(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-12
(45)【発行日】2024-06-20
(54)【発明の名称】マフラーの製造方法
(51)【国際特許分類】
D04B 1/00 20060101AFI20240613BHJP
D04B 1/24 20060101ALI20240613BHJP
A41D 23/00 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
D04B1/00 Z
D04B1/24
A41D23/00 C
(21)【出願番号】P 2023186004
(22)【出願日】2023-10-12
【審査請求日】2023-11-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】594112680
【氏名又は名称】新玉 俊子
(72)【発明者】
【氏名】新玉 俊子
【審査官】中西 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開昭53-002661(JP,A)
【文献】実開平04-069486(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D04B、A41D
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
毛糸を筒状に編んでいくマフラーの製造方法であって、編み始めである1段めを編む分と、1段めを伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の毛糸を、マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま、編み始める前にあらかじめ取っておく製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載されたマフラーの製造方法であって、ほどいて捨てる別糸で編んだ別鎖から編み始め、編み始める前にあらかじめ取っておいた
前記毛糸が、マフラー本体を編むあいだに、ほつれないように、編み始めである1段めを編んだ後で、編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸を束ねて、
前記別鎖を編んだ糸の両端で、ぐるぐる巻いて縛って結んでおき、そして、そのまま、マフラーの編み終わりまで編んでいく、
マフラーの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
マフラーをきれいに仕上げるための製造方法。メリヤス編みで輪に編む場合の製造方法。
編み始めも伏せ止めをするため、編み始めである1段めを編む分と、1段めを伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の毛糸を、編み始める前にあらかじめ取っておく。マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま取っておく。
ほどいて捨てる別糸で鎖を編み、鎖の裏山を拾いながら、あらかじめ取っておいた毛糸で、棒針で編んでいき、編み始めである1段めとする。
編み始める前にあらかじめ取っておいた毛糸は、フリンジをつける前の最後までほつれないようにしておく。
【背景技術】
【0002】
編み始めである1段めを編んだり、別鎖をほどいて目を拾い、拾った目すなわち編み始めである1段め、の伏せ止めをしたり、編み始め側の端をとじて筒状でないようにする時の毛糸を、マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま編み始める前にあらかじめ取っておかないこと。
もし取っておいてもその取っておいた毛糸が、編み始めである1段めを伏せ止めをしたり、とじたりする時にほつれていること。
そして又、もしマフラー本体を編む毛糸と繋がっていない毛糸や、新しい毛糸で伏せ止めをしたり、とじたりすれば綺麗に仕上がらない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
編み始めである1段めをあんだり、後で別鎖をほどいて目を拾い編み始めである1段めを伏せ止めをしたり、筒状でないようにするため、編み始め側の端をとじる分の必要な長さの毛糸を編み始める前にあらかじめ取っておく。マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま取っておく。
編み始めである1段めを編んだり、後で別鎖をほどいて目を拾い伏せ止めをしたり、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじたりする時、マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま続いて編んだりとじたりするようにする。
又、あらかじめ取っておいた毛糸は、編み始めである1段めを伏せ止めをしたり、編み始めである1段めをとじたりする時、毛糸がほつれていないようにしておく。
【課題を解決するための手段】
【0004】
編み始めである1段めを編んだり、編み始めである1段めを、後で別鎖をほどいて目を拾い伏せ止めをしたり、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじたりするのに、必要な長さの毛糸を編み始める前にマフラー本体を編む毛糸と繋がったままあらかじめ取っておき、その取っておいた毛糸で編み始めである1段めを編む。その後、2段め、3段めとずうっと必要な段編み、編み終わりは伏せ止めをしておく。そしてあらかじめ取っておいた毛糸の編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸で、編み始めである1段めの伏せ止めをし、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじておく。
なお、あらかじめ取っておいた毛糸の編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸は、マフラー本体を編むあいだにほつれないように、束ねて、別鎖を編んだ糸の両端でぐるぐる巻いて縛って結んでおく。束ねてぐるぐる巻いて縛って結んでおいたまま、マフラー本体を編み終わり側まで編む。そして編み終わりは伏せ止めをしておく。
束ねてぐるぐる巻いて縛って結んでおいた毛糸は、編み始めである1段めを伏せ止めをする前に、ぐるぐる巻いて縛って結んでおいた糸をほどき、編み始めである1段めの伏せ止めをするのと、編み始め側の端を筒状でないようにするため、とじるのに使う。
なお編み終わり側を筒状でないようにするためとじるのは、編み始め側をとじた後にとじても先にとじてもどちらでもよい。ただしとじる毛糸は、マフラー本体を編んだ毛糸と繋がっていないといけない。伏せ止めをしたつづきの毛糸でとじなければならない。
【発明の効果】
【0005】
編み始めである1段めを編む分と、編み始め側の伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の必要な長さの毛糸を、編み始める前にあらかじめ取っておき、その毛糸で編み始めである1段めを編んだ後に、あらかじめ取っておいた残りの毛糸を束ねて、別鎖を編んだ糸の両端で、ぐるぐる巻いて縛って結んで、そのままマフラー本体を編んでいったおかげで、編み始め側の別鎖をほどいて目を拾い、伏せ止めをする時と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる時に、毛糸がほつれていない。そして編み始め側も綺麗に編める。そして編み始め側も伏せ止めをするため、フリンジをつける時も綺麗につけれる。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0006】
1段めを編む分と、1段めを伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の毛糸を、編み始める前にあらかじめ取っておく。マフラー本体を編む毛糸と繋がったまま取っておく。
ほどいて捨てる別糸で鎖を編み、鎖の裏山を拾いながらあらかじめ取っておいた毛糸で、棒針で編んでいき、編み始めである1段めとし、そして必要な段編み終わった後で編み終わりは伏せ止めをする。そして筒状でないようにするため編み終わり側の端をとじておく。そして別鎖をほどいて目を拾い、拾った目、すなわち編み始めである1段めも伏せ止めをする。詳しく云うと、別鎖から拾って編んだ目が1段めである。
編み始めである1段めを編む分と、後で編み始めである1段めを伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の毛糸を、編み始める前にあらかじめ取っておき、取っておいた毛糸でまず編み始めである1段めを編む。その後、2段め、3段めとずうっと必要な段編む。メリヤス編みで輪に編む。すなわち筒状に編む。そして編み終わりは伏せ止めをし、とじておく。そして別鎖をほどいて1段めの目を拾い、取っておいた毛糸の、編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸で編み始めである1段めの伏せ止めをする。そして編み始めである1段めの伏せ止めが終わった後、取っておいた残りの毛糸で編み始め側の端を縫い合わせ、とじて長方形となるようにする。すなわち筒状でないようにする。大切なことは、編み始めである1段めを編む分と、編み始め側の伏せ止めをする分と、筒状でないようにするため編み始め側の端をとじる分の必要な長さの毛糸を、編み始める前にあらかじめ取っておき、そしてその取っておいた毛糸で編み始めである1段めを編む。その後、2段め、3段めと、ずうっと編んでいき、必要な段編み終わった後で編み終わりを伏せ止めをし、とじておき、その後で別鎖をほどいて拾った目、すなわち編み始めである1段めも、取っておいた毛糸の、編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸で伏せ止めをし、そして筒状でないようにするための編み始め側の端も、取っておいた残りの毛糸でとじる製造方法で編むことと、そして又編み始める前に、あらかじめ取っておいた毛糸が、マフラー本体を編むあいだに、ほつれないように、編み始めである1段めを編んだ後で、編み始めである1段めを編んだ残りの毛糸を束ねて、別鎖を編んだ糸の両端で、ぐるぐる巻いて縛って結んでおき、そして、そのまま、マフラーの編み終わりまで編んでいく製造方法で編むこと。
なお、編み始め側も編み終わり側も、どちらも伏せ止めをするので、フリンジをつける時、同じようになって綺麗につけれる。
【要約】
【課題】 編みあがりを綺麗に編みあがるようにする。
【解決手段】 マフラーを編む時、編み始めである1段目を編む分と、編み始め側の伏せ止めをする分と、編み始めをとじる分の毛糸を編み始める前に取っておく。
そして取っていた毛糸が、編むあいだにほつれないようにする。
【選択図】なし