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特許7494313装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-24
(45)【発行日】2024-06-03
(54)【発明の名称】装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20240527BHJP
   H04N 21/431 20110101ALI20240527BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20240527BHJP
【FI】
H04N21/436
H04N21/431
G06F3/04842
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022558009
(86)(22)【出願日】2021-03-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-10
(86)【国際出願番号】 CN2021082246
(87)【国際公開番号】W WO2021190466
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-11-02
(31)【優先権主張番号】202010225233.7
(32)【優先日】2020-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202010419691.4
(32)【優先日】2020-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ミンジアン
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,シンユィ
(72)【発明者】
【氏名】ニン,ミンイン
(72)【発明者】
【氏名】ジエン,ホォンゼォ
【審査官】大西 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-003403(JP,A)
【文献】特表2017-516178(JP,A)
【文献】特開2013-223083(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0029913(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0127799(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0338177(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0304507(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102685579(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第103037244(CN,A)
【文献】Jiaxu Sun et al.,Controlling Smart TVs Using Touch Gestures on Mobile Devices,2015 IEEE 12th Intl Conf on Ubiquitous Intelligence and Computing and 2015 IEEE 12th Intl Conf on Autonomic and Trusted Computing and 2015 IEEE 15th Intl Conf on Scalable Computing and Communications and Its Associated Workshops (UIC-ATC-ScalCom),米国,IEEE,2015年,UIC-ATC-ScalCom-CBDCom-IoP 2015,1222-1229,https://ieeexplore.ieee.org/stamp/stamp.jsp?tp=&arnumber=7518401
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 -21/858
G06F 3/048- 3/0489
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法であって、
第1の装置により、第2の装置によって送信された第1の再生情報を受信することであって、該第1の再生情報は、前記第2の装置によって再生された第1のマルチメディアコンテンツに対応し、前記第1の装置及び前記第2の装置は、同じ無線ネットワーク内に位置する、ことと、
前記第1の装置により、前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードと、第3の装置によって再生される第2のマルチメディアコンテンツに対応する第2の再生コントロールカードとを表示することであって、該第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、該第2のコントロールは、前記第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御するために用いられる、ことと、
前記第1のコントロールに対して行われる第1のユーザ入力に応答して、前記第1の装置により、前記第1の再生情報に基づいて、サーバから前記第1のマルチメディアコンテンツを取得し、前記第1の再生情報に基づいて前記第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の装置により、前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示することは、
第1のインターフェイスに左から右にスライドし、前記第1の装置のホーム画面上で行われるスライディングジェスチャに応答して、前記第1の装置により、前記第1のインターフェイス内に前記第1の再生コントロールカードを表示すること、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のコントロールは、音量アイコン、音量表示バー、再生アイコン、再生進捗表示バー、巻き戻しアイコン、早送りアイコン又は次のエピソードアイコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の再生情報は、前記第1のマルチメディアコンテンツの識別子及び前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗状況を含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の再生情報は、前記第1のマルチメディアコンテンツのソースアドレス、前記第1のマルチメディアコンテンツの再生状態、前記第1のマルチメディアコンテンツの音量状態又は前記第1のマルチメディアコンテンツの再生音量のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の装置によって再開された前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗は、前記第2の装置によって再生された前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗と同じである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記第1のコントロールに対して行われる前記第1のユーザ入力に応答して、前記第1の装置により、前記第1のマルチメディアコンテンツを再生するために用いられるアプリケーションを開くこと、
をさらに含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の再生コントロールカードは前記第1のインターフェイスに表示される、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の装置は第1の領域に関連し、前記第3の装置は第2の領域に関連し、前記第1の再生コントロールカード及び前記第2の再生コントロールカードの表示効果は、前記第1の装置と、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれとの位置関係に基づいて決定される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の再生コントロールカード及び前記第2の再生コントロールカードの表示効果が前記第1の装置と、前記第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれとの位置関係に基づいて決定されることは、
前記第1の装置が前記第1の領域に位置する場合、前記第1のインターフェイス内の前記第1の再生コントロールカードの表示位置は、前記第2の再生コントロールカードの表示位置の上である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、
前記第1の装置が前記第2の領域に位置する場合、前記第1のインターフェイス内の前記第2の再生コントロールカードの表示位置は、前記第1の再生コントロールカードの表示位置の上であり、
前記第1の装置は第1のプロンプト情報を表示し、該第1のプロンプト情報は前記第3の装置上で前記第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開するかどうかを示すために用いられる、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記第2のコントロールに対して行われた第2のユーザ入力に応答して、前記第1の装置により、再生制御コマンドを前記第2の装置に送信することと、
前記再生制御コマンドに対応する応答メッセージを前記第1の装置が受信しない場合に、前記第1の装置により、第1のプロンプト情報を表示することであって、該第1のプロンプト情報は再生制御が失敗したことを示すために用いられる、ことと、
をさらに含む、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記方法は、
前記第1の装置により、前記第1の装置が前記無線ネットワークから切断されたことを検出することと、
前記第1の装置により、前記第2の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する第3の再生コントロールカードを表示することであって、該第3の再生コントロールカードは前記第1のコントロールを含むが、前記第2のコントロールを含まない、ことと、
をさらに含む、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
前記第1の装置により、前記第2の装置によって送信された第2の再生情報を受信することであって、前記第2の装置は、前記第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツを同時に再生し、前記第2の再生情報は、前記第2の装置によって再生される前記第3のマルチメディアコンテンツに対応する、ことと、
前記第1の装置により、前記第2の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する前記第1の再生コントロールカード及び前記第3のマルチメディアコンテンツに対応する第3の再生コントロールカードを表示することと、
第3のユーザ入力に応答して、前記第1の装置により、前記第1のマルチメディアコンテンツ及び前記第3のマルチメディアコンテンツの再生を同時に再開することと、
をさらに含む、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記第1の装置により、第4の装置によって送信された第3の再生情報を受信することであって、該第4の装置は前記第1のマルチメディアコンテンツを再生し、前記第3の再生情報は、前記第4の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する、ことと、
前記第1の装置により、前記第2の装置及び前記第4の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する第4の再生コントロールカードを表示することと、
をさらに含む。請求項1乃至13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記第4の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗は、前記第2の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗と同じである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の装置及び前記第2の装置は同じユーザーアカウントにログインする、請求項1乃至16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記無線ネットワークはワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi)ネットワークである、請求項1乃至17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の装置は携帯電話であり、前記第2の装置はテレビである、請求項1乃至18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
電子装置であって、当該電子装置はメモリ及び1つ以上のプロセッサを含み、該メモリはコンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令が前記プロセッサによって実行された場合、当該電子装置は、請求項1乃至19のいずれかに一項に記載の方法を行うことができる、電子装置。
【請求項21】
コンピュータ命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、該コンピュータ命令が電子装置上で実行された場合、該電子装置は、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【請求項22】
コンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行された場合、該コンピュータは、請求項1乃至19のいずれか一項に記載の方法を行うことができる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年3月26日に中国国家知識産権局に出願された「装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法」と題する中国特許出願第202010225233.7号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。本願は、2020年5月18日に中国国家知識産権局に出願された「装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法」と題する中国特許出願第202010419691.4号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願の実施形態は、電子技術の分野に関し、とりわけ、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
端末技術及びモノのインターネット技術の継続的な発展により、ユーザはより多くの機能を有する、より多くの種類の電子装置を有する。一部の電子装置は、マルチメディアコンテンツ(例えば、画像、音声、動画等)を再生するように構成され得る。ユーザにとって、ある電子装置で再生されたマルチメディアコンテンツの再生を別の電子装置で再開できれば、ユーザ体験が改善される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願の実施形態は、電子技術の分野に関し、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を提供するため、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開でき、したがって、マルチメディアコンテンツがより柔軟に再生され、ユーザ体験が改善される。上記の目的を実現するために、本願の実施形態では以下の技術的解決策が用いられる。
【0005】
第1の態様によれば、第1の装置は、第2の装置によって送信された第1の再生情報を受信し、該第1の再生情報は、前記第2の装置によって再生された第1のマルチメディアコンテンツに対応する。前記第1の装置及び前記第2の装置は、同じ無線ネットワーク内に位置する。前記第1の装置は、前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示し、該第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、該第2のコントロールは、前記第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御するために用いられる。最後に、前記第1のコントロールに対して行われる第1のユーザ入力に応答して、前記第1の装置は、前記第1の再生情報に基づいて、サーバから前記第1のマルチメディアコンテンツを取得し、前記第1の再生情報に基づいて前記第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開する。
【0006】
例えば、第1の装置は携帯電話であり、第2の装置はスマートテレビである。携帯電話は、先ず、スマートテレビによって送信された第1の再生情報を受信し、第1の再生情報はスマートテレビによって再生されるテレビ番組に対応し、携帯電話及びスマートテレビは同じWLANに接続されている。携帯電話は、スマートテレビによって再生されているテレビ番組に対応する第1の再生コントロールカードを表示し、第1の再生コントロールカードは、再生再開オプション、再生オプション及び再生一時停止オプションを含み、再生オプション及び再生一時停止オプションは、スマートテレビで再生されているテレビ番組を制御するために用いられる。携帯電話は、スクリーンオフの間に携帯電話が点灯したときに再生コントロールカードを表示し得るか又はユーザの操作ジェスチャを受信したときにコントロールセンターインターフェイスに再生コントロールカードを表示し得る。ユーザが再生再開オプションをタップするユーザ入力に携帯電話が応答すると、携帯電話は第1の再生情報におけるURLアドレス又はマルチメディアコンテンツ識別子に基づいてテレビ番組のコンテンツを取得し、第1の再生情報の動画再生の進行状況に基づいてテレビ番組の再生を再開する。この設計によれば、第2の装置で再生されたマルチメディアコンテンツの再生を第1の装置で再開できるため、ユーザ体験を改善できる。
【0007】
リアルタイム再生再開の要件を満たすために、可能な設計では、第2の装置が第1の再生情報を第2の装置に同期させることは、第2の装置が、第1の再生情報が変更されたことを検出することを含む。第2の装置は、無線ネットワークを介して第1の装置に第1の再生情報を送信する。可能な設計では、第2の装置が第1の再生情報を第2の装置に定期的に同期することは、第2の装置が周期タイマーを開始することを含む。周期タイマーのタイミング期間が経過すると、第2の装置は、無線ネットワークを介して第1の再生情報を第1の装置に送信する。可能な設計では、第1の装置の要求に基づいて、第2の装置が第1の再生情報を第1の装置にさらに同期させることは、第1の装置が、第1の装置が画面のロックを解除するイベント、第1の装置が無線ネットワークに参加するイベント及び第1の装置がワイヤレスネットワークから切断されるイベントのうちのいずれか1つのイベントを聞くために、イベントリスナーを始動する。イベントリスナーがトリガーされた後、第1の装置は第1の再生情報を取得するために用いられる要求を送信する。第2の装置は、無線接続を介して第1の装置に第1の再生情報を送信する。
【0008】
可能な設計では、第1の装置が、第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示することは、第1のインターフェイスに左から右にスライドし、第1の装置のホーム画面上で行われるスライディングジェスチャに応答して、第1の装置が、第1のインターフェイス内に第1の再生コントロールカードを表示する。例えば、第1のインターフェイスはコントロールセンターインターフェイスである。再生コントロールカードは、コントロールセンターインターフェイスに集中的に表示されるため、ユーザに良好な視覚体験をもたらすことができる。加えて、コントロールセンターインターフェイスを開く/閉じる操作が便利である。
【0009】
可能な設計では、第2のコントロールは、音量アイコン、音量表示バー、再生アイコン、再生進捗表示バー、巻き戻しアイコン、早送りアイコン又は次のエピソードアイコンのうちの少なくとも1つを含む。この設計によれば、電子装置は、第2のコントロールに対してユーザによって行われた再生制御コマンドを受信することにより、第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御できる。
【0010】
可能な設計では、第1の再生情報は、第1のマルチメディアコンテンツの識別子及び第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗状況を含む。
【0011】
可能な設計では、第1の再生情報は、第1のマルチメディアコンテンツのソースアドレス、第1のマルチメディアコンテンツの再生状態、第1のマルチメディアコンテンツの音量状態又は第1のマルチメディアコンテンツの再生音量のうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0012】
この設計によれば、第1の再生情報に含まれるコンテンツが多いほど、第2の装置で再生されるマルチメディアコンテンツに関するより多くの情報を第1の装置のユーザに提供できることを示す。これにより、ユーザはより良好な使用体験を得ることができ、ユーザは第1のマルチメディアコンテンツに関するより多くの情報を見ることができる。
【0013】
可能な設計では、第1の装置によって再開された前記第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗は、第2の装置によって再生された第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗と同じである。
【0014】
この設計によれば、第1の装置は同じ再生進捗状況から第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開し、ユーザはもう再生進捗状況を調整する必要がない。したがって、スプライシングはより適切であり、より良好な使用体験をユーザにもたらすことができる。
【0015】
可能な設計では、第1のコントロールに対して行われる第1のユーザ入力に応答して、第1の装置は、第1のマルチメディアコンテンツを再生するために用いられるアプリケーションを開く。
【0016】
この設計によれば、第1の装置はアプリケーションで第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開する。任意で、第1の装置は再生コントロールカード上の第1のマルチメディアコンテンツの再生をさらに再開し得る。
【0017】
可能な設計では、第1のインターフェイスは第2の再生コントロールカードをさらに表示し、第2の再生コントロールカードは、第3の装置によって再生される第2のマルチメディアコンテンツに対応する。例えば、コントロールセンターインターフェイスは、第2の再生コントロールカードをさらに表示し、第2の再生コントロールカードはスマートスピーカによって再生されるオーディオに対応する。このように、ユーザの操作を促進するために、複数のカードをコントロールセンターインターフェイスに同時に表示できる。
【0018】
可能な設計では、第2の装置は第1の領域に関連し、第3の装置は第2の領域に関連し、第1の再生コントロールカード及び第2の再生コントロールカードの表示効果は、第1の装置と、第1の領域及び第2の領域のそれぞれとの位置関係に基づいて決定される。
【0019】
可能な設計では、第1の再生コントロールカード及び第2の再生コントロールカードの表示効果が第1の装置と、第1の領域及び前記第2の領域のそれぞれとの位置関係に基づいて決定されることは、第1の装置が第1の領域に位置する場合、第1のインターフェイス内の第1の再生コントロールカードの表示位置は、第2の再生コントロールカードの表示位置の上であることを含む。
【0020】
可能な設計では、第1の装置が第2の領域に位置する場合、第1のインターフェイス内の第2の再生コントロールカードの表示位置は、第1の再生コントロールカードの表示位置の上であり、第1の装置は第1のプロンプト情報を表示し、該第1のプロンプト情報は第3の装置上で第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開するかどうかを示すために用いられる。
【0021】
例えば、スマートテレビが第1の部屋に位置し、スマートプロジェクタが第2の部屋に位置する場合に、携帯電話が第1の部屋にあると、スマートプロジェクタの再生コントロールカードの上にスマートテレビの再生コントロールカードが表示されるか又は携帯電話が第2の部屋にある場合に、スマートプロジェクタの再生コントロールカードがスマートテレビの再生コントロールカードの上に表示され、ユーザがある期間滞在した後、ユーザは、スマートプロジェクタ上で再生されているマルチメディアコンテンツの再生をスマートプロジェクタで再開する必要があるかどうかが確認される。この設計では、ユーザは再生コントロールカードの配置順序を異なる領域内に又は異なる領域内の電子装置上で調整できるため、視聴がより便利になり、ユーザ体験効果が改善される。
【0022】
可能な設計では、第2のコントロールに対して行われた第2のユーザ入力に応答して、第1の装置は、再生制御コマンドを第2の装置に送信する。再生制御コマンドに対応する応答メッセージを第1の装置が受信しない場合に、第1の装置は、第1のプロンプト情報を表示し、該第1のプロンプト情報は再生制御が失敗したことを示すために用いられる。
【0023】
可能な設計では、第1の装置は、第1の装置が無線ネットワークから切断されたことを検出する。第1の装置は、第2の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応する第3の再生コントロールカードを表示し、該第3の再生コントロールカードは第1のコントロールを含むが、第2のコントロールを含まない。
【0024】
この設計によれば、第1の再生コントロールカードは第1のコントロール(例えば、第1のコントロールは再生再開任意である)を含み、第1の装置がネットワークから切断された後に、第1のコントロールに対して行われた入力に応答して、再生再開をさらにサポートすることができる。ユーザがネットワークに再接続された後、第1の装置は再生コントロールカードをさらに生成し得る。この場合、第2のコントロールを用いることにより、第1のマルチメディアコンテンツに対して再生コントロールを行うことができるが、再生再開機能はサポートされていないため、第2の装置(例えば、スマートテレビ)に集中でき、体験効果がより良好になる。
【0025】
可能な設計では、第1の装置は、第2の装置によって送信された第2の再生情報を受信し、第2の装置は、第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツを同時に再生し、第2の再生情報は、第2の装置によって再生される第3のマルチメディアコンテンツに対応する。第1の装置は、第2の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカード及び第3のマルチメディアコンテンツに対応する第3の再生コントロールカードを表示する。第3のユーザ入力に応答して、第1の装置は、第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツの再生を同時に再開する。
【0026】
この設計によれば、第2の装置が複数のマルチメディアコンテンツの同時再生をサポートする場合、第1の装置はユーザ操作のために複数の再生コントロールカードを表示できる。したがって、本願は、複数のマルチメディアコンテンツが再生する場合に適用できる。
【0027】
例えば、第2の装置のスクリーン領域は第1の画面領域及び第2の画面領域を含む。第1の画面領域は第1のマルチメディアコンテンツを再生し、第2の画面領域は第3のマルチメディアコンテンツを再生する。つまり、第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツが第2の装置で同時に再生される(例えば、第2の装置がテレビの場合、ユーザは2つの動画プログラムを、すなわち第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツをテレビで分割画面モードで視聴する)。この場合、第1の装置は、第2の装置によってて再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカード及び第3のマルチメディアコンテンツに対応する第3の再生コントロールカードを表示し得る。第1の装置が第3のユーザ入力を受信する場合、第1の装置は第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツを同時に再生し得る(例えば、第1の装置が携帯電話の場合、ユーザは、第3のユーザ入力に応答して、2つの動画プログラムを、つまり、第1のマルチメディアコンテンツ及び第3のマルチメディアコンテンツを携帯電話で画面分割モードで視聴する)。
【0028】
可能な設計では、 前記第1の装置により、第4の装置によって送信された第3の再生情報を受信することであって、該第4の装置は前記第1のマルチメディアコンテンツを再生し、前記第3の再生情報は、前記第4の装置によって再生される前記第1のマルチメディアコンテンツに対応する。第1の装置は、第2の装置及び第4の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応する第4の再生コントロールカードを表示する。
【0029】
可能な設計では、第4の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗は、第2の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗と同じである。
【0030】
可能な設計では、第1の装置及び第2の装置は同じユーザカウントにログインする(例えば、Huaweiアカウント、Honorアカウント又はApple ID)にログインする。この設計によれば、第1の装置と第2の装置との間のデータ交換をより安全にすることができ、ユーザのプライバシを保護できる。
【0031】
可能な設計では、無線ネットワークはワイヤレスフィデリティWi-Fiネットワークである。Wi-Fi技術は、従来の技術において電子装置間のデータ交換を実施するために頻繁に用いられている技術手段であり、該手段はさらに、Bluetooth (Bluetooth、BT)技術、近距離無線通信(near field
communication、NFC)技術、超広帯域(ultra-wide band、UWB)技術、赤外線(infrared、IR)技術、ZigBee技術、一般的な2.4G/5G周波数帯無線通信技術等である。これらの近距離通信技術により、サーバ及び/又はクラウドサービスを用いることによりデータがやり取りされないため、データ伝送がより安全なものになり、ユーザのプライバシーも保護できる。
【0032】
可能な設計では、第1の装置は携帯電話であり、第2の装置はテレビである。可能な設計では、第1の装置は携帯電話であり、第2の装置はスマートスピーカである。可能な設計では、第1の装置は携帯電話であり、第2の装置はスマートプロジェクタである。可能な設計では、第1の装置は携帯電話であり、第2の装置はVRメガネである。
【0033】
可能な設計では、第1の装置はタブレットであり、第2の装置はテレビである。可能な設計では、第1の装置はタブレットであり、第2の装置はスマートスピーカである。可能な設計では、第1の装置はタブレットであり、第2の装置はスマートプロジェクタである。可能な設計では、第1の装置はタブレットであり、第2の装置はVRグラスである。
【0034】
可能な設計では、本願は電子装置をさらに含む。電子装置はメモリ及び1つ以上のプロセッサを含む。メモリはコンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令が前記プロセッサによって実行された場合、当該電子装置は、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法を行うことができる。
【0035】
可能な設計では、本願は、コンピュータ命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体をさらに含む。該コンピュータ命令が電子装置上で実行された場合、該電子装置は、マルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法を行うことができる。
【0036】
可能な設計では、本願は、コンピュータプログラム製品をさらに含む。当該コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、該コンピュータは、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するための方法を行うことができる。
【0037】
第2の態様によれば、システムにおいて、第2の装置は、第1の装置に第1の再生情報を送信することであって、該第1の再生情報は、第2の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応し、第1の装置及び第2の装置は同じ無線ネットワーク内に位置する、こと、を行うように構成されている。第1の装置は、第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示することであって、該第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、該第2のコントロールは第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御するために用いられる、ことと、第1のコントロールに対して行われる第1のユーザ入力に応答して、第1の再生情報に基づいて、サーバから第1のマルチメディアコンテンツを取得し、第1の再生情報に基づいて第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開することと、を行うように構成されている。
【0038】
本願の有益な効果は前述の部分で説明されている。詳細については、ここでは再度説明しない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1A図1Aは、一部の実施の解決策に係るホームシナリオの例の概略図である。
図1B図1Bは、一部の実施の解決策に係るアプリケーションのユーザインターフェイスの例の図である。
図2A図2Aは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置のハードウェア構造の図である。
図2B図2Bは、一部の実施の解決策に係るインテリジェントマルチメディア再生装置のハードウェア構造の図である。
図3A図3Aは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置のユーザインターフェイスの例の図である。
図3B図3Bは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置によりユーザの操作ジェスチャを検出する概略図である。
図3C図3Cは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置によりコントロールセンターインターフェイスを表示する概略図である。
図4A図4Aは、一部の実施の解決策に係る、ユーザがスマートテレビを視聴するシナリオの概略図である。
図4B図4Bは、一部の実施の解決策に係る、コントロールセンターインターフェイスに入るためにユーザが携帯電話を手に取る概略図である。
図4C図4Cは、一部の実施の解決策に係る、スマートテレビがSmartCareインターフェイス内で再生コントロールカードを生成する概略図である。
図4D図4Dは、一部の実施の解決策に係る、ユーザがリモコンを用いてスマートテレビを遠隔制御する概略図である。
図4E図4Eは、一部の実施の解決策に係る、遠隔制御が有効になった後に、スマートテレビの再生コントロールカードが変化する概略図である。
図4F図4Fは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが再生コントロールカードを用いることにより、スマートテレビに対して再生制御を行う概略図である。
図4G図4Gは、一部の実施の解決策に係る、再生制御が有効になった後に、スマートテレビの再生情報が変化する概略図である。
図4H図4Hは、一部の実施の解決策に係る、動画再生アプリケーションのインターフェイスの例の図である。
図4I図4Iは、一部の実施の解決策に係る、動画再生制御が失敗する場合の概略図である。
図4J図4Jは、一部の実施の解決策に係る、動画再生制御が失敗する場合の概略図である。
図4K図4Kは、一部の実施の解決策に係る、動画再生制御が失敗する場合の概略図である。
図4L図4Lは、一部の実施の解決策に係る、ロック画面インターフェイスに再生コントロールカードを表示する概略図である。
図4M図4Mは、一部の実施の解決策に係る、通知センターインターフェイスに再生コントロールカードを表示する概略図である。
図5A図5Aは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが家を出た後に携帯電話を用いるシナリオの概略図である。
図5B図5Bは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが家を出た後に、スマートテレビがSmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する概略図である。
図5C図5Cは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが家を出た後に、スマートテレビがSmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する別の概略図である。
図5D図5Dは、一部の実施の解決策に係る、再生再開が失敗した場合の概略図である。
図5E図5Eは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが家を出た後に再び家に帰るシナリオの概略図である。
図5F図5Fは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが家を出た後に再び家に帰った場合に、スマートテレビがSmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6A図6Aは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置により生成された再生コントロールカードのうちの1つをSmartCareインターフェイスに表示する概略図である。
図6B図6Bは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置により生成された再生コントロールカードのうちの全てをSmartCareインターフェイスに表示する概略図である。
図6C図6Cは、一部の実施の解決策に係る、ホームシナリオにおけるユーザの移動トラックの概略図である。
図6D図6Dは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが移動した後に、再生コントロールカードのシーケンスが変化する概略図である。
図6E図6Eは、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置が、マルチメディア再生装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するようユーザに促す概略図である。
図6F図6Fは、一部の実施の解決策に係る、ユーザがマルチメディア再生装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開するシナリオの概略図である。
図6G図6Gは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置が、SmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを表示する概略図である。
図6H図6Hは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが動画をスマートテレビで画面分割モードで視聴するシナリオの概略図である。
図6I図6Iは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが動画をスマートテレビで画面分割モードで視聴する場合に、SmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6J図6Jは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが動画をスマートテレビで画面分割モードで視聴する場合に、SmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6K図6Kは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが動画をスマートテレビで画面分割モードで視聴する場合に、SmartCareインターフェイスに再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6L図6Lは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが、分割画面モードで再生されるマルチメディアコンテンツの再生を携帯型電子装置上で再開する概略図である。
図6M図6Mは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが、分割画面モードで再生されるマルチメディアコンテンツの再生を携帯型電子装置上で再開する概略図である。
図6N図6Nは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが、分割画面モードで再生されるマルチメディアコンテンツの再生を携帯型電子装置上で再開する概略図である。
図6O図6Oは、一部の実施の解決策に係る、ユーザが、分割画面モードで再生されるマルチメディアコンテンツの再生を携帯型電子装置上で再開する概略図である。
図6P図6Pは、一部の実施の解決策に係る、インテリジェントマルチメディア再生装置によって再生コントロールカードを生成する機能を携帯型電子装置上で構成する概略図である。
図6Q図6Qは、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置上でインテリジェントマルチメディア再生装置の再生再開機能を構成する概略図である。
図6R図6Rは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置が同じマルチメディアコンテンツを再生する場合に、SmartCareインターフェイスで再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6S図6Sは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置が同じマルチメディアコンテンツを再生する場合に、SmartCareインターフェイスで再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6T図6Tは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置が同じマルチメディアコンテンツを再生する場合に、SmartCareインターフェイスで再生コントロールカードを生成する概略図である。
図6U図6Uは、一部の実施の解決策に係る、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置が同じマルチメディアコンテンツを再生する場合に、SmartCareインターフェイスで再生コントロールカードを生成する概略図である。
図7A図7Aは、一部の実施の解決策に係る、本願の一実施形態のフローチャートである。
図7B図7Bは、一部の実施の解決策に係る、インテリジェントマルチメディア再生装置が、携帯型電子装置に対して再生情報を同期するフローチャートである。
図7C図7Cは、一部の実施の解決策に係る、インテリジェントマルチメディア再生装置が、携帯型電子装置に対して再生情報を同期するフローチャートである。
図7D図7Dは、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置がインテリジェントマルチメディア再生装置の再生情報を収集するフローチャートである。
図7E図7Eは、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置とインテリジェントマルチメディア再生装置との間のデータ交換の例を示す。
図8図8は、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置が、再生コントロールカードを表示及びリフレッシュするフローチャートである。
図9図9は、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置が、マルチメディアコンテンツの再生を再開するフローチャートである。
図10図10は、一部の実施の解決策に係る、携帯型電子装置が、インテリジェントマルチメディア再生装置上で再生制御を行うフローチャートである。
図11図11は、一部の実施の解決策に係る、による携帯型電子装置の構造の概略図である。
図12図12は、一部の実施の解決策に係る、による携帯型電子装置の構造の概略図である。
図13図13は、一部の実施の解決策に係る、インテリジェントマルチメディア再生装置の構造の概略図である。
図14図14は、一部の実施の解決策に係る、インテリジェントマルチメディア再生装置の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本願の実施形態における技術的解決策を、本願の実施形態における添付図面を参照しながら以下で説明する。本願の実施形態の説明において、「/」は、別段規定がない限り、「又は」を意味する。例えば、A/BはA又はBを表し得る。本明細書では、「及び/又は」は、関連するオブジェクトを説明するための関連関係のみを記載し、3つの関係があり得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する場合、A及びBの両方が存在する場合、Bのみが存在する場合という3つの場合を表し得る。加えて、本願の実施形態の説明では、「複数」は2つ以上を意味する。
【0041】
以下で言及する「第1」及び「第2」という用語は、説明の目的を意図したものにすぎず、相対的な重要性の表示又は含意又は示された技術的特徴の数の暗黙の表示として理解すべきでない。したがって、「第1」又は「第2」によって限定される機能は、1つ以上の機能を明示的又は暗黙的に含み得る。実施形態の説明において、別段規定がない限り、「複数」は2つ以上を意味する。
【0042】
端末技術及びモノのインターネット技術の継続的な発展により、ユーザはより多くの機能を有する、より多くの種類の電子装置を有する。これらのインテリジェント電子装置は、データ処理機能を有し、通信機能も有する。一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置はマルチメディアコンテンツ(例えば、写真、オーディオ又は動画)を再生可能なインテリジェント電子装置、例えば、スマートスピーカ、スマートテレビ、スマートプロジェクタ、スマートVRメガネ、スマート車載ディスプレイであり得る。マルチメディアコンテンツは、任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置に記憶されるか又は任意で、別のインテリジェント電子装置とインテリジェントマルチメディア再生装置とによって共有されるか又は任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置によってサーバから取得される。
【0043】
インテリジェントマルチメディア再生装置はさらに、マルチメディアコンテンツの再生に加えて、インテリジェントマルチメディア再生装置の通信機能を用いることにより、別のインテリジェント電子装置とデータを交換することができる。ユーザは、携帯型電子装置(例えば、携帯電話、タブレット又Huaweiアラブル装置)を用いることにより、インテリジェントマルチメディア再生装置を制御及び/又は管理できる。一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置も液体型電子装置であり得る。
【0044】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置はアカウントにログインでき、携帯型電子装置及びインテリジェントマルチメディア再生装置が同じアカウントにログインすると、装置はデータを交換できる。一部の他の実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置はアカウントにログインできず、携帯型電子装置は任意でアカウントを検証する必要がなく、装置とデータを交換する。
【0045】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置は任意で1種類のマルチメディアコンテンツの再生をサポートできる。例えば、スマートスピーカはオーディオファイルの再生をサポートできる。一部の他の実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置は複数の種類のマルチメディアコンテンツの再生をサポートできる。例えば、スマートテレビでは、写真、オーディオファイル及び動画ファイルの再生をサポートできる。
【0046】
装置間の接続関係を確立することは、データ交換を行うための前提条件であると理解され得る。従来の技術では、セキュリティ又は装置コストの要因を考慮して、インテリジェントマルチメディア再生装置は、通常、無線通信モジュールを含み、無線通信モジュールを用いることにより、別のインテリジェントマルチメディア再生装置及び/又は携帯型電子装置と近距離無線接続を確立する。近距離無線接続が確立された後に、装置はデータを交換できる。近距離無線接続を確立する技術は、限定されないが、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi))、Bluetooth(Bluetooth、BT)技術、近距離無線通信(近距離無線通信、NFC)技術、超広帯域(ultra-band、UWB)技術、赤外線(infrared、IR)技術、ZigBee技術、一般的な2.4G/5G周波数帯の無線通信技術等を含む。
【0047】
一部の可能な実施の解決策では、近距離無線接続の表現形式は、装置間でデータ交換が行われ、任意で装置間で直接伝送が行われるか又は任意で装置間で間接的に伝送が行われることである。この相互的な方法では、データはクラウドプラットフォーム又はサーバを介して伝送されない。近距離無線接続は、ある程度のデータセキュリティを確保でき、ユーザプライバシを伴う一部のデータの伝送にとりわけ適用可能である。
【0048】
本願の一実施形態は、装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を説明する。以下では、例示のシナリオとしてホームシナリオを説明のために使用し、近距離無線接続を確立するための例示の技術としてWLANを用いる。
【0049】
一部の可能な実施の解決策では、ホームシナリオは任意で1つ以上の領域に分割され、1つ以上の領域は任意で1つ以上のインテリジェントマルチメディア再生装置を含む。図1Aはホームシナリオ100の例を示す。ホームシナリオ100は任意で第1の部屋110、第2の部屋120、第3の部屋130、第4の部屋140及びこれらの部屋をつなぐ廊下150という5つの領域に分割される。インテリジェントマルチメディア再生装置の種類及びインテリジェントマルチメディア再生装置の数に関しては、第1の部屋110は任意でスマートテレビ111及びスマートスピーカ113を含み、第2の部屋120は任意でスマートテレビ121及びスマートスピーカ123を含み、第3の部屋130は任意でスマートテレビ131を含み、第4の部屋140は任意でスマートプロジェクター141及びスマートスピーカ143を含む。前述のインテリジェントマルチメディア再生装置は同じWLAN内に位置し、WLANは、任意で、図1Aの第4の部屋140のルータ145によって提供される。
【0050】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置を制御及び/又は管理する方法として、ユーザの携帯型電子装置にアプリケーションがインストールされている。以下では、華為技術株式会社(Huawei Technologies Co., Ltd)が提供する「AI Life」アプリケーションを説明のための一例として用いる。このアプリケーションは、インテリジェントマルチメディア再生装置の制御及び/又は管理に加えて、他の種類のインテリジェント電子装置、例えば、スマートホーム装置を制御及び/又は管理するためにさらに用いられ得ることが理解されよう。図1Bは、一部の実施の解決策に係る「AI Life」アプリケーションのユーザインターフェイス151の例の図である。
【0051】
ユーザインターフェイス151は任意でホームシナリオ名153を含む(ここでのホームシナリオ名153の例は「My Home」である)。ユーザがホームシナリオ名153の後ろにあるアイコン155をタップする操作を携帯型電子装置が検出した場合、アプリケーションは、ホームシナリオ名153を変更するためにユーザによって任意で用いられ、任意でユーザは、「部屋管理」オプションを用いることにより、ホームシナリオ100に部屋を設定するために、例えば、部屋を追加するか、部屋を削除するか又は部屋の名前を変更するために任意で用いられる。
【0052】
一部の可能な実施の解決策では、本明細書で説明する部屋は、実際の部屋、例えば、ユーザが「AI Life」アプリケーションにおけるホームシナリオ100のグリッドマップ/点群マップを確立した後に、計算を介して得られた部屋に基づいて生成される。一部の他の実施の解決策では、本明細書で説明する部屋は仮想であり、ユーザの要件に基づいてユーザによって確立される仮想ロケーションタグである。ホームシナリオ100におけるインテリジェント電子装置は、ユーザによって設定可能な仮想ロケーションタグを有し、同じ仮想ロケーションタグを有するインテリジェント電子装置は同じ仮想の部屋に位置する。
【0053】
ユーザインターフェイス151は、任意で、ホームシナリオ100におけるインテリジェント電子装置の数及びインテリジェントシナリオの数を示すインジケータ157を含む(本明細書でのホームシナリオ100の例は、「8つの装置、12個のインテリジェントシナリオ」である)。
【0054】
ユーザインターフェイス151は、任意で、ユーザ操作に応答可能な計4つのアイコン(「ホーム」アイコン159、「Vmall」アイコン161、「Smart」アイコン163及び「My」アイコン165)を含む。ユーザがアイコンをタップする操作を検出すると、携帯型電子装置はアイコンに対応するインターフェイスにジャンプする。図1Bは「ホーム」アイコン159に対応するインターフェイスを示す。この場合、「ホーム」アイコン159が任意で選択される(本明細書においてアイコンが選択される例は、「ホーム」アイコン159が塗りつぶされたものとして表される)。
【0055】
「ホーム」アイコン159に対応するインターフェイスでは、ホームシナリオ100にあり、「AI Life」アプリケーションに関連する各インテリジェント電子装置がカードを生成し、任意で、ユーザは、カード内の装置名、装置状態及びインテリジェント電子装置が位置する部屋を見る。装置名は任意であり、ユーザの設定に基づいて個別に設定され得る。
【0056】
一部の可能な実施の解決策では、装置状態は、オンライン状態及びオフライン状態の2つの状態を任意で含む。オンライン状態は、任意で、装置の電源が入っており、WLAN内にあることを意味する。例えば、図1Aのホームシナリオ100では、スマートテレビ111の電源が入っており、ルータ145によって提供されるWLANにアクセスし、スマートテレビ111は任意でスタンバイ状態/再生状態/一時停止状態にある。オフライン状態は、任意で、装置の電源がオフになっている及び/又はWLAN内にないことを意味する。例えば、図1Aのホームシナリオ100では、スマートテレビ111の電源オフ状態にあり及び/又はスマートテレビ111は、ルータ145によって提供されるWLANにアクセスしない。
【0057】
「ホーム」アイコン159に対応するインターフェイス内のホームシナリオ100の例における、インテリジェントマルチメディア再生装置に対応するカードについて以下で説明する。
【0058】
第1の部屋110に位置するスマートテレビ111は、図1Bに示すカード167に対応し、「第1の部屋のテレビ」はスマートテレビ111の名前であり、「オンライン」はスマートテレビ111の装置状態であり、「第1の部屋」はスマートテレビ111が位置する部屋である。
【0059】
第2の部屋120に位置するスマートテレビ121は、図1Bに示すカード169に対応し、「第2の部屋のテレビ」はスマートテレビ121の名前であり、「オンライン」はスマートテレビ121の装置状態であり、「第2の部屋」はスマートテレビ121が位置する部屋である。
【0060】
第3の部屋130に位置するスマートテレビ131は、図1Bに示すカード171に対応し、「第3の部屋のテレビ」はスマートテレビ131の名前であり、「オンライン」はスマートテレビ131の装置状態であり、「第3の部屋」はスマートテレビ131が位置する部屋である。
【0061】
第1の部屋110に位置するスマートスピーカ113は、図1Bに示すカード173に対応し、「第1の部屋のスピーカ」はスマートスピーカ113の名前であり、「オフライン」はスマートスピーカ113の装置状態であり、「第1の部屋」はスマートスピーカ113が位置する部屋である。
【0062】
第2の部屋120に位置するスマートスピーカ123は、図1Bに示すカード175に対応し、「第2の部屋のスピーカ」はスマートスピーカ123の名前であり、「オフライン」はスマートスピーカ123の装置状態であり、「第2の部屋」はスマートスピーカ123が位置する部屋である。
【0063】
第4の部屋140に位置するスマートスピーカ143は、図1Bに示すカード177に対応し、「第4の部屋のスピーカ」はスマートスピーカ143の名前であり、「オフライン」はスマートスピーカ143の装置状態であり、「第4の部屋」はスマートスピーカ143が位置する部屋である。
【0064】
第4の部屋140に位置するスマートプロジェクタ141は、図1Bに示すカード173に対応し、「第4の部屋のプロジェクタ」はスマートプロジェクタ141の名前であり、「オフライン」はスマートプロジェクタ141の装置状態であり、「第4の部屋」はスマートプロジェクタ141が位置する部屋である。
【0065】
インテリジェントマルチメディア再生装置に加えて、インテリジェント電子装置は、
「ホーム」アイコン159に対応するインターフェイス内にカードも生成し得る。例えば、第4の部屋140に位置するルータ145は、図1Bに示すカード181に対応し、
「Huaweiルータ」はルータ145の名前であり、「オンライン」はルータ145の装置状態であり、「第4の部屋」はルータ145が位置する部屋である。
【0066】
「Vmall」アイコン161に対応するインターフェイスにおいて、ユーザは、インテリジェントマルチメディア再生装置及び市場にある別の種類のインテリジェント電子装置を閲覧及び/又は購入し得る。
【0067】
インテリジェント電子装置のインテリジェントな動作を実施し、ユーザ体験を改善するために、「AI Life」アプリケーションは、任意で、ユーザのためにインテリジェントシナリオを設定する機能、例えば、帰宅シナリオ(ユーザが帰宅後にスマートテレビ111及びスマートスピーカ113の電源を入れる)、外出シナリオ(外出後にインテリジェントマルチメディア再生装置の全ての電源を切る)を提供する。
【0068】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントシナリオは、任意で、実行方法を手動シナリオ及び自動シナリオに分類する。手動シナリオとは、ユーザがシナリオパラメータを設定した後に、ユーザが手動でインテリジェントシナリオを開始/停止する必要があることを意味する。自動シナリオは、ユーザがシナリオパラメータを設定した後に、インテリジェントシナリオがいくつかの条件(例えば、WLANの接続/切断とローカル時刻)に基づいて自動的に開始/停止されることを意味する。シナリオパラメータは、任意で、1つ以上の装置の開始/停止及び/又は実行パラメータである。
【0069】
「スマート」アイコン163に対応するインターフェイスでは、「AI Life」アプリケーションは、既存のインテリジェントシナリオを見るためにユーザによって任意で用いられ、インテリジェントシナリオを追加/削除するためにユーザによって任意で用いられ、1つ以上のインテリジェントシナリオのうちのシナリオパラメータを設定するためにユーザによって任意で用いられる。
【0070】
「My」アイコン163に対応するインターフェイスでは、「AI Life」アプリケーションはアカウント関連の設定、例えば、アカウントへのログイン、アカウントの変更、アカウントからのログアウトを行うためにユーザによって用いられる。
【0071】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが「More」アイコン183をタップする操作を携帯型電子装置が検出すると、より多くのオプション、例えば、「装置の追加」、「スマートの作成」、「サードパーティプラットフォームへの接続」が現れる。
【0072】
新たなインテリジェント電子装置を追加し、関連付けるために、「装置の追加」オプションがユーザによって任意で用いられる。
【0073】
「装置を共有」オプションは、ホームシナリオ100内の1つ以上のインテリジェント電子装置の制御する権利を他のユーザと共有することにより、他のユーザが、マルチユーザ使用のためのホームシナリオ100の要件を満たすために、共有された1つ以上のインテリジェント電子装置を管理及び/又は制御するために、ユーザによって任意で用いられる。
【0074】
「サードパーティプラットフォームに接続」オプションは、スマートホーム装置を管理するために用いられる別のアプリケーションのアカウントを「AI Life」アプリケーションに関連付けることにより、「AI Life」アプリケーションがより多くのインテリジェント電子装置を管理できるようにするために、ユーザによって任意で用いられる。
【0075】
上記では、ホームシナリオ100の例及び本願におけるインテリジェントマルチメディア再生装置を制御及び/又は管理するために用いられるアプリケーションのインターフェイスの概略図の例を説明した。以下では、携帯型電子装置及びインテリジェントマルチメディア再生装置のハードウェア構成について説明する。
【0076】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置は、限定されないが、携帯電話、タブレットコンピュータ、インテリジェントウェアラブル装置(例えば、ヘッドセット、時計又はバンド)等を含む。
【0077】
図2Aは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置200の構造の概略図である。携帯型電子装置200は、プロセッサ201、外部メモリインターフェイス203、内部メモリ205、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート207、充電管理モジュール209、電力管理モジュール211、バッテリ213、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール215、無線通信モジュール217、オーディオモジュール219、スピーカ219A、レシーバ219B、マイクロフォン219C、ヘッドセットジャック219D、センサモジュール221、カメラ223、ディスプレイ225等を含む。
【0078】
本願のこの実施形態で示す構造は、携帯型電子装置200に対する特定の限定をなすものではないことが理解されよう。本願の他の一部の実施形態では、携帯型電子装置200は、図示のものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含み得るか又は一部のコンポーネントが組み合わされ得るか又は一部のコンポーネントが分割され得るか又は異なるコンポーネントの配置を有し得る。図示のコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施され得る。
【0079】
一部の可能な実施の解決策では、携帯電話は、プロセッサ201、外部メモリインターフェイス203、内部メモリ205、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート207、充電管理モジュール209、電力管理モジュール211、バッテリ213、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール215、無線通信モジュール217、オーディオモジュール219、スピーカ219A、レシーバ219B、マイクロフォン219C、ヘッドセットジャック219D、センサモジュール221、カメラ223、ディスプレイ225等を含む。
【0080】
一部の可能な実施の解決策では、タブレットコンピュータは、プロセッサ201、外部メモリインターフェイス203、内部メモリ205、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート207、充電管理モジュール209、電力管理モジュール211、バッテリ213、無線通信モジュール217、オーディオモジュール219、スピーカ219A、レシーバ219B、マイクロフォン219C、ヘッドセットジャック219D、センサモジュール221、カメラ223、ディスプレイ225等を含む。
【0081】
プロセッサ201は1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ201はアプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image
signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital
signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは独立した装置であってもいいし又は1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。
【0082】
メモリがプロセッサ201内にさらに配置されて、命令及びデータを記憶するように構成されている。一部の実施形態では、プロセッサ201内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ201によってちょうど用いられるか又は周期的に用いられる命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ201が命令又はデータを再び用いる必要がある場合、プロセッサ201はメモリから命令又はデータを直接呼び出し得る。これは、繰り返しアクセスすることを回避し、プロセッサ201の待ち時間を減らすため、システム効率が改善される。
【0083】
一部の実施形態では、プロセッサ201は1つ以上のインターフェイスを含み得る。インターフェイスは集積回路間通信(inter-integrated circuit、I2C)インターフェイス、集積回路間音響(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェイス、パルスコード変調(pulse code modulation、PCM)インターフェイス、ユニバーサル非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェイス、モバイルインダストリープロセッサインターフェイス(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェイス、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)インターフェイス、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)インターフェイス等を含み得る。
【0084】
充電管理モジュール209は、充電器からの充電入力を受信するように構成されている。充電器は無線充電器でもいいし、有線充電器でもよい。有線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール209はUSBポート207を介して有線充電器から充電入力を受信し得る。無線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール209は、携帯型電子装置200の無線充電コイルを介して無線充電入力を受信し得る。バッテリ213を充電する際、充電管理モジュール209は、電力管理モジュール211を用いることにより携帯型電子装置200にさらに電力を供給し得る。
【0085】
電力管理モジュール211は、バッテリ213、充電管理モジュール209及びプロセッサ201に接続されるように構成されている。電力管理モジュール211は、バッテリ213及び/又は充電管理モジュール209からの入力を受信し、プロセッサ201、内部メモリ205、外部メモリ、ディスプレイ225、カメラ223、無線通信モジュール217等に給電する。電力管理モジュール211は、バッテリ容量、バッテリサイクル数、バッテリの状態(漏電又はインピーダンス)等のパラメータを監視するようさらに構成され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール211は、代替的に、プロセッサ201に配置され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール211及び充電管理モジュール209は、代替的に、同じ装置に配置され得る。
【0086】
携帯型電子装置200の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、モバイル通信モジュール215、無線通信モジュール217、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等を介して実施され得る。
【0087】
アンテナ1及びアンテナ2は電磁波信号を送受信するように構成されている。携帯型電子装置200内の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域をカバーするように構成され得る。アンテナの利用を改善するために、異なるアンテナがさらに多重化され得る。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワーク内のダイバーティアンテナとして多重化され得る。一部の他の実施形態では、アンテナは同調スイッチと組み合わせて用いられ得る。
【0088】
モバイル通信モジュール215は、2G/3G/4G/5G等を含み、携帯型電子装置200に適用される無線通信解決策を提供し得る。モバイル通信モジュール215は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier、LNA)等を含み得る。モバイル通信モジュール215は、アンテナ1を介して電磁波を受信し、受信した電磁波に対するフィルタリング又は増幅等の処理を行い、処理した電磁波を復調のためにモデムプロセッサに転送し得る。モバイル通信モジュール215は、モデムプロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、増幅された信号をアンテナ1を介して放射するために電磁波に変換し得る。一部の可能な実施の解決策では、モバイル通信モジュール215の少なくとも一部の機能モジュールはプロセッサ201内に配置され得る。一部の可能な実施の解決策では、モバイル通信モジュール215の少なくとも一部の機能モジュールは、プロセッサ201の少なくとも一部のモジュールと同じ装置内に配置され得る。
【0089】
無線通信モジュール217は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、Bluetooth(Bluetooth、BT)、衛星測位システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field
communication、NFC)、赤外(infrared、IR)技術等を含み、携帯型電子装置200に適用される無線通信に提供し得る。無線通信モジュール217は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合する1つ以上の装置であり得る。無線通信モジュール217は、アンテナ2を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を行い、処理した信号をプロセッサ201に送信する。無線通信モジュール217は、送信すべき信号をプロセッサ201から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を行い、信号をアンテナ2を介した放射のために電磁波に変換し得る。
【0090】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200において、アンテナ1とモバイル通信モジュール215とが連結され、アンテナ2と無線通信モジュール217とが連結されているため、携帯型電子装置200は、無線通信技術を用いることによりネットワーク及び他の装置と通信できる。無線通信技術は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(global system for mobile communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、符号分割多元接続(code
division multiple access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(wideband
code division multiple access、WCDMA)、時分割符号分割多元接続(time-division
code division multiple access、TD-SCDMA)、ロングタームエボリューション(long
term evolution、LTE)、BT、GNSS、WLAN、NFC、FM、IR技術及び/又は等を含み得る。GNSSは全地球測位システム(global positioning system、GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、GLONASS)、北斗衛星測位システム(BeiDou navigation satellite system、BDS)、準天頂衛星システム(quasi-zenith satellite system、QZSS)及び/又は衛星航法補強システム(satellite based augmentation system、SBAS)を含み得る。
【0091】
携帯型電子装置200は、GPU、ディスプレイ225、アプリケーションプロセッサ等を介してディスプレイ機能を実施する。GPUは画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ225及びアプリケーションプロセッサに接続されている。GPUは数学的及び幾何学的計算を行い、画像をレンダリングするように構成されている。プロセッサ201は、表示情報を生成又は変更するためのプログラム命令を実行する1つ以上のGPUを含み得る。
【0092】
ディスプレイ225は、画像、動画等を表示するように構成されている。ディスプレイ225はディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic
light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリックス有機発光ダイオード(active-matrix
organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible
light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum light emitting diodes、QLED)等であり得る。一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は1つ以上のディスプレイ225を含み得る。
【0093】
携帯型電子装置200は、ISP、カメラ223、ビデオコーデック、GPU、ディスプレイ225、アプリケーションプロセッサ等を用いることにより撮影機能を実施し得る。
【0094】
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するように構成されている。例えば、撮影の間にシャッターが押されると、レンズを介してカメラの感光体に光が送られ、光信号が電気信号に変換され、カメラの感光体がISPに電気信号を処理のために送信し、電気信号が可視画像に変換される。ISPは、画像のノイズ、輝度及び外観に関してアルゴリズム最適化を行い得る。ISPは、撮影シナリオの露光及び色温度等のパラメータを最適化し得る。一部の実施形態では、ISPはカメラ193内に配置され得る。
【0095】
カメラ223は静止画又は動画を取り込むように構成されている。物体の光学画像は、レンズを通して生成され、感光体上に投影される。感光体は電荷結合素子(charge coupled device、CCD)又は相補型金属酸化物半導体(complementary
metal-oxide-semiconductor、CMOS)光電トランジスタであり得る。感光体は光信号を電気信号に変換し、次いでISPに電気信号を送信して、電気信号をデジタル画像信号に変換する。ISPはデジタル画像信号を処理のためにDSPに出力する。DSPはデジタル画像信号をRGBフォーマット又はYUVフォーマット等の標準形式の画像信号に変換する。一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は1つ以上のカメラ223を含み得る。
【0096】
デジタル信号プロセッサはデジタル信号を処理するように構成され、デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理し得る。例えば、携帯型電子装置200が周波数を選択した場合、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギーに対してフーリエ変換等を行うように構成されている。
【0097】
ビデオコーデックはデジタル動画の圧縮又は解凍を行うように構成されている。携帯型電子装置200は1つ以上のビデオコーデックをサポートし得る。このように、携帯型電子装置200は複数の符号化フォーマット、例えばムービングピクチャーエクスパーツグループ(moving picture expert group、MPEG)-1、MPEG-2、MPEG-3及びMPEG-4で動画を再生又は記録し得る。
【0098】
外部メモリインターフェイス203は、携帯型電子装置200の記憶能力を拡張するために、マイクロSDカード等の外部メモリカードに接続されるように構成され得る。外部記憶カードは外部メモリインターフェイス203を介してプロセッサ201と通信し、データ記憶機能を実施する。例えば、音楽及び動画等のファイルが外部記憶カードに記憶される。
【0099】
内部メモリ205は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。プロセッサ201は内部メモリ205に記憶された命令を実行して、携帯型電子装置200の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を行う。内部メモリ205はプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域はオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能又は画像再生機能顔認証)によって必要とされるアプリケーション等を記憶し得る。データ記憶領域は、携帯型電子装置200の使用の間に作成されるデータ(例えば、音声データ及びアドレス帳)等を記憶し得る。加えて、内部メモリ205は高速ランダムアクセスメモリを含み得るか又は不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ又はユニバーサルフラッシュ記憶装置(universal flash storage、UFS)を含み得る。
【0100】
携帯型電子装置200は、オーディオモジュール219、スピーカ219A、レシーバ219B、マイクロフォン219C、ヘッドセットジャック219D、アプリケーションプロセッサ等を用いることによって、オーディオ機能、例えば、オーディオファイル再生機能及び録音機能を実施し得る。
【0101】
オーディオモジュール219は、デジタルオーディオ情報を、出力のためにアナログオーディオ信号に変換するように構成され、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成されている。オーディオモジュール219は、オーディオ信号を符号化及び復号化するようにさらに構成され得る。一部の可能な実施の解決策では、オーディオモジュール219はプロセッサ201内に配置され得るか又はオーディオモジュール219の一部の機能モジュールはプロセッサ201内に配置されている。
【0102】
「ホーン」とも呼ばれるスピーカ219Aは、オーディオ電気信号を音声信号に変換するように構成されている。携帯型電子装置200は、スピーカ219Aを介して音楽を聴くか又はハンズフリーモードで電話に出るために用いられ得る。
【0103】
「イヤピース」とも呼ばれるレシーバ170Bはオーディオ電気信号を音声信号に変換するように構成されている。携帯型電子装置200を用いることにより電話に出るか又は音声情報が受信される場合、音声を聴くためにレシーバ219Bが人間の耳に近づけられ得る。
【0104】
「マイク」又は「マイク」とも呼ばれるマイクロフォン219Cは音声信号を電気信号に変換するように構成されている。電話をかける場合又は音声情報の送信する場合に、ユーザはマイクロフォン219Cの近くでユーザの口を動かして音声を発して、マイクロフォン219Cに音声信号を入力し得る。少なくとも1つのマイクロフォン219Cは携帯型電子装置200内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号の収集に加えて、ノイズ低減機能を実施するために、2つのマイクロフォン219Cが携帯型電子装置200内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号を収集し、ノイズ低減機能を実施し、音源を特定し、方向性録音機能等を実施するために、3つ、4つ又はそれ以上のマイクロフォン219Cが携帯型電子装置200内に配置され得る。
【0105】
ヘッドセットジャック219Dは有線ヘッドセットに接続されるように構成されている。ヘッドセットジャック219DはUSBポート207であり得るか又は3.5mmのオープンモバイルターミナルプラットフォーム(open mobile terminal platform、OMTP)規格インターフェイス又は米国セルラー電気通信工業会(cellular telecommunications industry association of the USA、CTIA)規格インターフェイスであり得る。
【0106】
センサモジュール221は、圧力センサ、ジャイロセンサ、気圧センサ、磁気センサ、加速度センサ、距離センサ、光学近接センサ、指紋センサ、温度センサ、タッチセンサ、周囲光センサ、骨伝導センサ等を含み得る。
【0107】
もちろん、携帯型電子装置200は、ボタン、モータ、インジケータ、SIMカードインターフェイス等の1つ以上のコンポーネントをさらに含み得る。これは、本願のこの実施形態に限定されない。
【0108】
図2Bは、一部の実施の解決策に係るインテリジェントマルチメディア再生装置の構造の概略図である。インテリジェントマルチメディア再生装置250は、プロセッサ251、外部メモリインターフェイス253、内部メモリ255、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート257、充電管理モジュール259、電力管理モジュール261、バッテリ263、アンテナ、無線通信モジュール265、オーディオモジュール267、スピーカ267A、マイクロフォン267B、ヘッドセットジャック267C、センサモジュール269、カメラ271、ディスプレイ273等を含み得る。
【0109】
本願のこの実施形態で示す構造は、インテリジェントマルチメディア再生装置250に対する特定の限定を成すものではないことが理解されよう。本願の一部の他の実施形態では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、図示のものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含み得るか又は一部のコンポーネントが組み合わされるか又は一部のコンポーネントが分割され得るか又は異なるコンポーネント配置を有し得る。図示のコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア又はソフトウェア及びハードウェアの組み合わせによって実施され得る。
【0110】
一部の可能な実施の解決策では、スマートスピーカは任意で有線Bluetoothスピーカ及び無線Bluetoothスピーカを含む。有線Bluetoothスピーカは、プロセッサ251、外部メモリインターフェイス253、内部メモリ255、充電管理モジュール259、電力管理モジュール261、無線通信モジュール265、オーディオモジュール267、スピーカ267A、マイクロフォン267B、センサモジュール269等を含み得る。有線Bluetoothスピーカと比べて、無線Bluetoothスピーカは、前述のコンポーネントに加えて、バッテリ263等をさらに含み得る。
【0111】
一部の可能な実施の解決策では、スマートテレビは、プロセッサ251、外部メモリインターフェイス253、内部メモリ255、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート257、充電管理モジュール259、電力管理モジュール261、無線通信モジュール265、オーディオモジュール267、スピーカ267A、マイクロフォン267B、ヘッドセットジャック267C、センサモジュール269、カメラ271、ディスプレイ273等を含み得る。
【0112】
プロセッサ251は1つ以上の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ251はアプリケーションプロセッサ(application processor、AP)、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit、GPU)、画像信号プロセッサ(image
signal processor、ISP)、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ(digital
signal processor、DSP)、ベースバンドプロセッサ及び/又はニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit、NPU)を含み得る。異なる処理ユニットは独立した装置であってもいいし又は1つ以上のプロセッサに統合されてもよい。
【0113】
メモリがプロセッサ251内にさらに配置されて、命令及びデータを記憶するように構成されている。一部の可能な実施の解決策では、プロセッサ251内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ251によってちょうど用いられるか又は周期的に用いられる命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ251が命令又はデータを再び用いる必要がある場合、プロセッサはメモリから命令又はデータを直接呼び出し得る。これは、繰り返しアクセスすることを回避し、プロセッサ251の待ち時間を減らすため、システム効率が改善される。
【0114】
一部の可能な実施の解決策では、プロセッサ251は1つ以上のインターフェイスを含み得る。インターフェイスは集積回路間通信(inter-integrated circuit、I2C)インターフェイス、集積回路間音響(inter-integrated circuit sound、I2S)インターフェイス、パルスコード変調(pulse code modulation、PCM)インターフェイス、ユニバーサル非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter、UART)インターフェイス、モバイルインダストリープロセッサインターフェイス(mobile industry processor interface、MIPI)、汎用入出力(general-purpose input/output、GPIO)インターフェイス、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)インターフェイス、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート等を含み得る。
【0115】
充電管理モジュール259は、充電器からの充電入力を受信するように構成されている。充電器は無線充電器でもいいし、有線充電器でもよい。有線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール259はUSBポート257を介して有線充電器から充電入力を受信し得る。無線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール259は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の無線充電コイルを介して無線充電入力を受信し得る。バッテリ263を充電する際、充電管理モジュール259は、電力管理モジュール261を用いることにより携帯型電子装置250にさらに電力を供給し得る。
【0116】
電力管理モジュール261は、バッテリ263、充電管理モジュール259及びプロセッサ251に接続されるように構成されている。電力管理モジュール261は、バッテリ263及び/又は充電管理モジュール259からの入力を受信し、プロセッサ251、内部メモリ255、外部メモリ、ディスプレイ273、カメラ271、無線通信モジュール265等に給電する。電力管理モジュール261は、バッテリ容量、バッテリサイクル数、バッテリの状態(漏電又はインピーダンス)等のパラメータを監視するようさらに構成され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール261は、代替的に、プロセッサ251に配置され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール261及び充電管理モジュール259は、代替的に、同じ装置に配置され得る。
【0117】
インテリジェントマルチメディア再生装置250の無線通信機能は、アンテナ、無線通信モジュール265等を用いることにより実施され得る。無線通信モジュール265は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity、Wi-Fi)ネットワーク)、Bluetooth(Bluetooth、BT)、衛星測位システム(global navigation satellite system、GNSS)、周波数変調(frequency modulation、FM)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、赤外(infrared、IR)技術等を含み、インテリジェントマルチメディア再生装置250に適用される無線通信の解決策を提供し得る。無線通信モジュール265は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合する1つ以上の装置であり得る。無線通信モジュール265は、アンテナを介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を行い、処理した信号をプロセッサ251に送信する。無線通信モジュール265は、送信すべき信号をプロセッサ251から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を行い、信号をアンテナ2を介した放射のために電磁波に変換し得る。
【0118】
インテリジェントマルチメディア再生装置250のディスプレイ273はディスプレイドライバチップを用いることにより駆動され、画像、動画等を表示するように構成されている。ディスプレイ273はディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、有機発光ダイオード(organic
light-emitting diode、OLED)、アクティブマトリックス有機発光ダイオード(active-matrix
organic light emitting diode、AMOLED)、フレキシブル発光ダイオード(flexible
light-emitting diode、FLED)、ミニLED、マイクロLED、マイクロOLED、量子ドット発光ダイオード(quantum light emitting diodes、QLED)等であり得る。一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は1つ以上のディスプレイ273を含み得る。
【0119】
外部メモリインターフェイス253は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の記憶能力を拡張するために、外部記憶カード、例えば、マイクロSDカードに接続されるように構成され得る。外部記憶カードは外部メモリインターフェイス253を介してプロセッサ251と通信し、データ記憶機能を実施する。例えば、音楽及び動画等のファイルが外部記憶カードに記憶される。
【0120】
内部メモリ255は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。プロセッサ251は内部メモリ255に記憶された命令を実行して、インテリジェントマルチメディア再生装置250の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を行う。内部メモリ255はプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域はオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能又は画像再生機能顔認証)によって必要とされるアプリケーション等を記憶し得る。データ記憶領域は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の使用の間に作成されるデータ(例えば、音声データ及びアドレス帳)等を記憶し得る。加えて、内部メモリ255は高速ランダムアクセスメモリを含み得るか又は不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ又はユニバーサルフラッシュ記憶装置(universal flash storage、UFS)を含み得る。
【0121】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は、オーディオモジュール267、スピーカ267A、マイクロフォン267B、ヘッドセットジャック267C、アプリケーションプロセッサ等を用いることによって、オーディオ機能、例えば、音楽再生及び録音を実施し得る。
【0122】
オーディオモジュール267は、デジタルオーディオ情報をアナログ信号出力に変換するように構成され、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成されている。オーディオモジュール267は、オーディオ信号を符号化及び復号化するようにさらに構成され得る。一部の可能な実施の解決策では、オーディオモジュール267はプロセッサ251内に配置され得るか又はオーディオモジュール267の一部の機能モジュールはプロセッサ251内に配置され得る。
【0123】
「ホーン」とも呼ばれるスピーカ267Aは、オーディオ電気信号を音声信号に変換するように構成されている。インテリジェントマルチメディア再生装置250は、スピーカ267Aを用いることによりマルチメディアコンテンツを再生し得る。
【0124】
「マイク」又は「マイク」とも呼ばれるマイクロフォン267Bは音声信号を電気信号に変換するように構成されている。電話をかける場合又は音声情報の送信する場合に、ユーザはマイクロフォン267Bの近くで人間の口を動かして音声を発して、マイクロフォン267Bに音声信号を入力し得る。少なくとも1つのマイクロフォン267Bはインテリジェントマルチメディア再生装置250内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号の収集に加えて、ノイズ低減機能を実施するために、2つのマイクロフォン267Bがインテリジェントマルチメディア再生装置250内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号を収集し、ノイズ低減機能を実施し、音源を特定し、方向性録音機能等を実施するために、3つ、4つ又はそれ以上のマイクロフォン267Bがインテリジェントマルチメディア再生装置250内に配置され得る。
【0125】
センサモジュール269は、圧力センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、距離センサ、光学近接センサ、指紋センサ、タッチセンサ、周囲光センサ等を含み得る。
【0126】
上記で携帯型電子装置200及びインテリジェントマルチメディア再生装置250のハードウェア構造を説明した。本願のソフトウェア実施について以下で説明する。説明のために、携帯型電子装置200の一実施形態において携帯電話を用いる。
【0127】
図3Aは、一部の実施の解決策に係る携帯型電子装置200のユーザインターフェイス301の例を示す。ユーザインターフェイス301は、任意で、携帯型電子装置200のディスプレイ225に表示される。
【0128】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザインターフェイス301は、任意で、
・ユーザインターフェイス301の上部のステータスバーに固定され、携帯型電子装置の状態を示すために用いられるアイコン:1つ以上の信号強度(例えば、モバイルネットワーク又はWi-Fi)インジケータ303、現在時刻305及びバッテリ213のバッテリレベルを示すために用いられるバッテリレベルインジケータ307;
・ホーム画面上のアプリケーション:時計309、カレンダー311、ギャラリー313、Mメモ315、ファイルマネージャー317、電子メール319、ミュージック321、ウォレット323、Huaweiビデオ325、ヘルス327、天気329、ブラウザ331、AI Life333、設定335、レコーダー337、アプリストア339。
・ユーザインターフェイス301の下部に固定される頻繁に用いられるアプリケーション:カメラ341、連絡先343、電話345及びメッセージ347;
・現在のインターフェイスを示すインジケータ349、
の要素、そのサブセット又は上位集合を含む。
【0129】
ホーム画面上のアプリケーションは、時計309、カレンダー311、ギャラリー313、メモ315、ファイルマネージャー317、電子メール319、音楽321、ウォレット323、Huaweiビデオ325、ヘルス327、天気329、ブラウザ331、AI Life333、設定335、レコーダー337及びアプリストア339を含むことが理解されよう。ユーザインターフェイス301がアプリケーションの表示に用いられる別のインターフェイスにある場合、現在のインターフェイスを示すインジケーター349は切り替えられたインターフェイスを指し、ユーザインターフェイス301の上部のステータスバーに固定されているアイコンは変更されず、ユーザインターフェイス301の下部に固定されている頻繁に用いられるアプリケーションは変更されない。
【0130】
上記のアプリケーション及びアプリケーションの表示アイコンは一例にすぎず、別のアプリケーション及び/又は別のアイコンであってもよいことが理解されよう。
【0131】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザがアプリケーションをタップする操作が検出された場合、携帯型電子装置200はアプリケーションを開き、アプリケーションの実行中のインターフェイスを表示する。例えば、ユーザがAI Life333のアイコンをタップする操作が検出された場合、携帯型電子装置200は、任意で、図1Bに示す例示のユーザインターフェイス151を表示する。
【0132】
カードは、情報を表示するように構成され、閉じた形状を有する相互作用設計モジュールであり、通常はシステム/アプリケーションに関する情報を表示するように構成されている。任意で、ユーザがシステム/アプリケーションとやりとりするための便利な方法が提供される。視覚的なデザインでは、カードは柔軟なサイズを有する。カードは情報キャリアとして用いられるため、操作が便利であり、ユーザ体験を改善できる。
【0133】
異なるシステムがインストールされている複数の装置間でカードを用いると、異なるシステム間の互換性をさらに改善できることが理解されよう。各装置のシステムは、システムのルールに従ってカード形状を生成し、同じデータ構造を用いてデータを処理し、そのデータをカードに表示する。
【0134】
一部の可能な実施の解決策では、コントロールセンターインターフェイス/通知センターインターフェイスは、任意で、ユーザのために装置システム情報(例えば、時刻、天気及びバッテリレベル等)を提供し、任意で、ユーザのためにアプリケーション情報(例えば、アプリケーションによってプッシュされる通知及びアプリケーションの状態)を提供する。任意で、ユーザは、コントロールセンターインターフェイス/通知センターインターフェイスでいくつかのショートカット操作を完了する。一部の可能な実施の解決策では、カードは、任意で、携帯型電子装置200のコントロールセンターインターフェイス/通知センターインターフェイスに表示される。本願のこの実施形態では、説明のための一例としてコントロールセンターインターフェイスを用いる。
【0135】
一部の可能な実施の解決策では、コントロールセンターインターフェイスは、ユーザのジェスチャを検出することによりトリガーされ、表示され得る。例えば、図3Bの携帯型電子装置200は、ユーザインターフェイス301で左から右にスライドするジェスチャを検出して、図3Cの例示のコントロールセンターインターフェイス353を得る。
【0136】
図3Bのジェスチャは、コントロールセンターインターフェイス/通知センターインターフェイスの例示のトリガー方法であるか又は別のジェスチャの種類(例えば、ピンチ、タッチアンドホールド、回転、ユーザ定義ジェスチャ又は空中ジェスチャ)であり得るか又は別のトリガー方向(例えば、上から下、下から上)であり得ることが理解されよう。ジェスチャトリガーに加えて、トリガー方法はボタントリガー、音声認識トリガー、画像認識トリガー、脳波トリガー等であり得る。
【0137】
図3Cのコントロールセンターインターフェイス353における一部のコンテンツについて以下で説明する。
【0138】
コントロールセンターインターフェイス353は、任意で、グリーティングラベル355、ユーザアバター357及びローカル又はオンラインコンテンツ検索ボックス359を含む。
【0139】
コントロールセンターインターフェイス353は、任意で、一部のアプリケーションのショートカット操作、例えば、「スキャン」361、「支払いコード」363、「モバイルトップアップ」365を含む。例えば、「モバイルトップアップ」365は、任意で、アプリケーションウォレット323に関連する。コントロールセンターインターフェイス353は、より多くのショートカット操作を表示する「More」アイコン367をさらに含む。ショートカット操作をサポートするこれらのアプリケーションは、任意で、ユーザによって手動で選択されるか、任意で、ユーザによって最後に用いられたものであるか、任意で、ユーザによって頻繁に用いられるものである。
【0140】
コントロールセンターインターフェイス353は、任意で、SmartCareインターフェイス369と、閉じた形状を有し、SmartCareインターフェイス369においてシステム/アプリケーションによって生成される1つ以上のSmartCareカードとを含む。SmartCareインターフェイス369は、任意で、SmartCareカードを自動的に更新、例えば、カードの追加/削除、例えば、カードの内容の変更を行う。更新方法は、任意で、ユーザインターフェイス301がコントロールセンターインターフェイス353である場合にSmartCareカードを更新するか又は任意で、SmartCareカードをバックグラウンドで更新する。
【0141】
一部の可能な実施の解決策では、SmartCareカードは、任意で、アプリケーション使用状況詳細カード371であり、アプリケーション使用状況詳細カード371は、携帯型電子装置200の合計使用時間及び各アプリケーションの使用割合をユーザに提供する。
【0142】
一部の可能な実施の解決策では、SmartCareカードは、任意で、駐車カード373であり、駐車カード373は、ユーザの旅行ツールの駐車場所、駐車時間、ユーザからの距離、ローカルマップ及び地図内の旅行ツールの位置が反映される。駐車カード373は、任意で、「ナビゲーション」アイコン375も含む。ユーザが「ナビゲーション」アイコン375をタップする操作を携帯型電子装置200が検出すると、携帯型電子装置200は地図ソフトを開き、駐車場所へとユーザを誘導する。
【0143】
一部の可能な実施の解決策では、SmartCareカードのコンテンツは「More」アイコン377をさらに含む。ユーザが「More」アイコン377をタップする操作が検出された場合、携帯型電子装置200はオプションテーブルをポップアップ表示し、SmartCareカードを操作するより多くの選択をユーザに提供する。オプションテーブルのオプションは、今回は無視、共有、ピンを立てる、画面がロックされている場合に表示、購読をキャンセル、別のインターフェイスに表示等のオプション、そのサブセット又はその上位集合を含む。
【0144】
上記では、先ず、SmartCareインターフェイス369のコンテンツを説明し、次に、一部の例示のSmartCareカードを表示する。インテリジェントマルチメディア再生装置250の使用シナリオと、それに対応してSmartCareインターフェイス369で生成されるSmartCareカードについて以下で説明する。
【0145】
図4Aは、ホームシナリオ100において、ユーザが第1の部屋110でスマートテレビ111を見ているシナリオの概略図である。この場合、スマートテレビ111はHuaweiビデオを介して「Stepping Bravely」を再生している。本明細書におけるHuaweiビデオは、携帯電話側のアプリケーションであるHuaweiビデオ325と同じであり得るか又はスマートテレビ111に適用可能なHuaweiビデオのバージョンであり得るか又は別の動画再生アプリケーションであり得る。図4Aのスマートテレビ111は、「Stepping Bravely」のフレーム401の例を表示している。図4Aは、スマートテレビ111における再生アイコン403(この場合、再生ステータスは再生状態であるか又は再生ステータスは任意で一時停止状態であるか又は再生ステータスは任意で、バッファ状態である)、再生進捗表示バー405及びスライダー405Aをさらに表示する。再生進捗表示バー405に対するスライダー405Aの位置は、スマートテレビ111での動画「Stepping Bravely」の再生進捗を示す。この場合、スマートテレビ111はルータ145によって提供されるWLANに接続されている。
【0146】
図4Bは、ユーザが携帯電話407を手に取っていることを示す。この場合、携帯電話407も、ルータ145によって提供されるWLAN内にある。ユーザは、スマートテレビ111で再生されている動画「Stepping Bravely」の再生が携帯電話407で再開されることを期待している。本願の実施形態で提供される装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法は、ユーザのそのような要求を満たすことができる。図4Cは、SmartCareインターフェイス369におけるスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409の例を示す。再生コントロールカード409の内容を以下で説明する。
【0147】
再生コントロールカード409は、任意で、マルチメディアコンテンツを再生するために用いられるアプリケーションの名前411及びアプリケーションに対応するアイコン413を含む。本明細書では、例えば、動画の再生に用いられるアプリケーションとしてHuaweiビデオ325が用いられ、Huaweiビデオ325に対応するアイコンを用いる。
【0148】
再生コントロールカード409は、任意で、マルチメディアコンテンツの名前415及びマルチメディアコンテンツの関連ピクチャ417を含む。関連ピクチャは、任意で、マルチメディアコンテンツのカバーピクチャであるか又は任意で、マルチメディアコンテンツのフレームであるか又は任意で携帯電話407によって受信され、ユーザによって指定されたピクチャである。本明細書では、名前及び関連ピクチャは、スマートテレビ111によって再生される動画「Stepping Bravely」及び動画のカバーピクチャにそれぞれ対応する。例えば、動画のカバーピクチャはサイクリストを含む。マルチメディアコンテンツの関連ピクチャ417は変更されないか又は継続的に変化し得ることが理解されよう。この場合、再生コントロールカード409で「Stepping Bravely」を再生することと同等である。
【0149】
再生コントロールカード409は、任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置250の名前419を含む。例えば、本明細書における名前はスマートテレビ111の名前である「第1の部屋のテレビ」に対応する。
【0150】
再生コントロールカード409は、任意で、音量アイコン421を含む。再生コントロールカード409が音量アイコン421を表示すると、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、(例えば、内蔵スピーカ267A、外部ヘッドセット又は外部スピーカを用いることにより)マルチメディアコンテンツに対応するオーディオを再生し得る。例えば、スマートテレビ111は、ビデオ画像を再生しながら、その映像に対応する音声を再生する。音量アイコン421は、任意で、ユーザ操作を受け付けるために用いることができるアイコンである。ユーザが音量アイコン421をタップする操作を携帯電話407が検出すると、図4Fに示すミュートアイコン441が現れる。この場合、マルチメディアコンテンツは、任意で、普通に再生されるが、マルチメディアコンテンツに対応する音声は再生できない。
【0151】
再生コントロールカード409は、任意で、再生アイコン423を含む。再生コントロールカード409が再生アイコン423を表示すると、スマートテレビ111はマルチメディアコンテンツを再生する。再生アイコン423は、任意で、ユーザ操作に応答するために用いることが可能なアイコンである。ユーザが再生アイコン423をタップする操作を携帯電話407が検出すると、図4Fに示す再生一時停止アイコン445が現れる。この場合、マルチメディアコンテンツの再生が一時停止される。
【0152】
再生コントロールカード409は、任意で、音量表示バー425を含む。音量表示バー425は、任意で、スライダー425Aを用いることにより、最大音量に対する現在の音量のパーセンテージを表示するか又は任意で定量可能な音量(例えば、50デシベル)を表示する。音量表示バー425は、任意で、ユーザ操作に応答するために用いることができるアイコンである。例えば、携帯電話407は、音量を調整するために、スライダー425Aに対してユーザによって行われたドラッグジェスチャーを受信する。一部の可能な実装の解決策では、ミュートアイコン441が再生コントロールカード409に現れた場合、スライダー425Aは任意で音量表示バー425の左端に表示され、音量アイコン421が現れた後に元の位置に復元される。
【0153】
再生コントロールカード409は、任意で、再生進捗表示バー427を含む。再生進捗表示バー427は、任意で、スライダー427Aを用いることにより、再生進捗を時間単位(例えば、秒又は分)で表示し、任意で再生進捗を比例で表示する。再生進捗表示バー427は、任意で、ユーザ操作に応答するために用いることが可能なアイコンである。例えば、再生進捗を調整するために、スライダー427Aに対してユーザによって行われたドラッグジェスチャーが受信される。
【0154】
再生コントロールカード409は、任意で、巻き戻しアイコン429を含む。例えば、ユーザが巻き戻しアイコン429をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、再生進捗は現在の動画のフレームの1つ以上前のフレームに巻き戻され、動画の再生が続けられ、再生進捗表示バー425上のスライダー425Aも左側にスライドする。巻き戻しアイコン429は、任意で、ユーザのタップ操作を識別するために用いられる。ユーザが巻き戻しアイコン429をタップする操作が検出される毎に、携帯電話407は映像の進捗を一度巻き戻す。巻き戻しアイコン429は、任意で、ユーザのタッチアンドホールド操作を識別するために用いられる。携帯電話407は、ユーザが巻き戻しアイコン429を押す操作を検出し、ユーザが持ち上げるまでタッチアンドホールド時間を記録し、巻き戻しが必要な動画フレームの数を計算する。任意で、携帯電話は、タッチアンドホールド処理で再生の進捗を巻き戻すか又は任意でタッチアンドホールド操作が終了した後に再生の進捗を巻き戻す。
【0155】
再生コントロールカード409には、任意で、早送りアイコン431を含む。例えば、ユーザが早送りアイコン431をタップする操作を携帯電話407が検出すると、再生の進捗は、現在の動画フレームの後の1つ以上のフレームに進んで、動画の再生が続けられ、再生進捗表示バー425上のスライダー425Aも右側にスライドする。早送りアイコン431は、任意で、ユーザのタップ操作を識別するために用いられる。ユーザが早送りアイコン431をタップする操作が検知される毎に、携帯電話407は映像の進捗を一度進める。早送りアイコン431は、任意で、ユーザのタッチアンドホールド操作を識別するために用いられる。携帯電話407は、ユーザが早送りアイコン431を押す操作を検出し、ユーザが持ち上げるまでタッチアンドホールド時間を記録し、進める必要のある動画フレームの数を計算する。任意で、携帯電話は、再生の進捗をタッチアンドホールド処理で進めるか又はタッチアンドホールド操作の終了後に再生の進捗を進める。
【0156】
再生コントロールカード409は、任意で、次のエピソードアイコン433を含む。例えば、ユーザが次のエピソードアイコン433をタップする操作を携帯電話407が検出すると、スマートテレビ111は次の動画を再生し、再生コントロールカード409はスマートテレビ111によって現在再生されている動画の再生情報をリフレッシュして表示する。次の動画は、任意で、同じエピソードの次のエピソードであるか、任意で、動画再生アプリケーション(Huaweiビデオ325)によって推奨される別の次の動画であるか又は任意でユーザによって指定された次のエピソードである。
【0157】
再生コントロールカード409は、任意で、再生再開アイコン435を含む。例えば、ユーザが再生再開アイコン435をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、任意で、携帯電話407は動画再生アプリケーション(Huaweiビデオ325)に入り、スマートテレビ111によって再生されている動画の再生を再開する。一部の可能な実施の解決策では、スマートテレビ111は、携帯電話407が動画の再生を再開した後も変化せず、現在再生されている動画の再生を続ける。一部の可能な実施の解決策では、スマートテレビ111は、携帯電話407が動画の再生を再開した後に動画の再生を終了する。一部の可能な実施の解決策では、携帯電話407が動画の再生を再開した後に、スマートテレビ111/携帯電話407は、スマートテレビ111で再生されている動画の再生を終了する必要があるかどうかユーザに示す。
【0158】
再生コントロールカード409には、任意で「More」アイコン377を含む。ユーザが「More」アイコン377をタップする操作が検出された場合、携帯電話407は、任意で、今回は無視、共有、ピンを立てる、画面がロックされている場合に表示、購読をキャンセル、別のインターフェイスに表示等のオプション、そのサブセット又はその上位集合を表示する。
【0159】
図4Lは、画面がロックされている場合に再生コントロールカード409が表示されているインターフェイスの例を示す。図4Lは、携帯電話407のロック画面インターフェイス453を示す。ロック画面インターフェイス453は再生コントロールカード409を含み、携帯電話407がロック画面インターフェイス453内にあることを示すインジケータ455をさらに含む。例えば、インジケータ455の内容は「スライドしてロックを解除」である。
【0160】
再生コントロールカード409は例示の実施形態であることが理解されよう。一部の他の実施形態では、再生コントロールカード409は、任意で、より多くの/より少ない再生情報を含み、任意で、異なる名前の再生情報を含み、任意で、再生情報を異なるスタイル及び/又はレイアウトで提示する。
【0161】
一部の可能な実施の解決策では、図4Mは、通知センターインターフェイス457で再生コントロールカード409を表示する、例示のインターフェイスの図である。通知センターインターフェイス457は再生コントロールカード409を含む。通知センターインターフェイス457は、携帯電話407が、ユーザの上から下へのスライドジェスチャーを検出することにより、図3Aに示すユーザインターフェイス301で取得され得る。
【0162】
図4D及び図4Eは、スマートテレビ111上での再生情報が変化(例えば、再生進捗の変化又は音量の変化)した後に、それに応じて再生コントロールカード409に表示される再生情報も変化するプロセスを示す。
【0163】
一部の可能な実施の解決策では、スマートテレビ111がユーザのリモコンから遠隔制御命令を受信した後に、一部の再生情報が変化する。図4Dは、スマートテレビ111がリモコンから遠隔制御命令を受信した後の再生進捗表示バー405、再生進捗表示バー405上のスライダー405A、音量アイコン437、音量表示バー439、音量表示バー439上のスライダー439Aを示す。図4Bのスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409及び図4Cに示す再生コントロールカードと比較すると、スマートテレビ111上の再生進捗及び音量が変化していることが、図4Dに示す再生コントロールカード409から分かる。再生情報が変化した後に、スマートテレビ111は、無線通信モジュール265を用いることにより、携帯電話407に対して再生情報を同期させる。図4Eは、再生情報が同期された後のスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409における音量表示バー425、音量表示バー425上のスライダー425A、再生進捗表示バー427及び再生進捗表示バー427上のスライダー427Aを示す。図4Dのスマートテレビ111に表示される再生情報は、図4Eの再生コントロールカード409に表示される再生情報と基本的に同じであり、対応するスライダーの位置も基本的に同じであることが分かる。これは、スマートテレビ111の再生情報がリアルタイムで再生コントロールカード409と同期されていることを示す。情報転送及び/又は処理等の要因により、このようなリアルタイム同期は、特定の許容の誤差範囲内でリアルタイムに同期されていると理解され得る。
【0164】
図4F及び図4Gは、ユーザが、再生コントロールカード409を用いることによりスマートテレビ111で再生制御を行うプロセスを示す。
【0165】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが図4Cの音量アイコン421をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、再生コントロールカード409内の音量アイコン421が図4Fに示すミュートアイコン441に変化する。携帯電話407が無線通信モジュールを使用して再生制御コマンドをスマートテレビ111に送信すると、図4Gに示すミュートアイコン443もスマートテレビ111に現れる。
【0166】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが図4Cの再生アイコン423をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、再生コントロールカード409の再生アイコン423が図4Fの再生一時停止アイコン445に変化する。携帯電話407が無線通信モジュールを用いることにより再生制御コマンドをスマートテレビ111に送信した後に、スマートテレビ111の再生アイコン403も図4Gに示す再生一時停止アイコン447に変化する。
【0167】
以下では、ユーザが、再生コントロールカード409を用いることにより、スマートテレビ111で再生されている動画の再生を再開するプロセスを説明する。
【0168】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが図4Cの再生再開アイコン435をタップする操作が検出されると、携帯電話407は動画再生アプリケーションにジャンプし、動画の再生を続ける。ここでは、図4Dに示す再生情報を一例として用いる。ユーザが再生コントロールカード409内の再生再開アイコン435をタップした後に、携帯電話407上に、図4Hに示すHuaweiビデオ325の例示のユーザインターフェイス449が現れ、ユーザはユーザインターフェイス449内の動画「Stepping Bravely」の再生を再開できる。この場合、図4HのHuaweiビデオ325に示す再生情報は、図4Dに示す再生情報と基本的に一致していることが分かる。そのような一致は、特定の許容誤差範囲内での一致であるが理解されよう。
【0169】
一部の可能な実施の解決策では、携帯電話でマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションと、テレビでマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションとは完全に同じである、つまり、アプリケーションは携帯電話での使用及びテレビでの使用の両方をサポートする。一部の可能な実施の解決策では、携帯電話でマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションと、テレビでマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションとは、同じアプリケーションの異なるバージョンである。例えば、携帯電話のアプリケーションはHuaweiビデオ325の携帯電話版であり、テレビのアプリケーションはHuaweiビデオのテレビ版である。一部の可能な実施の解決策では、携帯電話でマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションと、テレビでマルチメディアコンテンツを再生するためにユーザによって用いられるアプリケーションとは関連したアプリケーションである。テレビは第1のアプリケーションを用いることによりマルチメディアコンテンツを再生する。携帯電話は再生情報を受信し、再生情報はマルチメディアコンテンツ識別子を含み、携帯電話は、マルチメディア識別子を用いることにより第2のアプリケーションでマルチメディアコンテンツの再生を再開できる。
【0170】
一部の可能な実施の解決策では、携帯電話でユーザによって再開されるマルチメディアコンテンツと、スマートテレビでユーザによって再生されているマルチメディアコンテンツとは同じ種類である。一部の可能な実施の解決策では、携帯電話でユーザによって再開されるマルチメディアコンテンツと、スマートテレビでユーザによって再生されているマルチメディアコンテンツとは種類が異なる。例えば、テレビで再生されるマルチメディアコンテンツは「Stepping Bravely」の4Kバージョンであり、携帯電話で再開されるマルチメディアコンテンツは「Stepping Bravely」の1080Pバージョンである。別の例として、テレビで再生されるコンテンツは「Stepping Bravely」のVRバージョンであり、携帯電話で再開されるマルチメディアコンテンツは「Stepping Bravely」のVRバージョンに対応する平面バージョンである。別の例として、スマートVRグラスで再生されるコンテンツは被写界深度データを含む「Stepping Bravely」のパノラマ映像バージョンであり、携帯電話で再開されるマルチメディアコンテンツは「Stepping Bravely」のパノラマ映像バージョンである。
【0171】
一部の可能な実施の解決策では、電源オフ/WLAN切断等の緊急事態がスマートテレビ111で起こり得る。この場合、携帯電話407に対するスマートテレビ111の装置状態はオフライン状態であり、スマートテレビ111に対する携帯電話407の再生制御コマンドは、携帯電話407のユーザに対して、再生制御が失敗したことを示し、再生コントロールカード409の表示は任意に停止する。1つ以上のアイコンが任意でユーザ操作を受信するために用いることができないアイコンになり、1つ以上のアイコンの色が変化、例えば、図4Iに示す再生コントロールカード409内の音量アイコン421、再生アイコン423、音量表示バー425、スライダー425A、再生進捗表示バー427、スライダー427A、巻き戻しアイコン429、早送りアイコン431及び次のエピソードアイコン433の色がグレーに変化し、1つ以上のアイコンの表示が任意で停止、例えば、図4Cの再生コントロールカード409の音量アイコン421、再生アイコン423、音量表示バー425、スライダー425A、再生進捗表示バー427、スライダー427A、巻き戻しアイコン429、早送りアイコン431及び次のエピソードアイコン433の表示が(図4Jに示すように)停止され、ユーザは、任意で、例えば、図4Kに示すコントロールセンターインターフェイス353のプロンプトボックス451のように再生制御が失敗したことが促され、プロンプトボックス451の例示の内容は「プロンプト:同じWLAN内にありません。再生制御失敗!」であるか、例示の内容は「装置XXXはオフラインです。再生制御失敗!」であるか又は、上記の実施の解決策の1つ又は組み合わせが任意で存在するか又は別の実施の解決策が存在し得る。
【0172】
一部の可能な実施の解決策では、例えば、動画ソースが失われるか、動画解析エラーが起こるか又は携帯電話407が動画再生アプリケーションを開く権限を持っていないため、携帯電話407は再生の再開に失敗し得る。携帯電話407のユーザに再生再開が失敗したことを示すために、図4Kに示すのと同様の解決策が任意で用いられる。例えば、内容が「映像解析エラーが起こりました。再生に失敗しました」である、再生再開が失敗したことをユーザに示すために、例えばプロンプトボックス451がコントロールセンターインターフェイス353/動画アプリケーションのユーザインターフェイス449に生成される。詳細については再度説明しない。
【0173】
本願の実施形態で提供される装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法では、インテリジェントマルチメディア再生装置250の再生情報が所定の期間携帯型電子装置200で予約されるため、ユーザは、WLANが最後に切断された後/インテリジェントマルチメディア再生装置250が再生状態を終了した後/インテリジェントマルチメディア再生装置250の電源がオフにされた後、所定の期間内でマルチメディアコンテンツの再生を再開できる。例えば、ユーザがスマートテレビ111の電源を切って家を出た(WLANが切断された)後に、一定期間内で携帯電話407での「Stepping Bravely」の再生を再開できる。スマートテレビ111で最後に再生された映像を、外出後に、ユーザが携帯電話407で視聴を続ける例を用いて以下で説明を提供する。
【0174】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが家を出てから一定期間内に、スマートテレビ111で再生された動画の再生を再開することを期待する。例えば、図5Aのシナリオでは、ユーザは一定時間内にスマートテレビ111で再生された映像を見て家を出る。この場合、ユーザの携帯電話407及びスマートテレビ111は同じWLAN内になく、携帯電話407に対するスマートテレビ111の装置状態はオフラインである。
【0175】
図5Bの信号強度インジケータ303の形態の、WLAN接続を示すために用いられるインジケータの表示が停止する。一部の可能な実施の解決策では、図5Bは、SmartCareインターフェイス369の再生コントロールカード409をさらに示す。この場合、携帯電話407及びスマートテレビ111は同じWLAN内になく、ユーザは、再生コントロールカード409を用いることによりスマートテレビ111で再生制御を実施することができない。音量アイコン421、音量表示バー425、スライダー425A、巻き戻しアイコン429、早送りアイコン431、次のエピソードアイコン433、再生アイコン423、再生進捗表示バー427及びスライダー427Aの表示が停止する。一部の可能な実施の解決策では、図5Cに示す再生コントロールカード409は、再生アイコン423、再生進捗表示バー427及びスライダー427Aを保持する。携帯電話407は、ローカルで保存された最新の再生情報を収集し、スライダー427Aを用いることにより最後に再生された動画の再生進捗を示して、より良好な視覚的な体験をユーザにもたらす。
【0176】
ユーザが図5Bの再生再開アイコン435をタップする操作が検出された場合、携帯電話407は、任意で、図4Hに示す動画再生アプリケーションHuaweiビデオ325のユーザインターフェイス449を表示する。ユーザインターフェイス449に表示される再生情報は、リアルタイム性の高い再生情報であってもよく、(ユーザが家を出る前の一定の期間内で再生情報が同期されるため)ユーザが家を出る/スマートテレビ111の電源を切ったときの一定の期間内の再生情報と基本的に一致しているか又は(ユーザが家を出る前の一定の期間内で再生情報が同期されないため)それよりも前の再生情報であり得る。
【0177】
一部の可能な実施の解決策では、例えば、動画ソースが失われるか、動画解析エラーが起こるか又は携帯電話407が動画再生アプリケーションを開く権限を持っていないため、携帯電話407が再生を再開できないことがある。携帯電話407上で、再生再開が失敗したことをユーザに示すために、再生コントロールカード409の表示が任意で停止されるか、例えば、内容が「プロンプト:映像解析エラーが起こりました。再生再開に失敗しました」である、図5Dに示すプロンプトボックス501が任意で生成されるか又は別の実施の解決策が任意で存在する。詳細については再度説明しない。
【0178】
図5Eは、ユーザが家を出た後にホームシナリオ100に戻る概略図である。ユーザは、再び携帯電話407を手に取って、スマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409を見る。この場合、携帯電話407及びスマートテレビ111は同じWLANにある。図5Fの信号強度インジケータ303の形態である、WLAN接続を示すために用いられるインジケータが再度表示される。再生コントロールカード409は、図5B図5Cに示す再生コントロールカード409から図5Fに示す再生コントロールカード409に変化する。音量アイコン421、再生アイコン423、音量表示バー425、スライダー425A、再生進捗表示バー427、スライダー427A、巻き戻しアイコン429、早送りアイコン431及び次のエピソードアイコン433が再度表示されていることがわかる。この場合、再生制御情報が再度同期され、ユーザは、再生コントロールカードを用いることによりスマートテレビ111に対する再生制御を行うことができる。
【0179】
複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250がSmartCareインターフェイス369内に再生コントロールカードを生成する必要があるプロセスを以下で説明する。実施の解決策では、再生コントロールカードの全てが任意で表示される。実施の解決策では、カードのうちの1つ以上が任意で表示され、残りのカードはSmartCareインターフェイス369内で、例えば「展開/折り畳み」形式で表示される。別の実施の解決策では、カードのうちの1つ以上が表示され、残りのカードは、SmartCareインターフェイス369とは別のインターフェイスに、例えば「全てを表示し直す」のように表示される。
【0180】
図6A及び図6Bは、複数の再生コントロールカードを表示する必要がある場合の実施の解決策を示す。図6AのSmartCareインターフェイス369は、再生コントロールカード409及び「展開」アイコン601を含む。ユーザが「展開」アイコン601をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、図6Bに示すSmartCareインターフェイス369が現れる。SmartCareインターフェイス369は、スマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409と、スマートスピーカ113に対応する再生コントロールカード603であって、再生コントロールカード603は、例示の音声である「ヨガの伴奏」607を再生し、例示のピクチャ609を表示する、再生コントロールカード603と、スマートプロジェクター141に対応する再生コントロールカード605であって、再生コントロールカード605は、例示の動画「美しい風景」611を再生し、例示のピクチャ613を表示する、再生コントロールカード605とを含む。SmartCareインターフェイス369は「折りたたみ」アイコン615をさらに含む。ユーザが「折り畳み」アイコン615をタップする操作を携帯電話407が検出した場合、SmartCareインターフェイス369は図6Aのインターフェイスに戻る。
【0181】
一部の可能な実施の解決策では、動画再生アプリケーション、例えば、Huaweiビデオ325を用いることにより、ファイルの種類が動画であるマルチメディアコンテンツを再生できる。一部の他の実施の解決策では、オーディオ再生アプリケーション、例えば、ミュージック321を用いることにより、ファイルの種類がオーディオであるマルチメディアコンテンツを再生できる。再生再開の間、携帯電話407はプロセッサ201を用いることによりマルチメディアコンテンツの種類を判定し、対応するアプリケーションを用いてその種類のマルチメディアコンテンツを再生する必要がある。
【0182】
一部の可能な実施の解決策では、複数の再生コントロールカードを表示する必要がある場合、再生コントロールカードの順序を考慮する必要がある。再生コントロールカードをソートする方法は、任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置250の名前419(例えば、長さ又は頭文字)に基づいて再生コントロールカードをソートこと、任意で、装置の再生状態(再生/一時停止/バッファ中)に基づいて再生コントロールカードをソートすること、任意で、装置の状態(オンライン/オフライン)に基づいて再生コントロールカードをソートすることであって、オンライン装置は再生制御及び/又は再生再開をサポートし、オフライン装置は任意で一定期間内の再生再開をサポートする、こと、任意で、ユーザが位置する部屋に基づいて再生コントロールカードをソートすること又は任意で、再生コントロールカードの「More」アイコン377を用いることにより再生コントロールカードを上に固定して、ソート順序を手動で変更することである。
【0183】
図6C及び図6Dは、ユーザの位置に基づいて再生コントロールカードをソートする実施の解決策を示す。
【0184】
図6Cは、ホームシナリオ100におけるユーザの移動追跡617を示す。すなわち、ユーザは第1の部屋110から出て、廊下150を通り、最終的に第4の部屋140に到達する。ユーザが第1の部屋110にいる場合、SmartCareインターフェイス369は図6Bに示すユーザインターフェイスの例を表示する。ソートの順序は、第1の部屋110のスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409->第1の部屋110のスマートスピーカ113に対応する再生コントロールカード603->第4の部屋140のスマートプロジェクタ141に対応する再生コントロールカード605となる。
【0185】
図6Dは、ユーザが第4の部屋140にいる場合に示されるSmartCareインターフェイス369を示す。ソートの順序は、第4の部屋140にあるスマートプロジェクタ141に対応する再生コントロールカード605->第1の部屋110にあるスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409->第1の部屋110のスマートスピーカ113に対応する再生コントロールカード603となる。
【0186】
前述の実施の解決策では、ユーザの位置を特定する必要がある。これは、屋内の技術を用いることにより実施され得る。屋内測位技術は、限定されないが、Wi-Fi測位技術、RFID測位技術、赤外線技術、超音波技術、Bluetooth技術、慣性航法技術、UWB測位技術及び画像認識測位技術を含む。
【0187】
任意で、携帯型電子装置200及び/又はインテリジェントマルチメディア再生装置250を用いることにより測位技術を実施できる。任意で、携帯型電子装置200及び/又はインテリジェントマルチメディア再生装置250に加えて、別の装置(例えば、ホームカメラ)を用いることにより補助的な測位がさらに実施される。
【0188】
一部の可能な実施の解決策では、測位技術を用いることにより処理する必要がある部屋は仮想ロケーションラベルであり、携帯型電子装置200と1つ以上の装置との間の1つ以上の距離を特定することにより相対位置が特定され得る。一部の他の実施の解決策では、測位技術を用いることにより処理する必要がある部屋は物理的な部屋である。この場合、ホームシナリオ100における携帯型電子装置200の特定の位置は、測位技術に慣性航法技術、RFID位置決め技術等を用いることにより決定され得る。
【0189】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は、第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250で再生されるマルチメディアコンテンツを、第2のインテリジェントマルチメディア再生装置250で再生を再開できる。第2のインテリジェントマルチメディア再生装置250は、第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250で再生されている種類のマルチメディアコンテンツの再生をサポートする必要があることが理解されよう。例えば、図6Eに示すように、ユーザが第1の部屋110から第4の部屋140に移動した後に、スマートテレビ111で再生されている「Stepping Bravely」の再生をスマートプロジェクタ141で再開する必要があるかどうかを尋ねるプロンプトボックス619が携帯電話407のSmartCareインターフェイス369に現れる。図6Fは、ユーザが「はい」をタップする操作を携帯型電子装置200が受信した後に、スマートテレビ111で再生される「Stepping Bravely」の再生をスマートプロジェクタ141が再開するシナリオの概略図である。図6Fは、スマートプロジェクタ141の再生アイコン621、再生進捗表示バー623及び再生進捗表示バー623上のスライダー623Aを示す。図6Fに示すスマートプロジェクタ141の再生情報は、図6Dに示すスマートテレビ111の再生情報と基本的に一致している。図6Gは、ユーザが「はい」をタップする操作を携帯型電子装置200が受信した後に、SmartCareインターフェイス369に表示される再生コントロールカードを示す。スマートプロジェクタ141に対応する再生コントロールカード605に表示されている再生情報はリフレッシュされ、スマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409に表示されている再生情報と基本的に一致しているため、スマートテレビ111で再生されているマルチメディアコンテンツの再生がスマートプロジェクタ141で再開されることが分かる。
【0190】
第2のインテリジェントマルチメディア再生装置250が第1のマルチメディア再生装置250のマルチメディアコンテンツの再生を再開した後、詳細は次のとおりである。一部の可能な実施の解決策では、第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250は変更されず、マルチメディアコンテンツの再生を続ける。一部の可能な実施の解決策では、第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250はマルチメディアコンテンツの再生を停止する。一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200/第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250/第2のインテリジェントマルチメディア再生装置250は、第1のインテリジェントマルチメディア再生装置250での再生を終了する必要があるかどうかをユーザに尋ねる。
【0191】
図6Hは、ユーザが分割画面モードのスマートテレビ111を用いるシナリオを示す。この場合、スマートテレビ111の第1の分割画面625は動画「Stepping Bravely」を再生し、スマートテレビ111の第2の分割画面627は動画「フットボール」を再生している。第1の分割画面625及び第2の分割画面627で再生されている映像に対応する音声は、任意で、同じ装置によって出力、例えば、スマートテレビ111によって出力されるか、任意で、異なる装置によって出力、例えば、第1の分割画面625で再生される映像に対応する音声がスマートスピーカ113によって出力され、第2の分割画面627によって再生される映像に対応する音声がスマートテレビ111によって出力されるか、又はスピーカ又はヘッドセット等の別の装置によって出力され得る。
【0192】
図6Iは、スマートテレビ111が、SmartCareインターフェイス369に、第1の分割画面625に対応する再生コントロールカード629と、第2の分割画面627に対応する再生コントロールカード631とを別々に表示することを示す。再生コントロールカード内のインテリジェントマルチメディア再生装置の名前は「第1の部屋のテレビ111」である。一部の可能な実施の解決策では、第1の分割画面625に対応する再生コントロールカード629が、第2の分割画面627に対応する再生コントロールカード631の上に表示される。一部の可能な実施の解決策では、任意で、ユーザに促すために、「第1の分割画面」及び「第2の分割画面」が再生コントロールカード629及び再生コントロールカード631でそれぞれマークされる(解決策は図6Iには示していない)。
【0193】
図6Jは、スマートテレビ111が、SmartCareインターフェイス369で、第1の分割画面625及び第2の分割画面627に対応する再生コントロールカード633を表示することを示す。再生コントロールカード633は、第1の分割画面625及び第2の分割画面の両方の再生情報を含む。この実施形態では、1つのインテリジェントマルチメディア再生装置250内の複数の異なるマルチメディアコンテンツが、任意で、1つの再生コントロールカードに表示される。
【0194】
図6Kは、ユーザが分割画面モードのスマートテレビ111を用いて複数の動画を見ている場合に、SmartCareインターフェイス369に複数の動画を再生する概略図である。SmartCareインターフェイス369は、第1の分割画面625に対応する再生コントロールカード635と、第2の分割画面627に対応する再生コントロールカード637とを含む。この場合、マルチメディアコンテンツの関連ピクチャ639は、第1の分割画面625で再生されている映像の再生進捗に対応するリアルタイムフレームに対応し、マルチメディアコンテンツの関連ピクチャ641は、第2の分割画面627で再生されている映像の映像再生進捗に対応するリアルタイムフレームに対応する。このように、ユーザは、再生コントロールカードでマルチメディアコンテンツをリアルタイムに見ることができる。
【0195】
一部の可能な実施の解決策では、ユーザが再生再開アイコン643に対してタッチアンドホールドする挙動を携帯型電子装置200が検出すると、携帯型電子装置200は、図6Lに示すインターフェイスを示す。インターフェイスの第1の領域645は、第1の分割画面625で再生された動画を再生し、インターフェイスの第2の領域647はユーザインターフェイス301に対応する。ユーザが第2の領域647内を左から右にスライドするジェスチャ649を携帯型電子装置200が検出した場合、第2の領域647は、図6Mに示すコントロールセンターインターフェイス353として表示され、コントロールセンターインターフェイス353は再生コントロールカード651を含む。タッチアンドホールドは、任意で表現方法の一例であるか又は任意で分割画面モードで見ることを意味する音声入力であるか又は任意で、ユーザが再生再開アイコン643を押し、その後に再生再開アイコンを再生コントロールカード637にドラッグしたのを携帯型電子装置200が検出することであるが理解されよう。一部の可能な実施の解決策では、ユーザが再生再開アイコン653をタップする挙動を携帯型電子装置200が検出した場合、携帯型電子装置200は図6Nに示すインターフェイスを示す。インターフェイスの第1の領域645は、第1の分割画面625で再生される動画を再生し、インターフェイスの第2の領域647は、第2の分割画面627で再生される動画を再生する。タップは、任意で、表現方法の一例であるか又は任意で分割画面モードで見ることを意味する音声入力であることが理解されよう。
【0196】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は、代替的に、図6Oに示すインターフェイスを1つ以上のフローティングウィンドウの形式で表示し得る。インターフェイスは、第1のフローティングウィンドウ655及び第2のフローティングウィンドウ657を含む。携帯型電子装置200は、任意で、ユーザ入力を検出し、フローティングウィンドウのサイズ及び位置を調整する。携帯型電子装置200は、任意で、図6Oに示すものよりも多くの又は少ないフローティングウィンドウを含むことが理解されよう。
【0197】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は、携帯型電子装置200上のインテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する再生コントロールカード、例えば図6Pに示す再生コントロールカード設定インターフェイス659を生成するかどうかを判定するためのユーザ操作を受信し得る。インターフェイス659は、インターフェイス識別子「再生コントロールカード設定」661を含み、インターフェイス659は「AI Life」アプリケーションに関連し、設定のために用いられるインテリジェントマルチメディア再生装置250、例えば、第1の部屋のテレビ111及び第2の部屋のテレビ121を表示する。
【0198】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は、再生コントロールカードが再生再開機能をサポートしているかどうかを判定するためのユーザ操作、例えば、図6Qに示す再生再開機能設定インターフェイス663をさらに受信し得る。インターフェイス663はインターフェイス識別子「再生再開機能設定」665を含み、インターフェイス663はインターフェイス識別子「再生コントロールカード設定」665を含み、インターフェイス663は、「AI Life」アプリケーションに関連し、設定のために用いられるインテリジェントマルチメディア再生装置250、例えば、第1の部屋のテレビ111及び第2の部屋のテレビ121を表示する。
【0199】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、再生コントロールカードが生成された場合にのみ再生再開機能をサポートできる。一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、再生コントロールカードを表示せずに再生再開機能をサポートすることもでき、例えば、音声入力を介して再生再開機能を実施する。例えば、携帯型電子装置200は、「ねえ、セリア、携帯電話でテレビの「Stepping Bravely」の再生を続けて」とのユーザの声を受信した後に、テレビで再生された映像コンテンツの再生を携帯型電子装置200で再開し得る。
【0200】
一部の可能な実施の解決策では、同じ種類の複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250は同じマルチメディアコンテンツを再生し、同じ再生情報を有し、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250は1つの再生コントロールカードに表示される。このシナリオでは、大家族の場合、複数の部屋にいる家族のメンバーがそれぞれの部屋のマルチメディア装置を用いることにより同じマルチメディアコンテンツを同時に見ることができ、部屋のマルチメディアコンテンツの再生進捗又は音量も同じである。この場合、再生コントロールカードは音量及び再生進捗を表示できる。一部の例では、複数の部屋にいる家族のメンバーがそれぞれの部屋にあるマルチメディア装置を用いることにより同じマルチメディアコンテンツを同時に見るシナリオでは、部屋のマルチメディアコンテンツの再生進捗又は音量が異なり得る(例えば、第1の部屋にいるユーザは大音量を好み、第1の部屋のテレビは「Stepping Bravely」の再生時に音量を上げ得る)。この場合、再生コントロールカードは音量又は再生進捗を表示しなくてよい。図6Rに示すように、第1の部屋のテレビ111及び第2の部屋のテレビ121は同じマルチメディアコンテンツを再生し、再生コントロールカード667がSmartCareインターフェイス369に表示されている。このように、1つの再生コントロールカード内で複数のインテリジェントマルチメディア再生装置に対して再生制御を行うことができる。
【0201】
一部の可能な実施の解決策では、異なる種類の複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250が同じマルチメディアコンテンツを再生する。例えば、スマートテレビはマルチメディアコンテンツに対応する動画を再生し、スマートスピーカがマルチメディアコンテンツに対応する音声を再生する。この場合、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250は1つの再生コントロールカードに表示される。図6Sに示すように、第1の部屋のテレビ111及び第1の部屋のスピーカ113が同じマルチメディアコンテンツを再生し、再生コントロールカード669がSmartCareインターフェイス369に表示される。一部の可能な実施の解決策では、再生コントロールカード669は、任意で、各インテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する音量表示バーを含むため、各インテリジェントマルチメディア再生装置250の音量を調整するためにユーザ入力を受信できる。
【0202】
一部の可能な実施の解決策では、異なる種類の複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250が同じマルチメディアコンテンツを再生し、複数のインテリジェントマルチメディア再生装置250は、任意で、1つの再生コントロールカードに表示される。図6Tに示すように、第1の部屋のテレビ111及びスマートプロジェクタ141は同じマルチメディアコンテンツを再生しており、再生コントロールカード671がSmartCareインターフェイス369に表示されている。再生コントロールカード671は、マルチメディアコンテンツを表示するために用いられる領域671A、第1の部屋のテレビ111の再生情報を表示するために用いられる領域671B、第4の部屋のプロジェクタ141の再生情報を表示するために用いられる領域671Cを含む。この場合、スマートテレビ111及びプロジェクタ141の再生情報の少なくとも1つが異なる。スマートテレビ111及びプロジェクタ141の再生情報が同じ場合、再生コントロールカードは任意で図6Sに示す再生コントロールカード669である。領域671B及び領域671Cの表示順序は、ホームシナリオ100における携帯型電子装置200の位置に基づいて調整され、表示され得る。図6Tに示すように、携帯型電子装置200は第1の部屋110にあり、ユーザはスマートテレビ111を通して「Stepping Bravely」を見ており、領域671Cの上に領域671Bが表示されている。図6Uに示すように、携帯型電子装置200は第4の部屋140にあり、ユーザはプロジェクタ141を通して「Stepping Bravely」を見ており、領域671Cは領域671Bの上に表示されて、より良い移動視聴体験をユーザにもたらす。
【0203】
以下、本願の実施形態における具体的な方法の手順を説明する。
【0204】
再生情報には、任意で、マルチメディアコンテンツ名(例えば、図4Cに示す再生コントロールカード409内の再生動画の名前である「Stepping Bravely」415)、マルチメディアコンテンツ識別子、マルチメディアコンテンツの種類(例えば、オーディオ又は動画)、マルチメディアコンテンツ期間、マルチメディアコンテンツの関連ピクチャ(例えば、図4Cに示す再生コントロールカード409内の再生動画の関連ピクチャ417)、マルチメディアコンテンツソースアドレス等を含む。再生情報は、任意で、再生状態(例えば、任意で、再生アイコン423/再生一時停止アイコン445で表される再生状態/一時停止状態)、再生進捗(例えば、再生進捗表示バー427によって表される)、音量状態(例えば、非ミュート状態/ミュート状態で、音量アイコン421/ミュートアイコン441によって表示される)及び再生音量(例えば、音量表示バー425によって表示される)を含む。
【0205】
マルチメディアコンテンツ識別子及びマルチメディアコンテンツソースアドレスは、装置又は別の装置がサーバからマルチメディアコンテンツを取得できるようにし得る。
【0206】
装置情報には、任意で、装置名(例えば、インテリジェントマルチメディア再生装置250の名前419、例えば、スマートテレビ111の名前である「第1の部屋のテレビ」)、装置識別子及び装置の種類(例えば、スマートテレビ111又はスマートスピーカ113)を含む。
【0207】
図7Aは、本願の一実施形態を示す。ステップ701は任意の実行ステップである。
【0208】
携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250に近距離接続を確立し(ステップ701)、近距離接続を確立した装置はデータを交換できる。例えば、図4Bのユーザの携帯電話407は、無線通信モジュール217を用いることにより、図1Aに示すルータ145によって提供されるWLANにアクセスし、スマートテレビ111及びスマートスピーカ113は、無線通信モジュール265を用いることにより、図1Aのルータ145によって提供されるWLANにアクセスする。この場合、携帯電話407、スマートテレビ111及びスマートスピーカ113は同じ無線ネットワーク内に位置し、装置はデータを交換できる。
【0209】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200及びインテリジェントマルチメディア再生装置250は同じユーザカウント(例えば、Huaweiアカウント又はHuaweiビデオアカウント)にログインし得る。
【0210】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は第1のマルチメディアコンテンツを再生している(ステップ703)。インテリジェントマルチメディア再生装置250は、ステップ701の前にマルチメディアコンテンツを再生していたかもしれないし又はステップ701の後にマルチメディアコンテンツの再生を開始していたかもしれないことが理解されよう。例えば、図4Aのスマートテレビ111は、動画ファイル「Stepping Bravely」を再生しており、動画ファイルのフレーム401を表示している。スマートテレビ111は、携帯電話407と同じWLANにいる前に「Stepping Bravely」を再生していたかもしれないし、携帯電話407と同じWLANにいた後に「Stepping Bravely」の再生を始めたかもしれないことが理解されよう。
【0211】
携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250によって送信された第1の再生情報を受信し(ステップ705)、第1の再生情報は、インテリジェントマルチメディア再生装置250によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応する。任意の取得方法は次のとおりである。インテリジェントマルチメディア再生装置250は、再生情報を携帯型電子装置200に定期的に送信するか、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、再生情報が変更された後に、再生情報を携帯型電子装置200に送信するか又は携帯型電子装置200が取得要求を送信した後に、インテリジェントマルチメディア再生装置250は再生情報を携帯型電子装置200に送信する。第1の再生情報には第1のマルチメディアコンテンツの識別子及び第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗を含み、任意で、第1のマルチメディアコンテンツのソースアドレス、第1のマルチメディアコンテンツの再生状態、第1のマルチメディアコンテンツの音量状態又は第1のマルチメディアコンテンツの再生音量を含む。
【0212】
携帯型電子装置200は、第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示し(ステップ707)、第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、第2のコントロールは第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御するために用いられる。例えば、第1のコントロールは再生再開オプションであり、第2のコントロールは第1のマルチメディアコンテンツに対する再生コントロールを表示又は実行するために用いられる。ユーザのジェスチャ351が検出された場合、携帯電話407は、コントロールセンターインターフェイス353のSmartCareインターフェイス369に、図4Cに示すスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409を表示し、再生コントロールカード409は再生再開アイコン435を含む。再生コントロールカード409は、代替的に、携帯電話407の別のインターフェイス、例えば通知センターインターフェイスに表示されてもよいことが理解されよう。
【0213】
第1のコントロールに対して行われた第1のユーザ入力に応答して、携帯型電子装置200は、第1の再生情報に基づいてサーバから第1のマルチメディアコンテンツを取得し、第1の再生情報に基づいて第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開する
(ステップ709)。一部の可能な実施の解決策では、第1の装置によって再開された第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗は、第2の装置によって再生された第1のマルチメディアコンテンツの再生進捗と同じである。例えば、動画の再生が再開される。図4Dに示すスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409及び再生情報を一例として用いる。この場合、ユーザが再生再開アイコン435をタップする操作に応答して、携帯電話407はその動画を再生するために用いられるHuaweiビデオ325を開き、再生再開を実施する(例えば、図4Hに示すユーザインターフェイス449を表示する)。別の例として、オーディオの再生が再開される。図6Bに示すスマートスピーカ113に対応する再生コントロールカード603及び再生情報を一例として用いる。この場合、ユーザが再生再開アイコンをタップする操作に応答して(再生再開アイコンはマークされていない)、携帯電話407はオーディオを再生するために用いられるミュージック321を開き、再生再開を実施する。マルチメディアコンテンツの再生は、任意で、マルチメディアコンテンツ名を検索することにより、任意で、マルチメディアコンテンツ識別子を検索することにより又は任意で、マルチメディアファイルのソースアドレスを検索することにより再開される。
【0214】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は別のマルチメディア再生装置の再生情報を取得し、対応する再生コントロールカードを生成し得る。例えば、スマートテレビ111の再生情報を取得し、スマートテレビ111に対応する再生コントロールカードを生成することに加えて、携帯型電子装置200は、スマートスピーカ123によって再生される音声コンテンツの再生情報をさらに取得し、スマートスピーカ113に対応する再生コントロールカードを生成する。スマートテレビ111に対応する再生コントロールカード及びスマートスピーカ123に対応する再生コントロールカードは、図6Dに示すSmartCareインターフェイス369に同時に表示され得る。
【0215】
一部の可能な実施の解決策では、SmartCareインターフェイス369は複数の再生コントロールカードを表示する。例えば、SmartCareインターフェイス369は、スマートテレビ111に対応する第1の再生コントロールカード及びスマートスピーカ123に対応する第2の再生コントロールカードを表示する。第1の再生コントロールカード及び第2の再生コントロールカードの表示効果は、携帯型電子装置200とスマートテレビ111に対応する第1の領域(例えば、第1の部屋110)及びスマートスピーカ123に対応する第2の領域(例えば、第2の部屋120)のそれぞれとの位置関係に基づいて決定される。
【0216】
携帯型電子装置200と、スマートテレビ111に対応する第1の領域(例えば、第1の部屋110)及びスマートスピーカ123に対応する第2の領域(例えば、第2の部屋120)のそれぞれとの位置関係に基づいて、第1の再生コントロールカード及び第2の再生コントロールカードの表示効果が決定される具体例を以下で提供する。携帯型電子装置200が第1の領域(例えば、第1の部屋110)に位置する場合、SmartCareインターフェイス369内の第1の再生コントロールカードは第2の再生コントロールカードの上に表示される。
【0217】
一部の可能な実施の解決策では、無線ネットワークへの接続を切断した後に、携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する再生コントロールカードを表示してもよく、再生コントロールカードは第1のコントロール(つまり、再生再開オプション)を含む。携帯型電子装置200が無線ネットワーク内にある場合、インテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する表示された再生コントロールカードは第1のコントロール(つまり、再生再開オプション)を含まない。このように、ユーザが自宅にいる場合、ユーザはインテリジェントマルチメディア再生装置250によって再生されるコンテンツに集中し、ユーザが家を出た場合、ユーザは再生コントロールカードの再生再開オプションを用いることによりマルチメディアコンテンツの再生を続け得る。
【0218】
図7B図7Dを参照して、携帯型電子装置200が、インテリジェントマルチメディア再生装置250で再生されるマルチメディアコンテンツの再生情報を取得するプロセスを以下で示す。
【0219】
図7Bは、再生情報が変化した後に、インテリジェントマルチメディア再生装置250が携帯型電子装置200に対して再生情報を同期するプロセスを示す。
【0220】
装置が起動した後に、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、動画再生アプリケーションによって提供される再生情報購読インターフェイスを呼び出す(ステップ711)。再生情報が変化すると、インテリジェントマルチメディア再生装置250は再生情報購読インターフェイスの通知を受信する。例えば、再生情報は、任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置250がマルチメディアコンテンツを再生しない状態からマルチメディアコンテンツを再生する状態に変化したときに変化し、任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置250がマルチメディアコンテンツを再生する場合に変化するか又は任意で、インテリジェントマルチメディア再生装置250がマルチメディアコンテンツを再生する状態からマルチメディアコンテンツを再生しない状態に変化したときに変化する。
【0221】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は、変化した再生情報を取得及び保存し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプを更新する。例えば、スマートテレビ111は起動後に、スマートテレビ111上のHuaweiビデオによって提供される再生情報購読インターフェイスを呼び出す。図4Dは、ユーザがリモコンを用いることによりスマートテレビ111を遠隔操作するシナリオを示す。遠隔操作の後、再生進捗表示バー405のスライダー405Aの位置が、図4Aに示すスライダー405Aの元の位置から変化し、音量表示バー439のスライダー439Aの位置が変化する(音量表示バー439は図4Aには示されていないが、任意で、図4Cに示され、図4Aのスマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409の音量表示バー427のスライダー427Aから、スライダー439Aの位置が変化することが分かる)。再生情報購読インターフェイスの通知を受けた後に、スマートテレビ111は、変化した再生情報を取得及び記憶し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプを更新する。
【0222】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、携帯型電子装置200に対して再生情報を直接同期させる。しかしながら、一部の連続的に変化する再生情報(例えば、再生中のマルチメディアコンテンツの再生進捗は変化し続けるマルチメディアコンテンツの再生進捗)の存在により、同期の頻度が過度に高くなり、結果として消費電力が増大する。一部の他の実施の解決策では、変化した再生情報を取得及び記憶した後に、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、先ず、現在の同期を実行する必要があるかどうかを判定する(ステップ713)。連続的に変化する再生情報(例えば、再生進捗)だけが経時的に徐々に変化する場合、同期を行う必要はなく、以降のステップがスキップされ、現在の同期が終了する。連続的に変化する再生情報以外の再生情報が変化した場合、同期を行う必要があり、以下のステップが継続して行われる。例えば、図4Aの再生情報と比較して、スマートテレビ111がユーザから遠隔操作を受信した後に、図4Dに示すスマートテレビ111によって収集される再生情報は、再生進捗を表示するためのスライダー405Aの位置に加えて、音量を表示するスライダー439Aの位置も変化する。この場合、この時に収集された再生情報を同期させる必要がある。一部の他の実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、再生情報の種類に基づいて、再生情報を同期するかどうかを判定し得る。
【0223】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は、同一ネットワーク内のインテリジェント電子装置を検索し(ステップ715)、これらのインテリジェント電子装置の装置情報を収集する。例えば、スマートテレビ111は、無線通信モジュール265を用いることにより、ルータ145によって提供されるWLAN内の他の装置にはスマートスピーカ113及び携帯電話407が含まれていることを検出する。スマートテレビ111は2つの装置の装置情報を収集及び記憶する。
【0224】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は、同じネットワーク内の携帯型電子装置200に接続する(ステップ717)。任意で、接続方法は、インテリジェントマルチメディア再生装置250が、インテリジェントマルチメディア再生装置250に紐づけられたログインアカウントを携帯型電子装置200に送信することである。受信したログインアカウントが携帯型電子装置200のログインアカウントと同じであると携帯型電子装置200が判定した場合、接続が確立され得る。例えば、スマートテレビ111は、スマートテレビ111のログインアカウントを携帯電話407に送信する。検証が成功した後、携帯電話407は、任意で、接続が成功したことを示す戻りコードを返す。検証に失敗した後、携帯電話407は、任意で、接続に失敗したことを示す戻りコードを返す。
【0225】
一部の可能な実施の解決策では、インテリジェントマルチメディア再生装置250は、装置の種類が携帯型電子装置200である装置に接続される。一部の可能な実施の解決策では、装置の種類が携帯型電子装置200である装置に加えて、インテリジェントマルチメディア再生装置250は別の種類のインテリジェント電子装置にさらに接続される。
【0226】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は、正常に接続された携帯型電子装置200に再生情報を送信する(ステップ719)。例えば、スマートテレビ111は、無線通信モジュール265を用いることにより、ステップ711で収集した再生情報を携帯電話407に送信する。
【0227】
携帯型電子装置200は再生情報を記憶する(ステップ721)。ステップ721でインテリジェントマルチメディア再生装置250によって送信された再生情報を受信した後に、携帯型電子装置200は今回受信した再生情報を記憶し、再生情報を送信したインテリジェントマルチメディア装置の装置状態をオンラインに設定し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプをリフレッシュする。任意で、携帯型電子装置200は、記憶した後に、同期が成功したことを示す戻りコードを送信する。例えば、スマートテレビ111によって送信された再生情報を受信した後に、携帯電話407は、今回受信した再生情報を記憶し、テレビ111の装置状態をオンラインに設定し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプをリフレッシュする。
【0228】
図7Cは、インテリジェントマルチメディア再生装置250が携帯型電子装置200に対して再生情報を定期的に同期させるプロセスを示す。
【0229】
携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の時間に依存しない再生情報を記憶する。例えば、インテリジェントマルチメディア再生装置250の電源を強制的にオフにした場合、インテリジェントマルチメディア再生装置250は携帯型電子装置200に対して再生情報を長時間同期させない。
【0230】
したがって、インテリジェントマルチメディア再生装置250が携帯型電子装置200に対して再生情報を定期的に同期させることは、インテリジェントマルチメディア再生装置250がオンラインかどうかを携帯型電子装置200が判定するための基礎として用いられ得る。
【0231】
インテリジェントマルチメディア再生装置250は周期タイマーを起動する(ステップ723)。例えば、周期タイマーの期間は30分である。周期タイマーはプロセッサ251によって生成され得るか又はプロセッサ251に接続された別のタイマーモジュール/チップによって生成され得る。
【0232】
タイミング時間が経過した後、インテリジェントマルチメディア再生装置250は同じネットワーク内のインテリジェント電子装置を検索し(ステップ725)、同じネットワーク内の携帯型電子装置200に接続し(ステップ727)、再生情報を送信する(ステップ729)。再生情報を受信した後で、携帯型電子装置200は再生情報を記憶する(ステップ731)。ステップ725~ステップ731は、図7Bに示すステップ715~ステップ721と同じである。詳細については、ここでは再度説明しない。
【0233】
インテリジェントマルチメディア再生装置250が携帯型電子装置200に対して再生情報を同期させる方法に加えて、再生情報を次のようにさらに同期され得る。携帯型電子装置200はマルチメディア再生装置250の再生情報を能動的に収集する。図7Dは、この能動的な収集プロセスを示す。
【0234】
携帯型電子装置200は、装置が起動された後にイベントリスナーを配置する(ステップ733)。任意で、イベントリスナーは、携帯型電子装置200の画面のロック解除と、携帯型電子装置200による近距離無線接続の確立/終了イベント又は別のトリガーイベントをリッスンするように構成されている。リスナーによってリッスンされたイベントがトリガーされると、携帯型電子装置200はリスナーからの通知を受信する。例えば、携帯型電子装置200で画面のロック解除イベントが起きた場合、携帯型電子装置200はイベントリスナーから通知を受信する。携帯型電子装置200がルータ145によって提供されるWLANにアクセスすると、携帯型電子装置200はイベントリスナーから通知を受信する。ルータ145によって提供されるWLANから携帯型電子装置200が切断されると、携帯型電子装置200はイベントリスナーから通知を受信する。
【0235】
携帯型電子装置200は、再生情報の収集が必要かどうかを判定する(ステップ735)。リスナーがトリガーされた後で、携帯型電子装置200は、携帯型電子装置200が周囲の装置と近距離無線接続を確立するかどうかを判定する。近距離無線接続が確立された場合、携帯型電子装置200は以下のステップを継続して行う。近距離無線接続が確立されていない/切断される場合、携帯型電子装置200は以下のステップをスキップし、この能動的な収集プロセスを終了する。
【0236】
一部の可能な実施の解決策では、ネットワークが不安定であるため、携帯型電子装置200は頻繁にWLANにアクセスする/出るか又はユーザが頻繁に画面のロックを解除し、抑制を行う必要がある。一部の可能な実施の解決策では、最短の収集期間Tが設定され得る。例えば、最後にローカルに記憶された再生情報のローカルの現在のUTCタイムスタンプはTであり、収集を行うかどうかを判定する現在の開始のローカル現在のUTCタイムスタンプはTである。この場合、T-Tが最短収集期間T以上かどうかが判定される。T-Tが最短収集期間T以上の場合に収集が行われる。T-Tが最短収集期間T未満の場合、以下のステップがスキップされ、この能動的な収集プロセスが完了する。
【0237】
携帯型電子装置200は、同じネットワーク内のインテリジェント電子装置を検索し(ステップ737)、これらインテリジェント電子装置の装置情報を収集する。例えば、携帯電話407は、無線通信モジュール217を用いることにより、ルータ145によって提供されるWLAN内の他の装置にはスマートテレビ111及びスマートスピーカ113が含まれることを見い出す。携帯電話407は、2つの装置の装置情報を収集及び保存する。
【0238】
携帯型電子装置200は、同じネットワーク内のインテリジェントマルチメディア再生装置250に接続する(ステップ739)。任意で、接続方法は、携帯型電子装置200が、携帯型電子装置200に紐づけられたログインアカウントをインテリジェントマルチメディア再生装置250に送信することである。インテリジェントマルチメディア再生装置250が、受信したログインアカウントがインテリジェントマルチメディア再生装置250のログインアカウントと同じであると判定した場合、接続が確立され得る。例えば、携帯電話407は、携帯電話407のログインアカウントをスマートテレビ111及びスマートスピーカ113に送信する。検証が成功した後、スマートテレビ111及びスマートスピーカ113は、任意で、接続が成功したことを示す戻りコードを返す。検証に失敗した後、スマートテレビ111及びスマートスピーカ113は、任意で、接続に失敗したことを示す戻りコードを返す。
【0239】
一部の可能な実施の解決策では、携帯型電子装置200は、装置の種類がインテリジェントマルチメディア再生装置250である装置にのみ接続される。一部の可能な実施の解決策では、装置の種類がインテリジェントマルチメディア再生装置250である装置に加えて、携帯型電子装置200は別の種類のインテリジェント電子装置にさらに接続される。他の一部の実施の解決策では、携帯型電子装置200は全ての種類のインテリジェント電子装置に接続される。
【0240】
一部の可能な実施の解決策では、一部のインテリジェント電子装置はアカウントにログインする機能を有しておらず、携帯型電子装置200は任意でこれらのインテリジェント電子装置に接続するか又は任意で、セキュリティ上の理由からこれらのインテリジェント電子装置に接続されない。
【0241】
一部の可能な実施の解決策では、アプリケーションに関連付けられた後、一部のインテリジェント電子装置は、アプリケーションがインストールされた装置のアカウントを持っていると見なされ得る。携帯型電子装置200は、任意で、これらのインテリジェント電子装置に接続されるか又は任意で、セキュリティ上の理由からこれらのインテリジェント電子装置に接続されない。
【0242】
携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250に再生情報取得要求を送信し(ステップ741)、インテリジェントマルチメディア再生装置250によって送信される再生情報を受信する。ステップ735で接続に成功したインテリジェントマルチメディア再生装置250のために、携帯型電子装置200は再生情報取得要求を送信する。携帯型電子装置200からの要求を受信した後で、インテリジェントマルチメディア再生装置250は再生情報を収集し返却する。返却された再生情報を受信した後、携帯型電子装置200は再生情報の送信に成功したマルチメディア再生装置250の装置状態をオンラインとして設定し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプをリフレッシュし、ステップ737で発見したが、正常に接続されていないか(ステップ739)/再生情報の送信に失敗した(ステップ741)マルチメディア再生装置250の装置ス状態をオフラインに設定し、再生情報の現在のローカルUTCタイムスタンプをリフレッシュしない。
【0243】
携帯型電子装置200は、図7B図7Dに示す上記のいくつかの再生情報同期方式でインテリジェントマルチメディア再生装置250の時間依存再生情報を取得できる。
【0244】
図7Eは、携帯型電子装置200とインテリジェントマルチメディア再生装置250との間のデータ交換の例を示す。数は任意で分単位である。T0、T1、T2等の間の時間差は任意で10分である。
【0245】
T0分で、インテリジェントマルチメディア再生装置250は再生情報を携帯型電子装置200に送信し、この場合、状態が任意でインテリジェントマルチメディア再生装置250がアイドル状態からマルチメディアコンテンツに再生制御が行われる状態に切り替わるか又はインテリジェントマルチメディア再生装置250及び携帯型電子装置200が同じWLANにアクセスして、図7Bに示す手順をトリガーする。T1~T2分で、インテリジェントマルチメディア再生装置250は再生情報を携帯型電子装置200に送信し、この場合は、状態が任意でユーザがリモコンを用いてインテリジェントマルチメディア再生装置250を遠隔操作する。この場合、マルチメディアコンテンツの再生情報が変化し、図7Bの手順がトリガーされる。T3分で、インテリジェントマルチメディア再生装置250は携帯型電子装置200に対して再生情報を同期する。この場合、定期的な送信時点に厳密に達して、図7Cに示す手順がトリガーされる。T3~T4分で、携帯型電子装置200は画面のロックを解除し、図7Dに示す手順をトリガーする。携帯型電子装置200は再生情報取得要求をインテリジェントマルチメディア再生装置250に送信し、インテリジェントマルチメディア再生装置250は要求を受信した後に再生情報を返す。T6分で、インテリジェントマルチメディア再生装置250は携帯型電子装置200に対して再生情報を同期させる。この場合、定期的な送信時点に厳密に達して、図7Cに示す手順がトリガーされる。なお、図7B図7Dに示す手順は並行して行われる。競合が発生した場合、手順のいずれかが任意で行われるか又は任意で全ての手順が順番に行われる。
【0246】
図8は、携帯型電子装置200が再生コントロールカードを表示及びリフレッシュするプロセスを示す。
【0247】
携帯型電子装置200は、ユーザ入力に応答してコントロールセンターインターフェイスを表示する(ステップ801)。例えば、ユーザ入力は任意で図3Bに示す例示のジェスチャ351である。ユーザによって入力されたジェスチャ351が検出されると、携帯電話407は例示のコントロールセンターインターフェイス353を表示する。例えば、コントロールセンターインターフェイス353はSmartCareインターフェイス369を含む。コントロールセンターインターフェイス353は例示のインターフェイスにすぎないか又は別のインターフェイス、通知センターインターフェイスであり得ることが理解されよう。
【0248】
携帯型電子装置200は、各インテリジェントマルチメディア再生装置250によって最後に記憶された再生情報を尋ね(ステップ803)、再生コントロールカードを表示し、再生コントロールカードは再生情報及び/又はユーザ操作に応答するために用いられるアイコンを含む。例えば、図4Cでは、携帯電話407は、スマートテレビ111によって最後にリフレッシュされた現在のローカルUTCタイムスタンプを尋ね、現在のローカルUTCタイムスタンプに対応する再生情報を選択する。SmartCareインターフェイス369に再生コントロールカード409が表示され、再生コントロールカード409は再生情報及び/又はユーザ操作に応答するために用いることができるアイコンを含む。
【0249】
技術的な実施の観点から、携帯型電子装置200は、例えば、内部メモリモジュール205又は外部メモリインターフェイス203に接続された外部記憶カードを用いることにより、マルチメディア再生装置250の再生情報を常に記憶し得ることが理解されよう。したがって、再生コントロールカードは永続的に存在できる。しかしながら、ユーザ体験の観点から、ユーザは特定の時間依存的な再生コントロールカードを得ることを好む。したがって、本願のこの実施形態は実施の解決策を提供する。装置状態がオンラインであるか又は一定期間内(例えば30分以内)オンラインであるインテリジェントマルチメディア再生装置に対応する再生コントロールカードのみがSmartCareインターフェイス369に表示される。例えば、示すオンライン装置に対応する図4Cに示す再生コントロールカード409が表示される。装置状態がオフラインであり、オフライン期間が30分未満のインテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する、図5B又は図5Cに示す再生コントロールカード409が表示される。装置状態がオフラインであり、オフライン期間が30分以上のインテリジェントマルチメディア再生装置250に対応する再生コントロールカードが表示される。
【0250】
携帯型電子装置200は、装置状態がオンラインであるインテリジェントマルチメディア再生装置250への持続的接続を作成する(ステップ805)。持続的接続は、非持続的接続とは異なる。非持続的接続は、装置が接続され、データ交換が完了した後に接続が切断されることを意味する。持続的接続は、装置が接続され、データ交換が完了した後も接続が維持されることを意味する。例えば、インテリジェントマルチメディア再生装置250が携帯型電子装置200に対して再生時間を同期する期間は30分である。スマートテレビ111の電源が30分以内の時点で強制的にオフされ、携帯電話407が常にコントロールセンターインターフェイス353にある場合、スマートテレビ111がオフラインであると判断するのに約30分かかる。携帯型電子装置200から各インテリジェントマルチメディア再生装置250への持続的接続を確立することで、判断を迅速化できる。例えば、スマートテレビ111が再生コントロールカード409を生成した後に、携帯電話407はスマートテレビ111と持続的接続を確立する。携帯電話407は15秒毎にスマートテレビ111に第1の持続的接続情報を送信する。スマートテレビ111は、第1の持続的接続情報を受信した後に、第2の持続的接続情報を携帯電話407に返す。携帯電話407が一定期間内に第2の持続的接続情報を受信しない場合、持続的接続が中断されたことを示す。この場合、スマートテレビ111はオフラインとみなされ、スマートテレビ111の装置状態はオフラインに変更される。一部の可能な実施の解決策では、持続的接続情報の内容は状態コードである。例えば、第1の持続的接続情報の内容は「1」であり、第2の持続的接続情報の内容は「2」である。このように、送信データ量を削減できる。一部の他の実施の解決策では、任意で、第1の持続的接続情報の内容は再生情報取得要求であり、第2の持続的接続情報の内容は再生情報である。
【0251】
携帯型電子装置200は、再生コントロールカードをリフレッシュする(ステップ807)。携帯型電子装置がコントロールセンターインターフェイス353を表示すると、再生コントロールカードは、再生コントロールカードが存在するか/再生コントロールカードの内容及び順序を特定するために、再生コントロール情報/装置状態/ユーザの位置の変化等の要因に基づいてリフレッシュする必要がある。携帯型電子装置200は、ローカル再生情報購読インターフェイスを呼び出す。ローカルに記憶された再生情報が変化すると、携帯型電子装置は通知を受信し、SmartCareインターフェイス369内の再生コントロールカードをリフレッシュする。
【0252】
携帯型電子装置200の現在のインターフェイスがコントロールセンターインターフェイス353でない場合、再生コントロールカードをリフレッシュする必要はない。携帯型電子装置200は、ローカル再生情報購読インターフェイスの呼び出しをキャンセルし、各オンラインインテリジェントマルチメディア再生装置250への持続的接続を切断する。
【0253】
以下で、携帯型電子装置200がWLANから切断される場合、例えば図5Aに示すユーザが家を出るシナリオを考えてみる。WLANから切断された後で、携帯型電子装置200は全てのローカルインテリジェントマルチメディア再生装置250の装置状態をオフラインに設定する。携帯型電子装置200の現在のインターフェイスがコントロールセンターインターフェイス353であり、例えばステップ807で再生コントロールカードをリフレッシュするプロセスで再生コントロールカードをリフレッシュする場合、スマートテレビ111に対応する再生コントロールカード409は、図4Cに示す再生コントロールカードから図4I又は図4Jに示す再生コントロールカードに変更される。携帯型電子装置200の現在のインターフェイスがコントロールセンターインターフェイス353でない場合、コントロールセンターインターフェイス353にスライドするユーザ入力が次回受信された場合に、図5B又は図5Cに示す再生コントロールカード409が表示される。
【0254】
図9は、インテリジェントマルチメディア再生装置250で再生されるマルチメディアコンテンツの再生を携帯型電子装置200上で再開するプロセスを示す。
【0255】
携帯型電子装置200はユーザ入力を検出する(ステップ901)。例えば、ユーザ入力は、ユーザが再生コントロールカード409上の再生再開アイコン435をタップすることである。
【0256】
携帯型電子装置200は再生情報を収集する(ステップ903)。携帯型電子装置200が再生を再開する必要があるインテリジェントマルチメディア再生装置250と近距離無線接続を確立していない場合、携帯型電子装置200は、ローカルに記憶されたインテリジェントマルチメディア再生装置250の最後の再生情報を見る。再生を再開する必要がある携帯型電子装置200とインテリジェントマルチメディア再生装置250とが近距離無線接続されている場合でも、携帯型電子装置200は、インテリジェントマルチメディア再生装置250のローカルに記憶された最後の再生情報を見てもよい。一部の他の実施の解決策では、携帯型電子装置200は装置に再接続し、最新の再生情報を再度取得する。このような、装置に再接続して再生情報を取得することで、再生情報を最新のものにすることができ、ユーザ体験を改善できる。
【0257】
携帯型電子装置200は、動画再生アプリケーションを開き(ステップ905)、ステップ903で取得した再生情報を入力として使用し、マルチメディアコンテンツの再生を再開する。例えば、マルチメディアコンテンツのタイプが動画の場合、携帯電話407はHuaweiビデオ32を開いて動画の再生を再開する。マルチメディアコンテンツの種類がオーディオの場合、携帯電話407はミュージック321を開いてオーディオの再生を再開する。
【0258】
図10は、携帯型電子装置200がマルチメディア再生装置250に対して再生制御を行うプロセスを示す。
【0259】
携帯型電子装置200は、再生コントロールカード内にあり、ユーザによって操作可能なアイコンに対して行われるユーザ入力、例えば、音量アイコン421をタップすること、再生アイコン423をタップすること、音量表示バー425をドラッグすること、再生進捗表示バー427をドラッグすること、巻き戻しアイコン429をタップすること、早送りアイコン431をタップすること、次のエピソードのアイコン433をタップすることを検出する(ステップ1001)。
【0260】
携帯型電子装置200は、再生コントロールカードに対応するインテリジェントマルチメディア再生装置250に再生制御コマンドを送信し(ステップ1003)、実行の成功/失敗後にインテリジェントマルチメディア再生装置250から戻りコードを受信する。再生制御コマンドの実行に失敗したインテリジェントマルチメディア再生装置の場合、携帯型電子装置200は装置の装置状態をオフラインに変更する。
【0261】
携帯型電子装置200は、再生コントロールカードをリフレッシュし(ステップ1005)、再生コントロールカードは、再生情報と、再生コントロールカード内にあり、ユーザ操作に応答するために用いることが可能なアイコンとを含む。例えば、動画再生状態が再生から一時停止に変化した後に、再生アイコン423は再生一時停止アイコン445に変化し、再生コントロールカードのコンテンツがリフレッシュされる。例えば、ユーザが音量表示バー425をドラッグした後、音量表示バー425は調整された音量に基づいて正しい位置を表示する。再生制御に失敗すると、再生コントロールカードの表示は、任意で、停止する。任意で、1つ以上のアイコンがユーザ操作を受信できないアイコンになるか、任意で、1つ以上のアイコンの色が変化し、例えば、図4Iに示す再生コントロールカード409になるか、任意で、1つ以上のアイコンの表示が停止され、例えば、図4Jに示す再生コントロールカード409のようになるか、任意で、ユーザに再生制御が失敗したことが、図4Kに示すコントロールセンターインターフェイス353のプロンプトボックス451でプロンプトされるか又は任意で上記の実施の解決策の1つ又は組み合わせが存在する。
【0262】
一部の可能な実施の解決策では、システムにおいて、第2の装置は、第1の装置に第1の再生情報を送信するように構成され、第1の再生情報は、第2の装置によって再生される第1のマルチメディアコンテンツに対応し、第1の装置及び第2の装置は同じ無線ネットワーク内に位置する。第1の装置は、第1のマルチメディアコンテンツに対応する第1の再生コントロールカードを表示することであって、第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、第2のコントロールは第1のマルチメディアコンテンツの再生を制御するために用いられる、ことと、第1のコントロールに対して行われる第1のユーザ入力に応答して、第1の再生情報に基づいて、サーバから第1のマルチメディアコンテンツを取得し、第1の再生情報に基づいて、第1のマルチメディアコンテンツの再生を再開することと、を行うように構成されている。
【0263】
一部の可能な実施の解決策では、携帯電話はテレビによって送信された第1の再生情報を受信し、第1の再生情報はテレビによって再生される動画に対応し、携帯電話及びテレビは同じWi-Fiに接続されている。携帯電話は、動画に対応する第1の再生コントロールカードを表示し、第1の再生コントロールカードは第1のコントロール及び第2のコントロールを含み、第2のコントロールは動画の再生を制御するために用いられる。第1のコントロールに対して行われた操作に応答して、携帯電話は第1の再生情報の動画識別子に基づいてサーバから動画を取得し、第1の再生情報の再生進捗に基づいて動画の再生を再開する。
【0264】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、メモリ及び1つ以上のプロセッサを含む電子装置を提供する。メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、コンピュータ命令がプロセッサによって実行された場合、電子装置は装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を行うことができる。
【0265】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは装置間でマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を行うことができる。
【0266】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、携帯型電子装置200の構造の概略図を提供する。図11に示すように、携帯型電子装置200は1つ以上の処理ユニット1101、記憶ユニット1102及び通信ユニット1103を含み、本願の実施形態で提供されるマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を行い得る。
【0267】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、携帯型電子装置200の構造の概略図を提供する。図12に示すように、処理ユニット1101がプロセッサであり、記憶ユニット1102がメモリであり、通信ユニット1103が通信モジュールである場合、携帯型電子装置200は、1つ以上のプロセッサ1201、メモリ1202及び通信モジュール1203を含み、本願の実施形態で提供されるマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を行い得る。
【0268】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の構造の概略図を提供する。図13に示すように、インテリジェントマルチメディア再生装置250は1つ以上の処理ユニット1301、記憶ユニット1302及び通信ユニット1303を含み、本願の実施形態で提供されるマルチメディアコンテンツの再生を再開する方法を行うことができる。
【0269】
一部の可能な実施の解決策では、本願の一実施形態は、インテリジェントマルチメディア再生装置250の概略構造図を提供する。図14に示すように、処理ユニット1301がプロセッサであり、記憶ユニット1302がメモリであり、通信ユニット1303が通信モジュールの場合、インテリジェントマルチメディア再生装置250は1つ以上のプロセッサ1401、メモリ1402及び通信モジュール1403を含み、本願の実施形態で提供されるマルチメディアコンテンツ再開方法を行う。
【0270】
前述の実施の説明に基づいて、当業者は、便宜上及び簡潔な説明のために、前述の機能モジュールへの分割は説明の一例として用いているにすぎないことを明確に理解することができる。実際の用途では、要求に基づいて、上記の機能を異なる機能モジュールに割り当てて実施できる。つまり、上記の機能の全て又は一部を実施するために装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割される。
【0271】
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示した装置及び方法は他の方法で実施され得ることを理解すべきである。例えば、説明した装置の実施形態は一例にすぎない。例えば、モジュール又はユニットへの分割は論理的な機能の分割にすぎず、実際の実施では他の分割があり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わされ得るか又は別の装置に統合され得るか又は一部の機能を無視され得るか又は行われなくてもよい。加えて、表示又は説明した相互連結又は直接連結又は通信接続は、一部のインターフェイスを介して実施され得る。装置又はユニット間の間接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的又はその他の形態で実施され得る。
【0272】
別々のパーツとして説明したユニットは物理的に分離されていてもいいし、されていなくてもよく、ユニットとして表示したパーツは1つ以上の物理ユニットであってもよく、1つの位置に位置し得るか又は複数の異なる位置に分散され得る。ユニットの一部又はすべては、本願の実施形態における解決策の目的を実現するために、実際の要件に基づいて選択され得る。
【0273】
加えて、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合され得るか、各ユニットが物理的に単独で存在し得るか又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施され得るか又はソフトウェアの機能ユニットの形態で実施され得る。
【0274】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用される場合、統合ユニットは読み取り可能な記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本願の実施形態の技術的解決策は、本質的に又は従来の技術に寄与する部分又は技術的解決策の全て又は一部がソフトウェア製品の形態で実施され得る。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、(シングルチップのマイクロコンピュータ又はチップであり得る)装置又はプロセッサ(processor)に、本願の実施形態における方法のステップの全て又は一部を行うよう命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random
access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。
【0275】
上記の説明は本願の特定の実施にすぎず、本願の保護範囲を制限することを意図としていない。本願で開示された技術的範囲内での変更又は置き換えは、本願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図4H
図4I
図4J
図4K
図4L
図4M
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
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図6I
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図6K
図6L
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図6N
図6O
図6P
図6Q
図6R
図6S
図6T
図6U
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14