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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】床清掃具
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/38 20060101AFI20240611BHJP
【FI】
A47L13/38 A
A47L13/38 Z
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2023187233
(22)【出願日】2023-10-31
(65)【公開番号】P2024069153
(43)【公開日】2024-05-21
【審査請求日】2023-11-14
(31)【優先権主張番号】10-2022-0148792
(32)【優先日】2022-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516289845
【氏名又は名称】プラテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】朴 賛文
【審査官】石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-2150876(KR,B1)
【文献】韓国登録実用新案第20-0493087(KR,Y1)
【文献】特開2022-076951(JP,A)
【文献】特開2020-099680(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A46B 1/00-17/08
A46D 1/00-99/00
A47L 13/00-13/62
A61C 17/22-17/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具本体(100)の上部に設けられたハンドル棒(10)と、器具本体(100)の下端に設けられた清掃部材(200)とを備えた床清掃具であって、
器具本体(100)の下端に結合される清掃部材(200)は、ゴム、シリコーン、熱可塑性樹脂の何れかから形成されており、その下端の一側面または両側面から突出する主清掃ブレード(230)と
主清掃ブレード(230)の上部に小径で突出する2または2を超える複数列にて連続して配置され、髪の毛、ペットの毛を除去するための棒状突起(240a,240b)と、
上部棒状突起(240a)の上部に斜めに配置されるように形成された複数の矩形状のカーペット清掃突起(250)と、を有し、
棒状突起(240a,240b)とカーペット清掃突起(250)は、主清掃ブレード(230)よりも長い長さに形成されて、主清掃ブレード(230)よりも突出しており、上部障壁(210)及び下部障壁(220)が、上部障壁(210)及び下部障壁(220)との間にて複数列に配置された棒状突起(240a,240b)の上部及び下部に、主清掃ブレード(230)よりも上方にて突出するように形成されてそれぞれ設けられており、主清掃ブレード(230)及び棒状突起(240a,240b)によって除去された塵、髪の毛を捕らえ、塵、髪の毛、ペットの毛が上方に逃れることを防止し、これにより髪の毛やペットの毛の除去及びカーペットの清掃が容易になる。
【請求項2】
請求項1に記載の床清掃具において、棒状突起(240a、240b)は、上下の列の棒状突起(240a、240b)が千鳥状に配置されるように配置され、 髪の毛、ペットの毛がジグザグ状にしっかりと保持される。
【請求項3】
請求項1に記載の床清掃具において、器具本体(100)は、棒結合部(120)の左右の辺(101,102)を有する三角形状に形成され、複数の六角形フレーム(140)を互いに連結して形成された六角穴(150)が、左右の辺(101,102)に沿って三角形状に配置されており、弾力性と剛性を付与し、清掃時の塵埃の飛散を防止する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、床清掃に用いられる清掃具、特に、床やカーペットを清掃する際、カーペットの奥に入り込んだ髪の毛、ペットの毛、水、小砂などを、シリコーン材料製の主清掃部材によって効果的に除去することが可能な床清掃具に関する。
【背景技術】
【0002】
床清掃具として、一般的にはほうき型清掃具が広く用いられる。ほうき型清掃具は、床に落ちた各種ゴミや異物を、ハンドルとしても機能する棒の先端に設けられた本体に多数に植毛されたブラシ部分を用いて掃き集め、回収するものである。
【0003】
屋外の道路や工事現場の地面に落ちた瓦礫を掃いて清掃する際には、硬いブラシを備えたほうき型清掃具が主に用いられる。また、床板、リノリウム、カーペットなどが敷かれた室内床の清掃具としては、柔らかいブラシを備えたほうき型清掃具がよく用いられる。
【0004】
しかし、このようなブラシ付きのほうき型清掃具を用いて屋内を清掃すると、ブラシの無数の毛に髪の毛などのゴミを多く巻き込むことや、清掃具の毛が床に抜け落ちやすくなることにより、長時間使用すると床が汚れ得るという問題があった。
【0005】
また、このようなブラシ付きのほうき型清掃具を使用した場合、床に落ちた水は掃き難く広がるため、埃が水に付着して何度も掃く必要があり、不便である。カーペットの場合、落ちたゴミや異物はブラシ付きの清掃具ではうまく掃除できず、真空掃除機を使わなければならないので不便である。
【0006】
このような問題を解決する先行技術として、下記特許文献1として示す大韓民国特許公開公報第10-1982453号(2019年8月28日公開)に開示された「補助掃除部を備えた掃除機」がある。
【0007】
特許文献1には、上部に設けられ、棒状のグリップ部が連結され、ハウジング筐体を備え剛性を有する清掃部と、ハウジングの下端部に互いに所定の間隔を隔てて配置された複数のフレームと、清掃部の下端部に結合され、清掃部の変形によって清掃対象物と接触する補助清掃部と、を備え、清掃部は、主フレーム部と補強フレーム部とを有し、主フレーム部は、ハウジングの下部の一方側で流線形状となる傾斜角度に形成された第1フレームと、ハウジングの下部の他方側で湾曲状に延びる第2フレームとの間に配置され、主フレーム部をハウジングの下部と一体的に連結するねじれ防止部を有する、清掃具が開示されている。
【0008】
他の従来技術として、下記特許文献2に示す大韓民国特許公開広報第10-1432074号(2014年8月21日公開)に開示された「補助清掃部を備えた掃除機」がある。
【0009】
特許文献2には、使用者が把持可能なグリップ部と、下端が清掃対象物に接触するように左右方向に長く形成された第1の面と、第1の面の反対側に第1の面に対応するように形成された第2の面とを備え、グリップ部に接続されて可撓性を有する清掃部と、第1の面及び第2の面の少なくともいずれか一方の面の方向に突出し、清掃部が変形することにより清掃対象物に接触する補助清掃部を有し、補助清掃部は鉛直方向に複数設けられ、上方に向かうに従って突出長さが徐々に大きくなっている、清掃具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【文献】大韓民国特許公開公報第10-1982453号
【文献】大韓民国特許公開公報第10-1432074号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、特許文献1に開示の技術においては、グリップ部に柔らかい清掃部が直接的に連結されているため、清掃時に柔らかな清掃部が揺れ過ぎて清掃効果が劣るという問題がある。また、特許文献2に開示の技術においても、格子状に配置された薄いフレームのみで高剛性の清掃部が保持されており、空間部分が大き過ぎるため、清掃部の剛性や弾性が低く、清掃具が髪の毛の除去やカーペットの清掃には適さないという問題がある。
【0012】
特に最近は犬や猫などのコンパニオンアニマルが数多く飼育されており、その影響で床に動物の毛が大量に落ちている。床に落ちた動物の毛は、長さが短く、一般的な清掃具で清掃してもうまく回収できないので、動物の毛の清掃効果が低いという問題がある。
【0013】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するために図られたものであり、器具本体の清掃部材で床やカーペットを清掃する際、カーペットの奥に入り込んだ髪の毛やペットの毛、水、小砂等を効果的に除去することが可能なる床清掃具を提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明の他の目的は、器具本体の剛性及び弾性が良好であって、耐久性に優れた床清掃具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した目的を達成するため、本発明においては、器具本体の上部に設けられたハンドル棒と、器具本体の下端に設けられた清掃部材とを備えた床清掃具であって、器具本体の下端に結合される清掃部材は、ゴム、シリコーン、熱可塑性樹脂の何れかから形成されており、その下端の両側面から突出して互いに対向する主清掃ブレードと、主清掃ブレードの上部に小径で突出する2または2を超える複数列にて連続して配置され、髪の毛、ペットの毛を除去するために棒状形状に設けられた棒状突起と、を有する床清掃具が提供される。
【0016】
さらに、清掃部材には、清掃部材に設けられた上部棒状突起の上部に斜めに配置されるように形成された複数の矩形状のカーペット清掃突起が備わる。
【0017】
さらに、上述した清掃部材には、複数列に配置された上部棒状突起の上部及び下部にそれぞれ設けられた上部障壁及び下部障壁が備わり、主清掃ブレード及び棒状突起によって除去された塵、髪の毛やペットの毛を捉え、塵や毛が上方に逃れることを防止する。
【0018】
また、器具本体は、器具本体の上部に設けられた棒結合部の基部の直線状の左右の辺を有する三角形状に形成されており、複数の六角形フレームを互いに連結して形成された複数の六角穴が、左右の辺に沿って三角形状に配置され、さらに、器具本体の前側下部及び中間部に設けられるように、第1の空間部及び第2の空間部が六角穴よりも大径に形成され、これにより、器具本体に弾力性と剛性を付与し、清掃時の塵埃の飛散を防止する。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、従来のほうきに比べて、ゴミだけでなく床に落ちた髪の毛やペットの毛をしっかりと除去することができるという効果を奏する。これは、清掃部材の下端に鋭角に設けられた主清掃ブレードが表面に付着して微細なゴミなどを掃き出して、床面を清掃するからであり、また、床面に落ちた髪の毛やペットの毛を複数列設置された複数の棒状突起により簡単に巻き取って除去し、床面を清掃するからである。
【0020】
また、本発明は、カーペットを清掃する際、清掃部材上に一方向に斜めに配置された複数のカーペット清掃用突起がカーペットの奥に入り込んだ細かい砂などをよく振り払って巻き上げるため、カーペットに対して非常に効果的である。
【0021】
さらに、棒状突起を間に挟んで設けられた上下の障壁により、主清掃ブレードによって捕集された塵埃や、棒状突起に巻き付いた髪の毛やペットの短い毛などが、器具本体が移動するとき上方へ逃がれることを常に防止することができるので、より徹底的な清掃が可能となる。
【0022】
また、本発明は、器具本体に形成された複数の六角形フレームと六角穴、並びに、六角穴よりも大径の第1及び第2の空間部により、塵埃が舞い飛ぶことなく清掃することができるという効果を奏する。また、器具本体は弾力性と剛性に優れており、耐久性が向上している。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明に係る、器具本体に棒が結合された状態を示す斜視図である。
図2】本発明に係る、器具本体と清掃部材とが結合された状態を示す正面図である。
図3】本発明に係る、清掃部材の構造を示す拡大側面図である。
図4a】本発明において、主清掃ブレードと棒状突起が床に接触している状態を示す側面図である。
図4b】本発明において、カーペット清掃突起がカーペットに接触している状態を示す側面図である。
図5図2のA-A線に沿った拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る床清掃具の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0025】
以下にて本発明を説明するために使用される用語は、一般的な意味または辞書的な意味に限定されて解釈されるべきではなく、本明細書に記載される実施形態および図面に示される構成は、単に本発明の好ましい実施形態にすぎず、本発明の技術的思想の全てを表すものではなく、本出願の時点において種々の均等物及び変形物が存在し得ることを理解されたい。
【0026】
図1は本発明に係る器具本体に棒が結合された状態を示す斜視図、図2は本発明に係る器具本体と清掃部材とが結合された状態を示す正面図、図3は 本発明の清掃部材の構造を示す拡大側面図である。
【0027】
本発明においては、図1から図3に示すように、器具本体100の上部にハンドル棒10が設けられ、軟質の清掃部材200が器具本体100の下部に設けられるように床清掃具を構成することが一般的であると言える。
【0028】
器具本体100は樹脂で形成されることが好ましく、器具本体100の下端において清掃部材結合部130に結合される清掃部材200は、柔軟なゴム、シリコーン、または熱可塑性樹脂であるTPE、TPRの何れかから形成されることが好ましい。
【0029】
ここで、本発明の清掃部材200は、主清掃ブレード230と、髪の毛やペットの毛を除去するために複数列に設けられた棒状の突起240a,240bとを備えている。
【0030】
すなわち、主清掃ブレード230は、清掃部材200の下端の一側面または両側面から突出していればよく、髪の毛またはペットの毛を除去するための棒状突起240a,240bは、小径の棒形状で、複数列、例えば2列またはそれ以上の列にて連続して配置されて突出していればよい。これにより、効果的な毛の除去が可能となる。
【0031】
なお、図中、説明を省略した符号30は髪の毛またはペットの毛を示す。
【0032】
本発明において、棒10を手で保持して器具本体100を左右に移動させながら清掃を行えば、器具本体100の下端に設けられた清掃部材200によって清掃が行われる。
【0033】
図4は、本発明における主清掃ブレードと棒状突起が床面に接触している状態を示す側面図である。
【0034】
図4aに示すように、清掃部材200の下端部から鋭角に突出する主清掃ブレード230は、床に落ちた塵や砂などの汚れを掃き出す。床に落ちた髪の毛やペットの毛30は、主清掃ブレード230に複数列、例えば2列以上設けられた棒状突起240a,240bに巻き付いて、スムーズに除去される。
【0035】
ここで、複数列に設けられた棒状突起240a,240bは、下方の列の突起が上方の列の突起の間に位置するように千鳥状に配置されることが好ましい。
【0036】
そして、清掃時には、床に落ちた短い毛やペットの毛30が、複数列に配置された上下の棒状突起240a,240bにジグザグ状に巻き付けられ、巻き付けられた状態がしっかりと維持されるので、より効果的に毛が除去される。
【0037】
図4bは、本発明においてカーペット清掃突起がカーペットに接触している状態を示す側面図である。
【0038】
図4bを参照して、本発明の清掃部材200には、所定の長さで突出し、上部棒状突起240aの上方に傾斜して配置された複数の矩形状のカーペット清掃突起250が設けられている。
【0039】
すなわち、カーペット清掃時に、カーペット清掃突起250がカーペット表面に接触するように器具本体100にさらに力を加えると、図4bに示すように、軟質材料からなる清掃部材200が撓み、カーペット清掃突起250がカーペットに接触することで、ゴミや砂などの奥深くにある汚れを振り落とし、カーペット清掃突起250の斜め方向に汚れをカーペットより上方に持ち上げる。主清掃ブレード230が汚れを掃き集めるので、スムーズな清掃が可能となる。
【0040】
また、カーペット上に落ちた多数の髪の毛やペットの毛30は、複数列に配置された複数の棒状突起240a,240bに引っ掛かった状態が良好に維持されるので、本発明の床清掃具は、カーペットの清掃に非常に有効であるといえる。
【0041】
本発明の清掃部材200は、図2及び図3に示すように、複数列に配置された棒状突出240a,240bの上方及び下方に設けられた上部障壁210及び下部障壁220をさらに備えていてもよい。上部障壁210と下部障壁220は、主清掃ブレード230と棒状突起240a,240bによって除去された塵、髪の毛、ペットの毛30などを捕捉して、塵、髪の毛、ペットの毛が上方に逃れることを防止する。
【0042】
また、清掃部材200を用いて床やカーペットを清掃する際、主清掃ブレード230によって清掃された塵埃は、下部障壁220により妨害され、上方に逃げない。特に、複数列の棒状突起240a,240bに巻き付いた短い髪の毛やペットの毛30は、清掃の間、上部障壁210と下部障壁220によって効果的に閉じ込められる。これにより、清掃効果を最大限に高めることができる。
【0043】
ここで、棒状突起240a,240b及びカーペット清掃突起250は、主清掃ブレード230よりも長く突出するように形成することが好ましい。
【0044】
そして、図4に示すように、清掃時に軟質の材質からなる清掃部材200が撓み、棒状突起240a,240bは床に容易に接触するので、髪の毛やペットの毛を良好に除去することができる。また、カーペットを清掃する際にさらに大きな力を付与して清掃部材200を押し付ければ、カーペット清掃突起250が棒状突起とともにカーペット表面に容易に接触するので、カーペットを効果的に清掃することができる。
【0045】
一方、清掃部材200の上部障壁210及び下部障壁220は、主清掃ブレード230の高さ未満または同じ高さだけ突出していることが好ましい。
【0046】
そして、上述したように清掃部材200を押し付けながら清掃する場合、主清掃ブレード230及び棒状突起240a,240bを床に接触させると、上下の障壁210,220は床とは接触せずに埃を捕らえる。これにより、上部障壁210及び下部障壁220が床に接触する際に発生する「ピー」という異音が生じることを防止することができる。
【0047】
本発明において、器具本体100は、棒結合部120が設けられた頂点から左右の辺101,102が直線状に延びた三角形状に形成されており、複数の六角形フレーム140が互いに連結されて左右の辺101,102に沿って三角形状に配置されることにより、六角穴150が形成されることが好ましい。
【0048】
ここで、器具本体100は、器具本体100の前側下端部と中央部に、何れの六角穴150よりも大径に形成された第1の空間部160a及びび第2の空間部160bを、六角穴150に加えて、さらに備えることが好ましい。
【0049】
すなわち、第1の空間部160aは、軽量化を図りつつ弾性を付与するために器具本体100の先端部に形成された切り欠き空間であり、第2の空間部160bは、六角穴150の内側に位置する位置する六角形フレーム140に弾性を付与するための切り欠き空間である。
【0050】
六角形フレーム140は、図5に示すように、中心に向かって断面が厚くなる菱形形状の断面を有することが好ましい。
【0051】
そして、各六角形フレーム140は、互いに幅が等しく、厚さが厚い中央部が菱形形状の厚みを有するため、本発明の器具本体100は、全体として同じ厚さのフレームを有する器具本体と比較して、高い剛性と弾性を発揮する。したがって、器具本体100全体の剛性及び耐久性を向上させることができる。
【0052】
また、器具本体100を左右に移動させて清掃する際、複数の六角穴150及び六角穴150よりも大径の第1及び第2の空間部160a,160bを通じて空気が抜けやすいので、器具本体100の前面に溜まった塵埃など吹き飛ばされることがなく、清掃性が向上する。
【0053】
以上、本発明者らによってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかである。
【符号の説明】
【0054】
10…棒、 30…髪の毛やペットの毛、 100…器具本体、 101,102…左右の辺、 120…棒結合部、 130…清掃部材結合部、 140…六角形フレーム、 150…六角穴、 160a,160b…第1及び第2の空間部、 200…清掃部材、 210,220…上下の障壁、 230…主清掃ブレード、 240a,240b…棒状の突起、 250…カーペット清掃突起
図1
図2
図3
図4a
図4b
図5