(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】シート搬送装置の支持枠体、及び支持枠体を有するシート搬送装置
(51)【国際特許分類】
G03G 21/16 20060101AFI20240610BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20240610BHJP
【FI】
G03G21/16 119
H05K5/02 N
G03G21/16 109
(21)【出願番号】P 2020092204
(22)【出願日】2020-05-27
【審査請求日】2023-05-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000718
【氏名又は名称】弁理士法人中川国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中津 治彦
【審査官】市川 勝
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-209711(JP,A)
【文献】特開2016-122123(JP,A)
【文献】特開2002-192271(JP,A)
【文献】特開2002-291658(JP,A)
【文献】特開2003-258447(JP,A)
【文献】特開平10-014333(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 21/16
H05K 5/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱自在なユニットを支持するシート搬送装置の支持枠体であって、
前記着脱自在なユニットの周囲に設けられる複数の支柱部材を有し、
前記複数の支柱部材の少なくとも1つは、2つの鋼板が互いに組み合わされて構成され、
前記複数の支柱部材の前記少なくとも1つは、第1方向に延びる部分と、当該部分に対して前記第1方向と交差する第2方向に延びた湾曲部と、を備
え、
前記2つの鋼板のうちの少なくとも一方は、
長手方向に沿って延設される基準壁と、前記基準壁から前記長手方向に対して直交する方向に立設される立設壁と、を備え、
前記立設壁は、
前記基準壁の直線部から曲げ加工によって形成されていると共に、前記基準壁の前記湾曲部から絞り加工によって形成されている、
ことを特徴とするシート搬送装置の支持枠体。
【請求項2】
前記基準壁の前記直線部より立設される前記立設壁の立設方向の長さは、前記基準壁の前記湾曲部より立設される前記立設壁の立設方向の長さよりも長い、
ことを特徴とする請求項
1に記載のシート搬送装置の支持枠体。
【請求項3】
前記2つの鋼板の各々は、
長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であり、
前記2つの鋼板は、
互いに組み合わされて固定された際に、前記平面で切断した断面がロの字状である、
ことを特徴とする請求項1
又は請求項
2に記載のシート搬送装置の支持枠体。
【請求項4】
前記2つの鋼板は、
各々の前記コの字の開放部が向き合うように組み合わされると共に、各々の前記コの字の折り曲げ部が互いに重なって固定される、
ことを特徴とする請求項
3に記載のシート搬送装置の支持枠体。
【請求項5】
着脱自在なユニットを支持するシート搬送装置の支持枠体であって、
前記着脱自在なユニットの周囲に設けられる複数の支柱部材を有し、
前記複数の支柱部材の少なくとも1つは、2つの鋼板が互いに組み合わされて構成され、
前記複数の支柱部材の前記少なくとも1つは、第1方向に延びる部分と、当該部分に対して前記第1方向と交差する第2方向に延びた湾曲部と、を備
え、
前記2つの鋼板の各々は、
長手方向に直交する平面で切断した断面がL字状であり、
前記2つの鋼板は、
互いに組み合わされて固定された際に、前記平面で切断した断面がロの字状である、
ことを特徴とするシート搬送装置の支持枠体。
【請求項6】
着脱自在なユニットを支持するシート搬送装置の支持枠体であって、
前記着脱自在なユニットの周囲に設けられる複数の支柱部材を有し、
前記複数の支柱部材の少なくとも1つは、2つの鋼板が互いに組み合わされて構成され、
前記複数の支柱部材の前記少なくとも1つは、第1方向に延びる部分と、当該部分に対して前記第1方向と交差する第2方向に延びた湾曲部と、を備
え、
前記2つの鋼板のうちの一方は、
長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であり、
前記2つの鋼板のうちの他方は、
平板状であり、
前記2つの鋼板は、
互いに組み合わされて固定された際に、前記平面で切断した断面がロの字状である、
ことを特徴とするシート搬送装置の支持枠体。
【請求項7】
シートを搬送する搬送手段と、
請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の支持枠体であって、前記搬送手段を支持する支持枠体と、
を備えることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項8】
シートを搬送する搬送手段と、
シートにトナーを定着する定着手段と、
請求項1から請求項
6のいずれか1項に記載の支持枠体であって、前記搬送手段および前記定着手段を支持する支持枠体と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送装置の支持枠体、及び支持枠体を有するシート搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置やシート搬送装置の支持枠体としては、コの字状又はL字状の断面を有する鋼板を備えたものが利用されている。特許文献1は、このような鋼板を組み合わせた支持構造体を開示している。このような画像形成装置の支持枠体における支柱部材は、全て直線状に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1においては、画像形成装置の手前側の支柱部材が直線状に形成されているため、記録材の搬送路若しくはユニットの形状、又はユニットの着脱若しくは紙つまりの処理等の作業のための空間に制約を受けるという課題を有する。このような課題を解決するためには、ユニット又は記録材の搬送路の形状を変更する必要を生じ、ユニット若しくは搬送路の形状に制約を受け、又は、ユニット若しくは搬送路の配置を変更する必要を生じ、装置が大型化することがあるという課題を有する。
【0005】
また、上記の課題を解決するために、ユニット及び搬送路の形状及び配置を変更せずに支柱部材の配置を変更する場合には、支持枠体全体の強度を損なう可能性があるという課題を有する。
【0006】
本発明の目的は、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができるシート搬送装置の支持枠体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るシート搬送装置の支持枠体は、着脱自在なユニットを支持するシート搬送装置の支持枠体であって、前記着脱自在なユニットの周囲に設けられる複数の支柱部材を有し、前記複数の支柱部材の少なくとも1つは、2つの鋼板が互いに組み合わされて構成され、前記複数の支柱部材の前記少なくとも1つは、第1方向に延びる部分と、当該部分に対して前記第1方向と交差する第2方向に延びた湾曲部と、を備え、前記2つの鋼板のうちの少なくとも一方は、長手方向に沿って延設される基準壁と、前記基準壁から前記長手方向に対して直交する方向に立設される立設壁と、を備え、前記立設壁は、前記基準壁の直線部から曲げ加工によって形成されていると共に、前記基準壁の前記湾曲部から絞り加工によって形成されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の模式図である。
【
図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の第二の本体部の正面図である。
【
図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の第二の本体部の斜視図である。
【
図4】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の斜視図である。
【
図5】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の正面図である。
【
図6】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の一部を取り除いた正面図である。
【
図7】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の分解斜視図である。
【
図8】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の斜視図である。
【
図9】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の梁部材の分解斜視図である。
【
図10】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の梁部材の斜視図である。
【
図11】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の支柱部材の分解斜視図である。
【
図12】本発明の実施の形態1に係る支持枠体の支柱部材の斜視図である。
【
図13】本発明の実施の形態2に係る支持枠体の支柱部材の分解斜視図である。
【
図14】本発明の実施の形態2に係る支持枠体の支柱部材の斜視図である。
【
図15】本発明の実施の形態3に係る支持枠体の支柱部材の分解斜視図である。
【
図16】本発明の実施の形態3に係る支持枠体の支柱部材の斜視図である。
【
図17】本発明の実施の形態4に係る支持枠体の支柱部材の分解斜視図である。
【
図18】本発明の実施の形態4に係る支持枠体の支柱部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0011】
(実施の形態1)
<画像形成装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置100の構成について、
図1を参照しながら、詳細に説明する。
【0012】
画像形成装置100は、ここではインライン(タンデム)方式及び中間転写方式の電子写真フルカラーレーザープリンタを例示する。画像形成装置100は、パソコン等のホスト装置200から制御部101に入力する画像情報に従って記録材Pにフルカラー画像を形成する。また、画像形成装置100は、第一の本体部100Aと第二の本体部100Bとが連結して構成されている。
【0013】
具体的には、画像形成装置100は、画像形成部UY、UM、UC及びUKと、露光ユニット3と、中間転写ベルトユニット7と、二次転写ローラ12と、給紙カセット14と、排紙トレイ17と、定着ユニット20と、を有している。
【0014】
画像形成部UY、UM、UC及びUKは、所定の間隔で一列に配置されている。画像形成部UY、UM、UC及びUKの各々は、互いに形成する画像の色を異にし、同様の構成を有する電子写真プロセス機構である。
【0015】
具体的には、画像形成部UY、UM、UC及びUKは、帯電ユニット2と、現像ユニット4と、一次転写帯電ユニット5と、クリーニングユニット6と、を備えている。帯電ユニット2、現像ユニット4、一次転写帯電ユニット5及びクリーニングユニット6は、感光体1に作用するプロセス部を構成している。
【0016】
画像形成部UYは、現像ユニット4にイエロー(Y)色のトナーが収容されており、感光体1にイエローのトナー像を形成する。
【0017】
画像形成部UMは、現像ユニット4にマゼンタ(M)色のトナーが収容されており、感光体1にマゼンタのトナー像を形成する。
【0018】
画像形成部UCは、現像ユニット4にシアン(C)色のトナーが収容されており、感光体1にシアンのトナー像を形成する。
【0019】
画像形成部UKは、現像ユニット4にブラック(K)色のトナーが収容されており、感光体1にブラックのトナー像を形成する。
【0020】
感光体1は、図示しないモータによって
図1の矢印方向に一定の周速で回転駆動される。
【0021】
帯電ユニット2は、感光体1の表面を所定の極性と電位に一様に帯電させる。
【0022】
現像ユニット4は、露光ユニット3によって感光体1に形成された静電潜像をトナーで現像する。
【0023】
一次転写帯電ユニット5は、感光体1に形成されたトナー像を転写体8に転写する。
【0024】
クリーニングユニット6は、転写体8にトナー像を転写した後の感光体1の表面を清掃する。
【0025】
露光ユニット3は、画像形成部UY、UM、UC及びUKの感光体1の表面にレーザ光を照射して露光する。
【0026】
中間転写ベルトユニット7は、画像形成部UY、UM、UC及びUKの下方に配設されている。中間転写ベルトユニット7は、駆動ローラ9とテンションローラ10と二次転写対向ローラ11とによってベルト状の転写体8を張架している。
【0027】
二次転写ローラ12は、転写体8を介して二次転写対向ローラ11に当接している。二次転写ローラ12は、搬送路15a及び搬送路15bを通って搬送される記録材Pに対して、転写体8に転写されているトナー像を転写する。
【0028】
トナー像が転写された記録材Pは、搬送路15cを通って搬送される定着ユニット20によって加熱、加圧等の定着処理をされる。記録材Pの片面にのみ画像を形成する場合には、記録材Pは定着処理後に搬送路15d、18、15eおよび排紙口16を通って排紙トレイ17へ排出される。
【0029】
また、記録材Pの両面に画像を形成する場合には、記録材Pは定着ユニット20による一方の面に対する定着処理後に、搬送路18内の図示しない切替え手段によって搬送方向が切替えられて搬送路15f、15g、15h及び15bを搬送される。そして、記録材Pは、他方の面に前述と同様の画像形成処理が行われる。その後の定着処理及び記録材Pの排出処理については前述した片面に対する画像形成時と同様である。
【0030】
給紙カセット14は、記録材Pを収納している。給紙カセット14は、収納している記録材Pを一枚ずつ二次転写ローラ12に向けて順次供給する。
【0031】
排紙トレイ17には、搬送路15d、搬送路18及び搬送路15eを搬送される記録材Pが排紙口16より排出される。
【0032】
<第二の本体部の構成>
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置100の第二の本体部100Bの構成について、
図2から
図6を参照しながら、詳細に説明する。
【0033】
第二の本体部100Bは、定着ユニット20と、第一反転搬送ユニット21と、排紙搬送ユニット22と、第二反転搬送ユニット23と、両面搬送ユニット24と、支持枠体30と、側板35と、底板41と、を有している。
【0034】
ここで、定着ユニット20、第一反転搬送ユニット21、排紙搬送ユニット22、第二反転搬送ユニット23及び両面搬送ユニット24は、第二の本体部100Bに対して着脱自在なユニットである。また、第二の本体部100Bは、記録材P(シート)を搬送するシート搬送装置の一例であって、トナー像が転写された記録材Pを搬送して定着ユニット20による定着処理及び画像形成装置100の機外へシートを排出するシート搬送装置である。
【0035】
定着ユニット20は、図示しないガイド部材に沿って
図3の矢印X方向に移動可能になっている。
【0036】
第一反転搬送ユニット21は、搬送路15d及び搬送路18を備えるユニットであり、図示しないガイド部材に沿って
図3の矢印X方向に移動可能になっている。
【0037】
排紙搬送ユニット22は、搬送路15eを備えるユニットであり、図示しないガイド部材に沿って
図3のX方向に移動可能になっている。
【0038】
第二反転搬送ユニット23は、搬送路15fを備えるユニットであり、図示しないガイド部材に沿って
図3のX方向に移動可能になっている。
【0039】
両面搬送ユニット24は、搬送路15hの一部を備えるユニットであり、図示しないガイド部材に沿って
図3の矢印Yに沿って移動可能になっている。両面搬送ユニット24は、第二の本体部100Bに装着された状態において、正面から見て一部が梁部材38と重なっている。両面搬送ユニット24は、第二の本体部100Bに対する装着時に、梁部材38の下部において途中まで挿入され、梁部材38とぶつからない位置に達した際に上部に移動されると共に、水平方向に移動されて支持枠体30に対して位置決め支持される。
【0040】
支持枠体30は、底板41の上面に取り付けられている。支持枠体30には、側板35が結合している。なお、支持枠体30の構成の詳細については、後述する。
【0041】
側板35は、支持枠体30と溶接にて結合されている。側板35は、嵌合孔35aと、嵌合孔35bと、嵌合孔35cと、嵌合孔35dと、嵌合孔35eと、嵌合孔35fと、嵌合孔35gと、嵌合孔35hと、嵌合孔35iと、嵌合孔35jと、を有している。
【0042】
嵌合孔35a及び嵌合孔35bは、定着ユニット20の第二の本体部100Bに対する挿入方向の先端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて定着ユニット20を位置決めする。嵌合孔35c及び嵌合孔35dは、第一反転搬送ユニット21の挿入方向の先端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて第一反転搬送ユニット21を位置決めする。
【0043】
嵌合孔35e及び嵌合孔35fは、第二反転搬送ユニット23の挿入方向の先端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて第二反転搬送ユニット23を位置決めする。嵌合孔35g及び嵌合孔35hは、両面搬送ユニット24の挿入方向の先端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、両面搬送ユニット24を位置決めする。
【0044】
嵌合孔35i及び嵌合孔35jは、排紙搬送ユニット22の挿入方向の先端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて排紙搬送ユニット22を位置決めする。なお、排紙搬送ユニット22の挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の軸部材は、支持枠体30に設けた図示しない嵌合孔に挿入されて、第二の本体部100Bにおいて排紙搬送ユニット22を位置決めしている。
【0045】
底板41は、支持枠体30と溶接にて結合されている。底板41は、外周に沿って絞り加工又は曲げ加工によって立設した壁部を設けた鋼板を2枚組合せて固定して構成されている。底板41には、第二の本体部100Bを移動可能にするキャスター42が底面の四隅に設けられている。
【0046】
<支持枠体の構成>
本発明の実施の形態1に係る支持枠体30の構成について、
図2から
図12を参照しながら、詳細に説明する。
【0047】
支持枠体30は、支柱部材31と、支柱部材32と、支柱部材33と、支柱部材34と、梁部材36aと、梁部材36bと、梁部材37aと、梁部材37bと、梁部材38と、湾曲支柱部材39と、を有している。ここで、支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33、支柱部材34及び湾曲支柱部材39は、第二の本体部100Bに対して着脱自在な各ユニットの周囲に設けられている。また、支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33、支柱部材34及び湾曲支柱部材39は、支持枠体30の複数の支柱部材を構成している。
【0048】
支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33及び支柱部材34は、底板41の上面の四隅に立設されていると共に、底板41に対して溶接されて結合している。なお、支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33及び支柱部材34の構成の詳細については、後述する。
【0049】
梁部材36aは、鋼板によって形成されている。梁部材36aは、長手方向の両端部以外の部分の形状が長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であると共に、長手方向の両端部の形状が長手方向から見てL字状である。梁部材36aは、長手方向の一端が支柱部材31と溶接により結合されていると共に、長手方向の他端が支柱部材33と溶接により結合されている。
【0050】
梁部材36bは、鋼板によって形成されている。梁部材36bは、長手方向の両端部以外の部分の形状が長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であると共に、長手方向の両端部の形状が長手方向から見てL字状である。梁部材36bは、長手方向の一端が支柱部材32と溶接により結合されていると共に、長手方向の他端が支柱部材34と溶接により結合されている。
【0051】
梁部材37aは、鋼板によって形成されている。梁部材37aは、長手方向の両端部以外の部分の形状が長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であると共に、長手方向の両端部の形状が長手方向から見て平板状である。梁部材37aは、長手方向の一端が支柱部材31と溶接により結合されていると共に、長手方向の他端が支柱部材32と溶接により結合されている。
【0052】
梁部材37bは、鋼板によって形成されている。梁部材37bは、長手方向の両端部以外の部分の形状が長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状であると共に、長手方向の両端部の形状が長手方向から見て平板状である。梁部材37bは、長手方向の一端が支柱部材32と溶接により結合されていると共に、長手方向の他端が支柱部材34と溶接により結合されている。
【0053】
梁部材38は、一端が支柱部材31と溶接にて結合されていると共に、他方が湾曲支柱部材39の上端と溶接にて結合されている。なお、梁部材38の構成の詳細については、後述する。
【0054】
湾曲支柱部材39は、下端が底板41と溶接にて結合されている。なお、湾曲支柱部材39の構成の詳細については、後述する。
【0055】
上記の底板41と、支柱部材31、32、33及び34と、側板35と、梁部材36a、36b、37a、37b及び38と、湾曲支柱部材39と、の各々は、図示しない治具にセットされる。そして、支持枠体30は、治具にセットされた底板41と、支柱部材31、32、33及び34と、側板35と、梁部材36a、36b、37a、37b及び38と、湾曲支柱部材39と、を所望の精度を維持した状態で溶接して結合することにより構成される。
【0056】
<支柱部材の構成>
本発明の実施の形態1に係る支持枠体30の支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33及び支柱部材34の構成について、
図7及び
図8を参照しながら、詳細に説明する。なお、支柱部材31、支柱部材32、支柱部材33及び支柱部材34の各々は同一構成であるため、支柱部材31の構成について説明し、支柱部材32、支柱部材33及び支柱部材34の構成の説明を省略する。
【0057】
支柱部材31は、
図7に示すように、長手方向(
図7において上下方向)に直交する平面で切断した断面がコの字状になるように曲げ加工された鋼板311と鋼板312とを組合せて固定することにより構成されている。
【0058】
具体的には、支柱部材31は、鋼板311の短手方向の両端に立設された立設壁311a及び311bの内側に、鋼板312の短手方向の両端に立設された立設壁312a及び312bが挿入されて構成されている。そして、支柱部材31は、立設壁311a及び312aと、立設壁311b及び312bと、を複数個所W1(立設壁311b及び312bについては
図8において図示を省略)において溶接して結合することにより構成されている。
【0059】
<梁部材の構成>
本発明の実施の形態1に係る支持枠体30の梁部材38の構成について、
図9及び
図10を参照しながら、詳細に説明する。
【0060】
梁部材38は、
図9に示すように、長手方向に直交する平面で切断した断面がコの字状に曲げ加工された鋼板381と鋼板382とを組合せて固定することにより構成されている。
【0061】
鋼板381は、嵌合孔38aと、嵌合孔38bと、嵌合孔38cと、嵌合孔38dと、を備えている。
【0062】
嵌合孔38a及び嵌合孔38bは、定着ユニット20の第二の本体部100Bに対する挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて定着ユニット20を位置決めする。嵌合孔38c及び嵌合孔38dは、両面搬送ユニット24の第二の本体部100Bに対する挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて両面搬送ユニット24を位置決めする。
【0063】
梁部材38は、鋼板381の短手方向の両端に立設された立設壁381a及び381bの内側に、鋼板382の短手方向の両端に立設された立設壁382a及び382bが挿入されて構成されている。そして、梁部材38は、立設壁381a及び382aと、立設壁381b及び382bと、を複数個所W2(立設壁381b及び382bについては
図10において図示を省略)において溶接して結合することにより構成されている。
【0064】
<湾曲支柱部材の構成>
本発明の実施の形態1に係る支持枠体30の湾曲支柱部材39の構成について、
図2、
図11及び
図12を参照しながら、詳細に説明する。
【0065】
湾曲支柱部材39は、鋼板391と鋼板392とを組合せて固定することにより構成されており、長手方向(
図12において上下方向)に直交する平面によって切断した断面がロの字状である。
【0066】
鋼板391は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がコの字状である。鋼板391は、嵌合孔39aと、嵌合孔39bと、嵌合孔39cと、基準壁391aと、立設壁391bと、立設壁391cと、立設壁391dと、立設壁391eと、立設壁391fと、を備えている。ここで、立設壁391b、立設壁391c、立設壁391d、立設壁391e及び立設壁391fは、コの字状の鋼板391におけるコの字の折り曲げ部を構成している。
【0067】
嵌合孔39aは、第一反転搬送ユニット21の第二の本体部100Bに対する挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の一対の軸部材の一方が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて第一反転搬送ユニット21を位置決めする。
【0068】
嵌合孔39b及び嵌合孔39cは、第二反転搬送ユニット23の第二の本体部100Bに対する挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の軸部材が挿入されて、第二の本体部100Bにおいて第二反転搬送ユニット23を位置決めする。なお、第一反転搬送ユニット21の第二の本体部100Bに対する挿入方向の後端側の図示しない位置決め用の一対の軸部材の他方は、定着ユニット20に設けられた図示しない嵌合孔に挿入される。
【0069】
基準壁391aは、鋼板391の長手方向に沿って延設されており、直線部391a1と湾曲部391a2とを備えている。湾曲部391a2は、鋼板391の長手方向の途中に設けられている。
【0070】
立設壁391bは、湾曲部391a2よりも下方の直線部391a1において基準壁391aの幅方向の両端から立設されている。立設壁391bは、基準壁391aに対して曲げ加工によって形成されており、基準壁391aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0071】
立設壁391cは、一対の湾曲部391a2のうちの下方の湾曲部391a2において基準壁391aの幅方向の両端から立設されている。立設壁391cは、基準壁391aに対して絞り加工によって形成されており、基準壁391aからの高さが6mm程度である。
【0072】
立設壁391dは、一対の湾曲部391a2の間の直線部391a1において基準壁391aの幅方向の両端から立設されている。立設壁391dは、基準壁391aに対して曲げ加工によって形成されており、基準壁391aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0073】
立設壁391eは、一対の湾曲部391a2のうちの上方の湾曲部391a2において基準壁391aの幅方向の両端から立設されている。立設壁391eは、基準壁391aに対して絞り加工によって形成されており、基準壁391aからの高さが6mm程度である。
【0074】
立設壁391fは、湾曲部391a2よりも上方の直線部391a1において基準壁391aの幅方向の両端から立設されている。立設壁391fは、基準壁391aに対して曲げ加工によって形成されており、基準壁391aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0075】
鋼板392は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がコの字状である。鋼板392は、基準壁392aと、立設壁392bと、立設壁392cと、立設壁392dと、立設壁392eと、立設壁392fと、を備えている。ここで、立設壁392b、立設壁392c、立設壁392d、立設壁392e及び立設壁392fは、コの字状の鋼板392におけるコの字の折り曲げ部を構成している。
【0076】
基準壁392aは、鋼板392の長手方向に沿って延設されており、直線部392a1と湾曲部392a2とを備えている。湾曲部392a2は、鋼板391の長手方向の途中に設けられている。
【0077】
立設壁392bは、湾曲部392a2よりも下方の直線部392a1において基準壁392aの幅方向の両端から立設されている。立設壁392bは、基準壁392aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0078】
立設壁392cは、一対の湾曲部392a2のうちの下方の湾曲部392a2において基準壁392aの幅方向の両端から立設されている。立設壁392cは、基準壁392aからの高さが6mm程度である。
【0079】
立設壁392dは、一対の湾曲部392a2の間の直線部392a1において基準壁392aの幅方向の両端から立設されている。立設壁392dは、基準壁392aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0080】
立設壁392eは、一対の湾曲部392a2のうちの上方の湾曲部392a2において基準壁392aの幅方向の両端から立設されている。立設壁392eは、基準壁392aからの高さが6mm程度である。
【0081】
立設壁392fは、湾曲部392a2よりも上方の直線部392a1において基準壁392aの幅方向の両端から立設されている。立設壁392fは、基準壁392aからの高さが20mm乃至25mmである。
【0082】
上記の構成を有する湾曲支柱部材39は、湾曲部391a2及び湾曲部392a2を備えていることにより、
図2に示すように、第二の本体部100Bにおいて下方及び左方に空間S1を生じると共に、上方及び右方に空間S2を生じる。これにより、空間S1を第二反転搬送ユニット23の紙つまりを処理するための空間にすることができると共に、空間S2を両面搬送ユニット24の着脱又は紙つまりを処理するための空間にすることができる。
【0083】
<湾曲支柱部材の製造方法>
本発明の実施の形態1に係る支持枠体30の湾曲支柱部材39の製造方法について、
図11及び
図12を参照しながら、詳細に説明する。
【0084】
湾曲支柱部材39は、鋼板391と鋼板392とを組合せて固定することにより構成されている。
【0085】
まず、鋼板391には、基準壁391aの短手方向(幅方向)の両端において、基準壁391aに対して曲げ加工によって立設壁391b、立設壁391d及び立設壁391fが各々一対形成される。また、鋼板391には、基準壁391aの短手方向の両端において、基準壁391aに対して絞り加工によって立設壁391c及び立設壁391eが各々一対形成される。
【0086】
また、鋼板392には、基準壁392aの短手方向の両端において、基準壁392aに対して曲げ加工によって立設壁392b、立設壁392d及び立設壁392fが各々一対形成される。また、鋼板392には、基準壁392aの短手方向の両端において、基準壁392aに対して絞り加工によって立設壁392c及び立設壁392eが各々一対形成される。
【0087】
このように、立設壁391b、立設壁391d、立設壁391f、立設壁392b、立設壁392d及び立設壁392fを、直線部391a1及び直線部392a1において曲げ加工によって形成することにより容易に形成することができる。また、立設壁391c、立設壁391e、立設壁392c及び立設壁392eを、湾曲部391a2及び湾曲部392a2において絞り加工によって形成することにより容易に形成することができる。
【0088】
また、立設壁391c、391e、392c及び392eの立設方向の長さを、立設壁391b、391d、391f、392b、392d及び392fの立設方向の長さよりも小さくする。これにより、絞り加工による立設壁391c、391e、392c及び392eの先端側におけるしわ又は割れの発生を防ぐことができる。
【0089】
次に、
図11に示すように、鋼板391のコの字の開放部391gと、鋼板392のコの字の開放部392gと、が向き合うように鋼板391と鋼板392とを組み合わせる。
【0090】
次に、鋼板391の直線部391a1から立設された立設壁391b、立設壁391d及び立設壁391fの内側に、鋼板392の直線部392a1から立設された立設壁392b、立設壁392d及び立設壁392fを挿入する。これにより、立設壁391bと立設壁392bとが互いに重なり、立設壁391dと立設壁392dとが互いに重なると共に、立設壁391fと立設壁392fとが互いに重なる。
【0091】
次に、互いに重なる一対の立設壁391bと立設壁392bとを複数の個所W3において各々溶接して結合する。また、互いに重なる一対の立設壁391dと立設壁392dとを単一の個所W3において各々溶接して結合する。更に、互いに重なる一対の立設壁391fと立設壁392fとを複数の個所W3において各々溶接して結合することにより、湾曲支柱部材39が完成する。
【0092】
このように、互いに重なる一対の立設壁391bと立設壁392b、一対の立設壁391dと立設壁392d、及び一対の立設壁391fと立設壁392fを各々溶接して結合することにより、結合個所の強度を向上させることができる。また、立設壁391c、391e、392c及び392eより高く立設する立設壁391b、391d、391f、392b、392d及び392fを結合することで、湾曲支柱部材39の長手方向に直交する平面で切断したロの字状の断面積を大きくする。これにより、湾曲支柱部材39の強度を直線状にした場合と同等に維持することができる。
【0093】
なお、
図12において、一対の立設壁391bと立設壁392bとを各々溶接する個所W3のうちの隠れている側の記載を省略している。また、
図12において、一対の立設壁391dと立設壁392dとを各々溶接する個所W3のうちの隠れている側の記載を省略している。更に、
図12において、一対の立設壁391fと立設壁392fとを各々溶接する個所W3のうちの隠れている側の記載を省略している。
【0094】
本実施の形態では、湾曲支柱部材39において、2つの鋼板391及び鋼板392が互いに組み合わされて固定されると共に、長手方向の途中に湾曲部391a2及び湾曲部392a2を備える。これにより、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができる。
【0095】
なお、本実施の形態において、鋼板391と鋼板392とを溶接して固定したが、近年接着技術が向上していることより、鋼板391と鋼板392とを接着して固定してもよい。
【0096】
また、本実施の形態において、複数の支柱部材のうちの1つの湾曲支柱部材39のみを湾曲させたが、これに限らず、複数の支柱部材のうちの複数の支柱部材を湾曲させてもよい。
【0097】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る画像形成装置は
図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本発明の実施の形態2に係る支持枠体は、湾曲支柱部材39の代わりに湾曲支柱部材59を設ける以外は支持枠体30と同一構成であるので、湾曲支柱部材59以外の説明を省略する。
【0098】
<湾曲支柱部材の構成>
本発明の実施の形態2に係る支持枠体の湾曲支柱部材59の構成について、
図13及び
図14を参照しながら、詳細に説明する。
【0099】
湾曲支柱部材59は、鋼板591と鋼板592とを組合せて固定することにより構成されており、長手方向(
図14において上下方向)に直交する平面によって切断した断面がロの字状である。
【0100】
鋼板591は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がコの字状である。鋼板591は、基準壁591aと、立設壁591bと、立設壁591cと、立設壁591dと、立設壁591eと、立設壁591fと、を備えている。ここで、立設壁591b、立設壁591c、立設壁591d、立設壁591e及び立設壁591fは、コの字状の鋼板591におけるコの字の折り曲げ部を構成している。
【0101】
基準壁591aは、直線部591a1と湾曲部591a2とを備えている。
【0102】
立設壁591bは、湾曲部591a2よりも下方の直線部591a1において基準壁591aの幅方向の両端から立設されている。立設壁591bは、基準壁591aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁591bは、ネジ81を挿入するための挿入孔591g及び挿入孔591hを備えている。
【0103】
立設壁591cは、一対の湾曲部591a2のうちの下方の湾曲部591a2において基準壁591aの幅方向の両端から立設されている。立設壁591cは、基準壁591aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁591cの立設方向の長さは、立設壁591b、立設壁591d及び立設壁591fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0104】
立設壁591dは、一対の湾曲部591a2の間の直線部591a1において基準壁591aの幅方向の両端から立設されている。立設壁591dは、基準壁591aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁591dは、ネジ81を挿入するための挿入孔591iを備えている。
【0105】
立設壁591eは、一対の湾曲部591a2のうちの上方の湾曲部591a2において基準壁591aの幅方向の両端から立設されている。立設壁591eは、基準壁591aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁591eの立設方向の長さは、立設壁591b、立設壁591d及び立設壁591fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0106】
立設壁591fは、湾曲部391a2よりも上方の直線部591a1において基準壁591aの幅方向の両端から立設されている。立設壁591fは、基準壁591aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁591fは、ネジ81を挿入するための挿入孔591j及び挿入孔591kを備えている。
【0107】
鋼板592は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がコの字状である。鋼板592は、基準壁592aと、立設壁592bと、立設壁592cと、立設壁592dと、立設壁592eと、立設壁592fと、を備えている。ここで、立設壁592b、立設壁592c、立設壁592d、立設壁592e及び立設壁592fは、コの字状の鋼板592におけるコの字の折り曲げ部を構成している。
【0108】
基準壁592aは、直線部592a1と湾曲部592a2とを備えている。
【0109】
立設壁592bは、湾曲部592a2よりも下方の直線部592a1において基準壁592aの幅方向の両端から立設されている。立設壁592bは、鋼板591と鋼板592とを組合せて固定する際に挿入孔591gに対向するネジ81用のタップ592g及び挿入孔591hに対向するネジ81用のタップ592hを備えている。
【0110】
立設壁592cは、一対の湾曲部592a2のうちの下方の湾曲部592a2において基準壁592aの幅方向の両端から立設されている。立設壁592cの立設方向の長さは、立設壁592b、立設壁592d及び立設壁592fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0111】
立設壁592dは、一対の湾曲部592a2の間の直線部592a1において基準壁592aの幅方向の両端から立設されている。立設壁592dは、鋼板591と鋼板592とを組合せて固定する際に挿入孔591iに対向するネジ81用のタップ592iを備えている。
【0112】
立設壁592eは、一対の湾曲部592a2のうちの上方の湾曲部592a2において基準壁592aの幅方向の両端から立設されている。立設壁592eの立設方向の長さは、立設壁592b、立設壁592d及び立設壁592fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0113】
立設壁592fは、湾曲部592a2よりも上方の直線部592a1において基準壁592aの幅方向の両端から立設されている。立設壁592fは、鋼板591と鋼板592とを組合せて固定する際に挿入孔591jに対向するネジ81用のタップ592j及び挿入孔591kに対向するネジ81用のタップ592kを備えている。
【0114】
<湾曲支柱部材の製造方法>
本発明の実施の形態2に係る支持枠体の湾曲支柱部材59の製造方法について、
図13及び
図14を参照しながら、詳細に説明する。
【0115】
湾曲支柱部材59は、
図13に示すように、鋼板591と鋼板592とを組合せて固定することにより構成されている。
【0116】
まず、鋼板591には、基準壁591aの短手方向(幅方向)の両端において、基準壁591aに対して曲げ加工によって立設壁591b、立設壁591d及び立設壁591fが各々一対形成される。また、鋼板591には、基準壁591aの短手方向の両端において、基準壁591aに対して絞り加工によって立設壁591c及び立設壁591eが各々一対形成される。
【0117】
鋼板592には、基準壁592aの短手方向の両端において、基準壁592aに対して曲げ加工によって立設壁592b、立設壁592d及び立設壁592fが各々一対形成される。また、鋼板592には、基準壁592aの短手方向の両端において、基準壁592aに対して絞り加工によって立設壁592c及び立設壁592eが各々一対形成される。
【0118】
次に、
図13に示すように、鋼板591のコの字の開放部591lと、鋼板592のコの字の開放部592lと、が向き合うように組み合わせる。
【0119】
次に、鋼板591の立設壁591b、立設壁591d及び立設壁591fの各々の内側に、鋼板592の立設壁592b、立設壁592d及び立設壁592fの各々を挿入する。これにより、立設壁591bと立設壁592bとが互いに重なり、立設壁591dと立設壁592dとが互いに重なると共に、立設壁591fと立設壁592fとが互いに重なる。
【0120】
そして、挿入孔591gとタップ592gとにネジ81を挿入すると共に、挿入孔591hとタップ592hとにネジ81を挿入して、立設壁591bと立設壁592bとを締結する。また、挿入孔591iとタップ592iとにネジ81を挿入して、立設壁591dと立設壁592dとを締結する。また、挿入孔591jとタップ592jとにネジ81を挿入すると共に、挿入孔591kとタップ592kとにネジ81を挿入して、立設壁591fと立設壁592fとを締結する。これにより、鋼板591と鋼板592とが固定される。
【0121】
このように、互いに重なる一対の立設壁591bと立設壁592b、一対の立設壁591dと立設壁592d、及び一対の立設壁591fと立設壁592fを各々ネジ81によって結合することにより、結合個所の強度を向上させることができる。
【0122】
また、直線部591a1及び592a1から高く立設させた立設壁591b、591d、591f、592b、592d及び592fを結合する。これにより、鋼板591と鋼板592とを結合した際の湾曲支柱部材59の長手方向に直交する平面で切断したロの字状の断面積を大きくすることができ、湾曲支柱部材59の強度を直線状にした場合と同等に維持することができる。
【0123】
本実施の形態では、湾曲支柱部材59において、2つの鋼板591及び鋼板592が互いに組み合わされて固定されると共に、長手方向の途中に湾曲部591a2及び湾曲部592a2を備える。これにより、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができる。
【0124】
なお、本実施の形態において、鋼板591と鋼板592とを溶接して固定したが、近年接着技術が向上していることより、鋼板591と鋼板592とを接着して固定してもよい。
【0125】
また、本実施の形態において、複数の支柱部材のうちの1つの湾曲支柱部材59のみを湾曲させたが、これに限らず、複数の支柱部材のうちの複数の支柱部材を湾曲させてもよい。
【0126】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る画像形成装置は
図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本発明の実施の形態3に係る支持枠体は、湾曲支柱部材39の代わりに湾曲支柱部材69を設ける以外は支持枠体30と同一構成であるので、湾曲支柱部材69以外の説明を省略する。
【0127】
<湾曲支柱部材の構成>
本発明の実施の形態3に係る支持枠体の湾曲支柱部材69の構成について、
図15及び
図16を参照しながら、詳細に説明する。
【0128】
湾曲支柱部材69は、鋼板691と鋼板692とを組合せて固定することにより構成されており、長手方向(
図16において上下方向)に直交する平面によって切断した断面がロの字状である。
【0129】
鋼板691は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がL字状である。鋼板691は、基準壁691aと、立設壁691bと、立設壁691cと、立設壁691dと、立設壁691eと、立設壁691fと、延片部691gと、延片部691hと、延片部691iと、延片部691jと、延片部691kと、を備えている。
【0130】
基準壁691aは、直線部691a1と湾曲部691a2とを備えている。
【0131】
立設壁691bは、湾曲部691a2よりも下方の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の一端から立設されている。立設壁691bは、基準壁691aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁691bは、立設方向の先端に延片部692gに係合する係合凹部691lと延片部692hに係合する係合凹部691mとを備えている。
【0132】
立設壁691cは、一対の湾曲部691a2のうちの下方の湾曲部691a2において基準壁691aの幅方向の一端から立設されている。立設壁691cは、基準壁691aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁691cの立設方向の長さは、立設壁691b、立設壁691d及び立設壁691fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0133】
立設壁691dは、一対の湾曲部691a2の間の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の一端から立設されている。立設壁691dは、基準壁691aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁691dは、立設方向の先端に延片部692iに係合する係合凹部691nを備えている。
【0134】
立設壁691eは、一対の湾曲部691a2のうちの上方の湾曲部691a2において基準壁691aの幅方向の一端から立設されている。立設壁691eは、基準壁691aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁691eの立設方向の長さは、立設壁691b、立設壁691d及び立設壁691fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0135】
立設壁691fは、湾曲部691a2よりも上方の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の一端から立設されている。立設壁691fは、基準壁691aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁691fは、立設方向の先端に延片部692jに係合する係合凹部691oと延片部692kに係合する係合凹部691pとを備えている。
【0136】
延片部691g及び延片部691hは、湾曲部691a2よりも下方の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の他端から基準壁691aと平行に延設されている。
【0137】
延片部691iは、一対の湾曲部691a2の間の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の他端から基準壁691aと平行に延設されている。
【0138】
延片部691j及び延片部691kは、湾曲部691a2よりも上方の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の他端から基準壁691aと平行に延設されている。
【0139】
鋼板692は、長手方向に直交する平面によって切断した断面がL字状である。基準壁692aと、立設壁692bと、立設壁692cと、立設壁692dと、立設壁692eと、立設壁692fと、延片部692gと、延片部692hと、延片部692iと、延片部692jと、延片部692kと、を備えている。
【0140】
基準壁692aは、直線部692a1と湾曲部692a2とを備えている。
【0141】
立設壁692bは、湾曲部692a2よりも下方の直線部692a1において基準壁692aの幅方向の立設壁691bと当接しない一端から立設されている。立設壁692bは、基準壁692aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁692bは、立設方向の先端に延片部691gに係合する係合凹部692lと延片部691hに係合する係合凹部692mとを備えている。
【0142】
立設壁692cは、一対の湾曲部692a2のうちの下方の湾曲部692a2において基準壁692aの幅方向の立設壁691cに対向しない一端から立設されている。立設壁692cは、基準壁692aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁692cの立設方向の長さは、立設壁692b、立設壁692d及び立設壁692fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0143】
立設壁692dは、一対の湾曲部692a2の間の直線部692a1において基準壁692aの幅方向の立設壁691dと当接しない一端から立設されている。立設壁692dは、基準壁692aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁692dは、立設方向の先端に延片部691iに係合する係合凹部692nを備えている。
【0144】
立設壁692eは、一対の湾曲部692a2のうちの上方の湾曲部692a2において基準壁692aの幅方向の立設壁691eに対向しない一端から立設されている。立設壁692eは、基準壁692aに対して絞り加工によって形成されている。立設壁692eの立設方向の長さは、立設壁692b、立設壁692d及び立設壁692fの立設方向の長さよりも短くなっている。
【0145】
立設壁692fは、湾曲部692a2よりも上方の直線部692a1において基準壁692aの幅方向の立設壁691fに当接しない一端から立設されている。立設壁692fは、基準壁692aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁692fは、立設方向の先端に延片部691jに係合する係合凹部692oと延片部691kに係合する係合凹部692pとを備えている。
【0146】
延片部692g及び延片部692hは、湾曲部692a2よりも下方の直線部692a1において基準壁692aの幅方向の他端から基準壁692aと平行に延設されている。
【0147】
延片部692iは、一対の湾曲部691a2の間の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の他端から基準壁691aと平行に延設されている。
【0148】
延片部692j及び延片部692kは、湾曲部691a2よりも上方の直線部691a1において基準壁691aの幅方向の他端から基準壁691aと平行に延設されている。
【0149】
<湾曲支柱部材の製造方法>
本発明の実施の形態3に係る支持枠体の湾曲支柱部材69の製造方法について、
図15及び
図16を参照しながら、詳細に説明する。
【0150】
湾曲支柱部材69は、
図15に示すように、鋼板691と鋼板692とを組合せて固定することにより構成されている。
【0151】
鋼板691において、基準壁691aに対して曲げ加工によって立設壁691b、立設壁691d及び立設壁691fを形成し、基準壁691aに対して絞り加工によって立設壁691c及び立設壁691eを形成する。
【0152】
また、鋼板692において、基準壁692aに対して曲げ加工によって立設壁692b、立設壁692d及び立設壁692fを形成し、基準壁692aに対して絞り加工によって立設壁692c及び立設壁692eを形成する。
【0153】
次に、係合凹部691lに延片部692gを係合し、係合凹部691mに延片部692hを係合し、係合凹部691nに延片部692iを係合し、係合凹部691oに延片部692jを係合し、及び係合凹部691pに延片部692kを係合する。
【0154】
また、係合凹部692lに延片部691gを係合し、係合凹部692mに延片部691hを係合し、係合凹部692nに延片部691iを係合し、係合凹部692oに延片部691jを係合し、及び係合凹部692pに延片部691kを係合する。
【0155】
次に、係合凹部692lと延片部691gとを溶接し、係合凹部692mと延片部691hとを溶接し、係合凹部692nと延片部691iとを溶接し、係合凹部692oと延片部691jとを溶接し、及び係合凹部692pと延片部691kとを溶接する。なお、
図16において、上記の各溶接個所の記載を省略する。
【0156】
また、係合凹部691lと延片部692gとを溶接個所W4において溶接し、係合凹部691mと延片部692hとを溶接個所W4において溶接し、係合凹部691nと延片部692iとを溶接個所W4において溶接する。更に、係合凹部691oと延片部692jとを溶接個所W4において溶接し、及び係合凹部691pと延片部692kとを溶接個所W4において溶接する。これにより、湾曲支柱部材69が完成する。
【0157】
本実施の形態では、湾曲支柱部材69において、2つの鋼板691及び鋼板692が互いに組み合わされて固定されると共に、長手方向の途中に湾曲部691a2及び湾曲部692a2を備える。これにより、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができる。
【0158】
また、本実施の形態によれば、長手方向に直交する平面によって切断した断面がL字状の鋼板691及び鋼板692によって湾曲支柱部材69を構成することにより、鋼板691及び鋼板692の使用量を抑制することができ、コストを低減することができる。
【0159】
なお、本実施の形態において、鋼板691と鋼板692とを溶接して固定したが、近年接着技術が向上していることより、鋼板691と鋼板692とを接着して固定してもよい。
【0160】
また、本実施の形態において、複数の支柱部材のうちの1つの湾曲支柱部材69のみを湾曲させたが、これに限らず、複数の支柱部材のうちの複数の支柱部材を湾曲させてもよい。
【0161】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る画像形成装置は
図1と同一構成であるので、その説明を省略する。また、本発明の実施の形態4に係る支持枠体は、湾曲支柱部材39の代わりに湾曲支柱部材79を設ける以外は支持枠体30と同一構成であるので、湾曲支柱部材79以外の説明を省略する。
【0162】
<湾曲支柱部材の構成>
本発明の実施の形態4に係る支持枠体の湾曲支柱部材79の構成について、
図17及び
図18を参照しながら、詳細に説明する。
【0163】
湾曲支柱部材79は、鋼板791と鋼板792とを組合せて固定することにより構成されており、長手方向(
図17において上下方向)に直交する平面によって切断した断面がロの字状である。
【0164】
鋼板791は、長手方向(
図17及び
図18において上下方向)に直交する平面によって切断した断面がコの字状である。鋼板791は、基準壁791aと、立設壁791bと、立設壁791cと、立設壁791dと、立設壁791eと、立設壁791fと、を備えている。
【0165】
基準壁791aは、直線部791a1と湾曲部791a2とを備えている。
【0166】
立設壁791bは、湾曲部791a2よりも下方の直線部791a1において基準壁791aの幅方向の両端から立設されている。立設壁791bは、基準壁791aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁791bは、立設方向の先端に延片部792gに係合する係合凹部791gと延片部792hに係合する係合凹部791hとを備えている。
【0167】
立設壁791cは、一対の湾曲部791a2のうちの下方の湾曲部791a2において基準壁791aの幅方向の両端から立設されている。立設壁791cは、基準壁791aに対して絞り加工によって形成されている。
【0168】
立設壁791dは、一対の湾曲部791a2の間の直線部791a1において基準壁791aの幅方向の両端から立設されている。立設壁791dは、基準壁791aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁791dは、立設方向の先端に延片部792iに係合する係合凹部791iを備えている。
【0169】
立設壁791eは、一対の湾曲部791a2のうちの上方の湾曲部791a2において基準壁791aの幅方向の両端から立設されている。立設壁791eは、基準壁791aに対して絞り加工によって形成されている。
【0170】
立設壁791fは、湾曲部791a2よりも上方の直線部791a1において基準壁791aの幅方向の両端から立設されている。立設壁791fは、基準壁791aに対して曲げ加工によって形成されている。立設壁791fは、立設方向の先端に延片部792jに係合する係合凹部791jと延片部792kに係合する係合凹部791kとを備えている。
【0171】
鋼板792は、平板状であり、基準壁792aと、延片部792gと、延片部792hと、延片部792iと、延片部792jと、延片部792kと、を備えている。
【0172】
基準壁792aは、直線部792a1と湾曲部792a2とを備えている。
【0173】
延片部792g及び延片部792hは、湾曲部792a2よりも下方の直線部792a1において基準壁792aの幅方向の両端から基準壁792aと平行に外方に延設されている。
【0174】
延片部792iは、一対の湾曲部792a2の間の直線部792a1において基準壁792aの幅方向の両端から基準壁792aと平行に外方に延設されている。
【0175】
延片部792j及び延片部792kは、湾曲部792a2よりも上方の直線部792a1において基準壁792aの幅方向の両端から基準壁792aと平行に外方に延設されている。
【0176】
<湾曲支柱部材の製造方法>
本発明の実施の形態4に係る支持枠体の湾曲支柱部材79の製造方法について、
図17及び
図18を参照しながら、詳細に説明する。
【0177】
湾曲支柱部材79は、
図17に示すように、鋼板791と鋼板792とを組合せて固定することにより構成されている。
【0178】
鋼板791において、基準壁791aに対して曲げ加工によって立設壁791b、立設壁791d及び立設壁791fを形成し、基準壁791aに対して絞り加工によって立設壁791c及び立設壁791eを形成する。
【0179】
次に、係合凹部791gに延片部792gを係合し、係合凹部791hに延片部792hを係合し、係合凹部791iに延片部792iを係合し、係合凹部791jに延片部792jを係合し、及び係合凹部791kに延片部792kを係合する。
【0180】
次に、係合凹部791gと延片部792gとを溶接し、係合凹部791hと延片部792hとを溶接し、係合凹部791iと延片部792iとを溶接し、係合凹部791jと延片部792jとを溶接し、及び係合凹部791kと延片部792kとを溶接する。これにより、湾曲支柱部材79が完成する。なお、反対側も同様である。
【0181】
本実施の形態では、湾曲支柱部材79において、2つの鋼板791及び鋼板792が互いに組み合わされて固定されると共に、長手方向の途中に湾曲部791a2及び湾曲部792a2を備える。これにより、強度を維持することができ、大型化を抑制しつつ搬送路又はユニットの形状に大きな制約を受けることなく、ユニットの着脱又は作業のための空間を確保することができる。
【0182】
また、本実施の形態では、長手方向に直交する平面によって切断した断面がコの字状の鋼板791及び板状の鋼板792によって湾曲支柱部材79を構成する。これにより、鋼板791及び鋼板792の使用量を抑制することができ、コストを低減することができる。
【0183】
なお、本実施の形態において、鋼板791と鋼板792とを溶接して固定したが、近年接着技術が向上していることより、鋼板791と鋼板792とを接着して固定してもよい。
【0184】
また、本実施の形態において、複数の支柱部材のうちの1つの湾曲支柱部材79のみを湾曲させたが、これに限らず、複数の支柱部材のうちの複数の支柱部材を湾曲させてもよい。
【0185】
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0186】
20 定着ユニット
21 第一反転搬送ユニット
22 排紙搬送ユニット
23 第二反転搬送ユニット
24 両面搬送ユニット
30 支持枠体
31 支柱部材
32 支柱部材
33 支柱部材
34 支柱部材
35 側板
36a 梁部材
36b 梁部材
37a 梁部材
37b 梁部材
38 梁部材
39 湾曲支柱部材
41 底板
59 湾曲支柱部材
69 湾曲支柱部材
79 湾曲支柱部材
81 ネジ
100 画像形成装置
100A 第一の本体部
100B 第二の本体部
391a 基準壁
391a1 直線部
391a2 湾曲部
391b 立設壁
391c 立設壁
391d 立設壁
391e 立設壁
391f 立設壁
391g 開放部
392a 基準壁
392a1 直線部
392a2 湾曲部
392b 立設壁
392c 立設壁
392d 立設壁
392e 立設壁
392f 立設壁
392g 開放部