(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-24
(45)【発行日】2024-06-03
(54)【発明の名称】伸縮式サイズ可変キャリーケース
(51)【国際特許分類】
A45C 7/02 20060101AFI20240527BHJP
A45C 5/03 20060101ALI20240527BHJP
【FI】
A45C7/02 A
A45C5/03
(21)【出願番号】P 2023131776
(22)【出願日】2023-08-14
【審査請求日】2023-08-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522455261
【氏名又は名称】有限会社バイタルメディア
(72)【発明者】
【氏名】松口 貴司
【審査官】伊藤 孝佑
(56)【参考文献】
【文献】カナダ国特許出願公開第02936342(CA,A1)
【文献】国際公開第2020/033710(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0163425(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0000681(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0000230(US,A1)
【文献】米国特許第07874409(US,B1)
【文献】特開2002-136320(JP,A)
【文献】特表2021-517039(JP,A)
【文献】登録実用新案第3145621(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45C 1/00-15/08
A45F 3/00- 3/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハードケースと、
ソフトケース生地と、
キャリーハンドルと、
伸縮スライドハンドルレールと、
ソフトケース生地接合フレームと、
ソフトケース生地接合フレーム爪と、
天板と、
キャスターを備え、
正面板と背面板と側面板と底面板で構成した
前記正面板に被収納物が出し入れ可能な開閉部を設けた収納スペースとなる前記ハードケースを設け、
前記ハードケースの両側面内側に前記伸縮スライドハンドルレールを固定接合し、
4辺で構成した四角形状のフレームの内、1辺のみのフレームの両端を任意の寸法で残し、前記残した両端が前記ソフトケース生地接合フレーム爪となる形状で前記ソフトケース生地接合フレームを形成し、
前記ソフトケース生地接合フレームの側面部に当たる辺の内側と、前記伸縮スライドハンドルレール外側と、を固定接合し、前記伸縮スライドハンドルレール上部に前記天板を固定接合し、前記ソフトケース生地を前記ソフトケース生地接合フレーム外側と前記天板と
前記ハードケース内側に
固定接合して、前記ソフトケース生地が収納スペースとなるソフトケースを形成し、
一端の前記ソフトケース生地接合フレーム爪と他端の前記ソフトケース生地接合フレーム爪の間がソフトケース開閉部となり、
前記ソフトケースが前記ソフトケース生地接合フレームと前記伸縮スライドハンドルレールが固定接合されている構成により、前記伸縮スライドハンドルレールの伸縮機能に同調して
段階的に前記ソフトケースが上下に伸縮可変でき、前記ハードケースと前記ソフトケースの同時使用が可能となるとともに、前記ソフトケースのサイズが収納容量に応じて、段階的に伸縮可変できることを特徴とした伸縮式サイズ可変キャリーケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、底面フレームとソフトケース生地とソフトケース生地接合フレームと伸縮スライドハンドルレールと天板で構成した収納スペースとなるソフトケースが上下に伸縮し、ソフトケースのサイズを縦軸で可変することにより収納容量を変えるができる伸縮式サイズ可変キャリーケースに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、アルミやポリカーボネート等の硬質素材のハードケースタイプや、ナイロンやポリエステル等の素材のソフトケースタイプでのキャリーケースが知られている。
【0003】
従来、収納容量により、1泊2日用や75L等のように表記され、キャリーケースの寸法や容量が設定される。
【0004】
ところで、キャリケースを選ぶ際は、使用用途に応じたサイズや容量を選択し、場合によっては複数個所有しなければならない煩わしさがあった。
【0005】
そのため、ハードケースを2個重ね、上下伸縮させることにより、それぞれのハードケースの容量を利用して収納容量を増減するキャリーケースが提案されている。(非特許文献1参照)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【文献】https://www.veloluggage.com
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、非特許文献1の提案では、大きいハードケースと小さいハードケースが必要となるため重くなる課題があり、縮小する際は大きいハードケースが小さいハードケースを被せて縮小するため、小さいハードケースは一定以上の寸法でないと全体の収納容量に影響が出てしまう問題があった。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、底面フレームとソフトケース生地とソフトケース生地接合フレームと伸縮スライドハンドルレールと天板で構成した収納スペースとなるソフトケースが上下に伸縮し、無収納の時は平面状になるまで収縮し、且つ前記ソフトケースと収納スペースとなるハードケースが一体にもなり、前記ソフトケースと前記ハードケースを融合することができ、軽量で前記ハードケースの縦寸法を短く設計しても、前記ソフトケースの縦寸法を長く設計すれば収納容量に影響が出ないという融通性が高く、収納容量を増減することができる伸縮式サイズ可変キャリーケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために、以下に記載の手段よりなる。すなわち、ハードケースと、
ソフトケース生地と、
キャリーハンドルと、
伸縮スライドハンドルレールと、
ソフトケース生地接合フレームと、
ソフトケース生地接合フレーム爪と、
天板と、
キャスターを備え、
正面板と背面板と側面板と底面板で構成した前記正面板に被収納物が出し入れ可能な開閉部を設けた収納スペースとなる前記ハードケースを設け、
前記ハードケースの両側面内側に前記伸縮スライドハンドルレールを固定接合し、
4辺で構成した四角形状のフレームの内、1辺のみのフレームの両端を任意の寸法で残し、前記残した両端が前記ソフトケース生地接合フレーム爪となる形状で前記ソフトケース生地接合フレームを形成し、
前記ソフトケース生地接合フレームの側面部に当たる辺の内側と、前記伸縮スライドハンドルレール外側と、を固定接合し、前記伸縮スライドハンドルレール上部に前記天板を固定接合し、前記ソフトケース生地を前記ソフトケース生地接合フレーム外側と前記天板と前記ハードケース内側に固定接合して、前記ソフトケース生地が収納スペースとなるソフトケースを形成し、
一端の前記ソフトケース生地接合フレーム爪と他端の前記ソフトケース生地接合フレーム爪の間がソフトケース開閉部となり、
前記ソフトケースが前記ソフトケース生地接合フレームと前記伸縮スライドハンドルレールが固定接合されている構成により、前記伸縮スライドハンドルレールの伸縮機能に同調して段階的に前記ソフトケースが上下に伸縮可変でき、前記ハードケースと前記ソフトケースの同時使用が可能となるとともに、前記ソフトケースのサイズが収納容量に応じて、段階的に伸縮可変できることを特徴とした伸縮式サイズ可変キャリーケース。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、収納容量が少ない際は収納スペースとなるソフトケースのサイズが小さい状態で使用でき、収納容量が多い際は前記ソフトケースのサイズが大きい状態で使用でき、持ち運びの容量に合わせて前記ソフトケースのサイズを段階的に変えることが可能となり、前記ソフトケースと収納スペースとなるハードケースを一体に融合することができる伸縮式サイズ可変キャリーケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】組み立て乃至固定接合前に於ける各部品の名称の割り当てと、固定接合場所を矢 印で示した正面図である。
【
図2】底面フレームを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケース を最大に伸ばした際のキャリーケースの正面図である。
【
図3】
図2で示したキャリーケースに於いて、ソフトケース生地の固定接合前の内部構 造を示した斜視図である。
【
図4】底面フレームを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケース を最小に縮小した際のキャリーケースの正面図である。
【
図5】
図4で示したキャリーケースに於いて、ソフトケース生地の固定接合前の内部構 造を示した斜視図である。
【
図6】底面フレームを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケース を最大に伸ばした際のキャリーケースの背面図である。
【
図7】ソフトケース生地接合フレームに棚板を載せた際の斜視図である。
【
図8】ハードケースを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケース を最大に伸ばした際のキャリーケースの斜視図である
【
図9】
図8で示したキャリーケースに於いて、ソフトケース生地の固定接合前の内部構 造を示した斜視図である。
【
図10】ハードケースを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケー スの上半分を縮小したキャリーケースの斜視図である。
【
図11】
図10で示したキャリーケースに於いて、ソフトケース生地の固定接合前の内 部構造を示した斜視図である。
【
図12】ハードケースを下にし、ソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケー スを最小に縮小した際のキャリーケースの正面図である
【
図13】
図12で示したキャリーケースに於いて、ソフトケース生地の固定接合前の内 部構造を示した斜視図である。
【
図14】ハードケースを下にソフトケースを上にして固定接合し、前記ソフトケースを 最小に縮小させたキャリーケースの背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
【0013】
図1は、組み立て前の各構造部品を、矢印にて固定接合する箇所を示している。伸縮スライドハンドルレール7の最下部一端を底面フレーム1の一方内側側面に、前記伸縮スライドハンドルレール7の最下部他端を前記底面フレーム1の他方内側側面に接合部品10で固定接合し、ソフトケース生地接合フレーム6を前記伸縮スライドハンドルレール7のスライドが可能となる外側側面に、ソフトケース生地接合フレーム爪6aをファスナー開閉側とし、前記接合部品10で固定接合し、前記底面フレーム1の外側底面にキャスター9を4個前記接合部品で固定接合し、キャリーハンドル8を前記底面フレーム1の外側背面に前記接合部品10で固定接合し、ソフトケース生地2を前記ソフトケース生地接合フレーム6と前記ソフトケース生地接合フレーム爪6aと前記底面フレーム1の上部内側に1周回しながら前記ソフトケース生地2を前記接合部品10で固定接合し、前記ソフトケース生地2の正面側が開閉するように切り込みしソフトケース開閉部4を設け、前記ソフトケース開閉部4と前記ソフトケース生地2をファスナー3で接合し開閉可能にし、前記天板5に2箇所の穴を開け、前記伸縮スライドハンドルレール7の両レール1本ずつを前記天板5の2箇所の穴に通して前記接合部品10で固定接合し、前記ソフトケース生地2の上部と前記天板5の外側下部に1周回しながら前記接合部品10で固定接合する。前記ソフトケース生地接合フレーム6は、4辺中、1辺のフレームの両端の一部を残し、残した一部分が前記ソフトケース生地接合フレーム爪6aとなるように形成したフレームである。前記底面フレーム1は例えば、アルミニウムやABS樹脂、ポリカーボネート等硬質で軽い素材を使用してもよい。前記ソフトケース生地2は例えば、ナイロンやポリエステル、合成皮革等柔らかく軽量素材を使用してもよい。前記天板5は前記底面フレーム1と同様の素材を使用してもよい。前記接合部品10は例えば、かしめやボルト、ネジ、接着剤等を使用してもよい。前記伸縮スライドハンドルレール7は伸縮機能があり、一定箇所で固定と解除ができ、伸縮機能により前記ソフトケース生地接合フレーム6に固定接合された前記ソフトケース生地2が上下に伸縮する。前記伸縮スライドハンドルレール7の伸縮機能は、手元のスイッチで段階的に固定と解除ができ、材質は強度や設計に於いて自由に決めてよい。前記ソフトケース生地接合フレーム6の材質は強度や設計に於いて自由に決めてよい。前記キャリーハンドル8は伸縮機能があり、手元のスイッチで段階的に固定と解除ができ、材質は強度や設計に於いて自由に決めてよい。前記ファスナー3はスライダーを2個設けた両開き式でセキュリティーキーを設けてもよい。前記キャスター9は4個でなく2個でもよい。前記接合部品10全てに於いて、接合部品数と固定接合箇所は自由に決めてよい。
【0014】
図2は、
図1で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースの各構造部品を組み立て後、伸縮スライドハンドルレール7を最大に伸ばしソフトケースのサイズが最大時の正面図である。ソフトケース生地2はソフトケース生地接合フレーム6とソフトケース生地接合フレーム爪6aに接合部品10にて固定接合しているが、必要に応じて前記伸縮スライドハンドルレール7にも前記接合部品10にて固定接合してもよい。前記伸縮スライドハンドルレール7の本数は限定せずに、設計に於いて自由に決めてよい。ソフトケース開閉部4は下から上に開く仕様に限定せず、上から下に開く仕様でもよい。前記ソフトケース開閉部4は1箇所に限定せず、前記伸縮スライドハンドルレール7の伸縮段階に合わせて開閉するように、前記ソフトケース生地接合フレーム爪6aの各位置に合わせてファスナー3を接着させ、前記ソフトケース開閉部4を複数個設けてもよい。
【0015】
図3は、
図2で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、ソフトケース生地2を装着前の内部構造の斜視図である。本図に於いては、伸縮スライドハンドルレール7が4段階伸縮であり、ソフトケース生地接合フレーム6が3本での仕様であるが、ソフトケースの寸法に応じて、設計に於いて自由に決めてよい。
【0016】
図4は、
図2で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、伸縮スライドハンドルレール7の伸縮機能により、ソフトケースのサイズが最小に縮小し、キャリーハンドル8を半分ほど縮小した際の正面図である。前記ソフトケース生地2の材質はナイロンやポリエステル、合成皮革等柔らかく軽量素材を使用しているため、上下に伸縮が可能である。前記ソフトケース生地2の伸縮作用に、例えば各ソフトケース生地接合フレーム6の間に、蛇腹折りたたみとなるプリーツや折りたたみガイドとなる蛇腹型やシザーアームを前記ソフトケース生地2の内側に接着させて設けてもよい。例えば、幅寸法と奥行き寸法が大小異なるソフトケース生地接合フレーム6を交互に前記伸縮スライドハンドルレール7に固定接合し、前記伸縮スライドハンドルレール7を縮小した際に、前記ソフトケース生地2の収納性を向上させてもよい。幅寸法と奥行き寸法が大きい前記ソフトケース生地接合フレーム6を前記伸縮スライドハンドルレール7に固定接合する際、スペーサー等を使用してもよい。
【0017】
図5は、
図4で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、ソフトケース生地2を装着前の内部構造の斜視図である。天板5から底面フレーム1までの前記ソフトケース生地2が縮小する。伸縮スライドハンドルレール7が4段階伸縮であり、ソフトケース生地接合フレーム6が3本での仕様であるが、ソフトケースの寸法に応じて、設計に於いて自由に決めてよい。
【0018】
図6は、
図2で示した伸縮式サイズ可変キャリーケース背面図である。キャリーハンドル8が4段階伸縮の仕様であるが、設計に於いて自由に決めてよい。
【0019】
図7は、ソフトケース生地接合フレーム6に棚板11を載せた斜視図である。本図はバリエーションとしてソフトケース生地接合フレーム爪6aと前記ソフトケース生地接合フレーム6の背面フレームに取り外し可能の前記棚板11を載せて、セパレート収納が可能となる図を示している。前記棚板11の材質は硬質で軽量のものを使用する。例えば、アルミニウムや強化プラスチックなどを使用しても良い。前記ソフトケース生地接合フレーム爪6aに滑り止めゴムを固定接合してもよい。
【0020】
図8は、
図2で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、底面フレーム1の代わりに高さの寸法を大きくした正面板と背面板と側面板と底面板で構成したハードケース12を形成し、前記ハードケース12の前記正面板に開閉部を設けファスナー3を接合した前記伸縮式サイズ可変キャリーケースの斜視図である。前記ハードケース12の収納空間はソフトケースの収納空間と融合している。前記ハードケース12の開閉部分をハードケース開閉部13とし、前記ファスナー3に限定せず、例えばフレームタイプを設けてもよい。前記底面フレーム1の代わりに前記ハードケース12となるため、前記伸縮式サイズ可変キャリーケース全体の接合方法は
図1で示しているのと同じである。
【0021】
図9は、
図8で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、ソフトケース生地2を装着前の内部構造の斜視図である。本図に於いては、伸縮スライドハンドルレール7が2段階伸縮であり、ソフトケース生地接合フレーム6が1本での仕様であるが、ソフトケースの寸法に応じて、設計に於いて自由に決めてよい。前記伸縮スライドハンドルレール7の本数は限定せずに、設計に於いて自由に決めてよい。
【0022】
図10は、
図8で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、天板5から伸縮スライドハンドルレール7を1段階収縮した状態の斜視図である。前記伸縮スライドハンドルレール7の収縮分だけソフトケース生地2が収縮する。ソフトケース生地接合フレーム6からハードケース12の下部までが収納容量となる。
【0023】
図11は、
図10で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、ソフトケース生地2を装着前の内部構造の斜視図である。本図に於いては、伸縮スライドハンドルレール7が2段階伸縮であり、ソフトケース生地接合フレーム6が1本での仕様であるが、ソフトケースの寸法に応じて、設計に於いて自由に決めてよい。
【0024】
図12は、
図8で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、天板5から伸縮スライドハンドルレール7を全段階収縮し、ソフトケース生地2が平面状まで収縮した正面図である。本図に於いては、ハードケース12が収納容量となる。
【0025】
図13は、
図12で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、ソフトケース生地2を装着前の内部構造の斜視図である。本図に於いては、伸縮スライドハンドルレール7が2段階伸縮であり、ソフトケース生地接合フレーム6が1本での仕様であるが、ソフトケースの寸法に応じて、設計に於いて自由に決めてよい。
【0026】
図14は、
図12で示した伸縮式サイズ可変キャリーケースに於いて、キャリーハンドル8をハードケース12の背面板に固定接合を示した背面図である。本図に於いては、前記キャリーハンドル8が2段階伸縮であるが、設計に於いて自由に決めてよい。
【符号の説明】
【0027】
1 底面フレーム
2 ソフトケース生地
3 ファスナー
4 ソフトケース開閉部
5 天板
6 ソフトケース生地接合フレーム
6a ソフトケース生地接合フレーム爪
7 伸縮スライドハンドルレール
8 キャリーハンドル
9 キャスター
10 接合部品
11 棚板
12 ハードケース
13 ハードケース開閉部
【要約】
【課題】本発明はソフトケースが上下に伸縮し、前記ソフトケースのサイズの可変により、収納容量を増減することができる伸縮式サイズ可変キャリーケースを提供する。
【解決手段】底面フレーム1とソフトケース生地接合フレーム6と伸縮スライドハンドルレール7と天板5にソフトケース生地2を固定接合させ、前記伸縮スライドハンドルレール7の伸縮機能により前記伸縮スライドハンドルレール7に接合固定した前記ソフトケース生地接合フレーム6が同調し上下に移動することにより、前記ソフトケース生地2が同調し上下に伸縮し、前記ソフトケースのサイズの可変により、収納容量が増減でき、使用状態によりキャリーケースの大きさを変えることができる。
【選択図】
図2