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特許7501667セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 36/18 20090101AFI20240611BHJP
H04W 24/04 20090101ALI20240611BHJP
H04W 72/54 20230101ALI20240611BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20240611BHJP
H04W 76/19 20180101ALI20240611BHJP
H04W 80/02 20090101ALI20240611BHJP
【ＦＩ】
H04W36/18
H04W24/04
H04W72/54 110
H04W16/14
H04W76/19
H04W80/02
【請求項の数】
14
(21)【出願番号】P 2022568974
(86)(22)【出願日】2020-05-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-21
(86)【国際出願番号】 CN2020091672
(87)【国際公開番号】W WO2021232383
(87)【国際公開日】2021-11-25
【審査請求日】2022-11-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一
(72)【発明者】
【氏名】ジア・メイイ
(72)【発明者】
【氏名】リ・グオルゥォン
(72)【発明者】
【氏名】ルゥ・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン・レイ
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第２０２１／２１５８１４（ＷＯ，Ａ１）
【文献】Samsung Electronics，Consistent LBT Failure Handling during Handover [online]，3GPP TSG-RAN2 Meeting #110 Electronic R2-2004529，2020年05月20日，[検索日2023.10.30]，インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_110-e/Docs/R2-2004529.zip>
【文献】Ericsson，UL LBT failure recovery for target cell [online]，3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #109bis electronic R2-2003408，2020年04月09日，[検索日2023.10.30]，インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/TSG_RAN/WG2_RL2/TSGR2_109bis-e/Docs/R2-2003408.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｂ ７／２４－ ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００－９９／００
３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４
ＳＡ ＷＧ１－４
ＣＴ ＷＧ１、４
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
ターゲットＭＡＣ又はソースＭＡＣからコンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信し、
セルハンドオーバ中に前記ソースＭＡＣから前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信した場合、ソースネットワーク装置とのデータの送信及び受信をサスペンドし、
前記ターゲットＭＡＣから前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、ターゲットＭＣＧについて無線リンク障害が検出されたと見なす、装置。
【請求項2】
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、請求項１に記載の装置。
【請求項3】
受信された前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、請求項１に記載の装置。
【請求項4】
受信された前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ及びターゲットＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、請求項３に記載の装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止する場合、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしない場合、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しない場合、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しない場合の少なくとも１つの場合、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、請求項１に記載の装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、セルハンドオーバを完了し、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する、請求項１に記載の装置。
【請求項7】
前記プロセッサがコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、請求項６に記載の装置。
【請求項8】
前記プロセッサがコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、請求項６に記載の装置。
【請求項9】
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する受信機であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、前記ソースネットワーク装置である、受信機をさらに含み、前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示は、前記構成情報に基づく指示である、請求項１に記載の装置。
【請求項10】
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、請求項９に記載の装置。
【請求項11】
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのＬＢＴ障害検出及び回復を行う、請求項１０に記載の装置。
【請求項12】
ネットワーク装置であって、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を構成するプロセッサと、
端末装置に前記構成情報を含むＲＲＣメッセージを送信する送信機と、を含み、
前記プロセッサは、
前記端末装置がセルハンドオーバ中にソースＭＡＣからコンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信した場合、ソースネットワーク装置とのデータの送信及び受信をサスペンドするように制御し、
前記端末装置がターゲットＭＡＣから前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、ターゲットＭＣＧについて無線リンク障害が検出されたと見なすように制御する、ネットワーク装置。
【請求項13】
前記コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示は、前記構成情報に基づく指示である、請求項１２に記載のネットワーク装置。
【請求項14】
端末装置及び／又はネットワーク装置を含む通信システムであって、前記端末装置は、請求項１に記載の装置を含み、前記ネットワーク装置は、請求項１２に記載のネットワーク装置である、通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関する。
【背景技術】
【0002】
共有スペクトラムチャネルアクセス（ｓｈａｒｅｄ ｓｐｅｃｔｒｕｍ ｃｈａｎｎｅｌ ａｃｃｅｓｓ）において３ＧＰＰ（登録商標）サービスを提供するために、リッスンビフォアトーク（Ｌｉｓｔｅｎ Ｂｅｆｏｒｅ Ｔａｌｋ：ＬＢＴ）及び発見信号測定タイミング構成（Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ ＲＳ Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｔｉｍｉｎｇ Ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ：ＤＭＴＣ）というメカニズムが導入されている。ここで、下位層は、ＬＢＴプロセスを実行し、ＬＢＴ結果に応じて、チャネルが占有されていると決定された場合、伝送を行わない。下位層が伝送前にＬＢＴプロセスを実行し、且つ該伝送が実行されていない場合、即ち、アップリンク伝送がＬＢＴ障害によりブロックされた場合、下位層はＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する。
【0003】
なお、背景技術に関する上記の説明は、単なる本発明の構成をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものである。これらの構成が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
共有スペクトルチャネルアクセスでは、コンシステント（ｃｏｎｓｉｓｔｅｎｔ、継続的な）ＬＢＴ障害検出及び回復のメカニズムが導入されている。コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復のメカニズムとは、発生する可能性のあるコンシステントＬＢＴ障害を検出し、端末が検出されたコンシステントＬＢＴ障害から回復するように動作することを意味する。コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復のメカニズムは、アップリンク伝送のコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズム、ＬＢＴ障害検出及び回復メカニズム、アップリンクＬＢＴ障害検出及び回復メカニズム、又はコンシステントアップリンクＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムとも称されてもよい。コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復のメカニズムは、ＬＢＴ障害検出プロセス（アップリンク伝送のコンシステントＬＢＴ障害検出プロセスとも称される）であってもよいし、ＬＢＴ障害回復プロセス（アップリンク伝送のコンシステントＬＢＴ障害回復プロセスとも称される）であってもよいし、ＬＢＴ障害検出プロセス（アップリンク伝送のコンシステントＬＢＴ障害検出プロセスとも称される）及びＬＢＴ障害回復プロセス（アップリンク伝送のコンシステントＬＢＴ障害回復プロセスとも称される）の両方を含んでもよい。
【0005】
無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ：ＲＲＣ）層は、媒体アクセス制御（Ｍｅｄｉｏ Ａｃｃｅｓｓ Ｃｏｎｔｒｏｌ、ＭＡＣ）層のＭＡＣエンティティのためにコンシステントＬＢＴ障害の回復プロセスを構成してもよい。コンシステントＬＢＴ障害検出は、各アップリンクＢＷＰ（Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ ｐａｒｔ）で行われる。ＭＡＣエンティティは、下位層（例えば物理層）から受信された全てのアップリンク伝送のＬＢＴ障害指示の数を計算することで検出を行う。そのために、ＬＢＴカウンタ（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ）及びタイマが導入される。アップリンクＬＢＴ障害が発生した場合、タイマを開始又は再開し、ＭＡＣ層が下位層からアップリンクＬＢＴ障害指示を受信するたびに、カウンタに１を加算し、受信されたカウント値が所定の値を超えた場合、コンシステントＬＢＴ障害をトリガする。また、タイマがタイムアウトする場合、カウンタをリセットする。
【0006】
例えば、ＬＢＴ障害回復構成パラメータ（例えばｌｂｔ－ＦａｉｌｕｒｅＲｅｃｏｖｅｒｙＣｏｎｆｉｇ）が構成されたサービングセルについて、下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタ（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ）がＬＢＴ障害の最大値（例えばｌｂｔ－ＦａｉｌｕｒｅＩｎｓｔａｎｃｅＭａｘＣｏｕｎｔ）以上である場合、ＭＡＣエンティティは、このサービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害（該サービスセルによりアクティブ化されたアップリンクＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害とも称される）をトリガする。
【0007】
例えば、該サービングセルが特別セル（ＳｐＣｅｌｌ）である場合、このサービングセルにおける同一のキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）で物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎｓ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされた場合、ＭＡＣエンティティは、上位層（例えばＲＲＣ層）にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。そうでない場合、ＭＡＣエンティティは、このサービングセルにおける進行中の任意のランダムアクセスプロセスを停止し、アクティブＵＬ ＢＷＰを該サービングセルにおける同一のキャリアでＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎが構成され、且つコンシステントＬＢＴ障害がトリガされていないＵＬ ＢＷＰにハンドオーバし、ランダムアクセス手順を開始する。
【0008】
セルハンドオーバとは、端末装置がソースセルを介してネットワとデータ伝送を行うことからターゲットセルを介してネットワークとデータ伝送を行うことへハンドオーバするプロセスを意味し、ハンドオーバ準備（Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｐｒｅｐａｒｔｉｏｎ）、ハンドオーバ実行（Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｅｘｅｃｕｔｉｏｎ）及びハンドオーバ完了（Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｃｏｍｐｌｅｔｉｏｎ）の３つのプロセスを含む。ハンドオーバ実行中に、ソースセルのネットワーク装置は、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージ（ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージ）を送信して、Ｕｕハンドオーバ、即ちＵｕインターフェースに関連するソースセルとターゲットセルのハンドオーバをトリガし、該メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報を含む。端末装置は、ターゲットセルに同期し、ターゲットセルのネットワーク装置にＲＲＣ再構成完了メッセージ（ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ）を送信することによってＲＲＣハンドオーバ手順を完了する。セルハンドオーバがデュアルアクティブプロトコルスタック（Ｄｕａｌ Ａｃｔｉｖｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｓｔａｃｋ：ＤＡＰＳ）ハンドオーバである場合、端末装置がＲＲＣ再構成メッセージを受信する際に、端末装置はソースセルからデタッチ（ｄｅｔａｃｈ）せず、端末装置はソースセルのネットワーク装置とのデータ伝送を継続する。ターゲットセルのネットワーク装置から明示的な解放を受信した場合、端末装置は、ソースセルのシグナリング無線ベアラ（ｓｉｇｎａｌｌｉｎｇ ｒａｄｉｏ ｂｅａｒｅｒｓ：ＳＲＢ）リソース及びソースセルのセキュリティ構成を解放し、ソースセルとのダウンリンク及び／又はアップリンク（ＤＬ／ＵＬ）伝送を停止する。
【0009】
本発明の発明者の発見により、セルハンドオーバ中にコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復のメカニズムが適用されると、現在のセルハンドオーバメカニズムに従って、ＤＡＰＳが構成されたデータベアラ（Ｄａｔａ ＲＢ：ＤＲＢ）がない場合、端末装置は、プライマリセルグループＭＡＣ（ＭＣＧ ＭＡＣ）のコンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示を受信したとき、端末装置は、該ＭＣＧが無線リンク障害をアナウンスしたと見なし、受信されたセグメント化されたＲＲＣメッセージのセグメントを廃棄し、無線リンク障害情報を記憶し、タイマＴ３１６が構成されておらず、或いはセカンダリセルグループ（ＳＣＧ）伝送がサスペンドされ、或いはプライマリセカンダリセル変更（ＰＳＣｅｌｌ ｃｈａｎｇｅ）が進行中である場合、接続再確立プロセスを開始する。
【0010】
セルハンドオーバ中に、ＭＣＧ ＭＡＣのコンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示が受信された場合、該コンシステントＬＢＴ障害指示がターゲットセルのものであるとき、ハンドオーバが成功したか否かにかかわらず、端末装置は、既存のメカニズムに従って接続再確立を行う。また、セルハンドオーバがＤＡＰＳである場合、該コンシステントＬＢＴ障害指示がソースセルのものであるとき、ハンドオーバが成功したか否かにかかわらず、端末装置は、既存のメカニズムに従って接続再確立を行う。
【0011】
一方、実際には、端末装置が接続再確立を行わない場合、端末装置は、ハンドオーバが成功した後、ターゲットセルを使用して伝送を行うことができる。従って、現在のメカニズムでは、不要な接続再確立が発生し、ユーザサービスが中断され、ユーザエクスペリエンスが低下してしまう可能性がある。
【0012】
上記の問題の少なくとも１つを解決するために、本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の実施例の第１の態様では、端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第１の処理部、及び／又は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第２の処理部、を含む、装置を提供する。
【0014】
本発明の実施例の第２の態様では、端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第３の処理部、及び／又は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第４の処理部、を含む、装置を提供する。
【0015】
本発明の実施例の第３の態様では、ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信する第１の送信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、第１の送信部、を含む、装置を提供する。
【0016】
本発明の実施例の第４の態様では、本発明の実施例の第１の態様又は第２の態様に記載の装置を含む、端末装置を提供する。
【0017】
本発明の実施例の第５の態様では、本発明の実施例の第３の態様に記載の装置を含む、ネットワーク装置を提供する。
【0018】
本発明の実施例の第６の態様では、本発明の実施例の第４の態様に記載の端末装置及び／又は本発明の実施例の第５の態様に記載のネットワーク装置を含む、通信システムを提供する。
【0019】
本発明の実施例の第７の態様では、端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法を提供する。
【0020】
本発明の実施例の第８の態様では、端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法を提供する。
【0021】
本発明の実施例の第９の態様では、ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、ステップ、を含む、方法を提供する。
【0022】
本発明の実施例の第１０の態様では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又は端末装置において該プログラムを実行する際に、前記セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又は端末装置に本発明の実施例の第７の態様又は第８の態様に記載のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を実行させる、プログラムを提供する。
【0023】
本発明の実施例の第１１の態様では、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又は端末装置に本発明の実施例の第７の態様又は第８の態様に記載のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を実行させる、記憶媒体を提供する。
【0024】
本発明の実施例の第１２の態様では、コンピュータ読み取り可能なプログラムであって、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又はネットワーク装置において該プログラムを実行する際に、前記セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又はネットワーク装置に本発明の実施例の第９の態様に記載のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を実行させる、プログラムを提供する。
【0025】
本発明の実施例の第１３の態様では、コンピュータ読み取り可能なプログラムが記憶されている記憶媒体であって、該プログラムを実行する際に、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置又はネットワーク装置に実施例の第９の態様に記載のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を実行させる、記憶媒体を提供する。
【0026】
本発明の実施例の有利な効果の１つは以下の通りである。セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0027】
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
【0028】
１つの実施形態に記載された特徴及び／又は示された特徴は、同一又は類似の方式で１つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
【0029】
なお、本文では、用語「含む／有する」は、特徴、部材、ステップ又は構成要件が存在することを意味し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又は構成要件の存在又は付加を排除しない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本発明の実施例の１つの図面及び１つの実施形態に記載された要素及び特徴は、１つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、１つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
【0031】
含まれる図面は、本発明の実施例をさらに理解するために用いられ、明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示するために用いられ、文言の記載と共に本発明の原理を説明する。なお、以下に説明される図面は、単なる本発明の一部の実施例であり、当業者にとっては、これらの図面に基づいて他の図面を容易に想到できる。
【図1】本発明の実施例の通信システムの１つの概略図である。
【図2】本発明の実施例のセルハンドオーバプロセスの１つの概略図である。
【図3】本発明の実施例１のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法の１つの概略図である。
【図4】本発明の実施例１のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法の１つの概略図である。
【図5】本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止の１つの概略図である。
【図6】本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止のもう１つの概略図である。
【図7】本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止のさらにもう１つの概略図である。
【図8】本発明の実施例２のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法の１つの概略図である。
【図9】本発明の実施例３のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法の１つの概略図である。
【図10】本発明の実施例４のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の１つの概略図である。
【図11】本発明の実施例５のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の１つの概略図である。
【図12】本発明の実施例６の端末装置のシステム構成の１つの概略的なブロック図である。
【図13】本発明の実施例７のネットワーク装置のシステム構成の１つの概略的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明の上記及び他の特徴は以下の説明により明らかになる。明細書及び図面において、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる実施形態の一部が示される。なお、本発明は説明される実施形態に限定されない。本発明は、添付される特許請求の範囲内の全ての変更されたもの、変形されたもの及び均等的なものを含む。以下は、図面を参照しながら本発明の各実施形態を説明する。これらの実施形態は単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではない。
【0033】
本発明の実施例では、用語「第１」、「第２」などは、タイトルで異なる要素を区別するために用いられるが、これらの要素の空間的配列又は時間的順序などを表すものではなく、これらの要素はこれらの用語に制限されない。用語「及び／又は」は、関連するリストに列挙された用語の１つ又は複数のうち何れか１つ及び全ての組み合わせを含む。用語「含む」、「包括する」、「有する」などは、列挙された特徴、要素、素子又は構成部材の存在を意味するが、１つ又は複数の他の特徴、要素、素子又は構成部材の存在又は追加を排除するものではない。
【0034】
本発明の実施例では、単数形の「１つ」、「該」などは複数形を含み、「１種類」又は「１類」と広義的に理解されるべきであり、「１個」に限定されない。また、用語「前記」は、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、単数形及び複数形両方を含むと理解されるべきである。また、文脈がそうでないことを明確に示さない限り、用語「に記載の」は「少なくとも一部に記載の」と理解されるべきであり、用語「に基づいて」は「少なくとも一部に基づいて」と理解されるべきである。
【0035】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、例えばロングタームエボリューション（ＬＴＥ：Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、進化したロングタームエボリューション（ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ）、広帯域符号分割多元接続（ＷＣＤＭＡ（登録商標）：Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、高速パケットアクセス（ＨＳＰＡ：Ｈｉｇｈ－Ｓｐｅｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ａｃｃｅｓｓ）などの任意の通信規格に適合するネットワークを意味してもよい。
【0036】
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われてもよく、該通信プロトコルは、例えば１Ｇ（ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）、２Ｇ、２．５Ｇ、２．７５Ｇ、３Ｇ、４Ｇ、４．５Ｇ、及び将来の５Ｇ、新しい無線（ＮＲ：Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）等、及び／又は現在の既知の他の通信プロトコル若しくは将来開発される他の通信プロトコルを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0037】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば通信システムに端末装置をアクセスさせて該端末装置にサービスを提供する通信システム内の装置を意味する。ネットワーク装置は、基地局（ＢＳ：Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ＡＰ：Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）、送受信ポイント（ＴＲＰ：Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｐｏｉｎｔ）、ブロードキャスト送信機、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ：Ｍｏｂｉｌｅ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ）、ゲートウェイ、サーバ、無線ネットワークコントローラ（ＲＮＣ：Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）、基地局コントローラ（ＢＳＣ：Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0038】
そのうち、基地局は、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ又はＮＢ）、進化ノードＢ（ｅＮｏｄｅＢ又はｅＮＢ）、及び５Ｇ基地局（ｇＮＢ）など、並びにリモート無線ヘッド（ＲＲＨ：Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｈｅａｄ）、リモート無線ユニット（ＲＲＵ：Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｕｎｉｔ）、中継装置（ｒｅｌａｙ）又は低電力ノード（例えばｆｅｍｔｏ、ｐｉｃｏなど）を含んでもよいが、これらに限定されない。また、用語「基地局」はそれらの機能の一部又は全てを含んでもよく、各基地局は特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。用語「セル」は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、基地局及び／又はそのカバレッジエリアを意味してもよい。
【0039】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」（ＵＥ：Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）又は用語「端末装置」（ＴＥ：Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）は、例えばネットワーク装置を介して通信ネットワークにアクセスし、ネットワークサービスを受ける装置を意味する。端末装置は、固定的なもの又は移動的なものであってもよく、移動局（ＭＳ：Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、端末、加入者ステーション（ＳＳ：Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセス端末（ＡＴ：Ａｃｃｅｓｓ Ｔｅｒｍｉｎａｌ）、ステーションなどと称されてもよい。
【0040】
そのうち、端末装置は、携帯電話（Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｐｈｏｎｅ）、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ：Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、無線変復調装置、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0041】
また、例えば、モノのインターネット（ＩｏＴ：Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ）などのシナリオでは、端末装置は、監視又は測定を行う機器又は装置であってもよく、例えばマシンタイプ通信（ＭＴＣ：Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）端末、車載通信端末、デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ：Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ）端末、マシンツーマシン（Ｍ２Ｍ：Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ）端末などを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0042】
本発明の実施例では、「…のとき」、「…の場合」、「…の場合について」及び「…と」は、いずれも、ある条件、幾つかの条件又は状態等に基づくことを意味する。また、これらの表現は、互いに置き換えることができる。
【0043】
以下は、一例を参照しながら本発明の実施例のシナリオを説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0044】
図１は、本発明の実施例の通信システムの１つの概略図であり、端末装置及びネットワーク装置の例を概略的に示している。図１に示すように、通信システム１００は、第１のネットワーク装置１０１、第２のネットワーク装置１０２及び端末装置１０３を含んでもよい。説明の便宜上、図１は、１つの端末装置のみを一例にして説明する。第１のネットワーク装置１０１及び第２のネットワーク装置１０２は、例えばＮＲのネットワーク装置ｇＮＢである。
【0045】
本発明の実施例では、第１のネットワーク装置１０１と第２のネットワーク装置１０２と端末装置１０３との間では、既存のサービス又は将来に実装可能なサービスを行うことができる。例えば、これらのサービスは、拡張モバイルブロードバンド（ｅＭＢＢ：ｅｎｈａｎｃｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ｂｒｏａｄｂａｎｄ）、大規模マシンタイプ通信（ｍＭＴＣ：ｍａｓｓｉｖｅ Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）及び高信頼性低遅延通信（ＵＲＬＬＣ：Ｕｌｔｒａ－Ｒｅｌｉａｂｌｅ ａｎｄ Ｌｏｗ－Ｌａｔｅｎｃｙ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）などを含むが、これらに限定されない。
【0046】
例えば、端末装置１０３は、セルハンドオーバを行い、第１のネットワーク装置１０１は、セルハンドオーバのソースセルのネットワーク装置であり、第２のネットワーク装置１０２は、セルハンドオーバのターゲットセルのネットワーク装置であり、例えば、第１のネットワーク装置１０１は、ソースネットワーク装置又はソース基地局であり、第２のネットワーク装置１０２は、ターゲットネットワーク装置又はターゲット基地局である。また、第１のネットワーク装置１０１は、ソースセルを含む複数のセルをカバーしてもよく、該複数のセルは、第１のネットワーク装置１０１に属するセルと称されてもよく、第２のネットワーク装置１０２は、ターゲットセルを含む複数のセルをカバーしてもよく、該複数のセルは、第２のネットワーク装置１０２に属するセルと称されてもよい。
【0047】
図２は、本発明の実施例のセルハンドオーバプロセスの１つの概略図である。図２に示すように、端末装置１０３とソースセルの第１のネットワーク装置１０１との間でユーザデータのインタラクションが行われる。ステップ２０１において、端末装置１０３は、測定制御及び報告（Ｍｅａｓｕｒｅｍｅｎｔ Ｃｏｎｔｒｏｌ ａｎｄ Ｒｅｐｏｒｔｓ）を行う。ステップ２０２において、第１のネットワーク装置１０１は、ハンドオーバ決定（Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｄｅｃｉｓｉｏｎ）を行う。ステップ２０３において、第１のネットワーク装置１０１は、第２のネットワーク装置１０２にハンドオーバ要求（ＨＡＮＤＯＶＥＲ ＲＥＱＵＥＳＴ）を送信する。ステップ２０４において、第２のネットワーク装置１０２は、アドミッション制御（Ａｄｍｉｓｓｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌ）を実行する。ステップ２０５において、第２のネットワーク装置１０２は、第１のネットワーク装置１０１にハンドオーバ要求確認（ＨＡＮＤＯＶＥＲ ＲＥＱＵＥＳＴ ＡＣＫＮＯＷＬＥＤＧＥ）メッセージを送信し、該ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、及びＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含んでもよく、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、端末がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である。ステップ２０６において、ＲＡＮハンドオーバ開始（ＲＡＮ Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｉｎｉｔｉａｔｉｏｎ）を実行し、具体的には、第１のネットワーク装置１０１は、端末装置１０３にＲＲＣ再構成メッセージ（ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎメッセージ）を送信してＵｕハンドオーバ、即ち、Ｕｕインターフェースに関連するソースセルとターゲットセルとのハンドオーバをトリガし、該メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、及びＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む。ステップ２０７において、第１のネットワーク装置１０１は、第２のネットワーク装置１０２にＳＮ状態遷移（ＳＮ ＳＴＡＴＵＳ ＴＲＡＮＳＦＥＲ）を送信する。ステップ２０８において、端末装置１０３は、ＲＡＮハンドオーバ完了（ＲＡＮ Ｈａｎｄｏｖｅｒ Ｃｏｍｐｌｅｔｉｏｎ）を実行し、具体的には、端末装置１０３は、ターゲットセルに同期し、ターゲットセルの第２のネットワーク装置１０２にＲＲＣ再構成完了メッセージ（ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ）を送信することによってＲＲＣハンドオーバ手順を完了する。セルハンドオーバがデュアルアクティブプロトコルスタック（Ｄｕａｌ Ａｃｔｉｖｅ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ｓｔａｃｋ：ＤＡＰＳ）ハンドオーバである場合、端末装置１０３がＲＲＣ再構成メッセージを受信する際に、端末装置はソースセルからデタッチ（ｄｅｔａｃｈ）せず、ソースセルのダウンリンク及び／又はアップリンク（ＤＬ／ＵＬ）伝送を継続する。ターゲットセルの第２のネットワーク装置１０２から明示的な解放を受信した場合、端末装置１０３は、ソースセルのシグナリング無線ベアラ（ｓｉｇｎａｌｌｉｎｇ ｒａｄｉｏ ｂｅａｒｅｒｓ：ＳＲＢ）リソース及びソースセルのセキュリティ構成を解放し、ソースセルとのダウンリンク及び／又はアップリンク（ＤＬ／ＵＬ）伝送を停止する。
【0048】
セルハンドオーバ中に、例えば、図２のステップ２０６～ステップ２０８の期間、即ち、ハンドオーバを実行する期間において、端末装置１０３が端末装置によるソースセル及び／又はターゲットセルで実行すべきアップリンク伝送に対してＬＢＴを行う際に、ＬＢＴ障害が発生する可能性があり、端末装置１０３のＭＡＣ層が物理層からＬＢＴ障害指示を受信し、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、端末装置１０３のＭＡＣ層は、ソースセル及び／又はターゲットセルのアクティブ化ＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする。該ソースセル及び／又はターゲットセルでランダムアクセスリソース（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎ）が構成された全てのＢＷＰ（ｓ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされた場合、ＭＡＣは上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。該コンシステントＬＢＴ障害指示がターゲットセルにより提供された場合、即ち、ターゲットセルでのコンシステントＬＢＴ障害により上位層にコンシステントＬＢＴ障害が指示された場合、ハンドオーバが成功したか否かにかかわらず、端末装置１０３は、既存のメカニズムに従って接続再確立を行う。また、セルハンドオーバがＤＡＰＳである場合、該コンシステントＬＢＴ障害指示がソースセルにより提供された場合、即ち、ソースセルでのコンシステントＬＢＴ障害により上位層にコンシステントＬＢＴ障害が指示された場合、ハンドオーバが成功したか否かにかかわらず、端末装置１０３は、既存のメカニズムに従って接続再確立を行う。一方、実際には、端末装置１０３が接続再確立を行わない場合、端末装置１０３は、ハンドオーバが成功した後、ターゲットセルを使用して伝送を行うことができる。従って、現在のメカニズムでは、不要な接続再確立が発生し、ユーザサービスが中断され、ユーザエクスペリエンスが低下してしまう可能性がある。
【0049】
以下は、図面を参照しながら本発明の実施例の各態様を説明する。これらの態様は単なる例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
【0050】
＜実施例１＞
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法は端末装置に適用される。例えば、該方法は、図１における端末装置１０３に適用される。
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法は端末装置に適用される。例えば、該方法は、図１における端末装置１０３に適用される。
【0051】
【0052】
ステップ３０１：セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0053】
ステップ３０２：セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0054】
本発明の実施例では、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復方法は、コンシステントＬＢＴ障害を検出する方法、及び端末装置をコンシステントＬＢＴ障害から回復させる方法を意味する。
【0055】
本発明の実施例では、セルハンドオーバ中とは、セルハンドオーバを行う期間を意味し、例えば、セルハンドオーバ中とは、ハンドオーバの実行期間、例えば、図２におけるステップ２０６～ステップ２０８の期間を意味する。
【0056】
ステップ３０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置は、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、また、端末装置は、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。例えば、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置は、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。別の例として、セルハンドオーバ中に、端末装置は、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、また、他の条件が満たされた場合、端末装置は、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0057】
【0058】
ステップ４０１：セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止する。
【0059】
ステップ４０２：セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の検出及び回復をサスペンドする。
【0060】
このように、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0061】
本発明の実施例では、例えば、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害指示を受信することとは、端末装置のＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害指示を受信することを意味する。
【0062】
本発明の実施例では、コンシステントＬＢＴ障害指示は、コンシステントアップリンクＬＢＴ障害指示とも称される。
【0063】
例えば、端末装置の物理層がアップリンク伝送に対してＬＢＴを実行し、ＬＢＴが失敗した場合、ＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する。ＭＡＣ層が物理層からＬＢＴ障害指示を受信した場合、カウント値ＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲに１を加算し、カウント値が所定の数値を超えた場合、例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ≧ｌｂｔ－ＦａｉｌｕｒｅＩｎｓｔａｎｃｅＭａｘＣｏｕｎｔの場合、ＭＡＣ層はコンシステントＬＢＴ障害をトリガする。
【0064】
例えば、サービングセルが特別セル（ＳｐＣｅｌｌ）である場合、このサービングセルによりアクティブ化されたアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしたとき、他のＢＷＰに切り替えてランダムアクセスを開始する。このサービングセルにおける同一のキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）で物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎｓ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティは、上位層、例えばＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。
【0065】
本発明の実施例では、セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、非ＤＡＰＳハンドオーバであってもよい。
【0066】
例えば、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバとは、同期の再構成（ａ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｓｙｎｃ）を実行するためであり、何れかの（ａｎｙ）ＤＲＢにｄａｐｓＣｏｎｆｉｇが構成された場合のものを意味する。デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバとは、同期の再構成（ａ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｓｙｎｃ）を実行するためのものを意味する。非ＤＡＰＳハンドオーバとは、同期の再構成（ａ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｓｙｎｃ）を実行するためであり、何れの（ａｎｙ）ＤＲＢにもｄａｐｓＣｏｎｆｉｇが構成されていないものを意味する。
【0067】
本発明の実施例では、セルハンドオーバとは、端末装置がソースセルを介してネットワークとデータ伝送を行うことから、ターゲットセルを介してネットワークとデータ伝送を行うことへハンドオーバするプロセスを意味する。
【0068】
例えば、該ソースセルは、第１のネットワーク装置に属し、ターゲットセルは、第２のネットワーク装置に属し、第１のネットワーク装置は、ソース基地局と称されてもよく、第２のネットワーク装置は、ターゲット基地局と称されてもよい。
【0069】
例えば、端末装置について、キャリアアグリゲーション（ＣＡ）が構成されておらず、且つデュアルコネクティビティ（ＤＣ）が構成していない場合、ソースセル及びターゲットセルはそれぞれ１つのサービングセルである。
【0070】
例えば、端末装置についてキャリアアグリゲーション及び／又はデュアルコネクティビティが構成された場合、ソースセル及びターゲットセルはプライマリセルである。
【0071】
また、端末装置についてキャリアアグリゲーション及び／又はデュアルコネクティビティが構成された場合、第１のネットワーク装置は、複数のセルをカバーしてもよく、該複数のセルは、ソースセル（プライマリセル）を含み、他のセル、例えばセカンダリセルをさらに含んでもよい。第２のネットワーク装置は、複数のセルをカバーしてもよく、該複数のセルは、ターゲットセル（プライマリセル）を含み、他のセル、例えばセカンダリセルをさらに含んでもよい。
【0072】
本発明の実施例では、１つのセルについて、該方法は、ステップ３０１及びステップ３０２の両方を含んでもよいし、ステップ４０１及びステップ４０２の両方を含んでもよい。
【0073】
ステップ３０１及びステップ３０２に対応して、例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータ送信及び／又は受信を停止し、また、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0074】
言い換えれば、以下の通りである。
【0075】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0076】
例えば、セルハンドオーバ中に、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0077】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0078】
ステップ４０１及びステップ４０２に対応して、例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータ送信及び／又は受信を停止した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0079】
言い換えれば、以下の通りである。
【0080】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0081】
例えば、セルハンドオーバ中に、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0082】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0083】
本発明の実施例では、異なるセルについて、該方法は、異なるセルに対応する異なるステップを実行してもよく、即ち、異なるセルについて異なるスキームを採用してもよい。
【0084】
例えば、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、ステップ３０１及びステップ３０２に対応して、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、該端末装置による第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0085】
別の例として、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、ステップ４０１及びステップ４０２に対応して、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、該端末装置による第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0086】
上記の例では、該第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。例えば、該第２のセルは、ターゲットセルであってもよいし、第２のネットワーク装置によりカバーされる他のセル、例えばセカンダリセルであってもよい。
【0087】
例えば、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、該端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0088】
言い換えれば、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバについて、以下の通りである。
【0089】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0090】
例えば、セルハンドオーバ中に、該端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0091】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ、セルハンドオーバ中に、該端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0092】
本発明の実施例では、セルハンドオーバ中にＳＣＧ及び／又はセカンダリセルが保留された場合、プライマリセルに対して、ステップ３０１及びステップ３０２を実行してもよいし、ステップ４０１及びステップ４０２を実行してもよく、プライマリセカンダリセル及びセカンダリセルに対して、ステップ３０２又はステップ４０２を実行してもよい。
【0093】
ステップ３０１及び／又はステップ４０１において、受信された該コンシステントＬＢＴ障害指示が端末装置のＭＡＣ層からのものである。例えば、該コンシステントＬＢＴ障害指示は、該端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものである。
【0094】
例えば、セルハンドオーバがＤＡＰＳハンドオーバである場合、該コンシステントＬＢＴ障害指示は、端末装置のソース（ｓｏｕｒｃｅ）ＭＡＣエンティティ又はターゲット（ｔａｒｇｅｔ）ＭＡＣエンティティからのものである。
【0095】
例えば、タイマＴ３０４が作動している場合、該コンシステントＬＢＴ障害指示は、端末装置のＭＣＧ ＭＡＣエンティティからのものである。
【0096】
ステップ３０１及び／又はステップ４０１において、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、以下の少なくとも１つを含んでもよい。
【0097】
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0098】
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0099】
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0100】
該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0101】
本発明の実施例では、非ＤＡＰＳハンドオーバについて、例えば、ステップ３０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のＭＣＧ ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。それに応じて、ステップ４０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のＭＣＧ ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0102】
図５は、本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止の１つの概略図である。図５に示すように、ＭＡＣエンティティはコンシステントＬＢＴ障害検出を行い、プライマリセル（ＰＣｅｌｌ）でアクティブ化されたアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）がコンシステントＬＢＴ障害をトリガした場合、他のＢＷＰに切り替えてランダムアクセスを開始する。該プライマリセルにおける同一のキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）で物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎｓ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティはＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。ＲＲＣ層は無線リンク障害（ＲＬＦ）検出を行い、ＲＲＣ層がＭＡＣエンティティからコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信（ＴＸ／ＲＸ）を停止する。
【0103】
本発明の実施例では、ＤＡＰＳハンドオーバについて、例えば、ステップ３０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のソース（ｓｏｕｒｃｅ）ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、該第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。それに応じて、ステップ４０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のソース（ｓｏｕｒｃｅ）ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、該第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又はデータ受信を停止する。
【0104】
ＤＡＰＳハンドオーバについて、別の例として、ステップ３０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のターゲット（ｔａｒｇｅｔ）ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、該第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、或いは、該第１のネットワーク装置及び該第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。それに応じて、ステップ４０１において、セルハンドオーバ中に、端末装置のターゲット（ｔａｒｇｅｔ）ＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の該第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、或いは、該第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信、並びにランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の該第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0105】
言い換えれば、ＤＡＰＳハンドオーバについて、ソースＭＡＣエンティティ及びターゲットＭＡＣエンティティは、それぞれ、コンシステントＬＢＴ障害検出を行い、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害をそれぞれ指示し、ＲＲＣ層は、ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第１のネットワーク装置及び／又は第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0106】
或いは、ソースＭＡＣエンティティ及びターゲットＭＡＣエンティティは、それぞれ、コンシステントＬＢＴ障害検出を行い、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害をそれぞれ指示し、ソースＭＡＣエンティティ及び／又はターゲットＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ＲＲＣ層は、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、第２のネットワーク装置について、動作を行わず、例えば接続再確立を行わない。
【0107】
図６は、本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止のもう１つの概略図である。図６に示すように、ソースＭＡＣエンティティ及びターゲットＭＡＣエンティティは、それぞれ、コンシステントＬＢＴ障害検出を行い、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害をそれぞれ指示し、プライマリセル（ＰＣｅｌｌ）でアクティブ化されたアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）がコンシステントＬＢＴ障害をトリガした場合、他のＢＷＰに切り替えてランダムアクセスを開始し、該プライマリセルにおける同一のキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）で物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎｓ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ソースＭＡＣエンティティ及び／又はターゲットＭＡＣエンティティは、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害を指示し、ＲＲＣ層は、無線リンク障害（ＲＬＦ）検出を行い、ＲＲＣ層がソースＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／受信（ＴＸ／ＲＸ）を停止し、ＲＲＣ層がターゲットＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第２のネットワーク装置とのランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外のデータの送信／受信（ＴＸ／ＲＸ）を停止する。
【0108】
図７は、本発明の実施例１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信の停止のさらにもう１つの概略図である。図７に示すように、ソースＭＡＣエンティティ及びターゲットＭＡＣエンティティは、それぞれ、コンシステントＬＢＴ障害検出を行い、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害をそれぞれ指示し、プライマリセル（ＰＣｅｌｌ）でアクティブ化されたアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）がコンシステントＬＢＴ障害をトリガした場合、他のＢＷＰに切り替えてランダムアクセスを開始し、該プライマリセルにおける同一のキャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）で物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎｓ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰ（ＵＬ ＢＷＰ）においてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ソースＭＡＣエンティティ及び／又はターゲットＭＡＣエンティティは、ＲＲＣ層にコンシステントＬＢＴ障害を指示し、ＲＲＣ層は、無線リンク障害（ＲＬＦ）検出を行い、ＲＲＣ層がソースＭＡＣエンティティ及び／又はターゲットＭＡＣエンティティからのコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／受信（ＴＸ／ＲＸ）を停止し、第２のネットワーク装置について、動作を行わず、例えば接続再確立を行わない。
【0109】
本発明の実施例では、該方法は、該端末装置をＲＲＣ接続状態に保持すること、該端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放すること、該端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持すること、及び該端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすことのうちの少なくとも１つをさらに含む。ここで、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0110】
ステップ３０２及び／又はステップ４０２において、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、セルハンドオーバ中に、端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含む。該第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、該第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0111】
ここで、該第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、該第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである。
【0112】
例えば、端末装置にキャリアアグリゲーション（ＣＡ）が構成されておらず、且つデュアルコネクティビティ（ＤＣ）が構成していない場合、該第１のセルはサービングセルであり、該第２のセルはサービングセルである。
【0113】
例えば、端末装置にキャリアアグリゲーション及び／又はデュアルコネクティビティが構成された場合、該第１のセルは、プライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、プライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであってもよい。
【0114】
ステップ３０２及び／又はステップ４０２において、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、以下の少なくとも１つを含む。
【0115】
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止する。例えば、ＲＲＣからのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、物理層は、ＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止する。言い換えれば、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信しておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層は、ＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する。
【0116】
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしない。例えば、ＲＲＣからのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、ＭＡＣ層は、コンシステントＬＢＴ障害をトリガしない。言い換えれば、ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信しておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示を受信しており、且つＬＢＴカウンタ（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ）がＬＢＴ障害の最大値以上である（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ≧ｌｂｔ－ＦａｉｌｕｒｅＩｎｓｔａｎｃｅＭａｘＣｏｕｎｔ）場合、ＭＡＣエンティティは、該サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする。
【0117】
ＭＡＣ層が上位層（例えばＲＲＣ層）にコンシステントＬＢＴ障害を指示しない。例えば、ＲＲＣからのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、ＭＡＣ層は、上位層へコンシステントＬＢＴ障害を指示しない。言い換えれば、コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信しておらず、且つ該サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネルオケージョン（ＰＲＡＣＨ ｏｃｃａｓｉｏｎ）が構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティは、上位層へコンシステントＬＢＴ障害を指示する。
【0118】
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマ（例えばＴ３０４）が作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、該タイマ（例えばＴ３０４）が作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは該コンシステントＬＢＴ障害指示を無視する。
【0119】
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマ（例えばＴ３０４）が作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、該タイマ（例えばＴ３０４）が作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しない。
【0120】
ステップ３０２及び／又はステップ４０２において、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することをさらに含んでもよい。
【0121】
例えば、同期の再構成（ａ ｒｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｗｉｔｈ ｓｙｎｃ）を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する。
【0122】
本発明の実施例では、該下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である。
【0123】
例えば、ＲＲＣは、ＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように物理層に指示してもよい。例えば、物理層がＲＲＣからのＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、物理層は、ＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止する。
【0124】
例えば、ＲＲＣは、ＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするようにＭＡＣ層に指示してもよい。例えば、ＭＡＣ層がＲＲＣからのＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、ＭＡＣ層は、コンシステントＬＢＴ障害をトリガせず、且つ／或いは、ＭＡＣ層は、コンシステントＬＢＴ障害をＲＲＣ層に指示しない。
【0125】
例えば、ＲＲＣは、ＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように物理層及びＭＡＣ層に指示してもよい。例えば、物理層がＲＲＣからのＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、物理層は、ＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示することを停止し、ＭＡＣ層がＲＲＣからのＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示を受信した場合、ＭＡＣ層は、コンシステントＬＢＴ障害をトリガせず、且つ／或いは、ＭＡＣ層は、コンシステントＬＢＴ障害をＲＲＣ層に指示しない。
【0126】
本発明の実施例では、該方法にステップ３０２が含まれる場合、図３に示すように、該方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0127】
ステップ３０３：セルハンドオーバを完了し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0128】
例えば、セルハンドオーバが完了した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0129】
また、例えば、セルハンドオーバが完了し、且つ他の条件が満たされた場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0130】
それに応じて、該方法にステップ４０２が含まれる場合、図４に示すように、該方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0131】
ステップ４０３：セルハンドオーバが完了した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0132】
本発明の実施例では、セルハンドオーバが完了したこととは、ハンドオーバ実行が完了したこと、又は該端末装置がターゲットセルに同期したことを意味してもよい。
【0133】
例えば、端末装置は、ターゲットセルに同期し、且つターゲットネットワーク装置にＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージを送信することによってＲＲＣハンドオーバ手順を完了し、即ち、図２におけるステップ２０８の実行を完了する。
【0134】
本発明の実施例では、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することとは、サスペンドされたコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復すること、例えば、ステップ３０２及び／又はステップ４０２によりサスペンドされたコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することを意味してもよい。
【0135】
ステップ３０３及び／又はステップ４０３において、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、以下の少なくとも１つを含む。
【0136】
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する。
【0137】
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタ（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ）がＬＢＴ障害の最大値以上である（例えばＬＢＴ＿ＣＯＵＮＴＥＲ≧ｌｂｔ－ＦａｉｌｕｒｅＩｎｓｔａｎｃｅＭａｘＣｏｕｎｔ）場合、ＭＡＣエンティティが該サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする。
【0138】
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ該サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。
【0139】
ステップ３０３及び／又はステップ４０３において、ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは該端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含んでもよい。該第２のセルは、ターゲットセルである。
【0140】
本発明の実施例では、図３に示すように、該方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0141】
ステップ３０４：第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0142】
それに応じて、図４に示すように、該方法は、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0143】
ステップ４０４：第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0144】
【0145】
本発明の実施例では、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含んでもよい。該第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである。
【0146】
例えば、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよい。
【0147】
本発明の実施例では、該端末装置のソースＭＡＣエンティティは、該第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行ってもよく、且つ／或いは、該端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、該第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行ってもよい。
【0148】
本実施例によれば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0149】
＜実施例２＞
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法はネットワーク装置に適用される。該方法は、実施例１に記載された、端末装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法に対応し、同様な内容についてその説明を省略する。
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法はネットワーク装置に適用される。該方法は、実施例１に記載された、端末装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法に対応し、同様な内容についてその説明を省略する。
【0150】
【0151】
ステップ８０１：端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信する。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む。
【0152】
【0153】
本発明の実施例では、該ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、該第２のセルは、ターゲットセルである。
【0154】
本発明の実施例では、該ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0155】
本発明の実施例では、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、該第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである。
【0156】
例えば、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよい。
【0157】
本発明の実施例では、該第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、該第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される。
【0158】
本発明の実施例では、図８に示すように、該方法は以下のステップをさらに含んでもよい。
【0159】
ステップ８０２：第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージ（ＨＡＮＤＯＶＥＲ ＲＥＱＵＥＳＴ ＡＣＫＮＯＷＬＥＤＧＥ）を受信する。
【0160】
該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0161】
本発明の実施例では、該ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含んでもよい。該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である。
【0162】
【0163】
本実施例によれば、ネットワーク装置が端末装置にＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含むＲＲＣ再構成メッセージを送信することで、端末装置は、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、コンシステントＬＢＴ障害検出を行うことができる。
【0164】
＜実施例３＞
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法は端末装置及びネットワーク装置に適用される。該方法は、実施例１に記載された端末装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法及び実施例２に記載されたネットワーク装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法に対応し、同様な内容についてその説明を省略する。
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法を提供し、該方法は端末装置及びネットワーク装置に適用される。該方法は、実施例１に記載された端末装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法及び実施例２に記載されたネットワーク装置に適用されるセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法に対応し、同様な内容についてその説明を省略する。
【0165】
【0166】
ステップ９０１：ＲＡＮハンドオーバ開始を実行する。具体的には、第１のネットワーク装置は、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信してＵｕハンドオーバをトリガし、該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関する構成情報を含む。ターゲットセルに同期するために、端末装置は、第２のネットワーク装置におけるターゲットセルにランダムアクセスプロセスを開始してもよい。
【0167】
ステップ９０２：端末装置は、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信する。
【0168】
ステップ９０３：端末装置は、第１のネットワーク装置及び／又は第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0169】
ステップ９０４：端末装置は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0170】
ステップ９０５：ＲＡＮハンドオーバ完了を実行し、具体的には、端末装置は、ターゲットセルに同期し、且つターゲットセルの第２のネットワーク装置にＲＲＣ再構成完了メッセージ（ＲＲＣＲｅｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅメッセージ）を送信することによって、ＲＲＣハンドオーバ手順を完了する。
【0171】
本発明の実施例では、該方法は、ステップ９０３及び／又はステップ９０４を含んでもよく、該方法がステップ９０４を含む場合、以下のステップをさらに含んでもよい。
【0172】
ステップ９０６：端末装置は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0173】
本発明の実施例では、第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0174】
本発明の実施例では、図９における各ステップの具体的な実施について、実施例１及び実施例２の記載を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0175】
本実施例によれば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0176】
＜実施例４＞
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を提供し、該装置は端末装置に適用される。該装置の問題解決の原理は実施例１の方法と類似するため、その具体的な実施は実施例１の方法の実施を参考してもよく、同様な内容について説明を省略する。
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を提供し、該装置は端末装置に適用される。該装置の問題解決の原理は実施例１の方法と類似するため、その具体的な実施は実施例１の方法の実施を参考してもよく、同様な内容について説明を省略する。
【0177】
図１０は、本発明の実施例４のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の１つの概略図である。図１０に示すように、該装置１０００は、第１の処理部１００１及び／又は第２の処理部１００２を含む。
【0178】
第１の処理部１００１は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する。
【0179】
第２の処理部１００２は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0180】
本発明の実施例では、第１の処理部１００１は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止する。
【0181】
本発明の実施例では、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、非ＤＡＰＳハンドオーバを含む。
【0182】
本発明の実施例では、図１０に示すように、該装置１０００は、以下の各部をさらに含んでもよい。
【0183】
ハンドオーバ完了部１００３は、セルハンドオーバを完了する。
【0184】
回復部１００４は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0185】
例えば、セルハンドオーバが完了した場合、回復部１００４は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0186】
また、例えば、セルハンドオーバが完了し、且つ他の条件が満たされた場合、回復部１００４は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する。
【0187】
本発明の実施例では、図１０に示すように、該装置１０００は、以下の各部をさらに含んでもよい。
【0188】
第１の受信部１００５は、第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0189】
本発明の実施例の１つの態様では、該装置１０００は、以下の各部（図示せず）のうちの少なくとも１つをさらに含んでもよい。
【0190】
保持部は、該端末装置をＲＲＣ接続状態に保持する。
【0191】
解放部は、該端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放する。
【0192】
維持部は、該端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持する。
【0193】
見なし部は、該端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なす。
【0194】
該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0195】
本発明の実施例の１つの態様では、該装置１０００は、以下の各部（図示せず）のうちの少なくとも１つをさらに含んでもよい。
【0196】
第１の指示部は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する。
【0197】
第１のトリガ部は、ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする。
【0198】
第２の指示部は、コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する。
【0199】
本実施例では、上述した各部の機能の実現について、実施例１における関連ステップの内容を参照してもよく、ここでその説明を省略する。
【0200】
本実施例によれば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0201】
＜実施例５＞
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を提供し、該装置はネットワーク装置に適用される。該装置の問題解決の原理は実施例２の方法と類似するため、その具体的な実施は実施例２の方法の実施を参考してもよく、同様な内容について説明を省略する。
本発明の実施例は、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を提供し、該装置はネットワーク装置に適用される。該装置の問題解決の原理は実施例２の方法と類似するため、その具体的な実施は実施例２の方法の実施を参考してもよく、同様な内容について説明を省略する。
【0202】
【0203】
第１の送信部１１０１は、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信する。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む。
【0204】
本発明の実施例では、該ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含んでもよく、該第２のセルは、ターゲットセルである。
【0205】
本発明の実施例では、該ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0206】
本発明の実施例では、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、該第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである。
【0207】
例えば、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよい。
【0208】
本発明の実施例では、該第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、該第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される。
【0209】
本発明の実施例では、図１１に示すように、該装置１１００は、以下の第２の受信部１１０２をさらに含む。
【0210】
第２の受信部１１０２は、第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信する。該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0211】
本発明の実施例では、該ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含んでもよい。該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である。
【0212】
本実施例によれば、ネットワーク装置が端末装置にＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含むＲＲＣ再構成メッセージを送信することで、端末装置は、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、コンシステントＬＢＴ障害検出を行うことができる。
【0213】
＜実施例６＞
本発明の実施例は、端末装置を提供する。該端末装置は、実施例４に記載されたセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を含む。
本発明の実施例は、端末装置を提供する。該端末装置は、実施例４に記載されたセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を含む。
【0214】
図１２は、本発明の実施例６の端末装置のシステム構成の１つの概略的なブロック図である。図１２に示すように、端末装置１２００は、プロセッサ１２１０及びメモリ１２２０を含んでもよく、メモリ１２２０はプロセッサ１２１０に接続される。なお、この図は例示的なものであり、他のタイプの構造を用いてこの構造を補足又は置換して、通信機能又は他の機能を実現してもよい。
【0215】
本発明の実施例の１つの態様では、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の機能はプロセッサ１２１０に統合されてもよい。
【0216】
プロセッサ１２１０は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように構成されてもよい。
【0217】
例えば、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、非ＤＡＰＳハンドオーバを含む。
【0218】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。
【0219】
例えば、該セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、該端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0220】
例えば、受信された該コンシステントＬＢＴ障害指示が該端末装置のＭＡＣ層からのものである。
【0221】
例えば、受信された該コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、受信された該コンシステントＬＢＴ障害指示が該端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む。
【0222】
例えば、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及びＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0223】
例えば、プロセッサ１２１０は、該端末装置をＲＲＣ接続状態に保持すること、該端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放すること、該端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持すること、及び該端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすことのうちの少なくとも１つを実行するように構成されてもよい。該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0224】
例えば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、セルハンドオーバ中に、端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含む。該第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、該第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、該第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である。
【0225】
例えば、該第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、該第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである。
【0226】
例えば、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む。
【0227】
例えば、プロセッサ１２１０は、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示するステップ、ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガするステップ、及びコンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示するステップのうちの少なくとも１つを実行するように構成されてもよい。
【0228】
例えば、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することをさらに含む。
【0229】
例えば、同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する。
【0230】
例えば、該下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である。
【0231】
例えば、プロセッサ１２１０は、セルハンドオーバを完了した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復するように構成されてもよい。
【0232】
例えば、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及びコンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む。
【0233】
例えば、該コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは該端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、該第２のセルは、ターゲットセルである。
【0234】
例えば、プロセッサ１２１０は、第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信するように構成されてもよい。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、該第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0235】
例えば、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、該第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである。
【0236】
例えば、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよい。
【0237】
例えば、該端末装置のソースＭＡＣエンティティは、該第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、該端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、該第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う。
【0238】
もう１つの態様では、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置はプロセッサ１２１０とそれぞれ配置されてもよく、例えばセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置はプロセッサ１２１０に接続されたチップであり、プロセッサ１２１０の制御によりセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の機能を実現してもよい。
【0239】
また、図１２に示すように、端末装置１２００は、通信モジュール１２３０、入力部１２４０、ディスプレイ１２５０、及び電源１２６０をさらに含んでもよい。なお、端末装置１２００は図１２に示す全てのユニットを含む必要がない。また、端末装置１２００は、図１２に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0240】
図１２に示すように、プロセッサ１２１０は、コントローラ又は操作制御部とも称され、マイクロプロセッサ又は他の処理装置及び／又は論理装置を含んでもよく、プロセッサ１２１０は入力を受け付け、端末装置１２００の各部の操作を制御する。
【0241】
ここで、メモリ１２２０は、例えばバッファ、フラッシュメモリ、ハードディスク、移動可能な媒体、発揮性メモリ、不発揮性メモリ、又は他の適切な装置の１つ又は複数であってもよく、各種のデータ及び関連情報を実行するためのプログラムを記憶している。また、プロセッサ１２１０は、メモリ１２２０に記憶されたプログラムを実行し、情報の記憶又は処理などを実現してもよい。他の部材は従来技術に類似するため、ここでその説明が省略される。端末装置１２００の各部は、本発明の範囲から逸脱することなく、特定のハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はその組み合わせによって実現されてもよい。
【0242】
本実施例によれば、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、端末装置がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止し、且つ／或いは、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする。これによって、セルハンドオーバ中に、端末装置がコンシステントＬＢＴ障害による接続再確立プロセスを開始しないため、ユーザサービスの中断及びユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。
【0243】
＜実施例７＞
本発明の実施例は、ネットワーク装置を提供する。該ネットワーク装置は、実施例５のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を含む。
本発明の実施例は、ネットワーク装置を提供する。該ネットワーク装置は、実施例５のセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置を含む。
【0244】
図１３は、本発明の実施例７のネットワーク装置のシステム構成の１つの概略的なブロック図である。図１３に示すように、ネットワーク装置１３００は、プロセッサ（ｐｒｏｃｅｓｓｏｒ）１３１０及びメモリ１３２０を含んでもよく、メモリ１３２０はプロセッサ１３１０に接続される。メモリ１３２０は、各種のデータを記憶してもよいし、情報処理のプログラム１３３０をさらに記憶し、プロセッサ１３１０の制御で該プログラム１３３０を実行し、端末装置により送信された各種の情報を受信し、端末装置に各種の情報を送信する。
【0245】
１つの態様では、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の機能はプロセッサ１３１０に統合されてもよい。ここで、プロセッサ１３１０は、端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信するように構成されてもよい。該ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む。
【0246】
例えば、該ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、該第２のセルは、ターゲットセルである。
【0247】
例えば、該ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である。
【0248】
例えば、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、該第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである。
【0249】
例えば、該第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよく、該第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するサービングセル、プライマリセル、プライマリセカンダリセル又はセカンダリセルであってもよい。
【0250】
例えば、該第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、該第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、該端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される。
【0251】
もう１つの態様では、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置はプロセッサ１３１０とそれぞれ配置されてもよく、例えばセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置はプロセッサ１３１０に接続されたチップであり、プロセッサ１３１０の制御によりセルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置の機能を実現してもよい。
【0252】
また、図１３に示すように、ネットワーク装置１３００は、送受信機１３４０及びアンテナ１３５０などをさらに含んでもよい。上記部材の機能は従来技術と類似し、ここでその説明を省略する。なお、ネットワーク装置１３００は図１３に示す全てのユニットを含む必要がない。また、ネットワーク装置１３００は、図１３に示されていないユニットをさらに含んでもよく、従来技術を参照してもよい。
【0253】
本実施例によれば、ネットワーク装置が端末装置にＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含むＲＲＣ再構成メッセージを送信することで、端末装置は、該ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報に基づいて、コンシステントＬＢＴ障害検出を行うことができる。
【0254】
＜実施例８＞
本発明の実施例は、通信システムを提供する。該通信システムは、実施例６の端末装置及び又は実施例７のネットワーク装置を含む。
本発明の実施例は、通信システムを提供する。該通信システムは、実施例６の端末装置及び又は実施例７のネットワーク装置を含む。
【0255】
例えば、該通信システムの構成は、図１を参照してもよい。図１に示すように、通信システム１００は、第１のネットワーク装置１０１、第２のネットワーク装置１０２及び端末装置１０３を含む。端末装置１０３は、実施例６の端末装置と同様であり、第１のネットワーク装置１０１は、実施例７のネットワーク装置と同様であり、ここで重複する内容について説明を省略する。
【0256】
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される際に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、ＤＶＤ、フラッシュメモリ等に関する。
【0257】
本発明の実施例を参照しながら説明した各装置における各処理方法は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせで実施されてもよい。例えば、図１１に示す機能的ブロック図における１つ若しくは複数、又は機能的ブロック図の１つ若しくは複数の組み合わせは、コンピュータプログラムフローの各ソフトウェアモジュールに対応してもよいし、各ハードウェアモジュールに対応してもよい。これらのソフトウェアモジュールは、図３又は図４に示す各ステップにそれぞれ対応してもよい。これらのハードウェアモジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ（ＦＰＧＡ）を用いてこれらのソフトウェアモジュールをハードウェア化して実現されてもよい。
【0258】
ソフトウェアモジュールは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、モバイルハードディスク、ＣＤ－ＲＯＭ又は当業者にとって既知の任意の他の形の記憶媒体に位置してもよい。プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ったり、記憶媒体に情報を書き込むように該記憶媒体をプロセッサに接続してもよいし、記憶媒体がプロセッサの構成部であってもよい。プロセッサ及び記憶媒体はＡＳＩＣに位置してもよい。該ソフトウェアモジュールは移動端末のメモリに記憶されてもよいし、移動端末に挿入されたメモリカードに記憶されてもよい。例えば、機器（例えば移動端末）が比較的に大きい容量のＭＥＧＡ－ＳＩＭカード又は大容量のフラッシュメモリ装置を用いる場合、該ソフトウェアモジュールは該ＭＥＧＡ－ＳＩＭカード又は大容量のフラッシュメモリ装置に記憶されてもよい。
【0259】
図１１に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び／又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、本願に記載されている機能を実行するための汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ（ＦＰＧＡ）又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理装置、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の適切な組み合わせで実現されてもよい。図１１に記載されている機能的ブロック図における一つ以上の機能ブロック及び／又は機能ブロックの一つ以上の組合せは、例えば、コンピューティング機器の組み合わせ、例えばＤＳＰとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、ＤＳＰ通信と組み合わせた１つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成で実現されてもよい。
【0260】
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び変更を行ってもよく、これらの変形及び変更も本発明の範囲内のものである。
【0261】
また、上述の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
（付記一）
（付記１）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第１の処理部、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第２の処理部、を含む、装置。
（付記２）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記１に記載の装置。
（付記３）
前記装置は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記１又は２に記載の装置。
（付記４）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
前記第１の処理部は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
前記第２の処理部は、セルハンドオーバ中に、前記端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１又は２に記載の装置。
（付記５）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記１乃至４の何れかに記載の装置。
（付記６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記５に記載の装置。
（付記７）
前記第１の処理部がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至６の何れかに記載の装置。
（付記８）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持する保持部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放する解放部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持する維持部、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なす見なし部のうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１乃至７の何れかに記載の装置。
（付記９）
前記第２の処理部は、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至８の何れかに記載の装置。
（付記１０）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記９に記載の装置。
（付記１１）
前記第２の処理部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記１乃至１０の何れかに記載の装置。
（付記１２）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する第１の指示部、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする第１のトリガ部、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する第２の指示部のうちの少なくとも１つをさらに含む、付記１乃至１１の何れかに記載の装置。
（付記１３）
前記第２の処理部は、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１乃至１２の何れかに記載の装置。
（付記１４）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１３に記載の装置。
（付記１５）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記１３又は１４に記載の装置。
（付記１６）
セルハンドオーバを完了するハンドオーバ完了部と、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する回復部と、をさらに含む、付記１乃至１５の何れかに記載の装置。
（付記１７）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記１６に記載の装置。
（付記１８）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記１６又は１７に記載の装置。
（付記１９）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する第１の受信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、第１の受信部をさらに含む、付記１乃至１８の何れかに記載の装置。
（付記２０）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記１９に記載の装置。
（付記２１）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記２０に記載の装置。
（付記２２）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第３の処理部、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第４の処理部、を含む、装置。
（付記２３）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記２２に記載の装置。
（付記２４）
前記装置は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記２２又は２３に記載の装置。
（付記２５）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記第２の端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２又は２３に記載の装置。
（付記２６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記２２乃至２５の何れかに記載の装置。
（付記２７）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記２６に記載の装置。
（付記２８）
前記第３の処理部がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２７の何れかに記載の装置。
（付記２９）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持する保持部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放する解放部、
端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持する維持部、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なす見なし部のうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２乃至２８の何れかに記載の装置。
（付記３０）
前記第４の処理部は、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２９の何れかに記載の装置。
（付記３１）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記３０に記載の装置。
（付記３２）
前記第４の処理部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記２２乃至３１の何れかに記載の装置。
（付記３３）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する第１の指示部、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする第１のトリガ部、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する第２の指示部のうちの少なくとも１つをさらに含む、付記２２乃至３２の何れかに記載の装置。
（付記３４）
前記第４の処理部は、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記２２乃至３３の何れかに記載の装置。
（付記３５）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記３４に記載の装置。
（付記３６）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記３４又は３５に記載の装置。
（付記３７）
セルハンドオーバを完了するハンドオーバ完了部と、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する回復部と、をさらに含む、付記２２乃至３６の何れかに記載の装置。
（付記３８）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記３７に記載の装置。
（付記３９）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記３７又は３８に記載の装置。
（付記４０）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する第１の受信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、第１の受信部をさらに含む、付記２２乃至３９の何れかに記載の装置。
（付記４１）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４０に記載の装置。
（付記４２）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記４１に記載の装置。
（付記４３）
ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信する第１の送信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、第１の送信部、を含む、装置。
（付記４４）
前記ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記４３に記載の装置。
（付記４５）
前記ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記４３又は４４に記載の装置。
（付記４６）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４３乃至４５の何れかに記載の装置。
（付記４７）
前記第１の構成情報は、前記端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、
前記第２の構成情報は、前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される、付記４６に記載の装置。
（付記４８）
第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信する第２の受信部であって、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、第２の受信部、をさらに含む、付記４３乃至４７の何れかに記載の装置。
（付記４９）
前記ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、前記端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である、付記４８に記載の装置。
（付記５０）
付記１乃至４２の何れかに記載の装置を含む端末装置。
（付記５１）
付記４３乃至４９の何れかに記載の装置を含むネットワーク装置。
（付記５２）
付記５０に記載の端末装置及び／又は付記５１に記載のネットワーク装置を含む通信システム。
（付記二）
（付記１）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法。
（付記２）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記１に記載の方法。
（付記３）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記１又は２に記載の方法。
（付記４）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１又は２に記載の方法。
（付記５）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記５に記載の方法。
（付記７）
ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至３、及び５乃至６の何れかに記載の方法。
（付記８）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持するステップ、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすステップのうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１乃至７の何れかに記載の方法。
（付記９）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含み、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至３、及び５乃至８の何れかに記載の方法。
（付記１０）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記９に記載の方法。
（付記１１）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記１乃至１０の何れかに記載の方法。
（付記１２）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示するステップ、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガするステップ、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示するステップのうちの少なくとも１つをさらに含む、付記１乃至１１の何れかに記載の方法。
（付記１３）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することを含む、付記１乃至１２の何れかに記載の方法。
（付記１４）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１３に記載の方法。
（付記１５）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記１３又は１４に記載の方法。
（付記１６）
セルハンドオーバを完了し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復するステップ、をさらに含む、付記１乃至１５の何れかに記載の方法。
（付記１７）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記１６に記載の方法。
（付記１８）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記１６又は１７に記載の方法。
（付記１９）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、ステップをさらに含む、付記１乃至１８の何れかに記載の方法。
（付記２０）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記１９に記載の方法。
（付記２１）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記２０に記載の方法。
（付記２２）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法。
（付記２３）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記２２に記載の方法。
（付記２４）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記２２又は２３に記載の方法。
（付記２５）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記第２の端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２又は２３に記載の方法。
（付記２６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記２２乃至２５の何れかに記載の方法。
（付記２７）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記２６に記載の方法。
（付記２８）
前記ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２７の何れかに記載の方法。
（付記２９）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放するステップ、
端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持するステップ、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすステップのうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２乃至２８の何れかに記載の方法。
（付記３０）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含み、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２９の何れかに記載の方法。
（付記３１）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記３０に記載の方法。
（付記３２）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記２２乃至３１の何れかに記載の方法。
（付記３３）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示するステップ、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガするステップ、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示するステップのうちの少なくとも１つをさらに含む、付記２２乃至３２の何れかに記載の方法。
（付記３４）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することを含む、付記２２乃至３３の何れかに記載の方法。
（付記３５）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記３４に記載の方法。
（付記３６）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記３４又は３５に記載の方法。
（付記３７）
セルハンドオーバを完了した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復するステップ、をさらに含む、付記２２乃至３６の何れかに記載の方法。
（付記３８）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記３７に記載の方法。
（付記３９）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記３７又は３８に記載の方法。
（付記４０）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、ステップをさらに含む、付記２２乃至３９の何れかに記載の方法。
（付記４１）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４０に記載の方法。
（付記４２）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記４１に記載の方法。
（付記４３）
ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、ステップ、を含む、方法。
（付記４４）
前記ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記４３に記載の方法。
（付記４５）
前記ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記４３又は４４に記載の方法。
（付記４６）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４３乃至４５の何れかに記載の方法。
（付記４７）
前記第１の構成情報は、前記端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、
前記第２の構成情報は、前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される、付記４６に記載の方法。
（付記４８）
第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップであって、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、ステップ、をさらに含む、付記４３乃至４７の何れかに記載の方法。
（付記４９）
前記ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、前記端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である、付記４８に記載の方法。
（付記一）
（付記１）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第１の処理部、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第２の処理部、を含む、装置。
（付記２）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記１に記載の装置。
（付記３）
前記装置は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記１又は２に記載の装置。
（付記４）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
前記第１の処理部は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
前記第２の処理部は、セルハンドオーバ中に、前記端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１又は２に記載の装置。
（付記５）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記１乃至４の何れかに記載の装置。
（付記６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記５に記載の装置。
（付記７）
前記第１の処理部がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至６の何れかに記載の装置。
（付記８）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持する保持部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放する解放部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持する維持部、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なす見なし部のうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１乃至７の何れかに記載の装置。
（付記９）
前記第２の処理部は、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至８の何れかに記載の装置。
（付記１０）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記９に記載の装置。
（付記１１）
前記第２の処理部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記１乃至１０の何れかに記載の装置。
（付記１２）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する第１の指示部、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする第１のトリガ部、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する第２の指示部のうちの少なくとも１つをさらに含む、付記１乃至１１の何れかに記載の装置。
（付記１３）
前記第２の処理部は、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１乃至１２の何れかに記載の装置。
（付記１４）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１３に記載の装置。
（付記１５）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記１３又は１４に記載の装置。
（付記１６）
セルハンドオーバを完了するハンドオーバ完了部と、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する回復部と、をさらに含む、付記１乃至１５の何れかに記載の装置。
（付記１７）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記１６に記載の装置。
（付記１８）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記１６又は１７に記載の装置。
（付記１９）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する第１の受信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、第１の受信部をさらに含む、付記１乃至１８の何れかに記載の装置。
（付記２０）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記１９に記載の装置。
（付記２１）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記２０に記載の装置。
（付記２２）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する第３の処理部、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする第４の処理部、を含む、装置。
（付記２３）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記２２に記載の装置。
（付記２４）
前記装置は、セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記２２又は２３に記載の装置。
（付記２５）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記第２の端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２又は２３に記載の装置。
（付記２６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記２２乃至２５の何れかに記載の装置。
（付記２７）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記２６に記載の装置。
（付記２８）
前記第３の処理部がネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２７の何れかに記載の装置。
（付記２９）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持する保持部、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放する解放部、
端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持する維持部、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なす見なし部のうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２乃至２８の何れかに記載の装置。
（付記３０）
前記第４の処理部は、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２９の何れかに記載の装置。
（付記３１）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記３０に記載の装置。
（付記３２）
前記第４の処理部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記２２乃至３１の何れかに記載の装置。
（付記３３）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示する第１の指示部、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガする第１のトリガ部、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示する第２の指示部のうちの少なくとも１つをさらに含む、付記２２乃至３２の何れかに記載の装置。
（付記３４）
前記第４の処理部は、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記２２乃至３３の何れかに記載の装置。
（付記３５）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記３４に記載の装置。
（付記３６）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記３４又は３５に記載の装置。
（付記３７）
セルハンドオーバを完了するハンドオーバ完了部と、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復する回復部と、をさらに含む、付記２２乃至３６の何れかに記載の装置。
（付記３８）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記３７に記載の装置。
（付記３９）
前記回復部がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記３７又は３８に記載の装置。
（付記４０）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信する第１の受信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、第１の受信部をさらに含む、付記２２乃至３９の何れかに記載の装置。
（付記４１）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４０に記載の装置。
（付記４２）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記４１に記載の装置。
（付記４３）
ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の装置であって、
端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信する第１の送信部であって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、第１の送信部、を含む、装置。
（付記４４）
前記ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記４３に記載の装置。
（付記４５）
前記ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記４３又は４４に記載の装置。
（付記４６）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４３乃至４５の何れかに記載の装置。
（付記４７）
前記第１の構成情報は、前記端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、
前記第２の構成情報は、前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される、付記４６に記載の装置。
（付記４８）
第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信する第２の受信部であって、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、第２の受信部、をさらに含む、付記４３乃至４７の何れかに記載の装置。
（付記４９）
前記ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、前記端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である、付記４８に記載の装置。
（付記５０）
付記１乃至４２の何れかに記載の装置を含む端末装置。
（付記５１）
付記４３乃至４９の何れかに記載の装置を含むネットワーク装置。
（付記５２）
付記５０に記載の端末装置及び／又は付記５１に記載のネットワーク装置を含む通信システム。
（付記二）
（付記１）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法。
（付記２）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記１に記載の方法。
（付記３）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記１又は２に記載の方法。
（付記４）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１又は２に記載の方法。
（付記５）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記１乃至４の何れかに記載の方法。
（付記６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記５に記載の方法。
（付記７）
ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至３、及び５乃至６の何れかに記載の方法。
（付記８）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持するステップ、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすステップのうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記１乃至７の何れかに記載の方法。
（付記９）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含み、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記１乃至３、及び５乃至８の何れかに記載の方法。
（付記１０）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記９に記載の方法。
（付記１１）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記１乃至１０の何れかに記載の方法。
（付記１２）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示するステップ、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガするステップ、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示するステップのうちの少なくとも１つをさらに含む、付記１乃至１１の何れかに記載の方法。
（付記１３）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することを含む、付記１乃至１２の何れかに記載の方法。
（付記１４）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記１３に記載の方法。
（付記１５）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記１３又は１４に記載の方法。
（付記１６）
セルハンドオーバを完了し、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復するステップ、をさらに含む、付記１乃至１５の何れかに記載の方法。
（付記１７）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記１６に記載の方法。
（付記１８）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記１６又は１７に記載の方法。
（付記１９）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、ステップをさらに含む、付記１乃至１８の何れかに記載の方法。
（付記２０）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記１９に記載の方法。
（付記２１）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記２０に記載の方法。
（付記２２）
端末装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止するステップ、及び／又は、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップ、を含む、方法。
（付記２３）
前記セルハンドオーバは、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ、又は、
デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバ及び非ＤＡＰＳハンドオーバ、又は、
非ＤＡＰＳハンドオーバを含む、付記２２に記載の方法。
（付記２４）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、且つ／或いは、ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止する場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする、付記２２又は２３に記載の方法。
（付記２５）
前記セルハンドオーバは、デュアルアクティブプロトコルスタック（ＤＡＰＳ）ハンドオーバであり、
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、第１のネットワーク装置とのデータの送信及び受信を停止し、且つ／或いは、
セルハンドオーバ中に、前記第２の端末装置によるターゲットセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドし、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２又は２３に記載の方法。
（付記２６）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものである、付記２２乃至２５の何れかに記載の方法。
（付記２７）
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のＭＡＣ層からのものであることは、
受信された前記コンシステントＬＢＴ障害指示が前記端末装置のソースＭＡＣエンティティ、ターゲットＭＡＣエンティティ及びＭＣＧ ＭＡＣエンティティのうちの少なくとも１つからのものであることを含む、付記２６に記載の方法。
（付記２８）
前記ネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することは、
第１のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、
ランダムアクセスに関連して送信されたデータ以外の第２のネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止すること、及び
ＭＣＧネットワーク装置とのデータの送信及び／又は受信を停止することの少なくとも１つを含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２７の何れかに記載の方法。
（付記２９）
前記端末装置をＲＲＣ接続状態に保持するステップ、
前記端末装置が第１のネットワーク装置との接続を解放するステップ、
端末装置が第１のネットワーク装置のＲＲＣ構成を維持するステップ、及び
前記端末装置が第１のネットワーク装置との無線リンクが失敗したと見なすステップのうちの少なくとも１つをさらに含み、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記２２乃至２８の何れかに記載の方法。
（付記３０）
セルハンドオーバ中に、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
セルハンドオーバ中に、前記端末装置による第１のセル及び／又は第２のセルに対するコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることを含み、
前記第１のセルは、第１のネットワーク装置に属し、前記第２のセルは、第２のネットワーク装置に属し、
前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置であり、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、付記２２乃至２９の何れかに記載の方法。
（付記３１）
前記第１のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルであり、且つ／或いは、
前記第２のセルは、サービングセル、又はプライマリセル、又はプライマリセカンダリセル、又はセカンダリセルである、付記３０に記載の方法。
（付記３２）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドすることは、
物理層がＭＡＣ層へのＬＢＴ障害の指示を停止すること、
ＭＡＣ層がコンシステントＬＢＴ障害をトリガしないこと、
ＭＡＣ層が上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示しないこと、
コンシステントＬＢＴ障害指示を受信し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動していない場合、無線リンクが失敗したと見なし、或いは、前記タイマが作動し、且つコンシステントＬＢＴ障害指示を受信した場合、無線リンクが失敗したと見なさず、或いは前記コンシステントＬＢＴ障害指示を無視すること、及び
無線リンク障害が発生し、且つセルハンドオーバのためのタイマが作動しておらず、且つ接続再確立を開始し、或いは、前記タイマが作動し、且つ無線リンク障害が発生し、接続再確立を開始しないことの少なくとも１つを含む、付記２２乃至３１の何れかに記載の方法。
（付記３３）
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示するステップ、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガするステップ、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドする指示が受信されておらず、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示するステップのうちの少なくとも１つをさらに含む、付記２２乃至３２の何れかに記載の方法。
（付記３４）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするステップは、
ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示することを含む、付記２２乃至３３の何れかに記載の方法。
（付記３５）
同期の再構成を実行するために、或いは、セルハンドオーバのためのタイマが開始される場合、ＲＲＣ層がＬＢＴ障害検出及び回復をサスペンドするように下位層に指示する、付記３４に記載の方法。
（付記３６）
前記下位層は、物理層及び／又はＭＡＣ層である、付記３４又は３５に記載の方法。
（付記３７）
セルハンドオーバを完了した場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復するステップ、をさらに含む、付記２２乃至３６の何れかに記載の方法。
（付記３８）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の指示が受信され、且つＬＢＴが失敗した場合、物理層がＭＡＣ層にＬＢＴ障害を指示すること、
ＬＢＴ障害回復構成パラメータが構成されたサービングセルについて、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ下位層からのＬＢＴ障害指示が受信され、且つＬＢＴカウンタがＬＢＴ障害の最大値以上である場合、ＭＡＣエンティティが前記サービングセルのＢＷＰでのコンシステントＬＢＴ障害をトリガすること、及び
コンシステントＬＢＴ障害をトリガしたサービングセルが特別セルである場合、コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復する指示が受信され、且つ前記サービングセルにおける同一のキャリアで物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）オケージョンが構成された全てのアップリンクＢＷＰにおいてコンシステントＬＢＴ障害がトリガされたとき、ＭＡＣエンティティが上位層にコンシステントＬＢＴ障害を指示することの少なくとも１つを含む、付記３７に記載の方法。
（付記３９）
前記コンシステントＬＢＴ障害検出及び回復メカニズムを回復することは、
ＲＲＣハンドオーバが完了し、或いは前記端末装置が第２のセルに同期された場合、ＲＲＣ層がコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を回復するように下位層に指示することをさらに含み、
前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記３７又は３８に記載の方法。
（付記４０）
第１のネットワーク装置からＲＲＣ再構成メッセージを受信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記第１のネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、ステップをさらに含む、付記２２乃至３９の何れかに記載の方法。
（付記４１）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４０に記載の方法。
（付記４２）
前記端末装置のソースＭＡＣエンティティは、前記第１の構成情報に基づいて、第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行い、且つ／或いは、
前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティは、前記第２の構成情報に基づいて、第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行う、付記４１に記載の方法。
（付記４３）
ネットワーク装置に適用される、セルハンドオーバにおけるコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復の方法であって、
端末装置にＲＲＣ再構成メッセージを送信するステップであって、前記ＲＲＣ再構成メッセージは、ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含む、ステップ、を含む、方法。
（付記４４）
前記ＲＲＣ再構成メッセージは、第２のセルへのアクセスに必要な情報をさらに含み、前記第２のセルは、ターゲットセルである、付記４３に記載の方法。
（付記４５）
前記ネットワーク装置は、ソースネットワーク装置である、付記４３又は４４に記載の方法。
（付記４６）
前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、第１の構成情報及び／又は第２の構成情報を含み、前記第１の構成情報は、第１のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、前記第２の構成情報は、第２のセルのＬＢＴ障害検出及び回復に関連し、
前記第１のセルは、ソースネットワーク装置に属するセルであり、前記第２のセルは、ターゲットネットワーク装置に属するセルである、付記４３乃至４５の何れかに記載の方法。
（付記４７）
前記第１の構成情報は、前記端末装置のソースＭＡＣエンティティが第１のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用され、且つ／或いは、
前記第２の構成情報は、前記端末装置のターゲットＭＡＣエンティティが第２のセルでのコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うために使用される、付記４６に記載の方法。
（付記４８）
第２のネットワーク装置から送信されたハンドオーバ要求確認メッセージを受信するステップであって、前記第２のネットワーク装置は、ターゲットネットワーク装置である、ステップ、をさらに含む、付記４３乃至４７の何れかに記載の方法。
（付記４９）
前記ハンドオーバ要求確認メッセージは、ターゲットセルへのアクセスに必要な情報、並びにＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報を含み、前記ＬＢＴ障害検出及び回復に関連する構成情報は、前記端末装置がターゲットネットワーク装置におけるセルに対してコンシステントＬＢＴ障害検出及び回復を行うための構成情報である、付記４８に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】