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特許7500688観測情報処理方法、装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム
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  • 特許-観測情報処理方法、装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-07
(45)【発行日】2024-06-17
(54)【発明の名称】観測情報処理方法、装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/903 20190101AFI20240610BHJP
【FI】
G06F16/903
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022181062
(22)【出願日】2022-11-11
(65)【公開番号】P2023015275
(43)【公開日】2023-01-31
【審査請求日】2022-11-11
(31)【優先権主張番号】202210076944.1
(32)【優先日】2022-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】弁理士法人WisePlus
(72)【発明者】
【氏名】リウ, チャン
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, チェン
【審査官】早川 学
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-207906(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0350379(US,A1)
【文献】特開2008-020966(JP,A)
【文献】特開2020-064412(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105243147(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113407118(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが実行する観測情報処理方法であって、
照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を取得することと、
前記観測情報に対応するシーン識別子を特定することと、
前記シーン識別子が第1のシーン識別子であると確定した場合、前記観測情報をローカルに出力することと、
前記シーン識別子が第2のシーン識別子であると確定した場合、前記観測情報を遠隔のデータ記憶領域に出力することと、を含
前記第1のシーン識別子の観測情報のデータ量は、前記第2のシーン識別子の観測情報のデータ量より少ない、
観測情報処理方法。
【請求項2】
制御信号を受信したことに応じて、前記制御信号に基づいて、前記照会リクエストを処理するプロセスを調整することをさらに含む、
請求項1に記載の観測情報処理方法。
【請求項3】
前記制御信号に基づいて、前記照会リクエストを処理するプロセスを調整することは、
前処理段階で照会リクエストに対する単語分割ルールを調整することと、
前処理段階で照会リクエストに対する同義語変換ルールを調整することと、
リコール段階でキーワードマッチングルールを調整することと、
ソート段階で評価値計算ルールを調整することと、
所定モジュールの目標呼び出しアドレスを調整することと、
タイムアウトパラメータを調整することと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項2に記載の観測情報処理方法。
【請求項4】
前記観測情報に対するインデックスを設定することで、前記インデックスに基づいて前記データ記憶領域でデータを検索することをさらに含む、
請求項に記載の観測情報処理方法。
【請求項5】
照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を取得するための観測情報取得モジュールと、
前記観測情報に対応するシーン識別子を特定するためのシーン識別子特定モジュールと、
前記シーン識別子が第1のシーン識別子であると確定した場合、前記観測情報をローカルに出力するための第1の出力サブモジュールと、前記シーン識別子が第2のシーン識別子であると確定した場合、前記観測情報を遠隔のデータ記憶領域に出力するための第2の出力サブモジュールとを含む出力モジュールと、を含
前記第1のシーン識別子の観測情報のデータ量は、前記第2のシーン識別子の観測情報のデータ量より少ない、
観測情報処理装置。
【請求項6】
制御信号を受信したことに応じて、前記制御信号に基づいて、前記照会リクエストを処理するプロセスを調整するための調整モジュールをさらに含む、
請求項に記載の観測情報処理装置。
【請求項7】
前記調整モジュールは、
前処理段階で照会リクエストに対する単語分割ルールを調整するための第1の調整サブモジュールと、
前処理段階で照会リクエストに対する同義語変換ルールを調整するための第2の調整サブモジュールと、
リコール段階でキーワードマッチングルールを調整するための第3の調整サブモジュールと、
ソート段階で評価値計算ルールを調整するための第4の調整サブモジュールと、
所定モジュールの目標呼び出しアドレスを調整するための第5の調整サブモジュールと、
タイムアウトパラメータを調整するための第6の調整サブモジュールと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載の観測情報処理装置。
【請求項8】
前記観測情報に対するインデックスを設定することで、前記インデックスに基づいて前記データ記憶領域でデータを検索するためのインデックス設定モジュールをさらに含む、
請求項に記載の観測情報処理装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続するメモリと、を有する電子機器であって、
前記メモリに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され得るコマンドが記憶されており、前記コマンドが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~4のいずれか一項に記載の観測情報処理方法を実行することができる、
電子機器。
【請求項10】
コンピュータに請求項1~4のいずれか一項に記載の観測情報処理方法を実行させるためのコンピュータコマンドを記憶している
非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体。
【請求項11】
プロセッサにより実行されたときに、請求項1~4のいずれか一項に記載の観測情報処理方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はデータ処理の技術分野に関し、特にスマートサーチ、クラウドコンピューティング、ビッグデータの分野に関し、より具体的には、本開示は観測情報処理方法、装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供している。
【背景技術】
【0002】
検索システム、推薦システムなどの照会システムは、大量の候補セットから照会リクエストとの相関性が高い結果を選別することができる。照会システムの保守員は、照会システムが照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を収集し、かつ観測情報に基づいて検索システムに存在する問題を特定する必要がある。例えば、観測情報に基づいて照会システムによる照会リクエストに対する処理プロセスが合理的であるか否かを判定し、照会リクエストの処理プロセスをどのように最適化するかを決定し、データが正常にユーザに返信されない原因などを特定する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は観測情報処理方法、装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供している。
【0004】
本開示の1つの局面によれば、照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を取得することと、前記観測情報に対応するシーン識別子を特定することと、前記シーン識別子に基づいて、前記観測情報を対応する目標位置に出力して記憶することと、を含む観測情報処理方法を提供している。
【0005】
本開示の別の局面によれば、観測情報取得モジュールと、シーン識別子特定モジュールと、出力モジュールと、を含む観測情報処理装置を提供している。観測情報取得モジュールは照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を取得するために用いられる。シーン識別子特定モジュールは前記観測情報に対応するシーン識別子を特定するために用いられる。出力モジュールは前記シーン識別子に基づいて、前記観測情報を対応する目標位置に出力して記憶するために用いられる。
【0006】
本開示の別の局面によれば、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続するメモリとを有する電子機器であって、前記メモリに、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され得るコマンドが記憶されており、前記コマンドが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることで、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示の提供した方法を実行することができる電子機器を提供している。
【0007】
本開示の別の局面によれば、コンピュータに本開示の提供した方法を実行させるためのコンピュータコマンドを記憶している非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供している。
【0008】
本開示の別の局面によれば、プロセッサにより実行されたときに、本開示の提供した方法を実現するコンピュータプログラムを提供している。
【0009】
理解されるべきこととして、本部分に記載された内容は、本開示の実施例のキーポイント又は重要な特徴を示すことを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明により容易に理解される。
【0010】
ここで、図面は、本技術案をよりよく理解するために用いられ、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施例による観測情報処理方法及び装置の適用シーンの概略図である。
図2】本開示の実施例による観測情報処理方法の概略的フローチャートである。
図3】本開示の実施例による観測情報処理方法の概略的原理図である。
図4】本開示の実施例による観測情報処理装置の概略的構成ブロック図である。
図5】本開示の実施例の観測情報処理方法を実施するための電子機器の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施例を説明する。ここで、より理解しやすいために本開示の実施例の様々な詳細は含まれ、それらが例示的なものであると考えられるべきである。したがって、当業者であれば、ここで記載される実施例に対して様々な変更・修正を行うことができ、本開示の範囲及び精神から逸脱することはないと分かるべきである。同様に、明確かつ簡潔に説明するために、以下の記載において周知の機能や構成に対する説明を省略する。
【0013】
図1は本開示の実施例による観測情報処理方法及び装置の適用シーンの概略図である。
【0014】
当業者が本開示の技術内容を理解することに役立つように、図1に示すのは単に本開示の実施例を適用可能なシステム構造の例示であるが、本開示の実施例が他の機器、システム、環境又はシーンに適用できないことを意味しないことに留意すべきである。
【0015】
図1に示すように、該実施例によるシステム構成100は、端末機器101、102、103,ネットワーク104、及びサーバ105を含んでよい。ネットワーク104は、端末機器101、102、103とサーバ105との間に通信リンクの媒体を提供するために用いられる。ネットワーク104は、例えば有線及び/又は無線通信リンクなどの様々な接続タイプを含んでよい。
【0016】
ユーザは、端末機器101、102、103を用いて、ネットワーク104を介してサーバ105と対話することで、メッセージなどを送受信することができる。端末機器101、102、103は、ディスプレイを有し、ウェブページ閲覧をサポートする様々な電子機器であってよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップ型携帯コンピュータ、及びデスクトップコンピュータなどを含むが、これらに限られない。
【0017】
サーバ105は、各種のサービスを提供するサーバ、例えば、ユーザが端末機器101、102、103を用いて閲覧したウェブサイトをサポートするバックグラウンド管理サーバ(単に例示である)であってよい。バックグラウンド管理サーバは、受信されたユーザリクエストなどのデータに対して分析などの処理を行って、処理結果(例えば、ユーザの照会リクエストに応じて生成された観測情報など)を端末機器にフィードバックしてよい。
【0018】
なお、本開示の実施例が提供した観測情報処理方法は、一般的にサーバ105によって実行されてよい。それに応じて、本開示の実施例が提供した観測情報処理装置は、一般的にサーバ105に設けられてよい。本開示の実施例が提供した観測情報処理方法は、サーバ105と異なり、且つ端末機器101、102、103及び/又はサーバ105と通信可能なサーバ又はサーバクラスタによって実行されてもよい。それに応じて、本開示の実施例が提供した観測情報処理装置は、サーバ105と異なり、且つ端末機器101、102、103及び/又はサーバ105と通信可能なサーバ又はサーバクラスタに設けられてもよい。
【0019】
理解されるべきこととして、図1における端末機器、ネットワーク及びサーバの数は単に例示的なものに過ぎない。実現の需要に応じて、任意の数の端末機器、ネットワーク及びサーバを有してもよい。
【0020】
図2は、本開示の実施例による観測情報処理方法の概略的フローチャートである。
【0021】
図2に示すように、該観測情報処理方法200は、操作S210~操作S230を含んでよい。
【0022】
操作S210において、照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された観測情報を取得する。
【0023】
検索システム、推薦システムなどの照会システムは、照会リクエストを受信した後、照会リクエストを処理して、照会リクエストに応じてデータベースから照会リクエストとの相関性が高いデータを選別し、その後、選別されたデータを照会リクエストの送信元に返送する。
【0024】
照会システムが照会リクエストを処理するプロセスは、例えば、前処理段階、リコール段階、ソート段階などの複数の段階を含んでよく、それに応じて、照会システムは前処理モジュール、リコールモジュール、ソートモジュールなどのモジュールを含むことで、各段階の処理を実現する。各モジュールは複数の処理ユニットを含んでよく、例えば前処理モジュールは単語分割及び同義語変換などの処理ユニットを含んでよい。リコールモジュールはキーワードマッチング、評価値計算などの処理ユニットを含んでよい。ソートモジュールは評価値計算などの処理ユニットを含んでよい。モジュール及び処理ユニットはいずれも処理機能を実現するためのソフトウェアモジュールであってよい。
【0025】
観測情報は照会システムにおける各処理ユニットが照会リクエストを処理するプロセスにおいて生成された情報であり、各処理ユニットによる照会リクエストに対する処理結果を記憶するために用いられる。観測情報によって、候補データの照会プロセスでの処理状況、例えば、ある候補セットのリコール段階での評価状況を特定することができ、それによってあるデータがリコールされた原因、ユーザに呈された原因、濾過された原因などを特定する。一例において、単語分割処理ユニットの観測情報によって、照会テキストがどの単語に分割されたかを特定することができ、例えば「観測ユニット」が「観測」及び「ユニット」の2つの単語に分割されたことを表す。例えば、同義語変換処理ユニットの観測情報によって、照会テキストがどの同義語に変換されたかを特定することができ、例えば「観測」が「観察」に変換された。
【0026】
操作S220において、観測情報に対応するシーン識別子を特定する。
【0027】
一例において、シーンはユーザ使用シーンを含んでよい。例えば、多くのユーザは照会システムを使用して自分の興味のあるコンテンツを照会し、ユーザが入力した照会リクエストは観測情報の生成及び記録をトリガすることができ、ユーザが情報を照会することはユーザ使用シーンであってよい。ユーザ使用シーンで生成された観測情報は、概要処理情報を含んでよく、該観測情報の数が少ない。ある照会リクエストに対する照会結果に異常が発生すれば、例えば結果が返送されていなければ、該観測情報により照会システムに問題が存在する大体の処理段階をポジショニングすることができる。
【0028】
別の例において、シーンは業務観測シーンを含んでよい。例えば、業務方は照会システムを用いてある特定の文書を照会してから、照会結果により該文書がリコールされたか否かを特定することができる。業務観測シーンで生成された観測情報は概要処理情報を含んでよく、該観測情報の数が少なく、例えば観測情報が占める記憶空間は約数十KBである。文書が正常にリコールされていなければ、該観測情報により検索システムに問題が存在する大体の処理段階をポジショニングすることができる。
【0029】
別の例において、シーンはポリシー観測シーンを含んでよい。照会システムの保守員は照会システムを使用して、照会リクエストが正常にリコールできない原因を特定するか、又は照会システムにおける各処理ユニットの実行ポリシーを最適化することができる。ポリシー観測シーンで生成された観測情報は詳細な処理情報を含んでよい。例えば、ユーザ使用シーン又はサービス観測シーンでの観測情報を利用して問題発生段階をポジショニングした後、ユーザの照会リクエスト及び問題が発生した特定の段階に対して、ポリシー観測シーンでのより詳細な観測情報を用いて該段階に問題が発生する具体的な原因を特定することができる。ポリシー観測シーンでの観測情報の数が多く、例えば観測情報が占める記憶空間は約数十MB~数百GBである。
【0030】
例示的には、シーン識別子と観測情報との間のマッピング関係を予め定義し、その後、マッピング関係に基づいてシーン識別子を特定してよい。例えば、観測情報を生成した後、シーン識別子と観測情報とのマッピング関係を含む所定のインターフェースモジュールを呼び出し、その後、該マッピング関係に基づいて現在の観測情報のシーン識別子を特定する。同一の観測情報を一つ又は複数のシーン識別子にマッピングすることができる。
【0031】
操作S230において、シーン識別子に応じて、観測情報を対応する目標位置に出力して記憶する。
【0032】
一例において、シーン識別子が第1のシーン識別子であると確定した場合、観測情報をローカルに出力してよい。第1のシーンは上記ユーザ使用シーン及び上記業務観測シーンのうちの少なくとも一つを含んでよい。観測情報を記憶する記憶媒体はキャッシュ、ログファイルのうちの少なくとも一つを含んでよい。ローカルに観測情報を記憶する場合、観測情報をJSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)フォーマットに組織してよい。
【0033】
本開示の実施例が提供した技術案によれば、データ量の少ない観測情報をローカルに記憶し、照会システムに存在する問題を特定する必要がある場合、ローカルから観測情報を簡単かつ迅速に取得することができるので、問題を検出する効率を向上させる。また、遠隔分散型データベースを用いて観測情報を記憶する方式に比べて、観測情報の記憶コストを低減することもできる。
【0034】
別の例において、シーン識別子が第2のシーン識別子であると確定した場合、観測情報を遠隔のデータ記憶領域に出力してよい。第2のシーンは、上記ポリシー観測シーンを含んでよい。データ記憶領域はElasticSearch(弾性検索;全文検索エンジン)、MySQL(My Structured Query Language;リレーショナルデータベース管理システム)などのデータ検索機能を有する分散型データ記憶システムを含んでよい。
【0035】
好ましくは、観測情報が階層関係を有する場合、異なる階層の観測情報にインデックスを設定してよい。例えば、階層関係は親子関係及び兄弟関係を含んでよく、以下にソート段階を例として、親子関係及び兄弟関係を説明する。基礎相関性、クリック量等の複数の因子に基づいて評価値を計算し、そして評価値に基づいてソートしてよい。ソートと基礎相関性との間は親子関係に属し、基礎相関性とクリック率との間は兄弟関係に属する。
【0036】
本開示の実施例の技術案によれば、データ量の多い観測情報を遠隔のデータ記憶領域に記憶することで、観測情報がローカルメモリを占用することを回避することができる。また、さらに観測情報に対してインデックスを作成してよく、それにより複数のインデックスを用いてデータ記憶領域から必要な観測情報を選別し、観測情報の選別能力を向上させ、さらに問題追及効率及び効果分析効率を向上させることができる。
【0037】
本開示の実施例が提供した技術案によれば、観測情報にシーン識別子を付加し、かつシーン識別子に基づいて異なるシーンでの観測情報に対して差別化処理を行い、例えば観測情報を対応する目標位置に出力して記憶する。したがって、該技術案は観測適用範囲を増加させ、異なる観測シーンをサポートし、異なるユーザの観測需要を満たすことができる。
【0038】
本開示の別の実施例によれば、観測情報処理方法はさらに以下の操作を含んでもよい。制御信号を受信したことに応じて、制御信号に基づいて、照会リクエストを処理するプロセスを調整する。
【0039】
一例において、照会システムの処理ユニットは動作時に制御信号を読み取り、そして制御信号に応じて処理ポリシーを調整してよい。例えば、前処理段階で照会リクエストに対する単語分割ルールを調整することで、照会テキストの単語分割後の結果を変更する。例えば、前処理段階で照会リクエストに対する同義語変換ルールを調整することで、照会テキストの同義語変換後の結果を変更する。例えば、リコール段階でキーワードマッチングルールを調整することで、候補セットリコール結果を変更する。例えば、評価値を計算する時に、実際の応用シーンに応じて、各因子に付加された重みを調整することで、算出された評価値の大きさに影響を与えてよい。
【0040】
別の例において、制御信号は照会システムにおけるモジュールのスケジューリングプロセスを調整するために用いられる。例えば、照会システムにおけるモジュールは第1のモジュール(例えば前文のリコールモジュール)及び第2のモジュール(例えば前文のソートモジュール)を含んでよい、耐障害性(Disaster Tolerance)を保証するために、第2のモジュールは複数のコピーを有してよい。第1のモジュールは第2のモジュールの1つのコピーcopy1を呼び出してよく、コピーcopy1に異常が発生した場合、第1のモジュールが第2のモジュールの別のコピーcopy2を呼び出すように、第1のモジュールの目標呼び出しアドレスを調整し、第1のモジュールの利用可能性を確保する。例えば、第2のモジュールの1つのコピーcopy3のデータ又はポリシー実行プロセスは他のコピーと異なり、第1のモジュールがコピーcopy3を呼び出すように、第1のモジュールの目標呼び出しアドレスを調整することで、コピーcopy3に存在する問題を特定することができる。例えば、モジュールのタイムアウトパラメータを調整してよい。
【0041】
別の例において、制御信号はキャッシュポリシーを調整することができる。例えば、いくつかの処理ユニットは大きな計算リソースを必要とし、制御信号により、該処理ユニットに処理操作を実行する前に若干のキャッシュを行わせてもよく、該処理ユニットにキャッシュを行わずに処理操作を直接に行わせてもよい。
【0042】
一つの技術案において、検索システムの各処理ユニットの処理ポリシーを最適化する必要がある場合、コードを修正する方式で処理ユニットの処理ポリシーを調整し、そして、照会システムのバージョンを更新し、新しいバージョンの照会システムをオンラインに発行し、その後、新しいバージョンの照会システムの観測情報を取得してよい。
【0043】
本開示の実施例が提供した技術案は、制御信号により動的に調整し、さらに照会システムの動作フローに介入する。検索システムの処理ポリシーを最適化する場合、制御信号の処理前と処理後でそれぞれ得られた観測情報を対比することにより、最適化効果を分析することができ、新しいバージョンの照会システムを再発行する必要がないため、問題を追及する効率及び効果分析の効率を向上させることができる。
【0044】
本開示の別の実施例によれば、観測情報処理方法はさらに以下の操作を含んでもよい。観測情報に対するインデックスを設定することにより、インデックスに基づいてデータ記憶領域で観測情報を検索する。
【0045】
一例において、観測ユニットを作成する時、観測ユニットは基礎属性を有し、属性をインデックスとして設定してよい。例えば観測ユニット名称、観測ユニット紹介などである。
【0046】
別の例において、シーン管理のプラグインが観測情報の所定のキー名称を読み取る時、観測情報を解析してインデックスを作成してよい。
【0047】
本開示の実施例はインデックスのタイプを限定しない。例えば、インデックスのタイプは段階識別子、処理モジュール識別子、ユーザ識別子、商標識別子等を含んでよい。データ記憶領域で観測情報を検索する場合、インデックスを選別条件とし、複数のインデックスを利用して観測情報を選別してよい。例えば、取得された複数の観測情報からリコール段階で所定のキューにあり、且つソート段階で予測の位置にある観測情報を選別する。
【0048】
本開示の実施例が提供した技術案は、観測情報に複数タイプのインデックスを設定し、複数のインデックスに基づいて観測情報を選別し、多次元で観測情報を選別する効果を実現することができる。単一のインデックスを用いて観測情報を選別する方式に比べて、選別された観測情報の数を減少させることができるので、照会システムの保守員が照会システムに存在する問題を分析しやすくなる。
【0049】
図3は本開示の実施例による観測情報処理方法の概略的原理図である。
【0050】
図3に示すように、該システム300は検索システム310と観測システム320とを含む。検索システム310と観測システム320とは、1つのサーバに集積されてもよく、異なるサーバに集積されてもよい。
【0051】
検索システム310は、例えば前処理段階、リコール段階、ソート段階などの複数の処理段階を含み、各段階は複数の処理ユニットを含む。検索システム310は様々なシーンでの照会リクエストを受信した後、処理ユニットは処理ポリシーに基づいて検索リクエストを処理する。処理ユニットは照会リクエストを処理するプロセスで複数の観測情報を生成する。例えば、検索システム310は受信されたシーンaの照会リクエストを処理して、複数の観測情報aを生成する。検索システム310は受信されたシーンbの照会リクエストを処理して、複数の観測情報bを生成する。
【0052】
検索システム310の処理ユニットは観測システム320のインターフェースを呼び出すことができる。観測システム320は観測メッセージとシーン識別子とのマッピング関係を予め記憶してよく、観測システム320は呼び出しリクエストを受信した後、処理ユニットに観測メッセージに対応する予め定義されたシーン識別子を供給する。その後、処理ユニットは観測情報にシーン識別子を付加し、かつシーン識別子を有する観測情報を観測システム320に送信する。例えば、処理ユニットは、シーン識別子aを有する観測情報aと、シーン識別子bを有する観測情報bとを、観測システム320に送信する。
【0053】
観測システム320はメッセージ管理モジュール321及びシーン管理モジュール322を含む。メッセージ管理モジュール321は観測メッセージのシーン識別子に基づいてメッセージクラスタリングを行い、同じシーンの観測情報を組合せてよい。そして、クラスタリング後の複数の観測メッセージをシーン管理モジュール322に送信する。
【0054】
シーン管理モジュール322は複数のプラグインを呼び出すことができ、各プラグインは一種のシーンの観測情報を処理することができる。一例において、一番目のプラグインを呼び出してシーン識別子aを有する観測情報a(例えば前文のユーザ使用シーン及び業務観測シーンでの概要観測情報)を処理してよく、プラグインによる観測情報に対する処理プロセスは観測情報aをJSONに組織し、かつ対応する記憶位置に出力し、例えばローカル330に出力することを含んでよい。別の例において、二番目のプラグインを呼び出してシーン識別子bを有する観測情報b(例えば前文のポリシー観測シーンでの詳細な観測情報)を処理することができ、プラグインによる観測情報bに対する処理プロセスは観測情報を対応する記憶位置に出力することを含んでよく、例えば遠隔のデータ記憶領域340、例えばElasticSearch、MySQL等に出力し、処理プロセスはさらに観測情報にインデックスを作成することを含んでもよい。
【0055】
一例において、検索システム310はさらに制御信号を受信した後、制御信号に基づいて処理ユニットの処理ポリシーを調整することで、照会リクエストに対する処理プロセスを変更してよい。
【0056】
図4は本開示の実施例による観測情報処理装置の概略的構成ブロック図である。
【0057】
図4に示すように、該観測情報処理装置400は観測情報取得モジュール410、シーン識別子特定モジュール420、及び出力モジュール430を含む。
【0058】
観測情報取得モジュール410は照会リクエストを処理するプロセスで生成された観測情報を取得するために用いられる。一実施例において、観測情報取得モジュール410は前文で説明した操作S210を実行するために用いられてよく、ここではその説明を繰り返さない。
【0059】
シーン識別子特定モジュール420は観測情報に対応するシーン識別子を特定するために用いられる。一実施例において、シーン識別子特定モジュール420は前文で説明した操作S220を実行するために用いられてよく、ここではその説明を繰り返さない。
【0060】
出力モジュール430はシーン識別子に基づいて、観測情報を対応する目標位置に出力して記憶するために用いられる。一実施例において、出力モジュール430は前文で説明した操作S230を実行するために用いられてよく、ここではその説明を繰り返さない。
【0061】
本開示の別の実施例によれば、上記観測情報処理装置はさらに調整モジュールを含んでもよく、調整モジュールは制御信号を受信したことに応じて、制御信号に基づいて、照会リクエストを処理するプロセスを調整するために用いられる。
【0062】
本開示の別の実施例によれば、調整モジュールは第1の調整サブモジュール、第2の調整サブモジュール、第3の調整サブモジュール、第4の調整サブモジュール、第5の調整サブモジュール、及び第6の調整サブモジュールのうちの少なくとも1つを含む。第1の調整サブモジュールは前処理段階で照会リクエストに対する単語分割ルールを調整するために用いられる。第2の調整サブモジュールは前処理段階で照会リクエストに対する同義語変換ルールを調整するために用いられる。第3の調整サブモジュールはリコール段階でキーワードマッチングルールを調整するために用いられる。第4の調整サブモジュールはソート段階で評価値計算ルールを調整するために用いられる。第5の調整サブモジュールは所定モジュールの目標呼び出しアドレスを調整するために用いられる。第6の調整サブモジュールはタイムアウトパラメータを調整するために用いられる。
【0063】
本開示の別の実施例によれば、出力モジュールは第1の出力サブモジュールを含み、第1の出力サブモジュールはシーン識別子が第1のシーン識別子であると確定した場合、観測情報をローカルに出力するために用いられる。
【0064】
本開示の別の実施例によれば、出力モジュールは第2の出力サブモジュールを含み、第2の出力サブモジュールはシーン識別子が第2のシーン識別子であると確定した場合、観測情報を遠隔のデータ記憶領域に出力するために用いられる。
【0065】
本開示の別の実施例によれば、上記観測情報処理装置はさらにインデックス設定モジュールを含んでもよく、インデックス設定モジュールは観測情報に対するインデックスを設定することで、インデックスに基づいてデータ記憶領域でデータを検索するために用いられる。
【0066】
本開示の技術案では、係られたデータの収集、記憶、使用、加工、伝送、提供及び開示などの処理は、いずれも関連法律や法規の規定に合致しており、公序良俗に反していない。
【0067】
本開示の実施例によれば、本開示は電子機器、読取可能な記憶媒体及びコンピュータプログラムをさらに提供している。
【0068】
図5は、本開示の実施例を実現するための例示的な電子機器500の概略的ブロック図を示している。電子機器は、様々な形式のデジタルコンピュータを示すことを目的とし、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ及び他の適切なコンピュータである。電子機器は、さらに様々な形式の移動装置を示してもよく、例えば、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器及び他の類似の演算装置である。本明細書に示された部材、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、例示に過ぎず、本明細書に記載された及び/又は要求された本開示の実現を限定しない。
【0069】
図5に示すように、機器500は、計算手段501を含み、計算手段501は、リードオンリーメモリ(ROM)502に記憶されたコンピュータプログラム又は記憶手段508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作及び処理を実行してもよい。RAM503には、さらに機器500の操作に必要な様々なプログラム及びデータを記憶してもよい。計算手段501、ROM502、及びRAM503は、バス504を介して相互に接続される。入出力(I/O)インターフェース505も、バス504に接続される。
【0070】
機器500における複数の部品は、I/Oインターフェース505に接続され、例えばキーボード、マウス等の入力手段506と、例えば様々な種類のディスプレイ、スピーカ等の出力手段507と、例えば磁気ディスク、光ディスク等の記憶手段508と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバ等の通信手段509とを含む。通信手段509は、機器500がインターネット等のコンピュータネットワーク及び/又は各種の電気ネットワークを介して他の機器と情報・データをやり取りすることを可能にする。
【0071】
計算手段501は、処理及び演算能力を有する各種の汎用及び/又は専用の処理モジュールであってもよい。計算手段501の幾つかの例として、中央処理ユニット(CPU)、GPU(Graphics Processing Unit)、各種専用の人工知能(AI)演算チップ、各種機械学習モデルアルゴリズムをランニングする演算ユニット、DSP(Digital Signal Processor)、並びに任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等が挙げられるが、これらに限定されない。計算手段501は、前文で記載された各方法及び処理、例えば観測情報処理方法を実行する。例えば、幾つかの実施例において、観測情報処理方法は、例えば記憶手段508のような機械可読媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM 502及び/又は通信手段509を介して機器500にロード及び/又はインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM503にロードされて計算手段501により実行される場合、前文に記載の観測情報処理方法の1つ又は複数のステップを実行してもよい。代替的に、他の実施例において、計算手段501は、他の任意の適切な方式(例えば、ファームウェアを介する)により観測情報処理方法を実行するように構成されてもよい。
【0072】
本明細書で以上に説明されたシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラムマブルロジックデバイス (CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現されてもよい。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実施され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラムマブルプロセッサを含むプログラムマブルシステムで実行され及び/又は解釈されることが可能であり、該プログラムマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラムマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、かつデータ及び命令を該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置、及び該少なくとも1つの出力装置に伝送することができることを含んでもよい。
【0073】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、それによって、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラにより実行される時に、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能・操作が実施される。プログラムコードは、機器に完全に実行されてもよく、部分的に機器で実行されてもよく、独立したソフトウェアパッケージとして部分的に機器で実行され、かつ部分的に遠隔機器で実行されるか又は完全に遠隔機器又はサーバで実行されてもよい。
【0074】
本開示のコンテキストにおいて、機械可読媒体は、有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又は電子機器に使用され、又は命令実行システム、装置又は電子機器と組み合わせて使用されるプログラムを含んで又は記憶してもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子の、磁気的、光学的、電磁的、赤外線の、又は半導体システム、装置又は電子機器、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例としては、携帯式コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD‐ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。

【0075】
ユーザとの対話を提供するために、コンピュータにここで説明されたシステム及び技術を実施させてもよく、該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを備え、ユーザは、該キーボード及び該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、さらにユーザとの対話を提供してもよく、例えば、ユーザに提供されたフィードバックは、いかなる形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、かついかなる形式(音声入力、語音入力又は、触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信してもよい。
【0076】
ここで説明されたシステム及び技術は、バックグラウンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェア部品を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインターフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザが該グラフィカルユーザインターフェース又は該ネットワークブラウザを介してここで説明されたシステム及び技術の実施形態と対話することができる)、又はこのようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、又はフロントエンド部品のいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施されることが可能である。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によりシステムの部品を互いに接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)及びインターネットを例示的に含む。
【0077】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでもよい。クライアントとサーバ同士は、一般的に離れており、通常、通信ネットワークを介して対話する。クライアントとサーバとの関係は、該当するコンピュータ上でランニングし、クライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。
【0078】
理解されるべきこととして、以上に示された様々な形式のフローを使用してもよく、操作を改めてソーティングしたり、追加したり又は削除してもよい。例えば、本開示に記載の各操作は、並列に実行されたり、順次に実行されたり、又は異なる順序で実行されてもよく、本開示の発明の所望の結果を実現することができれば、本明細書はここで限定されない。
【0079】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション及び代替を行うことが可能であると理解すべきである。本開示の精神と原則内で行われる任意の修正、均等置換及び改良などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。

図1
図2
図3
図4
図5