(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-12
(45)【発行日】2024-06-20
(54)【発明の名称】変圧器端子
(51)【国際特許分類】
H01R 4/48 20060101AFI20240613BHJP
H01F 30/10 20060101ALI20240613BHJP
H01F 27/30 20060101ALI20240613BHJP
【FI】
H01R4/48 A
H01F30/10 F
H01F30/10 T
H01F27/30 160
(21)【出願番号】P 2021563346
(86)(22)【出願日】2020-04-08
(86)【国際出願番号】 DE2020100288
(87)【国際公開番号】W WO2020216407
(87)【国際公開日】2020-10-29
【審査請求日】2023-03-24
(31)【優先権主張番号】202019102309.0
(32)【優先日】2019-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】517384796
【氏名又は名称】コンタ-クリップ フェアビンドゥングステヒニック ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ノヴァストフスキー-シュトック,イェルク
(72)【発明者】
【氏名】ルドルフ,フランク
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-063860(JP,A)
【文献】米国特許第05726619(US,A)
【文献】特開2014-232612(JP,A)
【文献】特開2000-133363(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0248698(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 4/48
H01F 30/10
H01F 27/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体的に設計された本体(1)と、前記本体(1)に取り外し可能に取り付けられたカバー(2)とを有する絶縁ハウジング(3)と、;
前記絶縁ハウジング(3)上に形成され、前記絶縁ハウジング(3)を変圧器上に取り付けるように構成された取り付け装置(15)と、;
第1ポテンシャルのための第1電気導体接続部(4)であって、
第1バスバー(8a)と、
前記第1バスバー(8a)上に形成され、前記第1バスバー(8a)への電気的な接続のために第1導体を締め付けるように構成された第1ばね力締め付け接続部(8b)と、
前記変圧器の第1巻線の前記バスバー(8a)への電気的な接続のための第1巻線接続部(8c)であって、前記第1バスバー(8a)上に一体的に成形された前記第1巻線接続部(8c)と、を有する第1電気接続組立体(8)を備える、前記第1電気導体接続部(4)と、;
前記第1ポテンシャルとは異なる第2ポテンシャルための第2電気導体接続部(5)であって、前記第1および前記第2電気導体接続部(4、5)は互いに電気的に絶縁されており、
第2バスバー(9a)と、
前記第2バスバー(9a)上に形成され、前記第2バスバー(9a)への電気的な接続のために第2導体を締め付けるように構成された第2ばね力締め付け接続部(9b)と、
前記変圧器の第2巻線(9c)の前記バスバー(9a)への電気的な接続のための第2巻線接続部(9c)であって、第2バスバー(9a)上に一体的に成形された前記第2巻線接続部(9c)と、を有する第2電気接続組立体(9)を備える、前記第2電気導体接続部(5)と、;を備え、
前記第1電気接続組立体(8)は第1設置空間(10a)に配置され、前記第1設置空間(10a)は前記本体(1)において側面の
第1領域に、前記側面に向いて第1取り付け開口部(19a)と一緒に形成され、
前記第2電気接続組立体(9)は第2設置空間(10b)に配置され、前記第2設置空間(10b)は前記本体(1)において反対側側面の
第2領域に、前記反対側側面に向いて第2取り付け開口部(19b)と一緒に形成され、前記第1設置空間(10a)から離間している、変圧器端子。
【請求項2】
前記第1および前記第2ばね力締め付け接続部(8b、9b)は、それぞれソケットばね接続部として設計されていることを特徴とする、請求項1に記載の変圧器端子。
【請求項3】
前記第1設置空間(10a)は前記側面の前記
第1領域にある前記第1取り付け開口部(19a)を通して前記第1電気接続組立体(8)を装備可能であり、
前記第2設置空間(10b)は前記反対側側面の前記
第2領域にある前記第2取り付け開口部(19b)を通して前記第2電気接続組立体を装備可能であることを特徴とする、請求項1または2に記載の変圧器端
子。
【請求項4】
前記第1設置空間(10a)内の前記第1ばね力締め付け接続部(8)の第1ばね(8d)は、ばねの過剰延長を防止するように構成された第1支持主軸(14a)を少なくとも部分的に取り囲み、
前記第2設置空間(10b)内の前記第2ばね力締め付け接続部(9)の第2ばね(9d)は、ばねの過剰延長を防止するように構成された第2支持主軸(14b)を少なくとも部分的に取り囲むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項5】
前記第1および前記第2電気接続組立体(8、9)は、少なくとも以下の構成要素:前記バスバー(8a、9a)、前記ばね力締め付け接続部(8b、9b)、および前記巻線接続部(8c、9c)に関して、同一に構成されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項6】
前記第1および前記第2巻線接続部(8c、9c)は、はんだ接続部を備えて形成されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項7】
前記第1および第2巻線接続部(8c、9c)は、前記カバー(2)が前記本体(1)から取り外されたときに露出されるように配置され、前記第1および第2巻線接続部(8c、9c)の間の空間も露出されることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項8】
前記カバー(2)は内部に突出する隔壁(12)を備え、前記隔壁は前記カバー(2)が前記本体(1)に取り付けられたときに、前記空間内に少なくとも部分的に配置され、さらなる電気的な絶縁を提供するように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の変圧器端子。
【請求項9】
前記本体(1)は収容空間(16)を含み、前記収容空間(16)には、前記第1および前記第2電気導体接続部(4、5)は電気的に接続可能である交差コネクタ(17)が配置可能であることを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項10】
前記取り付け装置(15)は、前記絶縁ハウジング(3)を前記変圧器上のプラグソケットに差し込むように構成されたプラグイン装置を備えることを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項11】
前記第1および前記第2バスバー(8a,9a)は、平坦な金属材料から単一部品の曲げ構成要素としてそれぞれ形成されていることを特徴とする、請求項1~10のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【請求項12】
前記本体(1)上および前記カバー(2)上には、相互に割り当てられたガイド(18a、18b)が形成されていることを特徴とする、請求項1~11のいずれか1項に記載の変圧器端子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器端子に関する。
【背景技術】
【0002】
変圧器端子は、変圧器の1つ以上の巻線のための電気接続を提供するために使用される。
【0003】
変圧器端子は、文献DE 195 08 695 B4に記載の例が知られている。絶縁ハウジングのマルチパート本体上には複数の電気導体接続部が設けられている。電気導体接続部は、電気導体接続端部を締め付け、それをバスバーに電気的に接続する目的で、マルチパートバスバーおよびばね力締め付け接続部を有する。変圧器の巻線に接続できるように内部接続部接触を設けており、これらは変圧器端子が取り付けられた時にバスバーの上部と共に取り付けられる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、より簡素で、かつ、より少ない時間消費で、製造することができる変圧器端末を提供することである。
【0005】
この目的は、独立請求項1に係る変圧器端子で解決される。その実施形態は、従属請求項で特定される対象である。
【0006】
一態様によれば、絶縁ハウジングを有する変圧器端子は、一体的に設計された本体と、前記本体に取り外し可能に取り付けられることができるカバーとを備えるように製作される。前記変圧器端子は、たとえば前記本体上の、前記絶縁ハウジング上に形成され、前記絶縁ハウジングを変圧器上に取り付けるように設計された取り付け装置を有する。第1電気導体接続部は第1ポテンシャルのために提供され、前記第1電気導体接続部は第1電気接続組立体を有する。前記第1電気接続組立体は、次の特徴:第1バスバーと、前記第1バスバー上に形成され、前記第1バスバーへの電気的な接続のために第1導体を締め付けるように構成された第1ばね力締め付け接続部と、前記変圧器の第1巻線の前記バスバーへの電気的な接続のための第1巻線接続部であって、前記第1バスバー上に一体的に成形された前記第1巻線接続部と、を有する。前記第1ポテンシャルとは異なる第2ポテンシャルための第2電気導体接続部が提供される。前記第1および前記第2電気導体接続部は互いに電気的に絶縁されている。前記第2電気導体接続部は第2電気接続組立体を備える。第2電気接続組立体は、以下の:第2バスバーと、前記第2バスバー上に形成され、前記第2バスバーへの電気的な接続のために第2導体を締め付けるように設計された第2ばね力締め付け接続部と、前記変圧器の第2巻線の前記バスバーへの電気的な接続のための第2巻線接続部であって、第2バスバー上に一体的に成形された前記第2巻線接続部と、を備える。前記第1電気接続組立体は第1設置空間に配置され、前記第1設置空間は前記本体において側面の前記領域に、前記側面に向いて第1取り付け開口部と一緒に形成されている。前記第2電気接続組立体は第2設置空間に配置され、前記第2設置空間は前記本体において反対側側面の前記領域に、前記反対側側面に向いて第2取り付け開口部と一緒に形成されており、前記第1設置空間から離間している。
【0007】
一体的に設計された本体は、単一の部品であってもよい。本体は、たとえば射出成形部品として設計されてもよい。
【0008】
本体を正面から見たとき、第1および第2電気導体接続部は、並んで、互いに隣接して配置されていてもよい。
【0009】
第1および第2ばね力締め付け接続部は、それぞれソケットばね接続部として設計されていてもよい。ソケットばね接続部と共に、接続のための電気導体、特に電気導体端部が、ソケットばね接続におけるばねのばね力によってバスバーに押し付けられて提供される。バスバーと電気導体端部との間に直接の物理的接触が形成される。この実施形態または他の実施形態では、ばね力締め付け接続と一緒に、装置は電気導体接続による導体の工具なしの接続のために設計されて提供されてもよい。
【0010】
第1設置空間は、側面の領域にある第1取り付け開口を通して第1電気接続組立体を装備可能であってもよく、第2設置空間は、反対側側面の領域に第2取り付け開口を通して第2電気接続組立体を装備可能であってもよい。変圧器端子または本体を正面から見たときに、第1取り付け開口部および第2取り付け開口部は、互いに反対側側面の領域に配置されている。これらの部分に形成された組立体開口部により、第1電気接続組立体および第2電気接続組立体を、それぞれの場合における挿入方向側から、割り当てられた設置空間に導入することが可能となる。これにより、たとえば製造時に、第1電気接続組立体および第2電気接続組立体の両方を同時に本体に装備することができる。
【0011】
第1設置空間内の第1ばね力締め付け接続部の第1ばねは、ばねの過剰延長を防止するように構成された第1支持主軸を少なくとも部分的に取り囲んでもよい。第2設置空間内の第2ばね力締め付け接続部の第2ばねは、ばねの過剰延長を防止するように構成された第2支持主軸を少なくとも部分的に取り囲んでもよい。この文脈では、それぞれのばねのばね曲げは、少なくとも部分的に、支持主軸または主軸を取り囲んでもよい。支持主軸は、設計された突起として、それぞれのばねの機械的過負荷を防止し、したがって、その機能を保持する。本体を側面から見て、支持主軸はしずく型の断面積を有してもよい。
【0012】
第1および第2電気接続組立体は、少なくとも以下の構成要素;バスバー、ばね力締め付け接続部、および巻線接続部に関して同一に構成されてもよい。これにより、電気接続組立体を単一の構造型で製造することが可能となり、製造工程のさらなる簡素化が可能となる。同じ構造型の接続アセンブリは、第1と第2電気導体接続部の両方に使用することができる。
【0013】
第1および第2巻線接続部は、はんだ接続部を備えて形成されていてもよい。はんだ接続部は、はんだ尾(solder tail)と一緒に形成されてもよい。はんだ尾は、開放した、または閉鎖されたはんだアイレットを有していてもよい。
【0014】
また、第1および第2巻線接続部は、カバーが本体から取り外されたときに露出するように配置してもよいし、その場合には第1および第2巻線接続部の間の内部空間も露出するようにしてもよい。カバーを取り外したときの巻線接続部の露出した配置により、巻線との接続または接続を行うときに、巻線接続部への障害物のない接近が、たとえば、はんだ付けによって、可能になる。これにより、自動はんだ付けラインでのはんだ付けで巻線を接続することが可能になる。巻線接続部は、本体にあらかじめ電気接続組立体を装備した後、露出される。この実施形態、または、他の実施形態では、巻線接続部がばね力締め付け接続部の下の底部に配置される。
【0015】
カバーは、内部に突出する隔壁を備えることができる。隔壁はカバーが本体に取り付けられたときに、第1および第2巻線接続部の間の空間に少なくとも部分的に配置され、さらなる電気絶縁を提供するように構成される。カバーが本体に取り付けられると、突出隔壁は本体に割り当てられた壁ガイドに係合することができる。たとえば、カバーが本体に配置されている間、および組み立て後にも、スロットガイドが第1と第2電気接続部との間に配置した。次いで、第1と第2巻線接続部との間に配置される電気絶縁材料から作られた隔壁を用いて、特に2つの電気導体接続部の間の電気絶縁に関して、変圧器端子を意図した完全な絶縁が形成される。
【0016】
本体は交差接続チャネルを備えることができ、このチャネルにおいて、交差コネクタが配置可能である。それによって、第1および第2電気導体接続部が、電気的に接続可能であってもよい。交差接続チャネルはバスバーの長手方向に対して横方向に空洞として延び、本体の後側に、また任意に取り付け装置に隣接して配置されてもよい。交差コネクタは第1および第2電気導体接続部の電気接触能力を提供し、前記接続部を接続するために交差接続チャネル内に配置されてもよい。
【0017】
取り付け装置は、絶縁ハウジングを前記変圧器上のプラグソケットに差し込むように構成されたプラグイン装置を備えてもよい。プラグイン装置は、たとえば留め具を用いて本体上に形成されてもよく、留め具は割り当てられた組立部分で変圧器に取り付けられる。
【0018】
また、変圧器端末用の第1および第2バスバーは、平坦な金属材料から単一部品の曲げ構成要素としてそれぞれ形成されていてもよい。したがって、バスバーはいくつかの成形材料曲げプロセスの手段によって、平坦な金属材料から出発して、簡素に製造でき、かつ、大量生産品として製造することができる。
【0019】
互いに割り当てられたガイドは、本体および変圧器端子用カバー上に形成されてもよい。相互に割り当てられたガイドは、突起および窪みを備えてもよい。たとえば、本体の外側表面およびカバーの内側表面に形成され、カバーの組み立ておよび分解の間に協働する突起および窪みを備えてもよい。これらのまたはその他の変形では、カバーが本体に取り付けられたときに、本体とカバーとの間のそれらの端部位置決めに、戻り止め接続部を形成することができる。
【0020】
以下の本文において、さらなる実施形態が、図面を参照して説明される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1は互いに電気的に絶縁された2つの導体接続部を有する変圧器端子用の構成要素を有する配置の概略斜視図である。
【
図2】
図2はカバーが本体から取り外された変圧器端子の概略的な斜視図である。
【
図3】
図3は反対側から見た
図2の変圧器端子の別の概略的な斜視図である。
【
図4】
図4はカバーが本体に取り付けられている、
図2および
図3の変圧器端子の概略的な斜視図である。
【
図5】
図5は
図4の変圧器端子を上方から、および線AA’に沿って断面で表した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、変圧器端子の構成要素または要素の概略的な斜視図を示す。本体1が設けられ、本体1はカバー2と共に絶縁ハウジング3を形成する。
【0023】
第1および第2電気導体接続部4、5が本体1上に形成され、それぞれが、電気接続のための第1および第2ソケット開口部6、7(
図5の断面図を参照)を通して導体端部Eを受け入れるように構成される。バスバー8a、9a、ばね力締め付け接続部8b、9bおよび巻線接続部8c、9cをそれぞれ備える、第1および第2電気接続組立体8、9。第1および第2電気接続組立体8、9が、ソケット開口6、7に割り当てられている。ばね-力締め付け接続部8b、9bは、ばね8d、9dによって作動されるソケットばね接続部として設計されている。導体端子(図示せず)が挿入されると、それはばね8d、9dに押し付けられ、バスバー8a、9a内の割り当てられた開口部8e、9eに差し込まれ、次いでばね8d、9dによってバスバー8a、9aに押し付けられる。
【0024】
バスバー8a、9aは、特に単一の部品で、平坦な金属材料から曲げ部品として製造された変形において、それぞれ一体的に設計されている。下側の領域では、巻線接続部8c、9cは、それぞれはんだ尾で構成されており、それぞれ、変圧器(図示せず)の巻線をはんだ付けによって接続できるように構成されている。
図2に示すように、巻線接続部8c,9cは、第1および第2電気接続組立体8,9が本体1に割り当てられた第1および第2設置空間10a,10bに組みたてられたときに露出される。この露出により、自動はんだ付けにより巻線接続部8c、9cに巻線を接続することができる。巻線接続部8c,9c間の内部空間11もカバー2の組み立て前に露出されている。そして、カバー2を本体1上に配置すると(
図4参照)、カバーの内側に形成される隔壁12が、巻線接続部8c,9c間を摺動して、変圧器端子の電気絶縁を完成させる。これにより、隔壁12は、本体1上のスロット13に係合する(
図2、
図3、および
図6参照)。
【0025】
図2および
図3の図に示すように、本体1上の組み立て位置においては、ばね8d、9dはそれぞれの支持主軸14a、14bを取り囲み、その示された実施形態はしずく型に形成されている。これは、運転中、特に過剰な延長または過負荷に関して、ばね8d、9dに対する機械的安定化として機能する。
【0026】
図1に示すように、第1および第2電気接続組立体8、9は、それぞれに同時にまたは反対側から連続して、割り当てられた設置空間10a、10bに取り付けることができる。
【0027】
変圧器端子を変圧器(図示せず)に取り付けるために用いられる取り付け装置15が本体1に設けられ、たとえば、差し込みによって設けられる。
【0028】
図1に示すように、本体1は要求に応じて交差コネクタ17を介して第1および第2電気接続組立体8、9の間に電気接続を形成するように、交差コネクタ17用の収容空間16をさらに備える。この文脈において、収容空間16は、最初は空の空洞として設計され、提供されてもよい。次いで、交差コネクタ17は、適用の状況によって必要に応じて取り付けることができる。
【0029】
ガイド18a,18bは本体1およびカバー2(
図2参照)に設けられており、カバー2が本体1に取り付けられたときに、これらが係合する。
【0030】
第1および第2接続組立体8,9は、本体1にそれぞれ取り付け開口部19a,19b(
図1参照)を介して本体1の両側から、同時にまたは異なった時間に装備されている。
【0031】
前述の説明、特許請求の範囲、および図面に開示された特徴は、異なる実施形態を実現するために、単独で、または任意の組合せで関連することができる。