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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-03
(45)【発行日】2024-06-11
(54)【発明の名称】自動運転車
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/0965 20060101AFI20240604BHJP
   B60W 50/00 20060101ALI20240604BHJP
【FI】
G08G1/0965
B60W50/00
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023100135
(22)【出願日】2023-06-19
【審査請求日】2023-08-14
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】709005245
【氏名又は名称】山内 和博
(72)【発明者】
【氏名】山内 和博
【審査官】宮本 礼子
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-149440(JP,A)
【文献】国際公開第2021/024454(WO,A1)
【文献】特開2012-221451(JP,A)
【文献】特開2019-079284(JP,A)
【文献】特開2017-151547(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/00-99/00
B60W 10/00-10/30
B60W 30/00-60/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動運転機能を有する自動運転車において、
周囲の音声を取得するマイク部と、
当該マイク部が取得した音声から緊急車両のサイレンを検出するサイレン検出部と、
当該サイレン検出部が取得したサイレンにより上記緊急車両が自車から所定の範囲内に存在することを検出するか又は上記緊急車両が自車へ向かっていることを検出するかのいずれか一方の検出を行う緊急車両検出部と、
自車が現在走行中の道路と繋がるT字路への進入口を塞いで停車している状態において、当該緊急車両検出部が上記緊急車両を検出した場合、自車を上記進入口から上記T字路に進入させる制御部と、
を有する自動運転車。
【請求項2】
請求項1記載の自動運転車において、
前記マイク部が取得した音声を認識する音声認識部を有し、
前記制御部は、自車が上記T字路内に進入した後、当該音声認識部が認識した上記緊急車両からの音声の指示により走行するように制御する自動運転車。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人的操作が不要な自動運転機能を備える自動運転車に係り、特に、走行中に緊急車両と遭遇した自動運転車の走行技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の自動運転技術の開発が加速し、その技術は、カーナビゲーション技術、通信技術、AI技術等と結合し、人的操作が殆ど不要な水準に達している。特許文献1には、運転者が自動運転車を適切に操作するのが不可能な場合、当該運転中の車両を迅速に退避させる技術が開示されている。また、特許文献2には、自動運転において、音声認識部が緊急車両のサイレンを検出することにより、交通法規に違反することなく、走行する技術が開示されている。
【0003】
詳細には、上記特許文献1に記載の技術は、運転者が適切な運転ができない状況において、車両の進行方向の道路を縦横に分割したマップ上に、進路変更リスク、原則停止リスク等の各リスク事項を地図情報及び画像センターからの情報を基に数値化してマッピングし、そのマップに従って車両を自動運転により退避させるものである。また、上記特許文献2に記載の技術は、強制的な自動運転モードを解除するか否かの判断要素に緊急車両の接近を採用するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-228090号公報
【文献】特開2015-118438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、これらの技術は、自動運転において、直線状の車道及び交差点にて、緊急車両を優先的に走行させて、自車の安全も確保するものではない。
本発明の目的は、自動運転車が走行中又は停止中に、直線道路又は交差点において、緊急車両が接近してきた場合、その緊急車両を優先的にかつ安全、確実に走行させることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の本発明においては、自動運転機能を有する自動運転車において、周囲の音声を取得するマイク部と、当該マイク部が取得した音声から緊急車両のサイレンを検出するサイレン検出部と、当該サイレン検出部が取得したサイレンにより上記緊急車両が自車から所定の範囲内に存在することを検出するか又は上記緊急車両が自車へ向かっていることを検出するかのいずれか一方の検出を行う緊急車両検出部と、自車が現在走行中の道路と繋がるT字路への進入口を塞いで停車している状態において、当該緊急車両検出部が上記緊急車両を検出した場合、自車を上記進入口から上記T字路に進入させる制御部と、
を有する。
【0007】
この構成により、自車が現在走行中の道路と繋がるT字路の進入口を塞いだ状態で停止している状態にて、緊急車両の接近を検出した場合、自車を上記進入口から上記T字路に進入させることにより、上記T字路に進入予定の緊急車両の走行を妨害せずに安全に進入させることができる。
【0008】
また、本発明の請求項2においては、上記マイク部が取得した音声を認識する音声認識部を有し、上記制御部は、自車が現在走行中の道路と繋がるT字路内に進入した後、当該音声認識部が認識した上記緊急車両からの音声の指示により走行するように制御する。
【0009】
この構成により、上記マイク部が取得した音声を認識する音声認識部を有し、上記制御部は、自車が現在走行中の道路と繋がるT字路内に進入した後、当該音声認識部が認識した上記緊急車両からの音声の指示により走行するように制御する。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、自動運転車の走行中又は停止中に、緊急車両の接近を検出し、自車が走行する道路に繋がるT字路の進入口を塞がないために、緊急車両の進入を妨害することなく、緊急車両及び自車の安全な走行を確保する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の自動運転車の実施の形態における機能構成ブロック図である。
図2】本発明の自動運転車の実施の形態におけるフローチャートである。
図3】本発明の自動運転車の実施の形態におけるフローチャートである。
図4】本発明の自動運転車の実施の形態におけるフローチャートである。
図5】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
図6】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
図7】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
図8】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
図9】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
図10】本発明の自動運転車の実施の形態における走行説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の自動運転車の実施の形態について図面に沿って詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1を参照して、本発明の実施の形態における機能回路構成等について詳細に説明する。
本実施の形態の自動運転車Aは、手動運転機能、自動運転機能、カーナビゲーション機能等を備える。よって、本自動運転車の自動運転機能については、CPU等からなる制御部20がアクセル部1A、ブレーキ部4A、ハンドル部(ステアリング部)3A、方向指示部19等の操作を自動的に制御する。また、本自動運転車は、カーナビ機能部5により走行ルートが設定され、そのルートに沿って、後述するカメラ部10、12、14、及びレーダー部11、13、15によって自動走行することができる。尚、前方カメラ部10は、自車の直前を含む前方を撮像し、後方カメラ部12は、自車の直後を含む後方を撮像し、側方カメラ部14は、自車の側方を撮像する。また、レーダー部11、13、15は、自車と車外の物体の有無及びその距離を計測し、前方レーダー部11は、自車の前方を網羅し、後方レーダー部13は、自車の後方を網羅し、側方レーダー部15は、自車の側方を網羅する。
【0017】
ユーザである運転者がアクセル部1Aを操作すると、アクセル制御部1Bは、その操作に従って、エンジン部2を制御してエンジン部2の回転数を上下させる。運転者がブレーキ部4Aを操作すると、ブレーキ制御部4Bはその操作に従って、ブレーキ(制動)を作動させる。更に、運転者がステアリング部3Aを操作すると、ステアリング制御部3Bはその操作に従って、自車の操舵を行う。また、自動運転モードでは、手動運転モードとは異なり、上述の運転動作がカーナビゲーション機能で設定された経路に沿って自動的に実行される。
カーナビ機能部5は、自車位置検知部5Aを内蔵し、自車位置をGPS(Global Positioning System)により検知し、記憶部18に格納する地図情報、道路情報、交通規制情報、施設情報等を基にユーザによって設定された出発地から目的地までの走行ルートを設定し、表示部6に表示し、スピーカ部20によりアナウンスして、経路誘導する。
【0018】
次に、マイク部7は、自車の周囲の音声を取得し、サイレン検出部8は、マイク部が取得した音声のうち緊急車両のサイレンを検出し、緊急車両検出部9は、その検出されたサイレンが自車に向かって走行しているか又は自車から遠ざかる方向に走行しているか、更に、その緊急車両が自車からの所定の範囲内に存在しているか否かを検出する。具体的には、本自動運転車のサイレン検出部8は、記憶部18に格納された緊急車両である警察パトロールカー、救急自動車、消防自動車等の「ウーッ、ウーッ」、「ピーポー、ピーポー」等の音声とサイレン検知部が検知したサイレンとを比較して緊急車両のサイレンを検出する。
【0019】
受信部17は、主にカーナビゲーション機能において、最新の道路情報を入手して、最適な経路探索に利用するものであるが、緊急車両又は交差点付近に設置された通信施設からの道路情報等の通信情報を入手することができ、近接の緊急車両の目的地等の情報が入手できれば、その情報を反映して、新たな経路を探索することもできる。
尚、送信部16は、自車位置等を近隣の他の車両、通信施設、緊急自動車等に送信することができる。また、道路位置検出部21は、カメラ部が撮像した映像又は上記地図情報に基づいて、自車付近の道路の幅及び道路の両端の位置を検出できる。
また、カーナビ機能部5は、音声認識部5Aを内蔵し、音声認識機能を有する。音声認識部5Aは、マイク部7より入手した音声を認識し、文章として判別する。
更に、制御部22は、上述の各機能部を制御する。
【0020】
次に、上述のように構成された自動運転車の走行事例について、フローチャートに沿って、その動作を詳細に説明する。
【0021】
(実施例1)
図2及び図5を参照して、ユーザである運転者は、自車A1のカーナビゲーション機能によって目的地を設定することにより、走行経路が決定される。その後、運転者は、自動運転を設定して、自動運転走行を開始する(ステップ11)。
ステップ2では、自車A1は、走行中にサイレン検知部8によってサイレンSを検知し(ステップ2)、緊急車両検知部9によりそのサイレンSがその大きさから自車からの所定の範囲(所定の距離)に到達したことを検知する(ステップ3)。この際に、緊急車両検出部9の検知は、サイレンSの音の大きさの変化又は周波数の変化により緊急自動車Uが自車方向に向かっていることを検知するものであってもよい。
【0022】
ステップ4にて、走行中の自車Uは、直前の他の車両Bとの距離を前方レーダー部11によって検出して上記直前の他の車両Uの後方を一時停車の場所と設定する。
次に、ステップ5にて、自車A1が走行する道路(車線)と繋がる、即ち、連結する道路Rの進入口の両端の位置Hを検出する。この検出は、前方カメラ部10が撮像した映像に基づく位置情報又は受信部17が取得したその道路の位置情報を基に検出される。
ステップ6では、その繋がる道路Rの進入口Hを自車直前の他の車両Bが塞いでいるか否かをカメラ部によって検出する。尚、この塞がれた状態は、全部及び一部を含む。更に、上記車両Bは、停止中であっても、移動中であってもよい。
【0023】
ステップ6にて、塞がれていないと判断された場合、ステップ7に移行して、制御部22は、自車を上記繋がる道路Rの進入口の2つの端部Hの手前側の端部の位置を超えない位置Lに停車させる。
また一方、ステップ6にて、自車直前の他の車両が道路Rの進入口を一部でも塞いでいると判断された場合、道路Rの道幅を前方カメラ部10の映像に基づいた情報、又は、受信部17によって取得した道路幅情報を利用して検出する(ステップ8)。
次に、図2及び図6を参照して、ステップ9にて、自車のカーナビゲーション機能及び前方レーダー部11によって、自車と自車の直前の他の車両Bとの距離D2を上記道路Rの道幅D1より長く設定する。例えば、距離D2を距離D1の1.5倍とする。
次に、ステップ10にて、自車は、上記設定された直前の他の車両との距離に基づいて、その距離だけ車両Bから離隔するように自車を停止させる。尚、停止後の自車は、2Aで図示されている。
【0024】
(実施例2)
実施例2の本発明の自動運転車の構成は、実施例1と同一のものである。
よって、実施例2の自動運転車の動作について、図1図3から図4のフローチャート、及び図7から図10に沿って、以下に詳細に説明する。
ユーザである運転者は、実施例1と同様に、走行経路を設定して自動運転による走行を開始する(ステップ11)。次に、自車A1は、自車直前の他の車両Bが停止したために、一時停止する(ステップ12)。
【0025】
図7を参照して、ステップ13にて、自車A1の制御部22は、その停止した状態において、サイレン検出部8がサイレンSを検出したか否か判断する。尚、サイレン検出部8は、常時作動しているが、便宜上、停止状態において検出動作を開始したものとする。
サイレン検出部8がサイレンSを検出すると、ステップ14にて、緊急車両検出部9がその緊急車両Uが自車A1の所定の範囲にあるか否か(範囲内に到達したか否か)を検出する。尚、実施例1と同様に、その緊急車両Uが自車A1に向かっていることを検出することでもよい。
【0026】
ここで、到達したと判断された場合(ステップ14:YES)、自車は、自車が走行する道路(車線)に繋がる道路Rを塞いでいるか否かを検出する。この検出は、前方カメラ部10の映像による情報に基づいて道路位置検出部21が実行する(ステップ15)。
ステップ15にて、塞いでいなければ(NO)、ステップ16に移行して、自車は現在の位置に一時停車を維持する(ステップ16)。
また一方、ステップ15にて、塞いでいれば(YES)、ステップ17に移行して、自車直前の他の車両Bが上記道路Rを塞いでいるか否かを検出する。この検出は、同様に、前方カメラ部10の映像情報に基づいて道路位置検出部21が検出する。
【0027】
ステップ17にて、塞いでいれば(YES)、自車を後退させて、道路Rの進入口より後方に自車を位置させる(ステップ22)。この際に、自車の後方カメラ部14及び後方レーダー部15の検知結果によって自車(A2)を後退させ、直後の車両と所定の距離をとって停車させる(ステップ23)。ここで、A2は、移動後の自車を示す。
また一方、ステップ17にて、塞いでいなければ(NO)、ステップ19に移行して、自車を前進させて上記進入口を空けられるか否かを検知する(図8参照)。この検知は、自車の前方カメラ部10及び前方レーダー部11を利用して実行する。
ステップ19にて、前進して空けられれば(YES)、自車は、前進し(ステップ20)、自車の直前の他の車両と所定の距離をとって一時停止する(ステップ21)。ここで、A2は、停止後の自車を示す。
【0028】
更に、ステップ18にて、自車を後退させて進入口を開けることができない(NO)と判断された場合、及び、ステップ19にて、自車を前進させて進入口を開けることができない(NO)と判断された場合、図4を参照して、ステップ24に移行する。
ステップ24では、側方カメラ部14及び側方レーダー部15によって、自車が走行する車線に隣接する車線において自車A1の側方に他の車両が存在するか否かを検出する。同時に、前方カメラ部10及び前方レーダー部11によって、隣接する車線に車線変更した場合に、他の車両と衝突しないか否かを前方カメラ部10及び前方レーダー部11によって検出する。
【0029】
ステップ24にて、隣接する車線にて、自車の側方に他の車両が居ない、かつ、自車の前方に他の車両がいなければ(NO)、ステップ25に移行する。
ステップ25では、自車が隣接する車線に車線変更した場合に、自車によって緊急車両Uの上記道路Rの進入口への進入を塞ぐことにならないかを前方カメラ部10及び前方レーダー部11、側方カメラ部14及び側方レーダー部15によって検知する。
ステップ25にて、上記進入口への通路を塞がないと判断された場合には、ステップ26に移行して、自車は車線変更を行い、自車の直前の他の車両Bと所定の距離をとって停止する。
【0030】
また一方、ステップ25において、上記通路を塞ぐと判断された場合には、現行の車線にて停止状態を維持する(ステップ27)。この状態では、他の車両の移動によって、自車の周囲の状況が変更されるのを待つことになり、その周囲の他車の移動により、自車の各判断(検出)結果が変更となるために、緊急車両Uを道路Rに進入させることができる。
【0031】
また、一方、この場合、緊急車両Uが道路Rに進入予定であって自車が道路Rの進入口から進入できる状態においては、緊急車両Uからの音声アナウンスにより、進入の指示あれば、自車は、緊急車両Uより先に道路Rに進入し、緊急車両の先を走行することで、緊急車両の走行を邪魔することがなくなる。
この際には、緊急車両Uからの音声アナウンスの指示、例えば、「青のセダンは、横の道に入って下さい。」という音声指示を自車のマイク部7が入手し、音声認識部5Bによって音声認識された後、カメラ部、レーダー部等からの情報を得ながら指示の通りに走行することになる。
【0032】
ここで、記憶部18には、自車を表現する文字パターンが数種類格納されており、音声認識部では、そのパターンと入手された音声の認識後の文字列とが比較されて、自車がその移動の対象となっていることを判別できる。また、自車Aは、道路Rに進入後、緊急車両のサイレンSが所定の範囲から逸脱した後に、以前の走行経路に沿って走行を開始する。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、自動運転機能に係り、運転者の操作を必要とせず、自動車を自動的に走行させる際に、緊急車両の走行を妨害することがない走行技術を提供するためのものであるために、産業上、その利用可能性は高い。
【符号の説明】
【0034】
5 自車位置検知部
8 サイレン検出部
9 緊急車両検出部
10 前方カメラ部
11 前方レーダー部
14 側方カメラ部
15 側方レーダー部
21 道路位置検出部

【要約】      (修正有)
【課題】自動運転車が走行中又は停止中に直線道路又は交差点において、緊急車両が接近してきた場合、その緊急車両を確実にかつ安全に走行させる。
【解決手段】周囲の音声を取得するマイク部と、当該マイク部が取得した音声から緊急車両のサイレンを検出するサイレン検出部と、当該サイレン検出部が取得したサイレンの大きさにより上記緊急車両が自車から所定の範囲内に存在することを検出する緊急車両検出部と、当該緊急車両検出部が上記緊急車両を検出した場合、現在自車が走行している道路に繋がる道路への進入口を塞がないように自車を停止させる制御部と、を有する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10