(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-29
(45)【発行日】2024-06-06
(54)【発明の名称】シート貼付装置およびシート貼付方法
(51)【国際特許分類】
B65C 9/26 20060101AFI20240530BHJP
【FI】
B65C9/26
(21)【出願番号】P 2020115802
(22)【出願日】2020-07-03
【審査請求日】2023-05-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000102980
【氏名又は名称】リンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】羽鳥 圭
【審査官】佐藤 秀之
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-234515(JP,A)
【文献】特開昭61-273329(JP,A)
【文献】特開平08-133309(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0246118(US,A1)
【文献】特開平11-321834(JP,A)
【文献】特開2018-190886(JP,A)
【文献】特開2018-174191(JP,A)
【文献】特開平01-254570(JP,A)
【文献】特開昭52-037800(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65C 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被着体からはみ出す大きさの接着シートを
複数の前記被着体に貼付して貼付体を形成する貼付手段と、
前記貼付体を搬送する貼付体搬送手段とを備え、
前記貼付体搬送手段は、
複数の前記被着体に貼付された接着シートを
前記被着体ごと折り返し、折り返した折返しシート部を、折り返していない未折シート部または前記被着体に連結する連結手段を備えていることを特徴とするシート貼付装置。
【請求項2】
被着体からはみ出す大きさの接着シートを
複数の前記被着体に貼付して貼付体を形成する貼付工程と、
前記貼付体を搬送する貼付体搬送工程とを実施し、
前記貼付体搬送工程では、
複数の前記被着体に貼付された接着シートを
前記被着体ごと折り返し、折り返した折返しシート部を、折り返していない未折シート部または前記被着体に連結する連結工程を行うことを特徴とするシート貼付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート貼付装置およびシート貼付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
被着体に接着シートを貼付して貼付体を形成するシート貼付装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたシート貼付装置では、包装体(被着体)にラベル3(接着シート)を貼付したラベル連結包装体1(貼付体)の搬送方向の長さが長いため、貼付体を次工程に搬送するまでの間に当該貼付体をストックしておくストック領域が短時間で満杯になってしまうという不都合が発生する。
【0005】
本発明の目的は、貼付体をストックしておくストック領域が短時間で満杯になってしまうことを極力抑制することができるシート貼付装置およびシート貼付方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、接着シートの折返しシート部を未折シート部に連結するので、貼付体をストックしておくストック領域が短時間で満杯になってしまうことを極力抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態に係るシート貼付装置の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を
図1に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な
図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な
図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
【0010】
本発明のシート貼付装置EAは、被着体WKからはみ出す大きさの接着シートASを当該被着体WKに貼付して貼付体UPを形成する貼付手段10と、貼付体UPを搬送する貼付体搬送手段20とを備え、被着体WKを供給する供給手段30と、貼付体UPを次工程に搬送するまでの間に当該貼付体UPをストックしておくストック領域を形成するストック手段40との間に配置されている。
【0011】
貼付手段10は、接着面AS1を有する接着シートASが剥離シートRLの一方の面に仮着された原反RSを支持する支持ローラ11と、原反RSを案内するガイドローラ12と、剥離縁13Aで剥離シートRLを折り返し、当該剥離シートRLから接着シートASを剥離する剥離手段としての剥離板13と、被着体WKに接着シートASを押圧して貼付する押圧手段としての押圧ローラ14と、駆動機器としての回動モータ15Aの図示しない出力軸に支持され、ピンチローラ15Bとで剥離シートRLを挟み込む駆動ローラ15と、図示しない駆動機器の出力軸に支持され、シート貼付装置EAの自動運転が行われている間、ピンチローラ15Bとの間に存在する剥離シートRLに常に所定の張力を付与し、当該剥離シートRLを回収する回収ローラ16とを備えている。本実施形態の場合、貼付手段10は、複数(3体)の被着体WKに1枚の接着シートASを貼付して貼付体UPを形成する構成になっている。
【0012】
貼付体搬送手段20は、貼付体UPを所定の搬送方向TDに搬送するコンベア21と、貼付体UPの位置を検知するカメラや撮影機等の撮像手段や、光学センサや超音波センサ等の各種センサ等の検知手段22と、被着体WKに貼付された接着シートASを折り返し、折り返した折返しシート部ASFを、折り返していない未折シート部ASRに連結する連結手段23とを備えている。
コンベア21は、駆動機器としての回動モータ21Aの図示しない出力軸に支持された駆動プーリ21Bと、自由回転可能な従動プーリ21Cと、駆動プーリ21Bおよび従動プーリ21Cに掛け回されたベルト21Dとを備えている。
連結手段23は、駆動機器としての直動モータ23Aの出力軸23Bに支持され、貼付体UPの搬送方向先端部を上方へ導く突き上げ部材23Cと、駆動機器としての回動モータ23Dの図示しない出力軸に支持された駆動プーリ23Eと、自由回転可能な従動プーリ23Fと、駆動プーリ23Eおよび従動プーリ23Fに掛け回されたベルト23Gと、貼付体UPの搬送方向先端部を下方へ導く円弧部23Hを備えた案内部材23Jとを備えている。
【0013】
供給手段30は、駆動機器としての回動モータ31の図示しない出力軸に支持された駆動プーリ32と、自由回転可能な従動プーリ33と、駆動プーリ32および従動プーリ33に掛け回されたベルト34とを備えている。
【0014】
ストック手段40は、貼付体UPを突き当てて停止させる突き当て板41Aを備えたストック部材としてのフリーローラコンベア41を備えている。
【0015】
以上のシート貼付装置EAの動作を説明する。
先ず、
図1(A)中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート貼付装置EAに対し、当該シート貼付装置EAの使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように原反RSをセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、貼付手段10が回動モータ15Aを駆動し、原反RSを繰り出して先頭の接着シートASの繰出方向先端部が剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、回動モータ15Aの駆動を停止する。次いで、供給手段30が回動モータ31を駆動し、ベルト34を反時計回転方向に回転させて被着体WKを搬送方向TDに搬送し、先頭の被着体WKが所定の位置に到達すると、貼付手段10が回動モータ15Aを駆動し、被着体WKの移動速度に合わせて原反RSを繰り出すとともに、貼付体搬送手段20が回動モータ21Aを駆動し、ベルト21Dを反時計回転方向に回転させる。これにより、接着シートASが剥離板13の剥離縁13Aで剥離シートRLから剥離され、
図1(A)中二点鎖線で示すように、当該接着シートASが押圧ローラ14で被着体WKに押圧されて貼付され、貼付体UPが形成される。その後、貼付体UPがコンベア21によって搬送方向TDに搬送され、次の接着シートASが剥離板13の剥離縁13Aで所定長さ剥離されると、貼付手段10が回動モータ15Aの駆動を停止する。
【0016】
次に、貼付体UPが所定の位置に到達したことを検知手段22が検知すると、貼付体搬送手段20が回動モータ23Dおよび直動モータ23Aを駆動し、ベルト23Gを反時計回転方向に回転させるとともに、突き上げ部材23Cを上昇させ、
図1(B)に示すように、貼付体UPの搬送方向先端部を上方へ導いて折返しシート部ASFを形成する。その後もベルト21D、23Gの反時計回転方向の回転が続行されると、
図1(B)中二点鎖線で示すように、折返しシート部ASFが案内部材23Jの円弧部23Hに沿って下方へ導かれ、
図1(C)に示すように、当該折返しシート部ASFが未折シート部ASRの接着面AS1に貼付されて連結される。折返しシート部ASFが未折シート部ASRに貼付されると、貼付体搬送手段20が直動モータ23Aを駆動し、突き上げ部材23Cを初期位置に復帰させた後、回動モータ23Dを駆動し、ベルト23Gを時計回転方向に回転させ、
図1(D)に示すように、折返しシート部ASFと未折シート部ASRとが連結された貼付体UPをフリーローラコンベア41へ払い出し、以降上記同様の動作が繰り返される。
【0017】
以上のような実施形態によれば、折返しシート部ASFを未折シート部ASRに連結するので、貼付体UPをストックしておくストック領域が短時間で満杯になってしまうことを極力抑制することができる。
【0018】
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
【0019】
例えば、貼付手段10は、供給手段30と剥離板13との間から押圧ローラ14の方向に向けて気体を吹き付ける吹付管やノズル等の気体吹付手段を採用し、当該気体吹付手段から気体を吹き付けて被着体WKが供給手段30とコンベア21との間に落ち込むことを防止してもよいし、1体の被着体WKに1枚または複数枚の接着シートASを貼付して貼付体UPを形成してもよいし、複数の被着体WKに1枚または複数枚の接着シートASを貼付して貼付体UPを形成してもよいし、剥離シートRLに仮着された帯状の接着シート基材に閉ループ状の切込、または、短寸幅方向全体の切込が形成されることで、その切込で仕切られた所定の領域が接着シートASとされた原反を繰り出してもよいし、帯状の接着シート基材が剥離シートRLに仮着された原反を採用し、接着シート基材に閉ループ状の切込、または、短寸幅方向全体の切込を切断手段で形成し、その切込で仕切られた所定の領域を接着シートASとしてもよいし、支持ローラ11やガイドローラ12等の各ローラの代わりに板状部材やシャフト部材等で原反RSや剥離シートRLを支持したり案内したりしてもよいし、原反RSを巻回することなく例えばファンフォールド折りにして支持してもよいし、剥離シートRLを巻回することなく例えばファンフォールド折りにしたり、シュレッダ等で切り刻んだり、無造作に集積したりして回収してもよいし、剥離シートRLを回収しなくてもよい。
【0020】
貼付体搬送手段20は、コンベア21に代えてまたは併用して、駆動機器で駆動される複数のローラで貼付体UPを搬送するローラコンベアや、駆動機器で駆動される複数のボールで貼付体UPを搬送するボールローラコンベアを採用してもよいし、駆動機器としての多関節ロボットや、駆動機器に支持されたチャックシリンダ等により、被着体WKに貼付された接着シートASを保持(把持)して折り返し、折り返した折返しシート部ASFを、折り返していない未折シート部ASRに連結する構成の連結手段を採用してもよいし、大気やガス等の気体の吹き付けにより、被着体WKに貼付された接着シートASを折り返し、折り返した折返しシート部ASFを、折り返していない未折シート部ASRに連結する構成の連結手段を採用してもよいし、突き上げ部材23Cに代えて、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、突き上げ部材23Cに代えて、案内部材23Jと同様の部材を採用し、当該部材の円弧部に沿って貼付体UPの搬送方向先端部を上方へ導いてもよいし、直動モータ23Aおよび突き上げ部材23Cに代えて、大気やガス等の気体の吹き付けにより貼付体UPの搬送方向先端部を上方へ導いてもよいし、被着体WKへの接着シートASの貼付が完了してから貼付体UPの折り返しを開始してもよいし、被着体WKへの接着シートASの貼付中に貼付体UPの折り返しを開始してもよいし、突き上げ部材23Cおよび案内部材23Jの少なくとも一方を供給手段30と同様に、駆動機器としての回動モータの出力軸に支持された駆動プーリと、自由回転可能な従動プーリと、駆動プーリおよび従動プーリに掛け回されたベルトとで構成してもよいし、案内部材23Jがなくてもよいし、未折シート部ASRに折返しシート部ASFを押圧して貼付する押圧ローラや、大気やガス等の気体の吹き付け等の折返し部押圧手段を採用してもよいし、接着剤を塗布する接着剤塗布手段、両面接着シートを貼付する両面接着シート貼付手段、コ字状の針を打ち込むステープラ、リベット止めするリベッター等の連結補助手段を用い、折返しシート部ASFを未折シート部ASRに連結する構成でもよいし、貼付体UPが渦巻き状となるようにしたり、接着シートASの繰出方向先端縁と後端縁とを突き合わせたりして折返しシート部ASFを未折シート部ASRに連結させてもよいし、貼付体UPの搬送方向後端部や貼付体UPの側端部等を折り返し、折り返した折返しシート部を未折シート部に連結させてもよい。
連結手段は、被着体WKに貼付された接着シートASを折り返し、折り返した折返しシート部ASFを被着体WKに連結する構成であってもよい。
【0021】
供給手段30は、ローラコンベアやボールローラコンベアで被着体WKを供給してもよいし、駆動機器としての多関節ロボットや、駆動機器としてのリニアモータのスライダに支持されたチャックシリンダで被着体WKを供給してもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよく、備わっていない場合は人手で被着体WKを供給してもよい。
【0022】
ストック手段40は、ストック部材として平台やフラットバー等を採用してもよいし、ストック部材を傾斜させてまたは傾斜させずに貼付体UPをストックする構成としてもよいし、本発明のシート貼付装置EAに備わっていてもよいし、備わっていなくてもよく、備わっていない場合は他の装置で貼付体UPをストックすればよい。
【0023】
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、貼付手段は、被着体からはみ出す大きさの接着シートを当該被着体に貼付して貼付体を形成するものであればどのようなものでもよく、出願当初の技術常識に照らし合わせてその技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(その他の手段および工程も同じ)。
【0024】
接着シートASおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASおよび被着体WKは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、接着シートASは、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、さらには、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂等の単体物であってもよいし、それら2つ以上で形成された複合物であってもよく、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
【0025】
前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、2軸または3軸以上の関節を備えた多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、剥離板や剥離ローラ等の剥離手段や剥離部材といった被剥離物を剥離するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、板状部材、丸棒、ローラ等の部材を採用してもよいし、剥離するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしたりしてもよい。
【符号の説明】
【0026】
EA…シート貼付装置
10…貼付手段
20…貼付体搬送手段
23…連結手段
AS…接着シート
ASF…折返しシート部
ASR…未折シート部
WK…被着体
UP…貼付体