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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-05
(45)【発行日】2024-06-13
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/504 20060101AFI20240606BHJP
   H01R 13/46 20060101ALI20240606BHJP
   H01R 13/42 20060101ALI20240606BHJP
   H01R 13/506 20060101ALN20240606BHJP
【FI】
H01R13/504
H01R13/46 301B
H01R13/42 B
H01R13/506
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2021035239
(22)【出願日】2021-03-05
(65)【公開番号】P2022135441
(43)【公開日】2022-09-15
【審査請求日】2023-07-25
(73)【特許権者】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮村 哲矢
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 大亮
【審査官】井上 信
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-147817(JP,A)
【文献】国際公開第2013/161337(WO,A1)
【文献】特開2014-53214(JP,A)
【文献】特開2014-229535(JP,A)
【文献】国際公開第2015/151889(WO,A1)
【文献】特開平5-182712(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104279220(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子金具と、
前記端子金具を保持するハウジングとを備え、
前記ハウジングは、
可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部と、
前記第1機能部よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部とを有し、
前記第1機能部は、前記ハウジングと相手側ハウジングを嵌合状態に保持するロックアームを有しており、
前記第1機能部と前記第2機能部を一体化させるアンカー部が、前記ロックアームの撓みの支点となる支持部に形成されているコネクタ。
【請求項2】
端子金具と、
前記端子金具を保持するハウジングとを備え、
前記ハウジングは、
可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部と、
前記第1機能部よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部と、
前記端子金具を収容する端子収容室と、
前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって、前記端子金具を抜止めするランスとを有し、
前記第1機能部には、前記端子収容室を構成し、前記端子金具の一部を嵌合状態で保持する端子保持部が形成され、
前記ランスが、前記第1機能部に一体に形成され、
複数の前記端子収容室が、前記ハウジングの幅方向に並ぶように配置されており、
前記第1機能部と前記第2機能部を一体化させるアンカー部が、前記ハウジングの幅方向両端部と幅方向中央部とに配置されているコネクタ。
【請求項3】
端子金具と、
前記端子金具を保持するハウジングとを備え、
前記ハウジングは、
可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部と、
前記第1機能部よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部と、
前記端子金具を収容する端子収容室と、
前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって、前記端子金具を抜止めするランスと、
前記ハウジングと相手側ハウジングを嵌合状態に保持するロックアームとを有しており、
前記第1機能部は、
前記端子収容室の内壁部の一部を構成し、前記ランスが一体形成された抜止部材と、
前記抜止部材とは離隔して配置された前記ロックアームとを含むコネクタ。
【請求項4】
前記第1機能部は、複数の前記抜止部材を有し、
前記複数の抜止部材が、互いに離隔して配置されている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1機能部と前記第2機能部が二色成形によって一体化されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記第1機能部と前記第2機能部は、互いに嵌合することによって前記第1機能部と前記第2機能部を一体化した状態に保持するアンカー部を有している請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記第1機能部の体積が前記第2機能部の体積よりも小さい請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シールドシェルに肉抜き凹部を形成することによって、軽量化を図ったコネクタが開示されている。軽量化を図るために肉抜き凹部を形成する構成は、合成樹脂製のハウジングにも適用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-103011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
肉抜き凹部による軽量化は、肉抜き凹部の容積に相当する分だけに限定される。そのため、ハウジングが多数の肉抜き凹部を形成できない形状や、大容積の肉抜き凹部を形成できない形状である場合には、充分な軽量化を実現することができない。
【0005】
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、軽量化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
端子金具と、
前記端子金具を保持するハウジングとを備え、
前記ハウジングは、
可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部と、
前記第1機能部よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部とを有している。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施例1のコネクタの斜視図である。
図2図2は、ハウジング本体からリテーナを外した状態のハウジングの斜視図である。
図3図3は、第1機能部と第2機能部を仮想的に分離した状態をあらわす斜視図である。
図4図4は、コネクタの側断面図である。
図5図5は、実施例2のコネクタの斜視図である。
図6図6は、ハウジング本体からリテーナを外した状態のハウジングの斜視図である。
図7図7は、第1機能部と第2機能部を仮想的に分離した状態をあらわす斜視図である。
図8図8は、ロックアームを斜め下前方から見た斜視図である。
図9図9は、抜止部材を斜め上前方から見た斜視図である。
図10図10は、抜止部材を斜め上後方から見た斜視図である。
図11図11は、ハウジングの部分拡大正面図である。
図12図12は、図11のS-S線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)端子金具と、前記端子金具を保持するハウジングとを備え、前記ハウジングは、可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部と、前記第1機能部よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部とを有している。本開示のコネクタは、ハウジングの全体を第1機能部と同じ材料で製造したものに比べると、第1機能部と第2機能部の比重差に、第2機能部の体積を乗じた分だけ軽い。よって、本開示のコネクタは軽量化を図ることができる。
【0010】
(2)前記第1機能部と前記第2機能部が二色成形によって一体化されていることが好ましい。この構成によれば、第1機能部と第2機能部を別々の工程で成形した後に、合体させる場合に比べると、製造工程が少なくてすむ。
【0011】
(3)(2)において、前記第1機能部と前記第2機能部は、互いに嵌合することによって前記第1機能部と前記第2機能部を一体化した状態に保持するアンカー部を有していることが好ましい。この構成によれば、第1機能部の材料と第2機能部の材料が、接合性の低い組み合わせであっても、アンカー部の嵌合構造によって、第1機能部と第2機能部を一体化させた状態に保持することができる。
【0012】
(4)前記第1機能部の体積が前記第2機能部の体積よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、第2機能部よりも比重の大きい第1機能部の体積を、第2機能部の体積よりも小さくしたので、軽量化の効果が高い。
【0013】
(5)前記第1機能部は、前記ハウジングと相手側ハウジングを嵌合状態に保持するロックアームを有しており、前記第1機能部と前記第2機能部を一体化させるアンカー部が、前記ロックアームの撓みの支点となる支持部に形成されていることが好ましい。この構成によれば、アンカー部同士の嵌合によって、ロックアームの支持部の剛性が高まるので、ロックアームの撓み動作が安定する。
【0014】
(6)前記ハウジングは、前記端子金具を収容する端子収容室と、前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって、前記端子金具を抜止めするランスとを有し、前記第1機能部には、前記端子収容室を構成し、前記端子金具の一部を嵌合状態で保持する端子保持部が形成され、前記ランスが、前記第1機能部に一体に形成されていることが好ましい。この構成によれば、端子保持部に端子金具の一部が保持された状態で、端子金具にランスを係止させることによって、端子金具が抜止めされる。端子金具の一部を嵌合状態で保持する端子保持部と、端子金具を抜止めするランスとが、共に第1機能部に形成されている。第1機能部の材料と第2機能部の材料の熱膨張率が異なり、温度が変化する環境下で使用された場合においても、端子金具を確実に抜止めすることができる。
【0015】
(7)(6)において、複数の前記端子収容室が、前記ハウジングの幅方向に並ぶように配置されており、前記第1機能部と前記第2機能部を一体化させるアンカー部が、前記ハウジングの幅方向両端部と幅方向中央部とに配置されていることが好ましい。この構成によれば、ハウジングの幅方向両端部と幅方向中央部の3箇所に配置されたアンカー部によって、第1機能部と第2機能部を確実に一体化させることができる。
【0016】
(8)前記ハウジングは、前記端子金具を収容する端子収容室と、前記端子収容室内の前記端子金具に係止することによって、前記端子金具を抜止めするランスと、前記ハウジングと相手側ハウジングを嵌合状態に保持するロックアームとを有しており、前記第1機能部は、前記端子収容室の内壁部の一部を構成し、前記ランスが一体形成された抜止部材と、前記抜止部材とは離隔して配置された前記ロックアームとを含むことが好ましい。この構成によれば、抜止部材とロックアームを繋ぐ繋ぎ部が不要なので、その分、第1機能部を軽量化することができる。
【0017】
(9)(8)において、前記第1機能部は、複数の前記抜止部材を有し、前記複数の抜止部材が、互いに離隔して配置されていることが好ましい。この構成によれば、抜止部材同士を繋ぐ繋ぎ部が不要なので、その分、第1機能部を軽量化することができる。
【0018】
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示を具体化した実施例1を、図1図4を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本実施例1において、前後の方向については、図1におけるX-X軸と平行な斜め左下方、及び図4における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1においてY-Y軸と平行にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。上下の方向と厚さの方向を同義で用いる。左右の方向については、図1におけるZ-Z軸と平行な方向を左右方向と定義する。左右方向と幅方向を同義で用いる。
【0019】
本実施例1のコネクタAは、複数の端子金具10と、端子金具10を保持するハウジング20とを備えている。図4に示すように、端子金具10は、前後方向に細長い形状である。端子金具10の前端部には、角筒状の端子本体部11が形成されている。端子金具10の後端部には圧着部12が形成されている。圧着部12は、電線13の前端部に固着されている。
【0020】
図1,2に示すように、ハウジング20は、全体として偏平な直方形をなす。即ち、ハウジング20の幅方向の寸法は、前後方向の寸法及び厚さ寸法よりも大きく、前後方向の寸法は厚さ寸法よりも大きい。ハウジング20は、単一部品であるハウジング本体21と、ハウジング本体21に組み付けられるリテーナ28とを有している。
【0021】
ハウジング本体21の上面には、ロックアーム22が形成されている。ロックアーム22は、ハウジング本体21の幅方向における中央部に配置されている。ロックアーム22は、ハウジング本体21の前端部に連なる支持部23から、後方へ片持ち状に延出した板状の部位である。ロックアーム22は上下方向、即ち本体の上面に対して接近・離隔する方向へ弾性変位することができる。
【0022】
ハウジング20を相手側ハウジング40のフード部41に嵌合する過程では、ロックアーム22が、フード部41と干渉してハウジング本体21の上面に接近するように撓む。図4に示すように、ハウジング20がフード部41に嵌合すると、ロックアーム22が上方へ弾性復帰してロック孔42に係止する。ロックアーム22とロック孔42の係止作用によって、ハウジング20と相手側ハウジング40が嵌合状態にロックされる。
【0023】
ハウジング本体21内には、複数の端子収容室24が、端子金具10の長さ方向と直交する幅方向に並んで形成されている。端子収容室24は前後方向に細長い空間である。端子収容室24の前端部は、端子保持部25として機能する(図4参照)。端子保持部25には、ランス26が形成されている。ランス26は、上下方向へ弾性変位し得るようになっている。図2,4に示すように、ハウジング本体21の下面には、全ての端子収容室24と連通する取付孔27が形成されている。取付孔27に取り付けられたリテーナ28は、本係止位置と、本係止位置よりも下方の仮係止位置との間で上下方向に移動することができる。
【0024】
端子金具10は、リテーナ28が仮係止位置にある状態で、ハウジング20の後方から端子収容室24内に挿入される。端子金具10が端子収容室24に挿入されると、図4に示すように、端子本体部11が端子保持部25に嵌合し、端子本体部11にランス26が係止する。端子金具10を挿入した後、仮係止位置のリテーナ28を本係止位置へ押し込むと、リテーナ28が端子本体部11の後端に係止する。端子金具10は、ランス26による一次係止作用と、リテーナ28による二次係止作用とによって、抜止めされる。
【0025】
ハウジング本体21は、合成樹脂製の第1機能部30と、同じく合成樹脂製の第2機能部32とを、二色成形によって一体化した単一部品である。本実施例1では、第1機能部30の合成樹脂材料として、弾性を有するPBT(ポリブチレンテレフタレート)を用いている。PBTの比重は、約1.31~1.38である。第2機能部32の合成樹脂材料は、第1機能部30の材料よりも比重の小さい、PP(ポリプロピレン)である。PPの比重は、約0.91~1.09である。第1機能部30の体積は、第2機能部32の体積よりも小さい。
【0026】
第1機能部30は、全ての端子保持部25と、全てのランス26と、ロックアーム22とを含む。第1機能部30は、ハウジング本体21のうち全ての端子収容室24の端子保持部25を含む前側収容部31と、ロックアーム22とを有する単一の部位である。図3に示すように、前側収容部31は、幅方向に細長い直方形である。前側収容部31においては、全ての端子保持部25が一体的に繋がっており、各端子保持部25内にランス26が形成されている。前側収容部31とロックアーム22は互いに繋がっている。ロックアーム22の支持部23は前側収容部31の上面に繋がっており、ロックアーム22は、前側収容部31から後方へ片持ち状に延出している。ロックアーム22は、前側収容部31に対して上下方向へ弾性変位することが可能である。
【0027】
第2機能部32は、ハウジング本体21のうち第1機能部30以外の部位を構成する単一部位である。第2機能部32は、全ての端子収容室24のうち端子保持部25よりも後方の部位を含む後側収容部33と、アーム状保持部34とを有する単一の部位である。図3に示すように、アーム状保持部34は、第2機能部32の幅方向中央部から、前方へ片持ち状に延出している。第1機能部30と第2機能部32が合体した状態では、前側収容部31と後側収容部33が前後に並んで繋がることによって、端子収容室24と取付孔27が構成されている。ロックアーム22は後側収容部33の上面を覆うように配置され、アーム状保持部34の前端部が、前側収容部31の上面とロックアーム22の下面との隙間に潜り込む。
【0028】
第1機能部30は、1つの第1センターアンカー部35と、左右一対の第1サイドアンカー部36とを有する。第2機能部32は、1つの第2センターアンカー部37と、左右一対の第2サイドアンカー部38とを有する。各アンカー部35,36,37,38は、凹凸形状又は段差形状を有する。第1センターアンカー部35は、ハウジング20の左右方向中央部に位置するロックアーム22の支持部23に形成されている(図4参照)。図1~3に示すように、第1サイドアンカー部36は、前側収容部31の左右両端部に形成されている。図3に示すように、第2センターアンカー部37は、アーム状保持部34の前端部に形成されている。図1~3に示すように、第2サイドアンカー部38は、後側収容部33の左右両端部に形成されている。
【0029】
第1センターアンカー部35と第2センターアンカー部37は、互いに前後方向、上下方向及び左右方向に接触して係止した状態で嵌合している。両センターアンカー部35,37同士の嵌合によって、第1機能部30と第2機能部32は、三次元方向へ相対変位しないように保持されている。一対の第1サイドアンカー部36と一対の第2サイドアンカー部38は、互いに前後方向、上下方向及び左右方向に接触し合う状態で嵌合している。両サイドアンカー部36,38同士の嵌合によって、第1機能部30と第2機能部32は、三次元方向へ相対変位しないように保持されている。
【0030】
ハウジング本体21は、二色成形によって製造される。二色成形では、まず、図示しない一次成形金型によって、一次成形品を成形する。次に、一次成形品を図示しない二次成形金型にセットし、二次成形金型によって、ハウジング本体21を構成する二次成形部を成形すると同時に、二次成形部を一次成形品と合体させる。一次成形品は、二次成形部と合体することによって、ハウジング本体21を構成する一次成形部となる。
【0031】
この二色成形による製造方法によれば、一次成形工程において、一次成形品及び一次成形部としての第1機能部30を成形し、二次成形工程において、二次成形部としての第2機能部32を成形するという手順で、ハウジング本体21を製造することができる。この場合、一次成形部の比重が二次成形部の比重よりも大きい。また、別の手順としては、一次成形工程において、一次成形品及び一次成形部としての第2機能部32を成形し、二次成形工程において、二次成形部としての第1機能部30を成形してもよい。この場合、一次成形部の比重が二次成形部の比重よりも小さい。
【0032】
本実施例1のコネクタAは、端子金具10と、ハウジング20とを備えている。ハウジング20は、可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部30と、第1機能部30よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部32とを有している。本実施例1のコネクタAは、ハウジング20を、比重の異なる複数種類の合成樹脂材料によって構成している。したがって、ハウジング20の全体を比重の大きい第1機能部30と同じ材料で製造したものに比べると、本実施例1のコネクタAは、第1機能部30と第2機能部32の比重差に、第2機能部32の体積を乗じた分だけ軽くなっている。よって、本実施例1のコネクタAは軽量化が実現されている。
【0033】
第1機能部30と第2機能部32は二色成形によって一体化されている。本実施例1のコネクタAは、第1機能部30と第2機能部32を別々の工程で成形した後に、組み付けて合体させる場合に比べると、製造工程が少なくて済む。
【0034】
第1機能部30の材料であるPBTと第2機能部32の材料であるPPは、二色成形したときに接合性の低い組み合わせである。そのため、第1機能部30と第2機能部32が分離することが懸念される。しかし、本実施例1の第1機能部30と第2機能部32は、互いに嵌合することによって第1機能部30と第2機能部32を一体化した状態に保持するアンカー部35,36,37,38を有している。第1機能部30のアンカー部35,36と第2機能部32のアンカー部37,38との嵌合構造によって、第1機能部30と第2機能部32を一体化させた状態に保持することができる。
【0035】
本実施例1のコネクタAは、第2機能部32よりも比重の大きい第1機能部30の体積を、第2機能部32の体積よりも小さくしている。したがって、第1機能部30の体積が第2機能部32の体積よりも大きい場合や、第1機能部30と第2機能部32が同じ体積である場合に比べると、本実施例1のコネクタAは、軽量化の効果が高い。
【0036】
第1機能部30は、ハウジング20と相手側ハウジング40を嵌合状態に保持するロックアーム22を有している。第1センターアンカー部35は、ロックアーム22の撓みの支点となる支持部23に形成されている。この構成によれば、両センターアンカー部35,37同士の嵌合によって、ロックアーム22の支持部23の剛性が高まるので、ロックアーム22の撓み動作が安定する。
【0037】
ハウジング20は、端子金具10を収容する端子収容室24と、端子収容室24内の端子金具10に係止することによって、端子金具10を抜止めするランス26とを有している。第1機能部30には、端子収容室24を構成し、端子金具10の一部を嵌合状態で保持する端子保持部25が形成されている。ランス26は、第1機能部30に一体に形成されている。端子保持部25に端子金具10の一部である端子本体部11が保持された状態では、端子金具10は、ランス26の係止によって抜止めされる。端子金具10の端子本体部11を嵌合状態で保持する端子保持部25と、端子金具10を抜止めするランス26とが、共に第1機能部30に形成されている。したがって、第1機能部30の材料と第2機能部32の材料の熱膨張率が異なり、温度が変化する環境下で使用された場合においても、端子金具10を確実に抜止めすることができる。
【0038】
ハウジング20には、複数の端子収容室24が、ハウジング20の幅方向に並ぶように配置されている。第1センターアンカー部35と第2センターアンカー部37は、ハウジング20の幅方向中央部に配置されている。一対の第1サイドアンカー部36と一対の第2サイドアンカー部38は、ハウジング20の幅方向両端部に配置されている。この構成によれば、ハウジング20の幅方向両端部と幅方向中央部の3箇所に配置されたアンカー部35,36,37,38によって、第1機能部30と第2機能部32を確実に一体化させることができる。
【0039】
[実施例2]
本開示を具体化した実施例2を、図5図12を参照して説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本実施例2において、前後の方向については、図5におけるX-X軸と平行な斜め左下方、及び図12における左方を前方と定義する。上下の方向については、図5においてY-Y軸と平行にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。上下の方向と厚さの方向を同義で用いる。左右の方向については、図5におけるZ-Z軸と平行な方向を左右方向と定義する。左右方向と幅方向を同義で用いる。
【0040】
本実施例2のコネクタBは、複数の端子金具50と、端子金具50を保持するハウジング60とを備えている。図12に示すように、端子金具50は、前後方向に細長い形状である。端子金具50の前端部には、角筒状の端子本体部51が形成されている。端子金具50の後端部には圧着部52が形成されている。圧着部52は、電線53の前端部に固着されている。
【0041】
図5,6に示すように、ハウジング60は、全体として偏平な直方形をなす。即ち、ハウジング60の幅方向の寸法は、前後方向の寸法及び厚さ寸法よりも大きく、前後方向の寸法は厚さ寸法よりも大きい。ハウジング60は、単一部品であるハウジング本体61と、ハウジング本体61に組み付けられるリテーナ68とを有している。
【0042】
ハウジング本体61の上面には、ロックアーム62が形成されている。ロックアーム62は、ハウジング本体61の幅方向における中央部に配置されている。ロックアーム62は、ハウジング本体61の前端部に連なる支持部63と、支持部63から後方へ片持ち状に延出した板状のアーム部64とを有する単一部位である。ロックアーム62は上下方向、即ち、本体の上面に対して接近・離隔する方向へ弾性変位することができる。
【0043】
ハウジング60を相手側ハウジング95のフード部96に嵌合する過程では、ロックアーム62が、フード部96のロック孔97と干渉してハウジング本体61の上面に接近するように撓む。図12に示すように、ハウジング60がフード部96に嵌合すると、ロックアーム62が上方へ弾性復帰してロック孔97に係止する。ロックアーム62とロック孔97の係止作用によって、ハウジング60と相手側ハウジング95が嵌合状態にロックされる。
【0044】
ハウジング本体61内には、複数の端子収容室65が、端子金具50の長さ方向と直交する幅方向に並んで形成されている。図12に示すように、端子収容室65は前後方向に細長い空間である。端子収容室65の前端部には、上下方向へ弾性変位することが可能なランス66が形成されている。ハウジング本体61の下面には、全ての端子収容室65と連通する取付孔67が形成されている。取付孔67に取り付けられたリテーナ68は、本係止位置と、本係止位置よりも下方の仮係止位置との間で上下方向に移動することができる。
【0045】
端子金具50は、リテーナ68が仮係止位置にある状態で、ハウジング60の後方から端子収容室65内に挿入される。端子金具50が端子収容室65に挿入されると、端子本体部51にランス66が係止する。端子金具50を挿入した後、仮係止位置のリテーナ68を本係止位置へ押し込むと、リテーナ68が端子本体部51の後端に係止する。端子金具50は、ランス66による一次係止作用と、リテーナ68による二次係止作用とによって、抜止めされる。
【0046】
ハウジング本体61は、合成樹脂製の第1機能部70と、同じく合成樹脂製の第2機能部75とを、二色成形によって一体化した単一部品である。本実施例2では、第1機能部70の合成樹脂材料として、弾性を有するPBT(ポリブチレンテレフタレート)を用いている。PBTの比重は、約1.31~1.38である。第2機能部75の合成樹脂材料は、第1機能部70の材料よりも比重の小さい、PP(ポリプロピレン)である。PPの比重は、約0.91~1.09である。第1機能部70の体積は、第2機能部75の体積よりも小さい。
【0047】
図7,12に示すように、第1機能部70は、1つのロックアーム62と、全てのランス66が個別に一体形成された複数の抜止部材71とから構成されている。複数の抜止部材71同士は、互いに離隔した位置に配置されている。ロックアーム62は、全ての抜止部材71から離隔した位置に配置されている。第1機能部70は、互いに離隔した位置関係で配置された複数の独立部位によって構成されている。
【0048】
ロックアーム62は、支持部63と、支持部63から後方へ片持ち状に延出した板状のアーム部64とを有する単一部位である。アーム部64は、支持部63に対して上下方向へ弾性的に変位することができる。図9,10に示すように、1つの抜止部材71は、前後方向に細長い板状のベース部72と、ランス66とを有する単一部位である。ランス66は、ベース部72の上面に沿って前方へ片持ち状に延出した形状である。ランス66は、ベース部72に対して上下方向へ弾性的に変位することができる。
【0049】
第2機能部75は、ハウジング本体61のうち第1機能部70以外の部位を構成する単一部位である。第2機能部75内には、全ての端子収容室65と、取付孔67とが形成されている。ロックアーム62は第2機能部75の上面を覆うように配置されている。第2機能部75の前端部における左右方向中央部には、ロックアーム62の支持部63が繋がっている。ロックアーム62は、支持部63を支点として、第2機能部75の上面に対して接近・離間するように上下方向へ弾性変位することができる。
【0050】
各端子収容室65の前端部には、抜止部材71が収容されている。ベース部72は、端子収容室65の内壁面に沿うように配置されている。ランス66は、端子収容室65内に臨むように配置されている。ランス66は、ランス66の後端部を支点として上下方向へ弾性変位することができる。
【0051】
第1機能部70は、1つの第1センターアンカー部80と、複数の第1前側アンカー部81と、複数の第1後側アンカー部84とを有する。第2機能部75は、1つの第2センターアンカー部85と、複数の第2前側アンカー部86と、複数の第2後側アンカー部87とを有する。
【0052】
図7,8,12に示すように、第1センターアンカー部80は、ロックアーム62の支持部63に形成されている。図9,10に示すように、第1前側アンカー部81は、抜止部材71のベース部72の前端部に形成されている。第1前側アンカー部81は、上下左右に間隔を空けて配置されている。第1前側アンカー部81は、前方へ突出した4つの突起部82と、4つの突起部82の後端部同士を繋ぐ連結部83とを有する。第1後側アンカー部84は、ベース部72の後端部に形成されている。
【0053】
図6,7に示すように、第2センターアンカー部85は、第2機能部75の上面の前端部のうち左右方向中央部に形成されている。図12に示すように、第2前側アンカー部86は、端子収容室65の前端を区画する前壁部88に形成されている。前壁部88には、タブ挿入口89と治具挿入口90が形成されている。タブ挿入口89は、図示しない相手側端子のタブを端子収容室65に挿入させるための開口部である。治具挿入口90は、ランス66を端子金具50から解離させるための図示しない治具を挿入するための開口部である。図12に示すように、第2後側アンカー部87は、端子収容室65の内壁部のうち、第2前側アンカー部86よりも後方の位置に形成されている。
【0054】
第1センターアンカー部80と第2センターアンカー部85は、互いに前後方向、上下方向及び左右方向に接触して係止した状態で嵌合している。両センターアンカー部80,85同士の嵌合によって、ロックアーム62と第2機能部75は、三次元方向へ相対変位しないように保持されている。
【0055】
第1前側アンカー部81と第2前側アンカー部86は、互いに前後方向、上下方向及び左右方向に接触して係止した状態で嵌合している。具体的には、4つの突起部82のうち上側の2つの突起部82が、タブ挿入口89の開口縁部のうち左右両側縁部に嵌合する。4つの突起部82のうち下側の2つの突起部82は、治具挿入口90の開口縁部のうち左右両側縁部に嵌合する。連結部83は、タブ挿入口89と治具挿入口90とを仕切る仕切壁の後面に嵌合する。第1後側アンカー部84と第2後側アンカー部87は、互いに前後方向、上下方向及び左右方向に接触して係止した状態で嵌合している。前側アンカー部81,86同士の嵌合と後側アンカー部84,87同士の嵌合とによって、抜止部材71と第2機能部75は、三次元方向へ相対変位しないように保持されている。
【0056】
ハウジング本体61は、二色成形によって製造される。二色成形では、まず、図示しない一次成形金型によって、一次成形品を成形する。次に、一次成形品を図示しない二次成形金型にセットし、二次成形金型によって、ハウジング本体61を構成する二次成形部を成形すると同時に、二次成形部を一次成形品と合体させる。一次成形品は、二次成形部と合体することによって、ハウジング本体61を構成する一次成形部となる。
【0057】
この二色成形による製造方法によれば、一次成形工程において、一次成形品及び一次成形部としての第1機能部70を成形し、二次成形工程において、二次成形部としての第2機能部75を成形するという手順で、ハウジング本体61を製造することができる。この場合、一次成形部の比重が二次成形部の比重よりも大きい。また、別の手順としては、一次成形工程において、一次成形品及び一次成形部としての第2機能部75を成形し、二次成形工程において、二次成形部としての第1機能部70を成形してもよい。この場合、一次成形部の比重が二次成形部の比重よりも小さい。
【0058】
本実施例2のコネクタBは、端子金具50と、ハウジング60とを備えている。ハウジング60は、可撓性を有する合成樹脂材料からなる第1機能部70と、第1機能部70よりも比重の小さい合成樹脂材料からなる第2機能部75とを有している。本実施例2のコネクタBは、ハウジング60を、比重の異なる複数種類の合成樹脂材料によって構成している。したがって、ハウジング60の全体を比重の大きい第1機能部70と同じ材料で製造したものに比べると、本実施例2のコネクタBは、第1機能部70と第2機能部75の比重差に、第2機能部75の体積を乗じた分だけ軽くなっている。よって、本実施例2のコネクタBは軽量化が実現されている。
【0059】
第1機能部70と第2機能部75は二色成形によって一体化されている。本実施例2のコネクタBは、第1機能部70と第2機能部75を別々の工程で成形した後に、組み付けて合体させる場合に比べると、製造工程が少なくて済む。
【0060】
第1機能部70の材料であるPBTと第2機能部75の材料であるPPは、二色成形したときに接合性の低い組み合わせである。そのため、第1機能部70と第2機能部75が分離することが懸念される。しかし、本実施例2の第1機能部70と第2機能部75は、互いに嵌合することによって第1機能部70と第2機能部75を一体化した状態に保持するアンカー部80,81,84,85,86,87を有している。第1機能部70のアンカー部80,81,84と第2機能部75のアンカー部85,86,87との嵌合構造によって、第1機能部70と第2機能部75を一体化させた状態に保持することができる。
【0061】
本実施例2のコネクタBは、第2機能部75よりも比重の大きい第1機能部70の体積を、第2機能部75の体積よりも小さくしている。即ち、ロックアーム62の体積と、全ての抜止部材71の体積とを併せた総体積は、第2機能部75の体積よりも小さい。第1機能部70の総体積が第2機能部75の体積よりも大きい場合や、第1機能部70の総体積と第2機能部75の体積が同じである場合に比べると、本実施例2のコネクタBは、軽量化の効果が高い。
【0062】
第1機能部70は、ハウジング60と相手側ハウジング95を嵌合状態に保持するロックアーム62を有している。第1センターアンカー部80と第2センターアンカー部85は、ロックアーム62の撓みの支点となる支持部63に形成されている。この構成によれば、両センターアンカー部80,85同士の嵌合によって、ロックアーム62の支持部63の剛性が高まるので、ロックアーム62の撓み動作が安定する。
【0063】
ハウジング60は、端子金具50を収容する端子収容室65と、端子収容室65内の端子金具50に係止することによって、端子金具50を抜止めするランス66と、ハウジング60と相手側ハウジング95を嵌合状態に保持するロックアーム62とを有する。第1機能部70は、端子収容室65の内壁部の一部を構成し、ランス66が一体形成された抜止部材71と、抜止部材71とは離隔して配置されたロックアーム62とを含む。ロックアーム62と抜止部材71は、ロックアーム62と抜止部材71との間に介在する第2機能部75を介して位置決めされている。抜止部材71とロックアーム62を繋ぐ繋ぎ部が不要なので、その分、第1機能部70を軽量化することができる。
【0064】
第1機能部70は複数の抜止部材71を有しており、複数の抜止部材71は互いに離隔している。隣り合う抜止部材71は、両抜止部材71の間に介在する第2機能部75を介して位置決めされている。隣り合う抜止部材71同士を繋ぐ繋ぎ部が不要なので、その分、第1機能部70を軽量化することができる。
【0065】
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記のような実施形態も含まれることが意図される。
上記実施例1,2では、第1機能部と前記第2機能部を二色成形によって一体化したが、第1機能部と前記第2機能部は、別々の工程で成形した後に合体させてもよい。
上記実施例1,2では、アンカー部によって第1機能部と第2機能部を一体化させた状態に保持したが、第1機能部の材料と第2機能部の材料が接合性の高い組み合わせである場合は、アンカー部を形成しなくてもよい。
上記実施例1,2では、第1機能部の体積を第2機能部の体積よりも小さくしたが、第1機能部の体積は、第2機能部の体積と同じでもよく、第2機能部の体積よりも大きくてもよい。
上記実施例1では、第1機能部に端子保持部とランスとロックアームを形成したが、端子保持部とランスを第1機能部に形成し、ロックアームを第2機能部に形成してもよい。
上記実施例1,2では、第1機能部の材料をPBT、第2機能部の材料をPPとしたが、第1機能部と第2機能部の材料の組み合わせは実施例1,2に限らない。第1機能部の材料としては、例えば、PBT,PVC(ポリ塩化ビニル),PET(ポリエチレンテレフタレート),PPS(ポリフェニレンスルファイド)のいずれかを選択することができる。第2機能部の材料としては、例えば、PP,PE(ポリエチレン),PS(ポリスチレン),PA(ポリアミド)のいずれかを選択することができる。
【符号の説明】
【0066】
A…コネクタ
B…コネクタ
10…端子金具
11…端子本体部
12…圧着部
13…電線
20…ハウジング
21…ハウジング本体
22…ロックアーム
23…支持部
24…端子収容室
25…端子保持部
26…ランス
27…取付孔
28…リテーナ
30…第1機能部
31…前側収容部
32…第2機能部
33…後側収容部
34…アーム状保持部
35…第1センターアンカー部(アンカー部)
36…第1サイドアンカー部(アンカー部)
37…第2センターアンカー部(アンカー部)
38…第2サイドアンカー部(アンカー部)
40…相手側ハウジング
41…フード部
42…ロック孔
50…端子金具
51…端子本体部
52…圧着部
53…電線
60…ハウジング
61…ハウジング本体
62…ロックアーム
63…支持部
64…アーム部
65…端子収容室
66…ランス
67…取付孔
68…リテーナ
70…第1機能部
71…抜止部材
72…ベース部
75…第2機能部
80…第1センターアンカー部(アンカー部)
81…第1前側アンカー部(アンカー部)
82…突起部
83…連結部
84…第1後側アンカー部(アンカー部)
85…第2センターアンカー部(アンカー部)
86…第2前側アンカー部(アンカー部)
87…第2後側アンカー部(アンカー部)
88…前壁部
89…タブ挿入口
90…治具挿入口
95…相手側ハウジング
96…フード部
97…ロック孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12