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  • 特許-電気接続箱 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-27
(45)【発行日】2024-06-04
(54)【発明の名称】電気接続箱
(51)【国際特許分類】
   H02G 3/16 20060101AFI20240528BHJP
   B60R 16/02 20060101ALI20240528BHJP
【FI】
H02G3/16
B60R16/02 610A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020049434
(22)【出願日】2020-03-19
(65)【公開番号】P2021151109
(43)【公開日】2021-09-27
【審査請求日】2023-02-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】中山 拓哉
(72)【発明者】
【氏名】八木 寿久
【審査官】木村 励
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-223367(JP,A)
【文献】特開2002-325338(JP,A)
【文献】特開2013-34282(JP,A)
【文献】実開昭60-18625(JP,U)
【文献】特開2008-79482(JP,A)
【文献】特開2004-328959(JP,A)
【文献】特開2012-5162(JP,A)
【文献】特開2013-34340(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/16
H02G 3/14
B60R 16/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子部品を搭載可能な第1ブロックと、前記第1ブロックとは別体であり且つ電子部品を搭載可能な第2ブロックと、前記第1ブロックと前記第2ブロックとを電気的に接続する接続電線と、前記第1ブロック、前記第2ブロック及び前記接続電線を内部に収容するケースと、を備える電気接続箱であって、
前記ケースは、第1方向に延びる筒状の第1ボックス部及び前記第1方向に延びる筒状の第2ボックス部を一体に備え、前記第2ボックス部は、前記第1ボックス部に対して、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向にオフセットするように互いに異なる位置に配置され、
前記第1ブロックが前記第1ボックス部の内部に収容され且つ前記第2ブロックが前記第2ボックス部の内部に収容されることで、前記第2ブロックが、前記第1ブロックに対して、前記第1方向及び前記第2方向にオフセットするように互いに異なる位置に配置され、
前記第1ブロックは、
外部電源から当該第1ブロックに供給される電力を前記接続電線を介して前記第2ブロックに供給する中継用導電路と、前記中継用導電路上に設けられるヒューズ部と、を有する、
電気接続箱。
【請求項2】
請求項1に記載の電気接続箱において、
前記接続電線は、
前記第1ブロックと当該接続電線との接続部および前記第2ブロックと当該接続電線との接続部の少なくとも一方において、接続用コネクタを有する、
電気接続箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載されるリレーボックス等のように、複数の電子部品を搭載するとともに電子部品への電力供給等のためのバスバを内蔵する電気接続箱が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-022824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、上述した電気接続箱は、車両のエンジンルーム等に設定される搭載用のスペース(即ち、他の部品と干渉しないように設計上定められたスペース)に収まる形状を有すように、設計される。そのため、搭載用のスペースの形状によっては、電気接続箱が複雑な立体形状を有することになる場合がある。この場合、電気接続箱の筐体構造や内蔵されるバスバの形状も複雑化することになる。このような複雑化は、例えば、電気接続箱の製造コストの増大や、電気接続箱の生産性の低減の原因となり得る。なお、車両に搭載される電気接続箱に限らず、電気接続箱の構造の複雑化は、一般に、同様の問題を生じ得る。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複雑な立体形状を有する場合であっても生産性を向上可能な電気接続箱、を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を発揮するために、本発明に係る電気接続箱は、下記[1]~[2]を特徴としている。
[1]
電子部品を搭載可能な第1ブロックと、前記第1ブロックとは別体であり且つ電子部品を搭載可能な第2ブロックと、前記第1ブロックと前記第2ブロックとを電気的に接続する接続電線と、前記第1ブロック、前記第2ブロック及び前記接続電線を内部に収容するケースと、を備える電気接続箱であって、
前記ケースは、第1方向に延びる筒状の第1ボックス部及び前記第1方向に延びる筒状の第2ボックス部を一体に備え、前記第2ボックス部は、前記第1ボックス部に対して、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向にオフセットするように互いに異なる位置に配置され、
前記第1ブロックが前記第1ボックス部の内部に収容され且つ前記第2ブロックが前記第2ボックス部の内部に収容されることで、前記第2ブロックが、前記第1ブロックに対して、前記第1方向及び前記第2方向にオフセットするように互いに異なる位置に配置され、
前記第1ブロックは、
外部電源から当該第1ブロックに供給される電力を前記接続電線を介して前記第2ブロックに供給する中継用導電路と、前記中継用導電路上に設けられるヒューズ部と、を有する、
電気接続箱であること。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱において、
前記接続電線は、
前記第1ブロックと当該接続電線との接続部および前記第2ブロックと当該接続電線と
の接続部の少なくとも一方において、接続用コネクタを有する、
電気接続箱であること。
【0007】
上記[1]の構成の電気接続箱によれば、電子部品(例えば、リレーやヒューズ等)を搭載可能な第1ブロック及び第2ブロックが、互いに独立した部材であり、電気接続箱のケース内において所定方向にオフセットするように配置される。第1ブロック及び第2ブロックは、接続電線を介して接続される。このような分割構造により、電気接続箱の全体としての構造が複雑化しても、電気接続箱を構成する個々の部材(即ち、第1ブロック、第2ブロック、接続電線、及び、ケース)の構造が過度に複雑化することを抑制できる。更に、外部電源と第2ブロックとの間で電力を中継することになる第1ブロックでは、中継用導電路上にヒューズ部が設けられる。ヒューズ部により、接続電線に供給される電力の大きさが規制されるため、必要以上に容量の大きな(即ち、物理的に太い)接続電線を用いる必要がない。よって、ケース内での接続電線の取り回しが容易になる。したがって、本構成の電気接続箱は、複雑な立体形状を有する場合であっても生産性を向上可能である。
【0008】
上記[2]の構成の電気接続箱によれば、接続電線は、少なくとも一方側の端部において、接続用コネクタを有する。換言すると、接続電線の少なくとも一方側の端部は、コネクタで相手側のブロック(第1ブロックの第2ブロックの一方または双方)に接続される。なお、他方側の端部に接続用コネクタを設けない場合、他方側の端部はボルト締結によって相手側のブロックに接続してもよい。よって、例えば、第1ブロック及び第2ブロックをケース内に収容する際、第1ブロック及び第2ブロックの一方に接続電線を接続した状態でその一方をケースに収容し、その後、第1ブロック及び第2ブロックの他方に接続電線をコネクタで接続しながら、その他方をケースに収容できる。これにより、第1ブロック及び第2ブロックをケースに収容する作業性を向上できる。
【発明の効果】
【0009】
このように、本発明によれば、複雑な立体形状を有する場合であっても生産性を向上可能な電気接続箱を提供できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の実施形態に係る電気接続箱の斜視図である。
図2図2は、第1、第2アッパカバーのみを分解した電気接続箱を示す斜視図である。
図3図3(a)は、図1に示す電気接続箱の側面図であり、図3(b)は、図1に示す電気接続箱のケースに収容される第1ブロック、第2ブロック及び接続電線を示す側面図であって、第1ブロック及び第2ブロックが接続電線によって連結された状態を示す。
図4図4は、図3(b)に示す第1ブロック、第2ブロック及び接続電線を示す側面図であって、第1ブロック及び第2ブロックが接続電線によって連結されていない状態を示す。
図5図5は、第1ブロック及び第2ブロックが接続電線によって連結された状態における電気回路の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、図1図5に示す本発明の実施形態に係る電気接続箱1について説明する。電気接続箱1は、典型的には、車両に搭載され、リレーやヒューズ等の電子部品を収容するリレーボックスである。
【0013】
図1及び図2に示すように、電気接続箱1は、ケース2と、ケース2の第1ボックス部11の上端開口を塞ぐように第1ボックス部11の上端周縁に組み付けられる第1アッパカバー3と、ケース2の第2ボックス部12の上端開口を塞ぐように第2ボックス部12の上端周縁に組み付けられる第2アッパカバー4と、を含んで構成される。電気接続箱1を構成する上記3つの部品は全て、樹脂成形体である。
【0014】
以下、説明の便宜上、図1図5に示すように、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。電気接続箱1の車両搭載時において、「上下方向」は、車両の上下方向に対応している。
【0015】
図2に示すように、ケース2は、第1ボックス部11及び第2ボックス部12を一体に備えた形状を有しており、第2ボックス部12は、第1ボックス部11に対して、右側且つ下側にオフセットするように配置されている。ケース2は、車両に設定される電気接続箱1の搭載用のスペースに収まるように、このような複雑な立体形状を有している。
【0016】
第1ボックス部11の内部には、リレーやヒューズ等の複数の電子部品を搭載した樹脂製の筐体を有する第1ブロック20が収容されている。第2ボックス部12の内部には、リレーやヒューズ等の複数の電子部品を搭載した樹脂製の筐体を有する第2ブロック30が収容されている。第1ブロック20と第2ブロック30とは別体である。第2ボックス部12に収容されている第2ブロック30は、第1ボックス部11に収容されている第1ブロック20対して、右側且つ下側にオフセットするように配置されている。
【0017】
第1ブロック20には、図5に示すように、第1ブロック20に搭載されている複数の電子部品に電気的に接続された第1バスバ(金属板)21が内蔵されている。第1バスバ21は、第1ブロック20の左側端部の所定箇所に露出するように設けられたコネクタ22に接続されている。コネクタ22は、外部電源(車両のバッテリ等、図示省略)に接続された電線5の端末に設けられたコネクタ6と接続されている。これにより、第1バスバ21は、外部電源と接続されている。
【0018】
第1ブロック20の後側端面における右側端部には、第1バスバ21の一部である締結部23が露出している(図4及び図5参照)。締結部23は、本例では、回転不能に固定された金属製のナットである。第1バスバ21の一部である、コネクタ22と締結部23とを結ぶ中継部21aの途中には、ヒューズ部24が介装されている。ヒューズ部24(例えば、ヒュージブルリンク)は、中継部21aに定格電流を超える大きさの電流が流れたときにコネクタ22と締結部23との電気的接続を断つ機能を有する。
【0019】
第2ブロック30には、図5に示すように、第2ブロック30に搭載されている複数の電子部品に電気的に接続された第2バスバ(金属板)31が内蔵されている。第2バスバ31は、第2ブロック30の左側端面における後側端部に露出するように設けられたコネクタ32(図4も参照)に接続されている。
【0020】
第1ブロック20と第2ブロック30とは、図3(b)に示すように、接続電線40によって電気的に接続されている。接続電線40は、典型的には、多数の電線の束で構成され、所定範囲内で任意の形状に屈曲可能である。本例では、図4に示すように、接続電線40の第1ブロック20側の端部には、端子41が接続され、接続電線40の第2ブロック30側の端部には、コネクタ42が接続されている。
【0021】
接続電線40の端子41は、端子41の貫通孔に挿通されたボルト(図示省略)を第1バスバ21の締結部23(ナット)に締め付けることで、締結部23に締結されている。接続電線40のコネクタ42は、第2ブロック30に設けられたコネクタ32に接続されている。これにより、第1ブロック20に内蔵されている第1バスバ21(図5参照)と、第2ブロック30に内蔵されている第2バスバ31(図5参照)とが、接続電線40によって電気的に接続されている。更に、外部電源から第1ブロック20に供給される電力は、第1バスバ21の中継部21a及び接続電線40を介して第2ブロック30に供給される。
【0022】
ここで、第1バスバ21の中継部21aの途中にヒューズ部24が設けられていることにより、接続電線40を流れる電線の大きさが、定格電流以下に規制される。このため、接続電線40として、過度に容量の大きい(即ち、物理的に太い)電線を用いる必要はなく、第2ブロック30で求められる電力に応じた適度な容量の(即ち、比較的細い)電線が用いられている。
【0023】
電気接続箱1の組み付けは、以下の手順によって行われる。まず、(第1バスバ21が内蔵された)第1ブロック20の筐体、及び、(第2バスバ31が内蔵された)第2ブロック30の筐体に、対応する複数の電子部品をそれぞれ搭載する。次いで、接続電線40の端子41の貫通孔に挿通されたボルト(図示省略)を第1バスバ21の締結部23(ナット)に締め付けることで、接続電線40の端子41を第1ブロック20に接続する。この段階では、接続電線40のコネクタ42は、第2ブロック30に接続されていない。
【0024】
次いで、第1ブロック20を、第1ボックス部11に収容する。そして、接続電線40のコネクタ42を第2ブロック30のコネクタ32に接続しながら、第2ブロック30を第2ボックス部12に収容する。以上により、電気接続箱1の組み付けが完了する。
【0025】
<作用・効果>
以上より、本実施形態に係る電気接続箱1によれば、電子部品(例えば、リレーやヒューズ等)を搭載可能な第1ブロック20及び第2ブロック30が、互いに独立した部材であり、電気接続箱のケース2内において所定方向(前後方向及び左右方向)にオフセットするように配置される。第1ブロック20及び第2ブロック30は、接続電線40を介して接続される。このような分割構造により、電気接続箱1の全体としての構造が複雑化しても、電気接続箱1を構成する個々の部材(即ち、第1ブロック20、第2ブロック30、接続電線40、及び、ケース2)の構造が過度に複雑化することを抑制できる。更に、外部電源と第2ブロック30との間で電力を中継することになる第1ブロック20では、第1バスバ21の中継部21a上にヒューズ部24が設けられる。ヒューズ部24により、接続電線40に供給される電力の大きさが規制されるため、必要以上に容量の大きな(即ち、物理的に太い)接続電線40を用いる必要がない。よって、ケース2内での接続電線40の取り回しが容易になる。したがって、本実施形態に係る電気接続箱1は、複雑な立体形状を有する場合であっても生産性を向上可能である。
【0026】
更に、本実施形態に係る電気接続箱1によれば、接続電線40は、第2ブロック30側の端部においてコネクタ42を有し、接続電線40の第2ブロック30側の端部は、コネクタ42を用いて第2ブロック30に接続される。他方、接続電線40は、第1ブロック20側の端部において端子41を有し、接続電線40の第1ブロック20側の端部は、端子41を用いたボルト締結によって第1ブロック20に接続される。よって、第1ブロック20及び第2ブロック30をケース2内に収容する際、第1ブロック20に接続電線40をボルト締結により接続した状態で第1ブロック20をケース2に収容し、その後、第2ブロック30に接続電線40をコネクタ42を用いて接続しながら、第2ブロック30をケース2に収容できる。これにより、第1ブロック20及び第2ブロック30をケース2に収容する作業性を向上できる。
【0027】
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を発揮できるものであれば任意であり、限定されない。
【0028】
上記実施形態では、接続電線40の第2ブロック30側の端部が、当該端部に設けられたコネクタ42を用いて第2ブロック30に接続され、接続電線40の第1ブロック20側の端部が、当該端部に設けられた端子41を用いたボルト締結によって第1ブロック20に接続されている(図4参照)。これに対し、接続電線40の第1ブロック20側の端部が、当該端部に設けられたコネクタを用いて第1ブロック20に接続され、接続電線40の第2ブロック30側の端部が、当該端部に設けられた端子を用いたボルト締結によって第2ブロック30に接続されていてもよい。更には、接続電線40の第1ブロック20側の端部が、当該端部に設けられた第1コネクタを用いて第1ブロック20に接続され、接続電線40の第2ブロック30側の端部が、当該端部に設けられた第2コネクタを用いて第2ブロック30に接続されていてもよい。
【0029】
更に、上記実施形態では、電気接続箱1が、複数の電子部品を収容するリレーボックスであるが、電気接続箱1が、リレーボックス以外の機能を有する構造体であってもよい。
【0030】
ここで、上述した本発明に係る電気接続箱1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[2]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
電子部品を搭載可能な第1ブロック(20)と、前記第1ブロック(20)とは別体であり且つ電子部品を搭載可能な第2ブロック(30)と、前記第1ブロック(20)と前記第2ブロック(30)とを電気的に接続する接続電線(40)と、前記第1ブロック(20)、前記第2ブロック(30)及び前記接続電線(40)を内部に収容するケース(2)と、を備える電気接続箱(1)であって、
前記第1ブロック(20)と前記第2ブロック(30)とは、所定方向においてオフセットするように互いに異なる位置に配置され、
前記第1ブロック(20)は、
外部電源から当該第1ブロック(20)に供給される電力を前記接続電線(40)を介して前記第2ブロック(30)に供給する中継用導電路(21a)と、前記中継用導電路(21a)上に設けられるヒューズ部(24)と、を有する、
電気接続箱(1)。
[2]
上記[1]に記載の電気接続箱(1)において、
前記接続電線(40)は、
前記第1ブロック(20)と当該接続電線(40)との接続部および前記第2ブロック(30)と当該接続電線(40)との接続部の少なくとも一方において、接続用コネクタ(42)を有する、
電気接続箱(1)。
【符号の説明】
【0031】
1 電気接続箱
2 ケース
20 第1ブロック
21a 中継部(中継用導電路)
24 ヒューズ部
30 第2ブロック
40 接続電線
42 コネクタ(接続用コネクタ)
図1
図2
図3
図4
図5