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▶ 武漢華星光電半導体顕示技術有限公司の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】表示パネル及び携帯端末
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20240611BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20240611BHJP
   G09F 9/302 20060101ALI20240611BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20240611BHJP
   H10K 59/35 20230101ALI20240611BHJP
   H10K 59/65 20230101ALI20240611BHJP
   H10K 50/858 20230101ALI20240611BHJP
   H10K 59/80 20230101ALI20240611BHJP
   H10K 59/95 20230101ALI20240611BHJP
   H10K 50/856 20230101ALI20240611BHJP
【FI】
G09F9/30 349Z
G09F9/30 365
G09F9/00 313
G09F9/302 C
G09F9/33
H10K59/35
H10K59/65
H10K50/858
H10K59/80
H10K59/95
H10K50/856
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022510859
(86)(22)【出願日】2022-01-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-01-29
(86)【国際出願番号】 CN2022070692
(87)【国際公開番号】W WO2023123535
(87)【国際公開日】2023-07-06
【審査請求日】2022-02-17
(31)【優先権主張番号】202111625987.2
(32)【優先日】2021-12-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517333336
【氏名又は名称】武漢華星光電半導体顕示技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】WUHAN CHINA STAR OPTOELECTRONICS SEMICONDUCTOR DISOLAY TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】305 Room,Building C5 Biolake of Optics Valley,No.666 Gaoxin Avenue,.Wuhan East Lake High-tech Development Zone Wuhan,Hubei 430079 China
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】唐 ▲ルイ▼
【審査官】小野 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-215388(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第111933679(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113270562(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113224106(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113764602(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第113031828(CN,A)
【文献】国際公開第2021/227197(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 9/00-9/46
H05B 33/00-33/28
44/00
45/60
H10K 50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能表示領域と、前記機能表示領域を取り囲む主表示領域とを含む表示パネルであって、
基板と、
前記基板の一側に設けられ、前記機能表示領域内に分布する複数の第1開口と、前記主表示領域内に分布する複数の第2開口とを含む第1屈折率層と、
前記第1屈折率層の前記基板から遠い側に設けられるとともに、複数の前記第1開口及び複数の前記第2開口に充填され、屈折率が前記第1屈折率層の屈折率よりも大きい第2屈折率層と、を含み、
前記第1開口の数密度が、前記第2開口の数密度よりも大きく、
前記表示パネルは、前記基板と前記第1屈折率層との間に位置する発光機能層をさらに含み、前記発光機能層は、前記機能表示領域内に位置する複数の第1副画素と、前記主表示領域内に位置する複数の第2副画素とを含み、
前記第1副画素の数密度が前記第2副画素の数密度に等しく、
前記表示パネルの平面視において、前記第1副画素のいずれかが前記第1開口内に位置し、前記第2副画素の一部が前記第2開口内に位置し、前記第2副画素の他の一部が前記第2開口外に位置する表示パネル。
【請求項2】
前記第1開口の数と前記第1副画素の数との比率を第1比率とし、前記第2開口の数と前記第2副画素の数との比率を第2比率とし、
前記第1比率が前記第2比率よりも大きい請求項に記載の表示パネル。
【請求項3】
第1断面において、前記第1開口の底部の幅が前記第1副画素の幅よりも大きく、前記第2開口の底部の幅が前記第2副画素の幅よりも大きく、前記第1断面が前記表示パネルと垂直であり、
前記第1開口の底部の外接円の直径と、前記第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第1差分とし、前記第2開口の底部の外接円の直径と、前記第2副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第2差分とし、前記第1差分が前記第2差分以上である請求項に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記第1差分が0超1.5μm以下であり、前記第2差分が0超1.5μm以下である請求項に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記第1開口の側壁と第1平面との鋭角の夾角を第1夾角とし、前記第2開口の側壁と前記第1平面との鋭角の夾角を第2夾角とし、
前記第1平面が前記基板と平行であり、前記第1夾角が前記第2夾角以上である請求項に記載の表示パネル。
【請求項6】
前記第1夾角が70°以上85°以下であり、前記第2夾角が70°以上85°以下である請求項に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記第1副画素が第1色画素、第2色画素、第3色画素のいずれかであり、前記第1色画素の発光面積が前記第2色画素の発光面積よりも大きく、前記第2色画素の発光面積が前記第3色画素の発光面積よりも大きく、
前記第2副画素が第4色画素、第5色画素、第6色画素のいずれかであり、前記第4色画素の発光面積が前記第5色画素の発光面積よりも大きく、前記第5色画素の発光面積が前記第6色画素の発光面積よりも大きく、
前記第1色画素、前記第2色画素及び前記第3色画素の発光色が異なり、前記第1色画素のいずれかと前記第4色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第2色画素のいずれかと前記第5色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第3色画素のいずれかと前記第6色画素のいずれかとの発光色が同じであり、
前記第1色画素の前記第1開口に対応する数と前記第1色画素の数との比率を第3比率とし、前記第4色画素の前記第2開口に対応する数と前記第4色画素の数との比率を第4比率とし、前記第2色画素の前記第1開口に対応する数と前記第2色画素の数との比率を第5比率とし、前記第5色画素の前記第2開口に対応する数と前記第5色画素の数との比率を第6比率とし、前記第3色画素の前記第1開口に対応する数と前記第3色画素の数との比率を第7比率とし、前記第6色画素の前記第2開口に対応する数と前記第6色画素の数との比率を第8比率とし、
前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率、前記第6比率、前記第7比率、及び前記第8比率が等しく、又は、前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率が前記第6比率よりも大きく、前記第7比率が前記第8比率と等しい請求項に記載の表示パネル。
【請求項8】
前記第1色画素の発光色が青色であり、前記第2色画素の発光色が赤色であり、前記第3色画素の発光色が緑色である請求項に記載の表示パネル。
【請求項9】
前記機能表示領域の外周から前記機能表示領域の中心までの方向において、前記第1開口の底部の外接円の直径と、前記第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分が次第に大きくなり、前記第1開口の側壁と水平面との鋭角の夾角が次第に大きくなる請求項1に記載の表示パネル。
【請求項10】
表示パネル、アンダースクリーン光学モジュール及び端末本体を含み、前記アンダースクリーン光学モジュールが前記機能表示領域内に対応して設けられ、前記端末本体、前記アンダースクリーン光学モジュールが前記表示パネルと一体に組み合わされ、
前記表示パネルは、請求項1~9のいずれか1項に記載の表示パネルである携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示の技術分野に関し、特に表示パネル及び携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、アンダースクリーン光学式表示パネルが消費者に好まれつつあり、アンダースクリーンカメラを例にとると、アンダースクリーンカメラ領域及び主表示領域が同時に画面を表示する際に、広視野角でアンダースクリーンカメラ領域の視認輝度が主表示領域の視認輝度よりも明るくなっている。
【0003】
したがって、上記の技術的課題を解決するための表示パネル及び携帯端末が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、現在、広視野角で、アンダースクリーンカメラ領域の視認性が明るくなっているという技術的課題を軽減することができる表示パネル及び携帯端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的課題を解決するために、本発明は下記の技術的手段を提供する。
【0006】
本発明の実施例は、機能表示領域と、前記機能表示領域を取り囲む主表示領域とを含む表示パネルであって、基板と、前記基板の一側に設けられ、前記機能表示領域内に分布する複数の第1開口と、前記主表示領域内に分布する複数の第2開口とを含む第1屈折率層と、前記第1屈折率層の前記基板から遠い側に設けられるとともに、複数の前記第1開口及び複数の前記第2開口に充填され、屈折率が前記第1屈折率層の屈折率よりも大きい第2屈折率層と、を含み、前記第1開口の数密度が、前記第2開口の数密度よりも大きい表示パネルを提供する。
【0007】
好ましくは、前記表示パネルは、前記基板と前記第1屈折率層との間に位置する発光機能層をさらに含み、前記発光機能層は、前記機能表示領域内に位置する複数の第1副画素と、前記主表示領域内に位置する複数の第2副画素とを含み、前記第1副画素の数密度が前記第2副画素の数密度に等しい。
【0008】
好ましくは、前記表示パネルの平面視において、前記第1副画素のいずれかが前記第1開口内に位置し、前記第2副画素の一部が前記第2開口内に位置し、前記第2副画素の他の一部が前記第2開口外に位置する。
【0009】
好ましくは、前記第1開口の数と前記第1副画素の数との比率を第1比率とし、前記第2開口の数と前記第2副画素の数との比率を第2比率とし、前記第1比率が前記第2比率よりも大きい。
【0010】
好ましくは、第1断面において、前記第1開口の底部の幅が前記第1副画素の幅よりも大きく、前記第2開口の底部の幅が前記第2副画素の幅よりも大きく、前記第1断面が前記表示パネルと垂直であり、前記第1開口の底部の外接円の直径と、前記第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第1差分とし、前記第2開口の底部の外接円の直径と、前記第2副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第2差分とし、前記第1差分が前記第2差分以上である。
【0011】
好ましくは、前記第1差分が0超1.5μm以下であり、前記第2差分が0超1.5μm以下である。
【0012】
好ましくは、前記第1開口の側壁と第1平面との鋭角の夾角を第1夾角とし、前記第2開口の側壁と前記第1平面との鋭角の夾角を第2夾角とし、前記第1平面が前記基板と平行であり、前記第1夾角が前記第2夾角以上である。
【0013】
好ましくは、前記第1夾角が70°以上85°以下であり、前記第2夾角が70°以上85°以下である。
【0014】
好ましくは、前記第1副画素が第1色画素、第2色画素、第3色画素のいずれかであり、前記第1色画素の発光面積が前記第2色画素の発光面積よりも大きく、前記第2色画素の発光面積が前記第3色画素の発光面積よりも大きく、前記第2副画素が第4色画素、第5色画素、第6色画素のいずれかであり、前記第4色画素の発光面積が前記第5色画素の発光面積よりも大きく、前記第5色画素の発光面積が前記第6色画素の発光面積よりも大きく、前記第1色画素、前記第2色画素及び前記第3色画素の発光色が異なり、前記第1色画素のいずれかと前記第4色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第2色画素のいずれかと前記第5色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第3色画素のいずれかと前記第6色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第1色画素の前記第1開口に対応する数と前記第1色画素の数との比率を第3比率とし、前記第4色画素の前記第2開口に対応する数と前記第4色画素の数との比率を第4比率とし、前記第2色画素の前記第1開口に対応する数と前記第2色画素の数との比率を第5比率とし、前記第5色画素の前記第2開口に対応する数と前記第5色画素の数との比率を第6比率とし、前記第3色画素の前記第1開口に対応する数と前記第3色画素の数との比率を第7比率とし、前記第6色画素の前記第2開口に対応する数と前記第6色画素の数との比率を第8比率とし、前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率、前記第6比率、前記第7比率、及び前記第8比率が等しく、又は、前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率が前記第6比率よりも大きく、前記第7比率が前記第8比率と等しい。
【0015】
好ましくは、前記第1色画素の発光色が青色であり、前記第2色画素の発光色が赤色であり、前記第3色画素の発光色が緑色である。
【0016】
好ましくは、前記機能表示領域の外周から前記機能表示領域の中心までの方向において、前記第1開口の底部の外接円の直径と、前記第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分が次第に大きくなり、前記第1開口の側壁と水平面との鋭角の夾角が次第に大きくなる。
【0017】
本発明の実施例は、表示パネル、アンダースクリーン光学モジュール及び端末本体を含み、前記アンダースクリーン光学モジュールが機能表示領域内に対応して設けられ、前記端末本体、前記アンダースクリーン光学モジュールが前記表示パネルと一体に組み合わされ、前記表示パネルは、前記機能表示領域と、前記機能表示領域を取り囲む主表示領域とを含み、基板と、前記基板の一側に設けられ、前記機能表示領域内に分布する複数の第1開口と、前記主表示領域内に分布する複数の第2開口とを含む第1屈折率層と、前記第1屈折率層の前記基板から遠い側に設けられるとともに、複数の前記第1開口及び複数の前記第2開口に充填され、屈折率が前記第1屈折率層の屈折率よりも大きい第2屈折率層と、を含み、前記第1開口の数密度が、前記第2開口の数密度よりも大きい携帯端末をさらに提供する。
【0018】
好ましくは、前記表示パネルは、前記基板と前記第1屈折率層との間に位置する発光機能層をさらに含み、前記発光機能層は、前記機能表示領域内に位置する複数の第1副画素と、前記主表示領域内に位置する複数の第2副画素とを含み、前記第1副画素の数密度が前記第2副画素の数密度に等しい。
【0019】
好ましくは、前記表示パネルの平面視において、前記第1副画素のいずれかが前記第1開口内に位置し、前記第2副画素の一部が前記第2開口内に位置し、前記第2副画素の他の一部が前記第2開口外に位置する。
【0020】
好ましくは、前記第1開口の数と前記第1副画素の数との比率を第1比率とし、前記第2開口の数と前記第2副画素の数との比率を第2比率とし、前記第1比率が前記第2比率よりも大きい。
【0021】
好ましくは、第1断面において、前記第1開口の底部の幅が前記第1副画素の幅よりも大きく、前記第2開口の底部の幅が前記第2副画素の幅よりも大きく、前記第1断面が前記表示パネルと垂直であり、前記第1開口の底部の外接円の直径と、前記第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第1差分とし、前記第2開口の底部の外接円の直径と、前記第2副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第2差分とし、前記第1差分が前記第2差分以上である。
【0022】
好ましくは、前記第1差分が0超1.5μm以下であり、前記第2差分が0超1.5μm以下である。
【0023】
好ましくは、前記第1開口の側壁と第1平面との鋭角の夾角を第1夾角とし、前記第2開口の側壁と前記第1平面との鋭角の夾角を第2夾角とし、前記第1平面が前記基板と平行であり、前記第1夾角が前記第2夾角以上である。
【0024】
好ましくは、前記第1夾角が70°以上85°以下であり、前記第2夾角が70°以上85°以下である。
【0025】
好ましくは、前記第1副画素が第1色画素、第2色画素、第3色画素のいずれかであり、前記第1色画素の発光面積が前記第2色画素の発光面積よりも大きく、前記第2色画素の発光面積が前記第3色画素の発光面積よりも大きく、前記第2副画素が第4色画素、第5色画素、第6色画素のいずれかであり、前記第4色画素の発光面積が前記第5色画素の発光面積よりも大きく、前記第5色画素の発光面積が前記第6色画素の発光面積よりも大きく、前記第1色画素、前記第2色画素及び前記第3色画素の発光色が異なり、前記第1色画素のいずれかと前記第4色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第2色画素のいずれかと前記第5色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第3色画素のいずれかと前記第6色画素のいずれかとの発光色が同じであり、前記第1色画素の前記第1開口に対応する数と前記第1色画素の数との比率を第3比率とし、前記第4色画素の前記第2開口に対応する数と前記第4色画素の数との比率を第4比率とし、前記第2色画素の前記第1開口に対応する数と前記第2色画素の数との比率を第5比率とし、前記第5色画素の前記第2開口に対応する数と前記第5色画素の数との比率を第6比率とし、前記第3色画素の前記第1開口に対応する数と前記第3色画素の数との比率を第7比率とし、前記第6色画素の前記第2開口に対応する数と前記第6色画素の数との比率を第8比率とし、前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率、前記第6比率、前記第7比率、及び前記第8比率が等しく、又は、前記第3比率が前記第4比率よりも大きく、前記第5比率が前記第6比率よりも大きく、前記第7比率が前記第8比率と等しい。
【発明の効果】
【0026】
本発明は、第1透明層に第1開口及び第2開口が設けられ、屈折率が大きい第2透明層が第1開口及び第2開口内に充填され、マイクロレンズ構造を形成し、機能表示領域内に位置する第1開口の数密度が、主表示領域内に位置する第2開口の数密度よりも大きく、機能表示領域内のより多くの広視野角の集光を実現することにより、広視野角で機能表示領域の視認性が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は本発明の実施例に係る表示パネルの第1の構造の平面模式図である。
図2図2図1のC1C2の断面に沿う第1の構造概略図である。
図3図3図1のC1C2の断面に沿う第2の構造概略図である。
図4図4図3のD1、D2領域の第1の拡大模式図である。
図5図5図3のD1、D2領域の第2の拡大模式図である。
図6図6図1のC1C2の断面に沿う第3の構造概略図である。
図7図7図1のC3C4の断面に沿う構造概略図である。
図8図8は本発明の実施例に係る携帯端末の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明に係る表示パネル及び携帯端末は、本発明の目的、技術的手段及び効果をより明瞭、明確にするために、以下、図面を参照しながら実施例を挙げて本発明についてさらに詳細に説明する。ここで記載する具体的な実施例は本発明を説明するためのものであり、本発明を限定するためのものではないことを理解されたい。
【0029】
本発明の実施例は、表示パネル及び携帯端末を提供する。以下、それぞれについて詳細に説明する。なお、以下の実施例の説明順序は、実施例の好ましい順序を限定するものではない。
【0030】
図1図7を参照すると、本発明の実施例は、機能表示領域Aと、機能表示領域Aを取り囲む主表示領域Bとを含む表示パネル100であって、基板200と、基板200の一側に設けられ、機能表示領域A内に分布する複数の第1開口510と、主表示領域B内に分布する複数の第2開口520とを含む第1屈折率層500と、第1屈折率層500の基板200から遠い側に設けられるとともに、複数の第1開口510及び複数の第2開口520に充填され、屈折率が第1屈折率層500の屈折率よりも大きい第2屈折率層600と、を含み、第1開口510の数密度が、第2開口520の数密度よりも大きい表示パネル100を提供する。
【0031】
本発明は、第1透明層に第1開口及び第2開口が設けられ、屈折率が大きい第2透明層が第1開口及び第2開口内に充填され、マイクロレンズ構造を形成し、機能表示領域内に位置する第1開口の数密度が、主表示領域内に位置する第2開口の数密度よりも大きく、機能表示領域内のより多くの広視野角の集光を実現することにより、広視野角で機能表示領域の視認性が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【0032】
具体的な実施例を参照しながら本発明の技術的手段を説明する。
【0033】
本実施例において、図1図2を参照すると、表示パネル100は、機能表示領域Aと、機能表示領域Aを取り囲む主表示領域Bとを含む。表示パネル100は基板200と、基板200上に位置する第1屈折率層500と、第1屈折率層500上に位置する第2屈折率層600とを含む。
【0034】
いくつかの実施例において、図2を参照すると、表示パネル100は、基板200と第1屈折率層500との間に位置するアレイ基板300及び発光機能層400をさらに含む。
【0035】
いくつかの実施例において、図2を参照すると、第1屈折率層500が基板200の一側に設けられ、第2屈折率層600が第1屈折率層500の基板200から遠い側に設けられる。第1屈折率層500は、機能表示領域A内に分布する複数の第1開口510と、主表示領域B内に分布する複数の第2開口520とを含む。第2屈折率層600は、複数の第1開口510及び複数の第2開口520に充填され、第2屈折率層600の屈折率が第1屈折率層500の屈折率よりも大きい。
【0036】
図2図3図6において、点線矢印は光の経路を示し、第2屈折率層600の屈折率が第1屈折率層500の屈折率よりも大きく、第1開口510及び第2開口520内に充填される第2屈折率層600により、凸プリズムの効果を形成し、光が収束し、そして、光が第2屈折率層600から第1屈折率層500へ伝搬する場合に、光が第2屈折率層600と第1屈折率層500との間の界面に伝搬すると、入射角度が臨界角よりも大きい場合に、光が全反射することにより、発光機能層400から発せられる光の集光を増加させ、表示パネル100に垂直に出射され、さらにより多くの広視野角の光が収束し、広視野角で機能表示領域Aの視認性が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【0037】
いくつかの実施例において、図3を参照すると、表示パネル100は、基板200と第1屈折率層500との間に位置する発光機能層400をさらに含み、発光機能層400は、機能表示領域A内に位置する複数の第1副画素と、主表示領域B内に位置する複数の第2副画素とを含み、第1副画素の数密度が第2副画素の数密度に等しい。
【0038】
図3図7において、「a」は第1副画素を示し、「b」は第2副画素を示す。
【0039】
機能表示領域Aの画素密度と主表示領域Bの画素密度とが同じであり、両者間の表示微細度合いの違いを減少させて、表示パネル100全体の見映えを向上させることができる。
【0040】
いくつかの実施例において、図6を参照すると、第1副画素の発光面積が第2副画素の発光面積よりも小さい。機能表示領域Aがアンダースクリーン光学モジュールに対応し、表示微細度合いを確保するとともに、第1副画素の発光面積を低減して、アンダースクリーン光学モジュールの受光能力を向上させ、アンダースクリーン光学モジュールの性能を向上させることができる。
【0041】
いくつかの実施例において、図3を参照すると、表示パネル100の平面視において、第1副画素のいずれかが第1開口510内に位置し、第2副画素の一部が第2開口520内に位置し、第2副画素の他の一部が第2開口520外に位置する。
【0042】
機能表示領域A内において、1つの第1開口510が1つの第1副画素に対応し、主表示領域Bにおいて、全ての第2副画素が第2開口520に対応するものではなく、単位面積において、より多くの数の第1副画素の光が収束されることにより、機能表示領域Aの正面視野角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0043】
いくつかの実施例において、図3を参照すると、第1開口510の数と第1副画素の数との比率を第1比率とし、第2開口520の数と第2副画素の数との比率を第2比率とし、第1比率が第2比率よりも大きい。
【0044】
対応する数の比率からみると、機能表示領域A内の第1開口510の数密度が、主表示領域B内の第2開口520の数密度よりも大きく、より多くの数の第1副画素の光が収束されることにより、機能表示領域Aの正面視野角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0045】
いくつかの実施例において、第1比率が1:1であり、第2比率が1:2であってもよく、機能表示領域Aと主表示領域Bとの広視野角の側面輝度ムラをよりよく軽減して、正面輝度ムラを目立たないように確保し、表示の見映えを改善する。
【0046】
いくつかの実施例において、図4を参照すると、第1断面において、第1開口510の底部の幅が第1副画素の幅よりも大きく、第2開口520の底部の幅が第2副画素の幅よりも大きく、第1断面が表示パネルと垂直であり、第1開口510の底部の外接円の直径と、第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第1差分とし、第2開口520の底部の外接円の直径と、第2副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第2差分とし、第1差分が第2差分以上であり、図4において、第1断面は図1のC1C2断面を例としてもよいが、ここでは例示にすぎず、具体的に限定するものではない。
【0047】
図4において、「E1」で第1開口510の底部の外接円の直径を示し、「e1」で第1副画素の発光面に対応する外接円の直径を示し、「E2」で第2開口520の底部の外接円の直径を示し、「e2」で第2副画素の発光面に対応する外接円の直径を示すと、第1差分はE1-e1に等しく、第2差分はE2-e2に等しい。
【0048】
第1差分を例にとると、第1差分が大きいほど、第1開口510が相対的に広くなり、第1副画素に対応する光が多くなることで、第1副画素に収束される光が多くなり、正面視野角の輝度が高くなり、側面視野角の相対輝度が低くなる。第1差分が第2差分以上であり、より多くの数の第1副画素の光が収束されることにより、機能表示領域Aの正面視野角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0049】
いくつかの実施例において、図5を参照すると、第1開口510の側壁と第1平面との鋭角の夾角を第1夾角θ1とし、第2開口520の側壁と第1平面との鋭角の夾角を第2夾角θ2とし、第1平面が基板200と平行であり、第1夾角θ1が第2夾角θ2以上である。
【0050】
図3図5図7において、第1平面がX軸方向と平行である。
【0051】
第1夾角θ1を例にとると、第1夾角θ1が大きいほど、第1開口510の側壁が第1平面に対して垂直となるため、より多くの光が正視角方向へ取り出し、第1副画素に収束される光が多くなり、正面視野角の輝度が高くなり、側面視野角の相対輝度が低くなる。第1夾角θ1が第2夾角θ2以上であり、より多くの数の第1副画素の光が収束されることにより、機能表示領域Aの正面視野角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0052】
いくつかの実施例において、第1差分が0超1.5μm以下であり、即ち0<第1差分≦1.5μmであり、第2差分が0超1.5μm以下であり、即ち0<第2差分≦1.5μmである。差分がこの範囲よりも大きいと、広視野角の光が収束しすぎるため、側面視が顕著に暗くなる。
【0053】
いくつかの実施例において、第1夾角θ1が70°以上85°以下であり、即ち70°≦θ1≦85°であり、第2夾角θ2が70°以上85°以下であり、即ち70°≦θ2≦85°である。夾角がこの範囲外にあると、広視野角の光が収束しすぎるため、側面視が顕著に暗くなるか、又は光の収束効果が得られなくなる。
【0054】
いくつかの実施例において、第1副画素が第1色画素、第2色画素、第3色画素のいずれかであり、第1色画素の発光面積が第2色画素の発光面積よりも大きく、第2色画素の発光面積が第3色画素の発光面積よりも大きく、第2副画素が第4色画素、第5色画素、第6色画素のいずれかであり、第4色画素の発光面積が第5色画素の発光面積よりも大きく、第5色画素の発光面積が第6色画素の発光面積よりも大きく、第1色画素、第2色画素及び第3色画素の発光色が異なり、第1色画素のいずれかと第4色画素のいずれかとの発光色が同じであり、第2色画素のいずれかと第5色画素のいずれかとの発光色が同じであり、第3色画素のいずれかと第6色画素のいずれかとの発光色が同じである。
【0055】
機能表示領域Aの画素が赤、緑、青の3つの色であり、主表示領域Bの画素が赤、緑、青の3つの色であり、異なる色の画素面積の大きさが異なり、具体的に発光面積の比較が異なる需要及び異なる工程によって変更することができる。
【0056】
いくつかの実施例において、第1色画素の第1開口510に対応する数と第1色画素の数との比率を第3比率とし、第4色画素の第2開口520に対応する数と第4色画素の数との比率を第4比率とし、第2色画素の第1開口510に対応する数と第2色画素の数との比率を第5比率とし、第5色画素の第2開口520に対応する数と第5色画素の数との比率を第6比率とし、第3色画素の第1開口510に対応する数と第3色画素の数との比率を第7比率とし、第6色画素の第2開口520に対応する数と第6色画素の数との比率を第8比率とする。
【0057】
第3比率が第4比率よりも大きく、第5比率、第6比率、第7比率、及び第8比率が等しい、又は、第3比率が第4比率よりも大きく、第5比率が第6比率よりも大きく、第7比率が第8比率と等しい。
【0058】
第1色画素と第5色画素との発光色が同じであり、それぞれの表示領域において発光面積が最も大きい。最も大きい発光面積の色画素に対して最適化することにより、第3比率が第4比率よりも大きく、最も大きい発光面積の色画素の凸プリズム密度が最適化される。即ち第3比率が第4比率よりも大きく、第5比率、第6比率、第7比率、及び第8比率が等しい。
【0059】
又は、発光面積の比較的大きい2つの色画素の凸プリズム密度が最適化される。即ち第3比率が第4比率よりも大きく、第5比率が第6比率よりも大きく、第7比率が第8比率と等しい。
【0060】
同一の色画素については、機能表示領域Aの凸プリズム密度が主表示領域Bの凸プリズム密度よりも大きく、より多くの数の機能表示領域Aの光が収束され、発光面積が大きいほど、全体の光収束効果が顕著になり、機能表示領域Aの正面視野角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0061】
いくつかの実施例において、第1色画素の第1開口510に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第3夾角とし、第2色画素の第1開口510に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第4夾角とし、第3色画素の第1開口510に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第5夾角とし、第4色画素の第2開口520に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第6夾角とし、第5色画素の第2開口520に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第7夾角とし、第6色画素の第2開口520に対応する側壁と第1平面との鋭角の夾角を第8夾角とする。
【0062】
第3夾角が第4夾角よりも大きく、第3夾角が第5夾角よりも大きく、第6夾角が第7夾角よりも大きく、第6夾角が第8夾角よりも大きい。
【0063】
異なる色画素については、発光面積の大きい副画素の開口に対応する側壁がより垂直な勾配を有し、より多くの光が正視角方向へ取り出し、正面視野角の輝度を容易に向上させ、側面視野角の相対輝度を低減することにより、機能表示領域Aの正視角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0064】
いくつかの実施例において、第1色画素の第1開口510に対応する底部の外接円の直径と第1色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第3差分とし、第2色画素の第1開口510に対応する底部の外接円の直径と第2色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第4差分とし、第3色画素の第1開口510に対応する底部の外接円の直径と第3色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第5差分とし、第4色画素の第2開口520に対応する底部の外接円の直径と第4色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第6差分とし、第5色画素の第2開口520に対応する底部の外接円の直径と第5色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第7差分とし、第6色画素の第2開口520に対応する底部の外接円の直径と第6色画素の発光面に対応する外接円の直径との差分を第8差分とする。
【0065】
第3差分が第4差分よりも大きく、第3差分が第5差分よりも大きく、第6差分が第7差分よりも大きく、第6差分が第8差分よりも大きい。
【0066】
異なる色画素については、発光面積の大きい副画素の開口に対応する底部の外接円の直径と副画素の発光面に対応する外接円の直径と差分が大きいほど、より多くの光が正視角方向へ取り出し、正面視野角の輝度を容易に向上させ、側面視野角の相対輝度を低減することにより、機能表示領域Aの正視角の輝度が向上し、広視野角の輝度劣化が少なくなり、機能表示領域Aの広視野角の輝度が高くなるという課題を補うことにより、機能表示領域Aの広視野角で主表示領域Bとの輝度ムラを減少させ、表示の見映えを改善する。
【0067】
いくつかの実施例において、第1色画素の発光色が青色であり、第2色画素の発光色が赤色であり、第3色画素の発光色が緑色である。青色光の発光材料は低コストであるため、青色光画素の発光面積を最大とし、人間の目は緑色光に敏感であり、小さな発光面積で視覚効果が得られるため、緑色光画素の発光面積を最小とする。
【0068】
いくつかの実施例において、図7を参照すると、機能表示領域Aの外周から機能表示領域Aの中心までの方向において、第1開口510の底部の外接円の直径と、第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分が次第に大きくなり、第1開口510の側壁と水平面との鋭角の夾角が次第に大きくなる。
【0069】
実際の効果において、機能表示領域Aの中心に近い方向ほど、発光輝度が大きくなり、側面視野角において、特に顕著になる。第1開口510の底部の外接円の直径と、第1副画素の発光面に対応する外接円の直径との差分が次第に大きくなり、第1開口510の側壁と水平面との鋭角の夾角が次第に大きくなることにより、機能表示領域Aの中心に近い方向における光の集光を向上させ、広視野角で機能表示領域Aの中心が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【0070】
いくつかの実施例において、アレイ基板300は、ベース上に位置する活性層と、活性層上に位置する第1絶縁層と、第1絶縁層上に位置するゲート層と、ゲート層上に位置する第2絶縁層と、第2絶縁層上に位置するソースドレイン層と、ソースドレイン層上に位置する第3絶縁層とを含む。
【0071】
いくつかの実施例において、発光素子層は、第3絶縁層上に位置する陽極層と、陽極層上に位置する発光材料層と、発光材料層上に位置する陰極層と、を含み、表示パネル100は、発光材料層と同層に設けられる画素定義層をさらに含む。
【0072】
いくつかの実施例において、表示パネル100は、第2屈折率層600上に位置するフレキシブルカバープレートをさらに含み、偏光層とフレキシブルカバープレートとの間に位置する粘着層、発光素子層と偏光層との間に位置する粘着層及びバックパネルとベースとの間に位置する対応する粘着層をさらに含む。
【0073】
いくつかの実施例において、発光素子層は、OLED(Organic Light-Emitting Diode,有機発光半導体)材料を含んでもよいし、Micro LED又はMini LEDを含んでもよく、ここでは、具体的に限定するものではない。
【0074】
本発明は、第1透明層に第1開口及び第2開口が設けられ、屈折率が大きい第2透明層が第1開口及び第2開口内に充填され、マイクロレンズ構造を形成し、機能表示領域内に位置する第1開口の数密度が、主表示領域内に位置する第2開口の数密度よりも大きく、機能表示領域内のより多くの広視野角の集光を実現することにより、広視野角で機能表示領域の視認性が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【0075】
図8を参照すると、本発明の実施例は、上述したいずれかの表示パネル100、アンダースクリーン光学モジュール30、及び端末本体20を含み、端末本体20、アンダースクリーン光学モジュール30及び表示パネル100が一体に組み合わされる携帯端末10をさらに提供する。
【0076】
表示パネル100の具体的な構成は上述したいずれかの表示パネル100の実施例及び図1図7を参照し、ここでは詳しい説明を省略する。
【0077】
本実施例において、端末本体20は、中フレーム、額縁シール等を含むことができ、携帯端末10は、携帯電話、タブレット型パソコンなどの携帯表示端末であってもよく、ここでは限定するものではない。
【0078】
いくつかの実施例において、携帯端末10は、アンダースクリーン光学モジュール30をさらに含み、アンダースクリーン光学モジュール30が機能表示領域A内に対応して設けられる。
【0079】
いくつかの実施例において、アンダースクリーン光学モジュール30がウェブカメラ、光学式指紋、赤外線センサ、距離センサのいずれかであってもよい。
【0080】
本発明の実施例は、表示パネル及び携帯端末を開示し、表示パネルは機能表示領域及び主表示領域を含み、表示パネルが基板と、基板上に順次位置する第1屈折率層及び第2屈折率層とを含み、第1屈折率層は、機能表示領域内に分布する複数の第1開口と、主表示領域内に分布する複数の第2開口とを含み、第2屈折率層は、複数の第1開口及び複数の第2開口に充填され、第2屈折率層の屈折率が第1屈折率層の屈折率よりも大きく、第1開口の数密度が第2開口の数密度よりも大きく、本発明は、屈折率が大きい第2透明層を第1透明層の第1開口及び第2開口内に充填することにより、マイクロレンズ構造を形成し、機能表示領域内に位置する第1開口の数密度が、主表示領域内に位置する第2開口の数密度よりも大きく、機能表示領域内のより多くの広視野角の光を収束させ、広視野角で機能表示領域の視認性が明るくなるという技術的課題を軽減する。
【0081】
当業者は、本発明の技術的手段及びその発明構想に基づいて、等価な置換又は変更を加えることができ、これらのすべての変更又は置換は、本発明に添付された特許請求の保護範囲に属するものと理解されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8