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  • 特許-バッテリケース 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-03
(45)【発行日】2024-06-11
(54)【発明の名称】バッテリケース
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/209 20210101AFI20240604BHJP
   H01M 50/249 20210101ALI20240604BHJP
   H01M 50/271 20210101ALI20240604BHJP
   H01M 50/296 20210101ALI20240604BHJP
【FI】
H01M50/209
H01M50/249
H01M50/271 S
H01M50/296
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022153153
(22)【出願日】2022-09-26
(65)【公開番号】P2024047497
(43)【公開日】2024-04-05
【審査請求日】2022-11-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000000170
【氏名又は名称】いすゞ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】後藤 慶紀
(72)【発明者】
【氏名】関 俊之
(72)【発明者】
【氏名】三田 貴之
(72)【発明者】
【氏名】橋本 浩司
【審査官】川口 陽己
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第209071449(CN,U)
【文献】特開2012-119232(JP,A)
【文献】特開2012-238620(JP,A)
【文献】特開2023-169888(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20-50/298
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリケースは、上方が開放され、バッテリを収納するロアケースと、前記ロアケースの上方に設けられ前記バッテリを覆うアッパーケースとを備え、
前記ロアケースは、前記バッテリを収納されるロアケース底面と、前記ロアケース底面の縁から上方に延設するロアケース側面とを備え、
前記ロアケース側面は、前記バッテリのモジュール端子が配置される側方に、前記ロアケース側面の高さが前記モジュール端子の高さより低くなるように下方に切り欠かれた切り欠き部を備え
前記ロアケース側面は、前記バッテリケースの外部へ接続するコネクタが設けられたコネクタ用側面を備え、
前記切り欠き部が設けられた切り欠き用側面は、前記コネクタ用側面に繋がる傾斜部を備えていることを特徴とするバッテリケース。
【請求項2】
請求項記載のバッテリケースであって、
前記コネクタ用側面の高さは、前記切り欠き部の高さよりも高く、
前記傾斜部は、前記コネクタ用側面の上端に向かって傾斜していることを特徴とするバッテリケース。
【請求項3】
請求項又は請求項記載のバッテリケースであって、
前記切り欠き部は、前記コネクタ用側面を挟んで前記ロアケースの幅方向両側に対向して形成され、
前記切り欠き部間の幅は、前記コネクタ用側面の幅よりも大きく設定され、
前記傾斜部は、前記コネクタ用側面に向かうにつれて前記コネクタに近づくように傾斜していることを特徴とするバッテリケース。
【請求項4】
請求項1記載のバッテリケースであって、
前記ロアケース側面は、前記バッテリケースの外部へ接続するコネクタが設けられたコネクタ用側面を備え、
前記コネクタ用側面は、前記切り欠き部が設けられた切り欠き用側面に繋がる傾斜部を備えていることを特徴とするバッテリケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリを収納する上方が開放された箱状のロアケースと、ロアケースの上方に設けられバッテリを覆うアッパーケースとからなる2分割構造のバッテリケースに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車やトラック等の商用車において、環境負荷低減の観点から、モータのみを駆動源とする電気自動車(EV)や、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド自動車(HEV)等の電動車が開発されている。このような電動車には、モータを作動させるための大容量のバッテリが搭載されている。
【0003】
電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の床下等には、バッテリを収容するバッテリケースが設けられている。このような大容量のバッテリを収納するバッテリケースとして、特許文献1に開示されるバッテリケースが知られている。
【0004】
特許文献1のバッテリケースは、バッテリパックを構成する部品である。このバッテリパックは、比較的小型の電気自動車に適用されるものであり、略長方形状をなすバッテリケース内に複数のバッテリモジュールが収容されている。バッテリケースは、下半部を構成するロアケースと、上半部を構成するアッパーケースと、に2分割して構成されており、それぞれ、十分な剛性を有するように例えばアルミニウム合金などの金属材料を用いて皿状に一体に鋳造されている。これらのロアケース及びアッパーケースは、周囲のフランジを互いに突き合わせた上で図示せぬボルトを締結することによって、一体に組み立てられる。
【0005】
バッテリケースは、平面視で長方形を呈しており、その長辺が車両進行方向に沿った姿勢で車両に搭載される。例えば、車体フロアの中央部に車両前後方向に沿って設けられるフロアトンネル部に沿った形で、車両フロアの下面側に取り付けられる。
【0006】
バッテリパックを新たに組み立てるとき、バッテリをメンテナンスするとき、バッテリのみを交換してバッテリケースはそのまま流用するときなど、バッテリケースにバッテリを収納した状態でバッテリのモジュール端子にコード(ハーネス)を接続したり外したりする作業が生じる。
【0007】
バッテリには電気的な接続をさせるためにモジュール端子が側面に設けられている。バッテリパックは外部との電気的な接続ために、バッテリケースの横の側面にコネクタやセーフティープラグが配置されており、これらのコネクタやセーフティープラグが配置されるバッテリケースの側面の高さは、バッテリケース内のモジュール端子の位置よりも高い。特許文献1の技術においても、バッテリの側部に横側方を向いてモジュール端子が設けられており、ロアケースの側面の高さが一定でロアケースの底部に搭載されたバッテリのモジュール端子の位置よりも高い。このため、バッテリのモジュール端子にコードを接続する場合には、ロアケースの側面が邪魔になりバッテリのモジュール端子にコード(ハーネス)を接続したり外したりする作業が困難となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特許第6616103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、以上の点に鑑み、ロアケースとアッパーケースとからなる2分割構造のバッテリケースであってバッテリへのコードの接続作業等の作業効率を向上させることができるバッテリケースを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施例によれば、バッテリケースは、上方が開放され、バッテリを収納するロアケースと、前記ロアケースの上方に設けられ前記バッテリを覆うアッパーケースとを備え、
前記ロアケースは、前記バッテリを収納されるロアケース底面と、前記ロアケース底面の縁から上方に延設するロアケース側面とを備え、
前記ロアケース側面は、前記バッテリのモジュール端子が配置される側方に、前記ロアケース側面の高さが前記モジュール端子の高さより低くなるように下方に切り欠かれた切り欠き部を備え
ロアケース側面は、前記バッテリケースの外部へ接続するコネクタが設けられたコネクタ用側面を備え、
前記切り欠き部が設けられた切り欠き用側面は、前記コネクタ用側面に繋がる傾斜部を備えていることを特徴とする。
【0011】
かかる構成によれば、ロアケース側面は、バッテリのモジュール端子が配置される側方に、ロアケース側面の高さがモジュール端子の高さより低くなるように下方に切り欠かれた切り欠き部を備えているので、コードをモジュール端子に接続する際にロアケース側面が邪魔にならず、作業が行い易い。このため、ロアケースとアッパーケースとからなる2分割構造のバッテリケースであってバッテリへのコードの接続作業等の作業効率を向上させることができるバッテリケースを提供することができる。
【0012】
また、切り欠き部が設けられた切り欠き用側面は、コネクタ用側面に繋がる傾斜部を備えているので、急な段差がなく、ロアケースの周囲とアッパーケースの周囲を互いに円滑に隙間なく突き合わせることができ、シール性を向上させることができる。
【0013】
好ましくは、コネクタ用側面の高さは、前記切り欠き部の高さよりも高く、
前記傾斜部は、前記コネクタ用側面の上端に向かって傾斜している。
【0014】
かかる構成によれば、傾斜部は、コネクタ用側面の上端に向かって上がりに傾斜しているので、アッパーケースをロアケースに上から突き合わせる際に傾斜部によって前後方向が案内されて容易に突き合わせることでき、シール性を向上させることができる。
【0015】
好ましくは、切り欠き部は、前記コネクタ用側面を挟んで前記ロアケースの幅方向両側に対向して形成され、
前記切り欠き部間の幅は、前記コネクタ用側面の幅よりも大きく設定され、
前記傾斜部は、前記コネクタ用側面に向かうにつれて前記コネクタに近づくように傾斜している。
【0016】
かかる構成によれば、傾斜部は、平面視で、コネクタ用側面に向かうにつれてコネクタに近づくように傾斜しているので、アッパーケースをロアケースに上から突き合わせる際に傾斜部によって左右方向が案内されて容易に突き合わせることでき、シール性を向上させることができる。
【0017】
好ましくは、ロアケース側面は、前記バッテリケースの外部へ接続するコネクタが設けられたコネクタ用側面を備え、
前記コネクタ用側面は、前記切り欠き部が設けられた切り欠き用側面に繋がる傾斜部を備えている。
【0018】
かかる構成によれば、コネクタ用側面は、切り欠き部が設けられた切り欠き用側面に繋がる傾斜部を備えているので、バッテリケースの前側と後側の少なくともいずれか一方に傾斜部を設けて設計の自由度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0019】
ロアケースとアッパーケースとからなる2分割構造のバッテリケースであってバッテリへのコードの接続作業等の作業効率を向上させることができるバッテリケースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明に係るバッテリケースによるバッテリパックの一部を透視した正面図 である。
図2】本発明に係るバッテリケースによるバッテリパックの一部を透視した背面図 である。
図3】本発明に係るバッテリケースによるバッテリパックの一部を透視した斜視図 である。
図4】本発明に係るバッテリケースによるバッテリパックの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は、本発明に係るバッテリケースによるバッテリパックの一例の概略構成を概念的(模式的)に示すものとする。
【実施例
【0022】
図1図3に示されるように、バッテリパック10は、モータのみを駆動源とする電気自動車(EV)、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド自動車(HEV)、これに外部からの充電機能を備えたプラグインハイブリッド車(PHV)の電動車の床下等に配置されるものであり、複数のセル等から構成されるバッテリモジュール(以下、バッテリという)20を、コード23を介して複数接続し、これらをバッテリケース30、40でひとまとまりにしたものである。
【0023】
バッテリケース30、40は、バッテリ20を収納する上方が開放された箱状のロアケース30と、このロアケース30の上方に設けられバッテリ20等を覆うアッパーケース40とからなる2分割構造である。
【0024】
バッテリパック10は、ロアケース30に搭載され蓄電機能を有する複数のバッテリ20と、これらのバッテリ20にそれぞれ設けられ電気接続するためのモジュール端子21と、モジュール端子21や他の電気部品に接続され通電するコード23と、バッテリ20の上方に設けられ電気制御する制御マネジメント24と、この制御マネジメント24の上方に設けられた電流センサボックス25と、一部の電流センサボックス25の近傍に設けられた上部ターミナル26と、これらを上から覆うアッパーケース40とを備えている。
【0025】
また、バッテリパック10は、ロアケース30の前側にコネクタA11、コネクタB12及びコネクタC13が設けられ、ロアケース30の後側にコネクタD14及びコネクタE15が設けられている。
【0026】
次にバッテリケース30、40のうちロアケース30について説明する。
ロアケース(バッテリケース)30は、バッテリ20が載置されるロアケース底面31と、ロアケース底面31の縁から上方に立ち上がるロアケース側面32とを備えている。
ロアケース側面32は、バッテリ20のモジュール端子21が配置される側方に、ロアケース側面32の高さH2がモジュール端子21の下部の高さより低くなるように下方に切り欠かれた切り欠き部33を備えている。
【0027】
これにより、コード23をモジュール端子21に接続する際にロアケース側面32が邪魔にならず、作業が行い易い。このため、ロアケース30とアッパーケース40とからなる2分割構造のバッテリケース30、40であっても、バッテリ20へのコード23の接続作業等の作業効率を向上させることができる。
【0028】
また、ロアケース側面32は、バッテリ20の外部へ接続するコネクタ(コネクタA11、コネクタB12、コネクタC13、コネクタD14、コネクタE15)が設けられたコネクタ用側面32aと、切り欠き部33が設けられた切り欠き用側面32bとを備えている。
【0029】
ロアケース30の前側において、ロアケース側面32の切り欠き用側面32bには、コネクタ用側面32aに繋がる傾斜部34が備えられている。
【0030】
ロアケース側面32のうちコネクタ用側面32aの高さH1は、切り欠き部33の高さH2よりも高く形成されている。傾斜部34は、コネクタ用側面32aの上端に向かって上がりに傾斜している。
【0031】
また、切り欠き部33は、コネクタ用側面32aを挟んでロアケース30の幅方向両側に対向して形成されている。切り欠き部33間の幅W2は、コネクタ用側面32aの幅W1よりも大きく設定されている。
【0032】
図1図4に示されるように、傾斜部34は、平面視で、前記コネクタ用側面に向かうにつれて前記コネクタに近づくように傾斜している。傾斜部34は、平面視で、アッパーケース40のアッパー傾斜部44と一致しており、傾斜部34及びアッパー傾斜部44は、コネクタ用側面32aに向かうにつれてコネクタ(コネクタA11、コネクタB12、コネクタC13)に近づくように傾斜している。また、ロアケース側面31の上端部には、全周にわたって外方に延びるフランジ35が形成されている。
【0033】
次にロアケース30の後側について説明する。
ロアケース側面32は、バッテリ20の外部へ接続するコネクタ(コネクタD14、コネクタE15)が設けられたコネクタ用側面32aを備えている。
【0034】
ロアケース30の後側において、コネクタ用側面32aは、切り欠き部33が設けられた切り欠き用側面32bに繋がる後側の傾斜部36を備えている。後側の傾斜部36は、背面視で、コネクタ用側面32aの上端に向かって上がりに傾斜している。後側の傾斜部36は、平面視で、アッパーケース40の後側のアッパー傾斜部46と一致しており、後側の傾斜部36及び後側のアッパー傾斜部46は、平面視では傾斜せずに直線状に形成されている。
【0035】
次にバッテリケース30、40のうちアッパーケース40について説明する。
アッパーケース40は、バッテリパック10の長手方向に沿って長く形成された凸状のアッパーケース上面41と、このアッパーケース上面41の外周から下方に向かって形成されたアッパーケース側面42と、このアッパーケース側面42のうちロアケース30の切り欠き部33に一致するように下方に延出するアッパー延出面43と、を備えている。
【0036】
また、アッパーケース40は、ロアケース30の傾斜部34に一致するように形成されたアッパー傾斜部44と、ロアケース30の後側の傾斜部36に一致するように形成された後側のアッパー傾斜部46と、アッパーケース側面42(アッパー延出面43を含む)の下端部全周にわたって外方に延びロアケース30のフランジ35に合わせられるフランジ45と、を備えている。
【0037】
バッテリパック10は、電動車の例えば底部の狭い空間に配置するため、少しでも上下方向の高さを抑えることが好ましい。この点、本発明のアッパーケース40は、制御マネジメント24や電流センサボックス25が配置され上下方向が高くなる部分のみ、凸状に盛り上げて残りの部分は極力高さがでないような形状としているので、バッテリ20のスペースを大きくすることができる。
【0038】
以上に述べた電動車10のフレーム構造の効果について説明する。
本発明の実施例によれば、ロアケース側面32は、バッテリ20のモジュール端子21が配置される側方に、ロアケース側面32の高さH2がモジュール端子21の高さより低くなるように下方に切り欠かれた切り欠き部33を備えているので、コード23をモジュール端子21に接続する際にロアケース側面32が邪魔にならず、作業が行い易い。このため、ロアケース30とアッパーケース40とからなる2分割構造のバッテリケース30、40であって、バッテリ20へのコード23の接続作業等の作業効率を向上させることができるバッテリケース30、40を提供することができる。
【0039】
さらに、切り欠き部33が設けられた切り欠き用側面32bは、コネクタ用側面32aに繋がる傾斜部34及び後側の傾斜部36を備えているので、急な段差がなく、ロアケース30の周囲とアッパーケース40の周囲を互いに円滑に隙間なく突き合わせることができ、シール性を向上させることができる。
【0040】
さらに、前側の傾斜部34は、コネクタ用側面32aの上端に向かって上がりに傾斜しているので、アッパーケース40をロアケース30に上から突き合わせる際に傾斜部34によって前後方向が案内されて容易に突き合わせることでき、シール性を向上させることができる。
【0041】
さらに、前側の傾斜部34は、平面視で、コネクタ用側面32aに向かうにつれてコネクタ(コネクタA11、コネクタB12、コネクタC13)に近づくように傾斜しているので、アッパーケース40をロアケース30に上から突き合わせる際に傾斜部34によって左右方向が案内されて容易に突き合わせることでき、シール性を向上させることができる。
【0042】
さらに、コネクタ用側面32aは、切り欠き部33が設けられた切り欠き用側面32bに繋がる傾斜部34、36を備えているので、バッテリケース30、40の前側と後側の少なくともいずれか一方に傾斜部34、36を設けて設計の自由度を向上させることができる。
【0043】
尚、本発明の実施例では、バッテリパック10の左右両方に切り欠き部33を設けたが、これに限定されず、バッテリ20のモジュール端子21がバッテリパック10の左右いずれか一方にのみ配置されている場合はモジュール端子21が配置されている一方側にのみ切り欠き部33を形成してもよい。
【0044】
また、本発明の実施例では、バッテリパック10の形状を平面視で略長方形としたが、これに限定されず、バッテリパック10の形状を平面視で正方形状、円形状等としてもよく、バッテリパック10を搭載する電動車のバッテリ配置スペースに合わせて形状を変えても差し支えない。
【0045】
即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明は、バッテリを収納する上方が開放されたロアケースと、ロアケースの上方に設けられバッテリを覆うアッパーケースとを備えたバッテリケースに好適である。
【符号の説明】
【0047】
10… バッテリパック
11… コネクタA(コネクタ)
12… コネクタB(コネクタ)
13… コネクタC(コネクタ)
14… コネクタD(コネクタ)
15… コネクタE(コネクタ)
20… バッテリ(バッテリモジュール)
21… モジュール端子
23… コード
30… ロアケース(バッテリケース)
32… ロアケース側面
32a…コネクタ用側面
32b…切り欠き用側面
33… 切り欠き部
34… 傾斜部(前側の傾斜部)
36… 傾斜部(後側の傾斜部)
40… アッパーケース(バッテリケース)
H1… コネクタ用側面の高さ
H2… 切り欠き部の高さ
W1… コネクタ用側面の幅
W2… 切り欠き部間の幅
図1
図2
図3
図4