(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-06
(45)【発行日】2024-06-14
(54)【発明の名称】連発用結紮クリップ
(51)【国際特許分類】
A61B 17/122 20060101AFI20240607BHJP
A61B 17/128 20060101ALI20240607BHJP
【FI】
A61B17/122
A61B17/128
(21)【出願番号】P 2023524878
(86)(22)【出願日】2022-07-14
(86)【国際出願番号】 CN2022105689
(87)【国際公開番号】W WO2023178890
(87)【国際公開日】2023-09-28
【審査請求日】2023-04-17
(31)【優先権主張番号】202210297955.2
(32)【優先日】2022-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523143730
【氏名又は名称】杭州聖石科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100147924
【氏名又は名称】美恵 英樹
(72)【発明者】
【氏名】石 磊
(72)【発明者】
【氏名】黄 洪景
(72)【発明者】
【氏名】陳 雄権
(72)【発明者】
【氏名】馬 艶麗
(72)【発明者】
【氏名】陳 小栄
(72)【発明者】
【氏名】陳 玉柱
(72)【発明者】
【氏名】翁 雅雪
(72)【発明者】
【氏名】梅 董秋
【審査官】近藤 裕之
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第114557745(CN,A)
【文献】中国実用新案第217853155(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第104490445(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第106073853(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第104523316(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/226291(US,A1)
【文献】中国実用新案第204336991(CN,U)
【文献】中国実用新案第206453852(CN,U)
【文献】特表2021-531110(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/122
A61B 17/128
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
結紮クリップと、結紮クリップを収容するための連発カセットと、を含む連発用結紮クリップであって、前記連発カセットは、上部カセットアセンブリと、上部カセットアセンブリと嵌合する下部カセットアセンブリと、側部カセットとを含み、
前記上部カセットアセンブリは、第1の上部カセットと、第2の上部カセットとを含み、結紮クリップの上部収容室を形成するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合され、
前記下部カセットアセンブリは、第1の下部カセットと、第2の下部カセットとを含み、結紮クリップの下部収容室を形成するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合され、
前記側部カセットは、第1の運動部と第2の運動部を有し、前記第1の上部カセットは、側部カセットの第1の運動部上に取り外し可能に固定され、前記第1の下部カセットは、側部カセットの第2の運動部上に取り外し可能に固定され、前記上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間に上下係着機構を有し、
前記第1の運動部と第2の運動部との間の相対的な運動は、上部カセットアセンブリを動かして下部カセットアセンブリに対して上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間にある結紮クリップを圧縮させると同時に、上部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ上に係合され、初期状態では、第1の運動部と第2の運動部は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように配置され、
前記側部カセット上には、内部に位置決め凹溝を有する位置決めガイド柱を有し、第1の上部カセット、第1の下部カセットを側部カセット上に取り外し可能に固定するように、前記第1の上部カセット、第1の下部カセット上にはいずれも、位置決めガイド柱にマッチングする位置決めガイド柱穴を有し、
前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの間にT字状の上溝を形成し、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの間にT字状の下溝を形成し、
前記位置決め凹溝は、結紮クリップの上アーム係止杭又は下アーム係止杭を位置制限して固定し、結紮クリップを第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内に位置決めするために用いられる、ことを特徴とする連発用結紮クリップ。
【請求項2】
前記側部カセットの第1の運動部と第2の運動部との間にガイドビンとガイド柱とを含むガイド機構が設けられ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の位置決め圧縮を実現するように、前記ガイドビンがガイド柱と嵌合し、
前記ガイドビンは、半密閉式又は全密閉式である、ことを特徴とする請求項1に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項3】
第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合されるように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの両端部には、いずれも頂部側係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合されるように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの両端部には、いずれも底部側係着機構を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項4】
第1の上部カセット、第2の上部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの頂部は、中間上部係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの底部は、中間下部係着機構を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項5】
前記第1の上部カセット又は第2の上部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の上部カセット又は第1の上部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有し、
前記第1の下部カセット又は第2の下部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の下部カセット又は第1の下部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項6】
前記連発用結紮クリップは、カセットスリーブをさらに含み、
前記カセットスリーブは、連発カセットを収容するための収容部と、収容部とともに連発カセットへの包み込みを形成するように収容部を密閉するための蓋板とを含み、
前記カセットスリーブ上には、連発カセット内にある結紮クリップが圧縮を形成するように、連発カセットを相対的に押圧しやすくするための少なくとも1つの透かし彫りを有する、ことを特徴とする請求項1~
4のいずれか一項に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項7】
前記蓋板の一側とカセットスリーブの収容部との間はヒンジ接続される、ことを特徴とする請求項6に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項8】
前記蓋板とカセットスリーブの収容部との間は直接係合される、ことを特徴とする請求項6に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項9】
前記カセットスリーブの内側に連発カセットの押圧方向に沿って位置決めガイドリブを配置し、前記連発カセットの上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側面に位置決めガイドリブに対応する位置決め案内溝が設けられる、ことを特徴とする請求項6に記載の連発用結紮クリップ。
【請求項10】
請求項1に記載の連発用結紮クリップを組み立てるための連発用結紮クリップの組み立てプロセスであって、
上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセットをいずれも取り外し可能に側部カセット上に固定するステップ(1)と、
結紮クリップの上アーム係止杭、下アーム係止杭を側部カセット上の位置決めガイド柱の位置決め凹溝内にそれぞれ位置制限して固定するように、結紮クリップを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット内、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット内に入れ、位置決め凹溝は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように、結紮クリップの上端、下端を第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内にそれぞれ位置決めするように配置されるステップ(2)と、
上部カセットアセンブリの第2の上部カセット、下部カセットアセンブリの第2の下部カセットを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット上にそれぞれ結合するステップ(3)と、
上部カセットアセンブリ又は下部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ又は上部カセットアセンブリに対して運動するように、側部カセットの第1の運動部又は第2の運動部を圧縮し、上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリ内にある結紮クリップを閉じ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の上下係着機構が上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリを完全に閉じた状態まで係着するまで閉じるステップ(4)と、
側部カセットを上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側方から取り外し、連発クランプに入れることができる完全に閉じた状態の連発カセットを取得するステップ(5)と、を含む、ことを特徴とする連発用結紮クリップの組み立てプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の技術分野に属し、特に連発用結紮クリップに関する。
【背景技術】
【0002】
外科の低侵襲手術では、よく結紮クリップを採用して人体管状組織を閉合し、結紮クリップは、専用のクリップ器具と組み合わせて使用する必要があり、現在、結紮クリップの専用のクリップ器具は、基本的に1枚で装着して使用される。1台の手術の中で、通常はクリップ鉗子を繰り返し数回人体腹壁穿刺孔道に出入りさせ、結紮クリップの装着、鉗子の閉鎖及び撤収などの操作を行う必要がある。現在の装着方式は、手動で1回1枚の装着を行い、装着と使用効率が低く、装着と使用過程が繁雑で、それによって、手術時間を遅らせ、労働強度を増加させ、また、クリップ鉗子を数回、頻繁に人体腹壁穿刺孔道に出入りすることは、患者の入院リスクを増加しやすく、且つ毎回体腔に入った後にクリップ閉鎖予定の組織部位を再度位置決めする必要があり、医師の手術に不便をもたらす。
【0003】
外科低侵襲手術で使用される腹壁穿刺器カニューレは、スペースが小さく、一方で結紮クリップの構造は、非規則的な形態で、自然拡張状態で体格が大きく、穿刺器カニューレを通過できず、圧縮状態で穿刺カニューレを通過し、体腔に入った後に再び拡張してこそ、人体の管状組織を結紮閉鎖することができる。
【0004】
そのため、結紮クリップは、どのように事前に再使用可能な連発式クランプ内に装着して規則的な配列を実現し、且つ穿刺カニューレを通過する時に圧縮状態を呈することができ、閉鎖予定の時にまた拡張状態に回復し、且つ連続的な輸送を行い、順序に従って有効に閉鎖するかは1つの難題となっている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一番目の目的は、上記に存在する技術課題に対して、連発用結紮クリップを提供することにある。
【0006】
このため、本発明の上記目的は、以下の技術案によって実現される。
【0007】
結紮クリップと、結紮クリップを収容するための連発カセットと、を含む連発用結紮クリップであって、前記連発カセットは、上部カセットアセンブリと、上部カセットアセンブリと嵌合する下部カセットアセンブリと、側部カセットとを含み、
前記上部カセットアセンブリは、第1の上部カセットと、第2の上部カセットとを含み、結紮クリップの上部収容室を形成するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合され、
前記下部カセットアセンブリは、第1の下部カセットと、第2の下部カセットとを含み、結紮クリップの下部収容室を形成するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合され、
前記側部カセットは、第1の運動部と第2の運動部を有し、前記第1の上部カセットは、側部カセットの第1の運動部上に取り外し可能に固定され、前記第1の下部カセットは、側部カセットの第2の運動部上に取り外し可能に固定され、前記上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間に上下係合機構を有し、
前記第1の運動部と第2の運動部との間の相対的な運動は、上部カセットアセンブリを動かして下部カセットアセンブリに対して上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間にある結紮クリップを圧縮させると同時に、上部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ上に係合され、初期状態では、第1の運動部と第2の運動部は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように配置され、この開口範囲内に、結紮クリップは、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリを閉じて圧縮した後も、長時間にわたって反発性を維持することができる。
【0008】
前記側部カセット上には、内部に位置決め凹溝を有する位置決めガイド柱を有し、第1の上部カセット、第1の下部カセットを側部カセット上に取り外し可能に固定するように、前記第1の上部カセット、第1の下部カセット上にはいずれも、位置決めガイド柱にマッチングする位置決めガイド柱穴を有し、
前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの間にT字状の上溝を形成し、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの間にT字状の下溝を形成し、
前記位置決め凹溝は、結紮クリップの上アーム係止杭又は下アーム係止杭を位置制限して固定し、結紮クリップを第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内に位置決めするために用いられる。
【0009】
上記技術案を採用すると同時に、本発明は、以下の技術案をさらに採用してもよく、又は組み合わせて採用してもよい。
【0010】
本発明の好ましい技術案として、前記側部カセットの第1の運動部と第2の運動部との間にガイドビンとガイド柱とを含むガイド機構が設けられ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の位置決め圧縮を実現するように、前記ガイドビンがガイド柱と嵌合し、
前記ガイドビンは、半密閉式又は全密閉式である。
【0011】
本発明の好ましい技術案として、
第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合されるように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの両端部には、いずれも頂部側係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合されるように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの両端部には、いずれも底部側係着機構を有する。
【0012】
本発明の好ましい技術案として、
第1の上部カセット、第2の上部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの頂部は、中間上部係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの底部は、中間下部係着機構を有する。
【0013】
本発明の好ましい技術案として、
前記第1の上部カセット又は第2の上部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の上部カセット又は第1の上部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有し、
前記第1の下部カセット又は第2の下部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の下部カセット又は第1の下部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有する。
【0014】
本発明の好ましい技術案として、前記連発用結紮クリップは、カセットスリーブをさらに含み、
前記カセットスリーブは、連発カセットを収容するための収容部と、収容部とともに連発カセットへの包み込みを形成するように収容部を密閉するための蓋板とを含み、
前記カセットスリーブ上には、連発カセット内にある結紮クリップが圧縮を形成するように、連発カセットを相対的に押圧しやすくするための少なくとも1つの透かし彫りを有する。
【0015】
本発明の好ましい技術案として、前記蓋板の一側とカセットスリーブの収容部との間はヒンジ接続される。
【0016】
本発明の好ましい技術案として、前記蓋板とカセットスリーブの収容部との間は直接係合される。
【0017】
本発明の好ましい技術案として、前記カセットスリーブの内側に連発カセットの押圧方向に沿って位置決めガイドリブを配置し、前記連発カセットの上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側面に位置決めガイドリブに対応する位置決め案内溝が設けられる。
【0018】
本発明の二番目の目的は、上記に存在する技術課題に対して、連発用結紮クリップの組み立てプロセスを提供することにある。
【0019】
このため、本発明の上記目的は、以下の技術案によって実現される。
【0020】
前文に記載の連発用結紮クリップを組み立てるための連発用結紮クリップの組み立てプロセスであって、
上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセットをいずれも取り外し可能に側部カセット上に固定するステップ(1)と、
結紮クリップの上アーム係止杭、下アーム係止杭を側部カセット上の位置決めガイド柱の位置決め凹溝内にそれぞれ位置制限して固定するように、結紮クリップを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット内、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット内に入れ、位置決め凹溝は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように、結紮クリップの上端、下端を第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内にそれぞれ位置決めするように配置されるステップ(2)と、
上部カセットアセンブリの第2の上部カセット、下部カセットアセンブリの第2の下部カセットを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット上にそれぞれ結合するステップ(3)と、
上部カセットアセンブリ又は下部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ又は上部カセットアセンブリに対して運動するように、側部カセットの第1の運動部又は第2の運動部を圧縮し、上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリ内にある結紮クリップを閉じ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の上下係着機構が上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリを完全に閉じた状態まで係着するまで閉じるステップ(4)と、
側部カセットを上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側方から取り外し、連発クランプに入れることができる完全に閉じた状態の連発カセットを取得するステップ(5)と、を含む。
【0021】
本発明は、連発用結紮クリップ及びプロセスを提供し、複数枚の結紮クリップを拡張、同方向及び秩序正しく連発カセット内に順次配列固定することができ、且つ、連発カセットは、カセットスリーブ内で指向運動が可能であり、連発カセット内の結紮クリップを穿刺器カニューレの通過を許容する形態の範囲に圧縮することができ、且つ連発カセットとカセットスリーブとの間に分割離脱が可能であり、なお、側部カセット上に位置決め凹溝を有する位置決めガイド柱を配置することによって、結紮クリップを正確に位置決めし且つ第1の上部カセットと、第2の上部カセットの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内に位置決めし、結紮クリップを容易に取り付けると同時に、結紮クリップを効果的に位置決めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明によるカセットスリーブを含む連発用結紮クリップの全体図である。
【
図3】第1の上部カセット、第1の下部カセットと側部カセットとの接続図である。
【
図4】第1の上部カセット、第1の下部カセットと側部カセットとの接続図である。
【
図5】上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリと側部カセットの組み立てプロセス図である。
【
図6】上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリと側部カセットの組み立てた後の図である。
【
図8】連発カセットとカセットスリーブとの組み立て図である。
【
図9】連発用結紮クリップの押圧プロセス図である。
【
図12】側部カセットを取り外した後の連発カセットの図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
図面と具体的な実施例を参照しながら、本発明についてさらに詳細に完全に記述する。
【0024】
図1~
図12を参照すると、結紮クリップ300を積載するための連発用結紮クリップは、結紮クリップ300と、結紮クリップ300を収容するための連発カセット100とを含み、連発カセット100は、上部カセットアセンブリ110と、上部カセットアセンブリ110と嵌合する下部カセットアセンブリ120と、側部カセット130とを含み、
連発カセットの前、後端にいずれも、連発クランプと固定する係止台が設けられ、
上部カセットアセンブリ110は、第1の上部カセット111と、第2の上部カセット112とを含み、結紮クリップ300の上部収容室を形成するように、第1の上部カセット111、第2の上部カセット112が左右に結合され、
下部カセットアセンブリ120は、第1の下部カセット121と、第2の下部カセット122とを含み、結紮クリップ300の下部収容室を形成するように、第1の下部カセット121、第2の下部カセット122が左右に結合され、
側部カセット130は、第1の運動部131と第2の運動部132を有し、第1の上部カセット111は、側部カセット130の第1の運動部131上に取り外し可能に固定され、第1の下部カセット121は、側部カセット130の第2の運動部132上に取り外し可能に固定され、上部カセットアセンブリ110と下部カセットアセンブリ120との間に上下係着機構140、例えばバックル嵌合を有し、
第1の運動部131と第2の運動部132との間の相対的な運動は、上部カセットアセンブリ110を動かして下部カセットアセンブリ120に対して上部カセットアセンブリ110と下部カセットアセンブリ120との間にある結紮クリップ300を圧縮させると同時に、上部カセットアセンブリ110が下部カセットアセンブリ120上に係合される。初期状態では、第1の運動部131と第2の運動部132は、結紮クリップ300が伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように配置される。この開口範囲内に、結紮クリップは、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリを閉じて圧縮した後も、長時間にわたって反発性を維持することができる。
【0025】
側部カセット130上には、内部に位置決め凹溝133aを有する位置決めガイド柱133を有し、第1の上部カセット111、第1の下部カセット121を側部カセット130上に取り外し可能に固定するように、第1の上部カセット111、第1の下部カセット121上にはいずれも、位置決めガイド柱133にマッチングする位置決めガイド柱穴を有し、側部カセットと第1の上部カセット、第1の下部カセットとの間に締まり嵌め又はウェルポスト嵌合又はバックル係合(例えば、側部カセット上に複数組のバックルが設置される形式)の方式で接続されてもよく、無論他の実施例では、容易に取り外し可能な他の方式で接続されてもよい。
【0026】
第1の上部カセット111と、第2の上部カセット112との間にT字状の上溝を形成し、第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間にT字状の下溝を形成し、
位置決め凹溝133aは、結紮クリップ300の上アーム係止杭301又は下アーム係止杭302を位置制限して固定し、結紮クリップ300を第1の上部カセット111と、第2の上部カセット112との間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセット121と、第2の下部カセット122との間に形成されるT字状の下溝内に位置決めするために用いられる。
【0027】
側部カセット130の第1の運動部131と第2の運動部132との間にガイドビン134aとガイド柱134bとを含むガイド機構が設けられ、上部カセットアセンブリ110と下部カセットアセンブリ120との間の位置決め圧縮を実現するように、ガイドビン134aがガイド柱134bと嵌合し、
ガイドビン134aは、半密閉式又は全密閉式である。
【0028】
第1の上部カセット111、第2の上部カセット112が左右に結合されるように、第1の上部カセット111、第2の上部カセット112の両端部には、いずれも頂部側係着機構113を有し、第1の下部カセット121、第2の下部カセット122が左右に結合されるように、第1の下部カセット121、第2の下部カセット122の両端部には、いずれも底部側係着機構123を有する。
【0029】
第1の上部カセット111、第2の上部カセット112の中央部位を堅牢に結合するように、第1の上部カセット111、第2の上部カセット112の頂部は、中間上部係着機構を有し、第1の下部カセット121、第2の下部カセット122の中央部位を堅牢に結合するように、第1の下部カセット121、第2の下部カセット122の底部は、中間下部係着機構124を有する。
【0030】
第1の上部カセット111又は第2の上部カセット112の頂部は、複数組の位置決めポスト115を有し、第2の上部カセット112又は第1の上部カセット111の頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔116を有し、
第1の下部カセット121又は第2の下部カセット122の頂部は、複数組の位置決めポスト125を有し、第2の下部カセット122又は第1の下部カセット121の頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔126を有する。
【0031】
連発用結紮クリップは、カセットスリーブ200をさらに含み、
カセットスリーブ200は、連発カセット100を収容するための収容部210と、収容部210とともに連発カセット100への包み込みを形成するように収容部210を密閉するための蓋板220とを含み、
カセットスリーブ200上には、連発カセット100内にある結紮クリップ300が圧縮を形成するように、連発カセット100を相対的に押圧しやすくするための少なくとも1つの透かし彫り201を有する。
【0032】
蓋板220の一側とカセットスリーブ200の収容部210との間はヒンジ接続されるか又は蓋板220とカセットスリーブ200の収容部210との間は直接係合される。
【0033】
カセットスリーブ200の内側に連発カセット100の押圧方向に沿って位置決めガイドリブ201を配置し、連発カセット100の上部カセットアセンブリ110、下部カセットアセンブリ120の側面に位置決めガイドリブ201に対応する位置決め案内溝102が設けられる。
【0034】
本実施例では、カセットスリーブ200は、ボックスフレーム形式であり、ボックスフレームは、反転して開いたり又は閉じたりする形式であり、無論他の実施例では、直接係合の方式で閉じてもよい。ボックスフレームを開くことは、すなわち、蓋体220を開き、結紮クリップを収容する連発カセットを位置決めガイドリブ201に沿ってカセットスリーブ200の収容部210内に入れることであり、この場合、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリの両方の間は、分割状態(又は展開状態)にあり、ボックスフレームを閉じ、透かし彫りから上部カセットアセンブリ又は下部カセットアセンブリを圧縮し、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとを相対的に圧縮して合体して上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の上部係着機構によって係合され、カセットスリーブ内から連発カセットを取り出し且つ側部カセットを側方から取り外し、閉じた状態の連発カセットを形成して結紮クリップを拡張、同方向及び秩序正しく連発カセット内に順次配列し、そして連発カセット上の係止台によって連発カセットを連発クランプ内に入れ、連発カセットの内部のT字状の溝が連発クランプの搬送チャンネルに接続され、溝内に配列される半閉じ状態の結紮クリップが秩序正しく、順次に連発クランプに輸送されることができる。
【0035】
本実施例では、カセットスリーブを含む連発用結紮クリップが示され、なお、カセットスリーブを使用しなくてもよく、カセットスリーブを使用しない場合、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリを閉じることを実現するように、直接側部カセットのガイド機構によって上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリを圧縮して両者の間にある複数の結紮クリップを圧縮してもよく、例えば以下の組み立てプロセスによって組み立てられる。
【0036】
上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセットをいずれも取り外し可能に側部カセット上に固定するステップ(1)と、
結紮クリップの上アーム係止杭、下アーム係止杭を側部カセット上の位置決めガイド柱の位置決め凹溝内にそれぞれ位置制限して固定するように、結紮クリップを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット内、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット内に入れ、位置決め凹溝は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように、結紮クリップの上端、下端を第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内にそれぞれ位置決めするように配置されるステップ(2)と、
上部カセットアセンブリの第2の上部カセット、下部カセットアセンブリの第2の下部カセットを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット上にそれぞれ結合するステップ(3)と、
上部カセットアセンブリ又は下部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ又は上部カセットアセンブリに対して運動するように、側部カセットの第1の運動部又は第2の運動部を圧縮し、上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリ内にある結紮クリップを閉じ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の上下係着機構が上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリを完全に閉じた状態まで係着するまで閉じるステップ(4)と、
側部カセットを上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側方から取り外し、連発クランプに入れることができる完全に閉じた状態の連発カセットを取得するステップ(5)と、を含む。
【0037】
上記具体的な実施形態は、本発明を解釈して説明するためのものであり、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を制限するものではなく、本発明の精神と請求項の保護範囲内に、本発明に加えられたいかなる修正、等同置換、改良は、いずれも本発明の保護範囲に入る。
【0038】
(付記)
(付記1)
結紮クリップと、結紮クリップを収容するための連発カセットと、を含む連発用結紮クリップであって、前記連発カセットは、上部カセットアセンブリと、上部カセットアセンブリと嵌合する下部カセットアセンブリと、側部カセットとを含み、
前記上部カセットアセンブリは、第1の上部カセットと、第2の上部カセットとを含み、結紮クリップの上部収容室を形成するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合され、
前記下部カセットアセンブリは、第1の下部カセットと、第2の下部カセットとを含み、結紮クリップの下部収容室を形成するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合され、
前記側部カセットは、第1の運動部と第2の運動部を有し、前記第1の上部カセットは、側部カセットの第1の運動部上に取り外し可能に固定され、前記第1の下部カセットは、側部カセットの第2の運動部上に取り外し可能に固定され、前記上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間に上下係着機構を有し、
前記第1の運動部と第2の運動部との間の相対的な運動は、上部カセットアセンブリを動かして下部カセットアセンブリに対して上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間にある結紮クリップを圧縮させると同時に、上部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ上に係合され、初期状態では、第1の運動部と第2の運動部は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように配置され、
前記側部カセット上には、内部に位置決め凹溝を有する位置決めガイド柱を有し、第1の上部カセット、第1の下部カセットを側部カセット上に取り外し可能に固定するように、前記第1の上部カセット、第1の下部カセット上にはいずれも、位置決めガイド柱にマッチングする位置決めガイド柱穴を有し、
前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの間にT字状の上溝を形成し、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの間にT字状の下溝を形成し、
前記位置決め凹溝は、結紮クリップの上アーム係止杭又は下アーム係止杭を位置制限して固定し、結紮クリップを第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内に位置決めするために用いられる、ことを特徴とする連発用結紮クリップ。
【0039】
(付記2)
前記側部カセットの第1の運動部と第2の運動部との間にガイドビンとガイド柱とを含むガイド機構が設けられ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の位置決め圧縮を実現するように、前記ガイドビンがガイド柱と嵌合し、
前記ガイドビンは、半密閉式又は全密閉式である、ことを特徴とする付記1に記載の連発用結紮クリップ。
【0040】
(付記3)
第1の上部カセット、第2の上部カセットが左右に結合されるように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの両端部には、いずれも頂部側係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットが左右に結合されるように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの両端部には、いずれも底部側係着機構を有する、ことを特徴とする付記1に記載の連発用結紮クリップ。
【0041】
(付記4)
第1の上部カセット、第2の上部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の上部カセット、第2の上部カセットの頂部は、中間上部係着機構を有し、
第1の下部カセット、第2の下部カセットの中央部位を堅牢に結合するように、前記第1の下部カセット、第2の下部カセットの底部は、中間下部係着機構を有する、ことを特徴とする付記3に記載の連発用結紮クリップ。
【0042】
(付記5)
前記第1の上部カセット又は第2の上部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の上部カセット又は第1の上部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有し、
前記第1の下部カセット又は第2の下部カセットの頂部は、複数組の位置決めポストを有し、前記第2の下部カセット又は第1の下部カセットの頂部は、位置決めポストにマッチングする位置決め孔を有する、ことを特徴とする付記3又は4に記載の連発用結紮クリップ。
【0043】
(付記6)
前記連発用結紮クリップは、カセットスリーブをさらに含み、
前記カセットスリーブは、連発カセットを収容するための収容部と、収容部とともに連発カセットへの包み込みを形成するように収容部を密閉するための蓋板とを含み、
前記カセットスリーブ上には、連発カセット内にある結紮クリップが圧縮を形成するように、連発カセットを相対的に押圧しやすくするための少なくとも1つの透かし彫りを有する、ことを特徴とする付記1~5のいずれか一つに記載の連発用結紮クリップ。
【0044】
(付記7)
前記蓋板の一側とカセットスリーブの収容部との間はヒンジ接続される、ことを特徴とする付記6に記載の連発用結紮クリップ。
【0045】
(付記8)
前記蓋板とカセットスリーブの収容部との間は直接係合される、ことを特徴とする付記6に記載の連発用結紮クリップ。
【0046】
(付記9)
前記カセットスリーブの内側に連発カセットの押圧方向に沿って位置決めガイドリブを配置し、前記連発カセットの上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側面に位置決めガイドリブに対応する位置決め案内溝が設けられる、ことを特徴とする付記6に記載の連発用結紮クリップ。
【0047】
(付記10)
付記1に記載の連発用結紮クリップを組み立てるための連発用結紮クリップの組み立てプロセスであって、
上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセットをいずれも取り外し可能に側部カセット上に固定するステップ(1)と、
結紮クリップの上アーム係止杭、下アーム係止杭を側部カセット上の位置決めガイド柱の位置決め凹溝内にそれぞれ位置制限して固定するように、結紮クリップを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット内、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット内に入れ、位置決め凹溝は、結紮クリップが伸展状態にあり、このとき、結紮クリップの開口部が60°~120°の間にあるように、結紮クリップの上端、下端を第1の上部カセットと、第2の上部カセットとの間に形成されるT字状の上溝及び第1の下部カセットと、第2の下部カセットとの間に形成されるT字状の下溝内にそれぞれ位置決めするように配置されるステップ(2)と、
上部カセットアセンブリの第2の上部カセット、下部カセットアセンブリの第2の下部カセットを上部カセットアセンブリにおける第1の上部カセット、下部カセットアセンブリにおける第1の下部カセット上にそれぞれ結合するステップ(3)と、
上部カセットアセンブリ又は下部カセットアセンブリが下部カセットアセンブリ又は上部カセットアセンブリに対して運動するように、側部カセットの第1の運動部又は第2の運動部を圧縮し、上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリ内にある結紮クリップを閉じ、上部カセットアセンブリと下部カセットアセンブリとの間の上下係着機構が上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリを完全に閉じた状態まで係着するまで閉じるステップ(4)と、
側部カセットを上部カセットアセンブリ、下部カセットアセンブリの側方から取り外し、連発クランプに入れることができる完全に閉じた状態の連発カセットを取得するステップ(5)と、を含む、ことを特徴とする連発用結紮クリップの組み立てプロセス。