(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】サーバ、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/40 20240101AFI20240611BHJP
G06Q 30/0235 20230101ALI20240611BHJP
【FI】
G06Q50/40
G06Q30/0235
(21)【出願番号】P 2021150654
(22)【出願日】2021-09-15
【審査請求日】2023-05-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100187078
【氏名又は名称】甲原 秀俊
(74)【代理人】
【識別番号】100211395
【氏名又は名称】鈴木 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】酒井 一繁
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-265155(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備えるサーバであって、
前記制御部は、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得し、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出し、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定する、サーバ。
【請求項2】
前記就航計画は、前記飛行体による前記飛行サービスに関連付けられた地理的情報又は時間的情報の少なくとも一方を含む、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記気象情報は、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体により取得された気象情報を含む、請求項1又は2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記制御部は、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航確度が低いほど、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を安く設定する、請求項1から3のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項5】
前記制御部は、
前記気象情報を繰り返し取得し、
新たな気象情報を取得した場合、前記就航計画及び前記新たな気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される前記就航確度を更新し、
更新された前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新する、請求項1から4のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項6】
前記制御部は、
前記飛行体による前記飛行サービスの予約情報が存在するか否かを判定し、
前記予約情報が存在すると判定した場合、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新しない、請求項5に記載のサーバ。
【請求項7】
前記制御部は、
前記予約情報が存在すると判定した場合であっても、前記予約情報が料金を確定させる予約情報でないとき、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新する、請求項6に記載のサーバ。
【請求項8】
サーバが実行する方法であって、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得することと、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出することと、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定することと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記就航計画は、前記飛行体による前記飛行サービスに関連付けられた地理的情報又は時間的情報の少なくとも一方を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記気象情報は、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体により取得された気象情報を含む、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項11】
前記料金を設定することは、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航確度が低いほど、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を安く設定することを含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記気象情報を繰り返し取得することと、
新たな気象情報を取得した場合、前記就航計画及び前記新たな気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される前記就航確度を更新することと、
更新された前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新することと、
を含む、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記飛行体による前記飛行サービスの予約情報が存在するか否かを判定することと、
前記予約情報が存在すると判定した場合、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新しないことと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記予約情報が存在すると判定した場合であっても、前記予約情報が料金を確定させる予約情報でないとき、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新することを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
コンピュータに、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得することと、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出することと、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定することと、
を実行させる、プログラム。
【請求項16】
前記就航計画は、前記飛行体による前記飛行サービスに関連付けられた地理的情報又は時間的情報の少なくとも一方を含む、請求項15に記載のプログラム。
【請求項17】
前記気象情報は、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体により取得された気象情報を含む、請求項15又は16に記載のプログラム。
【請求項18】
前記料金を設定することは、前記飛行体による前記飛行サービスの前記就航確度が低いほど、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を安く設定することを含む、請求項15から17のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項19】
前記コンピュータに、
前記気象情報を繰り返し取得することと、
新たな気象情報を取得した場合、前記就航計画及び前記新たな気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される前記就航確度を更新することと、
更新された前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新することと、
を実行させる、請求項15から18のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項20】
前記コンピュータに、
前記飛行体による前記飛行サービスの予約情報が存在するか否かを判定することと、
前記予約情報が存在すると判定した場合、前記飛行体による前記飛行サービスの前記料金を更新しないことと、
を実行させる、請求項19に記載のプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーバ、方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品又はサービスの料金を設定する技術が知られている。例えば特許文献1には、ユーザによる商品の購入実績の有無と、その商品に対するユーザの満足度とを商品の価格の算出に反映させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
商品又はサービスの料金を設定する技術には改善の余地があった。とりわけ、飛行体による飛行サービスの料金を設定する技術には改善の余地があった。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、飛行体による飛行サービスの料金を設定する技術を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るサーバは、
制御部を備えるサーバであって、
前記制御部は、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得し、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出し、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定する。
【0007】
本開示の一実施形態に係る方法は、
サーバが実行する方法であって、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得することと、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出することと、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定することと、
を含む。
【0008】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、
コンピュータに、
飛行体による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得することと、
前記就航計画及び前記気象情報に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスが実施される就航確度を算出することと、
前記就航確度に基づいて、前記飛行体による前記飛行サービスの料金を設定することと、
を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一実施形態によれば、飛行体による飛行サービスの料金を設定する技術が改善される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本開示の一実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。
【
図4】端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図5】サーバの第1の動作例を示すフローチャートである。
【
図6】サーバの第2の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施形態について説明する。
【0012】
(実施形態の概要)
図1を参照して、本開示の一実施形態に係るシステム1の概要について説明する。
図1は、システム1の概略構成を示すブロック図である。システム1は、飛行体10A及び10Bと、サーバ20と、端末装置30とを含む。以下、飛行体10A及び10Bを特に区別しない場合、単に、飛行体10と総称する。
【0013】
飛行体10は、例えば垂直離着型のドローン等、垂直離着陸機(VTOL; Vertical Take-Off and Landing aircraft)であるが、これに限られず、ヘリコプター等、任意の飛行体であってもよい。飛行体10は、例えば電動垂直離着陸機(eVTOL;electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)等、電動の飛行体であってもよい。
【0014】
サーバ20は、1つ又は互いに通信可能な複数のコンピュータである。端末装置30は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、又はタブレット端末等のコンピュータである。
【0015】
図1には、説明の簡便のため、2つの飛行体10と、それぞれ1つずつのサーバ20及び端末装置30とが示されている。しかしながら、システム1は、任意の数の飛行体10、サーバ20、及び端末装置30を含んでいてもよい。飛行体10、サーバ20、及び端末装置30は、例えばインターネット及び移動体通信網等を含むネットワーク40と通信可能に接続されている。
【0016】
まず、本実施形態の概要について説明し、詳細については後述する。システム1は、例えば、飛行体10による飛行サービスの予約システムとして用いられる。サーバ20は、飛行体10による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得する。飛行体10による飛行サービスは、例えば、ある地点Aから他の地点Bまで飛行して、人間又は貨物を輸送するサービスである。ただし、飛行体10による飛行サービスは、飛行体10を飛行させることで提供可能な任意のサービスであってもよい。サーバ20は、就航計画及び気象情報に基づいて、飛行体10による飛行サービスが実施される就航確度を算出する。そして、サーバ20は、算出された就航確度に基づいて、飛行体10による飛行サービスの料金を設定する。
【0017】
このように、本実施形態によれば、気象情報を考慮して算出された飛行体10による飛行サービスが実施される就航確度に基づいて、飛行体10による飛行サービスの料金を設定することができる。したがって、気象の影響を受けやすい飛行体10による飛行サービスの就航確度を、飛行体10による飛行サービスの料金に反映させることができる点で、飛行体10による飛行サービスの料金を設定する技術が改善される。
【0018】
本実施形態において、飛行体10は、例えば、完全に又は部分的に、有視界飛行方式(VFR:Visual Flight Rules)による操縦が行われるものである。飛行体10が有視界飛行方式によるものである場合、気象条件が飛行体10の就航確度に大きく影響するため、気象状況を考慮して算出された就航確度を、飛行体10による飛行サービスの料金に反映させることは有益である。ただし、飛行体10は、計器飛行方式(IFR:Instrument Flight Rules)による操縦が行われてもよい。
【0019】
次に、
図2、
図3及び
図4を参照して、システム1の各構成について詳細に説明する。
図2は、飛行体10の概略構成を示すブロック図である。
図3は、サーバ20の概略構成を示すブロック図である。
図4は、端末装置30の概略構成を示すブロック図である。
【0020】
(飛行体の構成)
図2に示されるように、飛行体10は、通信部11と、感知部12と、測位部13と、記憶部14と、制御部15と、を備える。
【0021】
通信部11は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部11に含まれる通信インタフェースは、例えば4G(4th Generation)又は5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、飛行体10は、通信部11及びネットワーク40を介してサーバ20と通信する。なお、飛行体10は、通信部11及びネットワーク40を介して、本実施形態に係るサーバ20以外のコンピュータと通信してもよい。
【0022】
感知部12は、1つ以上のセンサを含む。感知部12は、飛行体10が存在する領域の気象情報を取得する。センサは、例えば、風速センサ、風向センサ、気温センサ、気圧センサ、湿度センサ、照度センサ、雨量センサ、又はカメラ等である。
【0023】
測位部13は、飛行体10の位置を計測し、飛行体10の位置情報を取得する。飛行体10の位置情報は、例えば、飛行体10が位置している領域の、2次元座標又は3次元座標等の座標である。測位部13は、例えば、衛星測位システムを用いた航法又は自律航法により飛行体10の位置を計測する。測位部13は、衛星測位システムを用いた航法により飛行体10の位置を計測するために、衛星測位システムに対応する受信機を含んでいてもよい。受信機が対応する衛星測位システムは、例えばGPS(Global Positioning System)であってもよい。測位部13は、自律航法により飛行体10の位置を計測するために加速度センサ又はジャイロセンサ等のセンサを含んでいてもよい。
【0024】
記憶部14は、1つ以上のメモリを含む。メモリは、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であるが、これらに限られない。記憶部14に含まれる各メモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部14は、飛行体10の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部14は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部14に記憶された情報は、例えば通信部11を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
【0025】
制御部15は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)若しくはGPU(Graphics Processing Unit)等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)であるが、これに限られない。専用回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)であるが、これに限られない。制御部15は、飛行体10全体の動作を制御する。
【0026】
飛行体10の制御部15は、飛行体10の存在する領域の気象情報を取得し、取得された気象情報を送信する。
【0027】
飛行体10の制御部15は、感知部12を制御して、飛行体10の存在する領域の気象情報を取得する。制御部15は、更に、測位部13を制御して、気象情報の取得時における飛行体10の位置情報を取得してもよい。制御部15は、取得した飛行体10の位置情報を飛行体10の存在する領域の気象情報に含ませてもよい。飛行体10の制御部15は、通信部11及びネットワーク40を介して、飛行体10の存在する領域の気象情報をサーバ20に送信する。
【0028】
(サーバの構成)
図3に示されるように、サーバ20は、通信部21と、記憶部22と、制御部23と、を備える。
【0029】
通信部21は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部21に含まれる通信インタフェースは、例えば移動体通信規格、有線LAN(Local Area Network)規格、又は無線LAN規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、サーバ20は、通信部21及びネットワーク40を介して飛行体10及び端末装置30と通信する。なお、サーバ20は、通信部21及びネットワーク40を介して、本実施形態に係る飛行体10及び端末装置30以外のコンピュータと通信してもよい。例えば、サーバ20は、通信部21及びネットワーク40を介して、気象情報を配信する他のサーバと通信してもよい。
【0030】
記憶部22は、1つ以上のメモリを含む。記憶部22に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部22は、サーバ20の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部22は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、データベース、及び地図情報等を記憶してもよい。記憶部22に記憶された情報は、例えば通信部21を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
【0031】
制御部23は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部23は、サーバ20全体の動作を制御する。
【0032】
(端末装置の構成)
図4に示されるように、端末装置30は、通信部31と、出力部32と、入力部33と、記憶部34と、制御部35と、を備える。
【0033】
通信部31は、ネットワーク40に接続する1つ以上の通信インタフェースを含む。通信部31に含まれる通信インタフェースは、例えば4G又は5G等の移動体通信規格に対応するが、これらに限られず、任意の通信規格に対応してもよい。本実施形態において、端末装置30は、通信部31及びネットワーク40を介してサーバ20と通信する。なお、端末装置30は、通信部31及びネットワーク40を介して、本実施形態に係るサーバ20以外のコンピュータと通信してもよい。
【0034】
出力部32は、1つ以上の出力装置を含む。出力部32に含まれる出力装置は、例えばディスプレイ又はスピーカ等である。出力部32は、画像又は音等で情報を出力する。
【0035】
入力部33は、1つ入力装置を含む。入力部33に含まれる入力装置は、例えばタッチパネル、カメラ、マイク、及びICカードリーダ等である。入力部33は、ユーザによる入力操作を受け付ける。
【0036】
記憶部34は、1つ以上のメモリを含む。記憶部34に含まれるメモリは、例えば主記憶装置、補助記憶装置、又はキャッシュメモリとして機能してもよい。記憶部34は、端末装置30の動作に用いられる任意の情報を記憶する。例えば、記憶部34は、システムプログラム、アプリケーションプログラム、及び組み込みソフトウェア等を記憶してもよい。記憶部34に記憶された情報は、例えば通信部31を介してネットワーク40から取得される情報で更新可能であってもよい。
【0037】
制御部35は、1つ以上のプロセッサ、1つ以上のプログラマブル回路、1つ以上の専用回路、又はこれらの組合せを含む。プロセッサは、例えばCPU若しくはGPU等の汎用プロセッサ、又は特定の処理に特化した専用プロセッサであるが、これらに限られない。プログラマブル回路は、例えばFPGAであるが、これに限られない。専用回路は、例えばASICであるが、これに限られない。制御部35は、端末装置30全体の動作を制御する。
【0038】
(サーバの動作フロー)
図5及び
図6を参照して、本実施形態に係るシステム1におけるサーバ20の動作について説明する。
図5は、サーバ20の第1の動作例を示すフローチャートである。
図6は、サーバ20の第2の動作例を示すフローチャートである。これらの動作は、本実施形態に係るサーバ20が実行する方法に相当する。
【0039】
(サーバの第1の動作例)
はじめに、
図5を参照して、本実施形態に係るシステム1におけるサーバ20の第1の動作例について説明する。本動作例の説明では、システム1は、飛行体10による飛行サービスの予約システムであるものとする。システム1において、サーバ20は、気象情報を繰り返し取得し、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を動的に更新する。本動作例では、サーバ20は、飛行サービスの予約情報を取得すると飛行サービスの料金の更新を終了する。なお、本動作例の説明において、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた領域を、他の飛行体10Bが飛行中であるものとする。
【0040】
ステップS101:サーバ20の制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画を取得する。
【0041】
飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画は、例えば、飛行体10Aによる飛行サービスに関連付けられた地理的情報又は時間的情報の少なくとも一方を含む。地理的情報は、例えば、出発地、目的地、飛行経路、又は飛行高度等、飛行サービスで飛行体10Aが飛行する領域を含む。時間的情報とは、例えば、飛行サービスが実施される季節、日付、又は時間帯等を含む。
【0042】
飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画の取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、記憶部22に予め記憶された、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画を読み出してもよい。あるいは、制御部23は、就航計画を管理する他のサーバから、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画を受信してもよい。
【0043】
ステップS102:サーバ20の制御部23は、気象情報を取得する。
【0044】
気象情報は、例えば、天候、風速、風向、気温、気圧、湿度、降水量、又は霧の濃さ等の情報を含む。より具体的には、気象情報は、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される時間帯における飛行体10Aが飛行する領域の気象予測情報を含む。
【0045】
気象情報の取得には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、気象情報を配信する他のサーバから気象情報を受信してもよい。制御部23は、他のサーバから受信した気象情報を、そのまま飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた気象情報として、記憶部22に記憶してもよい。
【0046】
また例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体10Bにより取得された、飛行体10Bの存在する領域の気象情報を受信してもよい。すなわち、気象情報は、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体10Bにより取得された気象情報を含んでいてもよい。飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた領域を飛行中の他の飛行体10Bは、複数あってもよい。
【0047】
制御部23は、他のサーバから受信した気象情報に加えて/代えて、他の飛行体10Bにより取得された気象情報を用いて、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた気象情報を生成してもよい。例えば、制御部23は、他のサーバから受信した飛行体10Aによる飛行サービスが実施される時間帯における飛行体10Aが飛行する領域の気象予測情報を、他の飛行体10Bにより取得された気象情報により補正することで、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた気象情報を生成してもよい。このように、実際に飛行体10Aによる飛行サービスが行われる領域を飛行中の他の飛行体10Bにより取得された気象情報を用いることで、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた気象情報の精度を向上させることができ、ひいては、後述する飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を算出する精度を向上させることができる。制御部23は、生成した飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた気象情報を記憶部22に記憶してもよい。
【0048】
ステップS103:サーバ20の制御部23は、就航計画及び気象情報に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を算出する。
【0049】
飛行サービスが実施される就航確度は、例えば、飛行サービスが、中止又は延期等されることなく、就航計画どおりに開始される確率であってもよい。或いは、飛行サービスの就航確度は、飛行サービスが就航計画どおりに開始され、かつ、就航計画どおりに終了される確率であってもよい。就航計画どおりに終了されないことは、例えば、気象悪化による、飛行経路又は到着予定時刻の変更、出発地への引き返し、目的地の変更、途中からタクシー等の代替移動手段を利用した目的地への移動等を含む。
【0050】
就航確度の算出には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航計画及び気象条件と就航確度との対応付けアルゴリズムを記憶部22に予め記憶していてもよい。制御部23は、対応付けアルゴリズムを用いて、就航計画及び気象情報に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を算出してもよい。
【0051】
例えば、対応付けアルゴリズムは、就航計画に含まれる出発地又は目的地がビルの屋上である場合には、出発地又は目的地が空港である場合に比べて気象の影響を受けやすくいため、就航確度を低く算出するように設定されてもよい。また例えば、対応付けアルゴリズムは、就航計画に含まれる飛行経路における風速の予測値が大きいほど、就航確度を低く算出するように設定されてもよい。
【0052】
対応付けアルゴリズムは、機械学習又はディープラーニング等の統計的手法により設定されてもよい。例えば、対応付けアルゴリズムは、サーバ20に蓄積された1つ以上の飛行体10の飛行サービスの就航計画及び気象条件と、その飛行サービスが実施されたか否かの結果とに基づいて、統計的手法により設定されてもよい。
【0053】
ステップS104:サーバ20の制御部23は、就航確度に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を設定する。
【0054】
飛行サービスの料金の設定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、就航計画に基づく飛行体10Aに飛行サービスの基本料金及び変動料金を記憶部22に記憶していてもよい。例えば、基本料金は、燃料費又は人件費等を考慮した飛行サービスの損益分岐点を少なくとも超える最低価格であってもよい。制御部23は、就航確度に応じて変動料金を変動させてもよい。制御部23は、基本料金と就航確度に応じて変動させた変動料金との合計を飛行サービスの料金に設定してもよい。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、設定された飛行体10Aによる飛行サービスの料金を、利用者の端末装置30に送信してもよい。
【0055】
制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスの就航確度が低いほど、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を安く設定してもよい。具体的には、制御部23は、就航確度が低いほど、変動料金を低く設定する。これにより、飛行体10Aによる飛行サービスを実施できないリスクを料金に反映させることができる。また、飛行体10Aによる飛行サービスが実施できないリスクがある場合に飛行サービスの料金を低くすることで、気象の影響により就航確度が低下しやすい飛行体10Aによる飛行サービスの顧客満足度を向上させるとともに、予約率を上げて機会ロスを減らすことができる。
【0056】
ステップS105:サーバ20の制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスの予約情報が存在するか否かを判定する。ここで、飛行サービスの予約情報は、いずれかの利用者によって飛行サービスが予約されたことを示す情報である。
【0057】
飛行サービスの予約情報が存在するか否かの判定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、利用者が利用する端末装置30から飛行体10Aによる飛行サービスの予約情報を受信してもよい。或いは、制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、予約情報を管理する他のサーバから飛行体10Aによる飛行サービスの予約情報を受信してもよい。制御部23は、受信した予約情報を記憶部22に記憶してもよい。
【0058】
ステップS106:サーバ20の制御部23は、予約情報が存在しないと判定した場合(S105-NO)、本動作を継続するか否かを判定する。
【0059】
本動作を継続するか否かの判定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、現在時刻が所定の時刻を経過しているか否かに基づいて、本動作を継続するか否かを判定してもよい。所定の時刻は、例えば、飛行体10Aによる飛行サービスの開始時刻であってもよく、或いは、開始時刻に基づいて設定される時刻であってもよい。制御部23は、現在時刻が所定の時刻を経過していない場合、本動作を継続すると判定してもよい。
【0060】
制御部23は、本動作を継続すると判定した場合(S106-YES)、ステップS102からの処理を繰り返し実行する。具体的には、制御部23は、気象情報を繰り返し取得する。制御部23は、新たな気象情報を取得した場合、就航計画及び新たな気象情報に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を更新する。制御部23は、更新された就航確度に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を更新する。これにより、制御部23は、飛行サービスの予約が確定するまで、或いは、飛行サービスの予約可能な時間が経過するまで、気象情報の変化に応じて、飛行サービスの料金を適切な値に動的に更新することができる。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、更新された飛行体10Aによる飛行サービスの料金を、利用者の端末装置30に送信してもよい。
【0061】
一方で、制御部23は、本動作を継続しないと判定した場合(S106-NO)、本動作を終了する。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、飛行サービスの予約受付が終了したことを、利用者の端末装置30に送信してもよい。
【0062】
ステップS107:サーバ20の制御部23は、予約情報が存在すると判定した場合(S105-YES)、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を更新しない。これにより、制御部23は、飛行サービスの料金を確定させてもよい。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、確定した飛行体10Aによる飛行サービスの料金を、利用者の端末装置30に送信してもよい。その後、制御部23は、本動作を終了する。
【0063】
本動作例のように、飛行サービスが予約された場合に、飛行サービスの料金を確定させることで、サービスの利用者は、予約後に気象が変化して、料金が上昇してしまうことを未然に防げる。そのため、システム1は、利用者に対して、利用者自身が適切な価格と判断した場合に、積極的に飛行サービスを予約することを促すことができる。かかる構成によれば、気象の影響により就航確度が低下しやすい飛行体10Aによる飛行サービスの顧客満足度を更に向上させるとともに、予約率を上げて機会ロスを更に減らすことができる。一方で、本動作例のように、飛行サービスが予約された場合に飛行サービスの料金を確定させることで、サービス提供者は、サービス開始前に収益を確定させることができ、天候の影響により飛行サービスが実施できない場合であっても、キャンセル料などの収益を上げることができる。このため、システム1は、就航確度が低い飛行体による飛行サービスには有利である。
【0064】
(サーバの第2の動作例)
次に、
図6を参照して、本実施形態に係るシステム1におけるサーバ20の第2の動作例について説明する。
【0065】
第2の動作例は、飛行サービスの予約情報を取得した場合であっても、更に飛行サービスの料金の更新を継続するか否かを判定する点で、第1の動作例と異なる。以下に、第1の動作例と異なる点を中心に第2の動作例について説明する。なお、本動作の説明においても、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画に関連付けられた領域を、他の飛行体10Bが飛行中であるものとする。
【0066】
ステップS201:ステップS101と同様に、サーバ20の制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスの就航計画を取得する。
【0067】
ステップS202:ステップS102と同様に、サーバ20の制御部23は、気象情報を取得する。
【0068】
ステップS203:ステップS103と同様に、サーバ20の制御部23は、就航計画及び気象情報に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を算出する。
【0069】
ステップS204:ステップS104と同様に、サーバ20の制御部23は、就航確度に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を設定する。
【0070】
ステップS205:ステップS105と同様に、サーバ20の制御部23は、飛行体10Aによる飛行サービスの予約情報が存在するか否かを判定する。
【0071】
ここで、飛行サービスの予約情報は、動作例1と同様に、いずれかの利用者によって飛行サービスが予約されたことを示す情報である。さらに、本動作例では、予約情報は、飛行サービスが予約された際に飛行サービスの料金を確定させる予約情報と、料金を確定させない予約情報とを含むものとする。以下、飛行サービスが予約された際に飛行サービスの料金を確定させる予約情報を、単に「料金を確定させる予約情報」ともいう。
【0072】
ステップS206:サーバ20の制御部23は、予約情報が存在すると判定した場合(S205-YES)、さらに、その予約情報が料金を確定させる予約情報であるか否かを判定する。
【0073】
飛行サービスの予約情報が料金を確定させる予約情報であるか否かの判定には、任意の手法が採用可能である。例えば、制御部23は、利用者が利用する端末装置30又は他のサーバから受信した飛行体10Aによる飛行サービスの予約情報に、当該予約情報が料金を確定させる予約情報であることを示す情報が含まれているか否かに基づいて判定してもよい。
【0074】
ステップS207:サーバ20の制御部23は、予約情報が料金を確定させる予約情報であると判定した場合(S206-YES)、飛行サービスの料金を確定させる。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、確定した飛行体10Aによる飛行サービスの料金を、利用者の端末装置30に送信してもよい。その後、制御部23は、本動作を終了する。
【0075】
ステップS208:サーバ20の制御部23は、予約情報が存在しないと判定した場合(S205-NO)、或いは、予約情報が料金を確定させる予約情報でないと判定した場合(S206-NO)、ステップS106と同様に、本動作を継続するか否かを判定する。例えば、制御部23は、現在時刻が所定の時刻を経過しているか否かに基づいて、本動作を継続するか否かを判定してもよい。所定の時刻は、例えば、飛行体10Aによる飛行サービスの開始時刻であってもよく、或いは、開始時刻に基づいて設定される時刻であってもよい。
【0076】
制御部23は、本動作を継続すると判定した場合(S208-YES)、ステップS202からの処理を繰り返し実行する。すなわち、制御部23は、予約情報が存在すると判定した場合であっても、予約情報が料金を確定させる予約情報でないとき、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を更新する。具体的には、制御部23は、気象情報を繰り返し取得する。制御部23は、新たな気象情報を取得した場合、就航計画及び新たな気象情報に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスが実施される就航確度を更新する。制御部23は、更新された就航確度に基づいて、飛行体10Aによる飛行サービスの料金を更新する。これにより、制御部23は、気象情報の変化に応じて、飛行サービスの料金を適切な値に動的に更新することができる。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、更新された飛行体10Aによる飛行サービスの料金を、利用者の端末装置30に送信してもよい。
【0077】
一方で、制御部23は、本動作を継続しないと判定した場合(S208-NO)、本動作を終了する。制御部23は、予約情報が存在する場合、飛行サービスの料金を確定させる。制御部23は、通信部21及びネットワーク40を介して、飛行サービスの予約受付が終了したこと、或いは飛行サービスの料金が確定したことを、利用者の端末装置30に送信してもよい。
【0078】
本動作例のように、飛行サービスが予約された後も、例えば、飛行サービスの開始まで、飛行サービスの料金を気象の変化に応じて動的に更新させることで、気象の影響を受けやすい飛行体10Aの飛行体サービスの価格を、サービス提供者にとっても、利用者にとっても、適切な値に設定することができる。また、本動作例のように、システム1によれば、飛行サービスの利用者に対して、飛行サービスを予約する際に飛行サービスの料金を確定させることと、料金を確定させないこととの選択肢を提供することができる。これにより、飛行サービスの顧客満足度を更に向上させる。
【0079】
以上述べたように、本実施形態に係るサーバ20は、飛行体10による飛行サービスの就航計画と、気象情報とを取得する。サーバ20は、就航計画及び気象情報に基づいて、飛行体10による飛行サービスが実施される就航確度を算出する。そして、サーバ20は、算出された就航確度に基づいて、飛行体10による飛行サービスの料金を設定する。
【0080】
かかる構成によれば、気象情報を考慮して算出された飛行体10による飛行サービスが実施される就航確度に基づいて、飛行体10による飛行サービスの料金を設定することができる。したがって、気象の影響を受けやすい飛行体10による飛行サービスの就航確度を、飛行体10による飛行サービスの料金に反映させることができる点で、飛行体10による飛行サービスの料金を設定する技術が改善される。
【0081】
本開示を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形及び改変を行ってもよいことに注意されたい。したがって、これらの変形及び改変は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部又は各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
【0082】
例えば、汎用のコンピュータを、上述した実施形態に係るサーバ20として機能させる実施形態も可能である。具体的には、上述した実施形態に係るサーバ20の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、汎用のコンピュータのメモリに格納し、プロセッサによって当該プログラムを読み出して実行させる。したがって、本開示は、プロセッサが実行可能なプログラム、又は当該プログラムを記憶する非一時的なコンピュータ読取可能な媒体としても実現可能である。
【符号の説明】
【0083】
1 システム
10(10A、10B) 飛行体
11 通信部
12 感知部
13 測位部
14 記憶部
15 制御部
20 サーバ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30 端末装置
31 通信部
32 出力部
33 入力部
34 記憶部
35 制御部
40 ネットワーク