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特許7499929情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-06
(45)【発行日】2024-06-14
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/40 20120101AFI20240607BHJP
【FI】
G06Q20/40
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2023155809
(22)【出願日】2023-09-21
(62)【分割の表示】P 2023052615の分割
【原出願日】2023-03-29
【審査請求日】2023-10-10
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】能勢 創
(72)【発明者】
【氏名】本間 せいら
(72)【発明者】
【氏名】夏目 奎
(72)【発明者】
【氏名】亀田 征也
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-179501(JP,A)
【文献】「カードレス」クレカ登場,月刊e・コロンブス,第48巻,東方通信社,2021年12月28日,第27ページ
【文献】森田弘昭,情報銀行ビジネス参入ガイド,初版,株式会社翔泳社 佐々木 幹夫,2020年06月17日,第175ページ,ISBN:978-4-7981-6417-5
【文献】企業と顧客のやりとりをドコモのデータで円滑に 本人確認アシストAPI,docomo Open House 2021 [online],2021年02月05日
【文献】梅屋真一郎,Search!! 番号制度 マイナンバーカードの民間企業での利活用,月刊J-LIS,株式会社ぎょうせい,2019年08月01日,第6巻, 第5号,ISSN : 2188-4943
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付ける受付部と、
前記ユーザの本人確認を認証するための情報または本人確認の認証結果である本人確認情報を取得する取得部と、
前記本人確認情報に基づき、前記クレジットカードの発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みである場合に、受け取り時に本人確認が不要な前記発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みでない場合に、受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択する選択部と、
受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択されたユーザに対して、前記クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録または前記本人確認情報のオンライン登録を提案する提案部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、
前記ユーザの前記本人確認情報を保有する他のサービス事業者から前記本人確認情報を取得すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、
前記他のサービス事業者のユーザ識別情報を基に前記本人確認情報を取得すること
を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、
前記受付部が前記クレジットカードの申し込みを受け付けた際に、前記本人確認情報をあわせて取得すること
を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、
前記ユーザが前記引き落とし口座の登録用紙の送付を希望した場合に、前記本人確認情報を取得すること
を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
記選択部は、
前記ユーザが前記クレジットカードの申し込み時に前記クレジットカードの引き落とし口座をオンライン登録した場合に、受け取り時に本人確認が不要な前記発送方法を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付ける受付工程と、
前記ユーザの本人確認を認証するための情報または本人確認の認証結果である本人確認情報を取得する取得工程と、
前記本人確認情報に基づき、前記クレジットカードの発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みである場合に、受け取り時に本人確認が不要な前記発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みでない場合に、受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択する選択工程と、
受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択されたユーザに対して、前記クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録または前記本人確認情報のオンライン登録を提案する提案工程と
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項8】
ユーザからクレジットカードの申し込みを受け付ける受付手順と、
前記ユーザの本人確認を認証するための情報または本人確認の認証結果である本人確認情報を取得する取得手順と、
前記本人確認情報に基づき、前記クレジットカードの発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みである場合に、受け取り時に本人確認が不要な前記発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みでない場合に、受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択する選択手順と、
受け取り時に本人確認が必要な前記発送方法を選択されたユーザに対して、前記クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録または前記本人確認情報のオンライン登録を提案する提案手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、クレジットカード等の収納代行業者と、各金融機関との間でユーザの個人情報を共有するサービスが提案されている。特許文献1には、利用者の住所や電話番号等に変更があった場合、変更後の個人情報を収納代行業者と各金融機関との間で共有することで、業務の効率化を図る技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-158810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、郵送物の配送方法の効率化を図るうえで改善の余地があった。具体的には、従来技術では、郵送物の発送方法については言及されておらず、例えば、ユーザが受け取り時に個人確認が不要な郵送物であっても、個人確認が必要な郵送物として発送されるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、郵送物の発送方法の効率化を図ることができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、ユーザから決済サービスと連携する連携サービスの申し込みを受け付ける受付部と、前記ユーザが前記決済サービスで本人確認済みか否かに関する本人確認情報を前記決済サービスから取得する取得部と、前記本人確認情報に基づき、ユーザ宛の郵送物の発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みである場合、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択し、前記ユーザが本人確認済みでない場合、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する選択部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、郵送物の配送方法の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る決済サーバの構成例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態に係るユーザ情報記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る提案画面の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る選択処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
〔1.情報処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。なお、以下では、連携サービスがクレジットカードの信用取引に関するサービスであり、決済サービスがユーザ端末100を利用した電子マネー決済に関するサービスである場合について説明する。
【0011】
図1に示すように、実施形態に係る情報処理装置1は、たとえば、クレジットカード会社が運営する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステムにより実現される。
【0012】
たとえば、図1に示すクレジットカード会社は、電子決済事業者等と連携し、ユーザに対して各種サービスを提供する。本実施形態において、情報処理装置1は、ユーザからクレジットカードの申請を受け付ける。
【0013】
電子決済事業者が保有する決済サーバ200は、各ユーザに対して電子マネー決済を提供するサーバ装置である。例えば、決済サーバ200は、ユーザ端末100を用いる電子決済に関する電子決済サービスを提供し、各種の決済を行う情報処理装置である。例えば、決済サーバ200は、取引対象の提供者(事業者)や取引対象が提供されるユーザの口座を管理しており、ユーザからの決済要求に従って、口座間における電子マネーの送金等を行うことで、各種決済を実現する。
【0014】
図1に示すユーザ端末100は、ユーザによって利用される情報処理装置である。ユーザ端末100は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。また、ユーザ端末100は、情報処理装置1、決済サーバ200によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1に示す例では、ユーザ端末100がスマートフォンである場合を示す。
【0015】
ここで、情報処理装置1が実行する提供処理に先立ち、ユーザ端末100を用いた決済(電子決済)の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗Aに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗Aを識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、ユーザがユーザ端末100を用いた決済を行う例について説明するが、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済の一例は、任意のユーザが任意のユーザ端末100を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコードのみならず、バーコードや所定のマーク、番号等であってもよい。
【0016】
例えば、ユーザが店舗Aにて各種の商品やサービスといった決済対象(取引対象)の利用や購入に伴う決済を行う場合、ユーザは、ユーザ端末100に予めインストールされた決済アプリを起動する。そして、ユーザは、決済アプリを介して、店舗Aに設置された店舗識別情報を撮影する。このような場合、ユーザ端末100は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、ユーザ或いは店舗Aの店員から決済金額の入力を受け付ける。そして、ユーザ端末100は、ユーザを識別するユーザ識別情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗A(若しくは店舗Aの事業者)を示す情報(例えば、店舗ID)と、決済金額とを示す決済情報を決済サーバ200へ送信する。
【0017】
このような場合、決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗識別情報が示す店舗Aの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。そして、決済サーバ200は、決済が完了した旨の通知をユーザ端末100へ送信する。このような場合、ユーザ端末100は、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。
【0018】
より詳細な例を説明する。例えば、店舗Aに設置された店舗識別情報は、店舗ごとに設定されるURLであって、店舗Aが属するグループを示すグループ識別情報と、そのグループにおいて店舗Aを識別するグループ店舗識別情報とに紐づけ、決済サーバ200が参照可能に管理されている。なお、店舗識別情報となるURLは、決済サーバ200にアクセスするためのURLとなる。ユーザ端末100は、店舗識別情報を撮影すると、撮影した店舗識別情報が示すURLにアクセスし、ユーザ識別情報を送信する。このような場合、決済サーバ200は、アクセスされたURLと対応するグループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられた電子マネーの口座(「ウォレット」と表示する場合がある)を特定する。続いて、決済サーバ200は、ユーザ端末100に対して金額入力画面を表示させ、金額を入力させる。そして、決済サーバ200は、ユーザ端末100から受けつけたユーザ識別情報と紐づけられたウォレットから、グループ識別情報を特定し、特定したグループ識別情報と紐づけられたウォレットに対して、入力された金額の電子マネーを移動させる。なお、決済サーバ200は、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに電子マネーを移動させてもよい。
【0019】
なお、ユーザ端末100を用いた決済は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末100を用いた決済は、店舗Aに設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、ユーザ端末100は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を画面上に表示させる。このような場合、店舗Aに設置された店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたユーザ識別情報を読み取り、ユーザ識別情報(若しくは、ユーザ識別情報が示す情報、すなわち、ユーザを示す情報(例えば、ユーザID)と、決済金額と、店舗Aを識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ200へ送信する。このような場合、決済サーバ200は、ユーザ識別情報が示すユーザの口座から、店舗Aの口座へ、決済金額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗Aの店舗端末或いはユーザ端末100に対し、決済が完了した旨の画面や所定の音声を出力させることで、決済が行われた旨を通知してもよい。
【0020】
より詳細には、ユーザ端末100は、ユーザ識別情報とともに決済サーバ200に対して支払いリクエストを送信する。このような場合、決済サーバ200は、ワンタイムコードを生成し、生成したワンタイムコードとユーザ識別情報とを紐づけるとともに、ワンタイムコードをユーザ端末100に送信する。すると、ユーザ端末100は、画面上にワンタイムコード(すなわち、ユーザを識別する情報)を表示する。このような場合、店舗端末は、ユーザ端末100に表示されたワンタイムコードを読み取ると、読み取ったワンタイムコードと、グループ識別情報、グループ店舗識別情報および決済金額を決済サーバ200に送信する。すると、決済サーバ200は、ワンタイムコードに紐づけられたユーザ識別情報に紐づくウォレットから、グループ識別情報およびグループ店舗識別情報とに紐づけられるウォレットに決済金額分の電子マネーを移動させる。
【0021】
また、ユーザ端末100を用いた決済は、ユーザが予め電子マネーをチャージした口座から店舗Aの口座へ電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、ユーザが予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。このような場合、例えば、ユーザ端末100は、店舗Aの口座に対して決済金額の電子マネーを移行させるとともに、ユーザのクレジットカードの運用会社(カード会社)に対し、決済金額を請求してもよい。
【0022】
ところで、近年では、上述したQRコードを用いた電子マネー決済が広く普及しつつある。電子マネー決済では、ユーザのウォレットにユーザのクレジットカードを紐づけておき、ユーザによって行われた電子マネー決済をクレジットカードの引き落としとして後日まとめて請求するサービスが提供されている。なお、以下では、かかるサービスについて、後払いサービスと記載する。
【0023】
例えば、クレジットカードの申し込みを行ったユーザに対するクレジットカードの発送方法として、受け取り時に本人確認が必要な発送方法と、受け取り時に本人確認が不要な方法がある。
【0024】
本人確認済みのユーザに対しては、クレジットカードを受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択することが可能である一方、本人確認がまだ行われていないユーザに対しては、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する必要がある。
【0025】
また、受け取り時に本人確認が必要な発送方法が選択されると、本人以外は郵送物を受け取ることができず、また、再配達等の手続が煩雑であるため、郵送物の受け取り率が低くなる傾向にある。
【0026】
そこで、実施形態に係る情報処理装置1は、電子決済サービス等との間で本人確認情報を共有し、本人確認情報に基づいて郵送物の発送方法を選択することとした。具体的には、情報処理装置1は、いずれかのサービスで本人確認済みであるユーザに対しては、本人確認が不要な発送方法を選択し、いずれのサービスでも本人確認が行われていないユーザに対しては、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する。
【0027】
図1に示すように、まず、ユーザUが、電子決済サービスのアプリを通じて決済サーバ200へクレジットカードの申し込みを行う(ステップS1)。ここでのクレジットカードは、後払いサービスの支払い方法として登録可能なクレジットカードであり、「クレジットカードの申し込み」とは、後払いサービスの申し込みと読み替えることにしてもよい。すなわち、例えば、決済サーバ200は、ユーザUから決済アプリを通じて、後払いサービスの申し込みを受け付ける際に、レジットカードの申し込みを受け付ける。
【0028】
つづいて、決済サーバ200は、ユーザUのユーザ端末100に対し、情報提供同意画面を提供する(ステップS2)。ここで、情報提供同意画面は、決済サーバ200で保有するユーザUの個人情報について、クレジットカード会社への提供をユーザUが同意するための画面である。
【0029】
ユーザUが情報提供同意画面において情報提供を同意すると(ステップS3)、決済サーバ200から情報処理装置1へユーザUによるクレジットカードの申し込みが通知される(ステップS4)。
【0030】
情報処理装置1は、決済サーバ200からの通知を受けて、ユーザUのユーザ端末100に対してクレジットカードの申し込み画面を提供し(ステップS5)、ユーザ端末100から申し込み情報を取得する(ステップS6)。
【0031】
つづいて、情報処理装置1は、決済サービスのユーザ識別情報を基に決済サーバ200からユーザUの本人確認情報を取得する(ステップS6)。例えば、情報処理装置1は、紙によるクレジットカードの引き落とし口座の登録を希望するユーザについて決済サーバ200からユーザUの本人確認情報を取得する。
【0032】
なお、決済サーバ200は、ユーザUに対して所定のサービスを提供する際に、ユーザUから本人確認情報を取得する。具体的には、ユーザUが決済サービスを利用するにあたり、出金可能な電子マネーの利用サービスや、銀行口座からユーザウォレットへのチャージサービス等を利用する際に、決済サーバ200は、ユーザUに対し本人確認を要求する。
【0033】
決済サーバ200は、かかる要求に基づいてユーザUから提出された免許証、マイナンバーカードや、ユーザU本人を撮影した画像等を取得し、取得した情報とそれに基づく認証結果の双方、またはどちらか一方を外部からの要求に応じて提供する本人確認情報として決済サーバ200の記憶部に格納する。
【0034】
この際、情報処理装置1は、ユーザUがクレジットカードの申し込み画面において、クレジットカードの引き落とし口座をオンラインで登録した場合には、決済サーバ200からユーザUの本人確認情報を取得しない。これは、クレジットカードの引き落とし口座となる銀行口座をオンラインで登録する場合、ユーザが銀行口座の作成時に、銀行側で本人確認を既に行っているためである。
【0035】
そのため、情報処理装置1は、クレジットカードの引き落とし口座をオンラインで登録したユーザUについては、既に本人確認済みのユーザUとして取り扱うことができる。なお、情報処理装置1は、例えば、ステップS4のクレジットカードの申し込みに関する通知を決済サーバ200から受け付ける際に、すべてのユーザUについて本人確認情報をあわせて取得するようにしてもよい。また、クレジットカードの申し込みがあったユーザUについて本人確認情報を取得するようにしてもよい。
【0036】
情報処理装置1は、本人確認情報の取得対象となるユーザについて、決済サーバ200から提供された情報に含まれる決済サービスのユーザ識別子(例えば、ユーザID)をキーとして、決済サーバ200から本人確認情報を取得してもよい。
【0037】
そして、情報処理装置1は、決済サーバ200から取得した本人確認情報に基づいて、郵送物の発送方法を選択する。具体的には、情報処理装置1は、本人確認済みであるユーザUについては受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択し、本人確認済みでないユーザUについては本人確認が必要な発送方法を選択する。
【0038】
より具体的には、情報処理装置1は、決済サーバ200側で本人確認を行っていないユーザU、かつ、紙によるクレジットカードの引き落とし口座の登録を希望するユーザUに対しては本人確認が必要な発送方法を選択する。
【0039】
換言すれば、情報処理装置1は、いずれかのサービスで本人確認を既に行っているユーザUに対しては、紙によるクレジットカードの引き落とし口座の登録を希望する場合であっても、本人確認が不要な発送方法を選択する。
【0040】
そして、情報処理装置1によって選択された発送方法に基づき、クレジットカード会社から配達業者を通じて、ユーザUに対して郵送物Mが配送される。なお、引き落とし口座を登録済みのユーザに対する郵送物Mは、クレジットカードや利用規約等が含まれ、紙による引き落とし口座の登録を希望するユーザに対する郵送物Mは、クレジットカードや利用規約等に加え、さらに、口座登録用紙や返信用の封筒が含まれることになる。
【0041】
このように、実施形態に係る情報処理装置1では、決済サーバ200から取得した本人確認情報に基づいて、ユーザUに対する郵送物Mの発送方法を選択する。これにより、情報処理装置1によれば、郵送物の発送方法の効率化を図ることができる。
【0042】
〔2-1.決済サーバの構成例〕
次に、図2を用いて、決済サーバ200の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る決済サーバ200の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、決済サーバ200は、通信部5と、記憶部6と、制御部7とを有する。
【0043】
通信部5は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部5は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末100等との間で情報の送受信を行う。
【0044】
記憶部6は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0045】
図2に示すように、記憶部6は、ユーザ情報記憶部61を有する。ユーザ情報記憶部61は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザUに関する各種情報を含む。図3は、実施形態に係るユーザ情報記憶部61に格納される情報の一例を示す図である。
【0046】
図3に示すように、実施形態に係るユーザ情報記憶部61は、「ユーザID」、「氏名」、「登録情報」、「ウォレット情報」、「本人確認」などといった項目の情報を互いに対応付けて記憶する。
【0047】
「ユーザID」項目には、決済サーバ200において各ユーザUを識別するための識別子が格納される。「氏名」項目には、対応するユーザIDによって識別されるユーザUの氏名が格納される。
【0048】
「登録情報」項目には、対応するユーザIDによって識別されるユーザUが決済サーバ200に登録した情報が格納される。登録情報は、住所、年齢、家族構成、勤務地、年収などといった各種情報や、ユーザUのウォレットへ入金を行う銀行口座等の情報を含む。
【0049】
「ウォレット情報」項目には、対応するユーザIDによって識別されるユーザUの電子決済サービスで開設されたウォレット情報が格納される。ウォレット情報は、ウォレットを識別するための識別子(例えば、ウォレットID)や、残高に関する情報を含む。
【0050】
「本人確認」項目には、対応するユーザIDによって識別されるユーザUが本人確認を実施済みか否かに関する情報(フラグ)が格納される。例えば、「本人確認」項目には、本人確認を実施済みのユーザUには「1」、本人確認を実施済みでないユーザUには「0」が格納される。
【0051】
図2の説明に戻り、制御部7について説明する。制御部7は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部7は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0052】
制御部7は、既に説明したユーザ端末100を用いた電子マネー決済に関する各種決済処理を実行する。また、制御部7は、ユーザ端末100を通じて、ユーザUから各種個人情報の登録や本人確認の実施を受け付けるとともに、ユーザ情報記憶部61に登録する。
【0053】
制御部7は、ユーザUから提出された免許証、マイナンバーカードや、ユーザU本人を撮影した画像等に基づいて、本人確認を実施し、本人確認情報をユーザ情報記憶部61に登録する。
【0054】
また、制御部7は、ユーザ端末100にインストールされた決済アプリを通じて、ユーザUから後払いサービスの申し込み時において、クレジットカードの申し込みをあわせて受け付ける。この際、制御部7は、ユーザ端末100に対して情報提供に関する同意画面を提供し、ユーザUが情報提供に同意した場合に、ユーザUによるクレジットの申し込みを情報処理装置1へ通知する。
【0055】
〔2-2.情報処理装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置1の構成例について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、情報処理装置1は、通信部2と、記憶部3と、制御部4とを有する。
【0056】
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部2は、ネットワークNと有線または無線で接続され、ユーザ端末100等との間で情報の送受信を行う。
【0057】
記憶部3は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
【0058】
制御部4は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部4は、図4に示すように、受付部41と、提供部42と、取得部43と、選択部44と、提案部45とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
【0059】
受付部41は、ユーザから決済サービスと連携する連携サービスの申し込みを受け付ける。本実施形態において、受付部41は、各ユーザのユーザ端末100にインストールされた決済アプリと連携するクレジットの申し込みを受け付ける。
【0060】
受付部41は、決済アプリを通じて行われたクレジットカードの申し込みを決済サーバ200経由で受け付ける。すなわち、受付部41は、決済アプリにログイン済みのユーザU、かつ、決済サーバ200から情報処理装置1へ情報提供を承諾したユーザUからクレジットカードの申し込みを受け付けることになる。
【0061】
この際、受付部41は、決済サービスにおいてユーザUが登録した各種情報(氏名、年齢、住所、職業等)、決済サービスにおけるユーザID、決済サービスの利用状況および行動履歴に関する情報をあわせて決済サーバ200から受け付ける。
【0062】
提供部42は、クレジットカードの申し込みを行ったユーザUのユーザ端末100に対して、クレジットカードの登録に関する各種登録画面を提供する。例えば、登録画面は、ユーザUの勤務先、年収等を登録するための画面、クレジットカードのデザインを選択する画面、引き落とし口座を登録するための画面等が含まれる。
【0063】
取得部43は、ユーザUが決済サービス(例えば、決済サーバ200)で本人確認済みか否かに関する本人確認情報を決済サービスから取得する。具体的には、取得部43は、紙による引き落とし口座の登録を希望したユーザUについて決済サービスのユーザIDをキーとして本人確認情報を決済サービスから取得する。
【0064】
なお、取得部43は、クレジットカードの申し込みを行ったすべてのユーザUについて本人確認情報を取得するようにしてもよい。たとえば、この場合、取得部43は、決済サーバ200からユーザUによるクレジットカードの申し込みに関する通知を受ける際に、あわせてユーザIDや本人確認情報を取得するようにしてもよい。
【0065】
また、取得部43は、決済サービスと連携する他の連携サービスから本人確認情報を取得するようにしてもよい。例えば、他の連携サービスとしては、証券、仮想通貨、不動産等を取り扱うサービスが挙げられる。この場合、後述する選択部44は、決済サービスを始めとする他の連携サービスのいずれかで本人確認済みである場合、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択することになる。
【0066】
選択部44は、本人確認情報に基づき、ユーザ宛の郵送物の発送方法を選択し、ユーザUが本人確認済みである場合、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択し、ユーザUが本人確認済みない場合、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する。
【0067】
例えば、選択部44は、クレジットカードの申し込みを行ったユーザUのうち、引き落とし口座のオンライン登録したユーザUについては受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択する。
【0068】
また、選択部44は、紙による引き落とし口座の登録を希望したユーザUのうち、決済サーバ200側で本人確認済みであるユーザUについては受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択する。
【0069】
また、選択部44は、紙による引き落とし口座の登録を希望したユーザUのうち、決済サーバ200側で本人確認済みでない受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する。また、選択部44は、ユーザUに対する発送方法として受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択した提案部45へ通知する。
【0070】
提案部45は、選択部44によって受け取り時に本人確認が必要な発送方法が選択されるユーザUに対して、クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録、または決済サービスで本人確認の実施を提案する。
【0071】
例えば、提案部45は、クレジットカードの申し込み時に、図5に示すような提案画面をユーザ端末100に表示することで、ユーザUに対して、クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録、または決済サービスで本人確認の実施を提案する。
【0072】
図5は、実施形態に係る提案画面の一例を示す図である。図5に示すように、提案画面には、本人限定郵便でクレジットカードが送付される旨に加え、本人限定郵便から簡易書留へ変更を希望する場合には、クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録、または決済サービスで本人確認の実施の提案が表示される。
【0073】
ユーザUは、提案画面を通じて本人限定郵便での郵送を希望する場合、「本人限定郵便にて手続きを進める」を選択すればよく、本人限定郵便から簡易書留へ変更を希望する場合には、「決済サービスで本人確認実施」あるいは「Webで口座登録」を選択するようにすればよい。
【0074】
つまり、提案部45は、このような提案を行うことにより、ユーザUに対して簡易書留への変更を促すことができる。簡易書留は、本人以外の家族などの同居者も受け取ることができるので、受け取り率の向上が期待できる。
【0075】
〔3.処理フロー〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る選択処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、情報処理装置1によって実行される。
【0076】
図6に示すように、まず、情報処理装置1は、ユーザ端末100からユーザUによるクレジットカードの申し込みを受け付ける(ステップS101)。つづいて、情報処理装置1は、引き落とし口座に関する口座情報を受け付ける(ステップS102)。
【0077】
つづいて、情報処理装置1は、口座情報に基づき、ユーザUが紙による口座登録を希望したか否かを判定し(ステップS103)、口座登録を希望したと判定した場合(ステップS103;Yes)、決済サービスから本人確認情報を取得する(ステップS104)。
【0078】
つづいて、情報処理装置1は、本人確認情報に基づき、決済サービスにおいてユーザUが本人確認済みか否かを判定する(ステップS105)。情報処理装置1は、ユーザUが本人確認済みでないと判定した場合(ステップS105;No)、ユーザ宛の郵送物について受け取り時に本人確認が必要な配送方法を選択し(ステップS106)、処理を終了する。
【0079】
また、情報処理装置1は、ユーザUがクレジットカードの引き落とし口座をオンライン登録した場合(ステップS103;No)、あるいは、決済サービスにおいて本人確認済みと判定した場合(ステップS105;Yes)、ユーザ宛の郵送物について受け取り時に本人確認が不要な配送方法を選択し(ステップS107)、処理を終了する。
【0080】
〔4.変形例〕
ところで、上述した実施形態では、連携サービスが電子決済サービスとクレジットカードとを紐づける後払いサービスである場合について説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、連携サービスは、クレジットカードと各種ECサイトを紐づけるサービスであってもよい。たとえば、かかる場合に、各種ECサイト上の支払いをクレジットカード払いに設定するようなサービスであってもよい。
【0081】
また、例えば、連携サービスは、クレジットカードと証券口座や、仮想通貨のウォレットと連携するサービスであってもよい。たとえば、この場合の連携サービスの具体例としては、証券や仮想通貨の自動積立をクレジットカードで支払うサービスが挙げられる。
【0082】
また、上述した実施形態では、決済サービスが電子マネーを利用する決済サービスであり、連携サービスがクレジットカードに関するサービスである場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0083】
連携サービスは、決済サービスである電子マネー決済を各加盟店独自の支払いアプリケーションに連携するサービスであってもよい。この場合、各加盟店独自の支払いサービスを連携サービスと見做すことができる。
【0084】
〔5.効果〕
上述した実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザから決済サービスと連携する連携サービスの申し込みを受け付ける受付部41と、ユーザが決済サービスで本人確認済みか否かに関する本人確認情報を決済サービスから取得する取得部43と、本人確認情報に基づき、ユーザ宛の郵送物の発送方法を選択し、ユーザが本人確認済みである場合、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択し、ユーザが本人確認済みない場合、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する選択部44とを備える。
【0085】
また、取得部43は、決済サービスのユーザ識別情報を基に本人確認情報を決済サービスから取得する。また、取得部43は、決済サービスと連携する複数のサービスから本人確認情報を取得し、選択部44は、ユーザが複数のサービスのうち、いずれかのサービスで本人確認済みである場合には、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択する。
【0086】
また、受付部41は、決済サービスのアプリケーション経由で連携サービスの申し込みを受け付ける。また、取得部43は、受付部41が連携サービスの申し込みを受け付けた際に、本人確認情報をあわせて取得する。また、受付部41は、決済サービスと連携するクレジットカードの申し込みを受け付け、選択部44は、クレジットカードの引き落とし口座を登録するための口座登録用紙の発送を希望するユーザが本人確認済みでない場合に、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する。
【0087】
また、情報処理装置1は、選択部44によって受け取り時に本人確認が必要な発送方法が選択されるユーザに対して、クレジットカードの引き落とし口座のオンライン登録を提案する提案部45を備える。
【0088】
また、情報処理装置1は、選択部44によって受け取り時に本人確認が必要な発送方法が選択されるユーザに対して、決済サービスで本人確認の実施を提案する提案部45を備える。
【0089】
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、郵送物の発送方法の効率化を図ることができる。
【0090】
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、実施形態に係る情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0091】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0092】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワーク(通信ネットワーク)Nを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0093】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置(図7では、出力装置および入力装置を総称して「入出力装置」と記載する)を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0094】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0095】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0096】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0097】
〔7.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0098】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0099】
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0100】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0101】
1 情報処理装置
2 通信部
3 記憶部
4 制御部
5 通信部
6 記憶部
7 制御部
40 制御部
41 受付部
42 提供部
43 取得部
44 選択部
45 提案部
61 ユーザ情報記憶部
100 ユーザ端末
200 決済サーバ
【要約】
【課題】郵送物の発送方法の効率化を図ること。
【解決手段】本願に係る情報処理装置は、ユーザから決済サービスと連携する連携サービスの申し込みを受け付ける受付部と、ユーザが決済サービスで本人確認済みか否かに関する本人確認情報を決済サービスから取得する取得部と、本人確認情報に基づき、ユーザ宛の郵送物の発送方法を選択し、ユーザが本人確認済みである場合、受け取り時に本人確認が不要な発送方法を選択しユーザが本人確認済みでない場合、受け取り時に本人確認が必要な発送方法を選択する選択部とを備える。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7