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特許7496900アイコン配列方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-05-30
(45)【発行日】2024-06-07
(54)【発明の名称】アイコン配列方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20240531BHJP
【FI】
G06F3/04817
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022578864
(86)(22)【出願日】2020-12-28
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-19
(86)【国際出願番号】 CN2020140037
(87)【国際公開番号】W WO2022057141
(87)【国際公開日】2022-03-24
【審査請求日】2022-12-20
(31)【優先権主張番号】202010992583.6
(32)【優先日】2020-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516164151
【氏名又は名称】珠海格力▲電▼器股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GREE ELECTRIC APPLIANCES, INC. OF ZHUHAI
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】黄 金武
(72)【発明者】
【氏名】張 ▲る▼
(72)【発明者】
【氏名】卞 国任
(72)【発明者】
【氏名】馬 穎江
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106201196(CN,A)
【文献】特表2016-508631(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105511789(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0355816(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04817
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末に適用されるアイコン配列方法であって、
ターゲット画面を確定するステップと、
前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するステップと、
前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するステップと、
前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するステップと、
前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するステップと、を含み、
前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定する前記ステップは、
それぞれの前記第1のアイコンに対して、前記第1のアイコンと前記ユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定することと、
最も高い類似度に対応する第2のアイコンを前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定することと、を含み、
前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列する前記ステップは、
それぞれの前記ターゲットアイコンに対して、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断することと、
はみ出していない場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記ターゲット位置に配列することと、
はみ出している場合、前記ユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断することと、
存在する場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列することと、
存在しない場合、前記ターゲットアイコンと既に前記ユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめ、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記他のターゲットアイコンに対応するターゲット位置に前記フォルダを配列することと、を含む、
アイコン配列方法。
【請求項2】
ターゲット画面を確定する前記ステップは、
受信した画面を前記ターゲット画面として確定すること、又は、ローカルギャラリーから前記ターゲット画面を確定することを含む
請求項1に記載のアイコン配列方法。
【請求項3】
各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定することは、
各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置、又は、各前記第1のアイコンの中心の、前記ターゲット画面における座標情報を確定することと、
前記アイコンレイアウト位置又は前記座標情報を前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置として確定することと、を含む
請求項1に記載のアイコン配列方法。
【請求項4】
前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列する前記ステップは、
前記ユーザ端末のインタフェース上に複数の空き位置が存在する場合、複数の前記空き位置の中から、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置に最も近い1つの空き位置を選出することと、
前記ユーザ端末のインタフェース上の選出された空き位置に前記ターゲットアイコンを配列することと、を含む
請求項に記載のアイコン配列方法。
【請求項5】
ユーザ端末に適用されるアイコン配列装置であって、
ターゲット画面を確定するように構成される第1の確定モジュールと、
前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するように構成される第2の確定モジュールと、
前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するように構成される第3の確定モジュールと、
前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するように構成される第4の確定モジュールと、
前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するように構成されるアイコン配列モジュールと、を含み、
前記第3の確定モジュールが前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定することは、
それぞれの前記第1のアイコンに対して、前記第1のアイコンと前記ユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定することと、
最も高い類似度に対応する第2のアイコンを前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定することと、を含み、
前記アイコン配列モジュールが前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列することは、
それぞれの前記ターゲットアイコンに対して、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断することと、
はみ出していない場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記ターゲット位置に配列することと、
はみ出している場合、前記ユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断することと、
存在する場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列することと、
存在しない場合、前記ターゲットアイコンと既に前記ユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめ、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記他のターゲットアイコンに対応するターゲット位置に前記フォルダを配列することと、を含む、
アイコン配列装置。
【請求項6】
プロセッサ及びメモリを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているアイコン配列プログラムを実行することにより、請求項1~のいずれか1項に記載のアイコン配列方法を実現するように構成される
ユーザ端末。
【請求項7】
1つ又は複数のプログラムが記憶されており、
前記1つ又は複数のプログラムは、1つ又は複数のプロセッサにより実行されることにより、請求項1~のいずれか1項に記載のアイコン配列方法を実現する
記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2020年09月18日に中国特許庁に提出された、出願番号が202010992583.6であり、発明の名称が「アイコン配列方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容を参照により本開示に組み込む。
【0002】
本開示の実施例は、端末の技術分野に関し、特にアイコン配列方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、ユーザ端末にインストールされるアプリケーションプログラムがますます多くなってきた。ユーザがアプリケーションプログラムを容易に使用できるようにするためには、ユーザ端末のインタフェースにおいてアプリケーションプログラムのアイコン(以下、アイコンと略称する)を合理的に配列することがとても重要である。
【0004】
しかしながら、高齢者にとって、スマートフォンなどのユーザ端末を使用することはいまだにいろいろと不便である。例えば、高齢者がスマートフォンのインタフェースでアイコンを配列することができない場合、高齢者はスマートフォンのインタフェースにおいて必要なアイコンを速やか又は便利にクリックできず、高齢者にとってのユーザ端末の使用体験が大きく影響されてしまう。
【発明の概要】
【0005】
これに鑑み、本開示の実施例はアイコン配列方法、装置、ユーザ端末及び記憶媒体を提供して、関連技術においてユーザ端末のインタフェース上のアイコンが自動的に配列されることができない課題を解決する。
【0006】
第1の態様によれば、本開示の実施例はユーザ端末に適用されるアイコン配列方法を提供する。当該方法は、ターゲット画面を確定するステップと、前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するステップと、前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するステップと、前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するステップと、前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するステップと、を含む。
【0007】
1つの可能な実施形態において、ターゲット画面を確定する前記ステップは、受信した画面をターゲット画面として確定すること、又は、ローカルギャラリーからターゲット画面を確定することを含む。
【0008】
1つの可能な実施形態において、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定することは、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置、又は、各前記第1のアイコンの中心の、前記ターゲット画面における座標情報を確定することと、前記アイコンレイアウト位置又は前記座標情報を前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置として確定することと、を含む。
【0009】
1つの可能な実施形態において、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定する前記ステップは、それぞれの前記第1のアイコンに対して、前記第1のアイコンと前記ユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定することと、最も高い類似度に対応する前記第2のアイコンを前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定することと、を含む。
【0010】
1つの可能な実施形態において、ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列する前記ステップは、それぞれの前記ターゲットアイコンに対して、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断することと、はみ出していない場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記ターゲット位置に配列することと、を含む。
【0011】
1つの可能な実施形態において、前記方法は、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出している場合、前記ユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断するステップと、存在する場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列するステップと、存在しない場合、前記ターゲットアイコンと既に前記ユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめ、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記他のターゲットアイコンに対応する前記ターゲット位置に前記フォルダを配列するステップと、を更に含む。
【0012】
1つの可能な実施形態において、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列する前記ステップは、前記ユーザ端末のインタフェース上に複数の空き位置が存在する場合、複数の前記空き位置の中から、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置に最も近い1つの空き位置を選出することと、前記ユーザ端末のインタフェース上の選出された前記空き位置に前記ターゲットアイコンを配列することと、を含む。
【0013】
第2の態様によれば、本開示の実施例はユーザ端末に適用されるアイコン配列装置を提供する。当該装置は、ターゲット画面を確定するように構成される第1の確定モジュールと、前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するように構成される第2の確定モジュールと、前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するように構成される第3の確定モジュールと、前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するように構成される第4の確定モジュールと、前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するように構成されるアイコン配列モジュールと、を含む。
【0014】
1つの可能な実施形態において、前記第1の確定モジュールがターゲット画面を確定することは、受信した画面をターゲット画面として確定すること、又は、ローカルギャラリーからターゲット画面を確定することを含む。
【0015】
1つの可能な実施形態において、前記第2の確定モジュールが各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定することは、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置、又は、各前記第1のアイコンの中心の、前記ターゲット画面における座標情報を確定することと、前記アイコンレイアウト位置又は前記座標情報を前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置として確定することと、を含む。
【0016】
1つの可能な実施形態において、前記第3の確定モジュールがユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定することは、各前記第1のアイコンに対して、前記第1のアイコンと前記ユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定することと、最も高い類似度に対応する前記第2のアイコンを前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定することと、を含む。
【0017】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュールがターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列することは、それぞれの前記ターゲットアイコンに対して、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断することと、はみ出していない場合、前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記ターゲット位置に配列することと、を含む。
【0018】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュールはさらに、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出している場合、前記ユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断し、存在する場合には前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列し、存在しない場合には、前記ターゲットアイコンと既に前記ユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめ、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記他のターゲットアイコンに対応する前記ターゲット位置に前記フォルダを配列するように構成される。
【0019】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュールが前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列することは、前記ユーザ端末のインタフェース上に複数の空き位置が存在する場合、複数の前記空き位置の中から、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置に最も近い1つの空き位置を選出することと、前記ユーザ端末のインタフェース上の選出された前記空き位置に前記ターゲットアイコンを配列することと、を含む。
【0020】
第3の態様によれば、本開示の実施例はプロセッサ及びメモリを含むユーザ端末を提供し、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されているアイコン配列プログラムを実行することにより、第1の態様に係るいずれかのアイコン配列方法を実現するように構成される。
【0021】
第4の態様によれば、本開示の実施例は記憶媒体を提供する。前記記憶媒体には1つ以上のプログラムが記憶されており、前記1つ以上のプログラムは、1つ以上のプロセッサにより実行されることにより、第1の態様に係るいずれかのアイコン配列方法を実現する。
【0022】
本開示の実施例による技術案では、ターゲット画面を確定し、ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン及び各第1のアイコンの、ターゲット画面での配列位置を確定し、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定し、ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する配列位置に基づいて、ユーザ端末のインタフェースにおいてターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定し、ターゲット位置に基づいてターゲットアイコンをユーザ端末のインタフェース上に配列することにより、ユーザ端末のインタフェースにおいてアイコンを自動的に配列することを実現して、ユーザ体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本開示の1つの例示的な適用シーンの模式図である。
図2】本開示の1つの例示的な実施例によるアイコン配列方法の実施例を示すフローチャートである。
図3】ユーザ端末12のインタフェースにおけるアイコン配列を示す模式図である。
図4】ユーザ端末11のインタフェースにおけるアイコン配列を示す1つの模式図である。
図5】ユーザ端末11のインタフェースにおけるアイコン配列を示すもう1つの模式図である。
図6】本開示の1つの例示的な実施例によるアイコン配列装置の実施例を示すブロック図である。
図7】本開示の実施例によるユーザ端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本開示の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、本開示の実施例における技術案について、本開示の実施例における図面を参照しながら明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本開示における実施例に基づいて創造的な労働を行うことなく得られる他のすべての実施例は、いずれも本開示の保護の範囲に属する。
【0025】
本開示の実施例への理解を容易にするために、以下に、まず図面を参照して本開示によるアイコン配列方法の応用シーンを例示的に説明する。
【0026】
図1は本開示の1つの例示的な適用シーンの模式図である。図1に示すように、ユーザ端末11、ユーザ端末12を含む。ユーザ端末11~12は通信接続される。ユーザ端末は、ディスプレイを備える様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットパソコン、ラップトップ型ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むが、それらに限られない。図1ではスマートフォンのみを例とする。
【0027】
1つの例示的な適用シーンにおいて、ユーザ端末11に対応するユーザが高齢者であると仮定する。高齢者は、スマートフォンを使用する際にいまだに多くの不便を抱えている。例えば、スマートフォンにたくさんのアプリケーションプログラムがインストールされているとき、高齢者は、自分の使用ニーズや使用習慣に合わせてスマートフォンのインタフェース上の複数のアイコンを配列することができない。その結果、ユーザがスマートフォンのインタフェースにおいて必要なアイコンを速やか又は便利にクリックできない可能性が高い。
【0028】
この適用シーンにおいては、本開示によるアイコン配列方法を用いて、ユーザのニーズに応じてユーザ端末のインタフェース上のアイコンを自動的に配列することができる。
【0029】
以下、図面を参照しながら具体的な実施例を用いて本開示によるアイコン配列方法についてさらなる解釈説明を行うが、実施例は本開示の実施例に対する制限にならない。
【0030】
図2は本開示の1つの例示的な実施例によるアイコン配列方法の実施例を示すフローチャートである。この方法は、ユーザ端末に用いられることができる。一例において、当該ユーザ端末は図1に示すユーザ端末11である。図2に示すように、以下のステップを含む。
【0031】
ステップ201において、ターゲット画面を確定する。
【0032】
一実施例として、図1に示す適用シーンを例にする。ユーザ端末11に対応するユーザ(以下、ユーザAと称する)は、自身のニーズをユーザ端末12に対応するユーザ(以下、ユーザBと称する)に教えることができる。ユーザBは、ユーザAのニーズに基づいてユーザ端末12においてアイコンを配列することができる。さらに、ユーザ端末12は、アイコンが配列された画面をユーザ端末11に送信し、ユーザ端末11は、受信した画面をターゲット画面として確定し、以後には、このターゲット画面に基づいて自端のインタフェースにおいてアイコン配列を自動的に行うことができる。
【0033】
例を挙げると、ユーザAがよく使用するアプリケーションプログラムはショートビデオアプリケーションプログラム、ショッピングアプリケーションプログラムを含み、且つ、ユーザAは右手で携帯電話の下端を持って操作するのに慣れていると仮定する。この場合、ショートビデオアプリケーションプログラムとショッピングアプリケーションプログラムのアイコンを携帯電話のディスプレイの右下に近い位置に配列すれば、ユーザAはより容易にクリックできると、理解できる。これに基づいて、ユーザBは、ユーザ端末12のインタフェースにおいてショートビデオアプリケーションプログラムとショッピングアプリケーションプログラムのアイコンを携帯電話のディスプレイの右下に近い位置に配列することができる。例えば、図3にはユーザ端末12のインタフェースにおけるアイコン配列の模式図が示されている。無論、ユーザ端末12にはショートビデオアプリケーションプログラムとショッピングアプリケーションプログラムが予めインストールされている。
【0034】
さらに、ユーザBは、ユーザ端末12を操作して、アイコンが配列されたインタフェースに対してスクリーンショットを取ることができ、さらにインスタントコミュニケーションツールを介してスクリーンショット、すなわちユーザ端末12のインタフェース画面をユーザ端末11に送信することができる。このようにして、ユーザ端末11が他のユーザ端末の画面を受信し、受信した画面をターゲット画面として確定することが、実現可能になる。上述のインスタントコミュニケーションツールは、QQ、ウィーチャット、ショートメール、DingTalkなどを含むが、それらに限られない。
【0035】
別の一実施例として、上述の実施例に加えて、ユーザ端末11は、他のユーザ端末の画面を受信した後、さらにそれをローカルギャラリーに格納してもよい。このようにして、ユーザ端末11は、次回にアイコン配列を行う必要がある際に、ユーザ操作に従ってローカルギャラリーからターゲット画面を確定することができる。
【0036】
なお、上述の実施例で説明されたローカルギャラリーにおける画面のソースは一例に過ぎず、実践では、ユーザ端末11は、アイコンが配列された画面を他の方式によって取得してローカルギャラリーに格納することができる。例えば、ユーザ端末11は、ユーザ操作に従ってインターネットから1枚の画面をダウンロードしてローカルギャラリーに格納してもよく、本開示ではこれに対して限定しない。
【0037】
ステップ202において、ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置を確定する。
【0038】
なお、本開示の実施例において、説明の便宜上、ターゲット画面中のアイコンを第1のアイコンと称する。適用シーンにおいて、ターゲット画面中には1つ又は複数の第1のアイコンがあってもよい。
【0039】
一実施例として、ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコンと、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置とを機械学習技術によって確定してもよい。具体的には、入力された画像中のアイコンを認識でき、且つ入力された画像上のアイコンの配列位置を確定することができる機械学習モデル(以下、アイコン認識モデルと称する)を予め訓練してもよい。したがって、ターゲット画面を当該アイコン認識モデルに入力すると、当該アイコン認識モデルはターゲット画面における第1のアイコンを認識し、さらに第1のアイコンを認識できた際にターゲット画面上の当該第1のアイコンの配列位置を更に検出することができる。このようにして、ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコンと、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置とを確定することができる。
【0040】
一例において、上述の配列位置は、第1のアイコンの中心の、ターゲット画面における座標情報によって表される。すなわち、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置を確定することは、各第1のアイコンの中心の、ターゲット画面における座標情報を確定し、座標情報を第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置として確定することを含む。
【0041】
この例において、通常、ターゲット画面の左上隅の頂点を原点とし、水平右向きをX軸の正方向とし、垂直下向きをY軸の正方向として座標系を構築する。さらに、各第1のアイコンの中心の、当該座標系における座標情報を確定する。
【0042】
別の一例において、上述の配列位置は、第1のアイコンの、ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置によって表される。すなわち、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置を確定することは、各第1のアイコンの、ターゲット画面上のアイコンレイアウト位置を確定し、アイコンレイアウト位置を第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置として確定することを含む。
【0043】
この例において、通常、第1のアイコンの、ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置は、行及び列の形で表される。例えば、図3に示す例における画面のアイコンレイアウトは5×4(5行4列)レイアウトであり、ここで、ショートビデオアプリケーションプログラムのアイコンのアイコンレイアウト位置は3行3列目であり、ショッピングアプリケーションプログラムのアイコンのアイコンレイアウト位置は3行4列目である。
【0044】
ステップ203において、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定する。
【0045】
なお、本開示の実施例において、説明の便宜上、ユーザ端末(例えばユーザ端末11)における複数のアイコンを第2のアイコンと称する。適用シーンにおいて、ユーザ端末には複数のアプリケーションプログラムがインストールされてもよく、この複数のアプリケーションプログラムのアイコンは1つの画面に配列されてもよく、複数の画面に分布されるように配列されてもよい。つまり、ユーザ端末における複数の第2のアイコンとは、ユーザ端末のある1つの画面における第2のアイコンではなく、ユーザ端末にインストールされているすべてのアプリケーションプログラムの第2のアイコンを指す。
【0046】
さらに、適用シーンにおいて、ユーザ端末における各第2のアイコンは、必ずしもターゲット画面上に存在するわけではない。よって、このステップ203においてユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から第1のアイコンにマッチするアイコン(以下、ターゲットアイコンと称する)を特定することにおいて、マッチするとは、第2のアイコンと第1のアイコンが同一のアプリケーションのアイコンであることをいう。なお、適用シーンにおいては、異なるユーザ端末はディスプレイのサイズが異なる可能性がある。また、ディスプレイのサイズが同じであっても、ユーザによって使用習慣が異なる可能性がある。例えば、大きなアイコンを好むユーザがいれば、小さなアイコンを好むユーザもいる。そのため、互いにマッチする第1のアイコンと第2のアイコンは、サイズが異なる可能性がある。よって、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定する際には、アイコンのサイズという要素を考慮しなくてもよい。
【0047】
一実施例においては、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定することは以下のように実現されることができる。ステップ202で確定されたそれぞれの第1のアイコンに対して、当該第1のアイコンとユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定し、最も高い類似度に対応する第2のアイコンを当該第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定する。
【0048】
ステップ204において、ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する配列位置に基づいて、ユーザ端末のインタフェースにおける、ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定する。
【0049】
このステップ204においては、ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する配列位置を、ユーザ端末のインタフェースにおいて当該ターゲットアイコンに対応する位置(以下、ターゲット位置と称する)として確定してもよい。
【0050】
ステップ205において、ターゲット位置に基づいてターゲットアイコンをユーザ端末のインタフェース上に配列する。
【0051】
適用シーンにおいて、ターゲット画面とユーザ端末のインタフェースは必ずしもサイズが同じではなく、アイコンレイアウトも異なる可能性がある。例えば、ターゲット画面は5×4のアイコンレイアウトを採用しているが、ユーザ端末のインタフェースは4×3のアイコンレイアウトを採用している。これに鑑みて、一実施例として、このステップ205において、それぞれのターゲットアイコンに対しては、まず当該ターゲットアイコンに対応するターゲット位置がユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断し、はみ出していない場合にはターゲットアイコンをユーザ端末のインタフェース上のターゲット位置に配列するが、はみ出した場合には、ターゲットアイコンはターゲット位置に配列できないと考えられる。
【0052】
ターゲットアイコンをターゲット位置に配列できない場合、1つの選択的な実施形態として、まずはユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断することができる。存在する場合には、ターゲットアイコンをユーザ端末のインタフェース上の空き位置に配列し、存在しない場合には、ターゲットアイコンと、既にユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめてから、ユーザ端末のインタフェースにおいて他のターゲットアイコンに対応するターゲット位置に当該フォルダを配列する。なお、上述の空き位置は、いずれのターゲット位置も含まない。
【0053】
ここで、1つの選択的な実施形態として、ユーザ端末のインタフェース上に複数の空き位置が存在する場合、複数の空き位置の中から、ターゲットアイコンに対応するターゲット位置に最も近い1つの空き位置を選出し、ユーザ端末のインタフェース上の選出された空き位置にターゲットアイコンを配列することができる。
【0054】
一例として、図4はユーザ端末11のインタフェースにおけるアイコン配列を示す模式図である。図3に示す画面を参照すると、ショッピングアプリケーションプログラムのアイコンに対応するターゲット位置は、図4に示すインタフェース画面からはみ出ている。上述した説明に基づいて、番号1~3の3つの空き位置の中から、3行4列目というターゲット位置に最も近い1つの空き位置、すなわち番号1の空き位置を選択して、ショッピングアプリケーションプログラムのアイコンを番号1の位置に配列すればよい。
【0055】
さらに、ターゲット位置に最も近い空き位置が2つ以上存在する場合、例えば図4において番号4の位置も空いていると仮定すると、それらのうちの1つの空き位置をランダムに選出するか、又は予め設定されたルールに従ってディスプレイの一側(例えば下方、右方)に近い空き位置を選択してもよい。
【0056】
さらに、図5はユーザ端末11のインタフェースにおけるアイコン配列を示すもう1つの模式図である。この図5に示すインタフェースには空き位置が存在しない。この場合、上述した説明に基づいて、図5に示すインタフェースから1つの他のターゲットアイコン、例えばショートビデオアプリケーションプログラムのアイコンを選択し、ショッピングアプリケーションプログラムのアイコンとショートビデオアプリケーションプログラムターゲットのアイコンを同一のフォルダにまとめてから、このフォルダを、ユーザ端末のインタフェースにおいてショートビデオアプリケーションプログラムのアイコンに対応するターゲット位置に配列してもよい。
【0057】
選択的に、図5に示すインタフェースから、ターゲット位置に最も近い1つの他のターゲット位置にあるアイコンを上述した他のターゲットアイコンとして選定してもよい。
【0058】
本開示の実施例による技術案では、ターゲット画面を確定し、ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各第1のアイコンの、ターゲット画面における配列位置を確定し、ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを確定し、ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する配列位置に基づいて、ユーザ端末のインタフェースにおける、ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定し、ターゲット位置に基づいてターゲットアイコンをユーザ端末のインタフェース上に配列する。こうすることにより、ユーザ端末のインタフェース上のアイコンを自動的に配列することを実現して、ユーザ体験を向上させることができる。
【0059】
以下、図面を参照しながら具体的な実施例を用いて本開示に係るアイコン配列装置について更なる説明を行うが、実施例は本開示の実施例に対する制限にならない。
【0060】
図6は本開示の1つの例示的な実施例によるアイコン配列装置の実施例を示すブロック図である。図6に示すように、この装置は、ターゲット画面を確定するように構成される第1の確定モジュール61と、前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するように構成される第2の確定モジュール62と、前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するように構成される第3の確定モジュール63と、前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおいて前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するように構成される第4の確定モジュール64と、前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するように構成されるアイコン配列モジュール65と、を含む。
【0061】
1つの可能な実施形態において、前記第1の確定モジュール61がターゲット画面を確定することは、受信した画面をターゲット画面として確定すること、又は、ローカルギャラリーからターゲット画面を確定することを含む。
【0062】
1つの可能な実施形態において、前記第2の確定モジュール62が各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定することは、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面におけるアイコンレイアウト位置、又は、各前記第1のアイコンの中心の、前記ターゲット画面における座標情報を確定することと、前記アイコンレイアウト位置又は前記座標情報を前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置として確定することと、を含む。
【0063】
1つの可能な実施形態において、前記第3の確定モジュール63がユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定することは、それぞれの前記第1のアイコンに対して、前記第1のアイコンと前記ユーザ端末における各第2のアイコンとの間の類似度を確定することと、最も高い類似度に対応する前記第2のアイコンを前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンとして確定することと、を含む。
【0064】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュール65がターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列することは、それぞれの前記ターゲットアイコンに対して、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出しているか否かを判断することと、はみ出していない場合、前記ユーザ端末のインタフェース上の前記ターゲット位置に前記ターゲットアイコンを配列することを含む。
【0065】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュール65はさらに、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置が前記ユーザ端末のインタフェースをはみ出している場合、前記ユーザ端末のインタフェース上に空き位置が存在するか否かを判断し、存在する場合には前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列し、存在しない場合には、前記ターゲットアイコンと既に前記ユーザ端末のインタフェース上に配列された他のターゲットアイコンとを同一のフォルダにまとめてから、前記ユーザ端末のインタフェースにおいて前記他のターゲットアイコンに対応する前記ターゲット位置に前記フォルダを配列するように構成される。
【0066】
1つの可能な実施形態において、前記アイコン配列モジュール65が前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上の前記空き位置に配列することは、前記ユーザ端末のインタフェース上に複数の空き位置が存在する場合、複数の前記空き位置の中から、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置に最も近い1つの空き位置を選出することと、前記ユーザ端末のインタフェース上の選出された前記空き位置に前記ターゲットアイコンを配列することと、を含む。
【0067】
図7は本開示の実施例によるユーザ端末の構造模式図である。図7に示すユーザ端末700は、少なくとも1つのプロセッサ701と、メモリ702と、少なくとも1つのネットワークインターフェース704と、他のユーザインターフェース703を含む。ユーザ端末700における各コンポーネントは、バスシステム705を介して結合される。なお、バスシステム705は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するように構成される。バスシステム705は、データバス以外に、電源バス、制御バス及び状態信号バスを更に含む。ただし、簡潔に説明するために、図7では各種のバスをすべてバスシステム705と表記する。
【0068】
ここで、ユーザインターフェース703は、ディスプレイ、キーボード又はクリックデバイス(例えば、マウス、トラックボール(trackball)、タッチパッド又はタッチスクリーンなど)を含んでもよい。
【0069】
なお、本開示の実施例におけるメモリ702は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、或いは、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして用いられるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、多くの形態のRAMが適用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM,SLDRAM)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)が挙げられる。本明細書で記述されるメモリ702は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限られない。
【0070】
いくつかの実施形態において、メモリ702には、実行可能ユニット又はデータ構造、或いはそれらのサブセット、或いはそれらの拡張セットであるオペレーティングシステム7021及びアプリケーションプログラム7022が記憶されている。
【0071】
ここで、オペレーティングシステム7021は、フレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層などのような様々なシステムプログラムを含み、様々な基礎的なサービス及びハードウェアベースのタスクの処理を実現するように構成される。アプリケーションプログラム7022は、メディアプレーヤ(MediaPlayer)、ブラウザ(Browser)などのような様々なアプリケーションプログラムを含み、様々な応用サービスを実現するように構成される。本開示の実施例による方法を実現するプログラムはアプリケーションプログラム7022に含まれてもよい。
【0072】
本開示の実施例においては、メモリ702に記憶されたプログラム又はコマンド、具体的にはアプリケーションプログラム7022に記憶されたプログラム又はコマンドを呼び出すことにより、プロセッサ701は各方法実施例による方法のステップを実行するように構成される。当該方法のステップは例えば、ターゲット画面を確定するステップと、前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するステップと、前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するステップと、前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するステップと、前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するステップと、を含む。
【0073】
上述した本開示の実施例により開示された方法は、プロセッサ701に適用されるか、又はプロセッサ701により実現されることができる。プロセッサ701は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現される際、上述の方法の各ステップはプロセッサ701内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態のコマンドによって実行されることができる。上述のプロセッサ701は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよく、本開示の実施例により開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、任意の一般的なプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例により開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサにより遂行されるか、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアユニットの組み合わせにより遂行されるものとして具現化されることができる。ソフトウェアユニットは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの当分野における既存の記憶媒体に存在してもよい。この記憶媒体は、メモリ702に存在し、プロセッサ701はメモリ702中の情報を読み取って、そのハードウェアと協同で上述の方法のステップを遂行する。
【0074】
なお、本明細書で説明されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組み合わせにより実現されることができる。ハードウェアによる実現において、処理ユニットは、1つ以上の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing,DSP)、デジタル信号処理機器(DSP Device,DSPD)、プログラマブル論理機器(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するように構成される他の電子ユニット又はそれらの組み合わせにより実現されることができる。
【0075】
ソフトウェアによる実現において、本明細書に記載の機能を実行するユニットにより本明細書に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶されてプロセッサにより実行されてもよい。メモリはプロセッサ内又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0076】
本実施例によるユーザ端末は図7に示すユーザ端末であってもよく、図2に示すようなアイコン配列方法のすべてのステップを実行することができ、それにより図2に示すアイコン配列方法の技術的効果を実現することができる。具体的には、図2に関する説明を参照してよく、記述を簡潔にするために、ここでは繰り返し説明しない。
【0077】
本開示の実施例は、記憶媒体(コンピュータ読み取り可能な記憶媒体)を更に提供する。ここで、記憶媒体には1つ以上のプログラムが記憶されている。ここで、記憶媒体は、揮発性メモリ(例えばランダムアクセスメモリ)を含んでもよく、不揮発性メモリ(例えば読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ、ハードディスク又はソリッドステートハードディスク)を含んでもよく、上述の種類のメモリの組み合わせを含んでもよい。
【0078】
記憶媒体における1つ以上のプログラムが1つ以上のプロセッサにより実行されることができ、それにより、上述したユーザ端末側で実行されるアイコン配列方法が実現される。
【0079】
前記プロセッサは、記憶媒体に記憶されたアイコン配列プログラムを実行するように構成され、それにより、ユーザ端末側で実行されるアイコン配列方法のステップが実現される。当該アイコン配列方法のステップは、ターゲット画面を確定するステップと、前記ターゲット画面における少なくとも1つの第1のアイコン、及び、各前記第1のアイコンの、前記ターゲット画面における配列位置を確定するステップと、前記ユーザ端末における複数の第2のアイコンの中から、前記第1のアイコンにマッチするターゲットアイコンを特定するステップと、前記ターゲットアイコンにマッチする第1のアイコンに対応する前記配列位置に基づいて、前記ユーザ端末のインタフェースにおける、前記ターゲットアイコンに対応するターゲット位置を確定するステップと、前記ターゲット位置に基づいて前記ターゲットアイコンを前記ユーザ端末のインタフェース上に配列するステップと、を含む。
【0080】
当業者であれば把握できるように、本明細書に開示された実施例において説明された各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又は両方の組み合わせにより実現されることができる。ハードウェアとソフトウェアの代替可能性を明確に説明するために、以上の説明では、各例の構成及びステップを、機能に従って一般的に説明した。これらの機能がハードウェアで実行されるかそれともソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定の適用場面及び設計上の制限要件によって決められる。当業者であれば、説明された機能を、それぞれの特定の適用場面に応じて異なる方法で実現することができるが、このような実現は本開示の範囲を超えていると考えられるべきではない。
【0081】
本明細書に開示された実施例において説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両方の組み合わせで実施することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、CD-ROM、又は技術分野で周知されている任意の他の形態の記憶媒体に配置されてもよい。
【0082】
なお、以上に記載の具体的な実施形態では、本開示の目的、技術案及び有益な効果について詳細に説明したが、以上で記述されたことは本開示の具体的な実施形態にすぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の精神及び原則の範囲内でなされるいかなる修正、等価置換、改良などはいずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきであることは理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7