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特許7493538創外固定装置に構成要素の相互連結性を提供するダイナマイゼーションタブ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-23
(45)【発行日】2024-05-31
(54)【発明の名称】創外固定装置に構成要素の相互連結性を提供するダイナマイゼーションタブ
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/62 20060101AFI20240524BHJP
【FI】
A61B17/62
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2021573827
(86)(22)【出願日】2020-06-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-23
(86)【国際出願番号】 EP2020066715
(87)【国際公開番号】W WO2020254375
(87)【国際公開日】2020-12-24
【審査請求日】2023-06-05
(31)【優先権主張番号】16/448,794
(32)【優先日】2019-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】510210597
【氏名又は名称】テキサス スコティッシュ ライト ホスピタル フォー チルドレン
(73)【特許権者】
【識別番号】510090807
【氏名又は名称】オーソフィックス ソチエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サンチュコフ、ミハイル エル
(72)【発明者】
【氏名】チェルカシン、アレクサンダー エム
(72)【発明者】
【氏名】ロス、ジョン ディー
(72)【発明者】
【氏名】スタンデファー、カレン ディー
(72)【発明者】
【氏名】ヴェントゥリーニ、ダニエーレ
(72)【発明者】
【氏名】オットボニ、アンドレア
【審査官】宮崎 敏長
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-509790(JP,A)
【文献】特表2017-513609(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0161984(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0208187(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画定された長手軸を有するダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)であって、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)が、
前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)を創外固定リング(987、1287)に解除可能に結合するように構成されたリングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)、
支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)であって、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)を1つまたは複数の支柱(190)に解除可能に結合し、静止位置において、負荷下で前記長手軸から変位させられることができるように前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられるように構成された支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)、および
付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)であって、前記付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)は、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸から変位させられることに応じて、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)を前記静止位置に戻すのに十分な付勢力を印加するように構成された付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)
を備える、ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項2】
前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)が、近位端および遠位端を有し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられたリングコネクタ本体(2104)を備え、前記リングコネクタ本体(2104)が、
前記リングコネクタ本体の遠位端において位置付けられ、上面および底面を備える遠位ノブ(493)、
リングコネクタノブ(1715)の上面から前記リングコネクタノブ(1715)の底面に延在し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の縦軸に対して平行である第1のボア(412)であって、前記第1のボアが調節ねじ(451)を受け入れるように構成された第1のボア(412)、
前記リングコネクタ本体(2104)の第1の上側面(409)から前記リングコネクタ本体(2104)の第2の上側面(410)に延在し、前記リングコネクタ本体(2104)の近位端において前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の横軸に対して平行に位置付けられた第2のボア(413、2113)であって、前記第2のボアがピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第2のボア(413、2113)、
前記リングコネクタ本体(2104)の底面から延在し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記縦軸に対して平行に位置付けられ、連結ナット(298、299、398、399、495、496、598、599、698、699、798、799、898、899、1098、1099、1498、1499、2195)を受け入れるように構成された連結ボルト(114、214、315、414、517、617、714、814、934、1019、1414.1502、1602、1702、1802、1902、2114)
をさらに備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)は、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が前記リングコネクタと接触するように前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)は、近位端および遠位端を備えるヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)をさらに備え、
前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)は、
前記ダイナマイゼーションタブの前記横軸に対して平行に位置付けられた第1の遠位側を向く面(249、365、449、561、651、747、850、927、1024、1243、1548、1656、1751、1849、1947、2047、2149)、および
前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記近位端に向けて前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔(142、363、750、1027、1552、1659、1757、1759、1852、1861、1942、1959、2059)であって、前記ロッキングスクリュー孔(142、363、750、1027、1552、1659、1757、1759、1852、1861、1942、1959、2059)がロッキングスクリューを受け入れるように構成されたロッキングスクリュー孔(142、363、750、1027、1552、1659、1757、1759、1852、1861、1942、1959、2059)、ならびに
第2の遠位側を向く面(250、366、450、562、652、748、851、928、1025、1244、1549、1657、1752、1850、1948、2048、2150)および第3の遠位側を向く面(251、367、451、563、655、749、852、929、1026、1245、1550、1658、1753、1851、1949、2049、2151)であって、前記第2の遠位側を向く面(250、366、450、562、652、748、851、928、1025、1244、1549、1657、1752、1850、1948、2048、2150)および前記第3の遠位側を向く面(251、367、451、563、655、749、852、929、1026、1245、1550、1658、1753、1851、1949、2049、2151)それぞれが、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記近位端に向けて前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記遠位端から延在する部分ボアを備える支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)を備え、前記支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)それぞれが、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)を前記支柱に固定するように構成された、第2の遠位側を向く面(250、366、450、562、652、748、851、928、1025、1244、1549、1657、1752、1850、1948、2048、2150)および第3の遠位側を向く面(251、367、451、563、655、749、852、929、1026、1245、1550、1658、1753、1851、1949、2049、2151)をさらに備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)は、リングコネクタ孔(477)を備えることができ、前記リングコネクタ孔(477)は、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の上面に形成され、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)内で下方に延在し、前記リングコネクタ孔(477)の内壁に前記遠位ノブ(493)の外壁が当たることなく前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が枢動することを可能にするのに十分な大きさの内周を有している、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項3】
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が、
近位端および遠位端を備える第1のアーム(458、661、2158)をさらに備え、前記第1のアーム(458、661、2158)が前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記第1のアーム(458、661、2158)がさらに、
上面、
前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面、
第1の内壁面、
第1の側壁面、および
第1の横ピンボアであって、前記第1の横ピンボアが前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行であるように前記第1の側壁面および前記第1の内壁面を通って延在し、前記第1の横ピンボアが前記ピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第1の横ピンボア
を備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が、近位端および遠位端を備える第2のアーム(459、662、2159)をさらに備え、前記第2のアーム(459、662、2159)が前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記第2のアーム(459、662、2159)がさらに、
上面、
前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面、
第2の内壁面、
第2の側壁面、および
第2の横ピンボアであって、前記第2の横ピンボアが前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行であるように前記第2の側壁面および前記第2の内壁面を通って延在し、前記第2の横ピンボアが前記ピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第2の横ピンボア
を備える、請求項2に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項4】
前記第1のアーム(458、661、2158)および前記第2のアーム(459、662、2159)が、複数のアームの近位端において横部材により、連結された、請求項3に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項5】
リングコネクタ本体(2104)が、
前記リングコネクタ本体(2104)の底面上に複数の隆起を備える第1の粗面化された面であって、前記第1の粗面化された面は、前記創外固定リング(987、1287)の面に接触し、前記創外固定リング(987、1287)に対する、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の回転を制限する摩擦接続をもたらし得るように前記リングコネクタ本体(2104)の遠位端において位置付けられる第1の粗面化された面、および
前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面上に複数の隆起を備える第2の粗面化された面であって、前記第2の粗面化された面は、前記創外固定リング(987、1287)の面に接触し、前記創外固定リング(987、1287)に対する、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の回転を制限する摩擦接続をもたらし得るように前記リングコネクタ本体(2104)の近位端において位置付けられる第2の粗面化された面
をさらに備える、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項6】
前記リングコネクタ本体(2104)は、第1の動き制限面(491)であって、前記第1の動き制限面(491)が前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面に対して平行かつ上側であるように、前記リングコネクタ本体(2104)の前記遠位端において、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の横軸に対して平行に位置付けられた第1の動き制限面(491)をさらに備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)のヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)は、第2の動き制限面(492)であって、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸まわりの、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の回転変位の度合いが、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記第2の動き制限面(492)と、前記リングコネクタ本体(2104)の前記第1の動き制限面(491)との間の接触によって制限されるように、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の上面と接触して、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の近位端において位置付けられた第2の動き制限面(492)をさらに備える、請求項5に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項7】
付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)は、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動に対抗する機械的付勢力を前記付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)が与えるように前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の遠位ノブ(493)の底面とリングコネクタ孔(477)の底部との間に位置付けられた圧縮ばねをさらに備える、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項8】
前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)のねじが切られたボア(412)内に配置され、前記ねじが切られたボア(412)を横断するように締められ得る調節ねじ(451)をさらに備え、前記調節ねじ(451)の遠位端が、リングコネクタ孔(477)の底部に当たるように締められると、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動が制限され、前記調節ねじ(451)の前記遠位端が、前記リングコネクタ孔(477)の前記底部から離れる方向に締められると、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動が制御可能に行われ得る、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項9】
ロッキングスクリュー孔(253、454、567、750、853、1247、1659、2154)は、ねじが切られたロッキングスクリュー(1942、2042)を受容するようにねじが切られ、前記ロッキングスクリュー孔(253、454、567、750、853、1247、1659、2154)は、前記ロッキングスクリュー(1942、2042)の近位端が前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の近位端に当たり得るように支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)の近位端と交差して、前記ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に前記支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)に対する、支柱ファスナの移動を防止する、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項10】
縦軸および横軸をさらに有するダイナマイゼーションタブであって、
前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403)は、近位端および遠位端を有し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)がさらに、リングコネクタ本体(2104)を備え、
前記リングコネクタ本体(2104)が、近位端および遠位端を有し、ならびに、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記リングコネクタ本体(2104)がさらに、
上面、
底面、
第1の上側面、
第2の上側面、
リングコネクタノブ(1715)の上面から前記リングコネクタノブ(1715)の底面に延在し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記縦軸に対して平行である第1のボア(412)であって、前記第1のボアが調節ねじ(451)を受け入れるように構成された第1のボア(412)、
前記リングコネクタ本体(2104)の前記第1の上側面から前記リングコネクタ本体(2104)の前記第2の上側面に延在し、前記リングコネクタ本体(2104)の前記近位端において前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行に位置付けられた第2のボア(413、2113)であって、前記第2のボアがピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第2のボア(413、2113)、
前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面から延在し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記縦軸に対して平行に位置付けられ、連結ナット(298、299、398、399、495、496、598、599、698、699、798、799、898、899、1098、1099、1498、1499、2195)を受け入れるように構成された連結ボルト(114、214、315、414、517、617、714、814、934、1019、1414.1502、1602、1702、1802、1902、2114)
を備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)は、近位端および遠位端を有し、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)と接触するように前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)がさらに、ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)を備え、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)が、近位端および遠位端を備え、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)がさらに、
上面、
底面、
を備え、
前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)は、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)を前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)に枢動可能に固定し、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対して、前記横軸まわりに枢動することを可能にするように前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)と接続可能であり、
前記付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)は、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動に対抗する機械的付勢力を前記付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)が与えるように前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)と前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)との間に位置付けられている、請求項1に記載のダイナマイゼーションタブ。
【請求項11】
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)がさらに、
第1の遠位側を向く面(249、365、449、561、651、747、850、927、1024、1243、1548、1656、1751、1849、1947、2047、2149)、 ロッキングスクリュー孔、および
第2の遠位側を向く面(250、366、450、562、652、748、851、928、1025、1244、1549、1657、1752、1850、1948、2048、2150)および第3の遠位側を向く面(251、367、451、563、655、749、852、929、1026、1245、1550、1658、1753、1851、1949、2049、2151)
を備え、
前記第1の遠位側を向く面(249、365、449、561、651、747、850、927、1024、1243、1548、1656、1751、1849、1947、2047、2149)がさらに、上縁および底縁を備え、
前記第1の遠位側を向く面(249、365、449、561、651、747、850、927、1024、1243、1548、1656、1751、1849、1947、2047、2149)が、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行に、前記上縁が前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記上面と接触し、前記底縁が前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記底面と接触するように位置付けられ、
前記ロッキングスクリュー孔が、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記近位端に向けて前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記遠位端から延在する部分ボアを備え、前記ロッキングスクリュー孔が、ロッキングスクリューを受け入れるように構成され、
前記第2の遠位側を向く面(250、366、450、562、652、748、851、928、1025、1244、1549、1657、1752、1850、1948、2048、2150)および前記第3の遠位側を向く面(251、367、451、563、655、749、852、929、1026、1245、1550、1658、1753、1851、1949、2049、2151)それぞれが、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記近位端に向けて前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記遠位端から延在する部分ボアを備える支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)を備え、前記支柱孔(143、144、254、359、455、558、656、751、854、933、1028、1240、1248、1553、1653、1754、1852、1859、1950、2050、2155)が、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)を前記支柱に固定するように構成されている、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項12】
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)がさらに、
第1のアーム(458、661、2158)、および
第2のアーム
を備え、
前記第1のアーム(458、661、2158)が、近位端および遠位端を備え、前記第1のアーム(458、661、2158)が前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記第1のアーム(458、661、2158)がさらに、
上面、
前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面、
第1の内壁面、
第1の側壁面、および
第1の横ピンボアであって、前記第1の横ピンボアが前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行であるように前記第1の側壁面および前記第1の内壁面を通って延在し、前記第1の横ピンボアが前記ピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第1の横ピンボア
を備え、
前記第2のアームが、近位端および遠位端を備え、前記第2のアームが前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に沿って位置付けられ、前記第2のアームがさらに、
上面、
前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面、
第2の内壁面、
第2の側壁面、および
第2の横ピンボアであって、前記第2の横ピンボアが前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行であるように前記第2の側壁面および前記第2の内壁面を通って延在し、前記第2の横ピンボアが前記ピボットピン(480、2180)を受け入れるように構成された第2の横ピンボア
を備え、
前記第1および第2のアームは、複数のアームの近位端において横部材により連結され、
前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の前記第1および第2の上側面は、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)が前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)に枢動可能に固定される前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記第1および第2の内壁面と、摺動可能に係合され得る、請求項11に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項13】
前記リングコネクタ本体(2104)は、第1の動き制限面であって、前記第1の動き制限面が前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面に対して平行かつ上側にあるように、前記リングコネクタ本体(2104)の前記遠位端において、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸に対して平行に位置付けられた第1の動き制限面をさらに備え、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)は、第2の動き制限面であって、前記第2の動き制限面は、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記横軸まわりの、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の回転変位の度合いが、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記第2の動き制限面と、前記リングコネクタ本体(2104)の前記第1の動き制限面との間の接触により、制限されるように、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記上面と接触して、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記近位端において位置付けられた第2の動き制限面をさらに備える、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項14】
前記リングコネクタ本体(2104)が、
前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面上に複数の隆起を備える第1の粗面化された面であって、前記第1の粗面化された面は、前記創外固定リング(987、1287)の面に接触し、前記創外固定リング(987、1287)に対する、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の回転を制限する摩擦接続をもたらし得るように前記リングコネクタ本体(2104)の前記遠位端において位置付けられた第1の粗面化された面、
前記リングコネクタ本体(2104)の前記底面上に複数の隆起を備える第2の粗面化された面であって、前記第2の粗面化された面は、前記創外固定リング(987、1287)の面に接触し、前記創外固定リング(987、1287)に対する、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)の回転を制限する摩擦接続をもたらし得るように前記リングコネクタ本体(2104)の前記近位端において位置付けられた第2の粗面化された面
をさらに備える、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項15】
前記付勢機構(280、350、580、690、780、880、950、1050、1170、1270、1480、1670、1780、1880、1970、2070)が圧縮ばねを備える、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項16】
前記リングコネクタ本体(2104)が、前記リングコネクタ本体(2104)の前記遠位端において位置付けられ、上面および底面を備える遠位ノブ(493)をさらに備え、
前記遠位ノブ(493)は、前記遠位ノブ(493)の前記上面から前記遠位ノブ(493)の前記底面に延在し、前記ダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)の前記縦軸に対して平行である第1のボア(412)をさらに備え、前記第1のボア(412)が調節ねじ(451)を受け入れるように構成され、
前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)は、
リングコネクタ孔(477)、および
調節ねじ(451)
を備えることができ、
前記リングコネクタ孔(477)は、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)の前記上面に形成され、前記ヘッド(141、243、353、443、555、645、743、843、907、1007、1643、1745、1841、1941、1041、2143)内で下方に延在し、前記リングコネクタ孔(477)の内壁に前記遠位ノブ(493)の外壁が当たることなく前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)が枢動することを可能にするのに十分な大きさの内周を有し、
前記調節ねじ(451)は、前記リングコネクタのねじが切られたボア(412)内に配置され、前記ねじが切られたボア(412)を横断するように締められ得、前記リングコネクタ孔(477)の底部に当たるように前記調節ねじ(451)の遠位端が締められると、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動が制限され、前記リングコネクタ孔(477)の前記底部から離れる方向に前記調節ねじ(451)の前記遠位端が締められると、前記リングコネクタ(103、203、404、503、603、703、803、906、1006、1103、1204、1205、1403、1503、1603、1703、1803、1903、2003)に対する、前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の枢動運動は制御可能に行われ得る、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【請求項17】
ロッキングスクリュー孔(253、454、567、750、853、1247、1659、2154)は、ねじが切られたロッキングスクリュー(1942、2042)を受容するようにねじが切られ、前記ロッキングスクリュー孔(253、454、567、750、853、1247、1659、2154)は、前記ロッキングスクリュー(1942、2042)の近位端が前記支柱コネクタ(140、240、440、550、640、650、740、840、1140、1240、1440、1540、1640、1650、1740、1840、1940、2040、2140)の前記近位端に当たり得るように支柱孔の近位端と交差して、前記ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に前記支柱孔に対する支柱ファスナの移動を防止する、請求項10に記載のダイナマイゼーションタブ(101、200、300、400、900、1000、1100、1400、1500、1600、1700、1800、1900、2000)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、創外固定の分野に、および、より具体的には、創外固定支柱を創外固定リングに接合するためのダイナマイゼーションタブに関する。
【背景技術】
【0002】
本開示の範囲を限定することなく、この背景は、創外固定装置に関して、および、具体的には、支柱および/またはロッドを創外固定リングに連結する有利な手段であるダイナマイゼーションタブに関して説明する。一般的に言えば、創外固定装置は、種々の外科手術、たとえば、肢延長術、変形矯正、骨折整復術等において、ならびに、骨癒合不全、変形癒合、および骨欠損の治療において一般的に使用されている装置である。この過程は、いくつかのリングで構成された剛性フレームワークを肢まわりに外部に配置し、ならびに、骨に挿入されたワイヤおよびハーフピンを使用して、関係した骨セグメントに上記フレームワークのセクションを取付けることに関係する。剛性フレームワークの対向するリングは、直接、または、単一平面もしくは多平面ヒンジとともに、ねじが切られておりもしくはテレスコピックロッドにより、相互に連結され、外科医が、任意の期間にわたってすばやくまたは段階的に、骨セグメントの操作後、互いに平行でない対向するリングを連結することを可能にする。
【0003】
たとえば、骨折整復術または骨癒合不全治療では、ワイヤおよびハーフピンが、各骨セグメントに挿入され、および、剛性フレームワークのリングに取り付けられる。剛性フレームワークは、変位を鋭敏に整復し、および、骨セグメント間のアラインメントを回復させるために使用される。このリアラインメントの間、対向するリングの向きは多くの場合、平行でない。剛性フレームワークの対向するリングは、取り付けられた単一平面または多平面ヒンジを備えたねじが切られもしくはテレスコピックロッドにより、互いに連結され、完全な骨折治癒または骨硬質化が完了するまで反対側の骨セグメントが強固に固定されることを可能にする。
【0004】
多くの骨治療の場合、制御された不安定化の導入は、骨治癒を加速化させ、ならびに、骨折および延長骨の再生の強度をかなり改善することが可能である。負荷の段階的な増大は、治癒過程の重要な部分である。この制御された不安定化を実現するために、創外固定装置に軸圧負荷をかけ得る。ダイナマイゼーションを実現する多くのやり方が存在している。片側性固定具の場合、これらは、そのバーを取り外すこと、骨からさらに離れる方向にバーを滑らせること、そのピンの一部を取り外すこと、および/またはシステムから引張もしくは圧縮を解除することを含む。円形フレームの場合、これらは、そのワイヤの一部を取り外すこと、ワイヤから引張を解除すること、リング間のその連結ロッドを部分的に取り外すこと、リングブロックからリングを部分的に取り外すこと、および/またはシステムから引張もしくは圧縮を解除することを含む。しかし、これらの手法は問題となり得るが、それは、それらが多くの場合、不安定性のレベルにおける大きなばらつきをもたらし、および、移動の所望の方向または軸にダイナマイゼーションを効果的に制限することができない場合があるからである。
【0005】
この課題に対する一解決策は、剛性フレームワークの対向するリングを連結するねじが切られたロッド、すなわち支柱へのダイナマイゼーションモジュールの導入となっている。この解決策は、強度および方向のいずれにおいても制御することができるようにシステムに所望量のダイナマイゼーションを導入する好都合な方法を提供する。しかし、この解決策はダイナマイゼーションモジュールすべての向きが互いに対して、および、骨の長手軸、または軸方向ダイナマイゼーションの他の所望の方向に対して平行であることを必要とする。この要件は、互いに対して平行に向けられた3~4つのねじが切られたまたはテレスコピックロッドにより、相互に連結された外部リングを備えた従来の円形創外固定装置において実現され得る。互いに対して、およびダイナマイゼーションの所望の方向に対して平行でない方向に向けられた6つのテレスコピック支柱を備えたヘキサポッド創外固定装置では、支柱に対するダイナマイゼーションモジュールの導入は、制御されたダイナマイゼーションの可能性なしでのシステムの全体の安定性の低減をもたらす。これは、骨セグメントの望ましくない並進、および骨治癒の問題をもたらし得る。それらの場合における制御されたダイナマイゼーションをもたらすために、軸方向微動をリングタブに対して直接加えるべきである。
米国特許出願公開第2018/228515号明細書は、スリーブ、シャフト、ダイヤル、接触構成、および付勢部材を備えるダイナマイゼーション装置を開示している。シャフトは、部分的にスリーブの内側凹部内の内部セクション;シャフトの内部セクション上の平坦面;およびシャフトの内部セクション上の複数の外部ねじを備える。ダイヤルは、部分的に内側凹部内に配置された本体;環状リップ;およびシャフトの外部ねじに固定された内部ねじを備える。接触構成は、スリーブの内側凹部内に配置された環状幾何形状を有する。付勢部材は、シャフトの内部セクションまわりに配置され、および接触構成と、スリーブの内側凹部内のショルダとの間に配置される。環状リップの回転は、スリーブおよびシャフトに対する、付勢部材の圧縮的動作に備え得る。
【発明の概要】
【0006】
ダイナマイゼーション装置を本明細書において説明する。一実施例によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ、支柱コネクタ、および付勢機構をさらに備え得る。リングコネクタは、近位端、遠位端、ならびに、第1のスタビライザが遠位端、近位端を備え、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた第1のスタビライザを有し得る。第1のスタビライザは、上面、底面、ならびに、上面から底面に、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成されたラジアルボアをさらに備え得る。リングコネクタは、遠位端および近位端を有し、ならびに、第1のスタビライザに対して下側に、および平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。第2のスタビライザは、上面、底面、上面から底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、および、連結ボルトを受け入れるように構成されたラジアルボアをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、上端が第1のスタビライザの底面の近位端と接触し、および、下端が第2のスタビライザの上面の近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第3のスタビライザをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端、遠位端、ならびにヘッドであって、ヘッドが近位端、遠位端を含んでおり、および、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられたヘッドを備え得る。支柱コネクタのヘッドは、上面、底面、および第1の遠位側を向く面をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面は、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有するロッキングスクリュー孔を備え得る。支柱コネクタのヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれがヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔を備え得る第2および第3の遠位側を向く面も備え得る。支柱コネクタのヘッドは、上縁および底縁を備える近位側を向く面であって、近位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、ならびに、上縁がヘッドの上面と接触し、底縁がヘッドの底面と接触するように、および、近位側を向く面がヘッドの近位端を備えるように位置付けられた近位側を向く面も備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタナックルであって、支柱コネクタのヘッドの近位側を向く面と接触するようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられ得る支柱コネクタナックルも備え得る。支柱コネクタナックルは、上面および底面を有する上側部材、ならびに上面および底面を有する下側部材をさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブは、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成される付勢機構であって、付勢機構がダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた付勢機構も備え得る。付勢機構は、近位端と、遠位端と、上面および底面を備える付勢リップであって、付勢リップは、付勢リップの上面が支柱コネクタナックルの上側部材の底面と接触し、ならびに付勢リップの底面が上面と接触するように、付勢機構の遠位端において、および、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る付勢リップとをさらに備え得る。付勢機構は、上面であって、第1のスタビライザの底面と接触するように位置付けられ、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると機械的付勢力を与えることが可能な上面を有する付勢タブをさらに備え得る。付勢機構は、底面であって、第2のスタビライザの上面と接触するように位置付けられ、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると付勢力を与える底面をさらに備え得る。付勢機構は、付勢機構がダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って変位させられ得るようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在する付勢タブ楕円状ボアをさらに備え得る。付勢機構は、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの横軸まわりに回転する能力を近位変位が低減し、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの横軸まわりに回転する能力を遠位変位が増大するように構成され得る。
【0007】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーションタブは、長手軸、縦軸、および横軸を有し得る。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ、支柱コネクタ、および付勢機構で構成され得る。リングコネクタは、近位端および遠位端を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ得る。リングコネクタは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられたスタビライザであって、スタビライザが上面、底面、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、およびnに等しい長さを有する近位縁、ならびに、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、近位縁に対して遠位に位置付けられ、および長さxであって、xがnよりも大きい長さxを有する遠位縁を備えるスタビライザを備え得る。リングコネクタは、スタビライザの上面からスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、および、コネクタボルトを受け入れるように構成されたリングコネクタ楕円ボアをさらに備え得る。リングコネクタ楕円ボアは、リングコネクタが近位に、および遠位にダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って変位させられることを可能にするようにさらに構成され得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、ロッキングスクリューブシュであって、ロッキングスクリューブシュは、ねじが切られた円筒状管の長手軸をダイナマイゼーションタブの長手軸が備えるようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたねじが切られた円筒状管を備えるロッキングスクリューブシュをさらに備え得る。ロッキングスクリューブシュは、ロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。支柱コネクタは、第1端が第2端に対して遠位であるようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して径方向に位置付けられた第1および第2端を備えたねじが切られた円筒状管を備える第1および第2の支柱ブシュであって、第1および第2の支柱ブシュが支柱連結ねじを受け入れるように構成された第1および第2の支柱ブシュをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置の付勢機構は、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。付勢機構は、第1のスタビライザであって、第1のスタビライザが遠位端および近位端を備え、ならびにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた第1のスタビライザでさらに構成され得る。第1のスタビライザは、上面であって、リングコネクタスタビライザの底面と接触するように位置付けられた上面をさらに備え得る。第1のスタビライザは底面も備え得る。第1のスタビライザは、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成された第1の付勢機構ボアをさらに備え得る。付勢機構は、上端および下端を備え、ならびに上端が第1のスタビライザの底面の近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。付勢機構は、近位端および遠位端を備え、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。ヘッドは、ヘッドがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられるとリングコネクタスタビライザが付勢力を印加するようにリングコネクタスタビライザの底面と接触するように位置付けられた上面をさらに備え得る。ヘッドは、底面、およびロッキングスクリュー孔を有する第1の遠位側を向く面も備え得る。ロッキングスクリュー孔は、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在し、およびロッキングスクリューブシュを受け入れるように構成された部分ボアを備え得る。ヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれが、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有し、および支柱ブシュを受け入れるように構成された支柱孔を備える、第2および第3の遠位側を向く面も備え得る。
【0008】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーションタブは、長手軸、縦軸、および横軸を有する場合があり、ならびに、リングコネクタ、支柱コネクタ、およびファスナを備える場合がある。リングコネクタは、近位端および遠位端を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。リングコネクタは、上面、底面、前方側を向く面、後方側を向く面、および遠位端を向く面をさらに備え得る。リングコネクタは、リングコネクタの上面からリングコネクタの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に、および遠位に延在し、ならびに、連結ボルトであって、連結ボルトがリングコネクタをリングの上面に固定するように構成された連結ボルトを受け入れるように構成された第1のボアをさらに備え得る。リングコネクタは、ダイナマイゼーションタブの横軸に沿って、および、リングコネクタの前方側を向く面からリングコネクタの後方側を向く面に延在する第2のボアであって、第2のボアがファスナを受け入れるように構成された第2のボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブの支柱コネクタは、近位端および遠位端を有する場合もあり、ならびに、ヘッドを備える場合がある。支柱コネクタのヘッドはダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、ヘッドは、上面、底面、第1の遠位側を向く面、ならびに第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面は、上縁および底縁であって、上縁がヘッドの上面と接触し、および底縁がヘッドの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に近位側を向く面が位置付けられた上縁および底縁を備え得る。第1の遠位側を向く面は、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔も備え得る。ヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれがヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔を備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、支柱コネクタナックルの遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタナックルをさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、近位端および遠位端を有し、ならびに、第1のノブの遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第1のノブをさらに備え得る。第1のノブは、上面、底面、ならびに、上縁および底縁を備え、および、前方側を向く面の上縁が第1のノブの上面と接触し、前方側を向く面の底縁が第1のノブの底面と接触するように位置付けられた前方側を向く面をさらに備え得る。第1のノブは、上縁および底縁を有し、ならびに、後方側を向く面の上縁が第1のノブの上面と接触し、および、後方側を向く面の底縁が第1のノブの底面と接触するように位置付けられた後方側を向く面も備え得る。さらに、後方側を向く面は、リングコネクタの前方面を向く面と接触し得る。第1のノブは、第1のノブの前方側を向く面から第1のノブの後方側を向く面にダイナマイゼーションタブの横軸に沿って延在する第1のノブボアであって、第1のノブボアがファスナを受け入れるように構成された第1のノブボアも備え得る。支柱コネクタナックルは、近位端および遠位端を備え、ならびに、第2のノブの遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第2のノブをさらに備え得る。第2のノブは、上面、底面、上縁および底縁を備え、前方側を向く面の上縁が第2のノブの上面と接触し、前方側を向く面の底縁が第2のノブの底面と接触し、および、前方側を向く面がリングコネクタの後方側を向く面と接触するように位置付けられた前方側を向く面をさらに備え得る。第2のノブは、第2のノブの前方側を向く面から第2のノブの後方側を向く面にダイナマイゼーションタブの横軸に沿って延在する第2のノブボアであって、第2のノブボアがファスナを受け入れるように構成された第2のノブボアも備え得る。ダイナマイゼーション装置は、ファスナであって、ファスナが、第1のノブボア、第2のノブボア、およびリングコネクタの第2のボアを通過し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転であって、回転が第1のノブの底面とリングの上面との間の接触により、および第2のノブの底面とリングの上面との間の接触により、度合いにおいて制限される回転を可能にするようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられ得るファスナも備え得る。ファスナは、ピン、およびねじりばねであって、ねじりばねは、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられるとねじりばねが付勢力を印加するように位置付けられたねじりばねをさらに備え得る。
【0009】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーションタブは長手軸、縦軸、および横軸を有し、ダイナマイゼーションタブは、近位端および遠位端を有し、ならびにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたリングコネクタを備える。リングコネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたリングコネクタ本体をさらに備え得る。リングコネクタ本体は、上面、底面、第1の上側面、第2の上側面、ならびに、リングコネクタ本体の遠位端において位置付けられ、上面および底面を備える遠位ノブをさらに備え得る。リングコネクタ本体は、リングコネクタノブの上面からリングコネクタノブの底面に延在し、および、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行である第1のボアであって、第1のボアが調節ねじを受け入れるように構成された第1のボアも備え得る。リングコネクタ本体は、リングコネクタ本体の第1の上側面からリングコネクタ本体の第2の上側面に延在し、および、リングコネクタ本体の近位端においてダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられた第2のボアであって、第2のボアがピボットピンを受け入れるように構成された第2のボアも備え得る。リングコネクタ本体は、リングコネクタ本体の底面から延在し、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、ならびに連結ナットを受け入れるように構成された連結ボルトも含み得る。リングコネクタ本体は、リングコネクタ本体の底面上に複数の隆起を有する第1の粗面化された面であって、第1の粗面化された面は、創外固定リングの面に接触し、および創外固定リングに対する、リングコネクタの回転を制限する摩擦接続をもたらし得るようにリングコネクタ本体の遠位端において位置付けられた第1の粗面化された面も備え得る。リングコネクタ本体は、リングコネクタ本体の底面上に複数の隆起を備える第2の粗面化された面であって、第2の粗面化された面は、創外固定リングの面に接触し、および創外固定リングに対する、リングコネクタの回転を制限する摩擦接続をもたらし得るようにリングコネクタ本体の近位端において位置付けられた第2の粗面化された面をさらに備え得る。リングコネクタ本体は、第1のノッチがリングコネクタ本体の底面に対して平行であり、および上側にあるように、リングコネクタ本体の遠位端において、およびダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられた第1の動き制限面も備え得る。ダイナマイゼーション装置は、近位端および遠位端を有し、ならびに、支柱コネクタがリングコネクタと接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタも備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を備え、ならびにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドも備え得る。ヘッドは、上面、底面、および第1の遠位側を向く面をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面は、上縁および底縁であって、第1の遠位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、ならびに、上縁がヘッドの上面と接触し、および底縁がヘッドの底面と接触するように位置付けられ得る上縁および底縁を備え得る。支柱コネクタは、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔であって、ロッキングスクリュー孔が、ロッキングスクリューを受け入れるように構成されたロッキングスクリュー孔も備え得る。第2および第3の遠位側を向く面それぞれは、部分ボアであって、部分ボアがヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備える支柱孔であって、支柱孔が支柱コネクタを支柱に固定するように構成された支柱孔を備える。支柱コネクタは、第2の動き制限面であって、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転変位の度合いが、支柱コネクタの第2の動き制限面とリングコネクタ本体の第1の動き制限面との間の接触によって制限されるように、ヘッドの近位端において、およびヘッドの上面と接触して位置付けられた第2の動き制限面も備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を備える第1のアームであって、第1のアームが、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、ならびに、上面、および底面であって、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面をさらに備える第1のアームも備え得る。支柱コネクタは、第1の内壁面、第1の側壁面、および、第1の横ピンボアであって、第1の横ピンボアがダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行であるように第1の側壁面および第1の内壁面を通って延在し、第1の横ピンボアがピボットピンを受け入れるように構成された第1の横ピンボアも備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有する第2のアームであって、第2のアームが、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、ならびに、上面、底面であって、底面は、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行であるように位置付けられた底面、第2の内壁面、第2の側壁面、および第2の横ピンボアであって、第2の横ピンボアがダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行であるように第2の側壁面および第2の内壁面を通って延在し、第2の横ピンボアがピボットピンを受け入れるように構成された第2の横ピンボアをさらに備える第2のアームも備え得る。第1および第2のアームは上記複数のアームの近位端において横部材により、連結され得る。一般的に言えば、リングコネクタは、ピボットピンがリングコネクタに、および支柱コネクタに枢動可能に固定し、ならびに、支柱コネクタが、リングコネクタに対して、横軸まわりに枢動することを可能にするように第1ならびに第2のアームの第1および第2の横ピンボアがリングコネクタの第2のボアと位置合わせされるように支柱コネクタと嵌合され得る。リングコネクタの第1および第2の上側面は、リングコネクタが支柱コネクタに枢動可能に固定された場合に支柱コネクタの第1および第2の内壁と摺動可能に係合し得る。さらに開示しているのは、付勢要素であって、付勢要素が、リングコネクタに対する、支柱コネクタの枢動運動に対抗する機械的付勢力を与えるように、リングコネクタの遠位ノブの底面とリングコネクタ孔の底部との間に位置付けられた圧縮ばねを備える付勢要素である。装置は、ねじが切られたボアを横断するように締められ得る、リングコネクタのねじが切られたボア内に配置された調節ねじであって、調節ねじの遠位端が、リングコネクタ孔の底部に当たるように締められると、リングコネクタに対する、支柱コネクタの枢動運動が制限され、および、調節ねじの遠位端がリングコネクタ孔の底部から離れる方向に締められると、リングコネクタに対する、支柱コネクタの枢動運動が制御可能に行われ得る調節ねじも含まれ得る。
【0010】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーションタブは、長手軸、縦軸、および横軸を含んでおり、リングコネクタ、支柱コネクタ、および付勢機構を備え得る。リングコネクタは、近位端、遠位端、上端、および下端を備え得る。リングコネクタは、遠位端および近位端を有し、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた第1のスタビライザをさらに備え得る。第1のスタビライザは、上面、底面、第1のスタビライザボアであって、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成された第1のスタビライザボアをさらに備え得る。リングコネクタは、遠位端および近位端を有し、第1のスタビライザに対して下側に、および平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。第2のスタビライザは、上面、底面、第2のスタビライザボアであって、第2のスタビライザの上面から第2のスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成された第2のスタビライザボアをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、第3のスタビライザの上端が第1のスタビライザの底面の近位端と接触し、第3のスタビライザの下端が第2のスタビライザの上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第3のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、リングコネクタナックルの下端が第1のスタビライザの上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられたリングコネクタナックルをさらに備え得る。リングコネクタナックルは、上面、底面、前方側を向く面、後方側を向く面、ならびに上縁および下縁を有する近位側を向く面をさらに備え得る。後方側を向く面は、近位側を向く面の上縁がリングコネクタナックルの上面と接触し、および近位側を向く面の底縁がリングコネクタナックルの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、近位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凸状に形成される。リングコネクタナックルは、遠位側を向く面であって、上縁および底縁を有し、ならびに、遠位側を向く面の上縁がリングコネクタナックルの上面と接触し、遠位側を向く面の底縁がリングコネクタナックルの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、遠位側を向く面が、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凸状に形成された遠位側を向く面も備え得る。リングコネクタナックルは、リングコネクタナックルの上面からリングコネクタナックルの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成されたリングコネクタナックルボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、近位端、遠位端、上端、および下端を有する支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。支柱コネクタのヘッドは、上面、底面、ロッキングスクリュー孔を備える第1の遠位側を向く面をさらに備え得る。ロッキングスクリュー孔は、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備え得る。支柱コネクタのヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれが、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔を備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタナックルも備え得る。支柱コネクタナックルは、上面、底面、支柱コネクタナックルボアであって、支柱コネクタナックルの上面から支柱コネクタナックルの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って延在する支柱コネクタナックルボアをさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、前方側を向く面であって、前方側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、支柱コネクタの回転が禁止されるようにリングコネクタナックルの後方側を向く面と接触するように構成された前方側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、後方側を向く面であって、後方側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、支柱コネクタの回転が禁止されるようにリングコネクタナックルの前方側を向く面と接触するように構成された後方側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、近位側を向く面であって、上縁および底縁を備え、ならびに、近位側を向く面の上縁が支柱コネクタナックルの上面と接触し、および近位側を向く面の底縁が支柱コネクタナックルの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、近位側を向く面はダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凹状に形成され、支柱コネクタナックルボアの近位側を向く面がリングコネクタナックルの遠位側を向く面と接触するように位置付けられた近位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、遠位側を向く面であって、上縁および底縁を備え、ならびに、遠位側を向く面の上縁が支柱コネクタナックルの上面と接触し、および遠位側を向く面の底縁が支柱コネクタナックルの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、遠位側を向く面はダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凹状に形成され、および、支柱コネクタナックルボアの遠位側を向く面がリングコネクタナックルの近位側を向く面と接触するように位置付けられた遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、上端および下端を有する付勢機構であって、付勢機構がダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられ得る付勢機構も備え得る。付勢機構は、上端および下端を備えるコネクタボルトであって、コネクタボルトは、リングコネクタナックルボア、第1のスタビライザボア、および第2のスタビライザボアを通過するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って横断するように構成され得るねじが切られたボルトであるコネクタボルトをさらに備え得る。付勢機構は、上側および下側を有するファスナであって、ファスナは、その上端が付勢機構の上端を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、ファスナの回転がダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、コネクタボルトの回転になるようにファスナの下端がコネクタボルトと接触するように位置付けられたファスナをさらに備え得る。付勢機構は、上端および下端であって、上端がファスナと接触し、下端が支柱コネクタナックルの上面と接触し、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、揺動ばねの圧縮が付勢力を与えるように、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられた、上端および下端を備える揺動ばねをさらに備え得る。
【0011】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーションタブは長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、リングコネクタ、支柱コネクタ、およびファスナを備える場合がある。リングコネクタは、近位端、遠位端、上端、および下端を含み得る。リングコネクタは遠位端および近位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた第1のスタビライザをさらに備え得る。第1のスタビライザは、上面、底面、および、ラジアルボアであって、上面から底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、ならびに、連結ボルトを受け入れるように構成されたラジアルボアをさらに備え得る。リングコネクタは、遠位端および近位端を有し、ならびに、第1のスタビライザに対して下側に、および平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。第2のスタビライザは、上面、底面、ならびに、ラジアルボアであって、上面から底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成されたラジアルボアをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、上端が第1のスタビライザの底面の近位端と接触し、および、下端が第2のスタビライザの上面の近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第3のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、リングコネクタナックルであって、リングコネクタナックルが、前方端、後方端、近位端、および遠位端を備え、ならびに、近位端が第1のスタビライザの遠位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたリングコネクタナックルをさらに備え得る。リングコネクタナックルは、前方面および後方面を有し、ならびに、前方面および後方面が第1のスタビライザの上面および底面に対して垂直であるようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられた第1の円形ノブをさらに備え得る。第1の円形ノブは、前方面から後方面に延在するボア、ならびに、前方面および後方面を有し、および、前方面および後方面が第1のスタビライザの上面および底面に対して垂直であるようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられた第2の円形ノブをさらに備え得る。第2の円形ノブは前方面から後方面に延在するボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、近位端、遠位端、上端、下端を有する支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。支柱コネクタのヘッドは、上面、底面、第1の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有するロッキングスクリュー孔を備える第1の遠位側を向く面、ならびに、第2および第3の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔をそれらそれぞれが備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタのヘッドは、上縁および底縁を有する近位側を向く面であって、近位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、ならびに、上縁がヘッドの上面と接触し、底縁がヘッドの底面と接触するように、および、近位側を向く面がヘッドの近位端を備えるように位置付けられた近位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタナックルをさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、遠位端および近位端を有し、ならびに、遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第1のノブをさらに備え得る。第1のノブは、近位端および遠位端を有する上面であって、上面が近位端において曲がっている上面、近位端および遠位端を有する底面であって、近位端および遠位端が曲面により、連結された底面、ならびに、動き制限面であって、上縁、下縁を有し、および、上縁が上面の近位端と接触し、下縁が底面の近位端と接触するように位置付けられた動き制限面をさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、遠位端および近位端を有し、ならびに、遠位端がヘッドの近位端と接触するように、第1のノブに対して下側に、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第2のノブをさらに備え得る。第2のノブは、近位端および遠位端であって、近位および遠位端が曲面により、連結された近位端および遠位端を有する上面をさらに備える。第2のノブは、近位端および遠位端を有する底面であって、底面が近位端において曲がっている底面をさらに備える。第2のノブは、上縁および下縁を有し、ならびに、上縁が上面の近位端と接触し、および下縁が底面の近位縁と接触するように位置付けられた動き制限面も備える。ダイナマイゼーション装置は、ファスナであって、ファスナが、第1の円形ノブのボアおよび第2の円形ノブのボアを通過し、支柱コネクタナックルの第1のノブの底面および支柱コネクタナックルの第2のノブの上面と接触し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転であって、回転が、支柱コネクタナックルの第1のノブの動き制限面とリングコネクタの第1のスタビライザの上面との接触により、および、支柱コネクタナックルの第2のノブの動き制限面とリングコネクタの第1のスタビライザの底面との接触により、度合いにおいて制限される回転を可能にするようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられ得るファスナをさらに備える。ファスナは、ピン、および、付勢力を印加し、そして支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられるように構成されたねじりばねをさらに備え得る。
【0012】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含み得る。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ、支柱コネクタ、および付勢機構をさらに備え得る。一実施形態によれば、リングコネクタは近位端および遠位端を含み得る。リングコネクタは、近位および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた第1のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、上面、底面、第1のスタビライザボアであって、第1のスタビライザボアが、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在する第1のスタビライザボアをさらに備え得る。第1のスタビライザボアは、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して近位に位置付けられ、およびコネクタボルトを受け入れるように構成され得る。リングコネクタは、上および下端を備える第2のスタビライザであって、第2のスタビライザは、上端が第1のスタビライザの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を備えるリングコネクタナックルであって、リングコネクタナックルは、上端が第1のスタビライザの遠位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられたリングコネクタナックルをさらに備え得る。リングコネクタナックルは、上縁、底縁、遠位側を向く面であって、遠位側を向く面がダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられ、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凸状に形成され、遠位側を向く面が放射状トラックドナーであって、放射状トラックドナーは、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して垂直であるように位置付けられた放射状トラックドナーをさらに備える遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、近位端および遠位端を有し、および近位端がリングコネクタの遠位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。ヘッドは、上面、底面、第1の遠位側を向く面であって、第1の遠位側を向く面がロッキングスクリュー孔であって、ロッキングスクリュー孔が部分ボアであって、部分ボアがヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔を備える第1の遠位側を向く面をさらに備え得る。ヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれが、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔を備える、第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタは、上および下端を有し、ならびに、上端が支柱コネクタのヘッドの上面と接触し、および、下端が支柱コネクタのヘッドの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた支柱コネクタナックルをさらに備え得る。支柱コネクタナックルは、支柱コネクタのヘッドの上面と接触する上縁、支柱コネクタのヘッドの底面と接触する底縁、ならびに、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられ、および、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して凹状に形成され得る近位側を向く面をさらに備える。近位側を向く面は、放射状トラックアクセプタであって、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して垂直であるように位置付けられ、および、リングコネクタナックルの遠位側を向く面の放射状トラックドナーを受け入れるように構成された放射状トラックアクセプタをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され、および、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられた上側部材を有する付勢機構をさらに備え得る。上側部材は、上面、底面であって、それは、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると上側部材が付勢力を印加するように支柱コネクタのヘッドの上面と接触するように位置付けられた底面、近位側を向く面であって、上縁および底縁を有し、ならびに、上縁が上側部材の上面と接触し、底縁が上側部材の底面と接触するように、および、上縁と底縁との間の増加させられた距離がダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転を制限するように位置付けられた近位側を向く面でさらに構成され得る。付勢部材は、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され、およびダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられた下側部材をさらに備える。下側部材は、上面であって、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると下側部材が付勢力を印加するように支柱コネクタのヘッドの底面と接触するように位置付けられた上面、底面、上縁および底縁を備える近位側を向く面であって、近位側を向く面は、上縁が下側部材の上面と接触し、および底縁が下側部材の底面と接触するように、ならびに、上縁と底縁との間の増加させられた距離がダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクの回転を制限するように位置付けられた近位側を向く面でさらに構成され得る。
【0013】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は長手軸、縦軸、および横軸を含み得る。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ、支柱コネクタ、および付勢機構をさらに備え得る。一実施形態によれば、リングコネクタは、近位および遠位端を含んでおり、および第1のスタビライザをさらに備え得る。第1のスタビライザは、近位端および遠位端を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ得る。第1のスタビライザは、上面、底面、および第1のスタビライザの上面からスタビライザの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って延在する第1のスタビライザボアであって、第1のスタビライザボアがコネクタボルトを受け入れるように構成され、およびコネクタボルトがリングコネクタをリングに固定するように構成された第1のスタビライザボアをさらに備え得る。リングコネクタは、上および下端を有し、および、上端が第1のスタビライザの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、上端が第1のスタビライザの上面と接触し、および、下端が第1のスタビライザの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられたトラックドナーをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を備え、および、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を備え、ならびにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。ヘッドは、上面、底面、第1の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔を有する第1の遠位端を向く面をさらに備え得る。ヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔をそれらそれぞれが備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。支柱コネクタは、近位および遠位端を有し、ならびに、支柱コネクタスタビライザの遠位端がヘッドの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた支柱コネクタスタビライザをさらに備え得る。支柱コネクタスタビライザは、上面、底面、支柱コネクタスタビライザボアであって、支柱コネクタスタビライザの上面から支柱コネクタスタビライザの底面に縦軸に沿って延在し、支柱コネクタスタビライザボアが、連結ボルトを受け入れるように構成された支柱コネクタスタビライザボアをさらに備える。支柱コネクタは、上および下端を有するトラックアクセプタであって、トラックアクセプタは、上端が支柱コネクタのヘッドの上面と接触し、および下端が支柱コネクタのヘッドの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、トラックアクセプタがリングコネクタのトラックドナーを受け入れるようにさらに構成されたトラックアクセプタをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、上端および下端を有し、ならびに、付勢機構の下端が支柱コネクタスタビライザの上面と接触するように、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、付勢機構が、支柱コネクタをその元の位置に戻す付勢力を印加するように支柱コネクタスタビライザに対して上側に位置付けられた付勢機構をさらに備える。付勢機構は、圧縮ばね、エラストマ材料、および可撓性プラスチックの少なくとも1つをさらに備える。
【0014】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含み得る。ダイナマイゼーションタブはコネクタおよび付勢機構をさらに備え得る。一実施形態によれば、コネクタは近位端および遠位端を含んでおり、コネクタはダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。コネクタは、近位端、遠位端、前方面、および後方面を有し、ならびに、近位端および遠位端を有する第1のスタビライザをさらに備えるリングコネクタをさらに備え得る。第1のスタビライザは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ、ならびに、上面および底面をさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、第2のスタビライザの上端が第1のスタビライザの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、前方端および後方端を有する付勢グルーブであって、付勢グルーブが、横軸に対して凹状に形成され、および横軸に沿って位置付けられた付勢グルーブをさらに備え得る。付勢グルーブは、付勢グルーブの前方端がリングコネクタの前方面と接触するように位置付けられる場合があり、付勢グルーブの後方端はリングコネクタの後方面と接触し、および付勢グルーブは、近位端と遠位端との間でリングコネクタを二等分する。コネクタは、近位端および遠位端を有し、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドであって、ヘッドが上面、底面、第1の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを含むロッキングスクリュー孔を有する第1の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドをさらに備え得る。コネクタのヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、それらそれぞれが、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔を備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。コネクタは、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面に縦軸に沿って延在するコネクタボアであって、コネクタボアが、平坦な前方面および平坦な後方面を備え、ならびに、付勢グルーブの前方端と付勢グルーブの後方端との間に位置付けられたコネクタボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブは、付勢ナットであって、上端および下端を有し、ならびに、付勢ナットの下端がリングコネクタの付勢グルーブと接触するように縦軸に沿って位置付けられ、付勢ナットの下端は、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、コネクタの変位を可能にするようにダイナマイゼーションタブの横軸に対して凹状に形成された付勢ナットを含む付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、上端および下端を有し、ならびに、上端が付勢ナットと接触するようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられたコネクタボルトであって、コネクタボルトがコネクタボアにより、受け入れられるように構成されたコネクタボルトをさらに備え得る。コネクタボルトは、平坦面を備えた前方面および平坦面を備えた後方面をさらに備え、ダイナマイゼーションの横軸まわりの、コネクタの回転を可能にするように、前方および後方面はコネクタのコネクタボアの平坦な前方面と接触し、および、コネクタボルトの後方面はコネクタのコネクタボアの平坦な後方面と接触する。付勢機構は、付勢ばねであって、付勢ばねは、上端および下端を有し、ならびに、上端がリングコネクタの第1のスタビライザの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って位置付けられ、付勢ばねは、コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると付勢力を印加するように構成された付勢ばねをさらに備え得る。
【0015】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は長手軸、縦軸、および横軸を含み得る。ダイナマイゼーションタブは、コネクタおよび付勢機構をさらに備え得る。本実施形態によれば、コネクタは、近位端および遠位端を含んでおり、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。コネクタは、近位端、遠位端、ならびに、第1のスタビライザであって、近位端、遠位端を有し、および、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第1のスタビライザを有するリングコネクタをさらに備え得る。第1のスタビライザは上面および底面をさらに備え得る。リングコネクタは、第2のスタビライザであって、上端および下端を有し、ならびに、第2のスタビライザの上端が第1のスタビライザの近位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面に縦軸に沿って延在するコネクタボアであって、コネクタボアが連結ボルトを受け入れるように構成されたコネクタボアをさらに備え得る。コネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられたヘッドをさらに備え得る。ヘッドは、上面、底面、第1の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔を有する第1の遠位側を向く面をさらに備え得る。ヘッドは、第2および第3の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを有する支柱孔をそれらそれぞれが備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブは、近位端および遠位端を有し、可撓性プラスチックまたはエラストマ材料で構成された付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、コネクタのヘッドがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると付勢機構が付勢力を印加するようにリングコネクタと接触するように構成された底面および上面をさらに備え得る。付勢機構は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、およびnに等しい長さを有し得る近位縁をさらに備え得る。付勢機構は、遠位縁であって、遠位縁が、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、近位縁に対して遠位に位置付けられ、および長さxであって、xがnよりも大きい長さxを有する遠位縁をさらに備え得る。付勢機構は、付勢機構の上面から付勢機構の底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在し、およびコネクタボルトを受け入れるように構成された付勢機構ボアであって、付勢機構ボアは、コネクタがダイナマイゼーションタブの横軸まわりに回転する能力を近位変位が制限するように近位に、および遠位にダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って付勢機構が変位させられることを可能にするようにさらに構成された付勢機構ボアをさらに備え得る。
【0016】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、支柱コネクタは、近位端、遠位端を含んでおり、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ得る。支柱コネクタは、上面、底面、ならびに、上縁および底縁を有する第1の遠位側を向く面をさらに備え、近位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、ならびに、上縁がヘッドの上面と接触し、および底縁がヘッドの底面と接触するように位置付けられ得る。第1の遠位側を向く面は、ロッキングスクリュー孔であって、ロッキングスクリュー孔が、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔をさらに備え得る。支柱コネクタは、第2および第3の遠位側を向く面であって、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えた支柱孔をそれらそれぞれが備える第2および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、近位端、遠位端、ならびに、第1のスタビライザであって、近位端および遠位端を有し、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に、および上側に位置付けられた第1のスタビライザを有するリングコネクタをさらに備え得る。第1のスタビライザは、上面と、底面と、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面に延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成された第1のコネクタボアとをさらに備え得る。第1のスタビライザは、第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面に延在し、および連結ボルトを受け入れるように構成された第2のコネクタボアをさらに備え得る。リングコネクタは、近位端および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に、および下側に位置付けられた第2のスタビライザであって、第2のスタビライザが、上面と、底面と、第2のスタビライザの上面から第2のスタビライザの底面に延在し、および、連結ボルトを受け入れるように構成された第1のコネクタボアと、第2のスタビライザの上面から第2のスタビライザの底面に延在し、および、連結ボルトを受け入れるように構成された第2のコネクタボアとをさらに備える第2のスタビライザとをさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブは、近位端および遠位端を有し、ならびに、付勢機構の近位端がリングコネクタの遠位端と接触し、および、付勢機構の遠位端が支柱コネクタの近位端と接触するように長手軸に沿って位置付けられた付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、第1の付勢領域であって、近位端および遠位端を有し、ならびに、第1の付勢領域の近位端がリングコネクタと接触し、および第1の付勢領域の遠位端が支柱コネクタと接触するように位置付けられた第1の付勢領域をさらに備え得る。第1の付勢領域は、1つまたは複数の付勢板であって、複数の付勢板は、複数の板であって、複数の板が、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると第1の付勢領域が付勢力を印加するように構成された複数の板それぞれの間に空間が存在しているように互いに対して、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に配置された1つまたは複数の付勢板をさらに備え得る。付勢機構は、第2の付勢領域であって、近位端および遠位端を有し、ならびに、第2の付勢領域の近位端がリングコネクタと接触し、および第2の付勢領域の遠位端が支柱コネクタと接触するように位置付けられ、第2の付勢領域は、1つまたは複数の付勢板であって、複数の板であって、複数の板は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると第2の付勢領域が付勢力を印加するように構成された複数の板それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に配置された1つまたは複数の付勢板をさらに備える第2の付勢領域をさらに備え得る。
【0017】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、上端がリングと接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第1のリング連結装置を備え得る。第1の連結装置は、上端から下端に延在し、および第1の連結ボルトを受け入れるように構成された第1の連結ボアをさらに備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、上端がリングと接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のリング連結装置であって、第2の連結装置が、上端から下端に延在し、および第2のリング連結ボルトを受け入れるように構成された第2のリング連結ボアをさらに備える第2のリング連結装置をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、上面および底面を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、ロッキングスクリュー孔を有する第1の遠位側を向く面と、第2および第3の遠位側を向く面であって、支柱孔と、支柱コネクタの底面に向けて支柱コネクタの上面から延在する部分ボアである調節ボアとをそれらそれぞれがさらに備える第2および第3の遠位側を向く面とをさらに備え得る。調節ボアは調節ボルトを受け入れるように構成され得る。ダイナマイゼーション装置は、付勢機構であって、リングに対して平行であり、および下側にあるようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられた付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、前方端および後方端を有し、ならびに後方端が支柱コネクタと接触するように位置付けられた第1の付勢領域をさらに備え得る。第1の付勢領域は、上面、底面、および1つまたは複数の付勢板であって、複数の板それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、および、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、第1の付勢領域の上面と底面との間に位置付けられた1つまたは複数の付勢板をさらに備える。複数の付勢板それぞれは、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料を備え、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると第2の付勢領域が付勢力を印加するように構成され得る。付勢機構は、前方端および後方端を有し、ならびに前方端が支柱コネクタと接触するように位置付けられた第2の付勢領域をさらに備え得る。第2の付勢領域は、上面、底面、および1つまたは複数の付勢板であって、複数の付勢板が、複数の板それぞれの間に空間が存在しているように互いに対して、および、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、第2の付勢領域の上面と底面との間に位置付けられた1つまたは複数の付勢板をさらに備え得る。複数の付勢板は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸xから変位させられると第2の付勢領域が付勢力を印加するように構成され得る。付勢機構は、縦軸に沿って位置付けられ、ならびに、上端および下端であって、上端がリングと接触し、および下端が支柱コネクタの調節ボアと接触するように位置付けられた上端および下端を有する調節ボルトをさらに備える調節機構をさらに備え得る。付勢機構は、第1の調節ナットであって、リングと接触するように位置付けられた第1の調節ナットをさらに備え得る。付勢機構は、第2の調節ナットであって、第1の調節ナットに対して下側に位置付けられ、および、第1の調節ナットと第2の調節ナットとの間の増加させられた距離が、ダイナマイゼーションタブの長手軸から支柱孔が変位させられる能力の低減になるように構成された第2の調節ナットをさらに備え得る。
【0018】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、遠位端および近位端を有し、ならびに長手軸に対して平行に、および上側に位置付けられた上側部材を備え得る。上側部材は、上面と、底面と、第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアであって、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれは、上側部材の上面から上側部材の底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在するように位置付けられ、ならびに、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれが、第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピンそれぞれを受け入れるように構成された第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアとをさらに備え得る。上側部材は、止めねじボアであって、上側部材の上面から上側部材の底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在するように、第1、第2、および第3の駆動ピンボアに対して近位に位置付けられ、止めねじボアが第1の止めねじを受け入れるように構成された止めねじボアをさらに備え得る。上側部材は、リングコネクタボアであって、第1、第2、第3の駆動ピンボアに対して近位に、および止めねじボアに対して近位に、ならびに、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であり、および上側部材の上面から上側部材の底面に延在するように位置付けられ、リングコネクタボアが連結ボルトを受け入れるように構成されたリングコネクタボアをさらに備え得る。上側部材は、第1および第2の安定化構成であって、第1および第2の安定化構成それぞれが、上側部材の底面から、および縦軸に対して平行に延在する第1および第2の安定化構成をさらに備え得る。リングコネクタは、下側部材であって、遠位端および近位端を有し、ならびに、長手軸に対して平行に、および下側に位置付けられ、下側部材は、上面と、底面と、第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアであって、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれは、下側部材の上面から下側部材の底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在するように位置付けられ、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれが、第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピンそれぞれを受け入れるように構成された第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアとをさらに備える下側部材をさらに備え得る。リングコネクタは、止めねじボアであって、第1、第2、および第3の駆動ピンボアに対して近位に、ならびに、下側部材の上面から下側部材の底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在するように位置付けられ、止めねじボアが第2の止めねじを受け入れるように構成された止めねじボアをさらに備え得る。リングコネクタは、リングコネクタボアであって、第1、第2、第3の駆動ピンに対して近位に、および、止めねじボアに対して近位に、ならびに、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であり、および上側部材の上面から上側部材の底面に延在するように位置付けられ、リングコネクタボアが連結ボルトを受け入れるように構成されたリングコネクタボアをさらに備え得る。リングコネクタは、第1および第2の安定化構成であって、それらそれぞれが、下側部材の上面から、および縦軸に対して平行に延在する第1および第2の安定化構成をさらに備え得る。ダイナマイゼーションタブは、遠位端および近位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、上面であって、リングコネクタの上側部材の底面と接触するように位置付けられた上面と、底面と、第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアであって、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれは、支柱コネクタの上面から支柱コネクタの底面にダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に延在するように位置付けられ、第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれが第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピンそれぞれを受け入れるように構成された第1の駆動ピンボア、第2の駆動ピンボア、および第3の駆動ピンボアとをさらに備え得る。支柱コネクタは、第1の安定化構成キャビティであって、上側部材の第1の安定化構成および下側部材の第1の安定化構成を、ダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、支柱コネクタの回転が、上側部材ならびに下側部材それぞれの第1の安定化構成キャビティおよび第1の安定化構成間の接触により、制限されるように収容するように構成された第1の安定化構成キャビティをさらに備え得る。支柱コネクタは、第2の安定化構成キャビティであって、上側部材の第2の安定化構成および下側部材の第2の安定化構成を、ダイナマイゼーションタブの縦軸まわりの、支柱コネクタの回転が、上側部材ならびに下側部材それぞれの第2の安定化構成キャビティおよび第2の安定化構成間の接触により、制限されるように収容するように構成された第2の安定化構成キャビティをさらに備え得る。支柱コネクタは、第1、第2、および第3の遠位側を向く面であって、第1、第2、および第3の遠位側を向く面それぞれが、支柱コネクタの近位端に向けて支柱コネクタの遠位端から延在する部分ボアを有し、および、支柱を支柱コネクタに固定するように構成された支柱孔を備える第1、第2、および第3の遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、第1のリニアベアリングであって、低摩擦材料を備え、ならびに、上側部材の底面および支柱コネクタの上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、第1のリニアベアリングが、支柱コネクタの第1の駆動ピンボアの少なくとも一部を横断し、および第1の駆動ピンを受け入れるようにさらに構成された第1のリニアベアリングを有する付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、第2のリニアベアリングであって、低摩擦材料を備え、ならびに、支柱コネクタの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、第2のリニアベアリングが、支柱コネクタの第2の駆動ピンボアの少なくとも一部を横断し、および第2の駆動ピンを受け入れるように構成された第2のリニアベアリングをさらに備え得る。付勢機構は、第3のリニアベアリングであって、低摩擦材料を備え、ならびに、支柱コネクタの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第3のリニアベアリングをさらに備え得る。第3のリニアベアリングは、支柱コネクタの駆動ピンボアの少なくとも一部を横断し、および第3の駆動ピンを受け入れるように構成される。付勢機構は、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、変位がダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行である軸変位に制限されるように、上側部材の第1の駆動ピンボア、下側部材の第1の駆動ピンボア、支柱コネクタの第1の駆動ピンボア、および第1のリニアベアリングを横断するように構成された第1の駆動ピンをさらに備え得る。付勢機構は、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、変位がダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行である軸変位に制限されるように、上側部材の第2の駆動ピンボア、下側部材の第2の駆動ピンボア、支柱コネクタの第2の駆動ピンボア、第2のリニアベアリング、および第1のばねを横断するように構成された第2の駆動ピンをさらに備え得る。付勢機構は、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、変位がダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行である軸変位に制限されるように、上側部材の第3の駆動ピンボア、下側部材の第3の駆動ピンボア、支柱コネクタの第3の駆動ピンボア、第3のリニアベアリング、および第2のばねを横断するように構成された第3の駆動ピンをさらに備え得る。付勢機構は、第1の止めねじであって、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であり、および、支柱コネクタの上面に接触するように位置付けられ、第1の止めねじは、第1の止めねじが締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿った、支柱コネクタの移動が制限されるようにリングコネクタの上側部材の止めねじボアを横断するように構成された第1の止めねじをさらに備え得る。付勢機構は、第2の止めねじであって、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であり、および、支柱コネクタの底面に接触するように位置付けられ、第2の止めねじは、第2のねじが締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿った、支柱コネクタの移動が制限されるようにリングコネクタの下側部材の止めねじボアを横断するように構成された第2の止めねじをさらに備え得る。付勢機構は、第1のばねであって、支柱コネクタの底面およびリングコネクタの下側部材の上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であるように位置付けられ、第1のばねは、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、第1のばねが支柱コネクタをその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与えるように構成された第1のばねをさらに備え得る。付勢機構は、第2のばねであって、支柱コネクタの底面およびリングコネクタの下側部材の上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行であるように位置付けられ、第2のばねは、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、第2のばねが支柱コネクタをその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与えるように構成された第2のばねをさらに備え得る。
【0019】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられた第1のスタビライザであって、第1のスタビライザがリングコネクタボアをさらに備える第1のスタビライザを備え得る。リングコネクタは、遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられた第2のスタビライザであって、第2のスタビライザがリングコネクタボアをさらに備える第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、第3のスタビライザであって、上端、下端、前方側を向く面、および後方側を向く面を有し、ならびに、第3のスタビライザの上端が第1のスタビライザの遠位端と接触し、および第3のスタビライザの下端が第2のスタビライザの遠位端と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第3のスタビライザをさらに備え得る。第3のスタビライザは、第1のピンボアであって、第1のピンボアがリングコネクタの前方側を向く面からリングコネクタの後方側を向く面に延在するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ、第1のピンボアが第1のピンを受け入れるように構成された第1のピンボアをさらに備え得る。リングコネクタは、第2のピンボアであって、第2のピンボアがリングコネクタの前方側を向く面からリングコネクタの後方側を向く面に延在するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ、第2のピンボアが第2のピンを受け入れるように構成された第2のピンボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、遠位端および近位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、上面および底面を有するヘッドであって、ヘッドが第1、第2、および第3の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドをさらに備え得る。第1、第2、および第3の遠位側を向く面それぞれは、支柱コネクタの近位端に向けて支柱コネクタの遠位端から延在する部分ボアを有し、および、支柱を支柱コネクタに固定するように構成された支柱孔を備え得る。支柱コネクタは、第1のノブであって、第1のノブがヘッドの上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第1のノブをさらに備え得る。第1のノブは、前方側を向く面、後方側を向く面、および第3のピンボアであって、第3のピンボアが第1のノブの前方側を向く面から第1のノブの後方側を向く面に延在するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ、第3のピンボアが第3のピンを受け入れるように構成された第3のピンボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、第2のノブであって、第2のノブがヘッドの底面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のノブをさらに備え得る。第2のノブは、前方側を向く面、後方側を向く面、および第4のピンボアであって、第4のピンボアが第2のノブの前方側を向く面から第2のノブの後方側を向く面に延在するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられ、第4のピンボアが第4のピンを受け入れるように構成された第4のピンボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタの遠位端に向けて支柱コネクタの近位端から角度方向に延在する第1の止めねじボアであって、第1の止めねじボアが第1の止めねじを受け入れるように構成された第1の止めねじボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタの遠位端に向けて支柱コネクタの近位端から角度方向に延在する第2の止めねじボアであって、第2の止めねじボアが第2の止めねじを受け入れるように構成された第2の止めねじボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、ヒンジ機構であって、ヒンジ機構は、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から回転変位させられることを可能にするように位置付けられたヒンジ機構を有する付勢機構をさらに備え得る。ヒンジ機構は、第1のピンであって、前方端および後方端を有し、ならびに、第1のピンがリングコネクタの第3のスタビライザの第1のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられた第1のピンをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第2のピンであって、前方端および後方端を有し、ならびに、第2のピンがリングコネクタの第3のスタビライザの第2のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられた第2のピンをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第3のピンであって、前方端および後方端を有し、ならびに、第3のピンが支柱コネクタの第1のノブの第3のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられた第3のピンをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第4のピンであって、前方端および後方端を有し、ならびに、第4のピンが支柱コネクタの第2のノブの第4のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられた第4のピンをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第1のアイおよび第2のアイを備え、ならびに、第1のアイが第1のピンの後方端を受け入れ、固定し、および、第2のアイが第3のピンの後方端を受け入れ、固定するように位置付けられた第1のリンクをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第1のアイおよび第2のアイを備え、ならびに、第1のアイが第1のピンの前方端を受け入れ、固定し、および、第2のアイが第3のピンの前方端を受け入れ、固定するように位置付けられた第2のリンクをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第1のアイおよび第2のアイを備え、ならびに、第1のアイが第2のピンの後方端を受け入れ、固定し、および、第2のアイが第4のピンの後方端を受け入れ、固定するように位置付けられた第3のリンクをさらに備え得る。ヒンジ機構は、第1のアイおよび第2のアイを備え、ならびに、第1のアイが第2のピンの前方端を受け入れ、固定し、および、第2のアイが第4のピンの前方端を受け入れ、固定するように位置付けられた第4のリンクをさらに備え得る。付勢機構は、弾性要素であって、エラストマ材料またはばねで構成され、および、弾性要素が、リングコネクタの第3のスタビライザと接触し、支柱コネクタをその元の位置に戻すのに十分な付勢力を、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると印加するように位置付けられた弾性要素をさらに備え得る。付勢機構は、第1の止めねじであって、第1の止めねじボアを横断し、および、第1の止めねじが締め付けられるにつれ、横軸まわりの、支柱コネクタの回転運動が制限されるように弾性要素と接触するように構成された第1の止めねじをさらに備え得る。付勢機構は、第2の止めねじであって、第2の止めねじボアを横断し、および、第2の止めねじが締め付けられるにつれ、横軸まわりの、支柱コネクタの回転運動が制限されるように弾性要素と接触するように構成された第2の止めねじをさらに備え得る。
【0020】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に位置付けられた第1のスタビライザであって、第1のスタビライザが、上面、底面、および第1のスタビライザの上面から第1のスタビライザの底面に延在するリングコネクタボアであって、リングコネクタボアが連結ボルトを受け入れるように構成されたリングコネクタボアを備えた第1のスタビライザを備え得る。リングコネクタは、上端および下端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第2のスタビライザであって、第2のスタビライザが、遠位側を向く面と、近位側を向く面と、ばね凹部であって、ばね凹部が、第2のスタビライザの近位側を向く面に向けて第2のスタビライザの遠位側を向く面から延在する部分ボアを備え、ばね凹部が、付勢ばねを受け入れるように構成されたばね凹部とをさらに備える第2のスタビライザをさらに備え得る。第2のスタビライザは、前方側を向く面および後方側を向く面を有し、ならびに、ヒンジピンボアであって、ピンボアが、リングコネクタノブの前方側を向く面からリングコネクタノブの後方側を向く面に延在し、およびヒンジピンを受け入れるように構成されたヒンジピンボアをさらに備えるリングコネクタノブをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、遠位端、近位端、前方側を向く面、および後方側を向く面を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタをさらに備え得る。支柱コネクタは、上面および底面を有し、ならびに、第1、第2、および第3の遠位側を向く面であって、第1、第2、および第3の遠位側を向く面それぞれが、支柱コネクタの近位端に向けて支柱コネクタの遠位端から延在する部分ボアを有し、および支柱を支柱コネクタに固定するように構成された支柱孔を備える第1、第2、および第3の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドをさらに備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタノブであって、支柱コネクタノブが支柱コネクタのヘッドの上面と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた支柱コネクタノブをさらに備え得る。支柱コネクタノブは、支柱コネクタの遠位端に向けて支柱コネクタの近位端から延在する部分ボアを備え、および付勢ばねを受け入れるように構成されたばね凹部、ならびに、支柱コネクタの遠位端に向けて支柱コネクタの近位端から角度方向に延在する止めねじボアであって、止めねじボアが止めねじを受け入れるように構成された止めねじボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタの近位端において位置付けられ、およびリングコネクタノブの少なくとも一部分を受け入れるように構成された支柱コネクタ凹部をさらに備え得る。支柱コネクタは、支柱コネクタの前方側を向く面から支柱コネクタの後方側を向く面に延在するヒンジピンボアであって、ヒンジピンボアがヒンジピンを受け入れるように構成されたヒンジピンボアをさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、ヒンジピンであって、支柱コネクタのヒンジピンボアおよびリングコネクタのヒンジピンボアを横断し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転変位を可能にするようにダイナマイゼーションタブの横軸に沿って位置付けられたピンジピンを備える付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、付勢ばねであって、リングコネクタのばね凹部および支柱コネクタのばね凹部と接触し、ならびに、支柱コネクタをその元の位置に戻すのに十分な付勢力を、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられるにつれ、印加するように長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられた付勢ばねをさらに備え得る。付勢機構は、支柱コネクタの止めねじボアを横断し、および、止めねじが締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブの横軸まわりの、支柱コネクタの回転運動が制限されるようにリングコネクタノブと接触するように構成された止めねじをさらに備え得る。
【0021】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、第1のスタビライザであって、遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられた第1のスタビライザを備え、第1のスタビライザが、リングコネクタボアをさらに備える第1のスタビライザを備え得る。リングコネクタは、第2のスタビライザであって、遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられた第2のスタビライザを備え、第2のスタビライザが、リングコネクタボアをさらに備える第2のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタは、第1のピンボアであって、第1のピンボアが、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、および第1のピンを受け入れるように構成された第1のピンボアを備える第1の壁を有する第3のスタビライザをさらに備え得る。リングコネクタの第3のスタビライザは、第1のピンボアであって、第1のピンボアが、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、および第1のピンを受け入れるように構成された第1のピンボアを備える第2の壁をさらに備え得る。リングコネクタの第3のスタビライザは、第2のポンボアであって、第2のピンボアが、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、および第2のピンを受け入れるように構成された第2のポンボアを備える第3の壁をさらに備え得る。リングコネクタの第3のスタビライザは、第2のピンボアであって、第2のピンボアが、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられ、および第2のピンを受け入れるように構成された第2のピンボアを備える第4の壁をさらに備え得る。さらに、リングコネクタの第3のスタビライザは、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた遠位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、長手軸に沿って位置付けられ、ならびに、上面および底面を有するヘッドであって、ヘッドが第1、第2、および第3の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドを備える支柱コネクタをさらに備え得る。第1、第2、および第3の遠位側を向く面それぞれは、支柱孔であって、支柱孔が、支柱コネクタの近位端に向けて支柱コネクタの遠位端から延在する部分ボアを備え、および支柱を支柱コネクタに固定するように構成された支柱孔を備える。支柱コネクタは、第1のノブであって、支柱コネクタのヘッドの上面と接触するように位置付けられた第1のノブであって、第1のノブが、上面、前方側を向く面、後方側を向く面、ならびに、スタジアム状ボアであって、第1のノブの前方側を向く面から第1のノブの後方側を向く面に延在し、および第1のピンを受け入れるように構成されたスタジアム状ボアを備える第1のノブをさらに備え得る。支柱コネクタは、第2のノブであって、支柱コネクタのヘッドの底面と接触するように位置付けられた第2のノブであって、第2のノブが、底面、前方側を向く面、後方側を向く面、ならびに、スタジアム状ボアであって、第2のノブの前方側を向く面から第2のノブの後方側を向く面に延在し、および第2のピンを受け入れるように構成されたスタジアム状ボアを備える第2のノブをさらに備え得る。支柱コネクタは、止めねじボアであって、止めねじボアがダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に延在し、止めねじボアが、止めねじを受け入れるように構成された止めねじボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、弾性要素ハウジングであって、弾性要素ハウジングが、支柱コネクタの第2のノブの底面に向けて支柱コネクタの第1のノブの上面から延在する部分ボアを備え、弾性要素ハウジングが、縦軸に沿って位置付けられ、および弾性要素を受け入れるように構成された弾性要素ハウジングをさらに備え得る。支柱コネクタは、近位側を向く面であって、近位側を向く面が、ダイナマイゼーションタブの縦軸に対して近位に、および平行に、ならびに、横軸まわりの、支柱コネクタの回転変位が制限されるようにリングコネクタの遠位側を向く面と接触して位置付けられた近位側を向く面をさらに備え得る。ダイナマイゼーション装置は、第1のピンであって、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って変位させられ得るように、第3のスタビライザの第1の壁の第1のピンボア、支柱コネクタの第1のノブのスタジアム状ボア、および第3のスタビライザの第2の壁の第1のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの横軸に対して上側に、および平行に位置付けられた第1のピンを備える付勢機構をさらに備え得る。付勢機構は、第2のピンであって、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの縦軸に沿って変位させられ得るように、第3の壁の第2のピンボア、支柱コネクタの第2のノブのスタジアム状ボア、および第3のスタビライザの第4の壁の第2のピンボアを横断するようにダイナマイゼーションタブの横軸に対して下側に、および平行に位置付けられた第2のピンをさらに備える。付勢機構は、弾性要素であって、ばねまたはエラストマ材料を備え、ならびに、支柱コネクタの弾性要素ハウジングを横断し、および、支柱コネクタをその元の位置に戻すのに十分な付勢力を、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、印加するように縦軸に沿って位置付けられた弾性要素をさらに備える。最後に、付勢機構は、止めねじであって、支柱コネクタの止めねじボアを横断し、および、止めねじが締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブの縦軸に沿った、支柱コネクタの軸方向移動が制限されるように弾性要素と接触するように構成された止めねじをさらに備え得る。
【0022】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボアを備える第1のスタビライザを備え得る。リングコネクタは、第2のスタビライザであって、第2のスタビライザが、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボアを備える第2のスタビライザをさらに備え得る。支柱コネクタは、長手軸に沿って位置付けられ、ならびに、上面および底面を有するヘッドであって、ヘッドが第1、第2、および第3の遠位側を向く面であって、第1、第2、および第3の遠位側を向く面それぞれが、支柱孔であって、支柱孔が支柱コネクタの近位端に向けて支柱コネクタの遠位端から延在する部分ボアを備え、および、支柱を支柱コネクタに固定するように構成された支柱孔を備える第1、第2、および第3の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドを備える支柱コネクタを備え得る。支柱コネクタは、止めねじ、ならびに、支柱コネクタのヘッドの上面から支柱コネクタのヘッドの底面に延在し、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられた第1のダイナマイゼーション止めボアであって、第1のダイナマイゼーション止めボアが第1のダイナマイゼーション止めを受け入れるように構成された第1のダイナマイゼーション止めボアをさらに備え得る。支柱コネクタは、第2のダイナマイゼーション止めボアであって、第2のダイナマイゼーション止めボアが、支柱コネクタのヘッドの上面から支柱コネクタのヘッドの底面に延在し、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行に位置付けられ、第2のダイナマイゼーション止めボアが第2のダイナマイゼーション止めを受け入れるように構成された第2のダイナマイゼーション止めボアをさらに備え得る。付勢機構は、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに1つまたは複数の付勢板であって、複数の付勢板は、複数の付勢板それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に配置され、複数の付勢板は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、第1の付勢領域が付勢力を印加するように構成された1つまたは複数の付勢板を備える第1の付勢領域を備え得る。付勢機構は、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに1つまたは複数の付勢板であって、複数の付勢板は、複数の付勢板それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、およびダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に配置され、複数の付勢板は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられると、第2の付勢領域が付勢力を印加するように構成された1つまたは複数の付勢板を備える第2の付勢領域を備え得る。付勢機構は、第1のダイナマイゼーション止めであって、第1のダイナマイゼーション止めが上端、下端、および中心軸を備えるポストであって、ポストは、ポストがその中心軸まわりに回転することが可能にされるように支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボアを横断するように構成されたポストを備える第1のダイナマイゼーション止めをさらに備え得る。第1のダイナマイゼーション止めは、弾性リングであって、弾性リングは、支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボア内にポストを固定するようにポストの下端と接触するように構成された弾性リングをさらに備え得る。第1のダイナマイゼーション止めは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に、およびポストの上端において位置付けられた第1のダイナマイゼーション止めタブであって、ダイナマイゼーション止めタブは、第1の付勢領域のいずれかの2つの板間に配置されると、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられる能力を制限するように構成された第1のダイナマイゼーション止めタブをさらに備え得る。付勢機構は、上端、下端、および中心軸を備えるポストであって、ポストは、ポストがその中心軸まわりに回転することが可能にされるように支柱コネクタの第2のダイナマイゼーション止めボアを横断するように構成されたポストを備える第2のダイナマイゼーション止めをさらに備え得る。第2のダイナマイゼーション止めは弾性リングであって、弾性リングは、支柱コネクタの第2のダイナマイゼーション止めボア内にポストを固定するようにポストの上端と接触するように構成された弾性リングをさらに備え得る。第1のダイナマイゼーション止めは、ダイナマイゼーションタブの長手軸に対して平行に、およびポストの下端において位置付けられた第2のダイナマイゼーション止めタブであって、ダイナマイゼーション止めタブは、第2の付勢領域のいずれかの2つの板間に配置されると、支柱コネクタがダイナマイゼーションタブの長手軸から変位させられる能力を制限するように構成された第2のダイナマイゼーション止めタブをさらに備え得る。
【0023】
別の実施形態によれば、ダイナマイゼーション装置は、長手軸、縦軸、および横軸を含む場合があり、ならびに、支柱コネクタ、リングコネクタ、および付勢機構を備える場合がある。本実施形態によれば、リングコネクタ本体は、近位端および遠位端を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、リングコネクタ本体は、上面、底面、第1の側面、第2の側面、近位面、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して、曲がったプロファイルを有する遠位面をさらに備え得る。リングコネクタ本体は、上面から底面に延在し、およびダイナマイゼーションタブの縦軸に対して平行である第1のボアであって、第1のボアが、連結ボルトを受け入れるようにねじが切られている第1のボアをさらに備える。リングコネクタ本体は、第1の側面から第2の側面に延在し、およびリングコネクタ本体の近位端においてダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に位置付けられた第2のボアであって、第2のボアが、横軸に対して平行である複数の平坦面を備える第2のボアをさらに備える。リングコネクタ本体は、第1の側面と第2の側面との間で測定された横幅を備え得る。リングコネクタ本体は、ねじ部および平滑部を備える連結ボルトであって、ダイナマイゼーションタブの垂直軸に対して平行に位置付けられ、および連結ナットを受け入れるように構成され、ねじ部が、リングコネクタ本体の第1のボアとしっかりと係合する連結ボルトをさらに備える。リングコネクタ本体は、リングコネクタ本体の横幅よりも大きな径を有するフランジ付き面を有する連結ナットであって、連結ナットは、そのフランジ付き面がリングコネクタの上面を向くように連結ボルトのねじ部と螺合する連結ナットをさらに備える。装置は、近位端および遠位端を備え、ならびに、支柱コネクタがリングコネクタ本体と接触するようにダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられた支柱コネクタも備え得る。支柱コネクタは、近位端および遠位端を備えるヘッドであって、ヘッドが、上面、底面、および第1の遠位側を向く面をさらに備えるヘッドをさらに備え得る。第1の遠位側を向く面は、上縁および底縁を備え、第1の遠位側を向く面は、ダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行に、ならびに、上縁がヘッドの最上面と接触し、および底縁がヘッドの底面と接触するように位置付けられ得る。支柱コネクタのヘッドは、ヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備えるロッキングスクリュー孔であって、ロッキングスクリュー孔は、ロッキースクリュー、ならびに、第2および第3の遠位側を向く面であって、第2および第3の遠位側を向く面それぞれが、部分ボアであって、部分ボアがヘッドの近位端に向けてヘッドの遠位端から延在する部分ボアを備える支柱孔であって、支柱孔それぞれが支柱コネクタを支柱に固定するように構成された支柱孔を備える第2および第3の遠位側を向く面を受け入れるように構成されたロッキングスクリュー孔をさらに備え得る。支柱コネクタ本体は、近位端および遠位端を備える第1のアームであって、第1のアームがダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、ならびに、上面、底面、第1の内壁面、第1の側壁面、および、第1の横ピンボアであって、第1の横ピンボアがダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行であるように第1の側壁面を通って第1の内壁面に延在する円形孔を備える第1の横ピンボアをさらに備える第1のアームをさらに備え得る。支柱コネクタ本体は、第1のアームの近位端から第1のアーム内に延在し、および装置の長手軸に対して平行である第1の長手方向片持ちボアであって、第1の長手方向片持ちボアが、ボアの遠位端における小円周、およびボアの近位端における大円周をさらに備える第1の長手方向片持ちボアをさらに備え得る。支柱コネクタ本体は、近位端および遠位端を備える第2のアームであって、第2のアームが、ダイナマイゼーションタブの長手軸に沿って位置付けられ、上面、底面、第2の内壁面、第2の側壁面、ならびに、第2の横ピンボアであって、第2の横ピンボアがダイナマイゼーションタブの横軸に対して平行であるように第2の側壁面および第2の内壁面を通って延在する第2の横ピンボアであって、第2の横ピンボアがピボットピンを受け入れるように構成された第2の横ピンボアをさらに備える第2のアームをさらに備え得る。支柱コネクタ本体は、第2のアームの近位端から第2のアーム内に延在し、ならびに、装置の長手軸に対して平行であり、および、第2の片持ち要素を受容するような大きさに作られた第2の長手方向片持ちボアであって、第2の長手方向片持ちボアが、ボアの遠位端における小円周およびボアの近位端における大円周をさらに備える第2の長手方向片持ちボアをさらに備え得る。第1および第2のアームは、第1の内壁面と第2の内壁面との間で測定された横幅であって、第1および第2のアームの横幅が連結ナットのフランジ付き面の径よりも小さい横幅を備え得る。装置は、装置の横軸と位置合わせされた長手軸を有するピボットピンであって、ピボットピンが、支柱コネクタの第1のアームの第1の横ピンボアと枢動可能に嵌合する円筒形状を有する第1の側端であって、第1の側端が、ピボットピンの長手軸に対して略直交である片持ちボアをさらに備える第1の側端と、支柱コネクタの第2のアームの第2の横ピンボアと枢動可能に嵌合する円筒形状を有する第2の側端であって、第2の側端が、装置の横軸に対して平行であり、およびリングコネクタ本体の第2のボアの複数の平坦面としっかりと嵌合する複数の平坦面を備える内側セクションをさらに備える第2の側端を備え、ピボットピンは、リングコネクタ本体の第1および第2の側面が支柱コネクタの第1ならびに第2のアームの第1および第2の内壁面と摺動可能に係合するように装置の横軸まわりを支柱コネクタが枢動し得るように支柱コネクタをリングコネクタ本体と枢動可能に連結するピボットピンと、近位端および遠位端を有する第1の弾性要素であって、第1の弾性要素が、第1の長手方向片持ちボア内に、およびピボットピンの第1の側端における片持ちボア内に位置付けられ、第1の弾性要素の遠位端が第1の長手方向片持ちボアの遠位端における小円周と嵌合され、および第1の弾性要素の近位端が、その近位端における第1の長手方向片持ちボアの円周よりも小さな外周を有する第1の弾性要素とをさらに備え得る。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本開示の一部の実施形態は、本開示および添付図面を部分的に参照することにより、理解され得る。
【0025】
図1A】ヘキサポッド装置に連結されたダイナマイゼーション装置の一実施形態の斜視図を示す。
図1B】ダイナマイゼーションタブの実施形態の断面図を示す。
図2A】フレックスヒンジダイナマイゼーションタブの実施形態の分解図を示す。
図2B】フレックスヒンジダイナマイゼーションタブの一実施形態において使用されるリングコネクタを示す。
図2C】フレックスヒンジダイナマイゼーションタブの一実施形態において使用される支柱コネクタを示す。
図2D】フレックスヒンジダイナマイゼーションタブの一実施形態において使用される支柱コネクタの別の図を示す。
図2E】フレックスヒンジダイナマイゼーションタブの実施形態の別の分解図を示す。
図3A】弾性ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態を示す。
図3B】弾性ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用されるスロット付き部材を示す。
図3C】弾性ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態をより近くで見た分解図を示す。
図4A】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの実施形態の分解斜視図を示す。
図4B】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの実施形態に使用されるリングコネクタの斜視図を示す。
図4C】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの実施形態に使用される支柱コネクタの斜視図を示す。
図4D】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの実施形態の別の斜視図を示す。
図4E】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の分解斜視図を示す。
図4F】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用されるリングコネクタの斜視図を示す。
図4G】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用されるリングコネクタの別の斜視図を示す。
図4H】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用される支柱コネクタの斜視図を示す。
図4I】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の別の斜視図を示す。
図4J】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の断面図を示す。
図4K】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の上面図を示す。
図4L】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の斜視側面図を示す。
図4M】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の別の斜視側面図を示す。
図5A】円形ピボットダイナマイゼーションタブの実施形態の分解斜視図を示す。
図5B】円形ピボットダイナマイゼーションタブのリングコネクタの分解斜視図を示す。
図5C】円形ピボットダイナマイゼーションタブの支柱コネクタの分解斜視図を示す。
図5D】円形ピボットダイナマイゼーションタブの実施形態の別の分解斜視図を示す。
図6A】ダイナマイゼーションタブにおける、ねじりばねを備えたヒンジの実施形態の分解斜視図を示す。
図6B】ダイナマイゼーションタブにおける、ヒンジおよびねじりばねを備えたリングコネクタの実施形態の斜視図を示す。
図6C】ダイナマイゼーションタブにおける、ヒンジおよびねじりばねを備えた支柱コネクタの実施形態の斜視図を示す。
図6D】ダイナマイゼーションタブにおける、ねじりばねを備えたヒンジの実施形態の側面図を示す。
図6E】ダイナマイゼーションタブにおける、ねじりばねを備えたヒンジの実施形態の別の分解斜視図を示す。
図7A】ダイナマイゼーションタブにおける、大径ヒンジの実施形態の分解斜視図を示す。
図7B】ダイナマイゼーションタブにおける、大径ヒンジのリングコネクタの斜視図を示す。
図7C】ダイナマイゼーションタブにおける、大径ヒンジの支柱コネクタの斜視図を示す。
図7D】ダイナマイゼーションタブにおける、大径ヒンジの支柱コネクタの別の斜視図を示す。
図7E】ダイナマイゼーションタブにおける、大径ヒンジの実施形態の別の分解斜視図を示す。
図8A】ダイナマイゼーションタブにおける軸並進器の実施形態の分解斜視図を示す。
図8B】ダイナマイゼーションタブにおける軸並進器のリングコネクタの斜視図を示す。
図8C】ダイナマイゼーションタブにおける軸並進器の支柱コネクタの斜視図を示す。
図8D】ダイナマイゼーションタブにおける軸並進器の支柱コネクタの別の斜視図を示す。
図8E】ダイナマイゼーションタブにおける軸並進器の実施形態の別の分解斜視図を示す。
図9A】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の分解斜視図を示す。
図9B】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態における支柱コネクタの斜視図を示す。
図9C】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の別の分解斜視図を示す。
図10A】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図10B】代替的なダイナマイゼーション装置における支柱コネクタの斜視図を示す。
図10C】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の別の分解斜視図を示す。
図11A】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の斜視図を示す。
図11B】ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の側面図を示す。
図12A】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図12B】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の別の斜視図を示す。
図13】創外固定リング内に一体化されたダイナマイゼーション装置の別の実施形態の上面図を示す。
図14A】軸並進ダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図14B】軸並進ダイナマイゼーション装置の実施形態の別の分解斜視図を示す。
図14C】軸並進ダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図15】リング固定器に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図15A】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図15B】代替的なダイナマイゼーション装置の上側部材の底面の斜視図を示す。
図15C】代替的なダイナマイゼーション装置の下側部材の底面の斜視図を示す。
図15D】代替的なダイナマイゼーション装置の支柱コネクタの斜視図を示す。
図15E】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の側斜視図を示す。
図15F】リング固定具に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視断面図を示す。
図16】リング固定具に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図16A】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図16B】代替的なダイナマイゼーション装置のリングコネクタの斜視図を示す。
図16C】代替的なダイナマイゼーション装置の支柱コネクタの斜視図を示す。
図16D】代替的なダイナマイゼーション装置の断面図を示す。
図16E】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態のヒンジ機構の分解図を示す。
図16F】リング固定具に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図16G】代替的なダイナマイゼーション装置の別の断面図を示す。
図17】リング固定具に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図17A】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図17B】代替的なダイナマイゼーション装置のリングコネクタの斜視図を示す。
図17C】代替的なダイナマイゼーション装置の支柱コネクタの斜視図を示す。
図17D】代替的なダイナマイゼーション装置の支柱コネクタの別の斜視図を示す。
図17E】代替的なダイナマイゼーション装置の断面図を示す。
図18】リング固定具に取り付けられた代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図18A】代替的なダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図18B】代替的なダイナマイゼーション装置のリングコネクタの斜視図を示す。
図18C】代替的なダイナマイゼーション装置の支柱コネクタの斜視図を示す。
図18D】代替的なダイナマイゼーション装置の断面図を示す。
図19】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図19A】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図19B】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の斜視図を示す。
図19C】平行タブダイナマイゼーション装置とともに使用するためのダイナマイゼーション止め装置の斜視図を示す。
図19D】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の側面図を示す。
図20A】平行タブダイナマイゼーション装置の別の実施形態の斜視図を示す。
図20B】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の分解斜視図を示す。
図20C】平行タブダイナマイゼーション装置の実施形態の断面図を示す。
図21A】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の分解斜視図を示す。
図21B】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用されるリングコネクタの斜視図を示す。
図21C】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用されるピボットピンの斜視図を示す。
図21D】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態に使用される支柱コネクタの斜視図を示す。
図21E】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の透視斜視図を示す。
図21F】固定具リングに取り付けられたヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の斜視図を示す。
図21G】ヒンジ付きダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態の別の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に記載する本開示の種々の実施例を作り、および使用しながら、本開示が、多種多様な具体的なコンテキストにおいて実施することが可能な多くの適用可能な発明概念を提供することが理解されるはずである。本開示において記載された具体的な実施形態は、開示された材料を作り、および使用するための具体的なやり方を示しているにすぎず、ならびに、本開示の範囲を限定するものでない。
【0027】
本開示の理解を容易にするために、いくつかの語を以下に定義する。本明細書において定義された語は、本開示に関連する分野における当業者によって一般的に理解されるような意味を有する。「a」、「an」、および「the」などの語は、単一の実体のみを表すのでない一方、その具体的な例が例証に使用され得るその一般的なクラスを含むことを意味する。本明細書における用語が、本開示の複数の具体的な実施形態を説明するために使用される一方、それらの使用は、特許請求の範囲において記載している以外は、本開示を限定するものでない。
【0028】
本開示は一般に、従来の、またはヘキサポッド創外固定装置が制御されたやり方で、および、ダイナマイゼーションモジュールが、支柱および/もしくはねじが切られたロッドに対して外部にあるようにダイナマイゼーションを導入することを可能にするダイナマイゼーションタブに関する。ダイナマイゼーションタブの異なる構成要素の配置は高度に制御された、骨のダイナマイゼーションを可能にし、それは、今度は骨の最終的な強度における改善をもたらす。さらに、ダイナマイゼーションタブは、比較的単純であり、および費用対効果の高い手段を使用して製作され得る。システム内の付勢は、構成要素の配置ならびに/または構成に応じて長さおよび可撓性のいずれにおいても異なり、骨分離もしくは離開のタイプ、骨が再構築されているか、もしくは成長しているか、骨分離もしくは離開の位置、患者の性別、年齢、体重、代謝、ならびに、骨の再形成、成長、または石灰化および再構築を加速化もしくは減少させ得る、患者が薬剤を服用しているか、もしくは治療を受けているかなどの要因に基づいた、骨のダイナマイゼーションを最大にし得る。付勢によって導入される制御可能な可撓性は、創外固定装置が患者の治癒過程の異なる段階における適切な量の安定化をもたらすことを可能にする。たとえば、骨折骨に対して創外固定装置を使用する場合、創外固定装置は、変形をもたらし得る、骨折骨の移動を防止するために、安定している必要がある。しかし、創外固定装置が安定しすぎる場合、時には、それはそれ自身の欠点を有し得る。骨折骨上に仮骨が形成し始める際の、創外固定装置の制御された不安定化にはいくつかの利点が存在している。そうした利点の1つは、治癒過程を加速化させるために患者の身体部位に対して十分な負荷力および圧力を印加することであり、印加が制御されている場合、最適である。負荷過程は、骨折治癒過程(直接的ダイナマイゼーション)の石灰化段階中に徐々に、または軟骨性仮骨形成(逆ダイナマイゼーション)の石灰化段階前に進み、いずれの場合にも、骨治癒の加速化、および、骨折組織の癒合の強化をもたらし得る。
【0029】
ここから
図1Aは、ダイナマイゼーションタブ101であって、創外固定装置100に対して配置され得るようなダイナマイゼーションタブ101を示す。ダイナマイゼーションタブ101は一般に、リングコネクタ103、支柱コネクタ140、および付勢機構(図示せず)を備え得る。一部の実施形態では、リングコネクタ103は連結ボルト114または他の手段により、創外固定装置100のリング104にダイナマイゼーションタブ101を可逆的に結合し得る。ダイナマイゼーションタブ101は、ダイナマイゼーションタブ101を1つまたは複数の支柱190(本開示において使用されるような、「支柱」との語は、1つまたは複数の支柱、ねじが切られたロッド、ねじが切られていないロッド、創外固定装置100の対向する2つのリングを連結する他の手段、またはそれらのいずれかの組み合わせを表し得る)に可逆的に結合するために使用され得る支柱コネクタ140をさらに備え得る。
【0030】
図1Bは、ロッキングスクリュー孔142を備えたヘッド141を備える支柱コネクタ140を備えた、平面Aで切断された、ダイナマイゼーションタブ101の実施形態の断面図を示す。さらに、ヘッド141は、第1の支柱孔143および第2の支柱孔144であって、それらそれぞれが、支柱ファスナを受け入れることにより、1つまたは複数の支柱にダイナマイゼーションタブ101を固定するように構成され得る第1の支柱孔143および第2の支柱孔144を備える。支柱ファスナは、ねじ、ボルト、または他のタイプのファスナであり得る。ロッキングスクリュー孔142は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔143、144内側に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔143、144に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0031】
次に、図1Aをもう一度参照すれば、ダイナマイゼーションタブ101は、言い換えると支柱190の長さに沿った軸方向の可撓性になる、ダイナマイゼーションタブ101の任意の度合いの可撓性をもたらす付勢機構(図示せず)をさらに備え得る。支柱コネクタ140が変位させられると、一部の実施形態による付勢機構は付勢力を印加し得るので、支柱がその軸Xに沿って伸張する自由度は、ダイナマイゼーションタブ101の付勢機構によって制限され得る。付勢力は、その静止位置に支柱コネクタを戻すのに十分であり得る。ダイナマイゼーションタブ101の付勢機構は、ばね、コイルばね、引張ばね(tension/extension spring)、圧縮ばね、ねじりばね、コンスタントスプリング、可変ばね、薄板ばね、機械式ばね、片持ちばね、つる巻きばね、竹の子ばね、引張ばね(tension or extension spring)、ひげぜんまいもしくはつりあいばね、重ね板ばね、V字型ばね、ベルビルスプリング、定荷重ばね、ガスばね、主ばね、漸進的比率コイルばね、スプリングワッシャ、ねじりばね、ウェーブスプリング、ゴムまたは他の弾性もしくはエラストマ材料などの任意の長さの反発性材料であり得る。
【0032】
一般的に言えば、フレックスヒンジダイナマイゼーションタブ(フレックスヒンジ)は、2つの剛性構成要素であって、第1のものが、フレックスヒンジを創外固定リングに固定するために使用されるリングコネクタであり、および、第2のものが、1つまたは複数の支柱をフレックスヒンジに固定するための支柱コネクタである2つの剛性構成要素を備える。さらに、フレックスヒンジは、リングコネクタと、支柱コネクタが負荷下で振動することを可能にするように支柱コネクタに連結された創外固定リングとの間に配置された可撓性部材を備える。支柱コネクタの動きの範囲は、可撓性部材内のスロットにより、容易に調節可能であり、可撓性部材および支柱コネクタが創外固定リングに対して調節されることを可能にする。
【0033】
図2Aは、フレックスヒンジダイナマイゼーションタブ(フレックスヒンジ)200の実施形態の分解図を示す。一般的に言えば、フレックスヒンジダイナマイゼーションタブ200は、2つの剛性構成要素であって、第1のものがフレックスヒンジ200を創外固定リングに固定するために使用されるリングコネクタ203であり、および、第2のものが1つまたは複数の支柱をフレックスヒンジ200に固定するための支柱コネクタ240である2つの剛性構成要素を備える。さらに、フレックスヒンジ200は、リングコネクタ203と、支柱コネクタ240が負荷下で並進することを可能にするように支柱コネクタ240に連結された創外固定リングとの間に配置された可撓性部材280を備える。支柱コネクタ240の動きの範囲は、可撓性部材280内のスロットにより、容易に調節可能であり、可撓性部材および支柱コネクタが創外固定リングに対して調節されることを可能にする。図2Aでは、フレックスヒンジ200は、その中で画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端201、遠位端202、リングコネクタ203、支柱コネクタ240、および付勢機構280を備える。さらに、フレックスヒンジ200は、連結ボルト214、第1の連結ナット298、および第2の連結ナット299を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト214、第1の連結ナット298、および第2の連結ナット299は、上述したように創外固定リングにフレックスヒンジ200を固定するように構成される。
【0034】
図2Bに示すように、一実施形態による、フレックスヒンジのリングコネクタ206は、近位端204および遠位端205を有する場合があり、ならびに、第1のスタビライザ206および第2のスタビライザ208をさらに備える場合がある。リングコネクタ203の第1のスタビライザ206は近位端209および遠位端210を有し、ならびに、フレックスヒンジの長手軸Xに沿って位置付けられる。第1のスタビライザ206は、上面211、底面212、および円形ボア213をさらに備え得る。一実施形態による、第1のスタビライザの円形ボア213は、第1のスタビライザの上面211から第1のスタビライザの底面212にフレックスヒンジの縦軸Yに対して平行に延在する。さらに、第1のスタビライザ206の円形ボア213は、図2Aの連結ボルト214を受け入れるように構成され得る。リングコネクタ203の第2のスタビライザ208は、上端215を備え、および、上端215が第1のスタビライザ206の底面212の近位端と接触するようにフレックスヒンジの縦軸Yに対して平行に位置付けられる。
【0035】
図2Cの実施形態では、支柱コネクタ240は、近位端241および遠位端242を有し、および、ヘッド243および支柱コネクタナックル244をさらに備える。支柱コネクタのヘッド243は、近位端245および遠位端246も有し、ならびに、フレックスヒンジの長手軸Xに沿って位置付けられる。一部の実施形態では、支柱コネクタのヘッド243は、上面247、底面248、第1の遠位側を向く面249、第2の遠位側を向く面250、第3の遠位側を向く面251、および近位側を向く面252をさらに備え得る。ヘッドの第1の遠位側を向く面249は、ロッキングスクリュー孔253であって、ロッキングスクリュー孔253が、ヘッドの近位端245に向けてヘッドの遠位端246から延在する部分ボアであるロッキングスクリュー孔253をさらに備え得る。ロッキングスクリュー孔253は、ロッキングスクリューであって、ロッキングスクリューが、後述する支柱コネクタねじの移動を制限するように構成されたロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。第2の遠位側を向く面250および第3の遠位側を向く面251はそれぞれ、支柱孔254を含み得る。一部の実施形態によれば、各支柱孔254は、ヘッドの近位端245に向けてヘッドの遠位端246から延在する部分ボアを備え得る。支柱孔254それぞれは、フレックスヒンジを支柱に取り付け得る支柱コネクタねじを受け入れるように構成され得る。ヘッドの近位側を向く面252は、上縁255および底縁256を備える場合があり、ならびに、近位側を向く面252の上縁がヘッドの上面247と接触し、および、近位側を向く面の底縁256がヘッドの底面248と接触するようにヒンジ付きタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられる場合がある。一部の実施形態では、近位側を向く面252はヘッドの近位端245を備え得る。図2Dの支柱コネクタナックル244は、ヘッドの近位側を向く面252と接触するようにフレックスヒンジの横軸Zに沿って位置付けられる。支柱コネクタナックル244は、上側部材257ならびに下側部材260であって、それらそれぞれが上面258、261、および底面259、262それぞれをさらに備え得る上側部材257ならびに下側部材260をさらに備え得る。
【0036】
次に図2Eを参照すれば、フレックスヒンジ200の付勢機構280は、一部の実施形態によれば、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され得る。付勢機構280を備える材料のエラストマまたは可撓性は、フレックスヒンジ200の横軸Zまわりを支柱コネクタ240が枢動することを可能にし、および、さらに、支柱コネクタ240を、変位させられるとその元の位置に戻す付勢力を与え得る。一実施形態では、付勢機構280は、フレックスヒンジ200の長手軸Xに沿って位置付けられ、および、近位端281、遠位端282、付勢リップ283、および付勢タブ284をさらに備える。付勢リップ283は、上面285および底面286を含み、ならびに、付勢リップの上面285が支柱コネクタナックル244の上側部材の底面259と接触し、および、付勢リップの底面286が支柱コネクタナックル244の下側部材の上面261と接触するようにフレックスヒンジ200の長手軸Xに沿って付勢機構の遠位端282において位置付けられる。付勢リップ285は、たとえば、クランプ、接着剤もしくはグルー、またはねじなどのファスナを含む種々の手段により、上側部材259および下側部材261に固定され得る。一部の実施形態による付勢タブ284は、上面287、底面288、および付勢タブのスタジアム状ボア289を備え得る。付勢タブの上面287は、第1のスタビライザの底面212と接触するように位置付けられる場合があり、および、付勢タブの底面288は、創外固定リングと接触するように位置付けられる場合があり、それぞれは、支柱コネクタ240が、フレックスヒンジ200の横軸Zに沿って枢動可能に変位させられると付勢力を与える。一部の実施形態による、付勢タブのスタジアム状ボア289は、付勢機構280がリングコネクタ206に対してフレックスヒンジ200の長手軸Xに沿って変位させられるように、フレックスヒンジ200の縦軸Yに対して平行に、および、付勢タブの上面287から付勢タブの底面288に延在する。付勢機構280の近位変位290は、支柱コネクタ240がフレックスヒンジ200の横軸Zまわりに回転する能力を低減する場合がある一方で、付勢機構280の遠位変位291は、支柱コネクタ240がフレックスヒンジ200の横軸Zまわりに回転する能力を増大させる場合がある。
【0037】
ダイナマイゼーションタブ300(すなわち、弾性タブ)の代替的な実施形態を図3Aに表す。弾性タブ300は、取り付けられた支柱のダイナマイゼーションを可能にする特性を有する弾性材料でできた支柱コネクタおよびリングコネクタにより、ダイナマイゼーションを提供する。さらに、弾性タブは、支柱およびリングコネクタにより、創外固定リングに固定され得るスロット付きワッシャ、または剛性材料の構成要素304に備える。肢に向かう方向の、または肢から離れる方向の、スロット付きワッシャ、または剛性材料の構成要素304の調節は、縦軸に沿った支柱の並進を適切に調節することを可能にする。弾性タブ300は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端302、遠位端303、スロット付き部材304、および付勢機構350を備える。さらに、一部の実施形態によれば、弾性タブ300は、連結ボルト315、第1の連結ナット398、および第2の連結ナット399を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト315、第1の連結ナット398、および第2の連結ナット399は、上述したように創外固定リングに弾性タブ300を固定するように構成される。
【0038】
図3Bに示すように、スロット付き部材304は、近位端305および遠位端306を備え、ならびに、弾性タブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。スロット付き部材304は、スタビライザ307、およびスロット付き部材のスタジアム状ボア308をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、スロット付き部材304のスタビライザ307は、弾性タブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ、ならびに、上面309、底面310、近位縁311、および遠位縁312を有する。図3Bの実施形態では、スタビライザの近位縁311はnに等しい長さ313を有し、ならびに、スタビライザの遠位縁312はdに等しい長さ314を有し、および、遠位縁の長さ314、すなわちdは、近位端の長さ313、すなわちnよりも大きい。近位縁311および遠位縁312はいずれも、弾性タブの横軸Zに対して平行に位置付けられ得る。一部の実施形態では、スロット付き部材のスタジアム状ボア308は、スタビライザの上面309からスタビライザの底面310に弾性タブの縦軸Yに対して平行に延在する場合があり、および、図3Aの連結ボルト315を受け入れるように構成される場合がある。スロット付き部材のスタジアム状ボア308は、弾性タブの長手軸Xに沿って近位および遠位のいずれにおいても、スロット付き部材304の変位316を可能にするようにさらに構成され得る。
【0039】
図3Cは、弾性タブ300の付勢機構350の一実施形態を示す。付勢機構350は、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され、および、弾性タブ300の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。さらに、付勢機構は、第1のスタビライザ351、第2のスタビライザ352、およびヘッド353を有し得る。一部の実施形態では、付勢機構の第1のスタビライザ351は、遠位端354および近位端355を備え、および、弾性タブ300の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。第1のスタビライザ351は、上面356であって、スロット付き部材スタビライザ307の底面と接触するように位置付けられた上面356、底面357、および第1の付勢機構ボア358をさらに備え得る。第1の付勢機構ボア358は、第1のスタビライザの上面356から第1のスタビライザの底面357に弾性タブ300の縦軸Yに対して平行に延在し得る。一部の実施形態では、第1の付勢機構ボア358は、連結ボルト315を受け入れるように構成され得る。付勢機構350は、上端359および下端360を有し得る第2のスタビライザ352をさらに備え得る。図3Cの実施形態では、第2のスタビライザ352は、上端359が第1のスタビライザの底面310の近位端と接触するように弾性タブ300の縦軸Yに対して平行に位置付けられる。付勢機構のヘッド353は、近位端361、遠位端362、上面363、底面364、第1の遠位側を向く面365、第2の遠位側を向く面366、および第3の遠位側を向く面367を備え得る。一部の実施形態では、ヘッドは、弾性タブ300の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。ヘッドの上面363は、スロット付き部材スタビライザの底面310と接触するように位置付けられ得る。この配置では、スロット付き部材スタビライザ307は、ヘッド353が弾性タブ300の長手軸Yに沿って変位させられると付勢力を印加する。第1の遠位側を向く面365は、ヘッドの遠位端362からヘッドの近位端361に延在する部分ボアであり得るロッキングスクリュー孔363を備え得る。ロッキングスクリュー孔は、弾性タブ300の長手軸Xに沿って位置付けられたねじが切られた円筒状管を備える場合があり、および、ロッキングスクリューを受け入れるように構成される場合があるロッキングスクリューブシュ343を受け入れるように構成され得る。付勢機構ヘッド353の第2の遠位側を向く面366、および第3の遠位側を向く面367はそれぞれ、支柱孔369を備え得る。支柱孔369それぞれは、ヘッドの遠位端362からヘッドの近位端361に延在する部分ボアを備え得る。それぞれは、一部の実施形態では、支柱連結ねじを受け入れるように構成され得るねじが切られた円筒状管である支柱ブシュ344を受け入れるように構成され得る。
【0040】
図4Aは、本開示のヒンジ付きタブダイナマイゼーションタブ(ヒンジ付きタブ400)の実施形態の分解斜視図である。ヒンジ付きタブ400は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端402、遠位端403、リングコネクタ404、支柱コネクタ440、および、横軸Zと位置合わせされた回転軸を備えるピボットピンを備え得るピボットピン480を備える。さらに、一部の実施形態によれば、ヒンジ付きタブ400は、連結ボルト414、第1の連結ナット495、第2の連結ナット496、第1の連結ワッシャ497、付勢要素498、および第3のスリーブ499を備え得る。付勢要素498は、圧縮可能なシリコーンOリング、圧縮コイルリング、または圧縮可能なウェーブスプリングを備え得る。付勢要素498の外周は、ヒンジ付きタブ403の上面が付勢要素498の下面と接触するようにヒンジ付きタブ403の2つのアーム間の空間と整合し得る。第3のスリーブ499は、付勢要素498よりも高さがわずかに低いスペーサとしてふるまい得る。これは、第1の連結ナット495がリングコネクタ404に対して連結ボルト414上にしっかりと下方に締め付けられることを可能にする。高さにおいてわずかに低いことは、第1の連結ナット495が、連結ボルト414に対して下方に締められる際にヒンジ付きタブ403のアーム上に機械的なプレ負荷(付勢力)をもたらす。ナット495は、しっかりと固定化されていない場合、機械的な動作中に経時的に緩められた状態になり得る。支柱コネクタ440の遠位端403に負荷が加えられると、それは、軸ピン480まわりに枢動し、および、付勢要素498をさらに圧縮する。さらに、付勢要素498の固定されたプレ負荷および一定のばね定数は、フレーム上の複数のダイナマイゼーションタブからの略等しいダイナマイゼーションをもたらし得る。ダイナマイゼーションが望ましくない場合、付勢要素498および第3のスリーブ499が取り外され、ならびに、第1の連結ナット495および第1の連結ワッシャ497がヒンジ付きタブ400に対して下方に締められると、剛性構造が作られる。第1の連結ワッシャ497は、第1の連結ナット495が下方に締められるにつれ、付勢要素498に対して第1の連結ナット495によって加えられた力を均等に分配する。第3のスリーブは、付勢要素498内に収まって、それを連結ボルトまわりの所定の位置に留め、および、付勢要素498が損傷することでボルトねじ山を保護する。これらの実施形態では、連結ボルト414、第1の連結ナット495、第2の連結ナット496、第1の連結ワッシャ497、付勢要素498、および第3のスリーブ499は、上述したように創外固定リングにヒンジ付きタブ400を固定するように構成される。
【0041】
図4Bに示す実施形態では、リングコネクタ404は、近位端405および遠位端406を有し、ならびに、ヒンジ付きタブ400の長手軸Xに沿って位置付けられている。リングコネクタ404は、上面407、底面408、第1面409、第2面410、遠位側を向く面411、第1のボア412、および第2のボア413をさらに備え得る。一部の実施形態では、第1のボア412は、リングコネクタの上面407からリングコネクタの底面408にヒンジ付きタブの縦軸Yに対して平行に、および遠位に延在する。第1のボア412は、連結ボルト414に螺着するようにねじが切ってある場合がある。第2のボア413は、リングコネクタの第1面409からリングコネクタの第2面410にヒンジ付きタブの横軸Zに沿って延在する場合があり、および、図4Aの付勢機構を受け入れるように構成される場合がある。ピボットピン480は、ボア413(図4B参照)内の圧入に、しかし、支柱コネクタ440におけるアーム内のボアを通る遊嵌または回転可能な嵌合に好適であり得る。
【0042】
ヒンジ付きタブは、図4Cに示す支柱コネクタ440をさらに備え得る。一部の実施形態では、支柱コネクタ440は、近位端441および遠位端446を有する場合があり、ならびに、ヘッド443および支柱コネクタナックル444をさらに備える場合がある。ヘッド443は、近位端445および遠位端446を有し、ならびに、ヒンジ付きタブの長手軸Xに沿って位置付けられ得る。ヘッド443は、上面447、底面448、第1の遠位側を向く面449、第2の遠位側を向く面450、および第3の遠位側を向く面451をさらに備え得る。一部の実施形態による、ヘッドの第1の遠位側を向く面449は、上縁452および底縁453を備え、ならびに、上縁452がヘッドの上面447と接触し、および、底縁453がヘッドの底面448と接触するようにヒンジ付きタブの横軸Zに対して平行に位置付けられる。ヘッドの第1の遠位側を向く面449は、ヘッドの近位端445に向けてヘッドの遠位端446から延在する部分ボアである場合があり、およびロッキングスクリューを受け入れるように構成される場合があるロッキングスクリュー孔454をさらに備える場合がある。第2の遠位側を向く面450および第3の遠位側を向く面451は、それぞれ、ヘッドの遠位端446からヘッドの近位端445に延在する部分ボアである場合があり、および、それぞれ、支柱を支柱コネクタ440に固定するように構成される場合がある支柱孔455を備え得る。
【0043】
一部の実施形態では、支柱コネクタ440は、支柱コネクタナックル444をさらに備え得る。支柱コネクタナックル444は、近位端456および遠位端457を有し、ならびに、支柱コネクタナックルの遠位端457がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタナックル444は、図4Cに示すように第1のアーム458および第2のアーム459をさらに備え得る。第1のアーム458は、近位端460および遠位端461を備え、ならびに、遠位端461がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられる。第2のアーム459は、近位端471および遠位端472を備え、ならびに、遠位端472がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられる。
【0044】
次に図4Dを参照すれば、支柱コネクタナックルの第1のアーム458は、上面462、底面(図示せず)、第1面(464、図示せず)、第2面465、および第1のアームボア(図4Cの構成要素466)をさらに備え得る。第1のアームの第1面464は、上縁467および底縁(図示せず)を備え、ならびに、上縁467が第1のアームの上面462と接触し、および底縁468が第1のアームの底面(図示せず)と接触するように位置付けられる。第1のアームの第2面465は、最上縁469および底縁(図示せず)を備え、ならびに、上縁469が第1のアームの上面462と接触し、および底縁(図示せず)が第1のアームの底面(図示せず)と接触し、ならびに、第2面465がリングコネクタの第1面409と接触するように位置付けられる。第1のアームボア(図示せず)は、第1のアームの第1面(図示せず)から第1のアームの第2面465にヒンジ付きタブの横軸Zに沿って延在し、および、ピボットピン480を受け入れるように構成される。
【0045】
一部の実施形態によれば、支柱コネクタの第2のアーム459は、近位端471および遠位端472を備え、ならびに、第2のアームの遠位端472がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられる。第2のアーム459は、上面473、底面474、第1面475、第2面479、および第2のアームボア478をさらに備え得る。図4Dの実施形態によれば、第1面475は、上縁476および底縁(図示せず)を備え、ならびに、上縁476が第2のアームの上面473と接触し、底縁(図示せず)が第2のアームの底面474と接触し、および第1面475がリングコネクタの第2面410と接触するように位置付けられる。第2のアームの第2面479から第2のアームの第1面475へのヒンジ付きタブの横軸Zは、一部の実施形態によれば、ピボットピン480を受け入れるように構成される。
【0046】
図4Dのピボットピン480は円筒状ピンを備え得る。ピボットピン480は、ピボットピン480が第1のアームボア466、第2のアームボア478、およびリングコネクタの第2のボア413を通過するようにヒンジ付きタブの横軸Zに沿って位置付けられる。このようにして、ピボットピン480は、ヒンジ付きタブの横軸Zまわりの、支柱コネクタ440の枢動を可能にする。この枢動は、一部の実施例によれば、第1のアームの底面463と創外固定リングとの間の、および第2のアームの底面474と創外固定リングとの間の接触により、制限される。支柱コネクタ440がヒンジ付きタブの長手軸Yに沿って変位させられるにつれ、ピボットピン480は付勢力を印加し、支柱コネクタ440をその元の位置に戻す。
【0047】
別の代替的な実施形態、すなわち円形ピボットダイナマイゼーションタブ(円形ピボットタブ)では、支柱コネクタの回転がリングコネクタに対する修正により、単一平面に制限され得る。本実施形態では、支柱コネクタは、平坦な側部を有する、リングコネクタの円筒状部材と接触し、これは、支柱コネクタの側部間移動を制限する。さらに、上記実施形態は、ねじが切られたキャップが振動付勢機構と接触して配置され、これが、ダイナマイゼーションの容易な調節を可能にし得ることを定める。この構成の1つの利点は、ピボットピン480の軸と、支柱コネクタ440の遠位端446であって、そこで支柱が連結される、支柱コネクタ440の遠位端446との間の比較的長いレバーアームである。支柱コネクタナックル444の複数のアームはさらに、ピボットピン480の軸まわりの、支柱コネクタ440の回転運動に支柱コネクタの移動を制限し、よって、患者に対して加えるべき、ダイナマイゼーションの量に対する、より強いコントロールをもたらす。さらに、ヒンジ付きタブダイナマイゼーションタブ(ヒンジ付きタブ)は一般に、付勢機構が振動する際に他の設計において生じ得る疲労ストレスからボルト414を保護することに役立つ。タブ440は、ボルト414に直接接触することなく、角度を付け得る。
【0048】
図4Eは、本開示のヒンジ付きタブダイナマイゼーションタブ(ヒンジ付きタブ400)の実施形態の分解斜視図である。ヒンジ付きタブ400は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端402、遠位端403、リングコネクタ404、支柱コネクタ440、および、横軸Zと位置合わせされた回転軸を備えるピボットピン480を備える。さらに、一部の実施形態によれば、ヒンジ付きタブ400は、連結ボルト414、第1の連結ナット495、付勢要素498、および調節ねじ451を備え得る。付勢要素498は、圧縮コイルリングまたは圧縮可能なウェーブスプリングを備え得る。さらに図4Eに示しているのは、リング487であって、上記リングの上面から底面に通る複数の孔488を備えたリング487である。上記複数の孔488は、第1の連結ナット495がヒンジ付きタブ400をリング487に固定し得るように連結ボルト414全体がリング487を通過することを可能にするのに十分なサイズを有する。
【0049】
リングコネクタ404の別の斜視図を図4Fに表す。図4Fでは、連結ボルト414は、縦軸Yに対して、平行であるか、または位置合わせされる。連結ボルト414は、平滑部415およびねじ部416を含む。連結ボルト414の平滑部415の外径は、リングコネクタ404がリング487にしっかりと嵌め込まれ得るようにリング孔488の内径とおおよそ同じである。連結ボルト414の平滑部415の横側部は、リングコネクタ404の上側面410と位置合わせされた平面状面を備える少なくとも1つの平らな部分417も含み得る。リングコネクタ404は、近位端405および遠位端406を有し、ならびに、ヒンジ付きタブ400の長手軸Xに沿って位置付けられる。リングコネクタ404は、上面407、底面408、第1の上側面409、第2の上側面410、遠位側を向く面411、ねじが切られたボア412、および第2のボア413をさらに備え得る。一部の実施形態では、ねじが切られたボア412は、リングコネクタの上面407からリングコネクタの底面408に縦軸Yに対して平行に、および遠位に延在している。ねじが切られたボア412は、リングコネクタ404の遠位端において配置された遠位ノブ493内に配置され得る。遠位ノブ493は、上面408と底面409との間の略円筒形状を有する。
【0050】
ねじが切られたボア412は、図4Eに表すように、調節ねじ451に螺合し得る。第2のボア413は、リングコネクタの第1の上側面409からリングコネクタの第2の上側面410にヒンジ付きタブ400の横軸Zに沿って延在する場合があり、および、図4Eのピボットピン480を受け入れるように構成される場合がある。ピボットピン480は、以下に説明するように、ボア413(図4B参照)内の圧入に、しかし、支柱コネクタ440におけるアーム内のボアを通る遊嵌または回転可能な嵌合に適切であり得る。リングコネクタ404の底面408は、リング487の上面との摩擦を生じ、および、したがって、リング487に対する、リングコネクタ404の回転を阻止する1つまたは複数の粗面化された面490も含み得る。一実施形態によれば、複数の粗面化された面は、高さ約0.25mmであり、および、互いに対して約90度の角度を有する側部を備えた断面「V」プロファイルを有する一連の隆起または歯を備え得る。底面408は、支柱コネクタ440内の対応するリップまたは縁部と嵌合し得る動き制限面491も含み得る。複数の粗面化された面490の代替的な実施形態を図4Gにおいて表す。この図に示すように、複数の粗面化された面は、約0.25mmの高さを有し、および、互いに対して約90度の角度を有する側部を備えた断面「V」プロファイルを有する、隆起または歯の放射状パターンを備え得る。
【0051】
ヒンジ付きタブ400は、図4Hに示すように、支柱コネクタ440をさらに備え得る。一部の実施形態では、支柱コネクタ440は、近位端441および遠位端446を有する場合があり、ならびに、ヘッド443および支柱コネクタナックル444をさらに備える場合がある。ヘッド443は、近位端445および遠位端446を有し、ならびに、ヒンジ付きタブ440の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタ440の近位端445は、リング487の外面に当たり得る平坦または曲面494も含み得る。ヘッド443は、上面447、底面448、第1の遠位側を向く面449、第2の遠位側を向く面450、および第3の遠位側を向く面451をさらに備え得る(図4I参照)。一部の実施形態では、支柱コネクタナックル444は、近位端456および遠位端457を備え、ならびに、支柱コネクタナックルの遠位端457がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブ440の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタナックル444は、第1のアーム458および第2のアーム459をさらに備え得る。第1のアーム458は、遠位端457がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。第2のアーム459も、遠位端457がヘッドの近位端445と接触するようにヒンジ付きタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。第1および第2のアーム(458、459)の近位端は横部材470によって連結され、これは、第1および第2のアーム(458、459)間の剛性連結を形成し、ならびに、支柱コネクタ440の近位端441をさらに強化し得る。
【0052】
支柱コネクタナックルの第1のアーム458は、ピボットピン480を受け入れるような大きさに作られた第1のアームボア466をさらに備え得る。同様に、第2のアーム459は、ヒンジ付きタブ400の横軸Zに沿って延在し、および、ピボットピン480を受け入れるような大きさに作られた第2のアームボア467をさらに備え得る。第1のアーム458は、第1の内壁465であって、リングコネクタ404の第1の上側面409と、それらの構成要素が互いに嵌め合わせられる場合に接触して配置され得る第1の内壁465も備える。支柱コネクタナックル440の第2のアーム459は、ヒンジ付きタブ400の横軸Zに沿って延在し、および、ピボットピン480を受容するような大きさに作られた第2のアームボア467も備え得る。第2のアーム459は、第2の内壁475であって、リングコネクタ404の第2の上側面410と、それらの構成要素が互いに嵌め合わせられる場合に接触して配置され得る第2の内壁475も備える。第1ならびに第2の上側面(409、410)と接触する第1および第2の内壁(465、475)の比較的大きな表面積は、横軸Zに沿って生じ得るいかなる横変位をも最小にする一方で、支柱コネクタ440がリングコネクタ404に対して横軸Zまわりに枢動することを可能にする。
【0053】
支柱コネクタ440のヘッド443は、ヘッドの上面内に形成され、および、下方にヘッド内に延在するリングコネクタ孔477も備える。一実施形態によれば、リングコネクタ孔477は、リングコネクタ404(図4Fに表す)の遠位ノブ493を収容するのに十分な大きさの内周を備えた略円筒形状を有する。さらに、リングコネクタ孔477の内周は、遠位ノブ493の外壁がリングコネクタ孔477の内壁に当たることなく、支柱コネクタ440がヒンジ付きタブ400の横軸Zまわりに枢動することを可能にするのに十分大きい。リングコネクタ孔477は、付勢要素498が孔内に収まり、および、リングコネクタ孔477の底面とリングコネクタ404の遠位ノブ493の下面との間の付勢機構を形成することを可能にするのにも十分大きい。
【0054】
リング487に連結されたヒンジ付きタブ400の代替的な斜視図を図4Iに表す。図4Iでは、支柱コネクタ440は、枢動可能に複数の片がピボットピン480により、連結されるようにリングコネクタ404に嵌められる。この配置では、支柱コネクタは、リングコネクタ404がリング487に固定された状態に留まる一方で、ヒンジ付きタブ400の横軸Zまわりに枢動することが可能にされる。支柱コネクタ440のヘッド443は、上面447、底面448、第1の遠位側を向く面449、第2の遠位側を向く面450、および第3の遠位側を向く面451をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面449は、ヘッドの近位端445に向けてヘッドの遠位端446から延在する部分ボアである場合があり、および、ロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られている場合があるロッキングスクリュー孔454をさらに備え得る。第2の遠位側を向く面450および第3の遠位側を向く面451は、ヘッドの遠位端446からヘッドの近位端445に延在する部分ボアである場合があり、および、それぞれ、支柱を支柱コネクタ440に固定するように構成される場合がある支柱孔455をさらに備え得る。
【0055】
長手軸Xに沿って切断したヒンジ付きタブ400の断面図を図4Jに表す。図4Jでは、ピボットピン480による、支柱コネクタ440との、リングコネクタ404の枢動連結を示す。連結ボルト414のねじ部416上の連結ナット495による、リング487との、リングコネクタ404の連結も図4Jに表す。上述したように、連結ボルトの平滑部415の外径は、リング孔488の内径と略同様である。そういうものとして、連結ボルト414に対して連結ナット495を締め付けることにより、リングコネクタ404をリング487に対して固定し得る。さらに図4Jに表しているのは、ヘッドの近位端445に向けてヘッドの遠位端446から延在する部分ボアである場合があり、ロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られている場合があるロッキングスクリュー孔454の断面図である。ロッキングスクリュー孔454の近位端は、ロッキングスクリューの近位端が支柱コネクタの近位端に当たり得るように支柱孔455の近位端と交差する。よって、ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔455に対する支柱ファスナの移動を防止するように、支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0056】
リングコネクタ404の底面408は、支柱コネクタ440の対応する第2の動き制限面492と嵌合し得る第1の動き制限面491も含み得る。支柱コネクタ440が、横軸Zに対して時計回り方向に枢動させられると、第2の動き制限面492は、第1の動き制限面491と接触するまで枢動する。この時点で、リングコネクタ404に対する、支柱コネクタ440のさらなる回転は可能にされるものでない。さらに、付勢要素498は、支柱コネクタ440が横軸Zに対して時計回り方向に枢動させられるにつれ、圧縮される。圧縮は、リングコネクタ404の遠位ノブ493の底面に対して、および、リングコネクタ孔477の底部に対して力を印加する。この付勢力はさらに、ヒンジ付きタブ400がリング487に取り付けられると、リング487の外面に平坦または曲面494を押圧する。これは、リング487の外面に対する、支柱コネクタの平坦または曲面494の付勢力が、連結ボルト414に対して連結ナット495が締め付けられ得るまでリング487上の所定の位置にヒンジ付きタブを留める利点をもたらす。
【0057】
さらに図4Jに示しているのは、リングコネクタ404のねじが切られたボア412内に配置された調節ねじ451である。調節ねじ451がねじが切られたボア412内で下方に締められるにつれ、調節ねじの遠位端は、支柱コネクタ440内のリングコネクタ孔477の底部に当たる。これは、リングコネクタ404に対する、支柱コネクタ440のいかなる相対枢動運動、および、よって、固定リング487に対する、固定支柱のいかなるダイナマイゼーションも防止する。調節ねじ451の、ねじが切られたボア412内でのバックアウトが生じるにつれ、調節ねじの遠位端は、支柱コネクタ440内のリングコネクタ孔477の底部から離れる方向に移動する。これは、リングコネクタ404に対する、支柱コネクタ440の制御可能な量の「遊び」または枢動運動をもたらし、よって、固定リング487に対する、固定支柱の制御可能な量のダイナマイゼーションを可能にする。リングコネクタ404のねじが切られたボア412内の調節ねじ451の相対位置を制御することにより、固定リング487に対する、固定支柱のダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。
【0058】
ヒンジ付きタブ400の一実施形態の上面図を図4Kに表す。図4Kでは、支柱コネクタ440のアーム458および459は、横軸Zに沿って生じ得るいかなる横変位も最小にする一方で、支柱コネクタ440がリングコネクタ404に対して横軸Zまわりに枢動することを可能にするように、リングコネクタの第1および第2の上側面に嵌められているように表す。ヒンジ付きタブ400の本実施形態の一利点は、それが横軸Zに沿って比較的狭い幅Dを有していることである。この結果として、リング487内の隣接する孔488に対するアクセスが維持される。これは、他の実施形態よりも、リング487の円周まわりのより多くの場所において他の装置、固定器具、取付ワイヤ、または他のアクセサリが取り付けられることを可能にする。
【0059】
ヒンジ付きタブ400の一実施形態の側面図を図4Lに表す。図4Lでは、リングコネクタ404に対する、支柱コネクタ440の枢動可能な取り付けを表す。これらの構成要素の枢動可能な取り付けは、ヒンジ付きタブ400の横軸Zに沿って取り付けられたピボットピン480によってもたらされる。連結ボルト414のねじ部416上に取り付けられた連結ナット495も表す。さらに、リング487の中点と位置合わせされるための、縦軸Yに沿ったロッキングスクリュー孔454および支柱孔455の配置を表す。リング487の中点と固定支柱の端を位置合わせすることにより、支柱の配置および支柱の長さの変位の量の数学的モデリングを単純にすることが可能である。これは、本発明の他の実施形態に対する、本実施形態の別の利点をもたらす。ヒンジ付きタブ400のさらに別の側面図を図4Mに表す。
【0060】
図5Aは、本開示の円形ピボットタブ500の一実施形態の分解斜視図である。円形ピボットタブ500は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端501、遠位端502、リングコネクタ503、支柱コネクタ550、付勢機構580、およびファスナ583を備える。さらに、一部の実施形態によれば、円形ピボットタブ500は、連結ボルト517、第1の連結ナット598、および第2の連結ナット599を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト517、第1の連結ナット598、および第2の連結ナット599は、上述したように創外固定リングに円形ピボットタブ500を固定するように構成される。
【0061】
図5Bに示すように、リングコネクタ503は近位端504、遠位端505、上端506、および下端507を有している。リングコネクタ503は、第1のスタビライザ508、第2のスタビライザ510、およびリングコネクタナックル511をさらに備える。リングコネクタの第1のスタビライザ508は、遠位端512および近位端513を有し、ならびに、円形ピボットタブの長手軸Xに沿って位置付けられる。一部の実施形態によれば、第1のスタビライザ508は、上面514、底面515、および第1のスタビライザボア(図示せず)をさらに備え得る。第1のスタビライザボア(図示せず)は、第1のスタビライザの上面514から第1のスタビライザの底面515に円形ピボットタブの縦軸Yに沿って延在している場合があり、および、連結ボルト517を受け入れるように構成される場合がある。リングコネクタの第2のスタビライザ510は、上端523および下端524を備え得る。一部の実施形態では、第2のスタビライザ510は、上端523が第1のスタビライザの底面515と接触するように円形ピボットタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。
【0062】
リングコネクタ503は、図5Bに示すように、リングコネクタナックル511をさらに備え得る。リングコネクタナックル511は、上端525、下端526を有し、および、下端526が第1のスタビライザの上面514と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸Yに沿って位置付けられ得る。一部の実施形態によれば、リングコネクタナックル511は、上面527、底面528、第1面(図示せず)、第2面530、近位側を向く面531、遠位側を向く面532、およびリングコネクタナックルボア533をさらに備え得る。これらの実施形態では、近位側を向く面531は、上縁534および底縁535を備え、ならびに、上縁534がリングコネクタナックルの上面527と接触し、および底縁535がリングコネクタナックルの底面528と接触するようにダイナマイゼーションタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。図5Bに示すように、リングコネクタナックルの近位側を向く面531は、円形ピボットタブの縦軸Yに対して凸状に形成され得る。リングコネクタナックルの遠位側を向く面532は、上縁536および底縁537を備え、ならびに、上縁536がリングコネクタナックルの上面527と接触し、および、底縁537がリングコネクタナックルの底面528と接触するように円形ピボットタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。リングコネクタナックルの遠位側を向く面532は、円形ピボットタブの縦軸Yに対して凸状に形成され得る。一部の実施形態によるリングコネクタナックルボア533は、リングコネクタナックルの上面527からリングコネクタナックルの底面528に円形ピボットタブの縦軸Yに沿って延在している。リングコネクタナックル533は、連結ボルト517を受け入れるように構成され得る。
【0063】
図5Cは、円形ピボットタブの支柱コネクタ550の一実施形態を示す。支柱コネクタ550は、近位端551、遠位端552、上端553、および下端554を備え、ならびに、円形ピボットタブの長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタ550は、ヘッド555および支柱コネクタナックル556をさらに備え得る。一部の実施形態による、支柱コネクタのヘッド555は、近位端557、遠位端558、上面559、底面560、第1の遠位側を向く面561、第2の遠位側を向く面562、および第3の遠位側を向く面563を備え得る。第1の遠位側を向く面561は、ヘッドの近位端557に向けてヘッドの遠位端558から延在する部分ボアであり得るロッキングスクリュー孔567を備え得る。第2の遠位側を向く面562および第3の遠位側を向く面563はそれぞれ、一部の実施形態によれば、それぞれ、ヘッドの近位端557に向けてヘッドの遠位端558から延在する部分ボアである場合があり、および、円形ピボットタブに支柱を固定するように構成される場合がある支柱孔558を備え得る。図5Cの支柱コネクタナックル556は、近位端559、遠位端560、上面570、底面(図示せず)、および支柱コネクタナックルボア563を備え得る。支柱コネクタナックルボア563は、支柱コネクタナックル556の上面570から支柱コネクタナックルの底面に延在し得る。
【0064】
次に図5Dを参照すれば、支柱コネクタナックルボア563は、第1の側面564、第2の側面565、近位側を向く面566、および遠位側を向く面567をさらに備え得る。支柱コネクタナックルボアの第1の側面564は、円形ピボットタブの縦軸Yまわりの、支柱コネクタ550の枢動が減らされるようにリングコネクタナックルの第2面530と接触するように構成され得る。同様に、支柱コネクタナックルボアの第2の側面565は、円形ピボットタブの縦軸Yまわりの、支柱コネクタ550の枢動が減らされるようにリングコネクタナックルの第1面529と接触するように構成され得る。支柱コネクタナックルボアの近位側を向く面566は、上縁568および底縁(図示せず)を備える。一部の実施形態による、近位側を向く面566は、近位側を向く面の上縁568が支柱コネクタナックルの上面561と接触し、および底縁569が支柱コネクタナックルの底面562と接触するように円形ピボットタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられる。図5Dの実施形態では、支柱コネクタナックルボアの近位側を向く面566は、円形ピボットタブの縦軸Yに対して凹状に形成されている。支柱コネクタナックルボアの近位側を向く面566は、リングコネクタナックルの、凸状に形成された遠位側を向く面532と、2つの面が円形ピボットタブの横軸Zまわりの、支柱コネクタ550の枢動を可能にするように接触するように構成され得る。支柱コネクタナックルボアの遠位側を向く面567は、上縁575および底縁571を備え、ならびに、上縁575が支柱コネクタナックルの上面561と接触し、および、底縁571が支柱コネクタナックルの底面562と接触するように円形ピボットタブの縦軸Yに対して平行に位置付けられる。一部の実施形態では、リングコネクタナックルの遠位側を向く面567は、円形ピボットタブの縦軸Yに対して凹状に形成され、および、リングコネクタナックルの、凸状に形成された近位側を向く面531と、2つの面が、円形ピボットタブの横軸Zまわりの、支柱コネクタ550の枢動を可能にするように接触するように構成され得る。
【0065】
円形ピボットタブ500は、付勢機構580をさらに備え得る。図5Dに示すように、付勢機構580は、上端581および下端586を備え、ならびに、円形ピボットタブ500の縦軸Yに沿って位置付けられ得る。付勢機構580は、連結ボルト517、ファスナ583、およびコイルばね584をさらに備え得る。連結ボルト517は、ねじが切られたボルトであって、リングコネクタナックルボア533、第1のスタビライザボア(図示せず)、およびファスナボア589を通過するように円形ピボットタブの縦軸Yに沿って横断するように構成されたねじが切られたボルトであり得る。ファスナ583は、上端585、下端586、およびファスナボア589を備え、ならびに、ファスナの上端585が付勢機構の上端581を備え、およびファスナの下端586がコイルばね584と接触するように位置付けられ得る。ファスナボア589は、ファスナの上端585からファスナの下端588に延在するねじが切られたボアである場合があり、および連結ボルト517を受け入れるように構成される場合がある。コイルばね584は、上端587および下端588を備え、ならびに、コイルばね584の上端がファスナ583と接触し、およびコイルばねの下端588が支柱コネクタナックル556の上面と接触し得るように円形ピボットタブ500の縦軸Yに沿って位置付けられ得る。コイルばね584は、円形ピボットタブ500の縦軸Yに沿った、ファスナ583の並進が、コイルばね584の圧縮または減圧になるように位置付けられ得る。一部の実施形態では、コイルばね584の圧縮は、円形ピボットタブ500の横軸Zまわりの、支柱コネクタ550の制限された枢動になる場合があり、および、コイルばね584の減圧は、円形ピボットタブ500の横軸Zまわりの、支柱コネクタ550の枢動のより大きな自由度になる場合がある。さらに、コイルばね584は、支柱コネクタ550が円形ピボットタブ500の横軸Zまわりに枢動させられると付勢力を与え、支柱コネクタ550をその元の位置に戻すように構成され得る。
【0066】
別の実施形態、すなわち、ねじりばねを備えたヒンジ(ねじりばねを備えたヒンジ)では、タブ自体がヒンジとしてふるまう。本実施形態では、支柱コネクタおよびリングコネクタの接合部には横ねじりばねが設けられ、この横ねじりばねは、支柱コネクタが、負荷下で振動することを可能にし、および、静止位置に支柱コネクタを戻すのに必要な付勢力を与える。さらに、振動の度合いは、支柱コネクタ上に存在している2つの動き制限面によって制限され、これらは、リングコネクタとの接触により、上記度合いを制限する。ダイナマイゼーションの度合いに対する調節は、適宜、異なるねじりばねの使用により、行われ得る。
【0067】
図6Aは、本開示のねじりばねを備えたヒンジ600の実施形態の分解斜視図である。ねじりばねを備えたヒンジ600は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端601、遠位端602、リングコネクタ603、支柱コネクタ650、および付勢機構690を備える。さらに、一部の実施形態によれば、ねじりばねを備えたヒンジ600は、連結ボルト617、第1の連結ナット698、および第2の連結ナット699を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト617、第1の連結ナット698、および第2の連結ナット699は、上述したように、ねじりばねを備えたヒンジ600を創外固定リングに固定するように構成される。
【0068】
図6Bの実施形態では、ねじりばねを備えたヒンジのリングコネクタ603は、近位端604、遠位端605、上端606、および下端607を有する。リングコネクタ603は、第1のスタビライザ608、第2のスタビライザ609、およびリングコネクタナックル611をさらに備え得る。リングコネクタ603の第1のスタビライザ608は、遠位端613および近位端612を有し、ならびに、ねじりばねを備えたヒンジ600の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。それは、上面614、底面615、および、第1のスタビライザの上面614から第1のスタビライザの底面615に、ねじりばねを備えたヒンジの縦軸Yに対して平行に延在する円形ボア616をさらに備え、ならびに、連結ボルト617を受け入れるように構成され得る。リングコネクタの第2のスタビライザ609は、上端623および下端624を備え、ならびに、上端623が第1のスタビライザの底面615と接触するように、ねじりばねを備えたヒンジの縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。リングコネクタ603は、第1端623、第2端624、近位端625、および遠位端626を備え得るリングコネクタナックル611をさらに備え得る。一部の実施形態によるリングコネクタナックル611は、近位端625が第1のスタビライザの遠位端613と接触するように、ねじりばねを備えたヒンジの長手軸Xに沿って位置付けられ得る。リングコネクタナックル611は、第1の円形アーム627および第2の円形アーム628を備え得る。第1の円形アーム627は第1面629および第2面630を有し、ならびに、第1面629および第2面630が第1のスタビライザの上面614および第1のスタビライザの底面615に対して垂直であるように、ねじりばねを備えたヒンジの横軸に沿って位置付けられ得る。さらに、第1の円形アームは、第1の円形アームの第1面629から第1の円形アームの第2面630に延在し、および、付勢機構690を受け入れるように構成され得る第1のアームボア620を備え得る。第2の円形アーム628は第1面631および第2面632を有し、ならびに、第1面631および第2面632が第1のスタビライザの上面614および第1のスタビライザの底面615に対して垂直であるように、ねじりばねを備えたヒンジの横軸に沿って位置付けられ得る。さらに、第2の円形アームは、第2の円形アームの第1面631から第1の円形アームの第2面632に延在し、および、付勢機構690を受け入れるように構成され得る第2のアームボア633を備え得る。
【0069】
図6Cに示す、ねじりばねを備えたヒンジの支柱コネクタ640は、近位端641、遠位端642、上端643、下端644を有し、ならびに、ヘッド645および支柱コネクタナックル646をさらに備える。一部の実施形態による、支柱コネクタのヘッド645は、近位端647、遠位端648、上面649、底面650、第1の遠位側を向く面651、第2の遠位側を向く面652、第3の遠位側を向く面655、および近位側を向く面653を備え、ならびに、ねじりばねを備えたヒンジの長手軸Xに沿って位置付けられる。第1の遠位側を向く面651は、ヘッドの近位端647に向けてヘッドの遠位端648から延在する部分ボアであり得るロッキングスクリュー機構654を備え得る。第2の遠位側を向く面652および第3の遠位側を向く面655はそれぞれ、ヘッドの近位端647に向けてヘッドの遠位端648から延在する部分ボアであり得るそれぞれの支柱孔656を備え得る。図6Cのヘッドの近位側を向く面653は、上縁657および底縁658を備え、ならびに、上縁657がヘッドの上面649と接触し、および底縁658がヘッドの底面650と接触するように、ねじりばねを備えたヒンジの横軸Zに対して平行に位置付けられる。一部の実施形態では、ヘッドの近位側を向く面653は、ヘッドの近位端647を備え得る。
【0070】
次に図6Dを参照すれば、支柱コネクタナックル646は、近位端659および遠位端660を有し、ならびに、遠位端660がヘッドの近位端647と接触するように、ねじりばねを備えたヒンジ600の長手軸に沿って位置付けられる。一部の実施形態では、支柱コネクタナックル646は第1のアーム661および第2のアーム662をさらに備え得る。第1のアーム661は、遠位端663および近位端664を有し、ならびに、遠位端663がヘッドの近位端647と接触するように、ねじりばねを備えたヒンジの長手軸Xに対して平行に位置付けられる。第1のアーム661は、曲がった近位端669を備えた上面665、および動き制限面668をさらに備え得る。第1のアームの動き制限面668は、上縁673および下縁674を有する場合があり、ならびに、上縁673が第1のアームの曲がった近位端669と接触するように位置付けられる場合がある。支柱コネクタナックルの第2のアーム662は、遠位端675および近位端676を有し、ならびに、遠位端675がヘッドの近位端647と接触するように、第1のアーム661に対して下側に、および、ねじりばねを備えたヒンジ600の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。図6Dの実施形態では、第2のアーム662は、曲がった近位端682を備えた底面678、および動き制限面679をさらに備える。動き制限面679は、下縁685を有し、および、下縁685が、底面の曲がった近位端682と接触するように位置付けられる。
【0071】
図6Eの実施形態では、ねじりばねを備えたヒンジの付勢機構690は、ねじりばねを備えたヒンジの横軸Zに沿って位置付けられ、ならびに、ピン691およびねじりばね692を備える。さらに、付勢機構690は、ねじりばねを備えたヒンジ600の横軸Zまわりの、支柱コネクタ640の枢動を可能にするように、リングコネクタナックルの第1のアームボア620およびリングコネクタナックルの第2のアームボア633を介して、ならびに、支柱コネクタナックルの第1のアーム661と支柱コネクタナックルの第2のアーム662との間を通るように位置付けられる。一部の実施形態では、支柱コネクタ640の枢動は、(a)支柱コネクタナックルの第1のアームの動き制限面668、およびリングコネクタの第1のスタビライザの上面614、ならびに、(b)支柱コネクタナックルの第2のアームの動き制限面679、およびリングコネクタの第1のスタビライザの上面614間の接触により、度合いが制限され得る。さらに、付勢機構のねじりばね692は、ねじりばねを備えたヒンジ600の長手軸Yに沿って支柱コネクタ640が変位させられると、付勢力を印加し、支柱コネクタ640をその元の位置に戻すように構成され得る。
【0072】
別の実施形態、すなわち、大径ヒンジダイナマイゼーションタブ(大径ヒンジ)は、支柱コネクタが支柱コネクタとリングコネクタとの間の放射状トラックに沿って移動するにつれ、ダイナマイゼーションが生じることを定める。本実施形態では、動きの範囲、すなわち、負荷下での振動の度合いは、放射状トラックの対向する端において配置された2つの弾性部材または「止め部」によって制限される。複数の止め部は、支柱コネクタがトラックに沿って移動することを可能にするのに十分な可撓性を有することにより、ダイナマイゼーションを可能にする一方、さらに、支柱コネクタをその静止位置に戻すのに必要な付勢力を与える。振動、および、したがって、ダイナマイゼーションの度合いは、適宜、複数の止めを(1)さらに離して、または(2)互いに、より近くに配置することにより、調節され得る。
【0073】
図7Aは、本開示の大径ヒンジ700の実施形態の分解斜視図である。大径ヒンジ700は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端701、遠位端702、リングコネクタ703、支柱コネクタ740、および付勢機構780を備える。さらに、一部の実施形態によれば、大径ヒンジ700は、連結ボルト714、第1の連結ナット798、および第2の連結ナット799を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト714、第1の連結ナット798、および第2の連結ナット799は、上述したように創外固定リングに大径ヒンジ700を固定するように構成される。
【0074】
図7Bに示すように、大径ヒンジ700のリングコネクタ703は、近位端701および遠位端702を有し、ならびに、第1のスタビライザ706、第2のスタビライザ707、ならびに、リングコネクタナックル708でさらに構成され得る。第1のスタビライザ706は、大径ヒンジ700の長手軸Xに対して平行に位置付けられ、および、上面711、底面712、および第1のスタビライザボア713を備える。一部の実施形態による第1のスタビライザボア713は、第1のスタビライザの上面711から第1のスタビライザの底面712に大径ヒンジ700の縦軸Yに対して平行に延在し得る。さらに、第1のスタビライザボア713は、連結ボルト714を受け入れるように構成され得る。図7Bの第2のスタビライザ707は、上端715および下端716を備え、ならびに、上端715が第1のスタビライザの近位端709と接触するように大径ヒンジ700の縦軸Yに対して平行に位置付けられる。一部の実施形態によるリングコネクタナックル708は、上端717および下端718を有し、ならびに、上端717が第1のスタビライザの遠位端710と接触するように大径ヒンジ700の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。リングコネクタナックル708は、上縁719、底縁720,および遠位側を向く面721をさらに備え得る。一部の実施形態では、リングコネクタナックルの遠位側を向く面721は、大径ヒンジ700の縦軸Yに対して凸状に形成される場合があり、および、放射状トラックドナー722をさらに備える場合がある。図7Bに示すような放射状トラックドナー722は、大径ヒンジ700の横軸Zに対して垂直であるように位置付けられ得る。
【0075】
次に図7Cを参照すれば、支柱コネクタ740は、近位端741および遠位端742を有し、ならびに、支柱コネクタの近位端741が図7Bのリングコネクタの遠位端705と接触するように大径ヒンジ700の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタ740は、ヘッド743および支柱コネクタナックル744をさらに備え得る。ヘッド743は、近位端758および遠位端759を有し、大径ヒンジ700の長手軸Xに沿って位置付けられ、ならびに、上面745、底面746、第1の遠位側を向く面747、第2の遠位側を向く面748、および第3の遠位側を向く面749をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面747は、ロッキングスクリュー孔750であって、ロッキングスクリュー孔750が、ヘッドの近位端758に向けてヘッドの遠位端759から延在する部分ボアであり、ロッキングスクリューを受け入れるように構成されたロッキングスクリュー孔750を含み得る。第2の遠位側を向く面748および第3の遠位側を向く面749それぞれは、それぞれの支柱孔751であって、上記支柱孔751が、ヘッドの近位端758に向けてヘッドの遠位端759から延在する部分ボアであり、それぞれが、支柱コネクタ740を支柱に連結するように構成された支柱孔751を含み得る。
【0076】
図7Dに示すように、一部の実施形態による支柱コネクタナックル744は、上端752および下端753を含んでおり、ならびに、支柱コネクタナックルの上端752がヘッドの上面745と接触し、および、支柱コネクタナックルの下端753がヘッドの底面746と接触するように大径ヒンジ700の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。支柱コネクタナックル744は、上縁754、底縁755、および近位側を向く面756をさらに備え得る。一部の実施形態では、支柱コネクタナックルの上縁754がヘッドの上面745と接触し、および底縁755がヘッドの底面746と接触する。近位側を向く面756は、大径ヒンジ700の縦軸Yに沿って位置付けられ、および、縦軸Yに対して凹状に形成され得る。近位側を向く面756は、放射状トラックアクセプタ757であって、大径ヒンジ700の横軸Zに対して垂直であるように位置付けられ、ならびに、図7Bの放射状トラックドナー722を受け入れ、および、大径ヒンジ700の横軸Zまわりの、支柱コネクタ740の枢動を可能にするように構成され得る放射状トラックアクセプタ757をさらに備え得る。
【0077】
図7Eの実施形態では、大径ヒンジ700の付勢機構780は、上側部材781および下側部材782を備える。上側部材781および下側部材782それぞれは、エラストマ材料または可撓性プラスチックで構成され得る。上側部材781は、大径ヒンジ700の横軸Zに対して平行に位置付けられ、および、上面783、底面784、および近位側を向く面785でさらに構成される。上側部材の底面784は、支柱コネクタヘッド743の上面と接触するように、および、支柱コネクタ740が大径ヒンジ700の長手軸Yに沿って変位させられると、付勢力を印加するように位置付けられ得る。上側部材の近位側を向く面785は、上縁786および底縁787を備え、ならびに、近位側を向く面の上縁786が上側部材の上面783と接触し、および、近位側を向く面の底縁787が上側部材の底面784と接触するように位置付けられる。一部の実施形態では、近位側を向く面の上縁786と、近位側を向く面の底縁787との間の距離が増加するにつれ、支柱コネクタ740が枢動する自由度が、大径ヒンジ700の横軸Zまわりでますます制限される。図7Eの実施形態では、付勢機構の下側部材782は、大径ヒンジ700の横軸Zに対して平行に位置付けられ、ならびに、上面788、底面789、および近位側を向く面790を備える。下側部材の上面788は、支柱コネクタヘッドの底面746と接触するように、および、支柱コネクタ740が大径ヒンジ700の長手軸Yまわりを変位させられると下側部材782が付勢力を印加するように位置付けられる。下側部材の近位側を向く面790は、上縁791および底縁792を備え、ならびに、近位側を向く面の上縁791が下側部材の上面788と接触し、および、近位側を向く面の底縁792が下側部材の底面789と接触するように位置付けられる。一部の実施形態によれば、近位側を向く面の上縁791と近位側を向く面の底縁792との間の距離が増加するにつれ、支柱コネクタ740が大径ヒンジ700の横軸Zまわりに枢動する自由度はますます制限される。
【0078】
代替的な実施形態、すなわち、軸並進ダイナマイゼーションタブ(軸並進器)は、単一平面内の(すなわち、上および下の)ダイナマイゼーションを提供する。支柱コネクタは、支柱コネクタとリングコネクタとの間のトラックに沿って移動することが可能にされ、負荷下での振動をもたらす。一般的に言えば、ばねまたは他の弾性部材などの付勢機構が、創外固定リングの下側と、支柱コネクタの下側のタブとの間に配置され、これは、支柱コネクタをその静止位置に戻すために必要な付勢力を与える。
【0079】
図8Aは、本開示の軸並進器800の実施形態の分解斜視図である。軸並進器800は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端801、遠位端802、リングコネクタ803、支柱コネクタ840、および付勢機構880を備える。さらに、一部の実施形態では、軸並進器800は、連結ボルト814、下部連結ナット898、および上部連結ナット899を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト814、下部連結ナット898、および上部連結ナット899は、上述したように、創外固定リングに軸並進器800を固定するように構成される。
【0080】
図8Bの実施形態では、リングコネクタ803は、近位端804、遠位端805、第1のスタビライザ806、第2のスタビライザ807、およびダブテイルノッチ808を備える。第1のスタビライザ806は、近位端809および遠位端810を有し、ならびに、軸並進器の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。さらに、それは、上面811、底面812、および第1のスタビライザの上面811から第1のスタビライザの底面812に軸並進器の縦軸Yに沿って延在する第1のスタビライザボア813を備え得る。第1のねじが切られたボア813は、連結ボルト814を受け入れるように構成され得る。第2のスタビライザ807は、上端815および下端816を備える場合があり、ならびに、上端815が第1のスタビライザの底面812と接触するように軸並進器の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。一部の実施形態では、ダブテイルノッチ808は、上端817および下端818を備え、ならびに、上端817が第1のスタビライザの上面811と接触し、および、下端818が第1のスタビライザの底面812と接触するように軸並進器の縦軸Yに対して平行に位置付けられる。
【0081】
次に図8Cを参照すれば、軸並進器の支柱コネクタ840は、近位端841および遠位端842を有し、ならびに、軸並進器の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。一部の実施形態では、支柱コネクタ840は、ヘッド843、支柱コネクタスタビライザ844、およびダブテイルグルーブ845をさらに備える。支柱コネクタのヘッド843は、近位端846、遠位端847、上面848、底面849、第1の遠位側を向く面850、第2の遠位側を向く面851、および第3の遠位側を向く面852を備え得る。ヘッドの第1の遠位側を向く面850は、ヘッドの近位端846に向けてヘッドの遠位端847から延在する部分ボアであり、および、ロッキングスクリューを受け入れるように構成され得るロッキングスクリュー孔853を備え得る。第2の遠位側を向く面851および第3の遠位側を向く面852それぞれは、ヘッドの遠位端847からヘッドの近位端846に延在する部分ボアであり、および、支柱コネクタ840を支柱に固定するように構成され得る支柱孔854を備え得る。
【0082】
図8Dの実施形態では、支柱コネクタスタビライザ844は、近位端855および遠位端856を備え、ならびに、遠位端856がヘッド843の近位端と接触するように軸並進器の長手軸Xに対して平行に位置付けられる。支柱コネクタスタビライザは、上面857、底面858、および支柱コネクタスタビライザの上面857から支柱コネクタスタビライザの底面858に軸並進器の縦軸Yに沿って延在し、ならびに、図8Aの連結ボルト814を受け入れるように構成され得る支柱コネクタスタビライザボア859をさらに備え得る。ダブテイルグルーブ845は、上端860および下端861を備え、ならびに、上端860がヘッドの上面848と接触し、および、下端861がヘッドの底面849と接触するように軸並進器の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。ダブテイルグルーブ845は、図8Bのダブテイルノッチ808を受け入れるように構成され得る。図8Dのダブテイルグルーブ845内の、図8Bのダブテイルノッチ808の移動は、支柱コネクタ840が軸並進器の縦軸Yに対して平行に変位させられることを可能にし得る。
【0083】
図8Eに示すように、付勢機構880は、上端881および下端882を備え、ならびに、付勢機構の下端882が支柱コネクタスタビライザの上面857と接触するように支柱コネクタスタビライザ844に対して上側に位置付けられ得る。さらに、一部の実施形態による上端881は、リングコネクタの下面と接触している場合がある。付勢機構は、圧縮ばね、可撓性プラスチック、エラストマ材料、または、軸並進器800の長手軸Yに沿って支柱コネクタ840が変位させられると付勢力を印加し得るいずれかの他の材料を備え得る。
【0084】
図9Aは、本開示の代替的なダイナマイゼーションタブ900の実施形態の分解斜視図である。図9Aに表す実施形態は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端901、遠位端902、コネクタ903、および付勢機構950を備える。本実施形態は、タブ900の上の連結ボルト934に螺合し、および、枢動のためにグルーブ914内に着座している、丸みを帯びたナット951の使用による、高度に調節可能なダイナマイゼーションを可能にする。本実施形態では、タブ900の背部は、タブ回転を防止するように創外固定リングの内径内に延在し得る。さらに、ナット951は、治療中にタブ900において可能にされる動き(すなわち、ダイナマイゼーション)の範囲における増加または減少を可能にするように調節可能である。
【0085】
本実施形態のコネクタ構成要素903をより近くで見た図を図9Bに表す。図9Bでは、コネクタ903は、近位端904および遠位端905を有し、ならびに、リングコネクタ906、ヘッド907、およびコネクタボア932を備える。リングコネクタ906は、近位端904、遠位端905、第1面910、および第2面911を備える。リングコネクタ906は、第1のスタビライザ912、第2のスタビライザ913、および付勢グルーブ914をさらに備え得る。第1のスタビライザ912は、近位端915、遠位端916、上面917、および底面918を有し、ならびに、タブ900の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。一部の実施形態による第2のスタビライザ913は、上端919および下端920を有し、ならびに、上端919が第1のスタビライザの近位端915と接触するようにタブ900の縦軸Yに対して平行に位置付けられる。図9Bの付勢グルーブ914は、第1端921および第2端922を備え、ならびに、ばねを備えたボルトの横軸Zに対して凹状に形成されている。付勢グルーブ914は、第1端921がリングコネクタの第1面910と接触し、および第2端922がリングコネクタの第2面911と接触するようにタブ900の横軸Zに沿って位置付けられ得る。一部の実施形態では、付勢グルーブ914は、近位端908と遠位端909との間でコネクタ906を二等分する。
【0086】
図9Bに示すような、コネクタのヘッド907は、近位端923、遠位端924、上面925、底面926、第1の遠位側を向く面927、第2の遠位側を向く面928、および第3の遠位側を向く面929を備える。第1の遠位側を向く面は、ヘッドの近位端923に向けてヘッドの遠位端924から延在する部分ボアを備え、および、ロッキングスクリューを受容するようにねじが切られていることがあり得るロッキングスクリュー機構930を備え得る。第2の遠位側を向く面928および第3の遠位側を向く面929それぞれは、それぞれ、ヘッドの近位端923に向けてヘッドの遠位端924から延在する部分ボアである場合があり、および、コネクタ903を支柱に固定するように構成される場合がある1つまたは複数の支柱孔933を備え得る。一部の実施形態によるコネクタボア932は、第1のスタビライザの上面917から第1のスタビライザの底面918にタブ900の縦軸Yに沿って延在し得る。図9Bのコネクタボア932は、付勢グルーブの第1端921と付勢グルーブの第2端922との間に位置付けられた第1の平坦面936および第2の平坦面937を備えたスタジアム形状を備え得る。
【0087】
次に図9Aをもう一度参照すれば、付勢機構950は、付勢ナット951、連結ボルト934、および付勢ばね952をさらに備える。付勢ナット951は、上端953および下端954を備え、ならびに、下端954が付勢グルーブ914と接触するように、ばねを備えたボルトの縦軸Yに沿って位置付けられる。付勢ナットの下端954は、一部の実施形態では、ばね952を備えたボルトの横軸Zまわりの、コネクタ903の枢動を可能にするように、ばね952を備えたボルトの横軸に対して凸状に形成され得る。付勢ナット951の凸状面、およびコネクタ903の付勢グルーブ914の対応する凹形状は、ダイナマイゼーションタブ900の使用中の付勢ナットの偶発的な回転を防止するためのディテント(detente)としての役割も果たす。連結ボルト934は、上端955および下端956を有し、ならびに、上端955が、付勢ナット951と接触するようにタブ900の縦軸Yに沿って位置付けられ得る。さらに、連結ボルト934は、第1の平面状面957および第2の平面状面958であって、上記複数の面(957、958)それぞれが平坦面を備える第1の平面状面957および第2の平面状面958を備え得る。タブ900の縦軸Yまわりの、コネクタ903の枢動を減らす一方で、タブ900の横軸Zまわりの、コネクタ903の枢動を可能にするように、連結ボルト934の第1面957がコネクタボアの第1面936と接触するように構成される場合があり、および、連結ボルト934の第2面958がコネクタボアの第2面937と接触するように構成される場合がある。連結ボルト934上の第1および第2面(957、958)は、所望のレベルのダイナマイゼーションが一旦設定されるとコネクタ903内で連結ボルト934が回転することを防止する役割も果たす。連結ボルト934の望ましくない回転は、固定リングに対してコネクタ903を緩め、それにより、タブ900内のダイナマイゼーションの量の増加を可能にし、これは望ましくない場合がある。一部の実施形態による付勢ばね952は、上端959および下端960を備え、ならびに、上端959がリングコネクタの第1のスタビライザの底面918と接触するように、ばね900を備えたボルトの縦軸Yに沿って位置付けられ得る。付勢ばね952は、コネクタ903がタブ900の縦軸Yに沿って変位させられると付勢力を印加するように構成され得る。
【0088】
図9Cは、代替的なダイナマイゼーションタブ900、およびどのようにして創外固定リング987に連結され得るかの実施形態の分解斜視図である。図9Cでは、付勢ばね952は、創外固定リング987の下に配置されるが、装置900の縦軸Yと位置合わせされる。そういうものとして、連結ボルト934は、創外固定リング987内の複数の穴(988)のうちの1つに入る前に付勢ばね952を通過する。一実施形態によれば、固定リング987内の複数の穴988の径は、連結ボルト934の径よりも大きい。これは、連結ボルト934と、創外固定リング987内の複数の穴988との間の小量の遊びを可能にし、よって、連結ボルト934がダイナマイゼーションプロセス中にわずかに角度を付けることを可能にする。これは、ダイナマイゼーションプロセス中の、連結ボルト934に対する機械的ストレスおよび疲労を低減する。創外固定リング987の下への、付勢リング952の配置は、連結ボルト934の軸に沿った軸力を与える一方、連結ボルト934がダイナマイゼーション中に角度を付けることをなお可能にする。付勢ナット951がコネクタ構成要素903に対して下方に完全に締められると、付勢ばね952は、全圧縮され、および、ゼロダイナマイゼーションをもたらす。本実施形態は、タブ900の上の連結ボルト934に螺合し、および、枢動のためにグルーブ914内に着座している、丸みを帯びたナット951の使用による、高度に調節可能なダイナマイゼーションを可能にする。本実施形態では、タブ900の背部は、創外固定リング987の内径内に延在してタブ回転を防止し得る。さらに、ナット951は、治療中にタブ900内で可能にされる動き(すなわち、ダイナマイゼーション)の範囲における増加または減少を可能にするように調節可能である。
【0089】
図10Aは、本開示の代替的なダイナマイゼーション装置1000の実施形態の分解斜視図である。図10Aでは、弾性ワッシャ装置は、ダイナマイゼーションタブ1003と創外固定リングとの間に弾性ワッシャまたは付勢機構1050を配置して負荷下での移動を可能にすることにより、ダイナマイゼーションを提供する。さらに、付勢機構1050は、変位させられるとタブ1003をその静止位置に戻すのに必要な付勢力を与え得る。本実施形態では、タブ1003の回転は、リングの内径内にタブを移動させることにより、防止され得る。付勢機構1050をタブ1003から容易に取り外して装置1000からダイナマイゼーションをなくし得る。図10Aでは、装置1000は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端1001、遠位端1002、コネクタ1003、および付勢機構1053を備える。さらに、一部の実施形態によれば、装置1000は、連結ボルト1019、第1の連結ナット1098、および第2の連結ナット1099を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト1019、第1の連結ナット1098、および第2の連結ナット1099は、上述したように、創外固定リングに装置1000を固定するように構成される。
【0090】
図10Bはコネクタ1003の実施形態を示す。コネクタは、リングコネクタ1006およびヘッド1007を備え得る。リングコネクタ1006は、近位端1004および遠位端1009を有する場合があり、ならびに、近位端1013および遠位端1014を有する第1のスタビライザ1010と、第2のスタビライザ1011と、コネクタボア1019とをさらに備える場合がある。第1のスタビライザ1010は、上面1015および底面1016をさらに備え得る。さらに、上端1017および下端1018を有する第2のスタビライザ1011は、上端1017が第1のスタビライザの近位端1013と接触するように弾性ワッシャ1000の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。一部の実施形態によるコネクタボア1012は、第1のスタビライザの上面1015から第1のスタビライザの底面1016に弾性ワッシャの縦軸Yに沿って延在し、および、図10Aに示すように、連結ボルトを受け入れるように構成され得る。コネクタ1003は、近位端1020および遠位端1021を有し、ならびに、上面1022、底面1023、第1の遠位側を向く面1024、第2の遠位側を向く面1025、および第3の遠位側を向く面1026をさらに備えるヘッド1007をさらに備え得る。ヘッドの第1の遠位側を向く面1024は、ヘッドの近位端1020に向けてヘッドの遠位端1021から延在する部分ボアであり得るロッキングスクリュー孔1027をさらに備え得る。第2の遠位側を向く面1025および第3の遠位側を向く面1026それぞれは、支柱孔1028であって、それらのそれぞれがヘッドの近位端1020に向けてヘッドの遠位端1021から延在する部分ボアである場合があり、および、コネクタ1003を支柱に固定するように構成される場合がある支柱孔1028をさらに備え得る。
【0091】
図10Cに示すように、装置1000の付勢機構1050は、近位端1051および遠位端1052を有し、ならびに、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され得る。付勢機構1050は、底面1053、上面1054、近位縁1055、遠位縁1056、および付勢機構ボア1057をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、付勢機構の上面1054は、コネクタのヘッド1007が装置1000の縦軸Yに沿って変位させられると付勢機構1050が付勢力を印加するようにリングコネクタ1006と接触するように構成され得る。さらに、付勢機構の近位縁1055および遠位縁1056それぞれは、弾性ワッシャの横軸Zに対して平行に位置付けられる場合があり、および、それぞれ、長さであって、遠位縁1059の長さが近位縁1058の長さよりも大きい長さを備える場合がある。図10Cの実施形態では、付勢機構ボアは、付勢機構の上面1054から付勢機構の底面1053に装置1000の縦軸Yに対して平行に延在し、および、連結ボルト1019を受け入れるように構成され得る。さらに、一部の実施形態によれば、付勢機構ボア1057は、付勢機構1050が、近位、および/または遠位に装置1000の長手軸Xに沿って(、変位動作1060において)長手方向に変位させられることを可能にするようにさらに構成され得る。変位1060が近位方向のものである場合、変位1060は、コネクタ1008がダイナマイゼーションタブ1000の横軸Zまわりに回転する能力を制限し得る。
【0092】
代替策として、(図10Aに示すような弾性ワッシャ1053よりも)ばねを使用することが可能である。これは、付勢力およびたわみ距離(たわみ角)が、装置1000の上側に配置されたナット1098により、規制されることを可能にする。装置1000のダイナマイゼーションは、装置1000の上側に対してナット1098を締めることにより、ばねを予圧縮することにより、なくすことが可能である。装置1000のばねの実施形態は、構成要素を分解し、および取り外す必要なしで容易に規制され、または係止され得るという点で、より大きな融通性をもたらす。
【0093】
ダイナマイゼーションタブ1100の代替的な実施形態を図11Aに表す。図11Aでは、ばねダイナマイゼーションタブ(ばねタブ)は、負荷下でのダイナマイゼーションを可能にする、板状の幾何形状により、ダイナマイゼーションをもたらす。本実施形態では、タブ自体はばね状であり、タブ1100が、タブをその元の形状に戻すのに必要な付勢力をなお与える一方で、負荷下で変形することを可能にする。さらに、タブは、必要でない回転を防止するように、2つの連結ボルトにより、創外固定リングに固定される。図11Aでは、ばねタブ1100は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端1101、遠位端1102、リングコネクタ1103、支柱コネクタ1140、および付勢機構1170を備える。さらに、一部の実施形態によれば、ばねタブ1100は、上述したように、創外固定リングにばねタブ1100を固定するために第1および第2の連結ナット(図示せず)とともに、1つまたは複数の連結ボルト(図示せず)を備え得る。
【0094】
一部の実施形態によれば、ばねタブ1100のリングコネクタ1103は、近位端1108および遠位端1109を有し、ならびに、ばねタブ1100の長手軸Xに対して平行に位置付けられる。リングコネクタ1103は、第1のスタビライザ1106および第2のスタビライザ1107をさらに備え得る。リングコネクタの第1のスタビライザ1106は、近位端1108および遠位端1109を有し、ならびに、ばねタブ1100の長手軸Xに対して上側に位置付けられる。それは、上面1110、底面1111、第1のコネクタボア1112、および第2のコネクタボア1113をさらに備え得る。第1および第2のコネクタボア(1112、1113)それぞれは、第1のスタビライザの上面1110から第1のスタビライザの底面1111に延在する場合があり、および、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成される場合がある。一部の実施形態による、リングコネクタの第2のスタビライザ1107は、近位端1114および遠位端1109を有し、ならびに、ばねタブ1100の長手軸Xに対して平行に、および下側に位置付けられる。第2のスタビライザ1107は、上面1116、底面1117、第1のコネクタボア1118、および第2のコネクタボア(図示せず)をさらに備え得る。第1のコネクタボア1118および第2のコネクタボア(図示せず)それぞれは、第2のスタビライザの上面1116から第2のスタビライザの底面1117に延在し、および、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され得る。
【0095】
ばねタブ1100の側面図を図11Bに表す。図11Bでは、ばねタブ1100の付勢機構1170は、近位端1171および遠位端1172を有し、ならびに、近位端1171がリングコネクタの遠位端1105と接触し、および、遠位端1172が支柱コネクタの近位端1141と接触するようにばねタブ1100の長手軸Xに沿って位置付けられる。付勢機構1170は、第1の付勢領域1173および第2の付勢領域1174をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、第1の付勢領域1173は、近位端1171および遠位端1172を有し、ならびに、近位端1171がリングコネクタ1103と接触し、遠位端1176が支柱コネクタ1140と接触するようにばねタブ1100の長手軸Xに対して平行に、および上側に位置付けられる。第1の付勢領域1173は、1つまたは複数の付勢板1177であって、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成される場合があり、および、2つ以上の付勢板1177が存在している場合、ばねタブ1100の長手軸に対して平行であり、および、上記付勢板1177それぞれの間の空間を設けるように互いに対して平行に位置付けられている場合がある1つまたは複数の付勢板1177を備え得る。第1の付勢領域1173は、ばねタブ1100の縦軸Yに沿って支柱コネクタ1140が変位させられると付勢力を印加するように構成され得る。第2の付勢領域1174は、近位端1178および遠位端1179を有し、ならびに、近位端1178がリングコネクタ1103と接触し、遠位端1179が支柱コネクタ1140と接触するようにばねタブ1100の長手軸Xに対して平行に、および下側に位置付けられ得る。第2の付勢領域1174は、1つまたは複数の付勢板1180であって、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成される場合があり、および、2つ以上の付勢板1180が存在している場合、ばねタブ1100の長手軸に対して平行であり、および、上記付勢板1180それぞれの間の空間を設けるように互いに対して平行に位置付けられている場合がある1つまたは複数の付勢板1180を備え得る。第2の付勢領域1174は、ばねタブ1100の縦軸Yに沿って支柱コネクタ1140が変位させられると付勢力を印加するように構成され得る。
【0096】
付勢領域は、またはタブ全体も、適切な弾性および形状記憶を有する材料であって、そうした材料が、プラスチック、ポリマー、サーモプラスチック、金属、金属合金、複合材、樹脂、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABSプラスチック、PLA、ポリアミド、ガラス充填ポリアミド、エポキシ、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリレート、木材、竹、青銅、チタニウム、鋼、ステンレススチール、コバルトクロム合金、セラミック、ワックス、フォトポリマー、およびポリカーボネートから選択することが可能である材料で構成され得る。限定的でない特定の例では、ポリマーは、サーモプラスチックポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリシリコーン、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、フッ素プラスチック、フェノール樹脂、尿酸樹脂、メラミン、エポキシ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリレート樹脂、ポリケトン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ(ヒドロキシナフトエ酸)、導電性ポリマー、ポリ(3ヘキシルチオフェン)、ポリフェニレン-ビニレン、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリアニリン、またはそれらの組み合わせであり得る。他の適切な、および生体適合性を有する材料を利用することが可能である。別の実施形態によれば、付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、付加印刷プロセス(たとえば、3D印刷プロセス)によって製造することが可能である。付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、装置の特定の設計および意図された用途、ならびに装置を備える材料に基づいて、機械加工、鍛造、または鋳造によって製造することも可能である。好適な材料は、上述した、医療グレードの、および生体適合性を有するプラスチック、または、チタニウム、ステンレススチール、316Lステンレススチール、コバルトクロム、およびそれらの合金などの生体適合性金属を含む。一部の実施形態によれば、装置は、プラスチックおよび金属の構成要素の組み合わせにより、複合またはハイブリッド装置として作られ得る。選択された材料は、多くの回数、変形させられた後、その元の構成に戻るのに十分な可塑性および形状記憶を有していなければならない。
【0097】
ダイナマイゼーションタブの代替的な実施形態を図12Aに表す。図12Aでは、平行タブダイナマイゼーション装置1200は、創外固定リングに対して平行であり、および、調節可能な中心ボルト(図示せず)により、リングに固定されたタブを備える。本実施形態では、タブは、負荷中にボルトのいずれの側においても変形し、ダイナマイゼーション、および、タブをその元の形状に戻すのに必要な付勢力を可能にする。一般的に言えば、中心ボルトは、リングが縦軸Yに沿って上および下に移動する一方で、静止状態に留まる。図12Aでは、平行タブ1200は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端1201と、遠位端1202と、第1および第2のリングコネクタ(1204および1205)と、支柱コネクタ1240と、付勢機構1270とを備える。
【0098】
一部の実施形態によれば、第1のリング連結装置1204は、上端1206および下端1207を有し、ならびに、上端1206がリングと接触するように平行タブ1200の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第1のリング連結装置1204は、第1のリング連結装置の上端1206から第1のリング連結装置の下端1207に延在する第1のリング連結ボア1208をさらに備える場合があり、および、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され得る。一部の実施形態による第2のリング連結装置1205は、上端1209および下端1210を有し、ならびに、上端1209がリングと接触するように平行タブ1200の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第2のリング連結装置1205は、第2のリング連結装置の上端1209から第2のリング連結装置の下端1210に延在する第2のリング連結ボア1211をさらに備える場合があり、および、第2のリング連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成される場合がある。一部の実施形態によれば、第1の、および/または第2のリング連結装置は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され得る。反発性を有する非弾性材料も使用され得る。
【0099】
図12Aに示すような、平行タブ1200の支柱コネクタ1240は、上面1241、底面1242を有し、ならびに、平行タブ1200の長手軸Xに沿って位置付けられる。支柱コネクタ1240は、第1の遠位側を向く面1243、第2の遠位側を向く面1244、第3の遠位側を向く面1245、および調節ボア1246をさらに備え得る。第1の遠位側を向く面1243は、平行タブの近位端1201に向けて平行タブの遠位端1202から延在する部分ボアである場合があり、および、ロッキングスクリューを受け入れるように構成される場合があるロッキングスクリュー孔1247をさらに備え得る。第2の遠位側を向く面1244および第3の遠位側を向く面1245はそれぞれ、平行タブの近位端1201に向けて平行タブの遠位端1202から延在する部分ボアである場合があり、および、平行タブ1200を支柱に固定するように構成される場合があるそれぞれの支柱孔1248をさらに備え得る。支柱コネクタの調節ボア1246は、支柱コネクタの底面1242に向けて支柱コネクタの上面1241から平行タブ1200の縦軸Yに沿って延在し、および、調節ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され得る。調節ボア1246は、支柱コネクタ1240内に部分的にのみ延在する部分ボアである場合があり、または上面1241から底面1242に完全に延在するボアである場合がある。調節ボア1246が面間に完全に延在する実施形態では、平行タブ1200は、調節ボルト(図示せず)を所定の位置に固定するためのさらなるナットを備え得る。
【0100】
創外固定リング1287との、および支柱との、平行タブ装置1200の連結を備えた実施形態を図12Bに表す。図12Bでは、平行タブ1200の付勢機構1270は、創外固定リング1287に対して平行であり、および下側であるように平行タブ1200の横軸Zに沿って位置付けられる。付勢機構1270は、第1の付勢領域1271、第2の付勢領域1272、および調節機構1273を備え得る。一部の実施形態による第1の付勢領域1271は、第1端1274および第2端1275を有し、ならびに、第2端1275が支柱コネクタ1240と接触するように位置付けられ得る。第1の付勢領域1271は、上面1276、底面1722、および1つまたは複数の付勢板1278をさらに備え得る。1つまたは複数の付勢板1278は、第1の付勢領域の上面1276と第1の付勢領域の底面1277との間に位置付けられ得る。さらに、それらは、2つ以上の付勢板1278が存在している場合に、それらの付勢板1278それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、および平行タブ1200の横軸Zに対して平行に位置付けられ得る。第1の付勢領域の付勢板1278は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および、支柱コネクタ1240が平行タブ1200の縦軸Yに沿って変位させられると第1の付勢領域1271が付勢力を与えるように構成され得る。一部の実施形態による第2の付勢領域1272は、第1端1279および第2端1280を有し、ならびに、第1端1279が支柱コネクタ1240と接触するように位置付けられ得る。第2の付勢領域1272は、上面1276、底面1722、および1つまたは複数の付勢板1278をさらに備え得る。1つまたは複数の付勢板1278は、第1の付勢領域の上面1276と第1の付勢領域の底面1277との間に位置付けられ得る。さらに、それらは、2つ以上の付勢板1278が存在している場合に、上記付勢板1278それぞれの間に空間が存在しているように、互いに対して、および、平行タブ1200の横軸Zに対して平行に位置付けられ得る。第1の付勢領域の付勢板1278は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成され、および、支柱コネクタ1240が平行タブ1200の縦軸Yに沿って変位させられると第1の付勢領域1271が付勢力を与えるように構成され得る。
【0101】
図12Bの調節機構は、平行タブ1200の縦軸Yに沿って位置付けられ、ならびに、調節ボルト1284、第1の調節ナット1285、および第2の調節ナット1286を備える。調節ボルト1284は、上端1288および下端1289を有し、ならびに、上端1288が創外固定リング1287と接触し、および、下端1289が図12Aの支柱コネクタ調節ボア1246と接触するように位置付けられ得る。次に、図12Bをもう一度参照すれば、第1の調節ナット1285は、調節ボルト1284に、および、リング1287と接触して固定されるように構成され得る。第2の調節ナット1286は、第1の調節ナット1285に対して下側に位置付けられ、および、第1の調節ナット1285と第2の調節ナット1286との間の、(平行タブ1200の縦軸Yに沿った、)増加させられた距離が、支柱孔1240が平行タブ1200の縦軸Yに沿って変位させられる能力の低減になるように調節ボルト1284に固定されるように構成され得る。
【0102】
付勢領域は、またはタブ全体も、適切な弾性および形状記憶を有する材料であって、そうした材料が、プラスチック、ポリマー、サーモプラスチック、金属、金属合金、複合材、樹脂、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABSプラスチック、PLA、ポリアミド、ガラス充填ポリアミド、エポキシ、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリレート、木材、竹、青銅、チタニウム、鋼、ステンレススチール、コバルトクロム合金、セラミック、ワックス、フォトポリマー、およびポリカーボネートから選択することが可能である材料で構成され得る。限定的でない特定の例では、ポリマーは、サーモプラスチックポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリシリコーン、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、フッ素プラスチック、フェノール樹脂、尿酸樹脂、メラミン、エポキシ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリレート樹脂、ポリケトン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ(ヒドロキシナフトエ酸)、導電性ポリマー、ポリ(3ヘキシルチオフェン)、ポリフェニレン-ビニレン、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリアニリン、またはそれらの組み合わせであり得る。他の適切な、および生体適合性を有する材料を利用することが可能である。別の実施形態によれば、付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、付加印刷プロセス(たとえば、3D印刷プロセス)によって製造することが可能である。付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、装置の特定の設計および意図された用途、ならびに装置を備える材料に基づいて、機械加工、鍛造、または鋳造によって製造することも可能である。好適な材料は、上述した、医療グレードの、および生体適合性を有するプラスチック、または、チタニウム、ステンレススチール、316Lステンレススチール、コバルトクロム、およびそれらの合金などの生体適合性金属を含む。一部の実施形態によれば、装置は、プラスチックおよび金属の構成要素の組み合わせにより、複合またはハイブリッド装置として作られ得る。選択された材料は、多くの回数、変形させられた後、その元の構成に戻るのに十分な可塑性および形状記憶を有していなければならない。
【0103】
ダイナマイゼーション装置1300の代替的な実施形態を図13に表す。この代替的な装置1300では、ダイナマイゼーションタブは創外固定リング内に一体化される(埋め込まれる)場合がある。実施形態例では、炭素繊維、または同様の放射線透過性を有する材料のリングは、リング内に埋め込まれた金属、たとえばアルミニウムまたは同様の金属のタブを有する。一部の実施形態では、リングは、タブを置き換えるねじが切られた金属管を有し得る。ダイナマイゼーションがこの配置において実現され得るいくつかのやり方が存在している一方、実施形態例は、リング自体のタブ領域が、負荷下でダイナマイゼーション、およびリングをその静止立体配座に戻すのに必要な付勢力を与えることを可能にする弾性特性を有していることを定める。図13では、創外固定リング1300は、支柱取付点において創外固定リング101内に埋め込まれたタブ(たとえば、アルミニウムまたは同様の金属)を備えた、炭素繊維または同様の放射線透過性を有する材料で構成され得る。埋め込みタブ1301は、リング1300を支柱(図示せず)に固定するようにそれぞれが構成された第1の支柱ブシュ1302および第2の支柱ブシュ1303を備え得る。ブシュは、金属、または支柱コネクタを押さえ、および保持するのに十分な剛性を有する他の材料を備える管で構成され得る。一部の実施形態では、ブシュはねじが切られていることがあり得る。さらに、埋め込みタブ1301は、ロッキングスクリューを受け入れるように構成されたロッキングスクリューブシュ1304を備え得る。これらの実施形態では、ロッキングスクリューブシュ1304、ならびに、第1および第2支柱ブシュ1302、1303は、ブシュ1302、1303、1304が互いに無関係に移動することを制限し得る剛性ハウジング内に埋め込まれ得る。剛性ハウジングは、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料で構成された創外固定リング1300内の領域であり得る付勢ゾーンにより、全部、または部分的に取り囲まれ得る。付勢ゾーンは、剛性ハウジング、および、後に、負荷中の創外固定リング1301内のブシュ1302、1303、1304の移動を可能にするのに十分な可撓性を有するように構成され得る。さらに、付勢ゾーンは、剛性ハウジングおよび/またはブシュ1302、1303、1304が埋め込みタブ1300の長手軸Yに沿って変位させられるにつれ、付勢力を与えるように構成され得る。
【0104】
付勢領域は、またはタブ全体も、適切な弾性および形状記憶を有する材料であって、そうした材料が、プラスチック、ポリマー、サーモプラスチック、金属、金属合金、複合材、樹脂、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABSプラスチック、PLA、ポリアミド、ガラス充填ポリアミド、エポキシ、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリレート、木材、竹、青銅、チタニウム、鋼、ステンレススチール、コバルトクロム合金、セラミック、ワックス、フォトポリマー、およびポリカーボネートから選択することが可能である材料で構成され得る。限定的でない特定の例では、ポリマーは、サーモプラスチックポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリシリコーン、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、フッ素プラスチック、フェノール樹脂、尿酸樹脂、メラミン、エポキシ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリレート樹脂、ポリケトン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ(ヒドロキシナフトエ酸)、導電性ポリマー、ポリ(3ヘキシルチオフェン)、ポリフェニレン-ビニレン、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリアニリン、またはそれらの組み合わせであり得る。他の適切な、および生体適合性を有する材料を利用することが可能である。別の実施形態によれば、付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、付加印刷プロセス(たとえば、3D印刷プロセス)によって製造することが可能である。付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、装置の特定の設計および意図された用途、ならびに装置を備える材料に基づいて、機械加工、鍛造、または鋳造によって製造することも可能である。好適な材料は、上述した、医療グレードの、および生体適合性を有するプラスチック、または、チタニウム、ステンレススチール、316Lステンレススチール、コバルトクロム、およびそれらの合金などの生体適合性金属を含む。一部の実施形態によれば、装置は、プラスチックおよび金属の構成要素の組み合わせにより、複合またはハイブリッド装置として作られ得る。選択された材料は、多くの回数、変形させられた後、その元の構成に戻るのに十分な可塑性および形状記憶を有していなければならない。
【0105】
図14Aは、本開示の軸並進器1400の実施形態の分解斜視図である。軸並進器1400は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Z、ならびに、近位端1401、遠位端1402、リングコネクタ1403、支柱コネクタ1440、および付勢機構1480を備える。さらに、一部の実施形態によれば、軸並進器1400は、連結ボルト1414、下部連結ナット1498、および上部連結ナット1499を備え得る。これらの実施形態では、連結ボルト1414、下部連結ナット1498、および上部連結ナット1499は、上述したように、創外固定リング1487に軸並進器1400を固定するように構成される。本実施形態の支柱コネクタ1440の構造は、図8Cに表し、および本明細書において説明した支柱コネクタ840と略同様であり得る。同様に、本実施形態のリングコネクタ1403の構造は、図8Cに表し、および本明細書において説明したリングコネクタ803と略同様であり得る。
【0106】
図14Aの実施形態では、軸並進ダイナマイゼーションタブ1400は、単一平面内の、すなわち、装置の縦軸Yに沿った上および下のダイナマイゼーションを提供する。支柱コネクタ1440は、支柱コネクタ1440とリングコネクタ1403との間のトラックに沿って移動することが可能にされ、負荷下での振動または移動をもたらす。支柱コネクタ1440とリングコネクタ1403との間のダブテイル係止装置は、装置の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ1440の平滑であり、および制御された軸方向移動をもたらす。移動またはダイナマイゼーションの度合いは、下部連結ナット1498を緩め、または締め付けることにより、制御することが可能である。
【0107】
軸方向ダイナマイゼーションタブ1400の代替的な装置を図14Bに表す。図14Bでは、軸並進器1400は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、リングコネクタ1403、支柱コネクタ1440、および付勢機構1480を備える。さらに、一部の実施形態によれば、軸並進器1400は、連結ボルト1414、下部連結ナット(図示せず)、および上部連結ナット(図示せず)を備え得る。本実施形態では、連結ボルト1414、下部連結ナット1498、および上部連結ナット1499は、軸並進器1400を創外固定リング(図示せず)に固定するように構成される。本実施形態の支柱コネクタ1440の構造は、図8Cに表し、および本明細書において説明した支柱コネクタ840と略同様であり得る。同様に、本実施形態のリングコネクタ1403の構造は、図8Cに表し、および本明細書において説明したリングコネクタ803と略同様であり得る。図14A中の実施形態と対照的に、付勢機構1480は、支柱コネクタ1440とリングコネクタ1403との間に位置付けられる。そういうものとして、創外固定リングはリングコネクタ1403の上面上に配置され、および上部連結ナットは、創外固定リングの上面上で連結ボルト1414に固定される。同様に、下部連結ナットは支柱コネクタ1440の底面上で連結ボルト1414に固定される。
【0108】
図14Bの実施形態では、軸並進ダイナマイゼーションタブ1400は、単一平面内の、すなわち、装置の縦軸Yに沿った上および下のダイナマイゼーションを提供する。支柱コネクタ1440は、支柱コネクタ1440とリングコネクタ1403との間のトラックに沿って移動することが可能にされ、負荷下での振動または移動をもたらす。支柱コネクタ1440とリングコネクタ1403との間のダブテイル係止装置は、装置の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ1440の平滑であり、および制御された軸方向移動をもたらす。移動またはダイナマイゼーションの度合いは、下部連結ナット1498を緩め、または締め付けることにより、制御することが可能である。創外固定リング1487に対する、図14Bの軸並進ダイナマイゼーションタブの構成要素の連結は図14Cに表す。
【0109】
ダイナマイゼーション装置の代替的な実施形態を図15に表す。図15では、ダイナマイゼーションタブ1500は、連結ボルト1502により、創外固定リング1501に連結される。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ1503および支柱コネクタ1540を含む。前述の実施形態のように、ダイナマイゼーションタブ1500は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1553も含み得る。さらに図15に示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1500に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1552である。ロッキングスクリュー孔1552は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1553内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。図15に示すように、ロッキングスクリュー孔1552は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1553に対する支柱ファスナの移動を防止するように、支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0110】
ダイナマイゼーション装置1500の詳細図は図15A~Dにみられる。図15Aは、ダイナマイゼーションタブ1500の構成要素が横軸Zまわりに回転する能力を最小にする一方で、軸Yに沿った、制限された軸並進を可能にし得る、ダイナマイゼーションタブ1500の実施形態の分解斜視図である。図示したように、ダイナマイゼーションタブ1500は、長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有する場合があり、ならびに、リングコネクタ1503、支柱コネクタ1540、および付勢機構をさらに備える場合がある。リングコネクタ1503は上側部材1504および下側部材1505を備え得る。
【0111】
上側部材1504の底面1509の斜視図を図15Bに表す。図15Bでは、上側部材1504は、遠位端1506、近位端1507を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Xに対して平行に、および上側に位置付けられ得る。上側部材1504は、上面1508、底面1509、第1の駆動ピンボア1511、第2の駆動ピンボア1512、第3の駆動ピンボア1510、止めねじボア1513、リングコネクタボア1514、第1の安定化構成1515、および第2の安定化構成1516をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、第1の駆動ピンボア1511、第2の駆動ピンボア1512、および第3の駆動ピンボア1510それぞれは、上側部材の上面1508から上側部材の底面1509に延在するように位置付けられ得る。さらに、第1の駆動ピンボア1511、第2の駆動ピンボア1512、および第3の駆動ピンボア1510は、第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピン(図15Aの構成要素1584、1585、および1586)それぞれを受け入れるように構成され得る。
【0112】
止めねじボア1513は、駆動ピンボア1510、1511、1512に対して近位に位置付けられ、および、上側部材の上面1508から上側部材の底面1509にダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に延在し得る。止めねじボア1513は、第1の止めねじ(図15Aの構成要素1587)を受け入れるように構成され得る。リングコネクタボア1514は、駆動ピンボア1510、1511、1512に対して近位に位置付けられ、および、上側部材の上面1508から上側部材の底面1509にダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に延在し得る。リングコネクタボア1514は、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され、および、図15に示すように、創外固定リングにダイナマイゼーションタブ1500を可逆的に結合するために使用され得る。上側部材1504は、上側部材の底面1509から、および、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行にそれぞれが延在する第1の安定化構成1515および第2の安定化構成1516をさらに備え得る。図15Bに示すように、第1および第2の安定化構成(1515、1516)は、上側部材の底面1509から突出している円筒形状を備え得る。
【0113】
下側部材1505の底面1518の斜視図を図15Cに表す。図15Cでは、下側部材1505は、遠位端1526、近位端1527を備え、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Xに対して平行に、および下側に位置付けられ得る。下側部材1505は、上面1517(図示せず)、底面1518、第1の駆動ピンボア1520、第2の駆動ピンボア1519、第3の駆動ピンボア1521、止めねじボア1522、リングコネクタボア1523、(図15Aの構成要素1524および1525と同様の、)上面1517から突出している第1の安定化構成および第2の安定化構成をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、第1の駆動ピンボア1520、第2の駆動ピンボア1519、および第3の駆動ピンボア1521それぞれは、下側部材の上面1517から下側部材の底面1518に延在するように位置付けられ得る。さらに、第1の駆動ピンボア1520、第2の駆動ピンボア1519、および第3の駆動ピンボア1521は、上側部材1504の第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれと位置合わせされて、第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピン(図15Aの構成要素1584、1585、および1586)を受け入れ得る。
【0114】
下側部材の止めねじボア1522は、下側部材の駆動ピンボア1519、1520、1521に対して近位に位置付けられ、および、下側部材の上面1517から下側部材の底面1518にダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に延在し得る。止めねじボア1522は、第2の止めねじ(図15Aの構成要素1591)を受け入れるように構成され得る。リングコネクタボア1523は、駆動ピンボア1519、1520、1521に対して近位に位置付けられ、および、下側部材の上面1517から下側部材の底面1518にダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に延在し得る。リングコネクタボア1523は、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され、および図15に示すように、創外固定リングにダイナマイゼーションタブ1500を可逆的に結合するために使用され得る。下側部材1505は、下側部材の上面1517から、およびダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行にそれぞれが延在する第1の安定化構成および第2の安定化構成(図示しないが、図15Aの構成要素1524および1525と同様である)をさらに備え得る。
【0115】
好ましくは、上側部材1504および下側部材1505は、同一の第1、第2、および第3の駆動ピンボア、止めねじボア、リングコネクタボア、ならびに第1および第2の安定化構成により、同一の形状および構成を有している場合がある。そういうものとして、上側部材1504と下側部材1505との間の差は、上記複数の部材の両側が上面および底面として配置されるということである。上側および下側部材について同一の形状および構成を利用することにより、製造が単純になり、およびその費用が削減され得る。
【0116】
ダイナマイゼーションタブ1500は、図15Dに示す支柱コネクタ1540をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、支柱コネクタ1540は、遠位端1541および近位端1542を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタ1540は、上面1543、底面1544、第1の駆動ピンボア1551、第2の駆動ピンボア1545、第3の駆動ピンボア1552、第1の安定化構成キャビティ1546、第2の安定化構成キャビティ1547、第1の遠位側を向く面1548、第2の遠位側を向く面1549、および第3の遠位側を向く面1550をさらに備え得る。支柱コネクタ1540は、支柱コネクタの上面1543が、リングコネクタの上側部材の底面1509と接触するように配置され得る。
【0117】
第1の駆動ピンボア1551、第2の駆動ピンボア1545、および第3の駆動ピンボア1552それぞれは、支柱コネクタの上面1543から支柱コネクタの底面1544にダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に延在し得る。第1の駆動ピンボア1545、第2の駆動ピンボア1551、および第3の駆動ピンボア1552は、上側部材1504ならびに下側部材1505の第1、第2、および第3の駆動ピンボアそれぞれと位置合わせされて、第1の駆動ピン、第2の駆動ピン、および第3の駆動ピン(図15Aの構成要素1584、1585、および1586)それぞれを受け入れ得る。
【0118】
支柱コネクタの第1の安定化構成キャビティ1546は、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yまわりの支柱コネクタ1540の回転が、第1の安定化構成キャビティ1546と、対応する安定化構成との間の接触により、制限されるように、リングコネクタの上側部材1504の第1の安定化構成1515(図15B参照)および下側部材1505の第1の安定化構成1524(図15A参照)と嵌合するように構成され得る。支柱コネクタの第2の安定化構成キャビティ1547は、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yまわりの、支柱コネクタ1540の回転が、第2の安定化構成キャビティ1547と、対応する安定化構成との間の接触により、制限されるように、リングコネクタの上側部材1504の第2の安定化構成1516(図15B参照)および下側部材1505の第2の安定化構成1525(図15A参照)と嵌合するように構成され得る。好ましくは、第1および第2の安定化構成キャビティ(1546および1547)の形状は、下側、および上側部材(1504、1505)が支柱コネクタ1540としっかりと嵌合するように第1および第2の安定化構成それぞれの形状に直接対応すべきである。
【0119】
第1の遠位側を向く面1548および第3の遠位側を向く面1550それぞれは支柱孔1553を備え得る。一部の実施形態による支柱孔1553は、支柱コネクタの近位端1542に向けて支柱コネクタの遠位端1541から延在する部分ボアである場合があり、および、支柱コネクタ1540を支柱に可逆的に結合するように構成され得る。さらに図15Dに示しているのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数を支柱コネクタ1540に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1552である。ロッキングスクリュー孔1552は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1553内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。図15Dに示すように、ロッキングスクリュー孔1552は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1553に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。図15A~Dの実施形態が、それぞれの支柱孔1553を備える第1の遠位側を向く面1548および第3の遠位側を向く面1550それぞれを示す一方、支柱孔1553が、遠位側を向く面1548、1549、1550のいずれか1つまたは複数の構成要素である場合があり、および必ずしも3つすべての構成要素である訳でないと理解されるはずである。たとえば、第1の遠位側を向く面1548は支柱孔1553を備える場合があり、ならびに、第2および第3の遠位側を向く面1549、1550はこの構成要素をまったく欠いている場合がある。
【0120】
次に図15Aをもう一度参照すれば、ダイナマイゼーションタブ1500は付勢機構をさらに備え得る。一部の実施形態による付勢機構は、第1のリニアベアリング1581、第2のリニアベアリング1582、第3のリニアベアリング1583、第1の駆動ピン1584、第2の駆動ピン1585、第3の駆動ピン1586、第1の止めねじ1587、第2の止めねじ1591、第1の弾性部材1588、および第2の弾性部材1589を備え得る。第1、第2、および第3のリニアベアリング(1581、1582、1583)は、一端において位置付けられた環状カラーを備えた円筒状スリーブを備える場合があり、および、低摩擦材料で構成される場合がある。図15Aに示すように、第1、第2、および第3のリニアベアリング(1581、1582、1583)は、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。
【0121】
第1のリニアベアリング1581は、その環状カラーが、リングコネクタの上側部材1504の底面1509と接触して位置付けられるように位置付けられ、および、その円筒状スリーブが、支柱コネクタ1540の第1の駆動ピンボア1551の少なくとも一部分を横断するように構成され得る。そういうものとして、第1のリニアベアリング1581の円筒状スリーブの外径は、支柱コネクタ1540の第1の駆動ピンボア1551の内径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。第1の駆動ピン1584は、リングコネクタの上側部材1504の第1の駆動ピンボア1511、支柱コネクタの第1の駆動ピンボア1551、下側部材の第1の駆動ピンボア1520、および第1のリニアベアリング1581を横断するように構成され得る。
【0122】
第1のリニアベアリング1581の内径は、第1の駆動ピン1584の外径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。前述したように、第1のリニアベアリング1581の低摩擦の態様は、構成要素間の最小の摩擦で平滑に装置のY軸に沿った、支柱コネクタ1540に対する、上側部材1504の相対移動を容易にする。
【0123】
第2のリニアベアリング1582は、環状カラーが、下側部材1505の上面1517と接触するように位置付けられ、および、その円筒状スリーブが、支柱コネクタ1540の第2の駆動ピンボア1545の少なくとも一部分を横断するように構成され得る。そういうものとして、第2のリニアベアリング1582の円筒状スリーブの外径は、支柱コネクタ1540の第2の駆動ピンボア1545の内径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。第2の駆動ピン1585は、上側部材1504の第2の駆動ピンボア1512、支柱コネクタ1540の第2の駆動ピンボア1545、下側部材1505の第2の駆動ピンボア1519、および第2のリニアベアリング1585を横断するように構成され得る。
【0124】
第2のリニアベアリング1582の内径は、第2の駆動ピン1585の外径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。前述したように、第2のリニアベアリング1582の低摩擦の態様は、構成要素間の最小の摩擦で平滑に装置のY軸に沿った、支柱コネクタ1540に対する下側部材1504の相対移動を容易にする。
【0125】
第3のリニアベアリング1583は、その環状カラーが、下側部材1505の上面1517と接触するように位置付けられ、および、その円筒状スリーブが、支柱コネクタ1540の第3の駆動ピンボア1552の少なくとも一部を横断するように構成され得る。そういうものとして、第3のリニアベアリング1583の円筒状スリーブの外径は、支柱コネクタ1540の第3の駆動ピンボア1552の内径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。第3の駆動ピン1586は、上側部材1504の第3の駆動ピンボア1510、支柱コネクタ1540の第3の駆動ピンボア1552、下側部材1505の第3の駆動ピンボア1521、および第3のリニアベアリング1583を横断するように構成され得る。
【0126】
第3のリニアベアリング1583の内径は、第3の駆動ピン1586の外径と、これらの構成要素の平滑な嵌合をもたらすために同様であるべきである。前述したように、第3のリニアベアリング1583の低摩擦の態様は、構成要素間の最小の摩擦で平滑に装置のY軸に沿った、支柱コネクタ1540に対する下側部材1504の相対移動を容易にする。
【0127】
第1のリニアベアリングに好適な材料は、シリコーン、PEEK、ナイロン、デルリン、PTFE(テフロン(登録商標))、アルミニウム、鋼、摩擦を低減するために接着PTFEライナを備えた青銅、金属合金、UHMWPE(超高分子量ポリエチレン)、サーモプラスチック、複合材、および潤滑剤から選択され得る。
【0128】
併せて、第1の駆動ピン1584、第2の駆動ピン1585、および第3の駆動ピン1586は、支柱コネクタ1540がダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Yに沿って変位させられると変位がダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに沿った軸変位に制限されるように位置付けられ得る。図15A~Dの実施形態が第1の駆動ピン1584、第2の駆動ピン1585、および第3の駆動ピン1586を示す一方、3つの駆動ピンすべての総体的な機能が、単一の駆動ピン、たとえば第1の駆動ピン1584、いずれかの2つの駆動ピン、たとえば第1の駆動ピン1584および第2の駆動ピン1585、または、3つを上回る駆動ピン、たとえば、第4の駆動ピン、第4の駆動ピンおよび第5の駆動ピン等により、実現され得ることが理解されるはずである。
【0129】
ダイナマイゼーションタブ1500は、第1の止めねじ1587および第2の止めねじ1591をさらに備え得る。一部の実施形態によれば、第1の止めねじ1587は、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行であり、および、支柱コネクタ1540の上面1543と接触するように位置付けられ得る。第1の止めねじ1587は、上側部材1504の止めねじボア1513を、第1の止めねじ1587が締め付けられるとダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ1540の移動が制限されるように横断するように構成され得る。第2の止めねじ1591も、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に、および、支柱コネクタ1540の底面1544と接触して位置付けられ得る。第2の止めねじ1591は、下側部材1505の止めねじボア1522を、第2の止めねじ1591が締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ1540の移動が制限されるように横断するように構成され得る。第1および第2の止めねじ(1587、1591)は、六角形レセプタクル、プラスレセプタクル、フラットヘッドレセプタクル、スターレンチレセプタクル、または当該技術分野において理解されるであろういずれかの他の好適なドライバなどの、止めねじドライバを受容するためのフィッティングを含み得る。止めねじボア(1513、1522)内の第1および第2の止めねじ(1587、1591)の相対位置を調節することにより、この装置によってもたらされるダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。
【0130】
第1の弾性部材1588および第2の弾性部材1589はそれぞれ、ばね、反発性装置、またはエラストマ材料を備え得る。一部の実施形態では、第1の弾性部材1588は、支柱コネクタ1540の底面1544および下側部材1505の上面1517と接触するようにダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。好ましくは、第1の弾性部材1588の外径は、第1の弾性部材1588が支柱コネクタ1540に対して付勢されることを確実にするために第2のリニアベアリング1582の環状カラーの外径に対して同様であるか、または小さい状態にあるべきである。好ましくは、第2の弾性部材1589の外径は、第2の弾性部材1589が支柱コネクタ1540に対して付勢されることを確実にするために第3のリニアベアリング1583の環状カラーの外径に対して同様であるか、または小さい状態にあるべきである。
【0131】
第1の弾性部材1588は、支柱コネクタ1540がダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Yに沿って変位させられると、支柱コネクタ1540をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を第1の弾性部材1588が与えるように構成され得る。第2の弾性部材1589も、支柱コネクタ1540がダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Yに沿って変位させられると、支柱コネクタ1540をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を第2の弾性部材1589がやはり、与えるように構成され得る。弾性部材の一方または両方が、本発明の範囲に合うようにダイナマイゼーションタブ1500において利用され得る。
【0132】
ダイナマイゼーションタブ1500の完全な組立体の側斜視図は図15Eにみられる。図示したように、ダイナマイゼーションタブ1500は、上側部材1504および下側部材1505を含むリングコネクタ1503を備える。上側部材1504および下側部材1505それぞれは、連結ボルト(図示せず)を使用してダイナマイゼーションタブ1500を創外固定リング(図示せず)に固定するために使用されるリングコネクタボア1514、1523を含む。さらに、リングコネクタの下側部材の第1(1524)および第2(1525)の安定化構成を示す。ダイナマイゼーションタブ1500は、リングコネクタの上側部材1504とリングコネクタの下側部材1505との間に位置付けられた支柱コネクタ1540をさらに備える。図15Eに示すように、支柱コネクタの第1の安定化構成キャビティ1546および支柱コネクタの第2の安定化構成キャビティ1547は、ダイナマイゼーションタブ1500の縦軸Yまわりの、支柱コネクタ1540の回転が制限されるように、リングコネクタの下側部材の第1の安定化構成1524、およびリングコネクタの下側部材の第2の安定化構成1525それぞれをしっかりと収容する。さらに示すように、ダイナマイゼーションタブ1500は第1および第2の弾性部材1588、1589を備える。図15Eの実施形態では、それぞれは、第2のリニアベアリング1582および第3のリニアベアリング1583それぞれによって横断されるばねを備える。この構成では、支柱コネクタ1540が直線的に、および縦軸Yに沿ってダイナマイゼーションタブ1500の長手軸Xから変位させられるにつれ、第1および第2の弾性部材1588、1589は、支柱コネクタ1540をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与える。
【0133】
連結ボルト1502により、創外固定リング1501に連結されたような、ダイナマイゼーションタブ1500の完全な組立体の斜視断面図は図15Fにみられる。図15Gに示すように、ダイナマイゼーションタブ1500が創外固定リング1501に対して取り付けられると、上側部材1504および下側部材1505は、連結ボルト1502により、創外固定リング1501に堅く連結された状態になり、よって、互いに対して上側部材1504および下側部材1505の位置を係止する。この装置では、支柱コネクタ1540の長手方向移動の量は、第1および第2の止めねじ(1587、1591)を締め、または抜くことによって制御され得る。図15Gに示すように、第1の止めねじ1587は、下側部材1505の止めねじボア1522から抜かれ、よって、創外固定リング1501に対する、支柱コネクタ1540への制限された量の並進運動(すなわち、ダイナマイゼーション)をもたらす。支柱コネクタ1540の並進運動またはダイナマイゼーションの度合いは、第1および第2の止めねじ(1587、1591)に対して施される回転の量に基づいて高い精度で制御することが可能である。
【0134】
ダイナマイゼーション装置の別の実施形態を図16に表す。図16では、ダイナマイゼーションタブ1600は、連結ボルト1602により、創外固定リング1601に連結される。ダイナマイゼーションタブ1600は、リングコネクタ1603、支柱コネクタ1640、および付勢機構1670を含む。前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ1600は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1653も含み得る。さらに図16に示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1600に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1659である。ロッキングスクリュー孔1659は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1653内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔1659は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1653に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0135】
図16A~Eに示す、ダイナマイゼーションタブの別の実施形態は、複数のピンを備えるヒンジ機構の使用により、ダイナマイゼーションをもたらし得る。本実施形態では、ダイナマイゼーションは、(縦軸に沿った)軸方向および(横軸まわりの)回転方向のいずれでもあり得る。付勢力は、支柱コネクタとリングコネクタとの間に配置されたエラストマ材料、反発性装置、またはばねの使用により、与えられる。ヒンジ機構の配置、すなわち、各接合部における回転ジョイントを備える四節リンク平行四辺形は、準直線移動および上述した、結果として生じるダイナマイゼーションを可能にする。さらに、この配置は、外部負荷が完全に軸方向である訳でない場合にヒンジがスティックスリップを受けないことを定める一方で、2つの度合いの移動、すなわち、ほとんどが、並進の、および一部が、制限された回転方向の、運動に動きを制限する安定した構造を提供する。
【0136】
図16に表すように、ダイナマイゼーションタブ1600の本実施形態は、連結ボルト1602により、創外固定リング1601に連結される。ダイナマイゼーションタブはリングコネクタ1603および支柱コネクタ1640を含み、ならびに、前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ1600は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1653も含み得る。さらに図16に表すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1600に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1659である。ロッキングスクリュー孔1659は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1653内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。図15に示すように、ロッキングスクリュー孔1659は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1653に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0137】
図16Aは、長手軸X、縦軸Y、横軸Zを備え、ならびに、リングコネクタ1603、支柱コネクタ1640、および付勢機構1670を備え得るダイナマイゼーションタブ1600の実施形態の分解斜視図である。付勢機構1670は、ヒンジ機構1671、弾性要素1672、第1の止めねじ1673、および第2の止めねじ1674を備え得る。ヒンジ機構1671は、ダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Yに沿って支柱コネクタ1640が回転変位させられることを可能にするように位置付けられる。
【0138】
図16Bに示すリングコネクタ1603は、第1のスタビライザ1604、第2のスタビライザ1605、および第3のスタビライザ1606を備え得る。第1のスタビライザ1604は、遠位端1609を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Xに対して上側および平行に位置付けられ得る。第1のスタビライザ1604は、連結ボルト1602(図示せず)を受け入れるように構成され得るリングコネクタボア1608を備え得る。第2のスタビライザ1605は、遠位端1609を有し、ダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられる場合があり、ならびに、リングコネクタボア1610を備える場合がある。第3のスタビライザ1606は、上端1611、下端1612、第1面1613、および第2面1614を有し、ならびに、上端1611が第1のスタビライザの遠位端1607と接触し、および、下端1612が第2のスタビライザの遠位端1609と接触するようにダイナマイゼーションタブ1600の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第3のスタビライザ1606は、それぞれが、ダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Xに対して平行に位置付けられ、ならびに、第3のスタビライザの第1面1613から第3のスタビライザの第2面1614に延在し得る第1のピンボア1615および第2のピンボア1616をさらに備え得る。第1のピンボア1615および第2のピンボア1616は、第1のピンおよび第2のピン(図16Eの構成要素1675および1676)それぞれを受け入れるように構成され得る。
【0139】
図16Cは、遠位端1641、近位端1642を有し、および、ダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Xに沿って位置付けられ得る支柱コネクタ1640を示す。支柱コネクタ1640は、ヘッド1643、第1のノブ1644、第2のノブ1645、第1の止めねじボア1646、および第2の止めねじボア1647をさらに備え得る。支柱コネクタのヘッド1643は、上面1654および底面1655を有する場合があり、ならびに、第1の遠位側を向く面1656、第2の遠位側を向く面1657、および第3の遠位側を向く面1658をさらに備える場合がある。第1および第3の遠位側を向く面(1656、1658)は支柱孔1653をさらに備え得る。支柱孔1653は、ダイナマイゼーションタブ1600を創外固定支柱に固定するように構成され得る。
【0140】
一部の実施形態による第1のノブ1644は、支柱コネクタのヘッド1643の上面1654と接触するようにダイナマイゼーションタブ1600の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第1のノブ1644は、第1面1648、第2面1649、および第3のピンボア1650を備え得る。第3のピンボア1650は、ダイナマイゼーションタブ1600の横軸Zに対して平行に位置付けられる場合があり、および、第1のノブの第1面1648から第1のノブの第2面1649に延在する場合があり、ならびに、第3のピン(図16Eの構成要素1677)を受け入れるように構成される場合がある。一部の実施形態による第2のノブ1645は、支柱コネクタのヘッドの底面1655と接触するようにダイナマイゼーションタブ1600の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第2のノブ1645は、第1面1651、第2面1652、および第4のピンボア1660を備え得る。第4のピンボア1660は、ダイナマイゼーションタブ1600の横軸Zに対して平行に位置付けられる場合があり、および、第2のノブの第1面1651から第2のノブの第2面1652に延在する場合があり、ならびに、第4のピン(図16Eの構成要素1678)を受け入れるように構成される場合がある。
【0141】
ダイナマイゼーションタブ1600の斜視断面図を図16Dに示す。図16Dでは、支柱コネクタ1640の第1の止めねじボア1646は、支柱コネクタ1640の近位端1642から支柱コネクタ1640の遠位端1641に角度方向に延在し、および第1の止めねじ1673を受け入れるように構成され得る。第2の止めねじボア1647は、支柱コネクタ1640の近位端1642から支柱コネクタ1640の遠位端1641に角度方向に延在し、および第2の止めねじ1674を受け入れるように構成され得る。
【0142】
図16Eの実施形態では、ヒンジ機構1671は、第1のピン1675、第2のピン1676、第3のピン1677、第4のピン1678、第1のリンク1679、第2のリンク1980、第3のリンク1681、および第4のリンク1682を備える。第1のピン1675は第1端1683および第2端1684を備え、第2のピン1676は第1端1685および第2端1686を備え、第3のピン1677は第1端1687および第2端1688を備え、ならびに第4のピン1678は第1端1689および第2端1690を備える。第1のリンク1679は、第1のアイ1691および第2のアイ1692を備え、第1のアイ1691が第1のピンの第2端1684を受け入れ、および固定し、ならびに第2のアイ1692が第3のピンの第2端1688を受け入れ、および固定するように位置付けられる。第2のリンク1680は、第1のアイ1693および第2のアイ1694を備え、第1のアイ1693が第1のピンの第1端1683を受け入れ、および固定し、ならびに第2のアイ1694が第3のピンの第1端1687を受け入れ、および固定するように位置付けられる。第3のリンク1681は、第1のアイ1695および第2のアイ1696を備え、第1のアイ1695が第2のピンの第2端1686を受け入れ、および固定し、ならびに第2のアイ1696が第4のピンの第2端1690を受け入れ、および固定するように位置付けられる。第4のリンク1682は、第1のアイ1697および第2のアイ1698を備え、第1のアイ1697が第2のピンの第1端1685を受け入れ、および固定し、ならびに第2のアイ1698が第4のピンの第1端1689を受け入れ、および固定するように位置付けられる。
【0143】
図16Aに示すように、第1のピン1675は、リングコネクタの第3のスタビライザの第1のピンボア1615を横断するように位置付けられる。第2のピン1676は、リングコネクタの第3のスタビライザの第2のピンボア1616を横断するように位置付けられる。第3のピン1677は、支柱コネクタの第1のノブの第3のピンボア1650を横断するように位置付けられ、および、第4のピン1678は、支柱コネクタの第2のノブの第4のピンボア1660を横断するように位置付けられる。
【0144】
付勢機構1670は、弾性要素1672をさらに備え得る。弾性要素1672は、エラストマ材料、反発性装置、またはばねを備え、リングコネクタの第3のスタビライザ1606と接触するように位置付けられる場合があり、ならびに、支柱コネクタ1640がダイナマイゼーションタブ1600の長手軸Yに沿って変位させられると、支柱コネクタ1640をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与えるように構成される場合がある。一部の実施形態によれば、付勢機構1670は、第1の止めねじボア1646および第2の止めねじボア(図16Dの構成要素1647)それぞれを横断するように構成され得る第1の止めねじ1673および第2の止めねじ1674も備え得る。第1の止めねじ1673および第2の止めねじ1674それぞれは、ねじが締め付けられるにつれ、ダイナマイゼーションタブ1600の横軸Zまわりの、支柱コネクタ1640の回転運動が制限され得るように構成され得る。一部の実施形態によれば、第1の止めねじ1673および第2の止めねじ1674それぞれは、弾性要素1672と接触し得る。この接触は、止めねじ1673、1674と弾性要素1672との間の直接接触による、または、一部の実施形態によれば、止めねじ1673、1674と、弾性要素1672上に配置された孔1699との間の接触によるものであり得る。これらの実施形態では、支柱コネクタ1640が長手軸Yに沿って変位させられるにつれ、止めねじ1673、1974と、弾性要素の孔1699との間の接触は、可撓性、すなわち、変位させられる自由度、および、支柱コネクタ1640をその元の位置に戻すのに適切な付勢力を可能にする。第1および第2の止めねじ(1673、1674)は、六角形レセプタクル、プラスレセプタクル、フラットヘッドレセプタクル、スターレンチレセプタクル、または当該技術分野において理解されるであろういずれかの他の好適なドライバなどの、止めねじドライバを受容するためのフィッティングを含み得る。止めねじボア(図16Dの1646ならびに1647)内の第1および第2の止めねじ(1673、1674)の相対位置を調節することにより、この装置によってもたらされるダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。
【0145】
ダイナマイゼーションタブ1600の完全な組立体の側斜視図は図16Fにみられる。図16Fによって実施される完全な組立体は、第1のスタビライザ1604、第2のスタビライザ1506であって、第1のスタビライザ1604および第2のスタビライザ1605それぞれがリングコネクタボア(1608、1610それぞれ)を備える、第1のスタビライザ1604、第2のスタビライザ1605、および第3のスタビライザ1606を含むリングコネクタ1603を備える。リングコネクタボア1608、1610は、連結ボルト(図示せず)を使用して、ダイナマイゼーションタブ1600を創外固定リング(図示せず)に固定するために使用され得る。ダイナマイゼーションタブ1600は、それぞれを詳細に上述した支柱孔1653およびロッキングスクリュー孔1659を含む支柱コネクタ1640をさらに備える。リングコネクタ1603および支柱コネクタ1640は、ヒンジ機構1671によって結び付けられる。図16Fに示すように、ヒンジ機構1671の完全な組立体は、負荷下での、支柱コネクタ1640の準直線移動を可能にする四節リンク平行四辺形内に配置された、第1のリンク1679、第2のリンク1680、第3のリンク1681、第4のリンク1682、第1のピン1675、第2のピン1676、第3のピン1677、および第4のピン1678を備える。
【0146】
ダイナマイゼーションタブ1600の完全な組立体の斜視断面図が図16Gにみられる。図示したように、ダイナマイゼーションタブは詳細に上述したリングコネクタ1603および支柱コネクタ1640を備える。さらに、図16Gは、付勢機構1670、特に、ピンおよびリンク、すなわち、第1のピン1675であって、第1のリンク1679とリングコネクタの第1のピンボア1615とを横断するような第1のピン1675、第2のピン1676であって、第3のリンク1681とリングコネクタの第2のピンボア1616とを横断するような第2のピン1676、第3のピン1677であって、第1のリンク1679と支柱コネクタの第3のピンボア1650とを横断するような第3のピン1677、および第4のピン1678であって、第3のリンク1681と支柱コネクタの第4のピンボア1660とを横断するような第4のピン1678の平行四辺形配置の斜視断面図を備える。この配置は、負荷下での、支柱コネクタ1640の準直線移動を可能するように、上述したように機能する。さらに、図16Gは、支柱コネクタ1640内の第1の止めねじ1673および第2の止めねじ1672の配置を示す。図示したように、止めねじ1673、1672それぞれは抜かれ、および、弾性部材1672と接触していない。上述したように、止めねじ1673、1672が、支柱コネクタ1640内で締められ、および、弾性部材の孔1699と接触するにつれ、ダイナマイゼーションタブ1600内で可能にされるダイナマイゼーションの度合いが減少させられる。
【0147】
ダイナマイゼーション装置の別の実施形態を図17に表す。図17では、ダイナマイゼーションタブ1700は、連結ボルト1702により、創外固定リング1701に連結される。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ1703および支柱コネクタ1740を含む。前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ1700は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1754も含み得る。さらに図17に示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1700に固定するために使用され得るロッキングスクリュー孔1757である。ロッキングスクリュー孔1757は、複数のファスナを、それらが支柱孔1754内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔1757は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1754に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0148】
ダイナマイゼーションを実現するために支柱コネクタの回転変位を提供するダイナマイゼーション装置1700の詳細図は、図17A~Eにみられる。図17Aに示すのは、長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを備え、ならびに、リングコネクタ1703、支柱コネクタ1740、および付勢機構1780で構成されたダイナマイゼーションタブ1700の分解斜視図である。さらに図17Aに示すのは、ヒンジピン1781および止めねじ1783である。
【0149】
図17Bに示すリングコネクタ1703は、第1のスタビライザ1704および第2のスタビライザ1705を備える。一部の実施形態による第1のスタビライザ1704は、ダイナマイゼーションタブ1700の長手軸Xに対して平行に位置付けられ、ならびに、上面1706、底面1707、および、上面1706から底面1707に延在するリングコネクタボア1708を備える。リングコネクタボア1708は、ダイナマイゼーションタブ1700を創外固定リングに固定し得る連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され得る。第2のスタビライザ1705は、上端1710および下端1711を有する場合があり、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1700の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第2のスタビライザ1705は、遠位側を向く面1712、近位側を向く面1713、弾性部材凹部1714、およびリングコネクタノブ1715をさらに備え得る。一部の実施形態による弾性部材凹部1714は第2のスタビライザの近位側を向く面1713に向けて第2のスタビライザの遠位面を向く面1712から延在する部分ボアを備え、および弾性部材(たとえば、図17Aの構成要素1782)を受け入れるように構成され得る。リングコネクタノブ1715は、第1面1716および第2面1717を有する場合があり、ならびに、第1面1716から第2面1717に延在するヒンジピンボア1718をさらに備える場合がある。
【0150】
図17Cに示すように、支柱コネクタ1740は、遠位端1741および近位端1742を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1700の長手軸Xに沿って位置付けられる。支柱コネクタ1740は、ヘッド1745および支柱コネクタノブ1746をさらに備え得る。支柱コネクタのヘッド1745は、上面1749および底面1750を有する場合があり、ならびに、第1の遠位側を向く面1751、第2の遠位側を向く面1752、および第3の遠位側を向く面1753を有する場合がある。第1の遠位側を向く面1751および第3の遠位側を向く面1753それぞれは、支柱コネクタの遠位端1741から支柱コネクタの近位端1742に延在する部分ボアである場合があり、およびダイナマイゼーションタブ1700を支柱に固定するように構成される場合がある支柱孔1754を備え得る。さらに図17Cに示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1700に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1759である。ロッキングスクリュー孔1759は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1754内に配置されると、固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔1759は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1754に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0151】
図17Dの実施形態では、支柱コネクタノブ1746は、ダイナマイゼーションタブ1700の縦軸Yに対して、ヘッドの上面1749と接触するように平行に位置付けられる。支柱コネクタノブ1746は、支柱コネクタ凹部1747、ヒンジピンボア1748、弾性部材凹部1755、および止めねじボア1756をさらに備え得る。弾性部材凹部1755は、支柱コネクタの遠位端1741に向けて支柱コネクタの近位端1742から延在する部分ボアである場合があり、および、弾性部材(図17Aの構成要素1782)を受け入れるように構成される場合がある。止めねじボア1756は、支柱コネクタの近位端1742から支柱コネクタの遠位端1741に角度方向に延在する場合があり、および、止めねじ(図17Aの構成要素1783)を受け入れるように構成される場合がある。支柱コネクタ凹部1747は、支柱コネクタの近位端1742において位置付けられ、および、図17Bのリングコネクタノブ1715の少なくとも一部分を受け入れるように構成される。ヒンジピンボア1748は、支柱コネクタの第1面1743から支柱コネクタの第2面1744に延在する。
【0152】
次にもう一度図17Aを参照すれば、付勢機構1780は、ヒンジピン1781、弾性部材1782、および止めねじ1783を備え得る。ヒンジピン1781は、支柱コネクタのヒンジピンボア(図17Dの構成要素1748)およびリングコネクタのヒンジピンボア1718を横断し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1700の横軸Zまわりの、支柱コネクタ1740の回転変位を可能にするように、ダイナマイゼーションタブ1700の横軸Zに沿って位置付けられ得る。弾性要素1782は、エラストマ材料、反発性装置、またはばねを備える場合があり、ならびに、リングコネクタの弾性要素凹部1714、および支柱コネクタの弾性要素凹部(図17Dの構成要素1755)と接触するようにダイナマイゼーションタブ1700の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられ得る。弾性部材1782は、支柱コネクタ1740をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を、支柱コネクタ1740がダイナマイゼーションタブ1700の横軸Zまわりに枢動させられるにつれて印加するように構成され得る。止めねじ1783は、支柱コネクタの止めねじボア1756を横断し、および、止めねじ1783が締め付けられるにつれ、横軸Zまわりの、支柱コネクタ1740の回転運動が制限されるようにリングコネクタノブ1715と接触するように構成され得る。止めねじ1783は、六角形レセプタクル、プラスレセプタクル、フラットヘッドレセプタクル、スターレンチレセプタクル、または当該技術分野において理解されるであろういずれかの他の好適なドライバなどの、止めねじドライバを受容するためのフィッティングを含み得る。止めねじボア1756内の止めねじ1783の相対位置を調節することにより、この装置によってもたらされるダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。これは一般に、止めねじ1783を締め、または抜くことにより、行われ得る。
【0153】
ダイナマイゼーションタブ1700の完全な組立体の斜視断面図を図17Eに表す。図示したように、ダイナマイゼーションタブ1700は、リングコネクタ1703および支柱コネクタ1740を備える。リングコネクタ1703は、上述したようにダイナマイゼーションタブ1700を創外固定リング(図示せず)に固定するために連結ボルト(図示せず)とともに使用されるリングコネクタボア1708を含む。さらに、ヒンジピン1781は、支柱コネクタ(図示せず)のヒンジピンボアおよびリングコネクタのヒンジピンボア1718を横断するにつれ、見られ得る。支柱コネクタ凹部1747との、リングコネクタノブ1715の相補形状と組み合わせられたこの配置は、ダイナマイゼーションタブ1700の横軸Zまわりの、支柱コネクタ1740の回転運動を可能にする。図示したように、弾性部材1782は、リングコネクタの弾性部材凹部1814、および支柱コネクタの弾性部材凹部1755内で嵌合される。好ましくは、図17Gに示すように、リングコネクタ1703および支柱コネクタ1740は、完全に組み立てられると、2つの構成要素間に空間が存在し、リングコネクタ1703に対する、支柱コネクタ1740の枢動運動を可能にするように構成される。支柱コネクタがダイナマイゼーションタブ1700の横軸Zまわりに回転変位させられるにつれ、弾性部材1782は、支柱コネクタ1740をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与える。止めねじ1783は、止めねじボア1756内で部分的に抜かれ、よって、リングコネクタ1703に対する、支柱コネクタ1740の枢動運動を可能にするように表されている。止めねじ1783が止めねじボア1756内に締められると、それは、支柱コネクタ1740が変位させられるにつれ、止めねじ1756がリングコネクタノブ1715と接触するようにリングコネクタ1703と支柱コネクタ1740との間の空間内に、ますます係合された状態になる。この配置は、装置によって可能にされるダイナマイゼーションの量に対するコントロールをもたらす。たとえば、止めねじ1783がますます締められるにつれ、止めねじ1783がリングコネクタノブ1715に接触する前に支柱コネクタ1740により、可能にされる回転の量は減少し、よってダイナマイゼーションの量を制限する。同様に、止めねじ1783の、とめねじボア1756からのバックアウトが生じるにつれ、止めねじ1783がリングコネクタノブ1715に接触する前に支柱コネクタ1740により、可能にされる回転の量は増加し、よってダイナマイゼーションの量を増加させる。
【0154】
ダイナマイゼーション装置の別の実施形態を図18に表す。図18では、ダイナマイゼーションタブ1800は、連結ボルト1802により、創外固定リング1801に連結される。ダイナマイゼーションタブはリングコネクタ1803および支柱コネクタ1840を含む。前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ1800は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1852も含み得る。さらに図18に示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1800に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1861である。ロッキングスクリュー孔1861は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1852内に配置されると、固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。図18に示すように、ロッキングスクリュー孔1861は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1852に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。ダイナマイゼーションを実現するために支柱コネクタの直線変位を提供するダイナマイゼーション装置1800の詳細図は図18A~Dにみられる。具体的には、本実施形態は、複数の付勢機構を、支柱コネクタ内にそれらを配置することにより、さらに保護する一方で縦軸に沿った軸変位によるダイナマイゼーションを提供する。
【0155】
図18Aは、ダイナマイゼーションタブ1800の本実施形態の分解斜視図である。ダイナマイゼーションタブ1800は、長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、リングコネクタ1803、支柱コネクタ1840、および付勢機構1880を備える。支柱コネクタ1840は、ヘッド1841、第1のノブ1842、第2のノブ1843、および止めねじボア1844を備え得る。付勢機構1880は、第1のピン1881、第2のピン1882、弾性要素1883、および止めねじ1884を備え得る。リングコネクタ1803は、第1のスタビライザ1804、第2のスタビライザ1805、および第3のスタビライザ1806を備え得る。第1のスタビライザ1804はリングコネクタボア1808をさらに備える場合があり、および、第2のスタビライザ1805はリングコネクタボア1808と位置合わせされたリングコネクタボア1810も備え得る。一部の実施形態による第3のスタビライザ1806は、第1のピンボア1816を備える第1の壁、第2のピンボア1817を備える第2の壁、第3のピンボア1818を備える第3の壁、および第4のピンボア1819を備える第4の壁を備え得る。一部の実施形態による第1のピン1881は、第3のスタビライザの第1の壁の第1のピンボア1816、支柱コネクタの第1のノブのスタジアム状ボア1856、および第3のスタビライザの第2の壁の第2のピンボア1817を横断するようにダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zに対して上側に、および平行に位置付けられ得る。第2のピン1882は、リングコネクタの第3の壁の第3のピンボア1818、支柱コネクタの第2のノブのスタジアム状ボア1860、および第3のスタビライザの第4の壁の第4のピンボア1819を横断するようにダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zに対して下側に、および平行に位置付けられ得る。好ましくは、リングコネクタの第3のスタビライザ1806は、支柱コネクタの第1のノブ1842および支柱コネクタの第2のノブ1843のいずれにも対する相補形状を有し、ダイナマイゼーションタブ1800が完全に組み合わせられると、この2つが、ダイナマイゼーションタブ1800の縦軸まわりの、支柱コネクタ1840の回転を防止するようにしっかりと嵌合することを可能にする。このようにして、ダイナマイゼーションが負荷下での軸並進に制限され得る。
【0156】
図18Bは、第1のスタビライザ1804、第2のスタビライザ1805、および第3のスタビライザ1806を備えるリングコネクタ1803を示す。一部の実施形態によれば、第1のスタビライザ1804は、遠位端1807を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1800の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられる。第1のスタビライザ1804は、ダイナマイゼーションタブ1800を創外固定リングに固定し得る連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成され得るリングコネクタボア1808をさらに備え得る。第2のスタビライザ1805は、遠位端1809を有し、ならびに、ダイナマイゼーションタブ1800の長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられ得る。第2のスタビライザ1805は、リングコネクタボア1810も備え得る。一部の実施形態による第3のスタビライザ1806は、第1のピンボア1816を備える第1の壁1811、第2のピンボア1817を備える第2の壁1812、第3のピンボア1818を備える第3の壁1813、第4のピンボア1819を備える第4の壁1814、および遠位面を向く面1815を備え得る。第1の壁および第2の壁のピンボア1816、1817、ならびに第3の壁および第4の壁のピンボア1818、1818それぞれは、それらがダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zに対して平行であるように位置付けられ得る。第3のスタビライザの遠位側を向く面1815は、ダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。
【0157】
次に図18Cを参照すれば、支柱コネクタのヘッド1841は上面1847および底面1848を有し、ならびに、第1の遠位側を向く面1849、第2の遠位側を向く面1850、および第3の遠位側を向く面1851をさらに備える。第1の遠位側を向く面1849および第3の遠位側を向く面1851それぞれは、支柱コネクタの遠位端1841から延在する部分ボアである場合があり、およびダイナマイゼーションタブ1800を支柱に固定するように構成される場合がある支柱孔1853を備え得る。さらに図18Cに示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1800に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1852である。ロッキングスクリュー孔1852は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1853内に配置されると、固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔1852は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1853に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0158】
支柱コネクタの第1のノブ1842は、支柱コネクタのヘッドの上面1847と接触するように位置付けられ得る。第1のノブ1842は、一部の実施形態によれば、上面1863、第1面1854、第2面1855、およびスタジアム状ボア1856を備え得る。スタジアム状ボア1856は、第1のノブの第1面1854から第1のノブの第2面1855に延在し得る。支柱コネクタの第2のノブ1843は、ヘッドの底面1848と接触するように位置付けられ得る。一部の実施形態によれば、第2のノブ1843は、底面1857、第1面1858、第2面1859、およびスタジアム状ボア1860を備え得る。スタジアム状ボア1860は、第2のノブの第1面1858から第2のノブの第2面1859に延在し得る。一部の実施形態による、支柱コネクタの止めねじボア1844は、ダイナマイゼーションタブ1800の長手軸Xに対して下側に、および平行に延在する。
【0159】
ダイナマイゼーションタブ1800の完全な組立体の斜視断面図を図18Dに表す。図示したように、ダイナマイゼーションタブ1800は、リングコネクタ1803および支柱コネクタ1840を備える。リングコネクタ1803は、ダイナマイゼーションタブ1800を創外固定リング(図示せず)に固定するために連結ボルト(図示せず)とともに使用されるリングコネクタボア1808および1810を含む。弾性要素ハウジング1845は、支柱コネクタの第2のノブの底面1857に向けて支柱コネクタの第1のノブの上面1853から延在する部分ボアを備え、およびダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに沿って位置付けられているように表す。弾性要素ハウジング1845は、弾性要素1883を受け入れるように構成され得る。支柱コネクタの近位側を向く面1846は、ダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに対して近位に、および平行に位置付けられ得る。一部の実施形態によれば、支柱コネクタの近位側を向く面1846は、ダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zまわりの、支柱コネクタ1840の回転変位が制限されるようにリングコネクタの遠位側を向く面1815と接触し得る。
【0160】
図18Aおよび18Dを参照すれば、一部の実施形態による第1のピン1881は、第3のスタビライザの第1の壁の第1のピンボア1816、支柱コネクタの第1のノブのスタジアム状ボア1856、および第3のスタビライザの第2の壁の第2のピンボア1817を横断し、支柱コネクタの第1のノブのスタジアム状ボア1856の長さによって可能にされる範囲までダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに沿って支柱コネクタ1840が変位させられることを可能にするように、ダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zに対して上側に、および平行に位置付けられ得る。第2のピン1882は、リングコネクタの第3の壁の第3のピンボア1818、支柱コネクタの第2のノブのスタジアム状ボア1860、および第3のスタビライザの第4の壁の第4のピンボア1819を横断し、支柱コネクタの第2のノブのスタジアム状ボア1860の長さによって可能にされる範囲までダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに沿って支柱コネクタ1840が変位させられることを可能にするように、ダイナマイゼーションタブ1800の横軸Zに対して下側に、および平行に位置付けられ得る。好ましくは、リングコネクタの第3のスタビライザ1806は、支柱コネクタの第1のノブ1842および支柱コネクタの第2のノブ1843のいずれに対しても相補形状を有し、ダイナマイゼーションタブ1800が完全に組み立てられると、この2つが、ダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yまわりの、支柱コネクタ1840の回転を防止するようにしっかりと嵌合することを可能にする。その代わりに、ダイナマイゼーションは、負荷下での制限された軸並進をともなって、縦軸Yに沿って支柱コネクタ1840が並進することを可能にすることにより、もたらされ得る。
【0161】
付勢機構の弾性要素1883は、エラストマ材料、反発性装置、またはばねを備えている場合があり、および、ダイナマイゼーションタブ1800の縦軸Yに沿って、弾性要素ハウジング1845を横断するように位置付けられ得る。好ましくは、弾性要素1845は、スタジアム状ボア1856、1860がピン1881、1882に沿って摺動することが可能にされるにつれ、支柱コネクタ1840をその元の位置に戻すのに必要な付勢力を弾性要素1880が与えるように第1のピン1881と第2のピン1882との間の空間を横断すべきである。付勢機構の止めねじ1884は、支柱コネクタの止めねじボア1844を横断するように構成される場合があり、および、六角形レセプタクル、プラスレセプタクル、フラットヘッドレセプタクル、スターレンチレセプタクル、または当該技術分野において理解されるであろういずれかの他の好適なドライバなどの、止めねじドライバを受容するためのフィッティングを含み得る。止めねじボア1844内の止めねじ1884の相対位置を調節することにより、この装置によってもたらされるダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。図18Dに示すように、止めねじ1884が止めねじボア1844内に締められるにつれ、第2のピン1882と、すなわち、第2のピンと、支柱コネクタの第2のノブの底面1857との間で、ますます接触している状態になる。この配置では、止めねじ1884が締められるにつれ、第2のピン1882は、支柱コネクタ1840がダイナマイゼーションタブ1800の縦軸に沿って変位させられる能力を制限するように支柱コネクタ(図示せず)の第2のノブのスタジアム状ボア内に変位させられる。このようにして、ダイナマイゼーションは、止めねじボア1844内の止めねじ1884を締め、または抜くことにより、制御され得る。
【0162】
ダイナマイゼーション装置の別の実施形態を図19に表す。図19では、ダイナマイゼーションタブ1900は、連結ボルト1902により、創外固定リング1901に連結される。ダイナマイゼーションタブは、リングコネクタ1903および支柱コネクタ1940を含む。前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ1900は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔1950も含み得る。さらに図19に示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1900に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔1942である。ロッキングスクリュー孔1942は、複数のファスナを、それらが支柱孔1950内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリューを受け入れるように構成され得る。図19に示すように、ロッキングスクリュー孔1942は、対応してねじが切られているロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリューは、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1950に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0163】
ダイナマイゼーションタブ自体の固有弾性による、支柱コネクタの軸並進によるダイナマイゼーションに備えるダイナマイゼーションタブ1900の詳細図は図19A~Dにみられる。本実施形態では、ダイナマイゼーションタブの幾何形状が、タブの全てのセクションに均等に負荷が加えられることを定める。図19Aに示すように、ダイナマイゼーションタブ1900は、長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、リングコネクタ1903、支柱コネクタ1940、および付勢機構1970を備える。一部の実施形態によるリングコネクタ1903は、第1のスタビライザ1904および第2のスタビライザ1905を備え得る。第1のスタビライザ1904は、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボア1906を備える。第2のスタビライザ1905は、長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボア1907を備える。リングコネクタボア1905、1906それぞれは、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成される場合があり、および、ダイナマイゼーションタブ1900を創外固定リングに固定するために使用され得る。支柱コネクタ1940はヘッド1941および支柱止めねじ1942を備え得る。一部の実施形態による、支柱コネクタのヘッド1941は、上面1945および底面1946、ロッキングスクリュー1942、ならびにロッキングスクリュー孔1959を有する。ロッキングスクリュー孔1959は、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ1900に固定するために使用することが可能である。ロッキングスクリュー孔1959は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔1950内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリュー1942を受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔1959は、対応してねじが切られているロッキングスクリュー1942を受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリュー1942は、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔1950に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。ダイナマイゼーションタブ1900の付勢機構1970は、第1の付勢領域1971、第2の付勢領域1972、第1のダイナマイゼーション止め1973、および第2のダイナマイゼーション止め1974も備え得る。
【0164】
ダイナマイゼーションタブ1900の別の図を図19Bに示す。図19Bでは、支柱コネクタ1940は、ヘッド1941、第1のダイナマイゼーション止めボア1943、および第2のダイナマイゼーション止めボア1944を備え得る。一部の実施形態による、支柱コネクタのヘッド1941は、上面1945、底面1946を有し、ならびに、第1の遠位側を向く面1947、第2の遠位側を向く面1948、および第3の遠位側を向く面1949をさらに備える。第1の遠位側を向く面1947および第3の遠位側を向く面1949それぞれは、上述したように、支柱にダイナマイゼーションタブ1900を固定するように構成され得る支柱孔1950を備え得る。支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボア1943は、支柱コネクタのヘッドの上面1945から支柱コネクタのヘッドの底面1946に延在し、および、ダイナマイゼーションタブ1900の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第2のダイナマイゼーション止めボア1944(図示せず)も、支柱コネクタのヘッドの上面1945から支柱コネクタのヘッドの底面1946に延在し、および、ダイナマイゼーションタブ1900の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。
【0165】
第1の付勢領域1971は、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに、1つまたは複数の付勢板1975を備え得る。第2の付勢領域1972は、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに、1つまたは複数の付勢板1986を備え得る。付勢板1975、1986は、互いに対して、および、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。さらに、付勢板1975、1986は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料を備え、および、支柱コネクタ1940がダイナマイゼーションタブ1900の縦軸Yに沿って変位させられると、付勢板1975、1986が、支柱コネクタ1940をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与えるように構成され得る。
【0166】
図19Cに示すように、付勢機構の第1のダイナマイゼーション止め1973は、ポスト1976、弾性リング1977、および第1のダイナマイゼーション止めタブ1978を備え得る。第1のダイナマイゼーション止めのポスト1976は上端1979、下端1980、および中心軸Wを有し、ならびに、その中心軸Wまわりに回転し得るように支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボア1943(図19B参照)内に配置されるように構成され得る。弾性リング1977は、第1のダイナマイゼーション止めボア1943内にポストを固定するようにポストの下端1980と接触するように構成され得る。第1のダイナマイゼーション止めタブ1978は、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して平行に、および、ポストの上端1979において位置付けられ得る。支柱コネクタのヘッド1941の上面1945と第1の付勢領域1971の下面との間にある間隙内に第1のダイナマイゼーション止めタブ1978を回転させることにより、第1の付勢領域1971は、縦軸Yに沿って変形させられることが防止され得る。
【0167】
第2のダイナマイゼーション止め1974は、ポスト1981、弾性リング1982、および第2のダイナマイゼーション止めタブ1983を備え得る。第2のダイナマイゼーション止めのポスト1981は上端1984、下端1985、および中心軸Uを備え得る。ポスト1981は、その中心軸Uまわりに回転し得るように支柱コネクタの第2のダイナマイゼーション止めボア(図示せず)内に配置されるように構成され得る。第2の止めボアの弾性リング1982は、第2のダイナマイゼーション止めボア(図示せず)内にポスト1981を固定するようにポストの上端1984と接触するように構成され得る。第2のダイナマイゼーション止めタブ1983は、ダイナマイゼーションタブ1900の長手軸Xに対して平行に、およびポスト1981の下端において位置付けられ得る。支柱コネクタのヘッド1941の底面1946と第2の付勢領域1972の上面との間にある間隙内に第2のダイナマイゼーション止めタブ1983を回転させることにより、第2の付勢領域1972は、縦軸Yに沿って変形させられることが防止され得る。
【0168】
ダイナマイゼーションタブ1900の変形させられた状態の側面図を図19Dに表す。第1の付勢領域1971および第2の付勢領域1972を介して並進させられたダイナマイゼーションタブ1900の固有弾性は、負荷下での、ダイナマイゼーションタブ1900の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ1940の移動を可能にする。図示したように、リングコネクタ1903は上述したように創外固定リングに固定され、リングに対して静止している状態に留まる。負荷下で、支柱コネクタのヘッド1941は、負荷下でダイナマイゼーションタブ1900の縦軸Yに沿って移動することが可能にされ、ダイナマイゼーションを可能にする。図示したように、備えているダイナマイゼーションタブの固有弾性と組み合わせられた、ヘッド1941とそれぞれの付勢領域1971、1972との間の空間は、ヘッドが負荷下で移動することが可能にされる度合いを定める。ダイナマイゼーションは、付勢領域1971、1972とヘッド1941との間の空間の量を制限することにより、制御され得る。これは、ヘッド1941と第1の付勢領域1971との空間内に、ヘッド1941と第2の付勢領域1972との間に、または両方においてダイナマイゼーション止めタブ(図示せず)を配置することにより、実現され得る。
【0169】
付勢領域は、またはタブ全体も、適切な弾性および形状記憶を有する材料であって、そうした材料が、プラスチック、ポリマー、サーモプラスチック、金属、金属合金、複合材、樹脂、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABSプラスチック、PLA、ポリアミド、ガラス充填ポリアミド、エポキシ、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリレート、木材、竹、青銅、チタニウム、鋼、ステンレススチール、コバルトクロム合金、セラミック、ワックス、フォトポリマー、およびポリカーボネートから選択することが可能である材料で構成され得る。限定的でない特定の例では、ポリマーは、サーモプラスチックポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリシリコーン、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、フッ素プラスチック、フェノール樹脂、尿酸樹脂、メラミン、エポキシ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリレート樹脂、ポリケトン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ(ヒドロキシナフトエ酸)、導電性ポリマー、ポリ(3ヘキシルチオフェン)、ポリフェニレン-ビニレン、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリアニリン、またはそれらの組み合わせであり得る。他の適切な、および生体適合性を有する材料を利用することが可能である。別の実施形態によれば、付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、付加印刷プロセス(たとえば、3D印刷プロセス)によって製造することが可能である。付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、装置の特定の設計および意図された用途、ならびに装置を備える材料に基づいて、機械加工、鍛造、または鋳造によって製造することも可能である。好適な材料は、上述した、医療グレードの、および生体適合性を有するプラスチック、または、チタニウム、ステンレススチール、316Lステンレススチール、コバルトクロム、およびそれらの合金などの生体適合性金属を含む。一部の実施形態によれば、装置は、プラスチックおよび金属の構成要素の組み合わせにより、複合またはハイブリッド装置として作られ得る。選択された材料は、多くの回数、変形させられた後、その元の構成に戻るのに十分な可塑性および形状記憶を有していなければならない。
【0170】
ダイナマイゼーション装置の別の実施形態を図20Aに表す。図20Aでは、ダイナマイゼーションタブ2000は、連結ボルトにより、創外固定リングに連結することが可能である。前述の実施形態と同様に、ダイナマイゼーションタブ2000は、創外固定支柱(図示せず)の支柱ファスナを受容するための1つまたは複数の支柱孔2050も含み得る。さらに図20Aに示すのは、複数の創外固定支柱の1つまたは複数をダイナマイゼーションタブ2000に固定するために使用することが可能なロッキングスクリュー孔2059である。ロッキングスクリュー孔2059は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔2050内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリュー2042を受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔2059は、対応してねじが切られているロッキングスクリュー2042を受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリュー2042は、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔2050に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。
【0171】
ダイナマイゼーションタブ2000は、長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、リングコネクタ2003、支柱コネクタ2040、および付勢機構2070を備える。一部の実施形態によるリングコネクタ2003は、第1のスタビライザ2004および第2のスタビライザ2005を備え得る。第1のスタビライザ2004は、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボア2006を備える。第2のスタビライザ2005は、長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに、リングコネクタボア2007を備える。リングコネクタボア2006、2007それぞれは、連結ボルト(図示せず)を受け入れるように構成される場合があり、および、ダイナマイゼーションタブ2000を創外固定リングに固定するために使用される場合がある。支柱コネクタ2040は、ロッキングスクリュー2042、およびロッキングスクリュー孔2059を備え得る。ロッキングスクリュー孔2059は、ダイナマイゼーションタブ2000に複数の創外固定支柱の1つまたは複数を固定するために使用することが可能である。ロッキングスクリュー孔2059は、複数の支柱ファスナを、それらが支柱孔2050内に配置されると固定するように構成され得るロッキングスクリュー2042を受け入れるように構成され得る。ロッキングスクリュー孔2059は、対応してねじが切られているロッキングスクリュー2042を受け入れるようにねじが切られていることがあり得る。ロッキングスクリュー2042は、ロッキングスクリューが所定の位置にある場合に支柱孔2050に対する、支柱ファスナの移動を防止するように支柱ファスナとの接触により、支柱ファスナを固定し得る。そうした係止装置のいくつかの実施例は、本特許への参照により、本明細書により、援用する米国特許第9,295,493号明細書に記載されている。ダイナマイゼーションタブ2000の付勢機構2070は、第1の付勢領域2071、第2の付勢領域2072、第1のダイナマイゼーション止め2073、および第2のダイナマイゼーション止め2074も備え得る。
【0172】
ダイナマイゼーションタブ2000の分解図を図20Bに示す。図20Bでは、支柱コネクタ2040は、上面2045、底面2046、ヘッド2041、第1のダイナマイゼーション止めボア2043、および第2のダイナマイゼーション止めボア2044を備え得る。支柱コネクタのヘッド2041は、第1の遠位側を向く面2047、第2の遠位側を向く面2048、および第3の遠位側を向く面2049をさらに備える。第1の遠位側を向く面2047および第3の遠位側を向く面2049それぞれは、上述したように、ダイナマイゼーションタブ2000を支柱に固定するように構成され得る支柱孔2050を備え得る。支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボア2043は、第1の付勢領域2071の上面2090から支柱コネクタ2040の上面2045に延在し、および、ダイナマイゼーションタブ2000の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。第2のダイナマイゼーション止めボア2044も、第2の付勢領域2072の底面2045から支柱コネクタ2040の底面2046に延在し、および、ダイナマイゼーションタブ2000の縦軸Yに対して平行に位置付けられ得る。
【0173】
第1の付勢領域2071は、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して上側に、および平行に位置付けられ、ならびに、1つまたは複数の付勢板2075を備え得る。第2の付勢領域2072は、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して下側に、および平行に位置付けられ、ならびに、1つまたは複数の付勢板2086を備え得る。付勢板2075、2086は、互いに対して、および、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。さらに、付勢板2075、2086は、可撓性プラスチックまたは他のエラストマ材料を備え、および、支柱コネクタ2040がダイナマイゼーションタブ2000の縦軸Yに沿って変位させられると、付勢板2075、2086が、支柱コネクタ2040をその元の位置に戻すのに十分な付勢力を与えるように構成され得る。
【0174】
さらに図20Bに示すのは、ポスト2076を備え得る第1のダイナマイゼーション止め2073、および第1のダイナマイゼーション止めタブ2078である。第1のダイナマイゼーション止めのポスト2076は中心軸Wを有している場合があり、および、その中心軸Wまわりに回転し得るように支柱コネクタの第1のダイナマイゼーション止めボア2043内に配置されるように構成され得る。第1のダイナマイゼーション止めタブ2078は、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。支柱コネクタ2040のヘッドの上面2045と、第1の付勢領域2071の下面との間にある間隙内に第1のダイナマイゼーション止めタブ2078を回転させることにより、第1の付勢領域2071は、縦軸Yに沿って変形させられることが防止され得る。
【0175】
第2のダイナマイゼーション止め2074は、ポスト2081、第2のダイナマイゼーション止めタブ2083、および連結部材2084を備え得る。第2のダイナマイゼーション止めタブのポスト2081は中心軸Uも備え得る。ポスト2081は、その中心軸Uまわりに回転するように支柱コネクタ2040の第2のダイナマイゼーション止めボア2044内に配置されるように構成され得る。第2のダイナマイゼーション止めタブ2083は、ダイナマイゼーションタブ2000の長手軸Xに対して平行に、および、ポスト2081の下端において位置付けられ得る。支柱コネクタ2040の底面2046と、第2の付勢領域2072の上面との間にある間隙内に第2のダイナマイゼーション止めタブ2083を回転させることにより、第2の付勢領域2072は、縦軸Yに沿って変形させられることが防止され得る。
【0176】
連結部材2084は、第2のダイナマイゼーション止め2074の上端に取り付けられ、および、第1および第2のダイナマイゼーション止めボア(2043、2044)のいずれをも通過して、第1のダイナマイゼーション止め2073の下端に取り付けられ得る。連結部材2084は、第1のダイナマイゼーション止め2073内の対応する構成と係合し得る溝付き縁または他の同様の構成をさらに備え得る。このようにして、第2のダイナマイゼーション止め2074に対する、第1のダイナマイゼーション止め2073の連結は、止め(2073、2074)をいずれも同時に回転させ、それにより、第1および第2の付勢領域(2071、2072)のダイナマイゼーション構成を同時に係止し、または解除する。ダイナマイゼーション止め(2073、2074)が解除される(すなわち、ダイナマイゼーション止めタブ(2078、2083)が装置のX軸に対して平行に移動させられる)と、よって、第1および第2の付勢領域(2071、2072)が変形させられた場合に第1および第2のダイナマイゼーション止めボア(2073、2074)を止めタブが通過することが可能にされる。ダイナマイゼーションタブ2000の第1および第2の付勢領域(2071、2072)はしたがって、図19Dに表すタブ1900の変形と同様に変形させられ得る。
【0177】
第1の付勢領域2071および第2の付勢領域2072を介して並進させられる、ダイナマイゼーションタブ2000の固有弾性は、負荷下での、ダイナマイゼーションタブ2000の縦軸Yに沿った、支柱コネクタ2040の移動を可能にする。リングコネクタ2003は、創外固定リングに対して固定された状態に留まり、およびリングに対して静止状態に留まる。負荷下で、支柱コネクタのヘッド2041は、ダイナマイゼーションタブ2000の縦軸Yに沿って移動することが可能にされ、ダイナマイゼーションを可能にする。図19Dに示すように、備えているダイナマイゼーションタブの固有弾性と組み合わせられた、ヘッド1941とそれぞれの付勢領域1971、1972との間の空間は、ヘッドが負荷下で移動することが可能にされる度合いを定める。ダイナマイゼーションは、付勢領域1971、1972とヘッド1941との間の空間の量を制限することにより、制御され得る。
【0178】
ダイナマイゼーションタブ2000の代替的な実施形態の断面図を図20Cに表す。図20Cでは、支柱コネクタ2040は、上面2045、底面2046、ヘッド2041、第1のダイナマイゼーション止めボア2043、および第2のダイナマイゼーション止めボア2044を備え得る。第1のダイナマイゼーション止めボア2043は、第1の付勢領域2071の上面2090から支柱コネクタ2040の上面2045に延在し得る。第2のダイナマイゼーション止めボア2044も、第2の付勢領域2072の底面2045から支柱コネクタ2040の底面2046に延在し得る。さらに図20Cに示すのは、支柱コネクタ2040の近位端における中央凹部2085である。中央凹部2085は、第1および第2のダイナマイゼーション止め(2073、2074)間の連結部材2084を受容するような大きさに作られる。中央凹部2085はしたがって、第1および第2のダイナマイゼーション止めボア(2043、2044)と位置合わせされ、よって、ダイナマイゼーション止め(2073、2074)が同時に回転することを可能にし、それにより、第1および第2の領域(2071、2072)のダイナマイゼーション構成を係止し、または解除する。
【0179】
図21Aは、本開示の片持ちダイナマイゼーションタブ(片持ちタブ2100)の実施形態の分解斜視図である。片持ちタブ2100は、その中に画定された長手軸X、縦軸Y、および横軸Zを有し、ならびに、近位端2102、遠位端2103、リングコネクタ本体2104、支柱コネクタ2140、および横軸Zと位置合わせされた回転軸を備えるピボットピン2180を備える。さらに、一部の実施形態によれば、片持ちタブ2100は、連結ボルト2114、第1の連結ナット2195、第1の弾性要素2188、第2の弾性要素2189、およびロッキングスクリュー2190を備え得る。片持ちタブ2100は、リング内の孔に連結ボルト2114を通し、および、リングコネクタ本体2104を連結ボルト2114に通すことにより、固定具リングの上面にしっかりと取り付けられ得る。
【0180】
(リングコネクタとも呼ばれる)リングコネクタ本体2104をより近くで見た図を図21Bに表す。図21Bでは、リングコネクタ本体2104は、上面2107、底面2108、第1の側面2109、第2の側面2110、および遠位面2111を備える。一実施形態によれば、遠位面2111は、図21Bに示すように、片持ちタブ2100の縦軸に対して、曲がったプロファイルを備えた面を備え得る。リングコネクタ2104は、近位端2105および遠位端2106を有し、ならびに、片持ちタブ2100の長手軸Xに沿って位置付けられる。リングコネクタ2104は、ねじが切られたボア2112および第2のボア2113をさらに備え得る。一部の実施形態では、ねじが切られたボア2112は、上面2105から底面2106に縦軸Yに対して平行に、および遠位に延在する。ねじが切られたボア412は、図21Aに表すように、連結ボルト2114と螺合し得る。第2のボア2113は、リングコネクタの第1の側面2109からリングコネクタの第2の側面2110に片持ちタブ2100の横軸Zに沿って延在し、および、図21Aのピボットピン2180を受け入れるように構成され得る。第2のボア2113は、横軸に対して平行である複数の平坦面を備え得る。図21Bに示すように、これらの平坦面は、ピボットピン2180の対応する部分と嵌合するためのキーとしてふるまう六角または他の対称形状を備え得る。
【0181】
本実施形態によるピボットピン2180をより近くで見た図を図21Cに表す。図21Cでは、ピボットピンは、装置Xの横軸と位置合わせされた長手軸Lを有しているものとして示す。ピボットピン2180は、略円筒形状を有する第1の側端2181を有しているものとして表す。第1の側端2181は、ピボットピン2180の長手軸Lに対して略直交である片持ちボア2182をさらに備え得る。一実施形態によれば、片持ちボア2182はすべて、ピボットピンを通過し得る。ピボットピン2180は、略円筒形状を有する第2の側端2183を有しているものとしても表す。第2の側端2183は、ピボットピン2180の長手軸Lに対して略直交である片持ちボア2184をさらに備え得る。一実施形態によれば、片持ちボア2184はすべて、ピボットピンを通過し得る。ピボットピン2180は、ピン2180の長手軸に対して平行である複数の平坦面2185を備える内側セクションをさらに備え得る。好ましくは、これらの複数の平坦面は、リングコネクタ本体2104(図21A参照)の第2のボア2113内にある複数の平坦面にしっかりと嵌合するように設計されている。ピボットピン2180は、第2のボア2113への圧入に好適であり得る。ピボットピンは、支柱コネクタ2140が装置の横軸Zまわりに枢動し得るようにリングコネクタ本体2104と支柱コネクタ2140を枢動可能に連結し得る。
【0182】
本実施形態による支柱コネクタ2140をより近くで見た図を図21Dに表す。一部の実施形態では、支柱コネクタ2140は近位端2141および遠位端2146を有する場合があり、および、ヘッド2143および支柱コネクタナックル2144をさらに備える場合がある。ヘッド2143は、近位端2145および遠位端2146を有し、ならびに、タブ2140の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。ヘッド2143は、上面2147、底面2148、第1の遠位側を向く面2149、第2の遠位側を向く面2150、および第3の遠位側を向く面2151をさらに備え得る。一部の実施形態では、支柱コネクタナックル2144は、近位端2156および遠位端2157を備え、ならびに、支柱コネクタナックル2144の遠位端2157がヘッド2143の近位端2145と接触するようにタブ2140の長手軸Xに沿って位置付けられ得る。支柱コネクタナックル2144は、第1のアーム2158および第2のアーム2159をさらに備え得る。第1のアーム2158は、遠位端2157がヘッドの近位端2145と接触するようにタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。第2のアーム2159も、遠位端2157がヘッド2143の近位端2145と接触するようにタブの長手軸Xに対して平行に位置付けられ得る。一部の実施形態によれば、第1および第2のアーム(2158、2159)の近位端は、第1および第2のアーム(2158、2159)間の剛性連結を形成し、ならびに、支柱コネクタ2140の近位端2141をさらに強化する横部材(図21Dにおいて示さず)によって連結され得る。
【0183】
支柱コネクタナックル2144の第1のアーム2158は、ピボットピン2180の第1の側端2181を受容するような大きさに作られた第1のアームボア2166をさらに備え得る。同様に、第2のアーム2159は、片持ちタブ2100の横軸Zに沿って延在し、および、ピボットピン2180の第2の側端2183を受容するような大きさに作られた第2のアームボア2167をさらに備え得る。第1のアーム2158は、リングコネクタ2104の第1の側面2109と接触して配置され得る第1の内壁2165であって、これらの構成要素が互いに嵌め合わせられると、リングコネクタ2104の第1の側面2109と接触して配置され得る第1の内壁2165も備える。第2のアーム2159は、リングコネクタ2104の第2の側面2110と接触して配置され得る第2の内壁2175であって、これらの構成要素が互いに嵌め合わせられると、リングコネクタ2104の第2の側面2110と接触して配置され得る第2の内壁2175も備える。第1の、ならびに第2の側面(2109、2110)と接触する、第1および第2の内壁(2165、2175)の比較的大きな表面積は、横軸Zに沿って生じ得るいかなる横変位をも最小にする一方で、支柱コネクタ2140がリングコネクタ2104に対して横軸Zまわりに枢動することを可能にする。一実施形態によれば、第1の遠位側を向く面2149は、ヘッドの近位端2145に向けてヘッドの遠位端2146から延在する部分ボアである場合があり、およびロッキングスクリューを受け入れるようにねじが切られていることがあり得るロッキングスクリュー孔2154を備え得る。第2の遠位側を向く面2150および第3の遠位側を向く面2151は、ヘッドの遠位端2146からヘッドの近位端2145に延在する部分ボアである場合があり、および、それぞれ、支柱を支柱コネクタ2140に固定するように構成される場合がある支柱孔2155をさらに備え得る。
【0184】
片持ちタブ2100の一実施形態の透視斜視図を図21Eに表す。図21Eでは、完全に組み立てられた片持ちタブ2100を、支柱コネクタ2140、リングコネクタ本体2104、連結ボルト2114、連結ナット2195、およびピボットピン2180とともに表す。さらに図21Fに表すのは、第1のアーム2158の近位端2156から第1のアーム内に延在し、および、長手軸Xに対して平行である第1の長手方向片持ちボア2170である。第1の長手方向片持ちボア2170は、上記ボア2170の遠位端における小円周2171、および上記ボア2170の近位端における大円周をさらに備える。さらに示すのは、第2のアーム2159の近位端2156から第2のアーム内に延在し、および、長手軸Xに対して平行である第2の長手方向片持ちボア2176である。第2の長手方向片持ちボア2176は、上記ボア2176の遠位端における小円周2177および上記ボア2176の近位端における大円周をさらに備える。
【0185】
さらに図21Fに示すのは、ピボットピン2180の第2の側端2183に配置され、およびピボットピンの長手軸に対して略直交である片持ちボア2184である。同様の対応する片持ちボアが、ピボットピン2180の第1の側端2181において配置されているが、図21Eでは目に見えるものでない。ピボットピン2180内の片持ちボア(2182、2184)は、片持ちタブ2100がその静止位置にある場合に第1および第2の長手方向片持ちボア(2170、2176)と位置合わせされるように設計される。さらに図21Eに示すのは、第1の弾性要素2188および第2の弾性要素2189である。これらの弾性要素(2188、2189)それぞれは、鋼、チタニウム、青銅、金属合金、ナイロン、PEEK、ポリエチレン、シリコーンエラストマ、天然および合成ゴム、ポリエチレンテレフタレート、ポリマー含有複合材等などの可撓性または弾性材料で構成され得る。好ましくは、弾性要素(2188、2189)それぞれは、全体のそれぞれの長さに沿って一様な円筒形状を有する。弾性要素(2188、2189)それぞれは、(装置2100の近位端近くに配置されるべき)近位端および(装置2100の遠位端近くに配置されるべき)遠位端を有する。第1の弾性要素2188は、第1の長手方向片持ちボア2170内に、およびピボットピン(2180)の第1の側端2181における片持ちボア2182内に位置付けられる。同様に、第2の弾性要素2189は、第2の長手方向片持ちボア2176内に、およびピボットピン(2180)の第2の側端2183における片持ちボア2184内に位置付けられる。第1の弾性要素2188の遠位端は第1の長手方向片持ちボアの遠位端2171における小円周と嵌合され得る一方、第1の弾性要素の近位端は第1の長手方向片持ちボア2170の近位端の円周よりも小さい外周を有する。同様に、第2の弾性要素2189の遠位端は第2の長手方向片持ちボアの遠位端2177における小円周と嵌合され得る一方、第1の弾性要素の近位端は第1の長手方向片持ちボア2170の近位端の円周よりも小さい外周を有する。この配置によれば、第1および第2の弾性要素(2188、2189)は、第1および第2の長手方向片持ちボア(2170、2176)それぞれ内で屈曲し、および変形し得る。第1および第2の弾性要素(2188、2189)のこの片持ち梁運動は、リングコネクタ2104に対して軸支されるにつれ、支柱コネクタ2140が静止位置に戻ることを助長する機械的付勢力を支柱コネクタ2140に対して印加する。第1および第2の弾性要素(2188、2189)は、大径の第1および第2の長手方向片持ちボア(2170、2176)それぞれの面に上記要素が当たるまで変形する。この時点で、支柱コネクタ2140のさらなる枢動運動は、リングコネクタ2104に対して可能にされるものでない。
【0186】
本実施形態の別の態様は、連結ナット2195の一端上にあるフランジ付き面2196である。図21Eに示すように、連結ナットのフランジ付き面2196の径は、リングコネクタ本体の横幅Wよりも大きい。そういうものとして、連結ナット2195は、連結ナット2195のフランジ付き面2196がリングコネクタ本体2104の上面2107に当たるとフランジ付き面2196が、リングコネクタ本体2104に対する、支柱コネクタ2140の枢動運動を防止するように連結ボルト2114のねじ部に沿って調節可能に位置付けられ得る。一方、連結ナット2195のフランジ付き面2196がリングコネクタ本体2104の上面2107から離れる方向に変位させられると、リングコネクタ本体に対する、支柱コネクタの枢動運動は、制御可能に行われ得る。一実施形態によれば、連結ナット2195は、連結ナット2195の平坦面2197上でみられる3つのディボットなどのマーカを備えた1つまたは複数の平坦面2197を備え得る。これらのマーカは、片持ちタブ2100からどれだけ多くの枢動運動(したがって、どれだけ多くのダイナマイゼーション)を加え、または取り除くことが可能であるかについての標識として使用することが可能である。そういうものとして、装置に対して加えるべきダイナマイゼーションの量を制御することが可能である。
【0187】
さらに図21Eに示すのは、ねじが切られていない、連結ボルト2114の平滑部2115である。好ましくは、連結ボルト2114の外径は固定リング内にある孔の内径と同様であり、よって、連結ボルト2114は、連結ボルト2114とリングとの間の最小の遊びを伴って、固定リングに対して片持ちタブ2100をしっかりと取り付けることが可能である。これは、片持ちタブ2100が固定リング2187にしっかりと取り付けられた図21Fに表す。片持ちタブ2100の一実施形態の別の斜視図を図21Gに表す。図21Gでは、完全に組み立てられた片持ちタブ2100は、支柱コネクタ2140、リングコネクタ本体2104、連結ボルト2114、連結ナット2195、およびピボットピン2180とともに表す。
【0188】
開示された複数の実施形態すべてに関し、付勢領域は、またはタブ全体も、適切な弾性および形状記憶を有する材料であって、そうした材料が、プラスチック、ポリマー、サーモプラスチック、金属、金属合金、複合材、樹脂、超高分子量ポリエチレン(UHMW)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ABSプラスチック、PLA、ポリアミド、ガラス充填ポリアミド、エポキシ、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリアクリレート、木材、竹、青銅、チタニウム、鋼、ステンレススチール、コバルトクロム合金、セラミック、ワックス、フォトポリマー、およびポリカーボネートから選択することが可能である材料で構成され得る。限定的でない特定の例では、ポリマーは、サーモプラスチックポリマー、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリシリコーン、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、フッ素プラスチック、フェノール樹脂、尿酸樹脂、メラミン、エポキシ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアクリレート樹脂、ポリケトン、ポリイミド、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリ(ヒドロキシナフトエ酸)、導電性ポリマー、ポリ(3ヘキシルチオフェン)、ポリフェニレン-ビニレン、ポリ(フェニレンビニレン)、ポリアニリン、またはそれらの組み合わせであり得る。他の適切な、および生体適合性を有する材料を利用することが可能である。別の実施形態によれば、付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、付加印刷プロセス(たとえば、3D印刷プロセス)によって製造することが可能である。付勢領域またはダイナマイゼーション装置は、装置の特定の設計および意図された用途、ならびに装置を備える材料に基づいて、機械加工、鍛造、または鋳造によって製造することも可能である。好適な材料は、上述した、医療グレードの、および生体適合性を有するプラスチック、または、チタニウム、ステンレススチール、316Lステンレススチール、コバルトクロム、およびそれらの合金などの生体適合性金属を含む。一部の実施形態によれば、装置は、プラスチックおよび金属の構成要素の組み合わせにより、複合またはハイブリッド装置として作られ得る。選択された材料は、多くの回数、変形させられた後、その元の構成に戻るのに十分な可塑性および形状記憶を有していなければならない。
【0189】
本明細書において説明された特定の実施形態を例証により、示し、および、本開示の限定として働くものでないことが理解されるであろう。本開示の主な特徴は、本開示の範囲から逸脱しない限り、種々の実施形態において用いることが可能である。当業者は、本明細書に説明された具体的な手順に対する数多くの同等物を、認識し、または、日常の実験を超えないものを使用して突き止めることができるであろう。そうした同等物は、本開示の範囲内にあるものとみなされ、および特許請求の範囲によって包含される。
【0190】
特許請求の範囲における、および/または本明細書における「comprising」との語とともに使用される場合の「a」または「an」との語の使用は、「one」を意味する場合があるが、「one or more」、「at least one」、および「one or more than one」の意味とも整合している。特許請求の範囲における「or」との語の使用は、代替物のみ、または代替物が相互排他的であることを表すことを明示していない限り、「and/or」を意味するために使用されるが、本開示は、代替物のみおよび「and/or」を表す定義を支持する。本出願にわたって、「about」との語は、値が、値を判定するために使用される装置、方法についての誤差の固有のばらつき、または研究対象間で存在するばらつきを含むことを示すために使用される。
【0191】
本明細書および特許請求の範囲において使用されるように、「comprising」(ならびに、「comprises」および「comprise」等などのcomprisingのいずれかの形式)、「having」(ならびに、「have」および「has」などのhavingのいずれかの形式)、「including」(ならびに、「includes」および「include」などのincludingのいずれかの形式)、または「containing」(ならびに、「contains」および「contain」などのcontainingのいずれかの形式)との語は、内包的であり、およびオープンエンドであり、ならびに、さらなる、記載されていない構成要素または方法工程を排除するものでない。
【0192】
本明細書において使用されるような「or combinations thereof」との語は、上記語に先行する列挙された項目の順列および組み合わせすべてを表す。たとえば、「A, B, C, or combinations thereof」は、A、B、C、AB、AC、BC、またはABC、および、特定のコンテキストにおいて順序が重要な場合には、さらに、BA、CA、CB、CBA、BCA、ACB、BAC、またはCABのうちの少なくとも1つを含むことを意図している。この例を続ければ、明示的に含まれるのは、BB、AAA、AB、BBC、AAABCCCC、CBBAAA、CABABB等などの、1つまたは複数の項目もしくは語の繰り返しを含む組み合わせである。当業者は、通常、コンテキストからそれ以外のやり方で明らかでない限り、そのいずれかの組み合わせにおける項目または語の数に対する限度が存在しないことを理解するであろう。
【0193】
本明細書において開示され、ならびに特許請求の範囲において記載された組成および/または方法すべては、本開示に照らして過度の実験なしで行い、および実行することが可能である。本開示の組成および/または方法は好ましい実施例について説明してきたが、本開示の範囲から逸脱しない限り、本明細書において説明された組成および/または方法に、ならびに、方法の工程もしくは、工程の系列において変形例が適用され得ることが当業者に明らかになるであろう。当業者に明らかなそうしたよく知られている代替例および修正例はすべて、添付の特許請求の範囲により、規定されたような、本開示の範囲内にあるとみなされる。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I
図4J
図4K
図4L
図4M
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図10C
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14A
図14B
図14C
図15
図15A
図15B
図15C
図15D
図15E
図15F
図16
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E
図16F
図16G
図17
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図18
図18A
図18B
図18C
図18D
図19
図19A
図19B
図19C
図19D
図20A
図20B
図20C
図21A
図21B
図21C
図21D
図21E
図21F
図21G