(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-03
(45)【発行日】2024-06-11
(54)【発明の名称】サーバ装置、情報処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20240604BHJP
【FI】
G06Q30/0601
(21)【出願番号】P 2020193843
(22)【出願日】2020-11-20
【審査請求日】2023-03-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 [ウェブサイトの掲載日] 令和1年5月1日 [ウェブサイトのアドレス] https://pictsquare.net/ [刊行物等] [ウェブサイトの掲載日] 令和1年5月10日 [ウェブサイトのアドレス] https://pictsquare.net/
(73)【特許権者】
【識別番号】520205888
【氏名又は名称】株式会社GMW
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】原 綾志
【審査官】山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-283024(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0054055(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0125932(KR,A)
【文献】特開2002-073767(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0213678(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0208619(US,A1)
【文献】特開平11-025288(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2006-0070862(KR,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0185355(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2002/0178072(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザから、電子ショッピングモールの生成要求を受信し、
前記生成要求に基づいて、前記電子ショッピングモールを生成し、
第2ユーザから、生成された前記電子ショッピングモールへの出店要求を受信し、
前記出店要求に基づいて、前記電子ショッピングモールに前記第2ユーザの店舗を出店し、
前記電子ショッピングモール内では、第3ユーザの操作に基づいて、前記第3ユーザのキャラクターを動作させ、
前記第3ユーザのキャラクターの動作に基づいて、前記第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付け
、
前記生成要求には前記電子ショッピングモールの開催に関する情報が含まれる、
サーバ装置。
【請求項2】
前記電子ショッピングモールは、前記第1ユーザから受信した開催期間に開催される、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記第2ユーザからの前記出店要求は、前記電子ショッピングモールが生成された後、かつ、前記開催期間より前に受信可能に構成される、
請求項
2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記第2ユーザの操作に基づき前記第3ユーザのキャラクターの前記第2ユーザの店舗内への入店を制限する、
請求項1
から請求項3までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記第1ユーザの操作に基づき前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場を制限する、
請求項1から請求項
4までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記第1ユーザによる前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場の制限は、
第1入場制限と、
第2入場制限と、
を含み、
前記第1入場制限は、前記第1ユーザが設定するパスワードによる前記電子ショッピングモールへの入場制限であり、
前記第2入場制限は、前記第1ユーザの指定する前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場制限である、
請求項
5に記載のサーバ装置。
【請求項7】
前記第1ユーザの操作に基づき、前記第2ユーザ及び前記第3ユーザの少なくとも一方の前記電子ショッピングモールへ参加するための参加費用に関する情報を設定し、
前記サーバ装置の管理者の操作に基づき、前記第1ユーザの前記電子ショッピングモールの生成費用に関する情報を設定する、
請求項1から請求項
6までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項8】
前記電子ショッピングモールに出店する前記第2ユーザの店舗の配置を自動にするか、前記第1ユーザの手動にするかを選択可能に構成される、
請求項1から請求項
7までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項9】
前記電子ショッピングモール内の店舗の配置を示す第1マップと、
前記電子ショッピングモール内を前記第3ユーザのキャラクターが歩き回る際に表示される第2マップと、
において、前記店舗を異なる態様で表示させる、
請求項1から請求項
8までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項10】
前記電子ショッピングモール内では、
前記第2ユーザの操作に基づいて、前記第2ユーザのキャラクターを動作させ、
前記第2ユーザのキャラクターが、前記第2ユーザが出店した店舗内にいる場合と、
前記第2ユーザのキャラクターが、前記第2ユーザが出店した店舗内にいない場合とで、
前記第2ユーザのキャラクターを異なる態様で表示させる、
請求項1から請求項
9までの何れか1項に記載のサーバ装置。
【請求項11】
前記第2ユーザのキャラクターが前記第2ユーザの店舗にいなくても、前記第3ユーザのキャラクターを介して前記店舗で商品を購入可能に構成される、
請求項
10に記載のサーバ装置。
【請求項12】
サーバ装置が実行する情報処理方法であって、
第1ユーザの第1クライアント装置から、電子ショッピングモールの生成要求を受信するステップと、
前記生成要求に基づいて、前記電子ショッピングモールを生成するステップと、
第2ユーザの第2クライアント装置から、生成された前記電子ショッピングモールへの出店要求を受信するステップと、
前記出店要求に基づいて、前記電子ショッピングモールに前記第2ユーザの店舗を配置するステップと、
前記電子ショッピングモール内では、第3ユーザの第3クライアント装置からのユーザ操作に基づいて、第1キャラクターを動作させるステップと、
前記第1キャラクターの動作に基づいて、前記第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付けるステップと、
を含
み、
前記生成要求には前記電子ショッピングモールの開催に関する情報が含まれる、情報処理方法。
【請求項13】
プログラムであって、
コンピュータに、
第1ユーザの第1クライアント装置から、電子ショッピングモールの生成要求を受信する機能と、
前記生成要求に基づいて、前記電子ショッピングモールを生成する機能と、
第2ユーザの第2クライアント装置から、生成された前記電子ショッピングモールへの出店要求を受信する機能と、
前記出店要求に基づいて、前記電子ショッピングモールに前記第2ユーザの店舗を配置する機能と、
前記電子ショッピングモール内では、第3ユーザの第3クライアント装置からのユーザ操作に基づいて、第1キャラクターを動作させる機能と、
前記第1キャラクターの動作に基づいて、前記第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付ける機能と、
を実現させるための
ものであって、
前記生成要求には前記電子ショッピングモールの開催に関する情報が含まれる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上に存在する仮想店舗を集めた商店街(電子ショッピングモール)が知られている。特許文献1には、電子ショッピングモールの運営者が電子ショッピングモールを構築し、一定の条件下で出店者を募集する技術が開示されている。電子ショッピングモールでは、利用者は運営者が構築した電子ショッピングモール内を、キャラクターを用いて歩き回ることが可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
運営者は予め電子ショッピングモールを構築し、自らが出店者を集める必要がある。また、魅力的なモールとするために、出店数を維持する必要がある。そのため、電子ショッピングモールの運営は、負担が大きいものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、サーバ装置が提供される。このサーバ装置は、第1ユーザから、電子ショッピングモールの生成要求を受信する。生成要求に基づいて、電子ショッピングモールを生成する。第2ユーザから、生成された電子ショッピングモールへの出店要求を受信する。出店要求に基づいて、電子ショッピングモールに第2ユーザの店舗を出店する。電子ショッピングモール内では、第3ユーザの操作に基づいて、第3ユーザのキャラクターを動作させる。第3ユーザのキャラクターの動作に基づいて、第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付ける。
【0006】
本発明の一つによれば、運営負担が少ない電子ショッピングモールを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、情報処理システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】
図3は、第1クライアント装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図4】
図4は、ユーザ登録情報400を記憶するテーブルの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、電子ショッピングモール情報500を記憶するテーブルの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、出店者情報600を記憶するテーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、出店店舗への入場制限情報700を記憶するテーブルの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、電子ショッピングモールへの入場制限情報800を記憶するテーブルの一例を示す図である。
【
図9】
図9は、サーバ装置の機能構成の一例を示す図である。
【
図10】
図10は、電子ショッピングモール新規作成画面の一例を示す図(その1)である。
【
図11】
図11は、電子ショッピングモール新規作成画面の一例を示す図(その2)である。
【
図12】
図12は、情報処理システムにおける情報処理の一例を示すシーケンス図である。
【
図13】
図13は、店舗の画像を設定するための画面の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、出店要求を送信可能とするか否かの情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図15】
図15は、出店者の店舗を電子ショッピングモールに配置する情報処理の一例を示すフローチャートである。
【
図16】
図16は、店舗の画像を手動で案内MAPに配置するための画面の一例を示す図である。
【
図17】
図17は、店舗画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図20】
図20は、電子ショッピングモール内のキャラクターの表示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図21】
図21は、自店舗内にいるキャラクターに関して表示を変更した一例を示す図である。
【
図22】
図22は、店主でないキャラクターに関する表示の一例を示す図である。
【
図23】
図23は、店舗への入場を制限する参加者を設定する入場制限設定画面の一例を示す図である。
【
図24】
図24は、出店者が設定した、店舗への入場を制限した参加者の一覧を示す図である。
【
図25】
図25は、電子ショッピングモールへの入場を制限する参加者を設定する入場制限設定画面の一例を示す図である。
【
図26】
図26は、開催者が設定した、電子ショッピングモールへの入場を制限した参加者の一覧を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0009】
本明細書において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、0又は1で構成される2進数のビット集合体として信号値の高低によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0010】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0011】
1.システム構成
図1は、情報処理システム1000のシステム構成の一例を示す図である。情報処理システム1000は、システム構成として、サーバ装置100と、第1クライアント装置110と、第2クライアント装置120と、第3クライアント装置130と、を含む。サーバ装置100と、第1クライアント装置110と、第2クライアント装置120と、第3クライアント装置130とは、ネットワーク150を介して通信可能に接続されている。サーバ装置100は、電子ショッピングモールの生成、管理等を行う装置である。サーバ装置100は、管理者105が操作する装置である。第1クライアント装置110は、電子ショッピングモールを開催する開催者115が操作する装置である。開催者115は、第1ユーザの一例である。第2クライアント装置120は、電子ショッピングモールに出店する出店者125が操作する装置である。出店者125は、第2ユーザの一例である。第3クライアント装置130は、電子ショッピングモールを利用する参加者135が操作する装置である。電子ショッピングモールを利用する参加者135は、第3ユーザの一例である。なお、後述するように、サーバ装置100は、開催者115の操作に基づき参加者135の電子ショッピングモールへの入場を制限することができる。
【0012】
図1では説明の簡略化のため、情報処理システム1000に含まれる第1クライアント装置110、第2クライアント装置120及び第3クライアント装置130は1台としているが、これに限定されるものではなく、複数含まれてもよい。また、第1クライアント装置110、第2クライアント装置120及び第3クライアント装置130は、スマートフォンに限られず、PC(Personal Computer)、タブレット型コンピュータ等であってもよい。但し、以下では説明の簡略化のため、第1クライアント装置110、第2クライアント装置120及び第3クライアント装置130がスマートフォンである場合を例に説明を行う。
本実施形態において、サーバ装置100は、電子ショッピングモール内において、第2クライアント装置120を介した出店者125の操作に基づいて、出店者125のキャラクターを動作させる。同様に、サーバ装置100は、電子ショッピングモール内において、第3クライアント装置130を介した参加者135の操作に基づいて、参加者135のキャラクターを動作させる。
【0013】
2.ハードウェア構成
(1)サーバ装置100のハードウェア構成
図2は、サーバ装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置100は、ハードウェア構成として、制御部201と、記憶部202と、入出力部203、通信部204と、を含む。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)等であって、サーバ装置100の全体を制御する。記憶部202は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等であって、プログラム及び制御部201がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。記憶部202に記憶されているデータの一例を後述する
図4-
図8に示す。なお、
図4-
図8に示されるデータは、サーバ装置100が通信可能な他の装置(例えば、データベースサーバ等)の記憶部に記憶されていてもよいし、他の装置が複数のユーザの端末であって、ブロックチェーン技術等を用いて分散台帳管理がなされるように記憶されていてもよい。ここでは説明の簡略化のため、
図4-
図8に示されるデータが記憶部202に記憶されているものとして説明する。
【0014】
制御部201が、記憶部202に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、後述する
図9のサーバ装置100の機能構成、後述する
図12に示すシーケンス図のサーバ装置100の処理及び後述する
図14、
図15、
図17、
図20のフローチャートの処理が実現される。入出力部203は、キーボード、マウス、グラフィックスディスプレイ等であって、情報を入力したり、情報を出力したりする。通信部204は、ネットワークアダプター等であって、サーバ装置100をネットワーク150に接続し、他の装置との通信を司る。
【0015】
(2)第1クライアント装置110のハードウェア構成
図3は、第1クライアント装置110のハードウェア構成の一例を示す図である。第1クライアント装置110は、ハードウェア構成として、制御部301と、記憶部302と、撮像部303と、入出力部304と、通信部305と、を含む。制御部301は、CPU等であって、第1クライアント装置110の全体を制御する。記憶部302は、ROM、RAM等であって、プログラム及び制御部301がプログラムに基づき処理を実行する際に利用するデータ等を記憶する。制御部301が、記憶部302に記憶されているプログラムに基づき、処理を実行することによって、第1クライアント装置110の機能等が実現される。撮像部303は、カメラ等であって、被写体を撮像する。入出力部304は、タッチパネルディスプレイ等であって、情報を入力したり、情報を出力したりする。通信部305は、第1クライアント装置110をネットワーク150に接続し、他の装置との通信を司る。
【0016】
第2クライアント装置120及び第3クライアント装置130のハードウェア構成も第1クライアント装置110のハードウェア構成と同様である。
【0017】
3.データ構成
以下、記憶部202に記憶されているデータ構成の一例を説明する。なお、各データに関する処理等は、後述するシーケンス図及びフローチャート等を用いて説明する。
(1)ユーザ登録情報400
図4は、ユーザ登録情報400を記憶するテーブルの一例を示す図である。
ユーザ登録情報400は、電子ショッピングモールを利用するユーザの登録情報である。ユーザ登録情報400を記憶するテーブルは、項目として、通し番号401と、ユーザID402と、ユーザ名403と、キャラクター画像404と、を含む。なお、通し番号401は、
図4においては簡単化のため単にNO.と表示されている。以後、他の通し番号についても同様とする。ユーザID402には、電子ショッピングモールを利用するユーザを識別する識別情報が記憶される。ユーザ名403には、電子ショッピングモールを利用するユーザの名前が記憶される。キャラクター画像404には、電子ショッピングモールを利用するユーザが利用するキャラクターの画像が記憶される。
【0018】
(2)電子ショッピングモール情報500
図5は、電子ショッピングモール情報500を記憶するテーブルの一例を示す図である。
電子ショッピングモール情報500は、電子ショッピングモールに関する登録情報である。電子ショッピングモール情報500を記憶するテーブルは、項目として、通し番号501と、モールID502と、モール名503と、開催者ID504と、生成日505と、開催期間506と、募集期間507と、広さ508と、店舗配置509と、パスワード510と、モール生成料金511と、出店料金512と、参加料金513と、を含む。モールID502には、電子ショッピングモールを識別する識別情報が記憶される。モール名503には、開催者115が設定した電子ショッピングモールの名前が記憶される。開催者ID504には、電子ショッピングモールを生成したユーザのユーザID402が記憶される。すなわち、電子ショッピングモールの利用するユーザのうち、電子ショッピングモールを生成したユーザが開催者115となる。生成日505には、電子ショッピングモールが生成された生成日が記憶される。開催期間506には、電子ショッピングモールの開催期間が記憶される。募集期間507には、電子ショッピングモールに出店する出店者の募集期間が記憶される。募集期間507は、電子ショッピングモールの生成された後、かつ、電子ショッピングモールの開催期間より前の日時が記憶される。広さ508には、電子ショッピングモールに出店可能なお店の数が記憶される。店舗配置509には、電子ショッピングモールに出店するお店の電子ショッピングモール内での配置をシステムが自動配置するか、開催者115が手動で配置するかについての、開催者115による選択結果が記憶される。パスワード510には、出店者125が電子ショッピングモールにログインするため、及び、参加者135が電子ショッピングモールにログインするために開催者115設定するパスワードが記憶される。モール生成料金511には、管理者105の操作によって設定された、開催者115が管理者105へ支払う料金が記憶される。出店料金512には、開催者115の操作によって設定された出店者125が支払う出店料金が記憶される。参加料金513には、開催者115の操作によって設定された参加者135が支払う参加料金が記憶される。
なお、開催者115が設定するパスワードによる電子ショッピングモールへの入場制限は、第1入場制限の一例である。
【0019】
(3)出店者情報600
図6は、出店者情報600を記憶するテーブルの一例を示す図である。
出店者情報600は、電子ショッピングモールに店舗を出店する出店者125に関する情報である。出店者情報600を記憶するテーブルは、項目として、通し番号601と、モールID502と、出店者ID603と、第1店舗画像604と、第2店舗画像605と、外部リンク606と、店舗の位置情報607と、を含む。モールID502には、電子ショッピングモールを識別する識別情報が記憶される。出店者ID603には、出店者125を識別する識別情報であるユーザID402が記憶される。第1店舗画像604には、案内MAP用の出店者125が出店する店舗の画像が記憶される。第2店舗画像605には、実際の会場MAP用の出店者125が出店する店舗の画像が記憶される。外部リンク606には、参加者135が、出店者125が出店する店舗で商品を購入する際の外部のWebサイトへのリンク情報が記憶される。店舗の位置情報607には、出店者125が出店する店舗の位置情報が記憶される。より具体的に説明すると、店舗の位置情報607には、電子ショッピング内の位置情報が記憶される。例えば、“あ1”は、後述する
図16等に示されるMAPの“あ1”に対応する位置情報が記憶される。
【0020】
(4)出店店舗への入場制限情報700
図7は、出店店舗への入場制限情報700を記憶するテーブルの一例を示す図である。
出店店舗への入場制限情報700は、電子ショッピングモールの店舗の出店者125による、自ら出店した店舗へのユーザの入場の制限に関する情報である。出店店舗への入場制限情報700を記憶するテーブルは、項目として、通し番号701と、店舗入場制限実施ユーザID702と、店舗入場制限ユーザID703と、を含む。店舗入場制限実施ユーザID702には、出店店舗への入場制限情報700を設定した出店者125を識別するユーザID402が記憶される。店舗入場制限ユーザID703には、出店者125が、出店店舗への入場を制限した参加者135のユーザID402が記憶される。
【0021】
(5)電子ショッピングモールへの入場制限情報800
図8は、電子ショッピングモールへの入場制限情報800を記憶するテーブルの一例を示す図である。
電子ショッピングモールへの入場制限情報800は、電子ショッピングモールの開催者115による、電子ショッピングモールへのユーザの入出の制限に関する情報である。電子ショッピングモールへの入場制限情報800を記憶するテーブルは、項目として、通し番号801と、モール入場制限実施ユーザID802と、モール入場制限ユーザID803と、を含む。モール入場制限実施ユーザID802には、電子ショッピングモールへの入場制限情報800を設定した開催者115を識別するユーザID402が記憶される。モール入場制限ユーザID803には、開催者115が、電子ショッピングモールへの入場を制限した参加者135のユーザID402が記憶される。
【0022】
4.機能構成
図9は、サーバ装置100の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置100は、機能構成として、全体制御部901と、通信制御部902と、生成部903と、出店部904と、配置部905と、設定処理部906と、ログイン処理部907と、表示制御部908と、購入処理部909と、を含む。
全体制御部901は、サーバ装置100の機能の全体を制御する。
通信制御部902は、通信部204を介して他の装置から情報を受信したり、他の装置へ情報を送信したりする。
【0023】
生成部903は、通信制御部902を介して開催者115の第1クライアント装置110より電子ショッピングモールの生成要求を受け取ると、生成要求に基づき電子ショッピングモールを生成する。
出店部904は、通信制御部902を介して出店者125の第2クライアント装置120より出店要求を受け取り、電子ショッピングモールに出店者125の店舗を出店する。
配置部905は、出店者125の店舗を電子ショッピングモール内に配置する。配置部905が配置した店舗の情報は、出店者情報600の店舗の位置情報607に記憶される。
【0024】
設定処理部906は、管理者105による操作、通信制御部902を介して開催者115の第1クライアント装置110より受信した情報、出店者125の第2クライアント装置120より受信した情報、参加者135の第3クライアント装置130より受信した情報等に基づき、記憶部202にデータを設定し、記憶させる。
ログイン処理部907は、通信制御部902を介して出店者125の第2クライアント装置120及び参加者135の第3クライアント装置130より受信したログイン要求に基づいてログイン処理を行い、出店者125及び参加者135を電子ショッピングモールにログインさせる。後述するように、開催者115がパスワードありの電子ショッピングモールを生成していた場合、ログイン処理部907は、ログイン処理として、開催者115によって設定されたパスワードを含むログイン要求を受信したか否かを判定する。そして、ログイン処理部907は、開催者115によって設定されたパスワードを含むログイン要求を受信していた場合、ログイン要求を送信した出店者125及び参加者135の電子ショッピングモールへのログインを許可する。出店者125は、電子ショッピングモールにログインすることにより、出店要求を行うことが可能となる。
【0025】
表示制御部908は、要求に応じて、後述する
図10、
図11、
図13、
図16、
図18、
図19、
図21、
図22、
図23、
図24、
図25及び
図26に示されるような画面を、該当する各装置の入出力部等に表示する。
購入処理部909は、通信制御部902を介して参加者135の第3クライアント装置130より受信した商品の購入要求に基づいて、商品の購入に関する処理を実行する。具体的には、参加者135の操作に基づいて、商品を販売する外部のWebサイトに接続する処理を実行する。
【0026】
5.情報処理等
以下、サーバ装置100における情報処理等を説明する。
通信制御部902を介して第1クライアント装置110より電子ショッピングモールの新規作成要求を受信すると、表示制御部908は、新規作成画面を作成し、第1クライアント装置110の入出力部304に表示する。
図10及び
図11は、電子ショッピングモール新規作成画面1001の一例を示す図である。
図11は、
図10に続く
図10の画面と同一の画面である。開催者115は、電子ショッピングモール新規作成画面1001に電子ショッピングモールを生成するための情報を入力し、電子ショッピングモールを生成する。
【0027】
図10及び
図11に示されるように、電子ショッピングモールを生成するための情報には、例えば、電子ショッピングモールのタイトル、電子ショッピングモールの説明文、参加者が電子ショッピングモールを検索するために使用されるキーワードタグ、出店者125が電子ショッピングモールに出店する際、及び、参加者135が電子ショッピングモールに参加する際に必要となるパスワード(パスワードを設定しない選択も可)、電子ショッピングモールの開催期間、募集期間、出店店舗数、店舗配置の設定、出店料金、参加料金等が含まれる。募集期間は、電子ショッピングモールの生成の後、かつ、開催期間より前に自動的に設定されてもよい。又は、募集期間は、開催者115から、電子ショッピングモールの生成の後、かつ、開催期間より前の期間が設定されていることを条件に、入力を受け付けてもよい。ここで店舗配置の設定は、電子ショッピングモールに出店する出店者125の店舗の配置を自動にするか、開催者115の手動にするかを設定する項目である。すなわち、サーバ装置100は、電子ショッピングモールに出店する出店者125の店舗の配置を自動にするか、開催者115の手動にするかを開催者115が選択可能に構成される。電子ショッピングモール内の店舗配置をシステムが自動で行うのか開催者115が手動で行うのか選択することが可能なため、自動が選択された場合、例えば、出店要求を受け付けた順に店舗が自動で配置され、開催者115のモール運営の負担が軽減される。一方で、手動が選択された場合、人が多く集まる場所に出店する店舗(人気店等)を開催者115が選択することができるため、モールの運営を円滑に行うことができる。
【0028】
図12は、情報処理システム1000における情報処理の一例を示すシーケンス図である。
図10及び
図11において、電子ショッピングモールを生成するための情報が入力され、電子ショッピングモールを新規作成するボタン1010が選択されると、SQ1201において、開催者115が操作する第1クライアント装置110からサーバ装置100に、電子ショッピングモール生成要求が送信される。電子ショッピングモール生成要求には、
図10及び
図11の電子ショッピングモール新規作成画面1001を介して設定された情報が含まれる。サーバ装置100の通信制御部902は、開催者115が操作する第1クライアント装置110から送信された電子ショッピングモール生成要求を受信する。すなわち、サーバ装置100は、開催者115が操作する第1クライアント装置110から、出店者125及び参加者135の少なくとも一方の電子ショッピングモールへ参加するための参加費用に関する情報を受信する。ここで、参加するための参加費用に関する情報とは、例えば、出店料金(第2ユーザ(出店者125)への課金)及び参加料金(第3ユーザ(参加者135)への課金)の情報である。
【0029】
通信制御部902を介して開催者115の第1クライアント装置110より電子ショッピングモールの生成要求を受け取ると、SQ1202において、設定処理部906は、電子ショッピングモールの生成要求に含まれる情報に基づき、
図5に示される電子ショッピングモール情報500に情報を設定する。すなわち、電子ショッピングモールの生成要求には、
図5に示されるテーブルの項目501~項目513に該当する情報が含まれる。より具体的に説明すると、設定処理部906は、電子ショッピングモールの生成要求より情報を抽出し、記憶部202に記憶されている
図5に示されるテーブルの項目501~項目513に該当する情報を記憶する。すなわち、設定処理部906は、参加費用に関する情報を設定する。
また、設定処理部906は、サーバ装置100の管理者105から、電子ショッピングモールを識別するモールID502と、開催者115の電子ショッピングモールの生成費用に関する情報と、を受け付ける。そして、設定処理部906は、受け付けた開催者115の電子ショッピングモールの生成費用に関する情報を、該当する
図5に示されるテーブルの項目511に設定する。電子ショッピングモールの生成費用に関する情報は、管理者105の操作に基づき、予め設定された情報を用いて、テーブルの項目511に電子ショッピングモール生成時に自動的に設定されてもよい。この際、管理者105は、電子ショッピングモールの出店数や開催期間の長さに基づいて生成費用が変更されるよう予め設定することができるようにしてもよい。管理者105は、開催者115にサービスを提供しているため、開催者115から対価を受け取る機能を有している。一方で、開催者115は自身でショッピングモールを運営しているため、その参加者(出店者125、参加者135)に対してサービスに対する対価を受け取る機能を有している。このように、開催者115は、管理者105の生成費用とは独立して、参加者(出店者125、参加者135)の参加費用を定めることができる。そのため、開催者115は、運営する電子ショッピングモールの運営自由度を高めることができる。このように、管理者105、開催者115が共に自由度の高いサービスを提供することができる。
生成部903は、記憶部202に記憶した電子ショッピングモール情報500に基づき、電子ショッピングモールを生成する。
SQ1203において、通信制御部902は、生成部903からの依頼に基づき、電子ショッピングモールの生成が完了したことを示す情報を、通信制御部902を介して開催者115の第1クライアント装置110に送信する。
【0030】
ここで、電子ショッピングモール新規作成画面1001においてパスワードを設定していた場合、開催者115は、第1クライアント装置110を操作して、SQ1204において、出店者125の第2クライアント装置120にパスワードを送信する。同様に、電子ショッピングモール新規作成画面1001においてパスワードを設定していた場合、開催者115は、第1クライアント装置110を操作して、SQ1205において、参加者135の第3クライアント装置130にパスワードを送信する。出店者125及び参加者135へのパスワードの連絡は、メール等を用いて行ってもよい。
なお、以下では説明の簡略化のため、電子ショッピングモール新規作成画面1001においてパスワードが設定された場合を例に説明を行う。
【0031】
図12のSQ1206において、出店者125は出店を希望する電子ショッピングモールを選択し、開催者115が設定したパスワードを入力し、電子ショッピングモールにログインする。すると、出店部904は、
図14に示される情報処理を実行する。
図14は、出店要求を受信可能とするか否かの情報処理の一例を示すフローチャートである。出店者125からログインがあった場合、
図14に示す処理が実行される。
S1301において、出店部904は、所定期間か否かを判定する。より具体的に説明すると、出店部904は、不図示のサーバ装置100のRTC(Real Time Clock)等より日付情報を取得する。また、出店部904は、記憶部202に記憶されている、選択された電子ショッピングモールの電子ショッピングモール情報500より生成日505及び開催期間506の情報を取得する。そして、出店部904は、RTC等より取得した日付情報が生成日505より後で開催期間506の前か否かを判定する。出店部904は、RTC等より取得した日付情報が生成日505より後で開催期間506の前であると判定すると、処理をS1302に進める。出店部904は、RTC等より取得した日付情報が生成日505より後で開催期間506の前でないと判定すると、処理をS1304に進める。
なお、他の例として、出店部904は、RTC等より取得した日付情報が生成日505より後で開催期間506の前に設定されている募集期間507内であるか否かを判定するようにしてもよい。
【0032】
S1302において、出店部904は、選択された電子ショッピングモールの電子ショッピングモール情報500より広さ508の情報を取得する。上述したように、広さ508には電子ショッピングモールに出店可能なお店の数が記憶される。出店部904は、選択された電子ショッピングモールに現在出店を申し込んでいるお店の数と、電子ショッピングモール情報500より取得された出店可能なお店の数と、に基づいて、空きスペースがあるか、すなわち、現在出店を申し込んでいるお店の数が出店可能なお店の数に達しているか、否かを判定する。出店部904は、現在出店を申し込んでいるお店の数が出店可能なお店の数に達していないと判定すると、処理をS1303に進める。出店部904は、現在出店を申し込んでいるお店の数が出店可能なお店の数に達していると判定すると、処理をS1304に進める。
【0033】
S1303において、表示制御部908は、出店要求をサーバ装置100に送信するための画面等を出店者125の入出力部304に表示する。
S1304において、表示制御部908は、エラー画面等を出店者125の入出力部304に表示する。エラー画面等に代わり、出店を申し込むボタンを出店者125の入出力部304に表示させなくてもよい。又は、出店が出来ない旨を、出店者125の入出力部304に表示してもよい。
以下、説明の簡略化のため、サーバ装置100は、出店要求をサーバ装置100に送信するための画面等を出店者125の入出力部304に表示したものとして説明を行う。
【0034】
出店者125は、出店要求をサーバ装置100に送信するための画面に必要な情報を設定する操作を行う。第2クライアント装置120は、出店者125の操作に基づいて、出店要求をサーバ装置100に送信する。すなわち、出店要求は、電子ショッピングモールが生成された後、かつ、開催期間より前に受信可能に構成される。
【0035】
出店要求には、例えば、出店を希望する電子ショッピングモールを識別する情報であるモールID502、出店者125を識別する識別情報である出店者(ユーザ)ID402、パスワード、案内MAP用の出店者125が出店する店舗の画像604、実際の会場MAP用の出店者125が出店する店舗の画像605、出店者125が店舗で販売する商品の販売サイトへの外部のWebサイトへのリンク情報、出店料金の費用支払い方法の情報等、電子ショッピングモールに出店する際に必要な情報が含まれる。サーバ装置100の通信制御部902は、出店者125の第2クライアント装置120が送信した出店要求を受信する。ここで、サーバ装置100の出店部904は、第2クライアント装置120からの出店要求を、電子ショッピングモールが生成された後、かつ、開催期間より前に受信するよう構成される。出店者125の出店要求は、電子ショッピングモールの生成後、開催期間前に限定して受信するため、開催期間中に電子ショッピングモール内でテナントが次々入れ替わることによる開催者115の運営の負担を軽減することができる。
【0036】
なお、出店要求に、案内MAP用の出店者125が出店する店舗の画像604、実際の会場MAP用の出店者125が出店する店舗の画像605が含まれていない場合は、出店処理を実行後に店舗の画像を設定することが可能に構成される。出店者125が所定の操作を行うと、第2クライアント装置120からサーバ装置100に対して、店舗の画像等を設定するための画面の表示要求が送信される。サーバ装置100の表示制御部908は、通信制御部902を介して表示要求を受信すると、店舗の画像等を設定するための画面を生成し、第2クライアント装置120の入出力部304に表示する。
図13は、店舗の画像を設定するための画面の一例を示す図である。出店者125は、
図13に示されるような画面を用いて、店舗の画像を設定する。
図13の例は、実際の会場MAP用の店舗の画像を設定する例である。同様に、出店者125は、案内MAP用の店舗の画像も設定する。なお、出店者125が、案内MAP用の店舗の画像604と、実際の会場MAP用の店舗の画像605のうち、一方のみを設定している場合、設定されている画像を案内MAP用の店舗の画像604及び実際の会場MAP用の店舗の画像605の両方に用いてもよい。
【0037】
通信制御部902を介して出店者125の第2クライアント装置120より出店要求を受け取ると、出店部904は、出店要求に含まれる情報に基づき、
図6に示される出店者情報600に情報を設定する。より具体的に説明すると、出店部904は、出店要求より情報を抽出し、
図6に示されるテーブルの項目601~項目606に該当する情報を記憶部202に記憶させる。
【0038】
SQ1207において、サーバ装置100の配置部905は、出店者125の店舗を配置する処理を実行する。SQ1207の処理の詳細を
図15に示す。
図15は、出店者125の店舗の画像を電子ショッピングモールに配置する情報処理の一例を示すフローチャートである。通信制御部902を介して出店要求を受信した場合、S1401からの処理が実行される。
【0039】
S1401において、配置部905は、店舗を自動配置する否かを判定する。より具体的に説明すると、配置部905は、出店者125が出店を要求するモールID502を基に電子ショッピングモール情報500を記憶部202より検索する。そして、配置部905は、該当する電子ショッピングモール情報500に含まれる店舗配置509に記憶されている自動配置するか、手動配置するかの情報を取得する。配置部905は、取得した情報が自動配置を示していた場合、自動で配置すると判定する。配置部905は、取得した情報が手動配置を示していた場合、手動で配置すると判定する。配置部905は、自動で配置すると判定した場合、処理をS1402に進める。配置部905は、手動で配置すると判定した場合、処理をS1403に進める。
【0040】
S1304において、配置部905は、店舗を自動配置する。この際、配置部905は、同じ電子ショッピングモールの電子ショッピングモール他の出店者の店舗で販売する商品の属性情報等を出店者125より取得し、類似する商品を販売する店舗が近くになるように案内MAPに店舗を自動配置する。店舗の自動配置は、出店要求を受信した順に自動で配置してもよい。配置部905は、配置した店舗の情報を、出店者情報600の店舗の位置情報607に記憶する。
S1305において、配置部905は、店舗を手動配置する処理を実行する。例えば、配置部905は、店舗を手動で配置するための設定画面の表示要求を表示制御部908に対して行う。表示制御部908は、表示要求を受け取ると、店舗を手動で配置するための設定画面を生成し、出店者125の第2クライアント装置120の入出力部304に表示する。
図16は、店舗を手動で配置するための画面の一例を示す図である。出店者125は、第2クライアント装置120の入出力部304を介して店舗の位置を決定し、配置する。
図16の例では、出店者ID“b”の出店者125は、店舗位置“あ1
”の位置に店舗名“外苑前商店街”の店舗を配置する例が示されている。なお、店舗位置“あ1
”の位置は、
図16の右側において「あ1」の位置に対応する。
配置部905は、表示制御部908を介して開催者115の設定した情報を取得し、出店者125が出店する店舗を配置する。配置部905は、配置した店舗の位置情報を、出店者情報600の店舗の位置情報607に記憶する。例えば、
図16の例では、配置部905は、「あ1」に対応する電子ショッピング内の位置情報を出店者情報600の店舗の位置情報607に記憶する。
【0041】
図12の説明に戻る。
店舗の画像の配置が終わると、SQ1208において、通信制御部902は、第2クライアント装置120に対して、出店処理の完了通知を送信する。同様に、SQ1209において、通信制御部902は、第1クライアント装置110に対して、出店処理の完了通知を送信する。
【0042】
SQ1210において、第3クライアント装置130は、参加者135のログイン操作に基づいて、ログイン要求をサーバ装置100に送信する。サーバ装置100の通信制御部902は、ログイン要求を受信する。ログイン要求には、例えば、参加者135がログインを要求する電子ショッピングモールを識別する情報であるモールID502、参加者135を識別する識別情報である参加者(ユーザID)402、パスワード、参加者料金の費用支払い方法の情報が含まれる。サーバ装置100の通信制御部902は、第3クライアント装置130よりログイン要求を受信する。ログイン処理部907は、ログイン要求に含まれるログインを要求する電子ショッピングモールを識別するモールID502を基に電子ショッピングモール情報500を記憶部202より検索する。そして、ログイン処理部907は、該当する電子ショッピングモール情報500に含まれるパスワード510のパスワードの情報を取得する。ログイン処理部907は、取得したパスワードと、ログイン要求に含まれるパスワードと、が一致するか否かに基づいてログイン処理を行う。ログイン処理部907は、パスワードが一致する場合、ログインを許可する。ログイン処理部907は、パスワードが一致しない場合、ログインを許可しない。
【0043】
電子ショッピングモール内の店舗画像の表示処理の一例を
図17に示す。
図17は、店舗画像の表示処理の一例を示すフローチャートである。
S1501において、表示制御部908は、参加者135がログインした電子ショッピングモールを識別する識別情報であるモールID502を読み込む。
S1502において、表示制御部908は、S1501で読み込まれたモールID502を含む出店者情報600を記憶部202より検索する。そして、表示制御部908は、該当する出店者情報600に含まれる第1店舗画像604の画像と、第2店舗画像605の画像と、を読み込む。
【0044】
S1503において、表示制御部908は、案内MAPを表示するか、実際の会場MAPを表示するかを判定する。より具体的に説明すると、表示制御部908は、参加者135による第3クライアント装置130の入出力部304を介した選択操作に基づき、案内MAPを表示するか、キャラクターの移動時に表示する実際の会場MAPを表示するかを判定する。表示制御部908は、案内MAPを表示すると判定すると、処理をS1504に進める。表示制御部908は、実際の会場MAPを表示すると判定すると、処理をS1505に進める。
【0045】
S1504において、表示制御部908は、参加者135の第3クライアント装置130の入出力部304に同じモールID502の電子ショッピングモールの第1店舗画像604の集まりである案内MAPを表示する。
図18は、案内MAPの一例を示す図である。案内MAPは、参加者135が電子ショッピングモール内の各店舗の配置を確認する際に表示されるマップである。
S1505において、表示制御部908は、参加者135の第3クライアント装置130の入出力部304に同じモールID502の電子ショッピングモールの第2店舗画像605の集まりである実際の会場MAP用の画像を表示する。
図19は、実際の会場MAPの一部を示す図である。
図19の例では、視認性をよくするため、
図18の案内MAPの一部である領域1801に対応する会場MAPを表示している。会場MAPは、参加者135が電子ショッピングモール内の各店舗を参加者135のキャラクターで歩き回る際に表示されるマップである。なお、サーバ装置100は、参加者135による第3クライアント装置130の操作に応じて、参加者135のキャラクターを電子ショッピングモール内で動かし、動かした参加者135のキャラクターの位置情報を保持する。同様に、サーバ装置100は、出店者125による第2クライアント装置120の操作に応じて、出店者125のキャラクターを電子ショッピングモール内で動かし、動かした出店者125のキャラクターの位置情報を保持する。開催者115は、電子ショッピングモール内では、参加者135として、参加者135のキャラクターを動かすことができる。
【0046】
図18及び
図19に示されるように、サーバ装置100の表示制御部908は、案内MAPと、会場MAPと、で店舗を異なる態様で表示する。より具体的に説明すると、案内MAPでは、全体を俯瞰してそれぞれの店舗においてどのような物、又はどのようなジャンルの物が売られているかを示すアイコンが表示される。一方、会場MAPでは、店舗の中の様子等が表示されている。参加者135は、キャラクターを動かし、店舗内に移動させ、店舗内でその店舗で販売されている商品を購入したり、出店者125のキャラクターと会話したりするための操作等を行うことができる。なお、案内MAPは、電子ショッピングモール内の店舗の配置を示す第1マップの一例である。会場MAPは、電子ショッピングモール内をユーザのキャラクターが歩き回る際に表示される第2マップの一例である。また、アイコンとは、物事を簡単な絵柄で記号化して表現したものである。
電子ショッピングモールは通常の電子ショッピングモール会場と異なり、電子ショッピングモールや店舗自体も電子データで描画されているため、全体を俯瞰するための地図を実際の街を縮小して表示することも可能である。しかし、縮小して表示すると実際に何を販売している店舗なのか分かり辛い。そのため、全体を俯瞰する案内マップとキャラクターが歩く会場マップとで店舗の表示を異ならせることで、参加者135の利便性を確保しつつ、店舗のオリジナリティを出すことができる。
【0047】
図20は、電子ショッピングモール内のキャラクターの表示処理の一例を示すフローチャートである。
S1901において、表示制御部908は、表示する電子ショッピングモールを識別する識別情報であるモールID502を読み込む。
S1902において、表示制御部908は、S1901で読み込まれたモールID502を含む出店者情報600を記憶部202より検索する。そして、表示制御部908は、該当する出店者情報600に含まれる第2ユーザID603に記憶されている出店者125のユーザID402を読み込む。また、表示制御部908は、該当する出店者情報600に含まれる店舗の位置情報607を読み込む。
【0048】
S1903において、表示制御部908は、S1902で読み込まれた出店者125のユーザIDを基に出店者125のユーザ登録情報400を記憶部202より検索する。そして、表示制御部908は、該当するユーザ登録情報400に含まれる出店者125のキャラクター画像404のキャラクターの画像を読み込む。
S1904において、表示制御部908は、S1902で読み込まれた出店者125のキャラクターの電子ショッピングモール内の位置情報を取得する。
【0049】
S1905において、表示制御部908は、S1904で読み込まれた出店者125のキャラクターの位置情報と、S1902で読み込まれたユーザID402の出店者125の店舗の位置情報607と、に基づき、出店者125のキャラクターが、出店者125自身が出店した自店舗内にいるか否かを判定する。より具体的に説明すると、表示制御部908は、S1902で読み込まれた出店者125の店舗の位置情報607から所定の範囲内に、S1904で読み込まれた出店者125のキャラクターの位置情報で示された位置が存在する場合は、キャラクターが自店舗内にいると判定する。表示制御部908は、S1902で読み込まれた出店者125の店舗の位置情報607から所定の範囲内に、S1904で読み込まれた出店者125のキャラクターの位置情報で示された位置が存在しない場合は、キャラクターが自店舗内にいないと判定する。表示制御部908は、キャラクターが自店舗内にいると判定すると、処理をS1906に進める。表示制御部908は、キャラクターが自店舗内にいないと判定すると、キャラクターの表示を変更せず、
図20に示す処理を終了する。
【0050】
S1906において、表示制御部908は、キャラクターに関する表示を変更する。
図21は、自店舗内にいるキャラクターに関して表示を変更した一例を示す図である。
図21の例では、表示制御部908は、キャラクターの名前2010の色を変更しているが、これに限定されるものではなく、店舗内にいるキャラクターがこのお店の出店者125であることが分かればどのような表示であってもよい。例えば、キャラクター自体の表示を他のキャラクターと異なるようにしてもよい。例えば、キャラクターの上にこのお店の店主であることを示すマークを表示させてもよいし、店主のキャラクターの周りの表示色を他のキャラクターの周りの表示色と異なるようにしてもよい。
図22は、店主でないキャラクターに関する表示の一例を示す図である。
図22の例では、表示制御部908は、キャラクターの名前2110の色を変更していない。
すなわち、
図21及び
図22に示されるように、表示制御部908は、出店者125のキャラクターが、出店者125が出店した店舗内にいる場合と、出店者125のキャラクターが、出店者125が出店した店舗内にいない場合とで、出店者125のキャラクターを異なる態様で表示させる。電子ショッピングモールでは、出店者125と参加者135がチャットを通じて会話するのもユーザの楽しみの一つである。また、出店者125も、参加者135と同様に電子ショッピングモール内を歩き回り、別の出店者125から商品を購入することができる。すなわち、出店者125自体も電子ショッピングモールを楽しむことができる。参加者135は入場した店舗内にいるキャラクターのうち、どのキャラクターが店主か分からないと話かけづらい。一方で、出店者125が自身の出店した店舗以外にいる際に、某店の店主のように表示されると、一般の参加者135に交じって電子ショッピングモールでのコミュニケーションを楽しみ難くなる。そのため、自店舗にいるか否かで、表示を変更することでこれらを両立することができる。
【0051】
図12の説明に戻る。
SQ1211において、第3クライアント装置130は、参加者135の店舗内における商品の購入操作に応じた参加者135のキャラクターの動作に基づいて、商品の表示要求をサーバ装置100に送信する。参加者135のキャラクターの動作とは、例えば、店舗内の特定のオブジェクトにキャラクターが近付く操作である。
サーバ装置100の通信制御部902は、商品の表示要求を受信する。商品の表示要求には、店舗の店主である出店者125を識別する出店者ID603が含まれる。
【0052】
SQ1212において、サーバ装置100の購入処理部909は、通信制御部902が受信した商品の表示要求に含まれる出店者ID603を基に出店者情報600を記憶部202より検索する。そして、購入処理部909は、該当する出店者情報600に含まれる外部リンクの情報を取得し、取得した外部リンクの情報に基づき外部のWebサイトと接続し、外部のWebサイトを第3クライアント装置130の入出力部304に表示させる。
【0053】
SQ1213において、サーバ装置100の購入処理部909は、第3クライアント装置130の入出力部304を介した参加者135の購入操作に基づいて、外部のWebサイトに接続する。外部のWebサイトに接続する機能が、サーバ装置100の出店者125の店舗の商品の購入を受け付ける機能の一例に該当する。ここで、参加者135が実際に外部Webサイトで商品の購入をした場合、購入処理部909は、外部のWebサイトより注文番号、注文日時、注文者、支払情報、送付先情報、商品コード、商品名、合計金額等の注文情報を受信する。サーバ装置100自体がショッピング機能を有している場合、購入処理部909は、参加者135の購入操作に基づいて、外部のWEBサイトではなく、サーバ装置100に設けられたショッピング機能に接続してもよい。サーバ装置100に設けられたショッピング機能に接続する機能も、サーバ装置100の出店者125の店舗の商品の購入を受け付ける機能の一例に該当する。
SQ1214において、サーバ装置100の購入処理部909は、受信した注文情報を第3クライアント装置130に送信する。
このように、サーバ装置100は、出店者125のキャラクターが第2クライアント装置120の店舗にいなくても、参加者135のキャラクターを介して店舗で商品を購入可能に構成されている。出店者125も電子ショッピングモール内を歩き回るし、商品の販売時に参加者135の応対をするとなると、複数の参加者135に対応することができない。外部リンクで示される外部のWebサイトと連携することで、電子ショッピングモールの出店者125の負担を低下させることができる。また、参加者135も出店者125を介さずに商品を購入することができる。
【0054】
電子ショッピングモール情報500の開催期間506に記憶されている開催期間が経過すると、サーバ装置100の通信制御部902は、電子ショッピングモールの開催料金の請求要求を開催者115の第1クライアント装置110に送信する。電子ショッピングモールの開催料金の請求要求には、例えば、基本料、出店者125の数に基づく従量課金、参加者135の数に基づく従量課金が含まれる。なお、基本料には、電子ショッピングモールの広さに基づく料金と、振込料と、が含まれる。
【0055】
次に、出店者125が第2クライアント装置120を操作して、出店者125が商品を出店している店舗への参加者135の入場を制限する例を、
図23を用いて説明する。
図23は、店舗への入場を制限する参加者135を設定する入場制限設定画面の一例を示す図である。サーバ装置100の表示制御部908は、通信制御部902を介して第2クライアント装置120より入場制限設定画面の表示要求を受信すると、
図23に示されるような画面を生成し、第2クライアント装置120の入出力部304に表示する。出店者125は、
図23に示される画面を操作して参加者135を設定することで、出店者125が商品を出店している店舗への参加者135の入場を制限することができる。すなわち、サーバ装置100は、出店者125の指定する参加者135のキャラクターの出店者125の店舗内への入店を制限することができる。出店者125は開催者115の生成した電子ショッピングモールの出店者のため、電子ショッピングモールに入る参加者135を選択することはできない。しかしながら、ユーザ同士がコミュニケーション可能な電子ショッピングモールであるため、店舗の雰囲気を乱す参加者135がいる場合に対処する必要がある。そのため、出店者125は参加者135の自店舗への入店を拒否することができる機能を備えることで、バーチャル空間の安定性を保つことができる。
【0056】
図23で設定された参加者135等の情報は、サーバ装置100によって
図7に示したテーブルに出店店舗への入場制限情報700として記憶される。より具体的に説明すると、サーバ装置100は、
図23で情報を設定した出店者125のユーザIDを出店店舗への入場制限情報700の店舗入場制限実施ユーザID702に記憶する。また、サーバ装置100は、
図23に示される画面で店舗への入場を制限されたユーザのユーザIDを店舗入場制限実施ユーザID702と関連付けて店舗入場制限ユーザID703に記憶する。
図7に示されるように、出店店舗への入場制限情報700は、店舗入場制限実施ユーザID702と、店舗入場制限ユーザID703と、を関連付けている。したがって、サーバ装置100は、出店者125がある電子ショッピングモールの出店店舗への入場を制限したユーザについて、その出店者125が別の電子ショッピングモールに出店した場合には、その出店店舗への入場も制限するようにすることができる。
このようにすることによって、出店者125が出店店舗への入場を制限するユーザを電子ショッピングモールごとに作成するという負担を軽減することができる。
自動的にバンされる。
なお、サーバ装置100の表示制御部908は、出店店舗への入場制限情報700に記憶された参加者135による出店者125の店舗内への入店をできないようにしてもよいし、出店者125の店舗内を見えないようにするようにしてもよい。
【0057】
図24は、出店者125が設定した、店舗への入場を制限した参加者135の一覧を示す図である。サーバ装置100の表示制御部908は、通信制御部902を介して第2クライアント装置120より店舗への入場を制限した参加者135の一覧画面の表示要求を受信すると、
図24に示されるような画面を生成し、第2クライアント装置120の入出力部304に表示する。出店者125は、
図24に示される画面によって自身が入場を制限した参加者135の一覧を確認したり、入場の制限を解除したりすることができる。
図24の一覧は、
図23で同じ店舗への入場が制限されたユーザの一覧である。
【0058】
次に、開催者115が第1クライアント装置110を操作して、開催者115が生成した電子ショッピングモールへの参加者135の入場を制限する例を、
図25を用いて説明する。
図25は、電子ショッピングモールへの入場を制限する参加者135を設定する入場制限設定画面の一例を示す図である。サーバ装置100の表示制御部908は、通信制御部902を介して第1クライアント装置110より入場制限設定画面の表示要求を受信すると、
図25に示されるような画面を生成し、第2クライアント装置120の入出力部304に表示する。開催者115は、
図25に示される画面を操作して参加者135を設定することで、開催者115が生成した電子ショッピングモールへの参加者135の入場を制限することができる。開催者115の指定する参加者135の電子ショッピングモールへの入場制限は、第2入場制限の一例である。開催者115は事前に入場希望者(ユーザ特定せず)にパスワードを伝えるが、実際の電子ショッピングモール内での行動を基に、特定ユーザの入場制限を行うことができる。その結果、電子ショッピングモール内の秩序が守られる。よって、管理者105による管理負担が減る。
【0059】
図25で設定された参加者135等の情報は、サーバ装置100によって
図8に示したテーブルに電子ショッピングモールへの入場制限情報800として記憶される。より具体的に説明すると、サーバ装置100は、
図25で情報を設定した開催者115のユーザIDを電子ショッピングモールへの入場制限情報800のモール入場制限実施ユーザID802に記憶する。また、サーバ装置100は、
図25に示される画面で電子ショッピングモールへの入場を制限されたユーザのユーザIDをモール入場制限実施ユーザID802と関連付けてモール入場制限ユーザID803に記憶する。
図8に示されるように、電子ショッピングモールへの入場制限情報800は、モール入場制限実施ユーザID802と、モール入場制限ユーザID803と、を関連付けている。したがって、サーバ装置100は、開催者115がある電子ショッピングモールへの入場を制限したユーザについて、その開催者115が別の電子ショッピングモールを生成した場合には、その電子ショッピングモールへの入場も制限するようにすることができる。
このようにすることによって、開催者115が電子ショッピングモールへの入場を制限するユーザを電子ショッピングモールごとに作成するという負担を軽減することができる。開催者115と出店者125による参加者135の入場制限の権限に差を設けている。このようにすることで、電子ショッピングモールを共同で運営している開催者115と出店者125の運営負担を軽減することができる。
【0060】
図26は、開催者115が設定した、電子ショッピングモールへの入場を制限した参加者135の一覧を示す図である。サーバ装置100の表示制御部908は、通信制御部902を介して第1クライアント装置110より電子ショッピングモールへの入場を制限した参加者135の一覧画面の表示要求を受信すると、
図26に示されるような画面を生成し、第1クライアント装置110の入出力部304に表示する。開催者115は、
図26に示される画面によって自身が入場を制限した参加者135の一覧を確認したり、入場の制限を解除したりすることができる。
<付記>
発明は、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記第1ユーザから、前記電子ショッピングモールの開催期間を受信し、前記出店要求は、前記電子ショッピングモールが生成された後、かつ、前記開催期間より前に受信可能に構成される、前記サーバ装置。
前記第2ユーザの操作に基づき前記第3ユーザのキャラクターの前記第2ユーザの店舗内への入店を制限する、前記サーバ装置。
前記第1ユーザの操作に基づき前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場を制限する、前記サーバ装置。
前記第1ユーザによる前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場の制限は、第1入場制限と、第2入場制限と、を含み、前記第1入場制限は、前記第1ユーザが設定するパスワードによる前記電子ショッピングモールへの入場制限であり、前記第2入場制限は、前記第1ユーザの指定する前記第3ユーザの前記電子ショッピングモールへの入場制限である、前記サーバ装置。
前記第1ユーザの操作に基づき、前記第2ユーザ及び前記第3ユーザの少なくとも一方の前記電子ショッピングモールへ参加するための参加費用に関する情報を設定し、前記サーバ装置の管理者の操作に基づき、前記第1ユーザの前記電子ショッピングモールの生成費用に関する情報を設定する、前記サーバ装置。
前記電子ショッピングモールに出店する前記第2ユーザの店舗の配置を自動にするか、前記第1ユーザの手動にするかを選択可能に構成される、前記サーバ装置。
前記電子ショッピングモール内の店舗の配置を示す第1マップと、前記電子ショッピングモール内を前記第3ユーザのキャラクターが歩き回る際に表示される第2マップと、において、前記店舗を異なる態様で表示させる、前記サーバ装置。
前記電子ショッピングモール内では、前記第2ユーザの操作に基づいて、前記第2ユーザのキャラクターを動作させ、前記第2ユーザのキャラクターが、前記第2ユーザが出店した店舗内にいる場合と、前記第2ユーザのキャラクターが、前記第2ユーザが出店した店舗内にいない場合とで、前記第2ユーザのキャラクターを異なる態様で表示させる、前記サーバ装置。
前記第2ユーザのキャラクターが前記第2ユーザの店舗にいなくても、前記第3ユーザのキャラクターを介して前記店舗で商品を購入可能に構成される、前記サーバ装置。
サーバ装置が実行する情報処理方法であって、第1ユーザの第1クライアント装置から、電子ショッピングモールの生成要求を受信するステップと、前記生成要求に基づいて、前記電子ショッピングモールを生成するステップと、第2ユーザの第2クライアント装置から、生成された前記電子ショッピングモールへの出店要求を受信するステップと、前記出店要求に基づいて、前記電子ショッピングモールに前記第2ユーザの店舗を配置するステップと、前記電子ショッピングモール内では、第3ユーザの第3クライアント装置からのユーザ操作に基づいて、第1キャラクターを動作させるステップと、前記第1キャラクターの動作に基づいて、前記第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付けるステップと、を含む情報処理方法。
プログラムであって、コンピュータに、第1ユーザの第1クライアント装置から、電子ショッピングモールの生成要求を受信する機能と、前記生成要求に基づいて、前記電子ショッピングモールを生成する機能と、第2ユーザの第2クライアント装置から、生成された前記電子ショッピングモールへの出店要求を受信する機能と、前記出店要求に基づいて、前記電子ショッピングモールに前記第2ユーザの店舗を配置する機能と、前記電子ショッピングモール内では、第3ユーザの第3クライアント装置からのユーザ操作に基づいて、第1キャラクターを動作させる機能と、前記第1キャラクターの動作に基づいて、前記第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付ける機能と、を実現させるためのプログラム。
もちろん、この限りではない。
【0061】
例えば、上述のプログラムを記憶させる、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体として提供してもよい。
【0062】
また、上述した実施形態及び変形例を任意に組み合わせて実施するようにしてもよい。
【0063】
また、上述した実施形態等では、サーバ装置100が画面を生成して第1クライアント装置110、第2クライアント装置120、第3クライアント装置130に送信する例を示した。しかし、サーバ装置100は、画面を生成するためのデータを第1クライアント装置110、第2クライアント装置120、第3クライアント装置130に送信し、そのデータを受け取った第1クライアント装置110、第2クライアント装置120、第3クライアント装置130がデータに基づき画面を生成するようにしてもよい。
【0064】
以上、上述したように、サーバ装置100は、第1ユーザから、電子ショッピングモールの生成要求を受信し、生成要求に基づいて、電子ショッピングモールを生成し、第2ユーザから、生成された電子ショッピングモールへの出店要求を受信し、出店要求に基づいて、電子ショッピングモールに第2ユーザの店舗を出店し、電子ショッピングモール内では、第3ユーザの操作に基づいて、第3ユーザのキャラクターを動作させ、第3ユーザのキャラクターの動作に基づいて、第2ユーザの店舗の商品の購入を受け付ける。
このように本実施形態によれば、電子ショッピングモールは、開催者115の生成要求に基づいて生成され、運営も開催者115によって行われる。開催者115自身が電子ショッピングモールを作ることができる。また、出店するテナントである出店者125は開催者115が募集を行う。そのため、サーバ装置100の管理者105が自ら電子ショッピングモールを運営する必要がなくなる。また、開催者115が生成する電子ショッピングモールは開催期間が定められているため、開催者115自身も恒常的に運営する必要がなく利便性が高い。
【0065】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【0066】
なお、キャラクターは人形である必要はなく、物体等のオブジェクトであればよい。
【符号の説明】
【0067】
100 :サーバ装置
105 :管理者
110 :第1クライアント装置
115 :開催者
120 :第2クライアント装置
125 :出店者
130 :第3クライアント装置
135 :参加者
150 :ネットワーク
201 :制御部
202 :記憶部
203 :入出力部
204 :通信部
301 :制御部
302 :記憶部
303 :撮像部
304 :入出力部
305 :通信部
400 :ユーザ登録情報
401 :通し番号
402 :ユーザID
403 :ユーザ名
404 :キャラクター画像
500 :電子ショッピングモール情報
501 :通し番号
502 :モールID
503 :モール名
505 :生成日
506 :開催期間
507 :募集期間
509 :店舗配置
510 :パスワード
511 :モール生成料金
512 :出店料金
513 :参加料金
600 :出店者情報
601 :通し番号
603 :第2ユーザID
604 :第1店舗画像
605 :第2店舗画像
606 :外部リンク
607 :位置情報
700 :入場制限情報
701 :通し番号
800 :入場制限情報
801 :通し番号
901 :全体制御部
902 :通信制御部
903 :生成部
904 :出店部
905 :配置部
906 :設定処理部
907 :ログイン処理部
908 :表示制御部
909 :購入処理部
1000 :情報処理システム
1001 :電子ショッピングモール新規作成画面
1010 :ボタン
2010 :名前
2110 :名前
400400 :ユーザ登録情報
500500 :電子ショッピングモール情報
ID504 :開催者
ID603 :出店者
ID702 :制限実施関係者
ID703 :制限関係者
ID802 :制限実施関係者
ID803 :制限関係者