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特許7501962サイドリンクリソース制御のための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】サイドリンクリソース制御のための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/18 20090101AFI20240611BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20240611BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20240611BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240611BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240611BHJP
【FI】
H04W28/18
H04W4/44
H04W4/46
H04W88/18
H04W92/18
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021520199
(86)(22)【出願日】2019-10-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-11
(86)【国際出願番号】 US2019056544
(87)【国際公開番号】W WO2020112268
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2021-04-12
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-12
(31)【優先権主張番号】62/772,062
(32)【優先日】2018-11-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/601,092
(32)【優先日】2019-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】イシュエ・レイ
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】圓道 浩史
【審判官】中木 努
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-225188(JP,A)
【文献】特開2018-42281(JP,A)
【文献】CATT, Discussion On LTE Uu and NR Uu control NR sidelink in NR V2X[online], 3GPP TSG RAN WG1 #94b R1-1810544, Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_94b/Docs/R1-1810544.zip>, 2018年10月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
3GPP TSG SA WG1-4
3GPP TSG CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンクリソース制御のための方法であって、
第1の無線アクセス技術に基づいて構成された第1のネットワークの処理回路により、前記第1の無線アクセス技術を使用して前記第1のネットワークにアクセスする第1のユーザ機器からサイドリンク制御要求を受信するステップであって、前記サイドリンク制御要求は第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を要求し、前記第1の無線アクセス技術が進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)技術であり、前記第2の無線アクセス技術が新しい無線(NR)技術である、ステップと、
前記第1のネットワークの前記処理回路と前記第2の無線アクセス技術に基づいて構成された第2のネットワークの処理回路との間で調整された、前記第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を取得するために、前記第2のネットワークと通信するステップと、
前記第1の無線アクセス技術を介して、前記第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を前記第1のユーザ機器に提供するステップであって、前記サイドリンク制御情報は、前記第2の無線アクセス技術を使用して、前記第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とがデータ通信を行うための前記第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成するために使用される、ステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記第1のネットワーク内の制御機能サーバから前記第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を取得するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
無線通信システムであって、
前記第1の無線アクセス技術に基づいて構成された前記第1のネットワーク前記処理回路を備え、前記第1のネットワークの前記処理回路は、請求項1または2に記載の方法を実行するよう構成される、無線通信システム。
【請求項4】
サイドリンクリソース制御のための方法であって、
第1のユーザ機器により、第1の無線アクセス技術を使用して第1のネットワークとの無線接続を確立するステップであって、前記第1の無線アクセス技術が進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)技術である、ステップと、
第2の無線アクセス技術を使用して第2のネットワークにアクセスする第2のユーザ機器を発見するステップであって、前記第2の無線アクセス技術が新しい無線(NR)技術である、ステップと、
前記第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を要求する要求を前記第1のネットワークに送信するステップと、
前記第1のユーザ機器により、前記第1のネットワークの処理回路と前記第2のネットワークの処理回路との間で調整された、前記第1のユーザ機器と第2のユーザ機器とがデータ通信を行うための前記第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を搬送する前記第1の無線アクセス技術における無線信号を受信するステップであって、前記第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報は前記第2のネットワークから提供される、ステップと
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
参照による援用
本出願は、2019年10月14日に出願された米国特許出願第16/601,092号、「METHOD AND APPARATUS FOR SIDELINK RESOURCE CONTROL」への優先権の利益を主張し、これは、2018年11月27日に出願された米国仮出願第62/772,062号、「METHOD OF CROSS-RAT SIDELINK RESOURCE CONTROL BETWEEN EPS AND 5GS」への優先権の利益を主張する。先行する出願の全体の開示は、それによって、それらの全体が参照によりここに援用される。
【背景技術】
【0002】
ここで提供される背景技術の記載は、開示の文脈を一般的に提示する目的のためである。その研究がこの背景技術の欄に記載されている範囲での、現在名前があがっている発明者の研究は、そうでなく出願時に先行技術として適格でないことがある記載の態様とともに、明示的にも黙示的にも本開示に対する先行技術として認められない。
【0003】
無線通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストのような様々な電気通信サービスを提供できる。無線通信技術の継続的な開発により、異なる電気通信規格を採用する複数の無線アクセス技術が共存し得る。例えば、第5世代(5G)としても呼ばれる新しい無線(NR)は、第4世代(4G)としても呼ばれるロングタームエボリューション(LTE)を超える新しい無線アクセス技術(RAT)である。NRは、新世代のネットワーク配備の間にLTEと共存し得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
開示の態様は、無線通信のための方法、装置、およびシステムを提供する。いくつかの実施形態では、無線通信システムは、処理回路を含む。無線通信システムの処理回路は、第1の無線アクセス技術に基づいて動作する。処理回路は、第1の無線アクセス技術を使用して無線通信システムにアクセスする第1のユーザ機器からサイドリンク制御要求を受信する。サイドリンク制御要求は、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を要求する。次に、処理回路は、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を取得し、第1の無線アクセス技術を介して、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を第1のユーザ機器に提供する。サイドリンク制御情報は、第2の無線アクセス技術を使用して、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成するために使用される。
【0005】
いくつかの例では、第1の無線アクセス技術は進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)技術であり、第2の無線アクセス技術は新しい無線(NR)技術である。いくつかの例では、第1の無線アクセス技術は新しい無線(NR)技術であり、第2の無線アクセス技術は進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)技術である。
【0006】
一実施形態では、処理回路は、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を取得するために、第2の無線アクセス技術に基づいて構成された別の無線通信システムと通信する。
【0007】
別の実施形態では、処理回路は、無線通信システム内の制御機能サーバから、第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を取得する。処理回路は、別の無線通信システムと通信して、第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を別の無線通信システムに提供する。別の無線通信ネットワークは、第2の無線アクセス技術を使用して第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を第2のユーザ機器に提供して、第2のユーザ機器が、第1の無線アクセス技術を使用して第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成することを可能にする。
【0008】
いくつかの実施形態では、処理回路は、第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報をアプリケーション機能(AF)サーバシステムに提供する。AFサーバシステムは、アプリケーション層内のチャネルを介して、第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を第1のユーザ機器および第2のユーザ機器に提供する。第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報は、第1の無線アクセス技術を使用して第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成するために使用される。
【0009】
開示の態様は、アプリケーション機能サーバシステムがサイドリンクリソースを制御するための方法を提供する。いくつかの実施形態では、アプリケーション機能(AF)サーバシステムは、第1の無線アクセス技術に基づいて構成された第1のネットワークから、第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を受信する。次に、AFサーバシステムは、アプリケーション層内のチャネルを介して、第1の無線アクセス技術を使用して第1のネットワークにアクセスする第1のユーザ機器、および第2の無線アクセス技術を使用して第2のネットワークにアクセスする第2のユーザ機器と調整する。AFサーバシステムは、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成するためにアプリケーション層内のチャネルを使用して第1のユーザ機器および第2のユーザ機器に第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を提供する。
【0010】
いくつかの例では、第1の無線アクセス技術および第2の無線アクセス技術は、それぞれ、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)技術および新しい無線(NR)技術である。
【0011】
一実施形態では、AFサーバシステムは、第1の無線アクセス技術に基づいて構成された第2のネットワークから、無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を受信する。AFサーバシステムは、第1のユーザ機器と第2のユーザ機器の間のサイドリンクを構成するためにアプリケーション層内のチャネルを使用して第1のユーザ機器および第2のユーザ機器に第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を提供することができる。
【0012】
一例では、AFサーバシステムは、アプリケーション層内のチャネルを介して送信されるべきメッセージ内の第1の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を暗号化する。
【0013】
開示の態様はまた、ユーザ機器におけるサイドリンクリソース制御のための方法を提供する。いくつかの例では、第1のユーザ機器は、第1の無線アクセス技術を使用して、第1のネットワークとの無線接続を確立する。第1のユーザ機器は、第2の無線アクセス技術を使用して第2のネットワークにアクセスする第2のユーザ機器を発見する。第1のユーザ機器は、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を要求する要求を第1のネットワークに送信する。次に、第1のユーザ機器は、第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報を搬送する第1の無線アクセス技術における無線信号を受信する。第2の無線アクセス技術のためのサイドリンク制御情報は、例では第2のネットワークから供給される。
【0014】
例として提案されるこの開示の様々な実施形態は、以下の図を参照して詳細に記載され、同じ数字は、同じ要素を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】開示のいくつかの実施形態による無線通信シナリオの図を表す。
図2】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のための調整手順についての例を表す。
図3】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のための調整手順についての別の例を表す。
図4】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のための調整手順についての別の例を表す。
図5】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のための調整手順についての別の例を表す。
図6】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のためのプロセス例を概説するフローチャートを表す。
図7】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のためのプロセス例を概説する別のフローチャートを表す。
図8】開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信のためのプロセス例を概説するフローチャートを表す。
図9】開示の一実施形態によるユーザ機器の図を表す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
開示の態様は、クロス無線アクセス技術(RAT)シナリオのための無線リソース制御の技術を提供する。いくつかの実施形態では、無線リソース制御の技術は、車両・車両間(V2V)通信、車両・歩行者間(V2P)通信、車両・デバイス間(V2D)通信、ユーザ機器・ユーザ機器間通信、携帯電話・携帯電話間通信、デバイス・デバイス間(D2D)無線通信などのような、基地局を通過せずに2つのデバイス間で直接にユーザデータの無線通信のためのサイドリンク無線リソースを制御するために使用される。本開示では例としてV2V無線通信が使用されるが、例は、車両・万物間(V2X)通信、車両・歩行者間(V2P)通信、車両・デバイス間(V2D)通信、ユーザ機器・ユーザ機器間通信、携帯電話・携帯電話間通信などのような他のサイドリンク通信シナリオのために適切に修正されることが可能である。
【0017】
クロスRATシナリオでは、2つの車両が異なる無線アクセス技術を用いて2つの無線アクセスネットワークにそれぞれ接続される。いくつかの実施形態では、第1の車両は、LTE技術に基づいて配備される進化型パケットシステム(EPS)に接続され、第2の車両は、NR技術に基づいて配備される5Gシステム(5GS)に接続される。いくつかの例では、EPSは、エアインタフェースのために進化型パケットコア(EPC)ネットワークおよび進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)ネットワークを用いて配備され、5GSは、エアインタフェースのために5Gコア(5GC)ネットワークおよび5Gアクセスネットワークを用いて配備される。基地局を通過せずに2つの車両間で直接にユーザデータのサイドリンク通信を可能にするために、いくつかの例では、EPSおよび5GS上でサイドリンクリソース制御の調整が実行される。いくつかの実施形態では、サイドリンクリソース制御の調整は、アプリケーションサーバシステムを通している。
【0018】
図1は、開示のいくつかの実施形態による、クロスRAT無線通信システム100の図を表す。クロスRAT無線通信システム100は、2つのコアネットワークにそれぞれ接続された2つのアクセスネットワークを含む。サイドリンクリソース制御のために2つのコアネットワーク上の調整が実行され、2つの無線アクセスネットワークにそれぞれ接続されている2つの車両のような2つのユーザデバイス間のサイドリンク通信を可能にする。
【0019】
具体的には、図1の例では、クロスRAT無線通信システム100は、第1のサブシステム110および第2のサブシステム140を含む。いくつかの例では、第1のサブシステム110は、LTE技術に基づいて構成されたEPS 110であり、第2のサブシステム140は、NR技術に基づいて構成された5GS 140である。例えば、EPS 110は、エアインタフェースのために進化型パケットコア(EPC)ネットワーク120および進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)130を含み、5GS 140は、エアインタフェースのために5Gコア(5GC)ネットワーク150および次世代(NG)無線アクセスネットワーク(NG-RAN)160を含む。クロスRAT無線通信システム100は、アプリケーションサーバシステム170などのような他の適切なサブシステムを含むことができることが注記される。サブシステム110、140、および170は、例えばインターネットなどによって適切に接続され、サブシステム間の制御信号および/またはデータ通信を可能にする。
【0020】
E-UTRAN 130は、LTE技術を使用してユーザ機器とエアインタフェースし、ユーザ機器に制御プレーンおよびユーザプレーンを提供することができる1つまたは複数の基地局を含む。E-UTRAN 130内の基地局は、一般に、ユーザ機器と通信する固定局であり、進化型ノードB(eNB)、基地トランシーバシステム、アクセスポイントなどのような他の適切な用語としても呼ばれる。
【0021】
NG-RAN160は、NR技術を使用してユーザ機器とエアインタフェースし、ユーザ機器に制御プレーンおよびユーザプレーンを提供することができる1つまたは複数の基地局を含む。NG-RAN160内の基地局は、一般に、ユーザ機器と通信する固定局であり、次世代ノードB(gNB)、ベーストランシーバシステム、アクセスポイントなどのような他の適切な用語としても呼ばれる。
【0022】
開示のいくつかの態様によれば、第1のユーザ機器(UE)180および第2のUE 190は、EPS 110および5GS 140にそれぞれ接続される。例えば、第1のUE 180は、E-UTRAN 130を介してEPC 120と接続され、第2のUE 190は、NG-RAN160を介して5GC 150と接続される。図1の例では、第1のUE 180は、eNB 131を介してEPS 110に接続され、第2のUE 190は、gNB 161を介して5GS 140に接続されている。
【0023】
さらに、開示のいくつかの態様によれば、第1のUE 180および第2のUE 190は、基地局を通過せずに、サイドリンクを介して直接にデータ通信を実行することができる。一例では、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、LTE技術およびNR技術をサポートし、クロスRAT無線通信システム100内のEPS 110および5GS 140の調整に基づいて、LTEサイドリンクまたはNRサイドリンク上で直接に通信し得る。別の例では、第1のUE 180はLTE技術をサポートし、第2のUE 190はLTEおよびNR技術の両方をサポートし、第1のUE 180および第2のUE 190は、クロスRAT無線通信システム100内のEPS 110および5GS 140の調整に基づいてLTEサイドリンク上で直接に通信し得る。別の例では、第1のUE 180はLTE技術とNR技術の両方をサポートし、第2のUE 190はNR技術をサポートし、第1のUE 180と第2のUE 190は、クロスRAT無線通信システム100内のEPS 110および5GS 140の調整に基づいてNRサイドリンク上で直接に通信し得る。いくつかの実施形態では、EPS 110および5GS 140の調整は、アプリケーションサーバシステム170などのようなサードパーティを通過し得る。
【0024】
図1の例では、LTE技術における無線信号は細い破線で表され、NR技術における無線信号は太い破線で表されていることが注記される。
【0025】
第1のUE 180および第2のUE 190は、任意の適切な固定デバイスまたはモバイルデバイスであることが可能であり、移動局、ユーザ端末、無線デバイスなどのような他の適切な用語として呼ばれてもよい。以下の記載は、第1のUE 180および第2のUE 190の例として第1の車両180および第2の車両190を使用し、記載は、他のデバイスのために適合するように修正されることが可能である。
【0026】
EPCネットワーク120は、様々なネットワーク要素を含む。いくつかの例では、EPCネットワーク120は、移動管理エンティティ(MME)122、サービングゲートウェイ(表されていない)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(表されていない)、および車両・万物間制御機能(V2X-CF)121などのようないくつかの他のネットワーク要素を含む。
【0027】
一例では、EPCネットワーク120内の各ネットワーク要素は、回路(例えば、処理回路、メモリ回路、入力/出力回路など)として実装されることが可能であり、またはソフトウェア命令に基づいて動作するプロセッサとして実装されることが可能であることが注記される。別の例では、ネットワーク要素は、複数のサーバを有するサーバシステムとして実装されることが可能である。複数のサーバは、1つの場所に配置されることが可能であり、または異なる場所に分散され、接続されて、例えばユーザ機器に対して単一のサーバとして見えるように一緒に動作することが可能である。別の例では、複数のネットワーク要素は1つの物理構成要素によって実装されることが可能である。
【0028】
サービングゲートウェイおよびPDNゲートウェイは、ユーザ機器とEPS 110の外部ネットワークとの間のトランスポートデータトラフィックのようなユーザプレーンを処理するために構成される。サービングゲートウェイは、E-UTRAN 130とEPCネットワーク120の間の相互接続のポイントである。サービングゲートウェイは、例では入って来るおよび出て行くIPパケットをルーティングすることによってユーザ機器にサービスを提供する。PDNゲートウェイは、EPCネットワーク120と外部IPネットワークの間の相互接続のポイントである。PDNゲートウェイは、例えば、パケットデータネットワークへの、およびパケットデータネットワークからのパケットをルーティングする。
【0029】
いくつかの例では、MME 122は制御プレーンを用いて処理するように構成される。例えば、MME 122は、E-UTRAN 130にアクセスするための移動性と安全性に関するシグナリングを処理する。
【0030】
いくつかの例では、MME 122およびサービングゲートウェイは、両方の機能を実行するためのネットワーク要素に組み合わされることが注記される。
【0031】
V2X-CF121は、ネットワーク内の車両・万物間(V2X)に関するサービスを管理するためのネットワーク要素である。一例では、V2X-CFは、V2X通信を使用するために必要なパラメータをユーザ機器(例えば、車両、端末デバイス、スマートフォンなど)に提供することのようなネットワーク関連動作を補助する。
【0032】
開示の一態様によれば、5GCネットワーク150は、サービスを提供するための様々なサービス機能を含む。いくつかの例では、5GCネットワーク150は、コアアクセスおよび移動管理機能(AMF)152、ポリシー制御機能(PCF)151、ユーザプレーン機能(UPF)(表されていない)、セッション管理機能(SMF)(表されていない)、および他のいくつかのサービス機能などを含む。一例では、アプリケーション機能(AF)は、オペレータネットワークの一部として、したがって5GCネットワーク150内に実装される。別の例では、AFは、アプリケーションサーバシステム170、ユーザ機器などのようなサードパーティのドメイン内に実装される。図1は、アプリケーションサーバシステム170がAF 171を含むことを表す。
【0033】
一例では、5GCネットワーク150内の各機能は、回路(例えば、処理回路、メモリ回路、入力/出力回路など)内に実装されることが可能であり、またはソフトウェア命令に基づいて動作するプロセッサとして実装されることが可能であることが注記される。別の例では、機能は複数のサーバを有するサーバシステムとして実装されることが可能である。複数のサーバは、1つの場所に配置されることが可能であり、または異なる場所に分散され、接続されて、ユーザ機器のような外部構成要素に対して単一のサーバとして見えるように一緒に動作することが可能である。別の例では、複数の機能は1つの物理構成要素によって実行されることが可能である。
【0034】
いくつかの例では、UPFは、LTE技術におけるサービングゲートウェイとPDNゲートウェイの機能を組み合わせる。
【0035】
いくつかの例では、AMF 152は、ユーザ機器から接続およびセッションに関する情報を受信し、接続および移動管理タスクを処理する責任がある。セッション管理に関するメッセージはSMFに転送され、SMFによって処理されることが注記される。
【0036】
いくつかの例では、PCF 151は、ネットワークスライシング、ローミング、移動管理のような制御プレーン機能のためのポリシールールを提供する。さらに、PCF 151は、ポリシー決定のためにサブスクリプション情報にアクセスすることができ、サービス品質(QoS)ポリシーおよび課金制御機能をサポートする。一例では、PCF 151は、サイドリンクリソースポリシーおよび構成パラメータを提供することができる。別の例では、サイドリンクリソースポリシーおよび構成パラメータは、5GCネットワーク150内の他の適切な機能によって提供されることが可能であることが注記される。
【0037】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器は、サイドリンク通信のためにコアネットワークによってプロビジョニングされた有効なV2Xポリシーおよびパラメータを使用する。例えば、V2X CF 121は、V2X通信のためにLTEサイドリンクを構成するためのV2Xポリシーおよびパラメータを提供することができ、PCF 151は、V2X通信のためにNRサイドリンクを構成するためのV2Xポリシーおよびパラメータを提供することができる。
【0038】
開示の一態様によれば、EPCネットワーク120および5GCネットワーク150は、第1のUE 180と第2のUE 190の間のサイドリンク通信においてクロスRAT無線リソース制御を可能にするために適切なV2Xポリシーおよびパラメータを提供するように調整する。クロスRATサイドリンク制御のためのいくつかの調整手順が図2および図3に表される。
【0039】
開示の別の態様によれば、適切なV2Xポリシーおよびパラメータを提供するためのEPCネットワーク120および5GCネットワーク150の調整は、AF 171を通過する。一例では、アプリケーションサーバシステム170は、V2X通信サービスを提供する車両アプリケーションサーバシステム170である。クロスRATサイドリンク制御のためのいくつかの調整手順が図4および図5に表される。アプリケーションサーバシステム170は、1つまたは複数のサーバを含むことができることが注記される。1つまたは複数のサーバは、1つの場所に配置されることが可能であり、または異なる場所に分散されることが可能であり、適切に接続される。
【0040】
図2は、開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信システム100における調整手順200の例を表す。調整手順200は、クロスRAT無線通信システム100が、サイドリンク通信を構成するために、有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180および第2のUE 190に提供することを可能にする。図2の例では、第1のUE 180はLTEおよびNR技術の両方をサポートし、第2のUE 190はNR技術をサポートする。
【0041】
S205で、第1のUE 180は、eNB 131との無線リソース制御(RRC)接続を確立し、EPS 110に接続される。
【0042】
S210で、第2のUE 190は、gNB 161とのRRC接続を確立し、5GS 140に接続される。S205とS210は、同時にまたは異なる順序で発生し得ることが注記される。
【0043】
S220で、第1のUE 180および第2のUE 190は、V2Xアプリケーションをそれぞれ実行する。一例では、第1のUE 180は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第2のUE 190を見つける。別の例では、第2のUE 190は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第1のUE 180を見つける。本開示において、発見プロセスは、アプリケーション内発見プロセス、アプリケーションから独立した発見プロセスなどのような任意の適切な発見プロセスであることが可能であることが注記される。図2の例では、NR技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の両方によってサポートされ、NR技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の間のサイドリンク通信における使用のために決定される。
【0044】
S225で、第1のUE 180は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第1のUE 180において利用可能であるかどうかをチェックする。第1のUE 180が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第1のUE 180は、EPCネットワーク120に要求を送信する。一例では、MME 122が要求を受信する。
【0045】
S230で、第2のUE 190は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第2のUE 190において利用可能であるかどうかをチェックする。第2のUE 190が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第2のUE 190は5GCネットワーク150に要求を送信する。一例では、AMF 152が要求を受信する。
【0046】
S240で、5GCネットワーク150は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得する。一例では、PCF 151は、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAMF 152に提供する。別の例では、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータは、他の適切なネットワーク機能からAMF 152に提供されることが可能であることが注記される。
【0047】
S250で、EPCネットワーク120および5GCネットワーク150は、クロスRATサイドリンクリソース制御を調整する。一例では、MME 122およびAMF 152は、PDNゲートウェイ、UPF、およびEPS 110と5GS 140の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用する。例えば、AMF 152は、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをMME 122に提供する。
【0048】
S255で、EPCネットワーク120は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供する。一例では、MME 122は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを、eNB131を介して第1のUE 180に提供する。次に、eNB131と第1のUE 180の間のエアインタフェースは、LTE技術を使用して、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを搬送する。
【0049】
S260で、5GCネットワーク150は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。一例では、AMF 152は、gNB 161を介してNR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。次に、gNB 161と第2のUE 190の間のエアインタフェースは、NR技術を使用して、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを搬送する。
【0050】
S255およびS260は、同時にまたは異なる順序で実行され得ることが注記される。いくつかの例では、S260は、S250の前かつS240の後に実行され得る。
【0051】
S270で、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有し、したがって、NR技術においてサイドリンク通信をセットアップして、基地局を通過せずに、第1のUE 180と第2のUE 190の間のユーザプレーンにおいてデータを送信することができる。
【0052】
図3は、開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信システム100における調整手順300についての例を表す。調整手順300は、クロスRAT無線通信システム100が、サイドリンク通信のために、有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180および第2のUE 190に提供することを可能にする。図3の例では、第1のUE 180はLTE技術をサポートし、第2のUE 190はLTEおよびNR技術の両方をサポートする。
【0053】
S305で、第1のUE 180は、eNB 131との無線リソース制御(RRC)接続を確立し、EPS 110に接続される。
【0054】
S310で、第2のUE 190は、gNB 161とのRRC接続を確立し、5GS 140に接続される。S305とS310は、同時にまたは異なる順序で発生し得ることが注記される。
【0055】
S320で、第1のUE 180および第2のUE 190は、V2Xアプリケーションをそれぞれ実行する。一例では、第1のUE 180は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第2のUE 190を見つける。別の例では、第2のUE 190は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第1のUE 180を見つける。本開示において、発見プロセスは、アプリケーション内発見プロセス、アプリケーションから独立した発見プロセスなどのような任意の適切な発見プロセスであることが可能であることが注記される。図3の例では、LTE技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の両方によってサポートされ、LTE技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の間のサイドリンク通信における使用のために決定される。
【0056】
S325で、第1のUE 180は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第1のUE 180において利用可能であるかどうかをチェックする。第1のUE 180が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第1のUE 180は、EPCネットワーク120に要求を送信する。一例では、MME 122が要求を受信する。
【0057】
S330で、第2のUE 190は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第2のUE 190において利用可能であるかどうかをチェックする。第2のUE 190が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第2のUE 190は5GCネットワーク150に要求を送信する。一例では、AMF 152が要求を受信する。
【0058】
S340で、EPCネットワーク120は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得する。一例では、V2X CF 121は、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをMME 122に提供する。
【0059】
S350で、EPCネットワーク120および5GCネットワーク150は、クロスRATサイドリンクリソース制御を調整する。一例では、MME 122およびAMF 152は、PDNゲートウェイ、UPF、およびEPS 110と5GS 140の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用する。一例では、MME 122は、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAMF 152に提供する。
【0060】
S355で、EPCネットワーク120は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供する。一例では、MME 122は、eNB 131を介してLTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供する。次に、eNB 131と第1のUE 180の間のエアインタフェースは、LTE技術を使用して、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを搬送する。
【0061】
S360で、5GCネットワーク150は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。一例では、AMF 152は、gNB 161を介してLTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。次に、gNB 161と第2のUE 190の間のエアインタフェースは、NR技術を使用して、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを搬送する。
【0062】
S355およびS360は、同時にまたは異なる順序で実行され得ることが注記される。別の例では、S355は、S350の前かつS340の後に実行される。
【0063】
S370で、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有し、したがって、LTE技術においてサイドリンク通信をセットアップして、基地局を通過せずに、第1のUE 180と第2のUE 190の間のユーザプレーンにおいてデータを送信することができる。
【0064】
別の例では、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、LTEおよびNR技術の両方をサポートすることが注記される。発見ステップの間に、第1のUE 180および第2のUE 190のうちの1つは、サイドリンク通信のための技術を決定し得る。サイドリンク通信のためにNR技術が決定されるとき、調整手順は、調整手順200に類似し、サイドリンク通信のためにLTE技術が決定されるとき、調整手順は、調整手順300に類似する。
【0065】
図4は、開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信システム100における調整手順400についての例を表す。調整手順400は、クロスRAT無線通信システム100が、サイドリンク通信のために、有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180および第2のUE 190に提供することを可能にする。図4の例では、第1のUE 180はLTEおよびNR技術の両方をサポートし、第2のUE 190はNR技術をサポートする。
【0066】
S405で、第1のUE 180は、eNB 131との無線リソース制御(RRC)接続を確立し、EPS 110に接続される。
【0067】
S410で、第2のUE 190は、gNB 161とのRRC接続を確立し、5GS 140に接続される。S505とS510は、同時にまたは異なる順序で発生し得ることが注記される。
【0068】
S420で、第1のUE 180および第2のUE 190は、V2Xアプリケーションをそれぞれ実行する。例えば、第1のUE 180および第2のUE 190は、アプリケーションサーバシステム170と接続され、AF 171によって提供される機能を実行する。一例では、第1のUE 180は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第2のUE 190を見つける。別の例では、第2のUE 190は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第1のUE 180を見つける。本開示において、発見プロセスは、アプリケーション内発見プロセス、アプリケーションから独立した発見プロセスなどのような任意の適切な発見プロセスであることが可能であることが注記される。図4の例では、NR技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の両方によってサポートされ、NR技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の間のサイドリンク通信における使用のために決定される。
【0069】
S425で、第1のUE 180は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第1のUE 180において利用可能であるかどうかをチェックする。第1のUE 180が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第1のUE 180は、EPCネットワーク120に要求を送信する。一例では、MME 122が要求を受信する。
【0070】
S430で、第2のUE 190は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第2のUE 190において利用可能であるかどうかをチェックする。第2のUE 190が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第2のUE 190は5GCネットワーク150に要求を送信する。一例では、AMF 152が要求を受信する。
【0071】
S440で、5GCネットワーク150は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得し、アプリケーションサーバシステム170内のAF 171に提供する。一例では、PCF 151は、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAMF 152に提供する。AMF 152は、PDNゲートウェイ、および5GS 140とアプリケーションサーバシステム170の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用して、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAF 171に提供する。いくつかの実施形態では、EPCネットワーク120は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得し、アプリケーションサーバシステム170内のAF 171に提供する。一例では、V2X CF 121は、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをMME 122に提供する。MME 122は、UPN、およびEPS 110とアプリケーションサーバシステム170の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用して、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAF 171に提供する。
【0072】
S455で、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層において、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供する。一例では、アプリケーション層内のチャネルは、アプリケーションサーバシステム170と第1のUE 180の間にセットアップされ、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータは、メッセージ内に含まれ、AF 171から第1のUE 180へのチャネルを介して提供される。いくつかの例では、適切に暗号化および認証技術がメッセージに対して使用されることが注記される。いくつかの例では、アプリケーションサーバシステム170はまた、例えばアプリケーション層内で、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供することが注記される。
【0073】
S460で、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。一例では、アプリケーション層内のチャネルは、アプリケーションサーバシステム170と第2のUE 190の間にセットアップされ、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータは、メッセージ内に含まれ、AF 171から 第2のUE 190へのチャネルを介して提供される。いくつかの例では、適切に暗号化および認証技術がメッセージに対して使用されることが注記される。いくつかの例では、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供することが注記される。
【0074】
S455およびS460は、同時にまたは異なる順序で実行され得ることが注記される。
【0075】
S470で、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有し、したがって、NR技術においてサイドリンク通信をセットアップして、基地局を通過せずに、第1のUE 180と第2のUE 190の間のユーザプレーンにおいてデータを送信することができる。
【0076】
図5は、開示の一実施形態による、クロスRAT無線通信システム100における調整手順500についての例を表す。調整手順500は、クロスRAT無線通信システム100が、サイドリンク通信のために、有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180および第2のUE 190に提供することを可能にする。図5の例では、第1のUE 180はLTE技術をサポートし、第2のUE 190はLTEおよびNR技術の両方をサポートする。
【0077】
S505で、第1のUE 180は、eNB 131との無線リソース制御(RRC)接続を確立し、EPS 110に接続される。
【0078】
S510で、第2のUE 190は、gNB 161とのRRC接続を確立し、5GS 140に接続される。S505とS510は、同時にまたは異なる順序で発生し得ることが注記される。
【0079】
S520で、第1のUE 180および第2のUE 190は、V2Xアプリケーションをそれぞれ実行する。一例では、第1のUE 180は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第2のUE 190を見つける。別の例では、第2のUE 190は、適切な発見プロセスを実行して、サイドリンク通信のために近くにある第1のUE 180を見つける。本開示において、発見プロセスは、アプリケーション内発見プロセス、アプリケーションから独立した発見プロセスなどのような任意の適切な発見プロセスであることが可能であることが注記される。図5の例では、LTE技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の両方によってサポートされ、LTE技術は、第1のUE 180と第2のUE 190の間のサイドリンク通信における使用のために決定される。
【0080】
S525で、第1のUE 180は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第1のUE 180において利用可能であるかどうかをチェックする。第1のUE 180が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第1のUE 180は、EPCネットワーク120に要求を送信する。一例では、MME 122が要求を受信する。
【0081】
S530で、第2のUE 190は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータが第2のUE 190において利用可能であるかどうかをチェックする。第2のUE 190が有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有さないとき、第2のUE 190は5GCネットワーク150に要求を送信する。一例では、AMF 152が要求を受信する。
【0082】
S540で、EPCネットワーク120は、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得し、アプリケーションサーバシステム170内のAF 171に提供する。一例では、V2X CF 121は、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをMME 122に提供する。MME 122は、UPN、およびEPS 110とアプリケーションサーバシステム170の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用して、LTE技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAF 171に提供する。いくつかの実施形態では、5GCネットワーク150は、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを取得し、アプリケーションサーバシステム170内のAF 171に提供する。一例では、PCF 151は、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAMF 152に提供する。AMF 152は、PDNゲートウェイ、および5GS 140とアプリケーションサーバシステム170の間の接続を介するような、適切なインタフェースと相互作用して、NR技術のための有効なV2XポリシーおよびパラメータをAF 171に提供する。
【0083】
S555で、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供する。一例では、アプリケーション層内のチャネルは、アプリケーションサーバシステム170と第1のUE 180の間にセットアップされ、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータは、メッセージ内に含まれ、AF 171から第1のUE 180へのチャネルを介して提供される。いくつかの例では、適切に暗号化および認証技術がメッセージに対して使用されることが注記される。いくつかの例では、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第1のUE 180に提供することが注記される。
【0084】
S560で、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供する。一例では、アプリケーション層内のチャネルは、アプリケーションサーバシステム170と第2のUE 190の間にセットアップされ、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータは、メッセージ内に含まれ、AF 171から第2のUE 190へのチャネルを介して提供される。いくつかの例では、適切に暗号化および認証技術がメッセージに対して使用されることが注記される。いくつかの例では、アプリケーションサーバシステム170は、例えばアプリケーション層内で、NR技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを第2のUE 190に提供することが注記される。
【0085】
S555およびS560は、同時にまたは異なる順序で実行され得ることが注記される。
【0086】
S570で、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、LTE技術のための有効なV2Xポリシーおよびパラメータを有し、したがって、LTE技術においてサイドリンク通信をセットアップして、基地局を通過せずに、第1のUE 180と第2のUE 190の間のユーザプレーンにおいてデータを送信することができる。
【0087】
別の例では、第1のUE 180と第2のUE 190の両方が、LTEおよびNR技術の両方をサポートすることが注記される。発見ステップの間に、第1のUE 180および第2のUE 190のうちの1つは、サイドリンク通信のための技術を決定し得る。サイドリンク通信のためにNR技術が決定されるとき、調整手順は、調整手順400に類似し、サイドリンク通信のためにLTE技術が決定されるとき、調整手順は、調整手順500に類似する。
【0088】
図6は、開示の一実施形態によるプロセス600を概説するフローチャートを表す。プロセス600は、EPS 110、5GS 140などのような第1のネットワークによって実行される。いくつかの例では、プロセス600は、処理回路、トランシーバ回路などのような回路によって実行される。いくつかの例では、1つまたは複数のプロセッサが、メモリ回路に記憶されたソフトウェア命令を実行して、プロセス600を実行する。プロセスはS601で始まり、S610に進む。
【0089】
S610で、第1のネットワークは、第1のUEから要求を受信する。第1のネットワークは第1のRATに基づく。第1のUEは、第1のRATに基づいて第1のネットワークと接続される。要求は、第2のRATのためのサイドリンク制御情報を要求する。
【0090】
S620で、第1のネットワークが第2のRATのためのサイドリンク制御情報を取得する。いくつかの例では、第1のネットワークは、第2のRATに基づく第2のネットワークと調整して、第2のネットワークから第2のRATのためのサイドリンク制御情報を受信する。
【0091】
S630で、第1のネットワークは、第1のRATを介して、第2のRATのためのサイドリンク制御情報を第1のUEに提供する。したがって、いくつかの例では、第1のUEは、第2のRATにおいて、第2のネットワーク内の第2のUEとのサイドリンクをセットアップすることができる。次に、プロセスはS699に進み、終了する。
【0092】
図7は、開示の一実施形態によるプロセス700を概説するフローチャートを表す。プロセス700は、アプリケーションサーバシステム170内のAF 171などのようなアプリケーション機能によって実行される。いくつかの例では、プロセス700は、処理回路、トランシーバ回路などのような回路によって実行される。いくつかの例では、1つまたは複数のプロセッサが、メモリ回路に記憶されたソフトウェア命令を実行して、プロセス700を実行する。プロセスはS701で始まり、S710に進む。
【0093】
S710で、AFは、第1のRATに基づく第1のネットワークからの第1のRATのためのサイドリンク制御情報および/または第2のRATに基づく第2のネットワークからの第2のRATのためのサイドリンク制御情報を受信する。一例では、EPC 120は、LTEのためのサイドリンク制御情報についての要求をUE 180から受信する。要求に応答して、EPC120は、LTEのためのサイドリンク制御情報をAF 171に提供する。一例では、EPC 120がNRのためのサイドリンク制御情報についての要求をUE 180から受信するとき、EPC 120はNRのためのサイドリンク制御情報を有さず、その要求をAF 171に転送し得る。EPC120は、NRのサイドリンク制御情報についての要求をAF 171に転送することができ、LTEのためのサイドリンク制御情報をAF 171に提供することが注記される。一例では、5GC 150は、NRのためのサイドリンク制御情報についての要求をUE 190から受信する。要求に応答して、5GC 150は、NRのためのサイドリンク制御情報をAF 171に提供する。一例では、5GC 150がLTEのためのサイドリンク制御情報についての要求をUE 190から受信するとき、5GC 150はLTEのためのサイドリンク制御情報を有さず、その要求をAF 171に転送し得る。5GC 150は、LTEのサイドリンク制御情報についての要求をAF 171に転送することができ、NRのためのサイドリンク制御情報をAF 171に提供することが注記される。
【0094】
S720で、AFは、アプリケーション層内のチャネルを使用して第1のNWにアクセスする第1のUE、および第2のNWにアクセスする第2のUEと調整する。一例では、アプリケーション層は、例えば、インターネットプロトコル(IP)コンピュータネットワークにわたるプロセス間通信において使用される通信プロトコルおよびインタフェース方法を含む。ホスト間データ転送チャネルを確立し、クライアントサーバまたはピアツーピアネットワークモデルにおいてデータ交換を管理するために、アプリケーション層は通信を標準化し、基盤となるトランスポート層プロトコルに依存する。例えば、第1のチャネルは、AF 171と第1のUE 180の間にセットアップされ、メッセージは、第1のチャネルによってAF 171と第1のUE 180の間で送信される。メッセージは適切に暗号化されることが可能であり、したがってeNB 131はメッセージを搬送する信号を送信および受信し得るが、例ではメッセージを復号化することができない。同様に、第2のチャネルは、AF 171と第2のUE 190の間にセットアップされ、メッセージは、第2のチャネルによってAF 171と第2のUE 190の間で送信される。
【0095】
S730で、AFは、アプリケーション層内のチャネルを使用して、第1のRATのためのサイドリンク制御情報および第2のRATのためのサイドリンク制御情報のうちの少なくとも1つを第1のUEおよび第2のUEに提供する。一例では、AF 171は、第1のチャネルを介してLTEのためのサイドリンク制御情報を第1のUE 180に提供し、第2のチャネルを介してLTEのためのサイドリンク制御情報を第2のUE 190に提供する。したがって、第1のUE 180および第2のUE 190は、LTEサイドリンクをセットアップすることができる。別の例では、AF 171は、第1のチャネルを介してNRのためのサイドリンク制御情報を第1のUE 180に提供し、第2のチャネルを介してNRのためのサイドリンク制御情報を第2のUE 190に提供する。したがって、第1のUE 180および第2のUE 190は、NRサイドリンクをセットアップすることができる。別の例では、AF 171は、第1のチャネルを介してLTEおよびNRのためのサイドリンク制御情報を第1のUE 180に提供し、第2のチャネルを介してLTEおよびNRのためのサイドリンク制御情報を第2のUE 190に提供する。したがって、第1のUE 180および第2のUE 190は、LTEまたはNRサイドリンクをセットアップすることができる。次に、プロセスはS799に進み、終了する。
【0096】
図8は、開示の一実施形態によるプロセス800を概説するフローチャートを表す。プロセス800は、第1のUE 180、第2のUE 190などのようなUEによって実行される。いくつかの例では、プロセス800は、処理回路、トランシーバ回路などのようなUE内の回路によって実行される。いくつかの例では、UE内の1つまたは複数のプロセッサは、プロセス800を実行するために、メモリ回路に記憶されたソフトウェア命令を実行する。プロセスはS801で始まり、S810に進む。
【0097】
S810で、第1のUEは、第1のRATに基づいて第1のNWとのRRCを確立する。一例では、図1の例における第1のUE 180は、LTEに基づいてE-UTRAN 130とのRRCを確立し、次にEPS 110に接続される。図1の例における第2のUE 190は、NG-RAN 160とのRRCを確立し、次に5GS 140に接続される。
【0098】
S820で、第1のUEは、第2のRATのためのサイドリンク制御情報を要求する要求を第1のNWに送信する。一例では、第1のUE 180および第2のUE 190は、発見プロセスを実行し、第1のUE 180と第2のUE 190の間にNRサイドリンクをセットアップすることを決定する。第1のUE 180は、第1のUE 180がNRのための有効なサイドリンク制御情報を有するかどうかをチェックし、NRのための有効なサイドリンク制御情報についての要求をEPC 120に送信する。
【0099】
S830で、第1のUEは、第2のRATのためのサイドリンク制御情報を受信する。一例では、EPC 120および5GC 150が調整し、5GC150は、NRのための有効なサイドリンク制御情報(例えば、サイドリンクポリシーおよびパラメータ)をEPC 120に提供し、EPC 120は、NRのための有効なサイドリンク制御情報を第1のUE 180に提供する。別の例では、5GC 150は、NRのための有効なサイドリンク制御情報をAF 171に提供し、次に、AF 171は、アプリケーション層内のチャネルを介してNRのための有効なサイドリンク制御情報を第1のUE 180に送信する。AF 171はまた、アプリケーション層内のチャネルを介してNRのための有効なサイドリンク制御情報を第2のUE 190に送信し得る。
【0100】
S840で、第1のUEおよび第2のUEは、第2のRATのためのサイドリンク制御情報に基づいて第2のRATのサイドリンクをセットアップし、サイドリンクでユーザデータを送信する。次に、プロセスはS899に進み、終了する。
【0101】
図9は、開示の実施形態によるUE 900のブロック図を表す。一例では、第1のUE 180および第2のUE 190は、UE 900と同じ形態でそれぞれ構成されることが可能である。UE900は、ここに記載された1つまたは複数の実施形態または例に従って、様々な機能を実行するように構成されることが可能である。したがって、UE 900は、ここに記載された技術、プロセス、機能、構成要素、システムの実装のための手段を提供することができる。例えば、UE 900は、ここに記載された様々な実施形態および例において、第1のUE 180または第2のUE 190の機能を実装するために使用されることが可能である。UE 900は、いくつかの実施形態では汎用コンピュータであることが可能であり、他の実施形態では、ここに記載された様々な機能、構成要素、またはプロセスを実装するために特別に設計された回路を含むデバイスであることが可能である。UE 900は、処理回路910、メモリ920、無線周波数(RF)モジュール930、およびアンテナ940を含むことができる。
【0102】
様々な例において、処理回路910は、ソフトウェアと組み合わせて、またはソフトウェアなしで、ここに記載された機能およびプロセスを実行するように構成された回路を含むことができる。様々な例では、処理回路は、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル拡張回路、もしくは同等のデバイスまたはそれらの組み合わせであることが可能である。
【0103】
他のいくつかの例では、処理回路910は、ここに記載された様々な機能およびプロセスを実行するためのプログラム命令を実行するように構成された中央処理ユニット(CPU)であることが可能である。したがって、メモリ920は、プログラム命令を記憶するように構成されることが可能である。処理回路910は、プログラム命令を実行するとき、機能およびプロセスを実行することができる。メモリ920は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなどのような他のプログラムまたはデータをさらに記憶することができる。メモリは、一時的または非一時的な記憶媒体を含むことができる。メモリ920は、リードオンリメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、ハードディスクドライブ、光ディスクドライブなどを含むことができる。
【0104】
RFモジュール930は、処理回路910から処理されたデータ信号を受信し、アンテナ940を介してビームフォーミングされた無線通信ネットワーク内で信号を送信し、またはその逆である。RFモジュール930は、デジタルアナログコンバータ(DAC)、アナログデジタルコンバータ(ADC)、周波数アップコンバータ、周波数ダウンコンバータ、フィルタ、ならびに受信および送信動作のための増幅器を含むことができる。RFモジュール930は、ビームフォーミング動作のためのマルチアンテナ回路(例えば、アナログ信号位相/振幅制御ユニット)を含むことができる。アンテナ940は、1つまたは複数のアンテナアレイを含むことができる。
【0105】
UE900は、任意選択で、入力および出力デバイス、追加のまたは信号処理回路などのような他の構成要素を含むことができる。したがって、UE900は、アプリケーションプログラムを実行すること、および代替の通信プロトコルを処理することなどのような他の追加の機能を実行することが可能であり得る。
【0106】
ここに記載されたプロセスおよび機能は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、1つまたは複数のプロセッサにそれぞれのプロセスおよび機能を実行させることができるコンピュータプログラムとして実装されることが可能である。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと一緒に、またはその部分として供給される光学記憶媒体またはソリッドステート媒体のような適切な媒体上に記憶または分散され得る。コンピュータプログラムはまた、インターネットまたは他の有線もしくは無線電気通信システムを介するような、他の形態で分散され得る。例えば、コンピュータプログラムは、例えば、インターネットに接続されたサーバからを含む、物理的媒体または分散システムを通してコンピュータプログラムを取得することを含めて、取得され、装置にロードされることが可能である。
【0107】
コンピュータプログラムは、コンピュータまたは任意の命令実行システムによって、またはそれらに関連して使用するためのプログラム命令を提供するコンピュータ可読媒体からアクセス可能であり得る。コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらに関連して使用するために、コンピュータプログラムを記憶、伝達、伝播、または転送する任意の装置を含み得る。コンピュータ可読媒体は、磁気、光学、電子、電磁気、赤外線、または半導体システム(または装置もしくはデバイス)または伝播媒体であることが可能である。コンピュータ可読媒体は、半導体またはソリッドステートメモリ、磁気テープ、リムーバブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、磁気ディスクおよび光ディスクなどのようなコンピュータ可読非一時記憶媒体を含み得る。コンピュータ可読非一時記憶媒体は、磁気記憶媒体、光学記憶媒体、フラッシュ媒体、およびソリッドステート記憶媒体を含む、すべてのタイプのコンピュータ可読媒体を含むことができる。
【0108】
ハードウェア内に実装されるとき、ハードウェアは、1つまたは複数の個別の構成要素、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)などを備え得る。本開示の態様は、例として提案される特定の実施形態と併せて記載されてきたが、例の代替、修正、および変形が行われ得る。したがって、ここに記載された実施形態は、例示であることが意図され、限定でない。下記の特許請求の範囲から逸脱することなく行われ得る変更がある。
【符号の説明】
【0109】
100 クロスRAT無線通信システム
110 進化型パケットシステム、第1のサブシステム
120 進化型パケットコア(EPC)ネットワーク
121 車両・万物間制御機能(V2X-CF)
122 移動管理エンティティ(MME)
130 進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
131 進化型ノードB
140 5Gシステム、第2のサブシステム
150 5G(5GC)コアネットワーク
151 ポリシー制御機能
152 アクセスおよび移動管理機能
160 次世代無線アクセスネットワーク
161 次世代ノードB
170 車両アプリケーションサーバシステム、サブシステム
171 アプリケーション機能
180 第1のユーザ機器、第1の車両
190 第2のユーザ機器、第2の車両
200 調整手順
300 調整手順
400 調整手順
500 調整手順
600 プロセス
700 プロセス
800 プロセス
900 ユーザ機器
910 処理回路
920 メモリ
930 無線周波数モジュール
940 アンテナ
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
図8
図9