(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】電子部品
(51)【国際特許分類】
H01G 9/10 20060101AFI20240610BHJP
【FI】
H01G9/10 C
(21)【出願番号】P 2020086531
(22)【出願日】2020-05-18
【審査請求日】2022-12-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000004606
【氏名又は名称】ニチコン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001531
【氏名又は名称】弁理士法人タス・マイスター
(72)【発明者】
【氏名】大下 賢一
(72)【発明者】
【氏名】米田 満
(72)【発明者】
【氏名】酒井 孝也
【審査官】鈴木 駿平
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-038875(JP,A)
【文献】特開平07-086101(JP,A)
【文献】特開2013-229418(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01G 9/00-9/18
H01G 9/21-9/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
陽極箔および陰極箔の各々にリードが接続され、前記陽極箔および前記陰極箔がセパレータを介して巻回されてなる素子と、
内部に前記素子を収納した有底筒状の収納容器と、
前記収納容器の開口端を封口する弾性封口体とを備え、
前記弾性封口体は、
前記収納容器の内部空間に面する内面と前記内面に対して表裏の関係にある外面との間を貫通し、前記素子から引出された前記リードを挿通する貫通孔と、
前記内面に形成され、前記内面の中央部に向かって前記弾性封口体の厚みが厚くなる
円錐状または四角錐状の傾斜面とを有し、
前記貫通孔は、前記傾斜面に設けられている
ことを特徴とする電子部品。
【請求項2】
前記弾性封口体の前記内面は、前記中央部を頂点とする円錐状
または四角錐状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記弾性封口体の前記中央部は、前記素子の前記陽極箔および前記陰極箔の巻回中心に対向することを特徴とする請求項2に記載の電子部品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性封口体を用いた電子部品に関する。
【背景技術】
【0002】
収納容器の開口部を弾性封口体にて封止する電子部品には、電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、リチウムイオンキャパシタ、リチウムイオン二次電池などがある。一例として、電解コンデンサは、一対の電極箔を対向させ、セパレータを介して巻回し該素子に電解液を含浸し該素子より導出した引き出しリードを弾性封口体に形成した貫通孔に挿入して引き出し、上記弾性封口体を金属ケースの開口端に嵌合し、該金属ケースをいわゆるビーディング加工(周面に溝を形成する加工をいう)により締め付け密閉して構成されている。
【0003】
この種の電解コンデンサは、100~150℃といった高温環境下で使用された場合、金属ケース内の電解液の蒸気圧、熱膨張、または皮膜修復に起因する水素ガスの発生により内圧が高くなって、この内圧により弾性封口体が変形する問題があった。
【0004】
かかる問題点を解決するための構成として、弾性封口体の厚みを厚くする構成が考えられるが、弾性封口体の厚みを厚くすると、コンデンサ素子(陽極箔および陰極箔)に干渉するおそれがあった。
【0005】
一方、弾性封口体の厚みを厚くすることなく、弾性封口体と金属ケースとの間の密閉性を確保するための構成として、弾性封口体のケース内圧を受ける内面側を凹状に形成するものが考えられている(特許文献1参照)。
【0006】
この構成によれば、凹部をなす弾性封口体の内面側に作用するケース内圧は、弾性封口体の外周面を外方へ拡げるように作用することにより金属ケースを内側から押し付けることになるため、弾性封口体と金属ケースとの間の面圧低下を抑制することができると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、弾性封口体の内面側に凹部を形成した場合、当該凹部では弾性封口体の厚みが薄くなることにより、弾性封口体の貫通孔に挿通されたリード棒と当該弾性封口体との間の接触面積が減少し、当該接触部分を介して金属ケース内の気密性が低下したり、金属ケース内の電解液が外部に漏れたりするおそれがあった。
【0009】
また、弾性封口体の厚みが薄くなる分、弾性封口体が変形し易くなり、内圧上昇時のリード棒と弾性封口体との間の接触面積の減少が生じ易くなる問題があった。
【0010】
さらに、弾性封口体の厚みが薄くなる分、コンデンサ内部で気化した電解液成分のうち弾性封口体を通過して蒸散する量が増加する問題もあった。
【0011】
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、弾性封口体を用いた電子部品において内圧上昇による電解液の漏出や気密性の低下を抑制することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の電子部品は、陽極箔および陰極箔の各々にリードが接続され、陽極箔および陰極箔がセパレータを介して巻回されてなる素子と、内部に素子を収納する有底筒状の収納容器と、収納容器の開口端を封口する弾性封口体とを備え、弾性封口体は、収納容器の内部空間に面する内面と内面に対して表裏の関係にある外面との間を貫通し、素子から引出されたリードを挿通する貫通孔と、内面に形成され、内面の中央部に向かって弾性封口体の厚みが厚くなる傾斜面とを有し、貫通孔は、傾斜面に設けられていることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、電子部品の内圧が上昇した場合であっても、弾性封口体の貫通孔と当該貫通孔に挿通されたリードとの間の接触面積を確保し、コンデンサ内部の密閉性の低下を抑制することができる。
【0014】
また、本発明の電子部品は、上記構成において、弾性封口体の内面は、中央部を頂点とする円錐状に形成されていることを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、弾性封口体の内面が円錐状に形成されていることにより、リードを挿通する貫通孔を傾斜面に設けることができる。
【0016】
また、本発明の電子部品は、上記構成において、弾性封口体の中央部は、素子の陽極箔および陰極箔の巻回中心に対向することを特徴とする。
【0017】
この構成によれば、弾性封口体の内面の中央部が円錐状の頂点となっており、当該頂点が陽極箔および陰極箔の巻回中心に対向するように構成されていることにより、弾性封口体の内面が素子に接近しても、当該弾性封口体の内面が素子に干渉することを抑制することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明の電子部品によると、ケースの内圧上昇による電解液の漏出や気密性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係る電解コンデンサを示す断面図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る電解コンデンサのコンデンサ素子を示す斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る電解コンデンサに用いられる弾性封口体を示す平面図および断面図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る電解コンデンサの内圧上昇前後の変化を示す断面図である。
【
図5】比較例による電解コンデンサの内圧上昇前後の変化を示す断面図である。
【
図6】他の実施形態に係る弾性封口体を示す断面図である。
【
図7】他の実施形態に係る弾性封口体を示す断面図である。
【
図8】他の実施形態に係る弾性封口体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、電解コンデンサを一例として、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る電解コンデンサ(アルミニウム電解コンデンサ)1の構成を示す断面図であり、
図2は、当該電解コンデンサ1のコンデンサ素子7を示す斜視図であり、
図3は、電解コンデンサ1に用いられる弾性封口体13の構成を示す平面図および当該平面図におけるa-a線を断面とした縦断面図である。
図1および
図2に示すように、電解コンデンサ1においては、エッチング処理および酸化皮膜形成処理が施された陽極箔2aと陰極箔2bとが電解紙(セパレータ)3を介して巻回され、素子止めテープ(図示せず)で固定されてコンデンサ素子7が構成されている。
【0021】
コンデンサ素子7は、駆動用電解液が含浸された後、有底円筒形状の金属ケース(収納容器)12に収納される。
【0022】
金属ケース12の開口端12bには略円柱形状の弾性封口体13が嵌合され、金属ケース12の内面12aと弾性封口体13の外周面13hとの間は、ビーディング加工により密閉された構造を有する。弾性封口体13としては、ゴム材などが用いられる。
【0023】
図2に示すように、コンデンサ素子7の陽極箔(陽極用アルミニウム箔)2aおよび陰極箔(陰極用アルミニウム箔)2bにはそれぞれリード4が接合されてコンデンサ素子7から引出されている。リード4は、丸棒部4aを有し、丸棒部4aは、弾性封口体13に設けられた一対の貫通孔13c、13d(
図3)に挿通されている。
【0024】
具体的には、
図1および
図3に示すように、弾性封口体13には、金属ケース12の内部空間に面する内面13aから当該内面13aと表裏の関係にある外面13bに貫通する一対の貫通孔13c、13dが設けられている。この貫通孔13c、13dの直径は、リード4の丸棒部4aを挿通し得る程度の大きさとなっている。ビーディング加工により、貫通孔13c、13dと丸棒部4aとの間が密着した状態となることにより、金属ケース12の内部の気密性を確保している。
【0025】
図3に示すように、弾性封口体13の内面13a(電解コンデンサ1の内圧が加わる面)は、その中央部が電解コンデンサ1の金属ケース13の内部側に向けて突出する山型形状を有しており、当該山型形状の頂上部13f(
図3)の周囲がテーパ面となる円錐形状となっている。すなわち、このテーパ面は、弾性封口体13の内面13aの周縁部13iから中央部(頂上部13f)に向かって直線状に傾斜する傾斜面13e構成し、当該傾斜面13eは、弾性封口体13の円柱形状の軸線13g(
図3)と垂直な面に対して傾斜した面を構成している。
【0026】
本実施形態の弾性封口体13の各部寸法は、直径Dが18mm、本体厚みt1は5mm、山型(頂上部13f)の高さt2が1mmとなっている。高さt2は、コンデンサ素子7の陽極箔2aおよび陰極箔2bに干渉しない大きさとして、コンデンサ素子7の製造誤差に基づいて設定される値となっている。なお、これらの電解コンデンサ1の各部寸法は一例であり、他の種々の寸法を適用することができる。
【0027】
この頂上部13fを頂点とする円錐形の側面である傾斜面(テーパ面)13eに貫通孔13c、13dが設けられている。貫通孔13c、13dは、弾性封口体13の内面13aから外面13bに貫通形成されており、その貫通方向は、弾性封口体13の円柱形状の軸線13gの方向(すなわち、有底円筒形状の金属ケース12の筒軸線12g(
図1)の方向)となっている。上述の通り、弾性封口体13の内面13a(傾斜面13e)は、弾性封口体13の軸線13gと垂直な面に対して傾斜していることにより、貫通孔13c、13dは、弾性封口体13の内面13a(傾斜面13e)に対して垂直な方向から傾いた方向に形成されていることになる。これにより、貫通孔13c、13dに対してリード4を挿入すると当該リード4は、弾性封口体13の内面13a(傾斜面13e)に対して斜め方向に挿入される構成となっている。
【0028】
本実施形態の弾性封口体13は、その内面13a(傾斜面13e)に対して斜め方向にリード4(丸棒部4a)が挿通されるように貫通孔13c、13dが形成されていることにより、電解コンデンサ1の製造工程を一段と容易に行うことが可能となる。すなわち、電解コンデンサ1の製造において、弾性封口体13を金属ケース12に装着する工程では、コンデンサ素子7から引出されているリード4を弾性封口体13の内面13a側から貫通孔13c、13dに挿通させる。内面13aには、上述の通り傾斜面(テーパ面)13eが形成されていることにより、弾性封口体13の軸線13gに平行な貫通孔13c、13dに挿通されるリード4は傾斜面13eに対して斜めに挿入されることになる。この結果、リード4(丸棒部4a)の挿入時に弾性封口体13の貫通孔13c、13dの開口面積が大きくなる。すなわち、弾性封口体13の内面13a(傾斜面13e)に対してリード4を斜めに挿入する方が、垂直方向に挿入する場合に比べて、リード4を挿入し易くなるという効果が得られる。
【0029】
内面を山型形状とした弾性封口体13を用いた電解コンデンサ、および山型形状を有しない内面を有する(内面が平面である)弾性封口体113を用いた電解コンデンサに対して、それぞれ逆印加試験を行った。
【0030】
具体的には、コンデンササイズが直径18mm×長さ40mm、定格電圧が50V、静電容量が3300μFである電解コンデンサに対して、逆印加電流を1A、逆印加電圧を50V(設定値)として、3分間逆印加し弾性封口体13、113の変形状態を観察した。
【0031】
図4は、本実施形態に係る山型形状の内面13aを有する弾性封口体13を用いた電解コンデンサ1の逆印加前後の状態を示す断面図であり、
図5は、比較例として山型形状を有しない弾性封口体113を用いた電解コンデンサの逆印加前後の状態を示す断面図である。
【0032】
本実施形態に係る電解コンデンサ1では、弾性封口体13の内面13aが山型形状となっていることにより(
図4(A))、逆印加によって電解コンデンサ1の内圧が上昇すると、弾性封口体13の内面13aの山型形状(
図4(A))が電解コンデンサの内部圧力によって平面に近い状態となる(
図4(B))。この場合、内面13aが外方に変形することを抑制することができ、貫通孔13c、13dに挿入されたリード4の丸棒部4aと、貫通孔13c、13dの内壁との間の接触面積が内圧上昇前の状態(
図4(A))から減少することを抑制することができる。これにより、貫通孔13c、13dとリード4の丸棒部4aとの間の接触面積を確保し、コンデンサ内部の密閉性が低下することを抑制することができ、気密性の低下や電解液の漏出といった不良の発生を抑制することができる。
【0033】
これに対して、比較例(
図5)では、逆印加前の状態において、弾性封口体113の内面113aが平面形状となっていることにより(
図5(A))、逆印加によって電解コンデンサの内圧が上昇すると、弾性封口体113の内面113aが凹むように外方に変形する(
図5(B))。この変形によって、貫通孔13c、13dに挿入されたリード4の丸棒部4aと、貫通孔13c、13dの内壁との間の接触面積が減少し(
図5(B)のC部分)、コンデンサ内部の密閉性が低下することにより、気密性の低下や電解液の漏出といった不良が発生する可能性高くなる。
【0034】
また、本実施形態の構成においては、弾性封口体13の内面13aが円錐形状となっていることにより、電解コンデンサ1の製造工程において、弾性封口体13を金属ケース12の開口端12bに装着しビーディング加工を施す際に、金属ケース12の当該ビーディング加工部12c(
図1)が矢印X方向へ絞り込まれると、金属ケース12の開口端12bに嵌合されている当該弾性封口体13が矢印Y方向に迫り出すことになるが、陽極箔2aおよび陰極箔2bを巻回してなるコンデンサ素子7は、製造工程上、その巻回中心部に空洞部7a(
図2)が形成される。弾性封口体13が金属ケース12に嵌合された状態において、当該弾性封口体13の内面13aの中央部(頂上部13f)は、コンデンサ素子7の巻回中心部(空洞部7a)に対向する位置に配置されることにより、弾性封口体13の内面13aがコンデンサ素子7に接近しても、頂上部13fはコンデンサ素子7の空洞部7aに逃げることにより、コンデンサ素子7の電極箔(陽極箔2aおよび陰極箔2b)と干渉することを回避することができる。
【0035】
また、弾性封口体13の内面13aを山型形状とした分、弾性封口体13の厚みを厚くすることができ、コンデンサ内部で気化した電解液成分のうち弾性封口体13を通過して蒸散する量を減少させることができ、その分製品寿命を延ばすことができる。
【0036】
また、弾性封口体13の内面13aを全体に亘って円錐形状としたことにより、貫通孔13c、13dの形成位置を内面13aのいずれの箇所に変更しても傾斜面13eに貫通孔13c、13dを設けることができる。そのため、貫通孔13c、13dの位置を設計変更する場合、弾性封口体の金型において、貫通孔13c、13dを形成するためのピン位置を変更するだけで足り、弾性封口体の金型変更を容易にすることができる。
【0037】
なお、上述の実施形態においては、弾性封口体13の内面13aをその周縁部13iから中央部に向かって直線状に傾斜する山型形状(
図1、
図3))とする場合について述べたが、これに限られず、例えば
図3との対応部分に同一符号を付した
図6に示すように、弾性封口体13の内面13aをその周縁部13iから幅Bの範囲で軸線13gに垂直な面とするようにしてもよく、要は、貫通孔13c、13dが傾斜面13eに形成されていればよい。
【0038】
また、上述の実施形態においては、弾性封口体13の内面13aの山型形状の傾斜面13eの縦断面形状を直線状とする場合について述べたが、これに限られず、例えば
図3との対応部分に同一符号を付した
図7に示すように、縦断面が曲線状の山型とするようにしてもよい。
【0039】
また、上述の実施形態においては、弾性封口体13の内面13aの形状として、当該内面13aに頂上部13fを有する円錐形状とする場合について述べたが、これに限られず、例えば
図3との対応部分に同一符号を付した
図8に示すように、円錐形状の頂上部分Eを平坦な形状(円錐台形状)とするようにしてもよい。この構成においても、弾性封口体13の内面13aの周縁部13iから所定範囲Fを傾斜面13eとし、当該傾斜面13eに貫通孔13c、13dを設けるようにすれば、上述の場合と同様にして、内圧の上昇が発生しても、貫通孔13c、13dとリード4の丸棒部4aとの間の密閉性が低下することを抑制することができる。
【0040】
また、上述の実施形態においては、弾性封口体13の内面13aに形成された山型形状部を円錐形状とする場合について述べたが、これに限られず、例えば四角錐形状としてもよい。
【0041】
また、上述の実施形態においては、弾性封口体13の山型の高さt2を1mmとしたが、これに限られず、山型の頂上部13fがコンデンサ素子7に接触し得ない程度の高さであれば、種々の高さを適用することができる。
【0042】
また上述の実施形態においては、本発明をアルミニウム電解コンデンサに適用する場合について述べたが、これに限られず、他の電解コンデンサ、電気二重層コンデンサ、リチウムイオンキャパシタ、リチウムイオン二次電池など弾性封口体を用いる電子部品に広く適用することができる。
【符号の説明】
【0043】
1 電解コンデンサ
2a 陽極箔
2b 陰極箔
3 電解紙(セパレータ)
4 リード
4a 丸棒部
7 コンデンサ素子
12 金属ケース(収納容器)
13、113 弾性封口体
13a、113a 内面
13c、13d 貫通孔
13e 傾斜面
13f 頂上部
13h 外周面
13i 周縁部