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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】基板処理装置
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/46 20060101AFI20240611BHJP
   H01L 21/3065 20060101ALI20240611BHJP
【FI】
H05H1/46 L
H01L21/302 101C
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021214025
(22)【出願日】2021-12-28
(65)【公開番号】P2022104624
(43)【公開日】2022-07-08
【審査請求日】2021-12-28
(31)【優先権主張番号】10-2020-0184821
(32)【優先日】2020-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】オグセン ガルスチャン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヒュク ジン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヤン-ビン
(72)【発明者】
【氏名】ボン,ヨン グン
(72)【発明者】
【氏名】アン,ジョン-ファン
【審査官】中尾 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-226378(JP,A)
【文献】特開平07-226383(JP,A)
【文献】特開平10-154599(JP,A)
【文献】特開2002-343773(JP,A)
【文献】特表2004-509429(JP,A)
【文献】登録実用新案第3222783(JP,U)
【文献】国際公開第2008/065744(WO,A1)
【文献】Anurag Mishra et al.,Synergetic effects in a discharge produced by a dual frequency-dual antenna large-area ICP source,Plasma Sources Science and Technology,英国,IOP Science,2012年06月,Vol. 21, 035018,pp. 1-5
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05H 1/46
H01L 21/3065
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
内部に処理空間を有するチャンバーと、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記処理空間の中央領域にガスを供給するガス供給ユニットと、
前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、
前記ガス供給ユニットは、
前記チャンバーの上部壁の中心に設置され、前記処理空間の中央領域にガスを供給するように構成されるガス流入ポートと、
前記ガス流入ポートにガスを供給するように構成されるガス貯蔵部と、を含み、
前記チャンバーは、前記処理空間の上面を密閉する誘導体ウインドーを含み、
前記プラズマ発生ユニットは、
RF信号を供給するRF電源と、
前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、
前記第1アンテナは、巻線が垂直方向に積層されたコイルを含み、前記第2アンテナの内側に配置され、
前記第2アンテナは、巻線が垂直方向に積層されたコイルを含み、
前記第2アンテナが含むコイルの総高さは、前記第1アンテナが含むコイルの総高さより高く、
前記第1アンテナおよび前記第2アンテナは、コイルの中心軸が前記誘導体ウインドーの中心に位置するように配置され
前記第1アンテナと前記第2アンテナは、前記第1アンテナが含むコイルと前記第2アンテナが含むコイル間の相互結合(mutual coupling)を減少させるように離隔して配置され、
前記第1アンテナは、2つのコイルが半径方向に二重に提供され、
前記第2アンテナは、複数のコイルが層ごとに重なり合うように提供され、前記第2アンテナが含むコイルは、上部から見た時、全て重なり合う位置に提供され、
前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記ガス流入ポートの近くに配置され、
前記第1アンテナと前記第2アンテナの下面は、正面断面から見たときに同一の高さで提供され、
前記第1アンテナは、正面断面から見たときに巻線が2×2であるコイル構造を有し、
前記第2アンテナは、正面断面から見たときに巻線が1×4であるコイル構造を有する
基板処理装置。
【請求項2】
前記第1アンテナと前記第2アンテナは、並列に連結される請求項に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記第2アンテナが含むコイルの数は、4つで提供される請求項に記載の基板処理装置。
【請求項4】
基板を処理する装置において、
内部に処理空間を有するチャンバーと、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記処理空間の中央領域にガスを供給するガス供給ユニットと、
前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、
前記チャンバーは、前記処理空間の上面を密閉する誘導体ウインドーを含み、
前記ガス供給ユニットは、
前記チャンバーの上部壁の中心に設置され、前記処理空間の中央領域にガスを供給するように構成されるガス流入ポートと、
前記ガス流入ポートにガスを供給するように構成されるガス貯蔵部と、を含み、
前記プラズマ発生ユニットは、
RF信号を供給するRF電源と、
前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、
前記第1アンテナは、巻線が垂直方向に積層されたコイルを含み、前記第2アンテナの内側に配置され、
前記第2アンテナは、巻線が垂直方向に積層された複数のコイルを含み、
前記第2アンテナの総高さは、前記第1アンテナの総高さより高く、
前記第2アンテナが含む複数のコイルは、前記第2アンテナと誘導体ウインドーとの接触面積が最小化されることができる構造に提供され、
前記第1アンテナおよび前記第2アンテナは、コイルの中心軸が前記誘導体ウインドーの中心に位置するように配置され
前記第1アンテナと前記第2アンテナは、前記第1アンテナが含むコイルと前記第2アンテナが含むコイル間の相互結合を減少させるように離隔して配置され、
前記第1アンテナは、2つのコイルが半径方向に二重に提供され、
前記第2アンテナは、複数のコイルが層ごとに重なり合うように提供され、前記第2アンテナが含むコイルは、上部から見た時、全て重なり合う位置に提供され、
前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記ガス流入ポートの近くに配置され、
前記第1アンテナと前記第2アンテナの下面は、正面断面から見たときに同一の高さで提供され、
前記第1アンテナは、正面断面から見たときに巻線が2×2であるコイル構造を有し、
前記第2アンテナは、正面断面から見たときに巻線が1×4であるコイル構造を有する
基板処理装置。
【請求項5】
前記第2アンテナが含むコイルの数は、4つで提供される請求項に記載の基板処理装置。
【請求項6】
基板を処理する装置において、
内部に処理空間を有するチャンバーと、
前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、
前記処理空間の中央領域にガスを供給するガス供給ユニットと、
前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、
前記ガス供給ユニットは、
前記チャンバーの上部壁の中心に設置され、前記処理空間の中央領域にガスを供給するように構成されるガス流入ポートと、
前記ガス流入ポートにガスを供給するように構成されるガス貯蔵部と、を含み、
前記チャンバーは、前記処理空間の上面を密閉する誘導体ウインドーを含み、
前記プラズマ発生ユニットは、
RF信号を供給するRF電源と、
前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、
前記第1アンテナは、巻線が垂直方向に積層されたコイルを含み、前記第2アンテナの内側に配置され、
前記第2アンテナは、巻線が垂直方向に積層された複数のコイルを含み、
前記第2アンテナは、前記複数のコイルが垂直方向に積層されて提供され、
前記第2アンテナの総高さは、前記第1アンテナの総高さより高く、
前記第1アンテナおよび前記第2アンテナは、コイルの中心軸が前記誘導体ウインドーの中心に位置するように配置され、
前記第1アンテナと前記第2アンテナは、前記第1アンテナが含むコイルと前記第2アンテナが含むコイル間の相互結合を減少させるように離隔して配置され、
前記第1アンテナは、2つのコイルが半径方向に二重に提供され、
前記第2アンテナは、複数のコイルが層ごとに重なり合うように提供され、前記第2アンテナが含むコイルは、上部から見た時、全て重なり合う位置に提供され、
前記第1アンテナは、前記第2アンテナよりも前記ガス流入ポートの近くに配置され、
前記第1アンテナと前記第2アンテナの下面は、正面断面から見たときに同一の高さで提供され、
前記第1アンテナは、正面断面から見たときに巻線が2×2であるコイル構造を有し、
前記第2アンテナは、正面断面から見たときに巻線が1×4であるコイル構造を有する
基板処理装置。
【請求項7】
前記第2アンテナが含むコイルの数は、4つで提供される請求項に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記第1アンテナと前記第2アンテナは、並列に連結される請求項に記載の基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板処理装置に関する。より具体的に、プラズマを利用して蝕刻処理をする基板処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体、ディスプレー、ソーラーセル等を製造する工程にはプラズマを利用して基板を処理する工程が含まれている。例えば、半導体製造工程の中で乾式蝕刻に使用される蝕刻装置又はアッシング(ashing)に使用されるアッシング装置はプラズマを生成するためのチャンバーを含み、基板は前記プラズマを利用して蝕刻又はアッシング処理されることができる。
【0003】
プラズマ装置はRF電力の印加方式に応じて容量結合型(Capacitively Coupled Plasma、CCP)装置と誘導結合型(Inductively Coupled Plasma、ICP)装置に区分される。容量結合型装置は互いに対向される平行板と電極にRF電力を印加して電極間に垂直に形成されるRF電気場を利用してプラズマを発生させる方式である。誘導結合型装置はアンテナによって誘導される誘導電気場を利用してソース物質をプラズマに変換させる方式である。
【0004】
誘導結合型装置ではRF電源に連結されたマッチング器及び電流分配器を通じてプラズマアンテナに電流を分配し、内部コイルと外部コイルとの間の結合を制御することができる。また、これを通じて内部コイルと外部コイルとの間の電流比率を制御することができ、これを通じてプラズマエッチングの放射型均一性を制御することができる。しかし、既存の誘導結合型装置では相変わらずチャンバーのエッジ領域とセンター領域との間のエッチングレートが異なるという問題点が存在した。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際特許公開第WO2014034674A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的はチャンバーのエッジ領域でのプラズマ密度を高めることができるアンテナ構造を提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されない。言及されない他の技術的課題は以下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態による基板処理装置は、内部に処理空間を有するチャンバーと、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、前記処理空間内にガスを供給するガス供給ユニットと、前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、前記プラズマ発生ユニットは、RF信号を供給するRF電源と、前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、前記第1アンテナは前記第2アンテナの内側に配置され、前記第2アンテナが含むコイルの総高さは前記第1アンテナが含むコイルの総高さより高い。
【0009】
一例示によれば、前記第2アンテナが含むコイルは1つの層で積層されて提供されることができる。
【0010】
一例示によれば、前記第2アンテナは複数のコイルが層ごとに重なり合うように提供されることができる。
【0011】
一例示によれば、前記第2アンテナが含むコイルは上部から見た時、全て重なり合う位置に提供されることができる。
【0012】
一例示によれば、前記第1アンテナと前記第2アンテナは並列に連結されることができる。
【0013】
一例示によれば、前記第2アンテナが含むコイルの数は4つで提供されることができる。
【0014】
一例示によれば、前記第1アンテナが含むコイルの数は4つ或いはその以下で提供されることができる。
【0015】
本発明の他の一実施形態による基板処理装置において、内部に処理空間を有するチャンバーと、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、前記処理空間内にガスを供給するガス供給ユニットと、前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、前記プラズマ発生ユニットは、RF信号を供給するRF電源と、前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、前記第1アンテナは前記第2アンテナの内側に配置され、前記第2アンテナは複数のコイルを含み、前記第2アンテナが含む複数のコイルは前記第2アンテナの接触面積が最小化されることができる構造に提供されることができる。
【0016】
本発明のその他の一実施形態による基板処理装置において、内部に処理空間を有するチャンバーと、前記処理空間で基板を支持する基板支持ユニットと、前記処理空間内にガスを供給するガス供給ユニットと、前記処理空間内で前記ガスをプラズマ状態に励起させるプラズマ発生ユニットと、を含み、前記プラズマ発生ユニットは、RF信号を供給するRF電源と、前記RF信号が供給されて前記処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させる第1アンテナと第2アンテナと、を含み、前記第1アンテナは前記第2アンテナの内側に配置され、前記第2アンテナは複数のコイルを含み、前記第2アンテナは前記複数のコイルが積層されて提供されることができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、チャンバーのエッジ領域でのプラズマ密度を高めることができる。
【0018】
本発明の効果は上述した効果によって制限されない。上述されない効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1A】本発明の一実施形態に係る基板処理装置を示す図面である。
図1B】本発明の一実施形態に係る基板処理装置を示す図面である。
図1C】本発明の一実施形態に係る基板処理装置を示す図面である。
図2】本発明の一実施形態に係るアンテナの形状をより詳細に示す斜視図である。
図3】本発明の一実施形態に係るアンテナの形状を側面から見た図面である。
図4a】既存のアンテナの形状を示す図面であり、
図4b】本発明の一実施形態に係るアンテナの形状を示す図面である。
図5a】本発明に係る基板処理装置を回路の形態に示した図面である。
図5b】本発明に係る基板処理装置を回路の形態に示した図面である。
図6a】既存の基板処理装置での磁気場の分布を示す図面である。
図6b】本発明に係る基板処理装置での磁気場の分布を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では添付した図面を参考として本発明の実施形態に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。また、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明することにおいて、関連された公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすることができていると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。また、類似な機能及び作用をする部分に対しては図面の全体に亘って同一な符号を使用する。
【0021】
ある構成要素を‘含む’ということは、特別に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外することではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。具体的に、“含む”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
【0022】
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみに使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しないながら、第1構成要素は第2構成要素と称されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素として称されることができる。
【0023】
単数の表現は文脈の上に明確に異なりに表現しない限り、複数の表現を含む。また、図面で要素の形状及びサイズ等はより明確な説明のために誇張されることができる。
【0024】
図1A乃至図1Cは本発明の一実施形態に係る基板処理装置を示す図面である。
【0025】
図1Aを参照すれば、基板処理装置100はボディー110、誘電体ウインドー120、ガス供給部130、プラズマソース140、バッフル150、そして基板支持ユニット200を含むことができる。
【0026】
ボディー110は上面が開放され、内部に空間が形成される。ボディー110の内部空間は基板処理が遂行される空間を提供する。ボディー110の底面には排気ホール111が形成されることができる。排気ホール111は排気ライン161と連結され、工程過程で発生した反応副産物とボディー110の内部に留まるガスが外部に排出される通路を提供する。誘電体ウインドー120はボディー110の開放された上面を密閉する。誘電体ウインドー120はボディー110の周囲に相応する半径を有する。誘電体ウインドー120は誘電体材質で提供されることができる。誘電体ウインドー120はアルミニウム材質で提供されることができる。本発明に係るチャンバーはボディー110と誘電体ウインドー120を含むように構成されることができる。
【0027】
ガス供給ユニット130は基板支持ユニット200に支持された基板W上に工程ガスを供給する。ガス供給ユニット130はガス貯蔵部135、ガス供給ライン133、そしてガス流入ポート131を含む。ガス供給ライン133はガス貯蔵部135及びガス流入ポート131を連結する。ガス貯蔵部135に貯蔵された工程ガスはガス供給ライン133を通じてガス流入ポート131に供給する。ガス流入ポート131はチャンバーの上部壁に設置される。ガス流入ポート131は基板支持ユニット200と対向されるように位置される。一例によれば、ガス流入ポート131はチャンバー上部壁の中心に設置されることができる。ガス供給ライン133にはバルブが設置されてその内部通路を開閉するか、或いはその内部通路に流れるガスの流量を調節することができる。例えば、工程ガスは蝕刻ガスであり得る。
【0028】
バッフル150はチャンバー110内で工程ガスの流れを制御する。バッフル150はリング形状に提供され、チャンバー110と基板支持ユニット200との間に位置する。バッフル150には貫通ホール151が形成される。チャンバー110内に留まる工程ガスは貫通ホール151を通過して排気ホール111に流入される。貫通ホール151の形状及び配列に応じて排気ホール111に流入される工程ガスの流れが制御されることができる。
【0029】
基板支持ユニット200は工程チャンバー110の内部に位置し、基板Wを支持する。基板支持ユニット200は静電気力を利用して基板Wを支持する静電チャック(Electrode static chuck)が提供されることができる。これと異なりに、基板支持ユニット200は機械的クランピングのような様々な方式に基板Wを支持することができる。以下、静電チャックを説明する。
【0030】
静電チャック200は第1プレート210、電極220、ヒーター230、フォーカスリング240を含むことができる。第1プレート210は円板形状に提供され、上面に基板Wが置かれる。第1プレート210の上面は縁領域より中央領域が高く位置するように段差付けることができる。第1プレート210の上面中央領域は基板Wより小さい半径を有することができる。このため、基板Wの縁領域は第1プレート210の上面中央領域の外側に位置する。第1プレート210は誘電体(dielectric substance)材質の誘電板で提供されることができる。
【0031】
第1プレート210の内部には電極220が提供される。電極220は外部電源260と連結され、電源から電力が印加される。電極220は基板Wとの間に静電気力を形成して基板Wを第1プレート210の上面に吸着させる。
【0032】
第1プレート210の内部にはヒーター230が提供される。ヒーター230は電極220の下部に提供されることができる。ヒーター230は外部電源260と電気的に連結され、印加された電流に抵抗することによって熱を発生させる。発生された熱は第1プレート210を経て基板Wに伝達される。ヒーター230で発生された熱によって基板Wは所定の温度に加熱される。ヒーター230は螺旋形状のコイルで提供されることができる。ヒーター230は均一な間隔に第1プレート210に埋設されることができる。
【0033】
第1プレート210の下部に配置された本体は金属板を含むことができる。一例によれば、本体の全体が金属板で提供されることができる。本体は追加電源300と電気的に連結されることができる。追加電源300は高周波電力を発生させる高周波電源で提供されることができる。高周波電源はRF電源を含むことができる。本体は追加電源300から高周波電力が印加されることができる。したがって、本体は電極、即ち下部電極として機能することができる。本体と追加電源300との間には追加マッチャー310が配置されて、インピーダンス整合を遂行することができる。
【0034】
フォーカスリング240はリング形状に提供され、第1プレート210の周辺に沿って配置される。フォーカスリング240の上面は第1プレート210に隣接する内側部が外側部より低いように段差付けて提供されることができる。フォーカスリング240の上面内側部は第1プレート210の上面中央領域と同一高さに位置することができる。フォーカスリング240の上面内側部は第1プレート210の外側に位置する基板Wの縁領域を支持する。フォーカスリング240はプラズマが形成される領域の中心に基板が位置するように電気場形成領域を拡張させる。
【0035】
プラズマ発生ユニット140はチャンバーの内部に供給された工程ガスをプラズマ状態に励起させる。プラズマ発生ユニット140はアンテナ1411、1412とRF電源142、マッチャー144を含むことができる。アンテナ1411、1412は誘電体ウインドー120の上部に位置し、螺旋形状のコイルで提供されることができる。RF電源142はアンテナ1411、1412と連結され、高周波電力をアンテナ141に印加することができる。マッチャー144はRF電源142の出力端に連結されて電源側の出力インピーダンスと負荷側の入力インピーダンスを整合させることができる。マッチャー144は電流分配器143を含むことができる。電流分配器143はマッチャー144内に統合されて具現されることがができる。しかし、これと異なりにマッチャー144及び電流分配器143は別の構成要素で提供されて具現されてもよい。電流分配器143はRF電源142から供給される電流をアンテナ1411、1412に分配することができる。アンテナ1411、1412に印加された高周波電力によって、チャンバーの内部には誘導電気場が形成される。工程ガスは誘導電気場からイオン化に必要であるエネルギーを得てプラズマ状態に励起される。プラズマ状態の工程ガスは基板Wに提供され、基板Wを処理する。プラズマ状態の工程ガスはエッチング工程を遂行することができる。
【0036】
図1で基板処理装置100が含むアンテナ141は第1アンテナ1411と第2アンテナ1412を含むように構成されることができる。図1のICP工程チャンバーでプラズマは誘電体ウインドー120によってチャンバーから分離される誘導コイルを通じて方位角電気場によって形成される。
【0037】
第1アンテナ1411と第2アンテナ1412はRF信号が供給されて前記チャンバー内の処理空間内に供給されたガスからプラズマを発生させることができる。第1アンテナ1411は第2アンテナ1412の内側に配置されることができる。第1アンテナ1411は内部アンテナであり得る。第2アンテナ1412は外部アンテナであり得る。第1アンテナ1411と第2アンテナ1412は並列に連結されることができる。第1アンテナ1411と第2アンテナ1412の各々はコイルを含むことができる。第1アンテナ1411と第2アンテナ1412の具体的な構造に対しては図2乃至図3を参照して後述する。
【0038】
図1Bは本発明の他の一実施形態に係る基板処理装置の一例示を示す図面である。
【0039】
図1Aで重複された部分に対する説明は省略する。図1Bの一実施形態によれば、RF電源は複数142a、142bに提供されて、第1アンテナ1411及び第2アンテナ1412に各々連結されることができる。これを通じて第1アンテナ1411及び第2アンテナ1412には別のRF電源を通じて高周波電力が印加されることができる。この時、第1マッチャー144a及び第2マッチャー144bを含むことができる。第1マッチャー144aは第1RF電源142aと負荷側のインピーダンスを整合させることができる。第2マッチャー144bは第2RF電源144aと負荷側のインピーダンスを整合させることができる。図1Bでの実施形態の場合、第1マッチャー144a及び第2マッチャー144bは電流分配器を含まなくともよい。
【0040】
図1Cは本発明のその他の一実施形態に係る基板処理装置の一例示を示す図面である。
【0041】
同様に、図1Aで重複された部分に対する説明は省略する。図1Cの一実施形態によれば、下部電源はDWG170及び下部マッチャー171を含むことができる。
【0042】
一例示によれば、本発明に係る基板処理装置は設定波形発生器(Designed Waveform Generator、以下ではDWG又は設定波形発生器と称する)170を含むことができる。設定波形発生器170はユーザが設定した任意の波形(以下、‘設定波形’と称する)を有する出力電圧Voutを生成することができ、生成された出力電圧Voutをボディー110に提供することができる。例えば、設定波形は数kHz乃至数MHzの周波数に出力されることができ、数十V乃至数十kVの任意の可変電圧レベルに出力されることができる。ボディー110内には工程が遂行される半導体ウエハWが配置されることができ、これに提供された出力電圧を利用して半導体ウエハWに対して半導体工程を遂行することができる。
【0043】
設定波形発生器170は方形波を生成する少なくとも1つのパルスモジュール及び可変波形を生成する少なくとも1つのスロープモジュールを含むことができる。少なくとも1つのパルスモジュールは複数のパルスモジュールで具現されることができ、少なくとも1つのスロープモジュールは複数のスロープモジュールで具現されることができる。パルスモジュールの数及びスロープモジュールの数は実施形態に応じて多様に選択されることができる。
【0044】
設定波形発生器170の最大出力電圧はパルスモジュールの数及びスロープモジュールの数に応じて決定されることができる。設定波形発生器170の出力電圧は少なくとも1つのパルスモジュールに供給されるDC電圧と少なくとも1つのスロープモジュールに供給されるDC電圧の和に対応することができる。具体的に、少なくとも1つのパルスモジュール及び少なくとも1つのスロープモジュールは互いに連結されることができ、したがって、設定波形発生器170は少なくとも1つのパルスモジュールに供給されるDC電圧と少なくとも1つのスロープモジュールに供給されるDC電圧の和に対応する電圧レベルを提供することができる。
【0045】
複数のパルスモジュールはポジティブ電圧を生成する少なくとも1つのポジティブパルスモジュール及び/又はネガティブ電圧を生成する少なくとも1つのネガティブパルスモジュールを含むことができる。複数のスロープモジュールはポジティブ電圧を生成する少なくとも1つのポジティブスロープモジュール及び/又はネガティブ電圧を生成する少なくとも1つのネガティブスロープモジュールを含むことができる。
【0046】
本実施形態で、少なくとも1つのパルスモジュール及び少なくとも1つのスロープモジュールはカスケード(cascade)方式に連結されることができる。ここで、カスケード方式は複数のモジュールを連結する場合、1つのモジュールの出力を他のモジュールの入力に直列連結する方式を示し、カスケード連結であると称してもよい。一実施形態で、少なくとも1つのパルスモジュールの出力は少なくとも1つのスロープモジュールの入力に連結されることができる。しかし、本発明はこれに限定されなく、少なくとも1つのスロープモジュールの出力が少なくとも1つのパルスモジュールの入力に連結されてもよい。
【0047】
以下ではより詳細な図面を通じて本発明に係るアンテナ141の構造を説明する。
【0048】
図2は本発明の一実施形態に係るアンテナ141の構造をより詳細に示す斜視図である。
【0049】
図2を参照すれば、本発明ではコイル間の相互結合を減少させる同時にプラズマチャンバーのエッジ領域での磁気場を増加させるために、エッジ部分に配置される第2アンテナ1412を垂直に積層された複数のコイルを使用することができる。第2アンテナ1412は複数のコイルを含むことができる。一例示によれば、第2アンテナ1412が含むコイルは1つの層で積層されて提供されることができる。一例示によれば、第2アンテナ1412は複数のコイルが層ごとに重なり合うように提供されることができる。
【0050】
エッチングチャンバーの外部領域、即ちエッジ領域でプラズマの密度を高めるためには誘電体ウインドーを通じたICPコイルの容量結合(capacitive coupling)を減少させることが重要である。このために、本発明ではICPソースが含む第2アンテナ1412をコイルが積層された構造で適用する。これを通じて、誘電体ウインドーに対する第2アンテナ1412コイルの容量性カップリング(capacitive coupling)を減少させることができる効果がある。また、第1アンテナ1411コイルと第2アンテナ1412コイルとの間の結合を減少させて第1アンテナ1411対第2アンテナ1412の電流比率制御を向上させることができる。
【0051】
本発明の一例示によるアンテナの場合、二重にスタック(stack)された第1アンテナ1411と、垂直にスタック(stack)された第2アンテナ1412を含むアンテナ構造が開示されることができる。このような設計構造を通じて、エッジ領域のプラズマに対する第2アンテナ1412の誘導結合を増加させることができる効果がある。
【0052】
図3は本発明の一実施形態に係るアンテナ141の形状を側面から見た図面である。
【0053】
図3の一例示によれば、第2アンテナ1412の総高さは第1アンテナ1411の総高さより高く提供されることができる。一例示によれば、第2アンテナ1412が含むコイルが形成する総高さは第1アンテナ1411が含むコイルが形成する総高さより高く提供されることができる。一例示によれば、第2アンテナ1412が含むコイルの数は第1アンテナ1411が含むコイルの数より多く形成されることができる。
【0054】
一例示によれば、第1アンテナ1411は2つのコイルがツイストされて提供されることができる。一例示によれば、第2アンテナ1412は4つのコイルが層ごとに積層されて提供されることができる。
【0055】
本発明は、空間の制約によってコイルの平面方向回転数を増やすことが困難な問題を克服するために、軸方向に回転数を増加させるアンテナ構造を採択することができる。
【0056】
一例示によれば、第2アンテナ1412が含むコイルは上部から見た時、全て重ねる位置に提供されることができる。これを通じて第2アンテナ1412が複数のコイルを含んでいても1つの層に積層されて提供されることを確認することができる。また、これを通じて第2アンテナ1412が含む複数のコイルは第2アンテナ1412と誘電体ウィンドウとの接触面積が最小化されることができる構造で提供されることができる。
【0057】
図4(a)は既存のアンテナの形状を示す図面であり、図4(b)は本発明の一実施形態に係るアンテナの形状を示す図面である。
【0058】
図4(a)の場合、既存のアンテナの形状のように同一平面上で拡張されるコイルで提供される一例示が開示される。図4(a)を参照すれば、第1アンテナ1411と第2アンテナ1412との間の距離が近いので、第1アンテナ1411が含むコイルと第2アンテナ1412が含むコイルとの間の相互結合(mutual coupling)が高く現れる問題があった。また、図4(a)のような平面コイルは誘電体ウインドー120と接触する表面積が広いので、誘電体ウインドーを通じたプラズマCdを通じた容量性カップリング(capacitive coupling)が大きく現れる問題があった。
【0059】
これを克服するために、第2アンテナ1412を第1アンテナ1411とさらに遠く配置する場合には、チャンバーの内壁と第2アンテナ1412が含むコイル間の距離が近づいて外部に出る磁気場の量が多くなる問題点が発生した。
【0060】
図4(b)の場合、本発明の一実施形態に係るアンテナの形状を示す。本発明の一実施形態のようにアンテナを形成する場合、第1アンテナ1411が含むコイルと第2アンテナ1412が含むコイル間の距離が増加して相互結合(mutual coupling)を減少させることができる効果がある。
【0061】
図4(b)を参照すれば、既存のアンテナ構造に比べて本発明によるアンテナ構造は第2アンテナ1412が誘電体ウインドー120と接触する面積が小さくなくなることを確認することができる。
【0062】
アンテナの接触表面が大きくなるほど、誘電体ウインドー120を通じた容量結合が高くなる問題点がある。本発明による第2アンテナ1412が含むコイルの垂直積層構造は誘電体ウインドー120に接触するコイルの接触表面を最小化することができる効果があるので、誘電体ウインドー120を通じた容量結合を減少させることができるだけでなく、磁気場をプラズマチャンバーの最も外側領域に向けるようにすることができる効果がある。また、誘電体ウインドー120との接触面積が小さいので、発生する副産物やパーティクルの影響も最小化することができる効果が存在する。このような構造を通じてエッチングチャンバーのエクストリームエッジ(extreme edge)部分での最大効果を得ることができる。
【0063】
図5(a)乃至図5(b)は本発明に係る基板処理装置を回路の形態に示した図面である。
【0064】
図5(a)は本発明に係る基板処理装置のインダクティブカップリング(inductive coupling)を回路化したことである。
【0065】
図5(a)に図示された各々の符号の意味は次の通りである。Lantはアンテナのインダクタンス(Antenna inductance)、Rantはアンテナの抵抗(Antenna resistance)、Lはコイルに結合されたプラズマジオメトリ領域のインダクタンス(Plasma geometrical region coupled to coil(donut shape))、Lは電子慣性インダクタンス(Electron inertia inductance)、Rはプラズマ抵抗(Plasma resistance)を示す。
【0066】
図5(a)によれば、アンテナのインダクタンスとプラズマ間のインダクタンスとの間の相互カップリングが発生するので、誘導性結合(inductive coupling)を高めるために第2アンテナ1412に含まれるコイルをより多い数に形成することができる。
【0067】
図5(b)は本発明に係る基板処理装置のキャパシティブカップリング(capacitivecoupling)を回路化したことである。
【0068】
図5(b)に図示された各々の符号の意味は次の通りである。
【0069】
antはアンテナのインダクタンス(Antenna inductance)、Rantはアンテナの抵抗(Antenna resistance)、Cは誘電体ウィンドウのキャパシタンス(dielectric window capacitance)、Cはプラズマシースのキャパシタンス(sheath capacitance)、Rはプラズマシースの抵抗(sheath resistance)を示す。
【0070】
図5(b)によれば、誘電体ウィンドウとプラズマシースでのキャパシタによって発生する容量性結合を低減するために第2アンテナ1412コイルを1つの層で積層して提供することができる。
【0071】
本発明によれば、容量性結合(capacitive coupling)を低減し、誘導性結合(inductive coupling)を高めることを通じてプラズマ処理をより効率的に遂行することができる効果がある。また、高いインダクタンス(inductance)を有するように制御することを通じて高い磁気場(magnetic field)を確保することができる。
【0072】
本発明ではエッジ領域でのプラズマ密度を高めるために誘導性電力結合を増やし、容量性電力結合を減らすことができる。
【0073】
一例示によれば、第2アンテナ1412が含むコイルの数を増やして複数の巻線を形成することによって、チャンバーのエッジ部分での高い磁気場を確保することが可能な効果がある。
【0074】
即ち、本発明によれば、第2アンテナ1412に含まれたコイルのスタック構造を通じて誘電体ウィンドウとの接触面積を減らすことによって、容量性結合(capacitive coupling)を低減し、第2アンテナ1412に複数の巻線を含む構造を通じてインダクタンスを高めることができる効果が存在する。また、これを通じて縁に磁気場を集中させることによってプラズマ密度の均一化を満足させることができる効果も存在する。
【0075】
図6(a)乃至図6(b)は既存基板処理装置と本発明に係る基板処理装置での磁気場の分布を示す図面である。
【0076】
図6(a)は従来技術の基板処理装置で誘電体ウィンドウの下で測定された軸方向磁気場とCR=1である時、磁気PCBコイルセンサーを使用して測定した結果を示し、図6(b)は本発明に係る基板処理装置で誘電体ウィンドウの下で測定された軸方向磁気場とCR=1である時、磁気PCBコイルセンサーを使用して測定した結果を示す。
【0077】
本発明に係る基板処理装置を利用する場合、第2アンテナ1412のコイル下で磁気場が増加した結果を確認することができる。これを通じて、エッジ部分でのプラズマ密度もやはり均一になることを確認することができる。
【0078】
以上の説明は本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性で逸脱しない範囲で多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は本発明の技術思想を限定するためのことではなく、説明するためのことであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されることではない。本発明の保護範囲は下の請求の範囲によって解釈されなければならなく、それと同等な範囲内にいるすべての技術思想は本発明の権利範囲に含まれることと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0079】
100 基板処理装置
120 誘電体ウインドー
130 ガス供給ユニット
140 プラズマ発生ユニット
142 RF電源
1411 第1アンテナ
1412 第2アンテナ
143 電流分配器
144 マッチャー
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6