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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-11
(45)【発行日】2024-06-19
(54)【発明の名称】収納ボックス用底部補強具
(51)【国際特許分類】
   B65D 6/34 20060101AFI20240612BHJP
   B65D 5/44 20060101ALI20240612BHJP
   B65D 6/18 20060101ALI20240612BHJP
【FI】
B65D6/34
B65D5/44 A
B65D6/18 D
B65D6/18 E
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2023198770
(22)【出願日】2023-11-24
【審査請求日】2023-12-21
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】307009908
【氏名又は名称】株式会社エコシステム販売
(74)【代理人】
【識別番号】100074251
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
(72)【発明者】
【氏名】岡本 元気
【審査官】森本 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-159225(JP,A)
【文献】特開平09-077142(JP,A)
【文献】登録実用新案第3037713(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 6/34
B65D 5/44
B65D 6/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
折込自在な底壁を有する折り畳み可能な収納ボックスの底壁に交換、脱着自在に取り付けられる収納ボックス用底部補強具であって、底壁の全域を覆う形状、大きさに形成されている補強具本体に、底壁を覆って収納ボックスの底壁に取り付ける止着手段が設けられていて、この止着手段は、底壁の外側面に着脱自在に接合される接合部と、収納ボックスにおける周囲の側壁の下部に着脱自在に取り付けられる取付部とを備えて成り、接合部は、収納ボックスの底壁の外側面に補強具本体が密着状に接合される所定幅員の帯状の雌雄の面ファスナーによって形成され、この面ファスナーは、収納ボックスが相対峙する側壁の一方が二つ折り状となって折り込まれ、他方が折り込まれた側壁に対してそのままで重ね合わせられるとき、この重ね合わせられる他方の側壁における中央の線上に沿う、底壁の中央線上に沿って配置されていることを特徴とする収納ボックス用底部補強具。
【請求項2】
第1の取付部は、補強具本体の左右あるいは前後の辺部に折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片を側壁の下部面と取付手段によって接合させるようにしてある請求項1に記載の収納ボックス用底部補強具。
【請求項3】
第2の取付部は、補強具本体の左右、前後の四囲である辺部それぞれに折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片を側壁の下部面と取付手段によって側壁の下部の周囲を囲繞接合させるようにしてある請求項1に記載の収納ボックス用底部補強具。
【請求項4】
第3の取付部は、補強具本体の左右あるいは前後の辺部に連設した帯状の取付ベルトとして形成し、この取付ベルトを、収納ボックスの側壁面に設けた支持部の支持ループに挿通、折り返し、取付ベルトに設けてある取付手段によって折返し連結した取付ベルト自体を固定するようにしてある請求項1に記載の収納ボックス用底部補強具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、底部が例えばシート状部材によって形成されていることで折り畳み可能になっている収納ボックスにおいて、繰り返しの使用で損傷されるおそれがある底部に脱着、交換可能にして覆うようにし、不使用時では収納ボックスと共に折り畳み可能にすることで収納ボックスを長期にわたり使用可能にさせる収納ボックス用底部補強具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、使用時には展開組立可能で、不使用時には折り畳むことでコンパクトに纏められるようにした各種の収納ボックス、容器が提案、使用されている。特に繰り返し使用される収納ボックスなどにおいては、収納物品の重量、その保持態様、使用場所における使用環境その他によっては、底部が損傷されることが多い。また、不使用時には収納ボックス自体を折り畳み可能にするために底部を例えば内方に折り込み可能にしたシート状部材によって形成されていると、繰り返しの使用によってその損傷は大きいものとなり、周囲壁は十分に使用可能であっても廃棄せざるを得ないことがあった。一方、資源の有効活用を図るとして廃棄せずに損傷した底部を修理するのは可能であっても、修理している間は使用できないから不便であるばかりでなく、特に隅部の修理は面倒な手間が掛かる。
【0003】
こうしたことから、例えば収納ボックスの底部を保護、補強すべく、底部を脱着自在に覆う保護部材などが提案されている。例えば特許文献1に示す粒状食材容器であり、特許文献2に示す脱着式補強枠付きドル箱である。特許文献1の容器は、厚紙製の紙箱本体の底部に上部開放の底部補強部材を脱着するとし、特許文献2のドル箱は、パチンコ玉、メダルを入れる容器を嵌合収納する収容部を有する補強枠を設け、この補強枠に容器を脱着自由にするとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】実用新案登録第3037713号公報
【文献】実用新案登録第3046801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の容器などの底部を保護するとする底部補強部材などは、容器類の底部を覆う形状、構造であるから、容器類はその不使用時では折り畳み可能でコンパクトに纏められても、底部補強部材などは不使用時では使用時の形態のままであるからその保管は嵩張り、取り扱いは面倒で不便である。また、容器類は繰り返し使用されるとしても、底部補強部材などは、容器類が使用されるときに底部に取り付ける必要があり、手間が掛かり、面倒である。
【0006】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、主として底壁が折り畳まれて例えば収納ボックス内に折り込まれるとき、その折り込み、展開組立に追随することで収納ボックスとは実質的に一体化した状態とすることで取り扱いが容易となり、長期にわたる使用で損傷した場合には簡単に交換でき、収納ボックス自体の長期使用を可能にする収納ボックス用底部補強具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、折込自在な底壁B1を有する折り畳み可能な収納ボックスBの底壁B1に交換、脱着自在に取り付けられる収納ボックス用底部補強具1であって、底壁B1の全域を覆う形状、大きさに形成されている補強具本体2に、底壁B1を覆って収納ボックスBの底壁B1に取り付ける止着手段10が設けられていて、この止着手段10は、底壁B1の外側面に着脱自在に接合される接合部11と、収納ボックスBにおける周囲の側壁B2の下部に着脱自在に取り付けられる取付部15,25,35とを備えて成ることを特徴とする。
接合部11は、収納ボックスBの底壁B1の外側面に補強具本体2が密着状に接合される所定幅員の帯状の雌雄の面ファスナー(11)によって形成され、この面ファスナー(11)は、収納ボックスBが相対峙する側壁B2の一方が二つ折り状となって折り込まれ、他方が折り込まれた側壁B2に対してそのままで重ね合わせられるとき、この重ね合わせられる他方の側壁B2における中央の線上に沿う、底壁B1の中央線上に沿って配置されることで構成することができる。
第1の取付部15は、補強具本体2の左右あるいは前後の辺部に折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片(15)を側壁B2の下部面と例えば雌雄の面ファスナー16の如き取付手段によって接合させるようにして構成することができる。
第2の取付部25は、補強具本体2の左右、前後の四囲である辺部それぞれに折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片(25)を側壁B2の下部面と例えば雌雄の面ファスナー26の如き取付手段によって側壁B2の下部の周囲を囲繞接合させるようにして構成することができる。
第3の取付部35は、補強具本体2の左右あるいは前後の辺部に連設した帯状の取付ベルトとして形成し、この取付ベルト(35)を、収納ボックスBの側壁B2面に設けた支持部37の支持ループ38に挿通、折り返し、取付ベルト(35)に設けてある面ファスナー36の如き取付手段によって折返し連結した取付ベルト(35)自体を固定するようにして構成することができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る収納ボックス用底部補強具にあって、折込自在な底壁B1を有する折り畳み自在な収納ボックスBにおいて、この底壁B1を覆って取り付けられる収納ボックス用底部補強具1は、繰り返しの使用で損傷されると、別の新しいものと交換されて装着されることで、収納ボックスBを廃棄することなく長期にわたって使用可能にさせる。
補強具本体2に設けた止着手段10の接合部11は、底壁B1の外側面と面ファスナー(11)によって補強具本体2を底壁B1にしっかりと接合させ、この面ファスナー(11)は、二つ折りされて折り込まれた一方の側壁B2に重ね合わせられる他方の側壁B2の中央の線上に沿った底壁B1の中央線上に沿って配置されることで、底壁B1と重ね合わせられる補強具本体2は、底壁B1の折り込み、展開操作に円滑に追随させる。
第1、第2、第3の取付部15,25,35は、収納ボックスBの側壁B2の下部に、補強具本体2の辺部外方部分を取り付けさせることで補強具本体2を底壁B1に密着させ、収納ボックスBの使用に何等の支障も生じさせない。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば底壁B1が折り込まれることで折り畳まれる収納ボックスBにおいて使用に伴い底壁B1が損傷されるとき、その底壁B1を覆うことで補強保護でき、収納ボックスBの不使用時で折り畳まれるとき、その折り畳み、使用時の展開組立に追随して使用できる。したがって、収納ボックスBとは実質的に一体化した状態とすることで取り扱いが容易となり、長期にわたる使用で損傷した場合には簡単に交換でき、収納ボックスB自体の長期使用を可能にする。
【0010】
すなわちこれは、本発明において、折込自在な底壁B1の全域を覆う形状、大きさに形成されている補強具本体2に、底壁B1を覆って収納ボックスBの底部に取り付ける止着手段10を、底壁B1の外側面に着脱自在に接合される接合部11と、収納ボックスBにおける周囲の側壁B2の下部に着脱自在に取り付けられる取付部15,25,35とを備えて構成したからである。これによって、収納ボックスBを長期にわたり使用可能とすることで、廃棄処理が少なくなり、省資源に役立ち、収納ボックスBを無駄なく使用することができる。
【0011】
また、止着手段10における接合部11は、底壁B1に予め設けた面ファスナー(11)との接合によって、またこの面ファスナー(11)は折り込まれる相対峙する一方の側壁B2に重ね合わせられる他方の側壁B2に帯状に配置形成されていることで、底壁B1の折り込み、展開組立操作に追随し、収納ボックスBの使用に何等の支障も与えない。
【0012】
止着手段10における取付部15,25,35は、収納ボックスBにおける周囲の側壁B2の下部に着脱自在に取り付けられることで、底壁B1を覆っている補強具本体2を収納ボックスBの辺部から側壁B2の上方に引き上げるように支持しており、補強具本体2の弛緩を防止し、底壁B1に対しての接合密着状態を維持させる。
【0013】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明を実施するための一形態を示す使用時における一部切欠分解斜視図である。
図2】同じく平面図である。
図3】同じく使用時の断面図である。
図4】同じく収納ボックスの折り畳みに追随して折り畳まれたときの状態を示し、その(A)は収納ボックスにおける底壁部分の要部縦断面図、その(B)は側壁部分における一部省略の横断面図である。
図5】同じく他の実施の形態における平面図である。
図6】同じくその使用状態の一部切欠きの斜視図である。
図7】同じく他の実施の形態における平面図である。
図8】同じくその使用状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は、所定の収納ボックスBの底部外側面に装着される、本発明に係る収納ボックス用底部補強具であり、この補強具1は、例えば折り込み、折り畳み可能な所定肉厚の合成樹脂製のシート材から成る補強具本体2に所定の収納ボックスBの底壁B1に脱着自在にさせる止着手段10を設けて成る。
【0016】
しかして収納ボックスBは、例えば組立展開した状態では上方開放のボックス状の容器となり、そして、例えば折り込み、折り畳み可能な底壁B1の周囲の各辺に折り畳み可能にした前後、左右の側壁B2を備えると共に、展開した底壁B1面上に折り重ねられる底壁補強盤を底壁B1のいずれかの辺部に起伏自在に連結して成る。収納ボックスBは、この一例に限らないのであり、本発明に係る補強具1が適用される収納ボックスBは、折り畳み可能で、折り畳み時には底壁B1が収納ボックスBの望ましくは内方に折り込まれるようになっていれば足りる。
【0017】
補強具本体2自体は、収納ボックスBにおける底壁B1の全域を覆う形状、大きさに形成されていて、収納ボックスBが使用されるときの使用面に対して底壁B1がその一部でも直接には当接せずに、補強具本体2が使用面との間に介在されるようにしている。
【0018】
補強具本体2には、底壁B1を覆って収納ボックスBの底部に取り付ける止着手段10が設けられている。この止着手段10は、底壁B1の外側面に着脱自在に接合される接合部11と、収納ボックスBにおける周囲の側壁B2の下部に着脱自在に取り付けられる取付部15,25,35とを備えて成る。
【0019】
接合部11は、収納ボックスBの底壁B1の外側面に密着状に接合されて、底壁B1の折り込みあるいは展開に追随して折り込まれ、展開されるように接合時には補強具本体2が底壁B1と一体化されるようになっており、例えば雌雄の面ファスナー(11)によって底壁B1の外側面と接合させるようにしている(図1参照)。
【0020】
この面ファスナー(11)は、収納ボックスBの底壁B1に所定幅員の帯状に配置形成されていて、例えば収納ボックスBが相対峙する側壁B2の一方、例えば左右側壁が二つ折り状となって折り込まれ、他方、例えば前後側壁が折り込まれた側壁B2に対してそのままで重ね合わせられるとき、この重ね合わせられる他方の側壁B2における中央の線上に沿う、底壁B1自体の中央線上に沿って配置される(図1図4(A)参照)。
【0021】
こうすることで、底壁B1が折り込まれるときの追随性を良好にし、収納ボックスBの不使用時に折り畳むときコンパクトにするのに大きく役立つ。もとより、面ファスナーの接合部11は一文字帯状に配置形成する場合に限らず、十文字状、円形状、円枠状その他であってもよく、底壁B1に接合されたときの密着追随性が良好と成るものとされる。
【0022】
また、接合部11が補強具本体2自体を底壁B1に接合させるのに対し、前記取付部15,25,35は、底壁B1の辺部から連続する側壁B2の下部に取り付けられることで、補強具本体2の底壁B1の外側面への接合状態を一層確実にさせる。
【0023】
そのため、図1乃至図4に示される第1の取付部15は、補強具本体2の左右あるいは前後の辺部に折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片(15)を側壁B2の下部面と雌雄の面ファスナー16によって接合させるようにして成る。取付片(15)自体は、補強具本体2の辺部の幅員とほぼ同一の幅員となっている帯状を呈している。そして、収納ボックスBにおける左右あるいは前後の側壁B2の下部に面ファスナー16によって接合することで、収納ボックスBの左右あるいは前後方向に沿って補強具本体2と共に収納ボックスBの底面を覆うようにしている。
【0024】
図5及び図6に示される第2の取付部25は、補強具本体2の左右、前後の四囲である辺部それぞれに折曲可能に連設した取付片として形成し、この取付片(25)を側壁B2の下部面と雌雄の面ファスナー26によって接合させるようにして成る。取付片(25)自体は、補強具本体2の左右、前後の辺部それぞれの幅員とほぼ同一の幅員となっている帯状を呈している。そして、収納ボックスBにおける左右、前後の側壁B2それぞれの下部に面ファスナー26によって接合することで側壁B2の下部を囲繞するようになって、収納ボックスBの左右、前後の全域を補強具本体2と共に収納ボックスBの底面を覆うようにしている。これによると、底壁B1の周辺部が確実に覆われるから、底壁B1を一層保護することができる。
【0025】
図7及び図8に示される第3の取付部35は、補強具本体2の左右あるいは前後の辺部に連設した帯状の取付ベルトとして形成し、この取付ベルト(35)を、収納ボックスBの側壁B2面に設けた支持部37の支持ループ38に挿通、折り返し、取付ベルト(35)に設けてある面ファスナー36によって折返し連結することによって取付ベルト(35)自体で固定するようにして成る。取付ベルト(35)自体は、補強具本体2の左右あるいは前後の辺部それぞれから左右で対状配置となるように連設されており、その対状配置と同様に側壁B2面に配置の対状の支持部37の支持ループ38に挿通、折返し可能にされている。このように、収納ボックスBの左右あるいは前後方向に沿って補強具本体2と共に取付ベルト(35)によって収納ボックスBの底面を覆うようにしている。
【0026】
図示にあっては、収納ボックスBの側壁B2に配置固定したベルト状の取っ手5の取っ手固定部6に支持部37を設けてあるも、これに限定されない。また、図示を省略したが、取付ベルト(35)と支持部37とを雌雄の面ファスナー36によって接合するようにすることも可能である。
【0027】
なお、取付部15,25,35それぞれにおいての面ファスナー16,26,36それぞれによる取付手段は、具体的な図示は省略したが、例えば磁石、フックボタン、ループ構成のフックその他の取付手段とすることもでき、取付部15,25,35が側壁B2の下部に取り付け固定されれば足りる。
【0028】
次にこれらの使用の一例を説明すると、例えば底壁B1が内方に折り込まれることで折り畳み可能になっている収納ボックスBの底壁B1に本発明に係る収納ボックス用底部補強具1を止着手段10によって覆うように取り付け固定すればよく、使用によって損傷すれば、新たな補強具1と交換すればよい。
【0029】
補強具1の取付に際し、止着手段10における接合部11は、収納ボックスBの底壁B1に予め設けられている例えば雌雄の面ファスナーによって接合され、同様に、収納ボックスBの側壁B2の下部に予め設けられている例えば面ファスナー16,26,36あるいは支持ループ38などと連繋されることで、補強具本体2を収納ボックスBの底壁B1を覆うように取り付けられる。
【符号の説明】
【0030】
B…収納ボックス
B1…底壁
B2…側壁
1…収納ボックス用底部補強具
2…補強具本体
5…取っ手
6…取っ手固定部
10…止着手段
11…接合部(面ファスナー)
15…取付部(取付片)
16…面ファスナー
25…取付部(取付片)
26…面ファスナー
35…取付部(取付ベルト)
36…面ファスナー
37…支持部
38…支持ループ
【要約】
【課題】繰り返しの使用で損傷されるおそれがある底部に脱着、交換可能にして覆うように取り付け、不使用時では収納ボックスと共に折り畳み可能にし、至便性を高める。
【解決手段】折込自在な底壁B1を有する折り畳み可能な収納ボックスBの底壁B1に交換、脱着自在に取り付ける収納ボックス用底部補強具1を形成する。底壁B1の全域を覆う形状、大きさに形成されている補強具本体2に、底壁B1を覆って収納ボックスBの底部に取り付ける止着手段10を設ける。この止着手段10は、底壁B1の外側面に着脱自在に接合する接合部11と、収納ボックスBにおける周囲の側壁B2の下部に着脱自在に取り付ける取付部15とを備えて成る。接合部11は、収納ボックスBの底壁B1の外側面に補強具本体2を密着状に接合させる所定幅員の帯状の雌雄の面ファスナー(11)によって形成し、底壁B1の折り込み、展開組立に追随するようにする。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8