(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-27
(45)【発行日】2024-06-04
(54)【発明の名称】充電制御装置及び充電制御方法
(51)【国際特許分類】
H02J 7/04 20060101AFI20240528BHJP
H02J 7/02 20160101ALI20240528BHJP
H01M 10/44 20060101ALI20240528BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20240528BHJP
【FI】
H02J7/04 A
H02J7/02 J
H01M10/44 Q
H01M10/48 P
(21)【出願番号】P 2022048586
(22)【出願日】2022-03-24
【審査請求日】2022-09-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】菊地 拓也
【審査官】佐藤 匡
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-226144(JP,A)
【文献】特開2009-042071(JP,A)
【文献】特開2019-033636(JP,A)
【文献】特開2020-115701(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第112572229(CN,A)
【文献】国際公開第2010/089844(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/04
H02J 7/02
H01M 10/44
H01M 10/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電器に接続される電池パックを備えた電源システムにおける充電制御装置であって、
前記電池パックが許可する充電電力値を推定する推定部と、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記電池パックとして許可できる第1充電電力値を算出する第1算出部と、
算出された前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示する制御部と、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記電池パックを充電する場合、前記電池パックが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出する第2算出部と、
を備え、
前記制御部は、前記差分
により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定する、
充電制御装置。
【請求項2】
充電器に並列接続される複数の電池パックから構成される組電池を備えた電源システムにおける充電制御装置であって、
前記複数の電池パックのそれぞれが許可する充電電力値を推定する推定部と、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記組電池として許可できる第1充電電力値を算出する第1算出部と、
算出した前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示する制御部と、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記組電池を充電する場合、前記組電池が実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出する第2算出部と、
を備え、
前記制御部は、前記差分
により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定する、
充電制御装置。
【請求項3】
前記第1充電電力値は、前記複数の電池パックのそれぞれが許可する充電電力値のうちの最小値に、前記充電器に並列接続された電池パックの個数である接続数を乗算した数値である、請求項2に記載の充電制御装置。
【請求項4】
前記第2充電電力値は、前記充電器に並列接続された複数の電池パックのそれぞれが実際に充電される充電電力の数値を合算した合算値である、請求項2または3に記載の充電制御装置。
【請求項5】
充電器に並列接続される複数の電池パックから構成される組電池を備えた電源システムにおける充電制御方法であって、
前記複数の電池パックのそれぞれが許可する充電電力値を推定するステップと、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記組電池として許可できる第1充電電力値を算出するステップと、
算出された前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示するステップと、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記組電池を充電する場合、前記組電池が実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出するステップと、
算出された前記差分
により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定するステップと、
を備える、
充電制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御装置及び充電制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電池を連続的に充電する連続充電制御を行う電力制御装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、電池残量(State Of Charge:SOC)が閾値又はその近傍の値に到達した場合、連続充電動作を一時的に停止する充電制御装置が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2013-131449号公報
【文献】特開2012-244663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電池パックとして許可できる充電電力に基づいて、指示値を充電器に送信し、充電器送出される充電電力で、充電器に接続される電池パックを充電する場合、電池パックとして許可できる第1充電電力値と、電池パックが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値とが互いに異なる場合がある。
【0006】
第1充電電力値が第2充電電力値よりも低い場合、電池パックを満充電するまでの充電時間が長くなるため、効率良く充電することができない。また、第1充電電力値が第2充電電力値よりも高い場合、過充電となって、安全性を担保することができないおそれがある。
【0007】
本開示の目的は、安全性を担保しつつ電池パックを効率良く充電することが可能な充電システム及び充電システムおける充電制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本開示における充電制御装置は、
充電器に接続される電池パックを備えた電源システムにおける充電制御装置であって、
前記電池パックが許可する充電電力値を推定する推定部と、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記電池パックとして許可できる第1充電電力値を算出する第1算出部と、
算出された前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示する制御部と、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記電池パックを充電する場合、前記電池パックが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出する第2算出部と、
を備え、
前記制御部は、前記差分により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定する。
【0009】
本開示における充電制御装置は、
充電器に並列接続される複数の電池パックから構成される組電池を備えた電源システムにおける充電制御装置であって、
前記複数の電池パックのそれぞれが許可する充電電力値を推定する推定部と、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記組電池として許可できる第1充電電力値を算出する第1算出部と、
算出した前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示する制御部と、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記組電池を充電する場合、前記組電池が実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出する第2算出部と、
を備え、
前記制御部は、前記差分により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定する。
【0010】
本開示における充電制御方法は、
充電器に並列接続される複数の電池パックから構成される組電池を備えた電源システムにおける充電制御方法であって、
前記複数の電池パックのそれぞれが許可する充電電力値を推定するステップと、
推定された前記充電電力値に基づいて、前記組電池として許可できる第1充電電力値を算出するステップと、
算出された前記第1充電電力値に基づいて、指示値を前記充電器に指示するステップと、
前記充電器が前記指示値に基づいて前記組電池を充電する場合、前記組電池が実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、前記第1充電電力値との差分を算出するステップと、
算出された前記差分により前記第1充電電力値が前記第2充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定し、前記第2充電電力値が前記第1充電電力値よりも大きい場合に前記第1充電電力値を前記指示値として設定するステップと、
を備える。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、安全性を担保しつつ電池パックを効率良く充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、本開示の実施の形態に係る充電制御装置の構成を示す図である。
【
図2】
図2は、電池パックとして許可できる充電電力の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、最小値および実際の充電電力の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施の形態に係る充電制御方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る充電制御装置10の構成を示す図である。
図1に示すように、組電池BUを構成する複数の電池パックBPを示す。組電池BUは例えば車両に搭載される。
【0014】
充電器1は地上側に設置される。充電器1には複数の電池パックBPが並列接続される。充電器1に並列接続される複数の電池パックBPの接続数は、n個(nは、2以上の整数)である。充電器1は、充電器ECU(Electronic Control Unit)2を有する。充電器ECU2は、所定の充電電力が電気経路3に送出されるように充電器1を制御する。電気経路3に送出された充電電力で、複数の電池パックBPが充電される。複数の電池パックBPのそれぞれは電気経路3の分岐路3aに接続されている。
【0015】
充電制御装置10は、監視部20と、電池ECU30と制御ECU40(本開示の「制御部」に対応する)とを備えている。
【0016】
[監視部20]
監視部20は、電池パックBPごとに備えられ、電池パックBPの状態(温度、充電状態、劣化状態など)に応じて、電池パックBPが許可する充電電力値を推定する機能(本開示の「推定部」に対応する)を有する。推定された充電電力値は、電池ECU30に送信される。また、監視部20は、電池パックBPが実際に充電される充電電力を検出する機能を有する。検出された検出値は、電池ECU30に送信される。
【0017】
[電池ECU30]
電池ECU30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して電池ECU30の所定機能を実行する。このとき、記憶部(不図示)に格納されている各種データが参照される。記憶部は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。電池ECU30は、例えば、車両の各部を制御する車両ECU(Electronic Control Unit)に組み込まれても良く、制御ECU40と一体的に構成されてもよく、また、車両ECUや制御ECU40とは別個に設けられても良い。
【0018】
電池ECU30は、監視部20から送信される、推定された充電電力値に基づいて、組電池BUとして許可できる第1充電電力値を算出する機能(本開示の「第1算出部」に対応する)を有する。第1充電電力値は、制御ECU40に送信される。
【0019】
図2を参照して具体的に説明する。
図2は、電池パックBPとして許可できる充電電力値の一例を示す図である。
図2に示すように、電池パックBP1として許可である充電電力値は、「10kw」である。また、電池パックBP2として許可できる充電電力値は、「5kw」である。また、電池パックBPnとして許可できる充電電力値は、「8kw」である。
【0020】
電池ECU30は、複数の電池パックBPのそれぞれとして許可できる充電電力値の中から最小値を選択する。具体的には、電池ECU30は、充電電力値「10kw」、「5kw」、…、「8kw」の中から最小値、ここでは、「5kw」を算出する。
【0021】
図3は、最小値および実際の充電電力の一例を示す図である。電池ECU30は、最小値(
図3を参照)と充電器1に並列接続された電池パックBPの個数である接続数とを乗算した第1充電電力値を算出する。具体的には、電池ECU30は、最小値「5kw」と接続数nとを乗算した第1充電電力値「n*5kw」を算出する。例えば、接続数nが3である場合、第1充電電力値は、「15kw」となる。
【0022】
電池ECU30は、第1充電電力値を制御ECU40に送信する。例えば、接続数nが3である場合、電池ECU30は、第1充電電力値「15kw」を制御ECU40に送信する。
【0023】
[制御ECU40]
制御ECU40は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して制御ECU40の所定機能を実行する。このとき、記憶部(不図示)に格納されている各種データが参照される。記憶部は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。制御ECU40は、例えば、車両の各部を制御する車両ECU(Electronic Control Unit)に組み込まれても良く、電池ECU30と一体的に構成されてもよく、また、車両ECUや電池ECU30とは別個に設けられても良い。
【0024】
制御ECU40は、第1充電電力値に基づく指示値を充電器1に送信する。充電器1は、指示値に基づく充電電力で組電池BUを充電する。これにより、充電器1に並列接続された電池パックBP1,BP2,BP3のそれぞれが実際に充電された充電電力であって、監視部20により検出され充電電力の数値である充電電力値は、4[kw](複数の電池パックBPが実際に充電される充電電力の数値においては、相互に異なる場合があるが、ここでは、説明をわかり易くするため、相互に同じとした。)である。電池ECU30は、監視部20から送信される、検出された充電電力値に基づいて、組電池BUが実際に充電される充電電力の数値の合算値である第2充電電量値を算出し、算出した第2充電電力値(例えば、12kw)と第1充電電力値(例えば、15kw=5kw*3)との差分を算出する機能(本開示の「第2算出部」に対応する)を有する。
【0025】
上記のように、第1充電電力値(例えば、15kw)と第2充電電力値(例えば、12kw)とは、電気的、熱的な原因等により互いに異なる場合がある。実施の形態のように、第2充電電力値が第1充電電力値よりも低い場合、電池パックBPを満充電するまでの充電時間が長くなるため、効率良く充電することができない。また、反対に、第2充電電力値が第1充電電力値よりも高い場合、過充電となって、安全性を担保することができないおそれがある。
【0026】
そこで、本実施の形態では、電池ECU30は、監視部20から送信される、検出された充電電力値に基づいて、組電池BUが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電量値を算出し、算出した第2充電電力値と第1充電電力値との差分を算出し、制御ECU40は、電池ECU30により算出された差分を指示値にフィードする。
【0027】
次に、本開示の実施の形態に係る充電制御方法の一例について
図4を参照して説明する。
図4は、本開示の実施の形態に係る充電制御方法の一例を示すフローチャートである。なお、
図4に示す各ステップを電池ECU30および制御ECU40のそれぞれのCPUが実行するものとして説明する。また、本フローは、例えば、充電器1に電池パックBPが接続され、ユーザーによる充電開始指示により開始され、その後所定時間毎に繰り返される。充電開始時には、充電器1から指示値に基づいて充電電力が電気経路3に送出される。また、監視部20は、電池パックBP1,BP2,…,BPnが実際に充電される充電電力を所定時間毎に検出し、検出値を電池ECU30に出力する。
【0028】
先ず、ステップS100において、CPUは、監視部20から送信される、推定された充電電力値に基づいて、組電池BUとして許可できる第1充電電力値を算出する。
【0029】
次に、ステップS110において、CPUは、第1充電電力値に基づく指示値を充電器1に送信する。
【0030】
次に、ステップS120において、CPUは、監視部20から送信される、検出された充電電力値に基づいて、組電池BUが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電量値を算出し、さらに、第2充電電力値と第1充電電力値との差分を算出する。
【0031】
次に、ステップS130において、CPUは、差分を指示値にフィードバックする。その後、本フローは終了する。
【0032】
本開示の実施の形態に係る充電制御装置10は、充電器1に並列接続される複数の電池パックBPから構成される組電池BUを備えた電源システムにおける充電制御装置10であって、複数の電池パックBPのそれぞれが許可する充電電力値を推定する推定部と、推定された充電電力値に基づいて、組電池BUとして許可できる第1充電電力値を算出する第1算出部と、算出した第1充電電力値に基づいて、指示値を充電器1に指示する制御部と、充電器1が指示値に基づいて組電池を充電する場合、組電池BUが実際に充電される充電電力の数値である第2充電電力値と、第1充電電力値との差分を算出する第2算出部と、を備え、制御部は、差分を指示値にフィードバックする。
【0033】
上記構成により、第2充電電力値が第1充電電力値よりも小さい場合、第2充電電力値と第1充電電力値との差分が指示値にフィードバックされることで、第2充電電力値が増えるため、電池パックBPを効率良く充電することが可能となる。一方、第2充電電力が第1充電電力よりも大きい場合、第2充電電力値と第1充電電力値との差分が指示値にフィードバックされることで、第2充電電力値が減少するため、安全性を担保することが可能となる。
【0034】
上記実施の形態に係る充電制御装置10は、充電器1に電気経路3(ケーブル)を介して電池パックBPを接続した充電システムに適用されているが、本開示はこれに限らない。例えば、充電器1側の送電コイルと、車両側の受電コイルとにより、ワイヤレスで電力を伝送する非接触充電システムに適用してもよい。この場合、制御ECU40は、指示値を無線で充電器1側に送信する。なお、伝送された電力は車載整流器で直流に変換されてから電池パックBPに供給される。
【0035】
なお、上記実施の形態では、本開示を充電器1に並列接続された複数の電池パックBPを充電する充電制御装置に適用したが、これに限らず、充電器1に接続された1つの電池パックBPを充電する充電制御装置に適用してもよい。この場合、電池パックBPが許可する充電電力値を推定し、推定された充電電力値に基づいて、電池パックBPとして許可できる充電電力値を第1充電電力値とし、電池パックBPが実施に充電される充電電力の数値を第2充電電力値とし、その第2充電電力値と第1充電電力値との差分を算出し、差分を指示値にフィードバックする。
【0036】
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0037】
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本開示は、安全性を担保しつつ電池パックを効率良く充電することができることが要求される充電制御装置を搭載した車両に好適に利用される。
【符号の説明】
【0039】
BP,BP1,BP2,BPn 電池パック
BU 組電池
1 充電器
3 電気経路
3a 分岐路
10 充電制御装置
20 監視部
30 電池ECU
40 制御ECU