…行動情報取得部、104…審査部、105…里親条件取得部、200…官民福祉施設サーバ、301…デバイス位置情報、302…決済情報、303…アプリ起動情報、304…サイト情報、305…基本情報。
図1
図2
図3
図4
図5