(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-13
(45)【発行日】2024-06-21
(54)【発明の名称】フロアコンセントボックスを有するログハウスの床構造
(51)【国際特許分類】
E04F 15/18 20060101AFI20240614BHJP
H02G 3/30 20060101ALI20240614BHJP
H02G 3/38 20060101ALI20240614BHJP
H02G 3/18 20060101ALI20240614BHJP
H02G 3/04 20060101ALI20240614BHJP
【FI】
E04F15/18 Y
H02G3/30
H02G3/38 030
H02G3/18 050
H02G3/04 087
(21)【出願番号】P 2024015206
(22)【出願日】2024-02-02
【審査請求日】2024-03-29
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】592190969
【氏名又は名称】株式会社アールシーコア
(72)【発明者】
【氏名】川島幸一
【審査官】須永 聡
(56)【参考文献】
【文献】特許第7447386(JP,B1)
【文献】特開2005-312101(JP,A)
【文献】特開平1-185117(JP,A)
【文献】特開平6-54431(JP,A)
【文献】特開平9-144288(JP,A)
【文献】特開平9-120869(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-0940823(KR,B1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0192505(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 3/00-3/40
E04F 15/00-15/22
E04F 19/00-19/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面の全体若しくはほぼ全体が開口であって平面視矩形である箱体と、前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、電気製品などの有線接続機器のコードが接続される被接続部とを備えるフロアコンセントボックスが設置された丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造であって、前記ログハウスの1階部分の壁のうち少なくとも外壁は、基礎の上に載置された土台の上に丸太組構法のログ壁を構築することによって形成されており、前記蓋体の上面の高さは床面の高さとほぼ一致しており、前記箱体の平面視1辺は前記土台側面に直接、またはスペーサー若しくは支持材を介して接しており、前記蓋体の平面視周辺のうち前記土台側の1辺には通線切り欠きが1箇所以上備えられており、前記被接続部は前記箱体の内部の立面のうち前記土台から遠い位置の立面に取り付けられていて、前記被接続部への電気製品などの有線接続機器のコードの差し込み方向は、前記フロアコンセントボックスが設置された室の室外側から室内側に向かう方向であることを特徴とする丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、丸太組構法によって建設されたログハウスの1階部分の床構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
住宅において、多くの居住者は、電源や信号ケーブルが接続される電気製品などの有線接続機器を壁面に接して置かれる机や収納家具の上に設置するので、電源ケーブルなどを接続する室内のコンセントは、一般に壁付コンセントとして壁面に設置される。
【0003】
住宅の中でも丸太組構法によって建設されるログハウスの場合、室内に壁付コンセントを設置しようとすると、構造体であるログ壁の内部に配線する必要があるが、この場合は、予め工場等で配線孔を穿設したログ材を製造し、これを建設地で組上げてログ壁を構築する構造(例えば特許文献1)にする必要がある。この構造において、ログ壁構築後の壁付コンセントの移設または増設は、露出配線にしない限り、ほとんど不可能となる。
【0004】
コンセントを床面に設置するフロアコンセントであれば、ログ壁構築後であっても、コンセントの移設・増設をすることは可能である。しかし、フロアコンセントにした場合、コンセントに接続する電気製品などのコードは床上を這うことになるので、室内歩行の妨げになるという問題がある。コードが歩行の妨げにならないように、二重床構造を用いてコンセントの取出し位置を自在にする方法(いわゆるフリーアクセスフロア)も存在するが(例えば特許文献2)、二重床構造である分だけ天井高が低くなり、かつ、施工コストは高いものになる。とりわけ、住宅の中でも丸太組構法によって建設されるログハウスの場合において、二重床構造とし、かつ天井高を確保することは、ログ壁を構築するログ材の段数を増すことになるため、施工コスト的に受け入れがたいものになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-200511公報
【文献】特開2005-312101公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、丸太組構法によって建設されたログハウスの1階部分において、天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持できるフロアコンセントボックスを有する床構造を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の実施態様に係る丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分の床構造は、
上面の全体若しくはほぼ全体が開口であって平面視矩形である箱体と、
前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、
電気製品などの有線接続機器のコードが接続される被接続部とを備えるフロアコンセントボックスが設置されたログハウスの1階部分の床構造であって、
前記ログハウスの1階部分の壁のうち少なくとも外壁は、基礎の上に載置された土台の上に丸太組構法のログ壁を構築することによって形成されており、
前記蓋体の上面の高さは床面の高さとほぼ一致しており、
前記箱体の平面視1辺は前記土台側面に直接、またはスペーサー若しくは支持材を介して接しており、
前記蓋体の平面視周辺のうち前記土台側の1辺には通線切り欠きが1箇所以上備えられており、
前記被接続部は前記箱体の内部の立面のうち前記土台から遠い位置の立面に取り付けられていて、
前記被接続部への電気製品のコードの差し込み方向は、前記フロアコンセントボックスが設置された室の室外側から室内側に向かう方向であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、上記のように構成されているので、丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分において、天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持して良好に使用することができ、かつ、コンセントの増設若しくは移設を容易とするフロアコンセントボックスを有した床構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態であって、電気製品の電源コードを接続した例を示す斜視図である。
【
図4】電気製品の電源コードを外した状態を示す、同上の右側面視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して実施形態のログハウスの1階部分の床構造を説明する。
(本発明の実施形態)
【0011】
図1は、本発明の実施形態のログハウスの1階部分の床構造を示す斜視図であり、
図2は、本発明の実施形態における、電気製品の電源コード9を接続した状態を示す、蓋体を一部破断した平面図であり、
図3は、本発明の実施形態のログハウスの1階部分の床構造を示す正面視断面図である。本実施形態では、フロアコンセントボックス1を設置する床2を1階の床201とし、壁7を丸太組構法によって構築されるログ壁としている。なお、便宜上、本実施形態においてログ壁である壁7は、
図1、
図2及び
図3において内部構造を省略し、
図1及び
図3において1階床201の上の一部のみを表している。
【0012】
図1、
図2及び
図3に示すように、本実施形態に係る構造は、電気製品の電源コード9が接続するコンセント13と、前記コンセント13を収納する平面視長矩形の箱体11と、前記箱体11の上部全体を覆う形で設置される着脱自在な蓋体12とからなるフロアコンセントボックス1を、その上面部が1階床201の上面と略同一の高さとなるように、前記室内の1階床201の丸太組構法によって構築されたログ壁に、平面視において接して設置するものであり、前記箱体11は、平面視長矩形である板状の底面部と、前記底面部の外周にあって板状に立設された外周部とを有する直方体であり、上面部全体は開口になっているものである。なお、
図1及び
図2において箱体11の平面視形状は長矩形としているが、本実施形態において平面視形状が矩形であれば必ずしも長矩形でなくても良く、正方形またはほぼ正方形に近い矩形であっても良い。また、
図1、
図2及び
図3において箱体11の上面部全体を開口としているが、本実施形態において必ずしも上面部全体が開口でなくても良く、以下に説明する箱体11の内部に取り付けられるコンセント13へのプラグ91の差し込み及びコンセント13に接続した電気製品の電源コード9の室内への取出しに支障がなければ、箱体11の上面部の開口は、上面部の全体ではなく、上面部の一部を除いたほぼ全体であっても良い。
【0013】
図2に示すように、フロアコンセントボックス1の設置位置において、1階床201の辺縁部(つまり壁際)には、フロアコンセントボックス1の平面視外形形状と略同一の矩形の開口が設けられており、この1階床201の辺縁部に設けられた開口部分に箱体11を設置し、箱体11の上部には箱体11の上部全体を覆う形で蓋体12を載置し、該蓋体12の上面の高さと1階床201の上面の高さとは略同一になっている。
【0014】
図3に示すように、1階床201は、端面が縦長の矩形である水平材の根太23の上に設けられており、水平の構造面材である床下地合板22と、床下地合板22の上に敷設されたフローリング材などの床仕上げ材21とによって構成されている。
【0015】
図3に示すように、1階床201の辺縁部に立設された壁7は、基礎6の上に水平に載置された土台5の上に構築される。なお、本実施形態において壁7は外壁としているが、丸太組構法によって構築されたログ壁であれば必ずしも外壁である必要はなく、室内の間仕切り壁であっても良い。
【0016】
図3に示すように、平面視長矩形である箱体11は、その平面視長辺に当たる外周部のうち、一方の長辺が土台5の室内側立面に接して取り付けられ、もう一方の長辺が1階床201の直下に設けられた支持材4の立面に接して取り付けられる。この支持材4は、
図1及び
図3に示すように、根太23の一つを兼ねている。すなわち、箱体11は、外周部の平面視両長辺を、土台5と、根太23の一つを兼ねる支持材4とに挟持されている。なお、前記の通り、本実施形態において箱体11の平面視形状は矩形であれば正方形またはほぼ正方形に近い矩形であっても良く、平面視形状が正方形またはほぼ正方形に近い矩形である場合には、その平面視外周部のうち1辺が、土台5の室内側に取り付けられ、これと並行の位置にあるもう1辺が1階床201の直下に設けられた支持材4の立面に接して取り付けられる。本実施形態において、支持材4は根太23を兼ねるものとして説明したが、支持材4の態様はこれに限定されず、例えば支持材4が根太23を兼ねず、床2の直下に根太23とは別に設けられる場合においても、また、床2の水平剛性を高めることにより根太23を不要にした構造(いわゆる剛床構造)である場合においても、適用可能である。なお、本実施形態において箱体11は、1階床201の構造により際根太231もしくはスペーサーを介して土台5に取り付けられる場合がある。このときの箱体11も、外周部の平面視周辺の相対する2辺を土台5と支持材4とによって(ただし、土台5に対しては際根太231もしくはスペーサーを介して)、挟持される形になる。
【0017】
1階床201に断熱層を構成する場合には、断熱材(図示せず)は、1階床201の下部全域を埋め尽くす形で、床下地合板22の下面に接して設置する。このとき、断熱層は、フロアコンセントボックス1の位置においても欠損部を生じないよう、フロアコンセントボックス1の下面及び外周面に断熱材を隙間なく設置する。
【0018】
図4は、本発明の実施形態における、電気製品の電源コード9を外した状態を示す右側面視断面図である。なお、
図4において便宜上、ログ壁である壁7は、内部構造を省略し、1階床201の上の一部のみを表している。
図4に示すように、コンセント13にはフロアコンセントボックス1の外部の床下空間からフロアコンセントボックス1の内部、すなわち箱体11の内部に引き込まれた配線14が接続している。配線14は、電源コードのほかに、LANケーブルや光通信ケーブル、テレビ用のアンテナケーブル、電話線ケーブル等である場合もある。配線14の箱体11の内部への引き込みは、箱体11の外周の面のうち、土台5及び根太23に接する2面を除いた2面のいずれか1面に通線孔(図示せず)を設け、一直線に断熱材を貫通して導入するのが望ましく、このようにすることで、箱体11の内部のコンセント13の取付け面の水平方向の長さがコンセント13の長手方向の長さより長いときに、箱体11の内部での配線14の伸縮が容易になり、箱体11の内部のコンセント13の取付け面の中で好適な位置を任意に選択して、コンセント13を取り付けることができるようになる。
【0019】
コンセント13の箱体11の内部への取り付けは、
図2に示すように、箱体11の内部の立面のうち、壁7と平行かつ遠い位置の立面に取り付けられる。コンセント13をこの位置に取り付けることにより、コンセント13に接続した電気製品の電源コード9は、壁7に近い位置から無理なくフロアコンセントボックス1の外に、すなわちフロアコンセントボックス1が設置された室の内部に、取り出されるようになる。
【0020】
図4に示すように、コンセント13には、電気製品の電源コード9のプラグ91を接続する接続口131が複数個横一列に設けられている。
図4において接続口131は電源プラグ用のもの4個としている。なお、本実施形態において、コンセント13に接続されるものの例としてケーブルである電気製品の電源コード9がプラグ91を介し接続される場合を説明したが、ケーブルとしては、これに限定されず、例えば、電源コード以外の信号ケーブルである、LANケーブルや光通信ケーブル、テレビ用のアンテナケーブル、電話線ケーブル等がプラグを介して接続される有線接続機器全般のケーブルの接続に適用可能である。すなわち、コンセント13は本発明における「被接続部」の一例にすぎず、上述の信号ケーブル等を接続するための差込口も本発明の「被接続部」に含まれる。接続口131の位置は、
図3に示すように、コンセント13を箱体11の内部の立面に取り付けたときに、垂直になるようにする。このようにすることで、プラグ91を接続していない状態のときに、接続口131に埃が入り込むことを抑止することができる。また、プラグ91の差し込み方向は、接続口131への接続時に水平になるので、箱体11の内部の高さ方向の寸法が、小さくて済むようになる。
【0021】
図2及び
図4に示すように、箱体11の大きさは、内部のコンセント13の取付け面の水平方向の大きさが、コンセント13の外寸の長手方向の大きさより大きいものであると好ましく、更に好ましくは、コンセント13の取付け面の水平方向の大きさが、コンセント13の外寸の長手方向の大きさの2倍以上あると良い。このようにすることで、箱体11の内部におけるコンセント13の取り付け位置を、箱体11の内部のコンセント13の取付け面の中で、自由に選択することが可能になる。
【0022】
箱体11の内部のコンセント13の取付け面の水平方向の大きさがコンセント13の外寸の長手方向の大きさより大きいものである場合には、コンセント13の箱体11の内部の立面への取り付けは、着脱自在であることが好ましい。そのため、コンセント13の箱体11への取り付け面には磁石(図示せず)があると良い。
図4に示すように、コンセント13を取り付ける箱体11の内部の立面には、鉄プレート8が取り付けられており、上記の通り、コンセント13の箱体11への取り付け面には磁石(図示せず)が取り付けられている。磁石によってコンセント13を箱体11の内部の立面に取り付けるためには、
図4の鉄プレート8に代えて、磁石が吸着する市販のマグネット塗料を該立面に塗布しても良く、市販のマグネットシートを該立面に貼り付けても良い。コンセント13の箱体11の内部の立面への取り付けが着脱自在になされるための別の素材として、磁石の代わりに面ファスナー若しくは吸盤を使用しても良い。
【0023】
図4に示すように、鉄プレート8の長さは、コンセント13の長手方向の長さより大きく、全体として箱体11の内部の長手方向の長さとほぼ等しい長さであることが好ましい。鉄プレート8は、箱体11の内部で途中に隙間を設けて連続する形であっても良い。このようにすることで、コンセント13は、箱体11の内部のコンセント13の取付け面の中で、好適な位置を任意に選択して取り付けられるようになる。なお、このようにコンセント13をコンセント13の取付け面の中で好適な位置を任意に選択して取り付けられるようにするためには、上記のように磁石の代わりに面ファスナー若しくは吸盤を用いても良い。
【0024】
図2に示すように、箱体11の上部には、箱体11の上部の開口全体を覆う形で、蓋体12が載置される。
図2において箱体12の外形は、平面視長矩形の板状であって、箱体11とは平面視形状が略同一であり、蓋体12には、平面視長辺のうち1辺に、電気製品の電源コード9を通線させるための通線切り欠き121が設けられている。蓋体12は、通常、通線切り欠き121が壁7に近い位置になるように、箱体11の上に置いて使用する。通線切り欠き121の数は、1枚の蓋体12につき1箇所でも2箇所以上であっても良い。なお、前記の通り、本実施形態において箱体11の平面視形状は矩形であれば正方形または正方形にほぼ近い矩形であっても良いので、箱体11の平面視形状が正方形である場合に、蓋体12における通線切り欠き121の位置は、蓋体12の外周の辺のどの辺にあっても良い。
【0025】
図2に示すように、箱体11の平面視形状が長矩形であって、土台5の室内側立面に接して取り付けられる箱体11の面が箱体11の平面視長辺の一つである場合には、蓋体12は、1つの箱体11に対し通線切り欠き121を有する蓋体12aと、通線切り欠き121を有しない蓋体12bとに分割されていることが好ましい。このようにすることで、電気製品の電源コード9のフロアコンセントボックス1からの取出し位置は、蓋体12aと蓋体12bとを入れ替えることによって、随時変更可能となる。また、蓋体12の蓋体12aと蓋体12bとの分割は、蓋体12aと蓋体12bのいずれかが複数であっても、両方が複数であっても良い。このような構成にした場合、電気製品の電源コード9のフロアコンセントボックス1からの取出し位置の変更は、より選択肢が多いものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0026】
本発明は、このように構成されているので、丸太組構法で建設されたログハウスにおいて、天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観が維持された、フロアコンセントボックスを有する1階部分の床構造を提供することができる。丸太組構法によって建設されるログハウスの場合、ログ壁に設置された壁付コンセントの移設、増設は従来ほぼ不可能であったから、従来ログ壁に設置されていた壁付コンセントを本発明のフロアコンセントボックスに置換することで、ログ壁構築後の設計変更や模様替え時におけるコンセント位置変更を可能とすることができる。
【符号の説明】
【0027】
1 コンセントボックス
11 箱体
12 蓋体
12a 蓋体a
12b 蓋体b
121 通線切り欠き
13 コンセント
14 配線
2 床
201 1階床
21 床仕上げ材
22 床下地合板
4 支持材
5 土台
6 基礎
7 壁
8 鉄プレート
9 電気製品の電源コード
【要約】
【課題】 丸太組構法によって建設されるログハウスの1階部分において、室内の天井高を確保しつつそこに接続するコードが室内の歩行の妨げにならず、また家具配置の制約とならず、室内の美観を維持できるフロアコンセントボックスを有する床構造を提供することを課題とする
【解決手段】 上面の全体若しくはほぼ全体が開口であり平面視矩形である箱体と、前記箱体の上面の開口部を覆う形で設置される着脱自在の蓋体と、電気製品のコードが接続するコンセントとを備えるフロアコンセントボックスが、ログ壁に接する位置に設置された、丸太組構法によって建設されるログハウスの1階の床構造であって、前記コンセントは、前記箱体の内部の立面のうち、前記ログ壁から遠い位置の立面に取り付けられている。
【選択図】
図3