(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】車両用表示装置
(51)【国際特許分類】
G02B 27/01 20060101AFI20240611BHJP
B60K 35/23 20240101ALI20240611BHJP
【FI】
G02B27/01
B60K35/23
(21)【出願番号】P 2022036015
(22)【出願日】2022-03-09
【審査請求日】2023-07-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001771
【氏名又は名称】弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】成島 範昭
【審査官】山本 貴一
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-144413(JP,A)
【文献】特開2008-195194(JP,A)
【文献】特開2007-272061(JP,A)
【文献】特開平07-285356(JP,A)
【文献】特開2011-029621(JP,A)
【文献】特開2008-040091(JP,A)
【文献】特開2019-139141(JP,A)
【文献】実開昭55-179932(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2017/0131548(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/01
B60K 35/23
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載されており、かつウインドシールドと対向する開口を有する筐体と、
前記筐体の内部に配置され、画像の表示光を出力する画像表示装置と、
前記筐体の内部に配置され、かつ前記開口を介して前記ウインドシールドと対向しており、前記表示光を前記ウインドシールドに向けて反射するミラーと、
前記開口に配置された透明なカバーと、
を備え、
前記カバーは、前記ウインドシールドと対向する外側面と、前記ミラーと対向する内側面と、を有し、かつ画像横方向と直交する断面において前記筐体の内方に向けた湾曲形状を有し、
前記内側面は、前記画像の歪み又は収差を補正するように形成された自由曲面であり、
前記断面における前記外側面と前記内側面との角度差は、前記外側面から前記カバーの内部に入射する外光を前記カバーの内部において全反射させない範囲の値に設定されている
ことを特徴とする車両用表示装置。
【請求項2】
前記筐体は、前記車両に設けられた遮光壁に対して前記カバーが車両後側に位置するように配置され、
前記外側面の形状は、外光を前記遮光壁に向けて反射する形状であり、
前記角度差は、前記外側面から前記カバーの内部に入射した外光が前記内側面において反射される場合に、反射された前記外光が前記外側面から前記遮光壁に向けて出射する値に設定されている
請求項1に記載の車両用表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドアップディスプレイ等の車両用表示装置がある。特許文献1には、予め設定された特定方向に対して光に光学的作用を与え、且つ該光を透過させる光学手段と、光学手段を介して反射手段に映像光を投射する映像投射手段と、を備えたヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用表示装置において、部品数を増やすことなく表示品質を向上できることが望ましい。例えば、筐体に設けられた透明なカバーによって画像の歪み等を補正することができれば、部品の追加が不要となる。ここで、補正機能に基づいてカバーの形状を設計する場合に、外光によるゴーストが発生しないように留意する必要がある。
【0005】
本発明の目的は、画像品質の向上と、ゴーストの抑制とを両立可能な車両用表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用表示装置は、車両に搭載されており、かつウインドシールドと対向する開口を有する筐体と、前記筐体の内部に配置され、画像の表示光を出力する画像表示装置と、前記筐体の内部に配置され、かつ前記開口を介して前記ウインドシールドと対向しており、前記表示光を前記ウインドシールドに向けて反射するミラーと、前記開口に配置された透明なカバーと、を備え、前記カバーは、前記ウインドシールドと対向する外側面と、前記ミラーと対向する内側面と、を有し、かつ画像横方向と直交する断面において前記筐体の内方に向けた湾曲形状を有し、前記内側面は、前記画像の歪み又は収差を補正するように形成された自由曲面であり、前記断面における前記外側面と前記内側面との角度差は、前記外側面から前記カバーの内部に入射する外光を前記カバーの内部において全反射させない範囲の値に設定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用表示装置のカバーは、ウインドシールドと対向する外側面と、ミラーと対向する内側面と、を有する。内側面は、画像の歪み又は収差を補正するように形成された自由曲面である。画像横方向と直交する断面における外側面と内側面との角度差は、外側面からカバーの内部に入射する外光をカバーの内部において全反射させない範囲の値に設定されている。本発明に係る車両用表示装置は、画像品質の向上と、ゴーストの抑制とを両立できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、実施形態に係る車両用表示装置が搭載された車両を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る車両用表示装置の断面図である。
【
図4】
図4は、実施形態のカバーに入射する外光を示す図である。
【
図5】
図5は、比較例のカバーに入射する外光を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る車両用表示装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から
図5を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両用表示装置に関する。
図1は、実施形態に係る車両用表示装置が搭載された車両を示す図、
図2は、実施形態に係る車両用表示装置の斜視図、
図3は、実施形態に係る車両用表示装置の断面図、
図4は、実施形態のカバーに入射する外光を示す図、
図5は、比較例のカバーに入射する外光を示す図である。
【0011】
図1に示すように、本実施形態に係る車両用表示装置1は、自動車等の車両100に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置である。車両用表示装置1は、画像の表示光Ltをウインドシールド110に向けて投影する。表示光Ltは、ウインドシールド110の反射面110aによってアイポイントEPに向けて反射される。車両100のドライバは、表示光Ltによって虚像Viを視認することができる。虚像Viは、車両100の前方の対象物に重畳されて表示されてもよい。虚像Viは、車両100のメータ画像であってもよい。
【0012】
車両用表示装置1は、筐体2、画像表示装置3、ミラー4、カバー5、制御部6、および見返し130を有する。筐体2は、アイポイントEPに対して車両前方に配置されており、例えば、インストルメントパネル120に収容されている。筐体2は、遮光性の材料で形成される。筐体2は、車両上下方向においてウインドシールド110と対向する開口21を有する。例示された開口21は、筐体2の上面に配置されており、筐体2の前端部に位置する。
【0013】
画像表示装置3およびミラー4は、筐体2の内部に配置されている。画像表示装置3は、画像の表示光Ltを出力する装置である。例示された画像表示装置3は、表示器31およびバックライトユニット32を有する。表示器31は、例えば、TFT-LCD(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Display)等の液晶表示装置である。画像表示装置3は、バックライトユニット32の光によって表示光Ltを生成する。表示器31およびバックライトユニット32は、制御部6によって制御される。
【0014】
ミラー4は、表示光Ltをウインドシールド110に向けて反射する反射部材である。ミラー4は、凹状の反射面41を有しており、画像を拡大することができるように構成されている。ミラー4の反射面41は、例えば、画像補正機能を有する自由曲面である。より詳しくは、反射面41の形状は、ウインドシールド110の反射面110aにおいて表示光Ltが反射されるときに生じる画像の歪みを補正するように設計されている。反射面41によって反射された表示光Ltは、更に、ウインドシールド110によってアイポイントEPに向けて反射される。
【0015】
カバー5は、筐体2の開口21に配置され、開口21を閉塞している。カバー5は、透明な部材であり、例えば、透明な樹脂で成型される。カバー5の形状は、筐体2の内方に向けて湾曲した形状である。カバー5の湾曲形状は、外光を見返し130に向けて反射するように定められている。見返し130は、インストルメントパネル120に設けられた遮光壁である。見返し130は、低い反射率を有しており、外光を吸収することができる。見返し130の表面形状は、光を拡散させる形状であってもよい。筐体2は、見返し130に対してカバー5が車両後側に位置するように配置される。つまり、見返し130は、カバー5に対して車両前方に配置されており、かつ車両上下方向に沿って延在している。
【0016】
カバー5は、外側面51と、内側面52と、を有する。外側面51は、車両上側を向く面であり、ウインドシールド110と対向している。内側面52は、車両下側を向く面であり、ミラー4と対向している。
【0017】
図2には、カバー5の斜視図が示されている。カバー5は、第一方向X、第二方向Y、および第三方向Zを有する。第一方向Xは、虚像Viの画像横方向に対応した方向であり、第二方向Yは、虚像Viの画像縦方向に対応した方向である。第三方向Zは、車両上下方向である。第三方向Zは、例えば、第一方向Xと直交している。
図1および
図3に示すように、カバー5は、YZ平面において筐体2の内方に向けた湾曲形状を有する。YZ平面は、画像横方向と直交する断面である。YZ平面における外側面51の形状は、湾曲形状であり、例えば、円弧形状である。外側面51は、車両上下方向の下側に向けて湾曲している。XZ平面における外側面51の形状は、例えば、直線形状である。
【0018】
図2に示すように、外側面51は、外光L1を見返し130に向けて反射するように形成されている。外側面51の形状は、例えば、ウインドシールド110を透過して外側面51に入射する外光L1を見返し130に向けて反射することができる形状である。見返し130は、カバー5によって反射された外光がアイポイントEPに向かうことを抑制し、虚像Viの視認性を向上させることができる。
【0019】
内側面52の形状は、自由曲面である。例えば、YZ平面における内側面52の形状、およびXZ平面における内側面52の形状は、自由曲線である。内側面52の形状は、画像の歪み又は収差を補正するように定められている。内側面52は、例えば、ミラー4の反射面41において発生する歪み、およびウインドシールド110の反射面110aにおいて発生する歪みの少なくとも一方を補正するように設計される。内側面52は、例えば、反射面41において発生する収差、および反射面110aにおいて発生する収差の少なくとも一方を補正するように設計される。内側面52は、画像の歪みおよび収差の両方を補正してもよく、画像の歪みおよび収差の何れか一方を補正してもよい。
【0020】
本実施形態のカバー5では、内側面52の形状が自由曲面であることにより、外側面51と内側面52との角度差が生じる。
図4には、基準の方向Hに対する外側面51および内側面52の傾斜角度θ1,θ2が示されている。傾斜角度θ1,θ2は、YZ平面における角度、すなわち画像横方向と直交する断面における角度である。基準の方向Hは、外側面51および内側面52に対して共通の方向であり、例えば、水平方向である。
【0021】
第一の傾斜角度θ1は、基準の方向Hに対する外側面51の傾斜角度である。第二の傾斜角度θ2は、基準の方向Hに対する内側面52の傾斜角度である。以下の説明では、第一の傾斜角度θ1と第二の傾斜角度θ2との角度差を単に「角度差Δθ」と称する。角度単位は、例えば、[°]である。
Δθ=θ1-θ2 (1)
【0022】
なお、カバー5が湾曲しているため、第一の傾斜角度θ1および第二の傾斜角度θ2は、第二方向Yの位置に応じて変化する。例示されたカバー5では、車両前方へ向かうに従って傾斜角度θ1,θ2が減少する。上記式(1)における傾斜角度θ1,θ2の値は、外側面51および内側面52における互いに対向する部分の角度の値である。例えば、
図4では、点P10と点P13とが第三方向Zにおいて互いに対向している。点P10,P13は、第二方向Yの同じ位置Y1の点である。位置Y1における角度差Δθは、点P10における第一の傾斜角度θ1、および点P13における第二の傾斜角度θ2から算出される。
【0023】
以下に説明するように、本実施形態では、カバー5の内部で外光を全反射させないように角度差Δθの値が定められている。すなわち、内側面52の光学設計において、角度差Δθを所定の範囲内の値とするように制限が設けられている。
【0024】
まず、カバー内において外光が全反射する場合の問題について説明する。
図5には、比較例のカバー150が示されている。比較例のカバー150は、外側面151および内側面152を有する。外側面151の傾斜角度θ11と内側面152の傾斜角度θ12との角度差は、本実施形態の角度差Δθと比較して大きい。
図5には、外側面151に入射する外光L2が示されている。外光L2は、例えば、ウインドシールド110を透過してカバー150に入射する光である。外光L2は、矢印AR1で示すように車両100の後方から前方へ向かう光であり、外側面151に対して斜め上方から入射する。
図5に示す外光L2は、外側面151の点P0からカバー150の内部に入射する。
【0025】
外光L2は、カバー150の内部において、点P1,P2,P3,P4でそれぞれ反射し、点P5から外部に出射する。点P2,P4は外側面151の点であり、点P1,P3,P5は内側面152の点である。傾斜角度θ11,θ12の角度差が大きい場合、カバー150の内部において外光L2が全反射しやすくなる。例えば、比較例のカバー150では、傾斜角度θ12が傾斜角度θ11よりも大きい。これにより、点P1に対する入射角i1よりも点P2に対する入射角i2が大きな角度となる。更に、外側面151および内側面152が下方に向けて湾曲しているため、入射角i1と入射角i2との角度差が大きくなりやすい。これらのことにより、カバー150の内部において外光L2の入射角が全反射の角度となりやすい。
【0026】
図5では、例えば、外光L2が点P2,P3,P4で全反射する。よって、外光L2は光量が減衰しないままでカバー150の内部を進む。点P5における入射角i5は、臨界角よりも小さな角度である。よって、外光L2は、点P5において外部空間に出射する。
【0027】
内側面152から出射した外光L2は、ミラー4によって反射され、カバー150を透過する。カバー150を透過した光L21が矢印AR2で示すように上方に進んだ場合、ゴーストが発生する可能性がある。例えば、光L21がウインドシールド110によってアイリプスに向けて反射されると、外光がドライバの目に届いてしまうことがある。
【0028】
これに対して、本実施形態のカバー5は、カバー5の内部において外光L2を全反射させないように構成されている。
図4に示すように、外光L2は、点P10からカバー5の内部に入射する。外光L2の一部は、内側面52の点P11において反射され、外側面51の点P12に入射する。カバー5は、点P12に対する入射角i12が臨界角よりも小さくなるように設計されている。入射角i12を制御する手段の一つは、外側面51と内側面52との角度差Δθである。角度差Δθは、入射角i12を臨界角よりも小さくできるように、所定の範囲内の値に設定されている。
【0029】
よって、外光L2は、矢印AR3で示すように、点P12から外部空間に出射する。本実施形態のカバー5は、出射光L22を見返し130に向けるように設計されている。より詳しくは、カバー5の角度差Δθは、外側面51から入射した外光L2が内側面52において反射される場合に、反射された外光L2が外側面51から見返し130に向けて出射する値である。つまり、カバー5の形状は、カバー5の内部に入射した外光L2を見返し130に集光できる形状である。よって、カバー5は、外光L2によるゴーストの発生を抑制することができる。
【0030】
このように、本実施形態のカバー5は、内側面52の形状によって画像の歪みや収差を補正しつつ、カバー5の内部における外光L2の全反射を抑制することができる。よって、本実施形態の車両用表示装置1は、外光によるゴーストの発生を抑制しつつ虚像の表示品質を向上させることができる。
【0031】
以上説明したように、本実施形態の車両用表示装置1は、筐体2と、画像表示装置3と、ミラー4と、透明なカバー5と、を有する。筐体2は、車両100に搭載されており、かつウインドシールド110と対向する開口21を有する。画像表示装置3は、筐体2の内部に配置されており、画像の表示光Ltを出力する装置である。ミラー4は、筐体2の内部に配置されており、かつ筐体2の開口21を介してウインドシールド110と対向している。ミラー4は、表示光Ltをウインドシールド110に向けて反射する。カバー5は、筐体2の開口21に配置されている。
【0032】
カバー5は、ウインドシールド110と対向する外側面51、およびミラー4と対向する内側面52を有する。カバー5は、画像横方向と直交する断面において筐体2の内方に向けた湾曲形状を有する。内側面52は、画像の歪み又は収差を補正するように形成された自由曲面である。画像横方向と直交する断面における外側面51と内側面52との角度差Δθは、外側面51からカバー5の内部に入射する外光をカバー5の内部において全反射させない範囲の値に設定されている。本実施形態のカバー5は、画像の歪み又は収差を補正することで、虚像の表示品質を向上させることができる。更に、本実施形態のカバー5は、外側面51から入射する外光をカバー5の内部において全反射させないように構成されている。よって、本実施形態の車両用表示装置1は、画像品質の向上と、ゴーストの抑制とを両立させることができる。
【0033】
本実施形態の車両用表示装置1は、見返し130に対してカバー5が車両後側に位置するように配置されている。見返し130は、遮光壁の一例である。カバー5の外側面51の形状は、外光L1を見返し130に向けて反射する形状である。角度差Δθは、外側面51からカバー5の内部に入射した外光L2が内側面52において反射される場合に、反射された外光L2が外側面51から見返し130に向けて出射する値に設定されている。よって、本実施形態のカバー5は、外光L1,L2を見返し130に集光してゴーストの発生を抑制することができる。
【0034】
なお、カバー5は、少なくとも外側面51において外光L2を全反射させないように構成されてもよい。例えば、
図4に示すカバー5の内側面52は、点P11における外光L2の全反射を許容し、かつ点P12では外光L2を全反射させないように設計されてもよい。このようなカバー5は、筐体2の内部へ外光L2が入り込むことを効果的に抑制することができる。
【0035】
本実施形態の車両用表示装置1は、カバー5の内側面52によって収差補正がなされる。よって、表示品質を保ちつつミラー4による拡大倍率を大きくすることができる。よって、ミラー4や画像表示装置3の小型化により、車両用表示装置1の全体の小型化を実現することができる。
【0036】
上記の実施形態に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
【符号の説明】
【0037】
1 車両用表示装置
2:筐体、 3:画像表示装置、 4:ミラー、 5:カバー、 6:制御部
21:開口
31:表示器、 32:バックライトユニット
41:反射面
51:外側面、 52:内側面
100:車両、 110:ウインドシールド、 110a:反射面
120:インストルメントパネル、 130:見返し
150:カバー(比較例)、 151:外側面、 152:内側面
i11,i12:入射角
EP:アイポイント、 L1,L2:外光、 Lt:表示光、 Vi:虚像
X:第一方向、 Y:第二方向、 Z:第三方向
θ1:第一の傾斜角度、 θ2:第二の傾斜角度、 Δθ:角度差