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特許7499311高コンダクタンスバルブのための制御プレート
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-05
(45)【発行日】2024-06-13
(54)【発明の名称】高コンダクタンスバルブのための制御プレート
(51)【国際特許分類】
   F16K 1/36 20060101AFI20240606BHJP
【FI】
F16K1/36 Z
F16K1/36 J
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2022181020
(22)【出願日】2022-11-11
(62)【分割の表示】P 2019566967の分割
【原出願日】2018-06-04
(65)【公開番号】P2023001355
(43)【公開日】2023-01-04
【審査請求日】2022-11-11
(31)【優先権主張番号】62/515,063
(32)【優先日】2017-06-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591203428
【氏名又は名称】イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】ブ,キム・ゴク
【審査官】冨永 達朗
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0138730(US,A1)
【文献】特開平11-270699(JP,A)
【文献】特開昭59-183207(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0362080(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0279376(US,A1)
【文献】特開2013-050158(JP,A)
【文献】特開2010-230159(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バルブアセンブリであって、
バルブ本体であって、該バルブ本体に画定されたバルブチャンバと、該バルブチャンバの基部において、前記バルブチャンバと流体連通する、前記バルブ本体に形成された少なくとも1つの第1の流体導管開口と、前記バルブチャンバの前記基部において、前記バルブチャンバと流体連通する、前記バルブ本体に形成された少なくとも1つの第2の流体導管開口と、前記バルブ本体に一体的に形成され、前記バルブチャンバの前記基部から上向きに延伸し、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントの間に中間バルブチャンバ部分を画定する、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントと、を有し、
前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第2の流体導管開口の一方は流体導管インレット開口であり、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第2の流体導管開口の他方は流体導管アウトレット開口である、バルブ本体と、
第1の側面と前記第1の側面に対向する第2の側面とを有する制御プレート本体を含む制御プレートであって、前記制御プレート本体は、前記第1の側面の表面領域が前記少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントと密着して接触する閉位置と、前記表面領域と前記少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントとの間に開放間隙が存在する開位置との間で可動であり、前記制御プレートは、前記少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントの周縁内で、前記第1の側面から前記制御プレート本体を通って前記第2の側面へと延伸する少なくとも1つの流体通路を有する、制御プレートと、を備える、バルブアセンブリ。
【請求項2】
前記少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントは、形状が実質的に円形の2つの隣接するオリフィスリッジセグメントを含み、さらに、前記2つの隣接するオリフィスリッジセグメントの外側に配置される外側バルブチャンバ部分、および、前記2つの隣接するオリフィスリッジセグメントの内側に配置される内側バルブチャンバ部分を画定する、請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【請求項3】
前記バルブアセンブリは、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備え、前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口は前記内側バルブチャンバ部分と流体連通し、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口は前記中間バルブチャンバ部分と流体連通し、前記制御プレート本体の前記第1の側面の前記表面領域は、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、前記2つの隣接するオリフィスリッジセグメントに密着して接触する、請求項2に記載のバルブアセンブリ。
【請求項4】
前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記制御プレートの前記少なくとも1つの流体通路は、前記内側バルブチャンバ部分と前記外側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にする、請求項3に記載のバルブアセンブリ。
【請求項5】
前記バルブアセンブリは、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備え、前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口は前記外側バルブチャンバ部分と流体連通し、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口は前記中間バルブチャンバ部分と流体連通し、前記制御プレート本体の前記第1の側面の前記表面領域は、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、前記2つの隣接するオリフィスリッジセグメントに密着して接触する、請求項2に記載のバルブアセンブリ。
【請求項6】
前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記制御プレートの前記少なくとも1つの流体通路は、前記外側バルブチャンバ部分と前記内側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にする、請求項5に記載のバルブアセンブリ。
【請求項7】
前記少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントは、実質的に円形である4つの隣接するオリフィスリッジセグメントを含み、前記4つの隣接するオリフィスリッジセグメントは、最大のオリフィスリッジセグメント、前記最大のオリフィスリッジセグメントによって囲まれた第1のより小さいオリフィスリッジセグメント、前記第1のより小さいオリフィスリッジセグメントによって囲まれた第2のより小さいオリフィスリッジセグメント、および、前記第2のより小さいオリフィスリッジセグメントによって囲まれた最小のオリフィスリッジセグメントを含み、前記4つの隣接するオリフィスリッジセグメントは、前記4つの隣接するオリフィスリッジセグメントの外側に配置されている外側バルブチャンバ部分、前記4つの隣接するオリフィスリッジセグメントの内側に配置されている内側バルブチャンバ部分、前記最大のオリフィスリッジセグメントと前記第1のより小さいオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第1の中間バルブチャンバ部分、前記第1のより小さいオリフィスリッジセグメントと前記第2のより小さいオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第2の中間バルブチャンバ部分、および、前記第2のより小さいオリフィスリッジセグメントと前記最小のオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第3の中間バルブチャンバ部分を画定する、請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【請求項8】
前記バルブアセンブリは、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備え、前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口は前記内側バルブチャンバ部分と流体連通し、前記少なくとも1つの第2の流体導管開口は前記第1の中間バルブチャンバ部分と流体連通し、前記制御プレート本体の前記第1の側面の前記表面領域の第1の連続した途切れのない平坦な部分は、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、前記最大のオリフィスリッジセグメントおよび前記第1のより小さいオリフィスリッジセグメントに密着して接触する、請求項7に記載のバルブアセンブリ。
【請求項9】
前記バルブ本体は、前記第2の流体導管と流体連通する少なくとも1つの第3の流体導管開口をさらに含み、前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記少なくとも1つの第3の流体導管開口は前記第3の中間バルブチャンバ部分と流体連通し、前記制御プレート本体の前記第1の側面の前記表面領域の第2の連続した途切れのない平坦な部分は、前記少なくとも1つの第1の流体導管開口と前記少なくとも1つの第3の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、前記第2のより小さいオリフィスリッジセグメントおよび前記最小のオリフィスリッジセグメントに密着して接触する、請求項8に記載のバルブアセンブリ。
【請求項10】
前記少なくとも1つの流体通路は、前記制御プレート本体の半径方向内側部分の周りに配置されている第1の複数の傾斜流体通路と、前記制御プレート本体の半径方向外側部分の周りに配置されており、前記制御プレート本体を通じて実質的に真っ直ぐに延伸する第2の複数の直線流体通路とを含み、前記第1の複数の傾斜流体通路は、前記制御プレート本体の前記第2の側面から前記第1の側面に向かって半径方向内向きに傾斜している、請求項9に記載のバルブアセンブリ。
【請求項11】
前記制御プレート本体の前記第1の側面の前記表面領域の前記第2の連続した途切れのない平坦な部分は、前記第1の複数の傾斜流体通路と前記第2の複数の直線流体通路との間に配置されており、前記表面領域の前記第1の連続した途切れのない平坦な部分は、前記第2の複数の直線流体通路の半径方向外側に配置されている、請求項10に記載のバルブアセンブリ。
【請求項12】
前記制御プレート本体が前記閉位置にあるとき、前記制御プレート内の前記第1の複数の傾斜流体通路は、前記内側バルブチャンバ部分と前記外側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にし、前記第1の複数の傾斜流体通路および前記第2の複数の直線流体通路は、前記内側バルブチャンバ部分、前記外側バルブチャンバ部分、および前記第2の中間バルブチャンバ部分の間の流体連通を可能にする、請求項11に記載のバルブアセンブリ。
【請求項13】
前記バルブチャンバをシールするバルブダイヤフラムを更に備える、請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【請求項14】
前記バルブダイヤフラムを有するトップワークを備え、
該トップワークは、前記バルブ本体の上に設置される、請求項13に記載のバルブアセンブリ。
【請求項15】
前記バルブダイヤフラムは前記トップワークに一体的に形成されている、請求項14に記載のバルブアセンブリ。
【請求項16】
前記バルブ本体と前記バルブダイヤフラムは同じ材料で作られている、請求項13に記載のバルブアセンブリ。
【請求項17】
前記バルブ本体、前記制御プレート本体、前記バルブダイヤフラムは、ステンレス鋼合金で作られている、請求項13に記載のバルブアセンブリ。
【請求項18】
前記少なくとも1つの流体通路は、前記制御プレート本体の前記第2の側面から前記第1の側面へ半径方向内向きに傾斜する複数の傾斜流体通路を有し、
前記制御プレート本体は、制御シャフトのスタブを受容する中心貫通孔と止まり穴のうちいずれか一つを有し、前記中心貫通孔は前記制御プレート本体の中心を通って延び、前記止まり穴は前記制御プレート本体の前記第2の側面を中心に形成されている、請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【請求項19】
前記複数の傾斜流体通路は、前記第1の側面に隣接する内側バルブチャンバ部分と、前記第2の側面に隣接する外側バルブチャンバ部分との間で流体連通を提供し、前記第1の側面が前記少なくとも一対の接するオリフィスリッジセグメントをシール係合するとき、バルブダイヤフラムを提供する、請求項18に記載のバルブアセンブリ。
【請求項20】
前記制御プレート本体は、少なくとも一つの流体通路を穿孔可能にするポケット又は凹部を有し、前記少なくとも一つの流体通路は、前記ポケット又は凹部から前記制御プレート本体の前記第2の側面まで延びる複数の傾斜通路を有する、請求項1に記載のバルブアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、本明細書において、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2017年6月5日に出願された「バルブのための貫流路を備えた制御プレート(CONTROL PLATE WITH FLOW-THROUGH PASSAGE FOR A VALVE)」と題する米国仮出願第62/515,063号に対する、米国特許法第119条(e)項に基づく利益を主張する。本出願は、2016年7月7日に出願された「バルブ内の制御プレート(CONTROL PLATE IN A VALVE)」と題する米国特許出願第15/204,245号、ならびに、2016年6月15日に出願された「バルブのための低ヒステリシスダイヤフラム(LOW HYSTERESIS DIAPHRAGM FOR A VALVE)」と題する米国特許出願第15/182,978号、2015年11月4日に出願された「バルブストローク増幅メカニズムアセンブリ(VALVE STROKE AMPLIFIER MECHANISM ASSEMBLY)」と題する米国特許出願第14/932,086号、および、2015年6月12日に出願された「流体および蒸気のための高コンダクタンスバルブ(HIGH CONDUCTANCE VALVE FOR FLUIDS AND VAPORS)」と題する米国特許出願第14/737,564号に関連し、これらは各々、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
背景
本発明は、バルブを通過する流体の流れを調整するために、極度に開いた状態と極度に閉じた状態との間の任意の位置に能動的に配置することができる流体制御バルブの可動部分に関する。可動部分は、流れる流体の一部が制御プレートを通過するための設備を含み、それにより、流体が停滞する可能性を減らすことにより、清浄度が改善する。本発明は、半導体デバイス、医薬品、またはファインケミカルを製造する産業プロセス内の流体送達の高純度比例制御または変調制御を目的としたバルブ、および、比例制御と共に、完全に閉じた状態における漏れ止め遮断を同時に要求する多くの同様の流体送達システムに特に有用である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
概要
上記を考慮して、本出願人は、内部バルブ容積の流体掃引を強化するために少なくとも1つの貫流路を有する可動制御プレートを含む高純度流体制御バルブを発明した。バルブはジェットおよびシートのタイプであり、比較的狭い平面状のランドが流体通路の開口部に形成され、平坦なシートが流体の流れを遮断するためにランドと接触するように動かされ得る。本開示において、ジェット要素は通常、オリフィスリッジとして説明され、シート要素は通常、制御プレートとして説明される。このバルブは、入れ子式オリフィスリッジを使用して、小さい密閉面積で大きい制御間隙長を提供することにより、小さいアクチュエータ運動で高いコンダクタンスを実現する。制御プレートには、隣接するオリフィスリッジセグメントを橋絡して完全に閉じた状態で流体の流れを遮断するサイズの連続した途切れのない平坦な部分がある。オリフィスリッジセグメントは同一平面上にあり、周回して制御プレートが着座する平滑な表面を提供する。貫流制御プレートは、半導体製造におけるガス送達などの高速作動比例制御用途において特に有用である。
【0004】
一実施形態によれば、制御プレートは、平坦な側面を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体を備え、制御プレート本体は、少なくとも1つの流体通路によって貫通され、少なくとも1つの流体通路は、平坦な側面から反対の側面へと延伸する。
【0005】
別の実施形態によれば、バルブアセンブリは、流体通路に流体接続されているオリフィスリッジ間の中間バルブチャンバ部分を画定する入れ子式オリフィスリッジを含むバルブ本体と、制御プレートを通る少なくとも1つの流体通路を含む制御プレートとを備え、制御プレートを通る少なくとも1つの流体通路は、両方の入れ子式オリフィスリッジの内側にある内側バルブチャンバ部分と、両方の入れ子式オリフィスリッジの外側にある外側バルブチャンバ部分との間の流体の制御された流れを可能にし、結果、制御された流体の流れの一部が完全なバルブアセンブリ内の停滞している可能性のあるボリュームを通じて掃引する。
【0006】
本発明の一態様によれば、高コンダクタンスバルブのための制御プレートが提供される。制御プレートは、平坦な側面および平坦な側面の反対の側面を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体であって、制御プレートは、アクチュエータによってバルブ内で動かされるように構成され、平坦な側面は、バルブ内の流体の流れを遮断するために、連続した途切れのない平坦な部分を有する、制御プレート本体と、制御プレート本体内に画定される少なくとも1つの流体通路であって、少なくとも1つの流体通路は、平坦な側面から反対の側面まで延伸する、少なくとも1つの流体通路とを備える。様々な例によれば、少なくとも1つの流体通路は、制御プレート本体内に画定され、平坦な側面から反対の側面まで延伸する複数の流体通路を含む。
【0007】
一例によれば、複数の流体通路は、制御プレート本体の中心の周りに配置され、平坦な側面の連続した途切れのない平坦な部分は、複数の流体通路の各々を囲む。別の例によれば、制御プレートは、制御プレート本体の中心において制御プレート本体の平坦な側面内に形成された凹部をさらに備え、複数の流体通路は、凹部から反対の側面まで傾斜して外側に延伸し、平坦な側面の連続した途切れのない平坦な部分は、複数の流体通路の各々を囲む。
【0008】
さらに別の例によれば、複数の流体通路は、制御プレート本体の中心の周りに配置されている第1の複数の傾斜流体通路と、制御プレート本体の半径方向外側部分の周りに配置されており、制御プレート本体を通じて実質的に真っ直ぐに延伸する第2の複数の直線流体通路とを含み、第1の複数の傾斜流体通路は、反対の側面から平坦な側面に向かって半径方向内向きに傾斜している。この例の一態様によれば、平坦な側面は、複数の傾斜流体通路と複数の直線流体通路との間に配置されている第1の連続した途切れのない平坦な部分と、複数の直線流体通路の半径方向外側に配置されている第2の連続した途切れのない平坦な部分とを含む。上記の各例の一態様によれば、制御プレートは、制御プレート本体の中心を貫通する中心貫通孔、および、制御プレート本体の中心において反対の側面内に形成された止まり穴のうちの1つをさらに備え、中心貫通孔および止まり穴のうちの一方は、制御プレート本体を制御シャフトに取り付けるように構成されている。
【0009】
別の例によれば、制御プレートは、制御プレート本体に結合された増幅器ディスクをさらに備えてもよい。増幅器ディスクは、内側セグメントおよび外周を有し、内側セグメントは、内側セグメントの軸方向変位が増幅器ディスクの外周の対向する部分の非対称変位を引き起こすように、接続アームによって外周に結合され、外周から離間される。この例によれば、制御プレートは、制御プレート本体内に画定されたリング状溝をさらに含み、リング状溝は、平坦な側面の反対側に逃げ面を有し、少なくとも1つの流体通路は、制御プレート本体内に画定されており、リング状溝と交差する貫通孔を含む。
【0010】
本発明の別の態様によれば、バルブアセンブリが提供される。バルブアセンブリは、バルブ本体と制御プレートとを備える。バルブ本体は、バルブチャンバと、バルブチャンバと流体連通する少なくとも1つの第1の流体導管開口と、バルブチャンバと流体連通する少なくとも1つの第2の流体導管開口と、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントとを有し、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントは、バルブ本体からバルブチャンバ内へと延伸し、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメント間に中間バルブチャンバ領域を画定する。制御プレートは、第1の側面、および、第1の側面に対向する第2の側面を有する制御プレート本体を含み、制御プレート本体は、第1の側面の表面領域が少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントと密着して接触する閉位置と、表面領域と少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントとの間に開放間隙が存在する開放位置との間で可動である。制御プレートは、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントの周縁内で、制御プレート本体を通って第1の側面から第2の側面に延伸する少なくとも1つの流体通路を有する。様々な例によれば、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジは、互いに同心で、かつバルブチャンバのほぼ中心にあり得るか、またはバルブチャンバ内で中心から外れて、入れ子式になっていてもよい。
【0011】
一例によれば、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントは、形状が実質的に円形の2つの隣接するオリフィスリッジセグメントを含み、さらに、2つの隣接するオリフィスリッジセグメントの外側に配置される外側バルブチャンバ部分、および、2つの隣接するオリフィスリッジセグメントの内側に配置される内側バルブチャンバ部分を画定する。この例の一態様によれば、バルブアセンブリは、少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備えることができ、制御プレート本体が閉位置にあるとき、少なくとも1つの第1の流体導管開口は内側バルブチャンバ部分と流体連通し、少なくとも1つの第2の流体導管開口は中間バルブチャンバ部分と流体連通し、制御プレート本体の第1の側面の表面領域は、少なくとも1つの第1の流体導管開口と少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体流が流れるのを防止するために、2つの隣接するオリフィスリッジセグメントに密着して接触する。この例のまたさらなる態様によれば、制御プレート本体が閉位置にあるとき、制御プレートの少なくとも1つの流体通路は、内側バルブチャンバ部分と外側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にする。
【0012】
この例の一態様によれば、バルブアセンブリは、少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備えることができ、制御プレート本体が閉位置にあるとき、少なくとも1つの第1の流体導管開口は外側バルブチャンバ部分と流体連通し、少なくとも1つの第2の流体導管開口は中間バルブチャンバ部分と流体連通し、制御プレート本体の第1の側面の表面領域は、少なくとも1つの第1の流体導管開口と少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、2つの隣接するオリフィスリッジセグメントに密着して接触する。この例のさらなる態様によれば、制御プレート本体が閉位置にあるとき、制御プレートの少なくとも1つの流体通路は、外側バルブチャンバ部分と内側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にする。
【0013】
代替的な例によれば、少なくとも1対の隣接するオリフィスリッジセグメントは、実質的に円形である4つの隣接するオリフィスリッジセグメントを含み、4つの隣接するオリフィスリッジセグメントは、最大のオリフィスリッジセグメント、最大のオリフィスリッジセグメントによって囲まれた第1のより小さいオリフィスリッジセグメント、第1のより小さいオリフィスリッジセグメントによって囲まれた第2のより小さいオリフィスリッジセグメント、および、第2のより小さいオリフィスリッジセグメントによって囲まれた最小のオリフィスリッジセグメントを含み、4つの隣接するオリフィスリッジセグメントは、4つの隣接するオリフィスリッジセグメントの外側に配置されている外側バルブチャンバ部分、4つの隣接するオリフィスリッジセグメントの内側に配置されている内側バルブチャンバ部分、最大のオリフィスリッジセグメントと第1のより小さいオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第1の中間バルブチャンバ部分、第1のより小さいオリフィスリッジセグメントと第2のより小さいオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第2の中間バルブチャンバ部分、および、第2のより小さいオリフィスリッジセグメントと最小のオリフィスリッジセグメントとの間に配置されている第3の中間バルブチャンバ部分を画定する。
【0014】
代替的な例の一態様によれば、バルブアセンブリは、少なくとも1つの第1の流体導管開口と流体連通する第1の流体導管と、少なくとも1つの第2の流体導管開口と流体連通する第2の流体導管とをさらに備え、制御プレート本体が閉位置にあるとき、少なくとも1つの第1の流体導管開口は内側バルブチャンバ部分と流体連通し、少なくとも1つの第2の流体導管開口は第1の中間バルブチャンバ部分と流体連通し、制御プレート本体の第1の側面の表面領域の第1の連続した途切れのない平坦な部分は、少なくとも1つの第1の流体導管開口と少なくとも1つの第2の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、最大のオリフィスリッジセグメントおよび第1のより小さいオリフィスリッジセグメントに密着して接触する。
【0015】
代替的な例のさらなる態様によれば、バルブ本体は、第2の流体導管と流体連通する少なくとも1つの第3の流体導管開口をさらに含み、制御プレート本体が閉位置にあるとき、少なくとも1つの第3の流体導管開口は第3の中間バルブチャンバ部分と流体連通し、制御プレート本体の第1の側面の表面領域の第2の連続した途切れのない平坦な部分は、少なくとも1つの第1の流体導管開口と少なくとも1つの第3の流体導管開口との間で流体が流れるのを防止するために、第2のより小さいオリフィスリッジセグメントおよび最小のオリフィスリッジセグメントに密着して接触する。
【0016】
この代替的な例のまたさらなる態様によれば、少なくとも1つの流体通路は、制御プレート本体の半径方向内側部分の周りに配置されている第1の複数の傾斜流体通路と、制御プレート本体の半径方向外側部分の周りに配置されており、制御プレート本体を通じて実質的に真っ直ぐに延伸する第2の複数の直線流体通路とを含み、第1の複数の傾斜流体通路は、制御プレート本体の第2の側面から第1の側面に向かって半径方向内向きに傾斜している。この代替的な例の別の態様によれば、制御プレート本体の第1の側面の表面領域の第2の連続した途切れのない平坦な部分は、複数の傾斜流体通路と複数の直線流体通路との間に配置されており、表面領域の第2の連続した途切れのない平坦な部分は、複数の直線流体通路の半径方向外側に配置されている。この代替的な例によれば、制御プレート本体が閉位置にあるとき、制御プレート内の第1の複数の傾斜流体通路は、内側バルブチャンバ部分と外側バルブチャンバ部分との間の流体連通を可能にし、第1の複数の傾斜流体通路および第2の複数の直線流体通路は、内側バルブチャンバ部分、外側バルブチャンバ部分、および第2の中間バルブチャンバ部分の間の流体連通を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1A】中心の同心オリフィスリッジを有する代表的な高コンダクタンスバルブ本体の平面図である。
図1B】線I-Iに沿った図1Aの高コンダクタンスバルブ本体の断面図である。
図1C図1Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視図である。
図1D】線I-Iに沿った図1Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視断面図である。
図2A】高コンダクタンスバルブのための貫流路を備えた制御プレートの一実施形態の平面図である。
図2B】線II-IIに沿った図2Aの制御プレートの断面図である。
図2C図2Aの制御プレートの上面斜視図である。
図2D】線II-IIに沿った図2Aの制御プレートの上面斜視断面図である。
図3A】高コンダクタンスバルブのための貫流路を備えた制御プレートの別の実施形態の平面図である。
図3B】線III-IIIに沿った図3Aの制御プレートの断面図である。
図3C図3Aの制御プレートの上面斜視図である。
図3D】線III-IIIに沿った図3Aの制御プレートの上面斜視断面図である。
図4A図1A図1Dによる同心の中心オリフィスリッジを有する高コンダクタンスバルブ本体の上に設置されたバルブトップワークと組み合わされた、図2A図2Dによる貫流路を有する制御プレートの一実施形態の平面図である。
図4B】線IV-IVに沿った図4Aの実施形態の断面図である。
図4C図4Aの実施形態の上面斜視図である。
図4D】線IV-IVに沿った図4Aの実施形態の上面斜視断面図である。
図5A図1A図1Dによる中心の同心オリフィスリッジを有する高コンダクタンスバルブ本体の上に設置されたバルブトップワークと組み合わされた、図3A図3Dによる貫流路を有する制御プレートの一実施形態の平面図である。
図5B】線V-Vに沿った図5Aの実施形態の断面図である。
図5C図5Aの実施形態の上面斜視図である。
図5D】線V-Vに沿った図5Aの実施形態の上面斜視断面図である。
図6A】オフセットされた同心オリフィスリッジを有する別の代表的な高コンダクタンスバルブ本体の平面図である。
図6B】線VI-VIに沿った図6Aの高コンダクタンスバルブ本体の断面図である。
図6C図6Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視図である。
図6D】線VI-VIに沿った図6Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視断面図である。
図7A】バルブストローク増幅器ディスクと組み合わされた貫流路を備えた制御プレートの一実施形態を示す図である。
図7B】線VII-VIIに沿った図7Aの制御プレートおよびバルブストローク増幅器ディスクの断面図である。
図7C図7Aの組み合わされた制御プレートおよびバルブストローク増幅器ディスクの、制御プレートの上面斜視図である。
図7D】線VII-VIIに沿った図7Aの組み合わされた制御プレートおよびバルブストローク増幅器ディスクの、制御プレートの上面斜視断面図である。
図7E図7Aの組み合わされた制御プレートおよびバルブストローク増幅器ディスクの上面斜視図である。
図7F】線VII-VIIに沿った図7Aの組み合わされた制御プレートおよびバルブストローク増幅器ディスクの上面斜視断面図である。
図8A図6A図6Dによるオフセットされた同心オリフィスリッジを有する高コンダクタンスバルブ本体の上に設置されたバルブトップワークと組み合わされた、図7A図7Fによる貫流路を有する制御プレートおよび増幅器ディスクの平面図である。
図8B】線VIII-VIIIに沿った図8Aの実施形態の断面図である。
図8C図8Aの実施形態の上面斜視図である。
図8D】線VIII-VIIIに沿った図8Aの実施形態の上面斜視断面図である。
図9A】高コンダクタンスバルブのための貫流路を備えた制御プレートの別の実施形態の平面図である。
図9B】線IX-IXに沿った図9Aの制御プレートの断面図である。
図9C図9Aの制御プレートの上面斜視図である。
図9D】線IX-IXに沿った図9Aの制御プレートの上面斜視断面図である。
図10A】同心オリフィスリッジの2つの入れ子状のグループを有する別の代表的な高コンダクタンスバルブ本体の平面図である。
図10B】線X-Xに沿った図10Aの高コンダクタンスバルブ本体の断面図である。
図10C図10Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視図である。
図10D】線X-Xに沿った図10Aの高コンダクタンスバルブ本体の上面斜視断面図である。
図11A図10A図10Dによる同心オリフィスリッジの入れ子状のグループを有する高コンダクタンスバルブ本体の上に設置されたバルブトップワークと組み合わされた、図9A図9Dによる貫流路を有する制御プレートの平面図である。
図11B】線XI-XIに沿った図11Aの実施形態の断面図である。
図11C図11Aの実施形態の上面斜視図である。
図11D】線XI-XIに沿った図11Aの実施形態の上面斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
詳細な説明
本発明は、その用途において、以下の説明に記載されるかまたは図面に示される構成要素の構成および配置の詳細に限定されない。本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実践または実行することができる。また、本明細書で使用されている表現および用語は説明を目的としており、限定と見なされるべきではない。本明細書における「含む(including)」、「備える(comprising)」または「有する(having)」、「包含する(containing)」、「伴う(involving)」、およびそれらの変形の使用は、その後にリストされるアイテムおよびその均等物ならびに追加のアイテムを包含することを意味する。「内側」、「外側」、「上側」、「下側」などの用語の、方向の形容詞の使用は、設計要素間の相対的な関係の理解を支援するように意図されており、空間内の絶対的な方向を意味するものと解釈されるべきではなく、限定として考えられるべきでもない。
【0019】
中心の同心オリフィスリッジ120、121を有する高コンダクタンスバルブ本体190の代表的な例が、図1A図1Dに示されている。より完全な、例示的なバルブアセンブリ100は、金属ガスケット165を、図4A図4Dにさらに示される漏れのないアセンブリとして変形させることにより、バルブ本体190に取り外し可能に接合されるバルブハウジング160を含むトップワークを有し得る。トップワークは、特定の用途向けに選択されるアクチュエータ(図示せず)を含むことができる。例えば、空気圧アクチュエータは、単純なオンオフの高コンダクタンスバルブに使用され得るが、圧電アクチュエータは、マスフローコントローラ電子システムに適合した比例制御の高コンダクタンスバルブに使用され得る。バルブ本体190の上面内に形成された開放キャビティ154、158、159は、バルブチャンバ150の下側部分と考えることができ、一方、バルブチャンバの上側部分157は、その上のバルブハウジング160の下面に形成される。バルブ本体190からの円形上向き突出部として形成される大きいオリフィスリッジ120が、外側バルブチャンバ部分158を、大きいオリフィスリッジ120によって囲まれた中間バルブチャンバ部分154から分離する。ほぼ同心の小さいオリフィスリッジ121も、大きいオリフィスリッジ120によって囲まれている、バルブ本体190からの円形上向き突出部として形成され、内側バルブチャンバ部分159を、中間バルブチャンバ部分154からさらに分離する。本開示全体にわたって、1対の隣接するオリフィスリッジセグメント間(例えば、大きいオリフィスリッジ120と小さいオリフィスリッジ121との間)に位置する連続した容積は、中間バルブチャンバ部分として参照される場合があり、隣接するオリフィスリッジセグメントの対(または複数の対)の外側に配置されている隣接する連続した容積は、外側バルブチャンバ部分(例えば158)として参照される場合があり、隣接するオリフィスリッジセグメントの対(または複数の対)の内側に配置されている隣接する連続した容積は、内側バルブチャンバ部分(例えば、159)して参照される場合があるが、これは識別のみを目的としており、流体の流れの方向を示すものではない。ガスケットシール領域164が、外側バルブチャンバ部分158の周縁に隣接する金属ガスケット165を受け入れるために、バルブ本体190の上面内に形成され得る。
【0020】
例示的なバルブ100は、第1の流体導管110(通常は入口)および第2の流体導管114(通常は出口)をさらに備えることができ、これらの導管は両方とも流体をバルブチャンバ150、バルブチャンバシールダイヤフラム170、および、バルブチャンバシールダイヤフラム170の偏向によって可動な制御要素に連通させる。可動制御要素は、ダイヤフラム170に固定された制御シャフト182に固定された制御プレート200(以下でさらに説明する)から構成することができる。例示的なバルブ100の設計において、第1の流体導管開口112は、内側バルブチャンバ部分159と第1の流体導管110との間の流体連通を可能にする。同様に、第2の流体導管開口116は、中間バルブチャンバ部分154と第2の流体導管114との間の流体連通を可能にする。図4A図4Dの本図解では、バルブ100は、遮断無流状態において完全に閉じており、そのため、制御プレート200は、大きいオリフィスリッジ120と小さいオリフィスリッジ121の両方に接触しているように示されている。設計者は、第1の流体導管110および第2の流体導管114が、図示されたチューブスタブではなく表面実装部品接合部分への流体通路を提供することができることを諒解するであろう。K1SおよびWシールは、半導体資本設備設計においてよく知られている表面実装部品接合部分の例であり、したがって本開示の図面には示されていない。上記バルブを含む部品は、取り扱う流体に対して所望される化学的不活性に関して選択された材料から構築することができ、例えば、ステンレス鋼、Monel(登録商標)金属、チタン合金、Hastelloy(登録商標)合金、Elgiloy(登録商標)、真鍮、またはTeflon(登録商標)、Kel-F(登録商標)、Vespel(登録商標)、Kynar(登録商標)のようなポリマー、ならびに金属およびポリマーの、それらが別個または一緒になった組み合わせを含むことができる。例えば、タイプ316Lステンレス鋼バルブ本体190を、Hastelloy(登録商標)ニッケル合金制御プレート200およびElgiloy(登録商標)コバルト合金シールダイヤフラム170と共に使用することができる。
【0021】
図2A図2Dに示される貫流制御プレート200の例は、ディスクの対向する両側面に1つまたは複数の特徴部を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体240を含む。これらの特徴部は、中心貫通孔242、カウンターボア244、および1つまたは複数の上部孔246を含むことができる。カウンターボア244は、典型的には中心にあり、通常、オリフィスリッジ120、121に面するように意図されたディスクの平坦な側面に形成される。1つまたは複数の上部孔246は、ディスクの反対の側面から制御プレート本体240を貫通し、それにより、中心貫通孔242と制御プレート本体240との間に1つまたは複数のウェブ248を残すことができる。代替的に、上部孔246は、中心貫通孔242と制御プレート本体240の残りとの間に1つまたは複数のウェブ248を残しながら、カウンターボア244と交差するように配置されてもよい。ウェブ248は、カウンターボア244を橋絡する。いずれの場合でも、上部孔246は、流体が制御プレート本体240の一方の側面から反対の側面に外径周縁を通過する必要なしに通過することができる流体通路を構成する。図4A図4Dに示されるように、制御プレート200は、制御シャフト182のスタブに取り付けることができ、それにより、バルブチャンバ150内に懸架される。上部孔246を通る流体通路が閉塞されない限り、圧入(例えば、図9A図9Dを参照)、スタブの頭部のスエージ加工、ねじ締結具、溶接、または専門家の所望に応じた同様の設計選択など、任意の適切な取り付け方法を使用することができる。図2A図2Dに示すように貫通孔242を使用して制御シャフト182のスタブに制御プレートが取り付けられるのではなく、図9A図9Dに示すように止まり穴取り付けが代わりに使用されてもよいことを諒解されたい。
【0022】
流体の流れを制御する方法は、小さいオリフィスリッジ121に囲まれている内側バルブチャンバ部分159が、第1の流体導管110と流体連通する第1の流体導管開口112によって接続されることを考慮することによってさらに理解され得、それによって、制御プレート200の少なくとも一部分は、第1の流体部分が制御可能に流れることができる第1の制御間隙(図示せず)を生成するために、小さいオリフィスリッジ121に向かってまたはそこから外方に動かされ得る。制御可能な第1の流体部分は、内側バルブチャンバ部分159からの第1の制御間隙を通って中間バルブチャンバ部分154に直接移行することができ、そこから、第1の流体部分は、第2の流体導管114と流体連通するオフセットされた第2の流体導管開口116を通じて出ることができる。本例のバルブ100では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト182に力を加えてダイヤフラム170を偏向させ、それにより、第1の制御間隙を変化させることによってバルブ100を通るコンダクタンスを変調する。
【0023】
前述の第1の流体部分の流れと同時に、制御プレート200の少なくとも一部分を大きいオリフィスリッジ120に向けてまたはそれから外方に動かすことによって、同様に、第2の流体部分が制御可能に流れることができる第2の制御間隙(図示せず)が生成される。制御可能な第2の流体部分は、内側バルブチャンバ部分159から制御プレート200の上部孔246を通じて移行し、上側バルブチャンバ部分157を通じて外側バルブチャンバ部分158へと掃き出され、そこから第2の流体部分が、第2の制御間隙を通じて中間バルブチャンバ部分154へと出る。中間バルブチャンバ部分154に到達すると、制御可能な第2の流体部分はまた、第2の流体導管114と流体連通しているオフセットされた第2の流体導管開口116を通じて出てもよい。したがって、本例のバルブ100では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト182に力を加えてダイヤフラム170を偏向させ、それにより、加えて、第2の制御間隙を変化させることによってバルブ100を通るコンダクタンスを変調する。バルブ100が閉じている間、流体は制御プレート200内の穴を通過することができるが、それ以上進むことはできないことを諒解されたい。バルブ100が閉じているとき、流体は第1の流体導管110から第2の流体導管114へと通過することができない。
【0024】
設計者は、大きいオリフィスリッジ120および小さいオリフィスリッジ121が、正確に同心円状にするのではなく、入れ子にするだけでよいことを諒解し得、さらに、入れ子になった1対のオリフィスリッジ120、121は、内側バルブチャンバ150の形状および寸法に関して非対称に配置されてもよい。貫流制御プレート200は、無論、ディスク形状本体240の下側の平坦な側面上に、大きいオリフィスリッジ120との接触と、小さいオリフィスリッジ121との接触との間に及び、かつ中間バルブチャンバ部分154全体を覆うのに十分な、連続した途切れのない表面領域を有する必要がある。非円形形状の単一のオリフィスリッジ(図示せず)がまた、貫流制御プレートが完全に覆うことができる中間バルブチャンバ部分を囲む隣接するセグメントを有してもよい。設計者はまた、第1の流体導管110から第2の流体導管114へと進行する、流体の流れの説明されている方向が、便宜上および明確にするために使用されるが、限定するものではないことも諒解するであろう。流体は、第2の流体導管114から第1の流体導管110へ反対方向に流れることができ、制御可能な流体の流れによって完全なバルブチャンバ150が依然として有利に掃引される。図4A図4Dに示されるバルブ設計は、内部デッドスペース対掃引容積に関する任意の懸念を実質的に排除し、例示的なバルブ設計の動的応答も改善し得る。貫流制御プレートにより、遮断を達成するために閉じなければならない領域を大幅に削減しながら、共に、単一の大きいオリフィスの周囲のほぼ2倍の制御間隙長を生成する、入れ子式オリフィスリッジ120,121を使用することが可能になる。この組み合わせは、低い閉鎖力で高コンダクタンスを提供する。図4A図4Dに示すタイプのダイヤフラムシールバルブでは、制御プレート200の軸方向変位(例えば、図4Bの断面図において上下方向)の量は非常に制限される(例えば、圧電作動バルブの場合は約50μm、ソレノイド作動バルブの場合は約200μm)ことを諒解されたい。したがって、入れ子式オリフィスリッジを使用すると、単一のオリフィスリッジのみで達成できるコンダクタンスのほぼ2倍のより高いコンダクタンスが可能になる。
【0025】
貫流制御プレート300の別の例が、図3A図3Dに示されており、ディスクの対向する両側面に1つまたは複数の特徴部を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体341を含む。これらの特徴部は、中心貫通孔343、球形ポケット(または凹部)345、および1つまたは複数の傾斜上部孔347を含むことができる。球形ポケット345は、典型的には中心にあり、通常、オリフィスリッジ120、121に面するように意図されたディスクの平坦な側面に形成される。1つまたは複数の傾斜上部孔347は、制御プレート本体341を、球形ポケット345からディスクの反対の側面へと貫通し、それにより、中心貫通孔343と残りの制御プレート本体341との間に1つまたは複数のウェブ349を残すことができる。ウェブ349は、球形ポケット345を橋絡する。球形ポケット345は、傾斜上部孔347を穿孔するときに有用である。なぜなら、これらの傾斜穴の入口は、ポケット表面に対して局所的に垂直であり、それによりドリルのぐらつきまたは曲がりを最小限に抑えることができるためである。球形のポケットまたは凹部345ではなく、適切な傾斜した円錐形のポケットまたは凹部を代替的に使用して、傾斜した上部孔347の穿孔を支援することができることを諒解されたい。傾斜上部孔347は、流体が制御プレート本体341の一方の側面から反対の側面に外径周縁を通過する必要なしに通過することができる流体通路を構成する。図5A図5Dに示されるように、制御プレート300は、制御シャフト182のスタブに取り付けることができ、それにより、バルブチャンバ150内に懸架される。傾斜上部孔347を通る流体通路が閉塞されない限り、圧入(例えば、図9A図9Dを参照)、スタブの頭部のスエージ加工、ねじ締結具、溶接、または専門家の所望に応じた同様の設計選択など、任意の適切な取り付け方法を使用することができる。図3A図3Dに示すように貫通孔343を使用して制御シャフト182のスタブに制御プレートが取り付けられるのではなく、図9A図9Dに示すように止まり穴取り付けが代わりに使用されてもよいことを諒解されたい。
【0026】
例示的な貫流制御プレート300を使用して、図5A-5Dに示すバルブアセンブリの流体の流れを制御する方法は、前述の例示的な貫流制御プレート200を使用した、図4A-4Dに示すバルブアセンブリについて説明したものと本質的に同一であるとさらに理解され得る。制御可能な第1の流体部分は、内側バルブチャンバ部分159から第1の制御間隙(図示せず)を通って中間バルブチャンバ部分154に直接移行することができ、そこから、第1の流体部分は、第2の流体導管114と流体連通するオフセットされた第2の流体導管開口116を通じて出ることができる。特に貫流制御プレート300について、制御可能な第2の流体部分は、内側バルブチャンバ部分159から制御プレート300の傾斜上部孔347を通じて移行して、上側バルブチャンバ部分157を通じて外側バルブチャンバ部分158へと掃引し、そこから第2の流体部分が、第2の制御間隙を通じて中間バルブチャンバ部分154へと出る。貫流制御プレート300はまた、ディスク形状本体341の下側の平坦な側面上に、大きいオリフィスリッジ120との接触と小さいオリフィスリッジ121との接触との間に及び、かつ中間バルブチャンバ部分154全体を覆うのに十分な、連続した途切れのない表面領域を有する必要がある。設計者はまた、図5A図5Dに示されている例示的なバルブアセンブリにおいて、流体の流れの説明されている方向が、便宜上および明確にするために使用されるが、限定するものではないことも諒解するであろう。流体は、反対方向に流れることができ、制御可能な流体の流れによって完全なバルブチャンバ150が依然として有利に掃引される。図5A図5Dに示されるバルブアセンブリ設計は、内部デッドスペース対掃引容積に関する任意の懸念を実質的に排除し、例示的なバルブ設計の動的応答も改善し得る。貫流制御プレートにより、遮断を達成するために閉じなければならない領域を大幅に削減しながら、共に、単一の大きいオリフィスの周囲のほぼ2倍の制御間隙長を生成する、入れ子式オリフィスリッジ120,121を使用することが可能になる。この組み合わせは、低い閉鎖力で高コンダクタンスを提供する。
【0027】
入れ子式オリフィスリッジ420、421を有する別の高コンダクタンスバルブ本体490の代表的な例が、図6A図6Dに示されている。より完全な、例示的なバルブアセンブリ400は、金属ガスケット465を、図8A図8Dにさらに示される漏れのないアセンブリとして変形させることにより、バルブ本体490に取り外し可能に接合されるバルブハウジング460を含むトップワークを有し得る。トップワークは、特定の用途向けに選択されるアクチュエータ(図示せず)を含むことができる。例えば、空気圧アクチュエータは、単純なオンオフの高コンダクタンスバルブに使用され得るが、圧電アクチュエータは、マスフローコントローラ電子システムに適合した比例制御の高コンダクタンスバルブに使用され得る。バルブ本体490の上面内に形成された開放キャビティ454、458、459は、バルブチャンバの下側部分と考えることができ、一方、バルブチャンバの上側部分457は、その上のバルブハウジング460の下面に形成される。バルブ本体490内でオフセットされたほぼ円形の上向き突出部として形成される大きいオリフィスリッジ420が、外側バルブチャンバ部分458を、大きいオリフィスリッジ420が囲む中間バルブチャンバ部分454から分離する。同じくバルブ本体490からの円形上向き突出部として形成されている、入れ子状の小さいオリフィスリッジ421は、内側バルブチャンバ部分459を、それを囲む中間バルブチャンバ部分454から分離する。ガスケットシール領域464が、外側バルブチャンバ部分458の周縁に隣接する金属ガスケット465を受け入れるために、バルブ本体490の上面内に形成され得る。
【0028】
例示的なバルブ400は、第1の流体導管417(通常は入口)および第2の流体導管414(通常は出口)をさらに備えることができ、これらの導管は両方ともバルブチャンバ、バルブチャンバシールダイヤフラム470、および、バルブチャンバシールダイヤフラム470の偏向によって可動な制御要素に流体連通させる。制御要素は、ダイヤフラム470に固定された制御シャフト482に固定されたバルブストローク増幅メカニズムを含む制御プレート600(以下でさらに説明する)から構成することができる。例示的なバルブ400の設計において、第1の流体導管開口419は、外側バルブチャンバ部分458と第1の流体導管417との間の流体連通を可能にする。同様に、第2の流体導管開口416は、中間バルブチャンバ部分454と第2の流体導管414との間の流体連通を可能にする。図8A図8Dの本図解では、バルブアセンブリ400は、遮断無流状態において完全に閉じており、そのため、制御プレート600は、大きいオリフィスリッジ420と小さいオリフィスリッジ421の両方に接触しているように示されている。設計者は、第1の流体導管417および第2の流体導管414が、図示されたチューブスタブではなく表面実装部品接合部分への流体通路を提供することができることを諒解するであろう。K1SおよびWシールは、半導体資本設備設計においてよく知られている表面実装部品接合部分の例であり、したがって本開示の図面には示されていない。上記バルブを含む部品は、取り扱う流体に対して所望される化学的不活性に関して選択された材料から構築することができ、例えば、ステンレス鋼、Monel(登録商標)金属、チタン合金、Hastelloy(登録商標)合金、Elgiloy(登録商標)、真鍮、またはTeflon(登録商標)、Kel-F(登録商標)、Vespel(登録商標)、Kynar(登録商標)のようなポリマー、ならびに金属およびポリマーの、それらが別個または一緒になった組み合わせを含むことができる。例えば、タイプ316Lステンレス鋼バルブ本体490を、Hastelloy(登録商標)ニッケル合金制御プレート600およびElgiloy(登録商標)コバルト合金シールダイヤフラム470と共に使用することができる。
【0029】
図7A図7Fに示され、図8A図8Dに含まれる貫流制御プレート600の別の例は、2015年11月4日に本発明者Kim Ngoc Vuによって出願された米国特許出願第14/932,086号明細書に記載されているように、制御プレート本体640と、バルブストローク増幅メカニズム増幅器ディスク641とを備える。図7A図7Fに示すように、制御プレート本体640は、中心貫通孔642、リング状溝644、および上部逃がし646を含む特徴部を備えた基本的に円形のディスクとして形成される。リング状溝644および上部逃がし646は、1つまたは複数のオリフィスリッジに面するように意図された平坦な側面の反対のディスク側面内に形成される。上部逃がし646は、リング状溝644および中心貫通孔642の一部と交差するように配置され、それにより、流体が制御プレート本体640の一方の側面から反対の側面に、外径周縁を通過する必要なく通過することができる開放流体通路を提供する。増幅器ディスク641は、引用されている米国特許出願第14/932,086号明細書に詳細に記載されている。本出願にとって関心のある増幅器ディスクの特徴は、持ち上げ穴643、受動セグメント、能動セグメント649、能動セグメントに隣接する空隙通路639、取り付け点645、およびトーションバー648を含む。制御プレート本体640および増幅器ディスク641は、2つの取り付け点645において溶接することにより互いに取り付けられ、それにより、トーションバー648および能動セグメント649は、上部逃がし646およびリング状溝644の一部を橋絡するウェブを構成する。空隙通路639の一部は、上部逃がし646に直に隣接し、それにより、流体がアセンブリの外径周縁を通過する必要なく制御プレート600の一方の側面から反対の側面に通過することができる流体経路を提供する。図8A図8Dに示されるように、制御プレート600は、ストローク増幅器ディスク持ち上げ穴643を使用して、制御シャフト482のスタブに取り付けることができ、それにより、バルブチャンバ内に懸架される。上部逃がし646および増幅器ディスク空隙通路639を通る流体通路が閉塞されない限り、圧入、スタブの頭部のスエージ加工、ねじ締結具、溶接、または専門家の所望に応じた同様の設計選択など、任意の適切な取り付け方法を使用することができる。
【0030】
能動セグメント649内で増幅器ディスク持ち上げ穴643において加えられるトップワークアクチュエータ(図示せず)からの力は、トーションバー648によって取り付け点645に伝達される。そのような加えられる力が持ち上げのものであるとき、受動セグメント647は、貫流制御プレート本体640の中心から外れた第1の部分を下向きに保持し、一方、直径方向において反対側の第2の部分は、取り付け点645において加えられる直径方向の力によって上方に持ち上げられる。結果として生じる運動は、図8A図8Dに示される例示的なバルブ400において、制御プレートの平坦な底面と大きいオリフィスリッジ420および小さいオリフィスリッジ421の両方との間にくさび状の間隙を開く。バルブ400が閉じた状態にあるとき(図8A-8Dに示すように)、様々な増幅器ディスク要素は名目上同一平面上にあり、貫流制御プレート本体640は大きい420オリフィスリッジおよび小さいオリフィスリッジ421と接触する。
【0031】
流体の流れを制御する方法は、第1の流体導管417と流体連通する第1の流体導管開口419によって供給される外側バルブチャンバ部分458を考慮することによってさらに理解され得、それによって、制御プレート600の少なくとも一部分は、第1の流体部分が制御可能に流れることができるくさび状の第1の制御間隙(図示せず)を生成するために、大きいオリフィスリッジ420に向かってまたはそこから外方に動かされ得る。制御可能な第1の流体部分は、外側バルブチャンバ部分458から第1の制御間隙を通って中間バルブチャンバ部分454に直接移行することができ、そこから、第1の流体部分は、第2の流体導管414と流体連通する第2の流体導管開口416を通じて出ることができる。本例のバルブ400では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト482に力を加えてダイヤフラム470を偏向させ、それにより、第1の制御間隙を変化させることによってバルブ400を通るコンダクタンスを変調する。バルブ400が閉じている間、流体は、第1の流体導管417から、第1の流体導管開口419を通って、制御プレート600の外周を回り、バルブチャンバの外側バルブチャンバ部分458および上側部分457に至り、制御プレート600内の穴を通じて内側バルブチャンバ部分459に達するが、それ以上進むことはできないことを諒解されたい。したがって、バルブ400が閉じているとき、流体は第1の流体導管417から第2の流体導管414へと通過することができない。
【0032】
前述の第1の流体部分の流れと同時に、制御プレート600の少なくとも一部分を小さいオリフィスリッジ421に向けてまたはそれから外方に動かすことによって、同様に、第2の流体部分が制御可能に流れることができるくさび状の第2の制御間隙(図示せず)が生成される。制御可能な第2の流体部分は、外側バルブチャンバ部分458から上側バルブチャンバ部分457を通り、次いで制御プレート600を通って掃引し、増幅器ディスク空隙通路639および制御プレート本体640の上部逃がし646を通って、内側バルブチャンバ部分459へと移行することができ、その後、制御可能な第2の流体部分は、内側バルブチャンバ部分459から第2の制御間隙を通って中間バルブチャンバ部分454に移行することができ、そこから第2の流体部分は、第2の流体導管414と流体連通する第2の導管開口416を通って出ることができる。したがって、本例のバルブ400では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト482に力を加えてダイヤフラム470を偏向させ、それにより、加えて、第2の制御間隙を変化させることによってバルブ400を通るコンダクタンスを変調する。設計者はまた、図8A図8Dに示されている例示的なバルブアセンブリにおいて、説明されている流体の流れの方向が、便宜上および明確にするために使用されるが、限定するものではないことも諒解するであろう。流体は、反対方向に流れることができ、制御可能な流体の流れによって完全なバルブチャンバ450が依然として有利に掃引される。図8A図8Dに示されるバルブ設計は、内部デッドスペース対掃引容積に関する任意の懸念を実質的に排除し、例示的なバルブ設計の動的応答も改善し得る。貫流制御プレートにより、遮断を達成するために閉じなければならない領域を大幅に削減しながら、共に、単一の大きいオリフィスの周囲のほぼ2倍の制御間隙長を生成する、入れ子式オリフィスリッジ420,421を使用することが可能になる。この組み合わせは、低い閉鎖力で高コンダクタンスを提供する。
【0033】
中心の同心オリフィスリッジ820,821,822,823の2つの入れ子状のグループを有する別の高コンダクタンスバルブ本体890の代表的な例が、図10A図10Dに示されている。より完全な、例示的なバルブアセンブリ1000は、金属ガスケット865を、図11A図11Dにさらに示される漏れのないアセンブリとして変形させることにより、バルブ本体890に取り外し可能に接合されるバルブハウジング860を含むトップワークを有し得る。トップワークは、特定の用途向けに選択されるアクチュエータ(図示せず)を含むことができる。例えば、手動アクチュエータは、単純なオンオフの高コンダクタンスバルブに使用され得るが、圧電またはソレノイドアクチュエータは、マスフローコントローラ電子システムに適合した比例制御の高コンダクタンスバルブに使用され得る。バルブ本体890の上面内に形成された開放キャビティ852,854,856,858,859は、バルブチャンバの下側部分と考えることができ、一方、バルブチャンバの上側部分857は、その上のバルブハウジング860の下面に形成される。バルブ本体890からの円形上向き突出部として形成される最大のオリフィスリッジ820が、外側バルブチャンバ部分858を、最大のオリフィスリッジ820によって囲まれた第1の中間バルブチャンバ部分856から分離する。ほぼ同心の第1のより小さいオリフィスリッジ821も、最大のオリフィスリッジ820によって囲まれている、バルブ本体890からの円形上向き突出部として形成され、囲まれている第2の中間バルブチャンバ部分854を、第1の中間バルブチャンバ部分856からさらに分離する。ほぼ同心の第2のより小さいオリフィスリッジ822も、第1のより小さいオリフィスリッジ821によって囲まれている、バルブ本体890からの円形上向き突出部として形成され、囲まれている第3の中間バルブチャンバ部分852を、第2の中間バルブチャンバ部分854からさらに分離する。ほぼ同心の最小のオリフィスリッジ823も、第2のより小さいオリフィスリッジ822によって囲まれている、バルブ本体890からの円形上向き突出部として形成され、内側バルブチャンバ部分859を、第3の中間バルブチャンバ部分852からさらに分離する。ガスケットシール領域864が、外側バルブチャンバ部分858の周縁に隣接する金属ガスケット865を受け入れるために、バルブ本体890の上面内に形成され得る。
【0034】
例示的なバルブ1000は、第1の流体導管810(通常は入口)および第2の流体導管814(通常は出口)をさらに備えることができ、これらの導管は両方とも流体をバルブチャンバ、バルブチャンバシールダイヤフラム870、および、バルブチャンバシールダイヤフラム870の偏向によって可動な制御要素に連通させる。可動制御要素は付加的に、ダイヤフラム870に固定された制御シャフト882に固定された制御プレート900(以下でさらに説明する)から構成することができる。例示的なバルブ1000の設計において、第1の流体導管開口812は、内側バルブチャンバ部分859と第1の流体導管810との間の流体連通を可能にする。同様に、1つまたは複数の第2の流体導管開口816は、第1の中間バルブチャンバ部分856と第2の流体導管814との間の流体連通を可能にする。また、第3の中間バルブチャンバ部分852と第2の流体導管814との間の流体連通を可能にする1つまたは複数の第3の内側流体導管開口818も提供される。図11A図11Dの本図解では、バルブ1000は、遮断無流状態において完全に閉じており、そのため、制御プレート900は、4つのオリフィスリッジ、すなわち、最大のオリフィスリッジ820、第1のより小さいオリフィスリッジ821、第2のより小さいオリフィスリッジ822、および最小のオリフィスリッジ823のすべてに接触しているように示されている。設計者は、第1の流体導管810および第2の流体導管814が、図示されたチューブスタブではなく表面実装部品接合部分への流体通路を提供することができることを諒解するであろう。K1SおよびWシールは、半導体資本設備設計においてよく知られている表面実装部品接合部分の例であり、したがって本開示の図面には示されていない。上記バルブを含む部品は、取り扱う流体に対して所望される化学的不活性に関して選択された材料から構築することができ、例えば、ステンレス鋼、Monel(登録商標)金属、チタン合金、Hastelloy(登録商標)合金、Elgiloy(登録商標)、真鍮、またはTeflon(登録商標)、Kel-F(登録商標)、Vespel(登録商標)、Kynar(登録商標)のようなポリマー、ならびに金属およびポリマーの、それらが別個または一緒になった組み合わせを含むことができる。例えば、タイプ316Lステンレス鋼バルブ本体890を、Hastelloy(登録商標)ニッケル合金制御プレート900およびElgiloy(登録商標)コバルト合金シールダイヤフラム870と共に使用することができる。代替的に、バルブ本体、シールダイヤフラム、および制御プレート本体は、すべて同じステンレス鋼合金から作られてもよい。
【0035】
図9A図9Dに示される貫流制御プレート900の例は、ディスクの対向する両側面に1つまたは複数の特徴部を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体940を含む。それらの特徴部は、中心取り付け孔942(止まりまたは貫通)、1つまたは複数の第1の中間貫通孔944、および1つまたは複数の第2の中間貫通孔946を含むことができる。図11A図11Dに示されるように、制御プレート900は、制御シャフト882のスタブに取り付けることができ、それにより、バルブチャンバ内に懸架される。第1の中間貫通孔944および第2の中間貫通孔946によって形成される流体通路が閉塞されない限り、圧入、スタブの頭部のスエージ加工、ねじ締結具、溶接、または専門家の所望に応じた同様の設計選択など、任意の適切な取り付け方法を使用することができる。図9A図9Dに示すように止まり穴を使用して制御シャフト882のスタブに制御プレート900が取り付けられるのではなく、図2A図2D図3A図3D、および図7A図7Fに示すように貫通孔取り付けが代わりに使用されてもよいことを諒解されたい。
【0036】
1つまたは複数の第1の中間貫通孔944は、制御プレート本体940を貫通し、典型的には、中心取り付け孔942を囲む一定直径の第1の円の周りに均一に離間されている。第1の円の直径および第1の中間貫通孔944の直径は、それらの貫通孔が内側バルブチャンバ部分859のみを覆い、隣接する最小のオリフィスリッジ823と重ならないように選択される。図9A図9Dおよび図11A図11Dに示すように、第1の中間貫通孔944を傾斜をつけて穿孔することにより、最小のオリフィスリッジ823と重ならないようにしながら、より大きい直径の孔を使用することが可能になる。図示されていないが、球状ポケットまたは凹部を使用して、図3A図3Dに関して前述したように、第1の中間貫通孔944の穿孔を支援することができることを諒解されたい。第1の中間貫通孔944は、流体が制御プレート本体940の一方の側面から反対の側面に外径周縁を通過する必要なしに通過することができる流体通路を構成する。より具体的には、第1の中間貫通孔944は、内側バルブチャンバ部分859を上側バルブチャンバ部分857と流体的に接続する。1つまたは複数の隣接する第1の中間貫通孔944の間の材料のウェブ945は、ディスク形状本体940の下側の平坦な側面上で、中心取り付け孔942から、連続する途切れのない第1の表面領域941への機械的接続を可能にし、第1の表面領域941は、第3の中間バルブチャンバ部分852全体を覆いながら、第2のより小さいオリフィスリッジ822との接触と、最小のオリフィスリッジ823との接触との間に及ぶのに十分な半径方向範囲を有する。
【0037】
1つまたは複数の第2の中間貫通孔946は、制御プレート本体940を貫通し、典型的には、第1の表面領域941および第1の中間貫通孔944をさらに囲む一定直径の第2の円の周りに均一に離間されている。第2の円の直径および第2の中間貫通孔946の直径は、それらの貫通孔が第2の中間バルブチャンバ部分854のみを覆い、隣接する第1のより小さいオリフィスリッジ821とも、第2のより小さいオリフィスリッジ822とも重ならないように選択される。第2の中間貫通孔946は、流体が制御プレート本体940の一方の側面から反対の側面に外径周縁を通過する必要なしに通過することができる流体通路を構成する。より具体的には、第2の中間貫通孔946は、第2の中間バルブチャンバ部分854を上側バルブチャンバ部分857と流体的に接続する。1つまたは複数の隣接する中間貫通孔946の間の材料のウェブ947は、ディスク形状本体940の下側の平坦な側面上で、第1の表面領域941から、連続する途切れのない第2の表面領域943への機械的接続を可能にし、第2の表面領域943は、第1の中間バルブチャンバ部分856全体を覆いながら、最大のオリフィスリッジ820との接触と、第1のより小さいオリフィスリッジ821との接触との間に及ぶのに十分な半径方向範囲を有する。
【0038】
流体の流れを制御する方法は、最小のオリフィスリッジ823に囲まれている内側バルブチャンバ部分859が、第1の流体導管810と流体連通する第1の流体導管開口812によって接続されることを考慮することによってさらに理解され得、それによって、制御プレート900の少なくとも一部分は、第1の流体部分が制御可能に流れることができる第1の制御間隙(図示せず)を生成するために、最小のオリフィスリッジ823に向かってまたはそこから外方に動かされ得る。制御可能な第1の流体部分は、第3の中間バルブチャンバ部分852に直接移行することができ、そこから、第1の流体部分は、第2の流体導管814と流体連通する1つまたは複数の第3の流体導管開口818を通じて出ることができる。第2の流体部分は、内側バルブチャンバ部分859から1つまたは複数の第1の中間貫通孔944を通って上方に、バルブチャンバの上側部分857へと移行することができ、そこから1つまたは複数の第2の中間貫通孔946を通って下方に、第2の中間バルブチャンバ部分854へと移行することができる。制御プレート900の少なくとも一部を第2のより小さいオリフィスリッジ822に向かって、またはそれから外方に動かすことによって、第2の流体部分がまた、第2の中間バルブチャンバ部分854から第3の中間バルブチャンバ部分852へと制御可能に直接的に流れることができ、その後、第2の流体導管814と流体連通する1つまたは複数の第3の流体導管開口818を通って出る、第2の制御間隙(図示せず)が生成される。本例のバルブ1000では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト882に力を加えてダイヤフラム870を偏向させ、それにより、第1の制御間隙および第2の制御間隙を変化させることによってバルブ1000を通るコンダクタンスを変調することができる。
【0039】
前述の第1の流体部分および第2の流体部分の流れと同時に、制御プレート900の少なくとも一部分を最大のオリフィスリッジ820に向けてまたはそれから外方に動かすことによって、同様に、第3の流体部分が制御可能に流れることができる第3の制御間隙(図示せず)が生成される。制御可能な第3の流体部分は、内側バルブチャンバ部分859から制御プレート900の1つまたは複数の第1の中間貫通孔944を通じて上向きに移行し、上側バルブチャンバ部分857を通じて外側バルブチャンバ部分858へと掃き出され、そこから第3の流体部分が、第3の制御間隙を通じて第1の中間バルブチャンバ部分856へと出る。第1の中間バルブチャンバ部分856に到達すると、制御可能な第3の流体部分は、第2の流体導管814と流体連通している1つまたは複数の第2の流体導管開口816を通じて出てもよい。第4の流体部分は、内側バルブチャンバ部分859から1つまたは複数の第1の中間貫通孔944を通って上方に、バルブチャンバの上側部分857へと移行することができ、そこから1つまたは複数の第2の中間貫通孔946を通って下方に、第2の中間バルブチャンバ部分854へと移行することができる。制御プレート900の少なくとも一部を第1のより小さいオリフィスリッジ821に向かって、またはそれから外方に動かすことによって、第4の流体部分がまた、第1の中間バルブチャンバ部分856へと制御可能に直接的に流れることができ、そこから、第4の流体部分が、第2の流体導管814と流体連通する1つまたは複数の第2の内側流体導管開口816を通って出ることができる、第4の制御間隙(図示せず)が生成される。したがって、本例のバルブ1000では、アクチュエータ(図示せず)が、制御シャフト882に力を加えてダイヤフラム870を偏向させ、それにより、加えて、第3の制御間隙および第4の制御間隙を変化させることによってバルブ1000を通るコンダクタンスを変調する。バルブ1000が閉じている間、流体は、制御プレート900内の穴を通って、バルブチャンバの上側部分857、外側バルブチャンバ部分858および第2の中間バルブチャンバ部分854に入ることができるが、さらに進むことはできないことを諒解されたい。したがって、バルブ1000が閉じているとき、流体は第1の流体導管810から第2の流体導管814へと通過することができない。
【0040】
設計者は、最大のオリフィスリッジ820および第1のより小さいオリフィスリッジ821が、正確に同心円状にするのではなく、入れ子にするだけでよいことを諒解し得、さらに、入れ子になった1対のオリフィスリッジ820、821は、内側バルブチャンバの形状および寸法に関して非対称に配置されてもよい。貫流制御プレート900は、無論、主に、ディスク形状本体940の下側の平坦な側面上に、最大のオリフィスリッジ820との接触と、第1のより小さいオリフィスリッジ821との接触との間に及び、かつ第1の中間バルブチャンバ部分856全体を覆うのに十分な、連続した途切れのない第2の表面領域943を有する必要がある。同様に、第2のより小さいオリフィスリッジ822および最小のオリフィスリッジ823が、正確に同心円状にするのではなく、入れ子にするだけでよいことを諒解し得、さらに、入れ子になった1対のオリフィスリッジ822、823は、内側バルブチャンバ850の形状および寸法に関して非対称に配置されてもよい。貫流制御プレート900は、無論、主に、ディスク形状本体940の下側の平坦な側面上に、第2のより小さいオリフィスリッジ822との接触と、最小のオリフィスリッジ823との接触との間に及び、かつ第3の中間バルブチャンバ部分852全体を覆うのに十分な、連続した途切れのない第1の表面領域941を有する必要がある。設計者はまた、第1の流体導管810から第2の流体導管814へと進行する、流体の流れの説明されている方向が、便宜上および明確にするために使用されるが、限定するものではないことも諒解するであろう。流体は、第2の流体導管814から第1の流体導管810へ反対方向に流れることができ、制御可能な流体の流れによって完全なバルブチャンバが依然として有利に掃引される。図11A図11Dに示されるバルブ設計は、内部デッドスペース対掃引容積に関する任意の懸念を実質的に排除し、例示的なバルブ設計の動的応答も改善し得る。貫流制御プレートにより、遮断を達成するために閉じなければならない領域を大幅に削減しながら、共に、単一の大きいオリフィスの周囲の約3倍の制御間隙長を生成する、入れ子式オリフィスリッジ820,821,822,823を使用することが可能になる。この組み合わせは、低い閉鎖力で高コンダクタンスを提供する。
【0041】
このように、本発明の少なくとも1つの実施形態のいくつかの態様を説明したが、様々な変更、修正、および改善が当業者に容易に想起されることが諒解されるべきである。そのような変更、修正、および改善は、本開示の一部であることが意図されており、本発明の範囲内にあることが意図されている。したがって、前述の説明および図面は単なる例である。
なお、以下に示す参考態様がある。
[参考態様1]
高コンダクタンスバルブのための制御プレートであって、
平坦な側面および前記平坦な側面の反対の側面を有する基本的に円形のディスクとして形成された制御プレート本体であって、前記制御プレートは、アクチュエータによってバルブ内で動かされるように構成され、前記平坦な側面は、前記バルブ内の流体の流れを遮断するために、連続した途切れのない平坦な部分を有する、制御プレート本体と、
前記制御プレート本体内に画定される少なくとも1つの流体通路であって、前記少なくとも1つの流体通路は、前記平坦な側面から前記反対の側面まで延伸する、少なくとも1つの流体通路と、
を備え、
前記制御プレートは、前記制御プレート本体に結合された増幅器ディスクであって、該増幅器ディスクは内側セグメントと外周とを有し、前記内側セグメントは、該内側セグメントの軸方向変位が前記増幅器ディスクの前記外周の対向する部分の非対称変位を引き起こすように、接続アームによって前記外周に結合され、前記外周から離間されている、増幅器ディスクをさらに備え、
前記制御プレートは該制御プレート本体内に画定されたリング状溝を含み、該リング状溝は前記平坦な側面の反対側に逃げ面を有し、前記少なくとも1つの流体通路は、前記制御プレート本体内に画定され、前記リング状溝と交差する貫通孔を含む、
制御プレート。
[参考態様2]
前記少なくとも1つの流体通路は、前記制御プレート本体内に画定され、前記平坦な側面から前記反対の側面まで延伸する複数の流体通路を含む、参考態様1に記載の制御プレート。
[参考態様3]
前記複数の流体通路は、前記制御プレート本体の中心の周りに配置され、前記平坦な側面の前記連続した途切れのない平坦な部分は、前記複数の流体通路の各々を囲む、参考態様2に記載の制御プレート。
[参考態様4]
前記制御プレートは、前記制御プレート本体の中心において前記制御プレート本体の前記平坦な側面内に形成された凹部をさらに備え、前記複数の流体通路は、前記凹部から前記反対の側面まで傾斜して外側に延伸し、前記平坦な側面の前記連続した途切れのない平坦な部分は、前記複数の流体通路の各々を囲む、参考態様2に記載の制御プレート。
[参考態様5]
前記複数の流体通路は、前記制御プレート本体の中心の周りに配置されている第1の複数の傾斜流体通路と、前記制御プレート本体の半径方向外側部分の周りに配置されており、前記制御プレート本体を通じて実質的に真っ直ぐに延伸する第2の複数の直線流体通路とを含み、前記第1の複数の傾斜流体通路は、前記反対の側面から前記平坦な側面に向かって半径方向内向きに傾斜している、参考態様2に記載の制御プレート。
[参考態様6]
前記平坦な側面は、前記複数の傾斜流体通路と前記複数の直線流体通路との間に配置されている第1の連続した途切れのない平坦な部分と、前記複数の直線流体通路の半径方向外側に配置されている第2の連続した途切れのない平坦な部分とを含む、参考態様5に記載の制御プレート。
[参考態様7]
前記制御プレートは、前記制御プレート本体の前記中心を貫通する中心貫通孔、および、前記制御プレート本体の前記中心において前記反対の側面内に形成された止まり穴のうちの1つをさらに備え、前記中心貫通孔および前記止まり穴のうちの一方は、前記制御プレート本体を制御シャフトに取り付けるように構成されている、参考態様3、4、5、または6のいずれか一項に記載の制御プレート。
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図6D
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図8A
図8B
図8C
図8D
図9A
図9B
図9C
図9D
図10A
図10B
図10C
図10D
図11A
図11B
図11C
図11D