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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-28
(45)【発行日】2024-06-05
(54)【発明の名称】回転電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 9/06 20060101AFI20240529BHJP
   H02K 9/26 20060101ALI20240529BHJP
【FI】
H02K9/06 C
H02K9/26 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022193952
(22)【出願日】2022-12-05
(62)【分割の表示】P 2018091824の分割
【原出願日】2018-05-11
(65)【公開番号】P2023018153
(43)【公開日】2023-02-07
【審査請求日】2022-12-05
(73)【特許権者】
【識別番号】319007240
【氏名又は名称】株式会社日立インダストリアルプロダクツ
(74)【代理人】
【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】工藤 太郎
(72)【発明者】
【氏名】藤井 克彦
(72)【発明者】
【氏名】田村 達拡
【審査官】津久井 道夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-006422(JP,A)
【文献】特開2001-095204(JP,A)
【文献】特開2001-224150(JP,A)
【文献】実開昭58-100463(JP,U)
【文献】特開2017-046377(JP,A)
【文献】国際公開第2013/084695(WO,A1)
【文献】特開2004-364466(JP,A)
【文献】国際公開第2015/118660(WO,A1)
【文献】特開2001-275309(JP,A)
【文献】特開昭53-066505(JP,A)
【文献】実開昭53-163605(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 9/06
H02K 9/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定子と、
固定子鉄心の内周側に配置される回転子鉄心と、
前記回転子鉄心を回転する回転軸と、
前記回転軸を回転自在に支承する軸受と、
前記回転軸に設けられた冷却ファンと、
前記固定子鉄心と前記回転子鉄心とを内包するハウジングと、を有し、
前記冷却ファンは、前記回転軸に固定され、前記回転軸の長手方向に沿った断面形状が前記ハウジングの内壁に近づくように傾斜している主板と、前記主板のうち前記ハウジングと対向する面に前記回転子鉄心の径方向に延伸するように設けられたベーンと、前記ベーンに接続され前記主板に沿うように設けられた側板とから構成され、
前記ハウジングは、前記側板を前記ハウジングに向かって投影する領域内で、かつ、前記側板と軸方向に対向する位置に形成され、導入された機外からの外気である冷却風が前記側板に沿って前記回転軸の軸方向に取り込まれ前記ベーンに導かれるように設けられた入気口と、
前記入気口から取り込まれた前記冷却風が前記側板に沿って前記回転軸の軸方向に取り込まれ、前記ベーン、前記主板および前記側板によって形成される流路に導かれる方向に設けられ、塵埃を含む前記冷却風を機外に排出する塵埃排出口と、
前記主板の外径側に位置し、前記入気口から取り込まれた前記冷却風を塵埃を含む冷却風と塵埃を含まない冷却風とに分離し、分離した前記塵埃を含む前記冷却風が前記固定子鉄心及び前記回転子鉄心側に流れ込まない壁となるように前記主板の外径側と対向して設けられた塵埃分離板と、を備え、
前記主板の外径側と前記塵埃分離板の内径側との間には、塵埃を含まない前記冷却風を前記固定子鉄心及び前記回転子鉄心側に押し込む間隙が形成されていることを特徴とする回転電機。
【請求項2】
請求項1に記載の回転電機であって、
前記ベーンの径方向端部は、前記側板の径方向端部よりも内径側に設けられることを特徴とする回転電機。
【請求項3】
請求項1に記載の回転電機であって、
隣り合う前記ベーン同士の内径側端部の幅は、外径側端部の幅よりも小さいことを特徴とする回転電機。
【請求項4】
請求項1に記載の回転電機であって、
前記塵埃分離板は、前記ハウジングの内面から前記間隙に向かって延伸していることを特徴とする回転電機。
【請求項5】
請求項に記載の回転電機であって、
前記間隙の通風断面積は、前記塵埃排出口の通風断面積よりも大きいことを特徴とする回転電機。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の回転電機であって、
前記ベーンの枚数と前記入気口の個数は、互いに割り切れない数の組み合わせであることを特徴とする回転電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特開20010-95204号公報(特許文献1)がある。この公報には、「固定子の内側に設けた回転子及び回転子の回転軸に設けたファンを収納した固定子枠の軸方向の両側をブラケットにより塞いでなり、冷却風の入気口をブラケットに設け、冷却風の第1の排気口をブラケット又は固定子枠に設け、冷却風の第2の排気口をブラケット又は固定子枠に設けると共に、ブラケット又は固定子枠の内周にファンの外径側と対向するように円環状の突出部を形成し、この突出部とブラケットとの間に第1の排気口の開口部を配置した。」と記載されている(要約参照)。
【0003】
また、再公表特許WO2015-118660号公報(特許文献2)がある。この公報には「主電動機は、固定子と、回転子コアと、鉄心押えと、冷却ファンと、回転子と、フレームと、ブラケットと、軸受部とを備え、冷却ファンは、全閉形主電動機の内部と外部とを仕切る主板と、冷却ファンのブラケット側にて回転子の回転方向に設けられた複数の羽と、羽のブラケット側に設けられたガイドとで構成され、ブラケットには、ガイドをブラケットに向かって投影してなる領域内に吸気口が設けられ、ガイドは、吸気口から吸入された空気が回転子軸に誘導されるように形成されている。」と記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開20010-95204号公報
【文献】再公表特許WO2015-118660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の軽保守型開放電動機は、フィルターを用いることなく、塵埃を分離できるが、冷却風をファン側から取り込む構造上、騒音が大きくなる傾向があった。
【0006】
騒音はファンベーン外径を小さくすることで低減できるが、冷却風を取り込む性能が低下してしまい、熱的な制約がある。熱的な制約は体格を大きくする方法や低損失材を使用する方法で解決できるが、電動機は寸法およびコストによる制約があった。
【0007】
また、特許文献2の電動機は、ファンから取り込んだ冷却風を回転電機に直接送り込む構造ではなく、騒音を低減しながら塵埃を分離した冷却風を回転電機の固定子および回転電機に導入することは出来なかった。
【0008】
そこで、本発明は、冷却風をファン側から取り込む際の騒音を低減しつつ、回転電機を効率よく冷却する回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の回転電機は、上記目的を達成するために、固定子と、固定子鉄心の内周側に配置される回転子鉄心と、前記回転子鉄心を回転する回転軸と、前記回転軸を回転自在に支承する軸受と、前記回転軸に設けられた冷却ファンと、前記固定子鉄心と前記回転子鉄心とを内包するハウジングと、を有し、前記冷却ファンは、前記回転軸に固定され、前記回転軸の長手方向に沿った断面形状が前記ハウジングの内壁に近づくように傾斜している主板と、前記主板のうち前記ハウジングと対向する面に前記回転子鉄心の径方向に延伸するように設けられたベーンと、前記ベーンに接続され前記主板に沿うように設けられた側板とから構成され、前記ハウジングは、前記側板を前記ハウジングに向かって投影する領域内で、かつ、前記側板と軸方向に対向する位置に形成され、導入された機外からの外気である冷却風が前記側板に沿って前記回転軸の軸方向に取り込まれ前記ベーンに導かれるように設けられた入気口と、前記入気口から取り込まれた前記冷却風が前記側板に沿って前記回転軸の軸方向に取り込まれ、前記ベーン、前記主板および前記側板によって形成される流路に導かれる方向に設けられ、塵埃を含む前記冷却風を機外に排出する塵埃排出口と、前記主板の外径側に位置し、前記入気口から取り込まれた前記冷却風を塵埃を含む冷却風と塵埃を含まない冷却風とに分離し、分離した前記塵埃を含む前記冷却風が前記固定子鉄心及び前記回転子鉄心側に流れ込まない壁となるように前記主板の外径側と対向して設けられた塵埃分離板と、を備え、前記主板の外径側と前記塵埃分離板の内径側との間には、塵埃を含まない前記冷却風を前記固定子鉄心及び前記回転子鉄心側に押し込む間隙が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、冷却風をファン側から取り込む際の騒音を低減しつつ、回転電機を効率よく冷却する回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1の実施の形態である回転電機の構成を、回転軸の長手方向と垂直方向から見た断面図である。
図2図1に記載の冷却ファン10の外観斜視図である。
図3図1に記載の冷却ファン10の外観側面図である。
図4図1に記載の回転電機を右手方向から見た右側面の外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の回転電機の実施例を、図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明の第1の実施の形態である回転電機を、回転軸の長手方向と垂直方向から見た断面図である。
【0014】
回転電機は、ハウジング1と、ハウジング1に固定された固定子鉄心2を設けている。固定子鉄心2の内周部には、複数のスロットが軸方向に連続した周方向に所定の間隔をもって形成され、それぞれのスロットに固定子巻線4を収納している。また、固定子鉄心2の内周側には、空隙を介して固定子鉄心2と同心円上に回転子鉄心3が設けられている。回転子鉄心3の外周部には、複数のスロットが軸方向に連続した周方向に所定の間隔をもって形成され、それぞれのスロットに回転子巻線5を収納している。回転子鉄心3の中心軸上には回転軸6が設けられ、ハウジング1の両端部に設けた軸受装置8、9によりそれを回転自在に支承している。
【0015】
ハウジング1の一方側(冷却風の入気側であって、本図では鉄心に向かって右側)には閉塞部材である環状のエンドブラケット7が設けてあり、その内周側には軸受装置9を固定支持している。エンドブラケット7は、ハウジング1の端部と軸受装置9の外周側との間で反鉄心側に張出した形状のものである。
【0016】
回転軸6のうち、回転子鉄心3に設けられる領域と軸受装置9に支承される領域との間に位置する領域には、冷却ファン10が設けられている。冷却ファン10は、円板状の主板10a、板状のベーン10b、無底すり鉢状の側板10cから形成されている。
【0017】
ここで、図2を用いながら冷却ファン10の構成を説明する。図2は、図1に記載の冷却ファン10の外観斜視図である。
【0018】
冷却ファン10は、主板10aとベーン10bと側板10cから形成されている。入口10eは、主板10aとベーン10bおよび側板10cで形成されている。
【0019】
主板10aは、固定子および回転子を格納するハウジング1によって形成された空間を、回転子及び固定子が設けられる第1の領域と、冷却ファン10を介して第1の領域と反対側の第2の領域に仕切るように回転軸6に配置される。そして、主板10aの軸の長手方向に沿った断面形状は、ハウジング1の内壁に近づくように傾斜しており、主板10aの外周縁部は、エンドブラケット7の内周面部に沿うように回転軸に対して略鉛直に形成されている。
【0020】
ベーン10bは、主板10aと側板10cとの間に形成され、ベーン10b、主板10aおよび側板10cによって流路を形成している。
【0021】
ベーン10bは、主板10aの中心から放射状に径方向に延びるように設置されている。隣り合うベーン10b同士の内径側端部の幅は、外径側端部の幅よりも小さい。
【0022】
側板10cは、ベーン10bの主板10aとは反対側の他端に接続して設けられており、入気口11と対向する位置に形成されている。
【0023】
図3は、図1に記載のファン10の外観断面図である。図1および図2と共通している構成の説明は省略する。入口10eと同様に、出口10dは、主板10aとベーン10bと側板10cで形成されている。入口10eと出口10dの断面積差を小さくして圧損を小さくすることで、冷却風を取り込む性能を維持可能な構造とした。
【0024】
具体的には、主板10aと側板10bのなす角度φは、0度よりも大きく、前記主板10aと前記側板10cとの間隔が内径側に向かうにしたがって離れるように形成している。本構成によって、入口10eと出口10dの断面積差を小さくして圧損を小さくすることで冷却風を取り込む性能を維持可能な構造とした。
【0025】
次に、ハウジング1内を流れる冷却風の流路について説明する。冷却風の流路は矢印で図1上に記載する。はじめに、入気口11から取り込まれた冷却風は、側板10cに沿って回転軸6の軸方向に取り込まれる。次に、ベーン10b、主板10aおよび側板10cによって形成される流路に導かれ、後述する塵埃排出口12の方向に流れる。このように、入気口11から取り込まれた冷却風がまずベーン10bに導かれることにより、騒音を低減可能となる。
【0026】
さらに、ベーン10bの径方向端部は、図1ないし図3の記載から分かるように、側板10cの径方向端部よりも内径側に形成している。本構成により、騒音低減効果を維持したまま、流路の整流化可能な構造とした。なお、図1および図2では、ベーン10bの径方向端部の両端部が、側板10cの径方向端部よりも内径側に形成している形態を記載しているが、ベーン10bの少なくとも一方の径方向端部が、側板10cの径方向端部よりも内径側に形成されていれば効果を奏することが可能である。
【0027】
次に、冷却風から塵埃を分離する構造について図1を用いて説明する。主板10aの外径側には、塵埃を含む冷却風と塵埃を含まない冷却風とに分離し、分離した塵埃を含む冷却風が機内に流れ込まないようにするための分離機構である塵埃分離板15が設けられている。ここで、外径側とは、次第に外方に開くように形成されたファンの外形の周方向端部側のことをいう。塵埃分離板15は主板10aの外径よりも大きい内径を有するリング状の円板であり、ハウジング1によって形成される空間に突部15aを形成するように成形され、排気口に導入される冷却風をガイドするように延伸している。尚、塵埃分離板15はエンドブラケット7と一体形成してもよい。
【0028】
次に、塵埃分離板15によって塵埃を分離する際の冷却風の流れについて、図1に記載の矢印を用いて説明する。回転軸6の回転に伴って冷却ファン10が回転すると、ベーン10bの内径側と入気口11との間の空間に吸引力が作用し、入気口11から冷却風である外気が吸込まれる。
【0029】
塵埃分離板15によって分離された一方の冷却風には塵埃が含まれており、エンドブラケット7の外周側内面を周方向に流れ、塵埃排出口12に到達し機外に排出される。この時、塵埃を含む冷却風は塵埃分離板15が壁になって機内に流れ込むことがない。
【0030】
分離された他方の冷却風は塵埃を含んでおらず、塵埃分離板15の内径側と主板10aの外径側との間の間隙を通じて鉄心側に押込まれる。押込まれた冷却風は固定子鉄心2及び回転子鉄心3の一方の端部を冷却し、固定子鉄心2と回転子鉄心3との間の空隙及び回転子鉄心3に複数もうけた軸方向に連続した通風ダクト14を冷却しながら排気側に流れる。排気側に到達した冷却風は固定子鉄心2及び回転子鉄心3の他方の端部を冷却し、排気口13から機外に排出される。
【0031】
以上のように、上記第1の実施の形態によれば、冷却ファン10によって押込んだ冷却風を塵埃分離板15により2つの冷却風、すなわち塵埃を含む冷却風と塵埃を含まない冷却風とに分離し、塵埃を含む冷却風は塵埃排出口12から機外へ排出し、塵埃を含まない冷却風は塵埃分離板15の内径側と主板10aの内径側との間の空隙を介して機内に押込むようにしたので、塵埃を含まない冷却風によって機内を冷却でき、機内への塵埃侵入及び長時間の運転による塵埃堆積を防げる。従って、定期的な分解清掃が不要であり、保守回帰の延長が図れる。また、塵埃除去のための機構を従来のものより簡単に構成することができ、故障ポテンシャルの低減が図れ、信頼性の向上が図れる。
【0032】
また、主板10aの外径側と塵埃分離板15の内径側との間の空隙の通風断面積を塵埃排出口12の通風断面積よりも大きくしたので、その空隙を介して機内に押込まれる冷却風を多く、かつ風速を遅くでき、塵埃排出口12から排出される冷却風の風量を少なく、かつ風速を速くできる。従って、塵埃を含む冷却風を風速の早い塵埃排出口12から確実に排出できると共に、機内を多量の冷却風で冷却でき、上記効果を向上できる。
【0033】
図4は、図1に記載の回転機を右手方向から見た右側面の外観図である。
【0034】
ベーン10bの枚数と入気口11との個数を互いに割切れない(1以外の公約数を持たない)数の組合わせとした。本構成により、ベーン10bと入気口11との間の空間に発生する騒音のレベルを低減できる。例えば入気口11の個数を12、ベーン10bの枚数を15及び17としたとき、12と15の組合わせでは、公約数が1の他に3が存在するので、一周360°のうち120°の3ヶ所においてベーン10bと入気口11の位置(位相)が全く同じになり、騒音を強め合い騒音レベルを高めてしまう。一方、12と17の組合わせでは、公約数が1以外存在しないので、一周360°においてベーン10bと入気口11の位置(位相)が全て異なり、騒音を強め合うことがないので、騒音レベルを低減できる。
【0035】
また、ベーン10bの枚数をNb、入気口11の個数をNs、ベーン10bの枚数と入気口11の個数の公約数をM、回転数をrpmとしたとき、発生する騒音の周波数fは、
f=Nb×rpm×M/60(Hz)
又は、
f=Ns×rpm×M/60(Hz)
となり、12と15の組合わせでは、1、3の公約数を持つので、12倍、15倍、36倍、45倍の周波数を有する騒音を発生する。一方、12と17の組合わせでは、1の公約数を持つので、12倍、17倍の周波数を有する騒音を発生する。ここで、ある部分が管を構成し、この管の長さがLであった場合、その管における共鳴する波長は、4L、4L/2、4L/3、4L/4…となり、騒音の発生周波数の多い12と15の組合わせでは共鳴しやすく、騒音のレベルを高めやすい。しかし、騒音の発生周波数の少ない12と17の組合わせでは共鳴を少なくでき、騒音のレベルを低減できる。従って、上記効果をさらに向上できる。
【符号の説明】
【0036】
1…ハウジング、2…固定子鉄心、3…回転子鉄心、4…固定子巻線、5…回転子巻線、6回転軸、7…エンドブラケット、8,9…軸受装置、10…冷却ファン、10a…主板、10b…ベーン、10c…側板、10d…出口、10e…入口、11…入気口、12…塵埃排出口、13…排気口、14…通風ダクト、15…塵埃分離板。
図1
図2
図3
図4