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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-10
(45)【発行日】2024-06-18
(54)【発明の名称】検索装置、検索方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9032 20190101AFI20240611BHJP
【FI】
G06F16/9032
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2023168849
(22)【出願日】2023-09-28
【審査請求日】2023-09-28
(73)【特許権者】
【識別番号】399037405
【氏名又は名称】楽天グループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110135
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 裕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100132883
【弁理士】
【氏名又は名称】森川 泰司
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100163452
【弁理士】
【氏名又は名称】南郷 邦臣
(74)【代理人】
【識別番号】100180312
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 牧子
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 しづか
【審査官】早川 学
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/010290(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0181678(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0224617(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0235342(US,A1)
【文献】米国特許第08078617(US,B1)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0058343(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索文字列を取得する検索文字列取得手段と、
前記検索文字列取得手段で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部と、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部と、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部と、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部と、
を備えることを特徴とする検索装置。
【請求項2】
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列を取得し、ユーザによる検索操作が行われたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項3】
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列の取得途中であって、ユーザによる前記検索文字列の入力中のタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項4】
前記タグ情報処理部は、前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合、ユーザによる前記タグの設定を行う操作が行われたときに、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
【請求項5】
前記検索結果は、前記検索情報に含まれる前記インデックスに属する前記検索対象のうち、前記残余文字列に対応する一または複数の前記検索対象である、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項6】
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除した場合、その旨をユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項7】
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定した場合、前記タグが前記インデックスとして設定されたことをユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の検索装置。
【請求項8】
前記タグ情報処理部は、ユーザによる前記検索文字列の入力途中に、前記ユーザが入力中の前記検索文字列を補完するための補完文字列を表示し、前記補完文字列が選択されたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする請求項3に記載の検索装置。
【請求項9】
検索装置による検索方法であって、
検索文字列を取得する検索文字列取得ステップと、
前記検索文字列取得ステップで取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定ステップと、
前記タグ判定ステップにより前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理ステップと、
前記タグ情報処理ステップで設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理ステップと、
前記検索情報処理ステップにより生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
を備えることを特徴とする検索方法。
【請求項10】
コンピュータを、
検索文字列を取得する検索文字列取得部、
前記検索文字列取得部で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索装置、検索方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
希望する施設の条件を示すキーワードを入力することで、インターネットを介してユーザの所望する施設を検索する宿泊施設の予約サイトなどがある。そのような中、テキスト入力による検索では、ユーザの希望に合った検索結果を得られるとは限らず、検索精度を高める必要があった。このような課題を解決するため、例えば、特許文献1には、タグを検索用のインデックスとして使用する検索システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2021-96631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の検索システムにおいても、ユーザが適切なタグを選択できるとは限らず、また、テキスト入力のみによって検索を行ってしまうユーザも多く、検索精度を向上させるという観点からすると未だ十分ではない。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するもので、検索精度を向上させることが可能な検索装置、検索方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の観点に係る検索装置は、
検索文字列を取得する検索文字列取得手段と、
前記検索文字列取得手段で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部と、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部と、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部と、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列を取得し、ユーザによる検索操作が行われたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする。
【0008】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列の取得途中であって、ユーザによる前記検索文字列の入力中のタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする。
【0009】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合、ユーザによる前記タグの設定を行う操作が行われたときに、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定する、
ことを特徴とする。
【0010】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記検索結果は、前記検索情報に含まれる前記インデックスに属する前記検索対象のうち、前記残余文字列に対応する一または複数の前記検索対象である、
ことを特徴とする。
【0011】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除した場合、その旨をユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする。
【0012】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定した場合、前記タグが前記インデックスとして設定されたことをユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする。
【0013】
また、上記観点に係る検索装置において、
前記タグ情報処理部は、ユーザによる前記検索文字列の入力途中に、前記ユーザが入力中の前記検索文字列を補完するための補完文字列を表示し、前記補完文字列が選択されたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする。
【0014】
本発明の第2の観点に係る検索方法は、
検索装置による検索方法であって、
検索文字列を取得する検索文字列取得ステップと、
前記検索文字列取得ステップで取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定ステップと、
前記タグ判定ステップにより前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理ステップと、
前記タグ情報処理ステップで設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理ステップと、
前記検索情報処理ステップにより生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
検索文字列を取得する検索文字列取得部、
前記検索文字列取得部で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部、
として機能させることを特徴とする。
【0016】
上記プログラムは、非一時的な(non-transitory)記録媒体に記録されてもよい。非一時的な記録媒体は、コンピュータとは独立して配布・販売することができる。ここで、非一時的な記録媒体とは、有形な(tangible)記録媒体をいう。非一時的な記録媒体は、例えば、コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、半導体メモリ等である。また、一時的な(transitory)記録媒体とは、伝送媒体(伝搬信号)それ自体を示す。一時的な記録媒体は、例えば、電気信号、光信号、電磁波等である。なお、一時的な(temporary)記憶領域とは、データやプログラムを一時的に記憶するための領域であり、例えば、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、検索精度を向上させることが可能な検索装置、検索方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】情報端末及びサーバの関係を示す図である。
図2】情報端末の一例を示すブロック図である。
図3】タグ情報の一例を示す説明図である。
図4】システム全体の処理の一例を示すフローチャートである。
図5】情報端末の表示例を示す説明図である。
図6】情報端末の表示例を示す説明図である。
図7】情報端末の表示例を示す説明図である。
図8】情報端末の表示例を示す説明図である。
図9】変形例における情報端末の表示例を示す説明図である。
図10】変形例における情報端末の表示例を示す説明図である。
図11】変形例における情報端末の表示例を示す説明図である。
図12】変形例におけるシステム全体の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
(全体構成)
本発明を実施するための形態に係る検索装置、検索方法およびプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同一符号を付す。図1に示すように、本発明の実施形態に係る情報端末100は、サーバ200と、インターネット等のコンピュータ通信網400を介して通信可能に接続する。なお、この実施の形態においては、情報端末100が検索装置に該当する。また、この実施の形態では、ユーザが所望する宿泊施設を検索する場合を例に以下説明するが、販売対象のアイテムを検索する場合や金融商品を検索する場合など、宿泊施設に限られず、その他の検索を行う場合にも応用可能である。
【0020】
情報端末100は、ユーザが所有するスマートフォン、タブレットやPC(Personal Computer)などの情報端末(所謂コンピュータ)であり、コンピュータ通信網400を介してサーバ200と相互に通信可能である。具体的に、情報端末100は、ユーザの所望する宿泊施設の情報が入力される端末であり、その入力情報に基づき検索結果をサーバ200から取得する。
【0021】
サーバ200は、情報端末100からの要求に応じて、タグ情報を提供する機能、検索情報に応じた検索結果を導き出す機能、および検索結果を情報端末100へ提供する機能、を有するサーバである。
【0022】
(情報端末の機能構成)
次に、図2を参照し、情報端末100の構成について説明する。
【0023】
図2に示すように、情報端末100は、記憶部110と、制御部120と、入出力部130と、通信部140と、これらを相互に接続するシステムバス(図示省略)と、を備えている。
【0024】
記憶部110は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備える。ROMは制御部120のCPU(Central Processing Unit)が実行するプログラム111と、プログラム111を実行する上で予め必要な各種データ(図示省略)と、タグ情報112を記憶する。
【0025】
プログラム111は、後述するコンテンツ提供を実行するプログラムであり、予め記憶部110に記憶されている。
【0026】
タグ情報112は、タグの一覧である(図3参照)。タグとは、人気のキーワードに基づいて生成される情報である。例えば、タグは、文字列を含む。ある1つの単語がタグに相当してもよいし、複数の単語のまとまりがタグに相当してもよい。複数の単語のまとまりがタグに相当する場合、例えば、表記の違い、言語の違い、類語、及び共通の概念を包含するように、タグが生成されればよい。タグは、単語に限られず、文章であってもよい。例えば、タグは、人間とコンピュータをつなぐ概念(いわゆるオントロジー)で表現されてもよい。タグ情報112は、情報端末100からの要求に応じてサーバ200から送信され、当該記憶部110に記憶される。
【0027】
制御部120は、CPUやASIC(Application Specific Integrated Circuit)等から構成される。制御部120は、記憶部110に記憶されたプログラム111に従って動作し、当該プログラム111に従った処理を実行する。制御部120は、記憶部110に記憶されたプログラム111により提供される主要な機能部として、タグ情報取得部121と、タグ判定部122と、タグ情報処理部123と、検索情報処理部124と、検索結果表示処理部125と、を備える。
【0028】
タグ情報取得部121は、サーバ200からタグ情報112を取得する機能部である。具体的に、タグ情報取得部121は、タグ情報112の送信要求であるタグ情報リクエストをサーバ200へ送信し、サーバ200からタグ情報112を取得する。なお、取得したタグ情報112は、記憶部110に記憶される。
【0029】
タグ判定部122は、ユーザから入力された入力文字列にタグ情報112で示されるタグが含まれているか否かを判定する機能部である。具体的に、タグ判定部122は、入出力部130を介して入力欄に入力された検索文字列に、タグ情報112で示されるタグと同一の文字列が含まれているか否かを判定する。なお、この実施の形態におけるタグ判定部122は、入力欄に入力された検索文字列にタグと一致する文字列が含まれているか否かを判定する例を示しているが、例えばタグ情報112で示されるタグに類似する文字列が検索文字列に含まれているか否かを判定してもよい。この場合、タグ判定部122は、検索文字列に含まれる文字列とタグとの類似度を算出し、予め定められた基準値以上である場合、類似していると判定すればよい。すなわち、タグ判定部122は、タグと類似している文字列が含まれている場合についても、検索文字列にタグが含まれていると判定する。
【0030】
タグ情報処理部123は、ユーザが入力した検索文字列に含まれるタグを当該検索文字列から削除し、削除したタグを検索用のインデックスとして設定する機能部である。具体的に、タグ情報処理部123は、タグ判定部122にて検索文字列にタグが含まれていると判定した場合に、当該検索文字列からタグを削除し、削除したタグを検索用のインデックスとして設定する。
【0031】
検索情報処理部124は、検索情報を作成してサーバ200へ検索要求を行う機能部である。具体的に、検索情報処理部124は、タグ情報処理部123で設定したインデックスおよびタグが削除された検索文字列を、検索情報とし、サーバ200へ送信することで、サーバ200に対して検索要求を行う。
【0032】
検索結果表示処理部125は、サーバ200から送信された検索結果を表示する機能部である。具体的に、検索結果表示処理部125は、サーバ200が検索要求に基づいて検索した検索結果を当該サーバ200から受信し、入出力部130を介してユーザに表示する。
【0033】
入出力部130は、キーボード、マウス、カメラ、マイク、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等から構成され、各種データの入出力を行うための装置である。
【0034】
通信部140は、情報端末100が、コンピュータ通信網400を介して、サーバ200などといった他の情報端末と通信を行うためのデバイスである。以上が、情報端末100の構成である。
【0035】
(動作)
続いて情報端末100およびサーバ200の動作について、図4~8を参照して説明する。図4は、情報端末100における検索要求処理、サーバ200における検索処理といったシステム全体の処理の一例を示すフローチャートである。なお、この実施の形態では、検索対象が宿泊施設であり、検索文字列として「ショッピングモール近く 禁煙」が入力される場合を例に、以下説明する。なお、タグ情報112には、図3に示す内容が含まれるものとする。
【0036】
まず、ユーザによる情報端末100の操作により、図4に示す検索要求処理が開始される。具体的に、ユーザによりアプリケーションを起動する操作が情報端末100に対して行われることにより、当該検索要求処理が開始される。検索要求処理を開始すると、情報端末100は、サーバ200に対し、タグ情報112の送信を要求するタグ情報要求を行う(ステップS11)。具体的に、ステップS11の処理において、制御部120は、タグ情報取得部121の機能により、タグ情報リクエストをサーバ200へ送信する。し、サーバ200からタグ情報112を取得する。取得したタグ情報112は、記憶部110に記憶する。
【0037】
サーバ200の側では、情報端末100からタグ情報リクエストを受信すると、検索処理を開始する。検索処理を開始すると、サーバ200は、予め記憶部110に記憶しているタグ情報112を情報端末100へ送信する(ステップS12)。これにより、情報端末100は、タグ情報112を取得することとなる。すなわち、情報端末100は、タグ情報取得部121の機能によりタグ情報112を取得する。取得したタグ情報112は、記憶部110に記憶する。なお、サーバ200からは、タグ情報112の他、検索ページである宿泊検索画面情報についても送信される。また、タグ情報112は、サーバ200の管理者側にて予め複数のキーワードが設定されているものの、検索頻度の高いキーワードや季節ごとのキーワードなどが検索履歴に基づいて追加され、日々更新される。また、タグ情報112の内容については任意に変更可能である。
【0038】
タグ情報112を取得した情報端末100は、入力欄等を含む宿泊検索画面を表示する(ステップS13)。具体的に、ステップS13の処理において制御部120は、例えば図5に示すように、宿泊施設を検索するための入力欄52、検索ボタン55、タグ61を含む宿泊検索画面を入出力部130に表示する。これにより、ユーザは宿泊施設の検索が可能となる。なお、ステップS13において表示される宿泊検索画面に含まれるタグ61は、サーバ200から受信したタグ情報112に含まれるタグである。
【0039】
ステップS13の処理を実行した後、情報端末100では、ユーザによる操作に基づいて、検索文字列の入力が行われる(ステップS14)。具体的に、ステップS14の処理では、ユーザによる入出力部130に対する操作が行われ、図6に示すように、入力欄52に、「ショッピングモール近く 禁煙」の検索文字列が入力され、検索ボタン55がタップされる。
【0040】
ステップS14の処理において検索文字列が入力され検索ボタン55がタップされると、制御部120は、タグ判定部122の機能により、タグが含まれているか否かを判定する(ステップS15)。具体的に、ステップS15の処理においてタグ判定部122は、ステップS14の処理において入力された検索文字列に、サーバ200から受信したタグ情報112に含まれるタグと一致する文字列が含まれているか否かを判定する。この例では、検索文字列に含まれる「禁煙」の文字列がタグ情報112に含まれるタグ「禁煙」と一致することから、検索文字列にタグと一致する文字列が含まれていると判定する。
【0041】
ステップS15の処理においてタグと一致する文字列が検索文字列に含まれていると判定した場合(ステップS15;Yes)、制御部120は、タグ情報処理部123の機能により、ユーザが入力した検索文字列に含まれるタグを当該検索文字列から削除する(ステップS16)。この例では、ステップS16の処理において「ショッピングモール近く 禁煙」の検索文字列から「禁煙」の文字列を削除する。
【0042】
ステップS16の処理を実行した後、制御部120は、タグ情報処理部123の機能により、ステップS16の処理にて削除したタグを、検索用のインデックスとして設定する(ステップS17)。
【0043】
ステップS17の処理を実行した後、制御部120は、ステップS17の処理にて検索用のインデックスとして設定したタグが選択されたことをユーザに視認可能とするため、タグ選択を表示する(ステップS18)。具体的に、ステップS18の処理においてタグ情報処理部123は、図7に示すように、「禁煙」のタグが選択されたことを視認可能に表示するとともに、禁煙のタグが選択された旨を示すメッセージ表示を行う。
【0044】
図4に戻り、ステップS18の処理を実行した後、またはステップS15の処理において検索文字列にタグが含まれないと判定した場合(ステップS15;No)、検索情報処理部124は、検索要求を行う(ステップS19)。具体的に、ステップS19の処理において検索情報処理部124は、検索文字列にタグが含まれている場合、ステップS17の処理で設定したインデックスおよびステップS16の処理でタグを削除した検索文字列を検索情報としてサーバ200へ送信することで、検索要求を行う。一方、検索文字列にタグが含まれていない場合、ステップS14の処理で入力された検索文字列を検索情報としてサーバ200へ送信することで、検索要求を行う。
【0045】
サーバ200の側では、情報端末100から検索情報を受信すると、サーバ200が検索を実行する(ステップS20)。具体的に、ステップS20の処理では、検索情報に含まれるインデックスに属する宿泊施設の中から、検索文字列に対応する宿泊施設を検索する。この例では、「禁煙」のインデックスに属する宿泊施設の中から、「ショッピングモール近く」の文字列を含む宿泊施設を検索する。より具体的には、口コミや案内文章の中に「ショッピングモール近く」とそれに類似する文字列を含む宿泊施設を、対応する宿泊施設として検索する。
【0046】
ステップS20の処理を実行した後、サーバ200は、検索結果を情報端末100へ送信し、検索処理を終了する。
【0047】
情報端末100の側において検索結果を受信すると、情報端末100は、制御部120の検索結果表示処理部125の機能により、受信した検索結果を、入出力部130を介して表示し(ステップS22)、検索要求処理を終了する。具体的に、ステップS22の処理において検索結果表示処理部125は、図8に示すように、検索結果を検索内容とともに表示する。なお、検索結果についてはそれぞれの宿泊施設のリンク情報となっており、例えば図8に示す「1.ホテルA」をタップすると、ホテルAの予約ページへと画面が遷移することとなる。これにより、確実に「禁煙」の宿泊施設を検索することができる。
【0048】
以上が情報端末100およびサーバ200の動作である。従来の予約サイトでは、例えば「この施設は禁煙ではありません。」といったレビューが存在している宿泊施設が存在していた場合、この実施の形態と同様入力欄のみで「ショッピングモール近く 禁煙」の検索を行うと、禁煙ではないにも関わらず、このレビューの施設が検索結果として表示されてしまうことがある。また、ユーザが必ずしも自身で「禁煙」のタグを選択するとも限らない。そのため、この実施の形態によれば、入力欄のみの検索を行った場合でも、検索文字列からタグに該当する文字列が削除されタグとして選択されるため、ユーザの所望する施設を検索することができ、検索精度を向上させることができる。
【0049】
また、この実施の形態における情報端末100は、ステップS18の処理において、タグ情報処理部123の機能により、図7に示すように、「禁煙」のタグが選択されたことを視認可能に表示するとともに、禁煙のタグが選択された旨を示すメッセージ表示を行う。すなわち、検索文字列の一部がタグとして設定されたことをユーザが視認可能である。したがって、ユーザが検索文字列を入力したにも関わらず、入力内容が削除されてしまったことに対する違和感を緩和することができる。
【0050】
(変形例)
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態に係る情報端末100は、上記で示した全ての技術的特徴を備えるものでなくてもよく、従来技術における少なくとも1つの課題を解決できるように、上記実施の形態で説明した一部の構成を備えたものであってもよい。また、下記の変形例それぞれについて、少なくとも一部を組み合わせてもよい。
【0051】
上記実施の形態では、上記実施の形態では、図4に示すステップS16の処理において、ユーザが入力した検索文字列に含まれるタグを、当該検索文字列から図7に示すように完全に削除する例を示したが、これは一例である。例えば、図9に示すように、検索文字列に含まれるタグが取り消し線で消される態様で削除してもよい。また、図示する例では二重取り消し線で取り消される例を示しているが、これに限られず、一重取り消し線であってもよい。これによれば、削除されたことがユーザにより明確に視認可能となり、ユーザに与える違和感を緩和することができる。
【0052】
また、上記実施の形態では、図4に示すステップS14の処理において図6に示すように入力欄52に「ショッピングモール近く 禁煙」の検索文字列が入力され、検索ボタン55がタップされると、図4に示すステップS15の処理が実行され、入力された検索文字列にタグ情報112に含まれるタグと一致する文字列が含まれているか否かを判定する例を示したが、これは一例である。この他にも、例えば図4に示すステップS14の処理における入力欄52への入力途中に、入力候補となる文字列を推奨表示し、当該入力候補の文字列が選択された際に、ステップS15の処理が実行され、入力された検索文字列にタグ情報112に含まれるタグと一致する文字列が含まれているか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、図10に示すように、「ショッピングモール近く 禁」まで入力した段階で、入力候補となる「禁煙」や「禁止」などの文字列を表示し、当該禁煙が選択された場合に、図4に示すステップS15~ステップS18の処理が実行され、図7に示す表示画面へと遷移してもよい。これによれば、検索文字列の入力途中にタグの設定が可能となるため、ユーザによる操作を簡易化することができる。
【0053】
また、上記実施の形態では、図4のステップS14の処理において、図6に示すように、検索文字列が入力され検索ボタン55がタップされると、図4のステップS15~S18の処理が行われ、自動的に検索文字列に含まれるタグが削除され、削除したタグが検索用のインデックスとして設定される例を示したが、これは一例である。例えば、図4のステップS14の処理において検索文字列が入力され検索ボタン55がタップされた後、図4のステップS15の処理にて検索文字列にタグが含まれていると判定した場合、図11に示すように、当該検索文字列に含まれるタグをタグ選択するか否かをユーザに選択可能に表示し、選択するか否かをユーザに促すようにしてもよい。そして、タグ選択された場合に、図4のステップS16~S18の処理が行われ、図7に示す画面表示が行われればよい。一方、タグ選択されなかった場合には、入力された検索文字列をそのまま検索情報とし、ステップS19の処理を実行すればよい。これによれば、ユーザが意図しないタグ設定が行われることを防止し、ユーザの好みに合わせた検索ができるとともに、タグ設定を好適に行うことができる。
【0054】
また、上記実施の形態では、情報端末100が検索装置に該当する例を示したが、これは一例である。例えばサーバ200が検索装置に該当してもよい。この場合、図2に示す機能部のうち、少なくともタグ判定部122、タグ情報処理部123、検索情報処理部124の各機能部を、サーバ200が備えていればよい。また、互いに種々の情報をやりとりするサーバ200と情報端末100とが、各部の機能を適宜分担して果たすこととしても良い。以下、サーバ200が検索装置に該当する場合における情報端末100およびサーバ200の動作について、図12を参照して説明する。
【0055】
まず、ユーザによる情報端末100の操作により、図12に示す検索要求処理が開始される。具体的に、ユーザによりアプリケーションを起動する操作が情報端末100に対して行われることにより、当該検索要求処理が開始される。検索要求処理を開始すると、情報端末100は、サーバ200から取得した、入力欄等を含む宿泊検索画面を表示する(ステップS31)。具体的に、ステップS31の処理において制御部120は、例えば図5に示すように、宿泊施設を検索するための入力欄52、検索ボタン55、タグ61を含む宿泊検索画面を入出力部130に表示する。
【0056】
ステップS31の処理を実行した後、情報端末100では、図4のステップS14の処理と同様、ユーザによる操作に基づいて、検索文字列の入力が行われる(ステップS32)。そして、ステップS32の処理にて入力された検索文字列をとしてサーバ200へ送信することで、検索要求を行う(ステップS33)。
【0057】
検索要求を受信したサーバ200の側では、図4のステップS15の処理と同様にして、タグ判定部122の機能により、検索情報、すなわち検索文字列にタグが含まれているか否かを判定する(ステップS34)。
【0058】
ステップS34の処理においてタグと一致する文字列が検索文字列に含まれていると判定した場合(ステップS34;Yes)、サーバ200は、図4のステップS16と同様に、タグ情報処理部123の機能により、タグを検索文字列から削除する(ステップS35)。
【0059】
ステップS35の処理を実行した後、サーバ200は、タグ情報処理部123の機能により、図4のステップS17と同様に、削除したタグを、検索用のインデックスとして設定し(ステップS36)、検索を実行する(ステップS37)。ステップS37では、図4のステップS20と同様、インデックスに属する宿泊施設の中から、検索文字列に対応する宿泊施設を検索する。
【0060】
図12のステップS37の処理を実行した後、サーバ200は、検索内容と検索結果を情報端末100へ送信し(ステップS38)、検索処理を終了する。
【0061】
情報端末100の側において検索結果を受信すると、情報端末100は、制御部120の検索結果表示処理部125の機能により、図10に示すように、受信した検索内容および検索結果を、入出力部130を介して表示し(ステップS39)、検索要求処理を終了する。
【0062】
以上が、サーバ200を本発明における検索装置とした場合における情報端末100およびサーバ200の動作である。このように、サーバ200の側においてタグの選択を行うことにより、ユーザ側、すなわち情報端末100の側では、従来と同様に入力欄へ検索文字列を入力して検索を行えばよいため、ユーザに違和感を与えることなく検索精度を向上させることができる。
【0063】
なお、上記実施の形態に係る情報端末100およびサーバ200は、専用の装置によらず、通常のコンピュータを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプログラムを格納した記録媒体から該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する情報端末100を構成してもよい。また、複数のコンピュータが協働して動作することによって、1つの情報端末100およびサーバ200を構成してもよい。
【0064】
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。
【0065】
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS、Bulletin Board System)に当該プログラムを掲示し、ネットワークを介して当該プログラムを配信してもよい。そして、これらのプログラムを起動し、オペレーティングシステムの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
【0066】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
【0067】
(付記1)
検索文字列を取得する検索文字列取得手段と、
前記検索文字列取得手段で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部と、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部と、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部と、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部と、
を備えることを特徴とする検索装置。
【0068】
(付記2)
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列を取得し、ユーザによる検索操作が行われたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする付記1に記載の検索装置。
【0069】
(付記3)
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列取得手段が前記検索文字列の取得途中であって、ユーザによる前記検索文字列の入力中のタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする付記1に記載の検索装置。
【0070】
(付記4)
前記タグ情報処理部は、前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合、ユーザによる前記タグの設定を行う操作が行われたときに、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の検索装置。
【0071】
(付記5)
前記検索結果は、前記検索情報に含まれる前記インデックスに属する前記検索対象のうち、前記残余文字列に対応する一または複数の前記検索対象である、
ことを特徴とする付記1~4のいずれか1つに記載の検索装置。
【0072】
(付記6)
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除した場合、その旨をユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする付記1~5のいずれか1つに記載の検索装置。
【0073】
(付記7)
前記タグ情報処理部は、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを前記検索用のインデックスとして設定した場合、前記タグが前記インデックスとして設定されたことをユーザに視認可能に表示する、
ことを特徴とする付記1~6のいずれか1つに記載の検索装置。
【0074】
(付記8)
前記タグ情報処理部は、ユーザによる前記検索文字列の入力途中に、前記ユーザが入力中の前記検索文字列を補完するための補完文字列を表示し、前記補完文字列が選択されたタイミングで前記検索文字列から前記タグを削除する、
ことを特徴とする付記3に記載の検索装置。
【0075】
(付記9)
検索装置による検索方法であって、
検索文字列を取得する検索文字列取得ステップと、
前記検索文字列取得ステップで取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定ステップと、
前記タグ判定ステップにより前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理ステップと、
前記タグ情報処理ステップで設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理ステップと、
前記検索情報処理ステップにより生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得ステップと、
を備えることを特徴とする検索方法。
【0076】
(付記10)
コンピュータを、
検索文字列を取得する検索文字列取得部、
前記検索文字列取得部で取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定するタグ判定部、
前記タグ判定部により前記検索文字列に前記タグが含まれていると判定した場合に、前記検索文字列から前記タグを削除し、前記タグを検索用のインデックスとして設定するタグ情報処理部、
前記タグ情報処理部で設定された前記インデックスと、前記検索文字列から前記タグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成する検索情報処理部、
前記検索情報処理部により生成された前記検索情報に基づく検索結果を取得する検索結果取得部、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【0077】
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
【産業上の利用可能性】
【0078】
本発明によれば、検索精度を向上させることが可能な検索装置、検索方法及びプログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0079】
52 入力欄
55 検索ボタン
61 タグ
100 情報端末
110 記憶部
111 プログラム
112 タグ情報
120 制御部
121 タグ情報取得部
122 タグ判定部
123 タグ情報処理部
124 検索情報処理部
125 検索結果表示処理部
130 入出力部
140 通信部
200 サーバ
400 コンピュータ通信網
【要約】
【課題】検索精度を向上させることが可能な検索装置、検索方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】検索装置は、検索文字列を取得し、取得した前記検索文字列に、予め設定されたタグが含まれているか否かを判定する。そして、検索文字列にタグが含まれていると判定した場合に、検索文字列からタグを削除し、タグを検索用のインデックスとして設定する。設定されたインデックスと、検索文字列からタグが削除された残余文字列とに基づいて、検索対象を検索するための検索情報を生成し、生成された検索情報に基づく検索結果を取得する。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12