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特許7500084スマートバニティミラースピーカシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】スマートバニティミラースピーカシステム
(51)【国際特許分類】
   H04R 1/02 20060101AFI20240610BHJP
【FI】
H04R1/02 103E
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2021562855
(86)(22)【出願日】2020-04-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-23
(86)【国際出願番号】 US2020029404
(87)【国際公開番号】W WO2020219607
(87)【国際公開日】2020-10-29
【審査請求日】2023-03-27
(31)【優先権主張番号】16/842,721
(32)【優先日】2020-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/390,178
(32)【優先日】2019-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521460033
【氏名又は名称】フォーエヴァー ギフツ,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Forever Gifts,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】弁理士法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ペスティ,マーカス
(72)【発明者】
【氏名】ウィジャヤ,ヘンドラ
【審査官】毛利 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-50570(JP,A)
【文献】特開2017-95963(JP,A)
【文献】実開平4-110570(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2004/0246607(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0117959(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0248981(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0118385(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0164719(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 1/00 - 31/00
A47G 1/00 - 1/24
A45D 42/00 - 42/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルフィミラースピーカであって、前記スピーカは、
表面装着ミラーであって、
ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、
少なくとも1つのミラーライトと、
前記表面装着ミラーの両側に接続して、前記表面装着ミラーの角度調整機能を提供するスイベルと、を備える表面装着ミラーと、
前記表面装着ミラーの底部に接続されたベースであって、前記ベースは、前記表面装着ミラーの高さを調整する伸縮調整機能を有し、かつ、音響チャンバを収容し、前記音響チャンバは、前記音響チャンバ内に統合されたスピーカを有する、ベースと、を備え、
前記表面装着ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品並びに関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために、前記ベースの前記伸縮調整機能を使用して高さを、かつ、前記スイベルを使用して角度を調整されることができる、セルフィミラースピーカ。
【請求項2】
前記ミラーは、前記ミラーの片面が拡大を提供する両面ミラーである、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項3】
前記少なくとも1つのミラーライトが両面にある、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項4】
前記少なくとも1つのミラーライトを起動するモーションセンサをさらに備える、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項5】
前記モーションセンサは、赤外線(IR)光を使用して起動される、請求項4に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項6】
前記モーションセンサは、前記セルフィミラースピーカの他の機能を起動する、請求項4に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項7】
前記少なくとも1つのミラーライトはフラッシュリング機能を有する、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項8】
複数の固体光設定を有する少なくとも1つの常夜灯をさらに備える、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項9】
前記モジュールは、デバイスに伝送されるときに1080Pのビデオ解像度を有し、かつ、ビデオをライブストリーミングするときに720Pのビデオ解像度を有する、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項10】
セルフィボタンをさらに備え、それによって、セルフィ写真及び/又はライブストリームビデオを撮影するためにユーザが触れるための1つのボタンを提供する、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項11】
前記音響チャンバは、
前記音響チャンバの下端に下向きのフルレンジドライバと、
前記音響チャンバの上端にパッシブベースアイソレータと、をさらに備える、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項12】
前記セルフィミラースピーカは、少なくとも1つの無線接続対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングする、請求項1に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項13】
セルフィミラースピーカであって、前記スピーカは、
表面装着ミラーであって、
ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、
少なくとも1つのミラーライトと、
前記表面装着ミラーの両面に接続して、前記表面装着ミラーの角度調整機能を提供するスイベルと、を備える表面装着ミラーと、
前記表面装着ミラーの底部に接続されたベースであって、前記ベースは、前記表面装着ミラーの高さを調整する伸縮調整機能を有し、かつ、音響チャンバを収容し、前記音響チャンバは、前記音響チャンバ内に統合されたスピーカを有する、ベースと、を備え、
前記音響チャンバは、
前記音響チャンバの下端に下向きのフルレンジドライバと、
前記音響チャンバの上端にパッシブベースアイソレータと、を備え、
前記表面装着ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品並びに関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために、前記ベースの前記伸縮調整機能を使用して高さを、かつ、前記スイベルを使用して角度を調整されることができる、セルフィミラースピーカ。
【請求項14】
前記音響チャンバは、ベースの内部にある自己完結型のボックスである、請求項13に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項15】
前記フルレンジドライバは、反転された3インチ動的ドライバ202であり、かつ、前記パッシブベースアイソレータは、上向きの2インチパッシブ低音アイソレータである、請求項13に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項16】
前記音響チャンバは5Wスピーカ出力を提供する、請求項13に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項17】
前記セルフィミラースピーカは、少なくとも1つの無線接続対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングする、請求項13に記載のセルフィミラースピーカ。
【請求項18】
セルフィミラースピーカであって、前記スピーカは、
表面装着ミラーであって、
ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、
少なくとも1つのミラーライトと、
前記表面装着ミラーの両側に接続して、前記表面装着ミラーの角度調整機能を提供するスイベルと、を備える表面装着ミラーと、
前記表面装着ミラーの底部に接続されたベースであって、前記ベースは、前記表面装着ミラーの高さを調整する伸縮調整機能を有し、かつ、音響チャンバを収容し、前記音響チャンバは、前記音響チャンバ内に統合されたスピーカを有する、ベースと、を備え、
前記表面装着ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品並びに関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために、前記ベースの前記伸縮調整機能を使用して高さを、かつ、前記スイベルを使用して角度を調整されることができ、
前記セルフィミラースピーカは、少なくとも1つの無線接続対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングする、セルフィミラースピーカ。
【請求項19】
少なくとも1つのマイクロフォンをさらに備え、前記セルフィミラースピーカは、前記セルフィミラースピーカの前記少なくとも1つのマイクロフォンを使用してハンズフリー通話を可能にする無線接続機能を含む、請求項18に記載のセルフィミラースピーカ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
[0001] 本願は、2019年4月22日に出願された「セルフィミラースピーカ」の発明の名称の米国出願第16/390,178号の一部継続出願であり、その開示の全体が参照により組み込まれる。
【0002】
[0002] 本開示は、概して、ミラー及びスピーカシステムに関し、より具体的には、スマートバニティミラースピーカシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] ミラーは、より一般的にはセルフィとして知られた望ましい自画像タイプの画像を生成し得ない反射を提供することができる。従来、ミラーは、スマートテクノロジを含み得ず、かつ、複数のデバイスを必要とすることなくミラーの使用を最適化するためのスピーカを提供し得ない。従来のミラーもスマートミラーも、カメラによって生成され、かつ、ユーザの容姿が改善されるように様々なフィルタによって改善された、画質の改善された画像をそれらの表面に表示しない。両面化粧ミラーの音声又はジェスチャ操作の旋回などの他の便利な特徴も市販のミラーには著しく欠けている。さらに、スマートミラーを制御するために使用されることができると同時に、皮膚光線療法などの治療を提供することができる美容ツールとしても機能し、かつ、ユーザの仮想コミュニティにアクセスすることができる手持ち式のコンパニオン電子機器の追加などの特徴もミラーの市場には欠けている。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 本開示の実施形態は、スマートバニティミラースピーカシステムを提供し得、システムは、第1面のミラーと、第1面の反対側の第2面のスクリーンディスプレイと、複数の静止画像及び写真、非可視及び熱スペクトル画像、3D画像、音声入力及びユーザのビデオをキャプチャ、ライブキャスティング及び記録することができる1以上のモジュールと、表面装着ミラーの単一点又は複数の面に接続し、かつ、表面装着ミラーの回転調整機能を提供するスイベルと、を備える表面装着ミラーを備える。このシステムはまた、表面装着ミラーに接続された構造であって、この構造は、表面装着ミラーの位置を調整し、かつ、1以上の音響チャンバを収容するための手段を備え、1以上の音響チャンバは、1以上の音響チャンバ内に統合された1以上の音響出力デバイスを有する、構造と、少なくとも1つの光源と、無線又は電子的につながれているが表面装着ミラーから物理的に分離可能な1以上のコンパニオンデバイスであって、視覚的又は他の手段によってユーザに伝達される機能を制御する手段を備えた1以上のコンパニオンデバイスと、を備え、スクリーンディスプレイ上に表示される画像は、物理的に調整可能であるように構成され得、かつ、スクリーンディスプレイの背後に及びスクリーンディスプレイに近接して、1以上のコンパニオンデバイス内及びその近くの複数の位置に装着され得る1以上のイメージングデバイスによって生成され得、表面装着ミラーは、1以上の音響チャンバを収容する構造に対して少なくとも高さ及び回転を調整されることができ得る。このシステムは、無線又は電子的につながれているが、表面装着ミラーから物理的に分離可能であり、かつ、複数の静止画像及び写真、非可視及び熱スペクトル画像、3D画像、音声入力及びユーザのビデオのうちの少なくとも1つに付随し及び文脈化するための音声及び音声入力のキャプチャ、ブロードキャスト及び記録を改善する手段を備えた1以上のマイクロフォンをさらに含み得る。スクリーンディスプレイはタッチ対応であり得る。少なくとも1つの光源は表面装着ミラーを取り囲み得る。スクリーンディスプレイは、音声起動及びジェスチャ起動のうちの1以上のときに少なくとも1つの光源内で回転し得る。少なくとも1つの光源は表面装着ミラーから分離され得る。スクリーンディスプレイは、拡張現実(AR)及び音声フィルタのうちの1以上を、複数の静止画像及び写真、非可視及び熱スペクトル画像、3D画像、音声入力及びユーザのビデオのうちの少なくとも1つに適用する手段を備えてもよい。1以上のコンパニオンデバイスのうちの少なくとも1つは、物理ボタン、タッチパッド、音声制御手段及びジェスチャ制御手段を含む1以上の手段によって制御され得る。1以上のコンパニオンデバイスは、ユーザに利用可能であり得るスクリーンディスプレイ機能を選択及び操作するための手段を提供し得、手段は、ARフィルタの選択及び適用、選択及びアプリケーション音声フィルタ、ディスプレイスクリーンの画像の色温度調整、ディスプレイスクリーン画像のキャプチャ、ビデオ記録及びライブキャスティングの開始及び終了、音声キャプチャ、音声通話の開始及び終了、インタラクティブチャットオプション、スクリーンディスプレイによってプッシュ又は取得されたコンテンツの視聴、表面装着ミラー、構造及び少なくとも1つの光源のうちの1以上と物理的に接触する必要のない、スクリーンディスプレイに表示される制御オプションのスクロール及び選択を含む。1以上のコンパニオンデバイスは、表面装着ミラーのミラー、表面ディスプレイ、構造及び少なくとも1つの光源のうちの少なくとも1つに取り付ける手段を備えた拡大ミラーアタッチメントをさらに備え得る。1以上のコンパニオンデバイスが、光療法(light therapy)、超音波フェイシャル、光線療法(phototherapy)、電気分解療法、レーザ療法、皮膚切除術、機械的作用、製品の送達及び塗布並びに化粧除去のうちの1以上を備える手段によって送達された毛髪及び皮膚の療法及び美化を送達することができる手持ち式美容ツールとして機能し得る。1以上のコンパニオンデバイスは、1以上の音声出力デバイスに無線で接続して、ステレオ及びサラウンドサウンド伝送体験のうちの少なくとも1つを作成することができ得る1以上のスピーカをさらに備え得る。少なくとも1つの光源は、少なくとも1つの光源に直観的に配置されたタッチスライダ及びジェスチャ制御手段のうちの少なくとも1つによって制御され得る。少なくとも1つの光源は1以上の軸上で調整可能であり得る。少なくとも1つの光源は表面装着ミラーと協調して動き得る。表面装着ミラーの少なくとも部分的な動きは音声で起動され得る。画像キャプチャ機能は、少なくとも1つの光源に装着され得る。システムは、ライブキャスティングしているユーザに視覚的にを含む、仮想コミュニティのすべてのユーザに同時に同じ視覚的及び聴覚的コンテンツを提示するためのアプリケーションインターフェイスを含み得、ライブキャスティングユーザはまた、スクリーンディスプレイ上に表示される同じコンテンツを見得る。アプリケーションインターフェイスは、セルフィのキャプチャ、ビデオ記録又はライブストリーミングの開始、ユーザ又は別のユーザによるライブストリーミングしている(又はアーカイブされる)ビデオの選択、メッセージングを通じた他のユーザとの通信、仮想コミュニティ又はユーザがコンテンツを投稿する既知の宛先である他の仮想コミュニティの他のユーザ/メンバーとのコンテンツの共有、並びに/若しくは、他のユーザによって投稿された不適切なコンテンツを報告又はフラグを立てるために使用する1以上のボタンを含み得る。アプリケーションインターフェイスは、ライブストリーミングユーザが話した単語を、表面装着ミラーのスクリーンディスプレイ上にリアルタイムで表示され得るテキスト行に翻訳し得る。
【0005】
[0005] 本開示の実施形態は、セルフィミラースピーカを提供し得、スピーカは、ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、少なくとも1つのミラーライトと、を含み得る表面装着ミラーを備え、ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品並びに関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために高さ及び角度を調整されることができ得る。スピーカはまた、ミラーの底部に接続されたベースを含み得、ベースは、音響チャンバ内に統合されたスピーカを有するベースの内部にサウンドチャンバ(音響チャンバと呼ばれることもある)を有する。ミラーは、ミラーの片面が拡大を提供する両面ミラーであり得る。スピーカは、ミラーの各面及びベースの上部に接続してミラーの調整機能を提供し得るスイベルをさらに含み得る。少なくとも1つのミラーライトは両面にあり得る。スピーカは、少なくとも1つのミラーライトを起動し得るモーションセンサをさらに含み得る。モーションセンサは、赤外線(IR)光を使用して起動され得る。モーションセンサは、セルフィミラースピーカの他の機能を起動し得る。少なくとも1つのミラーライトはフラッシュリング機能を有し得る。スピーカはまた、複数の固定光(solid light)設定を有する少なくとも1つの常夜灯を含み得る。カメラは、デバイスに伝送するときに1080Pのビデオ解像度を有し得、かつ、ビデオをライブストリーミングするときに720Pのビデオ解像度を有し得る。スピーカは、ベース又は音響チャンバにセルフィボタンをさらに含み得、それにより、ユーザが触れてセルフィ写真及び/又はライブストリームビデオを撮影するための1つのボタンを提供する。音響チャンバは、音響チャンバの下端に下向きのフルレンジドライバと、サウンドチャンバの上端にパッシブベースアイソレータと、をさらに含み得る。セルフィミラースピーカは、少なくとも1つのBluetooth(登録商標)対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングし得る。
【0006】
[0006] 本開示の他の実施形態は、セルフィミラースピーカを提供し得、スピーカは、ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、少なくとも1つのミラーライトと、を含む表面装着ミラーを備え、ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品並びに関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために高さ及び角度を調整されることができ得る。スピーカはまた、ミラーの底部に接続されたベースを含み得、ベースは、ベースの内部に音響チャンバを有し、音響チャンバは、音響チャンバの下端に下向きのフルレンジドライバと、音響チャンバの上端にパッシブベースアイソレータと、を備える。音響チャンバは、ベースの内部にある自己完結型のボックスであり得る。フルレンジドライバは、反転された3インチ動的ドライバ202であり得、パッシブベースアイソレータは、上向きの2インチパッシブ低音アイソレータであり得る。音響チャンバは5Wのスピーカ出力を提供し得る。セルフィミラースピーカは、少なくとも1つのBluetooth(登録商標)対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングし得る。
【0007】
[0007] 本開示のさらなる実施形態は、セルフィミラースピーカを提供し得、スピーカは、ユーザの静止写真、音声及びビデオをキャプチャ、ブロードキャスト及び記録することができるモジュールと、少なくとも1つのミラーライトと、を含む表面装着ミラーを備え、ミラーは、化粧品、グルーミング技術、スキンケア製品及び関連のツール及び付属品の使用及び適用を視聴、実証、文書化及び共有するために高さ及び角度を調整されることができ得る。スピーカは、ミラーの底部に接続されたベースを含み得、ベースは、音響チャンバ内に統合されるスピーカを有するベースの内部に音響チャンバを有し、セルフィミラースピーカは、少なくとも1つのBluetooth(登録商標)対応デバイス又はMP3プレーヤとペアリングし得る。スピーカは、少なくとも1つのマイクロフォンをさらに含み得、セルフィミラースピーカは、セルフィミラースピーカの少なくとも1つのマイクロフォンを使用してハンズフリー通話を可能にするBluetooth(登録商標)機能を含み得る。
【0008】
[0009] この開示及びその特徴をより完全に理解するために、添付の図面と併せて、以下の説明を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】[0010] 本開示の一実施形態に係るセルフィミラースピーカの斜視図である。
図2A】[0011] 本開示の一実施形態に係るセルフィミラースピーカのベースの斜視図である。
図2B】[0012] 本開示の実施形態に係る、図2Aのベースの音響チャンバの分解図である。
図3】[0013] 本開示の一実施形態に係るセルフィミラースピーカの調整機能を示す。
図4】[0014] 本開示の一実施形態に係るミラーの斜視図である。
図5】[0015] 本開示の一実施形態に係るコンパニオンデバイスを有するミラーを示す。
図6】[0016] 本開示の一実施形態に係るミラー及びライトリングを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[0017] 本開示の実施形態は、概して、セルフィミラースピーカを使用してユーザがセルフィ写真及び/又はライブストリームビデオを撮影することを可能にするカメラ機能を提供し得るセルフィミラースピーカを提供し得る。セルフィミラースピーカは、スピーカを提供するベース内のサウンドチャンバ(音響チャンバと呼ばれることもある)も含み得る。
【0011】
[0018] 図1は、本開示の一実施形態に係るセルフィミラースピーカ10を示す。セルフィミラースピーカ10はミラー101を含み得る。ミラー101は、直径が約8インチであり得る両面ミラーを含み得る。しかしながら、ミラー101の直径は、本開示から逸脱しない限りより大きくても又はより小さくてもよく、若しくは、円形を含む他の任意の幾何学的又は非対称の形状であり得る。本開示の一実施形態では、ミラー101は1倍及び5倍の拡大を提供し得る;しかしながら、本開示から逸脱しない限りさらなる及び/又は他の拡大が提供され得る。ミラー101の片面が拡大を含まなくてもよい一方で、本開示の実施形態において拡大表示を提供するためにミラー101の裏面がユーザに向かって回転され得ることを理解されたい。
【0012】
[0019] ミラー101は、前述のように拡大を提供するためにミラー101を回転させる際などに、調整機能を提供し得る。さらに、図3に示すように、本開示の実施形態では、ミラー101は、高さ及び/又はユーザからの距離を調整され得る。本開示の一実施形態では、ミラー101は、高さが約8インチであり、ユーザから約200~250mm又は約8~10インチの距離であり得る。図3は、ミラー101のカメラ105がユーザに対して位置決めされるための最適な(又は理想的な)角度も示している。本開示の一実施形態では、カメラ105は約20~23度の角度で位置決めされ得るが、カメラ又はレンズ位置決めの任意の角度が適用され得、かつ、カメラ角度はユーザによって調整可能であり得る。ミラーの調整機能は、ミラー101の側面及びベース103の上部に接続し得るスイベル102を通じて提供され得る。セルフィミラースピーカ10は、本開示の実施形態において、ミラー101の高さ及び/又は位置決めの角度を調整するためなど、ベース103を通じて伸縮調整機能も提供し得る。
【0013】
[0020] セルフィミラースピーカ10は、本開示の一実施形態では4200Kで8W LEDであり得る少なくとも1つのミラーライト104を含み得る。LEDライトは、少なくとも1つのミラーライト104を形成するように本明細書で説明され得るが、本開示から逸脱しない限り、他のライトがセルフィミラースピーカ10内に組み込まれ得ることを理解されたい。本開示の一実施形態では、ミラー101のどちらの面がユーザに面しているかに関わらず、ミラー101を照明するためのライトがあり得るように、少なくとも1つのミラーライト104は両面にあり得る。しかしながら、標準であるミラー101の面であろうと拡大を提供し得る面であろうと、少なくとも1つのミラーライト104が片面にあり得る本開示の他の実施形態があり得る。
【0014】
[0021] 本開示のある実施形態では、少なくとも1つのミラーライト104が手動でオン及びオフにされ得る;しかしながら、セルフィミラースピーカ10内に組み込まれたモーションセンサを通じて少なくとも1つのミラーライト104がオン及びオフされ得る、本開示の他の実施形態があり得る。モーションセンサが使用される場合、少なくとも1つのミラーライト104が約120度の範囲から起動され得る;しかしながら、当該範囲は、本開示から逸脱しない限りより大きくても又はより短くてもよい。本開示の実施形態では、近距離の範囲は約0.328フィート又は0.1mであり得、遠距離の範囲は約3.28フィート又は1mであり得る。しかしながら、近距離及び遠距離の範囲は、本開示から逸脱しない限り異なり得る。本開示の実施形態では、モーションセンサは、動きを検出して少なくとも1つのミラーライト104をオンにするため又はセルフィミラースピーカ10の他の機能を起動するため、赤外線(IR)光を使用して操作され得る;しかしながら、本開示から逸脱しない限り、動きを検出して少なくとも1つのミラーライト104又はセルフィミラースピーカ10の他の機能を起動するための他の方法が利用され得る。
【0015】
[0022] 本開示の実施形態では、少なくとも1つのミラーライト104が、調整可能な明るさを有し得る。セルフィミラースピーカ10のカメラ側では、少なくとも1つのミラーライト104がフラッシュリング機能(図1)を有し得、その結果、セルフィミラースピーカ10のミラー101は、セルフィミラースピーカ10内に設けられたレンズの光軸に光の原点が非常に近い(及び取り囲む)ので、結果として生じるビデオ及び/又は写真で目に見える影がほとんどない均一な照明を提供し得る。
【0016】
[0023] 少なくとも1つのミラーライト104に加えて、セルフィミラースピーカ10は、少なくとも1つのミラーライト104の一部として又はそれに加えて、少なくとも1つの常夜灯を含み得る。本開示の実施形態では、少なくとも1つの常夜灯は、3つの固体光(solid light)設定(赤、緑、青)を含み得る;しかしながら、本開示から逸脱しない限り、異なる色を有するより多い又はより少ない光設定が提供され得る。本開示の実施形態はまた、白、赤、青、緑、マゼンタ、琥珀、水色及び紫を含むがこれらに限定されない色切り替えライトを提供し得る。本開示から逸脱しない限り他の色が含まれ得る。
【0017】
[0024] セルフィミラースピーカ10は、本開示の実施形態において、写真を撮影する及び/又はビデオをライブストリーミングする機能を有するカメラ105を含み得る。ビデオ解像度は、モバイル電子機器などのデバイスに伝送するときは4K、1080P又はその他の解像度であり得、若しくは、ビデオをライブストリーミングするときは720Pであり得る。本開示の一実施形態では、ビデオアスペクト比は16:9であり得る。静止解像度は、本開示の一実施形態では、静止アスペクト比が16:9の場合に2メガピクセル(MP)又は任意の解像度であり得る。本開示の一実施形態では、焦点距離は5.7mmであり得る。本開示の一実施形態では焦点距離は調整可能ではないが、しかしながら、焦点距離が調整可能であり得る本開示の実施形態があり得ることを理解されたい。特定の解像度、焦点距離及びアスペクト比が本明細書で提供され得るが、本開示から逸脱しない限り他の解像度、焦点距離又はアスペクト比が提供され得ることを理解されたい。本開示から逸脱しない限り、ユーザが使用したいカメラ又はレンズを選択することができるようにユーザに提供される制御オプションを有する複数のカメラ又はレンズがデバイスに設けられ得る。
【0018】
[0025] セルフィミラースピーカ10は、電源をオン又はオフにし、Bluetoothペアリングを接続及び切断し、拡大、光強度、色、角度、音量及び本開示の実施形態におけるセルフィミラースピーカ10の他の態様を調整するために利用され得るベース103内の複数のコントロール又はボタン106を提供し得ることを理解されたい。コントロール又はボタン106が図1に示されているが、本開示から逸脱しない限り、より多くの、より少ない又は異なるコントロール又はボタンがベース103に提供され得ることを理解されたい。また、本開示から逸脱しない限り、ベース103以外のセルフィミラースピーカ10上の場所にコントロール又はボタン106が設けられ得ることを理解されたい。
【0019】
[0026] 本開示の実施形態では、セルフィボタン107がベース103上に設けられ得る。セルフィボタン107を使用すると、ユーザは1つのボタンに触れてセルフィ及び/又はライブストリームビデオを撮影することができる。セルフィボタン107は、図1のベース103の背後に位置決めされているように描かれている一方で、セルフィボタン107は、本開示から逸脱しない限り、セルフィミラースピーカ10上の異なる場所に位置決めされ得ることを理解されたい。
【0020】
[0027] 図2Aは、本開示の一実施形態に係るセルフィミラースピーカのベース103の斜視図である。図2Bは、本開示の一実施形態に係る、図2Aのベース103内のサウンドチャンバ201の分解図である。1以上のスピーカを収容するために、セルフィミラースピーカ10のベース103の内部にサウンドチャンバ201が設けられ得る。したがって、ベース103自体は、サウンドチャンバ201を収容し得、かつ、自己完結型のスピーカチャンバ/サウンドボックス(すなわち、ボックスインボックス)を提供し得る。この構造は、ベース103がそれ自体で伝達することができ得るよりも、音を伝達するためのより剛性の高いボックスを作成し得る。サウンドチャンバ201は、一端にフルレンジドライバ202を含み、他端にベースアイソレータ203を含み得る。本開示の実施形態に係るベース103に収容されたサウンドチャンバ201がないと、本開示の実施形態に係るメインスピーカドライバ202が下向きであるので、音質が低下し得る。サウンドチャンバ201の反対側は、低音及び全体的な音質をさらに向上させるために、パッシブ低音アイソレータ203を含み得る。したがって、ベース103内のサウンドチャンバ/ボックス201の自己完結型の性質のため、音の伝達が改善され得る。本開示から逸脱しない限り、複数の音響出力特性を有する複数のサウンドチャンバが提供され得ることを理解されたい。
【0021】
[0028] セルフィミラースピーカ10は、本開示の一実施形態において5Wスピーカ出力を含み得る。スピーカ出力は、本開示の実施形態において、反転した3インチのダイナミックドライバ202と、上向きの2インチパッシブ低音アイソレータ/ラジエータ203と、を提供し得る。本開示の一実施形態では、スピーカドライバ及びレイアウトはまた、フルレンジの5Wダイナミックドライバ及びパッシブ低音ラジエータを含み得る。
【0022】
[0029] セルフィミラースピーカ10の本体は、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)などのプラスチックから形成され得る。ライトリングは、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアクリルから形成され得る。スピーカグリルは鋼から形成され得る。シリコーンが使用されて、セルフィミラースピーカ10の制御パネル及びカバーを形成し得る。少なくとも1つのミラーはガラスから形成され得る一方で、少なくとも1つのミラーのフレーム及びアームが鋼から形成され得る。本明細書では異なる材料が記載されているが、本開示から逸脱しない限り、他の材料が使用され得ることを理解されたい。
【0023】
[0030] セルフィミラースピーカ10は、タブレット、ラップトップ又はその他のコンピュータ、スマートフォン(IOS又はAndroid)、MP3プレーヤ及び/又はその他のモバイル電子機器を含むがこれらに限定されない、Bluetooth(登録商標)対応デバイスとペアリングし得ることを理解されたい。したがって、音源は、Bluetooth対応デバイス及び/又はMP3プレーヤを含み得る。しかしながら、本開示のある実施形態では、MP3プレーヤは3.5mmの補助入力に制限され得ることを理解されたい。セルフィミラースピーカ10は、本開示の実施形態に係る、約33フィート/10mの接続範囲を有するBluetooth(登録商標)バージョン5.0+BR+EDRを含み得る。また、セルフィミラースピーカ10にBluetooth(登録商標)機能を含めることにより、本開示の実施形態においてハンズフリー通話を可能にし得ることも理解されたい。
【0024】
[0031] 本開示の実施形態では、全高調波歪み(THD)とノイズとの合計は約10%未満であり得る。本開示の実施形態では、信号対雑音(S/N)比は約95dBを超え得る。本開示の実施形態では、周波数応答は約120Hz~20KHz(-10dB)であり得る。高効率の高度なオーディオエンコーディング(HE-ACC)、低複雑性の高度なオーディオエンコーディング(LC-ACC)、MP3、Vorbis、WAV線形パルスコード変調(LPCM)及び無料のロスレスオーディオコーデック(FLAC)などを含むがこれらに限定されない様々なオーディオ形式がサポートされ得る。本開示から逸脱しない限り他のオーディオ形式がサポートされ得る。本開示の実施形態では、ストリーミング品質は約16ビット/48kHZであり得る。
【0025】
[0032] セルフィミラースピーカ10は、本開示の一実施形態では、近接場(x1)範囲を有し得、約1.7フィート/0.5mの範囲を有し得る少なくとも1つのマイクロフォンをさらに含み得る。しかしながら、少なくとも1つのマイクロフォンが、本開示から逸脱しない限り、近接場以外の範囲を有し得、及び/又は、異なる範囲距離を有し得る、本開示の実施形態があり得る。本開示の一実施形態では、少なくとも1つのマイクロフォンはまた、約35dBのバックグラウンドノイズ制限を有し得る;しかしながら、バックグラウンドノイズ制限は、本開示から逸脱しない限り、アップに又はダウンに調整され得る。本開示のある実施形態では、ワイヤレス又はコード付きの別個のマイクロフォン(すなわち、セルフィミラースピーカ10とは別個)を使用して、図5に示すように、ユーザがセルフィミラースピーカ10からビデオ及び画像を記録、伝送又はストリーミングしているときのナレーションの品質を高め得る。
【0026】
[0033] セルフィミラースピーカ10はまた、本開示の実施形態において、少なくとも1つのUSB接続(1×2.1A)を含み得る。セルフィミラースピーカ10は、本開示の一実施形態では、12V、4Aアダプタ(6フィート/183cm)であり得る充電ケーブル/コードをさらに含み得る。
【0027】
[0034] 図4は、本開示の一実施形態に係るミラーの斜視図である。この実施形態では、ミラーは、スマートフォンディスプレイと同様の、円形、卵形、正方形、長方形又は任意の他の形状であり得るスクリーンディスプレイを含み得る。スクリーンディスプレイ上で見られ得る画像は、スクリーンディスプレイの近く又はスクリーンディスプレイの背後に配置され得る固定の又は調整可能な位置のいずれかに装着されたカメラ又は複数のカメラによって生成され得る。スクリーンディスプレイは、本開示の実施形態では、タッチ又は非タッチ対応であり得る。スクリーンディスプレイは、他方の面にミラー又は他のディスプレイ/反射要素を有する両面であり得、このスクリーンディスプレイは、固定されたライトリングでスピンし得、それにより、ユーザにどちらの面でも提示することができる。このスピン機能は、音声で起動され得、本開示の実施形態では、他の特徴も同様に音声で起動され得る。
【0028】
[0035] 図4に示すように、ミラーの片面にスクリーンディスプレイを含めると、ユーザがカメラを見たときにスクリーンディスプレイをミラーとして機能させることができ得る。さらに、スクリーンディスプレイは、非可視スペクトル画像のズーム及び表示を含むがこれらに限定されない、ミラーができない追加の特徴を提供し得る。スクリーンディスプレイは、しわやしみを隠し得る拡張現実(AR)フィルタを組み込み得、かつ、肉眼では見えない下層の皮膚構造を明らかにし得る。ライトフィルタが、本開示の実施形態に係るスクリーンディスプレイを使用してより効果的に追加され得る。スクリーンディスプレイはまた、モバイルの双方向性をミラーに転送し、かつ、広告スペースの販売などの商業的機会を提供しさえし得る。
【0029】
[0036] 図5は、本開示の一実施形態に係る、制御パネルなどのコンパニオンデバイスを有するミラーを示している。コンパニオンデバイスは、アプリケーションを介してスクリーンディスプレイでユーザに示される機能を制御するために使用され得る。これは、音声制御に慣れていない可能性のあるユーザと、主要な物理的制御が音声制御起動に置換されたためにミラーのコントロールパネルを完全に取り外すこととの間のギャップを埋め得る。コンパニオンデバイスは、リモートで(すなわち、ワイヤレスで)接続され得、又は、接続ケーブルを通じてミラーにつながれ得る。コンパニオンデバイスは、スクリーンディスプレイ機能の制御ツールとして使用され得る。本開示の一実施形態では、コンパニオンデバイスはタッチパッドであり得る;しかしながら、本開示から逸脱しない限り、他のコンパニオンデバイスが使用され得る。スクリーンディスプレイ機能は、ズーム(すなわち、スクリーンディスプレイでのユーザの顔のビューのズームイン及びズームアウト)、ARフィルタの選択、色温度調整、セルフィトリガ、及び、ミラーを操作するためにユーザを前かがみにさせることのないスクロールオプションを含み得るが、これらに限定されない。スクロールオプションはスクリーンディスプレイに表示され得、ユーザの画像を強調するための仮想メイクアップの選択又はフィルタを含み得るが、これらに限定されない。コンパニオンデバイスは、本開示の一実施形態において、スクリーンディスプレイの裏面のミラーに磁気的に取り付けられ得る拡大ミラーアタッチメントを含み得る。
【0030】
[0037] 本開示の別の実施形態では、別個の制御パネルが、光療法/光線療法などの皮膚療法を提供することができ得る手持ち式美容ツールとして機能し得る。このツールはミラーを含み得るので、手持ち式ミラーとして使用されて、ミラー又はミラーと組み合わせて任意のミラーを使用することにより、ユーザの頭/体の背面及び側面を見ることができる。したがって、ツールは、メインミラーに固定されているか手持ち式であるかにかかわらず、追加ミラーとして機能し得る。
【0031】
[0038] 別個のコンパニオンデバイスパネルは、ステレオサウンド体験を作り出すためにミラー自体のスピーカに接続し得るスピーカを含み得る。トゥルーワイヤレスサウンド(TWS)は、そのようなスピーカを通じて提供され得、それにより、オーディオの改善、又は、同じオーディオ入力の異なる周波数範囲を出力するための別個のスピーカを提供することによってオーディオ配信を強化する異なるスピーカ周波数又は出力範囲の組み合わせのいずれか1つを提供する。制御パネルはまた、ミラー自体に機能制御ボタンが存在するかどうかに関わらず、光の明るさ及び色温度の制御、ステムが伸縮式である場合の上下の動きなどを含むがこれらに限定されない複数のミラー機能を制御するように構成され得る。
【0032】
[0039] コンパニオンデバイスは、眉毛の抜毛など、より多くの光を必要とし得るタスクを実行するときに領域を強調表示するために使用され得るスポットライト(又はライトリング)を含み得る。本開示では、本開示の実施形態(図6)において、ミラーがライトリングから分離されて、ユーザの顔のみを照明するための照明が提供され、使用されていないときにミラーの裏面を照明するエネルギーが無駄にならないようにし得る。静止したライトリングは、より拡散した柔らかな光を発し得るように幅を広くすることができ、ライトリングを広くすると、よりインパクトのあるフラッシュが作成され、より高品質のセルフィ及びビデオが得られる。本開示の一実施形態では、明るさのためのタッチスライダがライトリングの背後に含められ得る。
【0033】
[0040] ライトリングは、垂直ピッチ及び/又は高さなどのために、1以上の軸上で調整可能であり得る。しかしながら、ライトリングは片面の光要素を含み得る。ライトリングの背面は、タッチコントロール又はボタンなどのコントロール、若しくは、別のタイプのコントロールインターフェイスを含み得る。本開示の実施形態では、両面ミラー/スクリーンディスプレイがリングライトで調整し得ることを理解されたい。
【0034】
[0041] 本開示の実施形態では、ミラー/スクリーンディスプレイの回転又は旋回は、ユーザの手が他のタスクのために自由に保たれるように、音声で起動され得る。音声起動は、本開示の実施形態において音声アシスタントを提供し得る。
【0035】
[0042] カメラ機能(すなわち、カメラ又は提供される複数のレンズ及びカメラ)は、本開示の実施形態では、スクリーンディスプレイの背後、ミラーを囲むライトリング内、若しくは、ミラー又はコンパニオンデバイス上の任意の場所に装着され得る。ライトリングは、常にユーザの方を向くように固定位置に留まり得る。複数のカメラが装着されている場合は常に、複数のカメラは、左/右の角度、垂直ピッチ及び回転について調整可能であり得る。本開示の実施形態では、スクリーンディスプレイは、裏面がユーザに見え得るように旋回することができ得る。裏面は、本開示の実施形態では、標準ミラー又は拡大ミラーであり得る。
【0036】
[0043] 本開示のある実施形態では、ユーザには、ユーザが他のユーザとコンテンツの視聴、投稿及び/又は共有によって対話することができる仮想コミュニティ(スマートフォンアプリケーションを通じて提供され得る)にユーザを導くために使用され得るインターネット接続が提供され得る。ユーザは、仮想コミュニティのアプリケーションインターフェイスを使用して、彼/彼女のスマートフォンに表示されている画像を仮想コミュニティにミラーリングし得る。スマートフォンに表示されるこの画像は、ミラーのスクリーンディスプレイで生成される画像と同じであり得る、及び/又は、ユーザが後ろのサイドミラーで見得る画像と同じであり得る。アプリケーションインターフェイスは、セルフィをキャプチャし、ビデオ記録又はライブストリーミングを開始し、ユーザ又は別のユーザによってライブストリーミング(又はアーカイブ)しているビデオを選択し、メッセージング(テキスト及び/又はアイコン/グラフィック駆動型であり得る)、仮想コミュニティ又はユーザがコンテンツを投稿する既知の宛先である他の仮想コミュニティの他のユーザ/メンバーとコンテンツを共有し、及び/若しくは、、他のユーザによって投稿された不適切なコンテンツを報告又はフラグを立てるために使用され得る1以上のボタンを含み得る。ユーザがライブストリーミングしていることに応じてコミュニティユーザによって投稿されたメッセージは、ユーザのミラースクリーン上にリアルタイムで表示される、又は、ライブストリーミングしているユーザにライブストリーミングされ得る(その結果、ライブストリーミングユーザが、彼/彼女のライブストリーミング中に他のユーザとチャットすることができる)。
【0037】
[0044] アプリケーションは、ライブストリーミングユーザが話した単語をテキスト行に翻訳する機能を含み得、テキスト行は、仮想コミュニティのすべてのメンバーが、話された単語の文字にした翻訳を見ることができるように、ユーザのミラーのスクリーンディスプレイ上にリアルタイムで表示され得る。アプリケーションインターフェイスは、1人のユーザのプロフィールを選択し、かつ、そのユーザに関する情報を表示する機能を含み得、情報には、ユーザがもらったいいねの数、フォロワーの数、彼らの見せ場、彼らがフォローしている他のユーザ、及びすべての彼らの投稿のウォールなどが含まれ得るが、これらに限定されない。アプリケーションインターフェイスには、ライブキャストを視聴しているコミュニティユーザの数が表示され得る。アプリケーションインターフェイスは、ライブキャストを視聴しているユーザが、ライブキャストを実行しているユーザに話す又は文字メッセージを入力することを可能にするボタンを有し得;ライブキャスティングユーザが知らない言語で話されている場合、そのようなメッセージは、ライブキャスティングユーザが知っている言語で表示されるように翻訳され得る。一般に、アプリケーションインターフェイスは、仮想コミュニティのすべてのユーザ(ライブキャスティングしているユーザに視覚的に見える場合も含む)に同時にデバイス上の同じ視覚的及び聴覚的コンテンツを提示し得、ライブキャスティングユーザも、彼らのミラースクリーンに表示された同じコンテンツをさらに見得る。
【0038】
[0045] この明細書で使用されている特定の単語及び語句の定義を説明することは有利であり得る。「含む」及び「備える」という用語並びにそれらの派生語は、限定されない包括を意味する。「又は」という用語は、包括的であり、及び/又はを意味する。「関連する」及び「それに関連する」という語句並びにそれらの派生語は、を含む、内に含まれる、と相互接続する、を包含する、内に包含される、に又はと接続する、に又はと結合する、に伝達可能である、と協働する、とインターリーブする、並置する、に近接する、に又はによって束縛される、有する、の特性を有するなどを意味し得る。
【0039】
[0046] 本開示は、特定の実施形態及び一般的に関連する方法を記載したが、これらの実施形態及び方法の変更及び順列は当業者には明らかである。したがって、例示的な実施形態の上記の説明は本開示を定義又は制約するものではない。以下の特許請求の範囲によって定義されるように、本開示の精神及び範囲から逸脱しない限り、他の変化、置換及び変更も可能である。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6