(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】滑車装置
(51)【国際特許分類】
B66D 1/36 20060101AFI20240611BHJP
【FI】
B66D1/36 D
(21)【出願番号】P 2020125047
(22)【出願日】2020-07-22
【審査請求日】2023-04-20
(73)【特許権者】
【識別番号】508107630
【氏名又は名称】株式会社南星機械
(74)【代理人】
【識別番号】100087745
【氏名又は名称】清水 善廣
(74)【代理人】
【識別番号】100160314
【氏名又は名称】西村 公芳
(74)【代理人】
【識別番号】100134038
【氏名又は名称】野田 薫央
(74)【代理人】
【識別番号】100150968
【氏名又は名称】小松 悠有子
(72)【発明者】
【氏名】中重 友和
【審査官】山田 拓実
(56)【参考文献】
【文献】実開昭63-123589(JP,U)
【文献】実公昭61-005413(JP,Y2)
【文献】特開2001-302185(JP,A)
【文献】実開昭59-123087(JP,U)
【文献】特開2003-306292(JP,A)
【文献】特開平07-144886(JP,A)
【文献】特開昭61-140495(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66D 1/00-5/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定先に固定され、一端側がウインチに接続されて巻き取られるワイヤーロープを案内する滑車装置であって、
第一回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープを前記ウインチに案内する
ためのV字溝を外周に有する案内滑車と、
前記第一回転軸に対して略直交する方向に伸びる第二回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープが前記ウインチに巻き取られる際に前記ワイヤーロープとの摩擦により回転し、
前記第一回転軸の方向に平行な方向に前記案内滑車を挟んで配置される2個のローラを有する第一補助ローラと、
前記第一回転軸と平行な方向に伸びる第三回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープを介して前記外周と対向する位置に配置され、前記ワイヤーロープが前記ウインチに巻き取られる際に前記ワイヤーロープとの摩擦により回転する第二補助ローラと、を備え
、
前記ワイヤーロープが前記案内滑車の前記V字溝から外れ、前記一端と反対の他端側が前記一端側に対して角度を成す場合、前記第一補助ローラおよび前記第二補助ローラが回転し前記ワイヤーロープを前記ウインチに案内する、滑車装置。
【請求項2】
前記第一補助ローラは、前記第一回転軸に関して前記ウインチと反対側に配置される、
請求項1記載の滑車装置。
【請求項3】
前記第一補助ローラは、前記第一回転軸に沿う方向視において、前記第一回転軸および前記第二回転軸に直交する方向であって、前記ウインチから離れる方向における前記案内滑車の端部と、前記第一補助ローラの端部とが、略一致するように配置される、
請求項1または2項記載の滑車装置。
【請求項4】
前記第一回転軸を介して前記案内滑車を支持し、前記第二回転軸を介して前記第一補助ローラを支持し、前記案内滑車および前記第一補助ローラを前記固定先に取り付ける取付部をさらに備え、
前記取付部は、前記案内滑車を案内された前記ワイヤーロープの他端側を前記第一補助ローラと干渉させる一方、前記取付部の構造物とは干渉させない形状を有する、
請求項1から3のいずれか一項記載の滑車装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインチに巻き取られるワイヤーロープの方向を案内する滑車装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ウインチが搭載された作業車に搭載される滑車装置が知られている。この滑車装置は、例えば丸太などの運搬物を吊り上げるワイヤーロープがウインチに正しく巻き取られるように、ワイヤーロープの方向を案内する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤーロープがウインチに巻き取られる際、ワイヤーロープは滑車の外周に形成される溝などに案内され、ウインチに巻き取られることが望ましい。しかしながら、丸太と作業車との位置によっては、丸太と滑車との間のワイヤーロープの方向が、ウインチの巻取方向に対して異なる場合もあり得る。例えば、巻取方向が作業車の前後方向に沿い、丸太と滑車との間のワイヤーロープの方向が作業車の左右方向に沿うような場合も起こり得る。
【0005】
ここで、滑車装置は、作業車のアームやブームにブラケットなどの取付部材を介して取り付けられる。丸太と滑車との間のワイヤーロープの方向と、ウインチの巻取方向との成す角度が大きくなった場合(例えば90度)、丸太と滑車との間のワイヤーロープが巻き取り時に取付部材に擦れてしまい、損傷する虞がある。このため、丸太と滑車との間のワイヤーロープの方向を考慮しながら、限られた範囲で物体を運搬する必要がある。
【0006】
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、広範囲な運搬作業を可能とする滑車装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る滑車装置は、上述した課題を解決するために、固定先に固定され、一端側がウインチに接続されて巻き取られるワイヤーロープを案内する滑車装置であって、第一回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープを前記ウインチに案内するためのV字溝を外周に有する案内滑車と、前記第一回転軸に対して略直交する方向に伸びる第二回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープが前記ウインチに巻き取られる際に前記ワイヤーロープとの摩擦により回転し、前記第一回転軸の方向に平行な方向に前記案内滑車を挟んで配置される2個のローラを有する第一補助ローラと、前記第一回転軸と平行な方向に伸びる第三回転軸周りに回転し、前記ワイヤーロープを介して前記外周と対向する位置に配置され、前記ワイヤーロープが前記ウインチに巻き取られる際に前記ワイヤーロープとの摩擦により回転する第二補助ローラと、を備え、前記ワイヤーロープが前記案内滑車の前記V字溝から外れ、前記一端と反対の他端側が前記一端側に対して角度を成す場合、前記第一補助ローラおよび前記第二補助ローラが回転し前記ワイヤーロープを前記ウインチに案内する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る滑車装置においては、広範囲な運搬作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明に係る滑車装置を搭載した油圧ショベルの全体構成図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る滑車装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る滑車装置を搭載した油圧ショベル1の全体構成図である。
【0012】
以下の説明においては、「前」、「後」、「上」、「下」、「右」、および「左」は、
図1から
図3における定義「Fr.」、「Re.」、「To.」、「Bo.」、「R」、および「L」に従う。なお、油圧ショベル1の前進方向を「前」とする。
図2および
図3においては、説明の便宜上、案内滑車21の滑車回転軸22が左右方向に沿い、右補助ローラ25および左補助ローラ26の右補助ローラ回転軸27および左補助ローラ回転軸28が上下方向に沿い、ウインチ16と案内滑車21とを結ぶ方向、すなわちウインチ16の巻取方向が前後方向に沿うものとして、図示および説明する。
【0013】
滑車装置20は、一例として示す油圧ショベル1などの作業車に取り付けられることにより使用される。油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2上に旋回自在に設けられた上部旋回体3と、上部旋回体3に取り付けられた作業機4と、を備える。また、上部旋回体3は、運転席を覆うキャノピ5や、エンジンルーム(図示せず)を有する。
【0014】
作業機4は、ブーム6と、ブーム6の先端部に接続されたアーム7と、アーム7の先端部に接続されたウッドグラップル8と、を備える。このウッドグラップル8は、一対の把持爪8aを備える。把持爪8aは、木材をつかんで束ねたり、運搬したり、積み重ねたりする動作を行う。なお、ブーム6、アーム7およびウッドグラップル8は、それぞれに設けられたシリンダ9、10、11の伸縮によってそれぞれ上下方向、または前後方向に回動する。
【0015】
油圧ショベル1は、ワイヤーロープ15と、ウインチ16と、滑車装置20と、をさらに有する。
【0016】
ワイヤーロープ15(以下、単にロープ15という。)は、一端側15bがウインチ16に接続され、他端側15aが地引集材の対象となる丸太(木材)を吊り上げるために連結されて使用される。以下、一端側15bという場合は、案内滑車21よりもウインチ16側をいい、他端側15aという場合は、案内滑車21よりも丸太(運搬物)側をいう。
【0017】
ウインチ16は、ロープ15の一端側15b(一端)と連結されて、ロープ15を巻き出しまたは巻き取る。ウインチ16は、油圧ショベル1のブーム6の下側に固定されている。滑車装置20は、ウインチ16に巻き取られるロープ15の他端側15aをウインチ16へ案内し、乱巻きなどが発生しないようにするために設けられる。滑車装置20は、油圧ショベル1のブーム6の下側であって、ウインチ16が設けられる位置よりも前方に固定されている。
【0018】
ここで、
図2は、
図1の滑車装置20を特に拡大した右方向視で示す説明図である。
図3は、
図1の滑車装置20を前方視で示す説明図である。
【0019】
滑車装置20は、案内滑車21と、右補助ローラ25と、左補助ローラ26と、上補助ローラ30と、ブラケット35と、を有する。
【0020】
案内滑車21は、略左右方向に沿う滑車回転軸22(第一回転軸)を有し、この滑車回転軸22周りに回転する。案内滑車21は、ロープ15を案内する外周23を有する。外周23は、中心に向かって凹となり、ロープ15を案内するためのV字溝24を有する。
【0021】
右補助ローラ25および左補助ローラ26(第一補助ローラ、以下、右補助ローラ25および左補助ローラ26を区別しない場合は、単に左右補助ローラ25、26という。)は、滑車回転軸22に対して略直交する方向である略上下方向に沿う右補助ローラ回転軸27および左補助ローラ回転軸28(第二回転軸、以下、右補助ローラ回転軸27および左補助ローラ回転軸28を区別しない場合は、単に左右補助ローラ回転軸27、28という。)を有する。左右補助ローラ25、26は、それぞれ左右補助ローラ回転軸27、28周りに回転する。左右補助ローラ25、26は、滑車回転軸22に関してウインチ16の反対側、すなわち滑車回転軸22よりも前方に配置される。
【0022】
また、左右補助ローラ25、26は、滑車回転軸22の方向に平行な方向に案内滑車21を挟んで対向配置される。具体的には、左右補助ローラ25、26は、
図2に示すように、案内滑車21を左右方向視(第一回転軸に沿う方向視)した場合に、前後方向(第一回転軸および第二回転軸に直交する方向)における案内滑車21の前端部(ウインチ16から離れる方向における端部)と、左右補助ローラ25、26の前端部(ウインチ16から離れる方向における端部)とが略一致し重なり合うように配置される。案内滑車21の前端部は、左右方向視した場合(
図2の場合)の案内滑車21の最も前方に位置し、案内滑車21の上下方向に沿う接線からなる。左右補助ローラ25、26の前端部は、左右方向視した場合の、左右補助ローラ25、26の外周の最も前方に位置する外縁からなる。すなわち、案内滑車21の上下方向に沿う接線と、左右補助ローラ25、26の外周の最も前方に位置する外縁とは、略重なり合う。
【0023】
左右補助ローラ25、26は、案内滑車21のV字溝24を外れたロープ15の他端側15aの可動範囲に位置するように軸方向の長さが設定されるのが好ましい。例えば、軸方向の長さは、少なくとも上補助ローラ30(上補助ローラ30の下端30a)と案内滑車21の滑車回転軸22との間をカバーするような長さであることが好ましい。
【0024】
上補助ローラ30(第二補助ローラ)は、滑車回転軸22に対して平行な方向に伸び、略左右方向に沿う上補助ローラ回転軸31(第三回転軸)を有し、上補助ローラ回転軸31周りに回転する。上補助ローラ30は、案内滑車21の外周23(V字溝24)を案内されるロープ15を介して、外周23と対向する位置であって、案内滑車21と、ブーム6との間に配置される。上補助ローラ30は、案内滑車21を案内されるロープ15の案内滑車21よりもブーム6側への移動を制限するような位置に配置するのが好ましい。すなわち、上補助ローラ30(上補助ローラ回転軸31)が、滑車回転軸22より前方であって、左右補助ローラ回転軸27、28よりも後方(滑車回転軸22と左右補助ローラ回転軸27、28との間)に位置されるのが好ましい。また、上補助ローラ30は、軸方向の長さが、案内滑車21の軸方向の長さ以上であることが好ましい。
【0025】
ブラケット35(取付部)は、案内滑車21、左右補助ローラ25、26および上補助ローラ30を、ブーム6に取り付ける。ブラケット35は、
図3に示すように、下方に張り出すようにブーム6の下側に取り付けられ、固定部36と、滑車支持部37と、を有する。
【0026】
固定部36は、ブラケット35をブーム6の下側に対して固定する部分である。滑車支持部37は、固定部36より下方に伸びた、対向する一対のプレート状部材であり、第一支持部38、第二支持部39および第三支持部40を有する。
【0027】
第一支持部38は、滑車回転軸22を介して案内滑車21を支持する構造を有する部分であり、滑車回転軸22の両端を滑車支持部37に渡すように支持する。すなわち、滑車支持部37は、滑車回転軸22(および上補助ローラ回転軸31)の伸びる方向に対向する一対のプレート部材である。
【0028】
第二支持部39は、左右補助ローラ回転軸27、28を介して左右補助ローラ25、26を支持する構造を有する部分であり、右補助ローラ回転軸27の一端を右側に位置する滑車支持部37が、左補助ローラ回転軸28の一端を左側に位置する滑車支持部37が、それぞれ支持する。また、左右補助ローラ回転軸27、28の他端は、固定部36の前方でそれぞれ指示される。
【0029】
第二支持部39は、滑車支持部37の前端に位置し、第二支持部39が左右補助ローラ25、26同様、左右方向視した場合の案内滑車21の前端よりも突出しないように、形成される。これにより、第二支持部39は、案内滑車21を案内されたロープ15の他端側15aを、ロープ15の伸びる方向に応じて左右補助ローラ25、26と干渉させるような形状を有する一方、第二支持部39(ブラケット35)の構造物とは干渉しないような形状を有する。すなわち、案内滑車21を案内されたロープ15の他端側15aは、通常時は案内滑車21のV字溝24を案内されて巻き取られ、V字溝24を外れた場合には左右補助ローラ25、26に案内されて巻き取られる。
【0030】
第三支持部40は、上補助ローラ回転軸31を介して上補助ローラ30を支持する構造を有する部分であり、上補助ローラ回転軸31の両端を滑車支持部37に渡すように支持する。
【0031】
次に、滑車装置20の作用について説明する。
【0032】
伐採された木材(丸太)を集材するため、ロープ15の他端(他端側15aの先端)は、運搬対象物としての丸太と連結され丸太を吊り上げる。ウインチ16は、ロープ15を巻き取ることにより、丸太を引き寄せる。ロープ15は、滑車装置20によりウインチ16に正しく巻き取られるように案内される。このとき、ウインチ16、案内滑車21および丸太とを結ぶロープ15が略直線的に伸びている場合には、ロープ15は案内滑車21のV字溝24に適切に嵌まり、ウインチ16に案内されることになる。
【0033】
しかし、丸太の位置によっては、丸太と案内滑車21とを結ぶ他端側15aの伸びる方向が、ウインチ16と案内滑車21とを結ぶ方向、すなわちウインチ16の巻取方向に対して直角近い角度を成すことが起こり得る。滑車装置20が案内滑車21のみを有する場合(左右補助ローラ25、26および上補助ローラ30を有していない場合)、ロープ15はV字溝24から外れ、ブラケット35と干渉しながら巻き取られることになる。ロープ15は、ブラケット35と摩擦により摩耗し損傷してしまう虞がある。
【0034】
これに対し、本実施形態における滑車装置20は、左右補助ローラ25、26を有する。これにより、ロープ15がV字溝24より外れ、巻取方向に対して直角近い角度を成しながら案内滑車21を介して巻き取られるような場合であっても、ロープ15がブラケット35と干渉することがない。すなわち、ロープ15が案内滑車21のV字溝24から外れ、巻取方向に対して他端側15aが角度を成す場合、必ず左右補助ローラ25、26と接触するようになっている。これにより、ロープ15は、ロープ15との摩擦により回転する左右補助ローラ25、26により案内滑車21に案内され、ブラケット35との接触が生じることがほぼないため、摩耗を低減でき、損傷してしまうことを低減できる。
【0035】
また、滑車装置20は、上補助ローラ30を有するため、ロープ15の押さえとなって案内滑車21の外周23よりも上方に外れることを防止し、好適にウインチ16に巻き取らせることができる。また、ロープ15との摩擦により上補助ローラ30が回転することにより、ブラケット35との接触が生じることがほぼないため、ロープ15は摩耗を低減でき、損傷してしまうことを低減できる。
【0036】
以上のとおり、滑車装置20は、ロープ15とブラケット35との接触を考慮することなくあらゆる方向から他端側15aを巻き取ることができる。このため、作業者としては、他端側15aの方向に配慮しながらウインチ16で巻き取る必要がないため、滑車装置20は、広範囲で丸太などの運搬物の運搬作業を行わせることができる。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0038】
例えば、本発明の滑車装置が油圧ショベル1のブーム6に取り付けられる例を説明したが、アーム7に取り付けられたり、油圧ショベル1以外の作業車や作業機械に取り付けられてもよい。左右補助ローラ25、26および上補助ローラ30の案内滑車21に対する配置は一例であって、これに限らない。例えば、上補助ローラ30は、滑車回転軸22に対してウインチ16側に配置されるなど、種々の態様を取り得る。また、左右補助ローラ25、26が滑車回転軸22に略直交する例を説明したが、「略直交」には、左右補助ローラ回転軸27、28の一端が開き、前方視でハの字(逆ハの字)を描くような場合も含まれる。
【符号の説明】
【0039】
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業機
5 キャノピ
6 ブーム
7 アーム
8 ウッドグラップル
9 シリンダ
10 シリンダ
11 シリンダ
15 ワイヤーロープ(ロープ)
15a 他端側
15b 一端側
16 ウインチ
20 滑車装置
21 案内滑車
22 滑車回転軸
23 外周
24 V字溝
25 右補助ローラ
26 左補助ローラ
27 右補助ローラ回転軸
28 左補助ローラ回転軸
30 上補助ローラ
31 上補助ローラ回転軸
35 ブラケット
36 固定部
37 滑車支持部
38 第一支持部
39 第二支持部
40 第三支持部