(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-05
(45)【発行日】2024-06-13
(54)【発明の名称】自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び車内人体美容光源
(51)【国際特許分類】
A61N 5/067 20060101AFI20240606BHJP
【FI】
A61N5/067
(21)【出願番号】P 2024012194
(22)【出願日】2024-01-30
【審査請求日】2024-01-30
(31)【優先権主張番号】202311849730.4
(32)【優先日】2023-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】524040742
【氏名又は名称】永林電子股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Y.LIN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 6 Jinhe Xinguang Road, Zhangmutou Town, Dongguan City, Guangdong Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】林 啓程
(72)【発明者】
【氏名】邱 国梁
(72)【発明者】
【氏名】鍾 恵燕
(72)【発明者】
【氏名】頼 嘉欣
(72)【発明者】
【氏名】呉 宏鋭
(72)【発明者】
【氏名】劉 輝煌
(72)【発明者】
【氏名】張 剛維
(72)【発明者】
【氏名】叶 志超
(72)【発明者】
【氏名】呉 永漢
(72)【発明者】
【氏名】劉 銘
(72)【発明者】
【氏名】丘 志浩
【審査官】木村 立人
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-506086(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第3708223(EP,A1)
【文献】米国特許出願公開第2022/0281287(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第115837125(CN,A)
【文献】中国実用新案第218739901(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 5/06―5/067
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車美容ランプのスマート制御管理システムであって、データレイヤと、処理レイヤと、制御レイヤと、表示レイヤと、を含み、
データレイヤは、データベースと呼び出しセットと、を含み、データレイヤと処理レイヤは、NETオープンソースアーキテクチャに基づいて設計され、データベースは、処理レイヤの相関情報のキャッシュと、光治療レーザーテーブルと、ユーザ管理情報と、を含み、光治療レーザーテーブルは、各光治療に対応するレーザー波帯を含み、データベースは、分散式記憶と呼び出し管理を行い、
処理レイヤは、監視モジュールと判断モジュールと、を含み、監視モジュールは、ユーザの皮膚表面状態とユーザの皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元皮膚モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の皮膚状態指数を取得し、判断モジュールの判定のためにデータサポートを提供し、判断モジュールは、判断結果に基づいて美容ランプが作動に適するか否かを判断し、
制御レイヤは、光熱源モデルにより構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を取得し、美容ランプが作動するか否かを反応モジュールにより制御し、
表示レイヤは、アプリケーション命令を入出力し、ページに表示するために用いられる、ことを特徴とする自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項2】
前記ユーザ管理情報には、ユーザが予め保存した、標準的な三次元皮膚モデルであるサンプルが含まれ、
ユーザ管理情報にはユーザアイデンティティ認証と権限管理とが含まれ、ユーザアイデンティティ認証は、ユーザログインに用いられ、呼び出しセットは、ユーザがログインする時に入力するアイデンティティ情報に基づいて、データベースに記憶されるアイデンティティ情報と照合し、ログイン権限を有するかどうかを判断し、権限管理は、権限モデルによりユーザのアクセス内容を限定し、ユーザの認証アイデンティティに基づいて対応するデータセットに与える、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項3】
前記監視モジュールは、監視機器に接続され、監視モジュールは、監視機器におけるユーザの顔画像を受信し、監視機器は、視覚スキャン装置と超音波測定機器と、を含み、監視モジュールは、ユーザの顔の各部位の皮膚状態を取得するために用いられ、監視モジュールの具体的な作動過程は、
視覚スキャン装置がユーザの顔表面状態をスキャンし、超音波測定機器がユーザの顔の皮膚厚さ状態を測定し、ユーザの顔表面状態と皮膚厚さに対して画像組み合わせを行い、ユーザの実際の三次元顔モデルを構築するステップS31と、
監視モジュールがユーザの実際の三次元顔モデルに基づいて、顔の各部位を区分し、区
した領域を表すステップS32と、
監視モジュールが区分される領域の実際の三次元皮膚モデルとデータベースのサンプルとを比較し、監視機器の検出タイプに基づいて顔表面状態画像に対して相関性抽出と処理を行い、顔の状態指数を取得するステップS33と、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項4】
前記ステップS33において、具体的には、
検出タイプに基づいて顔表面状態画像の階調値とエッジを識別し、顔表面状態画像における階調範囲内の階調値と座標点を取得し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得するステップS331であって、評価の式は、式(1)に示し、
プS331と、
区分されるn個の領域に対して順にステップS331を繰り返し、各領域の状態指数を取得するステップS332と、
監視モジュールがユーザの顔表面状態画像全体における各領域の状態指数を判断モジュールに伝送するステップS333と、を含む、ことを特徴とする請求項3に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項5】
前記判断モジュールは、ユーザの顔の各領域の状態指数を判断し、判断結果に基づいて表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示するために用いられ、具体的な作動過程は、
判断モジュールが監視モジュールにおける各領域の状態指数を受信し、各状態指数を判断するステップS51と、
ける顔表面状態がサンプルの基準に達しておらず、皮膚美容を行う必要があることを表し、監視モジュールが美容モード起動命令を制御レイヤに発行し、表示レイヤにより表示するステップS52と、
る顔表面状態がサンプルの基準範囲内にあり、皮膚美容を行う必要がないことを表し、監視モジュールが美容を行う必要がないアドバイスを表示レイヤにより表示してユーザに注意するステップS53と、
監視モジュールが美容を行う必要がある領域の記号を抽出し、ユーザの美容を行う必要がある顔の位置を制御レイヤに伝送するステップS54と、を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項6】
前記制御レイヤは、構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を表現し、具体的な作動過程は、
度値を取得するステップ61であって、温度伝達の式(2)は、以下のとおりであり、
おける顔表面の通常温度を表すステップS61と、
区分される領域内の各座標点を順にステップS61に代入し、各座標点での温度値を取得するステップS62)と、を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項7】
前記制御レイヤは、ガウスに基づいて光熱源モデルを構築し、光熱源モデルは、熱量の式によりレーザー光源の熱を表現し、熱量の式は、式(3)に示し、式(3)は、以下のとおりであり、
式(3)は、各光源の放出する熱を取得するために用いられ、
自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項8】
前記制御レイヤは、反応モジュールをさらに含み、反応モジュールは、フィルタに接続され、フィルタは、カウンタに接続され、反応モジュールの具体的な作動過程は、
温度臨界安全値をbとし、フィルタが、温度値がbを超える座標点に対してフィルタリング抽出を行い、フィルタが温度値カウンタを抽出するごとに1を単位とする数値加算を行うステップS81と、
カウンタにより加算される数値の閾値をmとし、カウンタにより加算される数値が閾値m以上である場合に、カウンタに接続される警報装置が警報し、美容ランプの作動モードをオフにすることで、各レーザー光源をオフにし且つ作動を停止させ、
カウンタにより加算される数値が閾値mよりも小さい場合に、カウンタと各レーザー光源が正常に作動するステップS82と、を含む、ことを特徴とする請求項7に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システム。
【請求項9】
請求項1に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システムに係る自動車美容ランプのスマート制御管理方法であって、
ユーザが自動車コンソールクライアント又は移動クライアントによりアイデンティティ識別子認証を行い、システムへのログインを許可するかどうかを判定し、ユーザアイデンティティに基づいて対応する情報のアクセス権限を取得するステップS1と、
視覚スキャン装置と超音波測定機器によりユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、顔の各部位を区分し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得し、判断モジュールが状態指数により表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示し、ユーザがアドバイスに基づいて美容ランプの作動モードを選択するステップS2と、
美容ランプの作動中に、制御レイヤが、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値に基づいて、温度の高すぎる状態での皮膚面積を取得し、異なる出力結果により美容ランプのオンオフを制御し、
温度の高すぎる状態での皮膚面積がmよりも小さい場合に、美容ランプが正常に作動し、他の場合に、作動をオフにするように美容ランプを制御するステップS3と、
表示レイヤにより美容ランプの作動完了を表示するステップS4とを主に含む、ことを特徴とする自動車美容ランプのスマート制御管理方法。
【請求項10】
自動車内部人体美容光源であって、
請求項1に記載の自動車美容ランプのスマート制御管理システムを搭載し、前記自動車内部人体美容光源の灯光の波帯は、308-1550ナノメートルである、ことを特徴とする自動車内部人体美容光源。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザー美容光源及び制御分野に関し、より具体的には、自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び車内人体美容光源に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザー技術が徐々に美容分野に応用され、ユーザの美容とスキンケアに対する需要が次第に増大するにつれて、美容ランプが各分野の技術に組み合わせられ、美容ランプが自動車業界に応用されるのも潮流となっている。ユーザが野外作業を行い、しかも地域の紫外線や環境が比較的に悪い場合、人体の皮膚に極めて大きな損傷を与え、さらに回復不能な損傷を与え、皮膚が損傷されると、ユーザの考察や野外作業の心理状態だけでなく、作業の進度にも影響を与える。自動車は不可欠な移動手段であり、自動車美容ランプは、ユーザがいつでも皮膚のケア作業を行うことを満たすことができる。
【0003】
自動車美容ランプについては、レーザーが人体に作用すると、人体組織の印加位置の近くに対応する熱が発生し、レーザー光源が集まる時にも熱が発生し、これらの熱が人体の皮膚に拡散してある温度が形成されが、温度が高すぎると、皮膚やけどを引き起こすだけでなく、美容効果にも影響を与え、かえって逆効果になる。なお、一般的に野外作業時に医療関係者がいないか、薬品が不足しており、やけどが発生すると後続の回復程度に影響する可能性があるため、美容ランプの作動中に、温度に対して安全保護を行う必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術にある燃焼器の流量制御作動中の課題に対して、本発明の目的は、自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び車内人体美容光源を提供し、車内で皮膚美容及び作動中の温度の安全制御を行うことを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明は、以下の技術案を提供する。
【0006】
自動車美容ランプのスマート制御管理システムであって、データレイヤと、処理レイヤと、制御レイヤと、表示レイヤと、を含み、
データレイヤは、データベースと呼び出しセットと、を含み、データレイヤと処理レイヤは、NETオープンソースアーキテクチャに基づいて設計され、データベースは、処理レイヤの相関情報のキャッシュと、光治療レーザーテーブルと、ユーザ管理情報と、を含み、光治療レーザーテーブルは、各光治療に対応するレーザー波帯を含み、データベースは、分散式記憶と呼び出し管理を行い、
処理レイヤは、監視モジュールと判断モジュールと、を含み、監視モジュールは、ユーザの皮膚表面状態とユーザの皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元皮膚モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の皮膚状態指数を取得し、判断モジュールの判定のためにデータサポートを提供し、判断モジュールは、判断結果に基づいて美容ランプが作動に適するか否かを判断し、
制御レイヤは、光熱源モデルにより構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を取得し、美容ランプが作動するか否かを反応モジュールにより制御し、
表示レイヤは、アプリケーション命令を入出力し、ページに表示するために用いられる。
【0007】
好ましくは、前記ユーザ管理情報には、ユーザが予め保存した、標準的な三次元皮膚モデルであるサンプルが含まれ、標準的な三次元皮膚モデルは、ユーザの最も理想的な状態での皮膚表面状態と皮膚厚さと、を含み、この時、皮膚表面状態は、しわ、斑点及び毛孔の状態を含み、皮膚厚さは、コラーゲン層の流失状態を計算することのみに用いられる。
【0008】
ユーザ管理情報にはユーザアイデンティティ認証と権限管理とが含まれ、ユーザアイデンティティ認証は、ユーザログインに用いられ、呼び出しセットは、ユーザがログインする時に入力するアイデンティティ情報に基づいて、データベースに記憶されるアイデンティティ情報と照合し、ログイン権限を有するかどうかを判断し、権限管理は、権限モデルによりユーザのアクセス内容を限定し、ユーザの認証アイデンティティに基づいて対応するデータセットに与える。
【0009】
好ましくは、前記監視モジュールは、監視機器に接続され、監視モジュールは、監視機器におけるユーザの顔画像を受信し、監視機器は、視覚スキャン装置と超音波測定機器と、を含み、視覚スキャン装置は、人体皮膚の4D光学撮像を含み、非接触型の皮膚高速光学撮像システムによって、毛孔、皮膚紋様及びしわを含む画像撮影を行い、監視モジュールは、ユーザの顔の各部位の皮膚状態を取得するために用いられ、監視モジュールの具体的な作動過程は、
視覚スキャン装置がユーザの顔表面状態をスキャンし、超音波測定機器がユーザの顔の皮膚厚さ状態を測定し、ユーザの顔表面状態と皮膚厚さに対して画像組み合わせを行い、ユーザの実際の三次元顔モデルを構築するステップS31と、
監視モジュールがユーザの実際の三次元顔モデルに基づいて、顔の各部位を区分し、区
した領域を表す(図に示すように、区分の1つの概略図であるが、その他の方法に従って領域区分を行ってもよい)ステップS32と、
監視モジュールが区分される領域の実際の三次元皮膚モデルとデータベースのサンプルとを比較し、監視機器の検出タイプに基づいて顔表面状態画像に対して相関性抽出と処理を行い、視覚スキャン装置がフィルタに基づいてユーザの顔表面の検出タイプに対して相関性スキャンを行い、取得した顔表面状態画像に対して階調処理を行い、顔の状態指数を取得するステップS33と、を含む。
【0010】
好ましくは、前記ステップS33において、具体的には、
検出タイプに基づいて顔表面状態画像の階調値とエッジを識別し、顔表面状態画像における階調範囲内の階調値と座標点を取得し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得するステップS331であって、評価の式は、式(1)に示し、
区分されるn個の領域に対して順にステップS331を繰り返し、各領域の状態指数を取得するステップS332と、
監視モジュールがユーザの顔表面状態画像全体における各領域の状態指数を判断モジュールに伝送するステップS333と、を含む。
【0011】
好ましくは、前記判断モジュールは、ユーザの顔の各領域の状態指数を判断し、判断結果に基づいて表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示するために用いられ、具体的な作動過程は、
判断モジュールが監視モジュールにおける各領域の状態指数を受信し、各状態指数を判断するステップS51と、
ける顔表面状態がサンプルの基準に達しておらず、皮膚美容を行う必要があることを表し、監視モジュールが美容モード起動命令を制御レイヤに発行し、表示レイヤにより表示するステップS52と、
る顔表面状態がサンプルの基準範囲内にあり、皮膚美容を行う必要がないことを表し、監視モジュールが美容を行う必要がないアドバイスを表示レイヤにより表示してユーザに注意するステップS53と、
監視モジュールが美容を行う必要がある領域の記号を抽出し、ユーザの美容を行う必要がある顔の位置を制御レイヤに伝送するステップS54と、を含む。
【0012】
好ましくは、前記制御レイヤは、構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を表現し、具体的な作動過程は、
度値を取得するステップ61であって、温度伝達の式(2)は、以下のとおりであり、
おける顔表面の通常温度を表すステップ61と、
区分される領域内の各座標点を順にステップS61に代入し、各座標点での温度値を取得するステップS62と、を含む。
【0013】
好ましくは、前記制御レイヤは、ガウスに基づいて光熱源モデルを構築し、光熱源モデルは、熱量の式によりレーザー光源の熱を表現し、熱量の式は、式(3)に示し、式(3)は、以下のとおりであり、
式(3)は、各光源の放出する熱を取得するために用いられ、本発明において、美容モードで使用されるレーザータイプを同じ、搬送パワーも同じ、即ち各レーザー光源の放出する熱も同じに設定し、
【0014】
好ましくは、前記制御レイヤは、反応モジュールをさらに含み、反応モジュールは、フィルタに接続され、フィルタは、カウンタに接続され、反応モジュールの具体的な作動過程は、
温度臨界安全値をbとし、フィルタが、温度値がbを超える座標点に対してフィルタリング抽出を行い、フィルタが温度値カウンタを抽出するごとに1を単位とする数値加算を行うステップS81と、
カウンタにより加算される数値の閾値をmとし、カウンタにより加算される数値が閾値m以上である場合に、カウンタに接続される警報装置が警報し、美容ランプの作動モードをオフにすることで、各レーザー光源をオフにし且つ作動を停止させ、
カウンタにより加算される数値が閾値mよりも小さい場合に、カウンタと各レーザー光源が正常に作動するステップS82と、を含む。
【0015】
好ましくは、前記自動車美容ランプのスマート制御管理システムに係る自動車美容ランプのスマート制御管理方法は、
ユーザが自動車コンソールクライアント又は移動クライアントによりアイデンティティ識別子認証を行い、システムへのログインを許可するかどうかを判定し、ユーザアイデンティティに基づいて対応する情報のアクセス権限を取得するステップS1と、
視覚スキャン装置と超音波測定機器によりユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、顔の各部位を区分し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得し、判断モジュールが状態指数により表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示し、ユーザがアドバイスに基づいて美容ランプの作動モードを選択するステップS2と、
美容ランプの作動中に、制御レイヤが、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値に基づいて、温度の高すぎる状態での皮膚面積を取得し、異なる出力結果により美容ランプのオンオフを制御し、
温度の高すぎる状態での皮膚面積がmよりも小さい場合に、美容ランプが正常に作動し、他の場合に、作動をオフにするように美容ランプを制御するステップS3と、
表示レイヤにより美容ランプの作動完了を表示するステップS4とを主に含む。
【0016】
好ましくは、自動車美容ランプのスマート制御管理システムは、自動車内部人体美容光源に用いられ、自動車内部人体美容光源の灯光の波帯は、308-1550ナノメートルであり、自動車美容ランプのスマート制御管理システムは、自動車コンソールに用いられ且つ集積情報処理システムを用い、データレイヤは、自動車コンソールクラウドに用いられ、処理レイヤと制御レイヤは、自動車コンソールに基づいてクラウド処理を行い、監視機器は、無線ネットワーク又は有線伝送を介してクライアント又は自動車コンソールに接続され、表示レイヤの自動車ディスプレイのWebページプログラムは、情報表示を行い、マルチクライアントの情報システム構造を用い、各ユーザは、いずれも、独立したデータを確立してデータベースに分散式で保存し、ユーザがシステムにログインすると自動的にマッチングして履歴美容ランプの作動データを取得する。
【発明の効果】
【0017】
従来技術と比較して、本発明は、以下の有益な効果を備える。
【0018】
1、本発明において、データベースに対して分散式設計を行うことによって、記憶スペースのフレキシブル拡張を実現し、システム全体の動作性能を高め、ユーザと権限に対する管理設計を確立することによって、各ユーザの同じコンソールにおける制限的アクセスを実現し、ユーザ情報のプライバシーを保護し、処理レイヤにおいて監視モジュールがユーザの顔表面状態とユーザの顔の皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得し、判断モジュールの判定のためにデータサポートを提供し、判断モジュールが判断結果に基づいて美容ランプが作動に適するか否かを判断することによって、ユーザに安全指導を提供し、ユーザの皮膚の過度な美容による皮膚損失を減少し、ユーザの皮膚の美容過程における安全性を実現する。
【0019】
2、本発明において、制御レイヤは、ガウスに基づいて光熱源モデルを構築し、光熱源モデルの熱量の式によりレーザー光源の熱を表現し、非線形過渡熱伝達モデルのためにデータサポートを提供し、非線形過渡熱伝達モデルにより、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達する温度値をシミュレーションし、レーザー美容ランプが皮膚表面に照射する温度の具体的な表現を実現し、高温度値面積が安全閾値を超える場合に、反応モジュールによって美容ランプの作動制御を実現し、美容ランプの作動中の安全保護を確保し、医療スタッフがいない場合の自動車美容ランプの高温火傷の危険性を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明による自動車美容ランプのスマート制御管理システムの構造概略図である。
【
図2】本発明における制御管理システムの方法ステップの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付図面を参照して、本出願による例示的な実施例について詳細に説明する。明らかに、説明された実施例は、本出願のすべての実施例ではなく、本出願の一部の実施例にすぎず、本出願はここに説明された例示的な実施例に限定されないことを理解すべきである。
【0022】
実施例1
自動車美容ランプについては、レーザーが人体に作用すると、人体組織の印加位置の近くに、対応する熱が発生し、レーザー光源が集まる時にも熱が発生し、これらの熱が人体の皮膚に拡散してある温度が形成され、温度が高すぎると、皮膚やけどを引き起こすだけでなく、美容効果にも影響を与え、かえって逆効果になる。なお、一般的に野外作業時に医療関係者がいないか、薬品が不足しており、やけどが発生すると後続の回復程度に影響する可能性があるため、美容ランプの作動中に、温度に対して安全保護を行う必要がある。
【0023】
図1、
図2及び
図3を参照すると、実施例1で本発明による自動車美容ランプのスマート制御管理システムをさらに説明する。
【0024】
自動車美容ランプのスマート制御管理システムであって、データレイヤと、処理レイヤと、制御レイヤと、表示レイヤと、を含み、
データレイヤは、データベースと呼び出しセットと、を含み、データレイヤと処理レイヤは、NETオープンソースアーキテクチャに基づいて設計され、データベースは、処理レイヤの相関情報のキャッシュと、光治療レーザーテーブルと、ユーザ管理情報と、を含み、光治療レーザーテーブルは、各光治療に対応するレーザー波帯を含み、データベースは、分散式記憶と呼び出し管理を行い、
処理レイヤは、監視モジュールと判断モジュールと、を含み、監視モジュールは、ユーザの皮膚表面状態とユーザの皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元皮膚モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の皮膚状態指数を取得し、判断モジュールの判定のためにデータサポートを提供し、判断モジュールは、判断結果に基づいて美容ランプが作動に適するか否かを判断し、
制御レイヤは、光熱源モデルにより構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が顔皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を取得し、美容ランプが作動するか否かを反応モジュールにより制御し、
表示レイヤは、アプリケーション命令を入出力し、ページに表示するために用いられる。表示レイヤは、表示機器を含み、表示機器は、有線インターフェース又は無線ネットワークを介して自動車センターにアクセスし、ユーザは、表示機器におけるページにより命令又は命令の入力を行い、例えば式又はモデルにおける各パラメータ及び他の式におけるパラメータに対して初期設定を行う。
【0025】
前記ユーザ管理情報には、ユーザが予め保存した、標準的な三次元皮膚モデルであるサンプルが含まれ、標準的な三次元皮膚モデルは、ユーザの最も理想的な状態での皮膚表面状態と皮膚厚さと、を含み、この時、皮膚表面状態は、しわ、斑点及び毛孔の状態を含み、皮膚厚さは、コラーゲン層の流失状態を計算することのみに用いられる。
【0026】
ユーザ管理情報にはユーザアイデンティティ認証と権限管理とが含まれ、ユーザアイデンティティ認証は、ユーザログインに用いられ、呼び出しセットは、ユーザがログインする時に入力するアイデンティティ情報に基づいて、データベースに記憶されるアイデンティティ情報と照合し、ログイン権限を有するかどうかを判断し、権限管理は、権限モデルによりユーザのアクセス内容を限定し、ユーザの認証アイデンティティに基づいて対応するデータセットに与える。
【0027】
前記監視モジュールは、監視機器に接続され、監視モジュールは、監視機器におけるユーザの顔画像を受信し、監視機器は、視覚スキャン装置と超音波測定機器と、を含み(視覚スキャン装置は、人体皮膚の4D光学撮像を含み、非接触型の皮膚高速光学撮像システムによって、毛孔、皮膚紋様及びしわを含む画像撮影を行い、人体皮膚の4D光学撮像は、単一領域の測定時間が2min以上であり、センサの解像度が2x6000x4500pixel以上であり、4つの撮像レンズが少なくとも配置され、顔、足、腹などの巨視的および微視的な画像を同時に撮影するために用いることができ、皮膚紋様としわ画像を含む顔の局所的な画像を撮影し、額のしわ、眉間のしわ、目袋のしわ、鼻唇溝などを含む顔の大部分の領域を撮影し、顔の局所または顔全体の形態と体積の変化にも用いることができる)、監視モジュールは、ユーザの顔の各部位の皮膚状態を取得するために用いられ、監視モジュールの具体的な作動過程は、ステップS32~ステップS33を含む。
【0028】
ステップS31:視覚スキャン装置は、ユーザの顔表面状態をスキャンし、超音波測定機器は、ユーザの顔の皮膚厚さ状態を測定し、ユーザの顔表面状態と皮膚厚さに対して画像組み合わせを行い、ユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、三次元顔モデルの構築の主なプロセスは、顔表面に基づいて三次元座標群を確立し、顔表面を基準面とし、顔表面
表すステップ3とを含む。
【0029】
ステップS32:監視モジュールは、ユーザの実際の三次元顔モデルに基づいて、顔の
記号iの領域を区分した領域を表す(
図3に示すように、区分の1つの概略図であるが、その他の方法に従って領域区分を行ってもよい)。
【0030】
ステップS33:監視モジュールは、区分される領域の実際の三次元皮膚モデルとデータベースのサンプルとを比較し、監視機器の検出タイプに基づいて顔表面状態画像に対して相関性抽出と処理を行い、例えば、検出タイプが顔しわである場合に、視覚スキャン装置は、フィルタに基づいてユーザの顔表面のしわに対して相関性スキャンを行い、取得した顔表面状態画像に対して階調処理を行い、階調の深さの度合いは、しわの深刻度を表し、階調の深さの度合いは、階調値で表されてもよく、識別装置によって画像のエッジを識別し、しわの分布位置を計算するために、実際の三次元顔モデルに基づいてエッジとエッジ範囲内(階調範囲内)の座標点を取得し、なお、検出タイプが毛孔、乾燥さ及び他である場合にも、処理過程は同様に適用され、顔の状態指数を取得する。
【0031】
前記ステップS33において、具体的には、
検出タイプに基づいて顔表面状態画像の階調値とエッジを識別し、顔表面状態画像における階調範囲内の階調値と座標点を取得し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得するステップS331であって、評価の式は、式(1)に示し、
プS331と、
区分されるn個の領域に対して順にステップS331を繰り返し、各領域の状態指数を取得するステップS332と、
監視モジュールがユーザの顔表面状態画像全体における各領域の状態指数を判断モジュールに伝送するステップS333と、を含む。
【0032】
前記判断モジュールは、ユーザの顔の各領域の状態指数を判断し、判断結果に基づいて表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示するために用いられ、具体的な作動過程は、ステップS51~ステップS54を含む。
【0033】
ステップS51:判断モジュールは、監視モジュールにおける各領域の状態指数を受信し、各状態指数を判断する。
【0034】
皮膚美容を行う必要があることを表し、監視モジュールは、美容モード起動命令を制御レイヤに発行し、表示レイヤにより表示する。
【0035】
自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び自動車内部人体美容光源であって、自動車内部人体美容光源の灯光の波帯は、308-1550ナノメートルである。
【0036】
美容モードは、美白、しわ取り、毛穴縮小、及び水分補給を含み、各美容モードは、いずれも、異なる色の光と異なる光源波帯に対応し、各検出タイプは、いずれも、該当する美容モードに対応し、各検出タイプも複数の美容モードに対応してもよく、監視モジュールが美容を必要とする結果を出力すると、ユーザは、需要に応じて人体美容モードの選択を行うことができ、以下を含むが、これらに限定されない。
【0037】
波長308nmは、人体皮膚、粘膜潰瘍と痘を修復する。
【0038】
波長415nm-480nmは、人体の皮膚炎症を緩和し、皮膚アレルギーを減少し、にきびを治療する。
【0039】
波長532nmは、人体の皮膚そばかす、老年斑(脂漏性角化)などの皮膚の浅い表層の斑を治療する。
【0040】
波長560nmは、鎮静し、疲労を緩和し、人体の肌荒れを治療する。
【0041】
波長585nm-590nmは、人体リンパの流れを増強し、色素沈着を抑制し、皮膚を美白する。
【0042】
波長610nm-670nmは、人体の血液循環を促進し、傷口の癒合を加速し、肌を柔らかくし、しわを改善する。
【0043】
波長808nm、810nmは、人体の脱毛を行い、ほくろ、仮性毛嚢炎などの皮膚病を治療する。
【0044】
波長830nmは、人体皮膚の色素沈着を減少し、皮膚炎症を緩和し、傷跡生成を予防する。
【0045】
波長850-970nmは、人体の傷口及び傷跡を予防又は治療する。
【0046】
波長980nmは、人体の新血管の形成を促進し、コラーゲン生成を促進し、炎症を除去する。
【0047】
波長1050nmは、人体皮膚の弛緩としわを軽減し、顔の毛細血管の拡張を改善する。
【0048】
波長1064nmは、深い肌色の人の表皮斑、真皮層肝斑、色素性疾患を治療する。
【0049】
波長1450nmは、人体皮膚の中重度にきび、毛嚢炎及び皮脂腺増殖などを治療する。
【0050】
波長1535nm、1550nmは、人体皮膚のしわ取り、陥凹性瘢痕に用いられる。
【0051】
なお、LED光治療器を使用する時に、1週間に3回を超えず、1回60分を超えず、青色光の波長が紫外線に近く、直接照射すると網膜を損傷しやすく、必ず専用のゴーグルを着用しなければならないため、表示レイヤに警告装置が設けられ、警告装置にカウンタが接続され、カウンタの周期時間が1週間であり、即ちカウンタが1週間に1回クリアし、クリアした後に1週間以内にカウントアップし、そのカウントルールは、美容を1回行うごとにカウンタを1加算することであり、カウンタの数値を3まで加算する場合に、再び美容を行うと警告ポップアップを出すとともに、ユーザに対してレーザー美容を行う時にゴーグルを着用しているかどうかを視覚装置により警告したり、ビープ音を鳴らして警告したりする。
【0052】
皮膚美容を行う必要がないことを表し、監視モジュールは、美容を行う必要がないアドバイスを表示レイヤにより表示してユーザに注意する。
【0053】
ステップS54:監視モジュールは、美容を行う必要がある領域の記号を抽出し、ユーザの美容を行う必要がある顔の位置を制御レイヤに伝送する。
【0054】
レーザー美容の適度な使用によって理想的な美容効果を達成することができるが、過度な使用は、かえって逆効果であり、皮膚が過度に敏感になり、抵抗力が低下し、その他の問題を引き起こす可能性があるため、レーザー美容の時に適度な使用が必要であり、皮膚が健康であるやサンプルの基準範囲内にあると、過度な美容を避けたほうがよく、顔の領域ごとにしわの成長、斑点の成長の状況が異なるため、顔領域の区分は標的治療に有益である。
【0055】
前記処理レイヤにおける監視モジュールと判断モジュールの具体的な作動過程は、
視覚スキャン装置と超音波測定機器の画像組み合わせに基づいてユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、ユーザの顔の各部位を区分し、区分される領域をn個、いずれかの領域の記号をiとするステップ1と、
検出タイプに基づいて実際の三次元顔モデルにおける階調値と階調エッジを識別し、監視モジュールが階調範囲内の階調値と座標点を評価の式に代入して単一の区分される領域の顔状態指数を取得するステップ2と、
判断モジュールが状態指数と状態臨界値とを比較し且つ判断結果を生成し、判断結果を表示レイヤ又は制御レイヤに出力するステップ3と、を含む。
【0056】
本実施例において、データベースに対して分散式設計を行うことによって、記憶スペースのフレキシブル拡張を実現し、システム全体の動作性能を高め、ユーザと権限に対する管理設計を確立することによって、各ユーザの同じコンソールにおける制限的アクセスを実現し、ユーザ情報のプライバシーを保護し、処理レイヤにおいて監視モジュールがユーザの顔表面状態とユーザの顔の皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得し、判断モジュールの判定のためにデータサポートを提供し、判断モジュールが判断結果に基づいて美容ランプが作動に適するか否かを判断することによって、ユーザに安全指導を提供し、ユーザの皮膚の過度な美容による皮膚損失を減少し、ユーザの皮膚の美容過程における安全性を実現する。
【0057】
実施例2
図1と
図2を参照すると、実施例2で本発明による自動車美容ランプのスマート制御管理システムをさらに説明する。
【0058】
自動車美容ランプのスマート制御管理システムであって、データレイヤと、処理レイヤと、制御レイヤと、表示レイヤと、を含み、
(
図1に示す)前記制御レイヤは、構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を表現し、具体的な作動過程は、
度値を取得するステップ61であって、温度伝達の式(2)は、以下のとおりであり、
おける顔表面の通常温度を表すステップ61と、
区分される領域内の各座標点を順にステップ61に代入し、各座標点での温度値を取得するステップ62と、を含む。
【0059】
美容ランプの作動状態で複数のレーザーランプが同時に作動し、各レーザーランプが照射する時にその光線の拡散被覆領域が重なり、重なり合う場所の温度が1つのレーザーランプだけの影響を受けるわけではないため、皮膚表面が複数のレーザーランプの重なり影響により美容され、レーザーが主に光の熱を利用して治療の目的を達成し、主に皮膚に斑又はしわが生じる場合に、改善する効果を達成することができ、レーザー照射の温度が高すぎると、やけどの現象が現れて、かえって治療効果に影響し、従って、レーザーランプの照射温度に応じてモニタリングを行い、ユーザの顔のやけどの発生を減らす必要があり、特に戸外に医者の監督管理がなくて、ユーザが自分で美容モードを選択する場合に、温度に対して重点的に関心を持つ必要がある。
【0060】
前記制御レイヤは、ガウスに基づいて光熱源モデルを構築し、光熱源モデルは、熱量の式によりレーザー光源の熱を表現し、熱量の式は、式(3)に示し、式(3)は、以下のとおりであり、
式(3)は、各光源の放出する熱を取得するために用いられ、本発明において、美容モードで使用されるレーザータイプを同じ、搬送パワーも同じ、即ち各レーザー光源の放出する熱も同じに設定し、
【0061】
前記制御レイヤは、反応モジュールをさらに含み、反応モジュールは、フィルタに接続され、フィルタは、カウンタに接続され、反応モジュールの具体的な作動過程は、
温度臨界安全値をbとし、フィルタが、温度値がbを超える座標点に対してフィルタリング抽出を行い、フィルタが温度値カウンタを抽出するごとに1を単位とする数値加算を行うステップ81であって、カウンタの加算周期が単一の美容モードの作動する時間であり、美容モードの1回の作動が停止する時、カウンタがクリアし、ここでカウンタの数値は、温度値が高すぎる座標点を加算して形成された面積、即ちユーザの皮膚表面の温度値が高すぎる受熱面積を表してもよいステップ81と、
カウンタにより加算される数値の閾値をmとし、カウンタにより加算される数値が閾値m以上である場合に、カウンタに接続される警報装置が警報し、美容ランプの作動モードをオフにすることで、各レーザー光源をオフにし且つ作動を停止させ、
カウンタにより加算される数値が閾値mよりも小さい場合に、カウンタと各レーザー光源が正常に作動するステップ82と、を含む。
【0062】
前記自動車美容ランプのスマート制御管理システムの方法は、
ユーザが自動車コンソールクライアント又は移動クライアントによりアイデンティティ識別子認証を行い、システムへのログインを許可するかどうかを判定し、ユーザアイデンティティに基づいて対応する情報のアクセス権限を取得するステップS1と、
視覚スキャン装置と超音波測定機器によりユーザの実際の三次元顔モデルを構築し、顔の各部位を区分し、監視モジュールが評価の式に基づいて単一の区分される領域の顔状態指数を取得し、判断モジュールが状態指数により表示レイヤに異なる作動モードアドバイスを表示し、ユーザがアドバイスに基づいて美容ランプの作動モードを選択するステップS2と、
美容ランプの作動中に、制御レイヤが、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値に基づいて、温度の高すぎる状態での皮膚面積を取得し、異なる出力結果により美容ランプのオンオフを制御し、
温度の高すぎる状態での皮膚面積がmよりも小さい場合に、美容ランプが正常に作動し、他の場合に、作動をオフにするように美容ランプを制御するステップS3と、
表示レイヤにより美容ランプの作動完了を表示するステップS4とを主に含む。
【0063】
前記自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び光源は、自動車コンソールに用いられ且つ集積情報処理システムを用い、データレイヤは、自動車コンソールクラウドに用いられ、処理レイヤと制御レイヤは、自動車コンソールに基づいてクラウド処理を行い、監視機器は、無線ネットワーク又は有線伝送を介してクライアント又は自動車コンソールに接続され、表示レイヤの自動車ディスプレイのWebページプログラムは、情報表示を行い、マルチクライアントの情報システム構造を用い、各ユーザは、いずれも、独立したデータセットを確立してデータベースに分散式で保存し、ユーザがシステムにログインすると自動的にマッチングして履歴美容ランプの作動データを取得し、ユーザが比較して観察するために、美容ランプが毎回作動する時の皮膚状態データを保存し、美容効果を取得する。
【0064】
本実施例において、制御レイヤは、ガウスに基づいて光熱源モデルを構築し、光熱源モデルの熱量の式によりレーザー光源の熱を表現し、非線形過渡熱伝達モデルのためにデータサポートを提供し、非線形過渡熱伝達モデルにより、光源が顔の皮膚に照射する時に伝達する温度値をシミュレーションし、レーザー美容ランプが皮膚表面に照射する温度の具体的な表現を実現し、高温度値面積が安全閾値を超える場合に、反応モジュールによって美容ランプの作動制御を実現し、美容ランプの作動中の安全保護を確保し、医療スタッフがいない場合の自動車美容ランプの高温火傷の危険性を解決する。
【0065】
ただし、説明すべきこととして、本発明は、自動車における人体美容用の制御システム及び発光光源であり、顔の美容に限らない。
【0066】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されていてもよいし、各ユニットは、単独で物理的に存在していてもよいし、2つ以上のユニットは、1つのユニットに集積されていてもよい。
【0067】
以上述べたのは本発明の好適な実施例にすぎず、本発明の保護範囲は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の発想に属するすべての技術案は本発明の保護範囲に属する。本技術分野の一般的な当業者にとって、本発明の原理を逸脱することなくいくつかの改良および修飾が行われ、これらの改良および修飾も本発明の保護範囲とみなすべきであることを指摘すべきである。
【要約】 (修正有)
【課題】自動車美容ランプのスマート制御管理システム及び車内人体美容光源を提供する。
【解決手段】データレイヤ処理レイヤは、NETオープンソースアーキテクチャに基づいて設計され、データベースは、処理レイヤの相関情報のキャッシュと、光治療レーザーテーブルと、ユーザ管理情報と、を含み、データベースは、分散式記憶と呼び出し管理を行い、監視モジュールは、ユーザの皮膚表面状態とユーザの皮膚厚さ状態に基づいてユーザの実際の三次元皮膚モデルを構築し、評価の式に基づいて単一の区分される領域の皮膚状態指数を取得し、判断モジュールは、判断結果に基づいて美容灯光源の作動波帯を選択し、制御レイヤは、光熱源モデルにより構築された非線形過渡熱伝達モデルに基づいて、光源が皮膚に照射する時に伝達するシミュレーション温度値を取得し、美容ランプが作動するか否かを反応モジュールにより制御する。
【選択図】
図1