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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-13
(45)【発行日】2024-06-21
(54)【発明の名称】ゲートウェイアクセス方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04L 45/302 20220101AFI20240614BHJP
   H04W 92/24 20090101ALI20240614BHJP
【FI】
H04L45/302
H04W92/24
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022552486
(86)(22)【出願日】2021-04-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(86)【国際出願番号】 CN2021084914
(87)【国際公開番号】W WO2021204056
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-10-19
(31)【優先権主張番号】202010277683.0
(32)【優先日】2020-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】毛 源澤
【審査官】羽岡 さやか
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110446242(CN,A)
【文献】国際公開第2016/161404(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第03340691(EP,A1)
【文献】特表2018-530270(JP,A)
【文献】特開2004-201201(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 45/302
H04W 92/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられるゲートウェイアクセス方法であって、
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定することと、
予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始することとを含み、
前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、
前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含み、
前記ゲートウェイアクセス方法は、さらに、
前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することを、予め記録されたePDGのポーリングが完了するまで、繰り返して実行することと、
ePDG情報を静的クエリ又は動的ドメイン名システムDNSによってクエリし、割り当てられたePDGアドレスを得ることと、
前記割り当てられたePDGアドレスに基づいて、対応するePDGにアクセスフローを開始することとを含み、
再決定されたターゲットePDGの優先度レベルは、前回で決定されたターゲットePDGの優先度レベルよりも低い、ゲートウェイアクセス方法。
【請求項2】
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定することは、
予め記録された少なくとも一つのePDGの優先度レベルに基づいて、前記少なくとも一つのePDGから一つのePDGを前記ターゲットePDGとして決定することを含む、請求項1に記載のゲートウェイアクセス方法。
【請求項3】
少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始することと、
アクセスに成功した場合、前記ePDGのアドレス情報及びアクセスパラメータ情報を記録することとをさらに含む、請求項1に記載のゲートウェイアクセス方法。
【請求項4】
前記アクセスパラメータ情報は、負荷量情報及び/又はアクセス時の応答時間長情報を含む、請求項1に記載のゲートウェイアクセス方法。
【請求項5】
電子機器であって、
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定するための第一の決定モジュールと、
予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始するための第一の処理モジュールとを含み、
前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、
前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含み、
電子機器は、さらに、第三の処理モジュールを含み、前記第三の処理モジュールは、
前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することを、予め記録されたePDGのポーリングが完了するまで、繰り返して実行するための第一の処理サブモジュールと、
ePDG情報を静的クエリ又は動的ドメイン名システムDNSによってクエリし、割り当てられたePDGアドレスを得るための第二の処理サブモジュールと、
前記割り当てられたePDGアドレスに基づいて、対応するePDGにアクセスフローを開始するための第三の処理サブモジュールとを含み、
再決定されたターゲットePDGの優先度レベルは、前回で決定されたターゲットePDGの優先度レベルよりも低い、電子機器。
【請求項6】
前記第一の決定モジュールは、
予め記録された少なくとも一つのePDGの優先度レベルに基づいて、前記少なくとも一つのePDGから一つのePDGを前記ターゲットePDGとして決定するための第一の決定サブモジュールを含む、請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始するための第二の処理モジュールと、
アクセスに成功した場合、前記ePDGのアドレス情報及びアクセスパラメータ情報を記録するための第一の記録モジュールとをさらに含む、請求項5に記載の電子機器。
【請求項8】
前記アクセスパラメータ情報は、負荷量情報及び/又はアクセス時の応答時間長情報を含む、請求項5に記載の電子機器。
【請求項9】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1~4のいずれか1項に記載のゲートウェイアクセス方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項10】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、請求項1~4のいずれか1項に記載のゲートウェイアクセス方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年4月8日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010277683.0の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特にゲートウェイアクセス方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、VoWiFi(無線ボイス)業務は、主に、非信頼性アクセス3GPP(第三世代移動通信)ネットワーク(VoWiFi非信頼性アクセス方案におけるePDGとパケットデータゲートウェイPGWとの間のインターフェースであるS2bインターフェース)、信頼性アクセス3GPPネットワーク(VoWiFi信頼性アクセス方案における端末ゲートウェイTGWとPGWとの間のインターフェースであるS2aインターフェース)、及び、ネットワーク直接アクセスIPマルチメディアサブシステムIMS(VoWiFi IMS直接接続方案におけるUEとPGWとの間のインターフェースであるS2cインターフェース)の三種のネットワーキング方案がある。この三種のネットワーキング方案について、技術面から分析を行い、特にネットワークへの影響と端末の成熟度から見ると、大量のWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)アクセスポイントが配備されている事業者にとって、信頼性アクセス3GPPネットワーク(S2aインターフェース)方案を採用すると、全ネットワークのWLANアクセスポイント機器をグレードアップ改造または直接交換する必要があり、施工周期が長く、コストが高く、難易度が高い。しかし、非信頼性アクセス3GPPネットワーク(S2bインターフェース)方案を採用すると、パブリックWi-Fi(無線)ネットワークの開放性及び事業者コアネットワークの高信頼性、QoS(サービス品質)確保などの特性に合わせて、ボイスのWLANとLTE(長期的進化)ネットワークとの間のシームレスな切り替えを比較的に低コストで実現することができる。
【0004】
そのため、非信頼性アクセス3GPPネットワーク(S2bインターフェース)方案は、信頼性アクセス3GPPネットワーク(S2aインターフェース)方案を徐々に置換し、現在業界で公認されている比較的に実行可能なVoWiFi方案となっている。この方案では、ユーザ端末は、非信頼ドメインWi-Fiネットワークを介して事業者の3GPPネットワークにアクセスし、認証確認後に呼び要求をIMSにルーティングして処理し、ボイス、ショートメッセージ、補充業務などのIMS業務を実現するとともに、非信頼性アクセス3GPPネットワーク(S2bインターフェース)方案では、VoWiFi業務の実現に、ePDG(進化型パケットデータゲートウェイ)及び3GPP検証、許可及び課金(Authentication Authorization and Accounting、AAA)ネットワークエレメントを追加すればよい。追加されるePDGネットワークエレメントは、非常に重要な役割を果たしており、非与信WiFiネットワーク終了SWuインターフェース(UEとePDGとの間のインターフェース)に面するゲートウェイであり、制御面では、インターネットキーを介して第二のバージョン(Internet Key Exchange、IKEv2)メッセージを交換して端末とインタラクションし、拡張可能な身元検証プロトコル(Extensible Authentication Protocol、EAP)認証情報を取得し、且つ情報をDiameterメッセージとしてパッケージングして3GPP AAA認証サーバ(Authentication Authorization and Accounting Server、AAA Server)及びホームサブスクリプションユーザサーバ(Home Subscriber Server、HSS)とインタラクションし、ユーザ認証を実現する。ユーザ面では、パッケージングユーザデータのインターネットワークプロトコルセキュリティ(Internet Protocol Security、IPSec)トンネルをパッケージング解除し、且つGPRSトンネルプロトコル(GPRS Tunneling Protocol、通用無線パケット業務(General Packet Radio Service、GPRS)GTP)トンネルとして再パッケージングしてパケットデータゲートウェイ(Packet Gateway、P-GW)に送信する。
【0005】
従って、ePDG選択は、VoWiFiなどのnon-3GPP(非3GPP)業務に重要な影響を与えているが、従来のePDG選択アクセスのいくつかの方案に低効率などの問題が存在し、VoWiFiなどのnon-3GPP業務の効率に影響を与えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、従来技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題を解決するためのゲートウェイアクセス方法及び電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本発明は以下のように実現される。
【0008】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器に用いられるゲートウェイアクセス方法であって、
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定することと、
予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始することとを含み、
前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、
前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含むゲートウェイアクセス方法を提供する。
【0009】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定するための第一の決定モジュールと、
予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始するための第一の処理モジュールとを含み、
前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、
前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含む電子機器をさらに提供する。
【0010】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上記のゲートウェイアクセス方法のステップを実現する電子機器をさらに提供する。
【0011】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記のゲートウェイアクセス方法のステップを実現するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例では、予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定し、予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始し、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含むことによって、電子機器がnon-3GPP業務を再び開始する時、予め記録されたePDGを優先的に使用して業務を行うことを実現でき、non-3GPP業務の登録成功率をある程度増加できるとともに、ePDGアドレスクエリの過程及び時間を減少させ、UEとePDGのインタラクション効率を高め、さらにnon-3GPP業務の効率を向上させ、ユーザ体験を増加させ、従来技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題をよりよく解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例のゲートウェイアクセス方法フローチャートである。
図2】本発明の実施例のゲートウェイアクセス方法の具体的な応用フローチャートである。
図3】本発明の実施例の電子機器の構造概略図のその一である。
図4】本発明の実施例の電子機器の構造概略図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本発明の実施例における図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案について明瞭かつ完全に記述する。記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者は、創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0015】
本発明は、従来の技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題に対して、電子機器に用いられるゲートウェイアクセス方法を提供し、図1に示すように、以下のステップを含む。
【0016】
ステップ11:予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定する。
【0017】
非第三世代移動通信non-3GPP業務を開始する場合、ステップ11を実行してもよいが、これに限定されるものではない。前記優先レベルの高さに従って、優先レベルが高いePDGをターゲットePDGとして優先的に決定してもよいが、これに限定されるものではない。このように、性能が比較的に良いePDGを優先的にアクセスすることを確保し、業務性能を向上させることができる。
【0018】
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定することは、予め記録された少なくとも一つのePDGの優先度レベルに基づいて、前記少なくとも一つのePDGから一つのePDGを前記ターゲットePDGとして決定することを含む。
【0019】
ステップ12:予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始し、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含む。
【0020】
前記アクセスパラメータ情報は、負荷量情報(即ち負荷情報)及び/又はアクセス時の応答時間長情報を含む。
【0021】
本発明の実施例による前記ゲートウェイアクセス方法は、予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定し、予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始し、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含むことによって、電子機器がnon-3GPP業務を再び開始する時、予め記録されたePDGを優先的に使用して業務を行うことを実現でき、non-3GPP業務の登録成功率をある程度増加できるとともに、ePDGアドレスクエリの過程及び時間を減少させ、UEとePDGのインタラクション効率を高め、さらにnon-3GPP業務の効率を向上させ、ユーザ体験を増加させ、従来技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題をよりよく解決することができる。
【0022】
さらに、前記方法は、少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始することと、アクセスに成功した場合、前記ePDGのアドレス情報及びアクセスパラメータ情報を記録することとをさらに含む。
【0023】
ここで説明するように、「少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始する」ことは、「ターゲットePDGを決定する」ことの前に実行されてもよく、具体的に「非第三世代移動通信non-3GPP業務を開始する場合」に実行されてもよいが、これに限定されるものではない。
【0024】
このように、後続のアドレス情報及びアクセスパラメータ情報の使用を容易にすることができる。
【0025】
さらに、前記方法は、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することをさらに含み、再決定されたターゲットePDGの優先度レベルは、前回で決定されたターゲットePDGの優先度レベルよりも低い。
【0026】
このように、アクセスePDGの成功率をさらに確保することができる。
【0027】
前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することは、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することを、予め記録されたePDGのポーリングが完了するまで、繰り返して実行することと、ePDG情報を静的クエリ又は動的ドメイン名システムDNSによってクエリし、割り当てられたePDGアドレスを得ることと、前記割り当てられたePDGアドレスに基づいて、対応するePDGにアクセスフローを開始することとを含む。
【0028】
このように、アクセスePDGの正常な実現を最大限に確保することができる。
【0029】
以下は、本発明の実施例による前記ゲートウェイアクセス方法についてさらに説明し、電子機器について、端末UEを例にし、アクセスパラメータ情報について、応答時間長情報を例にし、アドレス情報及び応答時間長情報について、リスト形式で具現化することを例にする。
【0030】
上記技術課題について、本発明の実施例は、ゲートウェイアクセス方法を提供し、具体的にePDG選択の方法として実現することができ、この方案によって、VoWiFiなどのnon-3GPP業務の効率を向上させることができ、本方案は、主に以下のことに関する。
【0031】
UEが使用したePDGアドレス(即ち上記アドレス情報)及びePDG応答時間情報(即ち上記応答時間長情報)などを記録するためのePDG List(ePDGリスト){ePDG1,ePDG2,・・・,ePDGn}をUE側に追加し、そしてePDG応答時間などの情報(負荷量などの情報をさらに含んでもよい)に基づいてListにソートし、このように、UEがnon-3GPP業務を再び開始する時、ListにおけるePDGを優先的に使用して業務を行い、この方案によって、VoWiFiなどのnon-3GPP業務(無線ビデオビュー図VVWiFiなどの非3GPP業務をさらに含んでもよい)の登録成功率及び効率を向上させ、ユーザ体験を増加させる。
【0032】
本発明の実施例による方案は、図2に示すように、以下のステップを含んでもよい。
【0033】
ステップ21:UEは、VoWiFiなどのnon-3GPP業務を開始し、ePDGに付着要求フローを開始する(即ちアクセスフローを開始する)。
【0034】
UEは、VoWiFiなどのnon-3GPP業務を開始し、ePDG情報を静的クエリ又は動的DNS(ドメイン名システム)によってクエリし、そして割り当てられたePDGアドレスに付着要求フローを開始する。
【0035】
ステップ22:ePDGは、要求を受信すると、UEに応答シグナリングを戻す。
【0036】
つまり、ePDGは、要求シグナリングを受信すると、UEに該当する応答シグナリングを戻す。
【0037】
ステップ23:UEは、応答シグナリングを受信すると、ePDG LISTを作成し、ePDGアドレス情報と応答時間情報を一対一対応して配列してこのLISTに追加することができる。
【0038】
UEは、応答シグナリングを受信すると、ePDG LIST{ePDG1,ePDG2,・・・,ePDGn}を作成する。ただし、nは、リストの長さであり、n値は、大きすぎることは好ましくなく(n=3-10ほどが適当で、具体的に実施者によって決定される)、そして応答を戻したePDGの身元情報(例えばアドレス情報)をePDG応答時間(要求と応答との間の時間)と一対一対応させ、且つ応答時間の昇順にePDG LISTに配列する。
【0039】
ステップ24:UEは、VoWiFiなどのnon-3GPP業務を再び開始する時、UE側に保存されたePDG LISTにおけるePDGに付着要求フローを直接開始する。
【0040】
UEは、VoWiFiなどのnon-3GPP業務を再び開始する時、UE側に保存されたePDG LIST{ePDG1,ePDG2,・・・,ePDGn}におけるePDGに付着要求フローを直接開始する。まずePDG1に付着要求フローを開始することを選択し、ePDG1に失敗すれば、ePDG2を再試行し、再び障害に発生がすれば、ePDGnまで試行し、その後、さらに失敗すれば、UEの元の静的クエリ又は動的DNSクエリによってePDG情報を取得する(具体的にステップ21を参照でき、ここではこれ以上説明しない)。
【0041】
これでわかるように、本発明の実施例による方案は、以下のとおりである。
【0042】
(1)UE側に応答時間が最適なePDGが保存されており、UEがnon-3GPP業務を開始する時、VoWiFiなどのnon-3GPP業務の登録成功率をある程度増加させることができ、
(2)UE側に応答時間が最適なePDGが保存されており、UEがnon-3GPP業務を再び開始する時、ePDGアドレスクエリの過程及び時間を減少させ、UEとePDGのインタラクション効率を高める。
【0043】
本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。図3に示すように、この電子機器は、
予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定するための第一の決定モジュール31と、
予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始するための第一の処理モジュール32とを含み、
前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、
前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含む。
【0044】
本発明の実施例による前記電子機器は、予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定し、予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始し、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含むことによって、電子機器がnon-3GPP業務を再び開始する時、予め記録されたePDGを優先的に使用して業務を行うことを実現でき、non-3GPP業務の登録成功率をある程度増加できるとともに、ePDGアドレスクエリの過程及び時間を減少させ、UEとePDGのインタラクション効率を高め、さらにnon-3GPP業務の効率を向上させ、ユーザ体験を増加させ、従来技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題をよりよく解決することができる。
【0045】
前記第一の決定モジュールは、予め記録された少なくとも一つのePDGの優先度レベルに基づいて、前記少なくとも一つのePDGから一つのePDGを前記ターゲットePDGとして決定するための第一の決定サブモジュールを含む。
【0046】
さらに、前記電子機器は、少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始するための第二の処理モジュールと、アクセスに成功した場合、前記ePDGのアドレス情報及びアクセスパラメータ情報を記録するための第一の記録モジュールとをさらに含む。
【0047】
本発明の実施例では、前記アクセスパラメータ情報は、負荷量情報及び/又はアクセス時の応答時間長情報を含む。
【0048】
さらに、前記電子機器は、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、且つ再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始するための第三の処理モジュールをさらに含み、再決定されたターゲットePDGの優先度レベルは、前回で決定されたターゲットePDGの優先度レベルよりも低い。
【0049】
前記第三の処理モジュールは、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することを、予め記録されたePDGのポーリングが完了するまで、繰り返して実行するための第一の処理サブモジュールと、ePDG情報を静的クエリ又は動的ドメイン名システムDNSによってクエリし、割り当てられたePDGアドレスを得るための第二の処理サブモジュールと、前記割り当てられたePDGアドレスに基づいて、対応するePDGにアクセスフローを開始するための第三の処理サブモジュールとを含む。
【0050】
本発明の実施例による電子機器は、図1図2の方法の実施例における電子機器により実現される各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0051】
図4は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図であり、この電子機器40は、無線周波数ユニット41、ネットワークモジュール42、オーディオ出力ユニット43、入力ユニット44、センサ45、表示ユニット46、ユーザ入力ユニット47、インターフェースユニット48、メモリ49、プロセッサ410、及び電源411などの部品を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図4に示す電子機器構造は、電子機器に対する限定を構成せず、電子機器には、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又は何らかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置が含まれてもよい。本発明の実施例では、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0052】
プロセッサ410は、予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定し、予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始するために用いられ、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含む。
【0053】
本発明の実施例では、予め記録された少なくとも一つの進化型パケットデータゲートウェイePDGの優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを決定し、予め記録されたアドレス情報に基づいて、前記ターゲットePDGにアクセスフローを開始し、前記優先度レベルは、前記少なくとも一つのePDGのアクセスパラメータ情報に従って決定された優先度レベルを含み、前記アドレス情報は、前記ターゲットePDGのアドレス情報を含むことによって、電子機器がnon-3GPP業務を再び開始する時、予め記録されたePDGを優先的に使用して業務を行うことを実現でき、non-3GPP業務の登録成功率をある程度増加できるとともに、ePDGアドレスクエリの過程及び時間を減少させ、UEとePDGのインタラクション効率を高め、さらにnon-3GPP業務の効率を向上させ、ユーザ体験を増加させ、従来技術でePDG選択アクセス方案に存在する低効率の問題をよりよく解決することができる。
【0054】
選択的に、プロセッサ410は、予め記録された少なくとも一つのePDGの優先度レベルに基づいて、前記少なくとも一つのePDGから一つのePDGを前記ターゲットePDGとして決定するために用いられる。
【0055】
選択的に、プロセッサ410は、さらに、少なくとも一つのePDGにアクセスフローを開始し、アクセスに成功した場合、前記ePDGのアドレス情報及びアクセスパラメータ情報を記録するために用いられる。
【0056】
選択的に、前記アクセスパラメータ情報は、負荷量情報及び/又はアクセス時の応答時間長情報を含む。
【0057】
選択的に、プロセッサ410は、さらに、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、且つ再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始するために用いられ、再決定されたターゲットePDGの優先度レベルは、前回で決定されたターゲットePDGの優先度レベルよりも低い。
【0058】
選択的に、プロセッサ410は、前記ターゲットePDGへのアクセスに失敗した場合、前記優先度レベルに基づいて、ターゲットePDGを再決定し、再決定されたターゲットePDGにアクセスフローを開始することを、予め記録されたePDGのポーリングが完了するまで、繰り返して実行し、ePDG情報を静的クエリ又は動的ドメイン名システムDNSによってクエリし、割り当てられたePDGアドレスを得る、前記割り当てられたePDGアドレスに基づいて、対応するePDGにアクセスフローを開始するために用いられる。
【0059】
本発明の実施例において、無線周波数ユニット41は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ410に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット41は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限られない。なお、無線周波数ユニット41は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0060】
電子機器は、ネットワークモジュール42によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0061】
オーディオ出力ユニット43は、無線周波数ユニット41又はネットワークモジュール42によって受信された、又は、メモリ49に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換するとともに、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット43はさらに、電子機器40によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット43は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0062】
入力ユニット44は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット44は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)441とマイクロホン442を含んでもよい。グラフィックスプロセッサ441は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット46に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ441によって処理された画像フレームは、メモリ49(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット41又はネットワークモジュール42を介して送信されてもよい。マイクロホン442は、音声を受信ことができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット41を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0063】
電子機器40はさらに、少なくとも一つのセンサ45、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサを含む。光センサは、環境光センサ及び接近センサを含む。環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル461の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器40が耳元に移動した時、表示パネル461及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)における加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ45はさらに、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサを含んでもよく、ここではこれ以上説明しない。
【0064】
表示ユニット46は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット46は、表示パネル461を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル461を配置してもよい。
【0065】
ユーザ入力ユニット47は、入力された数字又は文字情報の受信、及び電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。ユーザ入力ユニット47は、タッチパネル471及び他の入力機器472を含む。タッチパネル471は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル471上又はタッチパネル471付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル471は、タッチ検出装置とタッチコントローラの二つの部分を含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル471を実現してもよい。タッチパネル471以外、ユーザ入力ユニット47は、他の入力機器472を含んでもよい。他の入力機器472は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含むが、それらに限られない。ここではこれ以上説明しない。
【0066】
さらに、タッチパネル471は表示パネル461上に覆われてもよい。タッチパネル471は、その上又は付近のタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル461上で相応な視覚出力を提供する。図4では、タッチパネル471と表示パネル461は、二つの独立した部材として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、何らかの実施例では、タッチパネル471と表示パネル461を集積して電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。ここでは限定しない。
【0067】
インターフェースユニット48は、外部装置と電子機器40との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット48は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器40内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器40と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0068】
メモリ49は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ49は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ49は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0069】
プロセッサ410は、電子機器の制御センタであり、様々なインターフェース及び回線を利用して電子機器全体の各部分を接続し、メモリ49に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運用又は実行し、メモリ49内に記憶されているデータを呼び出すことにより、電子機器の様々な機能を実行し且つデータを処理し、それにより電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解すべきこととして、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に集積されなくてもよい。
【0070】
電子機器40はさらに、各部材に電力を供給する電源411(例えば、電池)を含んでもよい。好ましくは、電源411は、電源管理システムによってプロセッサ410にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0071】
また、電子機器40は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここではこれ以上説明しない。
【0072】
好ましくは、本発明の実施例による電子機器は、プロセッサ410と、メモリ49と、メモリ49に記憶されており、前記プロセッサ410上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムが前記プロセッサ410によって実行される時、上記ゲートウェイアクセス方法の実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここではこれ以上説明しない。
【0073】
本発明の実施例によるコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記ゲートウェイアクセス方法の実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的効果を達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。上述したコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は、光ディスクなどである。
【0074】
説明すべきこととして、本明細書において、「含む」、「包含」という用語又は他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「・・・を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0075】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には、又は、従来の技術に寄与した一部がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えば、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又は、ネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0076】
以上は、図面を結び付けながら、本発明の実施例を記述していたが、本発明は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明による示唆を基にして、本発明の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本発明の保護範囲に入っている。
図1
図2
図3
図4