(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-12
(45)【発行日】2024-06-20
(54)【発明の名称】空気調和機
(51)【国際特許分類】
F24F 1/0059 20190101AFI20240613BHJP
F24F 1/0063 20190101ALI20240613BHJP
【FI】
F24F1/0059
F24F1/0063
(21)【出願番号】P 2023568649
(86)(22)【出願日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 JP2023028919
【審査請求日】2023-11-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】316011466
【氏名又は名称】日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 光
(72)【発明者】
【氏名】其田 光希
(72)【発明者】
【氏名】小野寺 仁
(72)【発明者】
【氏名】細井 真太郎
【審査官】奥隅 隆
(56)【参考文献】
【文献】特開昭59-049473(JP,A)
【文献】実開昭62-040420(JP,U)
【文献】特許第7227512(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 1/00-13/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気調和機であって、
アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された複数の伝熱管と、
前記伝熱管同士を接続するリターンパイプと、
前記伝熱管の冷媒出入口に接続し、少なくとも一部がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された接続配管と、
前記空気調和機の室内機の内部において、前記伝熱管に設けられた2つの前記冷媒出入口それぞれに接続する前記接続配管のうち少なくとも一方を前記リターンパイプに固定する固定部材と、
を備え、
前記固定部材は、
帯状の部材であるベルト部を有し、
前記接続配管の少なくとも一方を
、前記ベルト部で1つの前記リターンパイプに固定し、
前記接続配管の少なくとも一方と前記リターンパイプの固定位置は、前記リターンパイプのU字の底の部分である、空気調和機。
【請求項2】
前記伝熱管を備える熱交換器が凝縮器として動作する場合に冷媒の入口となる前記冷媒出入口に接続される前記接続配管が前記リターンパイプに固定される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項3】
2つの前記接続配管のそれぞれが前記固定部材により前記リターンパイプに固定される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項4】
前記接続配管は、被覆部材を介して前記リターンパイプに固定され、
前記被覆部材は、前記接続配管よりも熱伝導率が小さい、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項5】
前記固定部材のヘッド部分は、前記被覆部材と接し、前記伝熱管と接しない、請求項4に記載の空気調和機。
【請求項6】
前記リターンパイプを複数備え、
前記接続配管は、前記冷媒出入口から最も近い前記リターンパイプに固定される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項7】
前記接続配管は、前記伝熱管の長手方向において前記リターンパイプと重なる位置に配置される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項8】
前記被覆部材は、ゴム又は樹脂で形成される、請求項4に記載の空気調和機。
【請求項9】
前記接続配管は、直線部を有し、
前記直線部において前記
リターンパイプに固定される、請求項1に記載の空気調和機。
【請求項10】
前記固定部材の材質は、樹脂である、請求項1に記載の空気調和機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の冷媒配管を搭載した空気調和機が知られている。特許文献1には、第1冷媒配管と第2冷媒配管とを備えた配管連結構造が開示されている。ここで、第1冷媒配管は、順に並ぶ第1部、第1拡張部、第2部、第2拡張部及び第3部を有し、第2冷媒配管は、第1冷媒配管に挿入され、第2部に対応する第4部と、第3部に対向する第5部とを有している。第2部と第4部が対向することで連結部分の強度を向上させ、さらに、ロウ付け部分を第5部と第3部に制限することでロウ付け部分の面積を小さくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
空気調和機の据付時には、サービスマンが室内機や室外機の設置状況に合わせて適宜配管を曲げることがある。このとき、接続配管にかかる力が、熱交換器の伝熱管と接続配管との接続部分に加わり、この接続部分において接続配管が折れてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、空気調和機の据付時に、接続配管を折り曲げた際に、接続配管が折れてしまうのを防ぐことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、空気調和機であって、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された複数の伝熱管と、前記伝熱管同士を接続するリターンパイプと、前記伝熱管の冷媒出入口に接続し、少なくとも一部がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された接続配管と、前記空気調和機の室内機の内部において、前記伝熱管に設けられた2つの前記冷媒出入口それぞれに接続する前記接続配管のうち少なくとも一方を前記リターンパイプに固定する固定部材と、を備え、前記固定部材は、帯状の部材であるベルト部を有し、前記接続配管の少なくとも一方を、前記ベルト部で1つの前記リターンパイプに固定し、前記接続配管の少なくとも一方と前記リターンパイプの固定位置は、前記リターンパイプのU字の底の部分である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、空気調和機の据付時に、接続配管を折り曲げた際に、接続配管が折れてしまうのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図5】伝熱管と接続配管の接続部分の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本実施形態に係る空気調和機1を示す外観構成図である。空気調和機1は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)で冷媒を循環させることによって、空調を行う。
図1に示すように、空気調和機1は、室内(被空調空間)に設置される室内機2と、屋外(室外)に設置される室外機3と、ユーザによって操作されるリモコン4とを備えている。
【0010】
室内機2は、リモコン通信部5を備えている。リモコン通信部5は、赤外線通信等によって、リモコン4との間で所定の信号を送受信する。例えば、リモコン通信部5は、運転指令、停止指令、設定温度の変更、運転モードの変更、もしくは、タイマの設定等の信号をリモコン4から受信する。なお、
図1では省略しているが、室内機2と室外機3とは、冷媒配管を介して接続されるとともに、通信線を介して接続されている。
【0011】
図2は、実施形態に係る空気調和機1の冷媒回路Qを示す図である。なお、
図2に示す実線の矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示している。また、
図2に示す破線の矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示している。
【0012】
室内機2は、リモコン通信部5の他に、室内熱交換器6と、クロスフローファン(貫流ファンや室内ファンとも称される)7とを備えている。室内熱交換器6においては、後述する伝熱管を通流する冷媒と、クロスフローファン7から送り込まれる室内空気との間で熱交換が行われる。室内熱交換器6は、後述の四方弁13の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。クロスフローファン7は、室内熱交換器6の付近に設置されている。クロスフローファン7は、室内ファンモータ8の駆動によって、室内熱交換器6に室内空気を送り込む。この室内機2の具体的な構成については、後述する。
【0013】
室外機3は、圧縮機9と、室外熱交換器10と、室外ファン11と、室外膨張弁(膨張弁)12と、四方弁13とを備えている。圧縮機9は、圧縮機モータ14の駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する。室外熱交換器10においては、伝熱管を通流する冷媒と、室外ファン11から送り込まれる外気との間で熱交換が行われる。室外熱交換器10は、四方弁13の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。
【0014】
室外ファン11は、
図1に示すように、室外熱交換器10の付近に設置されている。室外ファン11は、室外ファンモータ11aの駆動によって、室外熱交換器10に外気を送り込む。室外膨張弁12は、「凝縮器」(室外熱交換器10および室内熱交換器6の一方)で凝縮した冷媒を減圧する機能を有している。なお、室外膨張弁12において減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器10および室内熱交換器6の他方)に導かれる。
【0015】
四方弁13は、空気調和機1の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。四方弁13の切り替えにより、冷房運転時には、破線矢印で示すように、圧縮機9、室外熱交換器(凝縮器)10、室外膨張弁12、および室内熱交換器(蒸発器)6の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。また、四方弁13の切り替えにより、暖房運転時には、実線矢印で示すように、圧縮機9、室内熱交換器(凝縮器)6、室外膨張弁12、および室外熱交換器(蒸発器)10の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。すなわち、圧縮機9、「凝縮器」、室外膨張弁12、および「蒸発器」を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路Qにおいて、前記した「凝縮器」および「蒸発器」の一方は室外熱交換器10であり、他方は室内熱交換器6である。
【0016】
図3は、室内熱交換器6の概略図である。室内熱交換器6は、複数のフィン100を備え、さらにフィン100を貫通するように、複数の伝熱管(ヘアピンパイプ)110が設けられている。さらに、各伝熱管110は、その両端が、隣接する伝熱管110の端とリターンパイプ112で接続されている。リターンパイプ112は、U字状に形成されている。このように、複数の伝熱管110は、リターンパイプ112により直列に接続され、長い冷媒流路が形成される。伝熱管110のうち、室内熱交換器6における2つの冷媒出入口114には、それぞれ接続配管120が挿入されて接続されている。接続配管120は、伝熱管110とロウ付けにより接続されている。なお、他の例としては、接続配管120は、伝熱管110に挿入された後で、かしめることで接続されてもよい。伝熱管110と接続配管120の接続方法は限定されるものではない。伝熱管110、リターンパイプ112及び接続配管120は、いずれもアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。
【0017】
伝熱管110の2つの冷媒出入口114に接続する2つの接続配管120は、いずれもリターンパイプ112に固定されている。本実施形態においては、2つの接続配管120は、いずれも冷媒出入口114(接続配管120と伝熱管110の接続部分)に最も近い位置のリターンパイプ112aに固定されるものとする。空気調和機1の据付時には、室内機2が室内に設置され、室外機3が室外に設置される。そして、室内機2の接続配管120は、室内機2の設置状況に応じて、サービスマンにより、適宜、折り曲げられる。例えば、
図3の例では、接続配管120の一部120bにおいて折り曲げられている。このように、接続配管120の一部を折り曲げた場合に、その応力により、伝熱管110との接続部分において、接続配管120が折れることがある。これに対し、本実施形態の接続配管120は、伝熱管110との接続部分から折り曲げられる部分までの間において、リターンパイプ112に固定されている。したがって、折り曲げた際の応力が、伝熱管110と接続配管120の接続部分に伝わるのを防ぎ、接続部分において接続配管120が折れるのを防ぐことができる。さらに、接続配管120を冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112aに固定することで、接続配管120の引き回しスペースを小さくすることができる。
【0018】
さらに、接続配管120は、その直線部120aにおいてリターンパイプ112に固定されている。これにより、接続配管120をリターンパイプ112に固定する際の作業性を向上させることができる。
【0019】
接続配管120の直線部120aは、被覆部材130で覆われ、被覆部材130を介して、固定部材132によりリターンパイプ112aに固定されている。被覆部材130は、接続配管よりも熱伝導率の小さい素材で形成されている。具体的には、被覆部材130は、ゴム又は樹脂で形成されている。これにより、リターンパイプ112aを流れる冷媒と、接続配管120のうちリターンパイプ112aに固定された部分を流れる冷媒と、の間で熱交換が行われるのを防ぐ。
【0020】
また、固定部材132は、樹脂で形成されている。このように、固定部材132は、アルミニウムよりも軟らかい材質で形成されるものとする。これにより、接続配管120及びリターンパイプ112が固定部材132により削れるのを防ぐことができる。また、樹脂とすることで、固定に十分な強度を持たせることができる。
【0021】
図4は、固定部材132の拡大図である。固定部材132は、ベルト部分132aと、ヘッド部分132bとを備える。ベルト部分132aは、複数の部材を括るための、帯状の部材である。ヘッド部分132bは、ベルト部分132aの両端を固定するための部材である。ベルト部分132aは、被覆部材130とリターンパイプ112aとをまとめるようにこれらを括り、ヘッド部分132bにより固定される。ヘッド部分132bが配置される位置は、被覆部材130上であり、リターンパイプ112a上でないものとする。すなわち、ヘッド部分132bは、被覆部材130とは接するが、リターンパイプ112aとは接していない。このような構成とすることで、リターンパイプ112aがヘッド部分132bにより傷付くのを防ぐことができる。
【0022】
さらに、接続配管120とリターンパイプ112とが固定される固定位置は、リターンパイプ112のうちフィン100から最も離れた位置、すなわちリターンパイプ112のU字の底の部分であることとする。これにより、接続配管120の曲げ作業の際の曲げ径を確保することができる。
【0023】
以上のように、本実施形態の空気調和機においては、接続配管をリターンパイプに固定するので、空気調和機の据付時に、接続配管を折り曲げた際に、接続配管が折れてしまうのを防ぐことができる。
【0024】
また、特許文献1の技術のように、伝熱管110への接続配管120の挿入部分を長くした場合には、冷媒の流れる音が問題となる。
図5は、伝熱管110と接続配管120の接続部分の概略断面図である。矢印は冷媒の流れを示している。接続配管120と伝熱管110の接続部分を長くし、フィン100が配置される位置まで接続配管120を挿入する場合には、接続配管120の先端部分の径を小さくするために、縮管する。これにより、縮管部122の肉厚が厚くなる。さらに、アルミニウム製の配管は、銅製の配管に比べて弱いため、その肉厚は、銅製の配管に比べて厚い。このため、伝熱管110と接続配管120の接続部分において、流路には比較的大きな段差200が生じる。この段差200の部分において冷媒の渦が発生し、冷媒音の原因となってしまう。これに対し、本実施形態の空気調和機1においては、上記構成とすることで、伝熱管110への接続配管120の挿入部分を長くする必要がない。このように、縮管部122を短くすることにより、冷媒音を抑えることができる。
【0025】
なお、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、例えばある実施形態の変形例を他の実施形態に適用するなど、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0026】
そうした第1の変形例としては、室外機3においても、室内機2と同様に、接続配管がリターンパイプに固定されてもよい。
【0027】
第2の変形例としては、2つの冷媒出入口114のそれぞれに接続する2つの接続配管120のうち少なくとも一方がリターンパイプ112に固定されていればよい。より好ましくは、室内熱交換器6が凝縮器として動作する場合に、冷媒の入口となる冷媒出入口114に接続される接続配管120がリターンパイプ112に固定されていればよい。
【0028】
第3の変形例としては、接続配管120は、リターンパイプ112に固定されていればよく、その位置及び固定される箇所の数は実施形態に限定されるものではない。固定位置は、伝熱管110と接続配管120の接続部分に近いことが望ましいが、一方で、他の部材の配置により制限がある場合には、最も近くに位置するリターンパイプ112でなくてもよい。また、接続配管120は、複数のリターンパイプ112と複数箇所で固定されてもよい。
【0029】
第4の変形例としては、接続配管120は、室内機2の内部において、接続配管以外の他の部材に固定されていればよく、固定先は、リターンパイプ112に限定されるものではない。例えば、接続配管120は、室内機2の内部において筐体に固定されていてもよい。
【0030】
第5の変形例としては、2つの接続配管120のうち少なくとも一方が、冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112aに固定されていればよい。例えば、空気調和機1の他の部材の配置状況によっては、一方の接続配管120を冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112aに固定するのが難しい場合がある。このような場合には、冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112a以外のリターンパイプ112に固定されてもよい。なお、この場合も、一方の接続配管120は、できるだけ冷媒出入口114に近いリターンパイプ112に固定されるのが好ましい。また、2つの接続配管120のいずれも、冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112aに固定するのが難しい場合がある。この場合には、2つの接続配管120の両方が冷媒出入口114に最も近い位置のリターンパイプ112a以外のリターンパイプ112に固定されてもよい。この場合も、両方の接続配管120は、いずれも、できるだけ冷媒出入口114に近いリターンパイプ112に固定されるのが好ましい。
【0031】
図6及び
図7は、第6の変形例の説明図である。
図6は、第6の変形例に係る固定部分の概略斜視図である。
図7は、
図6に示す固定部分を伝熱管110の長手方向に見た図である。第6の変形例としては、少なくとも一方の接続配管120は、伝熱管110の長手方向Yにおいて、リターンパイプ112と重なる位置(等しい位置)、すなわち空気調和機1の奥行方向Xにおいて異なる位置に配置されてもよい。
図7に示す例では、冷媒出口114a側に接続する接続配管120は、長手方向Yにおいて、リターンパイプ112と重なる位置に配置されている。このように、長手方向Yにおいてリターンパイプ112と重なる位置に配置されることで、接続配管120のためのスペースを小さくすることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
4 リモコン
5 リモコン通信部
6 室内熱交換器
7 クロスフローファン
8 室内ファンモータ
9 圧縮機
10 室外熱交換器
11 室外ファン
11a 室外ファンモータ
12 室外膨張弁
13 四方弁
14 圧縮機モータ
100 フィン
110 伝熱管
112 リターンパイプ
112a リターンパイプ
114 冷媒出入口
120 接続配管
120a 直線部分
120b 一部
122 縮管部
130 被覆部材
132 固定部材
200 段差
【要約】
【課題】伝熱管に接続された接続配管が、空気調和機の据付時に接続配管を折り曲げた際に、接続配管が折れてしまうのを防ぐ。
【解決手段】空気調和機(1)であって、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された複数の伝熱管(110)と、伝熱管の冷媒出入口(114)に接続し、少なくとも一部がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された接続配管(120)と、空気調和機の室内機(2)の内部において、伝熱管に設けられた2つの冷媒出入口それぞれに接続する接続配管のうち少なくとも一方を接続配管以外の他の部材に固定する固定部材(132)と、を備える。