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特許7500051遊技場用の情報表示装置及び情報表示システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】遊技場用の情報表示装置及び情報表示システム
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20240610BHJP
【FI】
A63F7/02 350Z
A63F7/02 328
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020092620
(22)【出願日】2020-05-27
(65)【公開番号】P2021186093
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-04-03
(73)【特許権者】
【識別番号】000101204
【氏名又は名称】株式会社oneA
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】津田 安彦
(72)【発明者】
【氏名】松本 純治
(72)【発明者】
【氏名】赤井 幸介
(72)【発明者】
【氏名】谷井 孝平
(72)【発明者】
【氏名】板井 裕也
【審査官】尾崎 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-146429(JP,A)
【文献】特開2019-063320(JP,A)
【文献】特開2021-178109(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技場に設置される情報表示システムであって、
遊技機の周囲に設置される情報表示手段と、
前記遊技機が空き台であることを認知する空き台認知手段と、
前記情報表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、
遊技者の操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記空き台認知手段により空き台であると認識された遊技機に対応する情報表示手段に清掃待機状態を示す清掃待機情報を表示させ、かつ、前記清掃待機情報の表示中に、当該遊技機の清掃終了信号を受信した場合に、前記清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に、清掃が終わったことを示す清掃済み情報を表示させるように構成されており、
休憩中であることおよび休憩中の清掃が不要であることを設定する操作が前記操作手段に受け付けられた場合に、所定の時間は前記空き台認知手段で空き台と認知されないようにする、情報表示システム。
【請求項2】
前記情報表示手段及び前記表示制御手段は、遊技機の上方に設置される遊技情報表示装置に設けられ、
前記情報表示手段は、対応する遊技機の遊技情報が表示される遊技情報表示領域を有し、
前記清掃待機情報は、前記遊技情報表示領域とは異なる表示領域に表示される、請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
遊技場に設置される情報表示システムであって、
前記情報表示システムの管理をする管理装置と、
前記遊技場に設置された遊技機の周囲に設置される情報表示手段と、
前記遊技機が空き台であることを認知する空き台認知手段と、
前記情報表示手段の表示内容を制御する表示制御手段と、
遊技者の操作を受け付ける操作手段と、
前記管理装置からの指示情報を受信する携帯端末機器とを備え、
前記表示制御手段は、前記空き台認知手段により空き台であると認知された遊技機に対応する情報表示手段に清掃待機状態を示す清掃待機情報を表示させ、かつ、前記管理装置に前記清掃待機情報を通知し、
前記管理装置は、前記清掃待機情報に基づいて、前記携帯端末機器に前記空き台の清掃待機情報を通知し、
前記表示制御手段は、前記空き台の清掃終了信号を受信した場合に、前記清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に、清掃が終わったことを示す清掃済み情報を表示させるように構成されており、
休憩中であることおよび休憩中の清掃が不要であることを設定する操作が前記操作手段に受け付けられた場合に、所定の時間は前記空き台認知手段で空き台と認知されないようにする、情報表示システム。
【請求項4】
前記表示制御手段は、前記空き台の清掃終了信号を受信した場合に、前記管理装置に前記清掃待機情報の解除を通知し、
前記管理装置は、前記情報表示手段に前記清掃待機情報の解除信号を送信し、
前記情報表示手段は、前記解除信号に基づいて清掃待機情報を解除する、請求項3に記載の情報表示システム。
【請求項5】
遊技場に設置される情報表示装置であって、
遊技機に対応するように、遊技機の周囲に設置される情報表示手段と、
前記情報表示装置の表示内容を制御する表示制御手段と、
前記遊技機が空き台であることを認知する空き台認知手段と、
遊技者の操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、
所定の第1時刻になってから、遊技場が開店して遊技者が遊技機で遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に清掃済み表示画面を表示させ、
前記遊技者が遊技を始めた後に、遊技機の清掃が必要になった場合に、清掃待機状態であることを示す清掃待機情報を表示させ、かつ、清掃待機情報の表示中に当該遊技機の清掃終了信号を受信した場合に、前記清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に前記清掃済み表示画面を表示させるように構成されており、
休憩中であることおよび休憩中の清掃が不要であることを設定する操作が前記操作手段に受け付けられた場合に、所定の時間は前記空き台認知手段で空き台と認知されないようにし、
所定の第2時刻になると、前記情報表示手段の前記清掃待機情報及び前記清掃済み表示画面の表示を一斉に解除する、情報表示装置。
【請求項6】
遊技場に設置される情報表示装置であって、
遊技機に対応するように、遊技機の周囲に設置される情報表示手段と、
前記情報表示装置の表示内容を制御する表示制御手段と、
前記遊技機が空き台であることを認知する空き台認知手段と、
遊技者の操作を受け付ける操作手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記情報表示装置に対応する遊技機の清掃待機設定信号を受信した場合に、前記情報表示手段に清掃待機状態を示す清掃待機情報を表示させ、前記清掃待機情報の表示中に、当該遊技機の清掃済み信号を受信した場合に、前記清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に、清掃が終わったことを示す清掃済み表示をさせるように構成されており、
休憩中であることおよび清掃不要であることを設定する操作が前記操作手段に受け付けられた場合に、所定の時間は前記空き台認知手段で空き台と認知されないようにする、情報表示装置。
【請求項7】
前記情報表示手段は、対応する遊技機の遊技情報が表示される遊技情報表示領域を含み、
前記清掃待機情報は、前記情報表示手段の前記遊技情報表示領域とは異なる表示領域に表示される、請求項5または6に記載の情報表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場において遊技機の周辺に設置される情報表示装置及びこれを用いた情報表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、遊技場では、遊技客が遊技機から離れて空き台となり、次の遊技客が着席するまでの間に、ホールスタッフが遊技機の清掃を行う運用がなされている。また、遊技客が休憩や食事等で一時的に離席した際に、ホールスタッフが遊技機の清掃を行う場合がある。
【0003】
例えば、非特許文献1には、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)が、銅の表面において最大4時間、プラスチックとステンレスの表面において、2~3日程度残存することが確認されたことが示されている。このように、感染症を引き起こすウイルスは、物体の表面に一定期間残存するため、遊技機や情報表示装置の操作部を媒介とした感染症の拡大を防止するためには、遊技機が空いているときに、ホールスタッフが遊技機の消毒や清掃を行うことが重要である。特に、遊技者が交代する際の遊技機の消毒や清掃が極めて重要である。
【0004】
特許文献1には、遊技に供されていないパチンコ機が空き台であるかどうかを判定し、店員が所持する携帯情報端末に、判定結果を送信する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2008-259551号公報
【非特許文献】
【0006】
【文献】N van Doremalen, et al., Aerosol and surface stability of HCoV-19 (SARS-CoV-2) compared to SARS-CoV-1, The New England Journal of Medicine, DOI: 10.1056/NEJMc2004973 (2020)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、すべての遊技機に対して遊技終了後に行き届いた清掃作業が行われているかは、ホールスタッフ任せになっているため、遊技者が交代する際に、十分に清掃が行き届いていない恐れがある。特に、遊技場の繁忙時間帯には、ホールスタッフが他の遊技者の呼び出しに対応する機会が増えることなどにより、空き台の清掃が行き届かなくなるとともに、遊技者の入れ替わりも早くなるので、新たな遊技者が清掃を行っていない遊技機に着席して遊技を開始するリスクが非常に高まる。
【0008】
上記の点に鑑み、本発明は、ホールスタッフによる遊技機の清掃作業の漏れを防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る情報表示システムは、遊技機の周囲に設置される情報表示手段と、前記遊技機が空き台であることを認知する空き台認知手段と、前記情報表示手段の表示内容を制御する表示制御手段とを備え、前記表示制御手段は、前記空き台判定手段により空き台であると認識された遊技機に対応する情報表示手段に清掃待機状態を示す清掃待機情報を表示させ、かつ、前記清掃待機情報の表示中に、当該遊技機の清掃終了信号を受信した場合に、前記清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、前記情報表示手段に、清掃が終わったことを示す清掃済み情報を表示させる。
【0010】
このように、本態様によると、空き台に対応する情報表示手段に清掃待機情報を表示させ、清掃終了信号を受信したときに清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間清掃済み表示をさせるので、新たな遊技者やホールスタッフに清掃や消毒がされていない遊技機を周知させることができる。これにより、新たな遊技者が清掃を行っていない遊技機に着席して遊技を開始するのを防ぐことができるとともに、ホールスタッフによる遊技機の清掃作業の漏れを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、遊技者やホールスタッフが、清掃が必要な遊技機と、清掃が終わった遊技機とを容易に判別することができ、ホールスタッフによる遊技機の消毒や清掃状態漏れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施形態に係る情報表示システムの使用状態を示すイメージ図
図2】遊技情報表示装置の構成例を示すブロック図
図3】遊技情報表示装置の情報表示システムの動作例を示すフローチャート
図4A】遊技情報表示装置の正面図であり、清掃済み表示画面の表示例を示す図
図4B】遊技情報表示装置の正面図であり、清掃待機表示画面の表示例を示す図
図4C】遊技情報表示装置の正面図であり、休憩中の表示画面の表示例を示す図
図5A】リストバンド及びその表示画面の一例を示す図
図5B】リストバンド及びその表示画面の一例を示す図
図6A】情報表示装置及びその表示画面の一例を示す図
図6B】情報表示装置及びその表示画面の一例を示す図
図7】遊技情報表示装置の情報表示システムの変形例を示すフローチャート
図8】遊技情報表示装置の情報表示システムの変形例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用範囲あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
【0014】
図1は実施形態に係る遊技情報表示装置の使用状態を示すイメージ図である。
【0015】
パチンコホール等の遊技場には、遊技場の管理を行うための管理コンピュータ1と、管理コンピュータ1と双方向通信可能に接続された中継ユニット2と、遊技場の通路Wに沿って遊技機ユニット4が横並びに配置された遊技島Gとが設けられている。各遊技島Gのコーナー部分の上端には、トップランプ5が設けられている。管理コンピュータ1は、管理装置の一例である。
【0016】
中継ユニット2は、例えば、単一のハブで構成されたり、複数のハブを階層的に接続された構成になっている。
【0017】
遊技機ユニット4は、遊技機7(例えば、パチンコ機、パチスロ機)と、遊技機情報を表示するための遊技情報表示装置6とを備えている。それぞれに隣接する遊技機7同士の間には、台間機9が設置されている。なお、遊技機7は、従来から知られている構成のものを適用することができるので、ここではその詳細説明を省略する。
【0018】
図2に示すように、遊技情報表示装置6は、通信部61と、制御部62と、記憶部63と、操作入力部65と、表示部66とを備える。遊技情報表示装置6は、情報表示装置の一例である。
【0019】
通信部61は、図示しない入出力ボックス及び中継ユニット2を介して、管理コンピュータ1との間で情報通信をする機能を有する。具体的に、通信部61は、管理コンピュータ1から表示部66に表示させる情報を受け取ったり、管理コンピュータ1から受けた指示または自機内での処理に基づいて、管理コンピュータ1に遊技情報や呼出情報を送信したりする。遊技情報表示装置6の外部から通信部61に受信された情報は、制御部62を介して記憶部63に格納される。
【0020】
制御部62は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、例えば、記憶部63に記憶されたプログラムに基づいて、遊技情報表示装置6全体の動作を制御する。制御部62は、対応する遊技機7(例えば、遊技情報の受信対象となる遊技機)が空き台であることを認知する空き台認知手段、及び、表示部66の表示内容を制御する表示制御手段としての機能を包含している。
【0021】
制御部62による空き台の認知方法は、特に限定されない。例えば、遊技機7からのアウト数情報(スタート回数)が所定時間更新されない場合に、遊技がされていないものとして、空き台を認知するようにしてもよい。また、例えば、遊技情報表示装置6の外部に空き台判定手段(図示省略)を設けて、制御部62がその空き台判定手段の空き台判定結果に基づいて、空き台を認知するようにしてもよい。ここでの空き台判定手段には、従来から知られているカメラを用いた方法(例えば、特許文献1)などを適用できる。また、例えば、遊技場の閉店時間になると、自動的に遊技者がいなくなるので、所定の時刻(例えば、閉店時刻)に基づいて、制御部62が空き台を認知するようにしてもよい。すなわち、本願では、「空き台」との用語を、遊技場の開店/閉店にかかわらず、遊技者が座っていない状態の遊技機7を広く指すものとする。
【0022】
図4図4A図4C)に示すように、遊技情報表示装置6の正面側(遊技者に見える側)には、表示部66と、操作入力部65とが設けられている。
【0023】
表示部66は、制御部62の制御を受けて、対応する遊技機7の遊技情報や、遊技場のお知らせなどの情報を表示する。また、表示部66は、遊技機に大当たりが発生した場合やイベントなどに応じて、演出画面を表示させたり、演出のために発光したりする。
【0024】
図4において、表示部66は、7セグメントディスプレイ67と液晶ディスプレイ68とが左右に並べて配置され、その周囲が逆U字状の発光部69で囲まれた構成を有する。なお、表示部66の構成及び表示部66に表示させる情報は、特に限定されない。例えば、表示部66が液晶ディスプレイ68のみで構成されていてもよい。
【0025】
7セグメントディスプレイ67には、制御部62の制御を受けて、遊技情報を示す数値データが数字を用いて表示される。遊技情報は、通信部61を介して遊技機7から受信された稼働データなどに基づいて制御部62において作成される情報である。遊技情報を示す数値データには、例えば、大当りの回数、確率変動(以下、単に確変ともいう)の回数及び初当り回数、総スタート回数、大当たり発生確率、現在スタート回数などが含まれる。稼働データには、例えば、回数データ、グラフデータ、大当たり情報、セーフ及びアウト数などが含まれる。また、7セグメントディスプレイ67の周りには、「本日大当り」、「現在スタート」、「確率」など、数値データの内容を示すガイド情報が表示される。
【0026】
液晶ディスプレイ68は、制御部62の制御を受けて、その表示内容を自由に設定することができる。液晶ディスプレイ68の液晶表示画面には、例えば、遊技者の状態を示す遊技者情報、清掃や消毒などの実施状況を示す清掃情報(清掃待機情報及び清掃済み情報を含む)、7セグメントディスプレイ67に表示される数値データ以外の遊技情報(例えば、スランプグラフやスタート回数履歴グラフのようなグラフデータや大当たり中の演出画像を含む)などが表示される。
【0027】
すなわち、本実施形態において、7セグメントディスプレイ67は、遊技情報表示領域の一例であり、液晶ディスプレイ68は、異なる表示領域の一例である。なお、図4では、液晶ディスプレイ68の全面に清掃待機情報及び清掃済み情報を表示させる例を示しているが、液晶ディスプレイ68において、一部の領域に遊技情報(例えば、スランプグラフなど)を表示させ、残部の領域に清掃待機情報及び清掃済み情報を表示させてもよい。その場合、液晶ディスプレイ68の一部の領域は遊技情報表示領域の一例であり、液晶ディスプレイ68の残部の領域は異なる表示領域の一例である。
【0028】
操作入力部65は、正面視において、遊技情報表示装置6の左下端部に設けられた呼出ボタン651と、遊技情報表示装置6の右下端部に横並びに配置された設定ボタン652とを備える。呼出ボタン651は、遊技者がホールスタッフSTを呼び出すために用いられる。設定ボタン652は、遊技者が液晶ディスプレイ68の表示内容を切り替えたり、休憩中であることを示したりするために用いられる。なお、液晶ディスプレイ68がタッチパネルである場合に、操作入力部65が液晶ディスプレイ68上に設けられていてもよい。図4Cでは、操作入力部65としての休憩解除ボタン(「通常へ戻る」と記載)が液晶ディスプレイ68上に設けられた例を示している。
【0029】
-遊技情報表示装置の動作-
次に、図3及び図4を参照しつつ、遊技情報表示装置6の動作について説明する。なお、ここでは本実施形態に関連する処理を中心に説明するものとし、それ以外の処理や動作(例えば、遊技情報表示装置60から管理コンピュータ1への遊技機70の稼働データの送信など)の説明を省略する場合がある。
【0030】
なお、図1において、遊技中の遊技者には、P1の符号を付しており、前の遊技者P1が遊技機7を離れて、これから遊技を開始しようとしている新規の遊技者(以下、新規遊技者という)にハッチングを付すと共に、P2の符号を付している。そして、新規遊技者P2が遊技を使用としている遊技機、すなわち清掃対象の遊技機7には70、その遊技機70の遊技情報を表示する遊技情報表示装置6には60の符号を付している。
【0031】
ここでの説明では、遊技情報表示装置60が、遊技機70が空き台であることの判定を行うものとする。また、遊技情報表示装置60の動作に係る制御主体は、特に明記した場合を除いて制御部62であるが、ここでは、説明の便宜上、主体を遊技情報表示装置60として説明する。また、遊技情報表示装置60と他の遊技情報表示装置6とを区別しない場合、単に遊技情報表示装置6という。遊技機70においても同様である。
【0032】
まず、ステップS11において、遊技場が開店すると、遊技機7及び遊技情報表示装置6は、通常動作を開始する。遊技場の開店時には、遊技機7及びその周辺の清掃は終わっているので、遊技情報表示装置6は、表示部66に、清掃が終わっていることを示す清掃済み情報(以下、単に清掃済み情報という)を表示させる(ステップS12)。図4Aには、液晶ディスプレイ68の表示画面の全体に清掃済み情報が表示されている例を示している。なお、図示しないが、液晶ディスプレイ68を複数の表示領域に分け、その一部の表示領域に清掃済み情報を表示させてもよい。また、液晶ディスプレイ68の表示に応じて、発光部69の発光色や発光態様を変更するようにしてもよい。例えば、清掃済み表示の液晶表示画面を清潔感のある色彩で統一(例えば、青色を基調とした色彩に統一)し、発光部69の発光色も青色にする。詳細は後述するが、例えば、清掃待機状態を異なる色彩を基調とした色彩に統一(例えば、青色を基調とした色彩に統一)することで、遊技者が一目で清掃済みか、清掃待機状態かを判別することができる。以下の説明において、図4Aに示すように清掃済み情報が表示された画面を「清掃済み表示」または「清掃済み表示画面」と呼ぶことがある。
【0033】
ステップS13において、遊技情報表示装置60は、遊技機70が稼働しているかどうかを判定する。遊技機70の稼働状態の判定方法は、前述のとおりである。遊技機70が非稼働の場合(ステップS13でNO)、清掃済みの表示が継続される。一方で、遊技者P1が着席して遊技を開始すると、遊技機70が稼働状態となるため、ステップS13でYES判定となり、処理はステップS14に進む。
【0034】
ステップS14では、液晶ディスプレイ68の清掃済み表示が解除され、通常遊技に対応した画面が表示される。通常遊技に対応した画面および表示方法については、従来から知られている周知技術が採用できるので、ここではその詳細説明を省略する。
【0035】
次のステップS15において、遊技情報表示装置60は、遊技機70が非稼働になったかどうかを判定する。遊技機70の稼働状態の判定方法は、前述のとおりである。遊技機70が稼働中の場合(ステップS15でNO)、通常遊技に対応した画面表示が継続される。一方で、例えば、遊技者P1が離席して一定時間が経過すると、遊技機70が非稼働になったと判定され、ステップS15でYES判定となり、処理はステップS16に進む。なお、遊技者P1が食事やトイレなどの休憩で長時間離席する場合がある。この場合、遊技者P1が休憩中の清掃を希望するかどうかを設定ボタン652で設定できるようにしてもよい。そして、清掃を希望しない場合は、ステップS15でNO判定とし、図4Cのような表示をさせる。一方で、遊技者P1が清掃を希望する場合は、処理をステップS16に進める。なお、あらかじめ設定された休憩時間が経過したときに、ステップS15でYES判定となるようにしてもよい。
【0036】
ステップS16において、遊技情報表示装置60は、管理コンピュータ1に、遊技機70が空き台であることを通知する。また、遊技情報表示装置60は、表示部66に、清掃や消毒の待機状態であることを示す清掃待機情報(以下、単に清掃待機情報という)を表示させる(ステップS17)。図4Bには、液晶ディスプレイ68の表示画面の全体に清掃待機情報(画像情報及び文字情報)が表示されている例を示している。これにより、新規に遊技機70で遊技をしようとする新規遊技者P2は、遊技機70が未清掃であることを容易に把握することができる。なお、図示しないが、液晶ディスプレイ68を複数の表示領域に分け、その一部の表示領域に清掃済み表示をさせてもよい。また、本実施形態では、清掃待機情報が画像情報及び文字情報で構成されている例を示しているが、画像情報及び文字情報のいずれかで構成されていてもよいし、発光や音を用いて報知するようにしてもよい。前述の清掃済み情報についても同様である。以下の説明において、図4Bに示すように清掃待機情報が表示された画面を「清掃待機表示」または「清掃待機表示画面」と呼ぶことがある。
【0037】
管理コンピュータ1は、遊技情報表示装置60からの空き台通知を受信すると、ホールスタッフSTが所持している携帯端末機器80に清掃指示の連絡信号を送信する(ステップS41,S42参照)。携帯端末機器80は、特に限定されないが、例えば、インカム81や、リストバンド式の端末装置(以下、リストバンド82という)などがある。ここでは、ホールスタッフSTが、インカム81及びリストバンド82を装着しているものとする。図5には、リストバンド82の一例を示している。
【0038】
携帯端末機器80は、清掃指示の連絡信号を受信すると、清掃指示の報知処理を実行する(ステップS61)。例えば、インカム81では、管理スタッフから音声で遊技機70が空き台であり、清掃待ちであることを伝える音声再生処理が実行される。また、図5Aに示すように、リストバンド82には、遊技機70(空き台)が清掃待機状態であることが、台番号とともに表示される。
【0039】
ホールスタッフSTは、清掃指示の報知を受けて遊技機70(空き台)に移動し、遊技機70の清掃作業が終了すると、清掃終了操作を実行する(ステップS62)。例えば、清掃終了操作として、ホールスタッフSTはリモコン85の清掃待機表示の解除ボタン(図示省略)を押下する。そうすると、リモコン85から遊技情報表示装置6に、清掃待機表示の解除信号が送信される(ステップS63)。
【0040】
遊技情報表示装置6は、清掃待機表示の解除信号を受信すると、清掃待機表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、液晶ディスプレイ68の表示画面に、清掃が終わったことを示す清掃済み情報を表示させる(ステップS18,S19,S12,S13参照)。そして、新規遊技者P2が遊技機70(空き台)に着席して遊技を開始すると、ステップS13でYES判定となり、上述のステップS14以降の処理が再び実行される。
【0041】
このとき、携帯端末機器80では、清掃指示が解除される。例えば、リストバンド82に、遊技機70(空き台)が清掃待機状態であることが表示されていた場合には、リストバンド82から遊技機70(空き台)の清掃待機表示が消去される。
【0042】
以上のように、本実施形態に係る情報表示システムは、遊技場のシステムを管理する管理コンピュータ1と、遊技場に設置された遊技機7の周囲に設置される遊技情報表示装置6と、管理コンピュータ1からの指示情報を受信する携帯端末機器80とを備える。遊技情報表示装置6は、遊技機7が空き台であることを認知するとともに、遊技情報表示装置6の表示部66の表示内容を制御する制御部62を備える。空き台であると認知された遊技機70に対応する遊技情報表示装置60において、制御部62は、表示部66に清掃待機状態を示す清掃待機情報を表示させ、かつ、管理コンピュータ1に清掃待機情報を通知する。管理コンピュータ1では、受信した清掃待機情報に基づいて携帯端末機器80に空き台の清掃待機情報を通知する。そして、制御部62は、空き台の清掃終了信号を受信すると、清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、表示部66に清掃が終わったことを示す清掃済み表示をさせる。
【0043】
このように、情報表示システムは、空き台に対応する遊技情報表示装置60に清掃待機情報を表示させ、清掃終了信号を受信したときに、清掃待機情報の表示を解除して次の遊技者が遊技を始めるまでの間、表示部66に清掃済み表示をさせるので、新規遊技者P2やホールスタッフに清掃や消毒がされていない遊技機7を周知させることができる。これにより、新規遊技者P2が清掃を行っていない遊技機に着席して遊技を開始するのを防ぐことができるとともに、ホールスタッフによる遊技機の清掃作業の漏れを防ぐことができる。
【0044】
また、図4図4A図4C)に示すように、遊技情報表示装置6の表示部66として、7セグメントディスプレイ67と、液晶ディスプレイ68とを並べて設け、液晶ディスプレイ68に清掃待機情報を表示させるようにしている。これにより、清掃待機情報の表示中においても、遊技情報表示装置6の表示部66に遊技情報を継続して表示させることができる。遊技者は、新たな遊技機を探すときに、遊技情報を参照して情報収集することがあるが、その情報収集が阻害されるのを防ぐことができ、ひいては、新規顧客獲得の機会損失を防ぐことができる。
【0045】
-変形例1-
上記の実施形態では、遊技情報表示装置6に情報表示手段が設けられている例を示したが、遊技機7側方の壁面から遊技者側に突設された情報表示装置90(図1参照)や、遊技台と遊技台の間に設けられた台間機9の表面に設けられた台間表示モニタ(図示省略)に、情報表示手段を設けてもよい。なお、情報表示手段を情報表示装置9や台間表示モニタに設けた場合において、表示制御手段及び空き台認知手段は、情報表示装置9や台間機に内蔵されてもよいし、外部に設けられてもよい。
【0046】
本変形例1では、情報表示装置9に情報表示手段を設ける例について説明する。
【0047】
図6図6A,6B)には、情報表示装置90の一例を示している。図6に示すように、情報表示装置90は、液晶ディスプレイ91と、操作ボタン95とを備える。液晶ディスプレイ91には、例えば、カードの持ち玉情報、現金の残高、遊技場のイベントなどに関する情報(以下、遊技関連情報という)、前述の清掃待機情報、清掃済み情報などが表示される。図6Aでは、表示領域を上下に分け、上側の表示領域92に遊技関連情報を表示させ、下側の表示領域93に清掃待機情報を表示させている例を示している。同様に、図6Bでは、上側の表示領域92に遊技関連情報を表示させ、下側の表示領域93に清掃待機情報を表示させている。
【0048】
図7は、本変形例の情報表示システムの動作例を示している。なお、上記実施形態と共通の処理については、同じ符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
【0049】
まず、ステップS21において、遊技場が開店すると、情報表示装置90は、遊技機71及び遊技情報表示装置60と同様に、通常動作を開始する。遊技場の開店時には、遊技機7及びその周辺の清掃は終わっているので、情報表示装置90は、液晶ディスプレイ91に、清掃済み情報を表示させる(ステップS22)。
【0050】
ステップS51において、管理コンピュータ1は、情報表示装置90が対応付けされた遊技機7の稼働が認識されると、情報表示装置90に清掃済み情報の表示を解除させる表示解除信号を送信する。管理コンピュータ1は、例えば、遊技情報表示装置6から受信した遊技情報に基づいて遊技機7の稼働を判断する。
【0051】
情報表示装置90は、管理コンピュータ1から表示解除信号を受信すると、液晶ディスプレイ91の清掃済み表示が解除され、通常遊技に対応した画面が表示される(ステップS23,S24)。通常遊技に対応した画面および表示方法については、従来から知られている周知技術が採用できるので、ここではその詳細説明を省略する。
【0052】
ステップS52において、管理コンピュータ1は、情報表示装置90が対応付けされた遊技機7が空き台であることが認識されると、情報表示装置90に清掃待機情報の表示を指示する表示指示信号を送信する。管理コンピュータ1は、例えば、遊技情報表示装置6から受信した遊技情報に基づいて遊技機7が空き台であるか、または、遊技中であるかを判断する。また、管理コンピュータ1は、ホールスタッフが所持している携帯端末機器80に清掃指示の連絡信号を送信する(ステップS42参照)。なお、携帯端末機器80側におけるステップS61~S63の動作は、上記実施形態と同様であり、ここでは相違点を中心に説明する。
【0053】
ステップS62において、ホールスタッフはリモコン85の清掃待機表示の解除ボタン(図示省略)を押下すると、清掃済みの通知信号が、遊技情報表示装置6を介して管理コンピュータ1に送信される。管理コンピュータ1は、清掃済みの通知信号を受信すると、情報表示装置90に、清掃待機表示の解除信号を送信する(ステップS54)。
【0054】
情報表示装置90は、清掃待機表示の解除信号を受信すると、清掃待機表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、液晶ディスプレイ91の表示画面に、清掃が終わったことを示す清掃済み表示をさせる(ステップS26,S22参照)。そして、新規遊技者P2が遊技機70(空き台)に着席して遊技を開始すると、処理はステップS51に進み、情報表示装置90では、上述のステップS23以降の処理が再び実行される。
【0055】
-変形例2-
図4Bの清掃待機表示画面では、画面下部に、「お急ぎの方は、呼出しボタンでお知らせください」という表示をさせている。そこで、本変形例では、清掃待機情報の表示中に、新規遊技者P2により呼出ボタン651が押された場合の例について説明する。
【0056】
図8は、本変形例の情報表示システムの動作例を示している。なお、上記実施形態と共通の処理については、同じ符号を付しており、その説明を省略する場合がある。ステップS11~S16までの動作は、上記実施形態と共通なので、ここでは、ステップS17の以降の動作について説明する。
【0057】
ステップS17において、液晶ディスプレイ68に清掃待機表示画面が表示された後に、遊技者から呼出ボタン651が押されると、遊技情報表示装置6は、管理コンピュータ1に、呼出ボタン651が押されたことを示す呼出操作信号を送信する。
【0058】
管理コンピュータ1は、遊技情報表示装置6から呼出操作信号を受信すると、携帯端末機器80に清掃待ち状態の遊技機70(空き台)において、遊技者から呼出し連絡があったことを示す呼出操作信号が送信される(ステップS43)。
【0059】
携帯端末機器80は、管理コンピュータ1から呼出操作信号を受信すると、清掃指示のある空き台において急ぎの呼び出しがあったことを報知する報知処理を実行する(ステップS61)。例えば、インカム81では、管理スタッフから音声で遊技機70(空き台)で呼出ボタン651の操作があり、清掃を急ぐように伝える音声再生処理が実行される。また、例えば、図5Bに示すように、リストバンド82に、遊技機70(空き台)において、清掃待機表示に加えて、呼出しがあることが、台番号とともに表示される。このように、追加情報を表示することにより、ホールスタッフに早期の清掃を促すことができ、なるべく遊技者を待たせることなく、遊技を楽しんでいただけるようになる。なお、図5Bに示すように、清掃待機表示をしている清掃待機表示期間に、遊技者からの呼出しがある場合に、その表示を他の表示よりも目立つようにしてもよい。
【0060】
情報表示システムにおいて、ホールスタッフSTによる清掃作業の後の処理については、上記実施形態と同様であり、ここではその詳細説明を省略する。
【0061】
-変形例3-
本変形例では、情報表示システムが、時刻に応じた動作をする例について説明する。本変形例においても、情報表示システムの構成は、上記の実施形態と共通である。
【0062】
本変形例では、遊技機70に対応する遊技情報表示装置60の制御部62は、遊技場の開店時間前後の所定の第1時刻になってから、遊技場が開店して遊技者P1が遊技機70で遊技を始めるまでの間、液晶ディスプレイ68に清掃済み表示画面を表示させ、遊技者P1が台を離れたりすることにより遊技機70の清掃が必要になった場合、制御部62は、液晶ディスプレイ68に清掃待機画面を表示させる。さらに、制御部62は、液晶ディスプレイ68への清掃待機画面の表示中に遊技機70の清掃終了信号を受信した場合に、清掃待機情報の表示を解除し、次の遊技者が遊技を始めるまでの間、液晶ディスプレイ68に、清掃済み表示画面を表示させる。そして、所定の第2時刻(例えば、遊技場の閉店が近づくまたは遊技場の閉店後)になると、その時点で液晶ディスプレイ68に表示されている清掃待機情報及び清掃済み情報の表示を一斉に解除する。
【0063】
このような構成にすることで、遊技者やホールスタッフが、清掃が必要な遊技機と、清掃が終わった遊技機とを容易に判別することができ、ホールスタッフによる遊技機の消毒や清掃状態漏れを防ぐことができるとともに、清掃待機情報及び清掃済み情報が、遊技場の閉店準備処理または閉店処理を行うホールスタッフの作業の邪魔にならないようにすることができる。
【0064】
より具体的に説明すると、例えば、遊技場では、閉店の15~30分前になると、基本的に新規遊技者P2は入店せず、遊技場内の遊技者においても遊技台を移動することがほぼなくなり、ほとんどの遊技客は遊技をやめて帰るという状況になる。したがって、ホールスタッフSTは、遊技機7に空き台が発生しても、遊技台の清掃をすぐに対応する必要がなくなる。一方で、このような閉店近くの時間になると、上記のように空き台が多く発生する。このような状況下で、閉店準備処理を実施しているホールスタッフへ清掃指示の通知がされると、ホールスタッフSTの作業を中断させてしまう恐れがある。そこで、所定の第2時刻(例えば、遊技場の閉店15~30分程度前の時刻)について、清掃待機情報及び清掃済み情報の表示処理を一斉に解除することで、ホールスタッフの作業の邪魔にならないようにすることができる。なお、この所定の第2時刻以降は、空き台となった遊技機70に対応する遊技情報表示装置60の液晶ディスプレイ68には、清掃待機表示を表示する一方で、管理コンピュータ1に通知せず、携帯端末機器80にも通知しないとしてもよい。
【0065】
そして、遊技場の閉店後は、遊技場内のすべての遊技台が清掃・消毒され、ホール内の電源が消される場合がある。そうすると、翌営業日に電源が投入されることで、各遊技機7が空き台であると認識され、遊技情報表示装置6は、清掃待機表示となる。
【0066】
なお、遊技情報表示装置6は、遊技場の開店時間前後の所定の第1時刻になると自動的に液晶ディスプレイ68に清掃済み表示画面を表示させ、遊技場が開店して遊技者P1が遊技機70で遊技を始めるまでの間、液晶ディスプレイ68に清掃済み表示画面を表示させるようにしてもよい。これにより、閉店後に電源を消さない遊技場にも対応できる。なお、所定の第1時刻や所定の第2時刻での表示画面の変更は、遊技情報表示装置6に内蔵された時計にて表示画面の変更をしてもよいし、管理コンピュータ1から遊技情報表示装置6へ表示画面の変更指示をしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0067】
本発明に係る情報表示システムは、ホールスタッフによる遊技機の清掃作業の漏れを防ぐことができるので、感染症などの予防策として極めて有用であり、産業上の利用可能性は高い。
【符号の説明】
【0068】
1 管理コンピュータ(管理装置)
6 遊技情報表示装置
62 制御部(空き台認知手段、表示制御手段)
66 表示部(情報表示手段)
7 遊技機
70 遊技台(空き台)
80 携帯端末機器
90 情報表示装置
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8