(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】コネクタ装置
(51)【国際特許分類】
H01R 13/516 20060101AFI20240611BHJP
H01R 13/73 20060101ALI20240611BHJP
【FI】
H01R13/516
H01R13/73 A
(21)【出願番号】P 2020200150
(22)【出願日】2020-12-02
【審査請求日】2023-11-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】戸田 隆文
【審査官】濱田 莉菜子
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-185880(JP,A)
【文献】特開平09-035811(JP,A)
【文献】特開2018-125274(JP,A)
【文献】特開2010-140775(JP,A)
【文献】特開2013-188056(JP,A)
【文献】特開2008-131843(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0229825(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R13/40-13/533
H01R13/56-13/72
H01R13/73
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手コネクタに対する複数のコネクタ嵌合部が横並びで連続して形成されるコネクタハウジング、及び、前記複数のコネクタ嵌合部内に突出するように前記コネクタハウジングに固定される複数の端子、を有するコネクタと、
該コネクタに対するコネクタ収容部、及び、該コネクタ収容部に収容された前記コネクタに嵌合する複数のコネクタロック部、を有するプロテクタとを備え、
前記コネクタハウジングは、前記複数のコネクタ嵌合部の前記横並びにより形成されるフラット形状の第一側壁と、該第一側壁の反対側に位置して凹凸形状に形成される第二側壁と、前記第一側壁
から突出する第一突出部と、前記第二側壁
から突出する第二突出部とを有し、
前記第一突出部には、前記複数のコネクタロック部に対する第一被嵌合部が形成され、且つ、前記第二突出部にも前記複数のコネクタロック部に対する第二被嵌合部が形成され、且つ、該第二被嵌合部は、前記凹凸形状における凹形状の部分に合わせて配置される
ことを特徴とするコネクタ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のコネクタ装置において、
前記第一被嵌合部及び前記第二被嵌合部は、コネクタ軸方向に沿って見て交互となる位置に配置される
ことを特徴とするコネクタ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタ装置において、
前記プロテクタは、ボルトを用いての固定部を更に有し、
前記コネクタは、前記複数の端子の、前記コネクタハウジングから外側にのびる基板接続部に対し接続される回路基板を更に有し、且つ、該回路基板のある側が前記コネクタ収容部に収容される
ことを特徴とするコネクタ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ及びプロテクタを備えるコネクタ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたコネクタは、絶縁性を有するコネクタハウジングと、導電性を有する複数のピン形状端子と、所望の回路パターンを有する回路基板と、この回路基板を覆うようにコネクタハウジングに組み付けられる絶縁性のカバーとを備えて構成される。コネクタハウジングは、相手コネクタが嵌合するコネクタ嵌合部と、回路基板が収容される基板収容部と、これらの間に複数のピン形状端子を配置する隔壁とを有する。回路基板は、複数のピン形状端子に対し差し込まれた後に、半田により電気的に接続される。カバーは蓋形状であって、基板収容部に対し(コネクタハウジングの後部開口に対し)嵌め合いにて固定される。上記構成及び構造のコネクタは、コネクタハウジングの一側壁外面に形成されたロック部を介して固定対象に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のコネクタにあっては、相手コネクタとの接続数が二つであり少ないことから、固定対象へのコネクタの固定がコネクタハウジングに形成されたロック部で十分になる。しかしながら、相手コネクタの接続数が多くなる場合は、上記コネクタを複数用意し、そして、複数のコネクタを一つ一つ固定対象に固定しなければならなくなることから、作業が繁雑になってしまう。そこで本願発明者は、
図6及び
図7に示すようなコネクタ1及びプロテクタ2を用いることを考えたが、以下のような問題点を有することが分かった。
【0005】
図6及び
図7において、コネクタ1は、前側に複数のコネクタ嵌合部3が形成されたコネクタハウジング4を有する。また、プロテクタ2は、コネクタハウジング4の後部を収容するコネクタ収容部5と、ボルト挿通孔6が形成された固定部7とを有する。コネクタ収容部5には、コネクタロック部8、9が形成される。また、コネクタハウジング4の中間には、コネクタロック部8、9に引っ掛けられて嵌合状態になるリブ状突出部10、11が形成される。リブ状突出部10、11は、周方向にのびるリブ状の突出部分に形成される。
【0006】
以上のようなコネクタ1及びプロテクタ2において、コネクタ収容部5からのコネクタハウジング4の脱落防止のために、コネクタロック部8、9及びリブ状突出部10、11が必要になることから、その分、プロテクタ2が大型化(サイズアップ)してしまうという問題点を有する。尚、上記の大型化に伴いコストアップも懸念される。
【0007】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、小型化を図ることが可能なコネクタ装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のコネクタ装置は、相手コネクタに対する複数のコネクタ嵌合部が横並びで連続して形成されるコネクタハウジング、及び、前記複数のコネクタ嵌合部内に突出するように前記コネクタハウジングに固定される複数の端子、を有するコネクタと、該コネクタに対するコネクタ収容部、及び、該コネクタ収容部に収容された前記コネクタに嵌合する複数のコネクタロック部、を有するプロテクタとを備え、前記コネクタハウジングは、前記複数のコネクタ嵌合部の前記横並びにより形成されるフラット形状の第一側壁と、該第一側壁の反対側に位置して凹凸形状に形成される第二側壁と、前記第一側壁から突出する第一突出部と、前記第二側壁から突出する第二突出部とを有し、前記第一突出部には、前記複数のコネクタロック部に対する第一被嵌合部が形成され、且つ、前記第二突出部にも前記複数のコネクタロック部に対する第二被嵌合部が形成され、且つ、該第二被嵌合部は、前記凹凸形状における凹形状の部分に合わせて配置されることを特徴とする。
【0009】
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、凹凸形状を有する第二側壁の凹形状の部分に合わせて第二被嵌合部を配置し、この配置にてコネクタロック部との被嵌合の部分にすることから、第二突出部の突出量を
図6及び
図7の例(リブ状突出部)と比べて抑制することができる(実施例の欄で説明をするが、デッドスペースを活用した嵌合にすることで、上記突出量を抑制することができる)。従って、本発明によれば小型化を図ることができる。
【0010】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のコネクタ装置において、前記第一被嵌合部及び前記第二被嵌合部は、コネクタ軸方向に沿って見て交互となる位置に配置されることを特徴とする。
【0011】
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、交互となる位置に配置することで、
図6及び
図7の例と比べてコネクタロック部の配置に自由度を持たせることができる。本発明は、第一突出部の側と第二突出部の側とでコネクタロック部の位置を合わせるだけでなく、交互となる配置(千鳥の配置)も可能にし、自由度を持たせてより良いコネクタ装置にしようとするものである。また、上記自由度により、振動耐久性に優れたコネクタ装置にしようとするものでもある。
【0012】
請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載のコネクタ装置において、前記プロテクタは、ボルトを用いての固定部を更に有し、前記コネクタは、前記複数の端子の、前記コネクタハウジングから外側にのびる基板接続部に対し接続される回路基板を更に有し、且つ、該回路基板のある側が前記コネクタ収容部に収容されることを特徴とする。
【0013】
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、基板内蔵タイプのコネクタに適応したコネクタ装置を提供することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、小型化を図ることが可能なコネクタ装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明のコネクタ装置の一実施形態を示す斜視図である。
【
図4】コネクタの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)からカバーを取り外した図である。
【
図6】発明が解決しようとする課題の欄で挙げた例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
コネクタ装置は、コネクタハウジングを有するコネクタと、コネクタ収容部及び複数のコネクタロック部を有するプロテクタとを備えて構成される。コネクタハウジングは、複数のコネクタ嵌合部の横並びにより形成されるフラット形状の第一側壁と、第一側壁の反対側に位置して凹凸形状に形成される第二側壁と、第一側壁に設けられる第一突出部と、第二側壁に設けられる第二突出部とを有する。第一突出部には、コネクタロック部に対する第一被嵌合部が形成される。また、第二突出部にもコネクタロック部に対する第二被嵌合部が形成される。第二被嵌合部は、上記凹凸形状における凹形状の部分に合わせて配置される。
【実施例】
【0017】
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
図1は本発明のコネクタ装置の一実施形態を示す斜視図である。また、
図2はコネクタ装置の正面図、
図3はコネクタの正面図、
図4はコネクタの図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)からカバーを取り外した図、
図5はプロテクタの斜視図である。
【0018】
<コネクタ装置21について>
図1及び
図2において、例えば自動車の所定位置に固定されるコネクタ装置21は、コネクタ22と、プロテクタ23とを備えて構成される。コネクタ装置21は、プロテクタ23を介して上記所定位置に固定され、コネクタ22には図示しない複数の相手コネクタが接続される。コネクタ装置21は、この後の説明で分かるようになるが、
図6及び
図7のものと比べて小型化を図ることができるように形成される。
【0019】
<コネクタ22について>
図1ないし
図4において、本実施例のコネクタ22は、図示しない六つの相手コネクタを横並びでそれぞれ接続することができるように形成される(接続数は一例であるものとする)。上記相手コネクタは公知のものであり、相手コネクタハウジングと、電線の端末に設けられた相手端子とを備えて構成される。相手コネクタハウジングは、公知のロックアームを有する。相手端子は、後述するピン形状端子25との接続が可能に形成される。
【0020】
コネクタ22は、コネクタハウジング24と、複数のピン形状端子25(端子)と、回路基板26と、カバー27とを備えて構成される。コネクタ22は、上記構成や
図4から分かるように、基板内蔵タイプのものである。
【0021】
<コネクタハウジング24について>
図1ないし
図4において、コネクタハウジング24は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、図示しない複数の相手コネクタとの嵌合部分になるコネクタ嵌合部28~33を複数有する(図中の数は一例であるものとする)。コネクタ嵌合部28~33は、横並びで連続するように配置形成される。コネクタハウジング24は、コネクタ嵌合部28~33の上記横並びにより形成される第一側壁34及び第二側壁35を有する。また、第三側壁36及び第四側壁37も有する。尚、引用符号38は、コネクタ嵌合部28~33を隔てる嵌合部隔壁を示すものとする。
【0022】
第一側壁34は、コネクタ嵌合部28~33の下部を同じ高さで横並びさせた時の側壁であって、この側壁外面がフラット形状に形成される。第二側壁35は、第一側壁34の反対側に位置する側壁に形成される。第二側壁35は、コネクタ嵌合部28~33の上部に合わせた形状に形成される。すなわち、コネクタ嵌合部28~33の上部には、上記ロックアームに対応する部分や、図示しない相手コネクタのガイドリブに対応する部分等があることから、第二側壁35は図示のような凹凸形状に形成される。この凹凸形状における凸形状部分39は、第一側壁34の上記側壁外面に対し平行な外面を有するように形成される。凸形状部分39は、複数形成される。一方、凹凸形状における凹形状部分40(凹形状の部分)は、凸形状部分39よりも図の下方(内方)に一段又は二段下がるような凹みに形成される。凹形状部分40は、複数形成される。尚、凹形状部分40は、後述する第二被嵌合部46の配置に重要な部分になる。
【0023】
第三側壁36及び第四側壁37は、上記のような第一側壁34及び第二側壁35の両サイドに配置される。すなわち、第三側壁36は、コネクタ嵌合部28の左側壁として、また、第四側壁37は、コネクタ嵌合部33の右側壁として形成される。
【0024】
コネクタハウジング24は、この中間外周に、第一突出部41、第二突出部42、第三突出部43、及び第四突出部44を有する。ここで
図2及び
図3の紙面垂直方向をコネクタ軸方向(コネクタ軸がのびる方向)と定義すると、第一突出部41は、第一側壁34の基端部分からコネクタ軸方向に直交方向(コネクタ軸直交方向)で外側に突出するリブ形状の部分に形成される(リブ形状は一例であるものとする)。第一突出部41は、後述するコネクタロック部54の嵌合代を確保することができるように周方向のリブ状に突出形成される。第一突出部41は、所望の肉厚に形成される。第一突出部41は、突出先端面が第一側壁34と平行に形成される。また、第一突出部41の表裏面(正面・背面、コネクタ軸に沿って見た面)は、平面に形成される。このような第一突出部41の表面(正面)には、コネクタロック部54に引っ掛けられる部分(面)として、第一被嵌合部45が複数形成される(本実施例では、コネクタ嵌合部28の下側及びコネクタ嵌合部31の下側の二箇所に形成されるが、この限りでないものとする)。
【0025】
第二突出部42は、第二側壁35の基端部分の外側に形成される。第二突出部42は、コネクタ軸直交方向で外側に突出する鍔形状の部分に形成される。第二突出部部42は、凹形状部分40に対応する位置において、後述するコネクタロック部54の嵌合代を確保することができるように突出形成される。また、第二突出部42は、凸形状部分39に対応する位置において、僅かに突出するように形成される。この凸形状部分39に対応する位置での突出量H1は、
図7のリブ状突出部11の突出量H2よりも小さくなるものとする。コネクタハウジング24は、突出量H1及びH2の差の分だけ
図7よりも小型に形成される(後述する第二被嵌合部46が凸形状部分39に対応する位置でなく、凹形状部分40に対応する位置に合わせて配置されることから、デッドスペースを活用することができ、結果、小型に形成することができる)。第二突出部42は、
図7のリブ状突出部11を代替するように形成される。
【0026】
第二突出部42の突出先端面は、第一突出部41の突出先端面と平行に形成される。また、第二突出部42の表裏面(正面・背面、コネクタ軸に沿って見た面)は、平面に形成される。このような第二突出部42の表面(正面)には、コネクタロック部54に引っ掛けられる部分(面)として、第二被嵌合部46が複数形成される。第二被嵌合部46は、凹形状部分40に対応する位置に合わせて配置される(本実施例では、コネクタ嵌合部30の上側及びコネクタ嵌合部33の上側の二箇所に形成されるが、この限りでないものとする)。第二被嵌合部46は、第一被嵌合部45に対しコネクタ軸方向に沿って見て交互となる位置に配置される(千鳥に配置される)。尚、第二被嵌合部46及び第一被嵌合部45が図の上下同じ位置に並ぶような配置を排除するものではないものとする。
【0027】
第二突出部42は、第一突出部41に対し、コネクタ軸方向にずれて配置される。このような配置は、後述するカバー27の誤組み付け防止に係り有効になるのは勿論である。
【0028】
図3及び
図4において、第三突出部43及び第四突出部44は、第三側壁36及び第四側壁37の各基端部分から外側に突出する鍔形状の部分に形成される。このような第三突出部43には、カバー27に対する一対のガイドリブ47と、係止突起48とが形成される。一対のガイドリブ47、係止突起48は、第四突出部44にも形成される。
【0029】
コネクタハウジング24は、上記の如くコネクタ嵌合部28~33を有する。このコネクタ嵌合部28~33の開口から見て奥側に位置する隔壁(符号省略)には、複数のピン形状端子25が整列した状態で固定される。
【0030】
<複数のピン形状端子25(端子)及び回路基板26について>
図1ないし
図4において、複数のピン形状端子25は、導電性を有するピン形状の雄形端子であって、コネクタ嵌合部28~33内に突出する電気接触部と、上記隔壁に固定される中間固定部と、隔壁から後方にのびる基板接続部とを有する。
図4(b)において、回路基板26は、この回路パターンと、上記基板接続部とが半田付けにより電気的に接続される。回路基板26は、コネクタハウジング24に形成された位置決め凸部49や基板当接部50にて位置決めされる。尚、上記基板接続部は、真っ直ぐのびる形状や、途中で90度曲がるL字状の形状に形成されるものとする。
【0031】
<カバー27について>
図4において、カバー27は、回路基板26を覆い且つコネクタハウジング24に対して組み付けられる絶縁性の樹脂成形品であって、有底箱形に形成される。カバー27の組み付けに際しては、コネクタハウジング24のガイドリブ47にカバー27のガイド溝51が案内される。また、コネクタハウジング24の係止突起48に対しカバー27の係止枠部52が係止される。
【0032】
<プロテクタ23について>
図1、
図2、及び
図5において、プロテクタ23は、コネクタハウジング24やカバー27と同様に絶縁性を有する樹脂成形品であって、有底箱形のコネクタ収容部53と、複数のコネクタロック部54と、車体固定部55(固定部)とを有して図示形状に形成される。コネクタ収容部53は、コネクタ22の中間から後部にかけて収容することができるように形成される。複数のコネクタロック部54は、コネクタハウジング24の第一突出部41及び第二突出部42を引っ掛けて嵌合状態にすることができるように形成される。複数のコネクタロック部54は、可撓性を有する片持ちアーム形状に形成される。複数のコネクタロック部54の先端には、嵌合用の突起部分(符号省略)が形成される。複数のコネクタロック部54は、第一被嵌合部45及び第二被嵌合部46の数、配置に合わせて形成される。車体固定部55には、固定のために用いられる図示しないボルトを挿通するためのボルト挿通孔56が円形に貫通形成される。このボルト挿通孔56には、金属製のカラー57が設けられる。
【0033】
<コネクタ装置21の効果について>
以上、
図1ないし
図5を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態であるコネクタ装置21によれば、凹凸形状を有する第二側壁35の凹形状部分40に合わせて第二被嵌合部46を配置し、この配置にてコネクタロック部54との被嵌合の部分にすることから、第二突出部の外側への突出量H1を
図7のリブ状突出部11の突出量H2と比べて抑制することができ、結果、小型化を図ることができるという効果を奏する。
【0034】
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【符号の説明】
【0035】
21…コネクタ装置、 22…コネクタ、 23…プロテクタ、 24…コネクタハウジング、 25…ピン形状端子(端子)、 26…回路基板、 27…カバー、 28~33…コネクタ嵌合部、 34…第一側壁、 35…第二側壁、 36…第三側壁、 37…第四側壁、 38…嵌合部隔壁、 39…凸形状部分、 40…凹形状部分(凹形状の部分)、 41…第一突出部、 42…第二突出部、 43…第三突出部、 44…第四突出部、 45…第一被嵌合部、 46…第二被嵌合部、 47…ガイドリブ、 48…係止突起、 49…位置決め凸部、 50…基板当接部、 51…ガイド溝、 52…係止枠部、 53…コネクタ収容部、 54…コネクタロック部、 55…車体固定部(固定部)、 56…ボルト挿通孔、 57…カラー