(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-11
(45)【発行日】2024-06-19
(54)【発明の名称】タレント選出システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240612BHJP
G06F 16/9032 20190101ALI20240612BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F16/9032
(21)【出願番号】P 2023179813
(22)【出願日】2023-10-18
【審査請求日】2023-10-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591101434
【氏名又は名称】株式会社ビデオリサーチ
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】中野 恵那
(72)【発明者】
【氏名】阿部 良一
(72)【発明者】
【氏名】都河 巧
【審査官】渡邉 加寿磨
(56)【参考文献】
【文献】特表2022-533690(JP,A)
【文献】特開2017-117130(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0212934(US,A1)
【文献】特開2023-71034(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの制作者の依頼内容に適したコンテンツの出演者であるタレントを選出するタレント選出システムにおいて、
前記制作者の前記依頼内容を項目立てしたリクエスト項目を入力するリクエスト入力部と、
前記タレントから提供されたタレント提供データが入力されるタレントデータ入力部と、
コンテンツの視聴効果に関する分析結果が入力された視聴効果データベースと、
前記リクエスト入力部に入力されたリクエスト項目を充足するタレントをタレントデータ入力部に入力された複数のタレントから、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいて選出するタレント選出部と
を備え、
前記タレント選出部は、前記リクエスト入力部に入力されたリクエスト項目のうち必須項目を設定すると共に、前記タレントデータ入力部により入力されたタレント提供データのうち必須データを設定し、該必須項目と該必須データとを充足するタレントの中から、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果
のデータを参照し、該リクエスト項目との充足状況をパラメータとしてスコアリングを行い、該スコアリングが上位のタレントを選出することを特徴とするタレント選出システム。
【請求項2】
請求項1記載のタレント選出システムにおいて、
タレント選出部は、タレントの空きスケジュールが前記必須データとして設定されていないことを特徴とするタレント選出システム。
【請求項3】
請求項1または2記載のタレント選出システムにおいて、
前記タレント選出部は、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果として、当該タレントに対する番組と時間帯と局とエリアと番組ジャンルと他の出演タレントとの一部または全部の視聴効果に関する分析結果から当該タレントのスコアリングを行うことを特徴とするタレント選出システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの制作者の依頼内容に適したコンテンツの出演者であるタレントを選出するタレント選出システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のタレント選出システムとしては、下記特許文献1に示すように、インターネットに接続されたWebサーバーおよびデータベースサーバーとを有し、該データベースサーバーが、芸能プロダクション等の被検索用ユーザーおよび制作サイドの企業等の検索用ユーザーのデータベースファイルと、タレントのプロフィールデータを属性を基に検索可能に記録したタレント用のデータベースファイルとを備えるタレント紹介システムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のタレント紹介システムでは、単に、タレントのプロフィールデータがデータベースファイルとして検索可能となっているに過ぎず、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを選出するものとなっていないという問題があった。
【0005】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを選出するタレント選出システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明のタレント選出システムは、コンテンツの制作者の依頼内容に適したコンテンツの出演者であるタレントを選出するタレント選出システムにおいて、
前記制作者の前記依頼内容を項目立てしたリクエスト項目を入力するリクエスト入力部と、
前記タレントから提供されたタレント提供データが入力されるタレントデータ入力部と、
コンテンツの視聴効果に関する分析結果が入力された視聴効果データベースと、
前記リクエスト入力部に入力されたリクエスト項目を充足するタレントをタレントデータ入力部に入力された複数のタレントから、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいて選出するタレント選出部と
を備え、
前記タレント選出部は、前記リクエスト入力部に入力されたリクエスト項目のうち必須項目を設定すると共に、前記タレントデータ入力部により入力されたタレント提供データのうち必須データを設定し、該必須項目と該必須データとを充足するタレントの中から、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果のデータを参照し、該リクエスト項目との充足状況をパラメータとしてスコアリングを行い、該スコアリングが上位のタレントを選出することを特徴とする。
【0007】
第1発明のタレント選出システムによれば、リクエスト入力部に入力されたリクエスト項目を充足するタレントをタレントデータ入力部に入力された複数のタレントから選出する際に、リクエスト項目のうち必須項目を設定すると共にタレント提供データのうち必須データを設定し、該必須項目と該必須データとを充足するタレントの中から、視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいてスコアリングを行い、スコアリングが上位のタレントが選出される。
【0008】
そのため、コンテンツ制作現場で求めるタレントをコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいて適切なタレントを選出することができる。
【0009】
このように、第1発明のタレント選出システムによれば、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを選出することができる。
【0010】
第2発明のタレント選出システムは、第1発明において、
タレント選出部は、タレントの空きスケジュールが前記必須データとして設定されていないことを特徴とする。
【0011】
第2発明のタレント選出システムによれば、タレント提供データの中でタレントの空きスケジュールは、制作者の前記依頼内容を充足するか否かの観点からは重要な項目であるが、敢えて、タレントの空きスケジュールを必須データとしないことで、コンテンツ制作現場で求めるタレントをタレントのスケジュールに依存することなく適切なタレントを選出することができる。
【0012】
このように、第2発明のタレント選出システムによれば、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味してより適切なタレントを選出することができる。
【0013】
第3発明のタレント選出システムは、第1または第2発明において、
前記タレント選出部は、前記視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果として、当該タレントに対する番組と時間帯と局とエリアと番組ジャンルと他の出演タレントとの一部または全部の視聴効果に関する分析結果から当該タレントのスコアリングを行うことを特徴とする。
【0014】
第3発明のタレント選出システムによれば、コンテンツの視聴効果に関する分析結果として、『タレント×番組』と『タレント×時間帯』と『タレント×局』と『タレント×エリア』と『タレント×番組ジャンル』と『タレント×他の出演タレント』との視聴効果に関する分析結果ほか、これらの組み合わせの視聴効果に関する分析結果からスコアリングを行い、スコアリングが上位のタレントが選出される。
【0015】
そのため、コンテンツ制作現場で求めるタレントを(タレント側情報の検索等と伴わない、タレント側情報の秘匿性を担保した形で)コンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいて適切なタレントを実際に選出することができる。
【0016】
このように、第3発明のタレント選出システムによれば、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを実際に選出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施形態のタレント選出システムの構成を示す全体構成図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の一実施形態のタレント選出システムを以下に
図1を参照して説明する。
【0019】
図1に示すように、タレント選出システム1は、コンテンツの制作者側の制作現場端末2とタレントの所属事務所等の芸能プロダクション端末3との間にインターネット等のネットワークを介して構成され、タレントデータベース11(本発明のタレントデータ入力部に相当する)と、リクエスト登録部12(本発明のリクエスト入力部に相当する)と、空きスケジュール登録部13と、スケジュール登録部14と、タレントスケジュールデータベース15と、オファーレコメンドマッチング部16(本発明のタレント選出部に相当する)と、メディアデータ登録部100と、コンテンツカルテデータベース110(本発明の視聴効果データベースに相当する)と、視聴率データベース111(本発明の視聴効果データベースに相当する)と、タレントイメージデータベース112(本発明の視聴効果データベースに相当する)と、情報エクスポート部120とを備える。
【0020】
タレントデータベース11は、芸能プロダクション端末3を介して、例えば、当該タレント選出システムのプログラムファイルであるアプリが登録された段階で、芸能プロダクションから提供されるタレントに関するデータであるタレント提供データが記憶保持される。
【0021】
タレント提供データとしては、タレント名のほか、性別、生年月日、所属事務所、Webサイト(URL)、SNSアカウント(アカウント名)、対応可能な番組ジャンル、対応可能な演出、出演条件(撮影場所、番組内の役どころ、放送局・OTT)、スタッフ・共演者の実績(過去共演、好意度)などが登録される。
【0022】
役どころは、例えば、主役、相手役、会社員、クラスメート、司会者、コメンテーター、レポーターなどであるが、これらに限られない。
【0023】
また、タレントデータベース11には、視聴データに関連するデータとして、(外部サーバー等を参照することにより)タレント名のほか、過去出演作品、過去出演作品平均視聴率、過去出演作品イメージ、タレントイメージが補完的に記憶保持されてもよい。
【0024】
さらに、タレントデータベース11には、一般公開情報(例えば、インターネット等より入手可能な情報)として、タレント名、SNS、ウェブメディアが補完的に記憶保持されてもよい。
【0025】
なお、視聴データに関連するデータや一般公開情報において、タレント名は、タレント提供データと突合させる際のキーとして利用されている。
【0026】
また、本実施形態において、芸能プロダクション端末3は、1つのみ記載しているが、実際には、複数の芸能プロダクションに対応した複数の芸能プロダクション端末があり、それぞれからタレントデータ11にタレント提供データがアップロード等される。
【0027】
リクエスト登録部12は、制作現場端末2を介して、制作現場の制作者の依頼内容を項目立てしたリクエスト項目が登録される。
【0028】
リクエスト項目としては、番組名・タイトル名のほか、番組ジャンル、役どころ、共演者、番組内容、媒体放送局・OTT (Over the Top(インターネットを介して視聴者に提供されるメディアサービス))、制作条件(配信有無など)、スタッフ、スポンサー、視聴者ターゲット、オーダー締切日、収録スケジュール、その他備考などが登録される。
【0029】
空きスケジュール登録部13は、芸能プロダクション端末3を介して、所属タレントの空きスケジュールが入力される入力部であり、入力されたタレントの空きスケジュールがスケジュール登録部14に登録される。
【0030】
タレントスケジュールデータベース15は、スケジュール登録部14に登録されたタレントの空きスケジュールを含めたタレントのスケジュール全体が記憶保持される。そして、記憶保持されたタレントのスケジュールは、オファーレコメンドマッチング部16で検索可能となっている。
【0031】
オファーレコメンドマッチング部16の説明は後述する。
【0032】
メディアデータ登録部100は、番組(コンテンツ素材を含む)の視聴効果に関する各種データが登録される。
【0033】
視聴効果に関する各種データとしては、視聴データ(視聴率)のほか、番組(コンテンツ)の視聴感や視聴効果を分析した各種アンケート結果や機械式調査、メディア接触データ、購買データ(CMから受けた印象だけにとどまらず実際の売上に関する指標)や来店・来街・屋外行動・生活行動・Web閲覧等の行動データのほか、タレントイメージを調査したタレントイメージ調査データ等が登録される。
【0034】
これらの各種データは、それぞれカテゴリー毎に、例えば、コンテンツカルテとして、番組評価(出演者評価を含む)データとしてコンテンツカルテデータベース110に記憶保持され、視聴データは、視聴率データベース111に記憶保持され、タレントイメージ調査の結果は、タレントイメージデータベース112に記憶保持される。タレントイメージは、例えば、タレントごとに、好感が持てる、清潔感がある、明るい、元気が出る、といった項目ごとにアンケート結果が、回答者属性ごとにスコアとして保持されている。
【0035】
そして、これらの各種データベース110~112は、情報エクスポート部120を介して指標化された上で、オファーレコメンドマッチング部16で検索可能となっている。
【0036】
情報エクスポート部120による指標としては、例えば、『タレント×番組』と『タレント×時間帯』と『タレント×局』と『タレント×エリア』と『タレント×番組ジャンル』と『タレント×他の出演タレント』の指標が用いられる。
【0037】
説明を後回しにしたオファーレコメンドマッチング部16を説明する。
【0038】
オファーレコメンドマッチング部16は、リクエスト登録部12に入力されたリクエスト項目を充足するタレントをタレントデータベース11に記憶保持された複数のタレントのタレント提供データから抽出する。例えば、リクエスト項目の視聴者ターゲットに対する人気度が高いタレントをタレントイメージデータベース112から検索し、人気度の高さからスコアリングを行い、タレントを抽出してもよい。さらに抽出したタレントをもとに、コンテンツカルテデータベース110を検索し、そのタレントの過去の出演番組と役どころを取得し、その適合度からスコアリングに加味してもよい。
【0039】
ここで、オファーレコメンドマッチング部16は、リクエスト登録部12に入力されたリクエスト項目のうち必須項目を設定すると共に、タレントデータベース11に記憶保持されたタレント提供データのうち必須データを設定し、該必須項目と該必須データとを充足するタレントをタレントデータベース11から抽出する。
【0040】
例えば、リクエスト項目のうち、番組名・タイトル名、番組ジャンル、共演者、番組内容、オーダー締切日、収録スケジュールなどが必須項目とされ、タレント提供データのうち、タレント名が必須データとされる。
【0041】
ここで、タレント名のみが必須データでも、タレント名をキーにメディアデータ110~112から出演条件(撮影場所、番組内のポジション、放送局・OTT)を加味したマッチングが可能となっている。すなわち、タレント名以外は、芸能プロダクションにとって機密情報に該当する可能性があるところ、芸能プロダクション端末が入力した情報に制作現場側がアクセスできないセキュリティーが担保された環境において、芸能プロダクションが入力した情報を直接検索することなく、最終的に制作現場にはタレント名のみが表示される。
【0042】
さらに、オファーレコメンドマッチング部16は、抽出されたタレント各種データベース110~112に記憶保持された視聴効果に関する各種データを情報エクスポート部120を介して指標化された指標を参照することで、抽出された複数のタレントをスコアリングする。
【0043】
そして、オファーレコメンドマッチング部16は、スコアリングされたタレントの上位者のみを候補リストとして制作現場端末2に出力する。
【0044】
このとき、オファーレコメンドマッチング部16は、タレントスケジュールデータベース15のタレントの空きスケジュールを必須データとしなくてもよい。コンテンツ制作現場で求めるタレントをタレントのスケジュールに依存することなく適切なタレントを選出するためと、タレントの空きスケジュールは、芸能プロダクションから必ずしも提供されなくても結果を出力することを考慮したものである。
【0045】
なお、制作現場端末2に出力される候補リストに記載されたタレントについては、氏名のみの表示のほか、詳細情報を付加してもよい。詳細情報としては、リクエスト項目のうち必須項目についての充足状況のほか、情報エクスポート部120による指標の評価結果を付加してもよく、加えて、収録スケジュールに対するタレントの空きスケジュール情報を付加してもよい。
【0046】
また、別の例では、オファーレコメンドマッチング部16は、リクエスト登録部12に入力されたリクエスト項目を充足する番組ジャンルから、コンテンツカルテデータベース110を参照し、該当する番組ジャンルの番組を抽出し(仮に番組Aとする)、リクエスト項目の役どころから当該番組に出演した出演者(タレント名)を抽出する。抽出した出演者(タレント名)からタレントイメージデータベース112を検索し、そのタレントのタレントイメージを取得し、リクエスト項目で示される視聴者ターゲットに対する人気度が高いかどうかをスコアリングすることができる。また、番組Aが放送された際の視聴率を視聴率データベース111から検索し取得し、視聴率の高低応じてスコアリングに加味してもよい。
さらには、抽出したタレントのタレントイメージデータが類似するタレントをタレントイメージデータベース112から検索し、類似度をスコアリングに加味して、抽出してもよい。
【0047】
以上のようにして、タレント選出システム1から出力された候補タレントのリストは、必須項目と必須データとを充足するタレントの中から、視聴効果データベースに入力されたコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいてスコアリングが行われ、スコアリングが上位のタレントが選出される。そのため、コンテンツ制作現場で求めるタレントをコンテンツの視聴効果に関する分析結果に基づいて適切なタレントを選出することができる。
【0048】
また、スコアリングに基づいて、出演交渉の目安として、出演単価を算出し、提示してもよい(下限の提示等)。たとえば、スコアリングが100である場合は、1日あたり10万円、また500である場合は、1日あたり50万円、といった目安金額を算出してもよい。
【0049】
このように、本実施形態のタレント選出システム1によれば、コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを選出することができる。
【0050】
なお、以上のタレント選出システム1の構成において、各処理部11~16、100~120は、それぞれ例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のハードウェアにより構成され、後述する各種処理を実行するプログラムをメモリ(不図示)に記憶保持し、そのプログラムを実行することにより、各種処理を実行するための演算装置(シーケンサ)として機能する。また、各処理部11~16、100~120との一部または全部は、他のサーバ(外部サーバ)により構成し、分散処理によりタレント選出システム1を実現してもよい。
【0051】
また、本実施形態のタレント選出システム1では、映像制作現場からコンテンツとしての番組へのタレントの出演依頼の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、テレビ番組に限らず、各種キャスティング(映画・ドラマ・CM・広告・配信コンテンツ・演劇・イベント・メディア・小説・モデル・モチーフ)のほかラジオコンテンツ(ラジオ番組、ラジオCM等)に適用されてもよい。また、タレントについても、いわゆる俳優に限らず、メディア出演者、有名人、著名人、芸術家、表現者、アニメやCG・イラスト・ふん装(俳優が役柄になりきるため、姿を変えること)のキャラクターであってもよい。
【符号の説明】
【0052】
1…タレント選出システム、2…制作現場端末、3…芸能プロダクション端末、11…タレントデータベース(タレントデータ入力部)、12…リクエスト登録部(リクエスト入力部)、13…空スケジュール登録部、14…スケジュール登録部、15…タレントスケジュールデータベース、16…オファーレコメンドマッチング部(タレント選出部)、100…メディアデータ登録部、110…コンテンツカルテデータベース(視聴効果データベース)、111…視聴率データベース(視聴効果データベース)、112…タレントイメージデータベース(視聴効果データベース)、120…情報エクスポート部。
【要約】
【課題】コンテンツ制作現場で求めるタレントをそのコンテンツの特性等を加味して適切なタレントを選出するタレント選出システムを提供する。
【解決手段】タレント選出システム1は、コンテンツの制作者側の制作現場端末2とタレントの所属事務所等の芸能プロダクション端末3との間にインターネット等のネットワークを介して構成され、タレントデータベース11と、リクエスト登録部12と、空きスケジュール登録部13と、スケジュール登録部14と、タレントスケジュールデータベース15と、オファーレコメンドマッチング部16と、メディアデータ登録部100と、コンテンツカルテデータベース110と、視聴率データベース111と、タレントイメージデータベース112と、情報エクスポート部120とを備える。
【選択図】
図1