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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-04
(45)【発行日】2024-06-12
(54)【発明の名称】ストッカ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/0836 20230101AFI20240605BHJP
【FI】
G06Q10/0836
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020046868
(22)【出願日】2020-03-17
(65)【公開番号】P2021149327
(43)【公開日】2021-09-27
【審査請求日】2023-02-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000237271
【氏名又は名称】株式会社FUJI
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】樋田 大起
(72)【発明者】
【氏名】牛居 智史
【審査官】山田 倍司
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-036821(JP,A)
【文献】特開2015-226202(JP,A)
【文献】特開2017-066707(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109615738(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の識別番号とその利用者の出力レベル関連情報とを対応付けて記憶する外部又は内部の記憶部を利用するストッカであって、
情報を文字及び/又は音声で出力する出力装置と、
前記ストッカの周囲を撮像可能なカメラと、
前記出力装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記記憶部は、利用者の識別番号とその利用者の出力レベル関連情報とその利用者の顔の特徴点とを対応付けて記憶し、
前記制御装置は、前記ストッカの利用者が操作を開始する前に、前記カメラで前記利用者の顔を撮像して前記利用者の顔の特徴点を認識し、前記記憶部に前記利用者の顔の特徴点が記憶されているか否かの判定を実施し、
前記判定の結果が肯定判定だったならば、前記記憶部を利用して前記利用者の顔の特徴点に対応付けられた出力レベル関連情報を取得し、前記出力レベル関連情報に基づいて前記出力装置の出力レベルとしての通常モードと、前記通常モードと比べて前記出力装置の文字サイズ及び/又は音声ボリュームが大きい大きめモードのいずれか一方を設定し、設定した前記出力レベルで文字及び/又は音声が出力されるよう前記出力装置を制御し、
前記判定の結果が否定判定だったならば、前記出力装置の出力レベルを前記通常モードに設定して、前記通常モードで前記利用者の識別番号の要求が出力されるよう前記出力装置を制御し、その後前記利用者の操作に基づいて取得した前記利用者の識別番号に対応付けられた前記出力レベル関連情報を前記記憶部を利用して取得し、前記利用者の出力レベル関連情報に基づいて前記出力装置の出力レベルを再設定し、再設定された前記出力レベルで、文字及び/又は音声が出力されるよう前記出力装置を制御する、
ストッカ。
【請求項2】
前記制御装置は、前記判定の結果が否定判定だったならば、取得した前記利用者の識別番号と前記利用者の出力レベル関連情報と前記利用者の顔の特徴点とを対応付けて前記記憶部に記憶すると共に、前記識別番号に対応付けられた出力レベル関連情報を取得する、
請求項に記載のストッカ。
【請求項3】
前記出力レベル関連情報は、年齢に関する情報である、
請求項1又は2に記載のストッカ。
【請求項4】
前記制御装置は、前記年齢に関する情報に基づいて前記利用者が所定の高齢者範囲に入るか否かを判定し、肯定判定だったならば、前記出力装置の出力レベルを前記大きめモードに設定する、
請求項に記載のストッカ。
【請求項5】
前記利用者は、荷物の配達者又は荷物の受取人である、
請求項1~のいずれか1項に記載のストッカ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書では、ストッカを開示する。
【背景技術】
【0002】
従来、荷物の受け渡し等に用いる宅配ボックスとこれを管理する制御装置とを備えたシステムが知られている。例えば、特許文献1のシステムでは、配達者がタッチパネルの納品ボタンをタッチすると、制御装置は伝票IDが入力されるのを待って、宅配ボックスのうちその伝票IDに対応する納品庫を解錠する。その納品庫への納品が完了すると、制御装置はその納品庫を施錠する。その後、荷物の受取人がタッチパネルの受取ボタンをタッチすると、制御装置は解錠コードが入力されるのを待ち、解錠コードが入力されるとその解錠コードに対応する納品庫を解錠する。なお、解錠コードは、予め荷物の受取人の連絡先に通知されている。受取人がその納品庫からの荷物の取出を完了すると、制御装置はその納品庫を施錠する。
【0003】
ところで、高齢者等にとっては、タッチパネルの案内文字が小さくて読みづらいことがあった。この点に鑑み、特許文献2では、表示モードを切り替えるための切替入力ボタンが押されたときには、案内文字を大きく表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2016-134141号公報
【文献】特開2016-119024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2では、案内文字を大きくするには、高齢者等が毎回タッチパネル上で切替入力ボタンを押下する必要があった。そのため、利便性が良好とはいいにくかった。
【0006】
本開示はこのような課題を解決するためになされたものであり、案内や警告等を利用者が理解しやすい環境を利便性よく提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のストッカは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0008】
本開示の第1のストッカは、
利用者の識別番号とその利用者の出力レベル関連情報とを対応付けて記憶する外部又は内部の記憶部を利用するストッカであって、
情報を文字及び/又は音声で出力する出力装置と、
前記出力装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記ストッカの利用者の識別番号を取得し、取得した前記識別番号に対応付けられた出力レベル関連情報を前記記憶部を利用して取得し、前記利用者の出力レベル関連情報に基づいて前記出力装置の出力レベルを設定し、設定した前記出力レベルで文字及び/又は音声が出力されるよう前記出力装置を制御する、
ものである。
【0009】
このストッカでは、ストッカの利用者の識別番号を取得し、取得した識別番号に対応付けられた出力レベル関連情報を記憶部を利用して取得し、利用者の出力レベル関連情報に基づいて出力装置の出力レベルを設定する。これにより、出力装置は、設定された出力レベルで文字及び/又は音声を出力する。つまり、このストッカでは、利用者に出力装置の出力レベルを切り替えるボタンの押下を要求することなく、利用者の識別番号から利用者に合った出力レベルを設定し、その出力レベルで文字及び/又は音声を出力する。したがって、案内や警告等を利用者が理解しやすい環境を利便性よく提供することができる。
【0010】
本開示の第2のストッカは、
利用者の識別番号とその利用者の出力レベル関連情報とを対応付けて記憶する外部又は内部の記憶部を利用するストッカであって、
情報を文字及び/又は音声で出力する出力装置と、
前記ストッカの周囲を撮像可能なカメラと、
前記出力装置を制御する制御装置と、
を備え、
前記記憶部は、利用者の識別番号とその利用者の出力レベル関連情報とその利用者の顔の特徴点とを対応付けて記憶し、
前記制御装置は、前記ストッカの利用者が操作を開始する前に、前記カメラで前記利用者の顔を撮像して前記利用者の顔の特徴点を認識し、前記記憶部を利用して前記利用者の顔の特徴点に対応付けられた出力レベル関連情報を取得し、前記出力レベル関連情報に基づいて前記出力装置の出力レベルを設定し、設定した前記出力レベルで文字及び/又は音声が出力されるよう前記出力装置を制御する、
ものである。
【0011】
このストッカでは、利用者が操作を開始する前に、カメラで利用者の顔を撮像して利用者の顔の特徴点を認識し、記憶部を利用して利用者の顔の特徴点に対応付けられた出力レベル関連情報を取得し、出力レベル関連情報に基づいて出力装置の出力レベルを設定する。これにより、出力装置は、設定された出力レベルで文字及び/又は音声を出力する。つまり、このストッカでは、利用者に出力装置の出力レベルを切り替えるボタンの押下を要求することなく、利用者の顔の特徴点から利用者に合った出力レベルを設定し、その出力レベルで文字及び/又は音声を出力する。したがって、案内や警告等を利用者が理解しやすい環境を利便性よく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】ストッカシステム1の概略説明図。
図2】制御ユニット30の正面図。
図3】制御装置32と他の装置との入出力を示すブロック図。
図4】ユーザ情報テーブル51の一例を示す説明図。
図5】送り状60の一例を示す説明図。
図6】メインルーチンの一例を示すフローチャート。
図7】「通常モード」で表示された画面33aの一例を示す説明図。
図8】「大きめモード」で表示された画面33aの一例を示す説明図。
図9】荷物納品処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
図10】荷物受取処理ルーチンの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本開示の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、ストッカシステム1の概略説明図、図2は、制御ユニット30の正面図、図3は、制御装置32と他の装置との入出力を示すブロック図、図4は、ユーザ情報テーブル51の一例を示す説明図である。なお、本実施形態において、左右方向、前後方向及び上下方向は、図1及び図2に示した通りとする。ストッカシステム1は、1又は2以上のストッカ10と、管理装置50とを備えている。なお、図1では、ストッカ10を1つだけ示した。管理装置50は、ネットワーク12を介してストッカ10と情報のやりとりを行うサーバとして構成されている。この管理装置50は、ユーザ情報テーブル51などを管理する。
【0014】
ストッカ10は、図1に示すように、荷物を収納可能な箱状の複数の納品庫20と、各納品庫20への荷物の収納や取り出しに関する各種操作を受け付けたり各納品庫20の施錠や解錠に関する各種処理を行ったりする制御ユニット30とを備える。ストッカ10には、上下に複数個(図1では4個)ずつの納品庫20が左右に複数列(図1では4列)並んで配置されており、左端の列の1の納品庫20に代えて制御ユニット30が配置されている。このストッカ10は、オフィスやコンビニエンスストア、駅、学校、マンション、ショッピングセンタなど様々な場所に設置され、屋内だけでなく屋外に設置されることもある。ストッカ10は、いずれかの納品庫20を配達先として配達者により荷物が収納された後に、受取人が当該納品庫20から荷物を取り出して荷物を受け取ることで、配達者により配達される荷物の受け渡しに用いられる。
【0015】
納品庫20は、図1に示すように、直方体状の本体20aと、本体20aに開閉可能に取り付けられる矩形板状の扉21とを備え、扉21を開いて本体20a内の空間に荷物を収納可能となっている。
【0016】
制御ユニット30は、図1に示すように、各納品庫20と同じサイズの直方体状の本体30aと、本体30aの前面を覆い各種機器が取り付けられる前面板31と、本体30a内の空間に配置される制御装置32とを備える。図1及び図2に示すように、前面板31の中央には、タッチパネル33が配置されている。前面板31のうちタッチパネル33の右側には、カードリーダ34、コードリーダ35及び受領印モジュール36が配置され、タッチパネル33の左側には、カメラ37、スピーカ38、シリンダ錠39及び人感センサ40が配置されている。
【0017】
タッチパネル33は、タッチ操作が可能な長方形状の画面33aを有している。なお、図2では、一例として、操作者に荷物の納品か受取を選択させるための案内画像Gaと、操作者に納品処理をさせるための納品ボタン及び操作者に荷物の受け取りをさせるための受取ボタンを有する操作画像Gbとが画面33aに表示されている。
【0018】
カードリーダ34は、例えば荷物の配達者や受取人の識別情報などが登録されたICカードなどを読み取るものである。コードリーダ35は、例えば荷物の送り状60(図5参照)や受取人の携帯端末15などに示された各種コードを読み取るものである。受領印モジュール36は、例えば荷物の送り状60などに受領印を押印可能なスタンプユニットである。なお、制御装置32は、配達者による納品庫20への納品が完了した際に受領印モジュール36に送り状60の挿入を促す案内画像Gaをタッチパネル33の画面33aに表示し、送り状60が挿入されると受領印を押印するように受領印モジュール36を制御する。
【0019】
カメラ37は、ストッカ10の前方の所定範囲を撮像可能に配置され、配達者や受取人や荷物の送り状60などを被写体として撮像する。スピーカ38は、荷物の収納や取り出しに関する操作案内などを複数の音声出力孔を介して音声で出力する。シリンダ錠39は、ストッカ10の管理者などにより鍵穴に挿入された鍵の操作により前面板31を解錠したり施錠したりする。なお、前面板31は、本体30aに開閉可能に取り付けられており、シリンダ錠39の解錠により開操作が可能となる。人感センサ40は、ストッカ10の周囲に利用者がいるか否かを検知するセンサであり、例えば赤外線センサである。
【0020】
制御装置32は、図3に示すように、周知のCPU32a、ROM32b、RAM32c、HDD32d、通信部32eなどで構成される。制御装置32は、タッチパネル33からの入力信号、カードリーダ34からのカード読み取り信号、コードリーダ35からのコード読み取り信号、カメラ37からの画像信号及び人感センサ40からの検出信号を入力可能である。制御装置32は、タッチパネル33への制御信号、カードリーダ34への制御信号、コードリーダ35への制御信号、受領印モジュール36への制御信号、カメラ37への制御信号及びスピーカ38への音声信号を出力する。通信部32eは、ネットワーク12を通じて管理装置50や他の外部機器(受取人の携帯端末15など)と通信を行う。
【0021】
管理装置50は、図1に示すように、周知のCPU50a、ROM50b、RAM50c、HDD50d、通信部50eなどにより構成される。HDD50dは、ユーザ情報テーブル51などの各種データや処理プログラムなどの各種アプリケーションプログラムを記憶する。ユーザ情報テーブル51は、図4に示すように、ユーザIDに、そのユーザの氏名、住所、メールアドレス、生年月日、顔の特徴点、解錠コードなどを対応付けたテーブルである。なお、ユーザとは、荷物の受取人としてユーザ情報テーブル51に登録されている者をいう。顔の特徴点は、登録されている場合と登録されていない場合とがある。顔の特徴点は、ユーザ登録時にユーザから顔画像を入手して登録してもよい。解錠コードは、ユーザIDを持つ受取人宛ての荷物がストッカ10に収納されているときに登録され、その荷物が取り出されると削除される。通信部50eは、ネットワーク12を通じて、ストッカ10の制御装置32や他の外部機器(受取人の携帯端末15など)と通信を行う。
【0022】
次に、ストッカ10の動作について図6を用いて説明する。図6はメインルーチンの一例を示すフローチャートである。メインルーチンは、HDD32dに記憶され、制御装置32のCPU32aによって常時繰り返し実行される。
【0023】
CPU32aは、メインルーチンを開始すると、まず、ストッカ10の周囲に利用者を検出したか否かを判定する(S100)。具体的には、CPU32aは、人感センサ40からの検出信号に基づいて利用者を検出したか否かを判定する。S100で利用者を検出しなかったならば、CPU32aはこのメインルーチンを終了する。一方、S100で利用者を検出したならば、CPU32aはストッカ10の周囲にいる利用者をカメラ37に撮像させる(S110)。続いて、CPU32aは、撮像した画像から利用者の顔の特徴点を認識し、その顔の特徴点を管理装置50へ送信する(S120)。顔の特徴点は、一般的な顔認識で利用されるものであり、例えば顔の目、鼻、口などの特徴点の位置や大きさ、顔全体の輪郭や大きさなどである。管理装置50のCPU50aは、受信した顔の特徴点がHDD50dのユーザ情報テーブル51に登録されているか否かを判定し、登録されていなければその顔の特徴点が未登録であることを制御装置32へ返信し、その顔の特徴点をRAM50cに一時記憶する。一方、登録されていたならば、管理装置50のCPU50aは、その顔の特徴点に対応付けられた生年月日をユーザ情報テーブル51から読み出し、その顔の特徴点が登録済みであることと読み出した生年月日とを制御装置32へ返信する。制御装置32のCPU32aは、管理装置50から返信されてきた情報に基づいて今回の顔の特徴点が登録済みか否かを判定する(S130)。
【0024】
S130で今回の顔の特徴点が登録済みだったならば、CPU32aはその顔の特徴点に対応付けられた生年月日(管理装置50から受信したもの)に基づいて出力モードを設定する(S140)。具体的には、CPU32aは、利用者の生年月日と現在の年月日とから利用者の年齢を算出し、その年齢が所定の高齢者範囲(例えば50才以上)に入るか否かを判定し、高齢者範囲に入らなかったならば出力モードを「通常モード」に設定し、高齢者範囲に入ったならば出力モードを「大きめモード」に設定する。ここで、「大きめモード」は、「通常モード」と比べて、タッチパネル33の画面33aに表示される文字サイズが大きく、スピーカ38から発せられる音声のボリュームも大きなモードである。なお、「大きめモード」では、文字サイズが大きいため画面33aに案内文が表示しきれない場合にはスクロール機能を使って案内文をスクロールさせる。一方、S130で顔が未登録だったならば、CPU32aは出力モードを「通常モード」に設定する(S150)。
【0025】
そして、S140又はS150のあと、CPU32aは、タッチパネル33の画面33aに選択案内を文字表示させると共に納品ボタン及び受取ボタンをタッチ操作可能に表示させる(S170)。具体的には、CPU32aは、「荷物の納品か荷物の受取を選択して下さい。」という案内文を示した画像を案内画像Gaとし、納品ボタン及び受取ボタン設けられた画像を操作画像Gbとして画面33aに表示させる。図7及び図8はこのときのタッチパネル33の表示例であり、図7は「通常モード」、図8は「大きめモード」である。画面表示される文字サイズはS140又はS150で設定されたモードに依存する。CPU32aは、画面表示と共に、案内文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。その場合の音声のボリュームはS140又はS150で設定されたモードに依存する。
【0026】
S170のあと、CPU32aは、納品ボタン及び受取ボタンのいずれが利用者によって選択されたかを判定し(S180)、納品ボタンが選択されたならば荷物納品処理ルーチン(S200)を実行し、受取ボタンが選択されたならば荷物受取処理ルーチン(S300)を実行し、本ルーチンを終了する。
【0027】
利用者が配達者の場合、配達者はユーザ情報テーブル51が作成されていないため、S130で否定判定され、S150で「通常モード」に設定される。利用者が受取人の場合、受取人はユーザ情報テーブル51に登録されているが、顔の特徴点が登録されていなければ、S130で否定判定され、S150で「通常モード」に設定される。一方、受取人の顔の特徴点が登録されていれば、S130で肯定判定され、S140で生年月日に基づいて出力モードが「通常モード」か「大きめモード」に設定される。例えば、顔の特徴点が登録済みの高齢者が受取人の場合、受取人がストッカ10に近づいただけで「大きめモード」に設定されるため、自動的に文字サイズが大きく表示されるし音声ボリュームが大きく出力される。
【0028】
次に、S200の荷物納品処理ルーチンについて図9を用いて説明する。なお、荷物を納品するのは配達者であるため、以下には利用者を配達者として説明する。
【0029】
CPU32aは、荷物納品処理ルーチンを開始すると、まず、荷物の受取人のユーザIDの入力を要求する画像を案内画像Gaとし、テンキーなどを有する画像を操作画像Gbとして画面33aに表示させる(S210)。CPU32aは、画面表示と共に、案内文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。上述したように配達者はユーザ情報テーブル51が作成されていないため、荷物納品処理ルーチンでは出力モードとして「通常モード」が採用される。配達者はタッチパネル33を操作して受取人のユーザIDを入力する。配達者はカメラ37に送り状60のユーザIDをかざすことにより受取人のユーザIDをストッカ10に入力してもよい。CPU32aは、配達者からユーザIDを取得し(S220)、そのユーザIDを管理装置50へ送信する(S230)。管理装置50は、そのユーザIDに対応付けられたメールアドレスをHDD50dのユーザ情報テーブル51から読み出して制御装置32へ送信する。すると、CPU32aは、ユーザIDに対応付けられたメールアドレスを受信する(S240)。
【0030】
続いて、CPU32aは、「荷物を収納して下さい。」という案内文を示した画像を画面33aに表示させ、空いている納品庫20の扉21を解錠する(S250)。CPU32aは、画面表示と共に、案内文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。配達者は、解錠された納品庫20の扉21を開き、その中に荷物を収納し、扉21を閉じる。CPU32aは、納品庫20の本体20aに荷物が収納されたことを図示しない荷物検出センサからの信号により認識すると共に扉21が閉じられたことを図示しない扉開閉センサからの信号により認識したあと、その扉21を施錠する(S260)。その後、CPU32aは、今回の荷物が収納された納品庫20の扉21を解錠するための解錠コード(例えばQRコード(登録商標))を作成する(S270)。続いて、CPU32aは、その解錠コードやストッカ10の設置場所などの情報を、荷物の受取人のユーザIDに対応付けられたメールアドレス(管理装置50から受信したもの)に送信する(S280)。続いて、CPU32aは、受取人のユーザIDと解錠コードとを管理装置50に送信し(S290)、本ルーチンを終了する。管理装置50のCPU50aは、受信したユーザIDに解錠コードを対応付けてユーザ情報テーブル51に登録する。
【0031】
次に、S300の荷物受取処理ルーチンについて図10を用いて説明する。なお、荷物を取り出すのは受取人であるため、以下には利用者を受取人として説明する。受取人は、ストッカ10に荷物を取りに来る際、メールで通知された解錠コードを携帯端末15の画面に表示可能な状態で荷物を取りに来ているか、あるいはその解錠コードを印刷して持参して荷物を取りに来ているものとする。
【0032】
CPU32aは、荷物受取処理ルーチンを開始すると、まず、「解錠コードをコードリーダにかざして下さい。」という案内文を示した画像を画面33aに表示させる(S310)。CPU32aは、画面表示と共に、案内文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。このときの文字サイズや音声ボリュームはS140又はS150で設定されたモードに依存する。受取人は、コードリーダ35に解錠コードをかざす。制御装置32は、コードリーダ35にかざされた解錠コードをコードリーダ35に読み取らせて取得し(S320)、その解錠コードが正規コードか否かを判定する(S330)。具体的には、CPU32aは、解錠コードを管理装置50へ送信してその解錠コードが正規コードか否かの判定を要求する。管理装置50のCPU50aは、その解錠コードがユーザ情報テーブル51に登録されていたならば正規コードだと判定し、登録されていなければ正規コードでないと判定し、判定結果をストッカ10の制御装置32へ返信する。CPU32aは返信されてきた判定結果をそのまま用いて正規コードか否かを判定する。なお、管理装置50は肯定的な判定結果をストッカ10の制御装置32へ送信する場合、その解錠コードに対応付けられた生年月日をユーザ情報テーブル51から読み出して判定結果と共に制御装置32へ送信する。解錠コードはユーザIDに対応づけられているため、解錠コードに対応づけられた生年月日はユーザIDに対応づけられた年月日と同じである。
【0033】
S330で解錠コードが正規コードでなかったならば、CPU32aはエラーメッセージを画面33aに表示させ(S335)、本ルーチンを終了する。CPU32aは、画面表示と共に、エラーメッセージを読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。このときの文字サイズや音声ボリュームはS140又はS150で設定されたモードに依存する。S330で解錠コードが正規コードだったならば、CPU32aは解錠コードに対応する納品庫20の扉21を解錠し(S340)、顔の特徴点がユーザ情報テーブル51に登録済みか否かを判定する(S350)。S350の判定は、S130の判定結果に基づいて行う。
【0034】
S350で顔の特徴点が登録済みだったならば、CPU32aはS380へ進む。一方、S350で顔の特徴点が登録されていなかったならば、CPU32aは顔の特徴点を今回のユーザIDに対応付けてユーザ情報テーブル51に記憶するように管理装置50へ要求する(S360)。続いて、CPU32aは、今回の解錠コードに対応付けられた生年月日(管理装置50から取得)に基づいて出力モードを設定し(S370)、S380へ進む。具体的には、CPU32aは、解錠コードに対応付けられた生年月日と現在の年月日とから受取人の年齢を算出し、その年齢が所定の高齢者範囲(例えば50才以上)に入るか否かを判定し、高齢者範囲に入らなかったならば出力モードを「通常モード」に設定し、高齢者範囲に入ったならば出力モードを「大きめモード」に設定する。
【0035】
S380では、CPU32aは、「扉が開いた納品庫から荷物を取り出してください。」という案内文を示した画像を画面33aに表示させる。CPU32aは、画面表示と共に、案内文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。このときの文字サイズや音声ボリュームはS140又はS370で設定されたモードに依存する。その後、CPU32aは、納品庫20の本体20aから荷物が取り出されたことを図示しない荷物検出センサからの信号により認識すると共に扉21が閉じられたことを図示しない扉開閉センサからの信号により認識したあと、その扉21を施錠する(S390)。続いて、CPU32aは、受取人のユーザIDに対応付けられた解錠コードの削除要求を管理装置50に送信し(S400)、本ルーチンを終了する。管理装置50のCPU50aは、その削除要求に応じて、受取人のユーザIDに対応付けられた解錠コードをユーザ情報テーブル51から削除する。
【0036】
ところで、荷物受取処理ルーチンの実行中に何らかのエラーが発生した場合、CPU32aはそのエラーに応じたメッセージを画面33aに表示する。例えば、S340で扉21を解錠したにもかかわらず扉21の前に荷物などが置いてあって扉21が開かなかった場合には、「扉が開きません。扉の前に障害物がないか確認して下さい。」という警告文の画像を画面33aに表示させる。あるいは、S390で荷物が取り出されたにもかかわらず扉21が所定時間経っても閉められなかった場合には、「扉を閉めて下さい。」という警告文の画像を画面33aに表示させる。CPU32aは、これらの画面表示と共に、警告文を読み上げる音声をスピーカ38から出力してもよい。このときの文字サイズや音声ボリュームはS140又はS370で設定されたモードに依存する。
【0037】
ここで、本実施形態のストッカ10の構成要素と本開示のストッカの構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のストッカ10が本開示のストッカに相当し、管理装置50のHDD50dが記憶部に相当し、タッチパネル33が情報を文字で出力する出力装置に相当し、スピーカ38が情報を音声で出力する出力装置に相当し、制御装置32が制御装置に相当し、ユーザIDが利用者の識別番号に相当し、生年月日が出力レベル関連情報に相当し、出力モードが出力レベルに相当する。
【0038】
以上説明した本実施形態のストッカ10は、受取人が操作を開始する前に、カメラ37で受取人の顔を撮像して受取人の顔の特徴点を認識し、管理装置50のHDD50dを利用して受取人の顔の特徴点に対応付けられた生年月日を取得し、生年月日に基づいて出力モードを設定する。これにより、タッチパネル33の画面33aやスピーカ38は、設定された出力モードで文字や音声を出力する。つまり、このストッカ10では、受取人に出力モードを切り替えるボタンの押下を要求することなく、受取人の顔の特徴点から受取人に合った出力モードを設定し、その出力モードで文字や音声を出力する。換言すれば、受取人の顔の特徴が登録されていれば、受取人がストッカ10に近づくだけで、最初から受取人に合った出力モードが設定される。したがって、案内や警告等を受取人が理解しやすい環境を利便性よく提供することができる。
【0039】
また、ストッカ10は、受取人の解錠コードを取得し、取得した解錠コードに対応付けられた生年月日を管理装置50の記憶部50dを利用して取得し、受取人の生年月日に基づいて出力モードを設定する。これにより、タッチパネル33の画面33aやスピーカ38は、設定された出力モードで文字や音声を出力する。つまり、このストッカ10では、受取人に出力モードを切り替えるボタンの押下を要求することなく、受取人の解錠コードから受取人に合った出力モードを設定し、その出力モードで文字や音声を出力する。換言すれば、受取人の顔の特徴点が登録されていなかったとしても、解錠コードをコードリーダ35にかざせば、受取人に合った出力モードが設定される。したがって、案内や警告等を受取人が理解しやすい環境を利便性よく提供することができる。
【0040】
更に、ストッカ10では、カメラ37で撮像した受取人の顔の特徴点が管理装置50のHDD50dのユーザ情報テーブル51に記憶されていた場合には、受取人の顔の特徴点から生年月日を読み出しその生年月日に基づいて受取人に合った出力モードを設定する。一方、カメラ37で撮像した受取人の顔の特徴点がHDD50dに記憶されていなかった場合には、受取人の解錠コード(ユーザIDでもよい)から生年月日を読み出しその生年月日に基づいて受取人に合った出力モードを設定すると共に、その顔の特徴点を受取人のユーザIDに対応付ける。そのため、次回以降は、その受取人の顔の特徴点から受取人に合った出力モードが設定されるようになる。
【0041】
更にまた、生年月日に基づいて受取人が所定の高齢者範囲に入るか否かを判定し、肯定判定だったならば、出力モードを「大きめモード」に設定する。そのため、受取人が高齢者の場合には、画面33aに表示される文字サイズが大きくなるしスピーカ38のボリュームが大きくなるため、文字が見やすくなるし音声が聞き取りやすくなる。
【0042】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0043】
例えば、上述した実施形態では、ユーザ情報テーブル51に、出力レベル関連情報として生年月日がユーザIDに対応付けて記憶されているものとしたが、生年月日の代わりに、受取人の希望モード(「通常モード」か「大きめモード」)が記憶されていてもよい。その場合、図6のメインルーチンのS140ではCPU32aは顔の特徴点に対応する希望モードに出力モードを設定し、図10の荷物受取処理ルーチンのS370では解錠コード(ユーザIDでもよい)に対応する希望モードに出力モードを設定する。こうすれば、年齢にかかわらず、受取人が「大きめモード」を希望している場合には、大きな文字サイズで文字が表示されたり大きな音声ボリュームで音声が出力されたりする。
【0044】
上述した実施形態において、ストッカ10の制御装置32のCPU32aは、顔の特徴点を取得する代わりに、受取人のユーザIDを取得し、そのユーザIDを管理装置50へ送信してもよい。管理装置50のCPU50aは、受信したユーザIDに対応付けられた生年月日をユーザ情報テーブル51から読み出して制御装置32へ送信する。制御装置32のCPU32aは、受信した生年月日と現在の年月日とに基づいて年齢を算出し、その年齢が所定の高齢者範囲に入るか否かを判定し、高齢者範囲に入らなかったならば出力モードを「通常モード」に設定し、高齢者範囲に入ったならば出力モードを「大きめモード」に設定する。このようにしても、受取人の年齢にあった出力モードが設定される。但し、この場合には受取人がユーザIDを入力する必要がある。そのため、受取人の顔をカメラ37で撮像するだけでその受取人に合った出力モードに設定される上述した実施形態の方が、より利便性が高い。
【0045】
上述した実施形態では、管理装置50のHDD50dには、配達人情報テーブルが記憶されていなかったが、配達人情報テーブルが記憶されていてもよい。こうすれば、配達人についても、受取人と同様にして、配達人情報テーブルを利用することで案内や警告等を理解しやすい環境を利便性よく提供することができる
【0046】
上述した実施形態では、ユーザ情報テーブル51を管理装置50のHDD50d(外部の記憶部)に記憶したが、ユーザ情報テーブル51を制御装置32のHDD32d(内部の記憶部)に記憶してもよい。その場合、制御装置32のCPU32aは、HDD32dを利用して生年月日を読み出す。
【0047】
上述した実施形態では、管理装置50は、ストッカ10の制御装置32から解錠コードを受信すると、受信した解錠コードに対応付けられた生年月日を読み出すものとしたが、それに代えて、受信した解錠コードに対応付けられたユーザIDを読み出し、読み出したユーザIDに対応付けられた生年月日を読み出すようにしてもよい。
【0048】
上述した実施形態では、出力モードとして、「通常モード」と「大きめモード」の2つを例示したが、特にこれに限定されるものではなく、3つ以上のモード(例えば「通常モード」と「大きめモード」と「特大モード」)の中から1つのモードを設定するようにしてもよい。
【0049】
上述した実施形態では、ユーザ情報テーブル51のユーザIDに使用言語を対応付けて記憶してもよい。その場合、顔の特徴点、解錠コード又はユーザIDからそれに対応付けられた使用言語をユーザ情報テーブル51から読み出し、その使用言語でタッチパネル33の画面33aに文字を表示したり、その使用言語でスピーカ38から音声を出力したりすることができる。
【0050】
上述した実施形態では、出力レベル関連情報として、生年月日を用いたが、生年月日以外の年齢に関する情報であってもよい。例えば、月日のない生まれ年だけの情報が、出力レベル関連情報として、ユーザ情報に登録されてもよい。あるいは、複数の連続する生まれ年ごとに作成されたグループのうちの、どのグループに属するか、に関する情報が、出力レベル関連情報として、ユーザ情報に登録されてもよい。
【0051】
本開示の第1のストッカ(段落0008参照)や第2のストッカ(段落0010参照)は、以下のように構成してもよい。
【0052】
本開示の第2のストッカにおいて、前記制御装置は、前記ストッカの利用者が操作を開始する前に、前記カメラで前記利用者の顔を撮像して前記利用者の顔の特徴点を認識し、前記記憶部に前記利用者の顔の特徴点が記憶されているか否かを判定し、肯定判定だったならば、前記利用者の顔の特徴点に対応付けられた出力レベル関連情報を取得し、否定判定だったならば、前記利用者の操作に基づいて前記利用者の識別番号を取得し、前記利用者の識別番号と前記利用者の出力レベル関連情報と前記利用者の顔の特徴点とを対応付けて前記記憶部に記憶すると共に、前記識別番号に対応付けられた出力レベル関連情報を取得してもよい。こうすれば、カメラで撮像した利用者の顔の特徴点が記憶部に記憶されていた場合には、利用者の顔の特徴点から利用者に合った出力レベルを設定する。一方、カメラで撮像した利用者の顔の特徴点が記憶部に記憶されていなかった場合には、利用者の識別番号から利用者に合った出力レベルを設定すると共に、その顔の特徴点を利用者の識別番号や出力レベル関連情報に対応付ける。そのため、次回以降は、その利用者の顔の特徴点から利用者に合った出力レベルが設定されるようになる。
【0053】
本開示の第1又は第2のストッカにおいて、前記出力レベル関連情報は、年齢に関する情報であってもよい。こうすれば、例えば生年月日等、年齢に関する情報に基づいて出力装置の出力レベルを設定することができる。この場合、前記制御装置は、前記年齢に関する情報に基づいて前記利用者が所定の高齢者範囲に入るか否かを判定し、肯定判定だったならば、前記出力装置の文字サイズ及び/又は音声ボリュームが大きくなるように前記出力装置の出力レベルを設定してもよい。こうすれば、利用者が高齢者の場合には、出力装置の文字サイズ及び/又は音声ボリュームが大きくなるため、文字が見やすくなるし音声が聞き取りやすくなる。
【0054】
本開示の第1又は第2のストッカにおいて、前記出力レベル関連情報は、利用者の希望する前記出力装置の出力レベルであってもよい。例えば、年齢にかかわらず、利用者が大きな文字サイズを希望している場合にはそれに合った文字が出力されるし、利用者が大きな音声ボリュームを希望している場合にはそれに合った音声が出力される。
【0055】
本開示の第1又は第2のストッカにおいて、前記利用者は、荷物の配達者であってもよいし荷物の受取人であってもよい。配達者であれ受取人であれ、記憶部に識別番号等が記憶されている場合には、このストッカの利用者として適用されることになる。
【符号の説明】
【0056】
1 ストッカシステム、10 ストッカ、12 ネットワーク、15 携帯端末、20 納品庫、20a 本体、21 扉、30 制御ユニット、30a 本体、31 前面板、32 制御装置、32a CPU、32b ROM、32c RAM、32d HDD、32e 通信部、33 タッチパネル、33a 画面、34 カードリーダ、35 コードリーダ、36 受領印モジュール、37 カメラ、38 スピーカ、39 シリンダ錠、40 人感センサ、60 送り状、50 管理装置、50a CPU、50b ROM、50c RAM、50d HDD、50e 通信部、51 ユーザ情報テーブル、Ga 案内画像、Gb 操作画像。
図1
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図10