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特許7496107情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-29
(45)【発行日】2024-06-06
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240530BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2024517375
(86)(22)【出願日】2023-12-22
(86)【国際出願番号】 JP2023046238
【審査請求日】2024-03-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】504157024
【氏名又は名称】国立大学法人東北大学
(73)【特許権者】
【識別番号】507326456
【氏名又は名称】株式会社仙台放送
(73)【特許権者】
【識別番号】592018320
【氏名又は名称】あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110004015
【氏名又は名称】弁理士法人IPmarche
(72)【発明者】
【氏名】川島 隆太
(72)【発明者】
【氏名】倉内 宏
(72)【発明者】
【氏名】太田 茂
(72)【発明者】
【氏名】若園 尚也
【審査官】宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-026230(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2022/0277332(US,A1)
【文献】特開2015-045826(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置とサーバ装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定部と、
前記判定部により前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定部により前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定部と、
前記決定部により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成部と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶部と
を備え
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数以上存在する状態であり、
前記第一のゲーム群は、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用ゲームを含む情報処理システム。
【請求項2】
情報処理装置とサーバ装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定部と、
前記判定部により前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定部により前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定部と、
前記決定部により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成部と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶部と
を備え、
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数未満である状態であり、
前記第二のゲーム群は、汎用ゲームを含む情報処理システム。
【請求項3】
情報処理装置とサーバ装置とを備える情報処理システムであって、
前記情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、
ユーザの運転挙動データの有無を確認する確認部と、
前記確認部による確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが無いと確認された場合に、前記ユーザによる特定のゲームのプレイ結果に基づいて、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目を予測する予測部と、
前記予測部により予測された運転挙動に関する改善項目を含む第二結果画面を表示させるための処理を行う表示処理部と、
前記確認部による確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが有ると確認された場合に、前記ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定部と、
前記決定部により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成部と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶部と
を備える情報処理システム。
【請求項4】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記ユーザの走行データを所定の記録装置から取得する取得部と、
前記取得部により取得された走行データを解析して前記運転挙動データを得る解析部と
を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記第二の状態は、前記ユーザの運転挙動に改善項目が所定数未満である状態であり、
前記第二のゲーム群は、汎用ゲームを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
前記運転挙動データに基づく運転レポートを含む第一結果画面を表示させるための処理を行う表示処理部を備え、
前記表示処理部は、前記第一結果画面に、前記決定部により決定されたゲームを実行するためのプレイ開始オブジェクトを選択可能に表示させることを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
ユーザ認証を行うための認証部を備え、
前記認証部は、ユーザの顔またはユーザ毎に付与された二次元コードを撮像することによりユーザ認証を行うことを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、
複数のユーザのゲームプレイ結果を含む管理者用画面を表示させるための処理を行う表示処理部を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第一のゲーム群に属するゲームは、運転シミュレーションゲームおよびレーシングゲームを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
【請求項10】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定ステップにおいて前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成ステップと、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶ステップと
を実行させ
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数以上存在する状態であり、
前記第一のゲーム群は、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用ゲームを含む情報処理方法。
【請求項11】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定機能と、
前記判定機能により前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定機能により前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定機能と、
前記決定機能により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成機能と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶機能と
を実現させ
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数以上存在する状態であり、
前記第一のゲーム群は、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用ゲームを含むコンピュータプログラム。
【請求項12】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定ステップと、
前記判定ステップにおいて前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定ステップにおいて前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成ステップと、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶ステップと
を実行させ、
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数未満の状態であり、
前記第二のゲーム群は、汎用ゲームを含む情報処理方法。
【請求項13】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データに基づいて、前記ユーザに関する状態を判定する判定機能と、
前記判定機能により前記ユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、
前記判定機能により前記ユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、前記ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定する決定機能と、
前記決定機能により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成機能と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶機能と
を実現させ、
前記第一の状態は、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数未満の状態であり、
前記第二のゲーム群は、汎用ゲームを含むコンピュータプログラム。
【請求項14】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データの有無を確認する確認ステップと、
前記確認ステップにおける確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが無いと確認された場合に、前記ユーザによる特定のゲームのプレイ結果に基づいて、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目を予測する予測ステップと、
前記予測ステップにおいて予測された運転挙動に関する改善項目を含む第二結果画面を表示させるための処理を行う表示処理ステップと、
前記確認ステップにおける確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが有ると確認された場合に、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定ステップと、
前記決定ステップにおいて決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成ステップと、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶ステップと
を実行させる情報処理方法。
【請求項15】
一又は複数のコンピュータプロセッサに、
ユーザの運転挙動データの有無を確認する確認機能と、
前記確認機能による確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが無いと確認された場合に、前記ユーザによる特定のゲームのプレイ結果に基づいて、前記ユーザの運転挙動に関する改善項目を予測する予測機能と、
前記予測機能により予測された運転挙動に関する改善項目を含む第二結果画面を表示させるための処理を行う表示処理機能と、
前記確認機能による確認の結果、前記ユーザの運転挙動データが有ると確認された場合に、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定機能と、
前記決定機能により決定されたゲームを、前記ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成機能と、
前記ユーザによる前記ゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶機能と
を実現させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
本出願人らは、車両を運転する者の運転能力や認知能力の低下を抑制するための研究に基づき、脳のトレーニング等を目的としたゲームアプリケーションの開発を行っている。
【0003】
これらゲームの蓄積されたプレイデータを活用すべく、近年、本出願人らは、車両の走行データと上記プレイデータとの関連性を調査する研究を進めている(非特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【文献】株式会社仙台放送 プレスリリース,「脳体操アプリ×テレマティクス保険」のデータを活用した 共同研究の実施について」,[online],2021年10月22日,[2023年4月10日検索],インターネット,<URL:https://www.ox-tv.co.jp/company/press-release/2021-10-22.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザのゲームのプレイ成績と、ユーザの運転挙動との間には相当の相関関係があると見込まれることから、かかる研究結果を有効に活用するための技術の開発が求められている。
【0006】
本発明の目的は、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することにある。
【0007】
具体的には、本発明の目的は、従来よりもユーザの運転能力の低下を効果的に抑制することが可能な情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示における情報処理システムは、情報処理装置とサーバ装置とを備える情報処理システムであって、情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定部と、決定部により決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成部と、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶部とを備えることを特徴とする。
【0009】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、ユーザの走行データを所定の記録装置から取得する取得部と、取得部により取得された走行データを解析して運転挙動データを得る解析部とを備えることができる。
【0010】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、運転挙動データに基づいて、ユーザに関する状態を判定する判定部を備え、決定部は、判定部によりユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定し、判定部によりユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定することができる。
【0011】
第一の状態は、ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数以上存在する状態であり、第一のゲーム群は、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用ゲームを含むことができる。
【0012】
第二の状態は、ユーザの運転挙動に改善項目が所定数未満である状態であり、第二のゲーム群は、汎用ゲームを含むことができる。
【0013】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、運転挙動データに基づく運転レポートを含む第一結果画面を表示させるための処理を行う表示処理部を備え、表示処理部は、第一結果画面に、決定部により決定されたゲームを実行するためのプレイ開始オブジェクトを選択可能に表示させることができる。
【0014】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、ユーザの運転挙動データの有無を確認する確認部と、確認部による確認の結果ユーザの運転挙動データが無いと確認された場合に、ユーザによる特定のゲームのプレイ結果に基づいて、ユーザの運転挙動に関する改善項目を予測する予測部と、予測部により予測された運転挙動に関する改善項目を含む第二結果画面を表示させるための処理を行う表示処理部とを備えることができる。
【0015】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、ユーザ認証を行うための認証部を備え、認証部は、ユーザの顔またはユーザ毎に付与された二次元コードを撮像することによりユーザ認証を行うことができる。
【0016】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、複数のユーザのゲームプレイ結果を含む管理者用画面を表示させるための処理を行う表示処理部を備えることができる。
【0017】
第一のゲーム群に属するゲームは、運転シミュレーションゲームおよびレーシングゲームを含まないものとすることができる。
【0018】
本開示における情報処理方法は、一又は複数のコンピュータプロセッサに、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定ステップと、決定ステップにおいて決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成ステップと、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶ステップとを実行させることを特徴とする。
【0019】
本開示におけるコンピュータプログラムは、一又は複数のコンピュータプロセッサに、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定機能と、決定機能により決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成機能と、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶機能とを実現させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本開示の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本開示における情報処理システムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。
図2】本開示における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す構成図である。
図3】本開示における情報処理装置の機能構成の一例を示す構成図である。
図4】本開示における情報処理装置の機能構成の他の例を示す構成図である。
図5】本開示における情報処理システムのシステム構成の他の例を示すシステム構成図である。
図6】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図7】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図8】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図9】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図10】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図11】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図12】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図13】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図14】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図15】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図16】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図17】本開示における認証機能を説明するための概念図である。
図18】本開示における管理者端末に表示される画面の一例を示す概念図である。
図19】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図20】本開示における情報処理装置に表示される画面の一例を示す概念図である。
図21】本開示における情報処理装置における情報処理方法の一例を示すフロー図である。
図22】本開示における情報処理装置で実行されるコンピュータプログラムを実現するための回路構成の一例を示す回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本開示における情報処理システムの実施形態について、図面を参照しながら説明を行う。
【0023】
<システム構成>
図1に一例として示されるように、本開示に係る情報処理システム1000は、情報処理装置100および当該情報処理装置とネットワークを介して接続されるサーバ装置200を備えるものとすることができる。
【0024】
情報処理装置100は、テレビジョン装置、スマートフォン(多機能電話端末)、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、コンソールゲーム機、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、眼鏡型のウェアラブル端末(ARグラス等)等のウェアラブルコンピュータ、および、これらの装置以外の動画を再生可能な情報処理装置とすることができる。また、これら端末は、単独で動作するスタンドアロン型の装置であってもよく、互いに各種のデータを送受信可能に接続された複数の装置から構成されるものであってもよい。
【0025】
<ハードウェア構成>
ここで、図2を用いて、情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。情報処理装置100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、入出力インターフェース(入出力I/F)104と、通信インターフェース(通信I/F)105とを含む。各構成要素は、バスBを介して相互に接続される。
【0026】
情報処理装置100は、プロセッサ101と、メモリ102と、ストレージ103と、入出力I/F104と、通信I/F105との協働により、本実施形態に記載される機能、方法を実現することができる。
【0027】
プロセッサ101は、ストレージ103に記憶されるプログラムに含まれるコード又は命令によって実現する機能、及び/又は、方法を実行する。プロセッサ101は、例えば、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1又は複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSI等と呼称されることもある。
【0028】
メモリ102は、ストレージ103からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ101に対して作業領域を提供する。メモリ102には、プロセッサ101がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ102は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む。
【0029】
ストレージ103は、プログラムを記憶する。ストレージ103は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含む。
【0030】
通信I/F105は、ネットワークアダプタ等のハードウェアや通信用ソフトウェア、及びこれらの組み合わせとして実装され、ネットワークを介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F105は、ネットワークを介して、他の情報処理装置との通信を実行する。通信I/F105は、各種データをプロセッサ101からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F105は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ101に伝達する。
【0031】
入出力I/F104は、情報処理装置100に対する各種操作を入力する入力装置、及び、情報処理装置100で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F104は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
【0032】
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ101に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、又は、その組み合わせにより実現される。入力装置は、例えば、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0033】
また、本開示におけるサーバ装置200についても、特筆すべき場合を除き、図2と同様のハードウェア構成で構成されることができる。
【0034】
<実施形態>
続いて、本開示の実施形態にかかる情報処理システム1000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサにおいて実行可能な各種機能について図面を参照しながら説明する。
【0035】
図1に示したように、本開示の実施形態に係る情報処理システム1000は、情報処理装置100とサーバ装置200とを備えるものとする。
【0036】
そして、情報処理システム1000が備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、図3に一例として示されるように、決定部210、生成部220および記憶部230を備える。
【0037】
一例として、上記決定部210および生成部220はサーバ装置200が備えるものとして説明を行うが、その一部または全部を情報処理装置100が備えるものとしてもよい。
【0038】
決定部210は、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定するものである。
【0039】
運転挙動データは、一例として、ユーザが運転等の操作を行う車両または航空機の走行データを解析することにより得られるものとする。
【0040】
車両には、自動四輪車、自動三輪車、自動二輪車、電動キックボードや自転車等のユーザが乗車して操作するものの他、作業用車両等のユーザが乗車せずに遠隔から操作可能なものも含まれるものとする。
【0041】
また、航空機には、飛行機、ヘリコプターや空飛ぶ車(eVTOL)等のユーザが搭乗して操作するものの他、ドローン等のユーザが乗車せずに遠隔から操作可能なものも含まれるものとする。
【0042】
そして、走行データは、これら車両や航空機に搭載される記録装置(測定装置)によって記録(測定)されるものとすることができ、サーバ装置200は、かかる記録装置から直接的にまたは間接的に走行データを取得することができる。
【0043】
なお、車両や航空機が複数人により使用される場合(社用車、シェアカー、レンタサイクルを複数のユーザが使用する場合等)には、記録の前又は後にユーザ認証のステップを行うのが好ましい。
【0044】
また、サーバ装置200により取得された走行データは、ユーザのユーザ情報と関連付けて所定の記憶装置に記憶されるものとすることができる。
【0045】
かかる所定の記憶装置は、サーバ装置200に接続可能なものであってもよいし、サーバ装置200が備えるものであってもよい。また、所定の記憶装置は本開示の情報処理システム1000に含まれるものとしてもよい。
【0046】
ユーザ情報は予め上記所定の記憶装置に記憶され、少なくともユーザを識別するためのIDが含まれる。また、ユーザ情報には、必要に応じて、氏名、性別、年齢、住所、免許証および運転歴に関する情報が含まれることができる。
【0047】
記録装置は、一例として、位置情報を取得するためのGPSセンサ、向きを取得するためのジャイロセンサ、衝撃度を取得するための加速度センサ、動画を撮影するためのカメラのうち少なくとも一つの機能を備える装置とすることができ、例えば、ドライブレコーダやスマートフォン、GPSタグ等とすることができる。これら装置は車両や航空機に設置されるものの他、ユーザが装着可能な装置であってもよい。
【0048】
例えば、記録装置は、スマートグラスやスマートウォッチ等のウェアラブル端末であってもよい。また、記録装置は、ヘルメット装着型のドライブレコーダ等であってもよい。
【0049】
そして、本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、走行データに基づいて、例えば、走行スピード、アクセル操作、ブレーキ操作やハンドル操作等を解析することができ、これら解析された情報に基づいて、運転挙動データが得られるものとすることができる。かかる解析処理については後述する解析部250により実現されるものとする。
【0050】
なお、走行データとしてカメラにより撮影された動画データを解析することにより、道路環境に関するデータを得ることもできる。
【0051】
運転挙動データは、具体的には、上記走行スピード、アクセル操作、ブレーキ操作やハンドル操作等を評価項目とした評価を含むものとすることができる。また、上記道路環境への適応能力についての評価を含むものとしてもよい。なお、評価は、一例として、スコアにより表されるものとする。
【0052】
さらに、運転挙動データは、評価期間、累計評価期間、累計スコア、急アクセル回数、急ブレーキ回数、急ハンドル、逆走、指定区域外の走行、前方衝突、車線逸脱、累計走行距離、時間帯別走行回数、曜日別走行回数、保険に関する情報が含むことができる。
【0053】
また、運転挙動データは、上記走行データに代えて、または、付加的に、ユーザ情報と関連付けて所定の記憶装置に記憶されるものとすることができる。
【0054】
決定部210により決定されるゲームは、例えば、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用のゲームとすることができる。
【0055】
これらゲームは、情報処理装置100にダウンロードされたアプリケーションを実行することによりプレイ可能なネイティブゲームであってもよいし、ブラウザ上でプレイ可能なウェブゲームであってもよい。
【0056】
また、決定部210により決定されるゲームは、一つであってもよいし、複数であってもよい。
【0057】
後述するように、決定部210は、判定部260の結果に基づいてユーザにプレイを提案するゲームを決定することができる。
【0058】
また、決定部210によるゲームの決定は、後述する運転レポートが生成される度に行われるものとすることができる。
【0059】
あるいは、決定部210によるゲームの決定は、所定の時間毎に定期的に行われるものとすることができる。
【0060】
あるいは、決定部210によるゲームの決定は、情報処理装置100からの要求に応じて行われるものとすることができる。
【0061】
生成部220は、決定部210により決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるためのゲーム情報を生成するものである。
【0062】
一例として、決定されたゲームがウェブゲームである場合には、上記ゲーム情報は、当該ゲームをプレイ可能なページへのリンク情報とすることができる。
【0063】
あるいは、決定されたゲームがネイティブゲームである場合には、上記ゲーム情報は、当該ゲームを情報処理装置100へダウンロード可能なページへのリンク情報または情報処理装置100にダウンロード済みのゲームアプリケーションを起動するためのオブジェクトを表示するための情報とすることができる。
【0064】
なお、情報処理装置100において、上記ゲーム情報をサーバ装置200から受信して画面に表示するためのアプリケーションと、上記ゲームアプリケーションとは同一のアプリケーションであってもよいし、異なるアプリケーションであってもよい。
【0065】
また、情報処理装置100において、上記ゲーム情報の表示および上記ゲームのプレイはいずれもサーバ装置200が提供するウェブページで実現されるものとしてもよい。
【0066】
そして、記憶部230は、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させるものである。
【0067】
かかる所定の記憶装置は、サーバ装置200に接続可能なものであってもよいし、サーバ装置200が備えるものであってもよい。また、所定の記憶装置は本開示の情報処理システム1000に含まれるものとしてもよい。
【0068】
プレイ結果には、少なくともゲームのプレイスコアおよびミスをした部分に関する情報が含まれる。
【0069】
さらに、プレイ結果は、ゲームID、プレイしたレベル、レベルアップするスコアの閾値、レベルダウンするスコアの閾値、プレイ開始日時、プレイ終了日時、プレイ日等が含むことができる。
【0070】
また、上記プレイ結果は、上述したユーザ情報に関連付けて記憶されるものとすることができる。
【0071】
また、ユーザ情報に関連付けて記憶されるプレイ結果には、上記決定部210により決定されたゲーム以外のゲームのプレイ結果が含まれていてもよい。
【0072】
このように、ユーザ情報には運転挙動データとプレイ結果とが関連付けて記憶されることができる。
【0073】
サーバ装置200は、運転挙動データおよびプレイ結果を、それぞれ新しいデータが得られる度に記憶して蓄積していくものとすることができる。
【0074】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。
【0075】
具体的には、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定することで、従来よりもユーザの運転能力の低下を効果的に抑制することができる。
【0076】
また、サーバ装置200は、運転挙動データに基づいてプレイすべきゲームを都度提案するという効果に加え、フィードバックされたプレイ結果を学習していくことにより、ユーザが日常的にプレイすべきゲームをより適切に組み合わせたプレイメニューを構成し、ユーザに提案することができる。
【0077】
また、サーバ装置200は、プレイ結果に基づいてユーザの運転傾向を予測し、ユーザに運転に関するアドバイスを提供することもできる。
【0078】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、取得部240および解析部250を備えることができる。
【0079】
取得部240は、ユーザの走行データを所定の記録装置から取得するものである。
【0080】
かかる記録装置の詳細については上述したとおりである。なお、図5に一例として示されるように、本開示の情報処理システム1000がかかる記録装置300を備えるものとしてもよい。
【0081】
また、取得部140は、インターネットを介して記録装置から直接的にユーザの走行データを取得するものとしてもよいし、記録装置と近距離無線通信等を介して接続された情報処理装置100から、インターネットを介して間接的にユーザの走行データを取得するものとしてもよい。
【0082】
解析部150は、取得部140により取得された走行データを解析して運転挙動データを得るものである。
【0083】
運転挙動データについては上述したとおりであるが、運転挙動データに基づく運転レポート(評価)の一例は、図6-10に示される。
【0084】
図6に一例として示されるように、運転レポートには、各評価項目に対する評価値を示す表示(図6ではレーダーチャート)、ならびに、総合スコアおよび当該総合スコアに対するランクが表示されることができる。
【0085】
また、図7-10に一例として示されるように、運転レポートは、所定期間(例えばひと月)の走行データに基づくものであってもよい。
【0086】
図7-10に示す画面は、情報処理装置100の表示画面にスクロール可能に連続的に表示されるものとすることができる。
【0087】
表示される画面を介して、ユーザは、表示対象とする期間を選択し、運転挙動に対する総合評価(図7)、各項目ごとの評価、ランキング、走行距離(図8)、アドバイス(図9)、改善ポイントおよびおすすめトレーニングメニュー(図10)を確認することができる。
【0088】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、判定部260を備えることができる。
【0089】
判定部260は、運転挙動データに基づいて、ユーザに関する状態を判定するものである。
【0090】
ユーザに関する状態は、少なくとも第一の状態および第二の状態を含むものとすることができる。
【0091】
一例として、第一の状態は、ユーザの運転挙動に関する改善項目が所定数以上存在する状態であるものとすることができる。改善項目とは、評価項目のうち、所定の基準を下回っている項目とすることができる。
【0092】
一例として、第二の状態は、ユーザの運転挙動に改善項目が所定数未満である状態であるものとすることができる。
【0093】
上記所定数は「1」とすることができる。すなわち、改善項目が1つ以上あれば第一の状態であると判定され、改善項目が0であれば第二の状態であると判定されるものとする。
【0094】
決定部210は、判定部260によりユーザに関する状態が第一の状態と判定された場合に、ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群の中から決定することができる。
【0095】
一例として、第一のゲーム群は、脳の認知機能を向上させることを目的とした専用のゲームを含むものとすることができる。
【0096】
ここでいう「専用のゲーム」とは、脳の認知機能を向上させることを主目的としたゲームをいうものであり、娯楽を主目的としたゲーム(以下、「汎用ゲーム」という)を除外する意味である。
【0097】
脳の認知機能を向上させることを主目的としたゲームとは、例えば、以下に説明する第一のゲーム、第二のゲーム、第三のゲームおよび第四のゲームを含むものとすることができる。
【0098】
第一のゲームは、図11に一例として示されるように、中央領域で回転する複数の移動オブジェクトが照準オブジェクトに重なるタイミングで中央のラッパボタンを押す作業を行わせながら左右からヒトが登場した場合にのみ対応する左右のボタンを押す作業を行わせることで登場するヒトやモノに的確に反応するためのトレーニングゲームであり、素早く危険に気づくための力を鍛えるための二重注意トレーニングゲームである。
【0099】
第二のゲームは、図12に一例として示されるように、左右の標識のうち、数字のサイズではなく数字が大きい方を選択させるトレーニングゲームであり、素早く判断する力を鍛えるための認知速度トレーニングゲームである。
【0100】
第三のゲームは、図13に一例として示されるように、壁に隠れて移動する車両が壁から飛び出してくるタイミングを予測するトレーニングゲームであり、事前に危険に気づくための力を鍛えるための予測トレーニングゲームである。
【0101】
第四のゲームは、図14に一例として示されるように、穴の開いた演算式に演算記号を入力させるゲームであり、脳の働きを偏差値で評価し、同年代と比較して脳の働きを相対的に把握することができるトレーニングゲームである。
【0102】
これら第一のゲーム群に含まれるゲームは、改善効果が期待される評価項目と関連付けてデータベースに記憶されるものとすることができ、決定部210は、かかるデータベースを参照して提案するゲームを決定することができる。
【0103】
一方で、決定部210は、判定部260によりユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、ユーザにプレイを提案するゲームを第二のゲーム群の中から決定することができる。
【0104】
一例として、第二のゲーム群は、汎用ゲームを含むものとすることができる。
【0105】
かかるゲームは、ユーザに対する報酬として提案されるものである。
【0106】
あるいは、決定部210は、判定部260によりユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、ユーザにプレイを提案するゲームを第一のゲーム群および第二のゲーム群の中から決定するものとしてもよい。
【0107】
また、決定部210は、判定部260によりユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、上記ゲームのプレイの提案に代えてまたは追加的に、ユーザに付与する特定の報酬を決定するものとしてもよい。
【0108】
特定の報酬とは、アプリケーション内で使用または表示可能な称号、ゲーム内で使用可能なゲーム媒体、所定の店舗で使用可能な電子クーポン等とすることができる。また、保険会社と連携して保険料の割引などのサービスを特定の報酬として付与することもできる。
【0109】
このように、改善項目の少ない(運転能力の高い)ユーザに対して特定の報酬を付与することにより、運転能力を高めることへのモチベーションを高めることができる。
【0110】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、表示処理部270を備えることができる。
【0111】
表示処理部270は、運転挙動データに基づく運転レポートを含む結果画面を表示させるための処理を行うものである。
【0112】
図6および図7-10に一例として示されるように、第一結果画面400は、運転レポート表示領域410およびゲーム提案領域420を含むものとすることができる。
【0113】
また、第一結果画面400は、ゲーム提案領域420に代えてまたは追加的に、特定の報酬を表示する報酬表示領域を含むものとしてもよい。
【0114】
運転レポート表示領域410には、運転レポートが表示される。運転レポートには、上述したとおり、各評価項目に対する評価値を示す表示411(図6ではレーダーチャート)、ならびに、総合スコア412および当該総合スコア412に対するランク413が表示されることができる。
【0115】
表示処理部270は、第一結果画面400に、決定部210により決定されたゲームを実行するためのプレイ開始オブジェクトを選択可能に表示させることができる。
【0116】
具体的には、表示処理部270は、図6および図10に一例として示されるように、ゲーム提案領域420に、決定部210により決定されたゲームを実行するためのプレイ開始オブジェクト421を選択可能に表示する。
【0117】
上述したように、情報処理装置100において、上記ゲーム情報をサーバ装置200から受信してプレイ開始オブジェクト421を画面に表示するためのアプリケーション(第一結果画面400を表示するためのアプリケーション)と、上記ゲームアプリケーションとは同一のアプリケーションであってもよいし、異なるアプリケーションであってもよい。
【0118】
以上の構成によれば、第一結果画面400からシームレスにゲームのプレイを開始することができるようになり、ユーザのゲームプレイに対する意欲を低下させない。
【0119】
また、本開示における判定部260は、評価項目に対する評価値が所定の値を下回っているか否かを判定することができる。
【0120】
判定部260により評価値が所定の値を下回っていると判定された場合、表示処理部270は、さらに、病院への通院を進める提案情報を表示することができる。提案情報には、情報処理装置100の位置情報を利用して、適切な診療科の最寄りの病院情報を表示することも可能である。このとき、情報処理装置100に対して病院の診察クーポン等を電子的に付与することも可能である。
【0121】
また、判定部260により評価値が所定の値を下回っていると判定された場合、本開示の一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、予め登録された他の情報処理装置への通知を行う通知部を備えることができる。他の情報処理装置とは、例えば、ユーザと離れて住む家族などの装置である。
【0122】
解析部150は、所定期間または最新の走行データを解析することにより運転挙動データを得ることができる。
【0123】
所定期間とは、予め設定された期間(1週間、3日間等)、または、前回アプリケーションを起動したときから次にアプリケーション起動したときまでの期間等とすることができる。
【0124】
所定期間の走行データを解析することにより得られる運転挙動データは、所定期間の平均値または最低値に基づいて生成されるものとすることができる。
【0125】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、確認部280、予測部290および表示処理部270を備えることができる。
【0126】
確認部180は、ユーザの運転挙動データの有無を確認するものである。
【0127】
予測部190は、確認部180による確認の結果、ユーザの運転挙動データが無いと確認された場合に、ユーザによる特定のゲームのプレイ結果に基づいて、ユーザの運転挙動に関する改善項目を予測するものである。
【0128】
かかる予測は、サーバ装置200に蓄積された複数の他のユーザの運転挙動データおよびゲームのプレイ結果に基づいて予測される。
【0129】
そして、表示処理部170は、予測部190により予測された運転挙動に関する改善項目を含む第二結果画面を表示させるための処理を行うものである。
【0130】
図15および図16に一例として示されるように、第二結果画面500は、プレイ結果表示領域510および改善項目表示領域520を含むものとすることができる。
【0131】
また、第二結果画面500は、改善項目表示領域520に代えてまたは追加的に、特定の報酬を表示する報酬表示領域を含むものとしてもよい。
【0132】
この特定の報酬は、ゲームのプレイ結果に応じて付与されるものとすることができる。
【0133】
そして、プレイ結果表示領域510には、プレイレポートが表示される。プレイレポートには、ゲームのプレイスコアやミスをした部分に関する情報が表示されることができる。
【0134】
また、改善項目表示領域520には、改善項目に関する運転アドバイスが表示されるものとすることができる。
【0135】
このように、普段殆ど運転しないユーザ、または、これから運転を始めるユーザの運転挙動傾向(改善項目)をプレイ結果の分析から予測し、個々にアドバイスやアラートなどを通知することができる。
【0136】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、認証部295を備えることができる。
【0137】
認証部295は、ユーザ認証を行うためのものである。
【0138】
認証部295は、ユーザの顔またはユーザ毎に付与された二次元コードを撮像することによりユーザ認証を行うことができる。
【0139】
図17に一例として示されるように、認証部295は、情報処理装置100が備えるカメラにより、ユーザ毎に発行された二次元コード(例えばQRコード(登録商標))を撮像することでユーザを識別してユーザ認証を行うことができる。
【0140】
あるいは、認証部295は、情報処理装置100が備えるカメラにより、ユーザの顔を撮像することでユーザを識別してユーザ認証を行うことができる。
【0141】
代案として、認証部295は、パスワード認証やユーザの顔以外の生体情報(指紋、指静脈、虹彩、声等の情報)を用いてユーザ認証を行うものとしてもよい。
【0142】
なお、認証部295は情報処理装置100が備えるものとしてもよい。
【0143】
このようなユーザ認証は、情報処理装置100を複数人で使用している場合等に有益な機能である。
【0144】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、図4に一例として示されるように、表示処理部270を備えることができる。
【0145】
表示処理部270は、複数のユーザのゲームプレイ結果を含む管理者用画面を表示させるための処理を行うものである。
【0146】
管理者とは、一例として、複数のドライバを管理する運送会社やタクシー会社等の管理ユーザである。
【0147】
図18に一例として示されるように、管理者用画面600には、ユーザ毎に各種ゲームのスコアとその更新日時とが表示されるものとすることができるが、これら以外の情報が含まれることは除外されない。
【0148】
また、表示処理部170は、各ユーザおよび/または管理者に対して、図19に示すようなプレイデータ画面700を表示するものとしてもよい。
【0149】
プレイデータ画面700には、ゲームごとに、所定期間におけるプレイ回数、累積プレイ時間および正解率等が表示されるものとすることができる。
【0150】
また、第二のゲーム群に属するゲームは、判定部260によりユーザに関する状態が第二の状態と判定された場合に、ユーザがプレイ可能な状態にされることができる。
【0151】
ゲームがプレイ可能な状態とは、プレイ開始オブジェクト421を表示またはアクティベートすることを含むものとする。
【0152】
また、第一のゲーム群に属するゲームは、運転シミュレーションゲームおよびレーシングゲームを含まないものとすることができる。
【0153】
これは、本開示の情報処理システムが、運転操作に対するトレーニングを目的としたものではなく、脳のトレーニングによる運転能力の低下の防止を目的としたものであるからである。
【0154】
また、上述したとおり、運転挙動データは、ユーザが運転操作を行う車両または航空機の走行データを解析することにより得られるものとすることができる。
【0155】
本開示における一又は複数のコンピュータプロセッサは、さらに、運転レポートおよび/またはプレイ結果の有無を日付毎に示した成績カレンダー画面を表示させるための処理を行うことができる。
【0156】
図20に一例として示されるように、成績カレンダー画面800には、運転レポートおよび/またはプレイ結果が有る日と無い日とが区別可能に表されているものとする。さらに、運転レポートおよびプレイ結果の両方が有る日と、運転レポートのみが有る日と、プレイ結果のみが有る日とが区別可能に表されていてもよい。
【0157】
そして、運転レポートおよび/またはプレイ結果が有る日がユーザにより選択されると、詳細な結果画面(第一結果画面400および/または第二結果画面500)が表示されるものとする。
【0158】
このような成績カレンダー画面800の表示により、ユーザのトレーニングに対するモチベーションを向上させることができる。
【0159】
他の実施形態として、決定部210は、ユーザの運転挙動データに加えて、ユーザの過去のプレイ結果および/またはユーザの運転またはプレイ中の生体情報(脳波、脈波等)に基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定するものとしてもよい。
【0160】
他の実施形態として、ユーザは、自身のアバタを表示可能なメタバース空間において、決定部210により決定されたゲームをプレイするものとしてもよい。このときユーザは、情報処理装置100としてHMDを装着し、コントローラを担持してゲームをプレイするものとする。
【0161】
他の実施形態として、本開示における情報処理システムは、AIチャットサービスであるChatGPTと連携し、決定部210の機能を実行させてもよい。
【0162】
また、決定部210により決定されるゲームは、ユーザと他のユーザとがスコアを競うオンライン対戦ゲームであってもよい。これによれば、ユーザのゲームプレイへのモチベーションを向上させることができる。
【0163】
また、決定部210により決定されたゲームが未だ情報処理装置100にダウンロードされていないネイティブゲームである場合において、ユーザにはかかるゲームのダウンロードに関して通信費以外の料金は要求されないものとすることができる。
【0164】
同様に、決定部210により決定されたゲームがウェブゲームである場合において、ユーザにはかかるゲームのプレイに関して通信費以外の料金はかからないものとすることができる。
【0165】
上記実施形態において、情報処理装置100は主にスマートフォンであることを想定して説明したきたが、情報処理装置100はテレビジョン装置とすることも可能である。このとき、テレビジョン装置は、インターネットに接続可能なテレビジョン装置(コネクテッドTV等)とする。このとき、本開示における情報処理システム1000は、コネクテッドTVのプラットフォームと連携して、視聴者に最適な脳のトレーニングゲームを提供することができる。
【0166】
また、本開示における情報処理システム1000は、ゲーム結果に応じて、ユーザに脳のトレーニング番組や交通安全を連想させるコンテンツの視聴を提案することもできる。
【0167】
また、本開示における情報処理システム1000は、運転挙動データを活用し、ユーザに適した車または車以外の交通手段等を提案することができる。具体的には、運転能力の低いユーザに対しては、自家用車に代わる代替の公共交通手段(バスや鉄道等)を提案することができる。
【0168】
また、他の実施形態として、本開示の情報処理システム1000のサーバ装置200は、ウェブサーバ、バッチサーバ、AIサーバで構成されることができる。
【0169】
ウェブサーバは、ゲームを管理するサーバであり、AIトレーニング提案APIを有し、AI難易度学習機能を有する。バッチサーバは、ログデータを連携するための外部連携用サーバである。AIサーバは、運転データを受け取り、AI処理を行うサーバである。
【0170】
また、上記サーバ装置200は、別のサーバ装置と連携され得る。別のサーバ装置は、アプリケーション用サーバ、ログ管理サーバ、運転データ管理サーバで構成されることができる。
【0171】
アプリケーション用サーバは、AIトレーニング提案APIを実行し、上記ウェブサーバと連携する。ログ管理サーバは、トレーニング結果データをバッチサーバから受け取る。運転データ管理サーバは、バッチサーバから運転データ関連を送受信する。
【0172】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。
【0173】
具体的には、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定することで、従来よりもユーザの運転能力の低下を効果的に抑制することができる。
【0174】
そして、運転能力の低下の抑制から運転能力の向上へと繋げていくことで、運転の不必要な動作を削減し、省エネルギーなエコドライブの実現にも繋げることができる。また、運転による車体への影響も軽減することができる。
【0175】
走行データに基づく危険挙動(急ブレーキ・急発進・急ハンドル等)の状況に応じて、効果的なトレーニングメニューをAIが自動判定し、運転レポートの提供に合わせて判定したメニューを配信する仕組みを構築することでユーザによる利用の動機付けを図ることができる。
【0176】
また、運転レポートから脳体操アプリへシームレスに遷移できる新たな導線も構築することで、ユーザが利用し易い環境を提供することができる。
【0177】
本サービスの提供を通じて利用者の拡大を図ることで、ドライバーの事故未然防止のみならず、事故の被害者を軽減する支援も実現することができる。
【0178】
続いて、本開示における情報処理方法について図面を参照しながら説明を行う。
【0179】
本開示における情報処理方法は、図21に一例として示されるように、一又は複数のコンピュータプロセッサに、決定ステップS210、生成ステップS220および記憶ステップS230を実行させることを特徴とする。
【0180】
一又は複数のコンピュータプロセッサは、上述した情報処理システムが備えるものとすることができる。一例として、一又は複数のコンピュータプロセッサは、サーバ装置200が備えるものとすることができる。
【0181】
決定ステップS210では、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する。
【0182】
かかる決定ステップS210は、上述した決定部210により実行させることができる。決定部210の詳細については上述したとおりである。
【0183】
生成ステップS220では、決定ステップS210において決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する。
【0184】
かかる生成ステップS220は、上述した生成部220により実行させることができる。生成部220の詳細については上述したとおりである。
【0185】
記憶ステップS230は、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる。
【0186】
かかる記憶ステップS230は、上述した記憶部230により実行させることができる。記憶部230の詳細については上述したとおりである。
【0187】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。
【0188】
続いて、本開示におけるコンピュータプログラムについて図面を参照しながら説明を行う。
【0189】
本開示におけるコンピュータプログラムは、一又は複数のコンピュータプロセッサに、決定機能、生成機能および記憶機能を実現させることを特徴とする。
【0190】
決定機能は、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する。
【0191】
生成機能は、決定機能により決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する。
【0192】
記憶機能は、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる。
【0193】
上記機能は、図22に示す回路1210~1230により実現されることができる。決定回路1210、生成回路1220および記憶回路1230は、それぞれ上述した決定部210、生成部220および記憶部230により実現されるものとする。各部の詳細については上述したとおりである。
【0194】
以上の構成によれば、上述した従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供することができる。
【0195】
また、上述した実施形態に係るサーバ装置又は端末装置として機能させるために、コンピュータ又は携帯電話などの情報処理装置を好適に用いることができる。このような情報処理装置は、実施形態に係るサーバ装置又は端末装置の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、情報処理装置の記憶部に格納し、情報処理装置のCPUによって当該プログラムを読み出して実行させることによって実現可能である。
【0196】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0197】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウェア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウェア手段を構築し、このソフトウェア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。記憶部は、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。
【符号の説明】
【0198】
1000 情報処理装置
100 情報処理装置
200 サーバ装置
210 決定部
220 生成部
230 記憶部

【要約】
【課題】 従来技術の課題の少なくとも一部を解決又は緩和する技術的な改善を提供する。
【解決手段】 本開示における情報処理システムは、情報処理装置とサーバ装置とを備える情報処理システムであって、情報処理システムが備える一又は複数のコンピュータプロセッサは、ユーザの運転挙動データに基づいて、当該ユーザにプレイを提案するゲームを決定する決定部と、決定部により決定されたゲームを、ユーザにプレイさせるための情報を生成する生成部と、ユーザによるゲームのプレイ結果を所定の記憶装置に記憶させる記憶部とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図6

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22