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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-24
(45)【発行日】2024-06-03
(54)【発明の名称】爆風緩和チャンバを備えた地下原子炉
(51)【国際特許分類】
   G21C 1/00 20180101AFI20240527BHJP
   G21C 13/093 20060101ALI20240527BHJP
   G21C 9/00 20060101ALI20240527BHJP
【FI】
G21C1/00 220
G21C13/093
G21C9/00
【請求項の数】 21
(21)【出願番号】P 2023552006
(86)(22)【出願日】2021-12-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-01
(86)【国際出願番号】 US2021063082
(87)【国際公開番号】W WO2022182402
(87)【国際公開日】2022-09-01
【審査請求日】2023-10-31
(31)【優先権主張番号】17/183,923
(32)【優先日】2021-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523322357
【氏名又は名称】ガネサン, パルバンナナサン
(74)【代理人】
【識別番号】100158920
【弁理士】
【氏名又は名称】上野 英樹
(72)【発明者】
【氏名】ガネサン, パルバンナナサン
【審査官】大門 清
(56)【参考文献】
【文献】特開昭57-028295(JP,A)
【文献】特表2015-524559(JP,A)
【文献】米国特許第10714221(US,B2)
【文献】米国特許第10685751(US,B2)
【文献】米国特許第09502143(US,B2)
【文献】米国特許第09378855(US,B2)
【文献】米国特許第04971752(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 9/008
G21C 13/00
G21C 11/00
G21D 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
格納部材と、
該格納部材の内部区画に配置された原子炉と、
細長い中空の爆風トンネルと
を備えた地下原子炉であって、前記格納部材は、
(a)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、上面、及び下面を有する底壁と、
(b)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第1の端壁と、
(c)前記第1の端壁は、前記底壁の前記第1の端部から上方に延在することと、
(d)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第2の端壁と、
(e)前記第2の端壁は、前記底壁の前記第2の端部から上方に延在することと、
(f)前記格納部材の前記第2の端壁は、そこにドア用開口部が形成されることと、
(g)前記格納部材の前記第2の端壁の前記ドア用開口部に移動可能に配置されたドアであって、前記原子炉で爆発又は爆風が起こった時に、通常での閉鎖位置から開放位置へと移動されることができる前記ドアと、
(h)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第1の側壁と、
(i)前記第1の側壁は、前記底壁の前記第1の側部から上方に延在することと、
(j)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第2の側壁と、
(k)前記第2の側壁は、前記底壁の前記第2の側部から上方に延在することと、
(l)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、下面、及び上面を有する上壁と、
(m)前記上壁は、前記第1の端壁の前記上端、前記第2の端壁の前記上端、前記第1の側壁の前記上端、及び前記第2の側壁の前記上端の間に延在し、それにより前記格納部材は、これらの間に前記内部区画を画定することと、
(n)前記格納部材の前記上壁は地面より下に位置し、それによって前記格納部材は完全に地中に埋設されることと
を含み、前記爆風トンネルは、
(a)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、上面、及び下面を備えた底壁と、
(b)前記底壁の前記第1の側部から上方に延在し、上端、下端、第1の端部、第2の端部、内面、及び外面を有する直立した第1の側壁と、
(c)前記底壁の前記第2の側部から上方に延在し、上端、下端、第1の端部、第2の端部、内面、及び外面を有する直立した第2の側壁と、
(d)下端及び上端を有する第1の端壁であって、前記底壁の前記第1の端部において、前記第1の端壁は、前記第1の端壁に形成されたドア用開口部を有し、該ドア用開口部は、前記ドアが前記開放位置にある時に、前記格納部材の前記第2の端壁の前記ドア用開口部と連通する前記第1の端壁と、
(e)下端及び上端を有する第2の端壁であって、前記底壁の前記第2の端部において、前記第2の端壁は、前記第1の側壁と前記第2の側壁の間に延在する前記第2の端壁と、
(f)前記爆風トンネルの前記第1の端壁の前記上端、前記爆風トンネルの前記第2の端壁の前記上端、前記爆風トンネルの前記第1の側壁の前記上端、及び前記爆風トンネルの前記第2の側壁の前記上端に配置された上壁と、
(g)爆風トンネルの前記壁は、前記原子炉が爆発し、それによってそこからの爆風の力が生じた場合に、前記原子炉から破片を受けるように構成された爆風緩和チャンバを画定することと
を含む、地下原子炉。
【請求項2】
前記爆風トンネルの前記上壁は、そこに形成された屋根開口部を有し、屋根部が前記爆風トンネルに配置され、該屋根部は、前記屋根開口部を通常は閉じるが開放位置に選択的に移動可能であるようにして前記屋根開口部に配置される、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項3】
離して配置された複数の第1の偏向部が、前記爆風トンネルの前記第1の端部から前記爆風トンネルの前記第2の端部に向かって前記爆風トンネルを通る破片の経路に部分的にあるようにして、前記爆風トンネルの前記第1の側壁の前記内面に固定され、離して配置された複数の第2の偏向部が、前記爆風トンネルの前記第1の端部から前記爆風トンネルの前記第2の端部に向かって前記爆風トンネルを通る破片の経路に部分的にあるようにして、前記爆風トンネルの前記第2の側壁の前記内面に固定される、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項4】
前記第1の偏向部は、垂直方向に配置されて、水平方向に離して配置され、前記第2の偏向部は、垂直方向に配置されて、水平方向に離して配置される、請求項3に記載の地下原子炉。
【請求項5】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部はそれぞれ、角度を付けた形状を有する、請求項4に記載の地下原子炉。
【請求項6】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部は、コンクリート材料からなる、請求項3に記載の地下原子炉。
【請求項7】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部は、前記爆風トンネルの前記第1の側壁及び第2の側壁にそれぞれ選択的に取り外し可能に固定される、請求項3に記載の地下原子炉。
【請求項8】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部はそれぞれ上端及び下端を有し、前記下端は、前記爆風トンネルの前記底壁の前記上面に配置される、請求項3に記載の地下原子炉。
【請求項9】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部はそれぞれ、前記爆風トンネルの長手方向軸に対して角度を付けて配置される前面を有する、請求項3に記載の地下原子炉。
【請求項10】
前記格納部材がコンクリート材料からなる、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項11】
前記爆風トンネルがコンクリート材料からなる、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項12】
前記第1の端壁及び前記第2の端壁の前記ドア用開口部は、前記原子炉が修理又は交換のためにそこを通過できる大きさである、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項13】
前記屋根開口部は、前記原子炉が修理又は交換のためにそこを通過できる大きさである、請求項2に記載の地下原子炉。
【請求項14】
前記ドアは、前記閉鎖位置から前記開放位置へ選択的に移動可能である、請求項1に記載の地下原子炉。
【請求項15】
地中原子炉であって、
壁、底壁、第1の端壁、第2の端壁、第1の側壁、第2の側壁、上壁、及び内部区画を有する格納部材と、
前記格納部材の前記内部区画に配置された原子炉と、
前記格納部材の前記第2の端部は、そこに形成されたドア用開口部を有することと、
第1の端壁、第2の端壁、内面及び外面を有する第1の側壁、内面及び外面を有する第2の側壁、底壁、上壁、並びに爆風緩和チャンバを有する中空の爆風トンネルと、
前記爆風トンネルの前記第1の端壁は、前記格納部材の前記第2の端壁の前記ドア用開口部と連通するドア用開口部が形成されていることと、
前記第1の端壁及び前記第2の端壁の前記ドア用開口部に移動可能に配置されたドアと、
前記ドアは、通常は閉じられているが、前記原子炉が爆発して予め設定された爆風の力が作用した際に開放位置に移動可能であり、それにより爆発した前記原子炉からの破片が、前記第1の端壁及び前記第2の端壁の前記ドア用開口部を通過して前記爆風緩和チャンバに至ることと
を含む地中原子炉。
【請求項16】
離して配置された複数の第1の偏向部が、前記爆風トンネルの前記第1の側壁の前記内面に取り付けられ、離して配置された複数の第2の偏向部が、前記爆風トンネルの前記第2の側壁の前記内面に取り付けられる、請求項15に記載の地中原子炉。
【請求項17】
前記第2の偏向部は、前記第1の偏向部に対してずれている、請求項16に記載の地中原子炉。
【請求項18】
前記第1の偏向部及び第2の偏向部は、前記爆風トンネルの前記第1の側壁の前記内面及び第2の側壁の前記内面に選択的に取り外し可能に固定される、請求項16に記載の地中原子炉。
【請求項19】
前記爆風トンネルの前記上壁が、そこに形成されて屋根部分によって選択的に閉じられる開口部を有する、請求項15に記載の地中原子炉。
【請求項20】
前記第1の端壁及び前記第2の端壁の前記ドア用開口部は、前記原子炉がそこを通過できる大きさである、請求項15に記載の地中原子炉。
【請求項21】
前記爆風トンネルの前記上壁、前記原子炉が通過できる大きさの開口部を有する、請求項20に記載の地中原子炉。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
出願人であるパルバンナナサン ガネサン(米国民、ネブラスカ州の居住者、郵便宛先:ネブラスカ 68130,オマハ,サウス 185ス サークル 1408)は、以下の明細書に記載される発明について特許が認められることを願う。
【0002】
本発明は原子炉に関する。より詳細には、本発明は地下原子炉に関する。更に詳細には、本発明は、爆風緩和チャンバが接続された地下原子炉に関する。
【背景技術】
【0003】
原子炉システムは、戦争又はテロが発生した場合に炉を保護するために提供されている。出願人は、原子炉の分野において重要な進歩を示す複数の特許を前に受けている。例えば特許文献1~6を参照されたい。しかしながら、出願人のこれまでの特許はいずれも、保守又は交換のために原子炉をその格納部材から取り出すために便利な手段を扱っていない。更に、出願人のこれまでの特許や出願人が知っている先行技術特許はいずれも、原子炉の爆風又は爆発が発生した場合にこのような爆風又は爆発を緩和することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許第9,378,855号明細書
【文献】米国特許第9,396,823号明細書
【文献】米国特許第9,502,143号明細書
【文献】米国特許第10,170,209号明細書
【文献】米国特許第10,685,751号明細書
【文献】米国特許第10,714,221号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この「発明の概要」は、以下の「発明を実施するための形態」で更に説明される複数の概念の選択を、簡略化された形式で導入するために提供される。この「発明の概要」は、本発明の重要な態様又は必須の態様を特定することを意図したものではない。更にこの「発明の概要」は、本発明の範囲を決定することの助けとして使用されることを意図したものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
出願人の係属中の、発明の名称「受動冷却及び放射線洗浄を備えた二重格納型原子炉」である2020年12月30日出願の米国特許出願第17/138,217号では、当該技術分野における改良が説明されている。本発明はこの係属中の出願の発明と極めて良好に共に機能するので、本発明の適切な背景を定めるために、その係属中の出願をここで開示及び反復する。
【0007】
本発明が関係する地下原子炉は、以下を有する格納部材を含む。
(a)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、上面、及び下面を有する底壁と、
(b)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第1の端壁と、
(c)上記第1の端壁は、上記底壁の上記第1の端部から上方に延在することと、
(d)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第2の端壁と、
(e)上記第2の端壁は、上記底壁の上記第2の端部から上方に延在することと、
(f)上記格納部材の上記第2の端壁は、そこにドア用開口部が形成されることと、
(g)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第1の側壁と、
(h)上記第1の側壁は、上記底壁の上記第1の側部から上方に延在することと、
(i)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第2の側壁と、
(j)上記第2の側壁は、上記底壁の上記第2の側部から上方に延在することと、
(k)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、下面、及び上面を有する上壁と、
(l)上記上壁は、上記第1の端壁の上記上端、上記第2の端壁の上記上端、上記第1の側壁の上記上端、及び上記第2の側壁の上記上端の間に延在し、それにより上記格納部材は、これらの間に内部区画を画定することと、
(m)上記格納部材の上記上壁は地面より下に位置し、それによって上記格納部材は完全に地中に埋設されること。
【0008】
本発明は、細長い、水平に配置された中空の爆風トンネルを含み、これは爆風チャンバを含み、上記爆風チャンバは、上記係属中の出願の上記格納部材の上記第2の端壁から延在し、更に以下を含む。
(a)第1の端部、第2の端部、第1の側部、第2の側部、上面、及び下面を有する底壁と、
(b)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第1の側壁と、
(c)上記第1の側壁は、上記底壁の上記第1の側部から上方に延在することと、
(d)下端、上端、内面、外面、第1の端部、及び第2の端部を有する直立した第2の側壁と、
(e)上記第2の側壁は、上記底壁の上記第2の側部から上方に延在することと、
(f)下端及び上端を有する直立した第1の端壁と、
(g)上記第1の端壁は、上記第1の側壁の上記第1の端部と上記第2の側壁の上記第1の端部との間に延在することと、
(h)下端及び上端を有する直立した第2の端壁と、
(i)上記第2の端壁は、上記第1の側壁の上記第2の端部と上記第2の側壁の上記第2の端部との間に延在することと、
(j)上記第1の端壁の上記上端、上記第2の端壁の上記上端、上記第1の側壁の上記上端、及び上記第2の側壁の上記上端を覆うように延在する上壁と、
(k)上記上壁には、屋根部分によって選択的に閉鎖される屋根開口部が形成されていることと、
(l)上記爆風トンネルの上記第1の端壁には、上記格納部材の上記第2の端壁の上記ドア用開口部と連通するドア用開口部が形成されいることと、
(m)上記格納部材の上記第2の端壁の上記ドア用開口部、及び上記爆風トンネルの上記第1の端壁の上記ドア用開口部に、移動可能に配置されたドアであって、爆風の力によって通常での閉鎖位置から開放位置へと移動されることができる上記ドアと、
(n)上記ドアは、交換及び/又は修理のために上記原子炉を上記格納部材から取り出すことができるように、選択的に開放されることもできること。
【0009】
好ましい実施形態では、上記爆風トンネルはコンクリートからなる。好ましい実施形態では、偏向部が、上記爆風トンネルの上記側壁に、選択的かつ着脱可能に固定される。
【0010】
本発明の主な目的は、地下原子炉と共に使用するための爆風緩和チャンバを提供することである。
【0011】
本発明の更なる目的は、爆発する地下原子炉の爆風を緩和するだけでなく、修理又は交換のために炉が地下格納部材から移動されることができるようにするために使用されることもできる爆風チャンバを含む、爆風緩和アセンブリを提供することである。
【0012】
本発明の更なる目的は、爆発した炉の放射線が大気中に到達するのを低減する、本明細書で説明されるタイプの爆風緩和アセンブリを提供することである。
【0013】
これらの目的及び他の目的は、当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の限定でなくかつ完全ではない実施形態について、添付の図面を参照して説明する。特別の定めのない限り、同様の符号は様々な図を通して同様の部品を示す。
図1】上記係属中の出願の発明の第1の実施形態の断面図である。
図2】上記係属中の出願の発明の第1の実施形態の断面図であり、ここでは冷却水が、重力流によって上記発明の第2の格納部材の内部に供給されている。
図3】上記係属中の出願の発明の第1の実施形態の一部断面である上面図である。
図3A】上記係属中の出願の発明の第1の実施形態の一部断面である上面図であり、ここではその配管のうちのいくつかが、図3に示されるように第1の格納部材の端部ではなく、第1の格納部材の側部を通って延在している。
図4】上記係属中の出願の発明の第2の実施形態の断面図を示し、これは第1の格納部材が2つのコンクリート層で構成されて、その間に可撓性かつ水不浸透性の材料を有すること以外は、図1の発明の第1の実施形態と同じである。
図5】上記係属中の出願の発明の第3の実施形態の断面図を示し、これは第1の格納部材のコンクリートの底壁が、2つのコンクリート層に形成された、ずらされかつ離された複数の伸縮目地を有すること以外は、図4と同じである。
図6】上記係属中の出願の第2の格納部材とその中の炉容器の一部垂直断面図である。
図7】上記係属中の出願のその中に炉容器を有する第2の格納部材の一部水平断面図である。
図8】上記係属中の出願の発明から拡張される本発明の一部上面断面図である。
図8A】原子炉に爆発又は爆風が生じ、それによってドアが爆風チャンバに開放されていること以外は図8と同様である、一部上面断面図である。
図8B図8Aと同様の一部上面断面図である。
図9】本発明の一部側面断面図であり、爆風チャンバから上げられた破線で表された爆風チャンバの屋根部を示す。
図9A図9と同様の一部側面断面図である。
図10】爆風チャンバの一部端面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
上述したように、上記係属中の出願の明細書及び図面を本出願で反復し、本願の発明を以下で詳細に説明する。複数の実施形態が、添付の図面の参照でより完全に説明され、その図面は本出願の一部を形成し、例示により特定の実施形態を示す。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分に詳細に開示されている。しかしながら、実施形態は多くの異なる形態で実施されることができ、本明細書に記載の実施形態に限定されるものとして解釈されるべきでない。従って、以下の詳細な説明は、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲のみによって定められるという点において、限定的な意味に理解されるべきでない。
【0016】
出願人は、原子炉に関する特許文献1~6の特許を前に受けている。出願人によるこれまでの特許は浮体式原子炉に関するものであり、本発明は地下二重格納型原子炉に関するものであるが、出願人は、必要に応じて本開示を完全なものにするために、上記で特定した特許の開示全体を参照によって本出願に援用する。更に、本明細書で使用される場合、用語「流体」は蒸気を含むことができる。
【0017】
本発明の地下二重格納型原子炉は、符号10で示される(図1)。地下二重格納型原子炉10が埋設される用地は符号12で示され、その地面又は上面は符号14で示される。
【0018】
地下二重格納型原子炉10は、第1の格納部材16を含む。格納部材16は底壁18を含み、これは第1の端部20、第2の端部22、第1の側部24、第2の側部26、上面28、及び下面30を有する。直立した第1の端壁32は、下端34、上端36、第1の端部38、及び第2の端部40を有する。図示されるように、端壁32は外面38’及び内面40’を有する。直立した第2の端壁42は、下端44、上端46、第1の端部48、及び第2の端部50を有し、底壁18の端部22から上方に延在する。図示されるように、端壁42は外面50’及び内面48’を有する。
【0019】
直立した第1の側壁52は、第1の端部54及び第2の端部56を有し、底壁18の第1の側部24から上方に延在する。側壁52の端部54は、端壁32の端部38に連結されている。側壁52の端部56は、端壁42の端部48に連結されている。
【0020】
直立した第2の側壁58は、第1の端部60及び第2の端部62を有し、底壁18の第2の側部26から上方に延在する。側壁58の端部60は、端壁32の端部40に連結されている。側壁58の端部62は、端壁42の端部50に連結されている。
【0021】
符号64は、第1の格納部材16の上壁又は屋根を示し、これは端壁32の上端36、端壁42の上端46、側壁52の上端、及び側壁58の上端の上に配置され、これらに連結されている。図示されるように、上壁又は屋根64は上面又は地面14より下に位置し、用地12に完全に埋設され、これによって空爆、ミサイル攻撃、又は他のテロ行為若しくは戦争行為に対する保護が提供される。図3及び3Aに示されるように、格納部材16は、その上端から見たときに楕円形の構成を有してもよく、又は図1に示されるような長方形の形状を有してもよい。長方形の構成が採用される場合、格納部材16の側壁及び端壁の上端が、丸みを帯びた部分を備えてもよい。
【0022】
第1の格納部材16は、好ましくはコンクリートからなるが、鋼などからなることもできる。図面に示されるように、図1の単一のコンクリート層の何らかの他の変形例を採用してもよい。符号65は、格納部材16の内部に配置される、任意のタンク又はフレームを示す。タンク65は、特許文献5で説明及び図示されているバージ32と同じであり、タンク65が底壁、第1の端壁、第1の側壁、第2の側壁、開放された第2の端部、及び開放された上端を有すること以外に詳細は記載されない。タンク65は、ステンレス鋼、鋼、鉄、アルミニウム、又は他の適した材料などの金属材料からなる。
【0023】
直立した第2の格納部材66は、図示されるように、第1の格納部材16の内部であってタンク65内に配置される。格納部材66は好ましくは鋼からなるが、他の材料で形成されることもできる。格納部材66は、概ね円筒状の本体部68、下部70、及び上部72を有するものとして説明される。格納部材66は、特許文献4、5、6において原子炉59がバージ32の一端を閉鎖するのと全く同様に、タンク65の開放された第2の端部を閉鎖する。
【0024】
格納部材66は、その上部72に固定された水出口74を有する。格納部材66は、以下で更に詳述されるように、その上部72に形成された排気口76も有する。格納部材66は、その下部70に形成された、一方向給水口又はパイプ78も有する。図示されるように、格納部材16の底壁18の上面28に配置された任意のタンク65を使用する場合、格納部材66の下端はタンク65の底壁の上面に配置される。任意のタンク65を使用しない場合、格納部材66の下端は格納部材16の底壁18の上面28に配置される。
【0025】
符号80は原子炉容器を示し、これは格納部材66内に配置され、内部区画82を有する。説明のために、炉容器80は、上端84及び下端86を有するものとして説明される。炉容器80は格納部材66から離されており、これらの間に内部区画88が定められる。炉容器80の内部区画82は、従来の方式で流体90及びロッド92を含む。給水口78は内部区画88と流体連通する。排水口74は、格納部材16の内部と流体連通する。
【0026】
容器80には、半径方向の複数の離された配管94を備え、これらは炉容器80の上部において、炉容器80から外に向かって延在する。弁96、98が、各配管94に与えられる。垂直に配置された細長い冷却配管99は、内部区画88内において、各弁98の流出側から下向きに延在する。1対の弁100、102が、各冷却配管99の下端に与えられる。各弁102の排出側は、容器80の内部区画82と連通したパイプ104と連通する。
【0027】
配管106は、容器80の上端84の下方において容器80から延在し、格納部材68を通って外に向かって延在し、そこに弁108が与えられる。配管110は、容器80の下端において容器80から延在し、配管110の内側端部は、容器80の内部区画82と流体連通する。弁112及び電動ポンプ114が、配管110に与えられる。各配管94に2つの弁96、98を接続する理由は、これら2つの弁のうちの一方が正常に機能しない場合に、バックアップ用の弁を提供するためである。各配管104に2つの弁100、102を接続する理由は、これら2つの弁のうちの一方が正常に機能しない場合に、バックアップ用の弁を提供するためである。
【0028】
符号116は、図示されるように格納部材66に隣接して配置された、直立した熱交換器を示す。熱交換器116は直立した外側支持体118を含み、この外側支持体118の下端は、タンク65が使用される場合には、タンク65の底壁上に載置される。タンク65が使用されない場合には、熱交換器116の下端は格納部材16の底壁18上に載置される。容器120が、外側支持体118内に配置される。外側支持体118及び容器120は、これらの間に内部区画122を画定する。場合によっては、外側支持体118は必要でないこともある。いずれの場合であっても、流体124が容器120内に収容されている。
【0029】
容器80の内部から延在する配管106、110は、格納部材66を通って外に向かって延在し、熱交換器116の外側支持体118を通って容器120の内部へ至り、容器120の内部に配置された垂直に配置された配管126に接続される。
【0030】
ここで図面を参照すると、配管128は、容器120の上端から外側支持体118を通って、発電器などの装置132を駆動する従来のタービン130まで延在する。配管134は、タービン130から従来の復水器136まで延在する。給水ライン138は復水器136から延在し、そこに弁140、142が与えられる。ライン138には、任意のポンプ144も与えられる。ライン146は、復水器136から格納部材16の端壁42を通って用地12の地中へ外に向かって延在する。ライン146には、弁148、150が与えられる。ライン146には、任意のポンプ152も与えられる。
【0031】
符号154は、格納部材16の端壁42を通って用地12の地中へ外に向かって延在する配管を示す。配管154には、弁156と、任意のポンプ158とが与えられる。配管160は、復水器136から熱交換器116の容器120の内部区画124まで延在する。
【0032】
図3Aの構造は、配管138、146、154が、格納部材16の端壁42ではなく格納部材16の側壁52を通って外に向かって延びること以外は、図3の構造と同じである。
【0033】
ライン又は配管138は、復水器136から、地面14以下に配置された水源162まで延在する。水源162は、単一のタンク、又は図3及び3Aに示されるように水で満たされた楕円形の物体であってもよい。図示されるように、水源162はコンクリートで内側を覆われている。ライン138に関して、必要な水は重力によって復水器136に供給されるが、ポンプ144は、十分な量の水が復水器136に供給されることを確実にする。
【0034】
図1に示されるように、ライン又は配管164は、水源162を格納部材16の内部と流体接続する。ライン164には弁166が与えられる。やはり図1に示されるように、ライン又は配管168は、冷却水を格納部材66の内部区画88に供給するために、水源162と流入パイプ78とを流体接続する。弁170がライン168に与えられる。ライン168は、可撓性部分又はたるんだ部分172も含む。
【0035】
符号174は、ベント176を有する従来の放射線スクラバを示す。配管178は、図1に示されるように、放射線スクラバ174を格納部材16の内部に接続する。ライン180は、放射線スクラバ174を、格納部材66の上端の出口管76に接続する。ライン180は、そこに可撓性部分182を含む。
【0036】
図2は、冷却水が重力流によって格納部材66の区画88の内部に供給されて、炉容器80を取り囲んでいること以外は、図1と同じである。区画88内の余分な水は、出口管74から格納部材16の内部へと流出する。格納部材16の上部の放射性蒸気は、ライン178を通じて放射線スクラバ174へと上方に移動する。内部区画88の上部の放射性蒸気は、ライン180を通じて放射線スクラバ174へと上方に移動する。
【0037】
図1に示されるようにして、本発明の原子炉が従来の方式で機能している時、ライン164の弁166及びライン168の弁170は閉じられる。ライン106の弁108及びライン110の弁112は開放され、ライン110のポンプ114が作動される。炉容器80の内部区画82で生成された加熱された流体又は蒸気は、配管106によって熱交換器116へと排出される。熱交換器116内の加熱された流体は、配管106及び弁108を通り、配管126を通り、配管110、ポンプ114、及び弁112を外に向かって通り、炉容器80の区画82の内部に至る。この流れは、電動ポンプ114によって補助される。
【0038】
本発明の原子炉が従来の方式で機能している時、流体が冷却配管99を通ることができるように、弁96、98、100、102は開放される。配管99のうちの1つが破損している場合、関係する配管99の弁96、98、100、102を閉じて破損した配管99からの流体の損失を回避する。各配管94の外側端部に2つの弁96、98を有する理由は、これらの弁のうちの一方が正常に機能しない場合に、これらの弁のうちの一方をバックアップ用の弁として機能させるためである。各冷却配管99の下端に2つの弁100、102を有する理由も同様である。
【0039】
熱交換器116内の容器120内の加熱された流体又は蒸気124は、ライン128を通ってタービン130へと移動し、タービン130を従来の方式で駆動する。タービン130は、装置132を従来の方式で駆動する。タービン130内の流体又は蒸気は、配管134によってそこから復水器136へと排出される。復水器136に供給された流体又は蒸気は、ライン160によって容器120の下端へと戻される。
【0040】
原子炉が過熱又は過圧状態となった場合、ライン168の弁170が開放され、重力によって格納部材66の内部区画88を満たすために水を供給する。内部区画88内の冷却水は、冷却配管99を取り囲む。弁96、98、100、102は通常は開放されており、これにより内部区画82からの高温の流体が、内部区画82の上端から冷却配管99を通って内部区画82の下端へと循環することができる。冷却配管99内の高温の流体からの熱は、冷却配管99の壁を通って冷却配管99を取り囲んでいる冷水へと伝わる。これによって、冷却配管99の内側の流体が冷却される。流体が冷却されると、高温の流体よりも密度が高くなって容器80の下部へと下がる。容器80内では、高温のロッド92からの残留熱が流体を加熱し、流体の密度が低くなる。密度の低い流体は上昇して容器80の上部へと移動して、冷水に取り囲まれた配管99の上端に入り、冷却配管99内で再び冷えることによって、対流サイクルが生じる。この対流サイクルが、炉の冷却をもたらす。
【0041】
必要に応じて、水源162からの冷却水が格納部材16の内部を満たすように、弁166が開放されてもよい。第1の格納部材16内の水位は、ライン154内の弁156及びポンプ158によって制御される。
【0042】
要約すると、出願人のこれまでの特許に対する、上記係属中の出願の発明の新たな特徴は、以下の通りである。
1.上記発明の原子炉が完全に地下にあるという事実により、原子炉が、空爆、ミサイル攻撃、テロなどから保護される。
2.上記発明は、炉から排出されている放射性蒸気の放射線洗浄によって、より高いレベルの放射線防護を公衆に提供する。
3.簡略化された受動冷却システムは、第2の格納部材の内部に冷却水を供給することによって、その中の冷却ループを冷却する。
4.第1の格納部材の床に配置されたタンクが使用される場合、炉はタンクの床に配置される。
5.タンクが使用されない場合、炉は第1の格納部材の床に配置される。
6.複数のバックアップ用の弁が提供される。
【0043】
符号190は、本発明の爆風緩和アセンブリを示す。上記係属中の出願の地下原子炉は、爆風緩和アセンブリの接続に適応するためにいくらか修正されている。格納部材16の端壁22は部分的に取り払われて、原子炉80、熱交換器116、及び関連する設備が修理又は交換のために通ることができる十分な大きさのドア用開口部192をそこに形成する。水源162の右端は、図8、8A、及び8Bに示されるように取り除かれて、水源162の右端は密閉又は閉鎖される。
【0044】
爆風緩和アセンブリ190は、内側端部194及び外側端部196を有する細長い中空トンネル部材193を含む。トンネル部材193は、水平に配置された底壁198と、直立した外側端壁200と、上壁202と、第1の側壁204と、第2の側壁206とを含む。トンネル部材193の壁198、200、202、204、206は、内部の爆風緩和チャンバ208を画定する。爆風緩和チャンバ208の内側端部は、そこに形成されたドア用開口部210を有し、これは格納部材16のドア用開口部192と一致する。ドア212は、ドア用開口部192、210にヒンジで取り付けられ、好ましくは鋼からなる。ドア212は通常閉じられているが、以下で詳述されるように、開放位置へと動かされることができる。
【0045】
垂直に配置された細長い複数の偏向部214が、壁204の内側表面に、図示されるように水平方向に間隔を空けて固定される。垂直に配置された細長い複数の偏向部214は、壁206の内側表面にも、図示されるように水平方向に間隔を空けて固定される。図示されるように、壁204から内向きに延在する偏向部214は、壁206から内向きに延在する偏向部214に対して、水平方向にずれている。好ましくは、偏向部214はコンクリートからなるが、必要であれば鋼などで構成されてもよい。
【0046】
好ましくは、各偏向部214は、角度の付いた前面214A及び後面214Bを定める三角形の断面又は台形の断面を有する。好ましくは、偏向部214の下端は底壁198の上面に載置される。好ましくは、偏向部214は、フランジ216及びボルト218によって、各側壁に選択的に固定される。フランジ216の内側端部は各偏向部214に埋め込まれ、その外側端部は各側壁にボルト留めされる。各側壁に対する偏向部214のその取り付けにより偏向部をチャンバ208から取り外すことができ、チャンバ208の内部の清掃や、修理又は交換のためにチャンバ208を通って原子炉を移動させることも可能である。符号220は、上壁202に形成された屋根開口部222を選択的に閉鎖する屋根部分を示す。爆風緩和チャンバ208の放射線をろ過して放出するために、複数の放射線ろ過器224が爆風緩和チャンバ208と連通する。
【0047】
炉80及び熱交換器116を修理又は交換しなければならない時は来る。そのような場合には、屋根部分220を持ち上げて屋根開口部222を開放する。次にドア212をその開放位置へと移動させる。通常は、壁204、206での偏向部214は爆風チャンバ198から取り外され、これによって炉80などが格納部材16から取り外されることができる。次に炉80などが、修理又は交換のために、ドア用開口部192、210を通って、爆風チャンバ208を通って、そして外に向かって屋根開口部222を通って移動される。
【0048】
ドア212は、過圧によって炉が砕ける予め設定された爆風圧を受けた場合にドア212を開放するように設計された、閉鎖機構を含む。炉の粉砕は、蒸気発生器、タービン、発電器、復水器、及び支持構造体などの格納部材16内の他の構成部品の粉砕及び大破ももたらす。砕けた炉及びそれに関連する構成部品はドア212に衝突し、ドア212は爆風の力によって開放され、それによって大破した炉及び他の構成部品の破片が、ドア用開口部192、210を通って爆風緩和チャンバ208内へと吹き飛ばされる。
【0049】
圧力波及び砕けた炉の破片は、壁204での最も内側の偏向部214に衝突し、それによって爆風の力のいくらかの低減をもたらす。砕けた炉及び構成部品の破片は、壁206での次の偏向部214に向かって向きを変えられ、そこからチャンバ208の端部まで、複数の偏向部214を行き来し、それによって砕けた破片が偏向部214の前面に衝突するたびに爆風の力は低減される。最終的に、爆風の力は、屋根部分220を開放できるような安全なレベルまで低減され、それにより爆風緩和チャンバ208が清掃され、格納部材16も清掃されることができる。放射線ろ過器224は、爆風緩和チャンバ208の放射線をろ過して放出する。放射線ろ過器224もまた、爆風チャンバ208内の圧力を多少低下させる。
【0050】
従って、本発明が少なくとも上述した目的の全てを達成することが、理解されることができる。
【0051】
本発明を特定の構造及び方法のステップに特定した記載で説明したが、添付の特許請求の範囲において本発明は、記載されたその特定の構造及び/又はステップに必ずしも限定されないことが理解される。むしろ、特定の態様及びステップは、本発明の実施の形態として記載される。本発明の多数の実施形態が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく実施されることができるため、本発明は、以下に添付される特許請求の範囲による。
【符号の説明】
【0052】
10 地下二重格納型原子炉
12 用地
16 第1の格納部材
65 タンク又はフレーム
66 第2の格納部材
80 原子炉容器
116 熱交換器
162 水源
174 放射線スクラバ
190 爆風緩和アセンブリ
193 トンネル部材
210 ドア用開口部
212 ドア
214 偏向部
220 屋根部分
224 放射線ろ過器
図1
図2
図3
図3A
図4
図5
図6
図7
図8
図8A
図8B
図9
図9A
図10