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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-27
(45)【発行日】2024-06-04
(54)【発明の名称】画像撮影方法と電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/60 20230101AFI20240528BHJP
【FI】
H04N23/60 500
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022558320
(86)(22)【出願日】2021-03-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-08
(86)【国際出願番号】 CN2021081982
(87)【国際公開番号】W WO2021190428
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-09-26
(31)【優先権主張番号】202010228177.2
(32)【優先日】2020-03-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】盧 培▲ルイ▼
(72)【発明者】
【氏名】蔡 眉眉
【審査官】門田 宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-193117(JP,A)
【文献】特開2014-030095(JP,A)
【文献】特開2009-049979(JP,A)
【文献】特開2003-125369(JP,A)
【文献】特表2017-538331(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0119156(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第106791416(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105847636(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第102724503(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/14 - 5/213
H04N 5/222- 5/257
H04N 5/262- 5/28
H04N 7/12
H04N 7/18
H04N 19/00 -19/98
H04N 23/00
H04N 23/40 -23/76
H04N 23/80 -23/82
H04N 23/90 -23/959
G06T 1/00
G06T 7/00 - 7/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられる画像撮影方法であって、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得することと、
前記第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、前記ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることと、
前記第二のビデオストリームの撮影内容における前記ターゲット対象を切り落とし、且つ前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることと、
前記第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成することとを含み、
そのうち、前記第一の中間ビデオストリームと前記第二の中間ビデオストリームとのフレームレートは異なる、画像撮影方法。
【請求項2】
前述した、前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行うことは、
前記第二のビデオストリームにおける前記ターゲット対象を切り落としたターゲットビデオフレームにおいて、前記ターゲット対象が位置する領域に対して、前記ターゲットビデオフレームと隣接するフレーム画像によって画像レジストレーション補償を行うことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、前記第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成することの前には、
処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることをさらに含み、
そのうち、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第一のビデオストリームであり、前述した、前記第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、前記ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることは、具体的には、
前記処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、前記ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることを含み、
又は、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第二のビデオストリームであり、前述した、前記第二のビデオストリームの撮影内容における前記ターゲット対象を切り落とし、且つ前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることは、具体的には、
前記処理済みのビデオストリームの撮影内容における前記ターゲット対象を切り落とし、且つ前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることを含み、
又は、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第一の中間ビデオストリームと前記第二の中間ビデオストリームのうちの少なくとも一つであり、前記ターゲットビデオは、前記処理済みのビデオストリームに基づいて生成される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前述した、処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることは、
前記カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第一の予め設定された輝度値よりも高く、且つゲイン値が第一の予め設定されたゲイン値よりも低い場合、前記処理待ちのビデオストリームについて、第一の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに一フレームの処理待ちの画像を抽出し、前記処理待ちの画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることと、
前記カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第二の予め設定された輝度値よりも低く、且つゲイン値が第二の予め設定されたゲイン値よりも高い場合、前記処理待ちのビデオストリームについて、第二の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに平均合成処理を行い、平均合成処理された画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることと、
予め設定された移動速度とフレームレートとの間の対応関係に従い、前記処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度に基づき、前記処理待ちのビデオストリームに対してフレーム減少処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることと、
前記処理待ちのビデオストリームについて、第三の予め設定されたフレーム数を隔てる画像ごとに、隣接している画像に基づいてフレーム増加処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることと、のうちの一つを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一のビデオストリームと前記第二のビデオストリームとの撮影内容の輝度は、異なり、前記第一のビデオストリームと前記第二のビデオストリームとの撮影内容に対応する撮影位置と露光時間は、いずれも同じである、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
電子機器であって、
第一の入力を受信するための受信モジュールと、
前記第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得するための取得モジュールと、
前記第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、前記ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得るための第一の処理モジュールと、
前記第二のビデオストリームの撮影内容における前記ターゲット対象を切り落とし、且つ前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得るための第二の処理モジュールと、
前記第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成するための合成モジュールとを含み、
そのうち、前記第一の中間ビデオストリームと前記第二の中間ビデオストリームとのフレームレートは異なる、電子機器。
【請求項7】
前記第二の処理モジュールは、
前記第二のビデオストリームにおける前記ターゲット対象を切り落としたターゲットビデオフレームにおいて、前記ターゲット対象が位置する領域に対して、前記ターゲットビデオフレームと隣接するフレーム画像によって画像レジストレーション補償を行うためのレジストレーション補償ユニットを含む、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るための第三の処理モジュールをさらに含み、
そのうち、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第一のビデオストリームであり、前記第一の処理モジュールは、具体的に、
前記処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、前記ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得るための第一の処理ユニットを含み、
又は、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第二のビデオストリームであり、前記第二の処理モジュールは、具体的に、
前記処理済みのビデオストリームの撮影内容における前記ターゲット対象を切り落とし、且つ前記ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得るための第二の処理ユニットを含み、
又は、前記処理待ちのビデオストリームは、前記第一の中間ビデオストリームと前記第二の中間ビデオストリームのうちの少なくとも一つであり、前記ターゲットビデオは、前記処理済みのビデオストリームに基づいて生成される、請求項6に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第三の処理モジュールは、
前記カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第一の予め設定された輝度値よりも高く、且つゲイン値が第一の予め設定されたゲイン値よりも低い場合、前記処理待ちのビデオストリームについて、第一の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに一フレームの処理待ちの画像を抽出し、前記処理待ちの画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るための第三の処理ユニットと、
前記カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第二の予め設定された輝度値よりも低く、且つゲイン値が第二の予め設定されたゲイン値よりも高い場合、前記処理待ちのビデオストリームについて、第二の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに平均合成処理を行い、平均合成処理された画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るための第四の処理ユニットと、
予め設定された移動速度とフレームレートとの間の対応関係に従い、前記処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度に基づき、前記処理待ちのビデオストリームに対してフレーム減少処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るための第五の処理ユニットと、
前記処理待ちのビデオストリームについて、第三の予め設定されたフレーム数を隔てる画像ごとに、隣接している画像に基づいてフレーム増加処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るための第六の処理ユニットと、のうちの一つを含む、請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第一のビデオストリームと前記第二のビデオストリームとの撮影内容の輝度は、異なり、前記第一のビデオストリームと前記第二のビデオストリームとの撮影内容に対応する撮影位置と露光時間は、いずれも同じである、請求項6から9のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項11】
プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像撮影方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項12】
コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1から5のいずれか1項に記載の画像撮影方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
非揮発性記憶媒体に記憶され、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて請求項1から5のいずれか1項に記載の画像撮影方法のステップを実現させるように配置される、コンピュータプログラム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年3月27日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010228177.2の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に画像撮影方法と電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、電子機器で撮影されたビデオに対して、電子機器でクリップと簡単なエフェクト追加などの処理を直接実現することができるが、いくつかの比較的に複雑なビデオ効果に対して、このような操作は、ユーザの便利な操作に不利である。
【0004】
例えば、ビデオ合成に関するエフェクトに対して、往々にして元のビデオをコピーしてから、ソフトウェアによって順を追って手動で調整する必要があり、操作が煩雑であり、操作効率が低く、且つ比較的に多い計算リソースを占有しており、ユーザの迅速な処理に不便である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、電子機器ではビデオエフェクトを処理する時に操作が煩雑であり、比較的に多いリソースを占有しているという従来技術における問題を解決することができる画像撮影方法と電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0007】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器に用いられる画像撮影方法を提供する。前記方法は、
第一の入力を受信することと、
第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得することと、
第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることと、
第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることと、
第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成することとを含み、
そのうち、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとのフレームレートは異なる。
【0008】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、
第一の入力を受信するための受信モジュールと、
第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得するための取得モジュールと、
第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得るための第一の処理モジュールと、
第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得るための第二の処理モジュールと、
第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成するための合成モジュールとを含み、
そのうち、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとのフレームレートは異なる。
【0009】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記画像撮影方法のステップを実現させる。
【0010】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記画像撮影方法のステップを実現させる。
【0011】
第五の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータソフトウェア製品を提供する。前記コンピュータソフトウェア製品には、不揮発性記憶媒体に記憶され、前記ソフトウェア製品は、少なくとも一つのプロセッサによって実行されて上記画像撮影方法のステップを実現させるように配置される。
【0012】
第六の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供する。前記電子機器は、上記画像撮影方法を実行するために用いられるように配置される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施例では、第一の入力を受信して応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、それぞれ第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得て、最後にフレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとを合成処理し、ターゲットビデオを生成することによって、ビデオ撮影時にビデオエフェクトの迅速な処理を実現し、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの添付図面に基づき、他の添付図面を得ることもできる。
図1】本発明の実施例による画像撮影方法のフローチャートである。
図2】本発明の実施例による電子機器の構造概略図である。
図3】本発明の実施例による電子機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の解決する技術課題、技術案と利点をより明確にするために、以下は、添付図面及び具体的な実施例を結び付けて詳細に記述する。
【0016】
図1を参照すると、それは、本発明の実施例による画像撮影方法のフローチャートを示した。本発明の実施例は、画像撮影機能を有する電子機器に用いられる画像撮影方法を提供する。本発明の実施例の画像撮影方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0017】
ステップ101、第一の入力を受信する。
【0018】
本発明の実施例では、ユーザは、第一の入力操作を実行することによって、電子機器に第一の入力を受信させ、さらにカメラモジュールを起動して撮影動作を実行するように電子機器を制御し、予め設定されたビデオ撮影モードの処理操作を実現するように電子機器をトリーすることができる。
【0019】
選択的に、第一の入力は、予め設定されたビデオ撮影モードの撮影命令をトリガーするために用いられ、この第一の入力は、ボイス入力、肢体動作入力、電子機器に作用するタッチ入力及び電子機器に作用するモーション入力のうちの少なくとも一つを含んでもよい。そのうち、肢体動作入力は、ジェスチャ動作入力、頭部動作入力と顔動作入力などのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らなく、電子機器に作用するタッチ入力は、スクリーン又は筐体に作用するタッチ入力を含んでもよいが、それらに限らなく、電子機器に作用するモーション入力は、電子機器に作用する振り動作入力、反転動作入力と、フレキシブルスクリーンに作用する曲げ入力/折り曲げ入力などのうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。例示的に、予め設定されたビデオ撮影モードは、興趣録画モード又はエフェクトビデオ撮影モードであってもよい。
【0020】
ステップ102、第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得する。
【0021】
本発明の実施例では、電子機器は、ステップ101において受信された第一の入力に応答して、カメラモジュールが同一の撮影内容を撮影するときに撮像される第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、ここで、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容は、同じである。
【0022】
選択的に、この第一のビデオストリームと第二のビデオストリームは、カメラモジュールによって同時に撮影されて撮像されてもよく、この第一のビデオストリームと第二のビデオストリームは、同一のカメラモジュールによって撮像されてもよく、ここで、このカメラは、第一のアナログデジタル変換器(Analog-to-Digital Converter、ADC)と第二のADCとを含み、カメラは、撮影内容を撮像する際に第一のADCと第二のADCによってそれぞれ同一の光子を二つの電気信号に変換し、同時にそれぞれ出力して二つのビデオストリームを形成し、この二つのビデオストリームは、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームであり、ここで第一のADCと第二のADCによって変換されて形成されたこの二つのビデオストリームの撮影内容の輝度レベルは異なる。
【0023】
好ましくは、生成されたターゲットビデオにおけるターゲット対象の強調効果をよりよく具現化することに有利であるために、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容の輝度は異なる。例示的に、第一のビデオストリームの撮影内容の輝度は、比較的に明るく、第二のビデオストリームの撮影内容の輝度は、比較的に暗く、即ちターゲット対象を含む第一の中間ビデオストリームの輝度は、比較的に明るく、ターゲット対象を切り落とした後の他の撮影内容を含む第二の中間ビデオストリームの輝度は、比較的に暗い。ここで、二つのビデオストリームの出力効率及び撮影効果を確保するために、第一のADCと第二のADCとを含むカメラを採用して第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを同時に撮像することができる。
【0024】
好ましくは、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームは、同一のカメラによって撮像されて得られてもよく、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容に対応する撮影位置と露光時間は、いずれも同じであり、二つのビデオストリームの違いをより良く減少させて、より優れているビデオ効果を実現することに有利である。例えば、上述した、第一のADCと第二のADCとを含むカメラを採用して第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを同時に撮像する場合、二つのビデオストリームの撮影位置と露光時間は、いずれも同じであるが、露光強度のみは異なる。このようにターゲット対象を切り抜き、及び切り落とす場合、一つのビデオストリームにおいて識別するだけで、識別された位置に基づいて別のビデオストリームに対して切り抜き、又は切り落とし処理を行うことができる。両方の露光強度は、異なり、最後に生成されたターゲットビデオは、明暗のコントラスト効果を比較的に良く確保することができる。
【0025】
また、本発明の実施例では、取得すると同時に、電子機器は、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちの少なくとも一つを出力してプレビュー画面として表示することができ、例示的に、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容の輝度が異なる場合、電子機器は、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちの撮影内容の輝度が比較的に明るいビデオストリームを出力してプレビュー画面として表示することができる。
【0026】
理解できるように、本発明の実施例では、カメラモジュールにより撮像されて出力されたビデオストリーム、即ち電子機器により取得されたビデオストリームのビデオフレームレートとビデオ解像度は、限定されず、それは、電子機器のカメラモジュールの実際の配置パラメータ及びユーザ配置要求に基づいて設置されることができ、例えば、電子機器がデフォルトで取得されたビデオストリームのビデオフレームレートは120 Fpsであり、ビデオ解像度は1080Pである。
【0027】
ステップ103、第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得る。
【0028】
本発明の実施例では、電子機器は、ステップ102で得られた第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を撮影内容から切り抜き、ターゲット対象を含む第一の中間ビデオストリームを取得することができ、ここで、第一の中間ビデオストリームには、ターゲット対象のみが含まれてもよい。選択的に、電子機器は、フレームごとに第一のビデオストリームにおけるターゲット対象を切り抜くことができる。
【0029】
ステップ104、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得る。
【0030】
本発明の実施例では、電子機器は、ステップ102で得られた第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を撮影内容から切り落とすことができ、ターゲット対象を切り落とした後の第二のビデオストリームには、ターゲット対象が欠けている透明領域が存在しているため、ターゲット対象が切り落とされた後、電子機器は、ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行って、ターゲット対象が欠けている透明領域を補償することを実現することによって、ターゲット対象を含まない第二の中間ビデオストリームを得る。このように、第二の中間ビデオストリームにおける画像のインテグリティを確保し、合成されたターゲットビデオの良いビデオ効果を有することを確保することができる。選択的に、電子機器は、フレームごとに第二のビデオストリームにおけるターゲット対象を切り落とすことができる。
【0031】
本発明のいくつかの選択的な実施例では、電子機器は、ビデオストリームの撮影内容を対象分析し、撮影内容における運動対象を識別してから、運動対象又は撮影内容における運動対象以外の背景対象を分離して、ターゲット対象に対する切り抜き(又は切り落とし)を実現することに有利であることができる。例示的に、電子機器は、運動対象の形状と色情報に基づいてターゲット対象の分離を行うことができ、ここでいう分離とは、電子機器が、識別されたターゲット対象をマッティングし、ターゲット対象は、運動対象又は背景対象であってもよい。そのうち、電子機器がそれぞれ撮影内容における運動対象を識別する過程で、運動対象を識別した後に予め設定された対象優先度に従って順に運動対象を検出することができ、例えば人物運動対象を優先的に検出し、次に動物運動対象と他の物体運動対象を検出することができる。また、電子機器は、ビデオストリームの撮影内容において複数の運動対象を同時に識別した場合、各運動対象に対して分離動作を行う。
【0032】
選択的に、ターゲット対象がデフォルトで運動対象として設置されてもよい。運動対象が複数である場合、ヒューマンコンピュータインタラクション体験を向上させるために、撮影内容の運動対象の分離が完了した後、ユーザは、自分の要求に応じて電子機器により自動的に識別された複数の運動対象を選択し、ビデオストリームの運動対象における本体対象を決定し、ターゲット対象に対する二次編集を決定し、ここで本体対象は最終的なターゲット対象として、本体対象を含む第一の中間ビデオストリームと、本体対象を含まない第二の中間ビデオストリームを得ることができる。例示的に、ユーザの選択が便利になるため、電子機器は、識別分離された運動対象をプレビュー画面にマークすることができ、例をあげると、電子機器は、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちの撮影内容の輝度が比較的に明るいビデオストリームを出力してプレビュー画面として表示する。このとき、電子機器は、プレビュー画面における背景対象を輝度が比較的に暗いビデオストリームにおける背景対象に置き換え、プレビュー画面における運動対象を輝度が比較的に明るいビデオストリームの運動対象に維持することができ、このようにユーザの選択を容易にするために運動対象を強調して表示することができる。電子機器が、プレビュー画面で複数の運動対象における本体対象に対するタッチ入力を受信した場合、タッチ入力に応答して、ビデオストリームにおける本体対象を切り抜き(又は切り落とし)、複数の運動対象における本体対象以外の対象の切り抜き(又は切り落とし)を取り消し、例えば、電子機器が3つの人物運動対象を識別した場合、ユーザは、そのうちの一つの人物運動対象に対してタッチ入力操作を実行することによって、電子機器によりこの人物運動対象を分離させ、他の2つの人物運動対象の分離操作を自動的に取り消すことができる。
【0033】
本発明の実施例では、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームには位置の違いがないと共に、ステップ103とステップ104においてそれぞれビデオストリームにおけるターゲット対象に対して同じマッティング動作を行うことを考慮して、ターゲット対象に対する識別決定を簡単化して処理効率を向上させるために、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちの一方に対してターゲット対象識別決定を行い、切り抜き(又は切り落とし)処理を行ってから、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちのもう一方についてビデオストリームにおける同じマッティング位置に対して切り落とし(又は切り抜き)処理を行なうことができる。例示的に、電子機器のターゲット対象に対する識別決定に有利であるために、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容の輝度が異なる場合、電子機器は、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうちの撮影内容の輝度が比較的に明るいビデオストリームに対してターゲット対象の識別決定、及び、切り抜き(又は切り落とし)処理を行ってから、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームにおける撮影内容の輝度が比較的に暗いビデオストリームに対して同じマッティング位置において切り落とし(又は切り抜き)処理を行うことができる。理解できるように、ステップ103とステップ104は、具体的な実現において同時に実行されてもよく、又はステップ103を実行してからステップ104を実行してもよく、又はステップ104を実行してからステップ103を実行してもよい。図1に示されるステップの前後は、直感的に容易に理解するために示された実現の場合だけである。
【0034】
ステップ105、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成する。
【0035】
本発明の実施例では、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームのフレームレートは異なる。ここで、電子機器は、レジストレーションアルゴリズムによって、フレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとを合成処理し、ターゲットビデオを生成することができる。このように、ビデオ撮影時にビデオエフェクトの迅速な処理を実現し、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0036】
本発明の実施例では、第一の入力を受信して応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、それぞれ第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得て、最後にフレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとを合成処理し、ターゲットビデオを生成することによって、ビデオ撮影時にビデオエフェクトの迅速な処理を実現し、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0037】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、ステップ104において、ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行うことは、第二のビデオストリームにおけるターゲット対象を切り落としたターゲットビデオフレームにおいて、ターゲット対象が位置する領域に対して、ターゲットビデオフレームと隣接するフレーム画像によって画像レジストレーション補償を行うことを含んでもよい。このように、第二の中間ビデオストリームにおける画像のインテグリティをよりよく確保し、合成されたターゲットビデオの良いビデオ効果を有することを確保することができる。例をあげると、電子機器は、ターゲットビデオフレームの隣接している前フレーム画像と後フレーム画像を取得し、前フレーム画像と後フレーム画像においてターゲットビデオフレームのターゲット対象が位置する領域に対応する領域に基づき、ターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行うことができる。
【0038】
本発明の実施例では、フレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得るために、電子機器は、まず第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうち、フレームレートの調整が必要なビデオストリームを決定することができ、例えば、生成されるターゲットビデオにおけるターゲット対象と、ターゲット対象以外の他の対象の表示速度効果要求情報に基づいて、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームのうち、フレームレートの調整が必要なビデオストリームを決定することができ、一例において、ユーザ操作を簡単化するために、第一の入力には、表示速度効果要求情報が含まれてもよい。そして、第一のビデオストリームが、フレームレートの調整が必要なビデオストリームである場合、ステップ103において、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得る前に、第一のビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行う。第二のビデオストリームが、フレームレートの調整が必要なビデオストリームである場合、ステップ104において、第二の中間ビデオストリームを得る前に、第二のビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行う。又は、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオを得た後、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオに基づいてフレームレートの調整を行うことであってもよい。
【0039】
例をあげると、本発明のいくつかの実施例では、ステップ105である、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成することの前に、処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るというステップをさらに含んでもよい。このように、フレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得て、ユーザが個性的なターゲットビデオを得るために準備され、ユーザの撮影体験を向上させる。ここで、電子機器がビデオフレームに対してターゲット対象切り抜き(又は切り落とし)処理を行う前にフレームレートの調整を行うことができる場合、処理待ちのビデオストリームは、第一のビデオストリームであり、ステップ103である、第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることは、具体的に、処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得ることを含み、又は、処理待ちのビデオストリームが第二のビデオストリームであり、ステップ104である、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることは、具体的には、処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得ることを含む。又は、電子機器が、ビデオフレームに対してターゲット対象切り抜き(又は切り落とし)処理を行った後にフレームレートの調整を行うことができる場合、処理待ちのビデオストリームは、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームのうちの少なくとも一つであり、ターゲットビデオは、処理済みのビデオストリームに基づいて生成される。
【0040】
好ましくは、本発明のいくつかの実施例では、処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得ることは、以下の一つを含んでもよい。
【0041】
方法一:カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第一の予め設定された輝度値よりも高く、且つゲイン値が第一の予め設定されたゲイン値よりも低い場合、処理待ちのビデオストリームについて、第一の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに一フレームの処理待ちの画像を抽出し、処理待ちの画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得る。方法一において、カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、予め設定された輝度値よりも高く、且つゲイン値が予め設定されたゲイン値よりも低い場合、ビデオストリームにおける画像ノイズが比較的に低く、画像効果が比較的に良いことを考慮して、電子機器は、フレームの抽出、合成の方法を利用し、処理待ちのビデオストリームに対するフレームレート減少の調整を実現することができ、ビデオストリームの画質効果を確保することができ、合成時間を節約することができ、消費電力を低減することができる。ここで、第一の予め設定された輝度値と第一の予め設定されたゲイン値は、履歴実験データに基づいて設置されてもよく、操作経験に基づいて設置されてもよく、ユーザによって設置されてもよく、例えば、第一の予め設定されたゲイン値は、2倍のゲイン値であってもよく、第一の予め設定されたフレーム数は、フレームレートの調整要求に応じて決定されてもよく、例えば、処理待ちのビデオストリームのフレームレートは、120 Fpsであり、処理待ちのビデオストリームのフレームレートを30 Fpsに下げる必要がある場合、第一の予め設定されたフレーム数は、4フレームである。
【0042】
方法二:カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第二の予め設定された輝度値よりも低く、且つゲイン値が第二の予め設定されたゲイン値よりも高い場合、処理待ちのビデオストリームについて、第二の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに平均合成処理を行い、平均合成処理された画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得る。方法二において、カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、予め設定された輝度値よりも低く、且つゲイン値が予め設定されたゲイン値よりも高い場合、ビデオストリームにおける画像ノイズが比較的に高く、画像効果が比較的に悪いことを考慮して、電子機器は、平均合成の方法を利用し、処理待ちのビデオストリームに対するフレームレート減少の調整を実現することができ、低い光量における画質の表示を確保することができる。ここで、第二の予め設定された輝度値と第二の予め設定されたゲイン値は、履歴実験データに基づいて設置されてもよく、操作経験に基づいて設置されてもよく、ユーザによって設置されてもよく、例えば、第二の予め設定されたゲイン値は、2倍のゲイン値であってもよく、第二の予め設定されたフレーム数は、フレームレートの調整要求に応じて決定されてもよく、例えば、処理待ちのビデオストリームのフレームレートは、120 Fpsであり、処理待ちのビデオストリームのフレームレートを30 Fpsに下げる必要がある場合、第二の予め設定されたフレーム数は、4フレームである。理解できるように、第二の予め設定された輝度値は、第一の予め設定された輝度値と同じであってもよく、又は異なってもよく、同様に、第二の予め設定されたゲイン値は、第一の予め設定されたゲイン値と同じであってもよく、又は異なってもよい。具体的に、実際の設計要求に応じて設置されてもよい。
【0043】
方法三:予め設定された移動速度とフレームレートとの間の対応関係に従い、処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度に基づき、処理待ちのビデオストリームに対してフレーム減少処理を行い、処理済みのビデオストリームを得る。方法三において、処理待ちのビデオストリームにおける撮影画像の実際のシーンを考慮して、運動対象の移動速度を判断することによって、移動速度に基づいて異なるフレームレートの選択を行い、処理待ちのビデオストリームに対するフレームレート減少の調整を実現することができ、フレームレートの調整操作をビデオストリームの処理の実際のシーンに適応させ、フレームレートを低減した後の画像効果を確保することができる。また、処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度が予め設定された値よりも大きい場合、スミアの発生と前景の移動速度が速すぎる場合を回避するために、運動対象を含む処理待ちのビデオストリームのフレームレートを処理待ちのビデオストリームよりも小さい元のフレームレートに調整することができ、例えば、処理待ちのビデオストリームのフレームレートは、120 Fpsであり、処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度が予め設定された値よりも大きい場合、電子機器は、処理待ちのビデオストリームのフレームレートを120 Fpsよりも小さく、例えば60 Fps又は40 Fpsに調整することができる。
【0044】
方法四:処理待ちのビデオストリームについて、第三の予め設定されたフレーム数を隔てる画像ごとに、隣接している画像に基づいてフレーム増加処理を行い、処理済みのビデオストリームを得る。方法四において、電子機器もフレーム増加処理の方法で、処理待ちのビデオストリームに対するフレームレート増加の調整を実現することができる。
【0045】
本発明の実施例による画像撮影方法は、第一の入力を受信して応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、それぞれ第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得て、最後にフレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとを合成処理し、ターゲットビデオを生成することによって、ビデオ撮影時にビデオエフェクトの迅速な処理を実現し、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0046】
上記方法に基づき、本発明の実施例は、上記方法を実現するための電子機器を提供する。
【0047】
図2を参照すると、それは、本発明の実施例による電子機器の構造概略図を示した。本発明の実施例は、電子機器200を提供する。前記電子機器200は、受信モジュール210と、取得モジュール220と、第一の処理モジュール230と、第二の処理モジュール240と、合成モジュール250とを含んでもよい。
【0048】
受信モジュール210は、第一の入力を受信するために用いられる。
【0049】
取得モジュール220は、第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得するために用いられる。
【0050】
第一の処理モジュール230は、第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得るために用いられる。
【0051】
第二の処理モジュール240は、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得るために用いられる。
【0052】
合成モジュール250は、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成するために用いられる。
【0053】
そのうち、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームのフレームレートは異なる。
【0054】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、第二の処理モジュール240は、レジストレーション補償ユニットを含んでもよい。
【0055】
レジストレーション補償ユニットは、第二のビデオストリームにおけるターゲット対象を切り落としたターゲットビデオフレームにおいて、ターゲット対象が位置する領域に対して、ターゲットビデオフレームと隣接するフレーム画像によって画像レジストレーション補償を行うために用いられる。
【0056】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、電子機器200は、第三の処理モジュールをさらに含んでもよく、そのうち、処理待ちのビデオストリームは、第一のビデオストリームであってもよく、第一の処理モジュール230は、具体的に、第一の処理ユニットを含んでもよく、又は、処理待ちのビデオストリームは、第二のビデオストリームであってもよく、第二の処理モジュール240は、具体的に、第二の処理ユニットを含んでもよく、又は、処理待ちのビデオストリームは、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームのうちの少なくとも一つであり、ターゲットビデオは、処理済みのビデオストリームに基づいて生成される。
【0057】
第三の処理モジュールは、処理待ちのビデオストリームに対してフレームレートの調整処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るために用いられる。
【0058】
第一の処理ユニットは、処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得るために用いられる。
【0059】
第二の処理ユニットは、処理済みのビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得るために用いられる。
【0060】
選択的に、本発明のいくつかの実施例では、第三の処理モジュールは、第三の処理ユニットと、第四の処理ユニットと、第五の処理ユニットと、第六の処理ユニットとのうちの一つを含んでもよい。
【0061】
第三の処理ユニットは、カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第一の予め設定された輝度値よりも高く、且つゲイン値が第一の予め設定されたゲイン値よりも低い場合、処理待ちのビデオストリームについて、第一の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに一フレームの処理待ちの画像を抽出し、処理待ちの画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るために用いられる。
【0062】
第四の処理ユニットは、カメラモジュールが画像を撮像する際の環境輝度値が、第二の予め設定された輝度値よりも低く、且つゲイン値が第二の予め設定されたゲイン値よりも高い場合、処理待ちのビデオストリームについて、第二の予め設定されたフレーム数を隔てて隣接している画像ごとに平均合成処理を行い、平均合成処理された画像に対して合成処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るために用いられる。
【0063】
第五の処理ユニットは、予め設定された移動速度とフレームレートとの対応関係に従い、処理待ちのビデオストリームにおける運動対象の移動速度に基づき、処理待ちのビデオストリームに対してフレーム減少処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るために用いられる。
【0064】
第六の処理ユニットは、処理待ちのビデオストリームについて、第三の予め設定されたフレーム数を隔てる画像ごとに、隣接している画像に基づいてフレーム増加処理を行い、処理済みのビデオストリームを得るために用いられる。
【0065】
好ましくは、本発明のいくつかの実施例では、第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容の輝度は、異なって、生成されたターゲットビデオにおけるターゲット対象の強調効果をよりよく具現化することに有利である。第一のビデオストリームと第二のビデオストリームの撮影内容に対応する撮影位置と露光時間は、いずれも同じであって、二つのビデオストリームの違いをより良く減少させ、より優れているビデオ効果を実現することに有利である。
【0066】
本発明の実施例による電子機器200は、図1の方法の実施例における電子機器によって実現された各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0067】
本発明の実施例による電子機器は、受信モジュールと取得モジュールによって第一の入力を受信して応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、第一の処理モジュールと第二の処理モジュールによってそれぞれ第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームを得て、最後合成モジュールによってフレームレートが異なる第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームとを合成処理し、ターゲットビデオを生成することによって、ビデオ撮影時にビデオエフェクトの迅速な処理を実現し、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0068】
図3は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0069】
この電子機器300は、無線周波数ユニット301、ネットワークモジュール302、オーディオ出力ユニット303、入力ユニット304、センサ305、表示ユニット306、ユーザ入力ユニット307、インターフェースユニット308、メモリ309、プロセッサ310、及び電源311などの部品を含むが、それらに限らない。当業者が理解できるように、図3に示す電子機器構造は、電子機器に対する限定を構成しない。電子機器は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0070】
そのうち、ユーザ入力ユニット307は、第一の入力を受信するために用いられる。プロセッサ310は、第一の入力に応答して、カメラモジュールにより撮像される同一の撮影内容の第一のビデオストリームと第二のビデオストリームとを取得し、第一のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り抜き、ターゲット対象の第一の中間ビデオストリームを得、第二のビデオストリームの撮影内容におけるターゲット対象を切り落とし、且つターゲット対象が位置する領域に対して画像レジストレーション補償を行い、第二の中間ビデオストリームを得、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームに基づき、ターゲットビデオを生成することに用いられる。そのうち、第一の中間ビデオストリームと第二の中間ビデオストリームのフレームレートは異なる。このように、個性的なビデオ撮影を実現し、ユーザの撮影体験を向上させることができる。
【0071】
理解すべきことは、本発明の実施例では、無線周波数ユニット301は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ310に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット301は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット301は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0072】
電子機器は、ネットワークモジュール302によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリームメディアへのアクセスなどを支援する。
【0073】
オーディオ出力ユニット303は、無線周波数ユニット301又はネットワークモジュール302によって受信された又はメモリ309に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット303は、電子機器300によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット303は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0074】
入力ユニット304は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット304は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)3041とマイクロホン3042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ3041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット306上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ3041によって処理された画像フレームは、メモリ309(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット301又はネットワークモジュール302によって送信されてもよい。マイクロホン3042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードで、無線周波数ユニット301を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0075】
電子機器300は、少なくとも一つのセンサ305、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明るさに応じて、表示パネル3061の輝度を調整し、接近センサは、電子機器300が耳元に移動した時、表示パネル3061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ305は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでこれ以上説明しない。
【0076】
表示ユニット306は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット306は、表示パネル3061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル3061が配置されてもよい。
【0077】
ユーザ入力ユニット307は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット307は、タッチパネル3071及び他の入力機器3072を含む。タッチパネル3071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル3071上又はタッチパネル3071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル3071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ310に送信し、プロセッサ310から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル3071を実現してもよい。タッチパネル3071以外、ユーザ入力ユニット307は、他の入力機器3072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器3072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0078】
更に、タッチパネル3071は、表示パネル3061上に覆われてもよい。タッチパネル3071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ310に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ310は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル3061上で該当する視覚出力を提供する。図3において、タッチパネル3071と表示パネル3061は、二つの独立した部品として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル3071と表示パネル3061とを集積して電子機器の入力と出力機能を実現することができる。具体的には、ここで限定しない。
【0079】
インターフェースユニット308は、外部装置と電子機器300との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(Input/Output、I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット308は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器300内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器300と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0080】
メモリ309は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ309は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0081】
プロセッサ310は、電子機器の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器全体の各部分に接続され、メモリ309に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ309に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の様々な機能を実行し、データを処理することによって、電子機器の全体をモニタリングする。プロセッサ310は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ310は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ310に集積されなくてもよい。
【0082】
電子機器300は、各部品に電力を供給する電源311(例えば電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源311は、電源管理システムによってプロセッサ310にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0083】
また、電子機器300は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0084】
好ましくは、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、プロセッサ310と、メモリ309と、メモリ309に記憶され、且つプロセッサ310上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ310によって実行される時、上記画像撮影方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0085】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記画像撮影方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0086】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0087】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能は、ハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0088】
当業者であればはっきりと分かるように、記述の利便性及び簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、及びユニットの具体的な作動プロセスは、前記方法の実施例の対応するプロセスを参照してよい。ここでこれ以上説明しない。
【0089】
本出願によって提供される実施例では、掲示された装置と方法は、他の方法によって実現されてもよいと理解すべきである。例えば、以上に記述された装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理の機能区分であり、実際に実現される時、他の区分方法があってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合されてもよく、又は集積されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接の結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0090】
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、又は物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、又は、物理的なユニットでなくてもよく、即ち、一つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の要求に応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0091】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットは単独に物理的に存在しもよく、二つ又は二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
【0092】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0093】
当業者が理解できるように、上記実施例の方法における全て又は一部のフローを実現することは、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアを制御することによって完成されてもよい。前記のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このプログラムが実行される時、上記各方法の実施例のようなフローを含んでもよい。そのうち、前記の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)又はランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)などであってもよい。
【0094】
理解できるように、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現について、モジュール、ユニット、サブユニットは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0095】
ソフトウェアの実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロセス、関数など)によって本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部で実現されてもよい。
【0096】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を形成することもでき、いずれも本発明の保護内に属する。
図1
図2
図3