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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】表示制御装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20220101AFI20240611BHJP
   G06F 3/0485 20220101ALI20240611BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALI20240611BHJP
【FI】
G06F3/0484
G06F3/0485
G06F3/04883
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2023113880
(22)【出願日】2023-07-11
(62)【分割の表示】P 2019113341の分割
【原出願日】2019-06-19
(65)【公開番号】P2023126369
(43)【公開日】2023-09-07
【審査請求日】2023-08-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村上 文吾
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-253284(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0022130(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0484
G06F 3/0485
G06F 3/04883
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
手書き入力により第1のコードの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記第1のコードに対応するオブジェクトを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記オブジェクトが表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが表示されている画面をスクロールさせる表示制御手段と、
を備え
前記受付手段は、前記第1のコードとは異なる第2のコードが入力された後に前記第1のコードの手書き入力を受け付けることを特徴とする表示制御装置。
【請求項2】
前記オブジェクトには、当該オブジェクトを特定可能な前記第1のコードが示されており、
前記特定手段は、前記受付手段により受け付けられた前記第1のコードと一致する前記第1のコードが示されているオブジェクトを特定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記受付手段により受け付けられた前記手書き入力による前記第1のコードを認識する認識手段を備え、
前記特定手段は、前記認識手段により認識された前記第1のコードに対応するオブジェクトを特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記オブジェクトは、アイコン、操作ボタン、又は、操作メニューであることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記受付手段は、前記表示領域に表示されている、所定の第1のコードに対応するオブジェクトに重畳する位置において、手書き入力を受け付け可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記受付手段は、前記第1のコードとは異なる第2のコードにより特定された画面が前記表示手段に表示された状態において前記第1のコードの入力を受け付けることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の表示制御装置。
【請求項7】
コンピュ―タを、
手書き入力により第1のコードの入力を受け付ける受付手段、
前記受付手段により受け付けられた前記第1のコードに対応するオブジェクトを特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記オブジェクトが表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが表示されている画面をスクロールさせる表示制御手段、
として機能させ
前記受付手段は、前記第1のコードとは異なる第2のコードにより特定された画面が前記表示手段に表示された状態において前記第1のコードの入力を受け付けることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示制御装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、階層構造のメニューのうち、所定階層数分のメニュー情報を同一画面内に区分して表示する表示制御装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-140797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されている表示制御装置では、該当するエリア内に表示しきれていない所望の画面を表示させるためのメニュー情報を選択しようとした場合、まず、スクロールバーを操作することにより当該メニュー情報がエリア内に表示されるようにしなければならないため面倒であるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、所望の画面を表示させるための操作を簡便にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る表示制御装置は、
手書き入力により第1のコードの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記第1のコードに対応するオブジェクトを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記オブジェクトが表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが表示されている画面をスクロールさせる表示制御手段と、
を備え
前記受付手段は、前記第1のコードとは異なる第2のコードが入力された後に前記第1のコードの手書き入力を受け付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、所望の画面を表示させるための操作を簡便にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の販売管理システムの概略構成図である。
図2】サーバの機能構成を示すブロック図である。
図3】端末装置の機能構成を示すブロック図である。
図4】ショートカットコード対応テーブルの一例を示す図である。
図5】売上メニュー画面の一例を示す図である。
図6】見積メニュー画面の一例を示す図である。
図7】見積入力メニュー画面の一例を示す図である。
図8】見積書(A4タテ)入力画面の一例を示す図である。
図9】ショートカット表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
図10】ジェスチャー入力がなされた際の見積入力メニュー画面の一例を示す図である。
図11】ジェスチャー入力によりスクロールがなされた後の見積入力メニュー画面の一例を示す図である。
図12】M販売様用入力画面の一例を示す図である。
図13】スクロール表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
図14】伝票リストの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0010】
<販売管理システム1の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の構成を説明する。図1は、本実施形態の販売管理システム1の概略構成図である。
【0011】
図1に示すように、販売管理システム(表示制御装置)1は、サーバ2と、複数の端末装置3とを備えている。サーバ2と端末装置3とは通信ネットワークNを介して情報通信可能に接続される。
【0012】
サーバ2は、例えば、クラウド上のサーバであり、販売管理システム1を導入した各企業における仕入れ、受注、在庫、発送、納品、請求、販売計画など販売業務に関する管理を行う。
【0013】
端末装置3は、例えば、販売管理システム1を導入した各企業の社員が使用する端末装置である。この端末装置3としては、例えば、ノートPC(Personal Computer)、デス
クトップPC等が挙げられる。なお、これに限定されず、スマートフォン、タブレットPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよい。
【0014】
通信ネットワークNは、例えば、インターネットであるものとするが、LAN(Local Area Network)等、他のネットワークとしてもよい。
【0015】
<サーバ2の構成>
次に、図2を参照して、サーバ2の機能構成について説明する。図2は、サーバ2の機能構成を示すブロック図である。
【0016】
図2に示すように、サーバ2は、CPU(Central Processing Unit)21と、RAM
(Random Access Memory)22と、記憶部23と、操作部24と、表示部25と、通信部26とを備えている。また、サーバ2の各部は、バス27を介して接続されている。
【0017】
CPU(第1の受付手段、受付手段、第1の特定手段、第1の表示制御手段)21は、記憶部23に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種のプログラムを読み出してRAM22のワークエリアに展開し、当該プログラムに従ってサーバ2の各部の動作を制御する。例えば、CPU21は、アプリケーションプログラムの実行結果に応じて、端末装置3の表示部35に当該実行結果に係る表示を行わせるための制御信号を生成し、通信部26を介して端末装置3に送信する。
【0018】
RAM22は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU21により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
【0019】
記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などにより構成される。
記憶部23には、CPU21で実行されるシステムプログラム、Webサーバプログラム等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
【0020】
また、記憶部23には、ショートカットコード対応テーブルTが記憶されている。
図4に示すように、ショートカットコード対応テーブルTには、例えば、「ショートカットコード」及び「遷移画面」の項目が設けられており、これらの項目に関するデータが互いに対応付けられて記憶されるようになっている。
【0021】
操作部24は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部24は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU21に出力する。
【0022】
表示部25は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等から構成されている。また、表示部25には、CPU21から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
【0023】
通信部26は、例えば、ネットワークカード等により構成されている。また、通信部26は、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器(例えば、端末装置3等)との通信を行う。
【0024】
<端末装置3の構成>
次に、図3を参照して、端末装置3の機能構成について説明する。図3は、端末装置3の機能構成を示すブロック図である。
【0025】
図3に示すように、端末装置3は、CPU31と、RAM32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、無線通信部36とを備えている。また、端末装置3の各部は、バス37を介して接続されている。
【0026】
CPU(第1の受付手段、第2の受付手段、受付手段、判別手段、第2の特定手段、第2の表示制御手段、認識手段)31は、記憶部33に記憶されているシステムプログラムやアプリケーションプログラムといった各種プログラムを読み出してRAM32のワークエリアに展開し、当該プログラムに従って端末装置3の各部の動作を制御する。例えば、CPU31は、ブラウザなどの情報表示入力プログラムを実行して、操作部34に対するユーザーの入力操作の内容に基づく情報を無線通信部36によりサーバ2に送信させたり、サーバ2から受信した情報を表示部35に表示させたりする。
【0027】
RAM32は、例えば、揮発性のメモリであり、CPU31により読み出された各種のプログラムやデータを一時的に格納するワークエリアを有する。
【0028】
記憶部33は、例えば、HDD、SSD、EEPROM、フラッシュメモリなどにより構成される。記憶部33には、CPU31で実行されるシステムプログラムやブラウザ等のアプリケーションプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
【0029】
操作部34は、例えば、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有している。また、操作部34は、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU31に出力する。
【0030】
表示部(表示手段)35は、例えば、LCDや有機ELディスプレイ等から構成されている。また、表示部35には、CPU31から出力されて入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
【0031】
無線通信部36は、例えば、アンテナ、変復調回路、信号処理回路等により構成されている。また、無線通信部36は、通信ネットワークNに接続されている基地局やアクセスポイント等と無線電波により情報の送受信を行い、通信ネットワークN上の機器(例えば、サーバ2等)との通信を行う。
【0032】
《販売管理システム1の動作》
<通常の画面遷移操作>
まず、所望の画面を端末装置3の表示部35に表示させる際の通常の画面遷移操作について説明する。
【0033】
所望の画面として、例えば、図8に示す見積書(A4タテ)入力画面44を端末装置3の表示部35に表示させる場合、トップ画面(図示省略)などにおいて、売上タブTB1(図5参照)を選択する入力操作を行うことによって、図5に示す売上メニュー画面41を表示部35に表示させる。ここで、トップ画面とは、販売管理システム1を導入した各企業の社員がサーバ2にログインした際、表示部35に最初に表示される画面である。
【0034】
図5に示すように、売上メニュー画面41は、大きく分けて、売上タブTB1、仕入タブTB2、在庫タブTB3、計画タブTB4、設定タブTB5などが表示されるタブ表示領域R1と、見積ボタンB1、売上請求ボタンB2、受注ボタンB3、発送ボタンB4、得意先ボタンB5、商品ボタンB6、フォームビルダーボタンB7などが表示される売上メニュー表示領域R2と、によって構成されている。また、売上メニュー画面41の右上には、後述するショートカットキー(ショートカットコード)を入力するためのテキストボックスA1が表示されている。テキストボックスA1は、破線によって3つの文字入力領域に分けられており、各文字入力領域には2つ(2桁)の文字を入力可能となっている。つまり、テキストボックスA1は、最大で6つ(6桁)の文字を入力可能となっている。
見積書(A4タテ)入力画面44を表示部35に表示させる場合、売上メニュー画面41において、見積ボタンB1を選択する入力操作を行うことによって、図6に示す見積メニュー画面42を表示部35に表示させる。
【0035】
図6に示すように、見積メニュー画面42は、大きく分けて、上述のタブ表示領域R1と、見積入力ボタンB8、見積訂正ボタンB9などが表示される見積メニュー表示領域R3と、によって構成されている。ここで、見積メニュー表示領域R3の左上部に表示されている見出し「売上>見積_01」は、売上メニュー画面41において「01」の番号が
付された見積ボタンB1を操作すると、見積メニュー画面42に遷移することを示している。また、見積メニュー画面42の右上には、売上メニュー画面41と同様にテキストボックスA1が表示されている。
見積書(A4タテ)入力画面44を表示部35に表示させる場合、見積メニュー画面42において、見積入力ボタンB8を選択する入力操作を行うことによって、図7に示す見積入力メニュー画面43を表示部35に表示させる。
【0036】
図7に示すように、見積入力メニュー画面43は、大きく分けて、上述のタブ表示領域R1と、見積書(A4ヨコ)ボタンB10、見積書(A4タテ)ボタンB11など、各種の見積書入力画面を表示するための複数のボタン(メニューボタン(オブジェクト))が表示される見積入力メニュー表示領域R4と、によって構成されている。ここで、見積入力メニュー表示領域R4の左上部に表示されている見出し「売上>見積_01>見積入力_01」は、売上メニュー画面41において「01」の番号が付された見積ボタンB1を操作し、見積メニュー画面42において「01」の番号が付された見積入力ボタンB8を操作すると、見積入力メニュー画面43に遷移することを示している。また、見積入力メニュー画面43の右上には、売上メニュー画面41と同様にテキストボックスA1が表示されている。
見積入力メニュー画面43において、見積書(A4タテ)ボタンB11を選択する入力操作を行うことによって、図8に示すように、見積書(A4タテ)入力画面44が表示部35に表示される。ここで、見積書(A4タテ)入力画面44の左上部の見出し「■見積書(A4タテ)_010102」の“010102”の数字は、見積書(A4タテ)入力
画面44に対応するショートカットコードを表している。
【0037】
<ショートカットキーを用いた画面遷移操作>
次に、ショートカットキーを用いて端末装置3の表示部35に所望の画面を表示させる際の画面遷移操作について説明する。
【0038】
上述した通常の画面遷移操作と同様に所望の画面として、例えば、図8に示す見積書(A4タテ)入力画面44を端末装置3の表示部35に表示させる場合、上述の売上メニュー画面41や見積メニュー画面42、見積入力メニュー画面43などにおいて、見積書(A4タテ)入力画面44に対応するショートカットキー(ショートカットコード)である「010102」(図4参照)をテキストボックスA1に入力する。これにより、上述した通常の画面遷移操作を行うことなく、見積書(A4タテ)入力画面44を表示部35に直接表示させることができるようになっている。
【0039】
ここで、見積書(A4タテ)入力画面44に対応するショートカットキー「010102」のうちの先頭2桁の「01」は、売上メニュー画面41に表示される見積ボタンB1に付されている番号「01」(図5参照)に対応するものとなっている。また、「010102」のうちの先頭2桁に続く次の2桁の「01」は、見積メニュー画面42に表示される見積入力ボタンB8に付されている番号「01」(図6参照)に対応するものとなっている。また、「010102」のうちの後尾2桁の「02」は、見積入力メニュー画面43に表示される見積書(A4タテ)ボタンB11に付されている番号「02」(図7参照)に対応するものとなっている。
【0040】
[ショートカット表示制御処理]
次に、上述したショートカットキーを用いた画面遷移操作がなされた際にサーバ2において実行されるショートカット表示制御処理の制御手順について説明する。
図9は、ショートカット表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【0041】
ショートカット表示制御処理が開始されると、CPU21は、まず、テキストボックスA1にショートカットコード(ショートカットキー)の入力がなされたか否かを判定する(ステップS1)。
【0042】
ステップS1において、ショートカットコードの入力がなされていないと判定された場合(ステップS1;NO)、CPU21は、当該ショートカットコードの入力がなされるまでの間、ステップS1の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS1において、ショートカットコードの入力がなされたと判定された場合(ステップS1;YES)、CPU21は、入力されたショートカットコードの桁数がテキストボックスA1へ入力可能な最大桁数(6桁)であるか否かを判定する(ステップS2)。
【0043】
ステップS2において、入力されたショートカットコードの桁数がテキストボックスA1へ入力可能な最大桁数(6桁)であると判定された場合(ステップS2;YES)、CPU21は、図4に示すショートカットコード対応テーブルTを参照して、入力されたショートカットコードに対応する遷移画面があるか否かを判定する(ステップS3)。
【0044】
ステップS3において、入力されたショートカットコードに対応する遷移画面が無いと判定された場合(ステップS3;NO)、CPU21は、処理をステップS1へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS3において、入力されたショートカットコードに対応する遷移画面があると判定された場合(ステップS3;YES)、CPU21は、当該ショートカットコード(6桁のショートカットコード)に対応する遷移画面を端末装置3の表示部35に表示させ(ステップS4)。具体的には、例えば、ショートカットコード「010102」(図4参照)が入力された場合、当該ショートカットコードの入力後1秒間が経過するのを待つことなく、当該ショートカットコードに対応する遷移画面があるか否かが判定され、当該ショートカットコードに対応する見積書(A4タテ)入力画面44が表示部35に表示される。そして、CPU21は、ショートカット表示制御処理を終了する。
【0045】
また、ステップS2において、入力されたショートカットコードの桁数がテキストボックスA1へ入力可能な最大桁数(6桁)ではないと判定された場合(ステップS2;NO)、CPU21は、ステップS1でショートカットコードの入力がなされたと判定された当該ショートカットコードの入力後、1秒間の間に当該ショートカットコードに対して追加の入力がなされたか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、例えば、ステップS1で入力がなされたと判定されたショートカットコードが「0101」である場合に、このショートカットコード「0101」の入力後、1秒間の間に当該ショートカットコード「0101」の末尾に続けて「01」や「02」等の入力がなされたか否かを判定する。
【0046】
ステップS5において、ステップS1でショートカットコードの入力がなされたと判定された当該ショートカットコードの入力後、1秒間の間に当該ショートカットコードに対して追加の入力がなされていないと判定された場合(ステップS5;NO)、CPU21は、処理をステップS3へ移し、それ以降の処理を行う。
一方、ステップS5において、ステップS1でショートカットコードの入力がなされたと判定された当該ショートカットコードの入力後、1秒間の間に当該ショートカットコードに対して追加の入力がなされたと判定された場合(ステップS5;YES)、CPU21は、処理をステップS2に戻し、それ以降の処理を行う。
【0047】
<スクロール操作>
次に、見積入力メニュー画面43におけるスクロール操作について説明する。
【0048】
図7に示すように、見積入力メニュー画面43では、通常、画面下部に設けられたスクロールバーSBを操作することによって、当該見積入力メニュー画面43をスクロール(横スクロール)させるようになっている。本実施形態では、この通常のスクロール操作に加え、端末装置3の操作部34を介したジェスチャー入力(例えば、マウスジェスチャー入力)によっても、当該見積入力メニュー画面43をスクロール(横スクロール)させることができるようになっている。ここで、ジェスチャー入力は、例えば、操作部34としてのマウスを右クリックした状態で当該マウスを動かすことにより、当該ジェスチャー入力が可能となる。
【0049】
具体的には、図10に示すように、見積入力メニュー画面43の見積入力メニュー表示領域R4において、例えば、所望のメニューボタンであるM販売様用ボタンB12(図11参照))に付されている番号(コード)「25」が、操作部34を介してジェスチャー入力された場合、図11に示すように、ジェスチャー入力された番号「25」が付されているM販売様用ボタンB12を含む列(M販売様用ボタンB12、N株式会社様用ボタンB13、O店様用ボタンB14及びP株式会社様用ボタンB15により構成される列)が見積入力メニュー表示領域R4の左端の列に来るように、見積入力メニュー画面43が横スクロールするようになっている。そして、M販売様用ボタンB12を含む列が見積入力メニュー表示領域R4の左端の列に位置した状態の見積入力メニュー画面43において、例えば、M販売様用ボタンB12を選択する入力操作を行うことによって、図12に示すように、M販売様用入力画面45が表示部35に表示される。ここで、M販売様用入力画面45の左上部の見出し「■M販売様用_010125」の“010125”の数字は、
M販売様用入力画面45に対応するショートカットコードを表している。
【0050】
[スクロール表示制御処理]
次に、スクロール表示制御処理の制御手順について説明する。
図13は、スクロール表示制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
【0051】
スクロール表示制御処理が開始されると、端末装置3のCPU31は、まず、所定の表示領域(例えば、見積入力メニュー表示領域R4)において、操作部34を介して、ジェスチャー入力がなされたか否かを判定する(ステップS11)。
【0052】
ステップS11において、ジェスチャー入力がなされていないと判定された場合(ステップS11;NO)、CPU31は、ジェスチャー入力がなされたと判定されるまでの間、ステップS11の判定処理を繰り返し行う。
一方、ステップS11において、ジェスチャー入力がなされたと判定された場合(ステップS11;YES)、CPU31は、当該ジェスチャー入力がなされた際の入力情報に基づいて文字認識を行う(ステップS12)。
【0053】
次いで、CPU31は、ステップS12において認識された文字(例えば、数字)が付されたボタン(アイコン)が表示画面上にあるか否かを判定する(ステップS13)。
【0054】
ステップS13において、認識された文字が付されたボタンが表示画面上に無いと判定された場合(ステップS13;NO)、CPU31は、処理をステップS11へ戻し、それ以降の処理を繰り返し行う。
一方、ステップS13において、認識された文字が付されたボタンが表示画面上にあると判定された場合(ステップS13;YES)、CPU31は、認識された文字が付されたボタンが表示領域内の所定の位置に来るように、見積入力メニュー画面43をスクロールする(ステップS14)。具体的には、ステップS12において認識された数字「25」が付されたM販売様用ボタンB12が見積入力メニュー画面43上にあると判定された場合(ステップS13;YES)、CPU31は、当該数字「25」が付されているM販売様用ボタンB12を含む列(M販売様用ボタンB12、N株式会社様用ボタンB13、O店様用ボタンB14及びP株式会社様用ボタンB15により構成される列)が見積入力メニュー表示領域R4の左端の列に来るように、見積入力メニュー画面43を横スクロールする。そして、CPU31は、スクロール表示制御処理を終了する。
【0055】
<伝票追加機能>
次に、サーバ2により提供される伝票追加機能について説明する。ここで、伝票追加機能とは、作成可能な伝票のバリエーションを増やすことができる機能である。この伝票追加機能によって、例えば、新規の取引先から要求された様式の伝票を作成することが可能になる。
【0056】
例えば、取引先からB5タテ、明細4行、入数なしの様式の見積書を要求された場合、ユーザー(販売管理システム1を導入した企業の社員)は、端末装置3の操作部34を介して、所定の操作を行うことにより、サーバ2が提供する伝票リストL(図14参照)を端末装置3の表示部35に表示させる。ユーザーは、取引先から要求された上記様式の見積書を伝票リストLから探し出し、当該見積書に対応付けられている販売管理番号(販売管理No.)である「1B」を確認する。
【0057】
次いで、ユーザーは、上述したテキストボックスA1に上記見積書を新規に作成するためのショートカットコード「07011B」(図4参照)を入力し、当該見積書の作成画面(図示省略)を端末装置3の表示部35に表示させる。ここで、ショートカットコード「07011B」のうちの先頭4桁の「0701」は、新規伝票作成を指示するコードであり、後尾2桁の「1B」は、上述の取引先から要求された様式の見積書に対応付けられている販売管理番号「1B」である。これにより、取引先から要求された見積書を作成することができるようになる。
また、テキストボックスA1に上記見積書を新規に作成するためのショートカットコード「07011B」が入力されると、見積入力メニュー画面43には当該見積書に対応するボタン(図示省略)が追加されるようになっている。
【0058】
以上、本実施の形態によれば、販売管理システム1は、第1の入力態様(キー入力)によるコードの入力を受け付け、当該コードの入力が受け付けられたことを契機として、当該コードに対応する画面を特定し、特定された画面を端末装置3の表示部35に表示させる。また、販売管理システム1は、第2の入力態様(手書き入力)によるコードの入力を受け付け、当該コードに対応するメニューボタン(オブジェクト)を特定し、特定されたメニューボタンが表示部35の表示領域内の所定の位置に来るように当該メニューボタンが設けられている画面をスクロールさせる。
したがって、所望の画面に対応するコードが事前に分かっている場合には、第1の入力態様による当該コードの入力により、当該所望の画面を表示部35に表示させることができる一方で、所望の画面に対応するコードが分からない場合、当該所望の画面を表示部35に表示させるためのメニューボタンが配設された画面を表示部35に一旦表示させ、この画面上において、第2の入力態様によるコードの入力により、スクロールバーSBを操作することなく当該画面をスクロールさせ、所望の画面を表示部35に表示させるためのメニューボタンを探し出すことができる。よって、所望の画面を表示部35に表示させるための操作を簡便にすることができる。
【0059】
また、本実施の形態によれば、メニューボタン(例えば、見積入力メニュー画面43に配設されたメニューボタン)には、当該メニューボタンを特定可能な番号(コード)が示されており、販売管理システム1は、入力された番号と一致する番号が示されているメニューボタンを特定し、特定されたメニューボタンが表示部35の表示領域内の所定の位置に来るように当該メニューボタンが設けられている画面をスクロールさせる。
したがって、メニューボタンに示されている番号を入力するだけで、当該メニューボタンが表示部35の表示領域内の所定の位置に来るように当該メニューボタンが設けられている画面をスクロールさせることができるので、画面のスクロール操作を簡便にすることができる。
【0060】
また、本実施の形態によれば、販売管理システム1は、ユーザー操作に基づくジェスチャー入力(手書き入力)を受け付け、当該ジェスチャー入力による番号を認識し、認識された番号に対応するメニューボタンを特定し、特定されたメニューボタンが表示部35の表示領域内の所定の位置に来るように当該メニューボタンが設けられている画面をスクロールさせる。
したがって、メニューボタンに示されている番号をジェスチャー入力するだけで、当該メニューボタンが表示部35の表示領域内の所定の位置に来るように当該メニューボタンが設けられている画面をスクロールさせることができるので、画面のスクロール操作をより簡便にすることができる。
【0061】
また、本実施の形態によれば、販売管理システム1は、第1の入力態様(キー入力)によるコードの入力が受け付けられたことを契機として、階層化された複数の画面のそれぞれを特定可能な所定のコード対応テーブル(ショートカットコード対応テーブルT)に基づいて、当該コードに対応する画面を特定し、特定された画面が表示されるまでの各階層の画面の表示を経ることなく当該特定された画面を表示部35に表示させる。
したがって、所望の画面を表示させる際に、当該所望の画面に対応するコードを第1の入力態様により入力するだけで、各階層の画面の表示を経ることなく当該所望の画面をダイレクトに表示することができるので、画面遷移の操作を簡便にすることができる。
【0062】
以上、本発明を上記実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記実施形態において、見積入力メニュー画面43の各メニューボタンには、当該各メニューボタンを識別するための番号(数字)が付されているが、当該各メニューボタンを識別可能であれば、当該番号の他に文字及び/又は記号を当該各メニューボタンに付してもよい。
【0063】
また、上記実施形態において、見積入力メニュー画面43の見積入力メニュー表示領域R4において、番号「25」が操作部34を介してジェスチャー入力された場合、当該番号「25」が付されているM販売様用ボタンB12を含む列(M販売様用ボタンB12、N株式会社様用ボタンB13、O店様用ボタンB14及びP株式会社様用ボタンB15により構成される列)が見積入力メニュー表示領域R4の左端の列に来るように、見積入力メニュー画面43を横スクロールさせるようにしたが、番号「25」が操作部34を介してジェスチャー入力された場合、少なくとも、当該番号「25」が付されているM販売様用ボタンB12が視認可能となるように見積入力メニュー画面43をスクロールさせればよく、スクロールの態様は上述の態様に限定されるものではない。
【0064】
また、上記実施形態において、見積入力メニュー画面43を例に挙げてジェスチャー入力を契機とした画面のスクロール操作について説明を行ったが、スクロール可能なメニュー画面であれば他のメニュー画面においても当該ジェスチャー入力を契機とした画面のスクロール操作が可能である。また、メニュー画面の他、複数のアイコンが配設されたスクロール可能な画面を本発明の対象としてもよい。
【0065】
また、上記実施形態において、ジェスチャー入力により所望のメニューボタンに付されている番号を入力することで、見積入力メニュー画面43を横スクロールさせるようにしたが、例えば、所望のメニューボタンに付されている番号を所定のテキストボックスへキー入力することによって、見積入力メニュー画面43をスクロールさせるようにしてもよい。
【0066】
また、上記実施形態において、ショートカットコードの最大文字数を6文字としたが、遷移可能な画面の最下層の位置に応じて適宜変更可能である。また、当該ショートカットコードの単位文字数は1文字や2文字以上であってもよい。
【0067】
また、上記実施形態において、ショートカットコード対応テーブルTにおいて予め設定されているショートカットコードは4文字又は6文字としたが、当該ショートカットコードは4文字又は6文字に限定されるものではなく、2文字のショートカットコード(例えば、見積メニュー画面42に対応するショートカットコード「01」等)が設定されていてもよい。また、ショートカットコード対応テーブルTにおいて、ショートカットコードと遷移画面とが一対一で対応付けられているが、一の遷移画面に対して、互いに異なる複数のショートカットコードが対応付けられてもよい。
【0068】
また、上記実施形態において、ショートカット表示制御処理の実行により遷移される画面の対象を売上メニュー画面41よりも下層の画面としたが当該売上メニュー画面41も当該対象となるようにしてもよい。また、仕入タブTB2の操作により表示される仕入メニュー画面(図示省略)、在庫タブTB3の操作により表示される在庫メニュー画面(図示省略)、計画タブTB4の操作により表示される計画メニュー画面(図示省略)、設定タブTB5の操作により表示される設定メニュー画面(図示省略)も同様に、ショートカット表示制御処理の実行により遷移される画面の対象となるようにしてもよい。
【0069】
また、上記実施形態において、メニューボタンをオブジェクトの一例として挙げたが、当該オブジェクトは、操作部34による指定操作が可能なものであればよく、例えば、アイコンやテキストリンク等であってもよい。
【0070】
また、上記実施形態において、テキストボックスA1へのキー入力によりショートカットコードを入力するようにしたが、例えば、ユーザー操作に基づくジェスチャー入力により当該ショートカットコードを入力することができるようにしてもよい。
【0071】
また、上記した実施形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてHDD、SSD、EEPROMなどを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本開示に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
【0072】
また、上記実施形態における販売管理システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
【0073】
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
第1の入力態様によるコードの入力を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段により前記コードの入力が受け付けられたことを契機として、当該コードに対応する画面を特定する第1の特定手段と、
前記第1の特定手段により特定された前記画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
第2の入力態様によるコードの入力を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段により受け付けられた前記コードに対応するオブジェクトを特定する第2の特定手段と、
前記第2の特定手段により特定された前記オブジェクトが前記表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが設けられている画面をスクロールさせる第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。
<請求項2>
前記オブジェクトには、当該オブジェクトを特定可能な前記コードが示されており、
前記第2の特定手段は、前記第2の受付手段により受け付けられたコードと一致するコードが示されているオブジェクトを特定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
<請求項3>
前記第1の入力態様は、キー入力であり、
前記第1の特定手段は、前記第1の受付手段により受け付けられた前記キー入力によるコードに対応する画面を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
<請求項4>
前記第2の入力態様は、手書き入力であり、
前記第2の受付手段により受け付けられた前記手書き入力によるコードを認識する認識手段を備え、
前記第2の特定手段は、前記認識手段により認識された前記コードに対応するオブジェクトを特定することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項5>
前記第1の特定手段は、前記第1の受付手段により前記コードの入力が受け付けられたことを契機として、階層化された複数の画面のそれぞれを特定可能な所定のコード対応テーブルに基づいて、当該コードに対応する画面を特定し、
前記第1の表示制御手段は、前記第1の特定手段により特定された前記画面が表示されるまでの各階層の画面の表示を経ることなく当該特定された画面を表示手段に表示させることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項6>
所定のコードの入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段により受け付けられた前記所定のコードの入力態様を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された前記入力態様が第1の入力態様であった場合、当該第1の入力態様による前記所定のコードの入力が受け付けられたことを契機として、当該所定のコードに対応する画面を特定する第1の特定手段と、
前記第1の特定手段により特定された前記画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記判別手段により判別された前記入力態様が前記第1の入力態様とは異なる第2の入力態様であった場合、前記受付手段により受け付けられた前記所定のコードに対応するオブジェクトを特定する第2の特定手段と、
前記第2の特定手段により特定された前記オブジェクトが前記表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが設けられている画面をスクロールさせる第2の表示制御手段と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。
<請求項7>
前記オブジェクトには、当該オブジェクトを特定可能なコードが示されており、
前記第2の特定手段は、前記受付手段により受け付けられた前記所定のコードと一致するコードが示されているオブジェクトを特定することを特徴とする請求項6に記載の表示制御装置。
<請求項8>
前記第1の入力態様は、キー入力であり、
前記第1の特定手段は、前記キー入力による前記所定のコードの入力が受け付けられたことを契機として、当該所定のコードに対応する画面を特定することを特徴とする請求項6又は7に記載の表示制御装置。
<請求項9>
前記第2の入力態様は、手書き入力であり、
前記手書き入力による前記所定のコードを認識する認識手段を備え、
前記第2の特定手段は、前記認識手段により認識された前記所定のコードに対応するオブジェクトを特定することを特徴とする請求項6~8のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項10>
前記第1の特定手段は、前記第1の入力態様による前記所定のコードの入力が受け付けられたことを契機として、階層化された複数の画面のそれぞれを特定可能な所定のコード対応テーブルに基づいて、当該所定のコードに対応する画面を特定し、
前記第1の表示制御手段は、前記第1の特定手段により特定された前記画面が表示されるまでの各階層の画面の表示を経ることなく当該特定された画面を表示手段に表示させることを特徴とする請求項6~9のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項11>
前記オブジェクトは、アイコン、操作ボタン、又は、操作メニューであることを特徴とする請求項1~10のいずれか一項に記載の表示制御装置。
<請求項12>
コンピュータを、
第1の入力態様によるコードの入力を受け付ける第1の受付手段、
前記第1の受付手段により前記コードの入力が受け付けられたことを契機として、当該コードに対応する画面を特定する第1の特定手段、
前記第1の特定手段により特定された前記画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段、
第2の入力態様によるコードの入力を受け付ける第2の受付手段、
前記第2の受付手段により受け付けられた前記コードに対応するオブジェクトを特定する第2の特定手段、
前記第2の特定手段により特定された前記オブジェクトが前記表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが設けられている画面をスクロールさせる第2の表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
<請求項13>
コンピュータを、
所定のコードの入力を受け付ける受付手段、
前記受付手段により受け付けられた前記所定のコードの入力態様を判別する判別手段、
前記判別手段により判別された前記入力態様が第1の入力態様であった場合、当該第1の入力態様による前記所定のコードの入力が受け付けられたことを契機として、当該所定のコードに対応する画面を特定する第1の特定手段、
前記第1の特定手段により特定された前記画面を表示手段に表示させる第1の表示制御手段、
前記判別手段により判別された前記入力態様が前記第1の入力態様とは異なる第2の入力態様であった場合、前記受付手段により受け付けられた前記所定のコードに対応するオブジェクトを特定する第2の特定手段、
前記第2の特定手段により特定された前記オブジェクトが前記表示手段の表示領域内の所定の位置に来るように当該オブジェクトが設けられている画面をスクロールさせる第2の表示制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0074】
1 販売管理システム
2 サーバ
21 CPU(第1の受付手段、受付手段、第1の特定手段、第1の表示制御手段)
3 端末装置
31 CPU(第1の受付手段、第2の受付手段、受付手段、判別手段、第2の特定手段、第2の表示制御手段、認識手段)
35 表示部(表示手段)
図1
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