(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-03
(45)【発行日】2024-06-11
(54)【発明の名称】電子証明書の割り当て方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0207 20230101AFI20240604BHJP
【FI】
G06Q30/0207
(21)【出願番号】P 2022569096
(86)(22)【出願日】2021-04-19
(86)【国際出願番号】 CN2021088034
(87)【国際公開番号】W WO2022048161
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2022-11-11
(31)【優先権主張番号】202010905922.2
(32)【優先日】2020-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522441596
【氏名又は名称】北京沃▲東▼天▲駿▼信息技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING WODONG TIANJUN INFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room A402, 4/F, No.2 Building, No.18 Kechuang 11th Street Economic and Technological Development Zone Beijing 100176, China
(73)【特許権者】
【識別番号】517241916
【氏名又は名称】北京京東世紀貿易有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG CENTURY TRADING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 201, 2/F, Block C, No.18, Kechuang 11th Street, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100167689
【氏名又は名称】松本 征二
(72)【発明者】
【氏名】▲陽▼冰成
(72)【発明者】
【氏名】杜▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】彭▲ファ▼
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-063547(JP,A)
【文献】特開2002-175461(JP,A)
【文献】特開2017-016435(JP,A)
【文献】特開2006-309502(JP,A)
【文献】特開2009-075839(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0106600(US,A1)
【文献】特開2008-097140(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子証明書の割り当て方法であって、前記方法は端末装置に適用され、前記方法は、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するステップであって、前記共有情報は前記第1のユーザの注文情報にマッチングする情報であるステップと、
前記リンク情報に対する前記第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するステップと、
前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を、前記第1のユーザのアカウントに割り当てるステップと、を含
み、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示する前記ステップの前に、さらに、
注文情報に対する第1のユーザの問い合わせトリガ操作に応答して、前記注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、前記共有情報を表示するステップを含み、
前記注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、前記共有情報を表示するステップの前に、さらに、
各第2のユーザのデータ情報を取得するステップであって、前記データ情報は前記注文情報を含み、かつ前記データ情報に行動データ及び/又は画像データをさらに含むステップと、
各第2のユーザのデータ情報から、前記第1のユーザのデータ情報を選別するステップと、
マッチングモデルを用いて前記第1のユーザのデータ情報と予め設定された複数の共有情報との間のマッチング処理を行い、前記注文情報にマッチングする共有情報を得るステップと、を含む、
ことを特徴とする電子証明書の割り当て方法。
【請求項2】
各第2のユーザのデータ情報を取得する前記ステップは、
前記端末装置から各第2のユーザのデータ情報をキャプチャするステップ、あるいは、サーバに第1の取得命令を送信し、かつ前記サーバから返信された各第2のユーザのデータ情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及び個人識別番号(PIN)コードで構成される問い合わせ情報が含まれ、
あるいは、前記問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPINコードで構成される暗号化後の問い合わせ情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項
1又は2に記載の方法。
【請求項4】
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するステップは、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、ローカルから前記リンク情報を取得して表示するステップ、
あるいは、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、サーバに第2の取得命令を送信し、かつ前記サーバから返信された前記リンク情報を受信するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1~
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するステップは、
前記第1のユーザのデータ情報を取得するステップであって、前記第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれるステップと、
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定するステップは、
前記第1のユーザのユーザ情報に基づいて、前記第1のユーザのための電子証明書をランダムに生成するステップ、
あるいは、前記第1のユーザの注文情報、行動データ、画像データ、共有回数のうちの少なくとも1つ以上、及び複数の電子証明書の種別情報に基づいて、前記第1のユーザにマッチングする種別情報を決定し、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を得るステップを含む、
ことを特徴とする請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定するステップは、
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在しないと決定した場合、予め設定された電子証明書を、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書として決定するステップと、
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在すると決定した場合、ランダムに生成された電子証明書が、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定するステップと、を含み、
前記方法は、さらに、
前記第1のユーザに電子証明書が割り当てられていないと決定した場合、予め設定された電子証明書が、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項
5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のユーザのデータ情報にはユーザ受領識別子がさらに含まれ、前記方法は、さらに、
前記ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在すると決定した場合、第1の提示情報を生成して表示するステップであって、前記受領情報テーブルには電子証明書が既に割り当てられたユーザ受領識別子が含まれ、前記第1の提示情報は電子証明書が既に割り当てられたことをユーザに提示するために用いられるステップを含む、
ことを特徴とする請求項
5~
7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
第3のユーザによって入力された確立命令を取得するステップであって、前記確立命令には電子証明書情報が含まれ、前記電子証明書情報は、店舗住所情報、店舗識別子、電子証明書の個数のうちの1つ以上を含むステップと、
前記電子証明書情報に基づいて、前記電子証明書を確立するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~
8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
電子証明書使用情報を取得するステップであって、前記電子証明書使用情報には、注文数、注文情報の共有のトリガ数、電子証明書の受領数、電子証明書の使用数、注文情報のうちの1つ以上が含まれるステップと、
前記電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~
9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
電子証明書の割り当て装置であって、前記装置は端末装置に適用され、前記装置は、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するための第1の表示ユニットであって、前記共有情報は前記第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である第1の表示ユニットと、
前記リンク情報に対する前記第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するための第1の決定ユニットと、
前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を、前記第1のユーザのアカウントに割り当てるための割り当てユニットと、を含
み、
前記装置は、さらに、
前記第1の表示ユニットが共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示する前に、注文情報に対する第1のユーザの問い合わせトリガ操作に応答して、前記注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、前記共有情報を表示するための第2の表示ユニットを含み、
前記装置は、さらに、
前記第2の表示ユニットが前記注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、前記共有情報を表示する前に、各第2のユーザのデータ情報を取得するための第1の取得ユニットであって、前記データ情報は前記注文情報を含み、かつ前記データ情報に行動データ及び/又は画像データをさらに含む、第1の取得ユニットと、
各第2のユーザのデータ情報から、前記第1のユーザのデータ情報を選別するための選別ユニットと、
マッチングモデルを用いて前記第1のユーザのデータ情報と予め設定された複数の共有情報との間のマッチング処理を行い、前記注文情報にマッチングする共有情報を得るための第2の決定ユニットと、を含む、
ことを特徴とする電子証明書の割り当て装置。
【請求項12】
前記第1の取得ユニットは、具体的には、
前記端末装置から各第2のユーザのデータ情報をキャプチャすること、あるいは、サーバに第1の取得命令を送信し、かつ前記サーバから返信された各第2のユーザのデータ情報を受信することに用いられる、
ことを特徴とする請求項
11に記載の装置。
【請求項13】
前記問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及び個人識別番号(PIN)コードで構成される問い合わせ情報が含まれ、
あるいは、前記問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPINコードで構成される暗号化後の問い合わせ情報が含まれる、
ことを特徴とする請求項
11又は12に記載の装置。
【請求項14】
前記第1の表示ユニットは、具体的には、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、ローカルから前記リンク情報を取得して表示すること、
あるいは、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、サーバに第2の取得命令を送信し、かつ前記サーバから返信された前記リンク情報を受信することに用いられる、
ことを特徴とする請求項
11~
13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記第1の決定ユニットは、
前記第1のユーザのデータ情報を取得するための取得モジュールであって、前記第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる取得モジュールと、
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定するための決定モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項
11~
14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記決定モジュールは、具体的には、
前記第1のユーザのユーザ情報に基づいて、前記第1のユーザのための電子証明書をランダムに生成すること、
あるいは、前記第1のユーザの注文情報、行動データ、画像データ、共有回数のうちの少なくとも1つ以上、及び複数の電子証明書の種別情報に基づいて、前記第1のユーザにマッチングする種別情報を決定し、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を得ることに用いられる、
ことを特徴とする請求項
15に記載の装置。
【請求項17】
前記決定モジュールは、具体的には、
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在しないと決定した場合、予め設定された電子証明書を、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書として決定すること、及び
前記第1のユーザのデータ情報に基づいて、前記第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在すると決定した場合、ランダムに生成された電子証明書が、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定することに用いられ、
前記決定モジュールは、さらに、
前記第1のユーザに電子証明書が割り当てられていないと決定した場合、予め設定された電子証明書が、前記第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定することに用いられる、
ことを特徴とする請求項
15に記載の装置。
【請求項18】
前記第1のユーザのデータ情報にはユーザ受領識別子がさらに含まれ、前記装置は、さらに、
前記ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在すると決定した場合、第1の提示情報を生成して表示するための提示ユニットであって、前記受領情報テーブルには電子証明書が既に割り当てられたユーザ受領識別子が含まれ、前記第1の提示情報は電子証明書が既に割り当てられたことをユーザに提示するために用いられる提示ユニットを含む、
ことを特徴とする請求項
15~
17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記装置は、さらに、
第3のユーザによって入力された確立命令を取得するための受信ユニットであって、前記確立命令には電子証明書情報が含まれ、前記電子証明書情報は、店舗住所情報、店舗識別子、電子証明書の個数のうちの1つ以上を含む受信ユニットと、
前記電子証明書情報に基づいて、前記電子証明書を確立するための確立ユニットと、を含む、
ことを特徴とする請求項
11~
18のいずれか一項に記載の装置。
【請求項20】
前記装置は、さらに、
電子証明書使用情報を取得するための第2の取得ユニットであって、前記電子証明書使用情報には、注文数、注文情報の共有のトリガ数、電子証明書の受領数、電子証明書の使用数、注文情報のうちの1つ以上が含まれる第2の取得ユニットと、
前記電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整するための調整ユニットと、を含む、
ことを特徴とする請求項
11~
19のいずれか一項に記載の装置。
【請求項21】
端末装置であって、メモリと、プロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのものであり、
前記プロセッサは、前記実行可能な命令に基づいて請求項1~
10のいずれか一項に記載の方法を実行するために用いられる、
ことを特徴とする端末装置。
【請求項22】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ実行命令が記憶されており、前記コンピュータ実行命令がプロセッサによって実行されるとき請求項1~
10のいずれか一項に記載の方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項23】
コンピュータプログラムであって、プログラムコードを含み、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが実行されることにより請求項1~
10のいずれか一項に記載の方法が実現される、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、電子技術分野に関し、特に、電子証明書の割り当て方法、装置、機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルインターネットの発展に伴い、ユーザのオンライン学習、エンターテイメント、消費のニーズをより満たすために、様々な仮想オブジェクト割り当て方式が現れている。仮想オブジェクトは、例えば、デジタル通貨、電子お年玉である。仮想オブジェクトを電子証明書と呼ぶことができる。
【0003】
電子証明書を割り当てる際には、指向型の電子証明書を、ユーザのアカウントにチャージすることが一般的である。
【0004】
したがって、本願を実現する過程において、発明者は、従来技術において少なくとも次のような問題点があることを発見した。各ユーザに割り当てられた電子証明書がユーザのニーズに合致せず、かつ電子証明書の割り当てのインタラクティブ性が低下し、電子証明書の使用率及び変換率が低くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例は、各ユーザに割り当てられた電子証明書がユーザのニーズに合致せず、電子証明書の割り当てのインタラクティブ性が低下し、電子証明書の使用率及び変換率が低くなるという問題を解決するための電子証明書の割り当て方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、本願の実施例は、電子証明書の割り当て方法を提供し、前記方法は端末装置に適用され、前記方法は、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するステップであって、前記共有情報は前記第1のユーザの注文情報にマッチングする情報であるステップと、
前記リンク情報に対する前記第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するステップと、
前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を、前記第1のユーザのアカウントに割り当てるステップと、を含む。
【0007】
上記出願における一実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザと端末装置との間でマンマシンインタラクションを行って注文を完了した後、端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を生成することができ、端末装置はユーザのトリガ命令に基づいて共有情報を表示し、さらにユーザが共有情報を共有し、そして、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を示すリンク情報を表示し、端末装置がリンク情報に対するユーザのオープン命令を受信した後、端末装置はユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに記憶する。得られた共有情報と注文情報とがマッチングするため、さらにユーザに提供される情報はユーザの現在の実際のニーズに合致し、ユーザの現在のニーズに合致する共有情報をユーザに推奨する。また、ユーザに提供される電子証明書とユーザとがマッチングし、それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。ユーザのニーズに合致する電子証明書がユーザに割り当てられるので、電子証明書の使用率及び変換率を促進すると同時に、ユーザに電子証明書を割り当てる前に、ユーザが注文を完了し、かつ端末装置が注文情報にマッチングする共有情報をユーザに提供した後であるので、ユーザと端末装置との間でインタラクションを行って共有情報の共有を完了し、そして、端末装置がユーザに電子証明書を割り当てる。さらに電子証明書に対するユーザの関心を高め、電子証明書を受領する過程におけるインタラクティブ性を向上させる。
【0008】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザのために生成された共有情報がユーザの現在のニーズに合致するように、ユーザの行動データ及び/又は画像データに基づいて、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を決定することができる。そして、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定し、ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる。それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。
【0009】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在するか否か、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否かなどのプロセスに基づいて、第1のユーザを解析し、さらに第1のユーザに真に適する電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。
【0010】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。電子証明書情報に基づいて、電子証明書を確立することができ、さらに第1のユーザにマッチングする電子証明書を後続で決定することを容易にする。また、電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整することができ、第1のユーザに後続で割り当てられた電子証明書がユーザによりマッチングするようになる。
【0011】
第2の態様では、本願の実施例は、電子証明書の割り当て装置を提供し、前記装置は端末装置に適用され、前記装置は、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するための第1の表示ユニットであって、前記共有情報は前記第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である第1の表示ユニットと、
前記リンク情報に対する前記第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するための第1の決定ユニットと、
前記第1のユーザにマッチングする電子証明書を、前記第1のユーザのアカウントに割り当てるための割り当てユニットと、を含む。
【0012】
上記出願における一実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザと端末装置との間でマンマシンインタラクションを行って注文を完了した後、端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を生成することができ、端末装置はユーザのトリガ命令に基づいて共有情報を表示し、さらにユーザが共有情報を共有し、そして、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を示すリンク情報を表示し、端末装置がリンク情報に対するユーザのオープン命令を受信した後、端末装置はユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに記憶する。得られた共有情報と注文情報とがマッチングするため、さらにユーザに提供される情報はユーザの現在の実際のニーズに合致し、ユーザの現在のニーズに合致する共有情報をユーザに推奨する。また、ユーザに提供される電子証明書とユーザとがマッチングし、それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。ユーザのニーズに合致する電子証明書がユーザに割り当てられるので、電子証明書の使用率及び変換率を促進すると同時に、ユーザに電子証明書を割り当てる前に、ユーザが注文を完了し、かつ端末装置が注文情報にマッチングする共有情報をユーザに提供した後であるので、ユーザと端末装置との間でインタラクションを行って共有情報の共有を完了し、そして、端末装置がユーザに電子証明書を割り当てる。さらに電子証明書に対するユーザの関心を高め、電子証明書を受領する過程におけるインタラクティブ性を向上させる。
【0013】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザのために生成された共有情報がユーザの現在のニーズに合致するように、ユーザの行動データ及び/又は画像データに基づいて、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を決定することができる。そして、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定し、ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる。それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。
【0014】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在するか否か、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否かなどのプロセスに基づいて、第1のユーザを解析し、さらに第1のユーザに真に適する電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。
【0015】
あるいは、上記出願における別の実施例は、以下の利点又は有益な効果を有する。電子証明書情報に基づいて、電子証明書を確立することができ、さらに第1のユーザにマッチングする電子証明書を後続で決定することを容易にする。また、電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整することができ、第1のユーザに後続で割り当てられた電子証明書がユーザによりマッチングするようになる。
【0016】
第3の態様では、本願の実施例は、端末装置を提供し、メモリと、プロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのものであり、
前記プロセッサは、前記実行可能な命令に基づいて第1の態様により提供される方法を実行するために用いられる。
【0017】
第4の態様では、本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータ実行命令が記憶されており、前記コンピュータ実行命令はプロセッサによって実行されるとき第1の態様により提供される方法を実現するために用いられる。
【0018】
第5の態様では、本願の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、プログラムコードを含み、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードは第1の態様及び第1の態様のいずれかの実施形態により提供される方法を実行する。
【発明の効果】
【0019】
本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て方法、装置、機器及び記憶媒体は、得られた共有情報と注文情報とがマッチングするため、さらにユーザに提供される情報はユーザの現在の実際のニーズに合致し、ユーザの現在のニーズに合致する共有情報をユーザに推奨する。また、ユーザに提供される電子証明書とユーザとがマッチングし、それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。ユーザのニーズに合致する電子証明書がユーザに割り当てられるので、電子証明書の使用率及び変換率を促進すると同時に、ユーザに電子証明書を割り当てる前に、ユーザが注文を完了し、かつ端末装置が注文情報にマッチングする共有情報をユーザに提供した後であるので、ユーザと端末装置との間でインタラクションを行って共有情報の共有を完了し、そして、端末装置がユーザに電子証明書を割り当てる。さらに電子証明書に対するユーザの関心を高め、電子証明書を受領する過程におけるインタラクティブ性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
ここに記載された図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本願に合致する実施例を示し、明細書と共に本願の原理を解釈するために用いられる。本願に明記された実施例は、上記図面を介して示されており、以下でより詳細に説明する。これらの図面及び文字による説明は、いかなる方法によって本願の概念の範囲を限定するものではなく、特定の実施例を参照して当業者のために本願の概念を説明するものである。
【
図1】本願の実施例により提供される適用シナリオの概略図である。
【
図2】本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図3】本願の実施例により提供される別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図4】本願の実施例により提供される操作概略図である。
【
図5】本願の実施例により提供されるさらに別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図6】本願の実施例により提供されるさらに別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートである。
【
図7】本願の実施例により提供される電子証明書の確立プロセスのインタフェース概略図である。
【
図8】本願の実施例により提供される電子証明書の問い合わせプロセスのインタフェース概略図である。
【
図9】本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て装置の構造概略図である。
【
図10】本願の実施例により提供される別の電子証明書の割り当て装置の構造概略図である。
【
図11】本願の実施例により提供される端末装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本明細書では、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明は、図面に関する場合、別段の記載がない限り、異なる図面中の同じ数字は、同一又は類似の要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本願と一致するすべての実施形態を表すわけではない。むしろ、これらは、特許請求の範囲に詳述された、本願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0022】
モバイルインターネットの発展に伴い、ユーザのオンライン学習、エンターテイメント、消費のニーズをより満たすために、様々な仮想オブジェクト割り当て方式が現れている。仮想オブジェクトは、例えば、デジタル通貨、電子お年玉である。仮想オブジェクトを電子証明書と呼ぶことができる。電子証明書を割り当てることができる。
【0023】
従来技術では、電子証明書を割り当てる際には、ユーザを選定した後、指向型の電子証明書を、ユーザのアカウントにチャージすることが一般的である。
【0024】
しかし、上記方式では、指向型の電子証明書をユーザのアカウントに直接入れると、当該指向型の電子証明書は受動的に受領されるため、ユーザが必ずしも必要とするものではない。その結果、ユーザの知覚性が低下し、電子証明書を受領するためのインタラクティブ性が不足し、電子証明書の使用率及び変換率が低くなる。
【0025】
したがって、発明者は上記創造的発見に基づいて、本願の技術的解決手段を提出した。以下、本願の技術的解決手段及び本願の技術的解決手段が上記技術的課題をどのように解決するかについて、具体的な実施例で詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに組み合わされてもよく、いくつかの実施例では、同じ又は同様の概念又はプロセスについては、再度説明しないことがある。以下、添付の図面を参照して、本願の実施例について説明する。
【0026】
以下では、本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て方法の適用シナリオについて紹介する。
図1は、本願の実施例により提供される適用シナリオの概略図であり、
図1に示すように、電子証明書を受領する必要があるとき、端末装置のアプリケーションクライアントは操作インタフェースに電子証明書を表示する。ユーザは操作インタフェースの「受領」ボタンをトリガし、さらに端末装置は受領トリガ命令を受信し、端末装置は受領トリガ命令に基づいて電子証明書をユーザに割り当てられたアカウントに記憶する。しかし、本願では、端末装置は他の割り当て処理プロセスを実行し、そしてユーザに割り当てられたアカウントに電子証明書を記憶する。
【0027】
理解できるように、本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て方法の適用シナリオは他の適用シナリオであってもよく、本願の実施例では適用シナリオは限定されない。後述する実施例の紹介で他の適用シナリオの例示的な説明を行う。
【0028】
図2は、本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートであり、
図2に示すように、当該方法は、101~103を含む。
【0029】
101において、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示し、ここで、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である。
【0030】
例示的には、本実施例の実行主体は、端末装置、又は電子機器、又は電子証明書の割り当て装置、又は電子証明書の割り当て機器、本実施例を実行できる他の装置又は機器であってもよいが、これらに限定されない。本実施例は端末装置として実行主体を例に紹介する。
【0031】
第1のユーザが端末装置を用いて注文を完了した後に、端末装置は注文情報を取得することができ、そして端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を示す共有ボタンを生成して表示することができる。
【0032】
一例では、第1のユーザは注文を完了するために端末装置とマンマシンインタラクションを行い、さらに端末装置は注文情報を取得することができる。端末装置は注文情報をローカルに記憶することができ、あるいは、端末装置はサーバとインタラクションし、注文情報をサーバに記憶することができる。そして、端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を生成することができる。一定時間後、第1のユーザが共有情報を共有する必要がある場合、第1のユーザは共有情報を表示するように端末装置をトリガする。例えば、第1のユーザは端末装置の画面をトリガし、端末装置は共有情報を表示する。あるいは第1のユーザはジェスチャ情報を端末装置に送信し、端末装置はジェスチャ情報に基づいて、共有情報を表示する。
【0033】
別の例では、第1のユーザは注文を完了するために端末装置とマンマシンインタラクションを行い、さらに端末装置は注文情報を取得することができる。端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を生成することができる。そして、端末装置は共有情報を直接表示する。このとき、第1のユーザは端末装置とインタラクションを行い、端末装置は第1のユーザのインタラクション命令に基づいて共有情報を表示する。
【0034】
ここで、共有情報には、文字情報、写真情報、ビデオ情報、音声情報、リンクコンテンツなどが含まれるが、これらに限定されない。共有情報は、店舗の推奨コンテンツ、又はプロモーションコンテンツ、又は公益的なコンテンツなどであってもよい。
【0035】
また、共有情報と第1のユーザの注文情報との間は互いにマッチングする。一例では、端末装置は第1のユーザの注文情報に基づいて、第1のユーザに対してデータ解析を行い、第1のユーザの行動情報及び/又は画像情報を得ることができ、例えば端末装置は予め設定されたモデルを用いて注文情報を解析し、第1のユーザの行動情報及び/又は画像情報を得る。そして、端末装置はこの時に得られた第1のユーザの行動情報及び/又は画像情報に基づいて、共有情報を生成する。
【0036】
さらに、端末装置は第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を表示した後、第1のユーザは共有情報を共有することを選択する。第1のユーザは共有トリガ操作を端末装置に送信し、ここで、共有トリガ操作はタッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令であってもよい。また、共有トリガ操作は共有位置を示す。端末装置は共有トリガ操作に基づいて、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を、共有位置に送信する。
【0037】
例えば、端末装置は第1のユーザによって開始された共有トリガ操作を受信し、共有トリガ操作は現在の共有情報を指定されたアプリケーションに転送することを指示する。端末装置は共有トリガ操作に基づいて、共有情報を指定されたアプリケーションのインタフェースに表示する。
【0038】
また例えば、端末装置は第1のユーザによって開始された共有トリガ操作を受信し、共有トリガ操作は現在の共有情報を指定されたウェブページに転送することを指示する。端末装置は共有トリガ操作に基づいて、共有情報を指定されたウェブページに表示する。
【0039】
そして、端末装置が第1のユーザの共有トリガ操作に基づいて共有情報を共有した後、端末装置はリンク情報を表示する。このとき、端末装置は割り当て対象の電子証明書を表示するためのリンクを直接表示することができる。このとき、端末装置はユーザに電子証明書を既に割り当てたことがあるか、あるいは、端末装置は第1のユーザに電子証明書を割り当てていないことがある。
【0040】
ここで、第1のユーザにおける「第1」は、後続の実施例における第2のユーザにおける「第2」、第3のユーザにおける「第3」と区別され、異なるユーザを示す。
【0041】
102において、リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定する。
【0042】
例示的には、ステップ101の後、第1のユーザはリンク情報をオープンするか否かを選択し、第1のユーザがリンク情報をオープンすることを選択したとき、第1のユーザは端末装置にオープントリガ操作を開始する。ここで、オープントリガ操作は、タッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令であってもよい。オープントリガ操作はリンク情報をオープンすることを指示する。
【0043】
端末装置がオープントリガ操作を受信した後、又は端末装置がリンク情報を表示したとき、第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定することができる。
【0044】
一例では、端末装置は注文情報における特定の内容に基づいて、当該特定の内容にマッチングする電子証明書を生成することができる。例えば、注文情報にはユーザ識別子が含まれ、端末装置はユーザ識別子にマッチングする電子証明書を生成することができる。あるいは、注文情報にはユーザの住所、購入した商品が含まれ、端末装置はユーザの住所、購入した商品にマッチングする電子証明書を生成することができる。
【0045】
別の例では、端末装置は予め第1のユーザの画像情報を取得してもよく、例えば、端末装置は他の機器からユーザの複数種類のユーザ情報を取得し、複数種類のユーザ情報を解析して画像情報を得る。そして、端末装置は第1のユーザの画像情報にマッチングする電子証明書を生成する。
【0046】
ここで、電子証明書は、電子お年玉、クーポン、デジタルお年玉などであってもよい。
【0047】
103において、第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てる。
【0048】
例示的には、ステップ102の後、端末装置はまた、第1のユーザにマッチングする電子証明書を表示し、そして、第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶することができる。あるいは、ステップ102の後、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに直接記憶することができる。
【0049】
一例では、端末装置が第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶するとき、端末装置は注文情報を1つのアプリケーションに記憶し、その後に共有情報を別の指定されたアプリケーションに表示し、さらに、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を当該「別の指定されたアプリケーション」のアカウントに記憶することができる。
【0050】
別の例では、端末装置が第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶するとき、端末装置は注文情報を1つのアプリケーションに記憶し、かつ共有情報を当該アプリケーションのインタフェースに表示し、さらに端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を当該アプリケーションのアカウントに記憶することができる。
【0051】
本実施例では、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示し、ここで、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である。リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定する。第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てる。ユーザと端末装置との間でマンマシンインタラクションを行って注文を完了した後、端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を生成することができ、端末装置はユーザのトリガ命令に基づいて共有情報を表示し、さらにユーザが共有情報を共有し、そして、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を示すリンク情報を表示し、端末装置がリンク情報に対するユーザのオープン命令を受信した後、端末装置はユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに記憶する。得られた共有情報と注文情報とがマッチングするため、さらにユーザに提供される情報はユーザの現在の実際のニーズに合致し、ユーザの現在のニーズに合致する共有情報をユーザに推奨する。また、ユーザに提供される電子証明書とユーザとがマッチングし、それによりユーザに割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。ユーザのニーズに合致する電子証明書がユーザに割り当てられるので、電子証明書の使用率及び変換率を促進すると同時に、ユーザに電子証明書を割り当てる前に、ユーザが注文を完了し、かつ端末装置が注文情報にマッチングする共有情報をユーザに提供した後であるので、ユーザと端末装置との間でインタラクションを行って共有情報の共有を完了し、そして、端末装置がユーザに電子証明書を割り当てる。さらに電子証明書に対するユーザの関心を高め、電子証明書を受領する過程におけるインタラクティブ性を向上させる。
【0052】
図3は、本願の実施例により提供される別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートであり、
図3に示すように、当該方法は、201~208を含む。
【0053】
201において、各第2のユーザのデータ情報を取得し、ここで、データ情報は注文情報を含み、かつデータ情報に行動データ及び/又は画像データをさらに含む。
【0054】
一例では、ステップ201は具体的には、端末装置から各第2のユーザのデータ情報をキャプチャするステップ、あるいは、サーバに第1の取得命令を送信し、かつサーバから返信された各第2のユーザのデータ情報を受信するステップを含む。
【0055】
例示的には、本実施例の実行主体は、端末装置、又は電子機器、又は電子証明書の割り当て装置、又は電子証明書の割り当て機器、本実施例を実行できる他の装置又は機器であってもよいが、これらに限定されない。本実施例は端末装置として実行主体を例に紹介する。
【0056】
第2のユーザが他の機器とインタラクションして第2のユーザの注文を完了した後、他の機器は第2のユーザの注文情報を取得することができる。他の機器は第2のユーザの注文情報を端末装置に送信することができ、また、他の機器が第2のユーザの注文情報を端末装置に送信できる場合には、他の機器は第2のユーザのユーザ情報を端末装置に送信することもでき、端末装置は第2のユーザのユーザ情報を解析して行動データ及び/又は画像データを得ることができ、あるいは、他の機器は第2のユーザの行動データ及び/又は画像データを端末装置に直接送信することができる。あるいは、他の機器は第2のユーザの注文情報をサーバに送信して記憶し、また、他の機器は第2のユーザのユーザ情報をサーバに送信することもでき、サーバは第2のユーザのユーザ情報を解析して行動データ及び/又は画像データを得ることができ、あるいは、他の機器は第2のユーザの行動データ及び/又は画像データをサーバに直接送信することができる。
【0057】
それにより、端末装置は複数の第2のユーザのデータ情報を取得することができ、データ情報は第2のユーザの行動データ及び/又は画像データを含む。データ情報はユーザ識別子をさらに含む。また、端末装置は第1のユーザの注文情報を、データ情報に付加する。
【0058】
行動データ及び/又は画像データを生成する際には、予め設定されたディープラーニングモデルを用いてユーザ情報を解析し、第2のユーザの行動データ及び/又は画像データを得ることができる。
【0059】
202において、各第2のユーザのデータ情報から、第1のユーザのデータ情報を選別する。
【0060】
例示的には、端末装置は、第1のユーザを解析するために、第1のユーザのユーザ識別子に基づいて、第2のユーザのデータ情報から、第1のユーザのデータ情報を選別する必要がある。
【0061】
203において、マッチングモデルを用いて第1のユーザのデータ情報と予め設定された複数の共有情報との間のマッチング処理を行い、注文情報にマッチングする共有情報を得る。
【0062】
例示的には、端末装置において複数の共有情報が生成されたか、端末装置がサーバから複数の共有情報を取得した。共有情報にはユーザの行動データ及び/又は画像データが含まれる。それにより、端末装置はマッチングモデルに基づいて、第1のユーザのデータ情報と複数の共有情報との間のマッチング解析を行い、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を得る。
【0063】
例えば、マッチングモデルはディープラーニングモデルであり、又はマッチングモデルは線形解析モデルである。
【0064】
204において、注文情報に対する第1のユーザの問い合わせトリガ操作に応答して、注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、共有情報を表示する。
【0065】
一例では、問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPersonal Identification Number(PIN)コードで構成される問い合わせ情報が含まれる。あるいは、問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPINコードで構成される暗号化後の問い合わせ情報が含まれる。
【0066】
例示的には、第1のユーザが端末装置を用いて注文を完了した後、端末装置は注文情報を取得することができ、そして端末装置は注文情報にマッチングする共有情報を示す共有ボタンを生成して表示することができる。
【0067】
端末装置が第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を表示した後、第1のユーザは共有情報を共有することを選択する。
【0068】
第1のユーザは、タッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令などの命令を端末装置に送信する。端末装置は、第1のユーザの注文情報における注文識別子、ストア識別子、及びPINコードに基づいて問い合わせ情報を生成し、そして問い合わせ情報に基づいて問い合わせトリガ操作を生成することができる。
【0069】
あるいは、第1のユーザは、タッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令などの命令を端末装置に送信する。端末装置は、第1のユーザの注文情報における注文識別子、ストア識別子、及びPINコードに基づいて問い合わせ情報を生成し、そして問い合わせ情報に基づいて暗号化処理を行い、そして暗号化後の問い合わせ情報に基づいて問い合わせトリガ操作を生成することができる。
【0070】
端末装置は、問い合わせトリガ操作に基づいて、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報が存在するか否かを先に問い合わせる。ステップ203では第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報が生成されているので、端末装置は第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定し、そして、
図4は、本願の実施例により提供される操作概略図であり、
図4に示すように、端末装置は第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を表示する。
【0071】
205において、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示し、ここで、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である。
【0072】
一例では、ステップ205は具体的には、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、ローカルからリンク情報を取得して表示するステップ、
あるいは、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、サーバに第2の取得命令を送信し、かつサーバから返信されたリンク情報を受信するステップ、を含む。
【0073】
例示的には、端末装置が第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を表示した後、第1のユーザは共有情報を共有することを選択する。第1のユーザは端末装置に共有トリガ操作を送信し、ここで、共有トリガ操作は、タッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令であってもよい。また、共有トリガ操作は共有位置を示す。
【0074】
そして、端末装置はローカルのキャッシュから第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報に対応するリンク情報を取得する。あるいは、端末装置はサーバに第2の取得命令を送信し、かつサーバから返信された第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報に対応するリンク情報を受信する。
【0075】
図4に示すように、端末装置は、割り当て対象の電子証明書を表示するためのリンクを直接表示することができる。
【0076】
206において、リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザのデータ情報を取得し、ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる。
【0077】
例示的には、ステップ205の後、第1のユーザはリンク情報をオープンするか否かを選択し、第1のユーザがリンク情報をオープンすることを選択したとき、第1のユーザは端末装置にオープントリガ操作を開始する。ここで、オープントリガ操作は、タッチ命令、又はジェスチャ命令、又は音声命令であってもよい。オープントリガ操作はリンク情報をオープンすることを指示する。
【0078】
端末装置は第1のユーザのために電子証明書を割り当てる必要があり、このとき、端末装置は第1のユーザのデータ情報を先に取得する必要がある。ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報が含まれるが、これらに限定されない。
【0079】
ここで、注文情報は、第1のユーザと端末装置との間でデータインタラクションが行われることによって生成され、行動データ及び画像データは端末装置によってユーザ情報に基づいて生成される(例えば、ディープラーニングモデルに基づいて行動データ及び画像データを生成する)。共有回数は第1のユーザと端末装置との間でインタラクションが行われたときに、端末装置によって決定された共有の回数である。
【0080】
207において、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定する。
【0081】
一例では、ステップ207は具体的には、第1のユーザのユーザ情報に基づいて、第1のユーザのための電子証明書をランダムに生成するステップ、あるいは、第1のユーザの注文情報、行動データ、画像データ、共有回数のうちの少なくとも1つ以上、及び複数の電子証明書の種別情報に基づいて、第1のユーザにマッチングする種別情報を決定し、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を得るステップを含む。
【0082】
例示的には、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報が含まれるが、これらに限定されない。
【0083】
これにより、端末装置は第1のユーザのユーザ情報に基づいて、第1のユーザのための電子証明書をランダムに生成することができる。例えば、ユーザ識別子に基づいて、電子証明書がランダムに生成される。このとき、電子証明書と第1のユーザとの間にもマッチング関係がある。
【0084】
あるいは、端末装置は第1のユーザのデータ情報を既に取得し、端末装置も複数の電子証明書のそれぞれの種別情報を取得する。ここで、電子証明書の種別情報には、電子証明書識別子、電子証明書が適用されるユーザグループ識別子、電子証明書が適用されるユーザグループ特徴が含まれる。さらに、端末装置は第1のユーザのユーザ情報と電子証明書の種別情報との間のマッチング処理を行うことができ、例えばディープラーニングモデルを用いてマッチングを行うか、線形解析モデルを用いてマッチングを行うことで、第1のユーザにマッチングする種別情報を得、さらに第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を得ることができる。
【0085】
208において、第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てる。
【0086】
例示的には、ステップ207の後、端末装置はまた第1のユーザにマッチングする電子証明書を表示し、そして、第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶することができる。あるいは、ステップ207の後、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに直接記憶することができる。
【0087】
一例では、端末装置が第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶するとき、端末装置は注文情報を1つのアプリケーションに記憶し、その後に共有情報を他の指定されたアプリケーションに表示し、さらに、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を当該「他の指定されたアプリケーション」のアカウントに記憶することができる。
図4に示すように、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を表示し、かつ電子証明書を第1のユーザのアカウントに直接記憶する。
【0088】
本実施例は、上記実施例に加えて、ユーザの行動データ及び/又は画像データに基づいて、第1のユーザの注文情報にマッチングする共有情報を決定することにより、ユーザのために生成された共有情報がユーザの現在のニーズに合致する。また、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定し、ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる。これによりユーザのために割り当てられた電子証明書はユーザの現在のニーズに合致し、ユーザに合致する電子証明書がユーザに割り当てられる。
【0089】
図5は、本願の実施例により提供されるさらに別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートであり、
図5に示すように、当該方法は、301~309を含む。
【0090】
301において、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示し、ここで、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である。
【0091】
一例では、ステップ301は具体的には、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、ローカルからリンク情報を取得して表示するステップ、
あるいは、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、サーバに第2の取得命令を送信し、かつサーバから返信されたリンク情報を受信するステップを含む。
【0092】
例示的には、本ステップは
図3のステップ205を参照してもよく、再度の説明は省略する。
【0093】
また、本実施例は
図3のステップ201~204を実行することもできる。
【0094】
302において、リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザのデータ情報を取得し、ここで、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる。
【0095】
例示的には、本ステップは
図3のステップ206を参照してもよく、再度の説明は省略する。
【0096】
303において、第1のユーザのデータ情報にはユーザ受領識別子がさらに含まれ、ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在するか否かを判断し、ここで、受領情報テーブルには電子証明書が既に割り当てられたユーザ受領識別子が含まれる。
【0097】
例示的には、端末装置が第1のユーザによって開始されたリンク情報に対するオープントリガ操作を受信した後、端末装置は第1のユーザに電子証明書が既に割り当てられたか否か、即ち、第1のユーザが電子証明書を受領したことがあるか否かを先に判断することができる。
【0098】
端末装置は受領情報テーブルを予め記憶しており、受領情報テーブルには複数のユーザ受領識別子(即ち、ユーザ識別子)が含まれる。受領情報テーブルにおけるユーザ受領識別子に対応するユーザは、電子証明書を受領したことがあるユーザである。
【0099】
端末装置は第1のユーザのユーザ受領識別子に基づいて、ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在するか否かを判断することができる。第1のユーザのユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在する場合、端末装置は第1のユーザが電子証明書を受領したことがあると決定する。第1のユーザのユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在しない場合、端末装置は第1のユーザが電子証明書を受領したことがないと決定する。
【0100】
304において、ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在すると決定した場合、第1の提示情報を生成して表示し、第1の提示情報は電子証明書が既に割り当てられたことをユーザに提示するために用いられる。
【0101】
例示的には、端末装置は第1のユーザのユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在すると決定した場合、第1のユーザが電子証明書を受領したことがあると決定し、端末装置は第1の提示情報を生成し、第1の提示情報は、音声提示情報、文字提示情報、振動提示情報、ライト提示情報などである。
【0102】
端末装置は第1の提示情報を表示し、第1のユーザは自分に電子証明書が既に割り当てられたこと、即ち、電子証明書を受領したことがあることを知る。
【0103】
305において、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否かを決定する。
【0104】
例示的には、ステップ304の後、ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在しないと決定した場合、端末装置は第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否かを判断し、予め設定されたユーザライブラリにおけるユーザがいずれも新規ユーザではない。第1のユーザのデータ情報にはユーザ識別子が含まれ、かつ予め設定されたユーザライブラリに店舗が登録されているユーザ識別子があるので、端末装置は第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否か、即ち第1のユーザが新規ユーザであるか否かを決定することができる。あるいは、第1のユーザのデータ情報は第1のユーザが店舗に登録した時間を特徴付けることができ、さらに端末装置は第1のユーザが新規ユーザであるか否かを判断することができる。
【0105】
306において、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在しないと決定した場合、予め設定された電子証明書を、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書として決定する。
【0106】
例示的には、端末装置は第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在しないと決定した場合、端末装置は第1のユーザが新規ユーザであると決定し、端末装置は予め設定された電子証明書を、第1のユーザにマッチングする電子証明書とし、さらに第1のユーザに割り当てることができる。また、端末装置は第1のユーザのデータ情報を解析する必要があり、第1のユーザのデータ情報にマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。例えば、端末装置は、第1のユーザの画像データにマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。
【0107】
例えば、端末装置は第1のユーザが新規ユーザであると決定した場合、端末装置は予め設定された電子ギフトパックを、第1のユーザに割り当てる。また、当該電子ギフトパックの情報と第1のユーザの情報とは互いにマッチングする。
【0108】
307において、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在すると決定した場合、ランダムに生成された電子証明書が、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定する。
【0109】
例示的には、端末装置は第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在すると決定した場合、端末装置は第1のユーザが新規ユーザではないと決定し、端末装置は第1のユーザのデータ情報に基づいて解析し、ランダム原理に基づいて第1のユーザに電子証明書を割り当てることができる。また、端末装置は第1のユーザのデータ情報を解析する必要があり、第1のユーザのデータ情報にマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。例えば、端末装置は第1のユーザの画像データにマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。
【0110】
例えば、端末装置は第1のユーザが新規ユーザではないと決定した場合、端末装置は予め設定された「クーポン」電子証明書を、ランダムに異なるシェアに分割する。そして、1つの電子証明書を、第1のユーザにランダムに割り当て、また、当該電子証明書の情報と第1のユーザの情報とは互いにマッチングする。
【0111】
308において、第1のユーザに電子証明書が割り当てられていないと決定した場合、予め設定された電子証明書が、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定する。
【0112】
例示的には、端末装置はまた、ステップ307及びステップ308において、現在の第1のユーザに電子証明書が割り当てられているか否かを判断してもよく、ステップ307及びステップ308のいずれにおいても、現在の第1のユーザに電子証明書が割り当てられていないと決定した場合、端末装置は予め設定された電子証明書を、第1のユーザにマッチングする電子証明書として第1のユーザに割り当てることができる。また、端末装置は第1のユーザのデータ情報を解析する必要があり、第1のユーザのデータ情報にマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。例えば、端末装置は第1のユーザの画像データにマッチングする予め設定された電子証明書を、第1のユーザに割り当てる。
【0113】
309において、第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てる。
【0114】
例示的には、ステップ308の後、端末装置はまた、第1のユーザにマッチングする電子証明書を表示し、そして、第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに記憶することができる。あるいは、ステップ308の後、端末装置は第1のユーザにマッチングする電子証明書を第1のユーザのアカウントに直接記憶することができる。
【0115】
本実施例では、上記実施例に加えて、ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在するか否か、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在するか否かなどのプロセスに基づいて、第1のユーザを解析し、さらに第1のユーザに真に適する電子証明書を、第1のユーザに割り当てることができる。
【0116】
図6は、本願の実施例により提供されるさらに別の電子証明書の割り当て方法の概略フローチャートであり、
図6に示すように、当該方法は、401~407を含む。
【0117】
401において、第3のユーザによって入力された確立命令を取得し、ここで、確立命令には電子証明書情報が含まれる。電子証明書情報は、店舗住所情報、店舗識別子、電子証明書の個数のうちの1つ以上を含む。
【0118】
例示的には、第1のユーザに電子証明書を割り当てる前に、電子証明書を最初に確立する必要がある。第3のユーザは端末装置が電子証明書を確立するように、端末装置に確立命令を送信することができる。
【0119】
第3のユーザは入力媒体(例えば、キーボード、マウスなど)を用いて端末装置に電子証明書情報を入力することができ、電子証明書情報は、店舗住所情報、店舗識別子、電子証明書の個数を含むが、これらに限定されない。
【0120】
例えば、
図7は、本願の実施例により提供される電子証明書の確立プロセスのインタフェース概略図であり、
図7に示すように、第3のユーザは、店舗識別子に対応する「電子証明書情報の作成ページ」に入るように端末装置をトリガし、端末装置は「活動名称」の選択肢、「店舗住所情報」の選択肢、「有効時間」の選択肢、「電子証明書の具体的な情報」の記入選択肢を表示する。端末装置は第3のユーザの入力情報を受信し、さらに電子証明書情報を得る。また、端末装置は「電子証明書の具体的な情報」に基づいて、電子証明書の個数を得ることができる。
【0121】
また、第3のユーザは現在の電子証明書の個々の活動の具体的な情報を問い合わせることができる。例えば、
図8は、本願の実施例により提供される電子証明書の問い合わせプロセスのインタフェース概略図であり、
図8に示すように、第3のユーザは「電子証明書活動の問い合わせページ」に入るように端末装置をトリガし、端末装置は「活動名称」、「活動番号」、「活動状態」などの選択肢を表示する。ユーザは上記活動情報を入力し、さらに端末装置は対応する個々の活動の具体的な情報を表示し、例えば活動1の具体的な情報(残りの電子証明書の個数、受領方式など)、活動2の具体的な情報(残りの電子証明書の個数、受領方式など)を表示する。
【0122】
402において、電子証明書情報に基づいて、電子証明書を確立する。
【0123】
例示的には、端末装置は電子証明書情報に基づいて、複数の電子証明書を作成することができる。
【0124】
また、上記ステップ401~402の実行主体は第3のユーザに対応する端末装置であってもよい。
【0125】
403において、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示し、ここで、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である。
【0126】
404において、リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定する。
【0127】
405において、第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てる。
【0128】
例示的には、ステップ403~405は上記実施例のいずれかを参照してもよく、再度の説明は省略する。また、本実施例は
図3のステップ201~204を実行することもできる。
【0129】
406において、電子証明書使用情報を取得し、ここで、電子証明書使用情報には、注文数、注文情報の共有のトリガ数、電子証明書の受領数、電子証明書の使用数、注文情報のうちの1つ以上が含まれる。
【0130】
例示的には、複数のユーザが電子証明書を受領した後、端末装置は電子証明書使用情報を取得することができる。
【0131】
電子証明書使用情報は、注文数、注文情報の共有のトリガ数、電子証明書の受領数、電子証明書の使用数、注文情報を含むが、これらに限定されない。ここで、注文数とは、第1のユーザによって発生された注文の数を指す。注文情報の共有のトリガ数とは、各第1のユーザが注文を解析する回数を指す。電子証明書の受領数とは、各第1のユーザが受領した電子証明書の個数を指す。電子証明書の使用数とは、第1のユーザが使用した電子証明書の個数を指す。
【0132】
端末装置は注文情報の共有のトリガ数及び注文数に基づいて、共有率を決定することができる。端末装置は電子証明書の受領数及び電子証明書の総数に基づいて、受領率を決定することができる。端末装置は、電子証明書の使用数及び電子証明書の総数に基づいて、使用率を決定することができる。
【0133】
407において、電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整する。
【0134】
例示的には、端末装置はステップ406における電子証明書使用情報に基づいて、ユーザのデータ情報と電子証明書情報との間のマッチング関係を調整し、さらにユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整することができる。あるいは、端末装置は共有率、受領率、使用率、共有可能な注文数に基づいて、ユーザのデータ情報と電子証明書情報との間のマッチング関係を調整することができる。
【0135】
例えば、ユーザグループAの共有率が低い場合、ユーザグループAに対応する電子証明書の個数を増加させることができる。ユーザグループBの受領率が高い場合、ユーザグループBに対応する各電子証明書の限度額を低くすることができる。
【0136】
また例えば、ディープラーニングモデルにより、電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整することができる。
【0137】
また、端末装置は共有率、受領率、使用率、共有可能な注文数に基づいて、データ解析情報GMV=(共有可能な注文数*共有率*受領率*使用率)*インバウンドマーケティング平均取引額を得ることができる。ここで、インバウンドマーケティング平均取引額とは、共有情報に基づいて商品を購入したユーザが、平均的に商品を購入した金額である。
【0138】
本実施例は、上記実施例に加えて、電子証明書情報に基づいて、電子証明書を確立し、さらに第1のユーザにマッチングする電子証明書を後続で決定することを容易にする。また、電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整することができ、第1のユーザに後続で割り当てられた電子証明書がユーザによりマッチングするようになる。
【0139】
図9は、本願の実施例により提供される電子証明書の割り当て装置の構造概略図であり、
図9に示すように、当該装置は、
共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示するための第1の表示ユニット31であって、共有情報は第1のユーザの注文情報にマッチングする情報である第1の表示ユニット31と、
リンク情報に対する第1のユーザのオープントリガ操作に応答して、第1のユーザにマッチングする電子証明書を決定するための第1の決定ユニット32と、
第1のユーザにマッチングする電子証明書を、第1のユーザのアカウントに割り当てるための割り当てユニット33と、を含む。
【0140】
例示的には、本実施例は上記方法の実施例を参照することができ、その原理及び技術的効果は類似するので、再度の説明は省略する。
【0141】
図10は、本願の実施例により提供される別の電子証明書の割り当て装置の構造概略図であり、
図9に示す実施例に加えて、
図10に示すように、当該装置は、さらに、
第1の表示ユニット31が共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、リンク情報を表示する前に、注文情報に対する第1のユーザの問い合わせトリガ操作に応答して、注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、共有情報を表示するための第2の表示ユニット41を含む。
【0142】
本実施例により提供される装置は、さらに、
第2の表示ユニット41が注文情報にマッチングする共有情報が存在すると決定した場合、共有情報を表示するステップの前に、各第2のユーザのデータ情報を取得するための第1の取得ユニット42であって、データ情報は注文情報を含み、かつデータ情報に行動データ及び/又は画像データをさらに含む第1の取得ユニット42と、
各第2のユーザのデータ情報から、第1のユーザのデータ情報を選別するための選別ユニット43と、
マッチングモデルを用いて第1のユーザのデータ情報と予め設定された複数の共有情報との間のマッチング処理を行い、注文情報にマッチングする共有情報を得るための第2の決定ユニット44と、を含む。
【0143】
一例では、第1の取得ユニット42は、具体的には、端末装置から各第2のユーザのデータ情報をキャプチャすること、あるいは、サーバに第1の取得命令を送信し、かつサーバから返信された各第2のユーザのデータ情報を受信することに用いられる。
【0144】
一例では、問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPINコードで構成される問い合わせ情報が含まれ、あるいは、問い合わせトリガ操作には、注文情報における注文識別子、ストア識別子及びPINコードで構成される暗号化後の問い合わせ情報が含まれる。
【0145】
一例では、第1の表示ユニット31は、具体的には、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、ローカルからリンク情報を取得して表示すること、あるいは、共有情報に対する第1のユーザの共有トリガ操作に応答して、サーバに第2の取得命令を送信し、かつサーバから返信されたリンク情報を受信することに用いられる。
【0146】
一例では、第1の決定ユニット32は、
第1のユーザのデータ情報を取得するための取得モジュール321であって、第1のユーザのデータ情報には、注文情報、行動データ、画像データ、共有回数、ユーザ情報のうちの1つ以上が含まれる取得モジュール321と、
第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を決定するための決定モジュール322と、を含む。
【0147】
一例では、決定モジュール322は、具体的には、第1のユーザのユーザ情報に基づいて、第1のユーザのための電子証明書をランダムに生成すること、あるいは、第1のユーザの注文情報、行動データ、画像データ、共有回数のうちの少なくとも1つ以上、及び複数の電子証明書の種別情報に基づいて、第1のユーザにマッチングする種別情報を決定し、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書を得ることに用いられる。
【0148】
一例では、決定モジュール322は、具体的には、第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在しないと決定した場合、予め設定された電子証明書を、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書として決定すること、及び第1のユーザのデータ情報に基づいて、第1のユーザが予め設定されたユーザライブラリに存在すると決定した場合、ランダムに生成された電子証明書が、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定することに用いられる。
【0149】
決定モジュール322は、さらに、第1のユーザに電子証明書が割り当てられていないと決定した場合、予め設定された電子証明書が、第1のユーザのデータ情報にマッチングする電子証明書であると決定することに用いられる。
【0150】
一例では、第1のユーザのデータ情報にはユーザ受領識別子がさらに含まれる。本実施例により提供される装置は、さらに、
ユーザ受領識別子が予め記憶された受領情報テーブルに存在すると決定した場合、第1の提示情報を生成して表示するための提示ユニット45であって、受領情報テーブルには電子証明書が既に割り当てられたユーザ受領識別子が含まれ、第1の提示情報は電子証明書が既に割り当てられたことをユーザに提示するために用いられる提示ユニット45を含む。
【0151】
一例では、本実施例により提供される装置は、さらに、
第3のユーザによって入力された確立命令を取得するための受信ユニット46であって、確立命令には電子証明書情報が含まれ、電子証明書情報は、店舗住所情報、店舗識別子、電子証明書の個数のうちの1つ以上を含む受信ユニット46と、
電子証明書情報に基づいて、電子証明書を確立するための確立ユニット47と、を含む。
【0152】
一例では、本実施例により提供される装置は、さらに、
電子証明書使用情報を取得するための第2の取得ユニット48であって、電子証明書使用情報には、注文数、注文情報の共有のトリガ数、電子証明書の受領数、電子証明書の使用数、注文情報のうちの1つ以上が含まれる第2の取得ユニット48と、
電子証明書使用情報に基づいて、ユーザと電子証明書とのマッチング関係を調整するための調整ユニット49と、を含む。
【0153】
例示的には、本実施例は上記方法の実施例を参照することができ、その原理及び技術的効果は類似する。
【0154】
図11は、本願の実施例により提供される端末装置のブロック図であり、当該装置は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、携帯情報端末などであってもよい。
【0155】
装置800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インタフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816のうちの1つ以上のコンポーネントを含むことができる。
【0156】
処理コンポーネント802は、一般に、表示、電話通話、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作など、装置800の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記の方法のステップの全部又は一部を完了するために命令を実行する1つ以上のプロセッサ820を含んでもよい。さらに、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にする1つ以上のモジュールを含んでもよい。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間のインタラクションを容易にするマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0157】
メモリ804は、装置800での操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例には、装置800上で操作するための任意のアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、写真、ビデオなどが含まれる。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光ディスクのような、任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶装置、又はそれらの組み合わせによって実装することができる。
【0158】
電源コンポーネント806は、装置800の様々なコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つ以上の電源、及び装置800のための電力の生成、管理、及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0159】
マルチメディアコンポーネント808は装置800とユーザとの間に1つの出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上でのジェスチャを感知するための1つ以上のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチ又はスライド操作に関連する持続時間及び圧力も検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は、前面カメラ及び/又は背面カメラを含む。装置800が撮影モード又はビデオモードなどの操作モードにあるとき、前面カメラ及び/又は背面カメラは、外部からマルチメディアデータを受信することができる。各前面カメラ及び背面カメラは、固定光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有していてもよい。
【0160】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、装置800が通話モード、録音モード、音声認識モードなどの操作モードにあるとき、外部オーディオ信号を受信するように構成されたマイクロホン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、メモリ804にさらに記憶されてもよいか、通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカも含む。
【0161】
I/Oインタフェース812は、処理コンポーネント802と、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい周辺インタフェースモジュールとの間のインタフェースを提供する。これらのボタンには、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、及びロックボタンが含まれるが、これらに限定されない。
【0162】
センサコンポーネント814は、装置800の様々な態様の状態評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、装置800のオン/オフ状態、コンポーネントが装置800のディスプレイ及びキーパッドであるなど、コンポーネントの相対的な位置を検出することができ、センサコンポーネント814は、装置800又は装置800の1つのコンポーネントの位置の変化、装置800に対するユーザの接触の有無、装置800の向き又は加速/減速、及び装置800の温度の変化を検出することもできる。センサコンポーネント814は、いずれかの物理的な接触がないときに近傍の物体の存在を検出するように構成された近接センサを含むことができる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションで使用するための相補的な金属酸化物半導体(CMOS)又は電荷結合デバイス(CCD)イメージセンサのような光センサも含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、又は温度センサをさらに含むことができる。
【0163】
通信コンポーネント816は、装置800と他のデバイスとの間の有線又は無線の通信を容易にするように構成される。装置800は、WiFi、2G又は3G、又はこれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部のブロードキャスト管理システムからブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、近距離通信を容易にする近距離通信(NFC)モジュールも含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術及びその他の技術に基づいて実装されることができる。
【0164】
例示的な実施例では、装置800は、1つ以上のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子部品によって実装されてもよく、上記の方法を実行するために用いられる。
【0165】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、例えば、装置800のプロセッサ820によって実行されて上記方法を完了することができる命令を含むメモリ804も提供される。例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0166】
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、当該記憶媒体中の命令が端末装置のプロセッサによって実行されるとき、端末装置が上記電子証明書の割り当て方法を実行することを可能にする。
【0167】
本願の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供し、プログラムコードを含み、コンピュータがコンピュータプログラムを実行すると、プログラムコードが実行されることにより上記方法が実現される。
【0168】
当業者は、明細書を考え、本明細書に開示された発明を実施した後に、本願の他の実施形態を容易に想到するであろう。本願は、本願の一般的な原理に従った、本願に開示されていない技術分野における公知の常識又は慣用技術的手段を含む、本願のいずれかの変形、用途又は適応的変化を含むことを意図している。本明細書及び実施例は例示的なものと見なされ、本願の真の範囲及び精神は以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0169】
本願は、上記で説明され図面に示された正確な構造に限定されず、様々な修正及び変更が、その範囲を逸脱することなく実施され得ることを理解すべきである。本願の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【0170】
本願は、2020年09月01日に中国特許庁に提出された、出願番号が202010905922.2で、出願名称が「電子証明書の割り当て方法、装置、機器及び記憶媒体」の中国特許出願の優先権を主張し、そのすべての内容は、参照により本願に組み込まれる。