(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】フォーク式駐車装置
(51)【国際特許分類】
E04H 6/42 20060101AFI20240610BHJP
E04H 6/18 20060101ALI20240610BHJP
E04H 6/22 20060101ALI20240610BHJP
E04G 3/30 20060101ALI20240610BHJP
E04G 3/28 20060101ALI20240610BHJP
【FI】
E04H6/42 Z
E04H6/18 606D
E04H6/22 B
E04G3/30 303F
E04G3/28 302F
(21)【出願番号】P 2021056323
(22)【出願日】2021-03-29
【審査請求日】2023-03-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000227043
【氏名又は名称】日精株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100208672
【氏名又は名称】中島 愼一
(72)【発明者】
【氏名】江波戸 慎
【審査官】須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-088787(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 6/42
E04H 6/18
E04H 6/22
E04G 3/30
E04G 3/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォーク式の格納台車が格納される複数の格納部と、フォーク式の昇降機が昇降する昇降路と、を備え、前記格納部から前記昇降路に横行される前記格納台車と前記昇降機との間で車両の受け渡しを行い、前記車両を前記格納部に格納するフォーク式駐車装置であって、
複数の前記格納部の一部は、前記格納部の下部に点検台収納部を有し、
前記点検台収納部は、前記点検台収納部と前記昇降路との間を移動する横行台車と、前記横行台車に載置され、前記昇降路において前記横行台車と前記昇降機との間で受け渡しを行う点検台と、を備え、
前記横行台車は、前記横行台車に
係合される係合部と前記係合部に連続する引張部を有する移動具を
用いて人力によって移動される、
フォーク式駐車装置。
【請求項2】
前記点検台収納部は、前記横行台車を支持する点検台横行レールを有し、
前記昇降路は、前記点検台横行レールに連絡し、前記横行台車を支持する昇降路点検台横行レールを有し、
前記点検台横行レールと前記昇降路点検台横行レールとが連絡される部位が、前記点検台横行レール及び前記昇降路点検台横行レールにおける他の部位よりも高く設定される高位部とされ、
前記点検台を載置する前記横行台車は、前記高位部を通過して移動される、請求項1に記載のフォーク式駐車装置。
【請求項3】
前記横行台車は、前記横行台車と前記点検台との位置決めを行う第1係合部を有し、
前記点検台は、前記点検台と前記昇降機との位置決めを行う第2係合部を有する、請求項1又は2に記載のフォーク式駐車装置。
【請求項4】
前記点検台は、平面視、前記格納台車に対応する大きさの矩形状であり、前記昇降機に載置されると、前記昇降機における昇降空間に対応する部分を塞ぐ大きさを有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のフォーク式駐車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーク式駐車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬器上に設置される防護柵であって、少なくとも4つのコーナ手摺と、前記コーナ手摺を搬器の長辺方向で連結する少なくとも2つの長辺手摺と、前記コーナ手摺を前記搬器の短辺方向で連結する少なくとも2つの短辺手摺と、を備え、前記コーナ手摺は、前記搬器上に載置する載置部と、該コーナ手摺の下部を前記搬器側に固定する固定部と、を有している、ことを特徴とする機械式駐車設備の搬器用防護柵が記載されている。
【0003】
特許文献2には、乗込部から乗り込んだ車をエレベータ昇降路の昇降台に載せて昇降路の側方の駐車空間に格納する形式のエレベータ式駐車装置において、組立て可能なゴンドラと、ゴンドラの手摺を折り畳んで駐車空間側に収納する収納部とを有し、使用時にはゴンドラを昇降台上に引き出して組み立てたあと、前記、昇降台に載せて昇降させるようにしたことを特徴とするエレベータ式駐車装置における組立式ゴンドラが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2019-190212号公報
【文献】特開平10-088787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された発明は、搬器上に、点検の都度、防護柵の組み立てを行わなければならず、点検前の組み立て作業に時間を要していた。また、搬器に固定される防護柵は搬器の平面寸法より小さいため、防護柵よりも外側に位置する点検部位の点検の際に、防護柵の外側に作業者が出て点検等の作業を行わなければならなかった。
【0006】
また、特許文献2に記載された発明は、ゴンドラの手摺を折り畳んで駐車空間側の収納部に収納するため、ゴンドラの手摺を含む高さ方向の寸法が大きいことに起因して、収納部の高さ方向の寸法が大きくなり、エレベータ式駐車装置の全体の高さが高くなるものであった。また、ゴンドラの構造上、重量が大きいため、駆動装置を用いて横行動作を行うようにしていた。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するもので、簡単な構造で点検台の移動を行うことができ、作業員の安全性が確保される点検台を有するフォーク式駐車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様に係るフォーク式駐車装置は、フォーク式の格納台車が格納される複数の格納部と、フォーク式の昇降機が昇降する昇降路と、を備え、前記格納部から前記昇降路に横行される前記格納台車と前記昇降機との間で車両の受け渡しを行い、前記車両を前記格納部に格納するフォーク式駐車装置であって、複数の前記格納部の一部は、前記格納部の下部に点検台収納部を有し、前記点検台収納部は、前記点検台収納部と前記昇降路との間を移動する横行台車と、前記横行台車に載置され、前記昇降路において前記横行台車と前記昇降機との間で受け渡しを行う点検台と、を備え、前記横行台車は、前記横行台車に移動具を係合させて人力によって移動される。
【0009】
第2態様に係るフォーク式駐車装置は、第1態様に係るフォーク式駐車装置において、前記点検台収納部は、前記横行台車を支持する点検台横行レールを有し、前記昇降路は、前記点検台横行レールに連絡し、前記横行台車を支持する昇降路点検台横行レールを有し、前記点検台横行レールと前記昇降路点検台横行レールとが連絡される部位が、前記点検台横行レール及び前記昇降路点検台横行レールにおける他の部位よりも高く設定される高位部とされ、前記点検台を載置する前記横行台車は、前記高位部を通過して移動される。
【0010】
第3態様に係るフォーク式駐車装置は、第1態様又は第2態様に係るフォーク式駐車装置において、前記横行台車は、前記横行台車と前記点検台との位置決めを行う第1係合部を有し、前記点検台は、前記点検台と前記昇降機との位置決めを行う第2係合部を有する。
【0011】
第4態様に係るフォーク式駐車装置は、第1態様から第3態様のいずれか1態様に係るフォーク式駐車装置において、前記点検台は、平面視、前記格納台車に対応する大きさの矩形状であり、前記昇降機に載置されると、前記昇降機における昇降空間に対応する部分を塞ぐ大きさを有する。
【発明の効果】
【0012】
第1態様に係るフォーク式駐車装置によれば、点検台の移動に駆動装置を用いるものに比べて、簡単な構造で点検台の移動を行うことができ、作業員の安全性が確保される。
【0013】
第2態様に係るフォーク式駐車装置によれば、点検台の移動を防止する固定装置を有するものに比べて、重力によって点検台の移動が抑制される。
【0014】
第3態様に係るフォーク式駐車装置によれば、点検台の位置決め手段がひとつのものに比べて、点検台と横行台車との位置決め、及び点検台と昇降機との位置決めが確実に行われる。
【0015】
第4態様に係るフォーク式駐車装置によれば、点検台が昇降機におけるフォーク部のみを塞ぐものに比べて、作業員の安全性が確保される。
【0016】
このように、本発明によれば、簡単な構造で点検台の移動を行うことができ、作業の安全性が確保される点検台を有するフォーク式駐車装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本実施形態におけるフォーク式駐車装置の概要を示す正面図である。
【
図2】本実施形態におけるフォーク式駐車装置の乗込部の概要を示す一部断面正面図である。
【
図3】本実施形態におけるフォーク式駐車装置の乗込部の概要を示す一部断面側面図である。
【
図4】本実施形態における点検台が横行台車に載置された状態を示す平面図である。
【
図5】本実施形態における点検台がフォーク式のリフトに載置された状態を示す平面図である。
【
図6】本実施形態における点検台がフォーク式のリフトに載置された状態を示す側面図である。
【
図7A】本実施形態における点検台が点検台収納部に位置する状態を示す斜視図である。
【
図7B】本実施形態における点検台がフォーク式のリフトの上部に位置する状態を示す斜視図である。
【
図7C】本実施形態における点検台が横行台車からフォーク式のリフトに乗せ換えられた状態を示す斜視図である。
【
図7D】本実施形態における点検台がフォーク式のリフト上で作業時の整備がなされ、横行台車が点検台収納部に戻された状態を示す斜視図である。
【
図8A】本実施形態における点検台に向けてフォーク式のリフトが上昇する状態を示す正面図である。
【
図8B】本実施形態における点検台のフォーク部係合部材がフォーク式のリフトのフォーク部に係合する直前の状態を示す正面図である。
【
図8C】本実施形態における点検台のフォーク部係合部材がフォーク式のリフトの上昇によってフォーク部に係合し、横行台車からフォーク式のリフトに乗せ換えられた状態を示す正面図である。
【
図9】本実施形態における点検台のフォーク部係合部材がフォーク式のリフトのフォーク部に係合する状態の拡大平面図である。
【
図10】本実施形態における点検台収納部と昇降路とに設置される点検台横行レールと昇降路点検台横行レールの配置を示す平面図である。
【
図11】
図10における点検台横行レールと昇降路点検台横行レールの勾配の状態を示す模式図である。
【
図12】本実施形態における点検台を人力で移動する状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[実施形態]
本実施形態に係る一例について、
図1から
図12を用いて説明する。
なお、図中に示す矢印Wは装置幅方向を示し、矢印Dは装置奥行方向を示し、矢印Hは装置高さ方向を示す。また、装置幅方向Wは「点検台の短手方向」と、また、装置奥行方向Dは「点検台の長手方向」と、また、装置高さ方向Hの側から見ることを「平面視」と、それぞれ言い換えることがある。
【0019】
<フォーク式駐車装置の全体構成>
図1から
図3に示すように、本実施形態に係るフォーク式駐車装置1は、一例として地上に建設されるタワー式の駐車装置として、建屋10は、基礎12に固定され、装置高さ方向Hに延びる複数の鉄骨柱16と、鉄骨柱の外側に設けられる外壁18とを含んで構成されている。建屋10の内部に、車両Vを昇降する昇降路20と、昇降路20との間で車両Vを受け渡しする格納台車72が載置される複数の格納室30と、が配置されている。本実施形態では、鉄骨柱16は、装置幅方向Wに間隔を隔てて2本、また、それぞれの鉄骨柱16の装置奥行方向Dに間隔を隔てて2本、合わせて4本の鉄骨柱16が、平面視、矩形状に配置されている。格納室30は、昇降路20の装置幅方向Wの両側に隣接して、装置高さ方向Hにおいて多段に形成されている。
【0020】
〔基礎〕
基礎12は、フォーク式駐車装置1の車両Vが出入口80から進入する乗込レベルL1から予め定められた寸法で下方に位置し、平面視で、建屋10の大きさに対応して矩形状に形成されている。この基礎12には、装置幅方向Wの中央部であって、装置奥行方向Dに向けて形成されるピット14を有する。ピット14は、基礎12の上面から予め定められた寸法で深く掘り下げられ、車両Vを載置して旋回させる旋回装置70を備えている。
【0021】
〔昇降ガイドレール〕
フォーク式駐車装置1は、装置幅方向W及び装置奥行方向Dに互いに間隔を隔てて装置高さ方向Hに沿って立ち上がる4本の鉄骨柱16によって矩形状の空間が形成されている。4本の鉄骨柱16はそれぞれが、装置高さ方向Hに間隔を隔てて設けられる図示しない複数の鉄骨梁で連結され、複数の鉄骨梁に4本の昇降ガイドレール22が、基礎12におけるピット14の底面から装置高さ方向Hに沿って立ち上げて設けられ、この4本の昇降ガイドレール22に囲まれた空間が後述する昇降路20とされている。
【0022】
〔昇降路〕
図1から
図3に示すように、昇降路20は、装置幅方向W及び装置奥行方向Dに間隔を隔てて、装置高さ方向Hに向けてピット14の底面から立ち上がる4本のガイドレール22によって囲まれて形成されている。昇降路には、一対の横行レール32と同一レベル及び同一方向に延び、一対の横行レール32と予め定められた間隔を隔てて一対の昇降路横行レール32Aが設けられている。本実施形態では、昇降路20は、後述する複数の格納室30に装置幅方向Wにおいて挟まれる位置に形成されている。
【0023】
〔リフト〕
図2、
図3、
図5及び
図7Aに示すように、昇降路20における各昇降ガイドレール22には、フォーク式のリフト24が昇降移動可能に設けられている。リフト24は、装置奥行方向Dに沿って延び、装置幅方向Wに間隔を隔てて設けられる一対のリフト基材26と、一対のリフト基材26における昇降路20を向く面に、それぞれ対向して複数のフォーク部28を備える。リフト基材26の装置奥行方向Dの両端部にそれぞれ昇降部材26Aを有し、昇降部材26Aに索状体26Bが固定され、昇降ガイドレール22に案内されて昇降路20を装置高さ方向Hに沿って昇降される。
【0024】
〔格納室〕
図2及び
図3に示すように、格納室30は、鉄骨柱16又は図示しない鉄骨梁と昇降ガイドレール22とに固定され、装置幅方向Wに沿って延び、装置奥行方向Dに向けて間隔を隔てて一対の横行レール32が設けられている。格納室30は、一対の横行レール32に移動可能に支持される後述するフォーク式の格納台車72を備えている。また、一対の横行レール32の一部は、装置幅方向Wにおいて2本の昇降ガイドレール22の間にも延び、昇降路横行レール32Aとされている。また、横行レール32と昇降路横行レール32Aとは、昇降ガイドレール22に対応する位置、すなわち、昇降部材26Aが装置高さ方向Hに沿って通過する位置において、平面視で角度を有して隔てられた間隔を有する。また、格納室30は、格納台車72の装置高さ方向Hの下側を覆い、車両Vが持ち込む水分を受ける水受部材32Bを備えている。ここで、格納室30は、格納部の一例である。
【0025】
(格納台車)
図2、
図3に示すように、フォーク式の格納台車72は、格納室30に設けられる一対の横行レール32に、車輪を有して移動可能に支持され、格納室30と昇降路20との間で、図示しない摩擦ローラ式の横行駆動装置によって移動される。格納台車72は、
図3に示すように、骨部材にフォーク部材72Aを有して車両Vのタイヤを支持する。
【0026】
〔乗込口〕
図2、
図3に示すように、フォーク式駐車装置1の乗込レベルL1には、乗込口が設けられる。乗込口には、車両V及び運転者が出入りする出入口80が設けられ、出入口80には出入口ドア80Aが設けられている。出入口80から進入する車両Vの運転者の運転支援装置として、乗込レベルL1には、装置奥行方向Dの奥側には、運転者が車両Vの装置幅方向Wにおける位置を確認する案内鏡82と、車両Vの装置幅方向W及び装置奥行方向Dの位置を案内する案内表示器84と、が設けられている。
図2及び
図3では、乗込レベルL1に配置される旋回装置70よりも下方に待機するフォーク式のリフト24を省略している。
【0027】
<フォーク式駐車装置の作用>
フォーク式駐車装置1は上記のとおりの構成を有し、乗込レベルL1に位置するフォーク式のリフト24のフォーク部28に進入した車両Vは、昇降路20において各格納室30のレベルの上方に上昇される。格納室30に設けられた格納台車72が図示しない横行駆動装置によって昇降路20に移動され、リフト24を格納台車72のレベルの下方に下降する。これにより、リフト24のフォーク部28に載置された車両Vのタイヤを、リフト24のフォーク部28から格納台車72のフォーク部材72Aに載せ換えて車両Vが格納台車72に載せ換えられる。車両Vが載置された格納台車72は、横行駆動装置によって格納室30に格納される。
【0028】
<要部の構成>
ここで、本発明の要部の構成を
図2から
図12を用いて説明する。
【0029】
[点検台収納部]
図2及び
図3に示すように、点検台収納部34は、格納室30の一部において、格納室30の下部に設けられている。本実施形態では、点検台収納部34は、乗込レベルL1の直上の格納室30の下部にひとつ設けられている。点検台収納部34は、点検台横行レール36と、点検台横行レール36に移動可能に支持される点検台40と、を含んで構成されている。
【0030】
〔点検台横行レール〕
点検台横行レール36は、点検台収納部34において、装置幅方向Wに沿って延び、装置奥行方向Dに向けて間隔を隔てて一対設けられ、鉄骨柱16又は図示しない鉄骨梁と昇降ガイドレール22とに固定されている。また、一対の点検台横行レール36の一部は、装置幅方向Wにおいて2本の昇降ガイドレール22の間にも延び、昇降路点検台横行レール36Aとされている。また、点検台横行レール36と昇降路点検台横行レール36Aとは、昇降ガイドレール22に対応する位置、すなわち、
図7Bに示す昇降部材26Aが装置高さ方向Hに沿って通過する位置において、平面視で角度を有して隔てられた間隔36Cを有する。
【0031】
〔移動作業棒〕
図12に示すように、移動作業棒60は、点検台40を、後述する横行台車50の中央骨部材52Aに係合させて作業者Mによる人力によって移動させる道具である。この移動作業棒60は、移動作業棒60の作業者Mが持つ側と反対側の先端が鉤状のフック部60Aを有し、
図10に示す点検台横行レール36に設けられる穴36Eに引っ掛けて保管する。点検台40の移動作業については後述する。
【0032】
[点検台]
図4に示すように、点検台40は、矩形状に組み立てられる複数の骨部材42と、骨部材42の上面に固定される板材44とを含んで構成されている。点検台の短手方向における中央には中央骨部材42Aが点検台の長手方向に沿って設けられている。本実施形態では、骨部材42は、鋼材が使用され、装置奥行方向Dに3分割されて矩形状に組み立てられた枠体のそれぞれが互いに結合されて1台の点検台40として構成されている。また、板材44は、装置奥行方向Dに3分割された矩形状の枠体のそれぞれに、装置奥行方向Dに各々2枚の板材44が分割されて固定されている。
【0033】
〔フォーク部係合部材〕
また、骨部材42のうち、点検台40の長手方向に3等分した中央の板材44の裏面側において、矩形に組まれた骨部材42の4隅にそれぞれ、フォーク部係合部材46が設けられている。フォーク部係合部材46は、平面視で直角に折り曲げられた部材であり、装置高さ方向Hの下方に延びて、リフト20の複数のフォーク部材28Aの間に嵌る長さを有する。本実施形態では、フォーク部係合部材46は、一例としてアングル鋼(等辺山形鋼)を用いている。ここで、フォーク部係合部材46は、第2係合部の一例である。
【0034】
〔点検蓋〕
また、点検台40の長手方向両端部に近接して、点検台の下方に位置する部分の点検を容易にする点検蓋44Aが開閉可能に設けられている。
【0035】
〔穴〕
また、点検台40の長手方向両端部の4隅に、
図6に示す後述する支柱48を固定する穴44Bが設けられている。
【0036】
〔支柱〕
図6及び
図7Dに示すように、支柱48は、支柱48の装置高さ方向Hの下部に、点検台40に設けられた穴44Bに挿入して固定される突部48Aと、支柱48の装置高さ方向Hの上部に、親綱48Cを引っ掛けて固定する引っ掛け部48Bと、を有する。支柱48及び親綱48Cは、点検台40において作業者Mが装置の点検を行う際の安全性を確保するものである。
【0037】
[横行台車]
図4に示すように、横行台車50は点検台収納部34に配置され、点検台40を載置して点検台収納部34と昇降路20との間を移動可能とされている。横行台車50は、複数の骨部材52が矩形状に組み立てられている。骨部材52は、装置幅方向Wにおいては、リフト20のフォーク部28と干渉しない位置で間隔を隔てて装置奥行方向Dに沿って一対設けられ、長手方向の両端部は点検台40の長手方向の両端部よりも装置奥行方向Dにそれぞれ突出する長さを有する。
【0038】
また、この突出する部位にはブラケット54が設けられ、ブラケット54にローラ56又は鍔付ローラ56Aが装置幅方向Wに沿って回転可能に設けられている。本実施形態では、装置奥行方向Dにおける手前側に鍔付ローラ56Aが、また、装置奥行方向Dにおける奥側にローラ56が設けられている。
【0039】
また、装置奥行方向Dに沿って延びる一対の骨部材52の装置奥行方向Dの中央には、装置幅方向Wに沿って延び、一対の骨部材52を連結する中央骨部材52Aが設けられている。また、一対の骨部材52の装置奥行方向Dにおける点検台40の長手方向の両端部に対応する位置にそれぞれ、一対の骨部材52を装置幅方向Wに連結する骨部材52をさらに備える。
【0040】
〔点検台係合部材〕
この一対の骨部材52の装置奥行方向Dにおける点検台40の長手方向の両端部に対応する位置にそれぞれ連結される骨部材52には、点検台40の中央骨部材42Aにおける点検台40の長手方向の両端部を装置幅方向Wから挟んで係合する点検台係合部材58が設けられている。本実施形態では、点検台係合部材58は、一例としてフラットバーを用いている。ここで、点検台係合部材58は、第1係合部の一例である。
【0041】
<要部の作用>
ここで、要部の作用について、
図5から
図12を参照しながら説明する。
【0042】
[点検台のリフトへの載せ換え動作]
図7Aに示すように、点検台収納部34には点検台40が点検台横行レール36に支持されて待機している。昇降路20には、点検台収納部34のレベルよりも下方にリフト20が待機している。点検台40の上部を構成する板材44の上には、支柱48が装置高さ方向Hの直角方向に載置されている。換言すれば、支柱48は、点検台40の上面に装置幅方向Wに沿って寝かされた状態で載置されている。支柱48が寝かされて載置される方向は、装置幅方向Wに沿う方向に限らず、装置奥行方向Dに沿う方向でも、装置幅方向W及び装置奥行方向Dに対して角度を有して載置されてもよい。
【0043】
図7Aにおいて、点検台40のローラ56及び鍔付ローラ56Aは、点検台横行レール36に回転可能に支持されて待機されている。
【0044】
図12に示すように、乗込レベルL1に位置する作業者Mが移動作業棒60を所持している。待機している点検台40は、作業者Mが、点検台40を支持する支持レベルL2に支持されている横行台車50の骨部材52に設けられる穴52Bに、移動作業棒60の先端に形成されるフック部60Aを係合させて、横行台車50を人力によって移動させる。ここで、移動作業棒60は移動具の一例である。
【0045】
図7Aに示すように、横行台車50に載置される点検台40は、作業者Mの人力によって矢印Aの方向に移動を始める。矢印Aの方向は、装置幅方向Wであり、点検台収納部34に隣接する昇降路20の方向である。
【0046】
図7Bに示すように、横行台車50に載置される点検台40は、作業者Mの人力によって昇降路20に移動され停止する。昇降路20の点検台収納部34のレベルより下方に待機しているリフト24は、リフト基材26の装置奥行方向Dの両端部に設けられる昇降部材26Aに固定されている索状体26Bの装置高さ方向Hに沿う上昇方向に向けて、昇降路20を矢印Bで示す方向に上昇する。このとき、作業者Mが所持していた移動作業棒60は横行台車50の骨部材52の穴52Bから外されている。
【0047】
図7Cに示すように、昇降路20において、リフト24は、横行台車50を通過して横行台車50が位置するレベルよりも上方へ上昇し、横行台車50から点検台40を支持する。換言すれば、点検台40は、リフト24の装置高さ方向Hに向けた上昇によって、横行台車50からリフト24に載せ換えられる。
【0048】
図7Dに示すように、リフト24に載せ換えられた点検台40では、点検台40の上面に載置されていた支柱48の突部48Aが点検台40の穴44Bに挿し込まれて固定され、支柱48の引っ掛け部48Bを介して親綱48Cが張られる(
図5、6参照)。横行台車50は、適宜のタイミングで、作業者Mが所持する移動作業棒60を用いた人力によって、矢印Cで示すように昇降路20から点検台収納部34に向けて移動され停止される。ここで、昇降路20におけるリフト24に載置された点検台40への支柱48の挿し込み作業及び親綱48Cの固定作業は、リフト24が昇降路20における乗込レベルL1に下降した状態で行われる。その際、横行台車50は、リフト24の昇降路20での乗込レベルL1への下降の前に、点検台収納部34に移動され停止される。
【0049】
[点検台と横行台車及びリフトの位置決め動作]
ここで、点検台40と横行台車50との位置決め動作と、点検台40とリフト24との位置決め動作について、
図4、
図5、及び
図8Aから
図8Cを参照しながら説明する。
【0050】
〔点検台と横行台車との位置決め動作〕
図8Aに示すように、横行台車50及び点検台40は、昇降路20において支持レベルL2に支持されている。点検台40は横行台車50に位置決めされて載置されている。具体的には、点検台40の中央骨部材42Aが横行台車50の装置奥行方向Dの両端部における骨部材52から装置高さ方向Hに延び、装置幅方向Wに間隔を隔てて設けられる2つの点検台係合部材58と係合されて位置決めされている。換言すれば、横行台車50に設けられる点検台係合部材58は、点検台40の中央骨部材42Aを装置幅方向Wの両側から挟んで位置決めしている。また、点検台係合部材58は、中央骨部材42Aの装置奥行方向Dの両端部において横行台車50の装置奥行方向Dの両端部の骨部材の内側に位置するから、点検台40は、横行台車50の装置奥行方向Dに対しても位置決めされる(
図4参照)。ここで、点検台係合部材58は第1係合部の一例である。
【0051】
そして、中央骨部材42Aと点検台係合部材58とは、装置高さ方向Hに沿う方向に互いに離れる方向への移動により係合が解除され、また、装置高さ方向Hに沿う方向に互いに接触する方向への移動により係合されて位置決めが行われる。これにより、点検台40は、横行台車50に対して予め定められた位置に位置決めされ、装置幅方向W及び装置奥行方向Dにおいて互いに位置がずれることがない。
【0052】
〔点検台とリフトとの位置決め動作〕
図8Bに示すように、支持レベルL2に支持されている点検台40に対して、リフト24が装置高さ方向Hに向けて矢印B方向に上昇されると、点検台40に設けられるフォーク部係合部材46がリフト24のリフト基材26の装置幅方向Wの内側に入り込む(
図5参照)。リフト24がさらに上昇すると、
図8Cに示すように、点検台40に設けられるフォーク部係合部材46がリフト24のリフト基材26の装置幅方向Wの内側にさらに入り込み、フォーク部係合部材46は、リフト24のフォーク部28における互いに隣り合う2本のフォーク部材28Aの間に係合する(
図5参照)。ここで、フォーク部係合部材46は第2係合部の一例である。
【0053】
そして、点検台40は、フォーク部係合部材46とリフト24のフォーク部28における互いに隣り合う2本のフォーク部材28Aの間に係合された状態で、横行台車50からリフト24に載せ換えられる。これにより、点検台40は、リフト24に載置された状態で、装置幅方向W及び装置奥行方向Dに対して位置決めされるから、リフト24上で点検台40が装置幅方向W及び装置奥行方向Dにずれることがない。
【0054】
図9は、点検台40のフォーク部係合部材46とリフト24のフォーク部材28Aとが係合している状態を平面視した図である。フォーク部係合部材46は、上述したようにアングル鋼である。フォーク部係合部材46は、リフト24の互いに隣り合う2本のフォーク部材28Aの間に位置し、アングル鋼の一方の板面がフォーク部材28Aに対向するとともに、アングル鋼の他方の板面がリフト基材26に対向する。フォーク部係合部材26は、
図5に示すように、合計4か所に設けられていることから、平面視で、装置幅方向W及び装置奥行方向Dに対して位置決めされる。
【0055】
[横行台車を支持する点検台横行レール]
図10は、横行台車50を支持する点検台横行レール36を平面視した図である。点検台横行レール36は、装置幅方向Wに沿って延び、点検台収納部34の範囲に位置する点検台横行レール36と、昇降路20に配置される昇降路点検台横行レール36Aと、で構成されている。また、点検台横行レール36は、装置奥行方向Dに間隔を隔てて一対設けられている。一対の点検台横行レール36の間隔は、点検台40を載置する横行台車50に設けられるローラ56及び鍔付ローラ56Aに対応する寸法だけ隔てられている。CLは、昇降路20のセンタラインであり、リフト24のリフト芯である。
【0056】
また、点検台横行レール36は、2つのチャンネル鋼(溝形鋼)の背面が間隔を隔てて対向され、対向する背面の間にフラットバー(平鋼)を挟んで構成されている。フラットバーは点検台横行レール36の上面36Bよりも装置高さ方向Hで下方に位置させることで、上面36Bにおいて溝が形成される。上面36Bに形成される溝は、横行台車50に設けられる鍔付ローラ56Aの鍔を案内する機能を有する。
【0057】
また、点検台収納部34の側に位置する点検台横行レール36と昇降路20に配置される昇降路点検台横行レール36Aとは、リフト20の昇降部材26Aが装置高さ方向Hに沿って昇降される際に通過する間隙36Cによって隔てられている(
図7B参照)。間隙36Cは、装置奥行方向Dにおいて、昇降部材26Aのリフト基材26に対する取り付け角度に合わせて昇降路20の内側から外側に向けて装置幅方向Wに拡大する方向に隔てられている。ローラ56及び鍔付ローラ56Aは、間隙36Cに当該角度を有することで、間隙36Cに嵌ることなく回転して通過される。
【0058】
また、一対の点検台横行レール36の上面36Bには、横行台車50のローラ56又は鍔付ローラ56Aが接触して、横行台車50の移動範囲を規制する複数のストッパ36Dが固定されている。これにより、横行台車50は、装置幅方向Wにおいて、点検台収納部34と昇降路20との間でのみ移動され、ローラ56又は鍔付ローラ56Aがストッパ36Dに接触している間は、装置幅方向Wにおいて移動されることがない。
【0059】
また、点検台収納部34の側に位置する点検台横行レール36の下側には穴36Eが設けられ、横行台車50を作業者Mが人力によって移動する際に使用される移動作業棒60のフック部60Aを穴36Eに係合させて、移動作業棒60を保管する。
【0060】
〔点検台横行レールの上面の勾配〕
次に、一対の点検台横行レール36の上面36Bの勾配について、
図11を参照して説明する。
【0061】
図11に示すように、一対の点検台横行レール36の上面36Bは装置高さ方向Hの上方に高い高位部イを有する。具体的には、一対の点検台横行レール36は、高位部イに対して、装置幅方向Wにおいて、点検台収納部34においてリフト芯CLの反対側の基部アと、昇降路20におけるリフト芯CLの反対側の基部ウと、が、横行台車50を支持する支持レベルL2とされている。換言すれば、基部アから高位部イに向けて上り勾配を有し、また、基部ウから高位部イに向けて上り勾配を有する。当該勾配によって、横行台車50が基部アの側に位置するときは、重力によって基部アの側に寄せられて停止し、また、横行台車50が基部ウの側に位置するときは、重力によって基部ウの側に寄せられて停止する。これにより、作業者Mが移動作業棒60によって横行台車50を人力で移動させる際に、横行台車50が高位部イを通過すれば、横行台車50は、重力によって基部アの側へ又は基部ウの側へ移動される。
【0062】
また、地震による振動が発生した場合においても、横行台車50は装置幅方向Wに容易に移動することがない。また、図示しないが、横行台車50には、一対の点検台横行レール36に装置高さ方向Hに僅かな隙間を有して脱線防止部材が設けられている。これにより、大きな地震による上下振動が発生しても脱線することがない。
【0063】
このように、本実施形態に係るフォーク式駐車装置は、フォーク式の格納台車72が格納される複数の格納室30と、フォーク式のリフト24が昇降する昇降路20と、を備え、格納室30から昇降路20に横行される格納台車72とリフト24との間で車両Vの受け渡しを行い、車両Vを格納室30に格納するフォーク式駐車装置1であって、複数の格納室30の一部は、格納室30の下部に点検台収納部34を有し、点検台収納部34は、点検台収納部34と昇降路20との間を移動する横行台車50と、横行台車50に載置され、昇降路20において横行台車50とリフト24との間で受け渡しを行う点検台40と、を備え、横行台車50は、横行台車50に移動具60を係合させて人力によって移動される。
【0064】
これにより、点検台の移動に駆動装置を用いるものに比べて、簡単な構造で点検台の移動を行うことができ、作業員の安全性が確保される。
【0065】
また、点検台収納部34は、横行台車50を支持する点検台横行レール36を有し、昇降路20は、点検台横行レール36に連絡し、横行台車50を支持する昇降路点検台横行レール36Aを有し、点検台横行レール36と昇降路点検台横行レール36Aとが連絡される部位が、点検台横行レール30及び昇降路点検台横行レール36Aにおける他の部位よりも高く設定される高位部イとされ、点検台40を載置する横行台車50は、高位部イを通過して横行される。
【0066】
これにより、点検台の移動を防止する固定装置を有するものに比べて、重力によって点検台の移動が抑制される。
【0067】
また、横行台車50は、横行台車50と点検台40との位置決めを行う点検台係合部材58を有し、点検台40は、点検台40とリフト24との位置決めを行うフォーク部係合部材46を有する。
【0068】
これにより、点検台の位置決め手段がひとつのものに比べて、点検台と横行台車との位置決め、及び点検台と昇降機との位置決めが容易に行われる。
【0069】
また、点検台40は、平面視、格納台車72に対応する大きさの矩形状であり、リフト24に載置されると、リフト24における昇降空間に対応する部分を塞ぐ大きさを有する。
【0070】
これにより、点検台がリフトにおけるフォーク部のみを塞ぐものに比べて、作業員の安全性が確保される。
【0071】
以上、一実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、本実施形態は一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更をして実施でき、また、本発明の権利範囲がこれら実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0072】
例えば、点検台40は、骨部材42及び板材44を含む各材料が鋼材であると説明したが、これに限らず、鋼材に比べて軽量なアルミニウム材料、樹脂材料等で製作されてもよいことは勿論である。
【0073】
また、点検台40は、骨部材42が装置奥行方向Dに3分割されて矩形状に組み立てられたそれぞれが互いに結合されて1台の点検台40とされていると説明したが、これに限らず、例えば、装置奥行方向Dに2分割又は4分割されてそれぞれが結合されて1台の点検台40を構成してもよい。また、分割されない構成としてもよい。
【0074】
また、点検台40は、板材44が装置奥行方向Dに3分割された矩形状の枠体のそれぞれに、装置奥行方向Dに各々2枚の板材が分割されて固定されていると説明したが、これに限らず、例えば、枠体のひとつに1枚の板材44を固定してもよいことは勿論であり、板材44の分割の割合及び有無に限定はない。
【0075】
また、点検台40に設けられるフォーク部係合部材46はアングル鋼を用いると説明したが、これに限らず、例えば、パイプ材料、フラットバー等を用いてもよく、位置決めの機能を発揮できる部材であれば、フォーク部係合部材46の材料、形状は問わない。
【0076】
また、横行台車50に設けられる点検台係合部材58は、フラットバーを用いて点検台40の中央骨部材42Aを装置幅方向Wの両側から挟む態様であると説明したが、これに限らず、例えば、溝形鋼を用いて、その開放部を装置高さ方向Hに向けて設けてもよく、位置決め機能を発揮する部材であれば、点検台係合部材58の材料、形状は問わない。
【0077】
また、横行台車50に設けられるローラは、ローラ56と鍔付ローラ56Aであると説明したが、これに限らず、例えば、すべてを鍔のないローラ56としてもよく、またすべてを鍔付ローラ56Aとしてもよく、さらには、横行台車50の平面視における一方の対角線上にローラ56を一対設け、他の対角線上に鍔付ローラ56Aを一対設けてもよい。
【0078】
また、横行台車50のローラ56及び鍔付ローラ56Aは、点検台横行レール36の上面36Bに支持されると説明したが、これに限らず、点検台横行レール36を、装置奥行方向Dにおいてチャンネル鋼の開放部が対向する態様で設けて、対抗する開放部にローラ56が嵌る形態で支持してもよい。
【符号の説明】
【0079】
1 フォーク式駐車装置
10 建屋
12 基礎
14 ピット
16 鉄骨柱
18 外壁
20 昇降路
22 昇降ガイドレール
24 リフト(昇降機の一例)
26 リフト基材
26A 昇降部材
26B 索状体
28 フォーク部
28A フォーク部材
30 格納室(格納部の一例)
32 横行レール
32A 昇降路横行レール
32B 水受部材
34 点検台収納部
36 点検台横行レール
36A 昇降路点検台横行レール
36B 上面
36C 間隙
36D ストッパ
36E 穴
40 点検台
42 骨部材
42A 中央骨部材
44 板材
44A 点検蓋
44B 穴
46 フォーク部係合部材(第2係合部の一例)
48 支柱
48A 突部
48B 引っ掛け部
48C 親綱
50 横行台車
52 骨部材
52A 中央骨部材
52B 穴
54 ブラケット
56 ローラ
56A 鍔付ローラ
58 点検台係合部材(第1係合部の一例)
60 移動作業棒(移動具の一例)
60A フック部
70 旋回装置
72 格納台車
72A フォーク部材
80 出入口
80A 出入口ドア
82 案内鏡
84 案内表示器
L1 乗込レベル
L2 支持レベル
CL センタライン(リフト芯)
M 作業者
V 車両