(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-11
(45)【発行日】2024-06-19
(54)【発明の名称】投影光路及び投影装置
(51)【国際特許分類】
G03B 21/14 20060101AFI20240612BHJP
G03B 21/00 20060101ALI20240612BHJP
G03B 21/28 20060101ALI20240612BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20240612BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240612BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20240612BHJP
【FI】
G03B21/14 A
G03B21/00 D
G03B21/28
F21S2/00 311
F21Y115:10
F21Y115:30
(21)【出願番号】P 2023528462
(86)(22)【出願日】2021-06-23
(86)【国際出願番号】 CN2021101676
(87)【国際公開番号】W WO2022100100
(87)【国際公開日】2022-05-19
【審査請求日】2023-05-12
(31)【優先権主張番号】202022637744.8
(32)【優先日】2020-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202120623773.0
(32)【優先日】2021-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523155456
【氏名又は名称】ゴアテック・オプティカル・テクノロジー・カンパニー,リミテッド
【氏名又は名称原語表記】GOERTEK OPTICAL TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】NO. 1 Fab., Optical Park Phase 3, No. 3999, Huixian Road, Yongchun Community, Qingchi Sub-district Office, Weifang Hi-Tech Zone, Weifang, Shandong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コン チンチエン
(72)【発明者】
【氏名】トン ヤンチュン
(72)【発明者】
【氏名】ティン ウェイタオ
(72)【発明者】
【氏名】リウ ディーン
(72)【発明者】
【氏名】ルー コンタオ
【審査官】西田 光宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-286521(JP,A)
【文献】中国実用新案第207992666(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第111458891(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105474073(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105223761(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 27/00-30/60
G03B 21/00-21/10
G03B 21/12-21/13
G03B 21/134-21/30
G03B 33/00-33/16
H04N 9/12-9/31
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の収束光を発する三重光源システムと、
単色波長光を発する単一光源システムと、
前記三重光源システム又は前記単一光源システムに出射される励起光線を発する励起光源と、を含み、
前記第1の収束光と前記単色波長光は、交差して収束し、
前記三重光源システムは、第1の光源、第2の光源及び第4の光源を含み、前記第1の光源は、第1の波長光を発し、前記第2の光源は、第2の波長光を発し、前記第4の光源は、第4の波長光を発し、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、収束して第2の収束光を形成し、前記第2の収束光及び前記第1の波長光は、収束して前記第1の収束光を形成し、前記単一光源システムは、第3の光源を含み、前記第3の光源は、第3の波長光を発し、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第3の波長光の色は、それぞれ異なり、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第3の波長光は、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光のうちの1種であり、前記第4の波長光の波長範囲は、赤色光の波長範囲内にあり、前記第4の波長光の波長をλ1とし、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第3の波長光のうち赤色光に設定された波長光の波長をλ2とすると、λ1≠λ2を満た
し、
前記三重光源システムは、前記第2の収束光と前記第1の波長光との交差位置に設置された第1の分光シートをさらに含み、前記励起光源は、前記第1の分光シートの前記第2の光源から離れた側に設置され、
前記第1の光源は、緑色光の光源であり、前記第1の分光シートの前記励起光源に向かう表面に前記励起光線の反射膜が設置され、前記励起光線は、前記第1の分光シートにより前記第1の光源に反射され、または、
前記第2の光源は、緑色光の光源であり、前記第1の分光シートの前記励起光源に向かう表面に前記励起光線の反射防止膜が設置され、前記励起光線は、前記第2の光源に向かって透過し、
前記三重光源システムと前記単一光源システムとは別体であることを特徴とする、投影光路。
【請求項2】
前記三重光源システムは、前記第2の波長光と前記第4の波長光との収束交差位置に設置された第2の分光シートをさらに含み、前記第2の分光シートの前記第2の光源に向かう表面に第2の波長光の反射防止膜が設置され、前記第2の分光シートの前記第4の光源に向かう表面に第4の波長光の反射膜が設置されることを特徴とする、請求項
1に記載の投影光路。
【請求項3】
前記第1の収束光と前記第3の波長光との交差位置に設置された第3の分光シートをさらに含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束して出射されることを特徴とする、請求項
2に記載の投影光路。
【請求項4】
前記第1の波長光は、緑色光であり、前記第2の波長光は、赤色光であり、前記第3の波長光は、青色光であり、前記第3の分光シートには、第1の光源に向かって緑色光及び赤色光の反射防止膜が設置され、第3の光源に向かって青色光の反射膜が設置されることを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項5】
前記第2の光源及び前記第3の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源及び前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第1の分光シートの表面、前記第2の分光シートの表面及び前記第3の分光シートの表面は、互いに平行であることを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項6】
前記第2の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記第3の光源及び前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源及び前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第1の分光シートの表面及び前記第2の分光シートの表面は、互いに平行であり、前記第1の分光シートの表面及び前記第3の分光シートの表面は、直交することを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項7】
前記第2の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記第3の光源及び前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の右側に設置され、前記第2の分光シートの表面と前記第3の分光シートの表面は、互いに平行であり、前記第1の分光シートの表面及び前記第3の分光シートの表面は、直交することを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項8】
前記第1の波長光の出射方向に垂直である第1の光出射面を含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートを透過し、前記第3の波長光は、前記第3の分光シートにより反射され、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束し、収束した前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第1の光出射面から出射されることを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項9】
前記第1の波長光の出射方向に平行である第2の光出射面を含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより反射され、前記第3の波長光は、前記第3の分光シートを透過し、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束し、収束した前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第2の光出射面から出射されることを特徴とする、請求項
3に記載の投影光路。
【請求項10】
ケース及び請求項1~
9のいずれか一項に記載の投影光路を含み、前記投影光路は、前記ケースに設置されることを特徴とする、投影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年11月13日に中国国家知識産権局に提出された、発明の名称が「投影光路及び投影装置」である中国特許出願第202022637744.8号、及び2021年3月26日に中国国家知識産権局に提出された、発明の名称が「投影光路及び投影装置」である中国特許出願第202120623773.0号の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
【0002】
本願は、光学表示の技術分野に関し、特に投影光路及び投影装置に関する。
【背景技術】
【0003】
光学投影表示において、赤緑青という3つの色の光の組み合わせを投影光源として採用し、投影画面の輝度を向上させるために、対応する色の光線数を増加させ、すなわち光束を増加させる必要がある。現在、光束を増加させる方式として、対応する電源の電流を高めることにより、3種類の色に対応する光源からより多くの光線を生成することができる。しかしながら、赤色光の光源は、温度に敏感であり、電流がある程度増大すると、赤色の光線の数が多くなることにより、熱効果が発生し、赤色光の光源の発光効率が急激に低下する。このために、2種類の赤色光の光源を用いて互いに協働して、赤色光の光源による熱効果を低減させる。しかしながら、他の色の光源の発光効率が依然として低く、投影画面全体の輝度を効果的に向上させにくい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、従来の投影光源において、2種類の赤色光の光源を用いて互いに協働し、赤色光の光源による熱効果を低減させる場合、他の色の光源の発光効率が低く、投影画面全体の輝度を効果的に向上させにくいという問題に対して、赤色光による熱効果を低減させるとともに、他の色の光源の発光効率を向上させることにより、表示画面全体の輝度を効果的に向上させることができる、投影光路及び投影装置を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本願に係る投影光路は、
第1の収束光を発する三重光源システムと、
単色波長光を発する単一光源システムと、
前記三重光源システム又は前記単一光源システムに出射される励起光線を発する励起光源と、を含み、
前記第1の収束光と前記単色波長光は、交差して収束し、前記三重光源システムは、第1の光源、第2の光源及び第4の光源を含み、前記第1の光源は、第1の波長光を発し、前記第2の光源は、第2の波長光を発し、前記第4の光源は、第4の波長光を発し、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、収束して第2の収束光を形成し、前記第2の収束光及び前記第1の波長光は、収束して前記第1の収束光を形成し、前記単一光源システムは、第3の光源を含み、前記第3の光源は、第3の波長光を発し、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第3の波長光の色は、それぞれ異なり、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第3の波長光は、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光のうちの1種であり、前記第4の波長光の波長範囲は、赤色光の波長範囲内にあり、前記第4の波長光の波長をλ1とし、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光のうち赤色光に設定された波長光の波長をλ2とすると、λ1≠λ2を満たす。
【0006】
好ましくは、前記三重光源システムは、前記第2の収束光と前記第1の波長光との交差位置に設置された第1の分光シートをさらに含み、前記励起光源は、前記第1の分光シートの前記第2の光源から離れた側に設置され、
前記第1の光源は、緑色光の光源であり、前記第1の分光シートの前記励起光源に向かう表面に前記励起光線の反射膜が設置され、前記励起光線は、前記第1の分光シートにより前記第1の光源に反射され、
または、前記第2の光源は、緑色光の光源であり、前記第1の分光シートの前記励起光源に向かう表面に前記励起光線の反射防止膜が設置され、前記励起光線は、前記第2の光源に向かって透過する。
【0007】
好ましくは、前記三重光源システムは、前記第2の波長光と前記第4の波長光との収束交差位置に設置された第2の分光シートをさらに含み、前記第2の分光シートの前記第2の光源に向かう表面に第2の波長光の反射防止膜が設置され、前記第2の分光シートの前記第4の光源に向かう表面に第4の波長光の反射膜が設置される。
【0008】
好ましくは、前記投影光路は、前記第1の収束光と前記第3の波長光との交差位置に設置された第3の分光シートをさらに含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束して出射される。
【0009】
好ましくは、前記第1の波長光は、緑色光であり、前記第2の波長光は、赤色光であり、前記第3の波長光は、青色光であり、前記第3の分光シートには、第1の光源に向かって緑色光及び赤色光の反射防止膜が設置され、第3の光源に向かって青色光の反射膜が設置される。
【0010】
好ましくは、前記第2の光源及び前記第3の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源及び前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第1の分光シートの表面、前記第2の分光シートの表面及び前記第3の分光シートの表面は、互いに平行である。
【0011】
好ましくは、前記第2の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記第3の光源及び前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源及び前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第1の分光シートの表面と前記第2の分光シートの表面は、互いに平行であり、前記第1の分光シートの表面と前記第3の分光シートの表面は、直交する。
【0012】
好ましくは、前記第2の光源は、前記第1の波長光の出射光路の上側に設置され、前記第3の光源及び前記励起光源は、前記第1の波長光の出射光路の下側に設置され、前記第1の光源は、前記第2の波長光の出射光路の左側に設置され、前記第4の光源は、前記第2の波長光の出射光路の右側に設置され、前記第2の分光シートの表面と前記第3の分光シートの表面は、互いに平行であり、前記第1の分光シートの表面と前記第3の分光シートの表面は、直交する。
【0013】
好ましくは、前記投影光路は、前記第1の波長光の出射方向に垂直である第1の光出射面を含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートを透過し、前記第3の波長光は、前記第3の分光シートにより反射され、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束し、収束した前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第1の光出射面から出射される。
【0014】
好ましくは、前記投影光路は、前記第1の波長光の出射方向に平行である第2の光出射面を含み、前記第1の波長光、前記第2の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより反射され、前記第3の波長光は、前記第3の分光シートを透過し、前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第3の分光シートにより収束し、収束した前記第1の波長光、前記第2の波長光、前記第3の波長光及び前記第4の波長光は、前記第2の光出射面から出射される。
【0015】
また、上記目的を達成するために、本願に係る投影装置は、ケース及び上記のような投影光路を含み、前記投影光路は、前記ケースに設置される。
【発明の効果】
【0016】
本願に係る技術手段において、三重光源システムの第2の光源から発した第2の波長光と第4の光源から発した第4の波長光は、収束して第2の収束光を形成し、第1の光源から発した第1の波長光と第2の収束光は、収束して第1の収束光を形成する。単一光源システムの第3の光源から発した第3の波長光は、第1の収束光に出射され、4つの光路の光線の収束を完了する。第1の波長光、第2の波長光及び第3の波長光は、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光のうちの1種であり、3種類の色の光の組み合わせを投影画面の光源とする。第4の波長光も赤色であり、このようにして、投影画面の輝度を増加させる場合、投影光源の赤色が2つの光源により提供されることで、単一の赤色光の光源に熱効果が現れる状況を減少させ、発光効率が急激に低下するという問題を減少させることにより、投影光源が安定して動作することを保証する。
【0017】
また、第4の波長光の赤色波長は、第1の光源、第2の光源又は第3の光源における赤色光の波長と異なる。これにより、投影光路は、複数の光路に分けられて伝達を行い、第4の光源の第4の波長光と他の3種類の光源における赤色光との相互干渉を低減し、光線が同じ位置で収束した後に出射されることを保証することができる。
【0018】
さらに、三重光源システムは、第1の光源、第2の光源及び第4の光源を含み、第3の光源は、単一光源システム内に設置され、三重光源システム及び単一光源システムは、独立して取り付けることができ、これにより、2回の取付により投影光路における光源の取付を完了することにより、取付効率を向上させる。
【0019】
さらに、2つの光源システムを設置することにより、迅速に配置を完了しやすく、このようにして光路設計を簡略化することができる。
【0020】
さらに、励起光源の設置により、励起光源の励起光線を三重光源システム又は単一光源システムに出射させることにより、光線の光出射効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本願の実施例又は従来技術における技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下に説明される図面は、本願の一部の図面に過ぎず、当業者であれば、創造的な労働をすることなく、さらに提供された図面に基づいて他の図面を取得することもできる。
【
図1】本願の投影光路の実施例1の概略構成図である。
【
図2】本願の投影光路の実施例2の概略構成図である
。
【0022】
本願の目的の達成、機能特徴及び利点について、実施例と組み合わせて、図面を参照しながらさらに説明する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術手段を説明し、明らかに、説明される実施例は、本願の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしない前提で取得される他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。
【0024】
光学投影表示において、赤緑青という3つの色の光の組み合わせを投影光源として採用し、投影画面の輝度を向上させるために、対応する電源の電流を増加させることにより、3つの色の対応する光源は、より多くの光線を生成することができる。しかしながら、赤色光の光源は、温度に敏感であり、電流がある程度増大すると、赤色の光線の数が多くなることにより、熱効果が発生し、赤色光の光源の発光効率が急激に低下することをもたらす。このために、2種類の赤色光の光源を用いて互いに協働して、赤色光の光源による熱効果を低減させる。しかしながら、他の色の光源の発光効率が依然として低く、投影画面全体の輝度を効果的に向上させにくい。
【0025】
上記問題を解決するために、
図1に示すように、本願に係る投影光路は、三重光源システム1、単一光源システム2及び励起光源50を含む。三重光源システム1は、第1の収束光を発し、単一光源システム2は、単色波長光を発し、第1の収束光と単色波長光は、交差して収束する。三重光源システム1は、第1の光源10、第2の光源20及び第4の光源40を含み、第1の光源10は、第1の波長光を発し、第2の光源20は、第2の波長光を発し、第4の光源40は、第4の波長光を発し、第2の波長光及び第4の波長光は、収束して第2の収束光を形成し、第2の収束光及び第1の波長光は、収束して第1の収束光を形成し、単一光源システム2は、第3の光源30を含み、第3の光源30は、第3の波長光を発し、第1の波長光、第2の波長光及び第3の波長光の色は、それぞれ異なり、第1の波長光、第2の波長光及び第3の波長光は、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光のうちの1種であり、すなわち、第1の波長光が緑色光である場合、第2の波長光は、赤色光であってもよく、第3の波長光は、青色光であり、或いは、第1の波長光が緑色光である場合、第2の波長光は、青色光であってもよく、第3の波長光は、赤色光である。また、第1の波長光が赤色光である場合、第2の波長光は、緑色光であってもよく、第3の波長光は、青色光であり、或いは、第1の波長光が赤色光である場合、第2の波長光は、青色光であってもよく、第3の波長光は、緑色光である。さらに、第1の波長光が青色光である場合、第2の波長光は、緑色光であってもよく、第3の波長光は、赤色光であり、或いは、第1の波長光が青色光である場合、第2の波長光は、赤色光であってもよく、第3の波長光は、緑色光である。第1の波長光、第2の波長光及び第3の波長光の3種類の光の色は、赤色光、緑色光及び青色光の三者から選択され、かつ3種類の波長光の色は、異なる。第4の波長光の波長範囲は、赤色光の波長範囲内にあり、第4の波長光の波長をλ1とし、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光のうち赤色光に設定された波長光の波長をλ2とすると、λ1≠λ2を満たす。例えば、赤色光の波長範囲は、600nm~740nmの間にあり、第1の波長光は、赤色光であり、第1の波長光の波長λ2=620nmであれば、第4の波長光の波長λ1=650nmである。さらに例えば、第1の波長光の波長λ2=625nmであれば、第4の波長光の波長λ1=660nmである。第1の光源10、第2の光源20、第3の光源30及び第4の光源40は、発光ダイオード(LED、Light-emitting Diode)、半導体レーザ(LD、Laser Diode)、超放射半導体デバイス(SLD、Super Luminescent Diode)のうちのいずれか1種であってもよい。単色波長光は、ある色の波長光であり、一定の波長範囲を有する。
【0026】
励起光源50は、励起光線を発し、励起光線は、三重光源システム1又は単一光源システム2に出射される。励起光源50は、励起ランプであり、例えば、励起光線が青色光であり、青色の励起光線が第1の光源10又は第2の光源20に出射されることにより、対応する光源の蛍光分子を増加させ、さらに対応する光源の光出射量を増加させる。
【0027】
また、当業者にとって、よく知られているように、任意の光源から発した光は、いずれも一定の波長範囲を有する光束であるため、本願における第1の波長光は、第1の波長を主波長とする光束を指し、本願における第1の波長光の波長は、第1の波長光の主波長を指す。それに応じて、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光も同様である。主波長は、中心波長として理解されてもよい。
【0028】
本実施例に係る技術手段において、三重光源システム1の第2の光源20から発した第2の波長光と第4の光源40から発した第4の波長光は、収束して第2の収束光を形成し、第1の光源10から発した第1の波長光と第2の収束光は、収束して第1の収束光を形成する。単一光源システム2の第3の光源30から発した第3の波長光は、第1の収束光に出射され、4つの光路の光線の収束を完了する。第1の波長光、第2の波長光及び第3の波長光は、それぞれ赤色光、緑色光及び青色光のうちの1種であり、3種類の色の光の組み合わせを投影画面の光源とする。第4の波長光も赤色であり、このようにして、投影画面の輝度を増加させる場合、投影光源の赤色が2つの光源により提供されることで、単一の赤色光の光源に熱効果が現れる状況を減少させ、発光効率が急激に低下するという問題を減少させることにより、投影光源が安定して動作することを保証する。
【0029】
また、第4の波長光の赤色波長は、第1の光源10、第2の光源20又は第3の光源30における赤色光の波長と異なる。これにより、投影光路は、複数の光路に分けられて伝達を行って、第4の光源40の第4の波長光と他の3種類の光源における赤色光との相互干渉を低減し、光線が同じ位置で収束した後に出射されることを保証することができる。
【0030】
さらに、三重光源システム1は、第1の光源10、第2の光源20及び第4の光源40を含み、第3の光源30は、単一光源システム2内に設置され、三重光源システム1及び単一光源システム2は、独立して取り付けることができ、これにより、2回の取付により投影光路における光源の取付を完了することにより、取付効率を向上させる。
【0031】
さらに、2つの光源システムを設置することにより、迅速に配置を完了しやすく、このようにして光路設計を簡略化することができる。
【0032】
さらに、励起光源の設置により、励起光源50の励起光線を三重光源システム1又は単一光源システム2に出射させることにより、光線の光出射効率を向上させる。励起光線が緑色光の光源に出射されると、緑色光の光源の蛍光分子を増加させることができる。これにより、励起光線が緑色光の光源に出射され、どの光源が緑色光の光源であるか、励起光線がどの光源に出射されるかが分かる。
【0033】
上記実施例において、励起光線が第1の光源10又は第2の光源20に正確に出射されることを保証するために、三重光源システム1は、第2の収束光と第1の波長光との交差位置に設置された第1の分光シート710をさらに含み、励起光源50は、第1の分光シート710の第2の光源20から離れた側に設置される。
【0034】
第1の光源10は、緑色光の光源であり、第1の分光シート710の励起光源50に向かう表面に励起光線の反射膜が設置され、励起光線は、第1の分光シート710により第1の光源10に反射され、励起光線は、青色光であり、第1の分光シート710の反射により、青色光の励起光線は、第1の光源10に出射されると、緑色光の蛍光分子を増加させることにより、緑色光の光出射量を増加させる。
【0035】
或いは、第2の光源20は、緑色光の光源であり、第1の分光シート710の励起光源50に向かう表面に励起光線の反射防止膜が設置され、励起光線は、第2の光源20に向かって透過する。第1の分光シート710を介した透過により、青色光の励起光線が第2の光源20に出射されると、緑色光の蛍光分子を増加させることにより、緑色光の光出射量を増加させる。
【0036】
上記実施例において、第2の波長光と第4の波長光を効果的に収束させるために、三重光源システム1は、第2の波長光と第4の波長光との収束交差位置に設置された第2の分光シート720をさらに含み、第2の分光シート720には、第2の光源20に向かって第2の波長光の反射防止膜が設置され、第4の光源に40向かって第4の波長光の反射膜が設置される。第2の分光シート720により、第4の波長光が反射され、第2の波長光が透過して、第2の波長光及び第4の波長光が第2の分光シート720の同じ表面から出射されることにより、第2の波長光及び第4の波長光の収束を完了する。第2の波長光の反射防止膜と第4の波長光の反射膜は、第2の分光シート720の同じ表面に設置されてもよく、第2の分光シート720の2つの表面にそれぞれ設置されてもよい。
【0037】
第3の波長光と第1の収束光を効果的に収束させるために、投影光路は、第1の収束光と第3の波長光との交差位置に設置された第3の分光シート730をさらに含み、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、第3の分光シート730により収束して出射される。
【0038】
具体的には、投影光路は、第1の波長光の出射方向に垂直である第1の光出射面910を含み、第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光は、第3の分光シート730を透過し、第3の波長光は、第3の分光シート730により反射され、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、第3の分光シート730により収束し、収束した第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、第1の光出射面910から出射される。第3の分光シート730には、第1の分光シート710に向かって第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光の反射防止膜が設置され、第3の光源30に向かって第3の波長光の反射膜が設置される。このようにして、第3の分光シート730により、第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光が透過し、第3の波長光が反射される場合、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、収束し、かつ第1の光出射面910から出射することができる。第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光の反射防止膜と、第3の波長光の反射膜は、第3の分光シート730の同じ表面に設置されてもよく、第3の分光シート730の2つの表面にそれぞれ設置されてもよい。
【0039】
例えば、第1の波長光は、緑色光であり、第2の波長光は、赤色光であり、第3の波長光は、青色光であり、第3の分光シート730には、第1の光源10に向かって緑色光及び赤色光の反射防止膜が設置され、第3の光源30に向かって青色光の反射膜が設置される。緑色光と赤色光の波長範囲が近く、第3の分光シート730により高い透過率を取得することができる。同様に、第2の波長光と第4の波長光は、いずれも赤色光であり、両者の波長が異なるが、波長範囲が近く、第3の分光シート730により高い透過率を取得することができることが分かる。これにより、三重光源システム1は、緑色光の光源及び赤色光の光源を含み、単一光源システムは、青色光の光源を含むことにより、光出射量をさらに増加させ、波長範囲の差が大きいことによる光出射量の低下を減少させることができることが分かる。
【0040】
また、本実施例は、別の光出射方向をさらに提供し、投影光路は、第1の波長光の出射方向に平行である第2の光出射面920を含み、第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光は、第3の分光シート730により反射され、第3の波長光は、第3の分光シート730を透過し、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、第3の分光シート730により収束し、収束した第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、第2の光出射面920から出射される。第3の分光シート730には、第1の分光シート710に向かって第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光の反射膜が設置され、第3の光源30に向かって第3の波長光の反射防止膜が設置される。このようにして、第3の分光シート730により、第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光が反射され、第3の波長光が透過する場合、第1の波長光、第2の波長光、第3の波長光及び第4の波長光は、収束し、かつ第2の光出射面920に出射することができる。第1の波長光、第2の波長光及び第4の波長光の反射膜と、第3の波長光の反射防止膜は、第3の分光シート730の同じ表面に設置されてもよく、第3の分光シート730の2つの表面にそれぞれ設置されてもよい。
【0041】
さらに、投影光路は、複数のコリメータレンズ群60を含み、コリメータレンズ群60は、少なくとも第1の光源10、第2の光源20、第3の光源30又は第4の光源40のうちの1つの光出射方向に設置され、コリメータレンズ群60により、対応する光線を対応する位置に正確に出射させることができる。例えば、コリメータレンズ群60は、第1のコリメータレンズ610及び第2のコリメータレンズ620を含み、第1のコリメータレンズ610は、対応する光源に向かって設置され、第2のコリメータレンズは、対応する光源と逆向きに設置され、第1のコリメータレンズ610及び第2のコリメータレンズ620は、球面レンズ、非球面レンズ又は自由曲面レンズのうちのいずれか1種である。コリメータレンズ群60は、3つのコリメータレンズを含んでもよく、3つのコリメータレンズは同様に、球面レンズ、非球面レンズ又は自由曲面レンズのうちのいずれか1種であってもよい。
【0042】
また、第1の収束光の発散を低減させるために、投影光路は、第1の分光シート710と第3の分光シート730との間の光路に設置された第1の集光レンズ810をさらに含む。第1の集光レンズ810の集光作用により第1の収束光を収束させることができ、さらに第1の波長光と第2の収束光を混合するとともに、第1の収束光の発散を低減させることができる。
【0043】
さらに、光線の発散を低減させるために、投影光路は、第2の分光シート720と第3の分光シート730との間の光路に設置された第2の集光レンズ820をさらに含み、集光された第2の波長光及び第4の波長光は、第2の集光レンズ820に出射される。第2の集光レンズ820の集光作用により収束した第2の波長光及び第4の波長光を収束させることにより、光線の発散を低減させることができる。
【0044】
再び
図1を参照すると、取付空間に基づいて、投影光路の取付位置を柔軟に調整するために、第2の光源20及び第3の光源30は、第1の波長光の出射光路の上側に設置され、励起光源50は、第1の波長光の出射光路の下側に設置され、第1の光源10及び第4の光源40は、第2の波長光の出射光路の左側に設置され、第1の分光シート710の表面、第2の分光シート720の表面及び第3の分光シート730の表面は、互いに平行である。例えば、第1の分光シート710の第1の光源10に向かう表面と第1の波長光との入射角は、45°であり、第1の分光シート710、第2の分光シート720及び第3の分光シート730の三者は、互いに平行である。このようにして、光線の出射及び透過をスムーズに保証し、さらに4つの光路の光線の収束を効果的に完了する。
【0045】
図2に示すように、第2の光源20は、第1の波長光の出射光路の上側に設置され、第3の光源30及び励起光源50は、第1の波長光の出射光路の下側に設置され、第1の光源10及び第4の光源40は、第2の波長光の出射光路の左側に設置され、第1の分光シート710の表面と第2の分光シート720の表面は、互いに平行であり、第1の分光シート710の表面と第3の分光シート730の表面は、直交する。例えば、第1の分光シート710の第1の光源10に向かう表面と第1の波長光との入射角は、45°であり、第1の分光シート710と第2の分光シート720は、平行であるように設置され、第1の分光シート710と第3の分光シート730は、直交するように設置され、両者の夾角が90°である。このようにして、光線の出射及び透過をスムーズに保証し、さらに4つの光路の光線の収束を効果的に完了する。
【0046】
さらなる一実施例において、第2の光源20は、第1の波長光の出射光路の上側に設置され、第3の光源30及び励起光源50は、第1の波長光の出射光路の下側に設置され、第1の光源10は、第2の波長光の出射光路の左側に設置され、第4の光源40は、第2の波長光の出射光路の右側に設置され、第2の分光シート720の表面と第3の分光シート730の表面は、互いに平行であり、第1の分光シート710の表面と第3の分光シート730の表面は、直交する。例えば、第1の分光シート710の第1の光源10に向かう表面と第1の波長光との入射角は、45°であり、第3の分光シート730と第2の分光シート720は、平行であるように設置され、第1の分光シート710と第3の分光シート730は、直交するように設置され、両者の夾角が90°である。このようにして、光線の出射及び透過をスムーズに保証し、さらに4つの光路の光線の収束を効果的に完了する。さらに、本実施例において、第4の光源40が第2の光出射面920に干渉影響を与えることを回避するために、第1の分光シート710と第3の分光シート730との間の距離を長くすることにより、第2の光出射面920と第4の光源40との距離を長くすることができる。
【0047】
本願に係る投影装置は、ケース及び上記のような投影光路を含み、投影光路は、ケースに設置される。ケースは、取付空間を有し、投影光路は、取付空間内に設置され、ケースは、投影光路を保護し、投影光路における光学部品が破損される確率を減少させることができる。同時に、ケースは、さらに、塵埃が投影光路内に落ちることを防止することにより、塵埃の投影光路への影響を減少させることができる。また、ケースは、さらに、防水し、雨水又は汗等の液体が投影光路内に浸透することを減少させ、液体が投影光路内の光学部品を腐食することを回避することができる。
【0048】
本明細書における各実施例は、並列又は漸進的な方式で説明され、各実施例について他の実施例との相違点を重点として説明し、各実施例間の同じ又は類似する部分は互いに参照すればよい。実施例に開示された装置は、実施例に開示された方法に対応するため、簡単に説明されるが、関連する部分については方法の説明を参照すればよい。
【0049】
当業者であれば理解できるように、本明細書で開示される実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムのステップを電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア又は両者の組み合わせにより実現することができ、ハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に説明するために、上記説明において機能に応じて各例の構成及びステップを一般的に説明した。これらの機能をハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術手段の特定の応用及び設計上の制約条件により決定される。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法で説明された機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0050】
本明細書に開示された実施例を参照して説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサにより実行されたソフトウェアモジュール、又は両者の組み合わせを直接使用して実施することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は技術分野内で公知の任意の他の形式の記憶媒体に配置することができる。
【0051】
なお、本明細書において、第1、第2等の関係用語は、1つのエンティティ又は操作を別のエンティティ又は操作と区別するためのものに過ぎず、必ずしもこれらのエンティティ又は操作の間にこのような如何なる実際の関係又は順序が存在することを要求又は示唆するものではない。また、用語「含む」、「備える」又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図することにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されない他の要素をさらに含むか、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をさらに含む。更なる限定がない場合、「…1つの…を含む」という語句で限定された要素は、上記要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に他の同様な要素がさらに存在することを排除しない。
【符号の説明】
【0052】
1:三重光源システム
2:単一光源システム
10:第1の光源
20:第2の光源
30:第3の光源
40:第4の光源
50:励起光源
60:コリメータレンズ群
610:第1のコリメータレンズ
620:第2のコリメータレンズ
710:第1の分光シート
720:第2の分光シート
730:第3の分光シート
810:第1の集光レンズ
820:第2の集光レンズ
910:第1の光出射面
920:第2の光出射面