(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-03
(45)【発行日】2024-06-11
(54)【発明の名称】画像形成装置及びプリンタードライバー
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20240604BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20240604BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
G06F3/12 363
G06F3/12 304
B41J29/38 201
H04N1/00 912
H04N1/00 127B
(21)【出願番号】P 2020087549
(22)【出願日】2020-05-19
【審査請求日】2023-04-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003443
【氏名又は名称】弁理士法人TNKアジア国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100129997
【氏名又は名称】田中 米藏
(72)【発明者】
【氏名】アール ジョン・アバキタ
(72)【発明者】
【氏名】ミシェルアン・パティオン
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-029054(JP,A)
【文献】特開2001-127928(JP,A)
【文献】特開2011-039402(JP,A)
【文献】特開2016-087876(JP,A)
【文献】特開2010-058352(JP,A)
【文献】特開2007-148851(JP,A)
【文献】特開2010-137410(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09- 3/12
B41J 29/00-29/70
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
外部装置との間でデータ通信を行う通信部と、
前記外部装置から送信され、前記通信部で受信された印刷ジョブを、前記画像形成部を制御して実行する制御部と、
印刷ジョブの属性情報に基づいて、予め設定されたラベル付与条件を用いて優先順位を設定したラベルを印刷ジョブに付与するラベル付与部と、
前記ラベル付与部が各印刷ジョブに付与したラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定する順序設定部と、を備え、
前記制御部は、更に、前記順序設定部が設定した前記実行順序で印刷ジョブを実行
し、
前記順序設定部は、印刷ジョブの属性情報に範囲指定の印刷であることを示す情報が含まれている場合、当該印刷ジョブの優先順位を上げて、前記実行順序を並び替える画像形成装置。
【請求項2】
印刷ジョブのジョブ情報に基づいて、実行中の印刷ジョブが完了するまでの残り時間の予測値を算出する予測部を更に備え、
前記制御部は、更に、前記実行中の印刷ジョブよりも優先順位の高い印刷ジョブが存在する場合、前記実行中の印刷ジョブを中断し、前記優先順位の高い印刷ジョブを実行し、
前記予測部による予測値に基づいて、前記残り時間が予め定められた閾値以下であると判断した場合には、前記実行中の印刷ジョブを中断せず、そのまま継続させ、前記実行中の印刷ジョブの終了後に、前記優先順位の高い印刷ジョブを実行する請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記順序設定部は、前記ラベル付与条件を満たさない印刷ジョブについては優先順位を最下位として、前記実行順序を設定する請求項1
又は請求項
2に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びプリンタードライバーに関し、特に、印刷ジョブの管理に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンターや複合機等の画像形成装置には、パソコン等の情報処理装置から送信されてくる印刷ジョブを受信し、受信した順番に、印刷ジョブを実行する機能を有するものがある。このような画像形成装置を示す文献として、下記特許文献1及び特許文献2がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-090592号公報
【文献】特開2013-129131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1には、印刷ジョブの実行順序を並び替え、実行中の印刷ジョブよりも優先度が高い印刷ジョブが存在する場合に、この印刷ジョブを優先して実行することが記載されている。しかしながら、優先度(優先順位)の設定をユーザーが印刷ジョブ毎にその都度行う必要があり、手間を要する。上記の特許文献2にも、印刷ジョブの実行順序を変更することが記載されているが、優先順位の設定についての記載はない。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、ユーザーが印刷ジョブ毎に優先順位を設定しなくても、優先順位の高い印刷ジョブが優先して実行されるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面に係る画像形成装置は、画像を記録媒体に形成する画像形成部と、外部装置との間でデータ通信を行う通信部と、前記外部装置から送信され、前記通信部で受信された印刷ジョブを、前記画像形成部を制御して実行する制御部と、印刷ジョブの属性情報に基づいて、予め設定されたラベル付与条件を用いて優先順位を設定したラベルを印刷ジョブに付与するラベル付与部と、前記ラベル付与部が各印刷ジョブに付与したラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定する順序設定部と、を備え、前記制御部は、更に、前記順序設定部が設定した前記実行順序で印刷ジョブを実行するものである。
【0007】
また、本発明の一局面に係るプリンタードライバーは、外部に設けられた画像形成装置との間でデータ通信を行う通信部と、操作を受け付ける操作部と、表示部と、を備えた情報処理装置に備えられるコンピューターを、前記操作部が受け付けた指示に従って、印刷ジョブを作成する作成部と、前記作成部が作成した印刷ジョブを、前記通信部を介して、前記画像形成装置に送信する印刷ジョブ送信部と、優先順位が設定されているラベルを印刷ジョブに付与するためのラベル付与条件の項目を前記表示部に表示させ、前記操作部が受け付けた当該項目に対する指示に従って、前記ラベル付与条件を設定する付与条件設定部と、前記付与条件設定部により設定された前記ラベル付与条件を、前記通信部を介して、前記画像形成装置に送信する付与条件送信部と、して機能させるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷ジョブの属性情報(例えば、カラー印刷やモノクロ印刷、印刷ページ数などの印刷条件)に基づいて、ラベルが印刷ジョブに付与され、そして、ラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序が設定される。従って、ユーザーが印刷ジョブ毎に優先順位を設定しなくても、優先順位の高い印刷ジョブを優先して実行させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を含んで構成される情報処理システムの全体を示す図である。
【
図2】第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【
図3】ラベル付与条件記憶部に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。
【
図4】印刷ジョブ記憶部に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。
【
図5】実行順序記憶部に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。
【
図6】第1実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットで行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図7】第1実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットで行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】プリンタードライバーを有する情報処理装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【
図9】情報処理装置の表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
【
図10】情報処理装置の表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
【
図11】情報処理装置の表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。
【
図12】第2実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
【
図13】第2実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットで行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図14】第2実施形態に係る画像形成装置における制御ユニットで行われる処理の一例を示すフローチャートである。
【
図15】(A)乃至(D)は、印刷ジョブの実行される流れの一例を説明するための図である。
【
図16】(A)及び(B)は、印刷ジョブの実行される流れの一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置及びプリンタードライバーについて図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を含んで構成される情報処理システムの全体を示す図である。
【0011】
第1実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。情報処理システム11は、インターネット等のネットワーク上に存在する、画像形成装置1と、複数の情報処理装置2と、を含んで構成されている。情報処理装置2は、例えば、パソコンである。
【0012】
図2は、第1実施形態に係る画像形成装置の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機であり、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部47、通信部91、及び記憶装置7を含んで構成されている。
【0013】
原稿給送部6は、原稿読取部5の上面に図略のヒンジ等によって開閉可能に構成され、原稿給送部6は、図略のプラテンガラス上に載置された原稿を読み取る場合に原稿押さえカバーとして機能する。また、原稿給送部6は、ADF(Auto Document Feeder)であり、図略の原稿載置トレイを備え、原稿載置トレイに載置されている原稿を原稿読取部5へ供給する。
【0014】
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により原稿読取部5へ供給された原稿、又は上記プラテンガラス上に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
【0015】
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、画像メモリー等に記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
【0016】
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は図略の排出トレイに排出される。給紙部14は、給紙カセットを備える。
【0017】
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。また、操作部47は、表示部473が有するタッチパネルを介して、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザーによる操作(タッチ操作)に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。
【0018】
表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる。表示部473は、タッチパネルを備えている。操作者は画面表示されるボタンやキーに触れる操作を行うと、タッチパネルにより、タッチ操作された位置に対応付けられた指示が受け付けられる。
【0019】
通信部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。例えば、通信部91は、外部装置である情報処理装置2から送信されてくる印刷ジョブを受信する。
【0020】
記憶装置7は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。記憶装置7は、各種の制御プログラムを記憶すると共に、ラベル付与条件記憶部71と、印刷ジョブ記憶部72と、実行順序記憶部73と、を有する。
【0021】
図3は、ラベル付与条件記憶部71に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。ラベル付与条件記憶部71には、印刷ジョブにラベルを付与するための、予め設定されたラベル付与条件が記憶されると共に、当該ラベル付与条件を満たした印刷ジョブに付与するラベル及び当該ラベルに設定された優先順位が記憶されている。なお、ラベル付与条件は、情報処理装置2でユーザーによって設定され、情報処理装置2から画像形成装置1に送信される。
【0022】
ラベル付与条件には、実行機能、カラー、印刷対象データのファイル形式、印刷ページ数の下限値、及び印刷ページ数の上限値が含まれる。実行機能としては、「通常印刷」の他に、画像形成装置1のボックスに保存してからの「ボックス保存及び印刷」などが挙げられる。印刷対象データのファイル形式としては、テキストファイルやPDFファイルなどが挙げられる。なお、
図3では、実行機能については「通常印刷」の場合を示し、ファイル形式については「指定なし」の場合を示している。
【0023】
ラベル「B」に設定されている優先順位は「1」である。また、ラベル「B」に対応付けられているラベル付与条件は、実行機能が「通常印刷」で、カラーが「モノクロ印刷」で、ファイル形式は「指定なし」で、ページ数は「10ページ未満」である。従って、ある印刷ジョブの属性情報が、実行機能は「通常印刷」で、カラーは「モノクロ印刷」で、ページ数は「8ページ」である場合、この印刷ジョブは上記ラベル付与条件を満たすので、後述するラベル付与部101によってラベル「B」が付与される。
【0024】
ラベル「A」に設定されている優先順位は「2」で、ラベル「A」に対応付けられているラベル付与条件は、実行機能が「通常印刷」で、カラーが「カラー印刷」で、ファイル形式は「指定なし」で、ページ数は「10ページ未満」である。また、ラベル「C」に設定されている優先順位は「3」で、ラベル「C」に対応付けられているラベル付与条件は、実行機能が「通常印刷」で、カラーが「モノクロ印刷」で、ファイル形式は「指定なし」で、ページ数が「50ページ超過」である。
【0025】
図4は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。印刷ジョブ記憶部72には、各印刷ジョブを識別するためのジョブ番号に対応付けて、情報処理装置2から送信されてきた印刷ジョブと、当該印刷ジョブを受信した時刻(受信時刻)と、当該印刷ジョブに付与されたラベルとが記憶される。ジョブ番号は、後述する制御部100が、受信した順番に印刷ジョブに付与するものである。
【0026】
図5は、実行順序記憶部73に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。実行順序記憶部73は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている印刷ジョブの実行順序を記憶する。実行順序記憶部73には、実行順序に対応付けて、各印刷ジョブのジョブ番号と、ラベルと、実行の進捗状況とが記憶される。
【0027】
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、ラベル付与部101と、順序設定部102と、を備えている。
【0028】
制御ユニット10は、記憶装置7に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部100、ラベル付与部101、及び順序設定部102として機能するものである。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
【0029】
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、操作部47、通信部91、及び記憶装置7と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。例えば、制御部100は、外部装置(例えば、パソコン)から送信され、通信部91で受信された印刷ジョブを、画像形成部12等を制御して実行する。
【0030】
ラベル付与部101は、印刷ジョブの属性情報に基づいて、予め設定されたラベル付与条件を用いて、優先順位が設定されているラベルを印刷ジョブに付与する。例えば、ラベル付与部101は、ラベル付与条件記憶部71に記憶されているラベル付与条件を用いて、印刷ジョブにラベルを付与し、付与したラベルを当該印刷ジョブに対応付けて、印刷ジョブ記憶部72に保存する。
【0031】
順序設定部102は、ラベル付与部101が各印刷ジョブに付与したラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定し、設定した実行順序に基づいて、実行順序記憶部73を更新する。例えば、順序設定部102は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている各印刷ジョブに付与されたラベル(優先順位)に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定する。なお、ラベル(優先順位)が同じ印刷ジョブが存在する場合、順序設定部102は、受信時刻の早いものを上位に設定する。
【0032】
制御部100は、更に、順序設定部102が設定した実行順序で印刷ジョブを実行する。
【0033】
次に、第1実施形態に係る画像形成装置1による処理の一例を
図6に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、制御部100が、通信部91が外部装置から送信されてくる印刷ジョブを受信したと判断したときに行われる。
【0034】
制御部100は、受信した印刷ジョブにジョブ番号を付して、当該ジョブ番号に対応付けて、印刷ジョブと受信時刻とを印刷ジョブ記憶部72に保存する(S1)。ラベル付与部101は、印刷ジョブ記憶部72から上記受信した印刷ジョブの属性情報を読み出し(S2)、読み出した印刷ジョブの属性情報に基づいて、ラベル付与条件記憶部71に記憶されているラベル付与条件を用いて、印刷ジョブにラベルを付与し、付与したラベルを印刷ジョブ記憶部72に保存する(S3)。
【0035】
制御部100は、実行中の印刷ジョブが存在するか否かを判断し(S4)、実行中の印刷ジョブが存在すると判断した場合(S4でYES)、実行中の印刷ジョブの処理を継続して実行する。一方、制御部100は、実行中の印刷ジョブが存在しないと判断した場合(S4でNO)、上記受信した印刷ジョブ(すなわち、最新の印刷ジョブ)を、画像形成部12等を制御して実行する(S5)。この後、処理は終了する。
【0036】
次に、第1実施形態に係る画像形成装置1による処理の他の実施形態を
図7に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、制御部100が、ある1つの印刷ジョブの実行が完了したと判断したときに行われる。
【0037】
制御部100は、実行が完了した印刷ジョブを印刷ジョブ記憶部72から削除し(S11)、待機中の印刷ジョブが存在するか否か(すなわち、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている印刷ジョブが存在するか否か)を判断する(S12)。
【0038】
制御部100が、待機中の印刷ジョブが存在すると判断した場合(S12でYES)、順序設定部102は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている情報を参照して、各印刷ジョブに付与されたラベル(優先順位)に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定し、設定した実行順序に従って、実行順序記憶部73を更新する(S13)。
【0039】
その後、制御部100は、順序設定部102が設定した実行順序(すなわち、実行順序記憶部73に記憶されている実行順序)で、次に実行するべき印刷ジョブ(すなわち、優先順位の一番高い印刷ジョブ)を実行する(S14)。この後、処理は終了する。一方、S12において、制御部100が、待機中の印刷ジョブが存在しないと判断した場合(S12でNO)、処理は終了する。
【0040】
図8は、プリンタードライバーを有する情報処理装置2の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。情報処理装置2は、制御ユニット21と、操作部22と、表示部23と、通信部24と、記憶装置25と、を備える。これらの各構成は、互いに通信パスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。
【0041】
操作部22は、キーボードやマウス等から構成され、制御ユニット21にコマンドや文字を入力し、更に、表示部23における画面上のポインターを操作する。操作部22は、ユーザーによる操作に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。表示部23は、LCD等からなり、制御ユニット21からの応答やデータ結果を表示する。
【0042】
通信部24は、ローカルエリア内、又はインターネット上の画像形成装置1等の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
【0043】
記憶装置25は、HDD又はSSD等であり、各種の制御プログラムを記憶する。また、情報処理装置2には、プログラムとしてのプリンタードライバー250がインストールされている。当該プリンタードライバー250は記憶装置25に記憶されている。
【0044】
制御ユニット21は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット21は、制御部210と、作成部251と、印刷ジョブ送信部252と、付与条件設定部253と、ラベル付与条件記憶部254と、付与条件送信部255とを備える。
【0045】
制御ユニット21は、記憶装置25に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により制御部210として機能し、記憶装置25に記憶されているプリンタードライバー250に従った上記プロセッサーによる動作により、作成部251、印刷ジョブ送信部252、付与条件設定部253、ラベル付与条件記憶部254、及び付与条件送信部255として機能する。但し、これら制御部210等は、制御ユニット21による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
【0046】
作成部251は、操作部22が受け付けたユーザー操作に基づく指示に従って、印刷ジョブを作成する。印刷ジョブ送信部252は、作成部251が作成した印刷ジョブを、通信部24を介して、画像形成装置1に送信する。
【0047】
付与条件設定部253は、優先順位が設定されているラベルを印刷ジョブに付与するためのラベル付与条件の項目を表示部23に表示させ、操作部22が受け付けた当該項目に対するユーザー操作に基づく指示に従って、ラベル付与条件を設定する。
【0048】
例えば、付与条件設定部253は、
図9に例を示すような操作画面SC1を表示部23に表示させる。操作画面SC1は、タイトルが「Job prioritization(ジョブの優先順位付け)」であって、操作画面SC1には「Import Rule」と記された選択ボタンB1と、「Add New Rule」と記された選択ボタンB2と、「Export Rule」と記された選択ボタンB3と、が表示されている。
【0049】
例えば、操作部22が「Add New Rule」と記された選択ボタンB2に対するユーザー操作に基づく表示指示を受け付けると、付与条件設定部253は、
図10に例を示すような操作画面SC2を表示部23に表示させる。操作画面SC2は、ラベル付与条件を指定するための操作画面である。
【0050】
操作画面SC2には、ラベル付与条件の項目として、「Action(実行機能)」、「Color(カラー)」、「Document Type(印刷対象データのファイル形式)」、「Print Start Pages(印刷ページ数の下限値)」、「Print Pages End(印刷ページ数の上限値)」の6項目が用意され、それぞれに対する指定内容を表示する表示欄が表示されると共に、ラベル付与条件を満たした印刷ジョブに付与する「Rule Mark(ラベル)」を指定するための入力欄が表示される。
【0051】
図10に示す操作画面SC2では、それぞれの項目に対する表示欄に「Print job」、「monochrome」、「any」、「50」、「-」が表示され、「Rule Mark」の表示欄に「C」が表示されている。この状態で、操作部22が、操作画面SC2に表示されている「OK」と記された選択ボタンB4に対するユーザー操作に基づく指示を受け付けると、付与条件設定部253は、操作画面SC2に表示されている内容に従って、ラベル「C」を付与するためのラベル付与条件を設定し、設定したラベル付与条件をラベル付与条件記憶部254に保存する。
【0052】
付与条件設定部253は、ラベル付与条件を設定すると、
図11に例を示すような操作画面SC3を表示部23に表示させる。操作画面SC3には、3つのラベル付与条件が表示された状態の一例を示している。表示の順番は、設定された順番である。そして、この順番に対応付けて、付与条件設定部253は、ラベルに優先順位を設定し、設定内容をラベル付与条件記憶部254に保存する。
【0053】
なお、表示の順番は、操作画面SC3において、ユーザー操作に基づいて受け付けられる指示により入れ替えられるようになっており、付与条件設定部253は、順番が入れ替えられると、それに合わせて、ラベルに設定される優先順位を変更する。
【0054】
操作部22が、操作画面SC3に表示されている「Submit」と記された選択ボタンB5に対するユーザー操作に基づく指示を受け付けると、付与条件送信部255が、操作画面SC3に表示されているラベル付与条件を、通信部24を介して、画像形成装置1に送信する。これにより、画像形成装置1は、ラベル付与条件を受信し、受信したラベル付与条件をラベル付与条件記憶部71に保存する。
【0055】
ところで、ユーザーによって新たに指定されたラベル付与条件に、それ以前に設定されたラベル付与条件と共通する部分が存在すると、印刷ジョブに付与するラベルの特定ができない可能性がある。例えば、新たなラベル「D」に対するラベル付与条件として、「モノクロ印刷」、「ページ数が60ページ未満」がユーザーに指定された場合、それ以前に設定されたラベル「C」に対するラベル付与条件と共通する部分が存在する。
【0056】
ある印刷ジョブの属性情報が「モノクロ印刷」、「印刷ページ数が52ページ」である場合、上記印刷ジョブはラベル「C」及び「D」の両方のラベル付与条件を満たすことになる。そこで、別の実施形態として、付与条件設定部253は、ユーザーによって新たに指定されたラベル付与条件に、それ以前に設定されたラベル付与条件と共通する部分が存在し、印刷ジョブに付与するラベルの特定ができない可能性があると判断した場合、ユーザーにその旨を知らせるようにしてもよい。例えば、付与条件設定部253は、表示部23に警告メッセージを表示させる。
【0057】
また、
図9に示した操作画面SC1において、操作部22が「Import Rule」と記された選択ボタンB1に対するユーザー操作に基づく指示を受け付けると、付与条件設定部253が、ラベル付与条件記憶部254に記憶されているラベル付与条件を読み出し、過去に作成されたものを利用するようにしてもよい。また、付与条件設定部253は、過去のラベル付与条件をソースコードで表示して、ソースコードでの編集を可能にしてもよい。
【0058】
また、操作画面SC1において、操作部22が「Export Rule」と記された選択ボタンB3に対するユーザー操作に基づく指示を受け付けると、付与条件送信部255が、ラベル付与条件記憶部254に記憶されているラベル付与条件を読み出し、読み出したラベル付与条件を、通信部24を介して、他の情報処理装置2などに送信し、他の情報処理装置2で当該ラベル付与条件を利用するようにしてもよい。
【0059】
上記第1実施形態によれば、印刷ジョブの属性情報(例えば、カラー印刷やモノクロ印刷、印刷ページ数などの印刷条件)に基づいて、ラベルが印刷ジョブに付与され、そして、ラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序が設定される。ラベル付与条件は、予め設定されたものであるので、ユーザーは印刷ジョブ毎に優先順位を設定する必要はない。従って、ユーザーが印刷ジョブ毎に優先順位を設定しなくても、優先順位の高い印刷ジョブを優先して実行させることが可能になる。
【0060】
また、上記第1実施形態では、順序設定部102が、ラベル付与部101が各印刷ジョブに付与したラベルに設定されている優先順位に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定する場合について説明しているが、別の実施形態では、ラベルとは別の情報を加味して、実行順序を設定してもよい。
【0061】
上記別の実施形態では、順序設定部102は、印刷ジョブの属性情報に、当該印刷ジョブが範囲指定の印刷であることを示す情報が含まれている場合、当該印刷ジョブの優先順位を上げて(例えば、予め定められた順位分、優先順位を上げて)、実行順序を並び替えるようにしてもよい。
【0062】
例えば、複数ページから成るドキュメントのうち、特定のページだけの印刷が要求されている場合(すなわち、印刷の範囲が指定されている場合)、上記特定のページは重要である可能性が高い。そのため、印刷の範囲が指定されている印刷ジョブの優先順位を上げるのは、ユーザーの利便性向上になる。
【0063】
図12は、第2実施形態に係る画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。上記第2実施形態に係る画像形成装置1は、
図2に示した上記第1実施形態に係る画像形成装置1と、制御ユニット10が予測部103を備える点で相違する。他の構成については、第2実施形態に係る画像形成装置1は、第1実施形態に係る画像形成装置1と同様である。
【0064】
予測部103は、印刷ジョブのジョブ情報に基づいて、実行中の印刷ジョブが完了するまでの残り時間の予測値(以下、当該予測値を残り時間RTと表現する)を算出する。また、当該残り時間の予測値の算出を、以下では、残り時間RTの予測と表現する。残り時間RTを予測する方法としては、例えば、以下の3つの方法が挙げられる。
【0065】
(1)予測部103は、1ページ当たりの印刷に要する、予め定められた時間に、印刷ページ数を積算して、印刷ジョブの実行開始から完了するまでに要する時間を算出し、算出した時間から、実行開始からの経過時間を差し引くことで、残り時間RTを予測する。
【0066】
(2)予測部103は、1ページ当たりの印刷に要する、予め定められた時間に、残りの印刷ページ数を積算して、残り時間RTを予測する。
【0067】
(3)予測部103は、印刷ジョブの実行開始からの経過時間と、それまでの印刷ジョブの進捗状況から、残り時間RTを予測する。例えば、経過時間が60秒で、印刷ジョブが25%進んでいれば、残り時間RTを180秒(=60秒×75%/25%)と予測する。
【0068】
制御部100は、実行中の印刷ジョブよりも優先順位の高い印刷ジョブが存在する場合、実行中の印刷ジョブを中断し、優先順位の高い印刷ジョブを実行するが、予測部103による予測結果に基づいて、残り時間RTが予め定められた閾値TH以下である(すなわち、実行中の印刷ジョブは間もなく完了する)と判断した場合には、実行中の印刷ジョブを中断せず、そのまま継続させる。
【0069】
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1による処理の一例を
図13に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、制御部100が、通信部91が外部装置から送信されてくる印刷ジョブを受信したと判断したときに行われる。また、S1乃至S3については、
図6に示したフローチャートと同じであるので説明を省略する。
【0070】
順序設定部102は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている情報を参照して、各印刷ジョブに付与されたラベル(優先順位)に基づいて、印刷ジョブの実行順序を設定し、設定した実行順序に基づいて、実行順序記憶部73を更新する(S21)。
【0071】
制御部100は、実行中の印刷ジョブが存在するか否かを判断し(S22)、実行中の印刷ジョブが存在すると判断した場合(S22でYES)、実行順序記憶部73に記憶されている情報を参照して、実行中の印刷ジョブよりも優先順位の高い印刷ジョブが存在するか否かを判断する(S23)。
【0072】
制御部100は、実行中の印刷ジョブよりも優先順位の高い印刷ジョブが存在すると判断した場合(S23でYES)、予測部103は、実行中の印刷ジョブが完了するまでの残り時間RTを予測する(S24)。
【0073】
一方、制御部100が、実行中の印刷ジョブよりも優先順位の高い印刷ジョブは存在しないと判断した場合(S23でNO)、処理は終了する。
【0074】
制御部100は、予測部103による予測結果に基づいて、残り時間RTが閾値TH以下であるか否かを判断する(S25)。制御部100は、残り時間RTが閾値TH以下でないと判断した場合(S25でNO)、実行中の印刷ジョブを中断し(S26)、印刷ジョブ記憶部72に記憶される、当該印刷ジョブの進捗状況を更新して中断位置を保存する(S27)。更に、制御部100は、優先順位の高い印刷ジョブを実行する(S28)。この後、制御部100は、中断させていた上記「実行中の印刷ジョブ」について、未だ実行していない処理を再開する。
【0075】
一方、制御部100は、残り時間RTが閾値TH以下であると判断した場合(S25でYES)、処理は終了する。この場合に制御部100が、実行中の印刷ジョブの処理を中断せず継続して実行する点については後述する。
【0076】
また、S22において、制御部100は、実行中の印刷ジョブが存在しないと判断した場合(S22でNO)、上記受信した印刷ジョブ(すなわち、最新の印刷ジョブ)を、画像形成部12等を制御して実行する(S29)。
【0077】
次に、第2実施形態に係る画像形成装置1による処理の他の実施形態を
図14に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は、制御部100が、印刷ジョブの実行が完了したと判断したときに行われる。また、S11乃至S13については、
図7に示したフローチャートと同じであるので説明を省略する。
【0078】
順序設定部102が、実行順序記憶部73を更新すると(S13)、制御部100は、順序設定部102が設定した実行順序(すなわち、実行順序記憶部73に記憶されている実行順序)で、次に実行するべき印刷ジョブ(すなわち、優先順位の一番高い印刷ジョブ)を実行する(S31)。但し、第2実施形態に係る画像形成装置1では、制御部100は、印刷ジョブ記憶部72に記憶されている印刷ジョブの進捗状況を考慮し、中断されたものについては、最初からではなく、中断位置から再開する。
【0079】
図15(A)乃至
図15(D)は、印刷ジョブの実行される流れの一例を説明するための図である。
図15(A)に示すように、印刷ジョブ「Job001(ラベルC)」の実行中に、画像形成装置1が新たに印刷ジョブ「Job002(ラベルA)」を受信すると、印刷ジョブ「Job002」の方が印刷ジョブ「Job001」よりも優先順位が高いので、
図15(B)に示すように、印刷ジョブ「Job001」が中断され、印刷ジョブ「Job002」が開始される。そして、印刷ジョブ「Job002」が完了すると、印刷ジョブ「Job001」が再開される。
【0080】
また、
図15(C)に示すように、印刷ジョブ「Job002」の実行中に、画像形成装置1が新たに印刷ジョブ「Job003(ラベルB)」を受信すると、印刷ジョブ「Job003」の方が印刷ジョブ「Job002」よりも優先順位が高いので、
図15(D)に示すように、印刷ジョブ「Job002」が中断され、印刷ジョブ「Job003」が開始される。そして、印刷ジョブ「Job003」が完了すると、印刷ジョブ「Job002」が再開され、印刷ジョブ「Job002」が完了すると、印刷ジョブ「Job001」が再開される。
【0081】
但し、
図16(A)に示すように、印刷ジョブ「Job002」の実行中に、画像形成装置1が、印刷ジョブ「Job002」よりも更に優先順位の高い印刷ジョブ「Job003」を受信したとしても、印刷ジョブ「Job002」が完了するまでの残り時間RTが閾値TH以下である場合には、
図16(B)に示すように、印刷ジョブ「Job002」は中断されず、そのまま完了するまで継続される。印刷ジョブ「Job002」の実行完了後、印刷ジョブ「Job003」が実行される。
【0082】
なお、
図16(B)には、制御部100が、印刷ジョブ「Job001」を中断させて印刷ジョブ「Job002」を実行していて、印刷ジョブ「Job001」よりも優先順位が高いことになる印刷ジョブ「Job003」が、印刷ジョブ「Job001」の再開よりも先に実行される場合を示している。
【0083】
上記第2実施形態によれば、優先順位の高い印刷ジョブについては、実行中の印刷ジョブを中断させてまでも優先して実行されるが、実行中の印刷ジョブの完了までの残り時間が短い場合には、中断せずにそのまま実行されるので、ユーザーの利便性が高められる。
【0084】
なお、ここまで画像形成装置1が受信した印刷ジョブ「Job001」、「Job002」、「Job003」のすべてが、ラベル付与条件記憶部71に記憶されているラベル付与条件のいずれかに合致し、すべての印刷ジョブにラベルを付与できた場合について説明しているが、ラベル付与条件に合致しない印刷ジョブが画像形成装置1に受信されることは当然考えられる。
【0085】
そこで、別の実施形態として、順序設定部102が、ラベル付与条件を満たさない印刷ジョブについては優先順位を最下位として、実行順序を設定するようにしてもよい。
【0086】
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、例えば、プリンター機能を有した他の画像形成装置でもよい。
【0087】
また、上記実施形態では、
図1乃至
図16を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0088】
1 画像形成装置
2 情報処理装置
12 画像形成部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
91 通信部
100 制御部
101 ラベル付与部
102 順序設定部
103 予測部
250 プリンタードライバー
251 作成部
252 印刷ジョブ送信部
253 付与条件設定部
255 付与条件送信部